説明

コンテンツ再生記録装置、コンテンツ再生記録方法及びプログラム

【課題】外部メモリに格納される再生能力ファイル数が1つであり、再生能力ファイルに記載できる再生能力情報が1つに規定されている場合でも、コンテンツ再生機能及びコンテンツ記録機能を有する再生記録装置において、他の再生装置の再生能力に応じたコンテンツを記録すること。
【解決手段】外部メモリが挿入された再生装置の再生能力情報が再生能力ファイルとして外部メモリに格納され、再生能力ファイルが格納された外部メモリが挿入された記録装置で、再生装置の再生能力情報に基づいてコンテンツが外部メモリに記録され、外部メモリに格納可能な再生能力情報が1つであるシステムにおける再生記録装置100であって、保持部103は挿入された外部メモリに格納された再生能力ファイルを読み込み、再生記録装置100以外の他の再生装置の再生能力情報を保持し、記録部102は他の再生装置の再生能力情報に基づいてコンテンツを外部メモリに記録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ再生記録装置、コンテンツ再生記録方法及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯端末装置では、様々な媒体を介して映像データ等のコンテンツを提供するサービスが利用されている。
【0003】
例えば、コンテンツを記録するコンテンツ記録装置(Recording Device。以下、単に記録装置という。例えば、BD(Blu-Ray Disc(登録商標))/DVDレコーダ等)で記録されたコンテンツを、コンテンツを再生するコンテンツ再生装置(Playing Device。以下、単に再生装置という。例えば、携帯端末装置等)へ転送して利用するサービスに関する規格が策定されている(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
この規格では、まず、再生装置は、再生装置におけるコンテンツの再生能力(例えば、コーデックに関するパラメータ、コンテンツ特性、表示解像度又は処理能力等)を示す再生能力情報(Recommended Parameter Level又はClassとも呼ばれる)を記録装置に通知する。そして、記録装置は、再生装置の再生能力情報に基づいて、コンテンツを変換・記録する(例えば、特許文献1及び非特許文献1参照)。
【0005】
例えば、再生装置と記録装置との間で、メモリカード等の外部記憶媒体(又はリムーバブルメディア。以下、外部メモリという)を介して再生能力情報及びコンテンツのやり取りを行う場合について説明する。まず、再生装置は、外部メモリが挿入されると、その再生装置の再生能力情報を再生能力ファイル(Profiling fileとも呼ばれる。例えば、非特許文献1ではファイル名:PF0804.PRF)として外部メモリに書き込む。次いで、記録装置は、再生装置から抜去された外部メモリ(再生能力ファイルが格納された外部メモリ)が挿入されると、外部メモリに格納された再生能力ファイル(再生装置の再生能力情報)を読み込む。そして、記憶装置は、再生装置の再生能力情報に基づくコンテンツ特性に応じてコンテンツを変換し、変換後のコンテンツを外部メモリに記録する。これにより、再生装置は、記録装置で外部メモリに記録されたコンテンツ、つまり、再生装置の再生能力に応じたコンテンツを再生することができる。
【0006】
また、非特許文献1に開示された規格では、上記再生能力ファイル数は1つに規定されている。よって、再生装置と記録装置との間では、外部メモリに格納された1つの再生能力ファイルのみが交換される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−013602号公報
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】SD Specification Part 8 VIDEO Spec H.264 Mobile Video Profile Spec Ver1.00, Supplementary Notes Ver1.00
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
今後、携帯端末装置等が、コンテンツ再生機能及びコンテンツ記録機能の双方を有するコンテンツ再生記録装置(以下、単に再生記録装置という)として動作することも考えられる。再生記録装置は、再生装置として、再生記録装置の再生能力情報を記録装置(他の機器)へ通知し、記録装置で記録されたコンテンツを再生する。一方で、再生記録装置は、記録装置として、再生装置(他の機器)から通知された再生能力情報に基づいてコンテンツを記録する。
【0010】
例えば、上記同様、再生記録装置と再生装置との間で、外部メモリを介して再生能力情報及びコンテンツのやり取りを行う場合について説明する。すなわち、上述したように、まず、再生装置は、外部メモリが挿入されると、その再生装置の再生能力情報を再生能力ファイルとして外部メモリに書き込む。
【0011】
次いで、再生装置から抜去された外部メモリ(再生能力ファイルが格納された外部メモリ)が再生記録装置に挿入されると、再生記録装置は、再生装置として、再生記録装置の再生能力情報を再生能力ファイルとして外部メモリに書き込む。ここで、非特許文献1に開示された規格では、上述したように、外部メモリに格納される再生能力ファイル数は1つである(つまり、外部メモリに格納される再生能力情報は1つである)。よって、この場合、挿入直前に外部メモリに格納されていた再生能力ファイル(再生装置の再生能力情報)は、再生記録装置の再生能力情報によって上書きされ、再生装置の再生能力情報が失われてしまう。
【0012】
そのため、再生記録装置は、記録装置として、外部メモリに格納された再生能力ファイルを読み込んでも、再生記録装置の再生能力情報しか得られず、再生装置の再生能力に応じたコンテンツの変換・記録を行うことができなくなる。
【0013】
このように、コンテンツ再生機能及びコンテンツ記録機能を有する再生記録装置では、他の再生装置の再生能力情報が再生能力ファイルとして格納されている外部メモリが挿入されると、再生記録装置の再生能力情報を再生能力ファイルに上書きしてしまう。このため、再生装置と、記録装置として動作する再生記録装置との間で、再生装置の再生能力情報を交換できなくなってしまう。つまり、外部メモリに格納される再生能力ファイル数が1つに規定されている場合、再生記録装置は、他の再生装置の再生能力に応じたコンテンツを記録することができない。
【0014】
本発明の目的は、外部メモリに格納される再生能力ファイル数が1つであり、再生能力ファイルに記載できる再生能力情報が1つに規定されている場合でも、コンテンツ再生機能及びコンテンツ記録機能を有する再生記録装置において、他の再生装置の再生能力に応じたコンテンツを記録することができるコンテンツ再生記録装置、コンテンツ再生記録方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の第1の態様に係るコンテンツ再生記録装置は、再生装置に外部記憶媒体が挿入されると、前記再生装置におけるコンテンツの再生能力を示す再生能力情報が再生能力ファイルとして前記外部記憶媒体に格納され、前記再生能力ファイルが格納された前記外部記憶媒体が挿入された記録装置で、前記再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツが前記外部記憶媒体に記録されるコンテンツ転送システムであって、前記外部記憶媒体に格納可能な前記再生能力情報が1つである前記コンテンツ転送システムにおいて、前記再生装置及び前記記録装置として動作可能なコンテンツ再生記録装置であって、挿入された前記外部記憶媒体に格納された前記再生能力ファイルを読み込み、前記コンテンツ再生記録装置以外の他の再生装置の前記再生能力情報を保持する保持手段と、前記他の再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツを前記外部記憶媒体に記録する記録手段と、を具備する構成を採る。
【0016】
本発明の第2の態様に係るコンテンツ再生記録方法は、再生装置に外部記憶媒体が挿入されると、前記再生装置におけるコンテンツの再生能力を示す再生能力情報が再生能力ファイルとして前記外部記憶媒体に格納され、前記再生能力ファイルが格納された前記外部記憶媒体が挿入された記録装置で、前記再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツが前記外部記憶媒体に記録されるコンテンツ転送システムであって、前記外部記憶媒体に格納可能な前記再生能力情報が1つである前記コンテンツ転送システムにおいて、前記再生装置及び前記記録装置として動作可能なコンテンツ再生記録装置におけるコンテンツ再生記録方法であって、挿入された前記外部記憶媒体に格納された前記再生能力ファイルを読み込み、前記コンテンツ再生記録装置以外の他の再生装置の前記再生能力情報を保持する保持ステップと、前記他の再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツを前記外部記憶媒体に記録する記録ステップと、を具備する構成を採る。
【0017】
本発明の第3の態様に係るプログラムは、再生装置に外部記憶媒体が挿入されると、前記再生装置におけるコンテンツの再生能力を示す再生能力情報が再生能力ファイルとして前記外部記憶媒体に格納され、前記再生能力ファイルが格納された前記外部記憶媒体が挿入された記録装置で、前記再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツが前記外部記憶媒体に記録されるコンテンツ転送システムであって、前記外部記憶媒体に格納可能な前記再生能力情報が1つである前記コンテンツ転送システムにおいて、前記再生装置及び前記記録装置として動作可能なコンテンツ再生記録装置において、挿入された前記外部記憶媒体に格納された前記再生能力ファイルを読み込み、前記コンテンツ再生記録装置以外の他の再生装置の前記再生能力情報を保持する保持ステップと、前記他の再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツを前記外部記憶媒体に記録する記録ステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、外部メモリに格納される再生能力ファイル数が1つであり、再生能力ファイルに記載できる再生能力情報が1つに規定されている場合でも、コンテンツ再生機能及びコンテンツ記録機能を有する再生記録装置において、他の再生装置の再生能力に応じたコンテンツを記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施の形態1に係る再生記録装置、外部メモリ、再生装置及び記録装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る再生記録装置の処理の流れを示す図
【図3】本発明の実施の形態2に係る再生記録装置、外部メモリ及び再生装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る再生記録装置の処理の流れを示す図
【図5】本発明の実施の形態3に係る再生記録装置、外部メモリ及び再生装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る再生記録装置の処理の流れを示す図
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
以下の説明では、再生装置に外部メモリが挿入されると、その再生装置におけるコンテンツの再生能力(その再生装置で再生可能なコンテンツ特性等)を示す再生能力情報(Recommended Parameter Level又はclass)が再生能力ファイル(Profiling file)として外部メモリに格納され、再生能力ファイルが格納された外部メモリが挿入された記録装置で、再生装置の再生能力情報に基づいて、コンテンツが外部メモリに記録されるコンテンツ転送システムについて説明する。また、上述したように、外部メモリに格納可能な再生能力ファイル数は1つであり、再生能力ファイルに記載できる再生能力情報は1つである。つまり、外部メモリに格納可能な再生能力情報は1つに規定されているとする。
【0022】
(実施の形態1)
図1は本実施の形態に係る再生記録装置、外部メモリ、再生装置及び記録装置の構成を示すブロック図である。
【0023】
なお、図1に示す再生記録装置100、再生装置300及び記録装置400は、外部メモリ200を着脱可能に構成される。また、図1に示す再生記録装置100は、再生装置及び記録装置として動作可能である。つまり、図1に示す再生記録装置100は、再生装置300との間では、記録装置として動作し、再生装置300の再生能力情報に基づいてコンテンツを記録する。一方、図1に示す再生記録装置100は、記録装置400との間では、再生装置として動作し、記録装置400で再生記録装置100の再生能力情報に基づいて記録されたコンテンツを再生する。
【0024】
図1に示す再生記録装置100において、再生部101は、外部メモリ200に格納されたコンテンツ203(図1では、記録装置400で再生記録装置100の再生能力情報に基づいて記録されたコンテンツ)を再生する。
【0025】
記録部102は、コンテンツを録画又は録音等により外部メモリ200に記録する。このとき、記録部102は、保持部103が保持している再生能力情報を保持部103から読み出し、読み出した再生能力情報(図1では、他機器である再生装置300の再生能力情報)に基づいてコンテンツを外部メモリ200に記録する。つまり、記録部102は、再生装置300の再生能力情報に基づいたコンテンツ特性に変換したコンテンツ202を外部メモリ200に記録する。
【0026】
保持部103は、挿入された外部メモリ200に格納された再生能力ファイル201を読み込み、再生記録装置100以外の他の再生装置である再生装置300の再生能力情報を保持する。
【0027】
自己再生能力情報書込部104は、再生記録装置100(自装置)の再生能力情報(再生部101で再生可能なコンテンツ特性等を示す情報)を再生能力ファイル201として外部メモリ200に書き込む。ここで、外部メモリ200に格納可能な再生能力ファイル数は1つである。よって、例えば、外部メモリ200に再生装置300(他の機器)の再生能力情報が再生能力ファイル201として格納されている場合、自己再生能力情報書込部104は、再生記録装置100の再生能力情報を外部メモリ200内の再生能力ファイル201に上書きする。
【0028】
図1に示す外部メモリ200は、再生能力ファイル201及びコンテンツ(図1ではコンテンツ202及びコンテンツ203)を格納する外部記憶媒体(リムーバブルメディア)であり、再生記録装置100、再生装置300及び記録装置400に着脱(装着及び取り外し)可能に構成される。ただし、外部メモリ200に格納される再生能力ファイルは1つに規定されている。
【0029】
図1に示す再生装置300において、再生能力情報書込部301は、挿入された外部メモリ200に、再生装置300の再生能力情報(再生部302で再生可能なコンテンツ特性等を示す情報)を再生能力ファイル201として書き込む。再生部302は、外部メモリ200に格納されたコンテンツ202(図1では、再生装置300の再生能力情報に基づいて再生記録装置100(記録部102)で記録されたコンテンツ)を再生する。
【0030】
図1に示す記録装置400において、再生能力情報読込部401は、挿入された外部メモリ200に格納された再生能力ファイル201(図1では、再生記録装置100の再生能力情報)を読み込む。記録部402は、再生能力情報読込部401で読み込まれた、再生記録装置100の再生能力情報に基づいてコンテンツを変換し、変換後のコンテンツ203(再生記録装置100の再生能力情報に基づいたコンテンツ特性のコンテンツ)を外部メモリ200に記録する。
【0031】
次に、本実施の形態に係る再生記録装置100(例えば携帯端末装置)における処理の詳細について説明する。
【0032】
図2は、再生記録装置100におけるコンテンツ記録処理の流れを示す図である。
【0033】
図2において、ステップ(以下、STという)101では、再生記録装置100は、外部メモリ200が挿入されたか否かを判断する。再生記録装置100に外部メモリ200が挿入されない場合(ST101:NO)、再生記録装置100は、ST101の処理を繰り返す。
【0034】
再生記録装置100に外部メモリ200が挿入された場合(ST101:YES)、再生記録装置100は、外部メモリ200に再生能力ファイル201が格納されているか否かを判断する。
【0035】
外部メモリ200に再生能力ファイル201が格納されている場合(ST102:YES)、ST103では、保持部103は、外部メモリ200に格納されている再生能力ファイル201(例えば、再生装置300の再生能力情報)を読み込み、他の機器である再生装置300の再生能力情報を保持する。
【0036】
ST104では、自己再生能力情報書込部104は、再生記録装置100の再生能力情報を再生能力ファイル201として外部メモリ200に書き込む。ここで、外部メモリ200には再生能力ファイル201が既に格納されている(ST102:YES)。よって、自己再生能力情報書込部104は、再生記録装置100の再生能力情報を外部メモリ200内の再生能力ファイル201に上書きする。
【0037】
一方、外部メモリ200に再生能力ファイル201が格納されていない場合(ST102:NO)ST105では、自己再生能力情報書込部104は、再生記録装置100の再生能力情報を再生能力ファイル201として外部メモリ200に書き込む。
【0038】
このようにして、再生記録装置100は、外部メモリ200が挿入されると(ST101:YES)、再生記録装置100の再生能力情報を再生能力ファイル201として外部メモリ200に書き込む(ST104又はST105)。ただし、再生記録装置100は、外部メモリ200に再生能力ファイル201が既に格納されている場合(ST102:YES)には、まず、ST103において、外部メモリ200に格納されている、他の機器である再生装置300の再生能力情報を保持する。そして、再生装置300の再生能力情報を保持した後に、再生記録装置100は、ST104において、再生記録装置100の再生能力情報を外部メモリ200内の再生能力ファイル201に上書きする。
【0039】
ST106では、再生記録装置100は、記録部102でコンテンツを外部メモリ200に記録するか否かを判断する。換言すると、再生記録装置100は、記録装置として動作するか否かを判断する。記録部102でコンテンツを外部メモリ200に記録すると判断した場合(ST106:YES)、ST107では、記録部102は、ST103で保持部103が保持した再生装置300の再生能力情報に基づいたコンテンツ特性で、コンテンツ(図1ではコンテンツ202)を外部メモリ200に記録する。一方、記録部102でコンテンツを外部メモリ200に記録すると判断しない場合(ST106:NO)、再生記録装置100は何もせずST108の処理に進む。
【0040】
ST108では、再生記録装置100は、外部メモリ200が抜去されたか否かを判断する。外部メモリ200が抜去された場合(ST108:YES)、再生記録装置100は処理を終了し、外部メモリ200が抜去されない場合(ST108:NO)、再生記録装置100はST106の処理に戻る。
【0041】
例えば、再生記録装置100でコンテンツ記録処理が行われてから(ST106:YES)、外部メモリ200が再生記録装置100から抜去された後(図2に示す処理が終了後)、外部メモリ200が図1に示す再生装置300に挿入されたとする。この場合、再生装置300の再生部302は、外部メモリ200内のコンテンツ202を再生する。つまり、再生装置300は、ST107において再生記録装置100の記録部102で再生装置300の再生能力情報に基づいて変換・記録されたコンテンツ202を再生する。
【0042】
一方、例えば、再生記録装置100でコンテンツ記録処理が行われずに(ST106:NO)、外部メモリ200が再生記録装置100から抜去された後(図2に示す処理が終了後)、外部メモリ200が図1に示す記録装置400に挿入されたとする。この場合、記録装置400の再生能力情報読込部401は、外部メモリ200内の再生能力ファイル201を読み込み、再生記録装置100の再生能力情報を得る。そして、記録装置400の記録部402は、再生記録装置100の再生能力情報に基づいてコンテンツを変換し、変換後のコンテンツをコンテンツ203として外部メモリ200に記録する。そして、再生記録装置100の再生部101は、抜去後再び挿入された外部メモリ200に格納されたコンテンツ203(再生記録装置100の再生能力に応じたコンテンツ)を再生する。
【0043】
このように、再生記録装置100は、再生能力ファイル(図1では再生装置300の再生能力情報)が格納された外部メモリ200が挿入されると、外部メモリ200に格納されている再生能力ファイルを読み込んで、再生装置300の再生能力情報を保持する。そのため、再生記録装置100は、再生装置300(他の再生装置)の再生能力情報を失うことなく、再生記録装置100の再生能力情報を外部メモリ200内の再生能力ファイル201に書き込む(上書きする)ことができる。
【0044】
つまり、本実施の形態では、再生能力ファイル数が1つに規定されている場合に、再生装置300(他の再生装置)の再生能力情報が再生能力ファイルとして格納されている外部メモリが挿入されても、再生記録装置100では、再生装置300と、記録装置として動作する再生記録装置100との間で、再生装置300(他の再生装置)の再生能力情報を正常に交換することができる。同様に、再生記録装置100では、記録装置400と、再生装置として動作する再生記録装置100との間で、再生記録装置100の再生能力情報を正常に交換することができる。
【0045】
これにより、再生記録装置100は、再生装置として動作する際(図2に示すST106:NO)、外部メモリ200に再生記録装置100の再生能力情報を再生能力ファイル201として格納する。これにより、再生記録装置100は、記録装置400で再生記録装置100の再生能力情報に基づいて記録されたコンテンツを取得し、そのコンテンツを再生することができる。また、再生記録装置100は、上記のように外部メモリ200内の再生能力ファイルを上書きするものの、記録装置として動作する際、再生装置300の再生能力情報に基づいてコンテンツを外部メモリ200に記録することができる。
【0046】
よって、本実施の形態によれば、外部メモリに格納される再生能力ファイル数が1つであり、再生能力ファイルに記載できる再生能力情報が1つに規定されている場合でも、再生機能及び記録機能を有する再生記録装置において、他の再生装置の再生能力に応じたコンテンツを記録することができる。
【0047】
(実施の形態2)
本実施の形態において、再生記録装置が、挿入された外部メモリに格納されている再生能力ファイル(他の再生装置の再生能力情報)を読み込み、他の再生装置の再生能力情報を保持する点は実施の形態と同様である。本実施の形態では、さらに、再生記録装置は、コンテンツ記録処理を行う場合(つまり、記録装置として動作する場合)、保持している他の再生装置の再生能力情報を再生能力ファイル201として、外部メモリに書き戻す。
【0048】
以下、本実施の形態について具体的に説明する。図3は、本実施の形態に係る再生記録装置、外部メモリ及び再生装置の構成を示すブロック図である。なお、図3において、実施の形態1(図1)と同一の構成要素には同一の符号を付しその説明を省略する。また、説明が煩雑になることを避けるために、図3では、実施の形態1(図1)と同様の処理である、再生記録装置500の再生部101において記録装置(図示せず)で記録されたコンテンツを再生する処理の説明を省略する。
【0049】
図3に示す再生記録装置500において、他機器再生能力情報書込部501は、保持部103で保持している他の再生装置である再生装置300の再生能力情報(つまり、挿入時に外部メモリ200に格納されていた再生能力情報)を読み出す。他機器再生能力情報書込部501は、記録部102においてコンテンツを外部メモリ200に記録する場合、保持部103から読み出した、他の再生装置である再生装置300の再生能力情報を、再生能力ファイル201として外部メモリ200に書き戻す。
【0050】
次に、本実施の形態に係る再生記録装置500における処理の詳細について説明する。図4は、再生記録装置500におけるコンテンツ記録処理の流れを示す図である。なお、図4において、実施の形態1(図2)と同一の処理には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0051】
ここで、図3に示す外部メモリ200に、再生装置300の再生能力情報が再生能力ファイル201として格納されているとする。この場合、再生記録装置500では、再生能力ファイル201が格納されている外部メモリ200が挿入されると(ST101:YESかつST102:YES)、実施の形態1と同様、再生記録装置500の保持部103には、挿入時に外部メモリ200に格納されていた再生能力ファイル201、つまり、再生装置300の再生能力情報が保持される(ST103)。そして、外部メモリ200内の再生能力ファイル201には、再生記録装置100の再生能力情報が上書きされる(ST104)。
【0052】
記録部102でコンテンツを外部メモリ200に記録すると判断した場合(ST106:YES)、図4に示すST201では、他機器再生能力情報書込部501は、保持部103から読み出した、再生装置300の再生能力情報(ST103で保持部103が保持した再生能力情報)を再生能力ファイル201として外部メモリ200に書き戻す。
【0053】
すなわち、再生記録装置500でコンテンツ記録処理が行われる場合(ST106:YES)、抜去後(ST108:YES)の外部メモリ200には、再生装置300(他の再生装置)の再生能力情報が再生能力ファイル201として格納されている。つまり、抜去後の外部メモリ200内の再生能力ファイル201には、再生記録装置500への挿入時に外部メモリ200に格納されていた再生能力情報(再生装置300の再生能力情報)がそのまま格納された状態となる。
【0054】
このように、記録部102でコンテンツ記録処理が行われる場合、つまり、再生記録装置500が記録装置として動作する場合には、再生記録装置500は、再生装置300の再生能力情報を、外部メモリ200内の再生能力ファイル201に再び書き戻す。これにより、再生記録装置500に挿入された外部メモリ200では、再生記録装置500から抜去されても、挿入時の外部メモリ200内の状況と比較して、図3に示すコンテンツ202のみが追加され、格納されている再生能力ファイルの内容は不変となる。つまり、再生記録装置500が記録装置として動作する際には、再生記録装置500における再生装置としての動作である、再生記録装置500の再生能力情報の書込処理(図4に示すST104又はST105)が、抜去後の外部メモリ200に反映されない。
【0055】
よって、例えば、再生装置300で再生するコンテンツを、複数の記録装置(再生記録装置500以外の記録装置又は再生記録装置500)で外部メモリ200に記録する場合でも、再生装置300に再度挿入して再生装置300の再生能力情報を外部メモリ200に書き込む必要が無くなる。すなわち、再生記録装置500から抜去後の外部メモリ200を、記録装置(再生記録装置500以外の記録装置又は再生記録装置500)に順に挿入するだけで、再生装置300の再生能力に応じたコンテンツを複数の記録装置で外部メモリ200に記録することができる。
【0056】
また、再生記録装置500は、実施の形態1と同様、記録装置として動作する場合には、挿入時に外部メモリ200に格納されている再生装置300の再生能力情報を保持する。そのため、再生記録装置500は、実施の形態1と同様、外部メモリ200内の再生能力ファイルが再生記録装置500の再生能力情報で上書きされても、再生装置300の再生能力情報に基づいてコンテンツを外部メモリ200に記録することができる。
【0057】
一方、再生記録装置500でコンテンツ記録処理が行われない場合(ST106:NO)、抜去後(ST108:YES)の外部メモリ200には、再生記録装置500の再生能力情報が再生能力ファイル201として格納されている。つまり、再生記録装置500でコンテンツ記録処理が行われない場合、抜去後の外部メモリ200内の再生能力ファイル201には、再生記録装置500への挿入時に外部メモリ200に格納されていた再生能力情報(再生装置300の再生能力情報)とは異なる再生能力情報(再生記録装置100の再生能力情報)が格納される。
【0058】
つまり、記録部102でコンテンツ記録処理が行われない場合、つまり、再生記録装置500が再生装置として動作する場合には、実施の形態1と同様、再生記録装置500は、外部メモリ200に再生記録装置500の再生能力情報を再生能力ファイル201として格納する。これにより、再生記録装置500は、記録装置(図示せず)で再生記録装置500の再生能力情報に基づいて記録されたコンテンツを取得し、そのコンテンツを再生することができる。
【0059】
このようにして、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、外部メモリに格納される再生能力ファイル数が1つであり、再生能力ファイルに記載できる再生能力情報が1つに規定されている場合でも、再生機能及び記録機能を有する再生記録装置において、他の再生装置の再生能力に応じたコンテンツを記録することができる。
【0060】
さらに、本実施の形態によれば、再生記録装置が記録装置として動作する場合には、挿入時に再生記録装置の再生能力情報で上書きされた外部メモリ内の再生能力ファイルが、他の再生装置の再生能力情報(つまり、挿入時の状態)に再び書き戻される。すなわち、再生記録装置に対する挿入時と抜去時とで外部メモリに格納されている再生能力ファイルの内容が同一となる(つまり、他の再生装置の再生能力情報のまま維持される)。よって、例えば、同一の再生装置で再生されるコンテンツを、複数の記録装置で外部メモリに記録する場合でも、再生記録装置に挿入後、外部メモリを再生装置に挿入する処理(再生装置の再生能力情報の書込処理)が不要となる。つまり、再生装置の再生能力情報が再生能力ファイルとして格納されている外部メモリを、記録装置(再生記録装置を含む)に順に挿入するだけで、同一の再生装置で再生されるコンテンツを複数の記録装置で記録することができる。よって、本実施の形態によれば、実施の形態1と比較して、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0061】
なお、本実施の形態において、図4に示すST107の処理(記録部102によるコンテンツ記録処理)及びST201の処理(他機器再生能力情報書込部501による書込処理)の処理順序は、図4に示す順序(ST107、ST201の順)に限らず、逆順(ST201、ST107の順)でもよく、同時に行ってもよい。
【0062】
(実施の形態3)
本実施の形態では、再生記録装置が記録装置として動作する際、再生記録装置の再生能力情報に基づいてコンテンツを記録するか、外部メモリに格納された他の再生装置の再生能力情報に基づいてコンテンツを記録するかを選択する場合について説明する。
【0063】
以下、本実施の形態について具体的に説明する。図5は、本実施の形態に係る再生記録装置、外部メモリ及び再生装置の構成を示すブロック図である。なお、図5において、実施の形態2(図3)と同一の構成要素には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0064】
図5に示す再生記録装置600において、選択部601には、再生記録装置600の再生能力情報が自己再生能力情報書込部104から入力される。また、選択部601は、再生装置300の再生能力情報(挿入時に外部メモリ200に格納されていた再生能力情報)を保持部103から読み出す。選択部601は、例えば、ユーザの操作入力によって、再生記録装置600(自装置)の再生能力情報、及び、再生装置300(他の再生装置)の再生能力情報のいずれか一方を選択する。そして、選択部601は、選択した再生能力情報を記録部602に出力する。
【0065】
記録部602は、選択部601から入力される再生能力情報(再生記録装置600の再生能力情報、又は、再生装置300の再生能力情報)に基づいてコンテンツを変換し、変換後のコンテンツ202を外部メモリ200に記録する。具体的には、記録部602は、選択部601において再生装置300(他の再生装置)の再生能力情報が選択された場合、再生装置300の再生能力情報に基づいて、コンテンツ202を外部メモリ200に記録する。一方、記録部602は、選択部601において再生記録装置600の再生能力情報が選択された場合、再生記録装置600の再生能力情報に基づいて、コンテンツ202を外部メモリ200に記録する。
【0066】
再生部603は、再生記録装置600の再生能力情報に基づいて再生記録装置600以外の記録装置で記録されたコンテンツ(図示せず)、又は、記録部602(つまり、再生記録装置600)で再生記録装置600の再生能力情報に基づいて記録されたコンテンツ(コンテンツ202)を再生する。
【0067】
次に、本実施の形態に係る再生記録装置600における処理の詳細について説明する。図6は、再生記録装置600におけるコンテンツ記録処理の流れを示す図である。なお、図6において、実施の形態2(図4)と同一の処理には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0068】
図6に示すST301では、選択部601は、再生記録装置600(自装置)の再生能力情報、及び、再生装置300(他の再生装置)の2種類の再生能力情報のうちいずれか一方を記録するかを選択する。例えば、選択部601は、再生記録装置600及び再生装置300のどちらでコンテンツを再生するか(2種類の再生能力情報のどちらに基づいてコンテンツを記録するか)の選択を、ユーザに対して促すメッセージを表示する。そして、選択部601では、例えば、ユーザの操作入力によって、再生記録装置600の再生能力情報、及び、再生装置300の再生能力情報のいずれか一方が選択される。
【0069】
ST302では、記録部602は、ST301において再生記録装置600の再生能力情報及び再生装置300の再生能力情報のうちいずれが選択されたかを判断する。挿入時に外部メモリ200に格納されていた再生能力情報(再生装置300の再生能力情報)を選択部601が選択した場合(ST302:YES)、記録部602は、実施の形態1と同様、ST107において、再生装置300の再生能力情報(保持部103が保持している再生能力情報)に基づいたコンテンツ特性でコンテンツを外部メモリ200に記録する。
【0070】
一方、挿入時に外部メモリ200に格納されていた再生能力情報を選択部601が選択しない場合(ST302:NO)、つまり、再生記録装置600の再生能力情報を選択部601が選択した場合、ST303では、記録部602は、再生記録装置600(自装置)の再生能力情報に基づいたコンテンツ特性でコンテンツを外部メモリ200に記録する。
【0071】
このように、再生記録装置600は、再生記録装置600でコンテンツを再生することをユーザが意図しているのか、他の再生装置300でコンテンツを再生することをユーザが意図しているのかを、コンテンツ記録処理時に判断することができる。よって、再生記録装置600は、ユーザがコンテンツ再生を意図している再送装置の再生能力に基づいたコンテンツ特性で、コンテンツを外部メモリ200に記録することができる。
【0072】
また、再生記録装置600は、実施の形態1と同様、再生装置として動作する場合には、外部メモリ200に再生記録装置600の再生能力情報を再生能力ファイル201として格納する。これにより、再生記録装置600は、実施の形態1と同様、記録装置(図示せず)で再生記録装置600の再生能力情報に基づいて記録されたコンテンツを取得し、そのコンテンツを再生することができる。
【0073】
また、再生記録装置600は、再生装置300(他の再生装置)に対するコンテンツを記録する記録装置として動作する場合(選択部601が再生装置300の再生能力情報を選択する場合)、実施の形態1と同様、挿入時に外部メモリ200に格納されている再生装置300の再生能力情報を保持する。そのため、再生記録装置600は、実施の形態1と同様、外部メモリ200内の再生能力ファイルが再生記録装置600の再生能力情報で上書きされても、再生装置300の再生能力情報に基づいてコンテンツを外部メモリ200に記録することができる。
【0074】
よって、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、外部メモリに格納される再生能力ファイル数が1つであり、再生能力ファイルに記載できる再生能力情報が1つに規定されている場合でも、再生機能及び記録機能を有する再生記録装置において、他の再生装置の再生能力に応じたコンテンツを記録することができる。
【0075】
さらに、本実施の形態によれば、再生記録装置でのコンテンツ記録処理時に、そのコンテンツを再生する装置(再生記録装置又は他の再生装置)を選択することができ、実施の形態1と比較して、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0076】
さらに、本実施の形態によれば、実施の形態2と同様、再生記録装置が他の再生装置(図5では再生装置300)に対する記録装置として動作する場合には、挿入時に再生記録装置の再生能力情報で上書きされた外部メモリ内の再生能力ファイルが、他の再生装置の再生能力情報(つまり、挿入時の状態)に再び書き戻される。これにより、実施の形態2と同様、再生装置の再生能力情報が再生能力ファイルとして格納されている外部メモリを、記録装置(再生記録装置を含む)に順に挿入するだけで、同一の再生装置で再生されるコンテンツを複数の記録装置で記録することができる。よって、本実施の形態によれば、実施の形態1と比較して、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
【0077】
なお、本実施の形態において、再生記録装置で再生記録装置の再生能力情報及び他の再生装置の再生能力情報のいずれか一方を選択するタイミングは、図6に示すST301(つまり、コンテンツ記録処理の実行をするか否かの判断後のタイミング)の処理のタイミングに限らない。例えば、再生記録装置で再生記録装置の再生能力情報及び他の再生装置の再生能力情報のいずれか一方を選択するタイミングは、外部メモリが挿入されるタイミングでもよく、ユーザにより設定されたタイミングでもよい。
【0078】
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
【0079】
なお、上記実施の形態では、再生記録装置と、再生装置又は記録装置とが外部メモリを介して再生能力情報及びコンテンツを交換する場合について説明した。しかし、再生記録装置と、再生装置又は記録装置との間では、外部メモリに限らず、有線(例えば、USBケーブル)又は無線を用いて、再生能力情報及びコンテンツを交換してもよい。例えば、有線(USBケーブル)を用いる場合、再生装置として動作する再生記録装置と記録装置とをUSBケーブルで接続することは、上記実施の形態において再生記録装置から外部メモリを抜去(例えば、図2に示すST108:YES)した後、記録装置に外部メモリを挿入する処理と等価である。
【0080】
また、上記実施の形態では、再生記録装置が、記録装置としてコンテンツを録画又は録音等により外部メモリに記録する場合について説明した。しかし、再生記録装置は、例えば、保存装置として、ダウンロードしたコンテンツを外部メモリに保存してもよい。すなわち、上記実施の形態で説明した再生記録装置が、再生装置、及び、記録装置又は保存装置として動作する場合でも、本発明を適用することができる。
【0081】
また、上記実施の形態において、再生記録装置は、再生装置の再生能力情報に基づくコンテンツ特性に応じてコンテンツを変換し、変換後のコンテンツを外部メモリに記録する場合について説明した。しかし、再生記録装置は、外部メモリに記録する際に、再生能力情報に応じてコンテンツを変換する場合に限らず、例えば、幾つかのコンテンツ特性で格納されているコンテンツの中から、再生装置の再生能力情報に応じたコンテンツを選択してもよい。又は、再生記録装置は、サーバ等からコンテンツをダウンロードする場合には、再生装置の再生能力情報に応じたコンテンツをダウンロードしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本発明は、再生機能、及び、記録機能又は保存機能を有する携帯端末等に適用することができる。
【符号の説明】
【0083】
100,500,600 再生記録装置
200 外部メモリ
300 再生装置
400 記録装置
101,302,603 再生部
102,402,602 記録部
103 保持部
104 自己再生能力情報書込部
201 再生能力ファイル
202,203 コンテンツ
301 再生能力情報書込部
401 再生能力情報読込部
501 他機器再生能力情報書込部
601 選択部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
再生装置に外部記憶媒体が挿入されると、前記再生装置におけるコンテンツの再生能力を示す再生能力情報が再生能力ファイルとして前記外部記憶媒体に格納され、前記再生能力ファイルが格納された前記外部記憶媒体が挿入された記録装置で、前記再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツが前記外部記憶媒体に記録されるコンテンツ転送システムであって、前記外部記憶媒体に格納可能な前記再生能力情報が1つである前記コンテンツ転送システムにおいて、前記再生装置及び前記記録装置として動作可能なコンテンツ再生記録装置であって、
挿入された前記外部記憶媒体に格納された前記再生能力ファイルを読み込み、前記コンテンツ再生記録装置以外の他の再生装置の前記再生能力情報を保持する保持手段と、
前記他の再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツを前記外部記憶媒体に記録する記録手段と、
を具備するコンテンツ再生記録装置。
【請求項2】
前記記録手段においてコンテンツを前記外部記憶媒体に記録する場合、前記他の再生装置の前記再生能力情報を前記再生能力ファイルとして前記外部記憶媒体に書き戻す書込手段、を更に具備する、
請求項1記載のコンテンツ再生記録装置。
【請求項3】
前記コンテンツ再生記録装置の前記再生能力情報、及び、前記他の再生装置の前記再生能力情報のいずれか一方を選択する選択手段、を更に具備し、
前記記録手段は、前記選択手段において前記コンテンツ再生記録装置の前記再生能力情報が選択された場合、前記コンテンツ再生記録装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツを前記外部記憶媒体に記録し、前記選択手段において前記他の再生装置の前記再生能力情報が選択された場合、前記他の再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツを前記外部記憶媒体に記録する、
請求項1記載のコンテンツ再生記録装置。
【請求項4】
再生装置に外部記憶媒体が挿入されると、前記再生装置におけるコンテンツの再生能力を示す再生能力情報が再生能力ファイルとして前記外部記憶媒体に格納され、前記再生能力ファイルが格納された前記外部記憶媒体が挿入された記録装置で、前記再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツが前記外部記憶媒体に記録されるコンテンツ転送システムであって、前記外部記憶媒体に格納可能な前記再生能力情報が1つである前記コンテンツ転送システムにおいて、前記再生装置及び前記記録装置として動作可能なコンテンツ再生記録装置におけるコンテンツ再生記録方法であって、
挿入された前記外部記憶媒体に格納された前記再生能力ファイルを読み込み、前記コンテンツ再生記録装置以外の他の再生装置の前記再生能力情報を保持する保持ステップと、
前記他の再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツを前記外部記憶媒体に記録する記録ステップと、
を具備するコンテンツ再生記録方法。
【請求項5】
再生装置に外部記憶媒体が挿入されると、前記再生装置におけるコンテンツの再生能力を示す再生能力情報が再生能力ファイルとして前記外部記憶媒体に格納され、前記再生能力ファイルが格納された前記外部記憶媒体が挿入された記録装置で、前記再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツが前記外部記憶媒体に記録されるコンテンツ転送システムであって、前記外部記憶媒体に格納可能な前記再生能力情報が1つである前記コンテンツ転送システムにおいて、前記再生装置及び前記記録装置として動作可能なコンテンツ再生記録装置において、
挿入された前記外部記憶媒体に格納された前記再生能力ファイルを読み込み、前記コンテンツ再生記録装置以外の他の再生装置の前記再生能力情報を保持する保持ステップと、
前記他の再生装置の前記再生能力情報に基づいて、コンテンツを前記外部記憶媒体に記録する記録ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−193120(P2011−193120A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−56128(P2010−56128)
【出願日】平成22年3月12日(2010.3.12)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】