説明

コンテンツ処理装置およびコンテンツ処理システム

【課題】コンテンツのダウンロード完了までにネットワーク切断が発生した場合であっても、ダウンロード完了後にコンテンツを再生可能なコンテンツ処理装置等を提供する。
【解決手段】本コンテンツ処理装置は、コンテンツをダウンロード完了後に再生する携帯端末装置10であって、コンテンツを再生する表示制御部15と、表示制御部15により再生可能なコンテンツ形式を示す再生可能情報を、コンテンツ形式を変換するサーバ20へ送信し、送信された再生可能情報に基づいてサーバ20により変換されたコンテンツを受信する通信制御部12と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ処理装置、コンテンツ処理システム、コンテンツ処理方法、およびコンテンツ処理プログラムに関する。特に、再生装置がサーバからコンテンツをダウンロードするための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
LAN等のネットワークを用いて、AV機器、パソコン、情報家電などを相互に接続して利用するための技術仕様として、DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドラインが知られている。DLNAガイドラインでは、画像、音声などの再生可能な様々なコンテンツをネットワーク経由で送受信することについて規定されている。
【0003】
携帯電話などのコンテンツを再生する装置(DMP:Digital Media Player)がコンテンツを提供するサーバ(DMS:Digital Media Server)からコンテンツを取得する場合、DMPは対応ビットレートやコーデックの差異により、DMPがそのままの形式でコンテンツを再生できないことがある。
【0004】
そこで、DMPをネットワークに接続した状態で、コンテンツの形式を変換しながらそのデータを転送する技術が知られている。この技術を利用する場合には、コンテンツの形式を変換している間、つまり再生中は、DMPをネットワークに接続した状態に維持しなければならない。
【0005】
ところが、例えば携帯型のDMPの場合にはコンテンツを再生しながら移動するような状況も発生するので、再生中にDMPとネットワークとの接続が中断される可能性がある。そこで、例えば特許文献1においては、ネットワークプレイヤーにおいて、コンテンツ再生の中断に対する対策を提案している。具体的には、サーバ内コンテンツを再生するプレイヤーにおいて、再生中断を検出した際にレジューム情報を記憶しておき、再生再開検出時にそのレジューム情報の中断位置からデータを送信するようサーバに要求する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−066472号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の技術は、ストリーミング再生を前提にしたものである。しかし、例えばDMPがコンテンツのダウンロード完了後に再生開始するような状況を想定すると、コンテンツのダウンロード完了までにネットワーク切断が発生した場合には、ネットワーク切断時点でのコンテンツの結合に複雑な処理が必要となる。そのため、特許文献1の技術をダウンロード完了後の再生に適用することは困難である。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、コンテンツのダウンロード完了までにネットワーク切断が発生した場合であっても、ダウンロード完了後にコンテンツを再生することが可能なコンテンツ処理装置、コンテンツ処理システム、コンテンツ処理方法、およびコンテンツ処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のコンテンツ処理装置は、コンテンツをダウンロード完了後に再生するコンテンツ処理装置であって、コンテンツを再生するコンテンツ再生部と、前記コンテンツ再生部により再生可能なコンテンツ形式を示す再生可能情報を、コンテンツ形式を変換するコンテンツ処理サーバへ送信する送信部と、前記送信部により送信された再生可能情報に基づいて前記コンテンツ処理サーバにより変換されたコンテンツを受信する受信部と、を備える。
【0010】
また、本発明のコンテンツ処理システムは、コンテンツをダウンロード完了後に再生するコンテンツ処理装置と、コンテンツ形式を変換するコンテンツ処理サーバと、を備えるコンテンツ処理システムであって、前記コンテンツ処理装置は、コンテンツを再生するコンテンツ再生部と、前記コンテンツ再生部により再生可能なコンテンツ形式を示す再生可能情報を、前記コンテンツ処理サーバへ送信する装置送信部と、前記コンテンツ処理サーバにより変換されたコンテンツを受信する装置受信部と、を備え、前記コンテンツ処理サーバは、所定のコンテンツ形式のコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積部と、前記コンテンツ処理装置により送信された再生可能情報を受信するサーバ受信部と、前記サーバ受信部により受信された再生可能情報に基づいて、前記コンテンツ蓄積部により記憶されたコンテンツのコンテンツ形式を変換するコンテンツ形式変換処理部と、前記コンテンツ形式変換処理部による変換完了後、変換されたコンテンツを送信するサーバ送信部と、を備える。
【0011】
これらの構成によれば、コンテンツ処理装置が再生可能情報を通知し、コンテンツ処理サーバが再生可能情報に基づいてコンテンツ形式の変換を行うので、コンテンツ処理サーバはオフラインで変換を行うことができる。したがって、コンテンツのダウンロード完了までにネットワーク切断が発生した場合であっても、変換が中断されることなく、ダウンロード完了後にコンテンツを再生することが可能である。
【0012】
また、本発明のコンテンツ処理方法は、コンテンツをダウンロード完了後に再生するコンテンツ処理装置におけるコンテンツ処理方法であって、コンテンツ再生部によりコンテンツを再生するステップと、前記コンテンツ再生部により再生可能なコンテンツ形式を示す再生可能情報を、コンテンツ形式を変換するコンテンツ処理サーバへ送信するステップと、前記送信された再生可能情報に基づいて前記コンテンツ処理サーバにより変換されたコンテンツを受信するステップと、を有する。
【0013】
この方法によれば、コンテンツ処理装置が再生可能情報を通知し、コンテンツ処理サーバが再生可能情報に基づいてコンテンツ形式の変換を行うので、コンテンツ処理サーバはオフラインで変換を行うことができる。したがって、コンテンツのダウンロード完了までにネットワーク切断が発生した場合であっても、変換が中断されることなく、ダウンロード完了後にコンテンツを再生することが可能である。
【0014】
また、本発明のコンテンツ処理プログラムは、上記コンテンツ処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0015】
このプログラムによれば、コンテンツ処理装置が再生可能情報を通知し、コンテンツ処理サーバが再生可能情報に基づいてコンテンツ形式の変換を行うので、コンテンツ処理サーバはオフラインで変換を行うことができる。したがって、コンテンツのダウンロード完了までにネットワーク切断が発生した場合であっても、変換が中断されることなく、ダウンロード完了後にコンテンツを再生することが可能である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、コンテンツのダウンロード完了までにネットワーク切断が発生した場合であっても、ダウンロード完了後にコンテンツを再生することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるコンテンツ処理システムの機能上の構成例を表すブロック図
【図2】本発明の第1の実施形態のコンテンツ処理システムにおけるコンテンツの変換開始までの動作例を示すシーケンス図
【図3】本発明の第1の実施形態のコンテンツ処理システムにおけるコンテンツの変換完了後の動作例を示すシーケンス図
【図4】本発明の第1の実施形態におけるコンテンツ処理システムのコンテンツ一覧取得時の動作例を説明するための模式図
【図5】本発明の第1の実施形態におけるコンテンツ処理システムの自情報通知時の動作例を説明するための模式図
【図6】本発明の第1の実施形態におけるコンテンツ処理システムの変換開始時の動作例を説明するための模式図
【図7】本発明の第1の実施形態におけるコンテンツ処理システムの変換完了時の動作例を説明するための模式図
【図8】本発明の第1の実施形態におけるコンテンツ処理システムのコンテンツデータ取得時の動作例を説明するための模式図
【図9】本発明の第1の実施形態におけるコンテンツ処理システムのダウンロード完了時の動作例を説明するための模式図
【図10】本発明の第1の実施形態におけるサーバ上のコンテンツ一覧と携帯端末の画面上で表示されるコンテンツ一覧との具体例を示す模式図
【図11】本発明の第2の実施形態におけるコンテンツ処理システムの機能上の構成例を表すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態におけるコンテンツ処理装置およびそれを含むコンテンツ処理システムに関する機能上の主要な構成例が図1に示されている。図1に示すように、このコンテンツ処理システムは、携帯端末10、サーバ20、及びこれらを接続する通信ネットワークNWを有して構成されている。携帯端末10はコンテンツ処理装置の一例であり、サーバ20はコンテンツ処理サーバの一例である。
【0020】
携帯端末10は、DLNAガイドラインの技術仕様に適合する通信機能を有しており、DMPとしての機能、すなわち動画などの様々なコンテンツを再生する機能を有している。携帯端末10として利用可能な機器の代表例としては、携帯電話端末、携帯型情報端末、携帯型メディアプレイヤー、ノートパソコン、などが想定される。
【0021】
サーバ20は、DLNAガイドラインの技術仕様に適合する通信機能を有しており、DMSとしての機能、すなわち動画などの様々なコンテンツを提供するサーバとしての機能を有している。サーバ20として利用可能な機器の代表例としては、ブルーレイレコーダ、コンテンツ蓄積機能を内蔵したデジタルテレビ、専用のサーバ、等のAV機器や情報家電機器が想定される。
【0022】
通信ネットワークNWは、家庭内に構築されたローカルエリアネットワーク(LAN)のように、様々なデジタル機器が相互にデータ通信を行うために利用可能なネットワークである。この通信ネットワークNWについては、一般的な有線のネットワークで構成しても良いし、無線LANや電力線通信(PLC)ネットワークなどを利用しても良いし、これらを組み合わせて構成しても良い。
【0023】
なお、携帯端末10については、通信ネットワークNWと常時接続する必要はなく、必要に応じて切り離すことができる。例えば、携帯端末10が必要なコンテンツをサーバ20からダウンロードする時には通信を行うために接続する必要があるが、待機中やコンテンツを再生する時には携帯端末10を通信ネットワークNWから切り離して単独で使用できる。
【0024】
図1に示す携帯端末10は、DLNA処理部11、通信制御部12、変換完了時刻解析部13、アラーム制御部14、表示制御部15、表示部16、キー操作部17を備えている。
【0025】
なお、図1には示されていないが、携帯端末10は、一般的な携帯電話端末、携帯型情報端末と同様に、制御用のマイクロコンピュータを含む様々なハードウェアの構成要素を内蔵している。図1に示した各構成要素は、予め用意されたプログラムをマイクロコンピュータで実行することにより、あるいは所定の動作を高速で実行する専用の集積回路により実現される。
【0026】
DLNA処理部11は、DMPとして機能する携帯端末10とDMSとして機能するサーバ20とがDLNAガイドラインに従って連携動作するために必要なDMP側の機能を提供する。すなわち、DLNA処理部11を備えた携帯端末10は、通信ネットワークNWに接続されたサーバ20との間で、特別な設定なしにコンテンツをやりとりできるようになる。例えば、携帯端末10にLANが接続されると、DLNA処理部11によりIPアドレスなどが自動的に割り振られて通信可能な状態になる。そして、DLNA処理部11は、LANに接続されているサーバ20を探索し、サーバ20に格納されているコンテンツのリスト(コンテンツ一覧)を取得して表示する。
【0027】
通信制御部12は、携帯端末10を通信ネットワークNWに接続するためのインタフェースであり、DLNA処理部11の制御に従って携帯端末10とサーバ20との間でコンテンツの転送を含むデータ通信を実現する。
【0028】
変換完了時刻解析部13は、ダウンロード対象のコンテンツの形式(コンテンツ形式)の変換が完了する時刻の解析を実行する。例えば、コンテンツのビットレートなどのコンテンツ形式をサーバ20側で変換する場合には、変換の所要時間が長くなる場合がある。そこで、変換完了時刻解析部13は、この変換が完了する時刻をサーバ20から送信された情報に基づいて解析する。また、サーバ20からの変換完了時刻や変換完了時間の情報を用いてもよい。
【0029】
アラーム制御部14は、変換完了時刻解析部13の解析結果に基づいてアラームの発生を制御する。例えば、アラーム制御部14は、変換が完了する時刻、すなわち変換後のコンテンツのダウンロードが可能な時刻になるとアラームを発生し、この情報を表示制御部15に与える。
【0030】
キー操作部17は、携帯端末10に備わった各種キー等により構成される操作部に対するユーザの入力操作を受け付ける。例えば、再生対象のコンテンツをメニューの中からユーザが選択する場合に、キー操作部17がユーザの入力操作を受け付ける。
【0031】
表示部16は、例えば液晶表示パネル等の表示デバイスにより構成され、動画、静止画、文字列など様々な情報を可視表示可能な画面を有している。
【0032】
表示制御部15は、表示部16の画面に表示する情報に関する制御を実施する。例えば、サーバ20からダウンロードされたコンテンツのデータをDLNA処理部11を介して入力し、コンテンツの再生制御(再生)を行う。また、アラーム制御部14の出力に応じてアラームを表示したり、キー操作部17に対するユーザの入力操作に応じてメニュー等を表示したりする。
【0033】
また、携帯端末10は、図示しない内部メモリを有しており、例えば動画、静止画、音楽など様々な再生可能なコンテンツのデータを蓄積する。また、同じ内容のコンテンツについて、形式の異なる複数のコンテンツを蓄積することができる。すなわち、ビットレート、フォーマット、解像度などのコンテンツ形式を変換する前のオリジナルのコンテンツと、形式を変換した後のコンテンツとをそれぞれ蓄積することができる。また、この内部メモリは、携帯端末10が保持するコンテンツに関する情報をコンテンツ一覧として保持している。
【0034】
なお、携帯端末10が上記の内部メモリを有する代わりに、同様の情報を図示しない外部メモリに有してもよい。外部メモリは、メモリカード等の携帯端末10とは別の装置であり、携帯端末10と接続されて使用される。例えば、外部メモリに記憶されたコンテンツを、携帯端末10の表示制御部15が再生制御することができる。
【0035】
図1に示すサーバ20は、DLNA処理部21、通信制御部22、変換制御部23、変換処理部24、記憶部25、外部メモリID記憶部26、および外部メモリID照合部27を備えている。また、変換制御部23は、変換完了時刻計算部23aおよび変換形式算出部23bを備えている。
【0036】
なお、図1には示されていないが、サーバ20は一般的なレコーダと同様に、制御用のマイクロコンピュータを含む様々なハードウェアの構成要素を有している。図1に示した各構成要素は、予め用意されたプログラムをマイクロコンピュータで実行することにより、あるいは所定の動作を高速で実行する専用の集積回路により実現される。
【0037】
DLNA処理部21は、DMSとして機能するサーバ20とDMPとして機能する携帯端末10とがDLNAガイドラインに従って連携動作するために必要なDMS側の機能を提供する。したがって、DLNA処理部21を備えたサーバ20は、通信ネットワークNWに接続された携帯端末10との間で、特別な設定なしにコンテンツをやりとりできるようになる。
【0038】
通信制御部22は、サーバ20を通信ネットワークNWに接続するためのインタフェースであり、DLNA処理部21の制御に従ってサーバ20と携帯端末10との間でコンテンツの転送を含むデータ通信を実現する。
【0039】
変換制御部23は、コンテンツに対して、指定されたコンテンツ形式の変換に関する制御を実施する。ここで「コンテンツ形式」とは、再生時のビットレート、フォーマット(コーデックの種類など)、解像度、などを意味している。
【0040】
変換制御部23内の変換完了時刻計算部23aは、変換処理部24によるコンテンツの変換が完了する時刻に関する計算を行う。具体的には、変換完了時刻計算部23aは、変換形式算出部23bが決定したコンテンツ形式でコンテンツを変換する場合、この変換に要する所要時間又は完了予定時刻を算出する。例えば、以下の方法で時間を算出する。
【0041】
変換完了時刻計算部23aは、サーバ20が搭載するコーデック(変換処理部24)の変換性能に関する性能値を取得できる場合には、この値を使用する。例えば、コンテンツのサイズが「440MB」、コーデック性能値が「10MB/分」の場合、次式により変換完了時刻を算出できる。
440(MB)÷10(MB/分)=44分
この場合、通信制御部22は、計算結果の「44分」を変換開始通知に含めて携帯端末10に通知する。
【0042】
また、変換完了時刻計算部23aは、サーバ20が搭載するコーデック(変換処理部24)の性能値がない場合は、コンテンツの一部を変換し、この変換に要した時間を元に性能値を算出し、変換完了時刻を算出する。例えば、1MBのコンテンツを変換し、この変換に要した所要時間を計測する。計測の結果、「6秒」であった場合、コーデック性能値を10MB/分とする。すると、次式により変換完了時刻を算出できる。
440(MB)÷10(MB/分)=44分
この場合、通信制御部22は、計算結果の「44分」を変換開始通知に含めて携帯端末10に通知する。
【0043】
変換制御部23内の変換形式算出部23bは、コンテンツ形式の変換を実施する場合に適用可能な変換形式を状況に応じて算出する。具体的には、変換形式算出部23bは、携帯端末10から取得する再生可能情報と、サーバ20が変換に対応しているコンテンツ形式(ビットレート/フォーマット/解像度等)を比較し、携帯端末10に送信可能な形式を算出する。また、保存先としての携帯端末10の内部メモリ又は携帯端末10に接続された外部メモリの空き容量の情報も考慮し、空き容量で記憶することができるコンテンツ形式を算出する。
【0044】
なお、再生可能情報は、携帯端末10における再生可能なコンテンツの特性(形式)を表す情報であり、例えば、「ビットレート」、「フォーマット(コーデックの種類など)」、「解像度」を含んでいる。空き容量情報は、携帯端末10の内部メモリ又は外部メモリIDにより指定された記憶領域の空き容量を表す。外部メモリIDは、外部メモリを用いる場合に、コンテンツの保存先として指定する携帯端末10に接続された外部メモリの記憶領域を識別するための情報である。
【0045】
例えば、各値が以下の場合を想定する。
・変換前のコンテンツの情報:1時間(長さ)、MPEG4(フォーマット)、2Mbps(ビットレート)
・空き容量:500MB
・再生可能情報51:ビットレート(1.5Mbps,1.0Mbps)
フォーマット(MPEG2,MPEG4)
解像度(VGA(640x480),QVGA(320x240))
【0046】
まず、サーバ20は、通信制御部22が携帯端末10から再生可能情報を取得し、変換形式算出部23bが、変換処理部24により変換可能な形式を選出する。
【0047】
続いて、変換形式算出部23bは、以下の計算式で変換後のファイルサイズを算出し、空き容量と比較する。
変換後ファイルサイズ:
1500(kbps)/1024/8×60×60
=約660MByte>500MB(オーバー)
【0048】
ファイルサイズが空き容量より大きかった場合、他の形式で再算出し、空き容量と比較する。
1000(kbps)/1024/8×60×60
=約440MByte<500MB (OK)
【0049】
従って、この場合にはファイルサイズと空き容量とを考慮した結果、変換形式算出部23bは、変換後ビットレートとして1000(kbps)を選択する。
【0050】
変換後コンテンツ情報算出部23cは、携帯端末10からの再生可能情報51および空き容量情報に基づき、変換処理部24によるコンテンツの形式変換後に携帯端末10により再生可能になるコンテンツのコンテンツ形式の情報を算出する。この情報は、コンテンツ一覧(後述する図10参照)の一部分として、通信制御部22により携帯端末10Bに送信される。
【0051】
変換処理部24は、変換形式算出部23bが算出した変換形式に従って、指定されたコンテンツの形式の変換を実施する。この変換は通信の有無とは無関係にサーバ20上で単独で実施されることができ、変換後のコンテンツのデータは記憶部25に記憶される。
【0052】
記憶部25は、例えば動画、静止画、音楽など様々な再生可能なコンテンツのデータを蓄積する。また、同じ内容のコンテンツについて、形式の異なる複数のコンテンツを蓄積することができる。すなわち、ビットレート、フォーマット、解像度などのコンテンツ形式を変換する前のオリジナルのコンテンツと、形式を変換した後のコンテンツとをそれぞれ蓄積することができる。また、記憶部25は、記憶しているコンテンツの情報をコンテンツ一覧として記憶している。
【0053】
外部メモリID記憶部26は、サーバ20上にあるコンテンツのデータをサーバ20の外部にある外部メモリに保存する場合に、保存先の外部メモリを識別するための外部メモリIDの情報を記憶する。この外部メモリは、携帯端末10に接続された特定のメモリ(例えばメモリカード)に相当する。
【0054】
外部メモリID照合部27は、携帯端末10に接続されている外部メモリを認証するために、外部メモリID記憶部26に記憶された外部メモリIDと、携帯端末10に接続されている外部メモリの外部メモリIDとを照合する。
【0055】
次に、本実施形態のコンテンツ処理システムにおける動作について説明する。
【0056】
本実施形態のコンテンツ処理システムにおけるコンテンツ形式の変換開始までの動作シーケンスの概要が図2に示されている。
【0057】
まず、携帯端末10は、表示部16が、DMSとして通信ネットワークNWに接続されている機器の一覧(機器一覧)を画面に表示する(ステップS101)。図2に示す例ではサーバ20が通信ネットワークNW上に存在するので、表示される機器一覧の中にはサーバ20も含まれている。ユーザがキー操作部17により携帯端末10を操作することにより、表示された機器一覧の中からサーバ20を選択することができる。
【0058】
携帯端末10は、キー操作部17を介した入力操作により機器が選択されると(ステップS102)、通信制御部12が、選択されたサーバ20に対して、例えば「HTTP POST」等を用いてコンテンツ一覧取得要求を送信する(ステップS103)。
【0059】
サーバ20は、通信制御部22が、携帯端末10からコンテンツ一覧取得要求を受信すると(ステップS201)、「HTTP 200OK」等を用いてコンテンツ一覧取得応答を携帯端末10に送信する(ステップS202)。このコンテンツ一覧取得応答には、記憶部25に蓄積されているコンテンツの内容が、例えば図4に示すコンテンツ一覧41のような情報として含まれている。
【0060】
携帯端末10は、通信制御部22が、サーバ20から「コンテンツ一覧取得応答」を受信すると(ステップS104)、表示部16が、受信したコンテンツ一覧の情報を画面上に表示する(ステップS105)。例えば、図4に示すコンテンツ一覧42のような情報が携帯端末10の画面に表示される。従って、キー操作部17により携帯端末10を操作することにより、表示されたコンテンツ一覧42の中からいずれかのコンテンツを選択することができ、選択したコンテンツのダウンロード開始を指示することができる。
【0061】
携帯端末10は、キー操作部17によりコンテンツが選択され(ステップS106)、ダウンロード開始が指示されると(ステップS107)、通信制御部12が、「HTTP POST」等を用いて自情報通知50をサーバ20に送信する(ステップS108)。この自情報通知50には、再生可能情報51および空き容量情報53が含まれている。携帯端末10に外部メモリが接続されている場合には、自情報通知50に外部メモリID52も含まれる。また、キー操作部17等により選択したダウンロード対象のコンテンツを特定する情報も含まれている。自情報通知の内容の一例は、図5に示されている。
【0062】
サーバ20は、通信制御部22が、携帯端末10から自情報通知50を受信すると(ステップS203)、これに対する応答を返す(ステップS204)。携帯端末10は、通信制御部12が、サーバ20からのこの応答を受信する(ステップS109)。そして、サーバ20は、記憶部25が、受信した自情報通知50に外部メモリIDが含まれている場合、この外部メモリID52の情報を記憶部25に記憶する(ステップS205)。
【0063】
続いて、サーバ20は、変換形式算出部23bが、指定されたコンテンツの変換形式を算出する(ステップS206)。具体的には、変換形式算出部23bが、受信した自情報通知50に含まれている再生可能情報51と空き容量情報53とに基づいて最適な変換形式を算出する。最適な変換形式とは、例えば変換後の形式が、例えば携帯端末10の再生可能な最高の画質になることを意味する。但し、保存先の空き容量が不足している場合には、変換後のコンテンツを保存できるように、変換形式算出部23bは、空き容量の大きさに合わせて比較的画質の低い変換形式を選択する。
【0064】
続いて、サーバ20は、変換完了時刻計算部23aが、携帯端末10により指定されたコンテンツの変換完了時刻を計算する(ステップS207)。例えば、変換完了時刻計算部23aは、変換形式算出部23bにより選択された変換形式に基づいて、変換処理部24による変換の所要時間を推定し、予想される変換完了時刻を計算する。
【0065】
続いて、サーバ20は、通信制御部22が、「HTTP POST」等を用いて変換開始通知を携帯端末10に送信する(ステップS208)。この変換開始通知には、変換完了時刻計算部23aにより算出された変換完了時刻の情報55を含めてもよい。
【0066】
続いて、サーバ20は、変換開始通知を送信した後、変換処理部24が、変換(ステップS209)を開始する。すなわち、変換処理部24は、自情報通知50によってダウンロードを指示されたコンテンツについて、変換形式算出部23bにより算出した変換形式に従って、コンテンツの形式の変換を行う。この変換は、通信の有無とは無関係に実施される。つまり、携帯端末10やサーバ20が通信ネットワークNWから切り離された場合であっても、変換が中断されることなく、サーバ20側の変換はオフラインで継続する。
【0067】
携帯端末10は、通信制御部12が、サーバ20から変換開始通知を受信すると(ステップS110)、表示部16が、変換開始通知表示処理を実行する(ステップS111)。すなわち、表示制御部15により、例えば図6に示す表示画面61の「変換開始しました 変換が完了したらお知らせします」のような変換が開始された旨を示すメッセージを表示部16に表示させる。
【0068】
また、携帯端末10は、変換完了時刻の情報55を受信した場合には、アラーム制御部14が、アラーム設定処理を実行する(ステップS112)。すなわち、アラーム制御部14は、変換完了時刻もしくはこの時刻に近い時間帯や関連する時刻に、ユーザに注意を喚起するためのアラームが発生するよう、携帯端末10が備えるタイマ(不図示)をセットする。なお、アラームは、表示部16によるアラーム表示により行ってもよいし、図示しない音出力部によりアラーム音を出力するようにしてもよい。
【0069】
本実施形態においては、コンテンツのダウンロードは、サーバ20における変換(ステップS209)が完了した後に実施される。この変換には、長い時間(例えば1時間)要することもある。また、サーバ20が変換を行っている間、携帯端末10はダウンロードに関して格別な処理を行う必要がなく、サーバ20はオフラインで変換を行うことができる。そのため、携帯端末10を通信ネットワークNWから切り離して移動することもできる。
【0070】
次に、本実施形態のコンテンツ処理システムにおける変換完了後の動作シーケンスの概要が図3に示されている。
【0071】
携帯端末10においては、図2のステップS112でセットされた時刻になると、サーバ20による変換が完了しているので、アラーム制御部14によりアラームが発生する(ステップS121)。携帯端末10が通信ネットワークNWから切り離されている場合には、このアラーム通知に従って、ユーザはキー操作部17によりネットワークNWへの再接続を指示する(ステップS122)。
【0072】
携帯端末10は、通信制御部12が、キー操作部17によるユーザの指示に従って再接続通知56をサーバ20に送信する(ステップS123)。この再接続通知56には、携帯端末10を識別するための端末識別情報56aが含まれている。また、携帯端末10に外部メモリが接続されている場合には、外部メモリを識別するための外部メモリID56bも含まれている。
【0073】
サーバ20は、ステップS209の変換が完了した後で、通信制御部22が携帯端末10からの再接続通知56を受信すると(ステップS210)、再接続通知56に外部メモリID56bが含まれている場合、外部メモリID照合部27が外部メモリIDの照合を実施する(ステップS211)。すなわち、外部メモリID照合部27が、変換を開始する前に外部メモリID記憶部26により記憶された外部メモリID52と、通信制御部22により受信された再接続通知56の外部メモリID56bと、が一致するか否かを照合する。
【0074】
なお、再接続通知56に外部メモリIDが含まれているか否かに係わらず、携帯端末10は、図示しない端末識別情報照合部により端末識別情報の照合を行う。つまり、変換処理部24による変換前においても、携帯端末10は、通信制御部12により端末識別情報を送信しており、この端末識別情報とステップS210で受信された再接続通知56の端末識別情報56bとが一致するか否かを端末識別情報照合部が判定する。
【0075】
照合に成功すると、すなわちダウンロード開始を指示した携帯端末10と再接続通知56を送信した携帯端末10とが同一であり、データ保存先も同一である場合には、サーバ20は、通信制御部22が、「HTTP POST」等を用いて変換完了通知を携帯端末10に送信する(ステップS212)。なお、携帯端末10が同一である場合とは図示しない端末識別情報照合部による照合結果が一致である場合、データ保存先が同一であるとは外部メモリID照合部27による照合結果が一致である場合を意味している。
【0076】
携帯端末10は、通信制御部12が、サーバ20からの変換完了通知を受信すると(S124)、表示制御部15が、例えば図7に示す表示画面62の「変換が完了しました ダウンロードしますか」のような変換が完了した旨を示すメッセージを表示部16に表示させる。このメッセージに対して、ユーザはキー操作部17によりデータ取得開始を選択することができる。
【0077】
携帯端末10は、キー操作部17によりデータ取得開始指示を検出すると(ステップS125)、通信制御部12が、「HTTP GET」等を用いてデータ取得要求をサーバ20に送信する(ステップS126)。サーバ20は、通信制御部12がこのデータ取得要求を受信すると(ステップS213)、通信制御部22が、このデータ取得要求に対する応答をサーバ20に送信し(ステップS214)、変換処理部15により変換されたコンテンツ(変換後コンテンツ)のデータ送信(ステップS215)を開始する。
【0078】
携帯端末10は、通信制御部12が、サーバ20からのデータ取得要求に対する応答を受信し、その後サーバ20から送信される変換後コンテンツのデータを順次に受信する(ステップS128)。携帯端末10が受信したコンテンツのデータは、携帯端末10の内部メモリ又は携帯端末10に接続された外部メモリに保存される。
【0079】
携帯端末10がステップS128でコンテンツのデータを取得している時には、表示制御部15が、例えば図8に示す表示画面63の「ダウンロード中」のようなダウンロードを実行中である旨を示すメッセージが表示される。この時には、コンテンツの変換が既に完了しているので、高速でデータの転送を行うことができる。つまり、ダウンロードの所要時間が短くなる。
【0080】
サーバ20は、通信制御部22が、指定されたコンテンツのデータの最後まで送信を完了すると、送信完了を携帯端末10に通知する(ステップS216)。携帯端末10は、通信制御部12が、サーバ20からの送信完了通知を受信すると(ステップS129)、例えば図9に示す表示画面64の「ダウンロード完了しました」のようなダウンロードが完了した旨を示すメッセージを表示した後、この処理を終了する。
【0081】
つまり、図4に示す状態、図5に示す状態、図6に示す状態、図7に示す状態、図8に示す状態、図9に示す状態を経て、携帯端末10が必要な再生可能なコンテンツをダウンロードすることになる。
【0082】
このように、携帯端末10は、情報を提示する提示部としての表示部16等を備え、受信部としての通信制御部12は、コンテンツ処理サーバとしてのサーバ20によるコンテンツの変換が完了するまでの所要時間又は変換完了時刻に相当する時間を示す変換完了時間情報を受信し、表示部16等は、通信制御部12により受信された変換完了時間情報に基づいて、サーバ20により変換されるコンテンツの変換完了時間を提示する。
【0083】
また、サーバ20は、コンテンツ形式変換処理部としての変換処理部24によるコンテンツの変換が完了するまでの所要時間又は変換完了時刻に相当する予定時間を推定する変換完了時間推定部としての変換完了時刻計算部23aを備え、サーバ送信部としての通信制御部22は、変換完了時刻計算部23aにより推定された予定時間を示す変換完了時間情報をコンテンツ処理装置としての携帯端末10へ送信する。
【0084】
従って、携帯端末10のユーザは、サーバ20におけるコンテンツの変換が開始された後で携帯端末10を通信ネットワークNWから切り離した場合であっても、アラーム等で変換完了時刻を知ることができ、通信ネットワークNWに再接続すべき時刻を容易に把握することができる。
【0085】
また、コンテンツ処理装置としての携帯端末10は、装置送信部としての通信制御部12が、当該携帯端末10に接続された外部メモリの識別情報としての外部メモリIDを、コンテンツ処理サーバとしてのサーバ20によるコンテンツの変換前と変換後とに送信し(例えばステップS108およびステップS123)、サーバ20は、携帯端末10によりコンテンツの変換前に送信された外部メモリID52と、携帯端末10によりコンテンツの変換後に送信された外部メモリID56bと、が一致するか否かを判定する判定部としての外部メモリID照合部27を備え、サーバ送信部としての通信制御部22は、外部メモリID照合部27により一致すると判定された場合、コンテンツ形式変換処理部としての変換処理部24により変換されたコンテンツを送信する。
【0086】
これにより、コンテンツの形式変換の前後で携帯端末10側の保存先の外部メモリが切り替わることを防止することができ、ユーザが意図していない保存先へのコンテンツの保存を防止できる。
【0087】
なお、外部メモリID照合部27の照合の結果、外部メモリIDが一致しなかった場合には、サーバ20は、通信制御部22が、不一致であることを示す情報を携帯端末10に送信してもよい。この場合、例えば、携帯端末10は、表示部16が、保存先の外部メモリIDがコンテンツの変換前から差し替えられている旨を表示してもよい。これにより、ユーザに外部メモリの再挿入を要求することができる。
【0088】
従って、携帯端末10を通信ネットワークNWから切り離している間にユーザが外部メモリを差し替えたような場合であっても、ダウンロードを行う前に変換前の外部メモリに戻すことができる。このため、例えば保存先の外部メモリの交換によって外部メモリの空き容量が不足するのを防止できる。
【0089】
次に、携帯端末10およびサーバ20が保持するコンテンツ一覧について説明する。
【0090】
本実施形態のDMSとしてのサーバ20Bのコンテンツ一覧71と、本実施形態のDMpとしての携帯端末10の画面上で表示されるコンテンツ一覧72との具体例が図10に示されている。
【0091】
サーバ20は、記憶部25に蓄積されている様々なコンテンツの情報をコンテンツ一覧71として管理している。コンテンツ一覧71の情報は、図示しない記憶部等に記憶される。図10に示す例では、複数のコンテンツのそれぞれについて、名前(コンテンツ名)、フォーマット(Format)、ビットレート(bps)、解像度、サイズ(データサイズ)の情報が管理されている。また、図10の例では、名前が「コンテンツA」のコンテンツについては、コンテンツ形式(ビットレート、解像度、データサイズ等)が異なる2種類のコンテンツが存在し、名前が「コンテンツB」のコンテンツについても2種類のコンテンツが存在している。
【0092】
図2に示した動作例においては、ステップS104で携帯端末10がコンテンツ一覧71の情報を取得してから、携帯端末10が自情報通知50をサーバ20に送信しているが、携帯端末10が自情報通知50をサーバ20に送信してから、サーバ20がコンテンツ一覧71の情報を携帯端末10に送信するようにしてもよい。この場合、サーバ20は、携帯端末10から受け取った自情報通知50に含まれる再生可能情報51の内容をコンテンツ一覧71の内容に反映させることができる。つまり、サーバ20上に現在蓄積されているコンテンツだけでなく、形式の変換後に携帯端末10側で再生可能になるコンテンツ形式の情報をコンテンツ一覧71に含めて携帯端末10に送信することができる。
【0093】
なお、この場合の自情報通知50の送信については、現実的にはUPnP(Universal Plug and Play)の「DeviceDescription」を利用して実施することが想定される。
【0094】
携帯端末10は、このようなコンテンツ一覧71を受け取ることにより、図10に示すコンテンツ一覧72のような情報を表示部16の画面に表示する。これにより、多数のコンテンツの情報をユーザに提示することができる。コンテンツ一覧72は、携帯端末10が再生可能なコンテンツ形式やサーバ20によるコンテンツの形式変換が必要か否かなどを示している。
【0095】
図10のコンテンツ一覧72においては、名前が「コンテンツA」のコンテンツについては、選択可能なフォーマットとして「MPEG4」と「MPEG2」とが存在している。また、フォーマットが「MPEG4」の「コンテンツA」については、解像度として「VGA」と「QVGA」とが存在し、「VGA」については形式の変換が必要であることが示されている。つまり、「コンテンツA」の「MPEG4」の「QVGA」の形式についてはサーバ20上に存在しているが、「コンテンツA」の「MPEG4」の「VGA」の形式については、形式変換後にダウンロードする必要があることを意味している。
【0096】
携帯端末10の表示制御部15は、図2のステップS105におけるコンテンツ一覧表示処理において、例えば図10に示すコンテンツ一覧72のように表示部16に表示させる。つまり、表示部16は、ダウンロードすることにより再生可能なそれぞれのコンテンツを、コンテンツ形式毎に表示すると共に、コンテンツ形式毎にサーバ20による変換が必要である「要変換」か否かを区別して表示する。例えば、要変換の場合には、その旨表示するようにする(図10の符号72a参照)。
【0097】
また、図10に示す例では、携帯端末10の再生可能情報51及び空き容量情報53が以下の内容となっている。
【0098】
・フォーマット:MPEG4またはMPEG2のコンテンツを再生可能
・ビットレート:1.5Mbpsまたは1.0Mbpsのコンテンツを再生可能
・解像度:VGAまたはQVGAのコンテンツを再生可能
・空き容量:1.0GB以下のコンテンツを取得可能
【0099】
サーバ20の変換後コンテンツ情報算出部23cは、記憶部25上に蓄積されている変換前の各コンテンツについて、再生可能情報51と一致するように形式変換が可能か否かを識別する。また、形式変換が可能な場合には、変換後コンテンツ情報算出部23cは、変換後のコンテンツ形式を表す新たなコンテンツ情報を生成し、これをコンテンツ一覧71に追加する。なお、変換後に生成されるコンテンツの情報と既に存在しているコンテンツの情報とは区別してコンテンツ一覧71を作成する。また、変換後のコンテンツ形式のコンテンツは、記憶部25に記憶される。
【0100】
また、形式変換しなくても携帯端末10Bによりそのまま再生可能なコンテンツが記憶部25に蓄積されている場合であっても、空き容量情報53に基づいて空き容量の不足を検知した場合には、変換後コンテンツ情報算出部23cは、新たなコンテンツ情報を生成する。すなわち、形式変換後のデータサイズが空き容量に収まるような形式のコンテンツの情報を生成する。
【0101】
また、ここでは、コンテンツ一覧をサーバ20側で作成することを説明したが、携帯端末10側で作成するようにしてもよい。この場合、サーバ20の変換処理部24により変換可能な情報の一覧を、携帯端末10がサーバ20から取得する必要がある。
【0102】
このように、コンテンツ処理装置としての携帯端末10は、コンテンツを記憶するコンテンツ記憶部(図示しない内部メモリ又は外部メモリ等)と、コンテンツ再生部としてのDLNA処理部11により再生可能なコンテンツ形式をコンテンツ毎にコンテンツ一覧72として表示するコンテンツ一覧表示部としての表示部16と、表示部16により表示されたコンテンツ一覧72に含まれるコンテンツのコンテンツ形式のうち、コンテンツ処理サーバとしてのサーバ20により蓄積されていないコンテンツのコンテンツ形式、又は、コンテンツ記憶部の空き容量よりもコンテンツ容量が大きいコンテンツのコンテンツ形式については、コンテンツ形式の変更が必要である旨としての要変換の情報72aを提示する提示部としての表示部16と、を備える。
【0103】
これにより、携帯端末10のユーザは、変換が必要なコンテンツのコンテンツ形式をあらかじめ知ることができる。
【0104】
このように、本実施形態のコンテンツ処理装置としての携帯端末10は、コンテンツをダウンロード完了後に再生するコンテンツ処理装置としての携帯端末であって、コンテンツを再生するコンテンツ再生部としての表示制御部16と、表示制御部16により再生可能なコンテンツ形式を示す再生可能情報51を、コンテンツ形式を変換するコンテンツ処理サーバとしてのサーバ20へ送信し、送信された再生可能情報51に基づいてサーバ20により変換されたコンテンツを受信する送信部および受信部としての通信制御部12と、を備える。
【0105】
また、本実施形態のコンテンツ処理サーバとしてのサーバ20は、所定のコンテンツ形式のコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積部としての記憶部25と、サーバ受信部およびサーバ送信部としての通信制御部22と、通信制御部22により受信された再生可能情報51に基づいて、記憶部25により記憶されたコンテンツのコンテンツ形式を変換するコンテンツ形式変換処理部としての変換処理部24と、を備える。通信制御部22は、コンテンツ処理装置としての携帯端末10により送信された再生可能情報51を受信し、変換処理部24が変換を完了した後で、変換されたコンテンツを送信する。
【0106】
したがって、コンテンツのダウンロード完了までにネットワーク切断が発生した場合であっても、ダウンロード完了後にコンテンツを再生することが可能である。また、変換の完了後にダウンロードを開始できるので、ダウンロードの所要時間を短縮できる。つまり、DMPを長時間にわたってサーバと接続する必要がないので、携帯端末をDMPとして利用する場合の利便性が良くなる。
【0107】
(第2の実施形態)
本実施形態のコンテンツ処理システムの機能上の構成例が図11に示されている。なお、図11において、図1に示したコンテンツ処理システムと対応する構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
【0108】
図11に示すように、携帯端末10Bは、図1に示した携帯端末10の構成要素に加え、ユーザ行動履歴記憶部31、ネットワーク圏内残時間算出部32、およびスケジューラ制御部33を備える。また、サーバ20Bの変換制御部23Bは、図1に示した変換制御部23の構成要素に加え、変換優先度算出部23dを備える。
【0109】
携帯端末10Bは、ユーザの行動履歴やスケジューラ情報から、ユーザが通信ネットワークNWの通信可能圏内にいる時間帯を算出する。この時間帯の情報に基づいて、サーバ20は、ユーザの限られた時間内で変換できるコンテンツから優先して変換を実施する。これにより、サーバ20は、ユーザの都合を考慮してコンテンツの変換を行うことができる。
【0110】
ユーザ行動履歴記憶部31は、以下のような情報を取得し、ユーザの行動履歴として記憶しておく。
【0111】
(1)アラーム制御部14の設定内容(起床時刻、出勤時刻など)や、スケジューラ制御部33が管理している行動予定の情報に基づき、ユーザの行動予定時刻を取得して記憶する。
(2)GPS(Global Positioning System)等の位置情報取得機能を利用して、図示しないGPS情報取得部が、ユーザの位置情報と、その位置情報を取得したときの時刻と、を取得し、記憶する。
(3)通信ネットワークNWの圏外への移行時の時刻を取得し、これをユーザの外出時刻として記憶する。
【0112】
ネットワーク圏内残時間算出部32は、ユーザ行動履歴記憶部31が記憶している行動履歴の情報に基づき、ユーザがネットワーク圏内に存在する残時間を算出する。
【0113】
例えば、アラーム制御部14により設定されたアラーム時刻がAM6:30であり、ユーザ行動履歴記憶部31により記憶されている通信ネットワークNWの圏外への移行の履歴の平均(もしくは最も早い)時刻がAM7:30であり、ユーザがキー操作部17等によりダウンロード開始の指示を行った時刻がAM7:00であるとする。
【0114】
この場合、ネットワーク圏内残時間算出部32は、ユーザが圏外に移行するまでの時間が「30分」であると予測する。携帯端末10Bの通信制御部12は、この「ネットワーク圏内残時間」を表す「30分」の情報を、例えば自情報通知50の中に含めて送信する。
【0115】
スケジューラ制御部33は、携帯端末10Bのユーザの行動予定の情報(イベントの種類や時刻など)を記憶し、管理する。また、各イベントの予定時刻が近づいた時に、アラーム制御部14を制御して、アラームを発生させるようにしてもよい。
【0116】
サーバ20Bの変換優先度算出部23dは、携帯端末10Bからのネットワーク圏内残時間の情報を、変換処理部24により変換されるコンテンツの優先制御に反映させる。すなわち、変換形式算出部23b、変換完了時刻計算部23aにて算出された各コンテンツの変換時間のうち、ネットワーク圏内残時間に収まるコンテンツ形式のコンテンツを優先して変換する。
【0117】
例えば、コンテンツAおよびコンテンツBがダウンロードの対象であり、コンテンツA、コンテンツB、および携帯端末10の情報が下記の通りであったとする。
・コンテンツA:1時間(長さ)、MPEG4(フォーマット)、2Mbps(ビットレート)
・コンテンツB:30分(長さ)、MPEG4(フォーマット)、2Mbps(ビットレート)
・空き容量:750MB
・再生可能情報51:ビットレート(1.5Mbps,1.0Mbps)
フォーマット(MPEG2,MPEG4)
解像度(VGA(640×480),QVGA(320×240)
・ネットワーク圏内残時間: 30分
・コンテンツAの変換形式および変換完了時刻:
1000(kbps)/1024/8×60×60=約440MByte、44分>30分
・コンテンツBの変換形式および変換完了時刻:
1000(kbps)/1024/8×60×30=約220MByte、22分<30分
【0118】
この場合、変換優先度算出部23dは、ネットワーク圏内残時間(30分)に収まる「コンテンツB」を優先して変換処理部24が変換するよう制御する。なお、コンテンツBを優先して変換するとは、コンテンツBをコンテンツAよりも先に変換開始したり、コンテンツAを変換せずにコンテンツBのみ変換したりすることを意味する。
【0119】
このように、コンテンツ処理装置としての携帯端末10Bは、当該携帯端末10Bのユーザの行動履歴を示す行動履歴情報に基づいて、当該携帯端末10Bのコンテンツ処理サーバとしてのサーバ20Bへの接続可能時間としてのネットワーク圏内残時間を推定する接続可能時間推定部としてのネットワーク圏内残時間算出部32を備え、送信部としての通信制御部12は、ネットワーク圏内残時間算出部32により推定された接続可能時間を示す接続可能時間情報をサーバ20Bへ送信し、送信された接続可能時間情報に基づいてサーバ20により変換されたコンテンツを受信する。
【0120】
また、サーバ受信部としての通信制御部22は、コンテンツ処理装置としての携帯端末10Bにより送信された接続可能時間情報を受信し、サーバ20Bは、通信制御部22により受信された接続可能時間情報と、コンテンツ形式変換処理部としての変換処理部24により変換されるコンテンツの各形式の変換所要時間とに基づき、接続可能時間に対応する時刻よりも前に変換が完了するコンテンツ形式を選択するコンテンツ形式選択部としての変換優先度算出部23dと、を備える。
【0121】
これにより、所定時間内にサーバ20Bによりコンテンツの変換を行い、携帯端末10Bがその変換コンテンツを再生可能かつ取得可能なコンテンツを、携帯端末10Bは優先的にダウンロードすることができる。
【0122】
例えば、あるユーザが昨夜録画を行い、その結果まだ未視聴のテレビ番組のコンテンツがサーバ20B上に蓄積されているとする。また、ユーザが、朝起きてから出勤する前までの限られた時間内(例えば30分以内)に、未視聴のコンテンツをサーバ20Bから携帯端末10Bにダウンロードし、通勤の途中に携帯端末10Bでコンテンツを視聴したいと考えたとする。このような場合であっても、携帯端末10Bを家庭内の通信ネットワークNWに接続することが不可能となる時刻が到来する前に、可能な範囲で、変換されたコンテンツをダウンロードすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0123】
本発明は、コンテンツのダウンロード完了までにネットワーク切断が発生した場合であっても、ダウンロード完了後にコンテンツを再生することが可能なコンテンツ処理装置、コンテンツ処理システム、コンテンツ処理プログラム等に有用である。
【符号の説明】
【0124】
10,10B 携帯端末
11 DLNA処理部
12 通信制御部
13 変換完了時刻解析部
14 アラーム制御部
15 表示制御部
16 表示部
17 キー操作部
20,20B サーバ
21 DLNA処理部
22 通信制御部
23,23B 変換制御部
23a 変換完了時刻計算部
23b 変換形式算出部
23c 変換後コンテンツ情報算出部
23d 変換優先度算出部
24 変換処理部
25 記憶部
26 外部メモリID記憶部
27 外部メモリID照合部
31 ユーザ行動履歴記憶部
32 ネットワーク圏内残時間算出部
33 スケジューラ制御部
41,42,71,72 コンテンツ一覧
50 自情報通知
51 再生可能情報
52 外部メモリIDの情報
53 空き容量情報
55 変換完了時刻の情報
56 再接続通知
56a 端末識別情報
56b 外部メモリID
61,62,63,64 表示画面
NW 通信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツをダウンロード完了後に再生するコンテンツ処理装置であって、
コンテンツを再生するコンテンツ再生部と、
前記コンテンツ再生部により再生可能なコンテンツ形式を示す再生可能情報を、コンテンツ形式を変換するコンテンツ処理サーバへ送信する送信部と、
前記送信部により送信された再生可能情報に基づいて前記コンテンツ処理サーバにより変換されたコンテンツを受信する受信部と、
を備えるコンテンツ処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載のコンテンツ処理装置であって、更に、
情報を提示する提示部を備え、
前記受信部は、前記コンテンツ処理サーバによるコンテンツの変換が完了するまでの所要時間又は変換完了時刻に相当する時間を示す変換完了時間情報を受信し、
前記提示部は、前記受信部により受信された変換完了時間情報に基づいて、前記コンテンツ処理サーバにより変換されるコンテンツの変換完了時間を提示するコンテンツ処理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のコンテンツ処理装置であって、更に、
コンテンツを記憶するコンテンツ記憶部と、
前記コンテンツ再生部により再生可能なコンテンツ形式をコンテンツ毎にコンテンツ一覧として表示するコンテンツ一覧表示部と、
前記コンテンツ一覧表示部により表示されたコンテンツ一覧に含まれるコンテンツのコンテンツ形式のうち、前記コンテンツ処理サーバにより蓄積されていないコンテンツのコンテンツ形式、又は、前記コンテンツ記憶部の空き容量よりもコンテンツ容量が大きいコンテンツのコンテンツ形式については、コンテンツ形式の変更が必要である旨を提示する提示部と、
を備えるコンテンツ処理装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載のコンテンツ処理装置であって、更に、
当該コンテンツ処理装置のユーザの行動履歴を示す行動履歴情報に基づいて、当該コンテンツ処理装置の前記コンテンツ処理サーバへの接続可能時間を推定する接続可能時間推定部を備え、
前記送信部は、前記接続可能時間推定部により推定された接続可能時間を示す接続可能時間情報を前記コンテンツ処理サーバへ送信し、
前記受信部は、前記送信部により送信された前記接続可能時間情報に基づいて前記コンテンツ処理サーバにより変換されたコンテンツを受信するコンテンツ処理装置。
【請求項5】
コンテンツをダウンロード完了後に再生するコンテンツ処理装置と、コンテンツ形式を変換するコンテンツ処理サーバと、を備えるコンテンツ処理システムであって、
前記コンテンツ処理装置は、
コンテンツを再生するコンテンツ再生部と、
前記コンテンツ再生部により再生可能なコンテンツ形式を示す再生可能情報を、前記コンテンツ処理サーバへ送信する装置送信部と、
前記コンテンツ処理サーバにより変換されたコンテンツを受信する装置受信部と、
を備え、
前記コンテンツ処理サーバは、
所定のコンテンツ形式のコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積部と、
前記コンテンツ処理装置により送信された再生可能情報を受信するサーバ受信部と、
前記サーバ受信部により受信された再生可能情報に基づいて、前記コンテンツ蓄積部により記憶されたコンテンツのコンテンツ形式を変換するコンテンツ形式変換処理部と、
前記コンテンツ形式変換処理部が変換を完了した後で、変換されたコンテンツを送信するサーバ送信部と、
を備えるコンテンツ処理システム。
【請求項6】
請求項5に記載のコンテンツ処理システムであって、
前記コンテンツ処理サーバは、前記コンテンツ形式変換処理部によるコンテンツの変換が完了するまでの所要時間又は変換完了時刻に相当する予定時間を推定する変換完了時間推定部を備え、
前記サーバ送信部は、前記変換完了時間推定部により推定された予定時間を示す変換完了時間情報を前記コンテンツ処理装置へ送信し、
前記コンテンツ処理装置は、情報を提示する提示部を備え、
前記装置受信部は、前記コンテンツ処理サーバにより送信された変換完了時間情報を受信し、
前記提示部は、前記装置受信部により受信された変換完了時間情報に基づいて、前記コンテンツ処理サーバにより変換されるコンテンツの変換完了時間を提示するコンテンツ処理システム。
【請求項7】
請求項5または6に記載のコンテンツ処理システムであって、
前記装置送信部は、当該コンテンツ処理装置に接続された外部メモリの識別情報を、前記コンテンツ処理サーバによるコンテンツの変換前と変換後とに送信し、
前記コンテンツ処理サーバは、前記コンテンツ処理装置によりコンテンツの変換前に送信された外部メモリの識別情報と、前記コンテンツ処理装置によりコンテンツの変換後に送信された外部メモリの識別情報と、が一致するか否かを判定する判定部を備え、
前記サーバ送信部は、前記判定部により一致すると判定された場合、前記コンテンツ形式変換処理部により変換されたコンテンツを送信するコンテンツ処理システム。
【請求項8】
請求項5ないし7のいずれか1項に記載のコンテンツ処理システムであって、
前記コンテンツ処理装置は、
コンテンツを記憶するコンテンツ記憶部と、
前記コンテンツ再生部により再生可能なコンテンツ形式をコンテンツ毎にコンテンツ一覧として表示するコンテンツ一覧表示部と、
前記コンテンツ一覧表示部により表示されたコンテンツ一覧に含まれるコンテンツのコンテンツ形式のうち、前記コンテンツ処理サーバにより蓄積されていないコンテンツのコンテンツ形式、又は、前記コンテンツ記憶部の空き容量よりもコンテンツ容量が大きいコンテンツのコンテンツ形式については、コンテンツ形式の変更が必要である旨を提示する提示部と、
を備えるコンテンツ処理システム。
【請求項9】
請求項5ないし8のいずれか1項に記載のコンテンツ処理システムであって、
前記コンテンツ処理装置は、当該コンテンツ処理装置のユーザの行動履歴を示す行動履歴情報に基づいて、当該コンテンツ処理装置の前記コンテンツ処理サーバへの接続可能時間を推定する接続可能時間推定部を備え、
前記装置送信部は、前記接続可能時間推定部により推定された接続可能時間を示す接続可能時間情報を前記コンテンツ処理サーバへ送信し、
前記装置受信部は、前記コンテンツ処理サーバにより変換されたコンテンツを受信し、
前記サーバ受信部は、前記コンテンツ処理装置により送信された接続可能時間情報を受信し、
前記コンテンツ処理サーバは、前記サーバ受信部により受信された接続可能時間情報と、前記コンテンツ形式変換処理部により変換されるコンテンツの各形式の変換所要時間とに基づき、前記接続可能時間に対応する時刻よりも前に変換が完了する特定のコンテンツ形式を自動的に選択するコンテンツ形式選択部を備えるコンテンツ処理システム。
【請求項10】
コンテンツをダウンロード完了後に再生するコンテンツ処理装置におけるコンテンツ処理方法であって、
コンテンツ再生部によりコンテンツを再生するステップと、
前記コンテンツ再生部により再生可能なコンテンツ形式を示す再生可能情報を、コンテンツ形式を変換するコンテンツ処理サーバへ送信するステップと、
前記送信された再生可能情報に基づいて前記コンテンツ処理サーバにより変換されたコンテンツを受信するステップと、を備えるコンテンツ処理方法。
【請求項11】
請求項10に記載のコンテンツ処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのコンテンツ処理プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−5239(P2013−5239A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−134552(P2011−134552)
【出願日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】