説明

コンテンツ出力装置及びコンテンツ出力方法

【課題】ユーザが所望するコンテンツを容易に特定できる。
【解決手段】コンテンツ出力装置に関し、提供元記憶部は検索のキーとなるコンテンツであるキーコンテンツの提供元と、自装置にコンテンツを提供可能な複数の提供元のうち検索対象となるコンテンツの提供元とを対応付けて記憶する。取得部は操作受付部により選択されたキーコンテンツの提供元と対応付けられた提供元で提供しているコンテンツの情報を取得する。関連度算出部は、前記検索対象となるコンテンツの提供元で提供しているコンテンツと、キーコンテンツとの間の関連度を算出する。出力部は前記キーコンテンツに関連するコンテンツの情報を、前記関連度に従って配置した一覧情報を出力する。提供元記憶部において、さらに、キーコンテンツの提供元と対応付けられている検索対象となるコンテンツの提供元には、キーコンテンツの提供元と異なるコンテンツの提供元が含まれている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
複数の提供先のコンテンツの情報を表示するコンテンツ出力装置及びコンテンツ出力方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、AV機器のコンテンツ保存能力の拡大や機器内に留まらない機器間又はネットワーク上に存在するコンテンツとのシームレス性の拡大などにより、ユーザがアクセス可能なコンテンツ数は急速に増加してきている。そして、このようなコンテンツを選択視聴するための受信装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1の受信装置では、ユーザが所望するコンテンツを表示する場合、コンテンツ一覧表示からユーザによりコンテンツの選択操作がなされる。そして、選択されたコンテンツが機器内に蓄積されている場合は、そのコンテンツを読み出してデータ表示部に表示し、一方、選択されたコンテンツが機器の外部に存在する場合は、そのコンテンツを受信してデータ表示部に表示するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−292383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、AV機器などでは、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶媒体の大容量化が進んでいることにより、視聴を所望するコンテンツを検索する場合に、多くの過程を経なければならない。さらに、ネットワーク上の映像音声データ(コンテンツ)も表示対象に含めると、参照可能なコンテンツの数が膨大となってしまう。従って、これら提供先が異なるコンテンツの情報をすべてユーザに対して一覧として表示した場合に、ユーザが所望するコンテンツの情報を特定することが困難であった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、膨大なコンテンツから、ユーザが所望するコンテンツを容易に特定できるコンテンツ出力装置及びコンテンツ出力方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるコンテンツ出力装置は、提供元記憶部と、操作受付部と、取得部と、関連度算出部と、出力部と、を備える。提供元記憶部は、検索のキーとなるコンテンツであるキーコンテンツの提供元と、自装置にコンテンツを提供可能な複数の提供元のうち 検索対象となるコンテンツの提供元とを、対応付けて記憶する。操作受付部は、キーコンテンツの選択操作を受け付ける。取得部は、選択されたキーコンテンツの提供元と提供元記憶部で対応付けられた提供元で提供しているコンテンツの情報を取得する。関連度算出部は、取得部により取得された、検索対象となるコンテンツの提供元で提供しているコンテンツと、キーコンテンツとの間の関連度を算出する。出力部は、選択操作を受け付けたキーコンテンツに関連するコンテンツの情報を、関連度算出部により算出された関連度に従って配置した一覧情報を出力する。提供元記憶部において、さらに、キーコンテンツの提供元と対応付けられている検索対象となるコンテンツの提供元には、キーコンテンツの提供元と異なるコンテンツの提供元が含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、第1の実施の形態にかかる表示処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、TV番組をコンテンツとした場合におけるメタデータの一例を示す説明図である。
【図3−1】図3−1は、コンテンツの内容を表わす表示情報の一例を示す図である。
【図3−2】図3−2は、コンテンツの内容を表わす表示情報の一例を示す図である。
【図4】図4は、状態遷移テーブルのテーブル構造を示した説明図である。
【図5】図5は、状態レジスタのテーブル構造を示した説明図である。
【図6】図6は、情報源対応テーブルのテーブル構造を示した説明図である。
【図7】図7は、メタデータ取得テーブルのテーブル構造を示した説明図である。
【図8】図8は、情報源種類表示色対応テーブルのテーブル構造を示した説明図である。
【図9】図9は、表示制御部が表示処理するコンテンツの一覧情報の画面の例を示す説明図である。
【図10】図10は、表示情報の表示動作の詳細に関する説明図である。
【図11】図11は、表示情報の表示動作の詳細に関する説明図である。
【図12】図12は、キーコンテンツの表示情報C1と他のコンテンツの表示情報C11〜を配置した一覧情報の一例を示す図である。
【図13】図13は、第1の実施の形態にかかる表示処理装置による表示情報の表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】図14は、第2の実施の形態にかかる表示処理装置による表示情報の表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】図15は、第3の実施の形態にかかる表示処理装置の構成を示すブロック図である。
【図16】図16は、第3の実施の形態にかかる検索情報源管理テーブルのテーブル構造を示した説明図である。
【図17】図17は、第3の実施の形態にかかる表示処理装置による表示情報の表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】図18は、変形例にかかる表示処理装置の構成を示すブロック図である。
【図19】図19は、変形例にかかる表示処理装置による表示情報の表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】図20は、表示処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるコンテンツ表示装置およびコンテンツ表示方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、本発明にかかるコンテンツ表示装置をテレビジョン(Television:TV)に適用した例を示すが、これに限定されることなく、表示装置などにおいて映像等のコンテンツを表示できるものであれば、本発明を適用することができる。
【0010】
次に、表示処理装置100の機能構成について説明する。図1は、実施の形態にかかる表示処理装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、表示処理装置100は、電子番組表記憶部150と、メタデータ取得テーブル151と、情報源対応テーブル152と、状態遷移テーブル153と、情報源種類表示色対応テーブル154と、録画番組記憶部160と、表示部170と、放送受信部108と、映像再生部107と、IPTV(Internet Protocol TeleVision)接続部180と、を備えており、IPTVサーバ200とネットワークを介して接続されている。
【0011】
また、表示処理装置100は、ASICやCPU等の処理装置、表示処理装置100の動作を制御する所定のプログラムが格納されたROMや当該処理装置のワーク領域となるRAM等の記憶装置を備えており(ハードウェア構成については後述する)、リモコン操作受付部101と、メタデータ検索部102と、メタデータ取得部103と、関連度算出部104と、表示情報生成部105と、表示制御部106と、情報源選択部109と、検索キー指定部110と、状態レジスタ111と、状態指示部112と、の機能部を実現する。
【0012】
IPTVサーバ200は、IPを利用してテレビ番組や映画などの映像を配信するサービスを提供するサーバであり、表示処理装置100からの要求により、当該映像等のコンテンツ、該コンテンツのメタデータを配信する。
【0013】
IPTV接続部180は、表示処理装置100とIPTVサーバ200とを接続するインターフェースである。
【0014】
電子番組表記憶部150は、電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)を管理・配信している外部サーバから取得した電子番組表を記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。具体的には、インターネットなどのネットワーク網に接続されたサービス提供者のサーバ装置から、通信部(不図示)を介してTV、CATV、CS放送、BS放送などの電子番組表を取得し、取得した電子番組表を記憶している。ここで、電子番組表には、現在から未来のある時点(例えば、1週間後)までに放送される番組に関する情報が含まれているものとする。
【0015】
録画番組記憶部160は、映像等のコンテンツを記憶するHDDやメモリ等の記憶媒体である。例えば、表示処理装置100がHDDを備えたTVである場合は、録画番組記憶部160は、TV番組等を録画した映像のコンテンツを記憶することになる。また、DVD(Digital Versatile Disk)の映像や、ビデオカメラで撮像した映像等をコンテンツとしてもよい。
【0016】
また、録画番組記憶部160は、コンテンツ毎に当該コンテンツに関するメタデータを関連付けて記憶している。ここで「メタデータ」とは、各コンテンツに固有の特性を示した情報群であって、各コンテンツのタイトルや放送日時等が含まれる。例えば、コンテンツがTV番組の場合には、TV番組のタイトル、チャンネルや放送日時、出演者、番組内容、ジャンル等の情報(番組情報)がメタデータとなり、コンテンツとともこのメタデータが提供され、録画番組記憶部160に記憶される。
【0017】
図2は、TV番組をコンテンツとした場合におけるメタデータの一例を示す説明図である。図2に示すメタデータは、TV番組を録画したコンテンツに関する情報であり、TV番組のタイトル「お昼のコメディーショー」、チャンネル「○×放送」、放送日時「2008年8月1日 12:00〜12:40」、出演者「○○△、□□××」、番組内容「今旬の〜世界にいざなう」、ジャンル「お笑い」などの情報が記憶されている。
【0018】
なお、上記では、メタデータが予め設定された状態で提供される態様を説明したが、これに限定されることなく、リモコンなどの入力装置90などを介してユーザから入力された情報をメタデータとして、コンテンツと関連付けて録画番組記憶部160に記憶する態様としてもよい。
【0019】
表示部170は、文字や画像を表示する液晶画面(LCD)などであり、受信したTV番組などのコンテンツや記憶されているコンテンツ、電子番組表、検索画面や、検索結果画面などを表示するものである。
【0020】
また、表示部170は、ユーザがコンテンツの検索を行うために、後述する表示情報生成部105により生成されたコンテンツの内容を表わす表示情報を表示する(図3−1、3−2参照)。
【0021】
放送受信部108は、TV放送により放送された映像のコンテンツ(TV番組)を、アンテナやケーブル(不図示)を介して受信するものである。
【0022】
映像再生部107は、ユーザが再生を所望する映像のコンテンツ、すなわち放送受信部108により受信したTV番組などのコンテンツ、IPTV接続部180を介してIPTVサーバ200から取得した映像のコンテンツ、または録画番組記憶部160に記憶されている映像のコンテンツを取得して、取得したコンテンツをデコード(再生)して、表示制御部106に送出するものである。
【0023】
リモコン操作受付部101は、ユーザによりリモコン90に備えられた操作ボタンが押下されたことを認識し、操作を受け付けるものである。例えば、ユーザが複数のコンテンツから所望のコンテンツを検索し、さらにそのコンテンツと関連するコンテンツを検索する場合、表示部170に表示された電子番組表に表示された複数のコンテンツから検索の中心(キー)となるコンテンツ(キーコンテンツ)を、ユーザがリモコン90に備えられた操作ボタンで選択すると、リモコン操作受付部101は、このキーコンテンツの選択操作、すなわちコンテンツの検索を行う旨の操作を受け付ける。
【0024】
また、再生中のコンテンツをキーコンテンツとしてもよく、その場合には、ユーザがコンテンツの再生中にリモコン90に備えられた操作ボタンを押下した場合、リモコン操作受付部101は、その再生中のコンテンツをキーコンテンツとする選択操作、すなわちコンテンツの検索を行う旨の操作を受け付ける。
【0025】
また、リモコン操作受付部101は、詳細は後述するが、表示部170に表示された複数のコンテンツの表示情報が表示された一覧情報から、注目するコンテンツ(注目コンテンツ)の表示情報に対する指示操作を受け付ける。
【0026】
状態遷移テーブル153は、図4に示すように、“状態番号”毎に、“入力”と、“処理”と、状態番号で示された“移動先”と、を対応付けて保持している。“入力”は、リモコン操作受付部101において行われた入力操作を示している。“処理”は、“入力”に設定された入力操作が行われた場合に、表示処理装置100で実行する処理を示している。“移動先”は、“入力”に設定された入力操作が行われた場合に、設定される状態番号を示している。なお、状態番号は、表示制御部115が表示する画面毎に割り当てられている番号とする。
【0027】
例えば、状態番号“0”の画面において、「番組表ボタン」が押下された場合に、表示制御部115が、「番組表ボタン」と対応付けられた処理“番組表表示”を行うと共に、「番組表ボタン」と対応付けられた“移動先”を示す状態番号“1”が後述する状態レジスタ111の“現在の状態番号”に設定される。
【0028】
状態レジスタ111は、図5に示すように、一つ前の状態番号と、現在の状態番号とを対応付けて記憶している。“一つ前の状態番号”とは、現在の画面より一つ前に表示されていた画面を示す状態番号とする。“現在の状態番号”とは、現在の画面を示す状態番号とする。
【0029】
状態指示部112は、リモコン操作受付部101により受け付けられた入力操作に基づいて、状態遷移テーブル153により特定された“移動先”の状態番号を、状態レジスタ111の“現在の状態番号”に設定すると共に、今まで“現在の状態番号”に設定されていた状態番号を“一つ前の状態番号”に設定する。さらに、状態指示部112は、リモコン操作受付部101により受け付けられた入力操作に基づいて、状態遷移テーブル153から特定された、画面を表示するための“処理”を、表示制御部115に出力する。
【0030】
例えば、状態番号が“0”の画面が表示されているときに、「番組表ボタン」が押された場合、状態指示部112は、状態遷移テーブル153に対して、「状態番号」が“0”で、「入力」が“番組表ボタン”であるレコードを検索し、当該レコードの「処理」フィールドの内容“番組表表示”を実行するように、表示制御部106に指示する。そして、「移動先」に記載された状態番号“1”を現在の状態とする。そして、状態指示部112は、前の状態番号“0”と、現在の状態番号“1”とを状態レジスタ111に設定する。
【0031】
情報源対応テーブル152は、図6に示すように、メタデータ取得部103がメタデータを取得する対象となる情報源を、状態番号と対応付けて保持する。つまり、情報源対応テーブル152は、表示される画面毎(状態番号)に、検索対象となる情報源を記憶している。
【0032】
情報源選択部109は、情報源対応テーブル152を参照し、メタデータの取得対象となる情報源を選択する。本実施の形態においては、情報源選択部109は、状態レジスタ111を参照し、“一つ前の状態番号”に設定されていた状態番号が、情報源対応テーブル152の状態番号に設定されていた場合に、当該状態番号と対応付けられた情報源を、メタデータの取得対象として選択する。なお、“一つ前の状態番号”に設定された状態番号が、情報源対応テーブル152に保持されていない場合、全ての情報源がメタデータの取得対象となる。本実施の形態においては、全ての情報源がメタデータの取得対象となった場合について説明し、第2の実施の形態においては、情報源対応テーブル152でメタデータの取得対象となる情報源が絞り込まれる例について説明する。
【0033】
メタデータ取得テーブル151は、後述するメタデータ取得部103がメタデータを取得するために必要は情報を保持している。図7に示すように、メタデータ取得テーブル151は、情報源IDと、取得モジュールと、オプションと、情報源種類とを対応付けて記憶している。情報源IDは、コンテンツの提供元となる情報源を識別するIDとする。取得モジュールは、コンテンツを取得するために用いられるモジュールとする。オプションは、取得モジュールでコンテンツを取得する際に必要な設定等とする。情報源種類は、情報源とグループ化したカテゴリとする。
【0034】
ところで、インターネットにおいて、提供されている動画サービスとしては、様々な形態のサービスが存在する。コンテンツ会社が提供している動画サービス(情報源)が複数有るし、ユーザが自分で作成した動画をアップロードすることで他の人に対して参照可能に提供している動画サービス(情報源)も複数ある。このような複数の動画サービス(情報源)のコンテンツも一括して全てユーザに対して情報を提供しようとする場合、情報源毎に表示態様を異ならせて表示すると、表示態様が異なるものが多すぎて、かえってユーザがコンテンツを認識するのが難しくなる。
【0035】
そこで、本実施の形態においては、インターネットを介して提供している動画サービスについては、情報源種類“IPTV”とグルーピングした。このように各情報源をグルーピングし、EPG、FILE、IPTVの3種類に情報源種類をまとめ、情報源種類毎に表示態様を異ならせることで、ユーザがコンテンツを認識するのが容易になる。
【0036】
メタデータ取得部103は、リモコン操作受付部101により、検索キーによる検索操作を受け付けた場合や、キーコンテンツの選択操作を受け付けた場合、メタデータ取得テーブル151に保持されたメタデータの取得手法に基づいて、情報源(コンテンツの提供元)毎に、コンテンツのメタデータを取得する。このメタデータの取得先となる情報源は、情報源選択部109により選択された情報源とする。
【0037】
例えば、メタデータ取得部103は、地上デジタルEPGのコンテンツを取得したい場合、メタデータ取得テーブル151に登録されている、図示しない電子番組表モジュールを呼び出して、コンテンツのメタデータを要求する。そして、電子番組表モジュールが、録画番組記憶部160から各コンテンツのメタデータ取得し、メタデータ取得部103に送信する。これにより、メタデータ取得部103は、EPGに登録されているコンテンツのメタデータを取得できる。
【0038】
また、メタデータ取得部103は、IPTV_Aサービスのコンテンツを取得したい場合、メタデータ取得テーブル151に登録されている、図示しないIPTV接続モジュールを呼び出して、コンテンツのメタデータを要求する。そして、IPTV接続モジュールは、IPTV200サーバに対してコンテンツのメタデータを要求して、該メタデータを取得し、メタデータ取得部103に送信する。これにより、メタデータ取得部103は、IPTV_Aサービスに登録されているコンテンツのメタデータを取得できる。他の提供元が提供しているメタデータについても、同様の手法で取得できる。
【0039】
ところで、本実施の形態にかかるコンテンツの検索においては、ユーザに入力されたキーワードに基づいてコンテンツの検索を行うキーワード検索と、キーとなるコンテンツに関連するコンテンツを関連度に基づいて配置する関連度検索と、の2種類の検索手法を可能とする。まずはキーワード検索に必要な構成について説明する。
【0040】
検索キー指定部110は、リモコン操作受付部101により、検索条件となる文字列(キーワード)の入力操作を受け付けた場合、当該文字列をキーワードとして、後述するメタデータ検索部102に対して指定する。なお、リモコン操作受付部101により、入力される。なお、リモコン操作受付部101でキーワードを入力する手法としては、ソフトウェアキーボードなどが考えられる。
【0041】
メタデータ検索部102は、検索キー指定部110により指定されたキーワードが含まれる(検索条件を満足する)メタデータを、メタデータ取得部103が取得したメタデータから検出する。そして、メタデータ検索部102は、検出したメタデータを、表示制御部106に出力する。これにより、表示制御部115が、キーワードに基づく検索条件に合致したコンテンツの情報を一覧として表示することができる。
【0042】
キーワード検索の次に、関連度検索について説明する。メタデータ検索部102は、リモコン操作受付部101により、キーコンテンツの選択操作を受け付けた場合、メタデータ取得部103により取得したコンテンツのメタデータから、キーコンテンツのメタデータを検索し、検索したキーコンテンツのメタデータを関連度算出部104に送出する。さらに、メタデータ検索部102は、メタデータ取得部103により取得したコンテンツのメタデータから、関連度算出部104によりメタデータとの関連度を算出する対象となる他のコンテンツのメタデータを検索し、検索した他のコンテンツのメタデータを関連度算出部104に送出する。
【0043】
また、メタデータ検索部102は、リモコン操作受付部101により、キーコンテンツの選択操作を受け付けた場合、メタデータ取得部103により取得した全てのコンテンツのメタデータを表示情報生成部105に送出する。
【0044】
関連度算出部104は、メタデータ検索部102から送出された選択されたキーコンテンツのメタデータと他のコンテンツのメタデータとに基づいて、キーコンテンツに対する他のコンテンツ各々の関連度を、メタデータに含まれる項目、例えば、タイトル、チャンネルごとに算出するものである。具体的に、関連度RMの算出は、下記式(1)を用いて算出する。
【0045】
【数1】

【0046】
上記式(1)において、Nはメタデータ取得部103で取得可能なメタデータの総数を意味している。また、キーコンテンツに対応するメタデータM11(n)、いずれかの他のコンテンツに対応するメタデータM21(n)の「(n)」は、メタデータ取得部103で取得されるn番目のメタデータを意味している。また、fan(M11(n)、M21(n))は、メタデータM11(n)とM21(n)との関連度をRMnとして返す関数であり、Wanは重みを示す値(n=1、・・・、N)である。
【0047】
ここでメタデータとして取得される情報は上述の通り多岐に渡るが、以下、説明を簡略化するため、メタデータは{録画日時、コンテンツのタイトル、チャンネル、ジャンル、出演者リスト}の5つの集合である(N=5)とし、これら5つのメタデータを先頭からn=1、2、・・・、5であるとして説明を進める。
【0048】
すると、キーコンテンツに対する他のコンテンツの関連度RMは、下記に示した5つの関連度RM1〜RM5の重み付き線形和で表すことができる。
RM1=fa1(メタデータM11の録画日時、メタデータM21の録画日時)
RM2=fa2(メタデータM11のタイトル、メタデータM21のタイトル)
RM3=fa3(メタデータM11のチャンネル、メタデータM21のチャンネル)
RM4=fa4(メタデータM11のジャンル、メタデータM21のジャンル)
RM5=fa5(メタデータM11の出演者リスト、メタデータM21の出演者リスト)
【0049】
fa1は例えば、録画日時が近い程大きな値をとり、遠くなる程小さな値を取る関数である。具体的には、例えば、MO1/|rec_data(M11)−rec_data(M21)|等の関係式を用いることができる。ここで、rec_data(x)は、xの録画日時を一意の整数化する関数であり、ある基準日時を0として、そこからの経過秒数などに整数化する関数である。またMO1は任意の定数であり、|X|はXの大きさを示す関数であり、典型的には絶対値である。
【0050】
なお、ここでは、fa1(M11、M21)=g(rec_data(M11)−rec_data(M21))とした場合、g(x)=MO1/|X|という関数であるgを用いた例を示したが、これに限定されるものではない。L2ノルムなどを使用するようなg、例えば、g(x)=MO1/||x||のようなものであってもよい。この場合、||x||は、xを構成するそれぞれの要素の差の自乗合計の平方根をとったものとなる。
【0051】
また、g(x)は、シグモイド関数等を用いてもよいし、ガンマ関数等を用いてもよい。なお、上記ではメタデータM11とM21が近い時に大きな値をとるような例を示したが、これに限定されるものではない。逆に小さな値をとるように構成することとしてもよい。また、特定の条件の時に大きな値をとるような関数gを用いることもできる。
【0052】
fa2は例えば、メタデータM11とM21とのタイトル文字列に同様の文字列が多く含まれている程大きな値をとるような関数で実現される。例えば、M11のタイトルが“あいうえお”、M21のタイトルが“かきうえこ”ならば、間の“うえ”の2文字が両者に含まれている。一方、“あいうえお”と“かきくけお”の場合は、1文字が両者に含まれているため、前者の方がfa2の値が大きくなる。なお、番組内容に含まれるキーワードにより関連度を判断する場合も、タイトルと同様に算出することが可能ある。
【0053】
以上では単純に両者に含まれている文字数の比較による例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、先頭からの共通の文字数が多い方をより大きな値をとるようにする、であるとか、共通の文字が無くても、同様の概念を含むものならば共通と見なすとかといったような条件をさらに加えることとしてもよい。後者の例としては、例えば、“野球”と“ベースボール”を同様とみなし、これらがそれぞれに含まれている場合は、共通文字列が含まれていると見なすなどといったようなものである。
【0054】
また、メインの文字列が同じで、サブの文字列が異なる場合には、これらは共通のシリーズのコンテンツであることが多いため、このような場合には、よりfa2の値を大きくするなどといったこともあり得る。例えば、“あいうえお#2”と、“あいうえお#3”は、同じドラマコンテンツの異なる回であるとみなせるため、このような場合には、fa2の値を2倍するなどといったようなものである。なお、以上での説明はあくまでも一例であり、曖昧検索などの公知の技術を用いたり、正規表現による検索などの公知の技術を用いたりすることで、以上で説明したよりも高度な比較を行うことが可能となる。
【0055】
fa3は例えば、メタデータM11とM21とのチャンネルが同じ場合は大きな値をとるような関数である。単純には、チャンネルが同じ場合は、値MO2を、そうでない場合には値0をとる関数として実現できる。ここで、MO2は任意の定数である。さらに拡張して、同系列のチャンネルの場合には、別の値をとるようにしてもよい。例えば、同じ系列局の場合には、値MO2/2を返す関数とすることとしてもよい。また、同系列だが放送メディアが異なるような場合には、MO2/4を返す関数とすることとしてもよい。なお、以上で説明した態様はあくまでも一例であり、任意の関数を用いることが可能である。
【0056】
fa4は例えば、メタデータM11とM21とのジャンルが同じ場合は大きな値をとるような関数である。例えば、M11とM21とが双方とも「スポーツ」というジャンルの場合、値MO3を、そうでない場合には値0を取り、さらに、M21がM11のサブジャンルである場合、例えば、M11のジャンルが「スポーツ」、M21のジャンルが「野球」である場合には、MO3/2を取るような関数とすることとしてもよい。また、M11のジャンルとM21のジャンルが直接同じでなくとも双方の親となるジャンルが同じとなる場合、例えば、M11のジャンルが「野球」、M21のジャンルが「サッカー」の場合には、双方の親ジャンルは「スポーツ」で同じであるため、MO3/4を取るといった関数とすることとしてもよい。なお、以上で説明した態様はあくまでも一例であり、任意の関数を用いることが可能である。
【0057】
fa5はfa4と同様である。例えば、メタデータM11とM21との登場人物リストが夫々「WW、XX、YY」、「XX、YY、ZZ」の場合には、共通の登場人物は2人となるため、2×MO4を取り(ここでMO4は任意の定数値)、共通の登場人物が居ない場合には0を取るような関数を用いることができる。また、登場人物にはグループも含まれるため、ある登場人物KKがグループXXのメンバであった場合、「VV、WW、XX」、「KK、YY、ZZ」のようなメタデータM11、M21があったときに、M11にはグループXXが出演、すなわち、このメンバのKKも出演、M21にはグループXXは出演していないが、メンバであるKKは出演しているため、このような場合には、MO4/2を返すようにすることとしてもよい。
【0058】
同様に、登場グループや登場人物の関係が定義される場合、例えば、グループXXとグループYYは同じ所属事務所であるなどといったような場合には、MO4/4を返すといったようにも拡張することとしてもよい。この場合、人物とグループ間の関係又は各人物、グループの所属する所属事務所間の関係は、メタデータ内に定義されている態様としてもよいし、外部のサーバ(情報サイト)から取得する態様としてもよい。
【0059】
なお、以上では、登場人物リストに登場する人に対して関連度の区別をしない例を示したが、これに限定されるものではない。登場人物リストに出現する順番によって、さらに重み付けされる態様としてもよい。例えば、メタデータM11の1番目に出てくる人との比較の場合は算出した関連度はそのままとし、2番目ならば関連度を1/2、3番目なら1/3とするといったように出現する順番に応じて重み付けを変化させることとしてもよい。また、メタデータM11での順番とM21での順番を両方とも加味する態様としてもよい。例えば、メタデータM11の2番目の人物と、メタデータM21の3番目の人物とを比較する場合、メタデータM11の2番目ならば1/2、メタデータM21の3番目ならば1/3となるため、トータルの関連度を1/2×1/3=1/6とするようにしてもよい。また、メタデータとして、主演などの情報を用いて、主演者に対する関連度の重み付けを変えるようにしてもよい。例えば、主演の場合には算出した関連度を2倍するといったように重み付けを変化させることができる。
【0060】
表示情報生成部105は、メタデータ検索部102から送出されたキーコンテンツのメタデータおよび他のコンテンツのメタデータから、キーコンテンツおよび他のコンテンツの内容を表わす表示情報を生成する。具体的には、例えば、表示情報生成部105は、コンテンツが録画番組記憶部160に記憶された映像データのメタデータに基づいて、当該映像データの代表画像にタイトル等を付随させることで、表示部170に表示可能とした表示情報を生成する。また、例えば、表示情報生成部105は、コンテンツがIPTVサーバ200から取得した映像データのメタデータに基づいて、当該映像データの代表画像にタイトル等を付随させることで、表示部170に表示可能とした表示情報を生成する。また、例えば、表示情報生成部105は、電子番組表記憶部150に記憶された電子番組表に基づいて、TV番組のタイトル、放送日時、チャンネル、番組内容等を、表示部170に表示可能とした表示情報を生成する。
【0061】
ここで、表示情報の詳細について説明する。図3−1、3−2は、コンテンツの内容を表わす表示情報の一例を示す図である。図3−1では、例えば、録画番組記憶部160に記憶された映像データのメタデータに基づいて生成されたキーコンテンツの表示情報C1である。同図に示すように、キーコンテンツの表示情報C1は、C1−1にそのコンテンツの代表画像が表示され、C1−2にそのコンテンツ(映像)のタイトル「L358△*6」が表示されている。また、図3−2では、例えば、電子番組表に基づいて生成されたキーコンテンツの表示情報C1である。同図に示すように、キーコンテンツの表示情報C1は、C1−3にチャンネルが表示され、C1−4にそのコンテンツ(映像)のタイトル「お昼のコメディーショー」、番組内容「今旬の〜世界にいざなう」が表示され、C1−5に放送日時が表示されている。
【0062】
情報源種類表示色対応テーブル154は、図8に示すように、情報源をグルーピングした“情報源種類”毎に、表示する“色”を保持している。本実施の形態においては、表示する色を変化させるが、表示態様として色以外の表示を情報源種類毎に変化させても良い。
【0063】
表示制御部106は、映像再生部107により送出されたコンテンツを表示部170に再生表示するものである。
【0064】
また、表示制御部106は、検索キーを用いた検索結果画面として、表示部170にコンテンツの情報の一覧等を表示する。図9に示すように、コンテンツの一覧を表示する際、コンテンツの提供元である情報源をグルーピングした情報源種類ごとに色を変えて表示する。図9に示す例では、EPGから取得したコンテンツの情報の枠内を白色で、IPTVやインターネットなどのネットワーク(IPTV)から提供されているコンテンツの情報の枠内を青色(図3においては淡い網掛け)で、録画(FILE)されたコンテンツの情報の枠内を黄色(図3においては濃い網掛け)で表示されている。
【0065】
また、表示制御部106は、上述したようにリモコン操作受付部101がユーザから、任意のコンテンツに関連するコンテンツの検索を行う旨の操作を受け付けた場合、ユーザが検索を行うための、キーコンテンツの表示情報とキーコンテンツに関連性を持つ他のコンテンツの表示情報とを表示した一覧情報を表示する。
【0066】
一覧情報(類似コンテンツリスト)は、キーコンテンツの表示情報を所望の位置に配置するとともに、当該キーコンテンツの表示情報の位置を中心に同心形状に形成された複数の多角形上であって、リモコン90に備えられた操作ボタン、例えば十字キーの操作ボタンによる操作方向に沿う形状で、中心から放射方向に向けて項目ごとに分別された所定領域に、中心近傍から関連度の高い順に、他のコンテンツの表示情報をそれぞれ配置した一覧情報を生成し、生成した一覧情報を表示部170に表示する。また、他のコンテンツの表示情報は、中心から放射方向に向けて項目毎に分類された所定領域に、中心近傍から関連度が高い順にそれぞれ配置される。また、一覧情報は、キーコンテンツの表示情報の表示サイズを最大とし、中心近傍から離れるに従って他のコンテンツの表示情報の表示サイズを小さくして表示する。
【0067】
具体的には、表示制御部106は、図10に示すように、キーコンテンツの表示情報C1の位置を中心とした同心形状に形成された複数の8角形F1、F2…上であって、リモコン90に備えられた操作ボタンによる上下左右の操作方向に沿う形状で、他のコンテンツの表示情報を配置していく。つまり、表示制御部106は、8角形F1の頂点には、他のコンテンツの表示情報C11〜18までの8個の表示情報を配置する。また、表示制御部106は、8角形F2の頂点には、他のコンテンツの表示情報C21、23、25、27、29、31、33、35の8つの表示情報を配置し、それぞれの表示情報の間に、操作方向に沿うように他のコンテンツの表示情報C22、24、26、28、30、32、34、36の8個の表示情報を配置する。以下同様に、8角形の頂点に他のコンテンツの表示情報を8つ配置し、それぞれの表示情報の間にさらに他のコンテンツの表示情報を配置していく。このように他のコンテンツの表示情報を配置すると、いずれの表示情報から上下左右の操作がなされても、その操作方向に沿って、その表示情報以外の表示情報が配置されることになる。
【0068】
なお、表示制御部106が表示情報を表示する際、情報源種別毎に、表示情報の外枠の色を変更して表示する。表示情報の外枠の色は、図9と同様に、情報源種類毎に異ならせる。例えば、EPGの情報であるC36は、白色で表示され、IPTVのコンテンツであるC34は、青色(図3においては淡い網掛け)で表示され、録画(FILE)されたコンテンツであるC17は、黄色(図3においては濃い網掛け)で表示される。
【0069】
また、表示制御部106は、表示領域を所定のサイズ毎に分割し、分割された表示領域毎に、関連するジャンル毎に表示情報を表示する。本実施の形態においては、図9に示す一覧情報のように、表示領域毎を上下左右に4分割し、上側に「タイトル」、右側に「人物」、下側に「キーワード」、左側に「ジャンル」の項目を表示し、キーコンテンツの表示情報C1を中心位置として、他のコンテンツの表示情報が中心近傍から外側に向けて配置して表示する。
【0070】
また、本実施の形態では、上下左右の操作方向に沿う形状で他のコンテンツの表示情報を配置したため、例えば、検索中における注目コンテンツが表示情報C30であった場合に、操作ボタンにより左右の指示操作を受け付けると、矢印Aのように注目コンテンツが変わっていく。また、検索中における注目コンテンツが表示情報C30であった場合に、操作ボタンにより上下の指示操作を受け付けると、矢印Bのように注目コンテンツが変わっていく。また、例えば、注目コンテンツが表示情報C11であった場合に、指示操作を受け付けて右にカーソル1つ分移動すると、表示情報C36へ注目コンテンツが変わる。同じく、上にカーソル1つ分移動すると表示情報C22へ、左にカーソル1つ分移動すると表示情報C12へ、下にカーソル1つ分移動すると表示情報C18へ注目コンテンツが変わることになる。これより、リモコン90の十字キーなどの操作ボタンからの指示操作が行いやすくなる。
【0071】
次に、以上のように構成された表示処理装置100による表示情報の表示処理について説明する。図13は、表示処理装置100による表示情報の表示処理の流れを示すフローチャートである。
【0072】
まず、リモコン操作受付部101は、リモコン90の操作ボタンから、検索キーによる検索操作を受け付けるまで待機する(ステップS1301)。選択操作を受け付けた場合(ステップS1301:Yes)、検索キー指定部110が、ユーザが入力したキーワードを、検索キーワードとして指定する(ステップS1302)。具体的には、検索キー指定部110は、ユーザが入力したキーワードを取得し、変数keywordに代入する。
【0073】
次に、情報源選択部109が、検索画面の一つ前の画面を示す状態番号を、状態レジスタ111から取得する(ステップS1303)。なお、本処理手順で取得した状態番号は、図6に含まれていないものとする。
【0074】
この場合、情報源選択部109は、メタデータの取得先を格納する変数Listに、情報源情報全てを設定する(ステップS1304)。これにより、情報源情報全てがメタデータの取得先として選択されたことになる。本実施の形態においては、変数Listには、{地上デジタルEPG, IPTV Aサービス, IPTV Bサービス, 録画ファイル}が格納される。なお、本実施の形態においては、格納される情報源IDに文字列を用いているが、情報源を識別する数字を格納しても良い。
【0075】
次に、メタデータ取得部103は、変数Listが空か否か判断する(ステップS1305)。メタデータ取得部103は、空ではないと判断した場合(ステップS1305:No)、変数Listに設定された情報源情報を一つ取り出し、メタデータの取得先となる情報源情報iに代入する(ステップS1306)。この際、取り出した情報源情報は、変数Listから取り除く。例えば、変数Listの内容が、{地上デジタルEPG, IPTV Aサービス, IPTV Bサービス, 録画ファイル}であるならば、情報源情報iに地上デジタルEPGが代入され、Listの内容は{IPTV Aサービス, IPTV Bサービス,録画ファイル}となる。もし、変数Listの内容が{録画ファイル}であるならば、情報源情報iは録画ファイルとなり、変数Listの内容は空になる。
【0076】
その後、メタデータ取得部103は、情報源情報iに対応するメタデータ取得手法と情報源種類情報をメタデータ取得テーブルから取得し、当該メタデータ取得手法により、当該情報源のコンテンツのメタデータ一覧を取得する(ステップS1307)。
【0077】
メタデータの取得する方法は、上述したようにメタデータ取得テーブルを参照し、情報源情報iと一致する「情報源ID」を有するレコードを検索し、当該レコードのフィールド“モジュール”で示されたモジュールを、フィールド“オプション”に示されたオプションで起動する。当該モジュールは、オブションで指定された設定に基づいて、メタデータを取得する。得られるメタデータの形式の例としては、図2に示されたフォーマットのように、1つの番組に対して「タイトル」「チャンネル」「放送日時」「出演者」「番組内容」の5つのフィールドで構成される等とする。
【0078】
なお、本実施の形態においては、メタデータ取得部103は、取得可能なコンテンツに関するメタデータをすべて取得するが、個数を限定して取得してもよい。なお、情報源毎にメタデータの形式が異なる場合も想定されるが、本実施の形態においては、メタデータ取得部103が、情報源毎に異なるメタデータを、同じ形式にそろえるものとする。
【0079】
そして、メタデータ検索部102は、取得した情報源情報iのコンテンツのメタデータ一覧に対して、変数keywordに記録されたキーワードにて検索を行う(ステップS1308)。これにより、検索キーによる検索条件に合致したコンテンツのメタデータのみが抽出される。メタデータ検索部102は、メタデータ全体に対して検索を行ってもよいし、メタデータの特定のフィールド(たとえば「出演者」)のみに絞って検索を行ってもよい。検索の結果として、該当する番組のメタデータが得られる。
【0080】
次に、メタデータ検索部102は、検索条件に合致したメタデータと、情報源種類とを対応付けて、表示制御部106に出力する(ステップS1309)。表示制御部115は、入力されたデータをステップS1310の処理を実行するまで、順次記憶しておく。たとえば、図2に示したメタデータの形式に、「情報源種類」と「情報源ID」というフィールドを追加してメタデータ毎に記憶しておく。
【0081】
一方、ステップS1305において、メタデータ取得部103は、Listが空と判断した場合(ステップS1305:Yes)、表示制御部115が、入力されたメタデータと共に入力された情報源種類と対応付けられた色を、情報源種類表示色対応テーブル154から取得する(ステップS1310)。
【0082】
そして、表示制御部115が、情報源種類毎に異なる色で、コンテンツのメタデータによる一覧情報を表示する(ステップS1311)。これにより、検索結果の表示の際には、情報源種類ごとに色が変更された、図9に示す一覧情報を表示できる。検索結果の表示の際には、情報源種類ごとに表示形態を変更する。たとえば図9の例では、情報源種類を色で表現しているが、ほかにも、アイコンや文字でも表現することができる。
【0083】
また、表示制御部115は、情報源種類ごとに表示する内容を変化させてもよい。さらに、表示制御部115は、メタデータの一覧情報を表示する際に、特定の条件でソート(たとえば、ユーザの嗜好に従ってソート)して表示しても良い。
【0084】
上述した処理手順では、キーワード検索の場合について説明したが、他の検索手法を用いても良い。この場合、ステップS1308においてキーワードによる検索ではなく、他の検索手法に基づいた検索が行われることになる。例えば、関連度検索の場合、コンテンツ毎にキーコンテンツとの関連度(距離)を算出しても良い。この場合、表示制御部115において、各コンテンツを示す表示情報が、算出された関連度(距離)に基づいて配置された検索結果画面が表示される。例えば、図10に示すように、中心にキーとなるコンテンツの表示情報を表示し、その周りに関連度が高いコンテンツ順に表示情報が配置されるような表示方法が考えられる。
【0085】
この場合も一覧情報の表示と同様に、情報源種類に応じて表示を変化させる。本実施の形態では、図10のように色で表現するが、枠の形状で種類を表現してもよいし、文字情報で種類を表現しても良い。
【0086】
図1に戻って、表示制御部106は、さらに、スクロール部121を備えており、さらに以下の機能を備えている。リモコン操作受付部101によりリモコン90の操作ボタンが押下されることで、注目するコンテンツ(注目コンテンツ)の表示情報を指示する指示操作を受け付けた場合、スクロール部121は、その操作方向に一覧情報を所定の表示範囲で移動することでスクロールするものである。このとき、表示制御部106は、スクロール部121のスクロールによる一覧情報の移動量に関わらず、キーコンテンツの表示情報の表示範囲内への表示を維持する。また、表示制御部106は、操作ボタンからの操作により指示されて注目コンテンツとなった他のコンテンツの表示情報の表示サイズを、指示されていない他のコンテンツの表示情報の表示サイズより大きくして表示する。
【0087】
本実施の形態にかかる表示処理装置100によれば、コンテンツの提供元(情報源)をグルーピングした情報源種類別に、コンテンツの情報の色を変えることで、コンテンツを提供している情報源が多くとも、適切なグループ毎にコンテンツの認識できるため、ユーザは所望するコンテンツを容易に特定できる。これにより、ユーザは所望するコンテンツを容易に選択し、閲覧することが可能になる。
【0088】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、情報源選択部109が全ての情報源情報を検索対象として選択した場合について説明した。第2の実施の形態においては、情報源選択部109が状態情報に応じて、検索対象となる情報源情報を絞り込んだ場合について説明する。なお、第2の実施の形態の表示処理装置は、第1の実施の形態の表示処理装置100と同様の構成を備えているものとして、説明を省略する。
【0089】
本実施の形態においては、検索対象となる情報源を絞り込むのは、例えば、ユーザが所定の情報源のコンテンツの一覧画面を参照した後に、検索画面を表示した場合には、表示されていたコンテンツが属していた所定の情報源に対する検索要求であると判断される。例えば、電子番組表から、検索画面を呼び出した場合には、当該電子番組表に表示されていたコンテンツに対する検索結果を表示したほうがよいと考えられる。
【0090】
このため、本実施の形態にかかる表示処理装置100においては、検索画面の一つ前の画面を示す状態番号に基づいて、検索対象となる情報源を特定した。
【0091】
次に、以上のように構成された表示処理装置100による表示情報の表示処理について説明する。図14は、第2の実施の形態にかかる表示処理装置100による表示情報の表示処理の流れを示すフローチャートである。
【0092】
まず、第1の実施の形態の図13と同様に、ステップS1301〜1303までの処理を行い、状態番号の取得までを行う(ステップS1401〜S1403)。なお、検索画面の一つ前の画面を示す状態番号を取得できない場合、現在の状態番号を利用すればよい。
【0093】
その後、情報源選択部109は、メタデータの取得先を格納するListに対して、状態番号と情報源対応テーブル152で対応付けられた情報源IDを設定する(ステップS1404)。これにより、検索画面の一つ前の画面に関連したコンテンツを提供する情報源がメタデータの取得先として選択されたことになる。本実施の形態においては、例えば、検索画面の一つ前の画面を示す状態番号が、番組表を示す状態番号“1”の場合、変数Listには、{地上デジタルEPG}が格納される。
【0094】
それ以降の処理は、第1の実施の形態の図13のステップS1305〜1311と同様の処理を行うものとして説明を省略する(ステップS1405〜S1411)。
【0095】
本実施の形態にかかる表示処理装置100においては、第1の実施の形態の効果に加えて、コンテンツの検索対象となる情報源を適切に制限することにより、不要なコンテンツの表示を軽減することで、所望するコンテンツを容易に特定できる。このように、表示対象となるコンテンツの数が適切に抑止されるので、スクロールなど必要コンテンツにたどり着くまでの時間を短縮できる。
【0096】
(第3の実施の形態)
ユーザが所定のコンテンツの情報を表示している場合に、当該コンテンツに関連する情報源のコンテンツのみ表示すれば良い場合や、情報源で示された提供元との契約等の制限から他の情報源との一括表示が認められない場合等がある。例えば、第1の実施の形態で示した関連度検索の場合、キーコンテンツを検索条件として設定した上で行われる。このような検索を行った場合に、他の情報源で提供されているコンテンツを全て表示すると、検索条件に一致するコンテンツの数は増加するが、ユーザにとって不利益な場合もある。例えば、ユーザが、既に料金を支払って契約した情報源が有る場合に、当該情報源で提供されているコンテンツに関連するコンテンツを検索した時、他の情報源で有料で提供されているコンテンツが検出されても、ユーザは当該コンテンツを見るために再度料金を支払う必要があり、不利益となる可能性がある。また、キーコンテンツの提供している情報源においても、同様のコンテンツを提供している他の情報源に、ユーザが行ってしまうことも考えられ、不利益を生じる可能性も考えられる。
【0097】
このように、検索条件となるキーコンテンツに応じて、検索対象となる情報源を制限する必要な場合もある。そこで、本実施の形態にかかる表示制御装置においては、キーコンテンツの情報源に応じて、検索対象なる情報源を制限する例について説明する。
【0098】
図15に示す表示処理装置1500は、上述した第1及び2の実施の形態に係る表示処理装置100とは、情報源対応テーブル152が削除され、検索情報源管理テーブル1702が追加され、情報源選択部109と処理が異なる情報源選択部1701を備えた点のみ異なる。なお、本実施の形態の表示処理装置1500の構成で、第1の実施の形態の表示処理装置100と共通な構成については説明を省略する。
【0099】
第1の実施の形態で示した関連度検索は、既に表示されたコンテンツ自身を検索キーとして検索している。このため、メタデータ検索部102は、検索時に利用した情報源IDをメタデータの1フィールドして記憶する。これにより、情報源選択部1701は、検索キーの属する情報源の情報を容易に得ることができる。
【0100】
検索情報源管理テーブル1702は、図16に示すように、“検索キー”(検索対象となるキーコンテンツを提供している情報源)と、“検索対象情報源”を示す情報源IDと、を対応付けて記憶している。これにより、キーコンテンツから、検索対象となる情報源の情報源IDを特定できる。なお、本実施の形態においては、検索情報源管理テーブル1702は、検索対象となる情報源の情報源IDが設定されているが、検索対象外となる情報源の情報源IDを設定しても良い。この場合、情報源選択部1701は、あらかじめ定められた情報源全ての情報源IDから、「情報源ID」フィールドに設定されている情報源IDを削除したものが、検索対象として設定される。このように検索対象外となる情報源IDを記憶するのは、所定の情報源について同時表示禁止などの制限を表現する場合に、検索対象外となる「情報源ID」への記載量を減らすことができ、テーブルの維持管理が容易となる。
【0101】
情報源選択部1701は、リモコン操作受付部101で選択されたキーコンテンツを示す情報源IDをメタデータ検索部102から取得し、当該検索キーを示す情報源IDと対応付けられている情報源IDを、検索情報源管理テーブル1702から取得する。そして、情報源選択部1701は、取得した情報源IDを検索対象となる情報源として選択する。
【0102】
なお、他の画面で選択されたコンテンツを検索キーとして、検索画面で検索を行う場合に、第1及び第2の実施の形態のように、予め備えられた情報源対応テーブル152を参照し、状態番号から情報源を特定しても良い。もしくは、検索以外の画面からの遷移の場合、第1及び第2の実施の形態で示した検索処理を行い、検索画面内でキーコンテンツが選択された場合に本実施の形態の検索処理を行うことも可能である。
【0103】
次に、以上のように構成された表示処理装置1700による表示情報の表示処理について説明する。図17は、第3の実施の形態にかかる表示処理装置1700による表示情報の表示処理の流れを示すフローチャートである。
【0104】
まず、リモコン操作受付部101は、リモコン90の操作ボタンから、キーコンテンツによる検索操作を受け付けるまで待機する(ステップS1901)。選択操作を受け付けた場合(ステップS1901:Yes)、検索キー指定部110から入力されたキーコンテンツを識別する情報に基づいて、メタデータ検索部102が、キーコンテンツの情報源IDを特定し、情報源選択部1701に出力する(ステップS1902)。
【0105】
その後、情報源選択部109は、メタデータの取得先を格納するListに対して、入力されたキーコンテンツの情報源IDと情報源対応テーブル152で対応付けられた検索対象となる情報源IDを設定する(ステップS1904)。これにより、キーコンテンツ基づいて検索対象となる情報源がメタデータの取得先として選択されたことになる。もし、キーコンテンツの情報源IDが設定されていない場合には、あらかじめ定められた情報源すべてを変数Listに設定する。
【0106】
それ以降の処理は、第1の実施の形態の図13のステップS1305〜1311とほぼ同様の処理を行うものとして説明を省略する(ステップS1905〜S1911)。但し、ステップS1908の関連度検索は、ステップS1308においてキーワード検索とは異なり、コンテンツ毎にキーコンテンツとの関連度(距離)を算出する。そして、ステップS1911で、表示制御部115が、各コンテンツを示す表示情報を、算出された関連度(距離)に基づいて配置した検索結果画面で表示する。
【0107】
本実施の形態にかかる表示処理装置100においては、第1の実施の形態の効果に加えて、コンテンツの検索対象となる情報源を適切に制限することにより、不要なコンテンツの表示を軽減することで、所望するコンテンツを容易に特定できる。このように、表示対象となるコンテンツが削減されるので、スクロールなど必要コンテンツにたどり着くまでの時間を短縮できる。さらに、コンテンツを提供している情報源毎に、提供元及びユーザにとって適切な検索を行うことを可能とすることで、利便性が向上する。
【0108】
(変形例)
また、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0109】
上述した第1の実施の形態にかかる表示処理装置100においては、メタデータ取得部103が、情報源ごとにメタデータを取得している。しかしながら、情報源より取得したメタデータを予め記憶しておき、記憶されたメタデータに対して検索を行ってもよい。そこで、本変形例にかかる表示処理装置1500においては、予めメタデータを記憶している例について説明する。
【0110】
図18は、本変形例にかかる表示処理装置1500の構成を示すブロック図である。表示処理装置1500は、上述した第1の実施の形態に係る表示処理装置100とは、メタデータ取得テーブル151とメタデータ取得部103とが削除され、メタデータ更新部1501とメタデータ記憶部1511とが追加され、メタデータ検索部102と処理が異なるメタデータ検索部1503を備えた点のみ異なる。なお、本実施の形態の表示処理装置1500の構成で、第1の実施の形態の表示処理装置100と共通な構成については説明を省略する。
【0111】
メタデータ記憶部1511は、各情報源から取得したメタデータを、情報源ID及び情報源種類と対応付けて記憶する。
【0112】
メタデータ更新部1501は、IPTV接続部180や、電子番組表記憶部150や、録画番組記憶部160から取得したメタデータを、メタデータ記憶部1511に記憶する。
【0113】
メタデータ検索部1503は、検索キー指定部110により指定されたキーワードが含まれる(検索条件を満足する)メタデータを、メタデータ記憶部1511に記憶されたメタデータから検出する。そして、メタデータ検索部102は、検出したメタデータを、表示制御部106に出力する。この検索対象となる情報源は、情報源選択部109により選択された情報源とする。これにより、表示制御部115が、キーワードに基づく検索条件に合致したコンテンツの情報を一覧として表示することができる。
【0114】
次に、以上のように構成された表示処理装置1500による表示情報の表示処理について説明する。図19は、表示処理装置1500による表示情報の表示処理の流れを示すフローチャートである。
【0115】
まず、リモコン操作受付部101は、リモコン90の操作ボタンから、検索キーによる検索操作を受け付けるまで待機する(ステップS1601)。選択操作を受け付けた場合(ステップS1601:Yes)、検索キー指定部110が、ユーザが入力したキーワードを、検索キーワードとして指定する(ステップS1602)。具体的には、検索キー指定部110は、ユーザが入力したキーワードを取得し、変数keywordに代入する。
【0116】
そして、情報源選択部109が、検索画面の一つ前の画面を示す状態番号を、状態レジスタ111から取得する(ステップS1603)。
【0117】
その後、情報源選択部109は、メタデータの検索対象となる情報源を示す情報源IDを、変数Listに設定する(ステップS1604)。この情報源IDの設定は、第2の実施の形態と同様に、情報源対応テーブル152に基づいて設定される。そして、変数Listは、メタデータ検索部1503に出力される。
【0118】
そして、メタデータ検索部102は、入力された変数Listで設定された情報源IDを検索条件として設定した上で、変数keywordに記録されたキーワードで、メタデータ記憶部1511に対して検索する(ステップS1605)。これにより、選択された情報源及び検索キーによる検索条件に合致したコンテンツのメタデータのみが抽出される。
【0119】
次に、メタデータ検索部1503は、検索条件に合致したメタデータ(すでに対応付けられている情報源種類及び情報源IDも含む)を、表示制御部106に出力する(ステップS1606)。
【0120】
その後、表示制御部115が、入力されたメタデータと共に入力された情報源種類と対応付けられた色を、情報源種類表示色対応テーブル154から取得する(ステップS1607)。
【0121】
そして、表示制御部115が、情報源種類毎に異なる色で、コンテンツのメタデータによる一覧情報を表示する(ステップS1608)。これにより、検索結果の表示の際には、情報源種類ごとに色が変更された、図9に示す一覧情報を表示できる。
【0122】
また、本変形例と同様の構成を第2及び第3の実施の形態においても適用できる。
【0123】
本変形例においては、第1の実施の形態と同様の効果を得られる他、予めメタデータを記憶しておくことで、検索速度の向上を図ることができる。
【0124】
上述した実施の形態の表示処理装置は、CPU2001と、ROM(Read Only Memory)2002と、RAM2003と、通信I/F2004と、表示部170に接続する表示I/F2005と、これらを接続するバス2006とを備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
【0125】
本実施の形態の表示処理装置で実行される表示処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0126】
また、本実施の形態の表示処理装置で実行される表示処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の表示処理装置で実行される表示処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0127】
また、本実施の形態の表示処理プログラムを、ROM2002等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。本実施の形態の表示処理装置で実行される表示処理プログラムは、上述した各部(リモコン操作受付部、メタデータ検索部、メタデータ取得部、関連度算出部、表示情報生成部、表示制御部、情報源選択部、検索キー指定部、状態指示部等)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU2001が上記記憶媒体から表示処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、リモコン操作受付部、メタデータ検索部、メタデータ取得部、関連度算出部、表示情報生成部、表示制御部、情報源選択部、検索キー指定部、状態指示部などがRAM(主記憶装置)2003上に生成されるようになっている。
【符号の説明】
【0128】
90 リモコン
100、1500、1700 表示処理装置
101 リモコン操作受付部
102、1503 メタデータ検索部
103 メタデータ取得部
104 関連度算出部
105 表示情報生成部
106 表示制御部
107 映像再生部
108 放送受信部
109、1701 情報源選択部
110 検索キー指定部
111 状態レジスタ
112 状態指示部
115 表示制御部
121 スクロール部
150 電子番組表記憶部
151 メタデータ取得テーブル
152 情報源対応テーブル
153 状態遷移テーブル
154 情報源種類表示色対応テーブル
160 録画番組記憶部
170 表示部
180 接続部
200 IPTVサーバ
1501 メタデータ更新部
1511 メタデータ記憶部
1702 検索情報源管理テーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索のキーとなるコンテンツであるキーコンテンツの提供元と、自装置にコンテンツを提供可能な複数の提供元のうち検索対象となるコンテンツの提供元とを、対応付けて記憶する提供元記憶部と、
キーコンテンツの選択操作を受け付ける操作受付部と、
選択された前記キーコンテンツの提供元と前記提供元記憶部で対応付けられた提供元で提供している前記コンテンツの情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された、前記検索対象となる前記コンテンツの提供元で提供している前記コンテンツと、前記キーコンテンツとの間の関連度を算出する関連度算出部と、
選択操作を受け付けた前記キーコンテンツに関連する前記コンテンツの情報を、前記関連度算出部により算出された関連度に従って配置した一覧情報を出力する出力部と、
を備え、
前記提供元記憶部において、前記キーコンテンツの提供元と対応付けられている前記検索対象となるコンテンツの提供元には、前記キーコンテンツの提供元と異なるコンテンツの提供元が含まれている、コンテンツ出力装置。
【請求項2】
前記提供元記憶部は、第1のキーコンテンツの第1の提供元に対し、検索対象として前記第1の提供元と第2の提供元とを対応付け、第2のキーコンテンツの前記第2の提供元に対し、検索対象として前記第1の提供元を対応付けずに前記第2の提供元を対応づけて記憶する、請求項1に記載のコンテンツ出力装置。
【請求項3】
コンテンツ出力装置で実行されるコンテンツ表示出力であって、
前記コンテンツ出力装置は、
検索のキーとなるコンテンツであるキーコンテンツの提供元と、自装置にコンテンツを提供可能な複数の提供元のうち検索対象となるコンテンツの提供元とを、対応付けて記憶する提供元記憶部を備え、
キーコンテンツの選択操作を受け付ける操作受付ステップと、
選択された前記キーコンテンツの提供元と前記提供元記憶部で対応付けられた検索対象となるコンテンツの提供元で提供している前記コンテンツの情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された、前記検索対象となるコンテンツの提供元で提供している前記コンテンツと、前記キーコンテンツとの間の関連度を算出する関連度算出ステップと、
選択操作を受け付けた前記キーコンテンツに関連する前記コンテンツの情報を、前記関連度算出ステップにより算出された関連度に従って配置した一覧情報を出力する出力ステップと、
を含み、
前記提供元記憶部において、前記キーコンテンツの提供元と対応付けられている前記検索対象となるコンテンツの提供元には、前記キーコンテンツの提供元と異なるコンテンツの提供元が含まれている、
を含むコンテンツ出力方法。

【図1】
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【図2】
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【図3−1】
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【図3−2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2013−101623(P2013−101623A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−256597(P2012−256597)
【出願日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【分割の表示】特願2010−25648(P2010−25648)の分割
【原出願日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】