説明

コンテンツ取得アプリケーションにおいて広告を表示するための方法、システム、コンピュータ・プログラム

【課題】コンテンツ取得アプリケーションにおいて広告を表示するか否かを決定するための技法を提供する。
【解決手段】コンテンツ取得アプリケーションにおいてコンテンツに広告を組み込むための技法を記載する。実施形態は、1つ以上の広告を含むソース・コンテンツから取得したコンテンツを見るための要求を受信する。要求の受信に応じてタイマーを起動する。タイマーは、ある時間期間が経過すると切れるように構成されている。実施形態は、タイマーが切れたか否かに基づいて、1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示に提案された実施形態は、一般に、オンライン広告に関する。更に具体的には、本明細書に提案された実施形態は、広告をコンテンツ取得(retrieval)アプリケーションに組み込み、関係者の間での適正な収入の分配を保証するための技法を提供する。
【背景技術】
【0002】
オンライン広告は、オンライン・コンテンツを財政的にサポートする最も人気のある有効な方法の1つとなっている。例えば、人気のあるウェブサイトは、その様々なウェブ・ページ上の広告スペースを販売してウェブサイトの運営費をサポートすることができる。そうすることによって、ウェブサイトは、そのコンテンツを見るユーザに対する課金を避けることができ、このためウェブサイトはそのコンテンツを幅広い客層に提供することができる。一例として、ニュース会社は、そのウェブサイト上にニュース記事と共に広告を載せ、その広告からの収入を用いてウェブホスティング料およびジャーナリストの給料を払うことができる。そうすることによって、ニュース会社はそのニュース記事を実質的に自己負担コストなしで一般市民に提供することができ、ニュース会社はそのニュース記事を幅広い客層に向けて販売することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、オンライン広告収入を用いて一般市民に「無料の」コンテンツを提供することが好評であるために、一般市民の多くは、あるオンライン・コンテンツに支払いをすることを嫌がる。このため、コンテンツ・プロバイダは、オンラインでの存在感を維持するためにますます広告収入に頼るようになっている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態は、コンテンツ取得アプリケーションにおいて広告を表示するためのコンピュータ実施方法、システム、およびコンピュータ・プログラムを提供する。コンピュータ実施方法、システム、およびコンピュータ・プログラムは、1つ以上の広告を含むソース・コンテンツから取得したコンテンツを見るための要求を受信することを含む。また、コンピュータ実施方法、システム、およびコンピュータ・プログラムは、要求の受信に応じて、ある期間が経過すると切れるように構成されたタイマーを起動することを含む。更に、コンピュータ実施方法、システム、およびコンピュータ・プログラムは、タイマーが切れたか否かに基づいて1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定することを含む。
【0005】
上述の態様を達成し詳細に理解可能となるように、先に簡単にまとめた本発明の実施形態の更に具体的な説明を、添付図面を参照して行う。
【0006】
しかしながら、添付図面は本発明の典型的な実施形態を例示するだけであり、従ってその範囲の限定とは見なされないことに留意すべきである。本発明は他の等しく有効な実施形態も認め得るからである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本開示に提案した一実施形態に従った、広告配置コンポーネントを動作させるように構成されたシステムを示すブロック図である。
【図2】本開示に提案した一実施形態に従った、コンテンツを取得する方法を示すフロー図である。
【図3】本開示に提案された実施形態に従った、コンテンツを表示している場合に広告を表示するか否かを決定するための方法を示すフロー図である。
【図4】本開示に提案された実施形態に従った、コンテンツを表示している場合に広告を表示するか否かを決定するための方法を示すフロー図である。
【図5】本開示に提案した一実施形態に従った、広告を表示する方法を示すフロー図である。
【図6】本開示に提案した一実施形態に従った、広告配置コンポーネントを動作させるように構成されたシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
一般に、コンテンツ取得アプリケーションは、ユーザが後にローカルで見るためにコンテンツ・サーバ上の遠隔コンテンツにタグ付けすることを可能とするソフトウェア・アプリケーションである。一例として、コンテンツ取得アプリケーションを用いて、後に見るためにオンライン・コンテンツ(例えばニュース記事)にマークを付けることができる。次いで、コンテンツ取得アプリケーションは、遠隔コンテンツ・サーバからマークを付けたコンテンツのコピーを取得し、ユーザが後に見るために利用可能なコンテンツのローカル・コピーを生成することができる。かかるアプリケーションは、例えば、一定したネットワーク接続を有しないデバイスにおいて有利な場合がある。例えば、ネットワーク接続性についてWiFi接続に頼るモバイル・デバイスが、利用可能なWiFiネットワークの範囲外に移動することは、頻繁に起こり得る。かかる状況において、そのモバイル・デバイス上で動作するコンテンツ取得アプリケーションを用いて、WiFi接続が利用可能な時に遠隔コンテンツのローカル・コピーを記憶することができるので、かかるコンテンツは、ネットワーク接続が利用可能でない時であっても、モバイル・デバイスのユーザによって見ることができる。一例として、ユーザは、朝出勤する前に、WiFi搭載タブレットPC上で実行するコンテンツ取得アプリケーションにアクセスして、ユーザの自宅のネットワーク接続を介して取得のために遠隔コンテンツ・アイテムにフラグを立てることができる。職場では、コンテンツ・プロバイダに対するネットワーク接続が利用可能でない場合であっても(例えばWiFi接続が利用可能でない場合または制限されたWiFi接続しか利用可能でない場合)、ユーザはコンテンツ取得アプリケーションを用いて以前に取得したコンテンツをブラウズすることができる。
【0009】
更に、多くのコンテンツ取得アプリケーションは、取得したコンテンツを、このコンテンツと関連付けることができる広告なしで表示するように構成されている。本明細書において定義する場合、広告とは、いずれかのマーケティング関連の販売促進コンテンツを指す。かかる広告の例は、限定ではないが、ブランド(例えば特定の製造業者)、製品、サービス、ディスカウントオファー、組織等のための、マーケティング資料または販売促進オファーあるいはその両方を含む。かかる広告は様々な形態を取ることができる。例えば、例示的な広告は、テキスト、音声、画像、映像、またはそれらの組み合わせの形態とすることができる。本開示の状況においては、ユーザはコンテンツ取得アプリケーションを用いて、いくつかの広告を含むウェブ・ページから取得のためにオンライン・ニュース記事にタグ付けすることができる。かかる例では、コンテンツ取得アプリケーションは、ニュース記事を取得し、添付する記事から広告を抜き出すように構成することができる。これによってユーザはコンテンツ取得アプリケーションを用いて広告なしのコンテンツを見ることができるが、ユーザが通常の手段によって(例えばウェブ・ブラウザを介してニュース記事にアクセスすることによって)ニュース記事を見ることから得られるはずの広告収入は、事実上コンテンツ・プロバイダから奪われてしまう。例えば、あるコンテンツ取得アプリケーションは、コンテンツ・プロバイダから記事を取得する場合、ニュース記事を提供するウェブ・サーバにページ・ヒットを登録しないことがある。ページ・ヒットに基づいて広告のプロバイダがコンテンツ・プロバイダに支払いをする収入分配システムにおいては、コンテンツ取得アプリケーションによって記事が取得された場合にコンテンツ・プロバイダは収入を受け取ることができない。更に、状況によっては、コンテンツ・プロバイダは、ユーザが広告にアクセスすることまたは広告にアクセスした後に品物およびサービスを購入することあるいはその両方に基づいて、支払いを受けることができる。しかしながら、あるコンテンツ取得アプリケーションは、要求されたコンテンツと共に広告を取得することを回避することができるので、これらの広告はコンテンツ取得アプリケーションのユーザに表示することができない。この結果、ユーザは広告にアクセスすることができず、コンテンツ・プロバイダはユーザのアクセス・ベースの広告収入を徴収する機会がない。
【0010】
一般に、本発明の実施形態は、コンテンツ取得アプリケーションにおいて広告を表示するか否かを決定するための技法を提供する。実施形態は、1つ以上の広告を含むソース・コンテンツから取得したコンテンツを見るための要求を受信する。例えば、ユーザは、コンテンツ取得アプリケーションのグラフィカル・ユーザ・インタフェースにアクセスし、取得対象のソース・コンテンツの1つ以上のインスタンスを選択することができる。要求に応じてタイマーを起動することができる。かかるタイマーは、ある期間が経過した後に切れるように構成されている。例えばタイマーは、所定の期間にわたって動作するように構成することができる。一実施形態では、タイマーは、コンテンツ取得アプリケーションのユーザの挙動パターンに基づいて動的に決定される。
【0011】
いったんタイマーが起動されたら、実施形態は、タイマーが切れたか否かに基づいて、1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定する。例えば一実施形態において、コンテンツ取得アプリケーションは、タイマーが切れた場合に取得したコンテンツと共に広告を表示するように構成され、更に、タイマーが切れていない場合には取得したコンテンツを表示する際に広告を表示しないように構成されている。かかる実施形態は、例えば、コンテンツ・プロバイダが最新のコンテンツの販売促進を行うことを望むと同時にアーカイブされたコンテンツの追加収入を徴収する場合に好適であり得る。別の実施形態においては、コンテンツ取得アプリケーションは、タイマーが切れた場合に取得したコンテンツと共に広告を表示しないように構成され、更に、タイマーが切れていない場合に取得したコンテンツを表示する際に広告を表示するように構成されている。この実施形態は、例えば、コンテンツ・プロバイダが最新のコンテンツの需要増大を利用したい場合に好適であり得る。例えば、閲覧者は、数週間前に書かれた記事よりも現在のニュース記事を高く評価する場合がある。この結果、ニュース会社は、最新の発表ニュース記事の広告収入を徴収することを望むと同時に、アーカイブされた記事は広告なしで見ることを可能とする。むろん、これらの例は例示の目的のためのものであり、限定ではない。更に、本発明の実施形態に従ってタイマーのいかなる期間および構成も使用可能であることは当業者には認められよう。
【0012】
図1は、本開示に提案した一実施形態に従った、広告配置コンポーネントを動作させるように構成されたシステムを示すブロック図である。図示のように、システム100は、クライアント・デバイス110、コンテンツ・プロバイダ130、および広告プロバイダ140を含み、これらはネットワーク125によって相互接続されている。クライアント・デバイスは、広告配置コンポーネント120を用いて構成されたコンテンツ取得アプリケーション115を含む。上述のように、コンテンツ取得アプリケーション115は一般に、ユーザがローカルで見るために取得する遠隔コンテンツを指定することを可能とするソフトウェアである。例えば、コンテンツ取得アプリケーション115の例は、Read It Later, Inc.のRead It Later(R)である。広告配置コンポーネント120は一般に、コンテンツが取得された時に起動したタイマーが切れたか否かに基づいて、コンテンツ取得アプリケーション115により取得されたコンテンツと共に広告を表示するように構成されている。
【0013】
図示のように、コンテンツ・プロバイダ130はデジタル・コンテンツ135を含む。デジタル・コンテンツ135は、デジタル形態で記憶されたいずれかのコンテンツを表す。かかるデジタル・コンテンツの例は、限定ではないが、文書、電子ブック、画像、映像等を含む。例えば、本発明の一実施形態に従って、コンテンツ・プロバイダ130は、毎日のニュース記事(すなわちデジタル・コンテンツ135の一形態)が発表されるウェブサイトを維持している組織とすることができる。一般に、コンテンツ取得アプリケーション115によって、ユーザは、コンテンツ・プロバイダ130が提供するデジタル・コンテンツ135の特定のインスタンスを選択して、後で見るためにこのデジタル・コンテンツ135の選択したインスタンスのローカル・コピーを取得することができる。
【0014】
また、コンテンツ・プロバイダ130は、広告プロバイダ140から広告145を取得して、デジタル・コンテンツ135と共に含ませることができる。上述のニュース記事を発表する組織の例を続けると、コンテンツ・プロバイダ130は、広告プロバイダ140から広告145を取得して、この広告145を、デジタル・コンテンツ135をホスティングするそのウェブ・ページ内に組み込むことができる。典型的に、コンテンツ・プロバイダ130は、デジタル・コンテンツ135と共に広告145を含ませることと引き換えに広告プロバイダ140から広告収入を受け取る。この広告収入によってコンテンツ・プロバイダ130は、低コストまたはコストなしで一般市民にデジタル・コンテンツ135を提供することができる。
【0015】
しかしながら上述のように、あるコンテンツ取得アプリケーション115は、対応する広告145とは別個にコンテンツ・プロバイダ130からデジタル・コンテンツ135を抜き出すように構成されている。これは、広告145を見ることを望まないコンテンツ取得アプリケーション115のユーザにとっては好ましい場合があるが、デジタル・コンテンツ135を見るユーザに広告145が表示されないので、コンテンツ・プロバイダ130はかかるトランザクションから広告収入を徴収することができない。これが特に当てはまるのは、ユーザが広告145にアクセスするたびに(例えばユーザがウェブ・ページ上の広告バナーをクリックした場合に)コンテンツ・プロバイダ130に支払いが行われる広告収入スキームのもとで、コンテンツ・プロバイダ130が動作している場合である。ユーザは表示されない広告にはアクセスすることができないからである。
【0016】
このため、広告配置コンポーネント120は、ユーザがコンテンツ取得アプリケーション115を用いてデジタル・コンテンツ135の取得したローカル・コピーを見ている場合に、広告145を表示するか否かを決定するように構成されている。更に具体的には、広告配置コンポーネント120は、コンテンツ取得アプリケーション115がデジタル・コンテンツ135を取得した場合にタイマーを起動することができる。一実施形態においては、広告配置コンポーネント120は、取得したデジタル・コンテンツ135に対応する広告145も取得するように構成されている。後に、取得したコンテンツを見るための要求が受信されると、広告配置コンポーネント120は、起動したタイマーが切れたか否かに基づいて、取得したコンテンツと共に広告145を表示するか否かを決定する。例えば、広告配置コンポーネント120は、過去72時間に取得されたコンテンツと共に広告145を表示するが、もっと古いコンテンツについては広告145を表示しないように構成することができる。こうすることによって、いつコンテンツが取得されたかに基づいて選択的に広告を表示することができる。
【0017】
更に、広告配置コンポーネント120は、コンテンツ取得アプリケーション115によって広告145を表示した場合に報告を行うように構成することができるので、これによりコンテンツ・プロバイダ130は広告の広告収入を徴収することができる。例えば一実施形態において、広告配置コンポーネント120は、コンテンツ取得アプリケーション115によって広告145の1つが表示された場合にメッセージを送信することができるので、デジタル・コンテンツ135が取得されたウェブ・ページについてのページ・ヒットを有効に登録する。広告配置コンポーネント120は、かかるメッセージを、コンテンツ・プロバイダ130または広告プロバイダに送信するように構成することができる。メッセージを広告プロバイダ140に送信する場合、このメッセージは、コンテンツおよび広告が取得されたコンテンツ・プロバイダ130を識別することができる。一実施形態では、広告配置コンポーネント120は、広告が表示されたことを示すデータベース・クエリをデータベースに送出するように構成されている。かかるデータベースは、例えばコンテンツ・プロバイダ130または広告プロバイダ140によって維持することができる。データベースが広告プロバイダ140によって維持される場合、かかるクエリは、表示された広告に加えて、コンテンツ・プロバイダ130も識別することができる。好都合なことに、そうすることで、コンテンツ取得アプリケーション115によってコンテンツが取得された場合であっても、コンテンツ・プロバイダ130はデジタル・コンテンツ135についての広告収入の取り分を受け取ることができる。
【0018】
ユーザによっては、コンテンツ取得アプリケーション115が取得したコンテンツを見る際に広告を全然見ないことを好む場合があるので、コンテンツ取得アプリケーションのプロバイダは、何らかの個人的な利益なしで広告配置コンポーネント120をコンテンツ取得アプリケーション115に組み込むことを望まない場合がある。このため、本発明の一実施形態において、コンテンツ取得アプリケーションのプロバイダは広告収入の取り分を徴収することができる。例えば、広告を表示したことを報告すると(例えばメッセージの送信またはデータベース・クエリの送出によって)、広告配置コンポーネント120は、広告を表示したコンテンツ取得アプリケーション115の識別子を特定するように構成することができる。次いで、広告プロバイダ140またはコンテンツ・プロバイダ130あるいはその両方は、広告を表示するためにコンテンツ・プロバイダ130に支払われた広告収入の一部を、コンテンツ取得アプリケーションのプロバイダに送ることができる。好都合なことに、そうすることで、コンテンツ取得アプリケーション115のプロバイダは広告配置コンポーネント120を組み込むように促され、一方で、コンテンツ・プロバイダ130も、コンテンツ取得アプリケーション115を用いて見られたデジタル・コンテンツ135の広告収入を受け取る。
【0019】
上述のように、広告配置コンポーネント120は、コンテンツ取得アプリケーション115によってコンテンツが取得されてからどのくらいの時間が経過したかに基づいて広告を表示するように構成することができる。図2は、本開示に提案した一実施形態に従った、コンテンツを取得する方法を示すフロー図である。図示のように方法200はステップ210で開始し、ここでコンテンツ・プロバイダは、デジタル・コンテンツに配置するための広告を受信する。一実施形態において、コンテンツ・プロバイダは、それ自身で広告プロバイダから広告を取得することができる。続いて、コンテンツ取得アプリケーションは、デジタル・コンテンツを取得するための要求を送出する(ステップ220)。例えば、コンテンツ取得アプリケーション115のためのインタフェースが、取得可能なコンテンツのリストを表示し、ユーザは取得のために特定のコンテンツを選択またはタグ付けすることができる。
【0020】
コンテンツ取得アプリケーションからの要求の受信に応じて、コンテンツ・プロバイダは、要求されたコンテンツのコピーをコンテンツ取得アプリケーションに送信する(ステップ230)。例えば一実施形態において、コンテンツ・プロバイダは、デジタル・コンテンツを含むウェブ・ページをコンテンツ取得アプリケーションに送信する。次いで、コンテンツ取得アプリケーションは、要求したコンテンツを受信し(ステップ240)、受信したコンテンツを後で見るために記憶する(ステップ250)。一実施形態では、広告配置コンポーネント120は、受信したコンテンツを解析してコンテンツから1つ以上の広告を抜き出す。次いでコンテンツ取得アプリケーションは、抜き出した広告を、受信したコンテンツとは別個に記憶することができる。こうすることで、コンテンツ取得アプリケーションは、広告とは別に受信したコンテンツを表示することができる。
【0021】
次いで、コンテンツ取得アプリケーションはタイマーを起動する(ステップ260)。一般に、いったんタイマーが開始したら、タイマーは一定の期間後に切れるように構成されている。一実施形態では、タイマーは所定の期間後に切れるように構成されている。例えば、タイマーは起動後24時間で切れるようにセットすることができる。別の実施形態では、広告配置コンポーネント120は、タイマーの期間を動的に決定するように構成されている。例えば、広告配置コンポーネント120は、コンテンツが取得されたソースに基づいてタイマーの期間を決定することができる。一例として、広告配置コンポーネント120は、コンテンツが第1のコンテンツ・プロバイダから取得された場合はタイマーの期間を12時間にセットすることができ、コンテンツが第2のコンテンツ・プロバイダから取得された場合はタイマーの期間を48時間にセットすることができる。いったんタイマーが起動されると、方法200は終了する。
【0022】
一実施形態において、広告配置コンポーネント120は、コンテンツ取得アプリケーションのユーザの挙動パターンに基づいてタイマーの期間を計算する。かかる実施形態では、広告配置コンポーネント120は、ユーザについてのユーザ・データを収集するためにユーザの挙動を監視することができる。次いで、広告配置コンポーネント120は、収集したデータを分析して、ある期間にわたったユーザの挙動におけるパターンを識別することができる。例えば第1のユーザは、出勤する前に毎朝コンテンツ取得アプリケーションを用いて取得のためのコンテンツにタグ付けし、同じ日の昼食時にコンテンツを見る場合がある。かかる例では、コンテンツ取得アプリケーションは、特定されたユーザ挙動パターンに基づいて、タイマーの期間を6時間と決定することができる。そうすることで、ユーザが取得したコンテンツを頻繁に見る時間帯を確実にタイマーによってとらえる。
【0023】
特定の実施形態において、広告配置コンポーネント120は、追加のファクターに基づいてタイマーの期間を計算することができる。例えば、ユーザの挙動パターンを考慮する代わりに(またはそれに加えて)、広告配置コンポーネント120は、ユーザの個人情報(例えばユーザの年齢または性別)を考慮することができる。別の例として、広告配置コンポーネント120は、記事がユーザにとって関心があると見られる領域内にあるか否かに基づいて、タイマーの期間を計算するように構成することができる。すなわち、特定のユーザは、政治の話題に関する記事を頻繁に読む場合がある。ユーザが政治に関する新しい記事にタグ付けしたと判定されると、広告配置コンポーネント120は、政治の話題に関する記事について履歴上ユーザが好むことに基づいて、タイマーの期間を調節することができる。別の例では、この特定のユーザが料理に関する記事にタグ付けした場合、広告配置コンポーネント120は、料理に関する記事について履歴上ユーザが無関心であったことに基づいて、タイマーの異なる期間を用いることができる。むろん、これらの例は限定ではなく、例示の目的のためにのみ与えている。更に一般的には、広告配置コンポーネント120が、本開示の精神および範囲に一致するあらゆる数のファクターに基づいてタイマーの期間を(長くまたは短く)調節可能であることが考えられる。
【0024】
一般に、本発明の実施形態は、起動されたタイマーが切れたか否かに基づいて、ローカルに記憶したコンテンツと共に広告を表示するか否かを決定することができる。例えば一実施形態においては、コンテンツがデバイス上に記憶されたのが最近のことであれば、ローカルに記憶したコンテンツと共に広告を表示することが有利であり得る。一例として、ユーザは、最近公表され最近のニュースを記述するニュース記事に対しては関心が高いが、しばらく前に発表されたニュース記事には関心が低い場合がある。図3から図4は、本開示に提案された実施形態に従った、コンテンツを表示する場合に広告を表示するか否かを決定するための方法を示すフロー図である。図示のように、図3に示す方法300はステップ310で開始し、ここでコンテンツ取得アプリケーションは、ローカルに記憶したコンテンツを見るための要求を受信する。かかる記憶したコンテンツは、例えば図2に示し上述した方法200を用いて取得した可能性がある。要求を受信すると、コンテンツ取得アプリケーションの広告配置コンポーネント120は、タイマーが切れているか否かを判定する(ステップ315)。図示する実施形態では、広告配置コンポーネント120がタイマー切れを判定すると、コンテンツ取得アプリケーションは、広告を表示することなく記憶したコンテンツを表示し(ステップ335)、方法300は終了する。このため、図示した方法では、広告配置コンポーネント120は、最新のコンテンツについては広告を表示するように構成されており、もっと古いコンテンツは広告なしで表示することができる。
【0025】
一方、コンテンツ取得アプリケーションの広告配置コンポーネント120が、タイマーが切れていないと判定すると、広告配置コンポーネント120は、コンテンツ・プロバイダからの記憶したコンテンツに対応する1つ以上の広告を取得するための要求を送信する(ステップ320)。かかる要求に応じて、コンテンツ・プロバイダは、広告配置コンポーネント120に広告を送信する(ステップ325)。広告を受信すると、広告配置コンポーネント120は広告を表示する(ステップ330)。また、コンテンツ取得アプリケーションは記憶したコンテンツも表示し(ステップ335)、方法300は終了する。
【0026】
上述のように、特定の実施形態では、広告配置コンポーネント120は、最新のコンテンツについては広告を表示せず、もっと古いコンテンツについては広告を表示するように構成されている。かかる実施形態を図4に示す。これは、本開示に提案された一実施形態に従った、コンテンツを表示する場合に広告を表示するか否かを決定するための方法を示すフロー図である。図示のように、方法350はステップ360で開始し、ここでコンテンツ取得アプリケーションは、記憶したコンテンツを見るための要求を受信する(ステップ360)。かかる記憶したコンテンツは、図2に示し上述した方法200を用いて取得した可能性がある。
【0027】
要求を受信すると、コンテンツ取得アプリケーションの広告配置コンポーネント120は、タイマーが切れているか否かを判定する(ステップ365)。図示のように、広告配置コンポーネント120が、タイマーが切れていないと判定すると、コンテンツ取得アプリケーションは、広告を表示することなく記憶したコンテンツを表示し(ステップ385)、方法350は終了する。このため、図示した実施形態では、広告配置コンポーネント120は、古いコンテンツについては広告を表示するが、最新のコンテンツは広告なしで表示可能であるように構成されている。
【0028】
一方、コンテンツ取得アプリケーションの広告配置コンポーネント120がタイマー切れを判定すると、広告配置コンポーネント120は、コンテンツ・プロバイダからの記憶したコンテンツに対応する1つ以上の広告を取得するための要求を送信する(ステップ370)。かかる要求に応じて、コンテンツ・プロバイダは、広告配置コンポーネント120に広告を送信する(ステップ375)。広告を受信すると、広告配置コンポーネント120は広告を表示する(ステップ380)。また、コンテンツ取得アプリケーションは、記憶したコンテンツも表示し(ステップ385)、方法300は終了する。このため、本発明の実施形態は、様々な方法でタイマー切れを処理するように構成することができる。特定の実施形態では、広告配置コンポーネントがタイマー切れを処理するように構成される方法は、取得対象のコンテンツの性質に基づいている。例えば、広告配置コンポーネント120は、第1のタイプのコンテンツと共に広告を表示するか否かを判定するために図3に示した方法300を用いるように構成することができ、第2のタイプのコンテンツと共に広告を表示するか否かを判定するために図4に示した方法350を用いるように構成することができる。好都合なことに、これによって広告配置コンポーネント120は、取得したコンテンツと共に広告を表示するか否かを決定する際に、取得対象のコンテンツのタイプおよびコンテンツ・プロバイダの好みを考慮することができる。
【0029】
上述のように、ユーザによっては、コンテンツ取得アプリケーションが表示する全てのコンテンツを広告なしで表示することを好む場合があるので、広告配置コンポーネント120をコンテンツ取得アプリケーションに組み込むために、アプリケーションの開発者に広告収入分配のインセンティブをオファーすることができる。同様に、コンテンツ取得アプリケーションによって表示される広告についての入金(credit)をコンテンツ・プロバイダが受け取るため、広告配置コンポーネント120は、コンテンツ・プロバイダまたは広告プロバイダあるいはその両方に広告の表示を報告することができる。図5は、本開示に提案した一実施形態に従った、広告を表示する方法を図示するフロー図である。図示のように、方法400はステップ410で開始し、ここでコンテンツ取得アプリケーションは、ローカルに記憶したコンテンツに対応する1つ以上の広告を取得するための要求を送出する(ステップ410)。かかる記憶したコンテンツは、例えば図2に示し上述した方法200を用いて取得した可能性がある。
【0030】
コンテンツ取得アプリケーションからの要求を受信すると、コンテンツ・プロバイダは、記憶したコンテンツについてのページ・ヒットを登録する(ステップ420)。換言すると、図示した実施形態では、コンテンツ・プロバイダは、広告が何回見られたかを測定するために用いるカウンタを増分する。かかるカウンタはコンテンツ・プロバイダによって維持することができる。いくつかの実施形態では、コンテンツ・プロバイダは、広告の入手元の広告プロバイダにページ・ヒットを報告することができる。更に、コンテンツ取得アプリケーションは図示する実施形態において広告収入の取り分を徴収するので、コンテンツ・プロバイダはコンテンツ取得アプリケーションについての識別子を記憶する(ステップ430)。識別子は一般に、コンテンツ取得アプリケーションまたはコンテンツ取得アプリケーションの開発者を識別するために使用可能ないずれかの情報である。次いで、識別子を用いて、どのエンティティが取得された広告の広告収入の取り分を受け取るべきかを決定することができる。
【0031】
次いでコンテンツ・プロバイダは、要求された広告をコンテンツ取得アプリケーションに送信する(ステップ440)。起動されたタイマーが切れたか否かに基づいて、記憶したコンテンツと共に広告を表示することが決定されると、広告配置コンポーネント120は受信した広告を表示し(ステップ450)、方法400は終了する。好都合なことに、方法400は、コンテンツ・プロバイダおよびコンテンツ取得アプリケーションの開発者の双方が広告の表示による広告収入の適切な取り分を受け取ることを保証する。
【0032】
図6は、本開示に提案した一実施形態に従った、広告配置コンポーネントを動作させるように構成されたシステムを示すブロック図である。図示のように、システム500は、クライアント・デバイス110およびコンテンツ・プロバイダ・システム530を含み、これらはネットワーク125を介して通信可能に結合されている。一実施形態では、クライアント・デバイス110は、例えばデスクトップ・コンピュータ、サーバ・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、タブレット・コンピュータ、モバイル・デバイス(例えば携帯電話)、ゲーム・コンソール、ハンドヘルド・ゲーム・デバイス等の既存のコンピュータ・システムを含むことができる。しかしながら、図5に示すクライアント・デバイス110は、本発明の実施形態を使用可能である1つのデバイスの単なる例に過ぎない。コンピュータ・システムが、高速ネットワークによって接続された個別のコンピュータのクラスタ等の複雑なマルチユーザ・コンピューティング・システムであるか、単一ユーザ・ワークステーションであるか、または不揮発性記憶装置を有しないネットワーク機器であるかとは無関係に、本発明の実施形態は様々に実施することができる。更に、本発明の実施形態は、本明細書に記載した機能を実行することができるいずれかのデバイスまたはコンピュータ・システムを用いて実施可能であることが明示的に想定されている。
【0033】
図示のようにクライアント・デバイス110は、限定ではないが、メモリ510からバスを介して命令およびデータを入手するプロセッサ505を含む。プロセッサ505は、命令、論理、および数学的処理を実行するプログラマブル論理デバイスであり、1つ以上のCPUを表すことができる。クライアント・デバイス110は、ネットワーク・インタフェース520を介してネットワーク125に動作可能に接続されている。メモリ510は、必要なプログラムおよびデータ構造を保持するのに充分な大きさのいずれかのメモリである。メモリ510は、ランダム・アクセス・メモリ、不揮発性またはバックアップ・メモリ(例えばプログラマブルまたはフラッシュ・メモリ、読み取り専用メモリ等)を含む1つのメモリ・デバイスまたはメモリ・デバイスの組み合わせとすることができる。更に、メモリ510は、例えばクライアント・デバイス110に結合された別のコンピュータ上のような、物理的に他の場所に位置するメモリを含むことも考えられる。メモリ510は、オペレーティング・システム(「OS」)515および広告配置コンポーネント120を含む。オペレーティング・システム515は、クライアント・デバイス110の動作を管理するために用いられるソフトウェアである。OS515の例は、UNIX、MicrosoftWindows(R)オペレーティング・システムのバージョン、およびLinux(R)オペレーティング・システムの配布を含む。(注:Linuxは米国および他の国々におけるLinus Torvaldsの商標である。)特定の実施形態では、OS515はモバイル・デバイス上で用いるために設計されたオペレーティング・システムである。かかるオペレーティング・システムの例は、Android(R)OSおよびiPhone(R)OSを含む。しかしながら、更に一般的には、本明細書に記載した機能を実行可能であるいかなるオペレーティング・システム515も使用可能である。
【0034】
更に、クライアント・デバイス110は、ディスプレイ・デバイスおよび入力デバイス(図示せず)に結合することができる。ディスプレイ・デバイスは、モニタ、タッチ・スクリーン・ディスプレイ等の出力デバイスを含むことができる。例えば、ディスプレイ・デバイスは、広告配置コンポーネント120のインタフェースを視覚的に示すために用いられるディスプレイ・デバイスを含むことができる。入力デバイスは、キーボード、マウス、コントローラ、マイクロフォン等を含む多種多様な入力デバイスを表すことができる。
【0035】
図示のように、コンテンツ・プロバイダ・システム530は、限定ではないが、メモリ545および記憶装置540からバスを介して命令およびデータを入手するプロセッサ535を含む。プロセッサ535は、命令、論理、および数学的処理を実行するプログラマブル論理デバイスであり、1つ以上のCPUを表すことができる。記憶装置540は、ハードディスク・ドライブ、フラッシュ・メモリ・デバイス、光学媒体等を表す。一般に、記憶装置540は、コンテンツ・プロバイダ・システム530が用いるアプリケーション・プログラムおよびデータを記憶する。図示のように、記憶装置540はデジタル・コンテンツ135および広告145を含む。デジタル・コンテンツ135は一般に、デジタル形態で記憶されたいずれかのデータ・オブジェクトを表す。デジタル・コンテンツ135の例は、限定ではないが、テキスト・コンテンツ、画像コンテンツ等を含む。コンテンツ・プロバイダ・システム530は、ネットワーク・インタフェース560を介してネットワーク125に動作可能に接続されている。
【0036】
メモリ545は、必要なプログラムおよびデータ構造を保持するのに充分な大きさのいずれかのメモリである。メモリ545は、ランダム・アクセス・メモリ、不揮発性またはバックアップ・メモリ(例えばプログラマブルまたはフラッシュ・メモリ、読み取り専用メモリ等)を含む1つのメモリ・デバイスまたはメモリ・デバイスの組み合わせとすることができる。更に、メモリ545および記憶装置540は、例えばコンテンツ・プロバイダ・システム530に結合された別のコンピュータ上のような、物理的に他の場所に位置するメモリを含むことも考えられる。メモリ545はOS550およびコンテンツ・サーバ・アプリケーション555を含む。オペレーティング・システム550は、コンテンツ・プロバイダ・システム530の動作を管理するために用いられるソフトウェアである。OS550の例は、UNIX、MicrosoftWindows(R)オペレーティング・システムのバージョン、およびLinux(R)オペレーティング・システムの配布を含む。更に一般的には、本明細書に記載した機能を実行可能であるいかなるオペレーティング・システム550も使用可能である。一般に、コンテンツ・サーバ555は、クライアント・デバイス110上のコンテンツ取得アプリケーション115によって取得することができるデジタル・コンテンツを提供可能であるいずれかのアプリケーションを表す。一実施形態では、コンテンツ・サーバ555は、クライアント・デバイス110上のアプリケーションにウェブ文書を提供するように構成されたウェブ・サーバを表す。
【0037】
上述のように、コンテンツ取得アプリケーション115は、取得対象の遠隔デジタル・コンテンツ135の1つ以上のインスタンスを指定する要求を受信することができる。かかる要求に応じて、コンテンツ取得アプリケーション115は、指定されたコンテンツ135のローカル・コピーを記憶することができる。更に、広告配置コンポーネント120は、コンテンツが取得された場合にタイマーを起動することができ、このタイマーは、コンテンツが取得された場合にある期間後に切れるように構成されている。コンテンツのローカル・コピーを見るための第2の要求が受信されると、コンテンツ取得アプリケーション115はコンテンツのローカル・コピーを表示することができる。更に、広告配置コンポーネント120は、タイマーが切れたか否かに基づいて、表示されるコンテンツと共に広告を表示するか否かを決定することができる。
【0038】
先に、本発明の実施形態を参照している。しかしながら、本発明は特定の記載した実施形態に限定されない。異なる実施形態に関連するものであってもそうでなくても、以下の特徴および要素のいずれかの組み合わせが本発明を実施し実行することが考えられる。更に、本発明の実施形態は他の可能な解決策または従来技術あるいはその両方よりも優れた利点を達成することができるが、所与の実施形態によって特定の利点が達成されるか否かは本発明の限定ではない。このため、前出の態様、特徴、実施形態、および利点は、単に例示に過ぎず、特許請求項(複数の特許請求項)に明確に述べられた場合を除いて、添付の特許請求の範囲の要素または限定とは見なされない。同様に、「本発明」に対する引用は、本明細書に開示したいずれかの本発明の主題の一般化として解釈されるものではなく、特許請求項(複数の特許請求項)に明確に述べられた場合を除いて、添付の特許請求の範囲の要素または限定として見なされるものではない。
【0039】
当業者には認められるであろうが、本発明の態様は、システム、方法、またはコンピュータ・プログラムとして具現化することができる。従って、本発明の態様は、全体的にハードウェアの実施形態、全体的にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)、または、ソフトウェアおよびハードウェアの態様を組み合わせた実施形態という形態を取ることができ、それらは全て本明細書において、「回路」、「モジュール」、または「システム」と一般的に称することができる。更に、本発明の態様は、具現化されたコンピュータ読み取り可能プログラム・コードを有する1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体(複数の媒体)において具現化されたコンピュータ・プログラムの形態を取ることも可能である。
【0040】
1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体(複数の媒体)のいかなる組み合わせも利用可能である。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ読み取り可能信号媒体またはコンピュータ読み取り可能記憶媒体とすることができる。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は例えば、限定ではないが、電子、磁気、光、電磁、赤外線、または半導体のシステム、装置、デバイス、または前述のもののいずれかの適切な組み合わせとすることができる。コンピュータ読み取り可能記憶媒体の更に具体的な例(非網羅的な列挙)は、以下を含む。すなわち、1本以上のワイヤを含む電気的接続、携帯型コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュ・メモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクト・ディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または前述のもののいずれかの適切な組み合わせを含む。この文書の文脈において、コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによってまたはそれと接続して用いるためにプログラムを含有または記憶することが可能ないずれかのタンジブルな媒体とすることができる。
【0041】
コンピュータ読み取り可能信号媒体は、例えばベースバンドにおいてまたは搬送波の一部として、具現化されたコンピュータ読み取り可能プログラム・コードを有する伝播データ信号を含むことができる。かかる伝播信号は様々な形態のいずれかを取ることができ、それらは限定ではないが、電磁、光、またはそれらのいずれかの適切な組み合わせを含む。コンピュータ読み取り可能信号媒体は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体でないが、命令実行システム、装置、またはデバイスによってまたはそれと接続して用いるためにプログラムを伝達、伝播、または転送することが可能ないずれかのコンピュータ読み取り可能媒体とすることができる。
【0042】
コンピュータ読み取り可能媒体上で具現化されるプログラム・コードは、限定ではないが、無線、有線、光ファイバ・ケーブル、RF等、または前述のもののいずれかの適切な組み合わせを含むいずれかの適切な媒体を用いて伝送することができる。
【0043】
本発明の態様の動作を実行するためのコンピュータ・プログラム・コードは、Java、Smalltalk、C++等のオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語等の従来の手続き型プログラミング言語を含む1つ以上のプログラミング言語のいずれかの組み合わせにおいて記述することができる。プログラム・コードは、全体的にユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンのソフトウェア・パッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上でおよび部分的に遠隔コンピュータ上で、または全体的に遠隔コンピュータもしくはサーバ上で、実行することができる。後者の場合、遠隔コンピュータは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)またはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)を含むいずれかのタイプのネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、または、接続は、(例えばインターネット・サービス・プロバイダを用いてインターネットを介して)外部コンピュータに対して行うことができる。
【0044】
本発明の実施形態に従った方法、装置(システム)、およびコンピュータ・プログラムのフローチャート図またはブロック図あるいはその両方を参照して、本発明の態様について上述した。フローチャート図またはブロック図あるいはその両方の各ブロック、およびフローチャート図またはブロック図あるいはその両方におけるブロックの組み合わせは、コンピュータ・プログラム命令によって実施可能であることは理解されよう。これらのコンピュータ・プログラム命令は、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、または他のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサに提供されて機械を生成することができ、これによって、コンピュータまたは他のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサによって実行される命令が、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方のブロックまたは複数のブロックに規定された機能/行為を実施するための手段を生成するようになっている。
【0045】
また、これらのコンピュータ・プログラム命令はコンピュータ読み取り可能媒体に記憶することができ、これによって、コンピュータ、他のプログラマブル・データ処理装置、または他のデバイスに特定の方法で機能するように指示することができ、これにより、コンピュータ読み取り可能媒体に記憶された命令が、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方のブロックまたは複数のブロックに規定された機能/行為を実施する命令を含む製造品を生成するようになっている。
【0046】
また、コンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラマブル・データ処理装置、または他のデバイスにロードして、そのコンピュータ、他のプログラマブル装置、または他のデバイス上で一連の動作ステップを実行させてコンピュータ実施プロセスを生成することができ、これによって、コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実行する命令が、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方のブロックまたは複数のブロックに規定された機能/行為を実施するためのプロセスを提供するようになっている。
【0047】
本発明の実施形態は、クラウト・コンピューティング・インフラストラクチャを介してエンド・ユーザに提供することができる。クラウド・コンピューティングとは、一般に、ネットワークでサービスとしてスケーラブルなコンピューティング・リソースを提供することを指す。より正式には、クラウド・コンピューティングは、コンピューティング・リソースとその基礎にある技術的アーキテクチャ(例えばサーバ、記憶装置、ネットワーク)との間の抽象化を提供するコンピューティング機能として定義することができ、管理上の労力またはサービス・プロバイダのインタラクションを最小限に抑えながら迅速に供給し解放することができるコンフィギュレーション可能なコンピューティング・リソースの共有プールに対して、便利なオンデマンドのネットワーク・アクセスを可能とする。このため、クラウド・コンピューティングによってユーザは、「クラウド」内の仮想コンピューティング・リソース(例えば記憶装置、データ、アプリケーション、更には完全な仮想化コンピューティング・システム)にアクセスすることができ、このコンピューティング・リソースを提供するために用いられる基礎的な物理システム(またはそれらのシステムの位置)を考慮しなくて済む。
【0048】
典型的に、クラウド・コンピューティング・リソースは、従量制でユーザに提供され、ユーザは実際に用いたコンピューティング・リソースについてのみ課金される(例えばユーザが消費した記憶スペース量またはユーザがインスタンス化した仮想化システムの数)。ユーザは、クラウドに常駐するリソースのいずれにも、いつでもどこからでも、インターネットを介してアクセスすることができる。本発明の状況では、ユーザは取得のためにクラウド内のコンテンツ・サーバが提供するコンテンツにタグ付けすることができる(例えばクライアント・デバイス上で動作している広告配置コンポーネント120と共に構成されたコンテンツ取得アプリケーション115を用いて)。例えば、ウェブ・サーバはクラウド内のコンピューティング・システム上で実行することができ、コンテンツ取得アプリケーション115からの要求に応じて、クラウド内に記憶された1つ以上のウェブ文書を戻すことができる。ウェブ文書を受信すると、広告配置コンポーネント120は、所定の期間後に切れるように構成したタイマーを起動することができる。取得したコンテンツを見るためのユーザからの要求を受信すると、広告配置コンポーネント120は、タイマーが切れたか否かに基づいて1つ以上の広告を表示するか否かを決定することができる。そうすることで、クラウドに接続されたネットワーク(例えばインターネット)に接続されたいずれかのコンピューティング・システムから取得したコンテンツを見ているユーザに、広告をインテリジェントに(intelligently)表示することができる。
【0049】
別の例として、コンテンツ取得アプリケーション115は、クラウド内のコンピュータ・システム上に常駐することができ、デジタル・コンテンツ135の1つ以上のインスタンスを指定するユーザからの要求に応じて、デジタル・コンテンツの指定されたインスタンスを取得し、クラウド内の記憶場所にコンテンツを記憶することができる。更に、コンテンツを取得すると、広告配置コンポーネント120は、ある期間後に切れるように構成したタイマーを起動することができる。記憶したコンテンツを見るための要求を受信すると、広告配置コンポーネント120は、表示のために記憶したコンテンツを出力し、タイマーが切れたか否かに基づいて記憶したコンテンツと共に広告を表示するか否かを決定することができる。そうすることで、クラウドに接続されたネットワーク(例えばインターネット)に接続されたいずれかのコンピューティング・システムから記憶したコンテンツを見ているユーザに、広告を選択的に表示することができる。
【0050】
図面におけるフローチャートおよびブロック図は、本発明の様々な実施形態に従ったシステム、方法、およびコンピュータ・プログラムの可能な実施のアーキテクチャ、機能性、および動作を例示する。この点で、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、規定された論理機能(複数の機能)を実施するための1つ以上の実行可能命令を含むコードのモジュール、セグメント、または一部を表すことができる。また、いくつかの代替的な実施において、ブロックに明記した機能は、図面に明記した順序どおりでなく発生する場合があることに留意すべきである。例えば、関与する機能性に応じて、連続して示した2つのブロックは実際には実質的に同時に実行されることがあり、またはブロックは時に逆の順序で実行される場合がある。また、ブロック図またはフローチャート図あるいはその両方の各ブロック、およびブロック図またはフローチャート図あるいはその両方におけるブロックの組み合わせは、規定された機能もしくは行為を実行する特殊目的ハードウェア・ベースのシステム、または特殊目的ハードウェアおよびコンピュータ命令の組み合わせによって実施可能であることに留意すべきである。
【0051】
前述の記載は本発明の実施形態と対象とするが、その基本的な範囲から逸脱することなく、本発明の他のおよび更に別の実施形態を考案することも可能であり、その範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。
【符号の説明】
【0052】
110 クライアント・デバイス
115 コンテンツ取得アプリケーション
120 広告配置コンポーネント
125 ネットワーク
130 コンテンツ・プロバイダ
135 デジタル・コンテンツ
140 広告プロバイダ
145 広告

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ取得アプリケーションにおいて広告を表示するコンピュータ実施方法であって、
1つ以上の広告を含むソース・コンテンツから取得したコンテンツを見るための要求を受信することと、
前記要求の受信に応じて、ある期間が経過すると切れるように構成されたタイマーを起動することと、
1つ以上のコンピュータ・プロセッサの動作によって、前記タイマーが切れたか否かに基づいて前記1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定することが、
前記タイマーが切れたと判定されると、前記1つ以上の広告と共に表示のために前記要求されたコンテンツを出力することと、
前記タイマーが切れていないと判定されると、前記1つ以上の広告なしで表示のために前記要求されたコンテンツを出力することと、
を更に含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項3】
前記1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定することが、
前記タイマーが切れたと判定されると、前記1つ以上の広告なしで表示のために前記要求されたコンテンツを出力することと、
前記タイマーが切れていないと判定されると、前記1つ以上の広告と共に表示のために前記要求されたコンテンツを出力することと、
を更に含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項4】
前記1つ以上の広告が表示されたことを特定する電子通信を前記ソース・コンテンツのコンテンツ・プロバイダに送信することを更に含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項5】
前記電子通信が前記コンテンツ取得アプリケーションの識別子を更に含み、前記識別子が、前記1つ以上の広告の送信元の広告プロバイダと前記コンテンツ取得アプリケーションに関連付けられた組織エンティティとの間で収入配分イベントを発生させる、請求項4に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項6】
コンテンツ・プロバイダから前記ソース・コンテンツに対応するコンテンツを取得するための要求を受信することと、
前記ソース・コンテンツから前記要求されたコンテンツを取得することと、を更に含み、前記取得されたコンテンツが、前記コンテンツ・プロバイダと更に通信を行うことなくローカルに見るために利用可能である、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項7】
前記取得されたコンテンツから前記1つ以上の広告を抜き出すことを更に含み、それによって前記抜き出された1つ以上の広告なしで前記取得されたコンテンツを表示することができる、請求項6に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項8】
前記1つ以上の広告が、品物、サービス、品物のブランド、サービスのブランド、または組織の少なくとも1つに関する販売促進資料を含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
【請求項9】
プロセッサと、
プログラムを含むメモリと、を含み、前記プログラムが前記プロセッサ上で実行された場合にコンテンツ取得アプリケーションにおいて広告を表示するための動作を実行し、
1つ以上の広告を含むソース・コンテンツから取得したコンテンツを見るための要求を受信することと、
前記要求の受信に応じて、ある期間が経過すると切れるように構成されたタイマーを起動することと、
前記タイマーが切れたか否かに基づいて前記1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定することと、
を含む、システム。
【請求項10】
前記1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定することが、
前記タイマーが切れたと判定されると、前記1つ以上の広告と共に表示のために前記要求されたコンテンツを出力することと、
前記タイマーが切れていないと判定されると、前記1つ以上の広告なしで表示のために前記要求されたコンテンツを出力することと、
を更に含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定することが、
前記タイマーが切れたと判定されると、前記1つ以上の広告なしで表示のために前記要求されたコンテンツを出力することと、
前記タイマーが切れていないと判定されると、前記1つ以上の広告と共に表示のために前記要求されたコンテンツを出力することと、
を更に含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
前記動作が、前記1つ以上の広告が表示されたことを特定する電子通信を前記ソース・コンテンツのコンテンツ・プロバイダに送信することを更に含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項13】
前記電子通信が前記コンテンツ取得アプリケーションの識別子を更に含み、前記識別子が、前記1つ以上の広告の送信元の広告プロバイダと前記コンテンツ取得アプリケーションに関連付けられた組織エンティティとの間で収入配分イベントを発生させる、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記動作が、
コンテンツ・プロバイダから前記ソース・コンテンツに対応するコンテンツを取得するための要求を受信することと、
前記ソース・コンテンツから前記要求されたコンテンツを取得することと、を更に含み、前記取得されたコンテンツが、前記コンテンツ・プロバイダと更に通信を行うことなくローカルに見るために利用可能である、請求項9に記載のシステム。
【請求項15】
前記動作が、
前記取得されたコンテンツから前記1つ以上の広告を抜き出すことを更に含み、それによって前記抜き出された1つ以上の広告なしで前記取得されたコンテンツを表示することができる、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記1つ以上の広告が、品物、サービス、品物のブランド、サービスのブランド、または組織の少なくとも1つに関する販売促進資料を含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項17】
コンテンツ取得アプリケーションにおいて広告を表示するためのコンピュータ・プログラムであって、
具現化されたコンピュータ読み取り可能プログラム・コードを含み、前記コンピュータ読み取り可能プログラム・コードが、
1つ以上の広告を含むソース・コンテンツから取得したコンテンツを見るための要求を受信するためのコンピュータ読み取り可能プログラム・コードと、
前記要求の受信に応じて、ある期間が経過すると切れるように構成されたタイマーを起動するためのコンピュータ読み取り可能プログラム・コードと、
前記タイマーが切れたか否かに基づいて前記1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定するためのコンピュータ読み取り可能プログラム・コードと、
を含む、コンピュータ・プログラム。
【請求項18】
前記1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定するための前記コンピュータ読み取り可能プログラム・コードが、
前記タイマーが切れたと判定されると、前記1つ以上の広告と共に表示のために前記要求されたコンテンツを出力するためのコンピュータ読み取り可能プログラム・コードと、
前記タイマーが切れていないと判定されると、前記1つ以上の広告なしで表示のために前記要求されたコンテンツを出力するためのコンピュータ読み取り可能プログラム・コードと、
を更に含む、請求項17に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項19】
前記1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定するための前記コンピュータ読み取り可能プログラム・コードが、
前記タイマーが切れたと判定されると、前記1つ以上の広告なしで表示のために前記要求されたコンテンツを出力するためのコンピュータ読み取り可能プログラム・コードと、
前記タイマーが切れていないと判定されると、前記1つ以上の広告と共に表示のために前記要求されたコンテンツを出力するためのコンピュータ読み取り可能プログラム・コードと、
を更に含む、請求項17に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項20】
前記コンピュータ読み取り可能プログラム・コードが、
前記1つ以上の広告が表示されたことを特定する電子通信を前記ソース・コンテンツのコンテンツ・プロバイダに送信するためのコンピュータ読み取り可能プログラム・コードを更に含む、請求項17に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項21】
前記電子通信が前記コンテンツ取得アプリケーションの識別子を更に含み、前記識別子が、前記1つ以上の広告の送信元の広告プロバイダと前記コンテンツ取得アプリケーションに関連付けられた組織エンティティとの間で収入配分イベントを発生させる、請求項20に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項22】
前記コンピュータ読み取り可能プログラム・コードが、
コンテンツ・プロバイダから前記ソース・コンテンツに対応するコンテンツを取得するための要求を受信するためのコンピュータ読み取り可能プログラム・コードと、
前記ソース・コンテンツから前記要求されたコンテンツを取得するためのコンピュータ読み取り可能プログラム・コードと、を更に含み、前記取得されたコンテンツが、前記コンテンツ・プロバイダと更に通信を行うことなくローカルに見るために利用可能である、請求項17に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項23】
前記コンピュータ読み取り可能プログラム・コードが、
前記取得されたコンテンツから前記1つ以上の広告を抜き出すためのコンピュータ読み取り可能プログラム・コードを更に含み、それによって前記抜き出した1つ以上の広告なしで前記取得されたコンテンツを表示することができる、請求項22に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項24】
前記1つ以上の広告が、品物、サービス、品物のブランド、サービスのブランド、または組織の少なくとも1つに関する販売促進資料を含む、請求項17に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項25】
ローカルで見るために取得される1つ以上の広告を含むソース・コンテンツを指定する第1の要求を受信することと、
前記ソース・コンテンツのローカル・コピーを取得することと、
表示のために前記ソース・コンテンツの前記ローカル・コピーを出力することと、
前記ソース・コンテンツの前記ローカル・コピーが取得されてからの時間量に基づいて、前記ローカル・コピーと共に前記1つ以上の広告のいずれかを表示するか否かを決定することと、
を含む、コンピュータ実施方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2013−80457(P2013−80457A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−191033(P2012−191033)
【出願日】平成24年8月31日(2012.8.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
2.JAVA
3.Smalltalk
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION