コンテンツ生成装置、コンテンツ生成方法およびプログラム
【課題】簡易な方法で特定地点を中心にコンテンツを一定間隔もしくはランダムに配置することができ、しかも、コンテンツ内容や配置間隔あるいは配置形態を簡易に変更できる。
【解決手段】基準点となる緯度、経度を入力し、地図上の区画を定義するメッシュの大きさ、縦横数を入力し、メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する。そして、入力あるいは指定情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度、経度を演算し、演算された緯度、経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する。
【解決手段】基準点となる緯度、経度を入力し、地図上の区画を定義するメッシュの大きさ、縦横数を入力し、メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する。そして、入力あるいは指定情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度、経度を演算し、演算された緯度、経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、緯度、経度等の位置情報が付与されたコンテンツを特定の地点を中心に一定間隔もしくはランダムに地図上に複数表示するコンテンツ生成装置、コンテンツ生成方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット等の通信ネットワークを介して、ユーザの端末に地図画像を送信するサービスが知られており、携帯端末の持つGPS(Global Positioning System)を基にして位置情報を含むコンテンツを取得し、地図と重ねて表示する技術が活用されている。
【0003】
例えば、いろいろな地点の映像を撮影して映像記録手段に記録していくと共に、各撮影地点の位置データをGPSから検出して映像の記録アドレスと対応づけて自動的にデータベースに登録し、GPS利用位置映像データ収集装置によって収集した各地点の映像データを再生する際に、再生したい地点の位置データを入力することによってデータベースを検索して該当する地点の映像の映像記録手段上のアドレスを割出し、該当するアドレスからその映像を読出して再生する技術等が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、このような位置情報を含むコンテンツは、インターネット等の通信ネットワーク上に存在する投稿用のアプリケーションによって生成される。例えば、テキストや画像に携帯端末のGPSによって取得した緯度経度を付与したり、Webブラウザ上の入力フォームに情報を入力したりすることで、位置情報付きのコンテンツが生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平07−248726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のような従来技術では、特定地点を中心にコンテンツを一定間隔もしくはランダムに配置する場合には、全ての点を指定する必要があり、作業が煩雑になるという問題があった。また、コンテンツ内容や配置間隔あるいは配置形態を変更する場合でも、煩雑な作業が必要であり、容易にコンテンツ内容や配置間隔あるいは配置形態を変更することができないという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、簡易な方法で特定地点を中心にコンテンツを一定間隔もしくはランダムに配置することができ、しかも、コンテンツ内容や配置間隔あるいは配置形態を簡易に変更できるコンテンツ生成装置、コンテンツ生成方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0009】
(1)本発明は、基準点となる緯度および経度を入力する基準点情報入力手段(例えば、図1の基準点情報入力部101に相当)と、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力するメッシュ情報入力手段(例えば、図1のメッシュ情報入力部102に相当)と、前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定するコンテンツ配置指定手段(例えば、図1のコンテンツ配置指定部103に相当)と、前記基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する演算手段(例えば、図1のエリア演算部104に相当)と、該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する表示手段(例えば、図1の表示部111に相当)と、を備えたことを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0010】
この発明によれば、基準点情報入力手段は、基準点となる緯度および経度を入力する。メッシュ情報入力手段は、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力する。演算手段は、メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定するコンテンツ配置指定手段と、基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する。表示手段は、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する。したがって、特定地点を中心に指定した配置形態で多くのコンテンツを簡易な手順で配置することができる。
【0011】
(2)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、前記コンテンツ配置形態が前記メッシュの中心点にコンテンツを配置する形態であることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0012】
この発明によれば、コンテンツ配置形態がメッシュの中心点にコンテンツを配置する形態である。したがって、簡易な手順で、多くのコンテンツを各メッシュの中心点に自動的に配置することができる。
【0013】
(3)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、前記コンテンツ配置形態が指定されたコンテンツ間の相対位置情報に基づいてコンテンツを配置する形態であることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0014】
この発明によれば、コンテンツ配置形態が指定されたコンテンツ間の相対位置情報に基づいてコンテンツを配置する形態である。したがって、簡易な手順により、指定された間隔で多くのコンテンツを自動的に配置することができる。
【0015】
(4)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、前記コンテンツ配置形態が多角形を形成するように、該多角形の頂点にコンテンツを配置する形態であることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0016】
この発明によれば、コンテンツ配置形態が多角形を形成するように、多角形の頂点にコンテンツを配置する形態である。したがって、簡易な手順により、例えば、三角形状、円形状に多くのコンテンツを自動的に配置することができる。
【0017】
(5)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、前記コンテンツ配置形態が前記メッシュの中心点にコンテンツを配置するとともに、複数のメッシュを結合したものを複数生成し、その結合したメッシュの中心点を任意の間隔だけずらして重ね合わせた形態であることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0018】
この発明によれば、コンテンツ配置形態がメッシュの中心点にコンテンツを配置するとともに、複数のメッシュを結合したものを複数生成し、その結合したメッシュの中心点を任意の間隔だけずらして重ね合わせた形態である。したがって、簡易な手順により、多くのコンテンツを表現度豊かに配置することができる。
【0019】
(6)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、少なくとも前記基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報にデータIDを付与して登録するコンテンツ生成データ登録手段(例えば、図1のコンテンツ生成データ登録部107に相当)と、前記演算された緯度および経度の情報を付与したコンテンツにコンテンツIDを付与して登録する生成コンテンツ登録手段(例えば、図1の生成コンテンツ登録部106に相当)と、前記データIDと前記コンテンツIDとを紐付けて管理するコンテンツ管理手段(例えば、図1のコンテンツ管理部109に相当)と、前記コンテンツ生成データ登録手段に登録されたデータを変更する変更手段(例えば、図1のコンテンツ生成データ変更部108に相当)と、を備えたことを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0020】
この発明によれば、コンテンツ生成データ登録手段は、少なくとも基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報にデータIDを付与して登録する。生成コンテンツ登録手段は、演算された緯度および経度の情報を付与したコンテンツにコンテンツIDを付与して登録する。コンテンツ管理手段は、データIDとコンテンツIDとを紐付けて管理する。変更手段は、コンテンツ生成データ登録手段に登録されたデータを変更する。したがって、コンテンツ生成データと生成コンテンツとをIDによって関連付けて管理しているため、コンテンツ生成データの変更を簡易な手順で素早く反映することができる。
【0021】
(7)本発明は、(6)のコンテンツ生成装置について、前記変更手段が、任意のデータを変更することを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0022】
この発明によれば、変更手段は、任意のデータを変更する。したがって、すべての生成コンテンツに対して、個別のデータを簡易な手順で変更することができる。
【0023】
(8)本発明は、(6)のコンテンツ生成装置について、前記変更手段が、任意のデータIDが付与されたデータをすべて消去することを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0024】
この発明によれば、変更手段は、任意のデータIDが付与されたデータをすべて消去する。したがって、メッシュ内に所定数規則正しく配置された状態から、容易に、コンテンツの数を減らすことができる。
【0025】
(9)本発明は、(6)のコンテンツ生成装置について、ランダムにデータを生成するデータ生成手段(例えば、図2のランダム率に相当)を備え、前記変更手段が任意のデータを前記データ生成手段が生成したデータに置き換えることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0026】
この発明によれば、データ生成手段は、ランダムにデータを生成し、変更手段は、任意のデータをデータ生成手段が生成したデータに置き換える。したがって、コンテンツの配置等を簡易な手順でランダムに変更することができる。
【0027】
(10)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、前記コンテンツが、画像であることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0028】
この発明によれば、コンテンツが画像である。したがって、コンテンツがレストランの正面から見た写真等からなる場合、位置情報とコンテンツとが関連付けられているため、利用者は、目的のレストランをすぐに見つけることができる。
【0029】
(11)本発明は、位置情報が付加されたコンテンツを生成するコンテンツ生成方法であって、基準点となる緯度および経度を入力する第1のステップ(例えば、図6のステップS101に相当)と、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力する第2のステップ(例えば、図6のステップS102に相当)と、前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する第3のステップ(例えば、図6のステップS103に相当)と、前記第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する第4のステップ(例えば、図6のステップS104に相当)と、該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する第5のステップ(例えば、図6のステップS106に相当)と、を備えたことを特徴とするコンテンツ生成方法を提案している。
【0030】
この発明によれば、基準点となる緯度および経度を入力し、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力し、メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する。そして、第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算し、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する。したがって、特定地点を中心に指定した配置形態で多くのコンテンツを簡易な手順で配置することができる。
【0031】
(12)本発明は、位置情報が付加されたコンテンツを生成するコンテンツ生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、基準点となる緯度および経度を入力する第1のステップ(例えば、図6のステップS101に相当)と、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力する第2のステップ(例えば、図6のステップS102に相当)と、前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する第3のステップ(例えば、図6のステップS103に相当)と、前記第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する第4のステップ(例えば、図6のステップS104に相当)と、該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する第5のステップ(例えば、図6のステップS106に相当)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0032】
この発明によれば、基準点となる緯度および経度を入力し、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力し、メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する。そして、第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算し、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する。したがって、特定地点を中心に指定した配置形態で多くのコンテンツを簡易な手順で配置することができる。
【発明の効果】
【0033】
本発明によれば、特定地点を中心として一定間隔ごとにコンテンツを簡易な手法で配置することができるという効果がある。また、基準地点をずらしながら配置することにより、一定間隔で複雑な配置を繰り返すことができるという効果がある。さらに、多角形に配置できるため、基準地点をずらす操作を用いなくても一定間隔で複雑な配置を行うことができるという効果がある。
【0034】
1つの情報から生成された複数の位置情報付きコンテンツを一括に編集削除可能となるという効果がある。また、コンテンツ生成にランダム要素を加えることで、一部のメッシュにのみ位置情報付きコンテンツを作成することも可能であり、これによりエリア内にまれにしか存在しないコンテンツを配信することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明に係るコンテンツ生成装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る入力あるいは指定データを例示した図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る生成コンテンツのデータ例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るコンテンツの配置例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の変形例に係るコンテンツの配置例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理動作を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る入力あるいは指定データを例示した図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るコンテンツの配置例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理動作を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る入力あるいは指定データを例示した図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係るコンテンツの配置例を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0037】
図1から図12を用いて、本発明の第1の実施形態、第2の実施形態および第3の実施形態について説明する。
【0038】
<コンテンツ生成装置の構成>
図1を用いて、本発明に係るコンテンツ生成装置の構成について説明する。
本発明に係るコンテンツ生成装置100は、図1に示すように、基準点情報入力部101と、メッシュ情報入力部102と、コンテンツ配置指定部103と、エリア演算部104と、コンテンツ生成部105と、生成コンテンツ登録部106と、コンテンツ生成データ登録部107と、コンテンツ生成データ変更部108と、コンテンツ管理部109と、出力部110と、表示部111とを備えている。
【0039】
ここで、基準点情報入力部101は、基準点となる点の位置情報である緯度および経度を入力する。メッシュ情報入力部102は、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横の数を入力する。コンテンツ配置指定部103は、メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する。係る配置形態としては、後述するように、例えば、メッシュの中央部にコンテンツを配置する形態や、コンテンツ間において、特定の相対距離を持たせて配置する形態、コンテンツを多角形の頂点に配置する形態等があるが、これは一例にすぎず、あらゆる配置形態を含むものとする。
【0040】
エリア演算部104は、基準点情報入力部101、メッシュ情報入力部102、コンテンツ配置指定部103により入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する。コンテンツ生成部105は、エリア演算部104の演算結果に基づいて、位置情報を有するコンテンツを生成する。
【0041】
生成コンテンツ登録部106は、コンテンツ生成部105が生成したコンテンツを登録し、格納する。コンテンツ生成データ登録部107は、基準点情報入力部101、メッシュ情報入力部102、コンテンツ配置指定部103により入力あるいは指定された情報を一括して登録し、格納する。
【0042】
コンテンツ生成データ変更部108は、ユーザによるコンテンツ生成データの変更を受付、コンテンツ生成データを変更する。変更は、任意のデータを個別に変更することが可能であるほか、データ群をすべて消去することも可能である。また、数値を定義することによりランダムにデータを変更することもできる。
【0043】
コンテンツ管理部109は、コンテンツ生成データと生成コンテンツとをIDによって紐付けて管理する。したがって、コンテンツ生成データ変更部108により、コンテンツ生成データに変更があった場合には、IDによって紐付けられた生成コンテンツにこの変更内容を反映して、生成コンテンツ登録部106に登録、格納されたコンテンツ情報を書き換える。
【0044】
出力部110は、新たにコンテンツが生成された場合には、コンテンツ生成部105から情報を入力し、この情報を表示部111に出力する。また、既存のコンテンツに変更があった場合には、生成コンテンツ登録部106から情報を入力し、この情報を表示部111に出力する。表示部111は、出力部110から入力した情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する。
【0045】
<第1の実施形態>
本実施形態では、図2から図6を用いて、設定したメッシュの中央部にコンテンツを配置する場合を例にとって説明する。
【0046】
基準点情報入力部101、メッシュ情報入力部102、コンテンツ配置指定部103における情報の入力や指定は、例えば、Webサイト上に設けられているデータ入力フォームやファイルアップロードを通じて情報を入力する。
【0047】
入力された情報はコンテンツ生成データ登録部107において、データIDが自動で付与され、コンテンツ管理部109に格納される。また、入力された情報はエリア計算部104に渡され、メッシュサイズとメッシュの縦横数からコンテンツを配信するエリアの大きさを計算する。エリアが計算された後、エリア端のメッシュから順にコンテンツ配置位置の計算を行う。本実施形態においては、図4に示すように、メッシュの中央点で計算する。計算した位置をコンテンツに付与し、生成コンテンツ登録部106でコンテンツIDが割り振られ、データIDと紐づけて格納される。
【0048】
<入力データの構成>
図2は、本実施形態における入力データファイルを例示している。図2に示すように、このファイルには、データID(AAA)、カテゴリ、本文、画像名、EZウェブのURL、基準となる緯度、経度情報(基準緯度(図4では、36.70782度)、基準経度(図4では、137.0951度)、掲載開始時刻(図4では、2010/10/6 0:00)、掲載終了時刻(図4では、2010/10/22 23:59)等からなるコンテンツに関する情報と、メッシュサイズ(図4では、200m)、縦方向のメッシュ数(図4では、5個)、横方向のメッシュ数(図4では、5個)、各メッシュ内のコンテンツ配置数(図4では、1個。なお、N=1の場合には、メッシュ中央部にコンテンツを配置する。)、ランダム率(図4では、0.6)等からなる配置情報とが記述されている。
【0049】
<生成コンテンツのデータ例>
図3は、本実施形態における生成コンテンツのデータを例示している。この図に示すように、共通のIDデータ「AAA」を含む25の位置情報を持ったコンテンツが生成される。したがって、図2の入力データファイルに所定の事項を入力することにより、同時に、多くの位置情報を持ったコンテンツを生成することができる。
【0050】
<コンテンツ生成装置の処理>
図6を用いて、本実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理について説明する。
【0051】
まず、基準点となる緯度および経度を入力し(ステップS101)、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力して(ステップS102)、コンテンツを各メッシュの中央部に配置するよう指定する(ステップS103)。
【0052】
そして、ステップS101からステップS103において入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算し(ステップS104)、最後のデータまで処理が完了したか否かを確認して、最後のデータまで処理を完了した場合には、生成した位置情報を有する生成コンテンツを登録するとともに(ステップS105)、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する(ステップS106)。
【0053】
<第1の実施形態の変形例>
図5は、第1の実施形態の変形例を示している。この図によれば、メッシュの中央部にコンテンツを配置したモデルを、例えば、3つ用意し、各エリアの中心点を示す黒丸を所定の間隔でずらして重ね合わせることにより、表現度の高い配置形態を実現できる。
【0054】
<第2の実施形態>
本実施形態では、図7から図9を用いて、設定したメッシュに複数のコンテンツを特定の相対距離を持たせて配置する場合を例にとって説明する。
【0055】
基準点情報入力部101、メッシュ情報入力部102、コンテンツ配置指定部103における情報の入力や指定は、例えば、Webサイト上に設けられているデータ入力フォームやファイルアップロードを通じて情報を入力する。
【0056】
入力された情報はコンテンツ生成データ登録部107において、データIDが自動で付与され、コンテンツ管理部109に格納される。また、入力された情報はエリア計算部104に渡され、メッシュサイズとメッシュの縦横数からコンテンツを配信するエリアの大きさを計算する。エリアが計算された後、エリア端のメッシュから順にコンテンツ配置位置の計算を行う。本実施形態においては、図8に示すように、例えば、メッシュの左上点からの相対位置で計算する。計算した位置をコンテンツに付与し、生成コンテンツ登録部106でコンテンツIDが割り振られ、データIDと紐づけて格納される。
【0057】
<入力データの構成>
図7は、本実施形態における入力データファイルを例示している。図7に示すように、このファイルには、データID(AAA)、カテゴリ、本文、画像名、EZウェブのURL、基準となる緯度、経度情報(基準緯度(図7では、36.70782度)、基準経度(図7では、137.0951度)、掲載開始時刻(図7では、2010/10/6 0:00)、掲載終了時刻(図7では、2010/10/22 23:59)等からなるコンテンツに関する情報と、メッシュサイズ(図7では、200m)、縦方向のメッシュ数(図7では、5個)、横方向のメッシュ数(図7では、5個)、各メッシュ内のコンテンツ配置数(図7では、3個)、相対距離(図7では、20m)、ランダム率(図7では、0.6)等からなる配置情報とが記述されている。
【0058】
<コンテンツ生成装置の処理>
図9を用いて、本実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理について説明する。
【0059】
まず、基準点となる緯度および経度を入力し(ステップS201)、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力して(ステップS202)、コンテンツ間を特定の相対距離をもって配置するように指定する(ステップS203)。
【0060】
そして、ステップS201からステップS203において入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算し(ステップS204)、最後のデータまで処理が完了したか否かを確認して、最後のデータまで処理を完了した場合には、生成した位置情報を有する生成コンテンツを登録するとともに(ステップS205)、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する(ステップS206)。
【0061】
<第3の実施形態>
本実施形態では、図10から図12を用いて、設定したメッシュに複数のコンテンツを多角形の頂点に配置する場合を例にとって説明する。
【0062】
基準点情報入力部101、メッシュ情報入力部102、コンテンツ配置指定部103における情報の入力や指定は、例えば、Webサイト上に設けられているデータ入力フォームやファイルアップロードを通じて情報を入力する。
【0063】
入力された情報はコンテンツ生成データ登録部107において、データIDが自動で付与され、コンテンツ管理部109に格納される。また、入力された情報はエリア計算部104に渡され、メッシュサイズとメッシュの縦横数からコンテンツを配信するエリアの大きさを計算する。エリアが計算された後、メッシュ中央点を中心にN角形の頂点の計算を行う。本実施形態においては、図11に示すように、例えば、メッシュ中央点を中心にN角形の頂点の位置で計算する。計算した位置をコンテンツに付与し、生成コンテンツ登録部106でコンテンツIDが割り振られ、データIDと紐づけて格納される。
【0064】
<入力データの構成>
図10は、本実施形態における入力データファイルを例示している。図10に示すように、このファイルには、データID(AAA)、カテゴリ、本文、画像名、EZウェブのURL、基準となる緯度、経度情報(基準緯度(図10では、36.70782度)、基準経度(図10では、137.0951度)、掲載開始時刻(図10では、2010/10/6 0:00)、掲載終了時刻(図10では、2010/10/22 23:59)等からなるコンテンツに関する情報と、メッシュサイズ(図10では、200m)、縦方向のメッシュ数(図10では、5個)、横方向のメッシュ数(図10では、5個)、各メッシュ内のコンテンツ配置数(図10では、4個)、円配置半径(図10では、20m)、配置INDEX(図10では、2)、ランダム率(図10では、0.6)等からなる配置情報とが記述されている。なお、配置INDEXは0のとき、多角形の頂点全てに、同じコンテンツを配置する。また、配置INDEXがNより大きい数値の時は、配置INDEX mod N となる。
【0065】
<コンテンツ生成装置の処理>
図12を用いて、本実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理について説明する。
【0066】
まず、基準点となる緯度および経度を入力し(ステップS301)、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力して(ステップS302)、コンテンツを多角形の頂点に配置するように指定する(ステップS303)。
【0067】
そして、ステップS301からステップS303において入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算し(ステップS304)、最後のデータまで処理が完了したか否かを確認して、最後のデータまで処理を完了した場合には、生成した位置情報を有する生成コンテンツを登録するとともに(ステップS305)、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する(ステップS306)。
【0068】
以上、説明したように、上記の実施形態によれば、特定地点を中心として一定間隔ごとにコンテンツを簡易な手法で配置することができる。また、基準地点をずらしながら配置することにより、一定間隔で複雑な配置を繰り返すことができるという効果がある。さらに、多角形に配置できるため、基準地点をずらす操作を用いなくても一定間隔で複雑な配置を行うことができる。
【0069】
1つの情報から生成された複数の位置情報付きコンテンツを一括に編集削除可能となる。また、コンテンツ生成にランダム要素を加えることで、一部のメッシュにのみ位置情報付きコンテンツを作成することも可能であり、これによりエリア内にまれにしか存在しないコンテンツを配信することができる。
【0070】
なお、コンテンツ生成装置の処理をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンテンツ生成装置に読み込ませ、実行することによって本発明のコンテンツ生成装置を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
【0071】
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されても良い。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
【0072】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0073】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0074】
100;コンテンツ生成装置
101;基準点情報入力部
102;メッシュ情報入力部
103;コンテンツ配置指定部
104;エリア演算部
105;コンテンツ生成部
106;生成コンテンツ登録部
107;コンテンツ生成データ登録部
108;コンテンツ生成データ変更部
109;コンテンツ管理部
110;出力部
111;表示部
【技術分野】
【0001】
本発明は、緯度、経度等の位置情報が付与されたコンテンツを特定の地点を中心に一定間隔もしくはランダムに地図上に複数表示するコンテンツ生成装置、コンテンツ生成方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット等の通信ネットワークを介して、ユーザの端末に地図画像を送信するサービスが知られており、携帯端末の持つGPS(Global Positioning System)を基にして位置情報を含むコンテンツを取得し、地図と重ねて表示する技術が活用されている。
【0003】
例えば、いろいろな地点の映像を撮影して映像記録手段に記録していくと共に、各撮影地点の位置データをGPSから検出して映像の記録アドレスと対応づけて自動的にデータベースに登録し、GPS利用位置映像データ収集装置によって収集した各地点の映像データを再生する際に、再生したい地点の位置データを入力することによってデータベースを検索して該当する地点の映像の映像記録手段上のアドレスを割出し、該当するアドレスからその映像を読出して再生する技術等が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、このような位置情報を含むコンテンツは、インターネット等の通信ネットワーク上に存在する投稿用のアプリケーションによって生成される。例えば、テキストや画像に携帯端末のGPSによって取得した緯度経度を付与したり、Webブラウザ上の入力フォームに情報を入力したりすることで、位置情報付きのコンテンツが生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平07−248726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のような従来技術では、特定地点を中心にコンテンツを一定間隔もしくはランダムに配置する場合には、全ての点を指定する必要があり、作業が煩雑になるという問題があった。また、コンテンツ内容や配置間隔あるいは配置形態を変更する場合でも、煩雑な作業が必要であり、容易にコンテンツ内容や配置間隔あるいは配置形態を変更することができないという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、簡易な方法で特定地点を中心にコンテンツを一定間隔もしくはランダムに配置することができ、しかも、コンテンツ内容や配置間隔あるいは配置形態を簡易に変更できるコンテンツ生成装置、コンテンツ生成方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0009】
(1)本発明は、基準点となる緯度および経度を入力する基準点情報入力手段(例えば、図1の基準点情報入力部101に相当)と、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力するメッシュ情報入力手段(例えば、図1のメッシュ情報入力部102に相当)と、前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定するコンテンツ配置指定手段(例えば、図1のコンテンツ配置指定部103に相当)と、前記基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する演算手段(例えば、図1のエリア演算部104に相当)と、該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する表示手段(例えば、図1の表示部111に相当)と、を備えたことを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0010】
この発明によれば、基準点情報入力手段は、基準点となる緯度および経度を入力する。メッシュ情報入力手段は、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力する。演算手段は、メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定するコンテンツ配置指定手段と、基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する。表示手段は、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する。したがって、特定地点を中心に指定した配置形態で多くのコンテンツを簡易な手順で配置することができる。
【0011】
(2)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、前記コンテンツ配置形態が前記メッシュの中心点にコンテンツを配置する形態であることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0012】
この発明によれば、コンテンツ配置形態がメッシュの中心点にコンテンツを配置する形態である。したがって、簡易な手順で、多くのコンテンツを各メッシュの中心点に自動的に配置することができる。
【0013】
(3)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、前記コンテンツ配置形態が指定されたコンテンツ間の相対位置情報に基づいてコンテンツを配置する形態であることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0014】
この発明によれば、コンテンツ配置形態が指定されたコンテンツ間の相対位置情報に基づいてコンテンツを配置する形態である。したがって、簡易な手順により、指定された間隔で多くのコンテンツを自動的に配置することができる。
【0015】
(4)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、前記コンテンツ配置形態が多角形を形成するように、該多角形の頂点にコンテンツを配置する形態であることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0016】
この発明によれば、コンテンツ配置形態が多角形を形成するように、多角形の頂点にコンテンツを配置する形態である。したがって、簡易な手順により、例えば、三角形状、円形状に多くのコンテンツを自動的に配置することができる。
【0017】
(5)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、前記コンテンツ配置形態が前記メッシュの中心点にコンテンツを配置するとともに、複数のメッシュを結合したものを複数生成し、その結合したメッシュの中心点を任意の間隔だけずらして重ね合わせた形態であることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0018】
この発明によれば、コンテンツ配置形態がメッシュの中心点にコンテンツを配置するとともに、複数のメッシュを結合したものを複数生成し、その結合したメッシュの中心点を任意の間隔だけずらして重ね合わせた形態である。したがって、簡易な手順により、多くのコンテンツを表現度豊かに配置することができる。
【0019】
(6)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、少なくとも前記基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報にデータIDを付与して登録するコンテンツ生成データ登録手段(例えば、図1のコンテンツ生成データ登録部107に相当)と、前記演算された緯度および経度の情報を付与したコンテンツにコンテンツIDを付与して登録する生成コンテンツ登録手段(例えば、図1の生成コンテンツ登録部106に相当)と、前記データIDと前記コンテンツIDとを紐付けて管理するコンテンツ管理手段(例えば、図1のコンテンツ管理部109に相当)と、前記コンテンツ生成データ登録手段に登録されたデータを変更する変更手段(例えば、図1のコンテンツ生成データ変更部108に相当)と、を備えたことを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0020】
この発明によれば、コンテンツ生成データ登録手段は、少なくとも基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報にデータIDを付与して登録する。生成コンテンツ登録手段は、演算された緯度および経度の情報を付与したコンテンツにコンテンツIDを付与して登録する。コンテンツ管理手段は、データIDとコンテンツIDとを紐付けて管理する。変更手段は、コンテンツ生成データ登録手段に登録されたデータを変更する。したがって、コンテンツ生成データと生成コンテンツとをIDによって関連付けて管理しているため、コンテンツ生成データの変更を簡易な手順で素早く反映することができる。
【0021】
(7)本発明は、(6)のコンテンツ生成装置について、前記変更手段が、任意のデータを変更することを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0022】
この発明によれば、変更手段は、任意のデータを変更する。したがって、すべての生成コンテンツに対して、個別のデータを簡易な手順で変更することができる。
【0023】
(8)本発明は、(6)のコンテンツ生成装置について、前記変更手段が、任意のデータIDが付与されたデータをすべて消去することを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0024】
この発明によれば、変更手段は、任意のデータIDが付与されたデータをすべて消去する。したがって、メッシュ内に所定数規則正しく配置された状態から、容易に、コンテンツの数を減らすことができる。
【0025】
(9)本発明は、(6)のコンテンツ生成装置について、ランダムにデータを生成するデータ生成手段(例えば、図2のランダム率に相当)を備え、前記変更手段が任意のデータを前記データ生成手段が生成したデータに置き換えることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0026】
この発明によれば、データ生成手段は、ランダムにデータを生成し、変更手段は、任意のデータをデータ生成手段が生成したデータに置き換える。したがって、コンテンツの配置等を簡易な手順でランダムに変更することができる。
【0027】
(10)本発明は、(1)のコンテンツ生成装置について、前記コンテンツが、画像であることを特徴とするコンテンツ生成装置を提案している。
【0028】
この発明によれば、コンテンツが画像である。したがって、コンテンツがレストランの正面から見た写真等からなる場合、位置情報とコンテンツとが関連付けられているため、利用者は、目的のレストランをすぐに見つけることができる。
【0029】
(11)本発明は、位置情報が付加されたコンテンツを生成するコンテンツ生成方法であって、基準点となる緯度および経度を入力する第1のステップ(例えば、図6のステップS101に相当)と、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力する第2のステップ(例えば、図6のステップS102に相当)と、前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する第3のステップ(例えば、図6のステップS103に相当)と、前記第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する第4のステップ(例えば、図6のステップS104に相当)と、該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する第5のステップ(例えば、図6のステップS106に相当)と、を備えたことを特徴とするコンテンツ生成方法を提案している。
【0030】
この発明によれば、基準点となる緯度および経度を入力し、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力し、メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する。そして、第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算し、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する。したがって、特定地点を中心に指定した配置形態で多くのコンテンツを簡易な手順で配置することができる。
【0031】
(12)本発明は、位置情報が付加されたコンテンツを生成するコンテンツ生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、基準点となる緯度および経度を入力する第1のステップ(例えば、図6のステップS101に相当)と、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力する第2のステップ(例えば、図6のステップS102に相当)と、前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する第3のステップ(例えば、図6のステップS103に相当)と、前記第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する第4のステップ(例えば、図6のステップS104に相当)と、該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する第5のステップ(例えば、図6のステップS106に相当)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0032】
この発明によれば、基準点となる緯度および経度を入力し、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力し、メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する。そして、第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算し、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する。したがって、特定地点を中心に指定した配置形態で多くのコンテンツを簡易な手順で配置することができる。
【発明の効果】
【0033】
本発明によれば、特定地点を中心として一定間隔ごとにコンテンツを簡易な手法で配置することができるという効果がある。また、基準地点をずらしながら配置することにより、一定間隔で複雑な配置を繰り返すことができるという効果がある。さらに、多角形に配置できるため、基準地点をずらす操作を用いなくても一定間隔で複雑な配置を行うことができるという効果がある。
【0034】
1つの情報から生成された複数の位置情報付きコンテンツを一括に編集削除可能となるという効果がある。また、コンテンツ生成にランダム要素を加えることで、一部のメッシュにのみ位置情報付きコンテンツを作成することも可能であり、これによりエリア内にまれにしか存在しないコンテンツを配信することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明に係るコンテンツ生成装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る入力あるいは指定データを例示した図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る生成コンテンツのデータ例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るコンテンツの配置例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の変形例に係るコンテンツの配置例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理動作を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る入力あるいは指定データを例示した図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るコンテンツの配置例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理動作を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る入力あるいは指定データを例示した図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係るコンテンツの配置例を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0037】
図1から図12を用いて、本発明の第1の実施形態、第2の実施形態および第3の実施形態について説明する。
【0038】
<コンテンツ生成装置の構成>
図1を用いて、本発明に係るコンテンツ生成装置の構成について説明する。
本発明に係るコンテンツ生成装置100は、図1に示すように、基準点情報入力部101と、メッシュ情報入力部102と、コンテンツ配置指定部103と、エリア演算部104と、コンテンツ生成部105と、生成コンテンツ登録部106と、コンテンツ生成データ登録部107と、コンテンツ生成データ変更部108と、コンテンツ管理部109と、出力部110と、表示部111とを備えている。
【0039】
ここで、基準点情報入力部101は、基準点となる点の位置情報である緯度および経度を入力する。メッシュ情報入力部102は、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横の数を入力する。コンテンツ配置指定部103は、メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する。係る配置形態としては、後述するように、例えば、メッシュの中央部にコンテンツを配置する形態や、コンテンツ間において、特定の相対距離を持たせて配置する形態、コンテンツを多角形の頂点に配置する形態等があるが、これは一例にすぎず、あらゆる配置形態を含むものとする。
【0040】
エリア演算部104は、基準点情報入力部101、メッシュ情報入力部102、コンテンツ配置指定部103により入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する。コンテンツ生成部105は、エリア演算部104の演算結果に基づいて、位置情報を有するコンテンツを生成する。
【0041】
生成コンテンツ登録部106は、コンテンツ生成部105が生成したコンテンツを登録し、格納する。コンテンツ生成データ登録部107は、基準点情報入力部101、メッシュ情報入力部102、コンテンツ配置指定部103により入力あるいは指定された情報を一括して登録し、格納する。
【0042】
コンテンツ生成データ変更部108は、ユーザによるコンテンツ生成データの変更を受付、コンテンツ生成データを変更する。変更は、任意のデータを個別に変更することが可能であるほか、データ群をすべて消去することも可能である。また、数値を定義することによりランダムにデータを変更することもできる。
【0043】
コンテンツ管理部109は、コンテンツ生成データと生成コンテンツとをIDによって紐付けて管理する。したがって、コンテンツ生成データ変更部108により、コンテンツ生成データに変更があった場合には、IDによって紐付けられた生成コンテンツにこの変更内容を反映して、生成コンテンツ登録部106に登録、格納されたコンテンツ情報を書き換える。
【0044】
出力部110は、新たにコンテンツが生成された場合には、コンテンツ生成部105から情報を入力し、この情報を表示部111に出力する。また、既存のコンテンツに変更があった場合には、生成コンテンツ登録部106から情報を入力し、この情報を表示部111に出力する。表示部111は、出力部110から入力した情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する。
【0045】
<第1の実施形態>
本実施形態では、図2から図6を用いて、設定したメッシュの中央部にコンテンツを配置する場合を例にとって説明する。
【0046】
基準点情報入力部101、メッシュ情報入力部102、コンテンツ配置指定部103における情報の入力や指定は、例えば、Webサイト上に設けられているデータ入力フォームやファイルアップロードを通じて情報を入力する。
【0047】
入力された情報はコンテンツ生成データ登録部107において、データIDが自動で付与され、コンテンツ管理部109に格納される。また、入力された情報はエリア計算部104に渡され、メッシュサイズとメッシュの縦横数からコンテンツを配信するエリアの大きさを計算する。エリアが計算された後、エリア端のメッシュから順にコンテンツ配置位置の計算を行う。本実施形態においては、図4に示すように、メッシュの中央点で計算する。計算した位置をコンテンツに付与し、生成コンテンツ登録部106でコンテンツIDが割り振られ、データIDと紐づけて格納される。
【0048】
<入力データの構成>
図2は、本実施形態における入力データファイルを例示している。図2に示すように、このファイルには、データID(AAA)、カテゴリ、本文、画像名、EZウェブのURL、基準となる緯度、経度情報(基準緯度(図4では、36.70782度)、基準経度(図4では、137.0951度)、掲載開始時刻(図4では、2010/10/6 0:00)、掲載終了時刻(図4では、2010/10/22 23:59)等からなるコンテンツに関する情報と、メッシュサイズ(図4では、200m)、縦方向のメッシュ数(図4では、5個)、横方向のメッシュ数(図4では、5個)、各メッシュ内のコンテンツ配置数(図4では、1個。なお、N=1の場合には、メッシュ中央部にコンテンツを配置する。)、ランダム率(図4では、0.6)等からなる配置情報とが記述されている。
【0049】
<生成コンテンツのデータ例>
図3は、本実施形態における生成コンテンツのデータを例示している。この図に示すように、共通のIDデータ「AAA」を含む25の位置情報を持ったコンテンツが生成される。したがって、図2の入力データファイルに所定の事項を入力することにより、同時に、多くの位置情報を持ったコンテンツを生成することができる。
【0050】
<コンテンツ生成装置の処理>
図6を用いて、本実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理について説明する。
【0051】
まず、基準点となる緯度および経度を入力し(ステップS101)、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力して(ステップS102)、コンテンツを各メッシュの中央部に配置するよう指定する(ステップS103)。
【0052】
そして、ステップS101からステップS103において入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算し(ステップS104)、最後のデータまで処理が完了したか否かを確認して、最後のデータまで処理を完了した場合には、生成した位置情報を有する生成コンテンツを登録するとともに(ステップS105)、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する(ステップS106)。
【0053】
<第1の実施形態の変形例>
図5は、第1の実施形態の変形例を示している。この図によれば、メッシュの中央部にコンテンツを配置したモデルを、例えば、3つ用意し、各エリアの中心点を示す黒丸を所定の間隔でずらして重ね合わせることにより、表現度の高い配置形態を実現できる。
【0054】
<第2の実施形態>
本実施形態では、図7から図9を用いて、設定したメッシュに複数のコンテンツを特定の相対距離を持たせて配置する場合を例にとって説明する。
【0055】
基準点情報入力部101、メッシュ情報入力部102、コンテンツ配置指定部103における情報の入力や指定は、例えば、Webサイト上に設けられているデータ入力フォームやファイルアップロードを通じて情報を入力する。
【0056】
入力された情報はコンテンツ生成データ登録部107において、データIDが自動で付与され、コンテンツ管理部109に格納される。また、入力された情報はエリア計算部104に渡され、メッシュサイズとメッシュの縦横数からコンテンツを配信するエリアの大きさを計算する。エリアが計算された後、エリア端のメッシュから順にコンテンツ配置位置の計算を行う。本実施形態においては、図8に示すように、例えば、メッシュの左上点からの相対位置で計算する。計算した位置をコンテンツに付与し、生成コンテンツ登録部106でコンテンツIDが割り振られ、データIDと紐づけて格納される。
【0057】
<入力データの構成>
図7は、本実施形態における入力データファイルを例示している。図7に示すように、このファイルには、データID(AAA)、カテゴリ、本文、画像名、EZウェブのURL、基準となる緯度、経度情報(基準緯度(図7では、36.70782度)、基準経度(図7では、137.0951度)、掲載開始時刻(図7では、2010/10/6 0:00)、掲載終了時刻(図7では、2010/10/22 23:59)等からなるコンテンツに関する情報と、メッシュサイズ(図7では、200m)、縦方向のメッシュ数(図7では、5個)、横方向のメッシュ数(図7では、5個)、各メッシュ内のコンテンツ配置数(図7では、3個)、相対距離(図7では、20m)、ランダム率(図7では、0.6)等からなる配置情報とが記述されている。
【0058】
<コンテンツ生成装置の処理>
図9を用いて、本実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理について説明する。
【0059】
まず、基準点となる緯度および経度を入力し(ステップS201)、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力して(ステップS202)、コンテンツ間を特定の相対距離をもって配置するように指定する(ステップS203)。
【0060】
そして、ステップS201からステップS203において入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算し(ステップS204)、最後のデータまで処理が完了したか否かを確認して、最後のデータまで処理を完了した場合には、生成した位置情報を有する生成コンテンツを登録するとともに(ステップS205)、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する(ステップS206)。
【0061】
<第3の実施形態>
本実施形態では、図10から図12を用いて、設定したメッシュに複数のコンテンツを多角形の頂点に配置する場合を例にとって説明する。
【0062】
基準点情報入力部101、メッシュ情報入力部102、コンテンツ配置指定部103における情報の入力や指定は、例えば、Webサイト上に設けられているデータ入力フォームやファイルアップロードを通じて情報を入力する。
【0063】
入力された情報はコンテンツ生成データ登録部107において、データIDが自動で付与され、コンテンツ管理部109に格納される。また、入力された情報はエリア計算部104に渡され、メッシュサイズとメッシュの縦横数からコンテンツを配信するエリアの大きさを計算する。エリアが計算された後、メッシュ中央点を中心にN角形の頂点の計算を行う。本実施形態においては、図11に示すように、例えば、メッシュ中央点を中心にN角形の頂点の位置で計算する。計算した位置をコンテンツに付与し、生成コンテンツ登録部106でコンテンツIDが割り振られ、データIDと紐づけて格納される。
【0064】
<入力データの構成>
図10は、本実施形態における入力データファイルを例示している。図10に示すように、このファイルには、データID(AAA)、カテゴリ、本文、画像名、EZウェブのURL、基準となる緯度、経度情報(基準緯度(図10では、36.70782度)、基準経度(図10では、137.0951度)、掲載開始時刻(図10では、2010/10/6 0:00)、掲載終了時刻(図10では、2010/10/22 23:59)等からなるコンテンツに関する情報と、メッシュサイズ(図10では、200m)、縦方向のメッシュ数(図10では、5個)、横方向のメッシュ数(図10では、5個)、各メッシュ内のコンテンツ配置数(図10では、4個)、円配置半径(図10では、20m)、配置INDEX(図10では、2)、ランダム率(図10では、0.6)等からなる配置情報とが記述されている。なお、配置INDEXは0のとき、多角形の頂点全てに、同じコンテンツを配置する。また、配置INDEXがNより大きい数値の時は、配置INDEX mod N となる。
【0065】
<コンテンツ生成装置の処理>
図12を用いて、本実施形態に係るコンテンツ生成装置の処理について説明する。
【0066】
まず、基準点となる緯度および経度を入力し(ステップS301)、地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力して(ステップS302)、コンテンツを多角形の頂点に配置するように指定する(ステップS303)。
【0067】
そして、ステップS301からステップS303において入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算し(ステップS304)、最後のデータまで処理が完了したか否かを確認して、最後のデータまで処理を完了した場合には、生成した位置情報を有する生成コンテンツを登録するとともに(ステップS305)、演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する(ステップS306)。
【0068】
以上、説明したように、上記の実施形態によれば、特定地点を中心として一定間隔ごとにコンテンツを簡易な手法で配置することができる。また、基準地点をずらしながら配置することにより、一定間隔で複雑な配置を繰り返すことができるという効果がある。さらに、多角形に配置できるため、基準地点をずらす操作を用いなくても一定間隔で複雑な配置を行うことができる。
【0069】
1つの情報から生成された複数の位置情報付きコンテンツを一括に編集削除可能となる。また、コンテンツ生成にランダム要素を加えることで、一部のメッシュにのみ位置情報付きコンテンツを作成することも可能であり、これによりエリア内にまれにしか存在しないコンテンツを配信することができる。
【0070】
なお、コンテンツ生成装置の処理をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンテンツ生成装置に読み込ませ、実行することによって本発明のコンテンツ生成装置を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
【0071】
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されても良い。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
【0072】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0073】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0074】
100;コンテンツ生成装置
101;基準点情報入力部
102;メッシュ情報入力部
103;コンテンツ配置指定部
104;エリア演算部
105;コンテンツ生成部
106;生成コンテンツ登録部
107;コンテンツ生成データ登録部
108;コンテンツ生成データ変更部
109;コンテンツ管理部
110;出力部
111;表示部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基準点となる緯度および経度を入力する基準点情報入力手段と、
地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力するメッシュ情報入力手段と、
前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定するコンテンツ配置指定手段と、
前記基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する演算手段と、
該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とするコンテンツ生成装置。
【請求項2】
前記コンテンツ配置形態が前記メッシュの中心点にコンテンツを配置する形態であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項3】
前記コンテンツ配置形態が指定されたコンテンツ間の相対位置情報に基づいてコンテンツを配置する形態であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項4】
前記コンテンツ配置形態が多角形を形成するように、該多角形の頂点にコンテンツを配置する形態であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項5】
前記コンテンツ配置形態が前記メッシュの中心点にコンテンツを配置するとともに、複数のメッシュを結合したものを複数生成し、その結合したメッシュの中心点を任意の間隔だけずらして重ね合わせた形態であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項6】
少なくとも前記基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報にデータIDを付与して登録するコンテンツ生成データ登録手段と、
前記演算された緯度および経度の情報を付与したコンテンツにコンテンツIDを付与して登録する生成コンテンツ登録手段と、
前記データIDと前記コンテンツIDとを紐付けて管理するコンテンツ管理手段と、
前記コンテンツ生成データ登録手段に登録されたデータを変更する変更手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項7】
前記変更手段が、任意のデータを変更することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項8】
前記変更手段が、任意のデータIDが付与されたデータをすべて消去することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項9】
ランダムにデータを生成するデータ生成手段を備え、
前記変更手段が任意のデータを前記データ生成手段が生成したデータに置き換えることを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項10】
前記コンテンツが、画像であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項11】
位置情報が付加されたコンテンツを生成するコンテンツ生成方法であって、
基準点となる緯度および経度を入力する第1のステップと、
地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力する第2のステップと、
前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する第3のステップと、
前記第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する第4のステップと、
該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する第5のステップと、
を備えたことを特徴とするコンテンツ生成方法。
【請求項12】
位置情報が付加されたコンテンツを生成するコンテンツ生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
基準点となる緯度および経度を入力する第1のステップと、
地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力する第2のステップと、
前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する第3のステップと、
前記第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する第4のステップと、
該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する第5のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項1】
基準点となる緯度および経度を入力する基準点情報入力手段と、
地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力するメッシュ情報入力手段と、
前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定するコンテンツ配置指定手段と、
前記基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する演算手段と、
該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とするコンテンツ生成装置。
【請求項2】
前記コンテンツ配置形態が前記メッシュの中心点にコンテンツを配置する形態であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項3】
前記コンテンツ配置形態が指定されたコンテンツ間の相対位置情報に基づいてコンテンツを配置する形態であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項4】
前記コンテンツ配置形態が多角形を形成するように、該多角形の頂点にコンテンツを配置する形態であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項5】
前記コンテンツ配置形態が前記メッシュの中心点にコンテンツを配置するとともに、複数のメッシュを結合したものを複数生成し、その結合したメッシュの中心点を任意の間隔だけずらして重ね合わせた形態であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項6】
少なくとも前記基準点情報入力手段、メッシュ情報入力手段、コンテンツ配置指定手段により入力あるいは指定された情報にデータIDを付与して登録するコンテンツ生成データ登録手段と、
前記演算された緯度および経度の情報を付与したコンテンツにコンテンツIDを付与して登録する生成コンテンツ登録手段と、
前記データIDと前記コンテンツIDとを紐付けて管理するコンテンツ管理手段と、
前記コンテンツ生成データ登録手段に登録されたデータを変更する変更手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項7】
前記変更手段が、任意のデータを変更することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項8】
前記変更手段が、任意のデータIDが付与されたデータをすべて消去することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項9】
ランダムにデータを生成するデータ生成手段を備え、
前記変更手段が任意のデータを前記データ生成手段が生成したデータに置き換えることを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項10】
前記コンテンツが、画像であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ生成装置。
【請求項11】
位置情報が付加されたコンテンツを生成するコンテンツ生成方法であって、
基準点となる緯度および経度を入力する第1のステップと、
地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力する第2のステップと、
前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する第3のステップと、
前記第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する第4のステップと、
該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する第5のステップと、
を備えたことを特徴とするコンテンツ生成方法。
【請求項12】
位置情報が付加されたコンテンツを生成するコンテンツ生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
基準点となる緯度および経度を入力する第1のステップと、
地図上の区画を定義するメッシュの大きさおよび縦横数を入力する第2のステップと、
前記メッシュ内においてコンテンツ配置形態を指定する第3のステップと、
前記第1のステップから第3のステップにおいて入力あるいは指定された情報に基づいてそれぞれのコンテンツを配置するための緯度および経度を演算する第4のステップと、
該演算された緯度および経度の情報に基づいて、それぞれのコンテンツを地図上に表示する第5のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−164205(P2012−164205A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−25150(P2011−25150)
【出願日】平成23年2月8日(2011.2.8)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年2月8日(2011.2.8)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】
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