コンテンツ移行支援装置、コンテンツ移行支援方法及びコンテンツ移行支援プログラム
【課題】移行元端末のハードウェア性能を十分に活用できるように、移行先端末へのコンテンツの移行を支援する。
【解決手段】移行元である第一の端末で使用する第一のコンテンツの、ハードウェア性能が異なる移行先端末である第二の端末への移行を支援するコンテンツ移行支援装置であって、前記第一のコンテンツに類似する、前記第二の端末で利用可能な第二のコンテンツの利用するハードウェア性能を表す第二のコンテンツ特徴情報を取得する類似コンテンツ特徴情報取得部と、前記第一のコンテンツが利用するハードウェア性能を表す第一のコンテンツ特徴情報、前記第二の端末のハードウェア性能を表すハードウェア特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に基づいて移行タイプを判定するタイプ判定部と、前記移行タイプに基づいて結果を出力する結果出力部と、を有する、コンテンツ移行支援装置を提供する。
【解決手段】移行元である第一の端末で使用する第一のコンテンツの、ハードウェア性能が異なる移行先端末である第二の端末への移行を支援するコンテンツ移行支援装置であって、前記第一のコンテンツに類似する、前記第二の端末で利用可能な第二のコンテンツの利用するハードウェア性能を表す第二のコンテンツ特徴情報を取得する類似コンテンツ特徴情報取得部と、前記第一のコンテンツが利用するハードウェア性能を表す第一のコンテンツ特徴情報、前記第二の端末のハードウェア性能を表すハードウェア特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に基づいて移行タイプを判定するタイプ判定部と、前記移行タイプに基づいて結果を出力する結果出力部と、を有する、コンテンツ移行支援装置を提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ移行支援装置、コンテンツ移行支援方法及びコンテンツ移行支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話端末のハードウェア性能の進化に伴い、その性能を活かした、携帯電話向けのアプリケーション、動画等のコンテンツが開発されている。例えば、ICカード機能、赤外線送受信機能又は高解像度の表示機能に対応したコンテンツが開発されている。そして、異なるハードウェア性能を有する携帯電話端末ごとに、類似する機能を有するコンテンツが多数開発されている。
【0003】
ユーザが使用するコンテンツに類似するコンテンツを提示する技術として、特許文献1には、カテゴリレベルの嗜好とキーワードレベルの嗜好の両方を考慮したレコメンデーションを行うことができるレコメンド情報生成装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−262383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザは、機種変更等により新たな携帯電話端末へ移行するとき、移行前に使用していたコンテンツと同じ、あるいは同等の機能を有する類似のコンテンツを継続して利用することを望む場合が多い。しかし、移行元端末と移行先端末のハードウェア性能が異なる場合、移行前に使用していたコンテンツ又はそれに類似するコンテンツをそのまま移行しても、利用できないことがあった。また、移行先端末のハードウェア性能がより高い場合、その性能を活かせないことがあった。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、移行先端末のハードウェア性能を十分に活用できるように、移行先端末へのコンテンツの移行を支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明にかかるコンテンツ移行支援装置は、移行元である第一の端末で使用する第一のコンテンツの、ハードウェア性能が異なる移行先端末である第二の端末への移行を支援するコンテンツ移行支援装置であって、前記第一のコンテンツに類似する、前記第二の端末で利用可能な第二のコンテンツの利用するハードウェア性能を表す第二のコンテンツ特徴情報を取得する類似コンテンツ特徴情報取得部と、前記第一のコンテンツが利用するハードウェア性能を表す第一のコンテンツ特徴情報、前記第二の端末のハードウェア性能を表すハードウェア特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に基づいて移行タイプを判定するタイプ判定部と、前記移行タイプに基づいて、移行すべきでないか、前記第二のコンテンツへ移行すべきか、前記第一のコンテンツをそのまま移行すべきかを出力する結果出力部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、移行元端末のハードウェア性能を十分に活用できるように、移行先端末へのコンテンツの移行を支援できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置を含む通信システムの概要を表す図。
【図2】本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置のハードウェア構成例を表す図。
【図3】本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置の機能ブロック図。
【図4】本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置によるコンテンツ移行処理のフローチャート。
【図5】コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定処理のフローチャート。
【図6】コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定のためのテーブルを表す図。
【図7A】コンテンツがアプリケーションである場合の移行元コンテンツ特徴情報の第一の具体例を表す図。
【図7B】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先端末ハードウェア特徴情報の第一の具体例を表す図。
【図7C】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先類似コンテンツ特徴情報の第一の具体例を表す図。
【図8A】コンテンツがアプリケーションである場合の移行元コンテンツ特徴情報の第二の具体例を表す図。
【図8B】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先端末ハードウェア特徴情報の第二の具体例を表す図。
【図8C】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先類似コンテンツ特徴情報の第二の具体例を表す図。
【図9A】コンテンツがアプリケーションである場合の移行元コンテンツ特徴情報の第三の具体例を表す図。
【図9B】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先端末ハードウェア特徴情報の第三の具体例を表す図。
【図9C】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先類似コンテンツ特徴情報の第三の具体例を表す図。
【図10】コンテンツが動画等である場合のタイプ判定処理のフローチャート。
【図11】コンテンツが動画等である場合のタイプ判定のためのテーブルを表す図。
【図12A】コンテンツが動画等である場合の移行元コンテンツ特徴情報の具体例を表す図。
【図12B】コンテンツが動画等である場合の移行先端末ハードウェア特徴情報の具体例を表す図。
【図12C】コンテンツが動画等である場合の移行先類似コンテンツ特徴情報の具体例を表す図。
【図13】変形例であるコンテンツ移行支援装置を含む通信システムの概要を表す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
1.概要
2.ハードウェア構成
3.機能
4.タイプ判定による提案内容の決定処理
5.コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定
6.コンテンツが動画等である場合のタイプ判定
7.変形例
【0012】
(1.概要)
図1は、本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置110が含まれる通信システム1の概要を表す。通信システム1は、機種変更や機種の買い替えにおける移行元の通信端末100と、移行元の通信端末100で使用しているコンテンツの移行を支援するコンテンツ移行支援装置110と、移行先の通信端末120と、ネットワーク130とを有する。
【0013】
移行元の通信端末100は、ユーザが使用している移行元コンテンツ102を有する。通信端末100は、コンテンツ移行支援装置110によるコンテンツの移行支援がなされる前に、ネットワーク130を通じて、移行元コンテンツ102の特徴情報112をコンテンツ移行支援装置110に送信する。ここで、コンテンツとは、動画、静止画を含むコンテンツの他に、アプリケーションを含む。また、移行元コンテンツ102の特徴情報とは、移行元コンテンツ102が利用するハードウェアの情報を表し、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語、又は数値で表される解像度を表す「1024×768」のような値を含む。
【0014】
コンテンツ移行支援装置110は、移行元の通信端末110から受信した移行元コンテンツの特徴情報112と、移行先の通信端末120などの外部から受信した、移行先の通信端末120のハードウェアに関する情報である移行先端末ハードウェア特徴情報114と、図示しないアプリケーション提供サーバ140から受信した、移行先の通信端末120で利用可能な移行先類似コンテンツ特徴情報116とを有し、移行先端末のハードウェアに適するコンテンツへの移行に関する提案内容を決定し、その結果を出力する。
【0015】
移行元コンテンツ特徴情報112は、移行元コンテンツ102が利用するハードウェアの情報を表し、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語、又は解像度を表す「1024×768」のような数値を含む。移行先端末ハードウェア特徴情報114は、移行先の通信端末120の備えるハードウェアの情報を表し、移行元コンテンツ特徴情報112と同様に、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語、又は解像度を表す「1024×768」のような数値を含む。移行先類似コンテンツ特徴情報116は、移行元コンテンツ102に類似するコンテンツが利用するハードウェアの情報を表し、移行元コンテンツ特徴情報112と同様に、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語、又は解像度を表す「1024×768」のような数値を含む。
【0016】
すなわち、コンテンツ移行支援装置110は、これらの特徴情報112、114、116に基づいて、移行先で利用可能な類似コンテンツが移行先端末のハードウェアに適する場合、移行元コンテンツの代わりに類似コンテンツへ移行すべきであるとユーザに提案する。提案内容は、例えば通信端末120において表示され、ユーザが判断のために用いることができる。一方で、その類似コンテンツが移行先端末のハードウェアに適さない場合には、移行元コンテンツ102をそのまま移行すべきである旨の提案を行うか、あるいは移行元コンテンツ102の移行を行わない旨の提案を行う。
【0017】
移行先の通信端末120は、コンテンツ移行支援装置110からコンテンツの移行に関する提案内容の出力に応じて、画面上にその内容を表示する。ユーザは、その結果に基づいて、最終的に移行を行うかどうか決定することができる。
【0018】
ネットワーク130は、通信端末100と、コンテンツ移行支援装置110と、通信装置120とを接続するネットワークであり、一般的には移動体通信網又はインターネットである。
【0019】
以上の構成により、コンテンツ移行支援装置110は、ネットワーク130を通じて取得した移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116とに基づいて、移行元の通信端末110から移行先の通信端末120への移行元コンテンツ112の移行に関する提案内容を決定し、その結果を出力することができる。
【0020】
なお、移行元の通信端末100は、移行元コンテンツ102の特徴情報をコンテンツ移行支援装置に送信した後は、ネットワーク130から切断されてもよい。
【0021】
(2.ハードウェア構成)
図2は、コンテンツ移行支援装置110のハードウェア構成の例を表す。コンテンツ移行支援装置110は、CPU202、ROM204、RAM206、HDD208、ネットワークコントーラ210、通信装置212、グラフィックスコントローラ214、表示装置216、入力コントローラ218、入力装置220、バス222を有し、移行先端末のハードウェアに適するコンテンツへの移行に関する提案内容を決定し、その結果を出力する。
【0022】
CPU202は、本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置110及び図示しないコンテンツ移行支援プログラムの動作制御を行う。ROM204は、CPU202が実行するコンテンツ移行支援プログラムや、その他のプログラム、必要なデータ等を記憶する。RAM204は、CPU204のワークエリア等を構成する。HDD208は、コンテンツ移行支援プログラムの他に、当該コンテンツ移行支援装置110の動作に必要なプログラムやドライバ、さらに他の通信端末から受信したデータを記憶するために用いる。ネットワークコントローラ210は、通信装置212を介して、ネットワークに接続される通信端末と通信を行うための通信制御を行う。グラフィックスコントローラ214は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイを含む表示装置216を介して、ユーザに操作画面や情報を提供するための制御を行う。入力コントローラ218は、マウスやキーボード、タッチパネルを含む入力装置220を介してユーザから入力される信号を制御する。バス222は、上記の要素を相互に接続し、データのやり取りを行う。
【0023】
上記構成により、本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置110は、移行先端末のハードウェアに適するコンテンツへの移行に関する提案内容を決定し、その結果を出力できる。
【0024】
なお、HDD208は、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ、磁気テープドライブ等であってもよい。
【0025】
(3.機能)
図3は、コンテンツ移行支援装置110の機能ブロック図である。コンテンツ移行支援装置110は、外部の装置とネットワーク130を通じて情報を通信するための通信部310と、移行元コンテンツ102に類似する類似コンテンツの特徴情報を取得する類似コンテンツ特徴情報取得部320と、コンテンツの特徴情報又は移行先通信端末の特徴情報を格納する特徴情報格納部330と、移行に関する提案内容を決めるための移行タイプを判定するタイプ判定部340と、移行に関する提案内容を出力する結果出力部350を有し、移行先端末のハードウェアに合わせて、移行元コンテンツ102の移行に関する提案内容を決定し、その結果を出力する。
【0026】
通信部310は、移行元の通信端末100から移行元コンテンツ特徴情報112を受信する。受信した移行元コンテンツ特徴情報112は、特徴情報格納部330に格納される。また、移行先の通信端末120から、移行先の通信端末120の機種に対応する移行先端末ハードウェア特徴情報114を受信する。あるいは、移行前に、移行先の通信端末120のハードウェア情報がわかっている場合、該ハードウェア情報は、移行元の通信端末100から、移行元コンテンツ特徴情報112とともに受信することもできる。受信した移行先端末ハードウェア特徴情報114は、特徴情報格納部330に格納される。
【0027】
類似コンテンツ特徴情報取得部320は、移行元コンテンツ102に対応する、移行先で利用可能な類似コンテンツ特徴情報を、図示しないアプリケーション提供サーバ140等からネットワーク130を通じて取得する。類似コンテンツとは、コンテンツの名前や説明文などのメタ情報に含まれる、そのコンテンツの特徴や機能に関する単語の一致度等により定められる、類似のコンテンツのことをいう。取得された特徴情報は、移行先類似コンテンツ特徴情報116として、特徴情報格納部330に格納される。なお、移行元コンテンツ102に対応する類似コンテンツは、図示しない外部のサーバ150によって一つ以上特定される。外部のサーバ150による類似コンテンツの特定は、例えば、移行元のコンテンツ102の名前及びコンテンツの説明文に含まれる単語との一致度が一定値以上であるものについてなされ得るが、その特定方法に関してここでは特に限定しない。
【0028】
特徴情報格納部330は、移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116とを格納する。それぞれの特徴情報は、既に述べた通り、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語、又は解像度を表す「1024×768」のような数値を含む。
【0029】
タイプ判定部340は、タイプ判定テーブル342と接続され、移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116との関係に基づいて移行タイプを判定する。タイプ判定テーブル342は、その関係と移行タイプとの対応を定義する。タイプ判定部340は、コンテンツがアプリケーションであるか、動画又は静止画であるかに応じて異なる判定処理を行う。これは、コンテンツがアプリケーションである場合、特徴情報は「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のようなハードウェアの特徴を表す特徴語であるのに対し、コンテンツが動画又は静止画である場合、特徴情報は、解像度を表す「1024×768」のような数値であることに基づく。したがって、タイプ判定テーブル342は、コンテンツがアプリケーションである場合と、動画又は静止画である場合とで、異なるテーブルが定義される。なお、タイプ判定テーブル342は、タイプ判定部340に含まれてもよい。
【0030】
結果出力部350は、判定された移行タイプに応じて、類似コンテンツに移行するよう促すか、移行元コンテンツをそのまま移行するよう促すか、移行すべきでないかを示す、移行に関する提案内容を結果として出力する。出力結果は、通信部310によりネットワーク130を通じて移行先の通信端末120に送信され、表示される。ユーザは、その表示内容をもとに、最終的に移行に関する決定を行う。
【0031】
以上により、コンテンツ移行支援装置110は、移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116とに基づいて移行タイプを判定し、移行タイプごとに定められる提案内容を結果として出力することができる。
【0032】
なお、通信部310は、移行元の通信端末100から移行元コンテンツ特徴情報112そのものを受信するのではなく、例えばコンテンツID等の、移行元コンテンツを一意に特定できる情報のみを受信するようにしても良い。また、通信部310は、移行元の通信端末100又は移行先の通信端末から、移行先の通信端末120の機種に対応する移行先端末ハードウェア特徴情報114そのものを受信するのではなく、移行先の通信端末120の機種を一意に特定できる端末IDを受信するようにしても良い。このような場合、コンテンツ移行支援装置は、コンテンツID又は端末IDに対応する特徴情報をそれぞれ取得する必要がある。これにより、通信端末100又は120との通信の情報量を減らすことができる。
【0033】
(4.タイプ判定による提案内容の決定処理)
ここで、コンテンツ移行支援装置110のタイプ判定による移行に関する提案内容の決定処理について、図4を用いて説明する。図4は、ある移行元コンテンツ102に関する、コンテンツ移行に関する提案内容の決定処理のフローを表すフローチャートである。
【0034】
図4において、ステップS400から処理が開始される。
【0035】
次に、ステップS402において、移行元コンテンツ特徴情報112が、通信部310を通じて移行元の通信端末100から受信され、特徴情報格納部330に格納される。
【0036】
次に、ステップS404において、移行先端末ハードウェア特徴情報114が、通信部310を通じて移行元の通信端末100又は移行先の通信端末から受信され、特徴情報格納部330に格納される。
【0037】
次に、ステップS406において、移行先類似コンテンツ特徴情報116が、類似コンテンツ特徴情報取得部320によって、アプリケーション提供サーバ140から取得され、特徴情報格納部330に格納される。
【0038】
次に、ステップS408において、提案内容を決定するための移行タイプが、タイプ判定部340により、ステップS402、S404、S406で取得した特徴情報に基づいて判定される。移行タイプは、タイプ1と、タイプ2と、タイプ3とに分類される。移行タイプの判定方法の詳細については後述する。
【0039】
移行タイプが判定されると、ステップS410において、判定された移行タイプがタイプ1であるとき、ステップS412へと進み、当該移行元コンテンツに関しては、移行すべきでない提案を行うことが決定され、その旨の結果が結果出力部350によって出力される。その後、ステップS420へと進む。一方、移行タイプがタイプ1でないとき、処理はステップS414へと進む。
【0040】
次に、ステップS414において、判定された移行タイプがタイプ2であるとき、ステップS416へと進み、当該移行元コンテンツに関しては、類似コンテンツに移行すべき提案を行うことが決定され、その旨の結果が結果出力部350によって出力される。その後、ステップS420へと進む。一方、移行タイプがタイプ2でないとき、処理はステップS418へと進む。
【0041】
次に、ステップS418において、移行タイプがタイプ1でもタイプ2でもないとき、すなわち移行タイプがタイプ3であるとき、移行元コンテンツ102をそのまま移行する提案を行うことが決定され、その旨の結果が結果出力部350によって出力される。その後、ステップS420へと進む。
【0042】
ステップS420において、処理は終了する。
【0043】
以上の処理により、コンテンツ移行支援装置110は、移行タイプがタイプ1である場合には移行をしない旨を出力し、移行タイプがタイプ2である場合には類似コンテンツへの移行を促す旨を出力し、移行タイプがタイプ3である場合には移行元コンテンツ102をそのままの移行を促す旨を出力することができる。
【0044】
なお、ステップS402ないしS406は、必ずしもこの順序で実行される必要はなく、任意に並び替えられても良い。また、ステップS410ないしS418に記載されているタイプ1ないし3の判断順序について、任意に並び替えられても良い。
【0045】
(5.コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定)
以下に、移行タイプの判定について詳細に説明する。なお、以降タイプの判定は、コンテンツがアプリケーションである場合と、動画又は静止画等である場合とにおいて異なる処理がなされる。
【0046】
図5は、コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定処理のフローチャートである。先述の通り、コンテンツがアプリケーションである場合、移行元コンテンツ特徴情報112、移行先端末ハードウェア特徴情報114、移行先類似コンテンツ特徴情報116の特徴情報は、「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語で示される。
【0047】
まず、タイプ判定処理はステップS500から開始される。
【0048】
次に、ステップS502において、タイプ判定部340は、所定のハードウェア特徴情報をキーとして、特徴情報格納部330に格納された移行元コンテンツ特徴情報112を検索する。所定のハードウェア特徴情報とは、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語であり、例えば予め定義された、図示しないハードウェア特徴語リスト118から選択される。移行元コンテンツ特徴情報112には、移行元コンテンツ102であるアプリケーションが利用する、ハードウェア特徴情報が複数含まれている。よって、検索のキーに用いられる所定のハードウェア特徴情報が、移行元コンテンツ特徴情報112に含まれるとき、検索結果が「あり」と判定される。
【0049】
次に、ステップS504において、タイプ判定部340は、ステップS502で用いた所定のハードウェア特徴情報をキーとして、特徴情報格納部330に格納された移行先端末ハードウェア特徴情報114を検索する。移行先端末ハードウェア特徴情報114には、移行先端末が備えるハードウェア特徴情報が複数含まれている。そして、検索のキーに用いられる所定のハードウェア特徴情報が、移行先端末ハードウェア特徴情報114に含まれるとき、検索結果が「あり」と判定される。
【0050】
次に、ステップS506において、タイプ判定部340は、ステップS502で用いた所定のハードウェア特徴情報をキーとして、特徴情報格納部330に格納された移行先類似コンテンツ特徴情報116を検索する。移行先類似コンテンツ特徴情報116には、類似コンテンツであるアプリケーションが利用するハードウェア特徴情報が複数含まれている。そして、検索のキーに用いられる所定のハードウェア特徴情報が、移行先類似コンテンツ特徴情報116に含まれるとき、検索結果が「あり」と判定される。
【0051】
次に、ステップS508において、タイプ判定部340は、ステップS502、S504、S506の検索結果と、図6に示されるタイプ判定テーブル342を用いて、タイプを判定する。
【0052】
図6は、移行元コンテンツ特徴情報の検索結果と、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果と、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果と、移行タイプと、提案内容との項目を有する。移行元コンテンツ特徴情報の検索結果は、移行元コンテンツ特徴情報112に含まれるハードウェア特徴情報に、ステップS502で用いる所定のハードウェア特徴情報が含まれている場合に「あり」、含まれていない場合に「なし」と表す。移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果についても同様である。移行タイプは、移行元コンテンツ特徴情報の検索結果、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果の組み合わせにより定義されるタイプを表す。提案は、それぞれの移行タイプごとの移行元コンテンツに対する提案内容を表す。
【0053】
図5のステップS508において判定された移行タイプがタイプ1である場合、すなわち、コンテンツを移行すべきでないと判定する場合とは、移行元コンテンツ102と類似コンテンツとが利用する所定のハードウェアが、ともに移行先端末に備わっていない場合である。よって、移行元コンテンツ特徴情報の検索結果が「あり」、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果が「なし」、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果が「あり」である場合に、タイプ1と判定される。
【0054】
移行タイプがタイプ2である場合、すなわち類似コンテンツへの移行する場合とは、
(1)移行元コンテンツ102が利用する所定のハードウェアが、移行先端末に備わっていないが、類似コンテンツは所定のハードウェアを利用しない場合と、
(2)移行元コンテンツ102で利用していなかった所定のハードウェアが、移行先端末に備わっていて、類似コンテンツが所定のハードウェアを利用できる場合
である。よって、
(1)移行元コンテンツ特徴情報の検索結果が「あり」、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果が「なし」、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果が「なし」である場合と、
(2)移行元コンテンツ特徴情報の検索結果が「なし」、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果が「あり」、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果が「あり」である場合
に、タイプ2と判定される。
【0055】
移行タイプがタイプ3である場合、すなわち移行元コンテンツ102をそのまま移行する場合とは、
(3)移行元コンテンツ102も、類似コンテンツも、移行先端末に備わる所定のハードウェアを利用しない場合と、
(4)所定のハードウェアに関し、移行元コンテンツ102が利用せず、移行先端末にも備わっていない場合と、
(5)移行元コンテンツ102が利用する所定のハードウェアが移行先端末にも備わっている場合
である。このような場合、図6で示されるような組み合わせにおいて、タイプ3と判定される。
【0056】
図5に戻り、ステップS508において移行タイプの判定がなされると、ステップS510に進み、処理は終了する。
【0057】
以上により、所定のハードウェア特徴情報をキーとして、移行元コンテンツ特徴情報の検索結果、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果を検索し、得られた結果の組み合わせによりタイプ分けを行うことで、移行先端末に適するコンテンツへの移行に関する提案を行うことができる。
【0058】
なお、検索のキーとなる所定のハードウェア特徴情報は、予め定義されたハードウェア特徴語リスト118から選択する代わりに、移行元コンテンツ特徴情報と移行先端末ハードウェア特徴情報又は移行先類似コンテンツ特徴情報を比較し、いずれかにのみ含まれるハードウェア特徴情報を用いても良い。あるいは、図示しない移行元端末のハードウェア特徴情報111と、移行先端末ハードウェア特徴情報114とを比較し、いずれかにのみ含まれる特徴情報を用いても良い。これにより、移行処理に無関係のハードウェア特徴情報での検索処理を減らすことができる。
【0059】
さらに、所定のハードウェア特徴情報に関する検索は、複数のハードウェア特徴情報に対して行われても良い。そのような場合には、複数の判定結果から、最も多く判定された結果を採用しても良い。これにより、複数のハードウェア特徴情報を考慮したコンテンツの移行に関する提案内容を決定できる。
【0060】
さらに、ステップS502ないしS506の処理の順序は、任意に入れ替えることができる。
【0061】
以上、コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定の処理について説明した。ここで、図7Aないし7Cと、図8Aないし8Cと、図9Aないし9Cとを用いて、3つの例について具体的に説明する。
【0062】
まず、図7Aないし7Cを用いて、あるアプリケーションaを移行する例について説明する。この例において、移行先端末で新たなハードウェア「ICカード」が使用可能となり、アプリケーションaに類似するアプリケーションa’が、「ICカード」を利用できると仮定する。
【0063】
図7Aには、アプリケーションaに関する特徴情報が列挙されている。アプリケーションaは、「赤外線」と「カメラ」を利用するとする。図7Bには、移行先端末のハードウェア特徴情報が列挙されている。移行先端末では、「ICカード」、「赤外線」、「カメラ」、「加速度センサ」が利用できるとする。図7Cは、図示しない外部のサーバ150によって特定される、アプリケーションaに類似するアプリケーションa’に関するコンテンツ特徴情報が列挙されている。アプリケーションa’は、「ICカード」、「赤外線」、「カメラ」を利用するものとする。また、図示しないが、予め定義されたハードウェア特徴語リスト118には「ICカード」のみが記載されているものとする。
【0064】
既に説明した処理フローに従って、まず、図4のステップS400ないしS406において、コンテンツ移行支援装置110が図7Aないし7Cに記載の特徴情報を取得する。次に、図5のステップS500ないしS506において、予め定義されたハードウェア特徴語リスト118に含まれる「ICカード」の特徴語により、図7Aないし7Cの各特徴情報について検索する。所定のハードウェア特徴情報である「ICカード」の特徴語は、図7Aの移行元コンテンツ特徴情報に含まれないため、図6のタイプ判定テーブル342によれば、「なし」「あり」「あり」なので、判定結果はタイプ2である。従って、コンテンツ移行支援装置110は、移行先の通信端末120を通じて、ユーザに、アプリケーションaからアプリケーションa’への移行を促す。移行元コンテンツ102の移行ではなく類似アプリケーションへの移行を提案するのは、移行元コンテンツが有する機能と類似する機能を有する類似アプリケーションが、移行先端末のハードウェアの機能を活かすことができるためである。
【0065】
以上により、コンテンツ移行支援装置110は、移行先端末で新たに使用可能となったハードウェアに適するアプリケーションへの移行を支援することができる。
【0066】
次に、図8Aないし8Cを用いて、「ICカード」を利用するアプリケーションa’を移行する例について説明する。この例では、移行先端末で、移行元端末に備わっていた「ICカード」が使用不可能となるが、アプリケーションa’に類似する、「ICカード」を利用しないアプリケーションaが利用できる場合を想定している。
【0067】
図8Aないし8Cは、図7Aないし7Cにそれぞれ対応する。図8Aの移行元コンテンツ特徴情報には「ICカード」が含まれるが、図8Bの移行先端末ハードウェア特徴情報及び図8Cの移行先類似コンテンツ特徴情報には「ICカード」が含まれていない。
【0068】
そこで、既に説明した処理フローに従って、所定のハードウェア特徴情報として選択された「ICカード」をキーとして、図8Aないし8Cの各特徴情報を検索し、タイプ判定テーブル342を参照すると、タイプ2であることがわかる。従って、コンテンツ移行支援装置110は、移行先の通信端末120を通じて、ユーザに、アプリケーションa’からアプリケーションaへの移行を促す。移行元コンテンツ102の移行ではなく類似アプリケーションへの移行を提案するのは、移行元コンテンツ102でのみ使用可能であったハードウェア機能を必要としない類似アプリケーションであれば、移行先端末のハードウェアの機能を活かすことができるためである。
【0069】
以上により、コンテンツ移行支援装置110は、これまで使用していたハードウェアが使用不可能となった場合、移行先端末で使用可能な類似コンテンツへの移行を支援することができる。
【0070】
なお、ここでは、移行元端末と移行先端末のハードウェアの違いに基づき、所定のハードウェア特徴情報として「ICカード」を選択しているが、例えば予め定義されたリストの中から選択しても良い。
【0071】
さらに、図9Aないし9Cを用いて、ハードウェア特徴情報にアプリケーションが動作するプラットフォーム(アプリケーションプラットフォーム)を表す特徴語が含まれる例について説明する。図9Aには、移行元端末のアプリケーションcの特徴情報として、移行元端末のアプリケーションプラットフォームである「iアプリ」(登録商標)を含む特徴情報が列挙され、図9Bには、移行先端末におけるアプリケーションプラットフォームである「Android」(登録商標)を含むハードウェア特徴情報が列挙されている。また、図9Cには、アプリケーションcに類似し、移行先端末のアプリケーションプラットフォームで動作するアプリケーションc’の特徴情報が列挙されている。
【0072】
この例において、図7Aないし7Cと同様に、予め定義されたハードウェア特徴語リスト118に含まれる「Android」(登録商標)で検索を行うと、図6のタイプ判定テーブル342において「なし」「あり」「あり」となり、判定結果はタイプ2となる。
【0073】
以上により、コンテンツ移行支援装置110は、ハードウェア特徴情報としてアプリケーションプラットフォームを用いることで、異なるアプリケーションプラットフォームで動作する移行先端末で使用可能な類似コンテンツへの移行を支援することができる。
【0074】
(6.コンテンツが動画等である場合のタイプ判定)
次に、図10と図11とを用いて、コンテンツが動画又は静止画等である場合のタイプ判定について、例を用いて説明する。
【0075】
図10は、コンテンツが動画等である場合のタイプ判定処理のフローチャートであり、コンテンツがアプリケーションである場合の図5に代わって使用されるものである。先述の通り、コンテンツが動画等である場合、移行元コンテンツ特徴情報112、移行先端末ハードウェア特徴情報114、移行先類似コンテンツ特徴情報116の特徴情報は、例えば「1024×768」のような解像度を含む、数値で示される。
【0076】
まず、タイプ判定処理はステップS900から開始する。
【0077】
次に、ステップS902において、タイプ判定部340は、特徴情報格納部330に格納された移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114とを比較する。例えば解像度のような数値の場合、縦と横のピクセル数の積の値を比較することができる。
【0078】
次に、ステップS904において、タイプ判定部340は、移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116とを比較する。ここで、移行先類似コンテンツ特徴情報116には、移行元コンテンツ特徴情報112、移行先端末ハードウェア特徴情報114と対応する解像度が格納されている。
【0079】
次に、ステップS906において、タイプ判定部340は、ステップS902、S094の比較結果と、図11に示されるタイプ判定テーブル342を用いて、タイプを判定する。
【0080】
図11は、移行元コンテンツ特徴情報(A)と移行先端末ハードウェア特徴情報(B)との比較結果と、AとBと移行先類似コンテンツ特徴情報(C)との比較結果と、移行タイプと、提案内容との項目を有する。図6と同様、比較結果の組み合わせによって移行タイプが判定され、提案内容が決定される。
【0081】
図11についてさらに説明する。移行タイプがタイプ1である場合、すなわち、コンテンツを移行すべきでないと判定する場合とは、移行元コンテンツ102である動画の解像度が移行先端末の解像度を越えており、そのまま移行しても再生できない場合であって、類似コンテンツである動画の解像度も、移行先端末の解像度を超えている場合である。よって、移行元コンテンツ特徴情報(A)と移行先端末ハードウェア特徴情報(B)との比較結果がA>Bであって、かつ移行先類似コンテンツ特徴情報(C)がBを超えている(C>B)場合に、タイプ1と判定される。
【0082】
移行タイプがタイプ2である場合、すなわち類似コンテンツへ移行する場合とは、
(1)移行元コンテンツ102である動画の解像度が移行先端末の解像度を越えており、そのまま移行しても再生できない場合であって、類似コンテンツである動画の解像度は移行先端末の解像度以下である(C<=B)場合と、
(2)移行元コンテンツ102である動画の解像度が移行先端末の解像度に満たないが、類似コンテンツである動画の解像度が、移行元コンテンツ102よりは大きく、移行先端末の解像度以下である場合
である。よって、
(1)A>BかつC<=Bである場合と、
(2)A<BかつA<C<=Bである場合
に、タイプ2と判定される。
【0083】
移行タイプがタイプ3である場合、すなわち移行元コンテンツ102をそのまま移行する場合とは、
(1)移行元コンテンツ102である動画の解像度が移行先端末の解像度より低く、類似コンテンツである動画の解像度が、移行元コンテンツ102である動画の解像度以下である場合と、
(2)移行元コンテンツ102である動画の解像度が移行先端末の解像度より低く、類似コンテンツである動画の解像度が、移行先端末の解像度より高い場合と、
(3)移行元コンテンツ102である動画の解像度と、類似コンテンツである動画の解像度が等しい場合
である。よって、
(1)A<BかつC<=Aである場合と、
(2)A<BかつB<Cである場合と、
(3)A=Bである場合
に、タイプ3と判定される。
【0084】
図10に戻り、ステップS906において移行タイプの判定がなされると、ステップS908に進み、処理は終了する。
【0085】
以上により、移行元コンテンツ特徴情報(A)、移行先端末ハードウェア特徴情報(B)、移行先類似コンテンツ特徴情報(C)の大小関係の組み合わせによりタイプ分けを行うことで、移行先端末に適するコンテンツへの移行に関する提案を行うことができる。
【0086】
なお、ここでは特徴情報として、動画の解像度を例に挙げて説明したが、性能を表す数値で比較が可能な、例えば再生可能な動画の長さや容量等についても適用できる。
【0087】
また、図10のステップS902、S904は、説明のために別のステップとして記述したが、移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116との比較を行う一つのステップとして実行されても良い。
【0088】
以上、コンテンツが動画である場合のタイプ判定の処理について説明した。ここで、図12Aないし12Cを用いて、ある動画bを移行する具体例について説明する。この例では、移行先端末で、移行元端末より高い解像度に対応し、動画bに類似する動画b’(ここでは、別画質のバージョンの動画を表す)が利用できる場合を想定している。
【0089】
図12Aには、動画bのコンテンツ特徴情報、すなわち解像度が記載されている。動画bは、「480×320」の解像度であるとする。図12Bには、移行先端末の解像度が記載されている。移行元コンテンツ102より高い解像度である「1024×768」に対応するとする。図12Cは、図示しない外部のサーバ150によって特定される、動画bに類似する動画b’の解像度が記載されている。動画b’の解像度も、移行元コンテンツ102より高い解像度である「1024×768」に対応するとする。
【0090】
既に説明した処理フローに従って、まず、図4のステップS400ないしS406において、コンテンツ移行支援装置110が図12Aないし12Cに記載の特徴情報を取得する。次に、図10のステップS900ないしS904において、各特徴情報の大小を比較する。ここでは、移行元コンテンツ特徴情報(A)は「480×320」である。また、移行先端末ハードウェア特徴情報(B)は「1024×768」である。さらに、移行先類似コンテンツ特徴情報(C)は「1024×768」である。よって、図11のタイプ判定テーブル342を参照すると、「A<B」かつ「B=C」に対応する判定結果は、タイプ2である。従って、コンテンツ移行支援装置110は、移行先の通信端末120を通じて、ユーザに、動画bから動画b’への移行を促す。移行元コンテンツ102の移行ではなく類似コンテンツへの移行を提案するのは、類似コンテンツの方が移行先端末のハードウェアの機能を活かすことができるためである。
【0091】
以上により、コンテンツ移行支援装置110は、移行先端末の表示可能な解像度に対応する動画への移行を支援することができる。
【0092】
上で説明したように、本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置110は、アプリケーション及び動画を含む、移行元端末で利用しているコンテンツの特徴情報と、該コンテンツに類似するコンテンツの特徴情報と、移行先端末の特徴情報とに基づいて移行に関する提案内容を決定し、移行先端末のハードウェア性能に適する、類似するコンテンツへの移行を支援することができる。
【0093】
(7.変形例)
以下に、本発明の一実施形態における変形例であるコンテンツ移行支援装置1200について説明を行う。
【0094】
図13は、変形例であるコンテンツ移行支援装置1200を含む通信システム12の概要である。この例において、コンテンツ移行支援装置1200は、移行先の通信端末上に構成される。移行元コンテンツ特徴情報1222、移行先類似コンテンツ特徴情報1232は、例えば、ネットワーク1240を通じてアクセス可能なサーバ1220、1230から取得することができる。移行元コンテンツ特徴情報1222は、移行元の通信端末1210から移行元コンテンツ1212に対応する情報であり、予めネットワーク1240を通じて通信端末1210からサーバ1220へと送信される。また、移行先端末ハードウェア特徴情報1202は、例えば、移行先端末であるコンテンツ移行支援装置1200から取得することができる。
【0095】
このようなアプリケーション推薦端末1200は、図2及び図3と同等のハードウェア構成及び機能を備え、図4、図5と同等の処理を実行することにより、先述のコンテンツ移行支援装置110と同等の効果を有する。すなわち、当該端末1200上で、アプリケーション及び動画を含む、移行元端末で利用しているコンテンツの特徴情報と、該コンテンツに類似するコンテンツの特徴情報と、移行先端末の特徴情報とに基づいて移行に関する提案内容を決定し、移行先端末のハードウェア性能に適する、類似するコンテンツへの移行を支援することができる。
【0096】
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、それらは単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。実施例又は項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に用意されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
【符号の説明】
【0097】
110 コンテンツ移行支援装置
111 移行元端末ハードウェア特徴情報
112 移行元コンテンツ特徴情報
114 移行先端末ハードウェア特徴情報
116 移行先類似コンテンツ特徴情報
118 ハードウェア特徴語リスト
310 通信部
320 類似コンテンツ特徴情報取得部
330 特徴情報格納部
340 タイプ判定部
342 タイプ判定テーブル
350 結果出力部
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ移行支援装置、コンテンツ移行支援方法及びコンテンツ移行支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話端末のハードウェア性能の進化に伴い、その性能を活かした、携帯電話向けのアプリケーション、動画等のコンテンツが開発されている。例えば、ICカード機能、赤外線送受信機能又は高解像度の表示機能に対応したコンテンツが開発されている。そして、異なるハードウェア性能を有する携帯電話端末ごとに、類似する機能を有するコンテンツが多数開発されている。
【0003】
ユーザが使用するコンテンツに類似するコンテンツを提示する技術として、特許文献1には、カテゴリレベルの嗜好とキーワードレベルの嗜好の両方を考慮したレコメンデーションを行うことができるレコメンド情報生成装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−262383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザは、機種変更等により新たな携帯電話端末へ移行するとき、移行前に使用していたコンテンツと同じ、あるいは同等の機能を有する類似のコンテンツを継続して利用することを望む場合が多い。しかし、移行元端末と移行先端末のハードウェア性能が異なる場合、移行前に使用していたコンテンツ又はそれに類似するコンテンツをそのまま移行しても、利用できないことがあった。また、移行先端末のハードウェア性能がより高い場合、その性能を活かせないことがあった。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、移行先端末のハードウェア性能を十分に活用できるように、移行先端末へのコンテンツの移行を支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明にかかるコンテンツ移行支援装置は、移行元である第一の端末で使用する第一のコンテンツの、ハードウェア性能が異なる移行先端末である第二の端末への移行を支援するコンテンツ移行支援装置であって、前記第一のコンテンツに類似する、前記第二の端末で利用可能な第二のコンテンツの利用するハードウェア性能を表す第二のコンテンツ特徴情報を取得する類似コンテンツ特徴情報取得部と、前記第一のコンテンツが利用するハードウェア性能を表す第一のコンテンツ特徴情報、前記第二の端末のハードウェア性能を表すハードウェア特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に基づいて移行タイプを判定するタイプ判定部と、前記移行タイプに基づいて、移行すべきでないか、前記第二のコンテンツへ移行すべきか、前記第一のコンテンツをそのまま移行すべきかを出力する結果出力部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、移行元端末のハードウェア性能を十分に活用できるように、移行先端末へのコンテンツの移行を支援できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置を含む通信システムの概要を表す図。
【図2】本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置のハードウェア構成例を表す図。
【図3】本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置の機能ブロック図。
【図4】本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置によるコンテンツ移行処理のフローチャート。
【図5】コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定処理のフローチャート。
【図6】コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定のためのテーブルを表す図。
【図7A】コンテンツがアプリケーションである場合の移行元コンテンツ特徴情報の第一の具体例を表す図。
【図7B】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先端末ハードウェア特徴情報の第一の具体例を表す図。
【図7C】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先類似コンテンツ特徴情報の第一の具体例を表す図。
【図8A】コンテンツがアプリケーションである場合の移行元コンテンツ特徴情報の第二の具体例を表す図。
【図8B】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先端末ハードウェア特徴情報の第二の具体例を表す図。
【図8C】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先類似コンテンツ特徴情報の第二の具体例を表す図。
【図9A】コンテンツがアプリケーションである場合の移行元コンテンツ特徴情報の第三の具体例を表す図。
【図9B】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先端末ハードウェア特徴情報の第三の具体例を表す図。
【図9C】コンテンツがアプリケーションである場合の移行先類似コンテンツ特徴情報の第三の具体例を表す図。
【図10】コンテンツが動画等である場合のタイプ判定処理のフローチャート。
【図11】コンテンツが動画等である場合のタイプ判定のためのテーブルを表す図。
【図12A】コンテンツが動画等である場合の移行元コンテンツ特徴情報の具体例を表す図。
【図12B】コンテンツが動画等である場合の移行先端末ハードウェア特徴情報の具体例を表す図。
【図12C】コンテンツが動画等である場合の移行先類似コンテンツ特徴情報の具体例を表す図。
【図13】変形例であるコンテンツ移行支援装置を含む通信システムの概要を表す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
1.概要
2.ハードウェア構成
3.機能
4.タイプ判定による提案内容の決定処理
5.コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定
6.コンテンツが動画等である場合のタイプ判定
7.変形例
【0012】
(1.概要)
図1は、本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置110が含まれる通信システム1の概要を表す。通信システム1は、機種変更や機種の買い替えにおける移行元の通信端末100と、移行元の通信端末100で使用しているコンテンツの移行を支援するコンテンツ移行支援装置110と、移行先の通信端末120と、ネットワーク130とを有する。
【0013】
移行元の通信端末100は、ユーザが使用している移行元コンテンツ102を有する。通信端末100は、コンテンツ移行支援装置110によるコンテンツの移行支援がなされる前に、ネットワーク130を通じて、移行元コンテンツ102の特徴情報112をコンテンツ移行支援装置110に送信する。ここで、コンテンツとは、動画、静止画を含むコンテンツの他に、アプリケーションを含む。また、移行元コンテンツ102の特徴情報とは、移行元コンテンツ102が利用するハードウェアの情報を表し、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語、又は数値で表される解像度を表す「1024×768」のような値を含む。
【0014】
コンテンツ移行支援装置110は、移行元の通信端末110から受信した移行元コンテンツの特徴情報112と、移行先の通信端末120などの外部から受信した、移行先の通信端末120のハードウェアに関する情報である移行先端末ハードウェア特徴情報114と、図示しないアプリケーション提供サーバ140から受信した、移行先の通信端末120で利用可能な移行先類似コンテンツ特徴情報116とを有し、移行先端末のハードウェアに適するコンテンツへの移行に関する提案内容を決定し、その結果を出力する。
【0015】
移行元コンテンツ特徴情報112は、移行元コンテンツ102が利用するハードウェアの情報を表し、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語、又は解像度を表す「1024×768」のような数値を含む。移行先端末ハードウェア特徴情報114は、移行先の通信端末120の備えるハードウェアの情報を表し、移行元コンテンツ特徴情報112と同様に、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語、又は解像度を表す「1024×768」のような数値を含む。移行先類似コンテンツ特徴情報116は、移行元コンテンツ102に類似するコンテンツが利用するハードウェアの情報を表し、移行元コンテンツ特徴情報112と同様に、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語、又は解像度を表す「1024×768」のような数値を含む。
【0016】
すなわち、コンテンツ移行支援装置110は、これらの特徴情報112、114、116に基づいて、移行先で利用可能な類似コンテンツが移行先端末のハードウェアに適する場合、移行元コンテンツの代わりに類似コンテンツへ移行すべきであるとユーザに提案する。提案内容は、例えば通信端末120において表示され、ユーザが判断のために用いることができる。一方で、その類似コンテンツが移行先端末のハードウェアに適さない場合には、移行元コンテンツ102をそのまま移行すべきである旨の提案を行うか、あるいは移行元コンテンツ102の移行を行わない旨の提案を行う。
【0017】
移行先の通信端末120は、コンテンツ移行支援装置110からコンテンツの移行に関する提案内容の出力に応じて、画面上にその内容を表示する。ユーザは、その結果に基づいて、最終的に移行を行うかどうか決定することができる。
【0018】
ネットワーク130は、通信端末100と、コンテンツ移行支援装置110と、通信装置120とを接続するネットワークであり、一般的には移動体通信網又はインターネットである。
【0019】
以上の構成により、コンテンツ移行支援装置110は、ネットワーク130を通じて取得した移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116とに基づいて、移行元の通信端末110から移行先の通信端末120への移行元コンテンツ112の移行に関する提案内容を決定し、その結果を出力することができる。
【0020】
なお、移行元の通信端末100は、移行元コンテンツ102の特徴情報をコンテンツ移行支援装置に送信した後は、ネットワーク130から切断されてもよい。
【0021】
(2.ハードウェア構成)
図2は、コンテンツ移行支援装置110のハードウェア構成の例を表す。コンテンツ移行支援装置110は、CPU202、ROM204、RAM206、HDD208、ネットワークコントーラ210、通信装置212、グラフィックスコントローラ214、表示装置216、入力コントローラ218、入力装置220、バス222を有し、移行先端末のハードウェアに適するコンテンツへの移行に関する提案内容を決定し、その結果を出力する。
【0022】
CPU202は、本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置110及び図示しないコンテンツ移行支援プログラムの動作制御を行う。ROM204は、CPU202が実行するコンテンツ移行支援プログラムや、その他のプログラム、必要なデータ等を記憶する。RAM204は、CPU204のワークエリア等を構成する。HDD208は、コンテンツ移行支援プログラムの他に、当該コンテンツ移行支援装置110の動作に必要なプログラムやドライバ、さらに他の通信端末から受信したデータを記憶するために用いる。ネットワークコントローラ210は、通信装置212を介して、ネットワークに接続される通信端末と通信を行うための通信制御を行う。グラフィックスコントローラ214は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイを含む表示装置216を介して、ユーザに操作画面や情報を提供するための制御を行う。入力コントローラ218は、マウスやキーボード、タッチパネルを含む入力装置220を介してユーザから入力される信号を制御する。バス222は、上記の要素を相互に接続し、データのやり取りを行う。
【0023】
上記構成により、本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置110は、移行先端末のハードウェアに適するコンテンツへの移行に関する提案内容を決定し、その結果を出力できる。
【0024】
なお、HDD208は、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ、磁気テープドライブ等であってもよい。
【0025】
(3.機能)
図3は、コンテンツ移行支援装置110の機能ブロック図である。コンテンツ移行支援装置110は、外部の装置とネットワーク130を通じて情報を通信するための通信部310と、移行元コンテンツ102に類似する類似コンテンツの特徴情報を取得する類似コンテンツ特徴情報取得部320と、コンテンツの特徴情報又は移行先通信端末の特徴情報を格納する特徴情報格納部330と、移行に関する提案内容を決めるための移行タイプを判定するタイプ判定部340と、移行に関する提案内容を出力する結果出力部350を有し、移行先端末のハードウェアに合わせて、移行元コンテンツ102の移行に関する提案内容を決定し、その結果を出力する。
【0026】
通信部310は、移行元の通信端末100から移行元コンテンツ特徴情報112を受信する。受信した移行元コンテンツ特徴情報112は、特徴情報格納部330に格納される。また、移行先の通信端末120から、移行先の通信端末120の機種に対応する移行先端末ハードウェア特徴情報114を受信する。あるいは、移行前に、移行先の通信端末120のハードウェア情報がわかっている場合、該ハードウェア情報は、移行元の通信端末100から、移行元コンテンツ特徴情報112とともに受信することもできる。受信した移行先端末ハードウェア特徴情報114は、特徴情報格納部330に格納される。
【0027】
類似コンテンツ特徴情報取得部320は、移行元コンテンツ102に対応する、移行先で利用可能な類似コンテンツ特徴情報を、図示しないアプリケーション提供サーバ140等からネットワーク130を通じて取得する。類似コンテンツとは、コンテンツの名前や説明文などのメタ情報に含まれる、そのコンテンツの特徴や機能に関する単語の一致度等により定められる、類似のコンテンツのことをいう。取得された特徴情報は、移行先類似コンテンツ特徴情報116として、特徴情報格納部330に格納される。なお、移行元コンテンツ102に対応する類似コンテンツは、図示しない外部のサーバ150によって一つ以上特定される。外部のサーバ150による類似コンテンツの特定は、例えば、移行元のコンテンツ102の名前及びコンテンツの説明文に含まれる単語との一致度が一定値以上であるものについてなされ得るが、その特定方法に関してここでは特に限定しない。
【0028】
特徴情報格納部330は、移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116とを格納する。それぞれの特徴情報は、既に述べた通り、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語、又は解像度を表す「1024×768」のような数値を含む。
【0029】
タイプ判定部340は、タイプ判定テーブル342と接続され、移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116との関係に基づいて移行タイプを判定する。タイプ判定テーブル342は、その関係と移行タイプとの対応を定義する。タイプ判定部340は、コンテンツがアプリケーションであるか、動画又は静止画であるかに応じて異なる判定処理を行う。これは、コンテンツがアプリケーションである場合、特徴情報は「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のようなハードウェアの特徴を表す特徴語であるのに対し、コンテンツが動画又は静止画である場合、特徴情報は、解像度を表す「1024×768」のような数値であることに基づく。したがって、タイプ判定テーブル342は、コンテンツがアプリケーションである場合と、動画又は静止画である場合とで、異なるテーブルが定義される。なお、タイプ判定テーブル342は、タイプ判定部340に含まれてもよい。
【0030】
結果出力部350は、判定された移行タイプに応じて、類似コンテンツに移行するよう促すか、移行元コンテンツをそのまま移行するよう促すか、移行すべきでないかを示す、移行に関する提案内容を結果として出力する。出力結果は、通信部310によりネットワーク130を通じて移行先の通信端末120に送信され、表示される。ユーザは、その表示内容をもとに、最終的に移行に関する決定を行う。
【0031】
以上により、コンテンツ移行支援装置110は、移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116とに基づいて移行タイプを判定し、移行タイプごとに定められる提案内容を結果として出力することができる。
【0032】
なお、通信部310は、移行元の通信端末100から移行元コンテンツ特徴情報112そのものを受信するのではなく、例えばコンテンツID等の、移行元コンテンツを一意に特定できる情報のみを受信するようにしても良い。また、通信部310は、移行元の通信端末100又は移行先の通信端末から、移行先の通信端末120の機種に対応する移行先端末ハードウェア特徴情報114そのものを受信するのではなく、移行先の通信端末120の機種を一意に特定できる端末IDを受信するようにしても良い。このような場合、コンテンツ移行支援装置は、コンテンツID又は端末IDに対応する特徴情報をそれぞれ取得する必要がある。これにより、通信端末100又は120との通信の情報量を減らすことができる。
【0033】
(4.タイプ判定による提案内容の決定処理)
ここで、コンテンツ移行支援装置110のタイプ判定による移行に関する提案内容の決定処理について、図4を用いて説明する。図4は、ある移行元コンテンツ102に関する、コンテンツ移行に関する提案内容の決定処理のフローを表すフローチャートである。
【0034】
図4において、ステップS400から処理が開始される。
【0035】
次に、ステップS402において、移行元コンテンツ特徴情報112が、通信部310を通じて移行元の通信端末100から受信され、特徴情報格納部330に格納される。
【0036】
次に、ステップS404において、移行先端末ハードウェア特徴情報114が、通信部310を通じて移行元の通信端末100又は移行先の通信端末から受信され、特徴情報格納部330に格納される。
【0037】
次に、ステップS406において、移行先類似コンテンツ特徴情報116が、類似コンテンツ特徴情報取得部320によって、アプリケーション提供サーバ140から取得され、特徴情報格納部330に格納される。
【0038】
次に、ステップS408において、提案内容を決定するための移行タイプが、タイプ判定部340により、ステップS402、S404、S406で取得した特徴情報に基づいて判定される。移行タイプは、タイプ1と、タイプ2と、タイプ3とに分類される。移行タイプの判定方法の詳細については後述する。
【0039】
移行タイプが判定されると、ステップS410において、判定された移行タイプがタイプ1であるとき、ステップS412へと進み、当該移行元コンテンツに関しては、移行すべきでない提案を行うことが決定され、その旨の結果が結果出力部350によって出力される。その後、ステップS420へと進む。一方、移行タイプがタイプ1でないとき、処理はステップS414へと進む。
【0040】
次に、ステップS414において、判定された移行タイプがタイプ2であるとき、ステップS416へと進み、当該移行元コンテンツに関しては、類似コンテンツに移行すべき提案を行うことが決定され、その旨の結果が結果出力部350によって出力される。その後、ステップS420へと進む。一方、移行タイプがタイプ2でないとき、処理はステップS418へと進む。
【0041】
次に、ステップS418において、移行タイプがタイプ1でもタイプ2でもないとき、すなわち移行タイプがタイプ3であるとき、移行元コンテンツ102をそのまま移行する提案を行うことが決定され、その旨の結果が結果出力部350によって出力される。その後、ステップS420へと進む。
【0042】
ステップS420において、処理は終了する。
【0043】
以上の処理により、コンテンツ移行支援装置110は、移行タイプがタイプ1である場合には移行をしない旨を出力し、移行タイプがタイプ2である場合には類似コンテンツへの移行を促す旨を出力し、移行タイプがタイプ3である場合には移行元コンテンツ102をそのままの移行を促す旨を出力することができる。
【0044】
なお、ステップS402ないしS406は、必ずしもこの順序で実行される必要はなく、任意に並び替えられても良い。また、ステップS410ないしS418に記載されているタイプ1ないし3の判断順序について、任意に並び替えられても良い。
【0045】
(5.コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定)
以下に、移行タイプの判定について詳細に説明する。なお、以降タイプの判定は、コンテンツがアプリケーションである場合と、動画又は静止画等である場合とにおいて異なる処理がなされる。
【0046】
図5は、コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定処理のフローチャートである。先述の通り、コンテンツがアプリケーションである場合、移行元コンテンツ特徴情報112、移行先端末ハードウェア特徴情報114、移行先類似コンテンツ特徴情報116の特徴情報は、「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語で示される。
【0047】
まず、タイプ判定処理はステップS500から開始される。
【0048】
次に、ステップS502において、タイプ判定部340は、所定のハードウェア特徴情報をキーとして、特徴情報格納部330に格納された移行元コンテンツ特徴情報112を検索する。所定のハードウェア特徴情報とは、例えば「ICカード」、「赤外線」、「加速度センサ」のような特徴語であり、例えば予め定義された、図示しないハードウェア特徴語リスト118から選択される。移行元コンテンツ特徴情報112には、移行元コンテンツ102であるアプリケーションが利用する、ハードウェア特徴情報が複数含まれている。よって、検索のキーに用いられる所定のハードウェア特徴情報が、移行元コンテンツ特徴情報112に含まれるとき、検索結果が「あり」と判定される。
【0049】
次に、ステップS504において、タイプ判定部340は、ステップS502で用いた所定のハードウェア特徴情報をキーとして、特徴情報格納部330に格納された移行先端末ハードウェア特徴情報114を検索する。移行先端末ハードウェア特徴情報114には、移行先端末が備えるハードウェア特徴情報が複数含まれている。そして、検索のキーに用いられる所定のハードウェア特徴情報が、移行先端末ハードウェア特徴情報114に含まれるとき、検索結果が「あり」と判定される。
【0050】
次に、ステップS506において、タイプ判定部340は、ステップS502で用いた所定のハードウェア特徴情報をキーとして、特徴情報格納部330に格納された移行先類似コンテンツ特徴情報116を検索する。移行先類似コンテンツ特徴情報116には、類似コンテンツであるアプリケーションが利用するハードウェア特徴情報が複数含まれている。そして、検索のキーに用いられる所定のハードウェア特徴情報が、移行先類似コンテンツ特徴情報116に含まれるとき、検索結果が「あり」と判定される。
【0051】
次に、ステップS508において、タイプ判定部340は、ステップS502、S504、S506の検索結果と、図6に示されるタイプ判定テーブル342を用いて、タイプを判定する。
【0052】
図6は、移行元コンテンツ特徴情報の検索結果と、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果と、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果と、移行タイプと、提案内容との項目を有する。移行元コンテンツ特徴情報の検索結果は、移行元コンテンツ特徴情報112に含まれるハードウェア特徴情報に、ステップS502で用いる所定のハードウェア特徴情報が含まれている場合に「あり」、含まれていない場合に「なし」と表す。移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果についても同様である。移行タイプは、移行元コンテンツ特徴情報の検索結果、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果の組み合わせにより定義されるタイプを表す。提案は、それぞれの移行タイプごとの移行元コンテンツに対する提案内容を表す。
【0053】
図5のステップS508において判定された移行タイプがタイプ1である場合、すなわち、コンテンツを移行すべきでないと判定する場合とは、移行元コンテンツ102と類似コンテンツとが利用する所定のハードウェアが、ともに移行先端末に備わっていない場合である。よって、移行元コンテンツ特徴情報の検索結果が「あり」、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果が「なし」、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果が「あり」である場合に、タイプ1と判定される。
【0054】
移行タイプがタイプ2である場合、すなわち類似コンテンツへの移行する場合とは、
(1)移行元コンテンツ102が利用する所定のハードウェアが、移行先端末に備わっていないが、類似コンテンツは所定のハードウェアを利用しない場合と、
(2)移行元コンテンツ102で利用していなかった所定のハードウェアが、移行先端末に備わっていて、類似コンテンツが所定のハードウェアを利用できる場合
である。よって、
(1)移行元コンテンツ特徴情報の検索結果が「あり」、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果が「なし」、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果が「なし」である場合と、
(2)移行元コンテンツ特徴情報の検索結果が「なし」、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果が「あり」、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果が「あり」である場合
に、タイプ2と判定される。
【0055】
移行タイプがタイプ3である場合、すなわち移行元コンテンツ102をそのまま移行する場合とは、
(3)移行元コンテンツ102も、類似コンテンツも、移行先端末に備わる所定のハードウェアを利用しない場合と、
(4)所定のハードウェアに関し、移行元コンテンツ102が利用せず、移行先端末にも備わっていない場合と、
(5)移行元コンテンツ102が利用する所定のハードウェアが移行先端末にも備わっている場合
である。このような場合、図6で示されるような組み合わせにおいて、タイプ3と判定される。
【0056】
図5に戻り、ステップS508において移行タイプの判定がなされると、ステップS510に進み、処理は終了する。
【0057】
以上により、所定のハードウェア特徴情報をキーとして、移行元コンテンツ特徴情報の検索結果、移行先端末ハードウェア特徴情報の検索結果、移行先類似コンテンツ特徴情報の検索結果を検索し、得られた結果の組み合わせによりタイプ分けを行うことで、移行先端末に適するコンテンツへの移行に関する提案を行うことができる。
【0058】
なお、検索のキーとなる所定のハードウェア特徴情報は、予め定義されたハードウェア特徴語リスト118から選択する代わりに、移行元コンテンツ特徴情報と移行先端末ハードウェア特徴情報又は移行先類似コンテンツ特徴情報を比較し、いずれかにのみ含まれるハードウェア特徴情報を用いても良い。あるいは、図示しない移行元端末のハードウェア特徴情報111と、移行先端末ハードウェア特徴情報114とを比較し、いずれかにのみ含まれる特徴情報を用いても良い。これにより、移行処理に無関係のハードウェア特徴情報での検索処理を減らすことができる。
【0059】
さらに、所定のハードウェア特徴情報に関する検索は、複数のハードウェア特徴情報に対して行われても良い。そのような場合には、複数の判定結果から、最も多く判定された結果を採用しても良い。これにより、複数のハードウェア特徴情報を考慮したコンテンツの移行に関する提案内容を決定できる。
【0060】
さらに、ステップS502ないしS506の処理の順序は、任意に入れ替えることができる。
【0061】
以上、コンテンツがアプリケーションである場合のタイプ判定の処理について説明した。ここで、図7Aないし7Cと、図8Aないし8Cと、図9Aないし9Cとを用いて、3つの例について具体的に説明する。
【0062】
まず、図7Aないし7Cを用いて、あるアプリケーションaを移行する例について説明する。この例において、移行先端末で新たなハードウェア「ICカード」が使用可能となり、アプリケーションaに類似するアプリケーションa’が、「ICカード」を利用できると仮定する。
【0063】
図7Aには、アプリケーションaに関する特徴情報が列挙されている。アプリケーションaは、「赤外線」と「カメラ」を利用するとする。図7Bには、移行先端末のハードウェア特徴情報が列挙されている。移行先端末では、「ICカード」、「赤外線」、「カメラ」、「加速度センサ」が利用できるとする。図7Cは、図示しない外部のサーバ150によって特定される、アプリケーションaに類似するアプリケーションa’に関するコンテンツ特徴情報が列挙されている。アプリケーションa’は、「ICカード」、「赤外線」、「カメラ」を利用するものとする。また、図示しないが、予め定義されたハードウェア特徴語リスト118には「ICカード」のみが記載されているものとする。
【0064】
既に説明した処理フローに従って、まず、図4のステップS400ないしS406において、コンテンツ移行支援装置110が図7Aないし7Cに記載の特徴情報を取得する。次に、図5のステップS500ないしS506において、予め定義されたハードウェア特徴語リスト118に含まれる「ICカード」の特徴語により、図7Aないし7Cの各特徴情報について検索する。所定のハードウェア特徴情報である「ICカード」の特徴語は、図7Aの移行元コンテンツ特徴情報に含まれないため、図6のタイプ判定テーブル342によれば、「なし」「あり」「あり」なので、判定結果はタイプ2である。従って、コンテンツ移行支援装置110は、移行先の通信端末120を通じて、ユーザに、アプリケーションaからアプリケーションa’への移行を促す。移行元コンテンツ102の移行ではなく類似アプリケーションへの移行を提案するのは、移行元コンテンツが有する機能と類似する機能を有する類似アプリケーションが、移行先端末のハードウェアの機能を活かすことができるためである。
【0065】
以上により、コンテンツ移行支援装置110は、移行先端末で新たに使用可能となったハードウェアに適するアプリケーションへの移行を支援することができる。
【0066】
次に、図8Aないし8Cを用いて、「ICカード」を利用するアプリケーションa’を移行する例について説明する。この例では、移行先端末で、移行元端末に備わっていた「ICカード」が使用不可能となるが、アプリケーションa’に類似する、「ICカード」を利用しないアプリケーションaが利用できる場合を想定している。
【0067】
図8Aないし8Cは、図7Aないし7Cにそれぞれ対応する。図8Aの移行元コンテンツ特徴情報には「ICカード」が含まれるが、図8Bの移行先端末ハードウェア特徴情報及び図8Cの移行先類似コンテンツ特徴情報には「ICカード」が含まれていない。
【0068】
そこで、既に説明した処理フローに従って、所定のハードウェア特徴情報として選択された「ICカード」をキーとして、図8Aないし8Cの各特徴情報を検索し、タイプ判定テーブル342を参照すると、タイプ2であることがわかる。従って、コンテンツ移行支援装置110は、移行先の通信端末120を通じて、ユーザに、アプリケーションa’からアプリケーションaへの移行を促す。移行元コンテンツ102の移行ではなく類似アプリケーションへの移行を提案するのは、移行元コンテンツ102でのみ使用可能であったハードウェア機能を必要としない類似アプリケーションであれば、移行先端末のハードウェアの機能を活かすことができるためである。
【0069】
以上により、コンテンツ移行支援装置110は、これまで使用していたハードウェアが使用不可能となった場合、移行先端末で使用可能な類似コンテンツへの移行を支援することができる。
【0070】
なお、ここでは、移行元端末と移行先端末のハードウェアの違いに基づき、所定のハードウェア特徴情報として「ICカード」を選択しているが、例えば予め定義されたリストの中から選択しても良い。
【0071】
さらに、図9Aないし9Cを用いて、ハードウェア特徴情報にアプリケーションが動作するプラットフォーム(アプリケーションプラットフォーム)を表す特徴語が含まれる例について説明する。図9Aには、移行元端末のアプリケーションcの特徴情報として、移行元端末のアプリケーションプラットフォームである「iアプリ」(登録商標)を含む特徴情報が列挙され、図9Bには、移行先端末におけるアプリケーションプラットフォームである「Android」(登録商標)を含むハードウェア特徴情報が列挙されている。また、図9Cには、アプリケーションcに類似し、移行先端末のアプリケーションプラットフォームで動作するアプリケーションc’の特徴情報が列挙されている。
【0072】
この例において、図7Aないし7Cと同様に、予め定義されたハードウェア特徴語リスト118に含まれる「Android」(登録商標)で検索を行うと、図6のタイプ判定テーブル342において「なし」「あり」「あり」となり、判定結果はタイプ2となる。
【0073】
以上により、コンテンツ移行支援装置110は、ハードウェア特徴情報としてアプリケーションプラットフォームを用いることで、異なるアプリケーションプラットフォームで動作する移行先端末で使用可能な類似コンテンツへの移行を支援することができる。
【0074】
(6.コンテンツが動画等である場合のタイプ判定)
次に、図10と図11とを用いて、コンテンツが動画又は静止画等である場合のタイプ判定について、例を用いて説明する。
【0075】
図10は、コンテンツが動画等である場合のタイプ判定処理のフローチャートであり、コンテンツがアプリケーションである場合の図5に代わって使用されるものである。先述の通り、コンテンツが動画等である場合、移行元コンテンツ特徴情報112、移行先端末ハードウェア特徴情報114、移行先類似コンテンツ特徴情報116の特徴情報は、例えば「1024×768」のような解像度を含む、数値で示される。
【0076】
まず、タイプ判定処理はステップS900から開始する。
【0077】
次に、ステップS902において、タイプ判定部340は、特徴情報格納部330に格納された移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114とを比較する。例えば解像度のような数値の場合、縦と横のピクセル数の積の値を比較することができる。
【0078】
次に、ステップS904において、タイプ判定部340は、移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116とを比較する。ここで、移行先類似コンテンツ特徴情報116には、移行元コンテンツ特徴情報112、移行先端末ハードウェア特徴情報114と対応する解像度が格納されている。
【0079】
次に、ステップS906において、タイプ判定部340は、ステップS902、S094の比較結果と、図11に示されるタイプ判定テーブル342を用いて、タイプを判定する。
【0080】
図11は、移行元コンテンツ特徴情報(A)と移行先端末ハードウェア特徴情報(B)との比較結果と、AとBと移行先類似コンテンツ特徴情報(C)との比較結果と、移行タイプと、提案内容との項目を有する。図6と同様、比較結果の組み合わせによって移行タイプが判定され、提案内容が決定される。
【0081】
図11についてさらに説明する。移行タイプがタイプ1である場合、すなわち、コンテンツを移行すべきでないと判定する場合とは、移行元コンテンツ102である動画の解像度が移行先端末の解像度を越えており、そのまま移行しても再生できない場合であって、類似コンテンツである動画の解像度も、移行先端末の解像度を超えている場合である。よって、移行元コンテンツ特徴情報(A)と移行先端末ハードウェア特徴情報(B)との比較結果がA>Bであって、かつ移行先類似コンテンツ特徴情報(C)がBを超えている(C>B)場合に、タイプ1と判定される。
【0082】
移行タイプがタイプ2である場合、すなわち類似コンテンツへ移行する場合とは、
(1)移行元コンテンツ102である動画の解像度が移行先端末の解像度を越えており、そのまま移行しても再生できない場合であって、類似コンテンツである動画の解像度は移行先端末の解像度以下である(C<=B)場合と、
(2)移行元コンテンツ102である動画の解像度が移行先端末の解像度に満たないが、類似コンテンツである動画の解像度が、移行元コンテンツ102よりは大きく、移行先端末の解像度以下である場合
である。よって、
(1)A>BかつC<=Bである場合と、
(2)A<BかつA<C<=Bである場合
に、タイプ2と判定される。
【0083】
移行タイプがタイプ3である場合、すなわち移行元コンテンツ102をそのまま移行する場合とは、
(1)移行元コンテンツ102である動画の解像度が移行先端末の解像度より低く、類似コンテンツである動画の解像度が、移行元コンテンツ102である動画の解像度以下である場合と、
(2)移行元コンテンツ102である動画の解像度が移行先端末の解像度より低く、類似コンテンツである動画の解像度が、移行先端末の解像度より高い場合と、
(3)移行元コンテンツ102である動画の解像度と、類似コンテンツである動画の解像度が等しい場合
である。よって、
(1)A<BかつC<=Aである場合と、
(2)A<BかつB<Cである場合と、
(3)A=Bである場合
に、タイプ3と判定される。
【0084】
図10に戻り、ステップS906において移行タイプの判定がなされると、ステップS908に進み、処理は終了する。
【0085】
以上により、移行元コンテンツ特徴情報(A)、移行先端末ハードウェア特徴情報(B)、移行先類似コンテンツ特徴情報(C)の大小関係の組み合わせによりタイプ分けを行うことで、移行先端末に適するコンテンツへの移行に関する提案を行うことができる。
【0086】
なお、ここでは特徴情報として、動画の解像度を例に挙げて説明したが、性能を表す数値で比較が可能な、例えば再生可能な動画の長さや容量等についても適用できる。
【0087】
また、図10のステップS902、S904は、説明のために別のステップとして記述したが、移行元コンテンツ特徴情報112と、移行先端末ハードウェア特徴情報114と、移行先類似コンテンツ特徴情報116との比較を行う一つのステップとして実行されても良い。
【0088】
以上、コンテンツが動画である場合のタイプ判定の処理について説明した。ここで、図12Aないし12Cを用いて、ある動画bを移行する具体例について説明する。この例では、移行先端末で、移行元端末より高い解像度に対応し、動画bに類似する動画b’(ここでは、別画質のバージョンの動画を表す)が利用できる場合を想定している。
【0089】
図12Aには、動画bのコンテンツ特徴情報、すなわち解像度が記載されている。動画bは、「480×320」の解像度であるとする。図12Bには、移行先端末の解像度が記載されている。移行元コンテンツ102より高い解像度である「1024×768」に対応するとする。図12Cは、図示しない外部のサーバ150によって特定される、動画bに類似する動画b’の解像度が記載されている。動画b’の解像度も、移行元コンテンツ102より高い解像度である「1024×768」に対応するとする。
【0090】
既に説明した処理フローに従って、まず、図4のステップS400ないしS406において、コンテンツ移行支援装置110が図12Aないし12Cに記載の特徴情報を取得する。次に、図10のステップS900ないしS904において、各特徴情報の大小を比較する。ここでは、移行元コンテンツ特徴情報(A)は「480×320」である。また、移行先端末ハードウェア特徴情報(B)は「1024×768」である。さらに、移行先類似コンテンツ特徴情報(C)は「1024×768」である。よって、図11のタイプ判定テーブル342を参照すると、「A<B」かつ「B=C」に対応する判定結果は、タイプ2である。従って、コンテンツ移行支援装置110は、移行先の通信端末120を通じて、ユーザに、動画bから動画b’への移行を促す。移行元コンテンツ102の移行ではなく類似コンテンツへの移行を提案するのは、類似コンテンツの方が移行先端末のハードウェアの機能を活かすことができるためである。
【0091】
以上により、コンテンツ移行支援装置110は、移行先端末の表示可能な解像度に対応する動画への移行を支援することができる。
【0092】
上で説明したように、本発明の一実施形態におけるコンテンツ移行支援装置110は、アプリケーション及び動画を含む、移行元端末で利用しているコンテンツの特徴情報と、該コンテンツに類似するコンテンツの特徴情報と、移行先端末の特徴情報とに基づいて移行に関する提案内容を決定し、移行先端末のハードウェア性能に適する、類似するコンテンツへの移行を支援することができる。
【0093】
(7.変形例)
以下に、本発明の一実施形態における変形例であるコンテンツ移行支援装置1200について説明を行う。
【0094】
図13は、変形例であるコンテンツ移行支援装置1200を含む通信システム12の概要である。この例において、コンテンツ移行支援装置1200は、移行先の通信端末上に構成される。移行元コンテンツ特徴情報1222、移行先類似コンテンツ特徴情報1232は、例えば、ネットワーク1240を通じてアクセス可能なサーバ1220、1230から取得することができる。移行元コンテンツ特徴情報1222は、移行元の通信端末1210から移行元コンテンツ1212に対応する情報であり、予めネットワーク1240を通じて通信端末1210からサーバ1220へと送信される。また、移行先端末ハードウェア特徴情報1202は、例えば、移行先端末であるコンテンツ移行支援装置1200から取得することができる。
【0095】
このようなアプリケーション推薦端末1200は、図2及び図3と同等のハードウェア構成及び機能を備え、図4、図5と同等の処理を実行することにより、先述のコンテンツ移行支援装置110と同等の効果を有する。すなわち、当該端末1200上で、アプリケーション及び動画を含む、移行元端末で利用しているコンテンツの特徴情報と、該コンテンツに類似するコンテンツの特徴情報と、移行先端末の特徴情報とに基づいて移行に関する提案内容を決定し、移行先端末のハードウェア性能に適する、類似するコンテンツへの移行を支援することができる。
【0096】
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、それらは単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。実施例又は項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に用意されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
【符号の説明】
【0097】
110 コンテンツ移行支援装置
111 移行元端末ハードウェア特徴情報
112 移行元コンテンツ特徴情報
114 移行先端末ハードウェア特徴情報
116 移行先類似コンテンツ特徴情報
118 ハードウェア特徴語リスト
310 通信部
320 類似コンテンツ特徴情報取得部
330 特徴情報格納部
340 タイプ判定部
342 タイプ判定テーブル
350 結果出力部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移行元である第一の端末で使用する第一のコンテンツの、ハードウェア性能が異なる移行先端末である第二の端末への移行を支援するコンテンツ移行支援装置であって、
前記第一のコンテンツに類似する、前記第二の端末で利用可能な第二のコンテンツの利用するハードウェア性能を表す第二のコンテンツ特徴情報を取得する類似コンテンツ特徴情報取得部と、
前記第一のコンテンツが利用するハードウェア性能を表す第一のコンテンツ特徴情報、前記第二の端末のハードウェア性能を表すハードウェア特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に基づいて移行タイプを判定するタイプ判定部と、
前記移行タイプに基づいて、移行すべきでないか、前記第二のコンテンツへ移行すべきか、前記第一のコンテンツをそのまま移行すべきかを出力する結果出力部と、
を有する、コンテンツ移行支援装置。
【請求項2】
前記第一のコンテンツ特徴情報と、前記ハードウェア特徴情報と、前記第二のコンテンツ特徴情報とは特徴語で表され、
前記移行タイプは、
所定の特徴語が、前記第一のコンテンツ特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に含まれ前記ハードウェア特徴情報に含まれないとき、第一のタイプであり、
前記所定の特徴語が、
前記第一のコンテンツ特徴情報にのみ含まれるとき、又は
前記ハードウェア特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に含まれ前記第一のコンテンツ特徴情報には含まれないとき、第二のタイプであり、
前記第一のタイプ又は前記第二のタイプでないとき、第三のタイプである、
請求項1に記載のコンテンツ移行支援装置。
【請求項3】
前記第一のコンテンツ特徴情報と、前記ハードウェア特徴情報と、前記第二のコンテンツ特徴情報とは数値で表され、
前記移行タイプは、
前記第一のコンテンツ特徴情報が前記ハードウェア特徴情報より大きく、かつ、
前記第二のコンテンツ特徴情報が前記ハードウェア特徴情報より大きいとき、第一のタイプであり、
前記第一のコンテンツ特徴情報が前記ハードウェア特徴情報より大きく、かつ、
前記第二のコンテンツ特徴情報が前記ハードウェア特徴情報以下であるとき、又は
前記第一のコンテンツ特徴情報が前記ハードウェア特徴情報より小さく、かつ、
前記第二のコンテンツ特徴情報が、前記第一のコンテンツ特徴情報より大きく、前記ハードウェア特徴情報以下であるとき、第二のタイプであり、
前記第一のタイプ又は前記第二のタイプでないとき、第三のタイプである、
請求項1に記載のコンテンツ移行支援装置。
【請求項4】
前記結果出力部は、
前記移行タイプが前記第一のタイプであるとき、移行すべきでない結果を出力し、
前記移行タイプが前記第二のタイプであるとき、前記第二のコンテンツへ移行すべきである結果を出力し、
前記移行タイプが前記第三のタイプであるとき、前記第一のコンテンツをそのまま移行すべきである結果を出力する、
請求項2又は3に記載のコンテンツ移行支援装置。
【請求項5】
前記コンテンツ移行支援装置は、前記第一の端末及び前記第二の端末と通信可能なサーバ上に構成される、
請求項1乃至4何れか一項に記載のコンテンツ移行支援装置。
【請求項6】
前記コンテンツ移行支援装置は、前記第二の端末上に構成される、
請求項1乃至4何れか一項に記載のコンテンツ移行支援装置。
【請求項7】
移行元である第一の端末で使用する第一のコンテンツの、ハードウェア性能が異なる移行先端末である第二の端末への移行を支援するコンテンツ移行支援方法であって、
前記第一のコンテンツに類似する、前記第二の端末で利用可能な第二のコンテンツの利用するハードウェア性能を表す第二のコンテンツ特徴情報を取得する類似コンテンツ特徴情報取得段階と、
前記第一のコンテンツが利用するハードウェア性能を表す第一のコンテンツ特徴情報、前記第二の端末のハードウェア性能を表すハードウェア特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に基づいて移行タイプを判定するタイプ判定段階と、
前記移行タイプに基づいて、移行すべきでないか、前記第二のコンテンツへ移行すべきか、前記第一のコンテンツをそのまま移行すべきかを出力する結果出力段階と、
を有する、コンテンツ移行支援方法。
【請求項8】
請求項7に記載のコンテンツ移行支援方法をコンピュータに実行させるコンテンツ移行支援プログラム。
【請求項1】
移行元である第一の端末で使用する第一のコンテンツの、ハードウェア性能が異なる移行先端末である第二の端末への移行を支援するコンテンツ移行支援装置であって、
前記第一のコンテンツに類似する、前記第二の端末で利用可能な第二のコンテンツの利用するハードウェア性能を表す第二のコンテンツ特徴情報を取得する類似コンテンツ特徴情報取得部と、
前記第一のコンテンツが利用するハードウェア性能を表す第一のコンテンツ特徴情報、前記第二の端末のハードウェア性能を表すハードウェア特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に基づいて移行タイプを判定するタイプ判定部と、
前記移行タイプに基づいて、移行すべきでないか、前記第二のコンテンツへ移行すべきか、前記第一のコンテンツをそのまま移行すべきかを出力する結果出力部と、
を有する、コンテンツ移行支援装置。
【請求項2】
前記第一のコンテンツ特徴情報と、前記ハードウェア特徴情報と、前記第二のコンテンツ特徴情報とは特徴語で表され、
前記移行タイプは、
所定の特徴語が、前記第一のコンテンツ特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に含まれ前記ハードウェア特徴情報に含まれないとき、第一のタイプであり、
前記所定の特徴語が、
前記第一のコンテンツ特徴情報にのみ含まれるとき、又は
前記ハードウェア特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に含まれ前記第一のコンテンツ特徴情報には含まれないとき、第二のタイプであり、
前記第一のタイプ又は前記第二のタイプでないとき、第三のタイプである、
請求項1に記載のコンテンツ移行支援装置。
【請求項3】
前記第一のコンテンツ特徴情報と、前記ハードウェア特徴情報と、前記第二のコンテンツ特徴情報とは数値で表され、
前記移行タイプは、
前記第一のコンテンツ特徴情報が前記ハードウェア特徴情報より大きく、かつ、
前記第二のコンテンツ特徴情報が前記ハードウェア特徴情報より大きいとき、第一のタイプであり、
前記第一のコンテンツ特徴情報が前記ハードウェア特徴情報より大きく、かつ、
前記第二のコンテンツ特徴情報が前記ハードウェア特徴情報以下であるとき、又は
前記第一のコンテンツ特徴情報が前記ハードウェア特徴情報より小さく、かつ、
前記第二のコンテンツ特徴情報が、前記第一のコンテンツ特徴情報より大きく、前記ハードウェア特徴情報以下であるとき、第二のタイプであり、
前記第一のタイプ又は前記第二のタイプでないとき、第三のタイプである、
請求項1に記載のコンテンツ移行支援装置。
【請求項4】
前記結果出力部は、
前記移行タイプが前記第一のタイプであるとき、移行すべきでない結果を出力し、
前記移行タイプが前記第二のタイプであるとき、前記第二のコンテンツへ移行すべきである結果を出力し、
前記移行タイプが前記第三のタイプであるとき、前記第一のコンテンツをそのまま移行すべきである結果を出力する、
請求項2又は3に記載のコンテンツ移行支援装置。
【請求項5】
前記コンテンツ移行支援装置は、前記第一の端末及び前記第二の端末と通信可能なサーバ上に構成される、
請求項1乃至4何れか一項に記載のコンテンツ移行支援装置。
【請求項6】
前記コンテンツ移行支援装置は、前記第二の端末上に構成される、
請求項1乃至4何れか一項に記載のコンテンツ移行支援装置。
【請求項7】
移行元である第一の端末で使用する第一のコンテンツの、ハードウェア性能が異なる移行先端末である第二の端末への移行を支援するコンテンツ移行支援方法であって、
前記第一のコンテンツに類似する、前記第二の端末で利用可能な第二のコンテンツの利用するハードウェア性能を表す第二のコンテンツ特徴情報を取得する類似コンテンツ特徴情報取得段階と、
前記第一のコンテンツが利用するハードウェア性能を表す第一のコンテンツ特徴情報、前記第二の端末のハードウェア性能を表すハードウェア特徴情報及び前記第二のコンテンツ特徴情報に基づいて移行タイプを判定するタイプ判定段階と、
前記移行タイプに基づいて、移行すべきでないか、前記第二のコンテンツへ移行すべきか、前記第一のコンテンツをそのまま移行すべきかを出力する結果出力段階と、
を有する、コンテンツ移行支援方法。
【請求項8】
請求項7に記載のコンテンツ移行支援方法をコンピュータに実行させるコンテンツ移行支援プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13】
【公開番号】特開2013−73525(P2013−73525A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−213525(P2011−213525)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】
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