コンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラム
【課題】複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出する。
【解決手段】コンテンツ管理装置101は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするためのコンテンツソート部105と、録画コンテンツリストにおいて、コンテンツソート部105によってソートされた複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定するための表示制御部106とを備える。
【解決手段】コンテンツ管理装置101は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするためのコンテンツソート部105と、録画コンテンツリストにおいて、コンテンツソート部105によってソートされた複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定するための表示制御部106とを備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラムに関し、特に、録画コンテンツを処理するためのコンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
記憶装置に録画された録画コンテンツについての番組タイトルあるいは録画日時などの情報を用いて、録画日時順あるいは番組タイトル順に並べた録画コンテンツリストを画面に表示するための技術が開示されている。特開2008−123611号公報(特許文献1)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、HDDレコーダー等の録画機器において、追加特殊文字検出手段により検出された追加特殊文字情報をタイトル情報に付加して番組リスト表示画面を生成するとともに、追加特殊文字情報に基づいて番組リスト表示画面におけるタイトル情報を並び替え可能とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−123611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ユーザが求める録画コンテンツを選択するのに不便なことがある。たとえば、録画日時順に並べられた録画コンテンツリストにおいて、ユーザが求める録画コンテンツが録画された後に大量のコンテンツが録画された場合、ユーザは、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストから選択するために、画面を長時間スクロールしなければならない。
【0005】
あるいは、たとえば、録画コンテンツリストが番組タイトル順に並べられた場合においても、録画コンテンツが大量にあれば、たとえばユーザが「た」ではじまる録画コンテンツを探す際に、録画コンテンツリストをユーザが「あ」からスクロールさせると、求める録画コンテンツを選択するまでに長時間を要することがある。
【0006】
また、ユーザが求める録画コンテンツのタイトルがわかっている場合には、ユーザが求める録画コンテンツを検索できるが、検索条件に合致しない録画コンテンツに関する情報は失われてしまう。
【0007】
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することが可能なコンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるコンテンツ管理装置は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするためのコンテンツソート部と、上記録画コンテンツリストにおいて、上記コンテンツソート部によってソートされた上記複数の録画コンテンツの中で、選択表示する録画コンテンツを決定するための表示制御部とを備える。
【0009】
このような構成により、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示するとともに、ユーザが求める録画コンテンツと類似の録画コンテンツも録画コンテンツリストにおいて表示できるので、潜在的なニーズのある録画コンテンツをユーザに想起させることができる。したがって、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することができる。
【0010】
好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0011】
このような構成により、ユーザが、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールする煩雑な操作を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画コンテンツリストにおいて選択表示され、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0012】
好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0013】
このような構成により、ユーザが、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールする煩雑な操作を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができ、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。すなわち、ユーザは、手間をかけずに、一連のシリーズである録画コンテンツを上記シリーズにおける話数順に視聴することができる。
【0014】
好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0015】
このような構成により、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より前に録画されたユーザが求めていない録画コンテンツが、録画コンテンツリストにおいて表示されることを避けることができる。これによりユーザが、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールする煩雑な操作を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを、録画コンテンツリストにおいて選択表示することができ、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0016】
より好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0017】
このような構成により、ユーザが、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールする煩雑な操作を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができるので、ユーザは、手間をかけずに、録画コンテンツを時系列順に視聴することができる。
【0018】
好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、過去に検索された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0019】
このような構成により、ユーザが、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールする煩雑な操作を強いられることなく、ユーザが求める過去に検索された録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができるので、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0020】
好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う場合、上記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で上記画面に表示する上記録画コンテンツを循環させる。
【0021】
このような構成により、ユーザは、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行うときに、全リストの一部のスクロールなので、ユーザが求める録画コンテンツを迅速に画面に表示することができる。
【0022】
また、ユーザは、録画コンテンツリストに表示されたユーザの視聴欲求が低い録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが視聴したい録画コンテンツを見つけることができる。
【0023】
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるコンテンツ管理方法は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするステップと、上記録画コンテンツリストにおいて、ソートした上記複数の録画コンテンツの中で、選択表示する録画コンテンツを決定するステップとを含む。
【0024】
このような構成により、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示するとともに、ユーザが求める録画コンテンツと類似の録画コンテンツも録画コンテンツリストにおいて表示できるので、潜在的なニーズのある録画コンテンツをユーザに想起させることができる。したがって、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することができる。
【0025】
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるコンテンツ管理プログラムは、コンピュータに、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするステップと、上記録画コンテンツリストにおいて、ソートした上記複数の録画コンテンツの中で、選択表示する録画コンテンツを決定するステップとを実行させるためのプログラムである。
【0026】
このような構成により、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示するとともに、ユーザが求める録画コンテンツと類似の録画コンテンツも録画コンテンツリストにおいて表示できるので、潜在的なニーズのある録画コンテンツをユーザに想起させることができる。したがって、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における録画コンテンツリストの表示例を説明するための第一の図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における録画コンテンツリストの表示例を説明するための第二の図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、録画コンテンツリストにおけるフォーカスの上移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、録画コンテンツリストにおけるフォーカスの下移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【図6】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画日時順にソートされた録画コンテンツリストの表示を行ったときの問題点を説明するための第一の図である。
【図7】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画日時順にソートされた録画コンテンツリストの表示を行ったときの問題点を説明するための第二の図である。
【図8】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、番組タイトル順にソートされた録画コンテンツリストの表示を行ったときの問題点を説明するための第一の図である。
【図9】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、番組タイトル順にソートされた録画コンテンツリストの表示を行ったときの問題点を説明するための第二の図である。
【図10】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画コンテンツリストの検索結果表示を行ったときの問題点を説明するための図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における複数の録画コンテンツのソート、決定、表示および再生動作手順を定めたフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、前回視聴した録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、過去に検索された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【図17】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画日時順にソートされた録画コンテンツリストの表示を行ったときの問題点を説明するための第三の図である。
【図18】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、短縮循環時の録画コンテンツリストにおけるフォーカスの上移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、短縮循環時の録画コンテンツリストにおけるフォーカスの下移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0030】
[構成および基本動作]
【0031】
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置の構成を示す図である。
【0032】
図1を参照して、コンテンツ管理装置101は、受信部102と、解析部103と、コンテンツ記録再生部104と、コンテンツ情報管理部105(コンテンツソート部)と、表示制御部106と、ユーザインターフェース107とを備える。
【0033】
コンテンツ管理装置101は、管理している複数の録画コンテンツをソートして表示する。たとえば、HDD(Hard Disk Drive)108に録画されている複数の録画コンテンツをソートして表示する。
【0034】
より詳細には、コンテンツ管理装置101は、たとえば、STB(Set Top Box)であり、局側装置からストリームを受信し、当該ストリームから映像および音声をデコードし、ディスプレイ109においてコンテンツを再生する。さらに、コンテンツ管理装置101は、受信したコンテンツをHDD(Hard Disk Drive)108に録画する、あるいはHDD108に録画された録画コンテンツをディスプレイ109において再生する。
【0035】
この局側装置は、たとえば、デジタル放送の放送局に設置される装置、またはIPTV(Internet Protocol Television)に対応するサーバである。なお、コンテンツ管理装置101は、ディスプレイ109を備える構成であってもよい。
【0036】
受信部102は、受信したストリームからPSI(Program Specific Information)、映像データおよび音声データを抽出してコンテンツ記録再生部104へ出力し、また、SI(Service Information)を抽出して解析部103へ出力する。
【0037】
SIは、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)により規定されたシリーズ記述子およびEPG(Electronic Program Guide)を含む。
【0038】
シリーズ記述子は、ドラマあるいはアニメーションなどの一連のシリーズをユニークに識別するためのseries_id(シリーズ識別)、シリーズ識別が示す番組のシリーズ内の話数を示すepisode_number(話数)、シリーズ識別が有効な期限の年月日を示すexpire_date(有効期限)およびシリーズ識別が示す番組名を表す文字列であるseries_name_char(シリーズ名)等から構成される。
【0039】
EPGは、計8日分の番組名および簡単な紹介である基本情報と、内容および出演者等の詳細情報と、ジャンル情報とを含む。
【0040】
解析部103は、受信部102より受けたSIを解析し、たとえば、受信しているコンテンツの、番組タイトル、放送日時および番組が属するジャンルなどの番組情報をコンテンツ情報管理部105へ出力する。
【0041】
受信している番組にシリーズ記述子がある場合、解析部103は、シリーズ識別、話数、有効期限およびシリーズ名も併せてコンテンツ情報管理部105へ出力する。
【0042】
コンテンツ記録再生部104は、受信部102から受けたPSIを参照し、受信しているコンテンツの再生に必要な映像データおよび音声データをデコードし、表示制御部106へ出力する。
【0043】
表示制御部106は、コンテンツ記録再生部104から受けた受信しているコンテンツの映像データおよび音声データをディスプレイ109において再生する。
【0044】
コンテンツ管理装置101は、コンテンツ管理装置101の外部に設置したHDD108と接続されているときに、受信しているコンテンツをHDD108に録画することができる。
【0045】
また、コンテンツ管理装置101は、コンテンツ管理装置101の外部に設置したHDD108と接続されているときに、HDD108が保有しているコンテンツをディスプレイ109において再生することができる。
【0046】
[HDDの同期]
コンテンツ記録再生部104は、ユーザがHDD108をコンテンツ管理装置101に接続したことを認識すると、HDD108のHDD識別用IDを取得し、続いてHDD識別用IDをコンテンツ情報管理部105へ通知する。
【0047】
HDD識別用IDは、HDD108を識別するためのIDであり、たとえばHDD108の個体識別番号を用いても良い。
【0048】
コンテンツ記録再生部104からHDD108のHDD識別用IDおよびHDD108が接続されたことの通知を受けたコンテンツ情報管理部105は、コンテンツ記録再生部104から通知されたHDD108のHDD識別用IDが、新規なHDD識別用IDか、あるいは接続した履歴のあるHDD識別用IDであるかを判別する。
【0049】
新規なHDD識別用IDである場合、コンテンツ情報管理部105は、HDD108に録画されているコンテンツ情報を管理するために、管理テーブルの配列を作成する。
【0050】
接続した履歴のあるHDD識別用IDである場合、コンテンツ情報管理部105は、コンテンツ記録再生部104から通知を受けたHDD108のHDD識別用IDに基づき、接続したHDD108に対応する管理テーブルの配列を呼び出す。
【0051】
すなわち、コンテンツ情報管理部105は、HDD108のHDD識別用ID毎に管理テーブルの配列を持つ。
【0052】
管理テーブルが持つメンバは、たとえば、コンテンツID、番組タイトル、録画日時、番組が属するジャンル、視聴済みフラグ、シリーズ識別、話数、有効期限およびシリーズ名である。
【0053】
コンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの1または複数のメンバを複数の録画コンテンツをソートするときのソートキーとして用いる。また、表示制御部106は、管理テーブルの1または複数のメンバを検索キーに用いて複数の録画コンテンツの検索を行い、選択表示する録画コンテンツを決定し、また、上記メンバをディスプレイ109において録画コンテンツリストを表示するときの項目に用いる。
【0054】
コンテンツIDは、たとえばコンテンツをHDD108に録画するときに使用するファイルネームである。
【0055】
接続した履歴のあるHDD108の場合、コンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の各要素のメンバであるコンテンツIDに対応するコンテンツがHDD108に録画されているかを確認する。
【0056】
より詳細には、コンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の各要素に記録されているコンテンツIDおよび該当するコンテンツの存在確認命令をコンテンツ記録再生部104に対して与える。
【0057】
コンテンツ情報管理部105からコンテンツIDと該当するコンテンツの存在確認命令とを受けたコンテンツ記録再生部104は、コンテンツIDに基づき該当するコンテンツがHDD108に録画されているかを確認する。
【0058】
コンテンツ記録再生部104は、HDD108に該当するコンテンツが存在することを確認すれば真(True)を、存在しないことを確認すれば偽(False)をコンテンツ情報管理部105に通知する。
【0059】
コンテンツ情報管理部105は、コンテンツ記録再生部104から偽(False)と通知されたときには該当する管理テーブルの配列の要素を削除する。真(True)が通知されたときには何もしない。管理テーブルの配列の全要素に対して完了すれば、コンテンツ情報管理部105が管理する録画コンテンツに関する情報とHDD108が保有するコンテンツとの同期作業が完了となる。
【0060】
コンテンツ情報管理部105は、表示制御部106からの同期命令に対して同期作業が無事完了すれば真(True)を通知し、同期作業に異常があれば偽(False)を通知する。
【0061】
表示制御部106がコンテンツ情報管理部105への同期命令に対して真(True)の返り値を受けたことを以って、コンテンツ管理装置101は、受信したコンテンツのHDD108への録画およびHDD108に録画されたコンテンツのディスプレイ110への再生準備の完了となる。
【0062】
表示制御部106がコンテンツ情報管理部105への同期命令に対して偽(False)の返り値を受け取れば、表示制御部106は、その異常を示すメッセージ等をディスプレイ109に表示しても良い。
【0063】
ユーザインターフェース107は、たとえばボタンスイッチを含み、ユーザがボタンスイッチを操作することにより、ユーザは、ユーザがコンテンツ管理装置101に対して求める動作をコンテンツ管理装置101に入力する。
【0064】
ユーザインターフェース107は、コンテンツ管理装置101の筐体に配置しても良い、あるいはコンテンツ管理装置101との通信が可能な赤外線による無線式あるいはケーブルによる有線式リモートコントローラでも良い。
【0065】
[録画]
ユーザがユーザインターフェース107における「録画」ボタンを押すことにより、コンテンツ管理装置101は、現在受信しているコンテンツをHDD108に録画する。
【0066】
より詳細には、ユーザがユーザインターフェース107における「録画」ボタンを押すことにより、ユーザインターフェース107は、録画コマンドを表示制御部106に伝達し、続いて表示制御部106は、録画命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0067】
表示制御部106から録画命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列に新たに要素を一つ加え、解析部103から受けた録画しようとしているコンテンツの番組タイトル、放送日時、番組が属するジャンル情報および視聴済みフラグに加えて、シリーズ記述子が利用可能であるならシリーズ識別、話数、有効期限およびシリーズ名を、管理テーブルに新たに加えた配列要素の該当するメンバに書き込む。ここで、コンテンツ情報管理部105は、視聴済みフラグをデフォルトで偽(False)と書き込む。
【0068】
続いて、コンテンツ情報管理部105は、コンテンツIDを決定し、管理テーブルに新たに加えた配列要素の該当するメンバに書き込む。コンテンツ情報管理部105は、コンテンツIDを、たとえば、番組タイトルあるいは放送日時を基に生成しても良い。
【0069】
次に、コンテンツ情報管理部105は、現在受信しているコンテンツの録画命令およびコンテンツIDをコンテンツ記録再生部104へ出力する。
【0070】
コンテンツ情報管理部105から録画命令およびコンテンツIDを受けたコンテンツ記録再生部104は、受信しているコンテンツを録画するための録画領域をHDD108に確保し、確保した録画領域のアドレスとコンテンツIDとを関連付け、HDD108に録画されたコンテンツをコンテンツIDにより参照できるようにする。
【0071】
コンテンツ記録再生部104は、HDD108に録画領域を確保できたことを確認したのち、受信部102から受けたPSIを参照し、必要な映像データおよび音声データをエンコードし、HDD108において確保した録画領域に録画する。
【0072】
ユーザがユーザインターフェース107における「録画停止」ボタンを押すことにより、コンテンツ管理装置101は、現在受信しているコンテンツのHDD108への録画を停止する。
【0073】
より詳細には、ユーザがユーザインターフェース107における「録画停止」ボタンを押すことにより、ユーザインターフェース107は、録画停止コマンドを表示制御部106に伝達し、続いて表示制御部106は、録画停止命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0074】
表示制御部106から録画停止命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列において、該コンテンツの録画開始時に新たに加えた要素のメンバである録画日時に終了時刻を書き込む。続いて、コンテンツ情報管理部105は、コンテンツ記録再生部104に対して現在受信しているコンテンツの録画停止命令および該コンテンツIDを出力する。
【0075】
コンテンツ情報管理部105から録画停止命令および該コンテンツIDを受けたコンテンツ記録再生部104は、受信しているコンテンツのHDD108への録画を停止し、録画開始時に確保したHDD108における録画領域の最後にファイルの終端を示すエンドオブファイル(End Of File)を追加する。
【0076】
上記録画開始から録画停止までの一連の動作を、コンテンツ管理装置101が、図に示されないタイマーにより予め決められた時間に受信するコンテンツを録画できるようにしてもよい。
【0077】
[再生]
ユーザは、HDD108に録画されている録画コンテンツをディスプレイ109に再生させることができるが、どの録画コンテンツを再生するかをユーザは予め選んでおく必要がある。
【0078】
たとえば、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押すことにより、コンテンツ管理装置101はHDD108に録画された録画コンテンツを記載した録画コンテンツリストをディスプレイ109において表示する。ユーザは、録画コンテンツリストを参照することで、再生する録画コンテンツを選択することができる。
【0079】
より詳細には、ユーザが「録画リスト表示」ボタンを押すことにより、ユーザインターフェース107は録画リスト表示コマンドを表示制御部106に伝達する。
【0080】
ユーザインターフェース107から録画リスト表示コマンドを受けた表示制御部106は、録画コンテンツリストをディスプレイ109に表示する。
【0081】
図2は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における録画コンテンツリストの表示例を説明するための第一の図である。
【0082】
図3は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における録画コンテンツリストの表示例を説明するための第二の図である。
【0083】
図2および図3は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置において、表示制御部106が、ソートされた複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定する選択表示決定動作を行わず、また、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う場合、上記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で上記画面に表示する上記録画コンテンツを循環させる短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、ディスプレイ109に表示した録画コンテンツリストの図である。録画コンテンツリストは、録画された日時順にソートされており、縦軸が時間軸を表し、紙面下側ほど過去に録画された録画コンテンツを示す。
【0084】
たとえば図2において、コンテンツ管理装置101は14本の録画コンテンツを保持しているが、一度に表示できる録画コンテンツ数は9本なので録画コンテンツリストは2ページにわたる。コンテンツ管理装置101が一度に表示できる録画コンテンツ数については、ユーザが好みに応じて変更できるようにしても良い。
【0085】
図2は、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、最初に表示される録画コンテンツリストの1ページ目201を示す。また、図3は、録画コンテンツリストの1ページ目とは同時に表示されない録画コンテンツリストの2ページ目301を示す。
【0086】
ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、表示制御部106は、録画コンテンツリストの1ページ目201をディスプレイ109において表示を行い、さらに、録画コンテンツリストにおける1番目のリストの要素202aを、選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0087】
ここで、選択表示は、録画コンテンツリストにおいて、選択が可能な状態にある録画コンテンツに対してなされる。すなわち、選択表示された録画コンテンツは、フォーカスを持つ。図2において、1番目のリストの要素202aが、フォーカスを持ち、フォーカスを持つリストの要素は、録画コンテンツリストにおいて白抜きで表示される。
【0088】
録画コンテンツリストにおけるリストの要素は、番組タイトル203、録画日時204および視聴済みフラグ205を項目として持つ。
【0089】
より詳細には、たとえば図2において表示制御部106は、1番目のリストの要素202aにフォーカスを持つ録画コンテンツリストの1ページ目201を描画するために必要な情報を収集するために、コンテンツ情報管理部105に対して管理テーブルの配列の要素数の出力命令を与える。ここで、管理テーブルの配列の要素数は録画コンテンツ数と同数である。
【0090】
表示制御部106から出力命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の要素数である14を表示制御部106に出力する。
【0091】
コンテンツ情報管理部105から管理テーブルの配列の要素数である14を受けた表示制御部106は、録画コンテンツリストが1ページあたり9本のコンテンツで構成されることから、録画コンテンツリストを全2ページで作成することを決定し、録画コンテンツ数である14と録画コンテンツリストの全ページ数である2を記憶しておく。また、現在フォーカスを持つリストの要素番号、すなわちカレントリストインデックスを示す1も記憶しておく。
【0092】
次に表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105に対して管理テーブルの配列の1番目から9番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を与える。
【0093】
表示制御部106から出力命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の1番目から9番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグを表示制御部106に出力する。
【0094】
コンテンツ情報管理部105から管理テーブルの配列の1番目から9番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグを受けた表示制御部106は、ディスプレイ109において次の描画を行い、録画コンテンツリストの1ページ目を描画する。
【0095】
すなわち、表示制御部106は、現在表示しているページ数206である1と、全ページ数207である2と、録画コンテンツ数208である14と、指定されたソート条件209と、コンテンツ情報管理部105から受けた管理テーブルの配列の1番目の要素202aから9番目の要素202iまでのメンバである番組タイトル203と、録画日時204と、視聴済みフラグ205とを表示する。
【0096】
ここで表示制御部106は、フォーカスを持つ1番目のリストの要素202のみ白抜きで表示し、1番目のリストの要素以外は黒抜きで表示する。
【0097】
ユーザは、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用のボタンを押すことによりフォーカスを移動できる。また、ユーザは、フォーカスの移動により録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う。
【0098】
2ページにわたる録画コンテンツリストにおけるフォーカスの移動は、2ページにわたる双方向循環リストの方式に従う。双方向循環リストとは、リストにおける先頭の要素と最後尾のリストの要素を互いに連結したリストである。
【0099】
図4および図5は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置において、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用のボタンを押した時に、表示制御部が、録画コンテンツリストにおけるフォーカスの移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【0100】
コンテンツ管理装置101は、以下に示す各フローチャートの各ステップを図示しないメモリから読み出して実行する。このプログラムは、外部からインストールできる。このインストールされるプログラムは、たとえば記録媒体に格納された状態で流通する。
【0101】
図4および図5を参照して、2ページにわたる双方向循環リストの方式について詳細に説明する。
【0102】
まず図4を参照して、まずユーザインターフェース107は、ユーザによるユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンの押下を監視する(ステップS41)。
【0103】
次に、ユーザインターフェース107は、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押したことを検知すると、表示制御部106にフォーカス上移動コマンドを伝達する(ステップS41でYES)。
【0104】
ユーザインターフェース107からフォーカス上移動コマンドを受けた表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、白抜きから黒抜きに変更する(ステップS42)。
【0105】
続いて、表示制御部106は、カレントリストインデックスから1を減じて記憶する(ステップS43)。例えば、録画コンテンツ数が14のとき、表示制御部106は、カレントリストインデックスが3の場合、カレントリストインデックスを2に変更し記憶する。また、表示制御部106は、カレントリストインデックスが1の場合、カレントリストインデックスを14に変更し記憶する。すなわち、録画コンテンツリストは、双方向循環リストとなる。
【0106】
次に、表示制御部106は、ディスプレイ109において現在表示されている録画コンテンツリストのページにカレントリストインデックスに該当するリストの要素が含まれていることを確認すると(ステップS44でYES)、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、黒抜きから白抜きに変更する(ステップS48)。
【0107】
一方、表示制御部106は、ディスプレイ109においてカレントリストインデックスに該当するリストの要素が現在表示されている録画コンテンツリストのページに含まれていないことを確認すると(ステップS44でNO)、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105からディスプレイ109に現在表示されている録画コンテンツリストのページより1ページ前のページを表示するために必要な情報を取得する(ステップS45)。
【0108】
より詳細には、表示制御部106は、録画コンテンツリストにおける該当するページ表示に必要な管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0109】
ここで、必要な管理テーブルの配列の要素の範囲は、録画コンテンツ数、録画コンテンツリスト1ページあたりに表示されるリストの要素数および表示するページ番号から簡単に計算できる。
【0110】
例えば、ディスプレイ109に現在表示されている録画コンテンツリストのページが2ページ目なら、表示制御部106は、1ページ目を表示するために必要な管理テーブルの配列要素、すなわち管理テーブルの配列の1番目から9番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に対して与え、現在表示されている録画コンテンツリストのページが1ページ目なら、表示制御部106は、2ページ目を表示するために必要な管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に対して与える。
【0111】
表示制御部106から、録画コンテンツリストにおける該当するページ表示に必要な管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を受けたコンテンツ情報管理部106は、管理テーブルの配列を参照し、読み出した値を表示制御部106に出力する。
【0112】
次に、表示制御部106は、現在ディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストのページを消去する(ステップS46)。
【0113】
続けて、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける上記消去したページより1ページ前のページを描画し(ステップS47)、続けてディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、黒抜きから白抜きに変更し(ステップS48)、フォーカスの上移動処理が完了する。
【0114】
次に図5を参照して、まずユーザインターフェース107は、ユーザによるユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンの押下を監視する(ステップS51)。
【0115】
次に、ユーザインターフェース107は、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押したことを検知すると、表示制御部106にフォーカス下移動コマンドを伝達する(ステップS51でYES)。
【0116】
ユーザインターフェース107からフォーカス下移動コマンドを受けた表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、白抜きから黒抜きに変更する(ステップS52)。
【0117】
続いて、表示制御部106は、カレントリストインデックスに1を加えて記憶する(ステップS53)。例えば、録画コンテンツ数が14のとき、表示制御部106は、カレントリストインデックスが3の場合、カレントリストインデックスを4に変更し記憶する。また、表示制御部106は、カレントリストインデックスが14の場合、カレントリストインデックスを1に変更し記憶する。すなわち、録画コンテンツリストは、双方向循環リストとなる。
【0118】
次に、表示制御部106は、ディスプレイ109においてカレントリストインデックスに該当するリストの要素が現在表示されている録画コンテンツリストのページに含まれていることを確認すると(ステップS54でYES)、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、黒抜きから白抜きに変更する(ステップS58)。
【0119】
一方、表示制御部106は、ディスプレイ109においてカレントリストインデックスに該当するリストの要素が現在表示されている録画コンテンツリストのページに含まれていないことを確認すると(ステップS54でNO)、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105からディスプレイ109に現在表示されている録画コンテンツリストのページより1ページ後のページを表示するために必要な情報を取得する(ステップS55)。
【0120】
より詳細には、表示制御部106は、録画コンテンツリストにおける該当するページ表示に必要な管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0121】
ここで、必要な管理テーブルの配列の要素の範囲は、録画コンテンツ数、録画コンテンツリスト1ページあたりに表示されるリストの要素数、および表示するページ番号から簡単に計算できる。
【0122】
例えば、ディスプレイ109に現在表示されている録画コンテンツリストのページが2ページ目なら、表示制御部106は、1ページ目を表示するために必要な管理テーブルの配列要素、すなわち管理テーブルの配列の1番目から9番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に対して与え、現在表示されている録画コンテンツリストのページが1ページ目なら、表示制御部106は、2ページ目を表示するために必要な管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に対して与える。
【0123】
表示制御部106から、録画コンテンツリストにおける該当するページ表示に必要な管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を受けたコンテンツ情報管理部106は、管理テーブルの配列を参照し、読み出した値を表示制御部106に出力する。
【0124】
次に、表示制御部106は、現在ディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストのページを消去する(ステップS56)。
【0125】
続けて、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける上記消去したページより1ページ後のページを描画し(ステップS57)、続けて上記ステップS58を実行し、フォーカスの下移動処理が完了する。
【0126】
再び、図2および図3を参照して、ユーザが録画コンテンツリストから再生する録画コンテンツを選び、再生し、再生を停止するまでを説明する。
【0127】
たとえば、ユーザが録画コンテンツリストの12番目の録画コンテンツである「刑事ドラマ」という番組名の録画コンテンツ302cを再生したいとすると、ユーザは、カーソル制御用の「下矢印」ボタンを11度押すことにより、フォーカスをカレントリストインデックスが12に該当するリストの要素に移動できる。
【0128】
また、ユーザは、「上矢印」ボタンを3度押すことによっても、フォーカスをカレントリストインデックスが12に該当するリストの要素に移動できる。
【0129】
ユーザは、ディスプレイ109において再生したい録画コンテンツとフォーカスが合致したことを確認し、ユーザインターフェース107における「再生」ボタンを押すと、コンテンツ管理装置101は「刑事ドラマ」という番組名の録画コンテンツ302cをディスプレイ109において再生する。
【0130】
より詳細には、ユーザがユーザインターフェース107における「再生」ボタンを押すことにより、ユーザインターフェース107は再生コマンドを表示制御部106に伝達する。
【0131】
ユーザインターフェース107から再生コマンドを受けた表示制御部106は、再生命令およびカレントリストインデックスである12をコンテンツ情報管理部105に与える。続いて、表示制御部106は、録画コンテンツリストをディスプレイ109から消去する。
【0132】
表示制御部106から再生命令およびカレントリストインデックスである12を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の12番目の要素のメンバであるコンテンツIDを読み出し、コンテンツ記録再生部に対して再生命令およびコンテンツIDを与える。
【0133】
コンテンツ情報管理部105から再生命令およびコンテンツIDを受けたコンテンツ記録再生部104は、コンテンツIDを基にHDD108から該当する録画コンテンツを読み出し、再生に必要な映像データおよび音声データをデコードし、表示制御部106へ出力する。
【0134】
制御表示部106は、コンテンツ記録再生部104から受けた録画コンテンツの映像データおよび音声データをディスプレイ109において再生する。
【0135】
たとえば、ユーザがユーザインターフェース107における「再生停止」ボタンを押すことにより、現在再生しているコンテンツの再生を停止できる。ユーザによる再生の停止が行われたあと、コンテンツ管理装置101は、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する。このとき、「刑事ドラマ」という番組名の録画コンテンツ302cがフォーカスを持つ。
【0136】
より詳細には、ユーザが「再生停止」ボタンを押すことにより、ユーザインターフェース107は再生停止コマンドを表示制御部106に伝達し、再生停止コマンドを受けた表示制御部106は再生停止命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0137】
表示制御部106から再生停止命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列において、カレントリストインデックスである12番目の要素のメンバであるコンテンツIDを読み取り、続いてコンテンツ情報管理部105は、コンテンツ記録再生部104に対して現在再生しているコンテンツの再生停止命令および該コンテンツIDを出力する。
【0138】
コンテンツ情報管理部105から再生停止命令および該コンテンツIDを受けたコンテンツ記録再生部104は、該コンテンツIDにより参照される録画コンテンツの再生処理を停止し、続いてコンテンツ記録再生部104は、表示制御部106に対して再生停止を通知する。
【0139】
コンテンツ記録再生部104から再生停止を受けた表示制御部106は、12番目のリストの要素302cを含む録画コンテンツリストの2ページ目を表示するために必要な、管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0140】
表示制御部106から、管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を受けたコンテンツ情報管理部106は、管理テーブルの配列を参照し、読み出した値を表示制御部106に出力する。
【0141】
次に、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける2ページ目を描画し、フォーカスを12番目のリストの要素302cに設定する。
【0142】
あるいは、たとえば、表示制御部106が再生している録画コンテンツを最後まで再生した場合、コンテンツ管理装置101は録画コンテンツの再生を終了し、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する。このとき、「刑事ドラマ」という番組名の録画コンテンツ302cがフォーカスを持ち、該当する録画コンテンツの視聴済みフラグは「未視聴」から「視聴済」に変更される。
【0143】
より詳細には、コンテンツ記録再生部104がHDD108から読み出しているコンテンツのファイルの終端を示すエンドオブファイルを検知すると、コンテンツ記録再生部104は再生に必要な映像データおよび音声データの表示制御部106への送信が完了した後に、表示制御部106にエンドオブファイルを出力する。
【0144】
コンテンツ記録再生部104からエンドオブファイルを受けた表示制御部106は、再生完了の通知と共にカレントリストインデックスである12をコンテンツ情報管理部105に出力する。
【0145】
表示制御部106から再生完了およびカレントリストインデックスである12を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の12番目の要素のメンバである視聴済みフラグを偽(False)から真(True)に書き換え、続いて表示制御部106に書き換え完了の通知を出力する。
【0146】
コンテンツ情報管理部105から書き換え完了の通知を受けた、表示制御部106は12番目のリストの要素302cを含む録画コンテンツリストの2ページ目を表示するために必要な、管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0147】
表示制御部106から、管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を受けたコンテンツ情報管理部106は、管理テーブルの配列を参照し、読み出した値を表示制御部106に出力する。
【0148】
次に、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける2ページ目を描画し、フォーカスを12番目のリストの要素302cに設定する。
【0149】
図6および図7は、表示制御部106が、前述の選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画日時順にソートされた録画コンテンツリストの表示をディスプレイ109において行ったときの問題点を説明するための第一および第二の図である。
【0150】
図6および図7において、録画コンテンツリストは録画された日時順にソートされており、縦軸が時間軸を表し、紙面下側ほど過去に録画された録画コンテンツを示している。また、全録画コンテンツ数は80であり、録画コンテンツリストは全9ページにわたる。
【0151】
コンテンツ管理装置101が、ユーザが求める録画コンテンツを録画した後に大量のコンテンツが録画された場合について考える。すなわち、ユーザが求める録画コンテンツは2011年5月25日(水)21時00分に録画された「メロドラマ 第四話」という番組名のコンテンツであり、コンテンツ管理装置101は該当するコンテンツを録画した後に38本のコンテンツを録画したとする。
【0152】
図6は、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの1ページ目を示す図である。ここで、1番目のリストの要素602aがフォーカスを持つ。
【0153】
また、図7は、上記録画コンテンツリストの5ページ目であり、ユーザが求める2011年5月25日(水)21時00分に録画された「メロドラマ 第四話」という番組タイトルの録画コンテンツが記載されている。
【0154】
ユーザが求める「メロドラマ 第四話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツは、図6に示す上記録画コンテンツリストの1ページ目には表示されない。なぜなら、コンテンツ管理装置101が、ユーザが求める録画コンテンツが録画された日時より後に38本のコンテンツを録画したために、日時順にソートされた録画コンテンツリストにおけるユーザが求める録画コンテンツのランクが39位にまで下がってしまうためである。
【0155】
しかしながら、ユーザは、コンテンツ管理装置101が録画コンテンツリストを最初に表示したときに、ユーザが求める録画コンテンツのランクが39位まで下がっていることがわからない。
【0156】
そのため、ユーザは、ユーザが求める上記録画コンテンツを再生するために、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押すことによりフォーカスを順方向に1つずつ下げながら、図7に示す録画コンテンツリストの5ページ目におけるユーザが求める上記録画コンテンツにフォーカスが合致するまで、39本もの録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられる。
【0157】
また、ユーザは、ユーザが求める録画コンテンツを再生するために、逆にユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことによりフォーカスを逆方向に一つずつ上げながら、図7に示すユーザが求める上記録画コンテンツにフォーカスを合わせることができる。
【0158】
しかしながら、この場合でもユーザは、図7に示すユーザが求める上記録画コンテンツとフォーカスが合致するまで、42本もの録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられる。
【0159】
上記のように、ユーザが、フォーカスを順方向あるいは逆方向に動かしながらユーザが求める録画コンテンツを探す手間は非常に煩雑である。
【0160】
たとえば、ユーザが、録画コンテンツリストのページを1ページ進めたり、1ページ戻したりできるボタンをユーザインターフェース107に配置しても良い。しかしながら、このボタンを使用した場合でも、ユーザは、ユーザが録画コンテンツリストのページを1ページ進めたり、1ページ戻したりする度に、表示されているページにおけるリストの要素を逐一読みとり、ユーザが求める録画コンテンツと合致するかどうか確認しなければならない。
【0161】
図8および図9は、表示制御部106が、前述の選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、番組タイトル順にソートされた録画コンテンツリストの表示をディスプレイ109において行ったときの問題点を説明するための第一および第二の図である。
【0162】
デジタル化したコンテンツを録画するHDD108の記憶容量は、今後も引き続き大容量化する傾向にあり、たとえば2テラバイトの記憶容量を持つHDD108は、高解像度(HD)の1時間番組を約250番組、標準画質(SD)の1時間番組を約400番組録画することができる。
【0163】
たとえば、図8および図9において、録画コンテンツリストは、録画された録画コンテンツの番組タイトル順にソートされており、縦軸が文字コード軸を表し、紙面下側ほど文字コードが大きい録画コンテンツを示している。また、全録画コンテンツ数は130であり、録画コンテンツリストは全15ページにわたる。
【0164】
図8は、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの1ページ目を示す図である。ここで、1番目のリストの要素802aがフォーカスを持つ。
【0165】
また、図9は、上記録画コンテンツリストの8ページ目であり、ユーザが求める2011年5月31日(火)23時45分に録画された「ナイトドラマ 第5話」という番組名の録画コンテンツが記載されている。
【0166】
たとえば、ユーザが、ユーザが求める録画コンテンツの番組タイトルを「ナイトドラマ 第5話」であることを知っていたとき、ユーザは、録画コンテンツリストのどのあたりのページに「ナイトドラマ 第5話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツが表示されるかについて予想できる。
【0167】
しかしながら、ユーザは、ユーザが求める録画コンテンツの番組タイトルを知っている場合においても、録画コンテンツ数が130もあると、ユーザは、‘あ’から始まる番組タイトルを持つ録画コンテンツからフォーカスを動かしながら‘な’から始まる番組タイトルを持つ録画コンテンツに辿りつくまでに長時間要することがある。
【0168】
図10は、ディスプレイ109に録画コンテンツリストの検索結果を表示したときに生ずる他の問題点を説明するための図である。
【0169】
図10は、コンテンツ管理装置101が、「ナイトドラマ」という検索ワード1006を用いてHDD108に録画されている録画コンテンツの番組タイトルを検索し、「ナイトドラマ」という文字列が、番組タイトルに一部含む録画コンテンツを録画コンテンツ検索リスト1001として出力した結果である。
【0170】
たとえば、ユーザが、ユーザが求める録画コンテンツの番組タイトルを「ナイトドラマ 第5話」であることを知っていたとき、ユーザは、「ナイトドラマ」という語句を番組タイトルの一部に含む録画コンテンツを検索できる。
【0171】
ユーザが求める録画コンテンツの番組タイトルを知っている場合、ユーザは、検索することによりユーザが求める録画コンテンツを容易に見つけることができるが、検索条件に合致しない録画コンテンツの情報は失われてしまう。
【0172】
たとえば、図9に示す「ナイススイング 第3話」という番組名を持つ録画コンテンツは、ユーザが求める「ナイトドラマ 第5話」が録画された頃に同じく録画された録画コンテンツである。ユーザが、「ナイススイング 第3話」という番組名を持つ録画コンテンツを録画したことを忘れてしまっているとすれば、ユーザが番組タイトルに「ナイトドラマ」を含む録画コンテンツの検索を行うだけではユーザが失念してしまっている上記コンテンツを見つけ出すのは困難である。
【0173】
そこで、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、以下のような動作を行うことにより、上記各問題点を解決する。
【0174】
コンテンツ情報管理部105は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートする。ここで、コンテンツ情報管理部105は、たとえば、コンテンツが録画された日時順あるいは録画コンテンツの番組タイトル順で、録画コンテンツをソートする。
【0175】
表示制御部106は、上記録画コンテンツリストにおいて、上記コンテンツ情報管理部105によってソートされた上記複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定する。ここで、上記表示制御部106は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツ」あるいは「過去に検索された録画コンテンツ」を前記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0176】
表示制御部106は、ディスプレイ109の画面において、上記録画コンテンツリストを表示する。この時、表示制御部106は、選択表示された録画コンテンツが上記画面に常に含まれるように、上記録画コンテンツリストを表示する。
【0177】
また、表示制御部106は、上記録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う場合、上記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で上記画面に表示する上記録画コンテンツを循環させる。
【0178】
次に、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置101が、複数の録画コンテンツをソートし、決定し、画面に表示する際の動作について図面を用いて詳細に説明する。
【0179】
[動作]
【0180】
図11は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における複数の録画コンテンツのソート、決定、表示および再生動作手順を定めたフローチャートである。
【0181】
図11に示すフローチャートは、たとえば、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押すことにより始まる。
【0182】
図11を参照して、まず、ユーザは、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートする際の、ソート条件を設定する(ステップS1)。
【0183】
ここで、上記ソート条件は、たとえば、「録画日時順」あるいは「番組タイトル順」である。
【0184】
ユーザがステップS1において設定したソート条件をコンテンツ管理装置101が記憶しておき、次にユーザがステップS1においてソート条件を変更するまで、コンテンツ管理装置101は、上記ソート条件を用い続けても良い。
【0185】
また、ユーザが「録画リスト表示」ボタンを押した直後は、コンテンツ管理装置101は、ソート条件を設定するステップS1を省略しても良い。
【0186】
次に、コンテンツ情報管理部105(コンテンツソート部)は、録画コンテンツリストに表示するHDD108に録画されている複数の録画コンテンツを、管理テーブルの配列における要素のメンバを用いて、ステップS1においてユーザが設定したソート条件に基づきソートする(ステップS2)。
【0187】
HDD108に録画されている録画コンテンツ数が、表示制御部106がディスプレイ109において表示できる録画コンテンツ数を超える場合は、録画コンテンツリストは、複数ページにわたる録画コンテンツリストとなる。
【0188】
より詳細には、管理テーブルの配列における要素のメンバとして記憶される録画日時の実体は、倍精度実数型であるため、コンテンツ情報管理部105は、メンバである録画日時の大小を比較することにより管理テーブルの配列を録画日時順にソートできる。
【0189】
すなわち、コンテンツ情報管理部105は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツを録画日時順にソートできる。
【0190】
ここで、コンテンツ情報管理部105は、ソート時に管理テーブルの配列の要素自体のスワップを繰り返すことにより管理テーブルの配列の要素自体をソートしても良いし、管理テーブルの配列の要素番号を参照するインデックスの配列を用意し、上記インデックスの配列をソートしても良い。
【0191】
また、管理テーブルの配列における要素のメンバとして記憶される番組タイトルの実体は文字列型であるため、コンテンツ情報管理部105は、メンバである番組タイトルの先頭文字の文字コードの大小を利用することにより録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツを番組タイトル順にソートできる。
【0192】
仮に比較する2つの番組タイトルの先頭文字が同じ文字である場合、コンテンツ情報管理部105は2文字目の文字同士を比較すればよく、2文字目も同じ文字である場合は、順次3文字目、4文字目の文字同士を比較していけばコンテンツ情報管理部105は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツを番組タイトル順にソートできる。
【0193】
番組タイトルの中には、ARIBで規定された追加特殊文字を含む番組タイトルがある。ここで、追加特殊文字とは、ステレオ放送を表す四角枠で囲まれた‘S’文字あるいは二カ国語放送を表す四角枠で囲まれた‘二’文字である。
【0194】
ARIBで規定された追加特殊文字を含む番組タイトルの多くは番組タイトルの先頭に追加特殊文字を含むため、ソート条件が番組タイトル順であるときに、コンテンツ情報管理部105がステップS2を実行すると、ソート結果は追加特殊文字の影響を大きく受ける。
【0195】
たとえば、同じ番組タイトルを持つ2つの録画コンテンツであるが、一方は番組タイトルの先頭に追加特殊文字を含むが、もう一方は追加特殊文字を含まない場合において、上記条件でコンテンツ情報管理部105がステップS2を実行すると、同じ番組タイトルを持つ2つの録画コンテンツのランクが、ソート後の録画コンテンツリストにおいて大きく異なってしまう。
【0196】
コンテンツ情報管理部105がステップS2において番組タイトル順にソートするときは、番組タイトルに含まれる追加特殊文字がソートに与える影響を排除するために、コンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列における要素のメンバである番組タイトルの文字列から追加特殊文字を外した文字列を用いてソートを実行する。
【0197】
上記の手順により、コンテンツ情報管理部105は、番組タイトルに含まれる追加特殊文字がソートに与える影響を排除できる。
【0198】
ただし、ディスプレイ110に録画コンテンツリストを表示するときは、表示制御部106が、追加特殊文字を含めて番組タイトルをディスプレイ110に表示しても問題はない。
【0199】
次に、ユーザは、表示制御部106が録画コンテンツリストに表示するHDD108において録画されている複数の録画コンテンツの中で、選択表示する録画コンテンツを決定するための決定条件を設定する(ステップS3)。
【0200】
上記決定条件は、たとえば、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツ」あるいは「過去に検索された録画コンテンツ」である。
【0201】
ユーザがステップS3において設定した決定条件をコンテンツ管理装置101が記憶しておき、次にユーザが決定条件を設定するステップS3において決定条件を変更するまで、コンテンツ管理装置101は、上記決定条件を用い続けても良い。
【0202】
また、ユーザが「録画リスト表示」ボタンを押した直後は、コンテンツ管理装置101は、決定条件を設定するステップS3を省略しても良い。
【0203】
表示制御部106は、ステップS3においてユーザが設定した決定条件に合致する録画コンテンツを、コンテンツ情報管理部105がステップS2においてソートした複数の録画コンテンツの中から検索する。この際、表示制御部106は、上記検索する録画コンテンツに関する情報を検索順に記憶することにより検索履歴リストを作成し、後の選択表示する録画コンテンツの決定に利用する(ステップS4)。
【0204】
また、たとえば、ユーザが過去に検索した録画コンテンツをユーザが削除し、上記録画コンテンツが録画コンテンツリストから削除された後も、表示制御部106は、削除された録画コンテンツに関する情報を検索履歴リストにおいて残しておいてもよい。この場合、表示制御部106は、検索履歴リストに残しておいた録画コンテンツに関する情報に基づいて、選択表示する録画コンテンツを決定することができる。
【0205】
続いて、表示制御部106は、該当する録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定し、上記選択表示する録画コンテンツの上記録画コンテンツリストにおけるランクを決定する(ステップS5)。
【0206】
次に、表示制御部106は、ディスプレイ109の画面において、上記録画コンテンツリストを表示する。この時、表示制御部106は、ステップS5において決定された選択表示する録画コンテンツ、すなわちフォーカスを持つ録画コンテンツが上記画面に含まれるように、上記録画コンテンツリストを表示する(ステップS6)。
【0207】
より詳細には、表示制御部106は、上記選択表示する録画コンテンツが録画コンテンツリストにおける何ページ目に含まれるかを、上記決定がなされた選択表示する録画コンテンツが持つランクから計算する。
【0208】
表示制御部106は、ユーザが「録画リスト表示」ボタンを押した後、該ページを最初に表示する録画コンテンツリストのページとして決定する。
【0209】
続いて表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105に対して録画コンテンツリストの該ページを描画するために必要な管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を与える。
【0210】
表示制御部106から出力命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、表示制御部106が要求した管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグを表示制御部106に出力する。
【0211】
コンテンツ情報管理部105から管理テーブルの配列の該要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグを受けた表示制御部106は、ディスプレイ109において録画コンテンツリストの該ページを描画する。
【0212】
次に、ユーザが、ディスプレイ109においてユーザが求める録画コンテンツが表示されているかどうか確認する(ステップS7)。
【0213】
ユーザが求める録画コンテンツがディスプレイ109において表示されている場合(ステップS7でYES)、ユーザは、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用ボタンを操作することによりフォーカスをユーザが求める録画コンテンツと合致するように移動させる(ステップS11)。
【0214】
ユーザは、フォーカスとユーザが求める録画コンテンツが合致していることを確認した後、ユーザインターフェース107における「再生」ボタンを操作する。続いてコンテンツ管理装置101は、該当する録画コンテンツをディスプレイ109において再生する。この際、表示制御部106は、上記再生する録画コンテンツに関する情報を再生順に記憶することにより再生履歴リストを作成し、後の選択表示する録画コンテンツの決定に利用する(ステップS12)。
【0215】
また、たとえば、ユーザが過去に視聴した録画コンテンツをユーザが削除し、上記録画コンテンツが録画コンテンツリストから削除された後も、表示制御部106は、削除された録画コンテンツに関する情報を再生履歴リストにおいて残しておいてもよい。この場合、表示制御部106は、再生履歴リストに残しておいた録画コンテンツに関する情報に基づいて、選択表示する録画コンテンツを決定することができる。
【0216】
コンテンツ管理装置101が、該当する録画コンテンツの最後まで再生した時あるいはユーザが再生を途中で終了させたとき(ステップS13)、再度検索を行うステップS4に戻り、録画コンテンツリストにおいて選択表示する録画コンテンツを検索する。
【0217】
一方、ユーザが求める録画コンテンツがディスプレイ109において表示されていない場合(ステップS7でNO)、ユーザは、ユーザが求める録画コンテンツがディスプレイ109に表示されるようにするために、表示制御部106が現在表示しているページを変更するか(ステップS8)、表示制御部106が選択表示する録画コンテンツを決定するときの決定条件を変更するか(ステップS9)あるいはコンテンツ情報管理部105がソートを行うときのソート条件を変更する(ステップS10)。
【0218】
より詳細には、ユーザは、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを操作することにより、表示制御部106がディスプレイ109において表示している録画コンテンツリストの該ページにおけるフォーカスの上方向への移動に続いて、録画コンテンツリストにおいて表示されているページを該ページの前ページに移動することができる(ステップS8)。該フォーカスの移動の詳細については図4に示す手順と同様である。
【0219】
また、ユーザは、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを操作することにより、表示制御部106がディスプレイ109において表示している録画コンテンツリストの該ページにおけるフォーカスの下方向への移動に続いて、録画コンテンツリストにおいて表示されているページを該ページの次ページに移動できる(ステップS8)。該フォーカスの移動の詳細については図5に示す手順と同様である。
【0220】
表示制御部106は、ユーザによるフォーカスの移動に伴うページの変更を受けてステップS5に戻り選択表示する録画コンテンツの決定を行った後、録画コンテンツリストをディスプレイに表示するステップS6を実行する。ユーザは、ステップS7においてディスプレイ109において表示されている表示制御部106により変更されたページ上にユーザが求める録画コンテンツが表示されているかどうか確認する。
【0221】
また、ユーザは、ユーザインターフェース107における「決定条件変更」ボタンを操作することにより、表示制御部106がステップS4において検索するときの決定条件を変更できる。
【0222】
たとえば、ユーザが決定条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」から「ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ」に変更すると、表示制御部106は、ステップS3において決定条件の設定変更を行い、ステップS4において新たな決定条件を用いて検索する。
【0223】
続いて、表示制御部106は、ステップS5において検索された録画コンテンツにフォーカスを設定した後、ステップS6において録画コンテンツリストをディスプレイ109において表示する。
【0224】
ユーザは、ステップS7においてディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストにユーザが求める録画コンテンツが表示されているかどうか確認する。
【0225】
また、ユーザは、ユーザインターフェース107における「ソート条件変更」ボタンを操作することにより(ステップS10)、ソート条件を設定するステップS1に動作手順を戻すことができ、コンテンツ情報管理部105が、録画コンテンツリストに表示するHDD108に録画されている複数の録画コンテンツをソートするときのソート条件を変更できる。
【0226】
たとえば、ユーザがソート条件を「録画日時順」から「番組タイトル順」に変更すると、コンテンツ情報管理部105は、ソート条件を設定するステップS1においてソート条件の設定変更を行い、ステップS2において新たなソート条件を用いてソートし、録画コンテンツリストを更新する。
【0227】
次に、ユーザは、表示制御部106がステップS4において検索するときの決定条件を変更する(ステップS3)。
【0228】
コンテンツ管理装置101が、選択表示する録画コンテンツの検索を行うステップS4において前回使用した決定条件を記憶している場合、決定条件を設定するステップS3を省略しても良い。
【0229】
続いて、表示制御部106は、ステップS4において検索を実行し、ステップS5において検索された録画コンテンツにフォーカスを設定した後、ステップS6において録画コンテンツリストをディスプレイ109において表示する。
【0230】
ユーザは、ステップS7においてディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストにユーザが求める録画コンテンツが表示されているかどうか確認する。
【0231】
このような動作手順により、コンテンツ管理装置101は、選択表示する録画コンテンツとして決定した録画コンテンツをディスプレイ109に表示するとともに、選択表示する録画コンテンツとして決定した録画コンテンツと類似の録画コンテンツもディスプレイ109に表示することができる。
【0232】
図12は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部106が、前回視聴した録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【0233】
図12を参照して、ユーザが、ソート条件を「録画日時順」と設定し、選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」と設定したときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101がディスプレイ109において最初に表示する録画コンテンツリストの5ページ目である。
【0234】
ここで、番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」であるユーザが前回視聴した録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素1202eがフォーカスを持つ。
【0235】
なお、コンテンツ管理装置101が一度に表示できる録画コンテンツ数については、ユーザが好みに応じて変更できるようにしても良い。たとえば、図12においてコンテンツ管理装置101は、録画コンテンツリスト1ページあたり9本の録画コンテンツをディスプレイ109において表示しているが、たとえば録画コンテンツリスト1ページあたり2本の録画コンテンツを表示しても良い。すなわち、コンテンツ管理装置101は、録画コンテンツリスト1ページにつき、選択表示する録画コンテンツとして決定した録画コンテンツと、上記録画コンテンツから続いて並べられた1本の録画コンテンツと、をディスプレイ109において表示しても良い。
【0236】
たとえばユーザが、前回視聴した録画コンテンツの内容を失念したため再度視聴することにより内容を思い出したいとき、前回視聴時に番組途中で寝てしまったとき、あるいは前回どの録画コンテンツを視聴したのかさえ思い出せないときを考える。上記の場合においても、コンテンツ管理装置101を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなく前回視聴した録画コンテンツを再生することができ、図6および図7に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0237】
さらに、コンテンツ管理装置101は、ユーザが求める録画コンテンツをソート後の録画コンテンツリストにおいて選択表示するとともに、ユーザが求める録画コンテンツと類似の録画コンテンツも録画コンテンツリストにおいて表示できるので、潜在的なニーズのある録画コンテンツをユーザに想起させることができる。
【0238】
たとえばユーザがプロ野球を視聴したい状況にあるとき、表示制御部106が前述の選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における図6に示す録画コンテンツリストをユーザが閲覧しただけでは、ユーザは、3番目の録画コンテンツである2011年6月9日(木)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VS日本ハム」あるいは7番目の録画コンテンツである2011年6月8日(水)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VS日本ハム」を再生してしまう。
【0239】
これに対して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置101では、図12に示すユーザが前回視聴した録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定する条件に指定したときの録画コンテンツリストをユーザが閲覧すると、43番目の録画コンテンツである2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」をユーザに想起させることができる。したがって、ユーザは、3番目の録画コンテンツである2011年6月9日(木)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VS日本ハム」あるいは7番目の録画コンテンツである2011年6月8日(水)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VS日本ハム」を視聴する前に、43番目の録画コンテンツである2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」を視聴することにより、録画日時の時系列順に録画コンテンツを視聴できる。
【0240】
図13は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部106が、前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【0241】
図13を参照して、ユーザが、ソート条件を「番組タイトル順」と設定し、選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ」と設定したときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの8ページ目である。
【0242】
ここで、番組タイトルが「ナイトドラマ 第5話」であるユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ、すなわち71番目のリストの要素1302hがフォーカスを持つ。
【0243】
たとえばユーザが、前回視聴した録画コンテンツの番組タイトル名や録画日時を失念したがユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを視聴したいときを考える。上記の場合においても、コンテンツ管理装置101を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなくユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを再生することができ、図8および図9に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0244】
たとえば、ユーザが「ナイトドラマ」という番組タイトルを持つ録画コンテンツを検索するときに、図10に示す録画コンテンツ検索リストをユーザが閲覧しただけでは、ユーザは、「ナイトドラマ」という語句を番組タイトルの一部に含む録画コンテンツについての情報しか得られない。
【0245】
これに対して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置101では、ユーザは「ナイトドラマ」という語句を番組タイトルの一部に含む録画コンテンツだけでなく、「スーパーボウル」、「スパイミッション」および「ナイトスイング」という番組タイトルを持つ録画コンテンツについての情報を得ることができ、図10に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0246】
ユーザが前回視聴した録画コンテンツにおいてシリーズ記述子が有効であれば、表示制御部106が、該録画コンテンツに係るシリーズ識別、話数、有効期限およびシリーズ名を利用して、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定することは容易である。
【0247】
また、ユーザが前回視聴した録画コンテンツにおいてシリーズ記述子が有効でない場合でも、EPGにおける録画コンテンツに係る基本情報、詳細情報およびジャンル情報を利用して、表示制御部106が、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定することは容易である。
【0248】
たとえば、ユーザが、「ナイトドラマ 第5話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツを視聴し終えたら(図11におけるステップS13)、番組タイトルが「ナイトドラマ 第6話」である録画コンテンツにフォーカスが移る(図11におけるステップS4からS6)。したがって、ユーザは、手間をかけずに一連のシリーズである録画コンテンツを上記シリーズにおける話数順に視聴することができる。
【0249】
図14は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部106が、前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【0250】
図14を参照して、ユーザが、ソート条件を「録画日時順」と設定し、選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツ」と設定したときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの5ページ目である。
【0251】
また、番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」である録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素1402eが、ユーザが前回視聴した録画コンテンツであるとする。
【0252】
たとえば、ユーザがあるコンテンツをコンテンツ管理装置101に数か月前あるいは数年前に録画したものの、ユーザは、録画した録画コンテンツを視聴するつもりはないが消去するのに迷っており、該録画コンテンツを長期間未視聴の状態で放置している場合において、該録画コンテンツは、未視聴状態であるがユーザが視聴したい録画コンテンツではない。
【0253】
すなわち、ユーザは、コンテンツ管理装置101に録画されたすべての未視聴状態の録画コンテンツを視聴したいとは限らない。
【0254】
特に、ユーザは、長期間未視聴状態で放置されてきた録画コンテンツに対する視聴欲求は低く、最近録画された未視聴の録画コンテンツに対する視聴欲求が強い。
【0255】
従って、ユーザが視聴したい録画コンテンツは、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツである。
【0256】
図14に示す録画コンテンツリストにおいては、ユーザの視聴欲求は、ユーザが前回視聴した番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」である録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素1402eより後に録画された録画コンテンツに対して強い。
【0257】
たとえば、図14に示す録画コンテンツリストにおいて、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツであり、未視聴状態の録画コンテンツである2011年5月25日(水)21時に録画された番組タイトルが「メロドラマ 第四話」である録画コンテンツ、すなわち39番目のリストの要素1402cがフォーカスを持つようにしてもよい。
【0258】
たとえばユーザが、前回視聴した録画コンテンツを失念しているが、視聴したい未視聴状態の録画コンテンツを時系列順に、すなわち古いものから順に視聴したいときを考える。上記の場合においても、コンテンツ管理装置101を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツであり、未視聴状態の録画コンテンツを再生することができ、図6および図7に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0259】
また、43番目の録画コンテンツである2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」および44番目の録画コンテンツである2011年5月20日(金)21時に録画された「バベルの塔」という録画コンテンツも未視聴であるということをユーザに想起させることができる。
【0260】
図15は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部106が、前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【0261】
図15を参照して、ユーザが、ソート条件を「録画日時順」と設定し、選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツ」と設定したときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの5ページ目である。
【0262】
ここで、番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」である録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素1502eが、ユーザが前回視聴した録画コンテンツであるとする。
【0263】
たとえば、ユーザがあるコンテンツをコンテンツ管理装置101に数か月前あるいは数年前に録画したものの、ユーザは、録画した録画コンテンツを視聴するつもりはないが消去するのに迷っており、該録画コンテンツを長期間未視聴の状態で放置している場合において、該録画コンテンツは、未視聴状態であるがユーザが視聴したい録画コンテンツではない。
【0264】
すなわち、ユーザは、コンテンツ管理装置101に録画されたすべての未視聴状態の録画コンテンツを視聴したいとは限らない。
【0265】
特に、ユーザは、長期間未視聴状態で放置されてきた録画コンテンツに対する視聴欲求は低く、最近録画された未視聴の録画コンテンツに対する視聴欲求が強い。
【0266】
従って、ユーザが視聴したい録画コンテンツは、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツである。
【0267】
図15に示す録画コンテンツリストにおいては、ユーザの視聴欲求は、ユーザが前回視聴した番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」である録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素1502eより後に録画された録画コンテンツに対して強い。
【0268】
たとえば、図15に示す録画コンテンツリストにおいて、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツであり、視聴済状態の録画コンテンツである2011年5月24日(火)23時45分に録画された番組タイトルが「ナイトドラマ 第4話」である録画コンテンツ、すなわち40番目のリストの要素1502dがフォーカスを持つ。
【0269】
たとえばユーザが、前回視聴した録画コンテンツの番組タイトル名や録画日時を失念したが、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを視聴したいときを考える。上記の場合においても、コンテンツ管理装置101を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツ再生することができ、図6および図7に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0270】
また、43番目の録画コンテンツである2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」および44番目の録画コンテンツである2011年5月20日(金)21時に録画された「バベルの塔」という録画コンテンツも未視聴であるということをユーザに想起させることができる。
【0271】
また、たとえばユーザが、「ナイトドラマ 第4話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツを視聴し終えたら(図11におけるステップS13)、番組タイトルが「メロドラマ 第四話」である録画コンテンツにフォーカスが移る(図11におけるステップS4からS6)。したがって、ユーザは、手間をかけずに録画コンテンツを時系列順に視聴することができる。
【0272】
図16は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部106が、過去に検索された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【0273】
図16を参照して、ユーザが、ソート条件を「番組タイトル順」と設定し、選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「過去に検索された録画コンテンツ」と設定したときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの7ページ目である。
【0274】
たとえば、ユーザが過去に「メロドラマ 第二話」という検索キーで検索を行い、番組タイトルが「メロドラマ 第二話」である録画コンテンツが検索により抽出されたとすると、番組タイトルが「メロドラマ 第二話」である録画コンテンツ、すなわち61番目のリストの要素1602gが、フォーカスを持つ。
【0275】
たとえばユーザが、前回検索した録画コンテンツが連続ドラマであり、ユーザが、一連のドラマの視聴状態およびHDD108に録画がなされている話数および欠番している話数を知りたいときを考える。上記の場合においても、コンテンツ管理装置101を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなく、一連のドラマの視聴状態と、HDD108に録画がなされている話数および欠番している話数と、を知ることができ、図8および図9に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0276】
たとえば、ユーザが「メロドラマ 第二話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツを検索するときに、ユーザが録画コンテンツ検索リストを閲覧しただけでは、ユーザは「メロドラマ 第二話」という語句を番組タイトルの一部に含む録画コンテンツについての情報しか得られない。
【0277】
これに対して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置101では、ユーザは「メロドラマ 第二話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツだけでなく、「メロドラマ」の第一話および第三話から第五話、「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」および「スクエストチャート一挙大放出」という番組タイトルを持つ録画コンテンツについての情報を得ることができ、図10に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0278】
図17は、表示制御部106が、前述の選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画日時順にソートされた録画コンテンツリストの表示をディスプレイ109において行ったときの問題点を説明するための第三の図である。
【0279】
図17を参照して、録画コンテンツリストは録画された日時順にソートされており、縦軸が時間軸を表し、紙面下側ほど過去に録画された録画コンテンツを示している。また、全録画コンテンツ数は80であり、録画コンテンツリストは全9ページにわたる。
【0280】
コンテンツ管理装置101が、ユーザが求める録画コンテンツを録画した後に大量のコンテンツを録画した場合について考える。すなわち、ユーザが求める録画コンテンツは2011年5月25日(水)21時00分に録画された「メロドラマ 第四話」という番組名のコンテンツであり、コンテンツ管理装置101は該当するコンテンツを録画した後に43本のコンテンツを録画したとする。
【0281】
図17は、前述の選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合において、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの1ページ目を表示し、続いてユーザが、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押し、フォーカスを一つ上に移動させる操作をした後にコンテンツ管理装置101がディスプレイ109において表示する録画コンテンツリストの9ページ目を示す図である。
【0282】
該フォーカスの移動の詳細については図4に示す手順と同様であるため、コンテンツ管理装置101は、ディスプレイ109において録画コンテンツリストの9ページ目を表示し、「大晦日!歌謡ショー」という番組タイトルを持つ録画コンテンツ、すなわち80番目のリストの要素1702hがフォーカスを持つ。
【0283】
たとえば、ユーザがあるコンテンツをコンテンツ管理装置101に数か月前あるいは数年前に録画したものの、ユーザは、録画した録画コンテンツを視聴するつもりはないが消去するのに迷っており、該録画コンテンツを長期間未視聴の状態で放置している場合において、該録画コンテンツは、未視聴状態であるがユーザが視聴したい録画コンテンツではない。
【0284】
すなわち、ユーザは、コンテンツ管理装置101に録画されたすべての未視聴状態の録画コンテンツを視聴したいとは限らない。
【0285】
特に、ユーザは、長期間未視聴状態で放置されてきた録画コンテンツに対する視聴欲求は低く、最近録画された未視聴の録画コンテンツに対する視聴欲求が強い。
【0286】
従って、ユーザが視聴したい録画コンテンツは、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツである。
【0287】
たとえば、図17に示す74番目の録画コンテンツである2011年2月18日(金)19時に録画された「マグロを追え」、77番目の録画コンテンツである2011年1月9日(日)12時に録画された「昼時お笑い日本列島」および79番目の録画コンテンツである2010年12月31日(金)23時に録画された「年忘れバラエティースペシャル」という番組タイトルを持つ録画コンテンツは、未視聴であるがいずれもユーザの視聴欲求は低い。
【0288】
したがって、ユーザが視聴したい録画コンテンツを選ぶために、録画コンテンツリスト内のフォーカスをユーザがユーザインターフェース107を介して動かすときに、たとえば、図17に示されるようなユーザの視聴欲求が低い録画コンテンツがフォーカスを持たないように、録画コンテンツリストにおけるフォーカスの動きを制限することにより、ユーザが、録画コンテンツリスト内においてフォーカスを無駄に動かすことを避けることができる。
【0289】
図18および図19は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置において、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用のボタンを押した時に、表示制御部が、短縮循環時の録画コンテンツリストにおけるフォーカスの移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【0290】
すなわち、図18および図19は、コンテンツ管理装置101が、録画コンテンツリストにおけるフォーカスの動きを短縮循環により制限する動作手順を定めたフローチャートである。
【0291】
図18に示すフローチャートは、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより開始される。
【0292】
図18を参照して、ユーザインターフェース107は、ユーザによるユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンの押下を監視する(ステップS1801)。
【0293】
次に、ユーザインターフェース107は、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押したことを検知すると、表示制御部106にフォーカス上移動コマンドを伝達する(ステップS1801でYES)。
【0294】
次に、ユーザインターフェース107からフォーカス上移動コマンドを受けた表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、白抜きから黒抜きに変更する(ステップS1802)。
【0295】
次に、表示制御部106は、短縮循環先のリストインデックスを探索する(ステップS1803)。たとえば、ユーザが短縮循環先を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」に指定しているときは、表示制御部106は、録画コンテンツリストからユーザが前回視聴した録画コンテンツを探索し、該当する録画コンテンツのランクを短縮循環先のリストインデックスに設定する。
【0296】
次に、表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、現在のカレントリストインデックスが1と等しいかどうか判定する(ステップS1804)。
【0297】
次に、表示制御部106は、カレントリストインデックスが1と等しいと判定すると(ステップS1804でYES)、カレントリストインデックスを短縮循環先のリストインデックスに設定し、記憶する(ステップS1805)。
【0298】
表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から短縮循環先のページを表示するために必要な情報を取得する(ステップS1806)。
【0299】
次に、表示制御部106は、現在ディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストのページを消去する(ステップS1807)。
【0300】
次に、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける短縮循環先のページを描画し(ステップS1808)、続けて短縮循環先のリストの要素の表示を、黒抜きから白抜きに変更し(ステップS1814)、フォーカスの短縮循環先への移動処理が完了する。
【0301】
一方、表示制御部106は、カレントリストインデックスが1と等しくないと判定すると(ステップS1804でNO)、図4に示したステップS43〜ステップS47の動作と同等の動作を行う(ステップS1809〜ステップS1813)。
【0302】
次に、表示制御部106は、上記ステップS1814を実行し、フォーカスの上移動処理が完了する。
【0303】
図19に示すフローチャートは、たとえば、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押すことにより始まる。
【0304】
図19を参照して、ユーザインターフェース107は、ユーザによるユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンの押下を監視する(ステップS1901)。
【0305】
次に、ユーザインターフェース107は、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押したことを検知すると、表示制御部106にフォーカス下移動コマンドを伝達する(ステップS1901でYES)。
【0306】
次に、ユーザインターフェース107からフォーカス下移動コマンドを受けた表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、白抜きから黒抜きに変更する(ステップS1902)。
【0307】
次に、表示制御部106は、短縮循環先のリストインデックスを探索する(ステップS1903)。たとえば、ユーザが短縮循環先を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」に指定しているときは、表示制御部106は、録画コンテンツリストからユーザが前回視聴した録画コンテンツを探索し、該当する録画コンテンツのランクを短縮循環先のリストインデックスに設定する。
【0308】
次に、表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、カレントリストインデックスと、短縮循環先のリストインデックスとが、等しいかどうか判定する(ステップS1904)。
【0309】
次に、表示制御部106は、カレントリストインデックスが短縮循環先のリストインデックスと等しいと判定すると(ステップS1904でYES)、カレントリストインデックスを1に設定し、記憶する(ステップS1905)。
【0310】
表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から、録画コンテンツリストの1ページ目を表示するために必要な情報を取得する(ステップS1906)。
【0311】
次に、表示制御部106は、現在ディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストのページを消去する(ステップS1907)。
【0312】
次に、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける1ページ目を描画し(ステップS1908)、続けて1番目のリストの要素の表示を、黒抜きから白抜きに変更し(ステップS1914)、フォーカスの1番目のリストの要素への移動処理が完了する。
【0313】
一方、表示制御部106は、カレントリストインデックスが短縮循環先のリストインデックスと等しくないと判定すると(ステップS1904でNO)、図5に示したステップS53〜ステップS57の動作と同等の動作を行う(ステップS1909〜ステップS1913)。
【0314】
次に、表示制御部106は、上記ステップS1914を実行し、フォーカスの下移動処理が完了する。
【0315】
このように、表示制御部106は、録画コンテンツリストが表示されたディスプレイ109においてスクロールを行う場合、上記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で上記ディスプレイ109に表示する上記録画コンテンツを循環させる動作を行うことができる。
【0316】
たとえば、表示制御部106が、前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合にユーザがディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示したときにおいても、上記短縮循環を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示されたユーザの視聴欲求が低い録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが視聴したい録画コンテンツを見つけることができる。
【0317】
たとえば、コンテンツ管理装置101における録画コンテンツリストが短縮循環に設定されているときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101は、図6に示す1番目のリストの要素である2011年6月10日(金)10時に録画された「通販番組テレホンショップ」という番組タイトルを持つ録画コンテンツがフォーカスを持つ録画コンテンツリストの1ページ目をディスプレイ109において最初に表示する。
【0318】
図6に示す状態において、ユーザが、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、コンテンツ管理装置101は、図18に示すステップS1801からステップS1804のYESを経由しステップS1814までの動作を実行する。
【0319】
すなわち、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザが、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すだけで、ユーザは、選択表示する録画コンテンツとして決定する録画コンテンツをディスプレイ109において閲覧することができる。
【0320】
たとえば、ユーザが予めソート条件を「録画日時順」および選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」と設定し、図12に示す録画コンテンツリストを短縮循環に設定し、表示制御部106が前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合において、コンテンツ管理装置101が、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する場合を考える。
【0321】
すなわち、コンテンツ管理装置101は、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101は、図6に示す1番目のリストの要素である2011年6月10日(金)10時に録画された「通販番組テレホンショップ」という番組タイトルを持つ録画コンテンツがフォーカスを持つ録画コンテンツリストの1ページ目をディスプレイ109において最初に表示する。
【0322】
図6に示すカレントリストインデックスが1の状態において、ユーザが、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、コンテンツ管理装置101は、図18に示すステップS1801からステップS1804のYESを経由し、ステップS1814までの動作を実行する。
【0323】
より詳細には、コンテンツ管理装置101は、ステップS1803においてユーザが前回視聴した録画コンテンツを探索し、番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」であるユーザが前回視聴した録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素に短縮循環先のリストインデックスを設定する。
【0324】
したがって、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザが、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、ユーザは、上記条件において図12に示す本発明の効果と同様の効果が得られる。
【0325】
続いて、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押すと、コンテンツ管理装置101は、図6に示す録画コンテンツリストの1ページ目をディスプレイ109に表示し、番組タイトルが「通販番組テレホンショップ」である1番目のリストの要素がフォーカスを持つ。すなわち、録画コンテンツリストは、双方向短期循環リストとなる。
【0326】
あるいは、コンテンツ管理装置は、逆方向にフォーカスを動かすときだけ録画コンテンツリストに短期循環を設定しても構わない。
【0327】
たとえば、コンテンツ管理装置101が図12に示す録画コンテンツリストの5ページ目を表示している状態において、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押すと、コンテンツ管理装置101は、42番目のリストの要素である2011年5月23日(月)22時に録画された「ナイススイング 第2話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツにフォーカスを設定する。すなわち、録画コンテンツリストは、片方向短期循環リストとなる。
【0328】
双方向短期循環リストにおいてユーザは、録画コンテンツリストの一部においてのみフォーカスを動かすことができる。
【0329】
一方、片方向短期循環リストにおいてユーザは、録画コンテンツリストの全てのリストの要素にフォーカスを合わせることができる。
【0330】
たとえば、図12にしめす録画コンテンツリストが双方向短期循環リストであるとき、ユーザは、42番目よりランクが低いリストの要素である2011年5月23日(月)22時に録画された「ナイススイング 第2話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツ、あるいは2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」という番組タイトルを持つ録画コンテンツリストなどにフォーカスを合致させることはできない。
【0331】
一方、たとえば、図12に示す録画コンテンツリストが片方向短期循環リストであるとき、ユーザは、42番目よりランクが低いリストの要素である2011年5月23日(月)22時に録画された「ナイススイング 第2話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツ、あるいは2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」という番組タイトルを持つ録画コンテンツリストなどにフォーカスを合致させることができる。
【0332】
たとえば、ユーザが、予めソート条件を「番組タイトル順」および選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ」と設定し、図13に示す録画コンテンツリストを短縮循環に設定し、表示制御部106が前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合において、コンテンツ管理装置101が、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する場合を考える。
【0333】
ユーザが、ユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、ユーザは、上記条件において図13に示す本発明の効果と同様の効果が得られる。
【0334】
ユーザは、上記録画コンテンツリストを双方向短期循環リストあるいは片方向短期循環リストのどちらに設定しても構わない。
【0335】
たとえば、ユーザが、予めソート条件を「録画日時順」および選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツ」と設定し、図14に示す録画コンテンツリストを短縮循環に設定し、表示制御部106が前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合において、コンテンツ管理装置101が、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する場合を考える。
【0336】
ユーザが、ユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、ユーザは、上記条件において図14に示す本発明の効果と同様の効果が得られる。
【0337】
ユーザは、上記録画コンテンツリストを双方向短期循環リストあるいは片方向短期循環リストのどちらに設定しても構わない。
【0338】
たとえば、ユーザが、予めソート条件を「録画日時順」および選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツ」と設定し、図15に示す録画コンテンツリストを短縮循環に設定し、表示制御部106が前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合において、コンテンツ管理装置101が、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する場合を考える。
【0339】
ユーザが、ユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、ユーザは、上記条件において図15に示す本発明の効果と同様の効果が得られる。
【0340】
ユーザは、上記録画コンテンツリストを双方向短期循環リストあるいは片方向短期循環リストのどちらに設定しても構わない。
【0341】
たとえば、ユーザが、予めソート条件を「番組タイトル順」および選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「過去に検索された録画コンテンツ」と設定し、図16に示す録画コンテンツリストを短縮循環に設定し、表示制御部106が前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合において、コンテンツ管理装置101が、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する場合を考える。
【0342】
ユーザが、ユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、ユーザは、上記条件において図16に示す本発明の効果と同様の効果が得られる。
【0343】
ユーザは、上記録画コンテンツリストを双方向短期循環リストあるいは片方向短期循環リストのどちらに設定しても構わない。
【0344】
ところで、たとえば、録画日時順に並べられた録画コンテンツリストにおいて、ユーザが求める録画コンテンツが録画された後に大量のコンテンツが録画された場合、ユーザは、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストから選択するために、画面を長時間スクロールしなければならない。
【0345】
あるいは、たとえば、録画コンテンツリストが番組タイトル順に並べられた場合においても、録画コンテンツが大量にあれば、たとえばユーザが「た」ではじまる録画コンテンツを探す際に、録画コンテンツリストをユーザが「あ」からスクロールさせると、求める録画コンテンツを選択するまでに長時間を要することがある。
【0346】
また、ユーザが求める録画コンテンツのタイトルがわかっている場合には、ユーザが求める録画コンテンツを検索できるが、検索条件に合致しない録画コンテンツに関する情報は失われてしまう。
【0347】
これに対して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、コンテンツ情報管理部105が、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートする。ここで、コンテンツ情報管理部105は、たとえば、コンテンツが録画された日時順あるいは録画コンテンツの番組タイトル順で、上記複数の録画コンテンツをソートする。
【0348】
表示制御部106は、上記録画コンテンツリストにおいて、上記コンテンツ情報管理部105によってソートされた上記複数の録画コンテンツの中で、選択表示する録画コンテンツを決定し、上記録画コンテンツリストをディスプレイ109において表示する。
【0349】
このような構成により、コンテンツ管理装置101は、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示するとともに、ユーザが求める録画コンテンツと類似の録画コンテンツも録画コンテンツリストにおいて表示することができるので、潜在的なニーズのある録画コンテンツをユーザに想起させることができる。したがって、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することができる。
【0350】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106が、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0351】
このような構成により、ユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画コンテンツリストにおいて選択表示され、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0352】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106が、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0353】
このような構成により、ユーザは、録画コンテンツリストが表示された画面において録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができる。すなわち、ユーザは、手間をかけずに、一連のシリーズである録画コンテンツを上記シリーズにおける話数順に視聴することができる。
【0354】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106が、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0355】
このような構成により、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より前に録画されたユーザが求めていない録画コンテンツが、録画コンテンツリストにおいて表示されることを避けることができる。これによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを、録画コンテンツリストにおいて選択表示することができ、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0356】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106が、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0357】
このような構成により、ユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができるので、ユーザは、手間をかけずに、録画コンテンツを時系列順に視聴することができる。
【0358】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、過去に検索された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0359】
このような構成により、ユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが求める過去に検索された録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができるので、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0360】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106は、上記録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う場合、上記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で上記画面に表示する上記録画コンテンツを循環させる。
【0361】
このような構成により、ユーザ、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行うときに、全リストの一部のスクロールなので、ユーザが求める録画コンテンツを迅速に画面に表示することができる。
【0362】
また、ユーザは、録画コンテンツリストに表示されたユーザの視聴欲求が低い録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが視聴したい録画コンテンツを見つけることができる。
【0363】
なお、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、実施形態ではコンテンツ情報管理部105が行うソートの条件として「録画日時順」および「番組タイトル順」について記述したが、コンテンツ情報管理部105は、「番組が属するジャンル順」にソートしても良い。番組が属するジャンルについてはEPGから容易に得られる。
【0364】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、最初に表示される録画コンテンツリストにおけるフォーカスの位置が、複数のリストにおける中央あるいは中央から外れる場合についても図示したが、表示制御部106は、フォーカスの位置が複数のリストにおける中央に常に配置されるように最初に表示される録画コンテンツリストを表示してもよい。
【0365】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、コンテンツ取得部がストリームを受信することによりコンテンツを録画するとしたが、コンテンツ管理装置101に外付けの光学ドライブを接続することにより、DVD(Digital Versatile Disc)あるいはBD(Blu-ray Disc)等のディスクからコンテンツを取得できるようにしても良い。
【0366】
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0367】
101 コンテンツ管理装置
102 受信部
103 解析部
104 コンテンツ記録再生部
105 コンテンツ情報管理部
106 表示制御部
107 ユーザインターフェース
108 HDD
109 ディスプレイ
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラムに関し、特に、録画コンテンツを処理するためのコンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
記憶装置に録画された録画コンテンツについての番組タイトルあるいは録画日時などの情報を用いて、録画日時順あるいは番組タイトル順に並べた録画コンテンツリストを画面に表示するための技術が開示されている。特開2008−123611号公報(特許文献1)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、HDDレコーダー等の録画機器において、追加特殊文字検出手段により検出された追加特殊文字情報をタイトル情報に付加して番組リスト表示画面を生成するとともに、追加特殊文字情報に基づいて番組リスト表示画面におけるタイトル情報を並び替え可能とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−123611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ユーザが求める録画コンテンツを選択するのに不便なことがある。たとえば、録画日時順に並べられた録画コンテンツリストにおいて、ユーザが求める録画コンテンツが録画された後に大量のコンテンツが録画された場合、ユーザは、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストから選択するために、画面を長時間スクロールしなければならない。
【0005】
あるいは、たとえば、録画コンテンツリストが番組タイトル順に並べられた場合においても、録画コンテンツが大量にあれば、たとえばユーザが「た」ではじまる録画コンテンツを探す際に、録画コンテンツリストをユーザが「あ」からスクロールさせると、求める録画コンテンツを選択するまでに長時間を要することがある。
【0006】
また、ユーザが求める録画コンテンツのタイトルがわかっている場合には、ユーザが求める録画コンテンツを検索できるが、検索条件に合致しない録画コンテンツに関する情報は失われてしまう。
【0007】
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することが可能なコンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるコンテンツ管理装置は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするためのコンテンツソート部と、上記録画コンテンツリストにおいて、上記コンテンツソート部によってソートされた上記複数の録画コンテンツの中で、選択表示する録画コンテンツを決定するための表示制御部とを備える。
【0009】
このような構成により、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示するとともに、ユーザが求める録画コンテンツと類似の録画コンテンツも録画コンテンツリストにおいて表示できるので、潜在的なニーズのある録画コンテンツをユーザに想起させることができる。したがって、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することができる。
【0010】
好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0011】
このような構成により、ユーザが、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールする煩雑な操作を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画コンテンツリストにおいて選択表示され、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0012】
好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0013】
このような構成により、ユーザが、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールする煩雑な操作を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができ、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。すなわち、ユーザは、手間をかけずに、一連のシリーズである録画コンテンツを上記シリーズにおける話数順に視聴することができる。
【0014】
好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0015】
このような構成により、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より前に録画されたユーザが求めていない録画コンテンツが、録画コンテンツリストにおいて表示されることを避けることができる。これによりユーザが、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールする煩雑な操作を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを、録画コンテンツリストにおいて選択表示することができ、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0016】
より好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0017】
このような構成により、ユーザが、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールする煩雑な操作を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができるので、ユーザは、手間をかけずに、録画コンテンツを時系列順に視聴することができる。
【0018】
好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、過去に検索された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0019】
このような構成により、ユーザが、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールする煩雑な操作を強いられることなく、ユーザが求める過去に検索された録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができるので、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0020】
好ましくは、上記表示制御部は、上記録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う場合、上記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で上記画面に表示する上記録画コンテンツを循環させる。
【0021】
このような構成により、ユーザは、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行うときに、全リストの一部のスクロールなので、ユーザが求める録画コンテンツを迅速に画面に表示することができる。
【0022】
また、ユーザは、録画コンテンツリストに表示されたユーザの視聴欲求が低い録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが視聴したい録画コンテンツを見つけることができる。
【0023】
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるコンテンツ管理方法は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするステップと、上記録画コンテンツリストにおいて、ソートした上記複数の録画コンテンツの中で、選択表示する録画コンテンツを決定するステップとを含む。
【0024】
このような構成により、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示するとともに、ユーザが求める録画コンテンツと類似の録画コンテンツも録画コンテンツリストにおいて表示できるので、潜在的なニーズのある録画コンテンツをユーザに想起させることができる。したがって、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することができる。
【0025】
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるコンテンツ管理プログラムは、コンピュータに、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするステップと、上記録画コンテンツリストにおいて、ソートした上記複数の録画コンテンツの中で、選択表示する録画コンテンツを決定するステップとを実行させるためのプログラムである。
【0026】
このような構成により、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示するとともに、ユーザが求める録画コンテンツと類似の録画コンテンツも録画コンテンツリストにおいて表示できるので、潜在的なニーズのある録画コンテンツをユーザに想起させることができる。したがって、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における録画コンテンツリストの表示例を説明するための第一の図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における録画コンテンツリストの表示例を説明するための第二の図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、録画コンテンツリストにおけるフォーカスの上移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、録画コンテンツリストにおけるフォーカスの下移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【図6】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画日時順にソートされた録画コンテンツリストの表示を行ったときの問題点を説明するための第一の図である。
【図7】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画日時順にソートされた録画コンテンツリストの表示を行ったときの問題点を説明するための第二の図である。
【図8】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、番組タイトル順にソートされた録画コンテンツリストの表示を行ったときの問題点を説明するための第一の図である。
【図9】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、番組タイトル順にソートされた録画コンテンツリストの表示を行ったときの問題点を説明するための第二の図である。
【図10】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画コンテンツリストの検索結果表示を行ったときの問題点を説明するための図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における複数の録画コンテンツのソート、決定、表示および再生動作手順を定めたフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、前回視聴した録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、過去に検索された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【図17】選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画日時順にソートされた録画コンテンツリストの表示を行ったときの問題点を説明するための第三の図である。
【図18】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、短縮循環時の録画コンテンツリストにおけるフォーカスの上移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部が、短縮循環時の録画コンテンツリストにおけるフォーカスの下移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0030】
[構成および基本動作]
【0031】
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置の構成を示す図である。
【0032】
図1を参照して、コンテンツ管理装置101は、受信部102と、解析部103と、コンテンツ記録再生部104と、コンテンツ情報管理部105(コンテンツソート部)と、表示制御部106と、ユーザインターフェース107とを備える。
【0033】
コンテンツ管理装置101は、管理している複数の録画コンテンツをソートして表示する。たとえば、HDD(Hard Disk Drive)108に録画されている複数の録画コンテンツをソートして表示する。
【0034】
より詳細には、コンテンツ管理装置101は、たとえば、STB(Set Top Box)であり、局側装置からストリームを受信し、当該ストリームから映像および音声をデコードし、ディスプレイ109においてコンテンツを再生する。さらに、コンテンツ管理装置101は、受信したコンテンツをHDD(Hard Disk Drive)108に録画する、あるいはHDD108に録画された録画コンテンツをディスプレイ109において再生する。
【0035】
この局側装置は、たとえば、デジタル放送の放送局に設置される装置、またはIPTV(Internet Protocol Television)に対応するサーバである。なお、コンテンツ管理装置101は、ディスプレイ109を備える構成であってもよい。
【0036】
受信部102は、受信したストリームからPSI(Program Specific Information)、映像データおよび音声データを抽出してコンテンツ記録再生部104へ出力し、また、SI(Service Information)を抽出して解析部103へ出力する。
【0037】
SIは、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)により規定されたシリーズ記述子およびEPG(Electronic Program Guide)を含む。
【0038】
シリーズ記述子は、ドラマあるいはアニメーションなどの一連のシリーズをユニークに識別するためのseries_id(シリーズ識別)、シリーズ識別が示す番組のシリーズ内の話数を示すepisode_number(話数)、シリーズ識別が有効な期限の年月日を示すexpire_date(有効期限)およびシリーズ識別が示す番組名を表す文字列であるseries_name_char(シリーズ名)等から構成される。
【0039】
EPGは、計8日分の番組名および簡単な紹介である基本情報と、内容および出演者等の詳細情報と、ジャンル情報とを含む。
【0040】
解析部103は、受信部102より受けたSIを解析し、たとえば、受信しているコンテンツの、番組タイトル、放送日時および番組が属するジャンルなどの番組情報をコンテンツ情報管理部105へ出力する。
【0041】
受信している番組にシリーズ記述子がある場合、解析部103は、シリーズ識別、話数、有効期限およびシリーズ名も併せてコンテンツ情報管理部105へ出力する。
【0042】
コンテンツ記録再生部104は、受信部102から受けたPSIを参照し、受信しているコンテンツの再生に必要な映像データおよび音声データをデコードし、表示制御部106へ出力する。
【0043】
表示制御部106は、コンテンツ記録再生部104から受けた受信しているコンテンツの映像データおよび音声データをディスプレイ109において再生する。
【0044】
コンテンツ管理装置101は、コンテンツ管理装置101の外部に設置したHDD108と接続されているときに、受信しているコンテンツをHDD108に録画することができる。
【0045】
また、コンテンツ管理装置101は、コンテンツ管理装置101の外部に設置したHDD108と接続されているときに、HDD108が保有しているコンテンツをディスプレイ109において再生することができる。
【0046】
[HDDの同期]
コンテンツ記録再生部104は、ユーザがHDD108をコンテンツ管理装置101に接続したことを認識すると、HDD108のHDD識別用IDを取得し、続いてHDD識別用IDをコンテンツ情報管理部105へ通知する。
【0047】
HDD識別用IDは、HDD108を識別するためのIDであり、たとえばHDD108の個体識別番号を用いても良い。
【0048】
コンテンツ記録再生部104からHDD108のHDD識別用IDおよびHDD108が接続されたことの通知を受けたコンテンツ情報管理部105は、コンテンツ記録再生部104から通知されたHDD108のHDD識別用IDが、新規なHDD識別用IDか、あるいは接続した履歴のあるHDD識別用IDであるかを判別する。
【0049】
新規なHDD識別用IDである場合、コンテンツ情報管理部105は、HDD108に録画されているコンテンツ情報を管理するために、管理テーブルの配列を作成する。
【0050】
接続した履歴のあるHDD識別用IDである場合、コンテンツ情報管理部105は、コンテンツ記録再生部104から通知を受けたHDD108のHDD識別用IDに基づき、接続したHDD108に対応する管理テーブルの配列を呼び出す。
【0051】
すなわち、コンテンツ情報管理部105は、HDD108のHDD識別用ID毎に管理テーブルの配列を持つ。
【0052】
管理テーブルが持つメンバは、たとえば、コンテンツID、番組タイトル、録画日時、番組が属するジャンル、視聴済みフラグ、シリーズ識別、話数、有効期限およびシリーズ名である。
【0053】
コンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの1または複数のメンバを複数の録画コンテンツをソートするときのソートキーとして用いる。また、表示制御部106は、管理テーブルの1または複数のメンバを検索キーに用いて複数の録画コンテンツの検索を行い、選択表示する録画コンテンツを決定し、また、上記メンバをディスプレイ109において録画コンテンツリストを表示するときの項目に用いる。
【0054】
コンテンツIDは、たとえばコンテンツをHDD108に録画するときに使用するファイルネームである。
【0055】
接続した履歴のあるHDD108の場合、コンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の各要素のメンバであるコンテンツIDに対応するコンテンツがHDD108に録画されているかを確認する。
【0056】
より詳細には、コンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の各要素に記録されているコンテンツIDおよび該当するコンテンツの存在確認命令をコンテンツ記録再生部104に対して与える。
【0057】
コンテンツ情報管理部105からコンテンツIDと該当するコンテンツの存在確認命令とを受けたコンテンツ記録再生部104は、コンテンツIDに基づき該当するコンテンツがHDD108に録画されているかを確認する。
【0058】
コンテンツ記録再生部104は、HDD108に該当するコンテンツが存在することを確認すれば真(True)を、存在しないことを確認すれば偽(False)をコンテンツ情報管理部105に通知する。
【0059】
コンテンツ情報管理部105は、コンテンツ記録再生部104から偽(False)と通知されたときには該当する管理テーブルの配列の要素を削除する。真(True)が通知されたときには何もしない。管理テーブルの配列の全要素に対して完了すれば、コンテンツ情報管理部105が管理する録画コンテンツに関する情報とHDD108が保有するコンテンツとの同期作業が完了となる。
【0060】
コンテンツ情報管理部105は、表示制御部106からの同期命令に対して同期作業が無事完了すれば真(True)を通知し、同期作業に異常があれば偽(False)を通知する。
【0061】
表示制御部106がコンテンツ情報管理部105への同期命令に対して真(True)の返り値を受けたことを以って、コンテンツ管理装置101は、受信したコンテンツのHDD108への録画およびHDD108に録画されたコンテンツのディスプレイ110への再生準備の完了となる。
【0062】
表示制御部106がコンテンツ情報管理部105への同期命令に対して偽(False)の返り値を受け取れば、表示制御部106は、その異常を示すメッセージ等をディスプレイ109に表示しても良い。
【0063】
ユーザインターフェース107は、たとえばボタンスイッチを含み、ユーザがボタンスイッチを操作することにより、ユーザは、ユーザがコンテンツ管理装置101に対して求める動作をコンテンツ管理装置101に入力する。
【0064】
ユーザインターフェース107は、コンテンツ管理装置101の筐体に配置しても良い、あるいはコンテンツ管理装置101との通信が可能な赤外線による無線式あるいはケーブルによる有線式リモートコントローラでも良い。
【0065】
[録画]
ユーザがユーザインターフェース107における「録画」ボタンを押すことにより、コンテンツ管理装置101は、現在受信しているコンテンツをHDD108に録画する。
【0066】
より詳細には、ユーザがユーザインターフェース107における「録画」ボタンを押すことにより、ユーザインターフェース107は、録画コマンドを表示制御部106に伝達し、続いて表示制御部106は、録画命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0067】
表示制御部106から録画命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列に新たに要素を一つ加え、解析部103から受けた録画しようとしているコンテンツの番組タイトル、放送日時、番組が属するジャンル情報および視聴済みフラグに加えて、シリーズ記述子が利用可能であるならシリーズ識別、話数、有効期限およびシリーズ名を、管理テーブルに新たに加えた配列要素の該当するメンバに書き込む。ここで、コンテンツ情報管理部105は、視聴済みフラグをデフォルトで偽(False)と書き込む。
【0068】
続いて、コンテンツ情報管理部105は、コンテンツIDを決定し、管理テーブルに新たに加えた配列要素の該当するメンバに書き込む。コンテンツ情報管理部105は、コンテンツIDを、たとえば、番組タイトルあるいは放送日時を基に生成しても良い。
【0069】
次に、コンテンツ情報管理部105は、現在受信しているコンテンツの録画命令およびコンテンツIDをコンテンツ記録再生部104へ出力する。
【0070】
コンテンツ情報管理部105から録画命令およびコンテンツIDを受けたコンテンツ記録再生部104は、受信しているコンテンツを録画するための録画領域をHDD108に確保し、確保した録画領域のアドレスとコンテンツIDとを関連付け、HDD108に録画されたコンテンツをコンテンツIDにより参照できるようにする。
【0071】
コンテンツ記録再生部104は、HDD108に録画領域を確保できたことを確認したのち、受信部102から受けたPSIを参照し、必要な映像データおよび音声データをエンコードし、HDD108において確保した録画領域に録画する。
【0072】
ユーザがユーザインターフェース107における「録画停止」ボタンを押すことにより、コンテンツ管理装置101は、現在受信しているコンテンツのHDD108への録画を停止する。
【0073】
より詳細には、ユーザがユーザインターフェース107における「録画停止」ボタンを押すことにより、ユーザインターフェース107は、録画停止コマンドを表示制御部106に伝達し、続いて表示制御部106は、録画停止命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0074】
表示制御部106から録画停止命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列において、該コンテンツの録画開始時に新たに加えた要素のメンバである録画日時に終了時刻を書き込む。続いて、コンテンツ情報管理部105は、コンテンツ記録再生部104に対して現在受信しているコンテンツの録画停止命令および該コンテンツIDを出力する。
【0075】
コンテンツ情報管理部105から録画停止命令および該コンテンツIDを受けたコンテンツ記録再生部104は、受信しているコンテンツのHDD108への録画を停止し、録画開始時に確保したHDD108における録画領域の最後にファイルの終端を示すエンドオブファイル(End Of File)を追加する。
【0076】
上記録画開始から録画停止までの一連の動作を、コンテンツ管理装置101が、図に示されないタイマーにより予め決められた時間に受信するコンテンツを録画できるようにしてもよい。
【0077】
[再生]
ユーザは、HDD108に録画されている録画コンテンツをディスプレイ109に再生させることができるが、どの録画コンテンツを再生するかをユーザは予め選んでおく必要がある。
【0078】
たとえば、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押すことにより、コンテンツ管理装置101はHDD108に録画された録画コンテンツを記載した録画コンテンツリストをディスプレイ109において表示する。ユーザは、録画コンテンツリストを参照することで、再生する録画コンテンツを選択することができる。
【0079】
より詳細には、ユーザが「録画リスト表示」ボタンを押すことにより、ユーザインターフェース107は録画リスト表示コマンドを表示制御部106に伝達する。
【0080】
ユーザインターフェース107から録画リスト表示コマンドを受けた表示制御部106は、録画コンテンツリストをディスプレイ109に表示する。
【0081】
図2は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における録画コンテンツリストの表示例を説明するための第一の図である。
【0082】
図3は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における録画コンテンツリストの表示例を説明するための第二の図である。
【0083】
図2および図3は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置において、表示制御部106が、ソートされた複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定する選択表示決定動作を行わず、また、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う場合、上記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で上記画面に表示する上記録画コンテンツを循環させる短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、ディスプレイ109に表示した録画コンテンツリストの図である。録画コンテンツリストは、録画された日時順にソートされており、縦軸が時間軸を表し、紙面下側ほど過去に録画された録画コンテンツを示す。
【0084】
たとえば図2において、コンテンツ管理装置101は14本の録画コンテンツを保持しているが、一度に表示できる録画コンテンツ数は9本なので録画コンテンツリストは2ページにわたる。コンテンツ管理装置101が一度に表示できる録画コンテンツ数については、ユーザが好みに応じて変更できるようにしても良い。
【0085】
図2は、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、最初に表示される録画コンテンツリストの1ページ目201を示す。また、図3は、録画コンテンツリストの1ページ目とは同時に表示されない録画コンテンツリストの2ページ目301を示す。
【0086】
ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、表示制御部106は、録画コンテンツリストの1ページ目201をディスプレイ109において表示を行い、さらに、録画コンテンツリストにおける1番目のリストの要素202aを、選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0087】
ここで、選択表示は、録画コンテンツリストにおいて、選択が可能な状態にある録画コンテンツに対してなされる。すなわち、選択表示された録画コンテンツは、フォーカスを持つ。図2において、1番目のリストの要素202aが、フォーカスを持ち、フォーカスを持つリストの要素は、録画コンテンツリストにおいて白抜きで表示される。
【0088】
録画コンテンツリストにおけるリストの要素は、番組タイトル203、録画日時204および視聴済みフラグ205を項目として持つ。
【0089】
より詳細には、たとえば図2において表示制御部106は、1番目のリストの要素202aにフォーカスを持つ録画コンテンツリストの1ページ目201を描画するために必要な情報を収集するために、コンテンツ情報管理部105に対して管理テーブルの配列の要素数の出力命令を与える。ここで、管理テーブルの配列の要素数は録画コンテンツ数と同数である。
【0090】
表示制御部106から出力命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の要素数である14を表示制御部106に出力する。
【0091】
コンテンツ情報管理部105から管理テーブルの配列の要素数である14を受けた表示制御部106は、録画コンテンツリストが1ページあたり9本のコンテンツで構成されることから、録画コンテンツリストを全2ページで作成することを決定し、録画コンテンツ数である14と録画コンテンツリストの全ページ数である2を記憶しておく。また、現在フォーカスを持つリストの要素番号、すなわちカレントリストインデックスを示す1も記憶しておく。
【0092】
次に表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105に対して管理テーブルの配列の1番目から9番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を与える。
【0093】
表示制御部106から出力命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の1番目から9番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグを表示制御部106に出力する。
【0094】
コンテンツ情報管理部105から管理テーブルの配列の1番目から9番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグを受けた表示制御部106は、ディスプレイ109において次の描画を行い、録画コンテンツリストの1ページ目を描画する。
【0095】
すなわち、表示制御部106は、現在表示しているページ数206である1と、全ページ数207である2と、録画コンテンツ数208である14と、指定されたソート条件209と、コンテンツ情報管理部105から受けた管理テーブルの配列の1番目の要素202aから9番目の要素202iまでのメンバである番組タイトル203と、録画日時204と、視聴済みフラグ205とを表示する。
【0096】
ここで表示制御部106は、フォーカスを持つ1番目のリストの要素202のみ白抜きで表示し、1番目のリストの要素以外は黒抜きで表示する。
【0097】
ユーザは、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用のボタンを押すことによりフォーカスを移動できる。また、ユーザは、フォーカスの移動により録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う。
【0098】
2ページにわたる録画コンテンツリストにおけるフォーカスの移動は、2ページにわたる双方向循環リストの方式に従う。双方向循環リストとは、リストにおける先頭の要素と最後尾のリストの要素を互いに連結したリストである。
【0099】
図4および図5は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置において、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用のボタンを押した時に、表示制御部が、録画コンテンツリストにおけるフォーカスの移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【0100】
コンテンツ管理装置101は、以下に示す各フローチャートの各ステップを図示しないメモリから読み出して実行する。このプログラムは、外部からインストールできる。このインストールされるプログラムは、たとえば記録媒体に格納された状態で流通する。
【0101】
図4および図5を参照して、2ページにわたる双方向循環リストの方式について詳細に説明する。
【0102】
まず図4を参照して、まずユーザインターフェース107は、ユーザによるユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンの押下を監視する(ステップS41)。
【0103】
次に、ユーザインターフェース107は、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押したことを検知すると、表示制御部106にフォーカス上移動コマンドを伝達する(ステップS41でYES)。
【0104】
ユーザインターフェース107からフォーカス上移動コマンドを受けた表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、白抜きから黒抜きに変更する(ステップS42)。
【0105】
続いて、表示制御部106は、カレントリストインデックスから1を減じて記憶する(ステップS43)。例えば、録画コンテンツ数が14のとき、表示制御部106は、カレントリストインデックスが3の場合、カレントリストインデックスを2に変更し記憶する。また、表示制御部106は、カレントリストインデックスが1の場合、カレントリストインデックスを14に変更し記憶する。すなわち、録画コンテンツリストは、双方向循環リストとなる。
【0106】
次に、表示制御部106は、ディスプレイ109において現在表示されている録画コンテンツリストのページにカレントリストインデックスに該当するリストの要素が含まれていることを確認すると(ステップS44でYES)、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、黒抜きから白抜きに変更する(ステップS48)。
【0107】
一方、表示制御部106は、ディスプレイ109においてカレントリストインデックスに該当するリストの要素が現在表示されている録画コンテンツリストのページに含まれていないことを確認すると(ステップS44でNO)、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105からディスプレイ109に現在表示されている録画コンテンツリストのページより1ページ前のページを表示するために必要な情報を取得する(ステップS45)。
【0108】
より詳細には、表示制御部106は、録画コンテンツリストにおける該当するページ表示に必要な管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0109】
ここで、必要な管理テーブルの配列の要素の範囲は、録画コンテンツ数、録画コンテンツリスト1ページあたりに表示されるリストの要素数および表示するページ番号から簡単に計算できる。
【0110】
例えば、ディスプレイ109に現在表示されている録画コンテンツリストのページが2ページ目なら、表示制御部106は、1ページ目を表示するために必要な管理テーブルの配列要素、すなわち管理テーブルの配列の1番目から9番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に対して与え、現在表示されている録画コンテンツリストのページが1ページ目なら、表示制御部106は、2ページ目を表示するために必要な管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に対して与える。
【0111】
表示制御部106から、録画コンテンツリストにおける該当するページ表示に必要な管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を受けたコンテンツ情報管理部106は、管理テーブルの配列を参照し、読み出した値を表示制御部106に出力する。
【0112】
次に、表示制御部106は、現在ディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストのページを消去する(ステップS46)。
【0113】
続けて、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける上記消去したページより1ページ前のページを描画し(ステップS47)、続けてディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、黒抜きから白抜きに変更し(ステップS48)、フォーカスの上移動処理が完了する。
【0114】
次に図5を参照して、まずユーザインターフェース107は、ユーザによるユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンの押下を監視する(ステップS51)。
【0115】
次に、ユーザインターフェース107は、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押したことを検知すると、表示制御部106にフォーカス下移動コマンドを伝達する(ステップS51でYES)。
【0116】
ユーザインターフェース107からフォーカス下移動コマンドを受けた表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、白抜きから黒抜きに変更する(ステップS52)。
【0117】
続いて、表示制御部106は、カレントリストインデックスに1を加えて記憶する(ステップS53)。例えば、録画コンテンツ数が14のとき、表示制御部106は、カレントリストインデックスが3の場合、カレントリストインデックスを4に変更し記憶する。また、表示制御部106は、カレントリストインデックスが14の場合、カレントリストインデックスを1に変更し記憶する。すなわち、録画コンテンツリストは、双方向循環リストとなる。
【0118】
次に、表示制御部106は、ディスプレイ109においてカレントリストインデックスに該当するリストの要素が現在表示されている録画コンテンツリストのページに含まれていることを確認すると(ステップS54でYES)、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、黒抜きから白抜きに変更する(ステップS58)。
【0119】
一方、表示制御部106は、ディスプレイ109においてカレントリストインデックスに該当するリストの要素が現在表示されている録画コンテンツリストのページに含まれていないことを確認すると(ステップS54でNO)、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105からディスプレイ109に現在表示されている録画コンテンツリストのページより1ページ後のページを表示するために必要な情報を取得する(ステップS55)。
【0120】
より詳細には、表示制御部106は、録画コンテンツリストにおける該当するページ表示に必要な管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0121】
ここで、必要な管理テーブルの配列の要素の範囲は、録画コンテンツ数、録画コンテンツリスト1ページあたりに表示されるリストの要素数、および表示するページ番号から簡単に計算できる。
【0122】
例えば、ディスプレイ109に現在表示されている録画コンテンツリストのページが2ページ目なら、表示制御部106は、1ページ目を表示するために必要な管理テーブルの配列要素、すなわち管理テーブルの配列の1番目から9番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に対して与え、現在表示されている録画コンテンツリストのページが1ページ目なら、表示制御部106は、2ページ目を表示するために必要な管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に対して与える。
【0123】
表示制御部106から、録画コンテンツリストにおける該当するページ表示に必要な管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を受けたコンテンツ情報管理部106は、管理テーブルの配列を参照し、読み出した値を表示制御部106に出力する。
【0124】
次に、表示制御部106は、現在ディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストのページを消去する(ステップS56)。
【0125】
続けて、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける上記消去したページより1ページ後のページを描画し(ステップS57)、続けて上記ステップS58を実行し、フォーカスの下移動処理が完了する。
【0126】
再び、図2および図3を参照して、ユーザが録画コンテンツリストから再生する録画コンテンツを選び、再生し、再生を停止するまでを説明する。
【0127】
たとえば、ユーザが録画コンテンツリストの12番目の録画コンテンツである「刑事ドラマ」という番組名の録画コンテンツ302cを再生したいとすると、ユーザは、カーソル制御用の「下矢印」ボタンを11度押すことにより、フォーカスをカレントリストインデックスが12に該当するリストの要素に移動できる。
【0128】
また、ユーザは、「上矢印」ボタンを3度押すことによっても、フォーカスをカレントリストインデックスが12に該当するリストの要素に移動できる。
【0129】
ユーザは、ディスプレイ109において再生したい録画コンテンツとフォーカスが合致したことを確認し、ユーザインターフェース107における「再生」ボタンを押すと、コンテンツ管理装置101は「刑事ドラマ」という番組名の録画コンテンツ302cをディスプレイ109において再生する。
【0130】
より詳細には、ユーザがユーザインターフェース107における「再生」ボタンを押すことにより、ユーザインターフェース107は再生コマンドを表示制御部106に伝達する。
【0131】
ユーザインターフェース107から再生コマンドを受けた表示制御部106は、再生命令およびカレントリストインデックスである12をコンテンツ情報管理部105に与える。続いて、表示制御部106は、録画コンテンツリストをディスプレイ109から消去する。
【0132】
表示制御部106から再生命令およびカレントリストインデックスである12を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の12番目の要素のメンバであるコンテンツIDを読み出し、コンテンツ記録再生部に対して再生命令およびコンテンツIDを与える。
【0133】
コンテンツ情報管理部105から再生命令およびコンテンツIDを受けたコンテンツ記録再生部104は、コンテンツIDを基にHDD108から該当する録画コンテンツを読み出し、再生に必要な映像データおよび音声データをデコードし、表示制御部106へ出力する。
【0134】
制御表示部106は、コンテンツ記録再生部104から受けた録画コンテンツの映像データおよび音声データをディスプレイ109において再生する。
【0135】
たとえば、ユーザがユーザインターフェース107における「再生停止」ボタンを押すことにより、現在再生しているコンテンツの再生を停止できる。ユーザによる再生の停止が行われたあと、コンテンツ管理装置101は、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する。このとき、「刑事ドラマ」という番組名の録画コンテンツ302cがフォーカスを持つ。
【0136】
より詳細には、ユーザが「再生停止」ボタンを押すことにより、ユーザインターフェース107は再生停止コマンドを表示制御部106に伝達し、再生停止コマンドを受けた表示制御部106は再生停止命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0137】
表示制御部106から再生停止命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列において、カレントリストインデックスである12番目の要素のメンバであるコンテンツIDを読み取り、続いてコンテンツ情報管理部105は、コンテンツ記録再生部104に対して現在再生しているコンテンツの再生停止命令および該コンテンツIDを出力する。
【0138】
コンテンツ情報管理部105から再生停止命令および該コンテンツIDを受けたコンテンツ記録再生部104は、該コンテンツIDにより参照される録画コンテンツの再生処理を停止し、続いてコンテンツ記録再生部104は、表示制御部106に対して再生停止を通知する。
【0139】
コンテンツ記録再生部104から再生停止を受けた表示制御部106は、12番目のリストの要素302cを含む録画コンテンツリストの2ページ目を表示するために必要な、管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0140】
表示制御部106から、管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を受けたコンテンツ情報管理部106は、管理テーブルの配列を参照し、読み出した値を表示制御部106に出力する。
【0141】
次に、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける2ページ目を描画し、フォーカスを12番目のリストの要素302cに設定する。
【0142】
あるいは、たとえば、表示制御部106が再生している録画コンテンツを最後まで再生した場合、コンテンツ管理装置101は録画コンテンツの再生を終了し、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する。このとき、「刑事ドラマ」という番組名の録画コンテンツ302cがフォーカスを持ち、該当する録画コンテンツの視聴済みフラグは「未視聴」から「視聴済」に変更される。
【0143】
より詳細には、コンテンツ記録再生部104がHDD108から読み出しているコンテンツのファイルの終端を示すエンドオブファイルを検知すると、コンテンツ記録再生部104は再生に必要な映像データおよび音声データの表示制御部106への送信が完了した後に、表示制御部106にエンドオブファイルを出力する。
【0144】
コンテンツ記録再生部104からエンドオブファイルを受けた表示制御部106は、再生完了の通知と共にカレントリストインデックスである12をコンテンツ情報管理部105に出力する。
【0145】
表示制御部106から再生完了およびカレントリストインデックスである12を受けたコンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列の12番目の要素のメンバである視聴済みフラグを偽(False)から真(True)に書き換え、続いて表示制御部106に書き換え完了の通知を出力する。
【0146】
コンテンツ情報管理部105から書き換え完了の通知を受けた、表示制御部106は12番目のリストの要素302cを含む録画コンテンツリストの2ページ目を表示するために必要な、管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令をコンテンツ情報管理部105に与える。
【0147】
表示制御部106から、管理テーブルの配列の10番目から14番目までの要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を受けたコンテンツ情報管理部106は、管理テーブルの配列を参照し、読み出した値を表示制御部106に出力する。
【0148】
次に、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける2ページ目を描画し、フォーカスを12番目のリストの要素302cに設定する。
【0149】
図6および図7は、表示制御部106が、前述の選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画日時順にソートされた録画コンテンツリストの表示をディスプレイ109において行ったときの問題点を説明するための第一および第二の図である。
【0150】
図6および図7において、録画コンテンツリストは録画された日時順にソートされており、縦軸が時間軸を表し、紙面下側ほど過去に録画された録画コンテンツを示している。また、全録画コンテンツ数は80であり、録画コンテンツリストは全9ページにわたる。
【0151】
コンテンツ管理装置101が、ユーザが求める録画コンテンツを録画した後に大量のコンテンツが録画された場合について考える。すなわち、ユーザが求める録画コンテンツは2011年5月25日(水)21時00分に録画された「メロドラマ 第四話」という番組名のコンテンツであり、コンテンツ管理装置101は該当するコンテンツを録画した後に38本のコンテンツを録画したとする。
【0152】
図6は、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの1ページ目を示す図である。ここで、1番目のリストの要素602aがフォーカスを持つ。
【0153】
また、図7は、上記録画コンテンツリストの5ページ目であり、ユーザが求める2011年5月25日(水)21時00分に録画された「メロドラマ 第四話」という番組タイトルの録画コンテンツが記載されている。
【0154】
ユーザが求める「メロドラマ 第四話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツは、図6に示す上記録画コンテンツリストの1ページ目には表示されない。なぜなら、コンテンツ管理装置101が、ユーザが求める録画コンテンツが録画された日時より後に38本のコンテンツを録画したために、日時順にソートされた録画コンテンツリストにおけるユーザが求める録画コンテンツのランクが39位にまで下がってしまうためである。
【0155】
しかしながら、ユーザは、コンテンツ管理装置101が録画コンテンツリストを最初に表示したときに、ユーザが求める録画コンテンツのランクが39位まで下がっていることがわからない。
【0156】
そのため、ユーザは、ユーザが求める上記録画コンテンツを再生するために、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押すことによりフォーカスを順方向に1つずつ下げながら、図7に示す録画コンテンツリストの5ページ目におけるユーザが求める上記録画コンテンツにフォーカスが合致するまで、39本もの録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられる。
【0157】
また、ユーザは、ユーザが求める録画コンテンツを再生するために、逆にユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことによりフォーカスを逆方向に一つずつ上げながら、図7に示すユーザが求める上記録画コンテンツにフォーカスを合わせることができる。
【0158】
しかしながら、この場合でもユーザは、図7に示すユーザが求める上記録画コンテンツとフォーカスが合致するまで、42本もの録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられる。
【0159】
上記のように、ユーザが、フォーカスを順方向あるいは逆方向に動かしながらユーザが求める録画コンテンツを探す手間は非常に煩雑である。
【0160】
たとえば、ユーザが、録画コンテンツリストのページを1ページ進めたり、1ページ戻したりできるボタンをユーザインターフェース107に配置しても良い。しかしながら、このボタンを使用した場合でも、ユーザは、ユーザが録画コンテンツリストのページを1ページ進めたり、1ページ戻したりする度に、表示されているページにおけるリストの要素を逐一読みとり、ユーザが求める録画コンテンツと合致するかどうか確認しなければならない。
【0161】
図8および図9は、表示制御部106が、前述の選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、番組タイトル順にソートされた録画コンテンツリストの表示をディスプレイ109において行ったときの問題点を説明するための第一および第二の図である。
【0162】
デジタル化したコンテンツを録画するHDD108の記憶容量は、今後も引き続き大容量化する傾向にあり、たとえば2テラバイトの記憶容量を持つHDD108は、高解像度(HD)の1時間番組を約250番組、標準画質(SD)の1時間番組を約400番組録画することができる。
【0163】
たとえば、図8および図9において、録画コンテンツリストは、録画された録画コンテンツの番組タイトル順にソートされており、縦軸が文字コード軸を表し、紙面下側ほど文字コードが大きい録画コンテンツを示している。また、全録画コンテンツ数は130であり、録画コンテンツリストは全15ページにわたる。
【0164】
図8は、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの1ページ目を示す図である。ここで、1番目のリストの要素802aがフォーカスを持つ。
【0165】
また、図9は、上記録画コンテンツリストの8ページ目であり、ユーザが求める2011年5月31日(火)23時45分に録画された「ナイトドラマ 第5話」という番組名の録画コンテンツが記載されている。
【0166】
たとえば、ユーザが、ユーザが求める録画コンテンツの番組タイトルを「ナイトドラマ 第5話」であることを知っていたとき、ユーザは、録画コンテンツリストのどのあたりのページに「ナイトドラマ 第5話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツが表示されるかについて予想できる。
【0167】
しかしながら、ユーザは、ユーザが求める録画コンテンツの番組タイトルを知っている場合においても、録画コンテンツ数が130もあると、ユーザは、‘あ’から始まる番組タイトルを持つ録画コンテンツからフォーカスを動かしながら‘な’から始まる番組タイトルを持つ録画コンテンツに辿りつくまでに長時間要することがある。
【0168】
図10は、ディスプレイ109に録画コンテンツリストの検索結果を表示したときに生ずる他の問題点を説明するための図である。
【0169】
図10は、コンテンツ管理装置101が、「ナイトドラマ」という検索ワード1006を用いてHDD108に録画されている録画コンテンツの番組タイトルを検索し、「ナイトドラマ」という文字列が、番組タイトルに一部含む録画コンテンツを録画コンテンツ検索リスト1001として出力した結果である。
【0170】
たとえば、ユーザが、ユーザが求める録画コンテンツの番組タイトルを「ナイトドラマ 第5話」であることを知っていたとき、ユーザは、「ナイトドラマ」という語句を番組タイトルの一部に含む録画コンテンツを検索できる。
【0171】
ユーザが求める録画コンテンツの番組タイトルを知っている場合、ユーザは、検索することによりユーザが求める録画コンテンツを容易に見つけることができるが、検索条件に合致しない録画コンテンツの情報は失われてしまう。
【0172】
たとえば、図9に示す「ナイススイング 第3話」という番組名を持つ録画コンテンツは、ユーザが求める「ナイトドラマ 第5話」が録画された頃に同じく録画された録画コンテンツである。ユーザが、「ナイススイング 第3話」という番組名を持つ録画コンテンツを録画したことを忘れてしまっているとすれば、ユーザが番組タイトルに「ナイトドラマ」を含む録画コンテンツの検索を行うだけではユーザが失念してしまっている上記コンテンツを見つけ出すのは困難である。
【0173】
そこで、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、以下のような動作を行うことにより、上記各問題点を解決する。
【0174】
コンテンツ情報管理部105は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートする。ここで、コンテンツ情報管理部105は、たとえば、コンテンツが録画された日時順あるいは録画コンテンツの番組タイトル順で、録画コンテンツをソートする。
【0175】
表示制御部106は、上記録画コンテンツリストにおいて、上記コンテンツ情報管理部105によってソートされた上記複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定する。ここで、上記表示制御部106は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツ」あるいは「過去に検索された録画コンテンツ」を前記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0176】
表示制御部106は、ディスプレイ109の画面において、上記録画コンテンツリストを表示する。この時、表示制御部106は、選択表示された録画コンテンツが上記画面に常に含まれるように、上記録画コンテンツリストを表示する。
【0177】
また、表示制御部106は、上記録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う場合、上記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で上記画面に表示する上記録画コンテンツを循環させる。
【0178】
次に、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置101が、複数の録画コンテンツをソートし、決定し、画面に表示する際の動作について図面を用いて詳細に説明する。
【0179】
[動作]
【0180】
図11は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における複数の録画コンテンツのソート、決定、表示および再生動作手順を定めたフローチャートである。
【0181】
図11に示すフローチャートは、たとえば、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押すことにより始まる。
【0182】
図11を参照して、まず、ユーザは、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートする際の、ソート条件を設定する(ステップS1)。
【0183】
ここで、上記ソート条件は、たとえば、「録画日時順」あるいは「番組タイトル順」である。
【0184】
ユーザがステップS1において設定したソート条件をコンテンツ管理装置101が記憶しておき、次にユーザがステップS1においてソート条件を変更するまで、コンテンツ管理装置101は、上記ソート条件を用い続けても良い。
【0185】
また、ユーザが「録画リスト表示」ボタンを押した直後は、コンテンツ管理装置101は、ソート条件を設定するステップS1を省略しても良い。
【0186】
次に、コンテンツ情報管理部105(コンテンツソート部)は、録画コンテンツリストに表示するHDD108に録画されている複数の録画コンテンツを、管理テーブルの配列における要素のメンバを用いて、ステップS1においてユーザが設定したソート条件に基づきソートする(ステップS2)。
【0187】
HDD108に録画されている録画コンテンツ数が、表示制御部106がディスプレイ109において表示できる録画コンテンツ数を超える場合は、録画コンテンツリストは、複数ページにわたる録画コンテンツリストとなる。
【0188】
より詳細には、管理テーブルの配列における要素のメンバとして記憶される録画日時の実体は、倍精度実数型であるため、コンテンツ情報管理部105は、メンバである録画日時の大小を比較することにより管理テーブルの配列を録画日時順にソートできる。
【0189】
すなわち、コンテンツ情報管理部105は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツを録画日時順にソートできる。
【0190】
ここで、コンテンツ情報管理部105は、ソート時に管理テーブルの配列の要素自体のスワップを繰り返すことにより管理テーブルの配列の要素自体をソートしても良いし、管理テーブルの配列の要素番号を参照するインデックスの配列を用意し、上記インデックスの配列をソートしても良い。
【0191】
また、管理テーブルの配列における要素のメンバとして記憶される番組タイトルの実体は文字列型であるため、コンテンツ情報管理部105は、メンバである番組タイトルの先頭文字の文字コードの大小を利用することにより録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツを番組タイトル順にソートできる。
【0192】
仮に比較する2つの番組タイトルの先頭文字が同じ文字である場合、コンテンツ情報管理部105は2文字目の文字同士を比較すればよく、2文字目も同じ文字である場合は、順次3文字目、4文字目の文字同士を比較していけばコンテンツ情報管理部105は、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツを番組タイトル順にソートできる。
【0193】
番組タイトルの中には、ARIBで規定された追加特殊文字を含む番組タイトルがある。ここで、追加特殊文字とは、ステレオ放送を表す四角枠で囲まれた‘S’文字あるいは二カ国語放送を表す四角枠で囲まれた‘二’文字である。
【0194】
ARIBで規定された追加特殊文字を含む番組タイトルの多くは番組タイトルの先頭に追加特殊文字を含むため、ソート条件が番組タイトル順であるときに、コンテンツ情報管理部105がステップS2を実行すると、ソート結果は追加特殊文字の影響を大きく受ける。
【0195】
たとえば、同じ番組タイトルを持つ2つの録画コンテンツであるが、一方は番組タイトルの先頭に追加特殊文字を含むが、もう一方は追加特殊文字を含まない場合において、上記条件でコンテンツ情報管理部105がステップS2を実行すると、同じ番組タイトルを持つ2つの録画コンテンツのランクが、ソート後の録画コンテンツリストにおいて大きく異なってしまう。
【0196】
コンテンツ情報管理部105がステップS2において番組タイトル順にソートするときは、番組タイトルに含まれる追加特殊文字がソートに与える影響を排除するために、コンテンツ情報管理部105は、管理テーブルの配列における要素のメンバである番組タイトルの文字列から追加特殊文字を外した文字列を用いてソートを実行する。
【0197】
上記の手順により、コンテンツ情報管理部105は、番組タイトルに含まれる追加特殊文字がソートに与える影響を排除できる。
【0198】
ただし、ディスプレイ110に録画コンテンツリストを表示するときは、表示制御部106が、追加特殊文字を含めて番組タイトルをディスプレイ110に表示しても問題はない。
【0199】
次に、ユーザは、表示制御部106が録画コンテンツリストに表示するHDD108において録画されている複数の録画コンテンツの中で、選択表示する録画コンテンツを決定するための決定条件を設定する(ステップS3)。
【0200】
上記決定条件は、たとえば、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツ」、「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツ」あるいは「過去に検索された録画コンテンツ」である。
【0201】
ユーザがステップS3において設定した決定条件をコンテンツ管理装置101が記憶しておき、次にユーザが決定条件を設定するステップS3において決定条件を変更するまで、コンテンツ管理装置101は、上記決定条件を用い続けても良い。
【0202】
また、ユーザが「録画リスト表示」ボタンを押した直後は、コンテンツ管理装置101は、決定条件を設定するステップS3を省略しても良い。
【0203】
表示制御部106は、ステップS3においてユーザが設定した決定条件に合致する録画コンテンツを、コンテンツ情報管理部105がステップS2においてソートした複数の録画コンテンツの中から検索する。この際、表示制御部106は、上記検索する録画コンテンツに関する情報を検索順に記憶することにより検索履歴リストを作成し、後の選択表示する録画コンテンツの決定に利用する(ステップS4)。
【0204】
また、たとえば、ユーザが過去に検索した録画コンテンツをユーザが削除し、上記録画コンテンツが録画コンテンツリストから削除された後も、表示制御部106は、削除された録画コンテンツに関する情報を検索履歴リストにおいて残しておいてもよい。この場合、表示制御部106は、検索履歴リストに残しておいた録画コンテンツに関する情報に基づいて、選択表示する録画コンテンツを決定することができる。
【0205】
続いて、表示制御部106は、該当する録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定し、上記選択表示する録画コンテンツの上記録画コンテンツリストにおけるランクを決定する(ステップS5)。
【0206】
次に、表示制御部106は、ディスプレイ109の画面において、上記録画コンテンツリストを表示する。この時、表示制御部106は、ステップS5において決定された選択表示する録画コンテンツ、すなわちフォーカスを持つ録画コンテンツが上記画面に含まれるように、上記録画コンテンツリストを表示する(ステップS6)。
【0207】
より詳細には、表示制御部106は、上記選択表示する録画コンテンツが録画コンテンツリストにおける何ページ目に含まれるかを、上記決定がなされた選択表示する録画コンテンツが持つランクから計算する。
【0208】
表示制御部106は、ユーザが「録画リスト表示」ボタンを押した後、該ページを最初に表示する録画コンテンツリストのページとして決定する。
【0209】
続いて表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105に対して録画コンテンツリストの該ページを描画するために必要な管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグの出力命令を与える。
【0210】
表示制御部106から出力命令を受けたコンテンツ情報管理部105は、表示制御部106が要求した管理テーブルの配列の要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグを表示制御部106に出力する。
【0211】
コンテンツ情報管理部105から管理テーブルの配列の該要素のメンバである番組タイトル、録画日時および視聴済みフラグを受けた表示制御部106は、ディスプレイ109において録画コンテンツリストの該ページを描画する。
【0212】
次に、ユーザが、ディスプレイ109においてユーザが求める録画コンテンツが表示されているかどうか確認する(ステップS7)。
【0213】
ユーザが求める録画コンテンツがディスプレイ109において表示されている場合(ステップS7でYES)、ユーザは、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用ボタンを操作することによりフォーカスをユーザが求める録画コンテンツと合致するように移動させる(ステップS11)。
【0214】
ユーザは、フォーカスとユーザが求める録画コンテンツが合致していることを確認した後、ユーザインターフェース107における「再生」ボタンを操作する。続いてコンテンツ管理装置101は、該当する録画コンテンツをディスプレイ109において再生する。この際、表示制御部106は、上記再生する録画コンテンツに関する情報を再生順に記憶することにより再生履歴リストを作成し、後の選択表示する録画コンテンツの決定に利用する(ステップS12)。
【0215】
また、たとえば、ユーザが過去に視聴した録画コンテンツをユーザが削除し、上記録画コンテンツが録画コンテンツリストから削除された後も、表示制御部106は、削除された録画コンテンツに関する情報を再生履歴リストにおいて残しておいてもよい。この場合、表示制御部106は、再生履歴リストに残しておいた録画コンテンツに関する情報に基づいて、選択表示する録画コンテンツを決定することができる。
【0216】
コンテンツ管理装置101が、該当する録画コンテンツの最後まで再生した時あるいはユーザが再生を途中で終了させたとき(ステップS13)、再度検索を行うステップS4に戻り、録画コンテンツリストにおいて選択表示する録画コンテンツを検索する。
【0217】
一方、ユーザが求める録画コンテンツがディスプレイ109において表示されていない場合(ステップS7でNO)、ユーザは、ユーザが求める録画コンテンツがディスプレイ109に表示されるようにするために、表示制御部106が現在表示しているページを変更するか(ステップS8)、表示制御部106が選択表示する録画コンテンツを決定するときの決定条件を変更するか(ステップS9)あるいはコンテンツ情報管理部105がソートを行うときのソート条件を変更する(ステップS10)。
【0218】
より詳細には、ユーザは、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを操作することにより、表示制御部106がディスプレイ109において表示している録画コンテンツリストの該ページにおけるフォーカスの上方向への移動に続いて、録画コンテンツリストにおいて表示されているページを該ページの前ページに移動することができる(ステップS8)。該フォーカスの移動の詳細については図4に示す手順と同様である。
【0219】
また、ユーザは、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを操作することにより、表示制御部106がディスプレイ109において表示している録画コンテンツリストの該ページにおけるフォーカスの下方向への移動に続いて、録画コンテンツリストにおいて表示されているページを該ページの次ページに移動できる(ステップS8)。該フォーカスの移動の詳細については図5に示す手順と同様である。
【0220】
表示制御部106は、ユーザによるフォーカスの移動に伴うページの変更を受けてステップS5に戻り選択表示する録画コンテンツの決定を行った後、録画コンテンツリストをディスプレイに表示するステップS6を実行する。ユーザは、ステップS7においてディスプレイ109において表示されている表示制御部106により変更されたページ上にユーザが求める録画コンテンツが表示されているかどうか確認する。
【0221】
また、ユーザは、ユーザインターフェース107における「決定条件変更」ボタンを操作することにより、表示制御部106がステップS4において検索するときの決定条件を変更できる。
【0222】
たとえば、ユーザが決定条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」から「ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ」に変更すると、表示制御部106は、ステップS3において決定条件の設定変更を行い、ステップS4において新たな決定条件を用いて検索する。
【0223】
続いて、表示制御部106は、ステップS5において検索された録画コンテンツにフォーカスを設定した後、ステップS6において録画コンテンツリストをディスプレイ109において表示する。
【0224】
ユーザは、ステップS7においてディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストにユーザが求める録画コンテンツが表示されているかどうか確認する。
【0225】
また、ユーザは、ユーザインターフェース107における「ソート条件変更」ボタンを操作することにより(ステップS10)、ソート条件を設定するステップS1に動作手順を戻すことができ、コンテンツ情報管理部105が、録画コンテンツリストに表示するHDD108に録画されている複数の録画コンテンツをソートするときのソート条件を変更できる。
【0226】
たとえば、ユーザがソート条件を「録画日時順」から「番組タイトル順」に変更すると、コンテンツ情報管理部105は、ソート条件を設定するステップS1においてソート条件の設定変更を行い、ステップS2において新たなソート条件を用いてソートし、録画コンテンツリストを更新する。
【0227】
次に、ユーザは、表示制御部106がステップS4において検索するときの決定条件を変更する(ステップS3)。
【0228】
コンテンツ管理装置101が、選択表示する録画コンテンツの検索を行うステップS4において前回使用した決定条件を記憶している場合、決定条件を設定するステップS3を省略しても良い。
【0229】
続いて、表示制御部106は、ステップS4において検索を実行し、ステップS5において検索された録画コンテンツにフォーカスを設定した後、ステップS6において録画コンテンツリストをディスプレイ109において表示する。
【0230】
ユーザは、ステップS7においてディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストにユーザが求める録画コンテンツが表示されているかどうか確認する。
【0231】
このような動作手順により、コンテンツ管理装置101は、選択表示する録画コンテンツとして決定した録画コンテンツをディスプレイ109に表示するとともに、選択表示する録画コンテンツとして決定した録画コンテンツと類似の録画コンテンツもディスプレイ109に表示することができる。
【0232】
図12は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部106が、前回視聴した録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【0233】
図12を参照して、ユーザが、ソート条件を「録画日時順」と設定し、選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」と設定したときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101がディスプレイ109において最初に表示する録画コンテンツリストの5ページ目である。
【0234】
ここで、番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」であるユーザが前回視聴した録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素1202eがフォーカスを持つ。
【0235】
なお、コンテンツ管理装置101が一度に表示できる録画コンテンツ数については、ユーザが好みに応じて変更できるようにしても良い。たとえば、図12においてコンテンツ管理装置101は、録画コンテンツリスト1ページあたり9本の録画コンテンツをディスプレイ109において表示しているが、たとえば録画コンテンツリスト1ページあたり2本の録画コンテンツを表示しても良い。すなわち、コンテンツ管理装置101は、録画コンテンツリスト1ページにつき、選択表示する録画コンテンツとして決定した録画コンテンツと、上記録画コンテンツから続いて並べられた1本の録画コンテンツと、をディスプレイ109において表示しても良い。
【0236】
たとえばユーザが、前回視聴した録画コンテンツの内容を失念したため再度視聴することにより内容を思い出したいとき、前回視聴時に番組途中で寝てしまったとき、あるいは前回どの録画コンテンツを視聴したのかさえ思い出せないときを考える。上記の場合においても、コンテンツ管理装置101を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなく前回視聴した録画コンテンツを再生することができ、図6および図7に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0237】
さらに、コンテンツ管理装置101は、ユーザが求める録画コンテンツをソート後の録画コンテンツリストにおいて選択表示するとともに、ユーザが求める録画コンテンツと類似の録画コンテンツも録画コンテンツリストにおいて表示できるので、潜在的なニーズのある録画コンテンツをユーザに想起させることができる。
【0238】
たとえばユーザがプロ野球を視聴したい状況にあるとき、表示制御部106が前述の選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における図6に示す録画コンテンツリストをユーザが閲覧しただけでは、ユーザは、3番目の録画コンテンツである2011年6月9日(木)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VS日本ハム」あるいは7番目の録画コンテンツである2011年6月8日(水)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VS日本ハム」を再生してしまう。
【0239】
これに対して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置101では、図12に示すユーザが前回視聴した録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定する条件に指定したときの録画コンテンツリストをユーザが閲覧すると、43番目の録画コンテンツである2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」をユーザに想起させることができる。したがって、ユーザは、3番目の録画コンテンツである2011年6月9日(木)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VS日本ハム」あるいは7番目の録画コンテンツである2011年6月8日(水)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VS日本ハム」を視聴する前に、43番目の録画コンテンツである2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」を視聴することにより、録画日時の時系列順に録画コンテンツを視聴できる。
【0240】
図13は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部106が、前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【0241】
図13を参照して、ユーザが、ソート条件を「番組タイトル順」と設定し、選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ」と設定したときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの8ページ目である。
【0242】
ここで、番組タイトルが「ナイトドラマ 第5話」であるユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ、すなわち71番目のリストの要素1302hがフォーカスを持つ。
【0243】
たとえばユーザが、前回視聴した録画コンテンツの番組タイトル名や録画日時を失念したがユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを視聴したいときを考える。上記の場合においても、コンテンツ管理装置101を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなくユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを再生することができ、図8および図9に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0244】
たとえば、ユーザが「ナイトドラマ」という番組タイトルを持つ録画コンテンツを検索するときに、図10に示す録画コンテンツ検索リストをユーザが閲覧しただけでは、ユーザは、「ナイトドラマ」という語句を番組タイトルの一部に含む録画コンテンツについての情報しか得られない。
【0245】
これに対して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置101では、ユーザは「ナイトドラマ」という語句を番組タイトルの一部に含む録画コンテンツだけでなく、「スーパーボウル」、「スパイミッション」および「ナイトスイング」という番組タイトルを持つ録画コンテンツについての情報を得ることができ、図10に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0246】
ユーザが前回視聴した録画コンテンツにおいてシリーズ記述子が有効であれば、表示制御部106が、該録画コンテンツに係るシリーズ識別、話数、有効期限およびシリーズ名を利用して、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定することは容易である。
【0247】
また、ユーザが前回視聴した録画コンテンツにおいてシリーズ記述子が有効でない場合でも、EPGにおける録画コンテンツに係る基本情報、詳細情報およびジャンル情報を利用して、表示制御部106が、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定することは容易である。
【0248】
たとえば、ユーザが、「ナイトドラマ 第5話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツを視聴し終えたら(図11におけるステップS13)、番組タイトルが「ナイトドラマ 第6話」である録画コンテンツにフォーカスが移る(図11におけるステップS4からS6)。したがって、ユーザは、手間をかけずに一連のシリーズである録画コンテンツを上記シリーズにおける話数順に視聴することができる。
【0249】
図14は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部106が、前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【0250】
図14を参照して、ユーザが、ソート条件を「録画日時順」と設定し、選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツ」と設定したときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの5ページ目である。
【0251】
また、番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」である録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素1402eが、ユーザが前回視聴した録画コンテンツであるとする。
【0252】
たとえば、ユーザがあるコンテンツをコンテンツ管理装置101に数か月前あるいは数年前に録画したものの、ユーザは、録画した録画コンテンツを視聴するつもりはないが消去するのに迷っており、該録画コンテンツを長期間未視聴の状態で放置している場合において、該録画コンテンツは、未視聴状態であるがユーザが視聴したい録画コンテンツではない。
【0253】
すなわち、ユーザは、コンテンツ管理装置101に録画されたすべての未視聴状態の録画コンテンツを視聴したいとは限らない。
【0254】
特に、ユーザは、長期間未視聴状態で放置されてきた録画コンテンツに対する視聴欲求は低く、最近録画された未視聴の録画コンテンツに対する視聴欲求が強い。
【0255】
従って、ユーザが視聴したい録画コンテンツは、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツである。
【0256】
図14に示す録画コンテンツリストにおいては、ユーザの視聴欲求は、ユーザが前回視聴した番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」である録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素1402eより後に録画された録画コンテンツに対して強い。
【0257】
たとえば、図14に示す録画コンテンツリストにおいて、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツであり、未視聴状態の録画コンテンツである2011年5月25日(水)21時に録画された番組タイトルが「メロドラマ 第四話」である録画コンテンツ、すなわち39番目のリストの要素1402cがフォーカスを持つようにしてもよい。
【0258】
たとえばユーザが、前回視聴した録画コンテンツを失念しているが、視聴したい未視聴状態の録画コンテンツを時系列順に、すなわち古いものから順に視聴したいときを考える。上記の場合においても、コンテンツ管理装置101を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツであり、未視聴状態の録画コンテンツを再生することができ、図6および図7に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0259】
また、43番目の録画コンテンツである2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」および44番目の録画コンテンツである2011年5月20日(金)21時に録画された「バベルの塔」という録画コンテンツも未視聴であるということをユーザに想起させることができる。
【0260】
図15は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部106が、前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【0261】
図15を参照して、ユーザが、ソート条件を「録画日時順」と設定し、選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツ」と設定したときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの5ページ目である。
【0262】
ここで、番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」である録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素1502eが、ユーザが前回視聴した録画コンテンツであるとする。
【0263】
たとえば、ユーザがあるコンテンツをコンテンツ管理装置101に数か月前あるいは数年前に録画したものの、ユーザは、録画した録画コンテンツを視聴するつもりはないが消去するのに迷っており、該録画コンテンツを長期間未視聴の状態で放置している場合において、該録画コンテンツは、未視聴状態であるがユーザが視聴したい録画コンテンツではない。
【0264】
すなわち、ユーザは、コンテンツ管理装置101に録画されたすべての未視聴状態の録画コンテンツを視聴したいとは限らない。
【0265】
特に、ユーザは、長期間未視聴状態で放置されてきた録画コンテンツに対する視聴欲求は低く、最近録画された未視聴の録画コンテンツに対する視聴欲求が強い。
【0266】
従って、ユーザが視聴したい録画コンテンツは、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツである。
【0267】
図15に示す録画コンテンツリストにおいては、ユーザの視聴欲求は、ユーザが前回視聴した番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」である録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素1502eより後に録画された録画コンテンツに対して強い。
【0268】
たとえば、図15に示す録画コンテンツリストにおいて、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツであり、視聴済状態の録画コンテンツである2011年5月24日(火)23時45分に録画された番組タイトルが「ナイトドラマ 第4話」である録画コンテンツ、すなわち40番目のリストの要素1502dがフォーカスを持つ。
【0269】
たとえばユーザが、前回視聴した録画コンテンツの番組タイトル名や録画日時を失念したが、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを視聴したいときを考える。上記の場合においても、コンテンツ管理装置101を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツ再生することができ、図6および図7に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0270】
また、43番目の録画コンテンツである2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」および44番目の録画コンテンツである2011年5月20日(金)21時に録画された「バベルの塔」という録画コンテンツも未視聴であるということをユーザに想起させることができる。
【0271】
また、たとえばユーザが、「ナイトドラマ 第4話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツを視聴し終えたら(図11におけるステップS13)、番組タイトルが「メロドラマ 第四話」である録画コンテンツにフォーカスが移る(図11におけるステップS4からS6)。したがって、ユーザは、手間をかけずに録画コンテンツを時系列順に視聴することができる。
【0272】
図16は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置における表示制御部106が、過去に検索された録画コンテンツを選択表示する録画コンテンツとして決定したときの録画コンテンツリストの表示例を示す図である。
【0273】
図16を参照して、ユーザが、ソート条件を「番組タイトル順」と設定し、選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「過去に検索された録画コンテンツ」と設定したときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの7ページ目である。
【0274】
たとえば、ユーザが過去に「メロドラマ 第二話」という検索キーで検索を行い、番組タイトルが「メロドラマ 第二話」である録画コンテンツが検索により抽出されたとすると、番組タイトルが「メロドラマ 第二話」である録画コンテンツ、すなわち61番目のリストの要素1602gが、フォーカスを持つ。
【0275】
たとえばユーザが、前回検索した録画コンテンツが連続ドラマであり、ユーザが、一連のドラマの視聴状態およびHDD108に録画がなされている話数および欠番している話数を知りたいときを考える。上記の場合においても、コンテンツ管理装置101を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなく、一連のドラマの視聴状態と、HDD108に録画がなされている話数および欠番している話数と、を知ることができ、図8および図9に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0276】
たとえば、ユーザが「メロドラマ 第二話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツを検索するときに、ユーザが録画コンテンツ検索リストを閲覧しただけでは、ユーザは「メロドラマ 第二話」という語句を番組タイトルの一部に含む録画コンテンツについての情報しか得られない。
【0277】
これに対して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置101では、ユーザは「メロドラマ 第二話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツだけでなく、「メロドラマ」の第一話および第三話から第五話、「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」および「スクエストチャート一挙大放出」という番組タイトルを持つ録画コンテンツについての情報を得ることができ、図10に示すような問題を生ずることを防ぐことができる。
【0278】
図17は、表示制御部106が、前述の選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合における、録画日時順にソートされた録画コンテンツリストの表示をディスプレイ109において行ったときの問題点を説明するための第三の図である。
【0279】
図17を参照して、録画コンテンツリストは録画された日時順にソートされており、縦軸が時間軸を表し、紙面下側ほど過去に録画された録画コンテンツを示している。また、全録画コンテンツ数は80であり、録画コンテンツリストは全9ページにわたる。
【0280】
コンテンツ管理装置101が、ユーザが求める録画コンテンツを録画した後に大量のコンテンツを録画した場合について考える。すなわち、ユーザが求める録画コンテンツは2011年5月25日(水)21時00分に録画された「メロドラマ 第四話」という番組名のコンテンツであり、コンテンツ管理装置101は該当するコンテンツを録画した後に43本のコンテンツを録画したとする。
【0281】
図17は、前述の選択表示決定動作および短縮循環動作を行わないと仮定した場合において、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101が最初に表示する録画コンテンツリストの1ページ目を表示し、続いてユーザが、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押し、フォーカスを一つ上に移動させる操作をした後にコンテンツ管理装置101がディスプレイ109において表示する録画コンテンツリストの9ページ目を示す図である。
【0282】
該フォーカスの移動の詳細については図4に示す手順と同様であるため、コンテンツ管理装置101は、ディスプレイ109において録画コンテンツリストの9ページ目を表示し、「大晦日!歌謡ショー」という番組タイトルを持つ録画コンテンツ、すなわち80番目のリストの要素1702hがフォーカスを持つ。
【0283】
たとえば、ユーザがあるコンテンツをコンテンツ管理装置101に数か月前あるいは数年前に録画したものの、ユーザは、録画した録画コンテンツを視聴するつもりはないが消去するのに迷っており、該録画コンテンツを長期間未視聴の状態で放置している場合において、該録画コンテンツは、未視聴状態であるがユーザが視聴したい録画コンテンツではない。
【0284】
すなわち、ユーザは、コンテンツ管理装置101に録画されたすべての未視聴状態の録画コンテンツを視聴したいとは限らない。
【0285】
特に、ユーザは、長期間未視聴状態で放置されてきた録画コンテンツに対する視聴欲求は低く、最近録画された未視聴の録画コンテンツに対する視聴欲求が強い。
【0286】
従って、ユーザが視聴したい録画コンテンツは、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツである。
【0287】
たとえば、図17に示す74番目の録画コンテンツである2011年2月18日(金)19時に録画された「マグロを追え」、77番目の録画コンテンツである2011年1月9日(日)12時に録画された「昼時お笑い日本列島」および79番目の録画コンテンツである2010年12月31日(金)23時に録画された「年忘れバラエティースペシャル」という番組タイトルを持つ録画コンテンツは、未視聴であるがいずれもユーザの視聴欲求は低い。
【0288】
したがって、ユーザが視聴したい録画コンテンツを選ぶために、録画コンテンツリスト内のフォーカスをユーザがユーザインターフェース107を介して動かすときに、たとえば、図17に示されるようなユーザの視聴欲求が低い録画コンテンツがフォーカスを持たないように、録画コンテンツリストにおけるフォーカスの動きを制限することにより、ユーザが、録画コンテンツリスト内においてフォーカスを無駄に動かすことを避けることができる。
【0289】
図18および図19は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置において、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用のボタンを押した時に、表示制御部が、短縮循環時の録画コンテンツリストにおけるフォーカスの移動と録画コンテンツリストの表示処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
【0290】
すなわち、図18および図19は、コンテンツ管理装置101が、録画コンテンツリストにおけるフォーカスの動きを短縮循環により制限する動作手順を定めたフローチャートである。
【0291】
図18に示すフローチャートは、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより開始される。
【0292】
図18を参照して、ユーザインターフェース107は、ユーザによるユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンの押下を監視する(ステップS1801)。
【0293】
次に、ユーザインターフェース107は、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押したことを検知すると、表示制御部106にフォーカス上移動コマンドを伝達する(ステップS1801でYES)。
【0294】
次に、ユーザインターフェース107からフォーカス上移動コマンドを受けた表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、白抜きから黒抜きに変更する(ステップS1802)。
【0295】
次に、表示制御部106は、短縮循環先のリストインデックスを探索する(ステップS1803)。たとえば、ユーザが短縮循環先を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」に指定しているときは、表示制御部106は、録画コンテンツリストからユーザが前回視聴した録画コンテンツを探索し、該当する録画コンテンツのランクを短縮循環先のリストインデックスに設定する。
【0296】
次に、表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、現在のカレントリストインデックスが1と等しいかどうか判定する(ステップS1804)。
【0297】
次に、表示制御部106は、カレントリストインデックスが1と等しいと判定すると(ステップS1804でYES)、カレントリストインデックスを短縮循環先のリストインデックスに設定し、記憶する(ステップS1805)。
【0298】
表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から短縮循環先のページを表示するために必要な情報を取得する(ステップS1806)。
【0299】
次に、表示制御部106は、現在ディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストのページを消去する(ステップS1807)。
【0300】
次に、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける短縮循環先のページを描画し(ステップS1808)、続けて短縮循環先のリストの要素の表示を、黒抜きから白抜きに変更し(ステップS1814)、フォーカスの短縮循環先への移動処理が完了する。
【0301】
一方、表示制御部106は、カレントリストインデックスが1と等しくないと判定すると(ステップS1804でNO)、図4に示したステップS43〜ステップS47の動作と同等の動作を行う(ステップS1809〜ステップS1813)。
【0302】
次に、表示制御部106は、上記ステップS1814を実行し、フォーカスの上移動処理が完了する。
【0303】
図19に示すフローチャートは、たとえば、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押すことにより始まる。
【0304】
図19を参照して、ユーザインターフェース107は、ユーザによるユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンの押下を監視する(ステップS1901)。
【0305】
次に、ユーザインターフェース107は、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押したことを検知すると、表示制御部106にフォーカス下移動コマンドを伝達する(ステップS1901でYES)。
【0306】
次に、ユーザインターフェース107からフォーカス下移動コマンドを受けた表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、ディスプレイ109に表示されているカレントリストインデックスに該当するリストの要素の表示を、白抜きから黒抜きに変更する(ステップS1902)。
【0307】
次に、表示制御部106は、短縮循環先のリストインデックスを探索する(ステップS1903)。たとえば、ユーザが短縮循環先を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」に指定しているときは、表示制御部106は、録画コンテンツリストからユーザが前回視聴した録画コンテンツを探索し、該当する録画コンテンツのランクを短縮循環先のリストインデックスに設定する。
【0308】
次に、表示制御部106は、カレントリストインデックスを確認し、カレントリストインデックスと、短縮循環先のリストインデックスとが、等しいかどうか判定する(ステップS1904)。
【0309】
次に、表示制御部106は、カレントリストインデックスが短縮循環先のリストインデックスと等しいと判定すると(ステップS1904でYES)、カレントリストインデックスを1に設定し、記憶する(ステップS1905)。
【0310】
表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から、録画コンテンツリストの1ページ目を表示するために必要な情報を取得する(ステップS1906)。
【0311】
次に、表示制御部106は、現在ディスプレイ109において表示されている録画コンテンツリストのページを消去する(ステップS1907)。
【0312】
次に、表示制御部106は、コンテンツ情報管理部105から受けた情報を基に、録画コンテンツリストにおける1ページ目を描画し(ステップS1908)、続けて1番目のリストの要素の表示を、黒抜きから白抜きに変更し(ステップS1914)、フォーカスの1番目のリストの要素への移動処理が完了する。
【0313】
一方、表示制御部106は、カレントリストインデックスが短縮循環先のリストインデックスと等しくないと判定すると(ステップS1904でNO)、図5に示したステップS53〜ステップS57の動作と同等の動作を行う(ステップS1909〜ステップS1913)。
【0314】
次に、表示制御部106は、上記ステップS1914を実行し、フォーカスの下移動処理が完了する。
【0315】
このように、表示制御部106は、録画コンテンツリストが表示されたディスプレイ109においてスクロールを行う場合、上記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で上記ディスプレイ109に表示する上記録画コンテンツを循環させる動作を行うことができる。
【0316】
たとえば、表示制御部106が、前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合にユーザがディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示したときにおいても、上記短縮循環を用いることによりユーザは、録画コンテンツリストに表示されたユーザの視聴欲求が低い録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながらフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが視聴したい録画コンテンツを見つけることができる。
【0317】
たとえば、コンテンツ管理装置101における録画コンテンツリストが短縮循環に設定されているときに、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101は、図6に示す1番目のリストの要素である2011年6月10日(金)10時に録画された「通販番組テレホンショップ」という番組タイトルを持つ録画コンテンツがフォーカスを持つ録画コンテンツリストの1ページ目をディスプレイ109において最初に表示する。
【0318】
図6に示す状態において、ユーザが、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、コンテンツ管理装置101は、図18に示すステップS1801からステップS1804のYESを経由しステップS1814までの動作を実行する。
【0319】
すなわち、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザが、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すだけで、ユーザは、選択表示する録画コンテンツとして決定する録画コンテンツをディスプレイ109において閲覧することができる。
【0320】
たとえば、ユーザが予めソート条件を「録画日時順」および選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツ」と設定し、図12に示す録画コンテンツリストを短縮循環に設定し、表示制御部106が前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合において、コンテンツ管理装置101が、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する場合を考える。
【0321】
すなわち、コンテンツ管理装置101は、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、コンテンツ管理装置101は、図6に示す1番目のリストの要素である2011年6月10日(金)10時に録画された「通販番組テレホンショップ」という番組タイトルを持つ録画コンテンツがフォーカスを持つ録画コンテンツリストの1ページ目をディスプレイ109において最初に表示する。
【0322】
図6に示すカレントリストインデックスが1の状態において、ユーザが、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、コンテンツ管理装置101は、図18に示すステップS1801からステップS1804のYESを経由し、ステップS1814までの動作を実行する。
【0323】
より詳細には、コンテンツ管理装置101は、ステップS1803においてユーザが前回視聴した録画コンテンツを探索し、番組タイトルが「刑事ドラマ 第7話 ナナボシ刑事」であるユーザが前回視聴した録画コンテンツ、すなわち41番目のリストの要素に短縮循環先のリストインデックスを設定する。
【0324】
したがって、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザが、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、ユーザは、上記条件において図12に示す本発明の効果と同様の効果が得られる。
【0325】
続いて、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押すと、コンテンツ管理装置101は、図6に示す録画コンテンツリストの1ページ目をディスプレイ109に表示し、番組タイトルが「通販番組テレホンショップ」である1番目のリストの要素がフォーカスを持つ。すなわち、録画コンテンツリストは、双方向短期循環リストとなる。
【0326】
あるいは、コンテンツ管理装置は、逆方向にフォーカスを動かすときだけ録画コンテンツリストに短期循環を設定しても構わない。
【0327】
たとえば、コンテンツ管理装置101が図12に示す録画コンテンツリストの5ページ目を表示している状態において、ユーザがユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「下矢印」ボタンを押すと、コンテンツ管理装置101は、42番目のリストの要素である2011年5月23日(月)22時に録画された「ナイススイング 第2話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツにフォーカスを設定する。すなわち、録画コンテンツリストは、片方向短期循環リストとなる。
【0328】
双方向短期循環リストにおいてユーザは、録画コンテンツリストの一部においてのみフォーカスを動かすことができる。
【0329】
一方、片方向短期循環リストにおいてユーザは、録画コンテンツリストの全てのリストの要素にフォーカスを合わせることができる。
【0330】
たとえば、図12にしめす録画コンテンツリストが双方向短期循環リストであるとき、ユーザは、42番目よりランクが低いリストの要素である2011年5月23日(月)22時に録画された「ナイススイング 第2話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツ、あるいは2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」という番組タイトルを持つ録画コンテンツリストなどにフォーカスを合致させることはできない。
【0331】
一方、たとえば、図12に示す録画コンテンツリストが片方向短期循環リストであるとき、ユーザは、42番目よりランクが低いリストの要素である2011年5月23日(月)22時に録画された「ナイススイング 第2話」という番組タイトルを持つ録画コンテンツ、あるいは2011年5月23日(月)18時に録画された「プロ野球甲子園 阪神VSロッテ」という番組タイトルを持つ録画コンテンツリストなどにフォーカスを合致させることができる。
【0332】
たとえば、ユーザが、予めソート条件を「番組タイトル順」および選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツ」と設定し、図13に示す録画コンテンツリストを短縮循環に設定し、表示制御部106が前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合において、コンテンツ管理装置101が、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する場合を考える。
【0333】
ユーザが、ユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、ユーザは、上記条件において図13に示す本発明の効果と同様の効果が得られる。
【0334】
ユーザは、上記録画コンテンツリストを双方向短期循環リストあるいは片方向短期循環リストのどちらに設定しても構わない。
【0335】
たとえば、ユーザが、予めソート条件を「録画日時順」および選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツ」と設定し、図14に示す録画コンテンツリストを短縮循環に設定し、表示制御部106が前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合において、コンテンツ管理装置101が、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する場合を考える。
【0336】
ユーザが、ユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、ユーザは、上記条件において図14に示す本発明の効果と同様の効果が得られる。
【0337】
ユーザは、上記録画コンテンツリストを双方向短期循環リストあるいは片方向短期循環リストのどちらに設定しても構わない。
【0338】
たとえば、ユーザが、予めソート条件を「録画日時順」および選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツ」と設定し、図15に示す録画コンテンツリストを短縮循環に設定し、表示制御部106が前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合において、コンテンツ管理装置101が、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する場合を考える。
【0339】
ユーザが、ユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、ユーザは、上記条件において図15に示す本発明の効果と同様の効果が得られる。
【0340】
ユーザは、上記録画コンテンツリストを双方向短期循環リストあるいは片方向短期循環リストのどちらに設定しても構わない。
【0341】
たとえば、ユーザが、予めソート条件を「番組タイトル順」および選択表示する録画コンテンツとして決定する条件を「過去に検索された録画コンテンツ」と設定し、図16に示す録画コンテンツリストを短縮循環に設定し、表示制御部106が前述の選択表示決定動作を行わないと仮定した場合において、コンテンツ管理装置101が、ディスプレイ109に録画コンテンツリストを表示する場合を考える。
【0342】
ユーザが、ユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、ユーザインターフェース107におけるカーソル制御用の「上矢印」ボタンを押すことにより、ユーザは、上記条件において図16に示す本発明の効果と同様の効果が得られる。
【0343】
ユーザは、上記録画コンテンツリストを双方向短期循環リストあるいは片方向短期循環リストのどちらに設定しても構わない。
【0344】
ところで、たとえば、録画日時順に並べられた録画コンテンツリストにおいて、ユーザが求める録画コンテンツが録画された後に大量のコンテンツが録画された場合、ユーザは、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストから選択するために、画面を長時間スクロールしなければならない。
【0345】
あるいは、たとえば、録画コンテンツリストが番組タイトル順に並べられた場合においても、録画コンテンツが大量にあれば、たとえばユーザが「た」ではじまる録画コンテンツを探す際に、録画コンテンツリストをユーザが「あ」からスクロールさせると、求める録画コンテンツを選択するまでに長時間を要することがある。
【0346】
また、ユーザが求める録画コンテンツのタイトルがわかっている場合には、ユーザが求める録画コンテンツを検索できるが、検索条件に合致しない録画コンテンツに関する情報は失われてしまう。
【0347】
これに対して、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、コンテンツ情報管理部105が、録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートする。ここで、コンテンツ情報管理部105は、たとえば、コンテンツが録画された日時順あるいは録画コンテンツの番組タイトル順で、上記複数の録画コンテンツをソートする。
【0348】
表示制御部106は、上記録画コンテンツリストにおいて、上記コンテンツ情報管理部105によってソートされた上記複数の録画コンテンツの中で、選択表示する録画コンテンツを決定し、上記録画コンテンツリストをディスプレイ109において表示する。
【0349】
このような構成により、コンテンツ管理装置101は、ユーザが求める録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示するとともに、ユーザが求める録画コンテンツと類似の録画コンテンツも録画コンテンツリストにおいて表示することができるので、潜在的なニーズのある録画コンテンツをユーザに想起させることができる。したがって、複数の録画コンテンツを処理する構成において、ユーザが求める録画コンテンツを適切に抽出することができる。
【0350】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106が、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0351】
このような構成により、ユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画コンテンツリストにおいて選択表示され、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0352】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106が、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0353】
このような構成により、ユーザは、録画コンテンツリストが表示された画面において録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができる。すなわち、ユーザは、手間をかけずに、一連のシリーズである録画コンテンツを上記シリーズにおける話数順に視聴することができる。
【0354】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106が、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0355】
このような構成により、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より前に録画されたユーザが求めていない録画コンテンツが、録画コンテンツリストにおいて表示されることを避けることができる。これによりユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを、録画コンテンツリストにおいて選択表示することができ、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0356】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106が、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0357】
このような構成により、ユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができるので、ユーザは、手間をかけずに、録画コンテンツを時系列順に視聴することができる。
【0358】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106は、上記録画コンテンツリストを表示する際に、上記複数の録画コンテンツのうち、過去に検索された録画コンテンツを上記選択表示する録画コンテンツとして決定する。
【0359】
このような構成により、ユーザは、録画コンテンツリストに表示された録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが求める過去に検索された録画コンテンツを録画コンテンツリストにおいて選択表示することができるので、ユーザは所望のコンテンツを速やかに再生することができる。
【0360】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、上記表示制御部106は、上記録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う場合、上記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で上記画面に表示する上記録画コンテンツを循環させる。
【0361】
このような構成により、ユーザ、録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行うときに、全リストの一部のスクロールなので、ユーザが求める録画コンテンツを迅速に画面に表示することができる。
【0362】
また、ユーザは、録画コンテンツリストに表示されたユーザの視聴欲求が低い録画コンテンツの番組タイトルを逐一読み取りながら選択表示された部分であるフォーカスを動かす作業を強いられることなく、ユーザが視聴したい録画コンテンツを見つけることができる。
【0363】
なお、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、実施形態ではコンテンツ情報管理部105が行うソートの条件として「録画日時順」および「番組タイトル順」について記述したが、コンテンツ情報管理部105は、「番組が属するジャンル順」にソートしても良い。番組が属するジャンルについてはEPGから容易に得られる。
【0364】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、ユーザがユーザインターフェース107における「録画リスト表示」ボタンを押した後、最初に表示される録画コンテンツリストにおけるフォーカスの位置が、複数のリストにおける中央あるいは中央から外れる場合についても図示したが、表示制御部106は、フォーカスの位置が複数のリストにおける中央に常に配置されるように最初に表示される録画コンテンツリストを表示してもよい。
【0365】
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置では、コンテンツ取得部がストリームを受信することによりコンテンツを録画するとしたが、コンテンツ管理装置101に外付けの光学ドライブを接続することにより、DVD(Digital Versatile Disc)あるいはBD(Blu-ray Disc)等のディスクからコンテンツを取得できるようにしても良い。
【0366】
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0367】
101 コンテンツ管理装置
102 受信部
103 解析部
104 コンテンツ記録再生部
105 コンテンツ情報管理部
106 表示制御部
107 ユーザインターフェース
108 HDD
109 ディスプレイ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするためのコンテンツソート部と、
前記録画コンテンツリストにおいて、前記コンテンツソート部によってソートされた前記複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定するための表示制御部とを備える、コンテンツ管理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストを表示する際に、前記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツを前記選択表示する録画コンテンツとして決定する、請求項1に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストを表示する際に、前記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを前記選択表示する録画コンテンツとして決定する、請求項1に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストを表示する際に、前記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを前記選択表示する録画コンテンツとして決定する、請求項1に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストを表示する際に、前記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを前記選択表示する録画コンテンツとして決定する、請求項4に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストを表示する際に、前記複数の録画コンテンツのうち、過去に検索された録画コンテンツを前記選択表示する録画コンテンツとして決定する、請求項1に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う場合、前記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で前記画面に表示する前記録画コンテンツを循環させる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項8】
録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするステップと、
前記録画コンテンツリストにおいて、ソートした前記複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定するステップとを含む、コンテンツ管理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするステップと、
前記録画コンテンツリストにおいて、ソートした前記複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定するステップとを実行させるための、コンテンツ管理プログラム。
【請求項1】
録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするためのコンテンツソート部と、
前記録画コンテンツリストにおいて、前記コンテンツソート部によってソートされた前記複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定するための表示制御部とを備える、コンテンツ管理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストを表示する際に、前記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツを前記選択表示する録画コンテンツとして決定する、請求項1に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストを表示する際に、前記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツの続きとなる録画コンテンツを前記選択表示する録画コンテンツとして決定する、請求項1に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストを表示する際に、前記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツを前記選択表示する録画コンテンツとして決定する、請求項1に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストを表示する際に、前記複数の録画コンテンツのうち、ユーザが前回視聴した録画コンテンツが録画された時刻より後に録画された録画コンテンツの中で最も過去に録画された録画コンテンツを前記選択表示する録画コンテンツとして決定する、請求項4に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストを表示する際に、前記複数の録画コンテンツのうち、過去に検索された録画コンテンツを前記選択表示する録画コンテンツとして決定する、請求項1に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記録画コンテンツリストが表示された画面においてスクロールを行う場合、前記複数の録画コンテンツのうちの一部の範囲で前記画面に表示する前記録画コンテンツを循環させる、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のコンテンツ管理装置。
【請求項8】
録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするステップと、
前記録画コンテンツリストにおいて、ソートした前記複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定するステップとを含む、コンテンツ管理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
録画コンテンツリストで表示する複数の録画コンテンツをソートするステップと、
前記録画コンテンツリストにおいて、ソートした前記複数の録画コンテンツの中で選択表示する録画コンテンツを決定するステップとを実行させるための、コンテンツ管理プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公開番号】特開2013−58978(P2013−58978A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−197164(P2011−197164)
【出願日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(502312498)住友電工ネットワークス株式会社 (212)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(502312498)住友電工ネットワークス株式会社 (212)
【Fターム(参考)】
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