説明

コンテンツ統合プラットフォーム

【課題】フォーマットとプロトコル変換を有するコンテンツ統合プラットフォームを提供する。
【解決手段】インタラクティブなマルチメディア装置を提供し、即時、或いは、ほぼ即時で、多種の入力データフォーマットを有するメディアコンテンツを、ユーザーが利用する出力装置が受信できるようなデータフォーマットに変換すると共に、ユーザー装置と通信できる出力プロトコルに変換する。このマルチメディア装置は、遠いソースからコンテンツを得ると共に、そのコンテンツをユーザーに伝送する。このマルチメディア装置は、インタラクティブな使用をサポートし、ユーザーが、同意の下、マルチメディアコンテンツを購買するなど、コンテンツを生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチメディアシステムに関するものであって、特に、多種類の入力情報を変換し、フォーマットとプロトコルを出力するインタラクティブなマルチメディアコンテンツ統合プラットフォームに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、媒体装置は、一種、或いは、二種類のフォーマットを囲繞して設計されている。消費者は、テレビとAM/FMラジオを購入し、これらの装置で、テレビ番組、或いは、ラジオ番組が鑑賞できる。
【0003】
図1は、よく見られるマルチメディア放送システムを示す図である。テレビ局は、マルチメディアコンテンツを作製し、発信機10により、信号15をテレビ受信機20に伝送して、ユーザーがメディアコンテンツを鑑賞できるようになっている。
【0004】
しかし、これらのシステムは、製作者により、伝送情報を消費者に提供する能力しかない。メディア消費者は、コンテンツと相互作用を生成しないし、情報をメディア製作者に伝送することも出来ない。非常に少数の限られたフォーマットとプロトコルが賛成され、特定の装置が使用するフォーマットからのメディアコンテンツを、この装置に於いて再生することができる。テレビ番組は、FMラジオで放送することは出来ず、AM/FMの無線放送も、テレビ番組の音響装置中では、放送できない。メディア製作者が特定の類型のメディアコンテンツを放送する時、メディア消費者は、テレビ番組かラジオ番組のどちらかしか鑑賞できない。例えば、メディア消費者が多忙である時、メディア消費者はメディアコンテンツのアクセスができない。この他、新しいコンテンツのフォーマットとプロトコルは、これらの既に存在する装置に加入できず、創造を扼殺してしまう。また、メディア製作者は、フォーマット全てを承認するコンテンツしか選択できず、或いは、使用するフォーマットが制限され、よって、彼らのマーケットが制限される。
【0005】
よって、フォーマットとプロトコルの変換が可能なマルチメディアシステムを提供し、メディア製作者が各種異なるフォーマットにより、コンテンツ中で解放し、新しいフォーマットとプロトコルを発展させる機会を作り、メディア消費者が、各種異なる装置によりコンテンツにアクセス出来るようにすると共に、メディア製作者と消費者間の伝達を容易にする必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の目的を達成するため、本発明は、メディア製作者とメディア消費者間のインタラクティブなメディアコンテンツ統合プラットフォームを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
利用できるメディアエンターテイメントソースは、多様な衛星システム、ケーブル、インターネット、携帯電話などで、各種異なるフォーマットにより表示されるオーディオストリームとビデオ、DVD、VCD、データフロー、及び、各種売り手のダウンロードフォーマットと多くの一般プログラム言語と異なる選択された小さいプログラムコード(エンコード/デコードフォーマット)である。メディアコンテンツは、インターネットプロトコルにより伝送され、例えば、IP、Wi-Fi、3GとCDMA等の携帯電話プロトコル、ビデオ放送規格等である。多様なフォーマットとプロトコルは、多種の技術、マーケットセキュリティ、所有権と政治に関係する。受信端において、消費者は、専用のテレビ受信機上しかテレビ番組を見ることができないことに不満で、カラー液晶ディスプレイを有する携帯電話でも、ワイヤレスネットワークを有する喫茶店のノート型パソコンでも、古いテレビ受信機でも、必要な時に、いかなる場所でもマルチメディアコンテンツにアクセスしたい。即時使用できる装置は、コンテンツが使用時に異なるフォーマットにより、所望のメディアコンテンツにアクセスする必要がある。
【0008】
本発明のマルチメディアシステムは、多種のフォーマットとプロトコルを変換し、これにより、メディアコンテンツが、多種の装置によりアクセスできるようにする。
【0009】
本発明は、アップグレード可能なマルチメディアシステムを提供し、これにより、システムは、新しく開発されたフォーマットとプロトコルを利用することが出来る。
【0010】
この他、本発明は、各種タイプのメディアを単一信号に統合する。例えば、テレビ信号とインターネットカメラ信号は、ビデオ信号に統合できる。これにより、ユーザーは、同時に、単一の再生機上で結合後のメディアを鑑賞することが出来る。
【発明の効果】
【0011】
本発明のマルチメディアシステムにより、メディアコンテンツが、多種の装置によりアクセスできる、システムが、新しく開発されたフォーマットとプロトコルを利用することが出来る、ユーザーは、同時に、単一の再生器上で結合後のメディアを鑑賞することが出来る、などの長所を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図2は、本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの概略図である。コンテンツ統合プラットフォーム120は、リンク230によりユーザー装置240と結合する。多様なフォーマットにより、数種のプロトコルを有するメディアコンテンツは、メディアソース210からユーザー装置240に伝送される。リンク230は、ケーブル、衛星、無線電信、或いは、インターネット等各種ツール形態である。メディアコンテンツは、テキスト、パターン、html、画像、音声、ウェブページ、テレビ放送等である。プロトコル250は、ビデオオンデマンド、現場中継、即時互換性、推薦、伝送等である。ユーザー装置240は、テレビ、コンピュータ、コンピュータスクリーン、液晶ディスプレイ、携帯電話、PDA等である。
【0013】
この方式において、メディアソース、或いは、提供者は、中に多種のフォーマットを有する各種メディアコンテンツを、コンテンツ統合プラットフォームに提供することが出来る。コンテンツ統合プラットフォームは、数種のタイプのコンテンツを変換するか、種々のフォーマット、或いは、プロトコルに結合する。その後、転換、或いは、結合したメディアは、多種のプロトコルを使用し、各種リンクか、伝送の方式で、各種ユーザー装置に伝送する。
【0014】
この他、ユーザーは、コンテンツと互換が可能で、コンテンツ統合プラットフォームと交流できる。これで、ユーザーとメディア供給者は、このコンテンツ統合プラットフォームにより、メディアコンテンツに対し、互換性を提供する。
【0015】
図3は、本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの具体例を示す図である。メディアソース301は、ソースリンク315を媒介として、メディアコンテンツをコンテンツ統合プラットフォーム120に伝送する。コンテンツ統合プラットフォーム120は、ユーザーリンク339により、メディアコンテンツをユーザー装置341に伝送する。ユーザー装置341は、ユーザーリンク338を媒介として、コンテンツ統合プラットフォーム120と交流を実行し、コンテンツ統合プラットフォーム120は、ソースリンク316を媒介とし、ユーザー装置341からの情報をメディアソース301に伝送する。リンク315、316、338、339は、物理原理による伝送ケーブルであり、無線電波により、伝送、或いは、結合するものである。ユーザーリンク339とユーザーリンク338は、相同のリンクでも違うリンクでもよい。統合プラットフォーム120は、メディアソース301、ユーザー装置341の両者、或いは、一者と隔離されている。
【0016】
図4は、本発明の統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの入力と出力の具体例を示す図である。メディアソース、或いは、コンテンツ供給者411は、多種形態のメディアコンテンツを統合プラットフォーム120に伝送する。統合プラットフォーム120は、交流リンク421〜425、メディア方法471〜474により、メディアコンテンツを出力装置441〜446に伝送することにより、メディア消費者490に提供する。消費者490は、その後、インタラクティブリンク495とコンテンツ統合プラットフォーム120により、メディアコンテンツと相互作用する。
【0017】
図5は、本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの構成要素の具体例を示す図である。マルチメディアシステム500は、各種メディアソース501〜504を有し、各種異なるツールにより、コンテンツ統合プラットフォーム120と連結する。
【0018】
例えば、メディアソース501は、アンテナ501Aから、コンテンツ統合プラットフォーム120のアンテナ521Aにより受信される電波信号リンク511を伝送する。例えば、メディアソース501は、無線電信信号を伝送するAM/FM無線局、或いは、無線信号を伝送する無線電話である。
【0019】
メディアソース502と504は、それぞれ、単一方向操作の物理性リンク512と514により、コンテンツ統合プラットフォーム120と結合する。メディアソース503は、双方向操作のリンク513により、コンテンツ統合プラットフォーム120と結合する。これらの連結は、各種方法があり、例えば、同軸ケーブル、イーサネット(登録商標)、電話線、USB、ファイヤーウォール(1394)、或いは、その他のインターネットシステムか方法である。電波信号リンクは、衛星、固定ワイヤレスネットワーク、赤外線、ブルートゥース伝送、WiFi, 802.11(b), 802.11(g)、携帯電話伝送方式、例えば、PHS、CDMA與TDMA、AM無線電信放送、FM無線電信放送等である。これらのソースは、複数の入力コネクタ521〜524により装置520に供給される。
【0020】
コンテンツ統合プラットフォーム120は、入力コネクタ521〜524中で選択され、選択された信号を、一つ、或いは、更に多くのユーザーコネクタ525〜529に出力する。これらのユーザーコネクタと数個の入力、出力と入力/出力ユーザー装置541〜545は、数種の方法、有線、或いは、無線の二種で結合される。例えば、入力/出力ユーザー装置541は、無線電波リンク531A、531Bと装置120により双方向で結合し、アンテナ541A、525Aにより、ユーザーコネクタ525を通じて伝送される。これは、ブルーティース、802.11(b)、 802.11(g)、 WiFi、 WiMax、WAP、携帯電話、或いは、その他の無線伝送基準による。出力ユーザー装置542、入力/出力ユーザー装置543、入力ユーザー装置544は、それぞれ、同軸ケーブル、USB、ファイヤーウォール(1394)、伝送線、並列ケーブル、ビデオ信号線、S-Video、複合信号、RGB信号、ネットケーブル、トークンリングケーブル、電話線等の線材を利用し、ユーザーコネクタ526、527、528により、コンテンツ統合プラットフォーム120と結合する。ユーザー出力装置542とユーザーコネクタ526は単一方向の連接で出力し、ユーザー出力装置544とユーザーコネクタ528は単一方向の結合で入力し、入力/出力ユーザー装置543とユーザーコネクタ527は双方向の接合で、入力と出力を兼ねる。この他、無線入力ユーザー装置(図示しない)は、赤外線、ブルーティース、或いは、その他の短距離の電磁波伝送の無線発射機と装置120により結合される。
【0021】
図6は、本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの構成要素の具体例を示す図である。本具体例は図5と相似しているが、更に、コンテンツ統合プラットフォーム120に結合されたデジタルマルチメディア撮影機550が付加されている。デジタルマルチメディア撮影機550は、メディアサーバを有し、鑑賞したいメディアコンテンツを録画すると共に保存して、その後の読み取りを可能にする。
【0022】
図7は、本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するオーディオとビデオエンコード、デコード構成要素の具体例を示す図である。コンテンツ統合プラットフォーム120は、入力コネクタ521〜524により、マルチメディアソースからの信号を、ソーススイッチ710に伝送する。これらの信号は、例えば、リモコン(無線伝送、或いは、赤外線)、ユーザーインターフェースメニュー、ソフト、制御パネルボタン等の選択装置(図示しない)により選択される。このディスプレイコントローラー700は、入力選択器702を設定して、ソーススイッチ710に、選択された信号を、信号探測器712に出力させる。選択された信号は、出力目的地が再度選択されると共に、コントローラー700は、出力選択器704で、この情報を設定する。コンテンツ統合プラットフォーム120は、ユーザー出力装置の能力によりプログラム化する。信号探測器712は、その後、入力信号のフォーマット、例えば、AMラジオ、FMラジオ、或いは、その他のアナログオーディオフォーマット、NTSC、PAL、SECAM、或いは、その他のアナログイメージフォーマット、RGB、MPEG2、MPEG4、PCM、MP3、MP4、WAV、AIFF、AU、AAC、AVI、Real Media、Real、Liquid、DIVX、CSS DVD、VCD、デジタルケーブル、或いは、その他のデジタルオーディオフォーマット、或いは、HTML、XML、SGML、ASCII、或いは、その他のテキストフォーマット、RSS、或いは、その他のテキストを推進するフォーマットを探知し、フォーマット情報により、信号デコーダー714に対し、デコード入力する。選択された出力装置のために、信号デコーダー714の出力は、信号エンコーダー716に伝送されて、受信可能な出力フォーマットに変換される。信号エンコーダーは、出力選択器704からの情報により、適当なフォーマット出力を選択する。信号エンコーダー716は、その後、出力信号を、ユーザー装置スイッチ718に伝送し、出力選択器704からの信号を使用して、伝送したい信号の出力コネクタ525〜529を選択する。出力装置は、携帯電話、携帯電話のディスプレイ、コンピュータ、セットトップボックス、或いは、その他のビデオ、オーディオを受信できる装置である。
【0023】
注意すべきことは、出力フォーマットは、出力フォーマットのサブセットであることである。例えば、テレビ放送のオーディオ/ビデオ信号が、選択された入力で、同時に、ストリーミング音楽フォーマットが選択されて出力される。これにより、メディア消費者は、このメディア消費者が、この番組を見ることが出来ない時、或いは、車の運転中、及び、オーディオのみを有する携帯電話を出力装置とする時でも、好みのテレビ番組のオーディオを聞くことができる。
【0024】
コンテンツ統合プラットフォーム120も、ユーザーとメディアソースの交流、或いは、マルチメディアコンテンツの互換を可能にする。出力コネクタは、入力を受信し、適当なコネクタにより、入力データをメディアソースに送信する。入力は、インターネットカメラ、デジタルカメラ、アナログカメラからのビデオストリーミング、或いは、マイクロフォン、コンピュータからのデジタルPCMオーディオ、オーディオービデオストリーミングのオーディオストリーム、或いは、キー、或いは、リモコンにより伝送されるコマンドである。伝送時、ユーザー入力スイッチ720は、入力チャンネルを選択し、コントローラー700により生成される指令のように、ユーザー入力選択器706により、選択されたチャンネルがユーザー入力探測器722に伝送されて、フォーマットを判断すると共に、入力とフォーマットデータが、ユーザーデコーダー724に伝送される。ユーザーデコーダー724はその後、デコード信号をユーザー入力エンコーダー726に伝送して、入力信号を適当なフォーマットに転換する。適当なフォーマットは、コントローラー700により制御されるユーザー出力選択器708によって決まる。エンコード化された信号は、その後、ユーザー入力スイッチ728に伝送され、ユーザー出力選択器708からのデータにより、どの入力チャンネルによりユーザー出力信号が伝送されるかを判断する。ユーザー入力は、更に、販売、テレビ会議、或いは、ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)としたり、或いは、ニュースの世論調査中の選択にしたり、ピザの注文サービスにおける人気調査などに利用できる。
【0025】
具体例において、メディアソースからの信号は、即時、或いは、ほぼ即時で、デコーダー−エンコーダーにより、ビデオストリームに変換し、出力装置が、このアナログ信号を受信することが出来る時、コンテンツ統合プラットフォーム120も、プロトコルからもう一種に変換して、入力ソースと出力装置の要求に符合させる。例えば、TCP/IP、或いは、UDP/IPビデオストリームからNTSCビデオにパケット変換をする。或いは、3Gセルラー信号をUDP/IPに変換する。
【0026】
図8は、本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するオーディオとビデオエンコード、デコード構成要素の具体例を示す図である。
【0027】
図8の具体例中、メディアコンテンツは、適当なプロトコルとフォーマットにより、使用できるユーザー装置で多重放送される。メディアソースは、エンコーダー716によりエンコード化されると共に、コネクタ525、526、527、529に出力する。これにより、各種装置の多数のユーザーがこのコンテンツを受信することが出来る。
【0028】
例えば、メディアソースが衛星テレビ放送である場合、エンコーダーは、放送番組をエンコード化し、これにより、ユーザーは、例えば、コンピュータ、テレビ、ラジオ、携帯電話等によりその番組を視聴することができる。これは、本発明のコンテンツ統合プラットフォームが、単一のメディアソースにより、数種のフォーマットとプロトコルを有するコンテンツを提供できることを意味する。
【0029】
図9は、本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するオーディオとビデオエンコード、デコード構成要素の具体例を示す図である。
【0030】
図9の具体例中、ユーザーフィードバック、或いは、入力の工程が減少するか、或いは、コンテンツ統合プラットフォーム120外部により実現される。これは、簡潔な装置上のメディアソースが、数種のフォーマットとプロトコルに変換されて、ユーザー装置に伝送されることを意味する。
【0031】
明らかなのは、コンテンツ統合プラットフォームが管理する入力、出力数量、或いは、形態とプロトコルは多様であることである。例えば、インターネット出力リンクだけが提供され、これにより、いかなるメディアソースも変換され、また、インターネットにより、ユーザー装置に伝送できる。
【0032】
この他、あるタイプの複数のプロトコル、入力、出力が手配できる。例えば、数個の衛星テレビ入力は、コンテンツ統合プラットフォームに連結できる。
【0033】
図10は、本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの具体例を示す図である。
【0034】
本発明の更なる長所は、各種メディアコンテンツ、或いは、信号は、共に統合できることである。例えば、メディアソース810が、衛星テレビ信号を、ソースリンク820により、コンテンツ統合プラットフォーム120に提供すると共に、ユーザー装置840は、インターネットカメラを有するコンピュータである場合、ユーザーの画像は、ユーザーリンク830によりコンテンツ統合プラットフォームに伝送できる。この二つのメディア信号は、その後、単一の信号に合併されて、一緒に放送される。これにより、ユーザーは、再生ウィンドウにおいて、同時に、二つの信号を見ることが出来る。
【0035】
更に、多種のメディアソースにより、異なるタイプのメディアを提供することができ、多種のユーザーメディア信号は、メディアソースを利用して、単一のオーディオ/ビデオ信号に統合される。
【0036】
信号で、製作者コントローラー850は、即時、或いは、ほぼ即時で出力を実行できる。例えば、製作者コントローラー850は、数種のメディア構成要素の配置、或いは、再生器の信号を分配、手配するか、或いは、各種メディアソース、ユーザー装置からの入力を選択する。
【0037】
例えば、メディアソース810はテレビ信号で、ユーザー装置、或いは、装置840は、数種のインターネットカメラを有するコンピュータで、ネットカメラからの画像、オーディオ、或いは、音声と画像信号は、テレビ信号と統合でき、これにより、ユーザーは、結合後の信号を受信することができる。この結合後の信号は、各種フォーマットとプロトコルにエンコード化されて、ユーザーは、各種ユーザー装置により、統合後のコンテンツを視聴することができる。
【0038】
図11は、本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの具体例を示す図である。
【0039】
図11の具体例中、ユーザー装置は、ユーザーリンク830により、フィードバック、インタラクティブを受信するか、或いは、ユーザーリンク835により、製作者コントローラー850にユーザーコンテンツを提供する。
【0040】
本実施例は、ユーザーが二種の異なる装置により、メディアと相互作用することができる。例えば、ユーザーは、テレビでメディアを鑑賞し、携帯電話により製作者コントローラーと交流することができる。
【0041】
図12は、本発明の数個のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの具体例を示す図である。
【0042】
図12で示されるように、一つ以上のコンテンツ統合プラットフォームは、柔軟性を増加させる。第一メディアソース810は、リンク820により、メディアコンテンツを第一コンテンツ統合プラットフォーム120Aに提供する。第一コンテンツ統合プラットフォームは、エンコード化、デコード化するか、或いは、メディアコンテンツを変換し、リンク825により、それを第二コンテンツ統合プラットフォーム120Bに伝送する。第ニコンテンツ統合プラットフォーム120Bは、エンコード化、デコード化するか、或いは、メディアコンテンツを変換し、リンク830により、情報をユーザー装置840に伝送する。
【0043】
第一製作者コントローラー850Aは、リンク860Aにより、第一コンテンツ統合プラットフォーム120Aと連接する。第ニ製作者コントローラー850Bは、リンク860Bにより、第ニコンテンツ統合プラットフォーム120Bと連接する。注意すべきことは、二つの製作者コントローラーは、一つの製作者コントローラーにより代替できることである。
【0044】
図12の実施例の長所は、安く、或いは、容易なリンクは、二つのコンテンツ統合プラットフォーム間で使用ができることと、二つのコンテンツ統合プラットフォームを使用することにより、メディアソースは、国際性があり、地域性を兼ね備えるメディアコンテンツを提供できることである。
【0045】
例えば、有線テレビは、彼らの番組を第一コンテンツ統合プラットフォームに伝送することができる。メディアコンテンツは、その後、デコード化、エンコード化、或いは、変換され、インターネットにより、第ニコンテンツ統合プラットフォームに伝送する。第ニコンテンツ統合プラットフォームは、その後、デコード化、エンコード化、或いは、マルチメディコンテンツを変換し、マルチメディアコンテンツを、ユーザー装置に伝送する。更に、第ニコンテンツ統合プラットフォームは、マルチメディアコンテンツを元のフォーマットに回復させることができる。本実施例中のケーブルテレビにおいて、テレビユーザーは、ある地域で、外国等、第二地域からのケーブルテレビ番組を鑑賞することが出来る。
【0046】
もう一つの例において、携帯電話ユーザーは、ある国の国内で電話を、彼らの地域のサービス供給者に伝送することが出来る。この無線信号は、コンテンツをコンテンツ統合プラットフォームにより変換すると共に、インターネットにより、もう一つの国の第二コンテンツ統合プラットフォームに伝送する。第二コンテンツ統合プラットフォームは、信号を無線信号に変換し、もう一つの国の受信部に伝送する。これにより、携帯電話ユーザーは、国際電話を掛けることが出来、距離を短縮することが出来る。
【0047】
フォーマットとプロトコル変換を有するコンテンツ統合プラットフォームのマルチメディアシステムは、更に、幅広いコンテンツにアクセスすることができ、メディア消費者は、随時、コンテンツを獲得することが出来る。通信チャネルをずっと契約しなければいけないのではなく、メディア消費者は、通信チャネルを単独で購入するか、特定のプログラムのみを購入して視聴することができる。メディアユーザーは、いかなる装置、例えば、PDA、携帯電話、コンピュータ、テレビ、サラウンドシステムでもコンテンツを受信できる。この他、マルチメディアシステムは、遥かに遠いソースから得たマルチメディアコンテンツを獲得することができ、このマルチメディアコンテンツは、システム内で伝達され、よって、ユーザーは、システムの相関設備を具備する必要がない。例えば、衛星インターネットにより伝達されたマルチメディアコンテンツは、遠距離下で受信でき、コンテンツ統合プラットフォームに伝送すると共に、ユーザーがユーザー装置上で鑑賞できるようなフォーマットに変換する。このようなコンテンツは、要求下で予約、或いは、請求できる。
【0048】
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】一般のマルチメディア放送システムを示す図である。
【図2】本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディ アシステムの概略図である。
【図3】本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの具体例を示す図である。
【図4】本発明の統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの入力と出力の具体例を示す図である。
【図5】本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの構成要素の具体例を示す図である。
【図6】本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの構成要素の具体例を示す図である。
【図7】本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するオーディオとビデオエンコード、デコード構成要素の具体例を示す図である。
【図8】本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するオーディオとビデオエンコード、デコード構成要素の具体例を示す図である。
【図9】本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するオーディオとビデオエンコード、デコード構成要素の具体例を示す図である。
【図10】本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの具体例を示す図である。
【図11】本発明のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの具体例を示す図である。
【図12】本発明の数個のコンテンツ統合プラットフォームを有するマルチメディアシステムの具体例を示す図である。
【符号の説明】
【0050】
10…発信機
15…信号
20…テレビ受信機
120…コンテンツ統合プラットフォーム
120A…第一コンテンツ統合プラットフォーム
120B…第二コンテンツ統合プラットフォーム
138…ユーザーリンク
210…メディアソース
230…リンク
240…ユーザー装置
250…プロトコル
301…メディアソース
315…リンク
316…リンク
338…リンク
339…リンク
341…ユーザー装置
411…メディアソース
421〜425…交流リンク
441…メディア方法
442〜446…出力装置
490…メディア消費者
495…インタラクティブリンク
500…マルチメディアシステム
501〜504…メディアソース
501A…アンテナ
511…電磁信号リンク
512、514…物理性リンク
513…リンク
521〜524…コネクタ
520…装置
525〜529…コネクタ
541〜545…装置
531A、531B…リンク
541A、525A…アンテナ
543、544…装置
550…デジタルマルチメディア撮影機
700…コントローラー
702、704…選択器
710…ソーススイッチ
712…信号探測器
714…信号デコーダー
716…信号エンコーダー
718…ユーザー装置スイッチ
700…コントローラー
706…選択器
708…選択器
720…ユーザー入力クスイッチ
722…探測器
724…デコーダー
726…エンコーダー
728…出力スイッチ
810…メディアソース
820…ソースリンク
825…リンク
830…ユーザーリンク
840…装置
850…コントローラー
850A…第一製作者コントローラー
850B…第二製作者コントローラー
860A、860B…リンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ統合プラットフォームであって、
少なくとも一つのメディアソースコネクタと、
少なくとも一つのユーザー装置コネクタと、
前記装置を、前記少なくとも一つのメディアソースコネクタと、前記少なくとも一つのユーザー装置コネクタに連接する動作を制御するコントローラーと、
前記メディアソースからのデータに対し、デコード化を実行するデコーダーと、
前記データをエンコード化してユーザー装置に提供し、前記コンテンツ統合プラットフォームは、前記メディアソースのフォーマットを、ユーザー装置に適合するフォーマットに変換するエンコーダーと、
からなることを特徴とするコンテンツ統合プラットフォーム。
【請求項2】
更に、
前記メディアソースコネクタを選択する第一スイッチと、
前記ユーザー装置コネクタを選択する第二スイッチと、
からなることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ統合プラットフォーム。
【請求項3】
更に、
前記装置の設定を保存する保存器と、
中等データを保存する一次保存メモリと、
からなることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ統合プラットフォーム。
【請求項4】
前記デコーダーとエンコーダーは、更新ソフトを有することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ統合プラットフォーム。
【請求項5】
更に、交流プロトコルを管理する交流コントローラーを有することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ統合プラットフォーム。
【請求項6】
前記交流プロトコルは、TCP/IP、UDP/IP、3Gワイヤレス、ブルートゥース(Bluetooth)、WiFi、
NTSC、PAL、SECAM、 WAP、及び、 HTTP群から少なくとも一つのプロトコルを含むことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ統合プラットフォーム。
【請求項7】
前記フォーマットは、AMラジオ、FMラジオ、或いは、その他のアナログオーディオフォーマット、NTSC、PAL、SECAM、或いは、その他のアナログイメージフォーマット、RGB、MPEG2、MPEG4、PCM、MP3、MP4、WAV、AIFF、AU、AAC、AVI、Real Media、Real、Liquid、DIVX、CSS DVD、VCD、デジタルケーブル、或いは、その他のデジタルオーディオフォーマット、或いは、HTML、XML、SGML、ASCII、或いは、その他のテキストフォーマット、RSS、或いは、その他のテキストを推進するフォーマットを含むことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ統合プラットフォーム。
【請求項8】
前記コンテンツ統合プラットフォームは、前記メディアソースからの信号と、前記ユーザー装置からの信号を合併して、単一信号を形成することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ統合プラットフォーム。
【請求項9】
フォーマットとプロトコル変換を有するコンテンツ統合プラットフォームであって、
外部のメディアソースを連接する第一複数交流コネクタと、
外部のユーザー装置を連接する第二複数交流コネクタと、
前記装置の作業を制御するCPUと、
前記外部のメディアソースからのデータをデコード化するデコーダーと、
前記外部のユーザー装置にデータエンコード化を実行し、前記コンテンツ統合プラットフォームは、前記外部のメディアソースフォーマットを、前記外部のユーザー装置が適合するフォーマットに変換するマルチメディアエンコーダーと、
からなることを特徴とするコンテンツ統合プラットフォーム。
【請求項10】
更に、
前記メディアソースコネクタを選択する第一スイッチと、
前記ユーザー装置コネクタを選択する第二スイッチと、
からなることを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ統合プラットフォーム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−18496(P2007−18496A)
【公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−38784(P2006−38784)
【出願日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(505345934)年代数位媒体股▲ふん▼有限公司 (21)