説明

コンテンツ記録装置

【課題】同一とみなせるコンテンツの重複記録を防止しつつ、品質の良いコンテンツが記録媒体に残るようにしたコンテンツ記録装置を提供する。
【解決手段】記録指定された光ディスク1に記録されている楽曲の属性情報と、HDD105内に記録されている楽曲の属性情報とを比較した結果(S6)、楽曲名が一致するものがあれば(S7)、楽曲名が一致したものの音質を比較する(S8)。光ディスク1に記録されている楽曲の音質の方が良ければ(S9)、HDD105内に記録されているものと置き換えて記録することを決定し(S10)、そうでない場合は記録しないことを決定する(S11)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツを記録媒体に記録するコンテンツ記録装置に関し、特に記録媒体に記録するコンテンツの品質を向上させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、様々なメディア(例えば、可搬性のある光ディスクや、メモリーカード、ネットワーク等)から各種コンテンツ(例えば、番組、ゲーム、音楽等)を取得して、ハードディスクやメモリ等の記録媒体に記録する機能を備えた電子機器(例えば、パソコン、AV機器、携帯端末等)が普及している。
上述の電子機器を用いれば、容易にコンテンツを取得し、そのコンテンツを記録媒体に記録することができるので、頻繁にコンテンツの記録が行われることが考えられる。
【0003】
その結果、記録媒体に同じデータが重複記録されるといった、無駄な記録が生じることが考えられる。
このような無駄な記録が生じないようにするために、下記の特許文献1には、同一とみなせるコンテンツの重複記録を防止する情報再生記録装置が開示されている。
例えば、光ディスクに記録されている「music1」、「music2」という名前の2つの楽曲を、上記情報再生記録装置内のハードディスクに記録する場合、情報再生記録装置は、その楽曲名を含む属性情報が、ハードディスクに既に記録されているかどうかを確認する。
【0004】
確認した結果、既に楽曲「music1」が記録されていれば、光ディスクに記録されている「music1」を構成する楽曲データをハードディスクに記録せず、「music2」を構成する楽曲データのみを光ディスクから読み出してハードディスクに記録する。
【特許文献1】特開2004−71062号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、デジタルデータとして記録されている楽曲の音質は、データの圧縮方式やビットレートに左右される為、光ディスクに記録されている「music1」を構成する楽曲データの方が、ハードディスクに記録されている同一楽曲より音質が良い場合がある。
しかし、上記の情報再生記録装置を用いれば、音質の良し悪しに関わらず、ハードディスクに楽曲「music1」が既に記録されていると、光ディスクに記録されている楽曲「music1」の楽曲データをハードディスクに記録しないので、光ディスクに記録されている楽曲データの方が音質が良い場合はユーザにとってデメリットとなっていた。
【0006】
そこで、本発明は、同一とみなせるコンテンツの重複記録を防止しつつ、品質の良いコンテンツを記録媒体に残すようにしたコンテンツ記録装置及び当該装置に関する諸技術を提供することを第1の目的とする。
また、同一とみなせるコンテンツが複数の記録媒体に存在する場合、品質の良いコンテンツが記録されている記録媒体から当該コンテンツを読み出して、記録先の記録媒体に記録するようにしたコンテンツ記録装置及び当該装置に関する諸技術を提供することを第2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記第1の目的を達成するために、本発明に係るコンテンツ記録装置は、記録媒体に記録すべき第1コンテンツを特定する情報と第1コンテンツの品質に係る情報とを含む第1コンテンツの属性情報を取得する第1取得手段と、前記記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と第2コンテンツの品質に係る情報とを含む第2コンテンツの属性情報を取得する第2取得手段と、前記第1取得手段により取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得手段により取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較手段と、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合は、第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第1の決定を行い、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合は、第2コンテンツと置き換えて第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第2の決定を行い、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第1コンテンツを記録しない第3の決定を行う決定手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
また、第1の目的を達成する本発明に係るコンテンツ記録方法は、記録媒体に記録すべき第1コンテンツを特定する情報と第1コンテンツの品質に係る情報である品質情報とを含む第1コンテンツの属性情報を取得する第1取得ステップと、前記記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と第2コンテンツの品質情報とを含む第2コンテンツの属性情報を取得する第2取得ステップと、前記第1取得ステップにおいて取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合は、第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第1の決定を行う第1決定ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合は、第2コンテンツと置き換えて第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第2の決定を行う第2決定ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第1コンテンツを記録しない第3の決定を行う第3決定ステップとを含むことを特徴とする。
【0009】
また、第1の目的を達成する本発明に係るプログラムは、コンテンツを記録媒体に記録するか否かに係る決定処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記決定処理は、記録媒体に記録すべき第1コンテンツを特定する情報と第1コンテンツの品質に係る情報である品質情報とを含む第1コンテンツの属性情報を取得する第1取得ステップと、前記記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と第2コンテンツの品質情報とを含む第2コンテンツの属性情報を取得する第2取得ステップと、前記第1取得ステップにおいて取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合は、第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第1の決定を行う第1決定ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合は、第2コンテンツと置き換えて第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第2の決定を行う第2決定ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第1コンテンツを記録しない第3の決定を行う第3決定ステップとを含むことを特徴とする。
【0010】
また、第1の目的を達成する本発明に係る記録媒体は、前記プログラムを記憶した記憶媒体である。
また、第2の目的を達成する本発明に係るコンテンツ記録装置は、第1記録媒体に記録されている第1コンテンツを、第2記録媒体に記録する指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けた指示に係る第1コンテンツを特定する情報と、第1コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報を取得する第1取得手段と、第3記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と、第2コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報とを取得する第2取得手段と、前記第1取得手段により取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得手段により取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較手段と、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合と、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合では、第1コンテンツを第2記録媒体に記録する第1の決定を行い、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第2コンテンツを第2記録媒体に記録する第2の決定を行う決定手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、第2の目的を達成する本発明に係るコンテンツ記録方法は、第1記録媒体に記録されている第1コンテンツを、第2記録媒体に記録する指示を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた指示に係る第1コンテンツを特定する情報と、第1コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報を取得する第1取得ステップと、第3記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と、第2コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報とを取得する第2取得ステップと、前記第1取得ステップにおいて取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合と、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合には、第1コンテンツを第2記録媒体に記録する第1の決定を行う第1決定ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第2コンテンツを第2記録媒体に記録する第2の決定を行う第2決定ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
また、第2の目的を達成する本発明に係るプログラムは、コンテンツを記録媒体に記録する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記処理は、第1記録媒体に記録されている第1コンテンツを、第2記録媒体に記録する指示を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて受け付けた指示に係る第1コンテンツを特定する情報と、第1コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報を取得する第1取得ステップと、第3記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と、第2コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報とを取得する第2取得ステップと、前記第1取得ステップにおいて取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合と、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合には、第1コンテンツを第2記録媒体に記録する第1の決定を行う第1決定ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第2コンテンツを第2記録媒体に記録する第2の決定を行う第2決定ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
また、第2の目的を達成する本発明に係る記録媒体は、コンテンツを記録媒体に記録する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶した記憶媒体であって、前記処理は、第1記録媒体に記録されている第1コンテンツを、第2記録媒体に記録する指示を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて受け付けた指示に係る第1コンテンツを特定する情報と、第1コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報を取得する第1取得ステップと、第3記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と、第2コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報とを取得する第2取得ステップと、前記第1取得ステップにおいて取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合と、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合には、第1コンテンツを第2記録媒体に記録する第1の決定を行う第1決定ステップと、比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第2コンテンツを第2記録媒体に記録する第2の決定を行う第2決定ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
コンテンツの品質に係る情報は、例えば、音声が含まれるコンテンツであれば、音声データの圧縮方式やビットレート、サンプリング周波数等であり、また、画像が含まれるコンテンツであれば、画像データの圧縮方式やビットレート、フレームサイズ等である。また、プログラムを含むコンテンツであれば、バージョン情報が品質に係る情報に該当する。
【発明の効果】
【0015】
上記第1の目的を達成するコンテンツ記録装置、コンテンツ記録方法、プログラム及び記録媒体を用いれば、同一とみなせるコンテンツの重複記録を防止しつつ、同一とみなせる2つのコンテンツのうち、品質の良いもののみを記録媒体に残すことができる。
ここで、前記属性情報には、更に、コンテンツのデータサイズを示すサイズ情報が含まれ、前記比較手段は、前記第1コンテンツを特定する情報と前記第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツと第2コンテンツの品質が同等である場合には、第1コンテンツのサイズ情報と第2コンテンツのサイズ情報とを比較し、前記決定手段は、前記比較手段により属性情報が比較された結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質と第2コンテンツの品質とが同等であり、且つ、第1コンテンツのデータサイズの方が第2コンテンツのデータサイズより小さい場合は、前記第2の決定を行い、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質と第2コンテンツの品質とが同等であり、且つ、第1コンテンツのデータサイズの方が第2コンテンツのデータサイズより大きい場合は、前記第3の決定を行うとしてもよい。
【0016】
この構成により、同一とみなせる2つのコンテンツの品質が同じである場合は、データサイズの小さい方を記録媒体に残すので、記録媒体容量の使用効率を上げることができる。
ここで、前記決定手段により、前記第1の決定又は前記第2の決定がなされた場合は、前記第1コンテンツを対応付けた再生リストを作成し、前記第3の決定がなされた場合は、前記第2コンテンツを対応付けた再生リストを作成する再生リスト作成手段を更に備えるとしてもよく、更に前記再生リストを、当該再生リストに対応付けられているコンテンツが属するグループを示すグループ情報と対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている再生リストの指定を受け付ける受付手段とを更に備え、前記第1取得手段は、受け付けた指定に係る再生リストと対応付けられているグループ情報に基づいて、前記第1コンテンツの属性情報を取得し、前記再生リスト作成手段は、前記決定手段により、前記第1の決定又は前記第2の決定がなされた場合は、前記第1コンテンツを前記受付手段により受け付けた指定に係る再生リストに対応付けてリスト更新するとしてもよい。
【0017】
この構成により、受け付けた指定に係る再生リストに、新たに記録された第1コンテンツを対応付けるので、ユーザにとって把握し易いというメリットがある。
ここで、文字情報の入力を受け付ける受付手段を更に備え、前記第1取得手段は、受け付けた文字情報と関連する前記第1コンテンツの属性情報を取得するとしてもよい。
この構成により、受け付けた文字情報を含むコンテンツのみを記録媒体に記録することができるので、記録したい複数のコンテンツの属性情報に共通の文字情報が含まれているような場合は、一括して記録指定することができる。
【0018】
ここで、前記第1コンテンツは、音声データを含む楽曲であり、前記決定手段により、第1の決定又は第2の決定がなされた場合に、前記第1コンテンツを取得する取得手段と、
取得された第1コンテンツの音声データを解析して、第1コンテンツのジャンルを推定する推定手段と、第1コンテンツと、前記推定手段により推定されたジャンルとを対応付けて記録する記録手段とを更に備えるとしてもよい。
【0019】
この構成により、第1コンテンツの属性情報としてジャンルを示す情報が対応付けられていない場合であっても、ジャンルを推定して第1コンテンツと対応付けて記録することができる。
ここで、前記属性情報には、コンテンツの名前を示すタイトル情報が含まれ、前記決定手段は、前記比較手段による比較の結果、第1コンテンツ及び第2コンテンツそれぞれのタイトル情報の全部が一致しない場合は、前記第1の決定を行い、各タイトル情報の一部又は全部が一致し、且つ第1コンテンツの方が品質が良い場合は、前記第2の決定を行い、各タイトル情報の一部又は全部が一致し且つ第2コンテンツの方が品質が良い場合は、前記第3の決定を行うとしてもよい。
【0020】
タイトル情報を用いることで、コンテンツの同一性比較を容易にすることができる。
ここで、前記コンテンツ記録装置は、更に、前記比較手段による比較の結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致した場合に、前記第2コンテンツを構成するデータに欠陥がないかどうかを判断する検査手段を備え、前記決定手段は、前記検査手段により否定的な判断がなされた場合は、前記第2の決定を行うとしてもよい。
【0021】
この構成により、第2コンテンツのデータに欠陥があれば、第1コンテンツが置き換えて記録されるので、品質のよいコンテンツを残すことができる。
ここで、前記検査手段は、前記比較手段による比較の結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致した場合に、前記第2コンテンツを構成するバイナリデータのヘッダに含まれる情報が正常であるか否かを判断するとしてもよい。
【0022】
この構成により、第2コンテンツを構成するバイナリデータのヘッダに異常があれば、第1コンテンツが置き換えて記録されるので、品質のよいコンテンツを残すことができる。
ここで、前記コンテンツ記録装置は、更に、前記比較手段による比較の結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致した場合に、前記第2コンテンツが記録されている前記記録媒体の物理アドレスが正常であるか否かを判断する検査手段を備え、前記決定手段は、前記検査手段により否定的な判断がなされた場合は、前記第2の決定を行うとしてもよい。
【0023】
この構成により、第2コンテンツが記録されている物理アドレスに異常があれば、第1コンテンツが別の物理アドレス領域に置き換えて記録されるので、品質のよいコンテンツを残すことができる。
ここで、記録媒体に記録すべき第1コンテンツを選択するために用いられる、当該第1コンテンツの属性情報の一部を含むフィルタ情報の指定を受け付ける受付手段を更に備え、
前記第1取得手段は、受け付けた指定に係るフィルタ情報を含む前記第1コンテンツの属性情報を取得するとしてもよいし、記録媒体に記録すべき第1コンテンツを選択するために用いられる、当該第1コンテンツの属性情報を含まないフィルタ情報の指定を受け付ける受付手段を更に備え、前記第1取得手段は、受け付けた指定に係るフィルタ情報を含まない前記第1コンテンツの属性情報を取得するとしてもよい。
【0024】
これらの構成により、共通の情報を含む属性情報の楽曲を一括指定することができる。
また、上記第2の目的を達成するコンテンツ記録装置、コンテンツ記録方法、プログラム及び記録媒体を用いれば、第1記録媒体に記録されている第1コンテンツ及び第3記録媒体に記録されている第2コンテンツのうち、いずれか音質のよい方を第2記録媒体に記録することができる。
【0025】
ここで、前記コンテンツ記録装置は、更に、前記比較手段は、前記第1コンテンツを特定する情報と前記第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質と第2コンテンツの品質とが同等である場合には、前記第1記録媒体から第1コンテンツを読み出す速度と前記第3記録媒体から第2コンテンツを読み出す速度とを比較し、前記決定手段は、前記比較手段により属性情報が比較された結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツと第2コンテンツの品質とが同等であり、且つ、第1記録媒体から第1コンテンツを読み出す速度の方が、第3記録媒体から第2コンテンツを読み出す速度より速い場合は、前記第1の決定を行い、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質と第2コンテンツの品質とが同等であり、且つ、第1記録媒体から第1コンテンツを読み出す速度の方が、第3記録媒体から第2コンテンツを読み出す速度より遅い場合は、前記第2の決定を行うとしてもよい。
【0026】
この構成により、第1記録媒体に記録されている第1コンテンツと第3記録媒体に記録されている第2コンテンツの品質が同等の場合は、読取速度の速い方からコンテンツを読み出して第2記録媒体に記録するので、記録処理に係る時間を短縮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
<構成1>
図1は、コンテンツ再生記録装置の機能構成を示す図である。
コンテンツ再生記録装置100は、光ディスクドライブ101、制御部102、操作部103、再生記録部104、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」と言う。)105、出力部106を備える。
【0028】
コンテンツ再生記録装置100は、同図に示す光ディスク1に記録されているコンテンツ、及びHDD105に記録されているコンテンツを再生する再生機能、光ディスク1に記録されているコンテンツデータを読み出して、HDD105に記録する記録機能を有し、そのハードウェア構成は、CPU、メモリ等を備えた一般的なコンピュータと同様である。
【0029】
コンテンツ再生記録装置100は、音声及び映像の出力先として、スピーカ付ディスプレイ装置2とケーブル線で接続されている。
光ディスクドライブ101は、光ディスク1を装着するための装着機構、光ディスク1に記録されているデータを光学的に読み取るピックアップ機構、光ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ、スピンドルモータとピックアップ機構をサーボ制御するサーボ回路等を備え、制御部102の制御に従って、装着された光ディスク1に記録されているデータを読み出す。
【0030】
光ディスク1は、CD(Compact Disc)、又は、DVD(Digital Versatile Disc)であり、光ディスク1には、圧縮記録された複数の楽曲が記録されている。
光ディスク1に記録されている楽曲は、音声信号をデジタル化して、所定の圧縮方式で圧縮された楽曲データと、属性情報(楽曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル名、圧縮方式、ビットレート、データサイズ、日時情報等)とで構成される。
【0031】
読み出された楽曲データは、再生記録部104に送られ、属性情報は制御部102に送られる。
制御部102は、各機能部を制御する機能、スピーカ付ディスプレイ装置2に表示するGUI(Graphical User Interface)用のデータを生成する機能を有する。具体的には、メモリ又はHDD105に記憶されている制御プログラムをCPUが実行することにより、制御部102は実現される。
【0032】
操作部103は、操作ボタンを有し、当該操作ボタンに対するユーザの操作によって各種指示(例えば、記録する楽曲指定指示等)を受け付ける機能を有する。受け付けた各種指示は、制御部102に送られる。
再生記録部104は、光ディスクドライブ101から送られてきた楽曲データや、HDD105から送られてきた楽曲データをデコードして再生したり、光ディスクドライブ101から送られてきた楽曲データを、そのままの状態或いは所定の圧縮方式に変換してHDD105に送り、記録させる機能を有する。
【0033】
再生記録部104によって再生された楽曲データは、出力部106に送られる。
HDD105は、大容量の記録領域を有するハードディスクを有し、制御部102の制御に従って、ハードディスクにデータを書き込んだり、読み出したりする機能を有する。
出力部106は、再生記録部104から送られてきた楽曲データや、制御部102から送られてきた画像データであるGUIデータ等を、制御部102の制御に従ってD/A変換及び信号増幅を行い、アナログの音声信号及び映像信号としてスピーカ付ディスプレイ装置2に出力する機能を有する。
【0034】
スピーカ付ディスプレイ装置2は、出力部106から出力された音声信号及び映像信号を受けて、音声出力及び映像表示を行う機能を有する。
<動作>
以下、コンテンツ再生記録装置100の動作について説明する。
図2は、光ディスク1に記録されている楽曲をHDD105に記録するか否かを決定する重複記録防止処理を説明するために用いるフローチャート図である。
【0035】
まず、ユーザが、光ディスク1を光ディスクドライブ101に装着する(ステップS1)。光ディスクドライブ101は、光ディスク1が装着されると、制御部102に光ディスク1が装着されたことを通知する。
上記通知を受けた制御部102は、コンテンツを記録又は再生するためのアプリケーションプログラム(以下、「プレイヤー」と言う。)を実行し(ステップS2)、光ディスク1に記録されている楽曲の属性情報の読み出しを光ディスクドライブ101に開始させる。光ディスクドライブ101は、光ディスク1に記録されている楽曲の属性情報を読み出して、制御部102に伝送する(ステップS3)。
【0036】
また、制御部102は、ハードディスク内に記録されている全楽曲の属性情報をHDD105に読み出させる。HDD105は、読み出した属性情報を制御部102に伝送する(ステップS4)。
制御部102は、光ディスクドライブ101及びHDD105から伝送されてきた属性情報をメモリに記憶する。
【0037】
制御部102は、プレイヤーの実行により、ユーザからコンテンツの記録及び再生指示を受け付けるためのGUIデータを生成し、生成したGUIデータを出力部106から出力して、スピーカ付ディスプレイ装置2にGUI画面を表示させる。
GUIデータには、メモリに記憶させた光ディスク1の楽曲の属性情報や、ハードディスク内の楽曲の属性情報に基づいて作成された再生リストが含まれる。
【0038】
再生リストとは、アーティスト名やアルバム名、或いはユーザのお気に入り等、複数の楽曲を対応付けた一覧リストであり、一覧に含まれる各楽曲に一連の番号を割り振って、その順に楽曲を再生させたり、一覧に含まれる楽曲の中から、再生或いは他のメディアに記録するものの選択指示をユーザから受け付けるためのリストとして用いられる。
スピーカ付ディスプレイ装置2に表示されたGUI画面には、光ディスク1に記録されている各楽曲の再生リストが表示され、ユーザは、当該再生リストから、再生させる楽曲又はハードディスクに記録すべき楽曲の指定を行う(ステップS5)。
【0039】
具体的には、ユーザは、操作部103に備わる操作ボタンを操作して、スピーカ付ディスプレイ装置2の画面に表示されるポインタを移動させて、表示されているリストの中から所望の楽曲の選択を行う。
ここで、ユーザからハードディスクに記録したい楽曲の指定を受け付けた場合、制御部102は、コンテンツ重複記録防止処理を開始する。
【0040】
まず、制御部102は、指定された楽曲の属性情報とHDD105内に記録されている楽曲の属性情報との比較を行う(ステップS6)。
比較を行った結果、指定楽曲の楽曲名と一致するものが、HDD105内に記録されていることが判明した場合(ステップS7:YES)、制御部102は、光ディスク1に記録されている指定楽曲を構成する楽曲データ(以下、「第1楽曲データ」と言う。)と、HDD105内に記録されている同一名の楽曲を構成する楽曲データ(以下、「第2楽曲データ」と言う。)の音質比較、すなわち、記録方式及びビットレートの比較を行う(ステップS8)。
【0041】
その結果、第1楽曲データの方が、第2楽曲データより音質が良い場合(ステップS9:YES)、制御部102は、第2楽曲データと置き換えて第1楽曲データをハードディスクに記録することを決定する(ステップS10)。その後、ステップS12に移る。
ステップS7において、楽曲名が一致するものがなければ(ステップS7:NO)、ステップS13に移る。
【0042】
ステップS9において、第1楽曲データと第2楽曲データの音質が同等、若しくは第1楽曲データの方が第2楽曲データより音質が良くない場合(ステップS9:NO)、制御部102は、第1楽曲データをハードディスクに記録しないことを決定する(ステップS11)。その後、ステップS12に移る。
ステップS12において、楽曲名が一致したもの全てについて音質比較が終了した場合(ステップS12:YES)、制御部102は、ステップS13に移る。音質比較が終了していなければ(ステップS12:NO)、ステップS8に戻る。
【0043】
ステップS13において、制御部102は、先の決定事項に基づいて、光ディスク1からハードディスクに記録する楽曲データを光ディスクドライブ101に読み出させて、HDD105に当該楽曲データを記録させる。
楽曲データの記録が終わると、ユーザが記録指定した楽曲を構成する楽曲データを対応付けた再生リストの作成を行う(ステップS14)。
【0044】
ユーザが記録指定した楽曲のうち、ハードディスクに既に同一楽曲を構成する第2楽曲データが記録されているため新たに記録されなかった楽曲については、その第2楽曲データを、新たに作成する再生リストに対応付ける処理を行う。
その後、ユーザからプレイヤーの終了指示を受け付けると、制御部102は、コンテンツ重複記録防止処理を終了する。
【0045】
コンテンツ重複記録防止処理の具体的な動作について、図3、図4を用いて説明する。
図3に示す表301は、光ディスク1に記録されている楽曲のうち、ユーザから記録指定された楽曲の属性情報の一部を示した表であり、表302は、ハードディスクに記録されている楽曲の属性情報の一部を示した表である。
制御部102は、記録指定された楽曲の属性情報と、ハードディスクに記録されている楽曲の属性情報とを比較し、その結果、図3に示すように楽曲名「music11」の楽曲が、ハードディスク内に既に記録されていることが判明すると、続いて、光ディスク1に記録されている「music11」を構成する第1楽曲データの圧縮方式及びビットレートと、ハードディスク内に記録されている「music11」を構成する第2楽曲データの圧縮方式及びビットレートとを比較する。
【0046】
光ディスク1に記録されている「music11」を構成する第1楽曲データは、mp3(MPEG−1 Audio Layer−3)圧縮方式で記録されており、ビットレートは128kbpsである。
一方、ハードディスク内に記録されている「music11」を構成する第2楽曲データは、同じくmp3で記録されているが、ビットレートは96kbpsである。
【0047】
図4は、制御部102が、楽曲の音質を比較するために用いる音質比較表を表した図である。
音質比較表400において、音質順位が高い程(数字が小さくなる程)、音質が良い圧縮方式・ビットレートとしている。
この表によると、圧縮方式がmp3で、ビットレートが128kbpsの場合、音質順位は6位であり、圧縮方式がmp3で、ビットレートが96kbpsの場合、音質順位は8位であるので、光ディスク1に記録されている「music11」を構成する第1楽曲データの方が、ハードディスクに記録されている「music11」を構成する第2楽曲データより音質が良いことになる。
【0048】
なお、音質比較表400に示されているWMA(Windows(登録商標) Media Audio)は、Microsoft社の音声圧縮フォーマットであり、AAC(Advanced Audio Coding)は、映像圧縮規格MPEG−2またはMPEG−4で使われる音声圧縮方式である。
以上述べたように、コンテンツ記録再生装置100は、光ディスク1からハードディスクに記録すべき楽曲の指定をユーザから受け付けた場合、記録指定された楽曲と同一とみなせるものが、既にハードディスクに記録されていて、且つ、光ディスク1に記録されている楽曲データの方が高音質であれば、ハードディスクに記録されているものと置き換えて記録し、光ディスク1に記録されている楽曲データの方が低音質或いは同等の音質であれば、記録を行わないので、同一内容のデータを重複記録することなく、高音質のものをハードディスクに残すことができる。
【0049】
<変形例1>
上述のコンテンツ重複記録防止処理のステップS9において、制御部102は、第1楽曲データの音質と第2楽曲データの音質が同等であれば、第1楽曲データをハードディスクに記録しない決定をしていたが、以下に説明する動作を行うように変形してもよい。
図5は、コンテンツ重複記録防止処理の変形例1を説明するために用いるフローチャート図である。
【0050】
制御部102が、属性情報を比較した結果、同一楽曲名の楽曲を構成する第1楽曲データの音質と第2楽曲データの音質が同等の音質であることが判明した場合(ステップS21:YES)、続いて、第1楽曲データと第2楽曲データのデータサイズの比較を行う(ステップS22)。
データサイズを比較した結果、第1楽曲データのデータサイズの方が、第2楽曲データのデータサイズより小さい場合(ステップS23:YES)、制御部102はステップS10に移る。すなわち、制御部102は、第2楽曲データと置き換えて第1楽曲データをハードディスクに記録することを決定する。
【0051】
ステップS21において、第1楽曲データと第2楽曲データの音質が同等ではなく、第1楽曲データの方が第2楽曲データより音質が良くない場合は(ステップS21:NO)、制御部102は、ステップS11に移る。すなわち、制御部102は、第1楽曲データをハードディスクに記録しないことを決定する。
また、ステップS23において、第1楽曲データのデータサイズの方が、第2楽曲データのデータサイズより大きい或いは、同等のサイズの場合(ステップS23:NO)、制御部102は、ステップS11に移る。
【0052】
具体的には、第1楽曲データの圧縮方式及びビットレートが、AAC圧縮方式・96kbpsで、第2楽曲データの圧縮方式及びビットレートが、mp3圧縮方式・96kbpsの場合、音質は、図4の音質順位表に示すように同順位であるが、データサイズは、AACの方がmp3より圧縮効率が良いため、データサイズが小さくなる。
以上述べた変形例1に係るコンテンツ重複記録防止処理を行えば、同一楽曲の楽曲データを重複記録することなく、高音質で且つデータサイズの小さなものをハードディスクに残すことができる。
【0053】
<変形例2>
図6は、変形例2に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
変形例2の動作において、図2に示したフローチャートにおけるステップS1〜ステップS4までの動作については同じであるので説明を省略する。
【0054】
コンテンツ記録装置100の制御部102は、プレイヤーの起動後、ハードディスクに記録されている楽曲を対応付けた再生リスト群を示すGUIデータを生成する。
生成されたGUIデータは、出力部106を介して映像として出力され、スピーカ付ディスプレイ装置2には、GUI画面が表示される(ステップS31)。
図7は、スピーカ付ディスプレイ装置2に表示させたGUI画面の一例を示す図である。
【0055】
GUI画面700は、再生リスト群を表示する表示部701と、再生リスト群から選択された再生リストの詳細内容を表示する表示部704とから成る。
ユーザが、操作部103に備わる操作ボタンを操作して、ポインタ703を移動させて、再生リスト群の中から1つの再生リストを選択すると(ステップS32)、その選択指示を受け付けた制御部102は、選択された再生リストに対応付けられている楽曲の属性情報一覧等、選択された再生リスト及び再生リストに対応付けられているコンテンツの詳細内容を示すGUIデータを生成して、表示部704に表示させる。
【0056】
図7においてユーザは、再生リスト名「お気に入り10」702を選択指示しているので、表示部704には、選択された再生リストの再生リスト名「お気に入り10」705と、選択された再生リストに対応付けられているグループ情報「POP」706と、選択された再生リストに対応付けられている楽曲の属性情報の一覧と、当該再生リストに同じグループに属する楽曲を追加する指示を受け付けるためのGUIボタン707が表示されている。
【0057】
グループ情報には、楽曲のジャンルや、アーティスト名、アルバム名、圧縮記録した日付等を用いることができる。
なお、同図においては、ポップミュージックを表すジャンル名である「POP」が、再生リスト「お気に入り10」のグループ情報として対応付けられている。
ユーザが、GUIボタン707を押下する指示を行うと(ステップS33)、制御部102は、光ディスク1に記録されている楽曲のうち、詳細表示している再生リストに対応付けられているグループに属する楽曲を記録指定する(ステップS34)。その後ステップS6に移る。
【0058】
より具体的な動作について、図8、図9を用いて説明する。
図8に示す表801は、光ディスク1に記録されている楽曲の属性情報の一部を示した表であり、表802は、ハードディスクに記録されている楽曲の属性情報の一部を示した表である。
ユーザが選択した再生リストと対応付けられているグループ情報が「POP」である場合、制御部102は、光ディスク1に記録されている楽曲の属性情報のジャンル名が「POP」である楽曲を記録指定する。
【0059】
楽曲「music12」は、楽曲のジャンルが「ROCK」となっているため、記録対象外となる。
図9は、ステップS34において記録指定された楽曲が、「お気に入り10」の再生リスト901に追加登録されたことを示す図である。
以上述べたように、変形例2で説明した楽曲の追加機能を用いれば、再生リストに対応付けられているグループに属する楽曲を、当該再生リストに容易に追加することができる。
<変形例3>
図10は、変形例3に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【0060】
変形例3の動作において、図2に示したフローチャートにおけるステップS1〜ステップS4までの動作については同じであるので説明を省略する。
コンテンツ記録装置100の制御部102は、実施の形態1で説明したプレイヤーを起動させると、ユーザから文字入力を受け付けるためのGUIデータを生成する。
生成されたGUIデータは、出力部106を介して映像として出力され、スピーカ付ディスプレイ装置2には、文字情報入力用のGUI画面が表示される。ユーザが操作部103の操作ボタンを操作して文字の入力を行うと(ステップS41)、制御部102は、属性情報に入力された文字情報を含む楽曲を、記録指定する(ステップS42)。
【0061】
具体的な動作を、図8の表801を用いて説明する。
ユーザが、スピーカ付ディスプレイ装置2に表示されたGUI画面に「ROCK」と文字入力した場合、これを受け付けた制御部102は、光ディスク1に記録されている楽曲のうち、属性情報に「ROCK」が記載されている楽曲を光ディスクドライブ101に読み出させる。すなわち、ジャンルが「ROCK」と記載されているmusic12が読み出され、HDD105に記録される。
【0062】
変形例3で説明した記録する楽曲の選択方法を用いれば、ユーザが入力した文字情報を含むものだけを選択することができるので、大量の楽曲が記録されている光ディスクから記録したい楽曲を選択する際に有用である。
<変形例4>
図11は、変形例4に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【0063】
変形例4の動作において、図2に示したフローチャートにおけるステップS1〜ステップS13までの動作については同じであるので説明を省略する。
制御部102は、記録した楽曲データの音声解析を行って、楽曲のジャンルを推定する(ステップS52)。楽曲データの音声解析には、松下電器産業株式会社が開発した音楽選曲インターフェイス技術「ミュージックソムリエ」に用いられている統計解析技術を利用する。
【0064】
具体的には、楽曲の頭から10秒間程度の音楽信号(波形)を、テンポやビート、平均音数等8つのパラメータで分析して、「音楽的特徴量」と呼ばれるデータを抽出し、抽出された「音楽的特徴量」と対応付けられているジャンルを、本楽曲のジャンルと推定する。
推定されたジャンル情報は、楽曲の属性情報の一部としてハードディスクに記録され、制御部102は、当該属性情報が対応付けられている再生リストを作成する(ステップS52)。
【0065】
変形例4に係るコンテンツ再生記録装置100を用いれば、記録対象の楽曲にジャンル情報が付加されていない場合であっても、ジャンル情報を推定して、属性情報として当該楽曲に付加することができる。
<変形例5>
以下、変形例5に係るコンテンツ再生記録装置について説明する。
【0066】
図12は、変形例5のコンテンツ再生記録装置の構成を示す図である。
同図に示すコンテンツ再生記録装置100Aは、図1のコンテンツ再生記録装置100に、USB(Universal Serial Bus)端子107が付加されたものである。
USB端子107には、リーダライタ3が接続されている。
【0067】
リーダライタ3は、装着されたメモリーカード4に記録されているデータを読み出したり、メモリーカード4にデータを書き込むことが可能な装置である。
なお、リーダライタ3が、メモリーカード4からデータを読み出す速度は、光ディスクドライブ101が、光ディスク1からデータを読み出す速度より速いものとする。
図13は、実施の形態5に係るコンテンツ再生記録装置100Aの動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【0068】
変形例5に係るコンテンツ再生記録装置100Aの動作において、図2に示したフローチャートにおけるステップS1〜ステップS4までの動作は同じであるので説明を省略する。
コンテンツ記録装置100Aの制御部102は、メモリーカード4に記録されている楽曲の属性情報を、リーダライタ3に読み取らせて取得する(ステップS60)。
【0069】
スピーカ付ディスプレイ装置2に表示されたGUI画面には、光ディスク1に記録されている各楽曲の再生リスト表示されており、ユーザは、当該再生リストから、再生させる楽曲又はハードディスクに記録すべき楽曲の指定を行う(ステップS61)。
ステップS3において取得された楽曲の属性情報と、ステップS61において取得したメモリーカード4に記録されている楽曲の属性情報とを比較する(ステップS62)。
【0070】
比較した結果、指定楽曲の楽曲名と一致するものが、メモリーカード4内に記録されていることが判明した場合(ステップS63:YES)、続いて、制御部102は、光ディスク1に記録されている指定楽曲を構成する第1楽曲データと、メモリーカード4内に記録されている当該楽曲を構成する楽曲データ(以下、「第3楽曲データ」と言う。)の音質比較、すなわち、記録方式及びビットレートの比較を行う(ステップS64)。
【0071】
比較した結果、光ディスク1に記録されている第1楽曲データの方が、メモリーカード4に記録されている第3楽曲データより音質が良いことが判明した場合(ステップS65:YES)、制御部102は、第1楽曲データをハードディスクに記録することを決定する(ステップS66)。その後、ステップS68に移る。
ステップS65において、光ディスク1に記録されている第1楽曲データと第2楽曲データの音質が同等、若しくは第1楽曲データの方がメモリーカード4に記録されている第3楽曲データより音質が悪いことが判明した場合(ステップS65:NO)、制御部102は、第3楽曲データをハードディスクに記録することを決定する(ステップS67)。その後、ステップS68に移る。
【0072】
ステップS68において、楽曲名が一致したもの全てについて音質比較が終了した場合(ステップS68:YES)、ステップS6に移る。音質比較が終了していなければ(ステップS68:NO)、ステップS63に戻る。
<変形例6>
上述の変形例5において説明したコンテンツ再生記録装置100Aは、ステップS65において、第1楽曲データと第3楽曲データの音質が同等の場合は、読み取り速度の速いカードリーダ3が第3楽曲データを読み出して、ハードディスクに記録するようにしていたが、光ディスクドライブ101とリーダライタ3のどちらの方がデータの読取速度が速いかがわからない場合が想定される。そこで、以下に説明する動作に変形してもよい。
【0073】
図14は、変形例6に係るコンテンツ再生記録装置100Aの動作を説明するために用いるフローチャート図である。
光ディスク1に記録されている第1楽曲データと第2楽曲データの音質が同等の場合(ステップS71:YES)、リーダライタ3と光ディスクドライブ101それぞれのデータ読取速度を測定する(ステップS72)。
【0074】
測定した結果、速度の速い方から指定楽曲データの読み出しを行うことを決定し(ステップS73)、ステップS68に戻る。
ステップS71において、第1楽曲データの方が第3楽曲データより音質が良くない場合(ステップS71:NO)、ステップS67に移る。
なお、ステップS73では、判定基準に読み取り速度を用いたが、他にも記録媒体の特性(例えば、セクタ情報の信頼性など)を用いてもよい。
【0075】
上記は指定楽曲データを自動で選択する方法であるが、ユーザが指定してもよい。
<変形例7>
図15は、変形例7に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
変形例7に係るコンテンツ再生記録装置100の動作において、図2に示したフローチャートにおけるステップS1〜ステップS6までの動作については同じであるので説明を省略する。
【0076】
制御部102が、属性情報の比較を行った結果、指定楽曲の楽曲名と完全に一致するものが、HDD105内に記録されていることが判明した場合(ステップS81:YES)、楽曲名が一致したものとしてHDD105に記憶させ(ステップS82)、指定された楽曲全ての比較が終了したかどうかを確認する(ステップS86)。
指定楽曲全ての比較が終了した場合( ステップS86:YES)、制御部102は、ステップS7に移る。指定楽曲全ての比較が終了していない場合(ステップS86:NO)、制御部102は、ステップS81に戻り、比較が終了していない指定楽曲の比較を行う。
【0077】
ステップS81において、指定楽曲の楽曲名と完全には一致しない場合、制御部102は、楽曲名の一致度合の判定を行う(ステップS83)。
その結果、同一楽曲とみなせる場合(ステップS84:YES)、ステップS82に移る。ステップS84において、指定楽曲と同一楽曲とみなせない場合(ステップS84:NO)、ステップS86に移る。
【0078】
具体的な動作について、図16を用いて説明する。
図16に示す表1001は、光ディスク1に記録されている楽曲のうち、ユーザから記録指定された楽曲の属性情報の一部を示した表であり、表1002は、ハードディスクに記録されている楽曲の属性情報の一部を示した表である。
制御部102は、記録指定された楽曲の属性情報と、ハードディスクに記録されている楽曲の属性情報とを比較する。
【0079】
そして、図16に示すように大文字のアルファベットで登録された楽曲名「MUSIC11」の楽曲は、ハードディスクに存在しないが、小文字のアルファベットで登録された楽曲名「music11」は、ハードディスク内に存在する場合、他の属性情報、例えば再生時間を比較することで、同一楽曲かどうかを判定する。
その結果同一楽曲と見なすことができると判定されれば、ハードディスク内に既に記録されているとし、続いて、光ディスク1に記録されている「MUSIC11」を構成する第1楽曲データの圧縮方式及びビットレートと、ハードディスク内に記録されている「music11」を構成する第2楽曲データの圧縮方式及びビットレートとを比較する。
【0080】
以上述べたように、コンテンツ記録再生装置100は、光ディスク1からハードディスクに記録すべき楽曲の指定をユーザから受け付けた場合、記録指定された楽曲と同一とみなせるものが、既にハードディスクに記録されていて、且つ、光ディスク1に記録されている楽曲データの方が高音質であれば、ハードディスクに記録されているものと置き換えて記録し、光ディスク1に記録されている楽曲データの方が低音質或いは同等の音質であれば、記録を行わないので、同一内容のデータを重複記録することなく、高音質のものをハードディスクに残すことができる。
<変形例8>
図17は、変形例8に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【0081】
変形例8の動作において、図2に示したフローチャートにおけるステップS1〜ステップS7までの動作については同じであるので説明を省略する。
制御部102が属性情報の比較を行った結果、指定楽曲の楽曲名と一致するものが、HDD105内に記録されていることが判明した場合(ステップS7:YES)、制御部102は、第1楽曲データと、第2楽曲データのサイズの比較を行う(ステップS91)。
【0082】
その結果、第1楽曲データの方が、第2楽曲データよりサイズが小さい場合(ステップS92:YES)、制御部102は、第2楽曲データと置き換えて第1楽曲データをハードディスクに記録することを決定する(ステップS10)。
ステップS7において、楽曲名が一致するものがなければ(ステップS7:NO)、制御部102は、ステップS13に移る。
【0083】
ステップS92において、第1楽曲データと第2楽曲データのサイズが同等、若しくは第1楽曲データの方が第2楽曲データより音質が大きい場合(ステップS92:NO)、制御部102は、第1楽曲データをハードディスクに記録しないことを決定する(ステップS11)。
<変形例9>
図18は、変形例9に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【0084】
変形例9の動作において、図2に示したフローチャートにおけるステップS1〜ステップS7までの動作については同じであるので説明を省略する。
比較を行った結果、指定楽曲の楽曲名と一致するものが、HDD105内に記録されていることが判明した場合(ステップS7:YES)、制御部102は、第2楽曲データのデータ信頼性の確認を行う(ステップS101)。
【0085】
その結果、第2楽曲データについてデータ信頼性がないことが確認された場合(ステップS102:YES)、制御部102は、第2楽曲データと置き換えて第1楽曲データをハードディスクに記録することを決定する(ステップS10)。
ステップS7において、楽曲名が一致するものがなければ(ステップS7:NO)、制御部102は、ステップS13に移る。
【0086】
ステップS102において、データ信頼性がある場合(ステップS102:NO)、制御部102は、第1楽曲データをハードディスクに記録しないことを決定する(ステップS11)。
コンテンツデータの信頼性の確認処理について、図19を用いて説明する。
図19に示す表1101は、光ディスク1に記録されている楽曲のうち、ユーザから記録指定された楽曲の属性情報の一部を示した表であり、表1102は、ハードディスクに記録されている楽曲の属性情報の一部を示した表である。
【0087】
制御部102は、記録指定された楽曲の属性情報と、ハードディスクに記録されている楽曲の属性情報とを比較し、その結果、図19に示すように楽曲名「music11」の楽曲が、ハードディスク内に記録されていることが判明すると、表1102内の楽曲名「music11」のデータ信頼性を確認する。
データ信頼性が無い場合(表1102のデータ信頼性の項目で×と表記)、光ディスク1に記録されている「music11」をハードディスク内に記録を行う。同様に、楽曲名「music12」の楽曲が、ハードディスク内に記録されていることが判明すると、表1102内の楽曲名「music12」のデータ信頼性を確認する。データ信頼性が有る場合(表1102のデータ信頼性の項目で○と表記)、光ディスク1からハードディスクへ記録を行わない。
【0088】
以上述べたように、コンテンツ記録再生装置100は、光ディスク1からハードディスクに記録すべき楽曲の指定をユーザから受け付けた場合、記録指定された楽曲と同一とみなせるものが、既にハードディスクに記録されていて、且つ、ハードディスクに記録されている楽曲データのデータ信頼性が無い場合は、ハードディスクに記録されているものと置き換えて記録し、ハードディスクに記録されている楽曲データのデータ信頼性がある場合は、記録を行わないので、データ信頼性を向上することができる。
【0089】
データ信頼性を判定として、以下に3つの例を挙げる。
(1)ハードディスク内に記録されている楽曲データについて、光ディスク1からハードディスクに記録すべき楽曲の指定を受け付ける前に、記録指定された楽曲の再生を行い、音飛びなど、データの連続性が損なわれていないかを確認し、結果を表1102のデータ信頼性の項目に記録しておく。
(2)光ディスク1からハードディスクに記録すべき楽曲の指定を受け付けた際に、ハードディスク内に記録されている楽曲データのバイナリデータのヘッダに含まれる情報に異常がないかを確認し(例えば、楽曲データがAACであるが、楽曲データのヘッダ情報がAAC規格から外れている等)、結果を表1102のデータ信頼性の項目に記録しておく。
(3)光ディスク1からハードディスクに記録すべき楽曲の指定を受け付けた際、ハードディスク内に記録されている楽曲データのハードディスク上の物理的な位置に異常がないかを確認し(例えば、ハードディスクのTOC情報から楽曲データが記録されているセクタに異常がある等)、結果を表1102のデータ信頼性の項目に記録しておく。
<変形例10>
HDD105内に記録されていた楽曲データを、外部から取り入れた同一楽曲の新たな楽曲データに置き換えて再記録する場合に、元の楽曲データが対応付けられていた再生リストを更新して、新たに記録した楽曲データの対応付けを行うようにしてもよい。
【0090】
再生リスト更新の具体的な動作について、図20、図21を用いて説明する。
図20は、光ディスク1内の指定楽曲名一覧1201及びハードディスクに記録されている楽曲の属性情報の一覧1202の一部を示す図である。
図21は、光ディスク1からハードディスクに新たに楽曲を記録した後の楽曲の属性情報の一覧1301の一部を示す図である。
【0091】
制御部102は、記録指定された楽曲の属性情報と、ハードディスクに記録されている楽曲の属性情報とを比較し、その結果、楽曲名が一致した楽曲名「music11」及び「music12」のうち、HDD105内に記録されている楽曲データより音質がよいことが判明した楽曲名「music11」のみが、置き換え記録される。
その際、新たに記録される楽曲名「music11」の楽曲データは、ハードディスク内の別の位置に書かれることになるので、図21に示すように、music11のHDD105内開始アドレスを「800」から「1200」に書き換え更新する。
<変形例11>
図22は、変形例11に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【0092】
変形例11の動作において、図2に示したフローチャートにおけるステップS1〜ステップS4までの動作については同じであるので説明を省略する。
まず、ユーザがハードディスクに記録すべき楽曲を指定する為に、楽曲の属性情報から光ディスク1に記録されている楽曲の一部を抽出するためのフィルタ情報を指定する操作を操作部103に対して行い、これをコンテンツ再生記録装置100は受け付ける(ステップS121)。
【0093】
制御部102は、指定されたフィルタ情報を含む属性情報の楽曲を指定楽曲として記録指定し(ステップS122)、ステップS6に移る。
フィルタ情報による記録コンテンツの選別方法の具体的な動作例1について、図23、24を用いて説明する。
図23は、フィルタ情報の一例を示す図であり、図24に示す表1501は光ディスク1に記録されている楽曲を示した表であり、表1502、表1503、表1504はそれぞれ、各フィルタ情報によって抽出された楽曲の属性情報の一部を示した表である。
【0094】
図23に示す表1401のフィルタ情報のうち、例えば、フィルタ1が選択された場合、表1502のように、属性情報に「WMA」を含む楽曲である、「music1」のみが記録指定される。
また、フィルタ4が選択された場合、表1503のように、属性情報に「96kbps」を含む楽曲である、「music1」、「music2」、「music4」のみが記録指定される。
【0095】
また、フィルタ1の負論理が選択された場合、表1504のように、属性情報に「WMA」を含まない楽曲である、「music2」、「music3」、「music4」、「music5」のみが記録指定される。
更に、フィルタ2の負論理とフィルタ4との論理積を選択する等、各フィルタを組み合わせて用いることも可能である。
【0096】
フィルタ情報としては、タイトル名、アーティスト名、データサイズ、記録した日時、曜日、指定データサイズ以上又は以下、指定データサイズの範囲指定、指定日より以前に記録したもの、指定日より以後に記録したもの、記録した日時の範囲指定等も考えられる。
<補足>
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されないのはもちろんである。すなわち、
(1)上述の実施の形態では、光ディスクドライブ101に装着された光ディスク1に記録されている楽曲を記録対象としていたが、他のメディア、例えば、メモリーカードに記録されている楽曲を記録対象としてもよいし、インターネットを介して取得可能な楽曲を記録対象としてもよい。また、記録先の記録媒体は、装置内のハードディスク以外に、可搬性のある光ディスク、メモリーカード、MD(MiniDisc)、フレキシブルディスク等であってもよい。
(2)上述の実施の形態では、記録対象を楽曲としていたが、写真、動画、音声映像を含む番組、ゲーム等のコンテンツを記録対象としてもよい。映像を含むコンテンツの場合、画像データの圧縮方式やビットレート、フレームサイズ等を画質に係る情報として比較して、画質の良いものをハードディスクに残すようにすることが考えられる。
(3)上述の実施の形態では、ユーザが指定した楽曲や、指定した再生リストに対応付けられているグループに属する楽曲、ユーザが入力した文字情報を含む楽曲を記録対象の楽曲としていたが、これらの楽曲以外の楽曲を記録対象の楽曲としてもよい。すなわち、ユーザに指定等された楽曲を記録対象外としてもよい。
(4)上述の実施の形態で示したコンテンツ記録再生装置100及び100Aの処理手順(図2、5、6、10、11、13、14、15、17、18、22に示した手順等)を、コンピュータ等に実行させるためのプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、メモリーカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等がある。流通、頒布されたコンピュータプログラムは、コンピュータ等にインストール等されることにより利用に供され、そのコンピュータ等は当該コンピュータプログラムを実行して、実施の形態で示したような各種処理を行うことができるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0097】
本発明は、パソコン、携帯端末、DVDレコーダ等、楽曲や映像等のコンテンツを取得して記録することが可能な電子機器に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】コンテンツ再生記録装置の機能構成を示す図である。
【図2】重複記録防止処理を説明するために用いるフローチャート図である。
【図3】光ディスク1及びハードディスクに記録されている楽曲の属性情報の一部を示した一覧である。
【図4】音質比較表である。
【図5】コンテンツ重複記録防止処理の変形例1を説明するために用いるフローチャート図である。
【図6】変形例2に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【図7】スピーカ付ディスプレイ装置2に表示させたGUI画面の一例を示す図である。
【図8】光ディスク1及びハードディスクに記録されている楽曲の属性情報の一部を示した一覧である。
【図9】再生リストの一例を示す図である。
【図10】変形例3に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【図11】変形例4に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【図12】変形例5のコンテンツ再生記録装置の構成を示す図である。
【図13】変形例5に係るコンテンツ再生記録装置100Aの動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【図14】変形例6に係るコンテンツ再生記録装置100Aの動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【図15】変形例7に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【図16】光ディスク1及びハードディスクに記録されている楽曲の属性情報の一覧の一部を示す図である。
【図17】変形例8に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【図18】変形例9に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【図19】光ディスク1及びハードディスクに記録されている楽曲の属性情報の一覧の一部を示す図である。
【図20】光ディスク1及びハードディスクに記録されている楽曲の属性情報の一覧の一部を示す図である。
【図21】光ディスク1からハードディスクに新たに楽曲を記録した後の楽曲の属性情報の一覧の一部を示す図である。
【図22】変形例11に係るコンテンツ再生記録装置100の動作を説明するために用いるフローチャート図である。
【図23】フィルタ情報の一例を示す図である。
【図24】光ディスク1に記録されている楽曲の属性情報の一覧の一部と、各フィルタを適用してそれぞれ抽出された楽曲の属性情報の一覧を示す図である。
【符号の説明】
【0099】
1 光ディスク
2 スピーカ付ディスプレイ装置
3 リーダライタ
4 メモリーカード
100、100A コンテンツ記録装置
101 光ディスクドライブ
102 制御部
103 操作部
104 再生記録部
105 HDD
106 出力部
107 USB端子


【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に記録すべき第1コンテンツを特定する情報と第1コンテンツの品質に係る情報とを含む第1コンテンツの属性情報を取得する第1取得手段と、
前記記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と第2コンテンツの品質に係る情報とを含む第2コンテンツの属性情報を取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段により取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得手段により取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較手段と、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合は、第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第1の決定を行い、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合は、第2コンテンツと置き換えて第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第2の決定を行い、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第1コンテンツを記録しない第3の決定を行う決定手段とを備える
ことを特徴とするコンテンツ記録装置。
【請求項2】
前記属性情報には、更に、コンテンツのデータサイズを示すサイズ情報が含まれ、
前記比較手段は、前記第1コンテンツを特定する情報と前記第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツと第2コンテンツの品質が同等である場合には、第1コンテンツのサイズ情報と第2コンテンツのサイズ情報とを比較し、
前記決定手段は、前記比較手段により属性情報が比較された結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質と第2コンテンツの品質とが同等であり、且つ、第1コンテンツのデータサイズの方が第2コンテンツのデータサイズより小さい場合は、前記第2の決定を行い、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質と第2コンテンツの品質とが同等であり、且つ、第1コンテンツのデータサイズの方が第2コンテンツのデータサイズより大きい場合は、前記第3の決定を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項3】
前記決定手段により、前記第1の決定又は前記第2の決定がなされた場合は、前記第1コンテンツを対応付けた再生リストを作成し、前記第3の決定がなされた場合は、前記第2コンテンツを対応付けた再生リストを作成する再生リスト作成手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項4】
前記再生リストを、当該再生リストに対応付けられているコンテンツが属するグループを示すグループ情報と対応付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている再生リストの指定を受け付ける受付手段とを更に備え、
前記第1取得手段は、受け付けた指定に係る再生リストと対応付けられているグループ情報に基づいて、前記第1コンテンツの属性情報を取得し、
前記再生リスト作成手段は、前記決定手段により、前記第1の決定又は前記第2の決定がなされた場合は、前記第1コンテンツを前記受付手段により受け付けた指定に係る再生リストに対応付けてリスト更新する
ことを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項5】
文字情報の入力を受け付ける受付手段を更に備え、
前記第1取得手段は、受け付けた文字情報と関連する前記第1コンテンツの属性情報を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項6】
前記第1コンテンツは、音声データを含む楽曲であり、
前記決定手段により、第1の決定又は第2の決定がなされた場合に、前記第1コンテンツを取得する取得手段と、
取得された第1コンテンツの音声データを解析して、第1コンテンツのジャンルを推定する推定手段と、
第1コンテンツと、前記推定手段により推定されたジャンルとを対応付けて記録する記録手段とを更に備える
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項7】
前記属性情報には、コンテンツの名前を示すタイトル情報が含まれ、
前記決定手段は、前記比較手段による比較の結果、第1コンテンツ及び第2コンテンツそれぞれのタイトル情報の全部が一致しない場合は、前記第1の決定を行い、各タイトル情報の一部又は全部が一致し、且つ第1コンテンツの方が品質が良い場合は、前記第2の決定を行い、各タイトル情報の一部又は全部が一致し且つ第2コンテンツの方が品質が良い場合は、前記第3の決定を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項8】
前記コンテンツ記録装置は、更に、
前記比較手段による比較の結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致した場合に、前記第2コンテンツを構成するデータに欠陥がないかどうかを判断する検査手段を備え、
前記決定手段は、前記検査手段により否定的な判断がなされた場合は、前記第2の決定を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項9】
前記検査手段は、前記比較手段による比較の結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致した場合に、前記第2コンテンツを構成するバイナリデータのヘッダに含まれる情報が正常であるか否かを判断することを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項10】
前記コンテンツ記録装置は、更に、
前記比較手段による比較の結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致した場合に、前記第2コンテンツが記録されている前記記録媒体の物理アドレスが正常であるか否かを判断する検査手段を備え、
前記決定手段は、前記検査手段により否定的な判断がなされた場合は、前記第2の決定を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項11】
記録媒体に記録すべき第1コンテンツを選択するために用いられる、当該第1コンテンツの属性情報の一部を含むフィルタ情報の指定を受け付ける受付手段を更に備え、
前記第1取得手段は、受け付けた指定に係るフィルタ情報を含む前記第1コンテンツの属性情報を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項12】
記録媒体に記録すべき第1コンテンツを選択するために用いられる、当該第1コンテンツの属性情報を含まないフィルタ情報の指定を受け付ける受付手段を更に備え、
前記第1取得手段は、受け付けた指定に係るフィルタ情報を含まない前記第1コンテンツの属性情報を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項13】
第1記録媒体に記録されている第1コンテンツを、第2記録媒体に記録する指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けた指示に係る第1コンテンツを特定する情報と、第1コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報を取得する第1取得手段と、
第3記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と、第2コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報とを取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段により取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得手段により取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較手段と、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合と、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合では、第1コンテンツを第2記録媒体に記録する第1の決定を行い、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第2コンテンツを第2記録媒体に記録する第2の決定を行う決定手段とを備える
ことを特徴とするコンテンツ記録装置。
【請求項14】
前記コンテンツ記録装置は、更に、
前記比較手段は、前記第1コンテンツを特定する情報と前記第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質と第2コンテンツの品質とが同等である場合には、前記第1記録媒体から第1コンテンツを読み出す速度と前記第3記録媒体から第2コンテンツを読み出す速度とを比較し、
前記決定手段は、前記比較手段により属性情報が比較された結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツと第2コンテンツの品質とが同等であり、且つ、第1記録媒体から第1コンテンツを読み出す速度の方が、第3記録媒体から第2コンテンツを読み出す速度より速い場合は、前記第1の決定を行い、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質と第2コンテンツの品質とが同等であり、且つ、第1記録媒体から第1コンテンツを読み出す速度の方が、第3記録媒体から第2コンテンツを読み出す速度より遅い場合は、前記第2の決定を行う
ことを特徴とする請求項13に記載のコンテンツ記録装置。
【請求項15】
コンテンツ記録装置に用いられるコンテンツ記録方法であって、
記録媒体に記録すべき第1コンテンツを特定する情報と第1コンテンツの品質に係る情報である品質情報とを含む第1コンテンツの属性情報を取得する第1取得ステップと、
前記記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と第2コンテンツの品質情報とを含む第2コンテンツの属性情報を取得する第2取得ステップと、
前記第1取得ステップにおいて取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合は、第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第1の決定を行う第1決定ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合は、第2コンテンツと置き換えて第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第2の決定を行う第2決定ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第1コンテンツを記録しない第3の決定を行う第3決定ステップとを含む
ことを特徴とするコンテンツ記録方法。
【請求項16】
コンテンツを記録媒体に記録するか否かに係る決定処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記決定処理は、
記録媒体に記録すべき第1コンテンツを特定する情報と第1コンテンツの品質に係る情報である品質情報とを含む第1コンテンツの属性情報を取得する第1取得ステップと、
前記記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と第2コンテンツの品質情報とを含む第2コンテンツの属性情報を取得する第2取得ステップと、
前記第1取得ステップにおいて取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合は、第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第1の決定を行う第1決定ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合は、第2コンテンツと置き換えて第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第2の決定を行う第2決定ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第1コンテンツを記録しない第3の決定を行う第3決定ステップとを含む
ことを特徴とするプログラム。
【請求項17】
コンテンツを記録媒体に記録するか否かに係る決定処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
前記決定処理は、
記録媒体に記録すべき第1コンテンツを特定する情報と第1コンテンツの品質に係る情報である品質情報とを含む第1コンテンツの属性情報を取得する第1取得ステップと、
前記記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と第2コンテンツの品質情報とを含む第2コンテンツの属性情報を取得する第2取得ステップと、
前記第1取得ステップにおいて取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合は、第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第1の決定を行う第1決定ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合は、第2コンテンツと置き換えて第1コンテンツを前記記録媒体に記録する第2の決定を行う第2決定ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第1コンテンツを記録しない第3の決定を行う第3決定ステップとを含む
ことを特徴とする記憶媒体。
【請求項18】
コンテンツ記録装置に用いられるコンテンツ記録方法であって、
第1記録媒体に記録されている第1コンテンツを、第2記録媒体に記録する指示を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた指示に係る第1コンテンツを特定する情報と、第1コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報を取得する第1取得ステップと、
第3記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と、第2コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報とを取得する第2取得ステップと、
前記第1取得ステップにおいて取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合と、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合には、第1コンテンツを第2記録媒体に記録する第1の決定を行う第1決定ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第2コンテンツを第2記録媒体に記録する第2の決定を行う第2決定ステップとを含む
ことを特徴とするコンテンツ記録方法。
【請求項19】
コンテンツを記録媒体に記録する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記処理は、
第1記録媒体に記録されている第1コンテンツを、第2記録媒体に記録する指示を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた指示に係る第1コンテンツを特定する情報と、第1コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報を取得する第1取得ステップと、
第3記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と、第2コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報とを取得する第2取得ステップと、
前記第1取得ステップにおいて取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合と、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合には、第1コンテンツを第2記録媒体に記録する第1の決定を行う第1決定ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第2コンテンツを第2記録媒体に記録する第2の決定を行う第2決定ステップとを含む
ことを特徴とするプログラム。
【請求項20】
コンテンツを記録媒体に記録する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
前記処理は、
第1記録媒体に記録されている第1コンテンツを、第2記録媒体に記録する指示を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた指示に係る第1コンテンツを特定する情報と、第1コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報を取得する第1取得ステップと、
第3記録媒体に記録されている第2コンテンツを特定する情報と、第2コンテンツの品質に係る情報とを含む属性情報とを取得する第2取得ステップと、
前記第1取得ステップにおいて取得された第1コンテンツの属性情報と、前記第2取得ステップにおいて取得された第2コンテンツの属性情報とを比較する比較ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致しない場合と、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より良い場合には、第1コンテンツを第2記録媒体に記録する第1の決定を行う第1決定ステップと、
比較した結果、第1コンテンツを特定する情報と第2コンテンツを特定する情報とが一致し、且つ、第1コンテンツの品質の方が第2コンテンツの品質より悪い場合は、第2コンテンツを第2記録媒体に記録する第2の決定を行う第2決定ステップとを含む
ことを特徴とする記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2006−185575(P2006−185575A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−330643(P2005−330643)
【出願日】平成17年11月15日(2005.11.15)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】