説明

コンテンツ評価装置、及びコンテツ評価方法

【課題】映像部分毎の評価情報を、複数の鑑賞者の反応からリアルタイムで容易に取得する。
【解決手段】観客は、映画の上映中、印象に残ったシーンや、面白い、感激したシーンなどで、評価コントローラ1−1〜1−nのボタンを押下する。評価コントローラ1−1〜1−nは、評価集計サーバ2に対し、ボタンの押下情報を映画作品に対する評価情報として送信する。評価集計サーバ2は、評価コントローラ1−1〜1−nからの評価情報を集約し、評価記録データベース4に記録する。サイネージサーバ6は、上映中の映画の広告媒体(広告用ポスターなど)とともに、劇場毎に集計された評価情報を、インジケータ7−1〜7−mに提示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像コンテンツに対するユーザによる評価情報を集計するコンテンツ評価装置、及びコンテツ評価方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、作品ごとにジャンルや「感動」「笑い」などの各感情項目を数値化したデータベースを構築し、更に当該個人が鑑賞した作品を自ら評価した結果を入力・送信してもらい、当該個人の嗜好に合った作品や嗜好に合わない作品の傾向を分析し、その他の作品群の中より、作品傾向の類似性により当該個人の嗜好に合った作品を抽出し提示する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。また、テレビ番組などの視聴者からの情報をリアルタイムに集計して視聴率や、リクエスト情報を得る先行技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−350871号公報
【特許文献2】特開2003−244731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術においては、映画の評価について、一般には映画を見終わった後、観た人が感想を述べるに留まる。近年では、Webによる映画の評価も行われているが、それも作品を見て劇場から出た後のことである。また、テレビ番組などの視聴率などについてはリアルタイムで提供するものの、個々のテレビ番組や、ある劇場で作品を観ている人が、館外にいる人に対して作品の良し悪し、好き嫌いなどをリアルタイムで伝える方法は存在しない。
【0005】
そこで本発明は、映像部分毎の評価情報を、複数の鑑賞者の反応からリアルタイムで容易に取得することができるコンテンツ評価装置、及びコンテツ評価方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明は、同じ映像コンテンツを観賞している複数の鑑賞者の反応をリアルタイムに取得する反応取得手段と、前記反応取得手段により取得した複数の鑑賞者の反応を、前記映像コンテンツの所定の映像部分毎に、前記映像コンテンツに対する評価情報として集計する集計手段と、前記集計手段により所定の映像部分毎に集計された評価情報を記録する記録手段とを備えることを特徴とするコンテンツ評価装置である。
【0007】
また、好ましい態様として、例えば請求項2記載のように、請求項1に記載のコンテンツ評価装置において、前記集計手段により所定の映像部分毎に集計された評価情報をリアルタイムに表示する表示手段を更に備えるようにしてもよい。
【0008】
また、好ましい態様として、例えば請求項3記載のように、請求項2に記載のコンテンツ評価装置において、前記反応取得手段は、複数の映像コンテンツを複数の鑑賞者が同時に観賞している場合に、映像コンテンツ毎に複数の鑑賞者の反応をリアルタイムに取得し、前記集計手段は、前記反応取得手段により映像コンテンツ毎に取得した複数の鑑賞者の反応を、前記映像コンテンツ毎に集計し、前記複数の映像コンテンツの各々に対応した前記所定の映像部分毎の評価情報を取得し、前記記録手段は、前記複数の映像コンテンツの各々に対応させて、前記所定の映像部分毎の評価情報を記憶するようにしてもよい。
【0009】
また、好ましい態様として、例えば請求項4記載のように、請求項3に記載のコンテンツ評価装置において、前記表示手段は、前記複数の映像コンテンツの各々に対応して集計された前記所定の映像部分毎の評価情報を、比較できる形態で同時に表示するようにしてもよい。
【0010】
また、好ましい態様として、例えば請求項5記載のように、請求項1乃至4のいずれかに記載のコンテンツ評価装置において、前記反応取得手段は、前記映像コンテンツの上映室内の各座席に設けられている反応取得装置の各々から個々の鑑賞者の反応をリアルタイムに取得するようにしてもよい。
【0011】
また、好ましい態様として、例えば請求項6記載のように、請求項5に記載のコンテンツ評価装置において、前記反応取得装置は、同じ映画館の建物内で、映像コンテンツ毎に区分けして設けられた上映室内の各座席に設けられており、前記集計手段は、前記上映室内の各座席に設けられている複数の反応取得装置から取得した鑑賞者の反応を、該反応取得装置が設置されている上映室毎に集計し、前記表示手段は、前記複数の上映室の外に設置されていてもよい。
【0012】
また、上記目的達成のため、請求項7記載の発明は、同じ映像コンテンツを観賞している複数の鑑賞者の反応をリアルタイムに取得するステップと、前記取得した複数の鑑賞者の反応を、前記映像コンテンツの所定の映像部分毎に、前記映像コンテンツに対する評価情報として集計するステップと、前記所定の映像部分毎に集計された評価情報をリアルタイムに表示するステップとを含むことを特徴とするコンテンツ評価方法である。
【発明の効果】
【0013】
この発明によれば、映像部分毎の評価情報を、複数の鑑賞者の反応からリアルタイムで容易に取得することができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態によるコンテンツ評価システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の動作を説明するためのシーケンス図である。
【図3】本実施形態による、インジケータを説明するための概念図である。
【図4】デジタルサイネージを用いた第1の応用例の動作を説明するためのシーケンス図である。
【図5】本第2の応用例による、インジケータを説明するための概念図である。
【図6】デジタルサイネージを用いた第2の応用例の動作を説明するためのシーケンス図である。
【図7】本実施形態において、テレビ放送する映画広告用のダイジェスト版を作成する例を説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0016】
A.実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態によるコンテンツ評価システムの構成を示すブロック図である。図において、劇場A、Bは、例えば、それぞれ異なる映画を上映する上映室であり、同じ映画館の建物内に存在する。劇場A、B、…には、各々、複数の評価コントローラ1−1〜1−nと評価集計サーバ2とが設けられている。評価コントローラ1−1〜1−nは、劇場内の各座席に一つずつ配置されている。評価コントローラ1−1〜1−nには、少なくとも1つ以上のボタンが配置されており、それぞれのボタンには、「良い」、「悪い」といった評価を下すための機能が割り当てられている。
【0017】
観客は、映画の上映中、印象に残ったシーンや、面白い、感激したシーンなどで、評価コントローラ1−1〜1−nのボタンを押下することで、そのシーンに対する印象を表明する。評価コントローラ1−1〜1−nは、評価集計サーバ2に対し、ボタンの押下情報を映画作品に対する評価情報として送信する。なお、評価集計サーバ2への接続方法は、有線、無線の形式を問わない。
【0018】
評価集計サーバ2は、上述した評価コントローラ1−1〜1−nからの評価情報を集約し、集約した評価情報を、後述する応用事例に示すようなサイネージ等へ活用するために、評価記録データベース4に記録する。上映中作品データベース3は、劇場内で上映中の映画作品を識別するための映画IDと、作品名や、上映時間などからなるコンテンツ情報とを対応付けて記憶するデータベースである。上述した評価コントローラ1−1〜1−nの固有IDを元に、どの作品に対する評価であるかを判別するために用いられる。
【0019】
評価記録データベース4は、評価集計サーバ2で集計された各映画作品に対する評価情報を記録する。該評価情報は、後で集計され、作品全体の評価や、注目を集めたシーンの分析などに用いられる。メッセージサーバ5は、評価情報に応じて、劇場毎に独自のサービスを提供するための窓口となる。サイネージサーバ6は、上映中の映画の、上映室外に設置されている広告媒体(広告用ポスターなど)に、劇場毎に集計された評価情報を提示すべく、インジケータ7−1〜7−mを制御する。インジケータ7−1〜7−mは、上映中の映画広告毎に設けられ、サイネージサーバ6からの指示に従って、上映中の映画に対する評価情報を比較できる形態で同時に提示する。
【0020】
図2は、本実施形態の動作を説明するためのシーケンス図である。
ユーザ(観客)は、映画の上映時間中、手元にある評価コントローラ1−1〜1−nを用いてボタンを押下することで鑑賞中の作品に対する評価を行う(ステップS1)。評価コントローラ1−1〜1−nは、ボタンが押下されたことを、評価集計サーバ2へ送信する(メッセージ送信:ステップS2)。その際、どのボタンが押されたかという情報に加え、ボタンが押下された時刻、コントローラIDなども併せて送信する。
【0021】
評価集計サーバ2は、評価コントローラ1−1〜1−nからメッセージを受信すると、まず、どの映画に対する評価かを判定する。そのため、評価集計サーバ2は、上映中作品データベース3にアクセスし、メッセージ内のコントローラIDを鍵にして問い合わせ(ステップS3)、映画IDを取得する(ステップS4)。映画IDを取得したら、メッセージ内の評価(評価コントローラ1−1〜1−nによる評価結果)、発信時刻を、映画IDと共に評価記録データベース4へ記録する(ステップS5)。
【0022】
さらに、評価集計サーバ2は、上記映画ID、評価、発信時刻等の評価情報を、メッセージサーバ5にも送信する(ステップS6)。メッセージサーバ5は、送信された評価情報を元に、後述の応用例で示すようなサービス展開を行う。
【0023】
上述した実施形態によれば、映像部分毎の評価情報を、複数の鑑賞者の反応からリアルタイムで容易に取得することができる。
【0024】
B.デジタルサイネージへの第1の応用例
上述した実施形態において、メッセージサーバ5に送られた評価情報をデジタルサイネージへ応用する例について説明する。映画館の館外や、チケット販売カウンタ、待合いロビーなどには、上映中の作品を紹介する広告用ポスターが展示されていることが多いが、ここでどの作品を見るか検討している客に対して、作品を視聴するための判断材料となるように、上述した評価システムから得られる評価を反映させる。
【0025】
図3(a)〜(c)は、本実施形態による、インジケータを説明するための概念図である。図3(a)に示すように、広告用ポスター10の下部に反応度合いを表示するインジケータ7−i(i=1〜m)を設ける。インジケータ7−iは、観客の反応度合いを、電球の数や、バーの長さ、数字などで何段階かで表現できるようになっている。上映中、観客は、面白いとか、素晴らしいと感じた際に、評価コントローラ1−1〜1−nのボタンを押下する。ボタン押下回数は、例えば、図3(b)に示すように、映画の上映に合わせて時々刻々と変化することになる。インジケータ7−iは、「現在の満足度」として、ボタン押下回数、すなわち、その時々の反応度合いをリアルタイムで表示する。つまり、図3(c)に示すように、ボタンを押下する人が少ないと、インジケータ7−iの点灯数が少なくなり、ボタンを押下する人が多いほど、点灯数が多くなり、映画の上映に合わせて時々刻々と変化する。
【0026】
図4は、上述したデジタルサイネージを用いた第1の応用例の動作を説明するためのシーケンス図である。上述したメッセージサーバ5は、映画の上映に合わせてリアルタイムで評価情報をサイネージサーバ6に転送する(ステップS10)。サイネージサーバ6は、評価情報を解析し、評価情報に応じてインジケータレベルを更新し(ステップS11)、インジケータ7−i(i=1〜m)に表示レベルの変更を指示する(ステップS12)。インジケータ7−iは、指示された表示レベルになるように点灯状態を更新する(ステップS13)。このように、評価情報を、該当する作品の広告用ポスター10の近傍にあるインジケータ7−iの点灯に反映させる。
【0027】
このようにして、館外の客は、上映中の映画作品に対する、その時々の観客の反応度合いを館外で確認することができるため、作品を選択するときの判断材料とすることが可能になる。
【0028】
C.デジタルサイネージへの第2の応用例
また、上映中の映画作品に対する、その時々の観客の反応度合いに加えて、作品全体に対する肯定的・否定的な総合評価を付加することも可能である。ここでは、評価コントローラ1−1〜1−nのボタンの押下数の平均値を用いて作品全体に対する総合評価を提示する場合について説明する。
【0029】
図5(a)、(b)は、本第2の応用例による、インジケータを説明するための概念図である。図5(a)に示すように、広告用ポスター10の下部に反応度合いを表示するインジケータ7−iとして、前述した「現在の満足度」に加え、「お勧めレベル」を設ける。「お勧めレベル」は、いわゆる総合評価であり、映画全体に対する反応度合いを5段階で表示する。
【0030】
より具体的には、サイネージサーバ6は、メッセージサーバ5から送信されてくる評価情報を受信し、評価コントローラ1−1〜1−nのボタンの押下数の平均値を算出し、図5(b)に示すように、予め設定した多段階の閾値Th1〜Th4に基づいて、該平均値がどのレベルにあるかを判定することによって、作品全体に対する肯定的・否定的な評価に応じた点灯数を決定する。
【0031】
ボタンの押下数の平均値が、閾値Th1以下ならば星1つ、閾値Th1〜Th2の範囲ならば星2つ、閾値Th2〜Th3の範囲ならば星3つ、閾値Th3〜Th4の範囲ならば星4つ、閾値Th4以上ならば星5つというように、「お勧めレベル」の星の数を決定する。この結果、当該作品に対するボタンの押下数の平均値に応じた星の数だけ点灯され、作品全体に対する総合評価が提示されることになる。
【0032】
また、評価記録データベース4に記録された過去の評価情報の平均値や、その推移などを利用することも考えられる。図6は、上述したデジタルサイネージを用いた第2の応用例の動作を説明するためのシーケンス図である。この場合、サイネージサーバ6は、評価記録データベース4に対して過去の評価情報(評価集計)を要求し(ステップS20)、評価記録データベース4から、該当作品の過去の評価情報を取得する(ステップS21)。サイネージサーバ6は、取得した過去の評価情報に基づいて、その平均値や、推移などを算出し、インジケータ「お勧めレベル」を更新し(ステップS22)、インジケータ7−i(この場合、「お勧めレベル」)に表示レベルの変更を指示する(ステップS23)。インジケータ7−iは、指示された表示レベルになるように点灯状態を更新する(ステップS24)。
【0033】
D.広告用動画制作への応用
図7は、本実施形態において、テレビ放送する映画広告用のダイジェスト版を作成する例を説明するための概念図である。上述した評価記録データベースに記憶された評価情報に基づいて、テレビ放送する映画広告用のダイジェスト版を作成することも可能である。図7に示すように、ボタン押下回数が第1の閾値Tha以上で、かつ第2の閾値Thb以下である映像部分をコンテンツ(上映中の映画)から抜き出し、それを結合することで、テレビ放送で放映する際の映画広告用動画を自動作成することも可能である。第2の閾値Thb以上の映像部分を採用しないのは、ダイジェスト版に評価の高い部分が含まれることで興味が薄れるのを防ぐためである。
【0034】
また、別の総合評価としては、例えば、評価記録データベース4に各劇場の評価を全国的に集計することにより、作品が全国的にどのように評価されているかを知ることも可能であり、この集計結果を用いることで、広告用ポスター10のインジケータ7−1〜7−mに全国的な評価を反映させることもでき、客は、より精度の高い判断結果から視聴する作品を選択することが可能になる。
【0035】
なお、作品の分析への応用またサイネージといった興行的な面だけではなく、作品の分析という製作側の観点からも本発明は有用である。評価記録データベースの記録を全国的に集計することで作品全体の評価だけではなく各シーンでの評価を得られることから、製作者の演出に対して観客が意図した通りに反応したか、といったフィードバックを得ることが可能になる。
【0036】
また、図1に示すように、メッセージサーバ5から、評価記録データベース4に記録されている作品毎の評価情報を、予め登録した携帯電話8や、パーソナルコンピュータ9などの情報端末にメール等で送信するようにしてもよい。
【0037】
また、上述した実施形態では、広告用ポスター10としたが、これに限らず、電子広告(デジタルサイネージ)であってもよく、この場合、インジケータ7−1〜7−mも広告表示の一部であってもよい。
また、評価コントローラ1−1〜1−nは、ボタン操作ではなく、鑑賞者の動き、声、体温、心拍などを検出して送信するようにしてもよい。
【0038】
また、映画館に設置された評価コントローラ以外にも、鑑賞者が所有する個人の携帯端末で評価集計サーバにアクセスするようにしてもよい。
また、評価してくれた鑑賞者には、上映終了後に評価コントローラを返却すると、評価コントローラの操作回数に応じたサービス(鑑賞割引券など)を提供するようにしてもよい。
【0039】
また、映画館での評価情報をリアルタイムにテレビ放送してもよい。
また、映画館での作品以外にも、あるテレビ番組に対する評価であってもよく、該テレビ番組に対する評価情報を、リアルタイムに別の番組で放送してもよい。
【符号の説明】
【0040】
1−1〜1−n 評価コントローラ
2 評価集計サーバ
3 上映中作品データベース
4 評価記録データベース
5 メッセージサーバ
6 サイネージサーバ
7−1〜7−m インジケータ
8 携帯電話
9 パーソナルコンピュータ
10 広告用ポスター



【特許請求の範囲】
【請求項1】
同じ映像コンテンツを観賞している複数の鑑賞者の反応をリアルタイムに取得する反応取得手段と、
前記反応取得手段により取得した複数の鑑賞者の反応を、前記映像コンテンツの所定の映像部分毎に、前記映像コンテンツに対する評価情報として集計する集計手段と、
前記集計手段により所定の映像部分毎に集計された評価情報を記録する記録手段と
を備えることを特徴とするコンテンツ評価装置。
【請求項2】
前記集計手段により所定の映像部分毎に集計された評価情報をリアルタイムに表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ評価装置。
【請求項3】
前記反応取得手段は、
複数の映像コンテンツを複数の鑑賞者が同時に観賞している場合に、映像コンテンツ毎に複数の鑑賞者の反応をリアルタイムに取得し、
前記集計手段は、
前記反応取得手段により映像コンテンツ毎に取得した複数の鑑賞者の反応を、前記映像コンテンツ毎に集計し、前記複数の映像コンテンツの各々に対応した前記所定の映像部分毎の評価情報として取得し、
前記記録手段は、
前記複数の映像コンテンツの各々に対応させて、前記所定の映像部分毎の評価情報を記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ評価装置。
【請求項4】
前記表示手段は、
前記複数の映像コンテンツの各々に対応して集計された前記所定の映像部分毎の評価情報を、比較できる形態で同時に表示することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ評価装置。
【請求項5】
前記反応取得手段は、
前記映像コンテンツの上映室内の各座席に設けられている反応取得装置の各々から個々の鑑賞者の反応をリアルタイムに取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のコンテンツ評価装置。
【請求項6】
前記反応取得装置は、
同じ映画館の建物内で、映像コンテンツ毎に区分けして設けられた上映室内の各座席に設けられており、
前記集計手段は、
前記上映室内の各座席に設けられている複数の反応取得装置から取得した鑑賞者の反応を、該反応取得装置が設置されている上映室毎に集計し、
前記表示手段は、
前記複数の上映室の外に設置されていることを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ評価装置。
【請求項7】
同じ映像コンテンツを観賞している複数の鑑賞者の反応をリアルタイムに取得するステップと、
前記取得した複数の鑑賞者の反応を、前記映像コンテンツの所定の映像部分毎に、前記映像コンテンツに対する評価情報として集計するステップと、
前記所定の映像部分毎に集計された評価情報をリアルタイムに表示するステップと
を含むことを特徴とするコンテンツ評価方法。



【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−129760(P2012−129760A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−278759(P2010−278759)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】