説明

コンテンツ送受信システム、コンテンツ再生装置及びコンテンツ受信装置

【課題】 DVDプレーヤで再生されるDVDディスク又はコンテンツに応じて、ユーザ操作を要することなく、AVアンプの設定を自動的に実行すること。
【解決手段】 DVDプレーヤは、外部から挿入可能なDVDディスクに記録されているコンテンツを再生する再生手段と、DVDディスクの特定情報に対応付けてAVアンプの設定情報を記憶するディスク情報テーブルと、DVDプレーヤに挿入されたDVDディスクの特定情報に対応付けられた設定情報をディスク情報テーブルから読み出して、AVアンプに送信する設定情報送信手段とを有する。AVアンプは、設定情報を受信する設定情報受信手段と、受信した設定情報に基づいてAVアンプの設定を実行する設定実行手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ再生装置及びコンテンツ受信装置を備えるコンテンツ送受信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
DVDプレーヤと、AVアンプと、ディスプレイ装置とを備えるコンテンツ送受信システムが利用されている。DVDプレーヤは、DVDディスクに記録されているコンテンツデータを再生し、AVアンプに送信する。AVアンプは、コンテンツデータに含まれる音声データに音声処理を実行し、スピーカーから音声を出力する。AVアンプは、映像データをディスプレイ装置に送信する。ディスプレイ装置は、AVアンプから供給された映像データに映像処理を実行し、表示する。
【0003】
AVアンプには複数の音声モード(例えばリスニングモード、サラウンドモードと呼ばれており、映画モード、ゲームモード、音楽モード等)が設けられており、ユーザ操作によって1つの音声モードが選択可能になっている。AVアンプは、選択された音声モードに対して予め設定されている音声処理(遅延処理、音量調整処理、イコライザ処理等)を音声データに対して実行する。
【0004】
ディスプレイ装置には複数の映像モード(例えば、映画モード、ゲームモード、スポーツモード等)が設けられており、ユーザ操作によって1つの映像モードが選択可能になっている。ディスプレイ装置は、選択された映像モードに対して予め設定されている各値(明るさ、色合い、解像度等)に映像データを調整する。
【0005】
上記システムにおいては、DVDプレーヤで再生するDVDディスクやコンテンツデータに応じて、ユーザ操作によってAVアンプの音声モードを選択すると共に、ユーザ操作によってディスプレイ装置の映像モードを選択する必要があり、非常に煩雑であるという問題がある。また、DVDプレーヤで再生するDVDディスクやコンテンツデータに応じて、ユーザ操作によってAVアンプの音量や画質(明るさ、色合い、解像度等)を調整する必要があり、その作業が非常に煩雑である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平7−123339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、コンテンツ再生装置で再生される記憶媒体又はコンテンツに応じて、ユーザ操作を要することなく、コンテンツ受信装置の設定を自動的に実行することができるコンテンツ送受信システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ送受信システムは、コンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置からコンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを備え、前記コンテンツ再生装置が、外部から前記コンテンツ再生装置に挿入可能な記憶媒体に記録されているコンテンツを再生する再生手段と、前記記憶媒体の特定情報に対応付けて前記コンテンツ受信装置の設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、前記コンテンツ再生装置に挿入された前記記憶媒体の特定情報に対応付けられた設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出して、前記コンテンツ受信装置に送信する設定情報送信手段とを有し、前記コンテンツ受信装置が、前記設定情報を受信する設定情報受信手段と、受信した設定情報に基づいて前記コンテンツ受信装置の設定を実行する設定実行手段とを有する。
【0009】
コンテンツ再生装置に記憶媒体が挿入されると、コンテンツ再生装置は、記憶媒体に対応付けられている設定情報を読み出して、コンテンツ受信装置に送信する。コンテンツ受信装置は、設定情報を受信すると、設定情報に基づいて設定を実行する。従って、ユーザ操作を要することなく、コンテンツ再生装置に記憶媒体を挿入する毎に、コンテンツ受信装置は、記憶媒体に対応した設定を自動的に実行することができる。
【0010】
本発明の別の好ましい実施形態によるコンテンツ送受信システムは、コンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置からコンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを備え、前記コンテンツ再生装置が、コンテンツを再生する再生手段と、コンテンツに対応付けて前記コンテンツ受信装置の設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、前記再生手段によって再生されるコンテンツに対応付けられた設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出して、前記コンテンツ受信装置に送信する設定情報送信手段とを有し、前記コンテンツ受信装置が、前記設定情報を受信する設定情報受信手段と、受信した設定情報に基づいて前記コンテンツ受信装置の設定を実行する設定実行手段とを有する。
【0011】
コンテンツ再生装置は、再生するコンテンツに対応付けられている設定情報を読み出して、コンテンツ受信装置に送信する。コンテンツ受信装置は、設定情報を受信すると、設定情報に基づいて設定を実行する。従って、ユーザ操作を要することなく、コンテンツ再生装置がコンテンツを再生する毎に、コンテンツ受信装置は、記憶媒体に対応した設定を自動的に実行することができる。コンテンツは、特に限定されないが、外部からコンテンツ再生装置に挿入される記憶媒体に記録されたコンテンツ、コンテンツ再生装置に内蔵された記憶媒体に記録されたコンテンツ、ネットワークを介してサーバから受信したコンテンツ等である。
【0012】
好ましい実施形態においては、前記設定情報記憶手段が、前記コンテンツの再生位置情報に対応付けて前記コンテンツ受信装置の設定情報を記憶し、前記設定情報送信手段が、前記再生手段によって再生されるコンテンツの再生位置情報に対応付けられた設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出して、前記コンテンツ受信装置に送信する。
【0013】
この場合、1つのコンテンツを再生する場合であっても、コンテンツの再生位置に応じて、自動的にコンテンツ受信装置の設定を変更することができる。コンテンツの再生位置情報は、特に限定されないが、再生時間、アドレス、チャプター、トラック等である。
【0014】
好ましい実施形態においては、前記設定実行手段が、ユーザ操作によって前記コンテンツ受信装置に入力された設定情報に基づいて前記コンテンツ受信装置の設定をさらに実行し、前記コンテンツ受信装置が、ユーザ操作によって前記コンテンツ受信装置に入力された設定情報を前記コンテンツ再生装置に送信する第2設定情報送信手段をさらに有し、前記コンテンツ再生装置が、前記設定情報を受信する第2設定情報受信手段と、受信した設定情報を前記設定情報記憶手段に登録する設定情報登録手段とをさらに有する。
【0015】
この場合、ユーザ操作によってコンテンツ受信装置に設定情報が入力されて、コンテンツ受信装置が設定を実行する場合に、当該設定情報がコンテンツ再生装置に送信され。コンテンツ再生装置は、受信した設定情報を設定情報記憶手段に登録する。従って、設定情報記憶手段に設定情報を登録するために、ユーザ操作によって別途コンテンツ再生装置に設定情報を入力する必要がない。
【発明の効果】
【0016】
コンテンツ再生装置で再生される記憶媒体又はコンテンツに応じて、ユーザ操作を要することなく、コンテンツ受信装置の設定を自動的に実行することができる。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の好ましい実施形態によるDVDプレーヤ(コンテンツ再生装置)、AVアンプ(コンテンツ受信装置)及びディスプレイ装置(コンテンツ受信装置)を備えるコンテンツ送受信システムついて、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。本例において、コンテンツは、映像(画像も含む、以下同様。)データおよび/または音声データ等である。コンテンツは、本例ではDVDディスク、CDディスク、フラッシュメモリ等の外部からDVDプレーヤに挿入可能な記憶媒体に記録されたコンテンツである。しかし、これに限定されず、コンテンツ再生装置に内蔵された記憶媒体に記録されたコンテンツや、サーバからネットワーク経由で受信したコンテンツ等でもよい。1つのコンテンツとは、1つの映像ファイル、1つの曲ファイルを指す場合や、ファイルサイズが大きな映像ファイルの場合には1つのチャプターを指す場合がある。また、1つのコンテンツとは、CDに記録された音楽データの場合には、1つのトラックを指す場合がある。
【0018】
図1は、DVDプレーヤ10、AVアンプ20及びディスプレイ装置40を示すブロック図である。DVDプレーヤ10、AVアンプ20及びディスプレイ装置40は、例えばHDMI規格に準拠しており、HDMIケーブルを介して相互に接続されている。
【0019】
[DVDプレーヤ10の構成]
DVDプレーヤ10は、再生部11と、HDMI送信部12と、制御部13と、操作部14と、表示部15と、メモリ16と、コネクタ部17とを有している。
【0020】
再生部11は、例えばDVDディスクが挿入された時、DVDディスクに記録されている映像データ及び音声データを読み出して、デコードし、HDMI送信部12に供給する。また、再生部11は、CDディスクが挿入された時、CDディスクに記録されている音声データを読み出して、デコードし、HDMI送信部12に供給する。再生部11は、DVDディスクやCDディスクが挿入された時、ディスク情報を読み出して、制御部13に供給する。ディスク情報は、例えば、TOC情報等であり、ディスクを特定するためのディスク特定情報と、チャプター(又はトラック)及び再生時間に関する情報等を含む。
【0021】
HDMI送信部12は、再生部11から供給された映像データ及び/又は音声データを、制御部13からのコマンドにより、HDMI規格のデータ(以下、HDMIデータという。)に変換する。HDMI送信部12は、HDMIデータを、コネクタ部17を介してAVアンプ20に送信する。
【0022】
制御部13は、メモリ16に格納されているDVDプレーヤの動作プログラムに基づいて、DVDプレーヤ10の各部を制御するものであり、例えば、マイコンやCPU等である。制御部13は、操作部14からの操作入力または各部からの制御信号およびデータに基づいて各種処理を実行する。
【0023】
制御部13は、HDMIのCECラインを介してAVアンプ20の制御部25に接続され、制御部25とコマンドおよび/またはデータを送受信する。制御部13は、再生部11から供給されたディスク情報に基づいて、AVアンプ20及び/又はディスプレイ装置40の設定情報を後述するディスク情報テーブルから読み出して、AVアンプ20及び/又はディスプレイ装置40にCECラインを介して送信する。これにより、制御部13は、AVアンプ20及び/又はディスプレイ装置40にユーザ操作を要することなく設定処理を実行させることができる。
【0024】
メモリ16には、図2に示すディスク情報テーブルが格納されている。ディスク情報テーブルは、ディスク特定情報に対応付けて、AVアンプ20及び/又はディスプレイ装置40の設定情報が記憶されている。ディスク情報テーブル内の設定情報は、DVDプレーヤ10の操作部14をユーザが操作することによって登録されてもよい。しかし、本例では、AVアンプ20又はディスプレイ装置40を設定するためにユーザ操作によって設定情報がAVアンプ20又はディスプレイ装置40に入力された際に、AVアンプ20又はディスプレイ装置40からDVDプレーヤ10に設定情報が送信され、当該設定情報がディスク情報テーブルに自動的に登録される。図2において、音声モード(リスニングモード又はサラウンドモード)、音量及び画質(明るさ、色合い、解像度等)はAVアンプ20に対する設定情報であり、映像モードはディスプレイ装置40に対する設定情報である。
【0025】
[AVアンプの構成]
AVアンプ20は、HDMI受信部21と、画像処理部22と、HDMI送信部23と、音声処理部24と、制御部25と、操作部26と、表示部27と、メモリ28と、コネクタ部29、30とを有している。
【0026】
HDMI受信部21は、DVDプレーヤ10から送信されたHDMIデータを受信し、受信したHDMIデータから元の映像データ(HDMI変換前の映像データ)を生成し、画像処理部22に供給する。また、HDMI受信部21は、受信したHDMIデータから元の音声データを生成し、音声処理部24に供給する。
【0027】
画像処理部22は、HDMI受信部21から供給された映像データに画像処理(明るさ及び色合い等の調整、解像度変換等)を実行し、HDMI送信部23に供給する。明るさ、色合い、解像度等の画質は、ユーザ操作によって設定可能であり、かつ、DVDプレーヤ10から送信された設定情報に基づいて設定することができる。
【0028】
HDMI送信部23は、画像処理部22から供給された映像データをHDMIデータに変換する。HDMI送信部23は、コネクタ部30を介してディスプレイ装置40にHDMIデータを送信する。
【0029】
音声処理部24は、HDMI受信部21から供給された音声データに対して、例えば、信号処理、遅延処理、イコライザ処理、音量調整処理、増幅処理、DA変換等の音声処理を実行し、外部に接続されたスピーカー60に音声信号を供給する。
【0030】
AVアンプ20には複数の音声モード(例えば、音声モード1〜音声モード5)が設けられており、ユーザ操作によって1つの音声モードが選択され、設定される。また、DVDプレーヤ10から送信された設定情報に基づいて、音声モードが自動的に設定される。音声処理部24は、選択された音声モードに対して予め設定されている音声処理を音声データに対して実行する。
【0031】
制御部25は、メモリ28に記憶されているAVアンプの動作プログラムに基づいて、AVアンプ20の各部を制御するものであり、例えば、マイコンやCPU等である。制御部25は、操作部26からの操作入力または各部からの制御信号およびデータに基づいて各種処理を実行する。
【0032】
制御部25は、CECラインを介してDVDプレーヤ10の制御部13に接続され、制御部13とコマンドおよびデータを送受信する。また、制御部25は、CECラインを介してディスプレイ装置40の制御部44に接続され、制御部44とコマンドおよびデータを送受信する。
【0033】
制御部25は、ユーザ操作によって設定情報(音声モード、音量等)が入力されたとき、又は、DVDプレーヤ10の制御部13から設定情報(音声モード、音量等)を受信したとき、当該音声モード又は音量に設定する(設定するとは音声モード又は音量をメモリ28に記憶しておくことをいう。)。制御部25は、設定された音声モード又は音量に基づいて、音声データに音声処理を実行するよう音声処理部24を制御する。
【0034】
制御部25は、ユーザ操作によって設定情報(画質等)が入力されたとき、又は、DVDプレーヤ10の制御部13から設定情報(画質等)を受信したとき、当該画質に設定する。制御部25は、設定された画質に基づいて、映像データに画像処理を実行するよう画像処理部22を制御する。
【0035】
AVアンプ20は、その動作状態として、ユーザ操作によって設定情報が入力され、音声モード、音量、画質等の設定が実行されるとき、ユーザ操作によって入力された設定情報をDVDプレーヤ10に送信し、ディスク情報テーブルに自動的に登録する設定情報登録モードを有する。設定情報登録モードに設定されている時、ユーザ操作によって設定情報が入力され、設定が実行されると、制御部25は、CECラインを介してDVDプレーヤ10の制御部13に当該設定情報を送信する。
【0036】
制御部25は、設定情報を受信したとき、ディスプレイ装置40に対応する設定情報(映像モード等)が含まれているか否かを判断する。ディスプレイ装置40に対応する設定情報(映像モード等)が含まれている場合、制御部25は、ディスプレイ装置40に対応する設定情報(映像モード等)をディスプレイ装置40に送信する。ディスプレイ装置40を設定情報に基づいて自動的に設定を実行させるためである。
【0037】
[ディスプレイ装置40の構成]
ディスプレイ装置40は、HDMI受信部41と、映像処理部42と、表示部43と、制御部44と、操作部45と、メモリ46と、コネクタ部47とを有している。
【0038】
HDMI受信部41は、AVアンプ20のHDMI送信部23から送信されたHDMIデータを受信して、HDMIデータから元の映像データを生成し、映像処理部42に供給する。
【0039】
映像処理部42は、HDMI受信部41から供給された映像データに映像処理を実行し、表示部43に映像を表示させる。例えば、映像処理部42は、映像データの明るさ及び色合い等を調整し、解像度変換等を実行する。ディスプレイ装置には複数の映像モード(例えば、映像モード1〜映像モード5)が設けられており、ユーザ操作によって1つの映像モードが選択され、設定される。または、DVDプレーヤ10から送信された設定情報に含まれている映像モードに自動的に設定される。映像処理部42は、選択された映像モードに対して予め設定されている各値(明るさ、色合い、解像度等)に映像データを調整する。
【0040】
表示部43は、映像処理部42から映像データが供給され、当該映像データに基づいて映像を表示するものであり、例えば、LCDまたはPDP等である。
【0041】
制御部44は、メモリ46に格納されたディスプレイ装置の動作プログラムに基づいて、ディスプレイ装置の各部を制御するものであり、例えば、マイコンやCPU等である。制御部44は、操作部45からの操作入力または各部からの制御信号およびデータに基づいて各種処理を実行する。
【0042】
制御部44は、ユーザ操作によって映像モードが選択されたとき、又は、AVアンプ20の制御部25から設定情報(映像モード)を受信したとき、当該映像モードに設定する(設定とは選択された映像モードをメモリ46に記憶することをいう。)。制御部44は、設定された映像モードに基づいて、映像データに映像処理を実行するよう映像処理部42を制御する。
【0043】
ディスプレイ装置40は、その動作状態として、ユーザ操作によって設定情報(映像モード等)が入力され、設定を実行するとき、ユーザ操作によって入力された設定情報を(AVアンプ20を介して)DVDプレーヤ10に送信し、ディスク情報テーブルに自動的に登録するための設定情報登録モードを有する。設定情報登録モードに設定されている時、ユーザ操作によって設定情報が入力されて、設定が実行されると、制御部44は、CECラインを介して(AVアンプ20を介して)DVDプレーヤ10の制御部13にユーザ操作によって入力された設定情報を送信する。
【0044】
[コンテンツ送受信システムの動作]
DVDプレーヤ10の再生部11は、DVDディスクが挿入されると、DVDディスクからディスク情報を読み出して、制御部13に供給する。図3に示すように、制御部13は、ディスク情報を取得し(S1)、ディスク情報に含まれるディスク特定情報に基づいてディスクを特定する(S2)。制御部13は、挿入されているディスクのディスク特定情報がディスク情報テーブルに登録されているか否かを判断する(S3)。登録されていなければ(S3でNO)、自動設定はできないので、処理を終了する。登録されていれば(S3でYES)、制御部13は、挿入されているディスクのディスク特定情報に対応する設定情報をディスク情報テーブルから読み出して、AVアンプ20の制御部25にCECラインを介して送信する(S4)。例えば、挿入されたディスクがディスク1である場合、図2を参照し、制御部13は、音声モード1、映像モード2等を含む設定情報を制御部25に送信する。
【0045】
図4に示すように、AVアンプ20の制御部25は、CECラインを介して、DVDプレーヤ10の制御部13から設定情報を受信したか否かを判断している(S101)。設定情報を受信したとき(S101でYES)、制御部25は、受信した設定情報に基づいて設定を実行する(S102)。設定情報に音声モード、音量、画質が含まれている場合、制御部25は、音声モード、音量、画質を設定情報に含まれている音声モード、音量、画質に設定する。例えば、設定情報に音声モード1が含まれている場合、制御部25は、音声モードを音声モード1に設定する。このように、ユーザ操作によって設定情報が入力される必要なく、AVアンプ20は、DVDプレーヤ10に挿入されたディスクに応じて、自動的に設定することができる。
【0046】
制御部25は、受信した設定情報にディスプレイ装置40に対応する設定情報(例えば映像モード等)が含まれているか否かを判断する(S103)。含まれていなければ(S103でNO)、S101に戻る。含まれている場合(S103でYES)、制御部25は、ディスプレイ装置40に対応する設定情報(映像モード等)を、CECラインを介して、ディスプレイ装置40の制御部44に送信する(S104)。
【0047】
図5に示すように、ディスプレイ装置40の制御部44は、AVアンプ20の制御部25から設定情報を受信したか否かを判断している(S201)。設定情報を受信した場合(S201でYES)、制御部44は、受信した設定情報に基づいて設定を実行する(S202)。設定情報に映像モードが含まれている場合、制御部44は、映像モードを設定情報に含まれている映像モードに設定する。例えば、設定情報に映像モード2が含まれている場合、制御部44は、映像モードを映像モード2に設定する。このように、ユーザ操作によって設定情報が入力される必要なく、DVDプレーヤ10に挿入されたディスクに応じて、ディスプレイ装置40は、自動的に設定を実行することができる。
【0048】
図6に示すように、AVアンプ20の制御部25は、ユーザ操作によって設定情報(音声モード、音量、画質等)が入力されたか否かを判断する(S111)。ユーザ操作によって設定情報が入力された場合(S111でYES)、制御部25は、ユーザ操作によって入力された設定情報に基づいて設定を実行する(S112)。例えば、音声モードを音声モード2に設定する指示が入力された場合、音声モードを音声モード2に設定する。次に、制御部25は、設定情報登録モードに設定されているか否かを判断する(S113)。設定情報登録モードに設定されていなければ(S113でNO)、S111に戻る。設定情報登録モードに設定されている場合(S113でYES)、制御部25は、ユーザ操作によって入力された設定情報を、CECラインを介して、DVDプレーヤ10の制御部13に送信する(S114)。
【0049】
図7に示すように、ディスプレイ装置40の制御部44は、ユーザ操作によって設定情報(映像モード等)が入力されたか否かを判断する(S211)。ユーザ操作によって設定情報が入力された場合(S211でYES)、制御部44は、ユーザ操作によって入力された設定情報に基づいて設定を実行する(S212)。例えば、映像モードを映像モード3に設定する指示が入力された場合、映像モードを映像モード3に設定する。次に、制御部44は、設定情報登録モードに設定されているか否かを判断する(S213)。設定情報登録モードに設定されていない場合(S213でNO)、S211に戻る。設定情報登録モードに設定されている場合(S213でYES)、制御部44は、ユーザ操作によって入力された設定情報を、CECラインを介して、AVアンプ20の制御部25に送信する(S214)。
【0050】
図8に示すように、AVアンプ20の制御部25は、CECラインを介して、ディスプレイ装置40の制御部44から設定情報を受信したか否かを判断している(S121)。設定情報を受信した場合(S121でYES)、制御部25は、CECラインを介して、DVDプレーヤ10の制御部13に設定情報を送信する(S122)。
【0051】
図9に示すように、DVDプレーヤ10の制御部13は、CECラインを介して、AVアンプ20の制御部25から設定情報(音声モード、音量、画質または映像モード)を受信したか否かを判断している(S11)。設定情報を受信した場合(S11でYES)、制御部13は、ディスク情報テーブルに、現在挿入されているディスクのディスク特定情報に対応付けて、設定情報を登録する。例えば、ディスク1が挿入されているときに、音声モード2を含む設定情報を受信した場合、ディスク情報テーブルにおけるディスク1の音声モードに、音声モード2を登録する。従って、ユーザ操作によってDVDプレーヤ10に設定情報を入力する必要なく、AVアンプ20又はディスプレイ装置40に設定情報を入力し設定を実行することにより、自動的にディスク情報テーブルに設定情報を登録することができる。
【0052】
[別の実施形態1]
本例では、図10に示すディスク情報テーブルがDVDプレーヤ10のメモリ16に格納されている。図10のディスク情報テーブルは、ディスク特定情報及びチャプター(又は、CDディスクの場合はトラック、以下同様。)に対応付けて設定情報が登録される。つまり、同一ディスクが挿入されていても、再生するチャプターが変更されると、自動的にAVアンプ20、ディスプレイ装置40に再生するチャプターに対応する設定情報を送信し、自動的に設定を実行させることができる。
【0053】
DVDプレーヤ10の再生部11は、ディスクが挿入されるとディスクからディスク情報を読み出して、制御部13に供給する。図11に示すように、制御部13は、ディスク情報を取得し(S31)、ディスク情報に含まれるディスク特定情報に基づいてディスクを特定する(S32)。制御部23は、挿入されているディスクのディスク特定情報がディスク情報テーブルに登録されているか否かを判断する(S33)。登録されていなければ(S33でNO)、処理を終了する。登録されていれば(S33でYES)、制御部13は、挿入されているディスクのディスク特定情報、及び、最初のチャプター(チャプター1)に対応する設定情報をディスク情報テーブルから読み出し、AVアンプ20の制御部25にCECラインを介して送信する(S34)。例えば、挿入されたディスクがディスク1である場合、制御部13は、ディスク1のチャプター1に対応する音声モード1、映像モード2等を含む設定情報を制御部25に送信する。
【0054】
AVアンプ20の制御部25及びディスプレイ装置40の制御部44は、上記の実施形態と同様に、DVDプレーヤ10から設定情報を受信すると、設定情報に基づいて自動的に設定を実行する(図4,図5参照。)。
【0055】
図11に示すように、DVDプレーヤ10の制御部13は、チャプター1の再生が終了する、又は、ユーザ操作によって他のチャプターが選択される等の理由で、再生するチャプターが変更されるか否かを判断する(S35)。再生するチャプターが変更される場合(S35でYES)、変更後のチャプターに対応する設定情報をディスク情報テーブルから読み出し、AVアンプ20の制御部25にCECラインを介して送信する(S36)。例えば、挿入されたディスクがディスク1であり、再生されるチャプターがチャプター2に変更される場合、制御部13は、ディスク1のチャプター2に対応する音声モード2、映像モード4等を含む設定情報を制御部25に送信する。
【0056】
AVアンプ20の制御部25およびディスプレイ装置40の制御部44は、上記の実施形態と同様に、DVDプレーヤ10から設定情報を受信すると、設定情報に基づいて自動的に設定を変更する(図4,図5参照。)。このように、DVDプレーヤ10で再生されるチャプターが変更される毎に、ユーザ操作を要することなく、AVアンプ20、ディスプレイ装置40に自動的に設定を実行させることができる。
【0057】
図12に示すように、DVDプレーヤ10の制御部13は、CECラインを介して、AVアンプ20の制御部25から設定情報(音声モード、音量、画質または映像モード)を受信したか否かを判断している(S41)。設定情報を受信した場合(S41でYES)、制御部13は、ディスク情報テーブルに、現在挿入されているディスクのディスク特定情報および現在再生中のチャプターに対応付けて、設定情報を登録する。例えば、ディスク1が挿入され、チャプター3を再生しているときに、音声モード5を含む設定情報を受信した場合、ディスク情報テーブルにおけるディスク1およびチャプター3に対応する音声モードに、音声モード5を登録する。従って、ユーザ操作によって、DVDプレーヤ10に設定情報を入力する必要なく、AVアンプ20又はディスプレイ装置40に設定情報を入力し、設定を実行することにより、自動的にディスク情報テーブルに設定情報を登録することができる。
【0058】
[別の実施形態2]
本例では、図13に示すディスク情報テーブルがDVDプレーヤ10のメモリ16に格納されている。図13のディスク情報テーブルは、ディスク特定情報及び再生位置(再生時間又はアドレス等)の範囲である再生位置範囲に対応付けて設定情報が登録される。つまり、同一ディスクであっても再生中の再生位置が変更されると、自動的にAVアンプ20、ディスプレイ装置40に再生中の再生位置に対応する設定情報を送信し、設定を自動的に変更させることができる。なお、ディスク情報テーブルにおける再生位置情報は、DVDプレーヤ10の制御部13がTOC情報に含まれる総再生時間を元に自動的に設定してもよく、ユーザ操作によって設定してもよい。
【0059】
DVDプレーヤ10の再生部11は、ディスクが挿入されるとディスクからディスク情報を読み出して、制御部13に供給する。図14に示すように、制御部13は、ディスク情報を取得し(S51)、ディスク情報に含まれるディスク特定情報に基づいてディスクを特定する(S52)。制御部13は、挿入されているディスクのディスク特定情報がディスク情報テーブルに登録されているか否かを判断する(S53)。登録されていなければ(S53でNO)、処理を終了する。登録されていれば(S53でYES)、制御部13は、挿入されているディスクのディスク特定情報およびその最初の再生位置範囲に対応する設定情報をディスク情報テーブルから読み出して、AVアンプ20の制御部25にCECラインを介して送信する(S54)。例えば、挿入されたディスクがディスク1である場合、制御部13は、ディスク1の最初の再生位置範囲(0:00:00−20:00:00)に対応する音声モード1、映像モード2等を含む設定情報を制御部25に送信する。
【0060】
AVアンプ20の制御部25およびディスプレイ装置40の制御部44は、上記の実施形態と同様に、DVDプレーヤ10から設定情報を受信すると、設定情報に基づいて自動的に設定を変更する(図4,図5参照。)。
【0061】
図14に示すように、DVDプレーヤ10の制御部13は、最初の再生位置範囲の再生が終了する、又は、ユーザ操作によって再生位置が変更される等の理由で、再生する再生位置が含まれる再生位置範囲が変更されるか否かを判断する(S55)。再生位置範囲が変更される場合(S55でYES)、変更後の再生位置範囲に対応する設定情報をディスク情報テーブルから読み出して、AVアンプ20の制御部25にCECラインを介して送信する(S56)。例えば、挿入されたディスクがディスク1であり、再生される再生位置が30:00:00に変更される場合、再生位置30:00:00は再生位置範囲20:00:01−35:00:00に含まれているので、制御部13は、ディスク1の再生位置範囲20:00:01−35:00:00に対応する音声モード2、映像モード4等を含む設定情報を制御部25に送信する。
【0062】
AVアンプ20の制御部25およびディスプレイ装置40の制御部44は、上記の実施形態と同様に、DVDプレーヤ10から設定情報を受信すると、設定情報に基づいて自動的に設定を変更する(図4,図5参照。)。このように、DVDプレーヤ10で再生される再生位置が変更される毎に、ユーザ操作によって設定情報を入力する必要なく、AVアンプ20、ディスプレイ装置40の設定を自動的に変更することができる。
【0063】
図15に示すように、DVDプレーヤ10の制御部13は、CECラインを介して、AVアンプ20の制御部25から設定情報(音声モード、音量、画質または映像モード)を受信したか否かを判断している(S61)。設定情報を受信した場合(S61でYES)、制御部13は、ディスク情報テーブルに、現在挿入されているディスクのディスク特定情報および現在再生中の再生位置が含まれる再生位置範囲に対応付けて、設定情報を登録する。例えば、ディスク1が挿入され、45:00:00を再生しているときに、音声モード5を含む設定情報を受信した場合、ディスク情報テーブルにおけるディスク1および再生位置範囲35:00:00−55:00:00の音声モードに、音声モード5を登録する。従って、ユーザ操作によってDVDプレーヤ10に設定情報を入力する必要なく、AVアンプ20又はディスプレイ装置40に設定情報を入力することにより、自動的にディスク情報テーブルに設定情報を登録することができる。
【0064】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。例えば、DVDプレーヤ10とディスプレイ装置40とがHDMIケーブルを介して直接接続される場合には、DVDプレーヤ10からディスプレイ装置40に直接設定情報が送信される。また、設定情報の送受信は、HDMIのCECラインを介して行われるのではなく、他の通信ライン(例えば、IEEE1394、LAN、USB等)を介して行われてもよい。また、DVDプレーヤ10とAVアンプ20とが一体となった機器、又は、AVアンプ20とディスプレイ装置40とが一体となった機器が採用されてもよい。コンテンツ再生装置としてHDDビデオレコーダが採用される場合、ディスク情報テーブルには、録画された1つのTV番組毎に設定情報が登録されるとよい。つまり、ディスク情報テーブルにおけるディスク特定情報は必須ではない。また、HDDレコーダに内蔵されたHDDに記録されているオーディオファイル毎に設定情報が登録される場合、オーディオファイルのIDやメタデータに対応付けて設定情報が登録されるとよい。また、DVDプレーヤ、AVアンプ、ディスプレイ装置の上記動作をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびこれを記録した記録媒体という形態で提供されてもよい。また、AVアンプ又はディスプレイ装置の上記動作の一部のみのプログラムを、AVアンプやディスプレイ装置にファームウェアアップデートという形態で提供されてもよい。さらには、AVアンプ又はディスプレイ装置の上記動作の一部のみのプログラムが格納されたHDMI送信部、HDMI受信部、システム制御部などの電子部品という形態で提供されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0065】
本発明は、DVDプレーヤ、AVアンプおよびディスプレイ装置等に好適に採用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の好ましい実施形態によるDVDプレーヤ10、AVアンプ20及びディスプレイ装置40を示すブロック図である。
【図2】ディスク情報テーブルを示す図である。
【図3】DVDプレーヤ10の動作を説明するフローチャートである。
【図4】AVアンプ20の動作を説明するフローチャートである。
【図5】ディスプレイ装置40の動作を説明するフローチャートである。
【図6】AVアンプ20の動作を説明するフローチャートである。
【図7】ディスプレイ装置40の動作を説明するフローチャートである。
【図8】AVアンプ20の動作を説明するフローチャートである。
【図9】DVDプレーヤ10の動作を説明するフローチャートである。
【図10】ディスク情報テーブルを示す図である。
【図11】DVDプレーヤ10の動作を説明するフローチャートである。
【図12】DVDプレーヤ10の動作を説明するフローチャートである。
【図13】ディスク情報テーブルを示す図である。
【図14】DVDプレーヤ10の動作を説明するフローチャートである。
【図15】DVDプレーヤ10の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0067】
10 DVDプレーヤ
20 AVアンプ
40 ディスプレイ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置からコンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを備え、
前記コンテンツ再生装置が、
外部から前記コンテンツ再生装置に挿入可能な記憶媒体に記録されているコンテンツを再生する再生手段と、
前記記憶媒体の特定情報に対応付けて前記コンテンツ受信装置の設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、
前記コンテンツ再生装置に挿入された前記記憶媒体の特定情報に対応付けられた設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出して、前記コンテンツ受信装置に送信する設定情報送信手段とを有し、
前記コンテンツ受信装置が、
前記設定情報を受信する設定情報受信手段と、
受信した設定情報に基づいて前記コンテンツ受信装置の設定を実行する設定実行手段とを有する、コンテンツ送受信システム。
【請求項2】
コンテンツを再生するコンテンツ再生装置と、前記コンテンツ再生装置からコンテンツを受信するコンテンツ受信装置とを備え、
前記コンテンツ再生装置が、
コンテンツを再生する再生手段と、
コンテンツに対応付けて前記コンテンツ受信装置の設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、
前記再生手段によって再生されるコンテンツに対応付けられた設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出して、前記コンテンツ受信装置に送信する設定情報送信手段とを有し、
前記コンテンツ受信装置が、
前記設定情報を受信する設定情報受信手段と、
受信した設定情報に基づいて前記コンテンツ受信装置の設定を実行する設定実行手段とを有する、コンテンツ送受信システム。
【請求項3】
前記設定情報記憶手段が、前記コンテンツの再生位置情報に対応付けて前記コンテンツ受信装置の設定情報を記憶し、
前記設定情報送信手段が、前記再生手段によって再生されるコンテンツの再生位置情報に対応付けられた設定情報を前記設定情報記憶手段から読み出して、前記コンテンツ受信装置に送信する、請求項1または2に記載のコンテンツ送受信システム。
【請求項4】
前記設定実行手段が、ユーザ操作によって前記コンテンツ受信装置に入力された設定情報に基づいて前記コンテンツ受信装置の設定をさらに実行し、
前記コンテンツ受信装置が、ユーザ操作によって前記コンテンツ受信装置に入力された設定情報を前記コンテンツ再生装置に送信する第2設定情報送信手段をさらに有し、
前記コンテンツ再生装置が、前記設定情報を受信する第2設定情報受信手段と、
受信した設定情報を前記設定情報記憶手段に登録する設定情報登録手段とをさらに有する、請求項1〜3のいずれかに記載のコンテンツ送受信システム。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ送受信システムに適用される、前記コンテンツ再生装置。
【請求項6】
請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ送受信システムに適用される、前記コンテンツ受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2011−30037(P2011−30037A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−174977(P2009−174977)
【出願日】平成21年7月28日(2009.7.28)
【出願人】(000000273)オンキヨー株式会社 (502)
【Fターム(参考)】