コンテンツ配信システム、およびコンテンツ配信方法

【課題】コンテンツの販売促進を図ることができるコンテンツ配信システム、およびコンテンツ配信方法を提供すること。
【解決手段】コンテンツ配信システム1は、コンテンツ配信装置10と、端末装置20と、がそれぞれインターネット2を介して接続された構成となっている。コンテンツ配信装置10の記憶手段には、コンテンツデータベース101と課金データベース103と、が記憶され、制御手段の機能構成として、広域コンテンツ配信手段12と、課金手段13と、鍵配布手段14と、を備えている。端末装置20は、制御手段の機能構成として、現在位置取得手段22と、広域コンテンツの表示を制御する表示制御手段23と、コンテンツの購入処理を行う購入処理手段24と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エリア情報を配信可能なコンテンツ配信システム、およびコンテンツ配信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザの現在位置に応じてコンテンツを配信する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、利用者端末装置からのコンテンツの送信要求と現在位置とに基づいて、当該コンテンツに関する道案内データを送信している。
【0003】
また、ユーザにコンテンツを提供する際、コンテンツの一部を見づらい形態で無料で提供し、ユーザがそのコンテンツを購入すると見やすい形態のコンテンツを提供する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2では、ユーザに対して低解像度のコンテンツを提供し、ユーザが購入を希望するコンテンツのライセンスを販売することで、高解像度のコンテンツを提供している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−218810号公報
【特許文献2】特許4335942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のようにユーザの現在位置に応じたコンテンツを配信する際に、特許文献2のようにコンテンツの一部を低解像度のデータで提供したとしても、ユーザにとっては低解像度のデータで足りることがあり、コンテンツの販売が促進されないという問題が生じていた。
【0006】
本発明の目的は、コンテンツの販売促進を図ることができるコンテンツ配信システム、およびコンテンツ配信方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のコンテンツ配信システムは、コンテンツ配信装置からネットワークを介して接続された端末装置に対してエリアが対応付けられたコンテンツを配信するコンテンツ配信システムであって、前記端末装置は、当該端末装置の現在位置を取得する現在位置取得手段と、前記現在位置が前記エリア内にあるか否かを判定し、前記現在位置が前記エリア内にない場合は、前記コンテンツの内容を表示させ、前記現在位置が前記エリア内にある場合は、前記コンテンツの内容を非表示にさせる表示制御手段と、ユーザ操作に基づいて前記非表示にさせたコンテンツの購入を要求する購入処理手段と、を備え、前記コンテンツ配信装置は、前記端末装置に前記コンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、前記端末装置からの前記コンテンツの購入要求を受け付けると、前記端末装置に対して当該コンテンツの課金処理を行う課金手段と、課金処理を行った当該コンテンツに対して前記端末装置で閲覧するための鍵を発行し、前記端末装置からの要求に応じて前記鍵を当該端末装置に配布する鍵配布手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記鍵配布手段から鍵を受信したコンテンツについては、当該コンテンツの内容を表示させることを特徴とする。
【0008】
この発明では、コンテンツ配信装置から配信されたコンテンツを端末装置に表示させる際、端末装置の現在位置がコンテンツに対応付けられたエリア内である場合にはコンテンツを非表示にし、現在位置がエリア外である場合にはコンテンツを表示させている。したがって、端末装置が当該コンテンツに対応付けられたエリアから離れた場所にある場合は当該コンテンツを閲覧できるのに対し、端末装置が当該エリア内にある場合は当該コンテンツを閲覧できなくなってしまう。ユーザにとっては、現地において現地の情報を得ることが重要であるため、現地でない場所では閲覧できた情報が現地に移動すると閲覧できなくなるという制限により、ユーザの購買意欲を刺激して、コンテンツの販売促進を図ることができる。
【0009】
本発明のコンテンツ配信システムは、コンテンツ配信装置からネットワークを介して接続された端末装置に対してエリアが対応付けられたコンテンツを配信するコンテンツ配信システムであって、前記端末装置は、当該端末装置の現在位置を取得して前記コンテンツ配信装置に送信する現在位置取得手段と、ユーザ操作に基づいて前記コンテンツの購入を要求する購入処理手段と、を備え、前記コンテンツ配信装置は、前記端末装置から受信した前記現在位置が前記エリア内にあるか否かを判定し、前記現在位置が前記エリア内にない場合は、前記コンテンツの内容を前記端末装置に配信して表示させ、前記現在位置が前記エリア内にある場合は、前記コンテンツの内容を前記端末装置に配信せずに非表示にさせる表示制御手段と、前記端末装置からの前記コンテンツの購入要求を受け付けると、前記端末装置に対して当該コンテンツの課金処理を行う課金手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記課金処理に応じて課金が支払われたコンテンツについては、当該コンテンツの内容を表示させることを特徴とする。
【0010】
この発明では、コンテンツ配信装置からコンテンツを配信する際、コンテンツの表示または非表示を制御したコンテンツを生成している。具体的には、端末装置から端末装置の現在位置を取得し、この現在位置がコンテンツに対応付けられたエリア内である場合にはコンテンツを非表示にし、現在位置がエリア外である場合にはコンテンツを表示させている。したがって、端末装置が当該コンテンツに対応付けられたエリアから離れた場所にある場合は当該コンテンツを閲覧できるのに対し、端末装置が当該エリア内にある場合は当該コンテンツを閲覧できなくなってしまう。ユーザにとっては、現地において現地の情報を得ることが重要であるため、現地でない場所では閲覧できた情報が現地に移動すると閲覧できなくなるという制限により、ユーザの購買意欲を刺激して、コンテンツの販売促進を図ることができる。
【0011】
本発明のコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツは、個別のエリアが対応付けられた複数の個別コンテンツを含む広域コンテンツであり、前記表示制御手段は、前記現在位置が前記個別エリア内にあるか否かを判定し、前記現在位置が前記個別エリア内にない場合または前記端末装置の前記個別コンテンツの鍵を取得できた場合は、前記個別コンテンツの内容を表示させ、前記現在位置が前記個別エリア内にあり、かつ前記端末装置の前記個別コンテンツの鍵を取得できなかった場合は、前記個別コンテンツの内容を非表示にさせることが好ましい。
【0012】
この発明では、コンテンツ配信装置は、複数の個別コンテンツを含む広域コンテンツを配信する。個別コンテンツはそれぞれ個別エリアに対応付けられており、端末装置の現在位置が個別エリア内にあるか否か、およびその個別コンテンツの鍵の有無に応じて、当該個別エリアの個別コンテンツを表示または非表示する制御を行っている。したがって、複数のコンテンツのうちいずれか一つのコンテンツのみが非表示の状態となる。このように、複数のコンテンツが表示されている中で、端末装置の現在位置がある個別エリアだけが非表示になることにより、ユーザの購買意欲はより刺激され、販売促進を図ることができる。
【0013】
本発明のコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツは、個別のエリアが対応付けられた複数の個別コンテンツを含む広域コンテンツであり、前記表示制御手段は、前記現在位置が前記個別エリア内にあるか否かを判定し、前記現在位置が前記個別エリア内にない場合または前記個別コンテンツに対する課金が支払われている場合は、前記個別コンテンツの内容を表示させ、前記現在位置が前記個別エリア内にあり、かつ前記個別コンテンツに対する課金が支払われていない場合は、前記個別コンテンツの内容を非表示にさせることが好ましい。
【0014】
この発明では、コンテンツ配信装置は、複数の個別コンテンツを含む広域コンテンツを配信する。個別コンテンツはそれぞれ個別エリアに対応付けられており、端末装置の現在位置が個別エリア内にあるか否か、およびその個別コンテンツに対する課金状況に応じて、当該個別エリアの個別コンテンツを表示または非表示する制御を行っている。したがって、複数のコンテンツのうちいずれか一つのコンテンツのみが非表示の状態となる。このように、複数のコンテンツが表示されている中で、端末装置の現在位置がある個別エリアだけが非表示になることにより、ユーザの購買意欲はより刺激され、販売促進を図ることができる。
【0015】
本発明のコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツは、複数の領域に分割され、前記購入処理手段は、前記領域を指定して購入を要求し、前記課金手段は、前記端末装置から指定された前記領域の購入要求を受け付けると、前記端末装置に対して当該領域の課金処理を行うことが好ましい。
【0016】
端末装置の現在位置に応じて非表示とされたコンテンツのうち、ユーザにとっては必要な部分と不必要な部分とが存在する場合がある。この発明では、エリアに対応付けられたコンテンツをさらに細分化された領域に分割し、ユーザがこれらの細分化された領域を指定して購入可能としているため、ユーザの利便性が向上するとともに、ユーザの購入に対する抵抗も小さくなり販売促進を図ることができる。
【0017】
本発明のコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツは地図データであり、前記地図データのうち指定した範囲の地図データを購入可能であることが好ましい。
【0018】
この発明では、コンテンツとして地図データを配信する。端末装置で表示された地図データのうち、指定した範囲、例えば半径50m以内、1km以内を指定してコンテンツを購入できるようになっている。これによれば、ユーザが必要な部分だけを購入可能であるので利便性が向上する。また、少量ずつ購入可能であるため、購入に対する抵抗が小さくなり販売促進を図ることができる。
【0019】
本発明のコンテンツ配信方法は、コンテンツ配信装置からネットワークを介して接続された端末装置に対してエリアが対応付けられたコンテンツを配信するコンテンツ配信方法であって、前記コンテンツ配信装置が前記端末装置に前記コンテンツを配信するステップと、前記端末装置が、当該端末装置の現在位置を取得するステップと、前記端末装置が、前記現在位置が前記エリア内にあるか否かを判定するステップと、前記端末装置が、前記現在位置が前記エリア内にある場合は、前記コンテンツ配信装置に対して当該エリアのコンテンツの鍵を要求するステップと、前記端末装置が、前記現在位置が前記エリア内にない場合、または当該エリアのコンテンツの鍵を受信した場合は、前記コンテンツの内容を表示させ、当該エリアのコンテンツの鍵を受信しなかった場合は、前記コンテンツの内容を非表示にさせるステップと、前記コンテンツ配信装置が、前記端末装置からの前記コンテンツの購入要求を受け付けると、当該端末装置に対して当該コンテンツの課金処理を行い、鍵を発行するステップと、を実行することを特徴とする。
【0020】
この発明では、前述したように、コンテンツ配信装置から配信されたコンテンツを端末装置に表示させる際、端末装置の現在位置がコンテンツに対応付けられたエリア内である場合にはコンテンツを非表示にし、現在位置がエリア外である場合にはコンテンツを表示させている。したがって、端末装置が当該コンテンツに対応付けられたエリアから離れた場所にある場合は当該コンテンツを閲覧できるのに対し、端末装置が当該エリア内にある場合は当該コンテンツを閲覧できなくなってしまう。ユーザにとっては、現地において現地の情報を得ることが重要であるため、現地でない場所では閲覧できた情報が現地に移動すると閲覧できなくなるという制限により、ユーザの購買意欲を刺激して、コンテンツの販売促進を図ることができる。
【0021】
本発明のコンテンツ配信方法は、コンテンツ配信装置からネットワークを介して接続された端末装置に対してエリアが対応付けられたコンテンツを配信するコンテンツ配信方法であって、前記端末装置が当該端末装置の現在位置を取得し、前記コンテンツ配信装置に対して前記現在位置とコンテンツの要求を送信するステップと、前記コンテンツ配信装置が、前記現在位置が前記エリア内にあるか否かを判定するステップと、前記コンテンツ配信装置が、前記現在位置が前記エリア内にある場合は、当該エリアのコンテンツの課金状況を取得するステップと、前記コンテンツ配信装置が、前記現在位置が前記エリア内にない場合、または当該エリアのコンテンツに対する課金が支払われている場合は、前記コンテンツの内容を前記端末装置に配信して表示させ、当該エリアのコンテンツに対する課金が支払われていない場合は、前記コンテンツの内容を前記端末装置に配信せずに非表示にさせるステップと、前記コンテンツ配信装置が、前記端末装置からの前記コンテンツの購入要求を受け付けると、当該端末装置に対して当該コンテンツの課金処理を行うステップと、を実行することを特徴とする。
【0022】
この発明では、前述したように、コンテンツ配信装置からコンテンツを配信する際、コンテンツの表示または非表示を制御したコンテンツを生成している。具体的には、端末装置から端末装置の現在位置を取得し、この現在位置がコンテンツに対応付けられたエリア内である場合にはコンテンツを非表示にし、現在位置がエリア外である場合にはコンテンツを表示させている。したがって、端末装置が当該コンテンツに対応付けられたエリアから離れた場所にある場合は当該コンテンツを閲覧できるのに対し、端末装置が当該エリア内にある場合は当該コンテンツを閲覧できなくなってしまう。ユーザにとっては、現地において現地の情報を得ることが重要であるため、現地でない場所では閲覧できた情報が現地に移動すると閲覧できなくなるという制限により、ユーザの購買意欲を刺激して、コンテンツの販売促進を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図。
【図2】前記コンテンツ配信システムの端末装置に出力される画面を示す概略図。
【図3】前記端末装置に出力される画面を示す概略図。
【図4】前記コンテンツ配信システムの動作を示すフローチャート。
【図5】本発明の第2実施形態にかかるコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図。
【図6】前記第2実施形態のコンテンツ配信システムの動作を示すフローチャート。
【図7】本発明の変形例において地図データがコンテンツとして表示された画面を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
コンテンツ配信システム1は、図1に示すように、コンテンツ配信装置10と、端末装置20と、がそれぞれインターネット2を介して接続された構成となっている。
コンテンツ配信装置10には予め端末装置20がユーザ登録されており、コンテンツ配信装置10は、複数の個別エリアの個別コンテンツを含む広域コンテンツをユーザ登録された端末装置20に対して配信する。
【0025】
以下、各構成について詳述する。
インターネット2はTCP/IPなどの汎用のプロトコルに基づくインターネットであるが、これに限られない。例えば、無線媒体により情報が送受信可能な複数の基地局がネットワークを構成する通信回線網などのネットワークなど、データを送受信させるいずれの構成も利用できる。
【0026】
コンテンツ配信装置10は、ハードウェア構成として、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の記憶手段と、CPU(Central Processing Unit)等の制御手段と、を備えている。RAMはデータなどを一時的に記憶できる一時領域などを有しており、ROMはOS(Operating System:基本ソフトウェア)や各種サーバを制御するプログラム、各種アプリケーション、各種データ等が格納されている。CPUは、これらの記憶手段に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムに従って各種処理を行う。
【0027】
コンテンツ配信装置10の記憶手段には、図1に示すように、コンテンツデータベース101と、ユーザデータベース102と、課金データベース103と、が記憶されている。
コンテンツデータベース101は、例えば、以下の表1に示すように、広域エリアと、広域エリアに含まれる個別エリアと、個別エリアの位置を示す位置情報と、個別エリアに関するコンテンツデータと、が関連付けられて1つのレコードとして記憶されたテーブル構造となっている。ここで、個別エリアの位置情報は、緯度および経度の範囲で表される。また、コンテンツデータとしては、文字コンテンツを含む画像データ、音声データ等が挙げられるが、以下の表1では便宜的に「データ1」「データ2」…と記載する。なお、項目はここに列挙したものに限られず、コンテンツに関するものであればその他の項目を適宜追加してもよい。
【0028】
【表1】

【0029】
ユーザデータベース102は、以下の表2に示すように、ユーザを識別するユーザIDと、ユーザの属性と、接続先アドレスと、が関連付けられて記憶されている。属性としては、性別、年齢、職業のほかにも、趣味、地域等が挙げられる。なお、項目はここに列挙したものに限られず、例えばユーザ名等のユーザに関する情報であれば、その他の項目を適宜追加してもよい。
【0030】
【表2】

【0031】
課金データベース103は、以下の表3に示すように、ユーザを識別するユーザIDと、広域エリアと、個別エリアと、課金状況と、が関連付けられて記憶されている。ユーザIDは、ユーザデータベース102の項目であるユーザIDと関連付けられており、広域エリアおよび個別エリアは、コンテンツデータベース101の同項目と関連付けられている。課金状況は、課金処理後にユーザの支払いを確認できたものは○を、課金処理後にユーザの支払いが確認できていないものは×を設定する。なお、項目はここに列挙したものに限られず、例えば支払方法等の課金に関する情報であれば、その他の項目を適宜追加してもよい。
【0032】
【表3】

【0033】
また、コンテンツ配信装置10は、制御手段の機能構成として、ネットワークを介して各種データを送受信する送受信手段11と、広域コンテンツを端末装置20に対して配信するコンテンツ配信手段としての広域コンテンツ配信手段12と、ユーザからの購入要求に応じて課金する課金手段13と、ユーザから要求された鍵を配布する鍵配布手段14と、を備えている。
送受信手段11は、インターネット2を介して接続された各種装置と各種データの送受信を行う。以降説明する各手段のデータのやり取りは、この送受信手段11を介して行われるものである。
【0034】
広域コンテンツ配信手段12は、複数の個別エリアに対応付けられた複数の個別コンテンツを含む広域コンテンツを端末装置20に対して配信する。広域コンテンツは、図2に示すように、端末装置20のディスプレイ26に画面表示される。これは、「京都情報誌」を広域コンテンツとし、この広域コンテンツに、「清水エリア」「嵐山エリア」「銀閣寺エリア」「金閣寺エリア」「京都駅エリア」の5つの個別エリアに関するコンテンツが含まれている。個別エリアを選択することで、各エリアの詳細情報を閲覧することができるものである。
【0035】
課金手段13は、端末装置20から個別エリアのコンテンツの購入要求を受信すると、当該端末装置20に対して課金するとともに、課金データベース103に課金情報を記憶させる。購入要求とともに端末装置20のユーザIDも送信されているので、当該端末装置20のユーザID,購入要求のあった個別コンテンツの広域エリアと個別エリア、および課金状況を「×」として課金データベース103に記憶させる。また、当該端末装置20からの支払いが確認されると、当該データの課金状況を「○」に更新する。この処理により鍵が発行される。
【0036】
鍵配布手段14は、端末装置20から鍵を要求されると、該当する鍵を端末装置20に配布する。具体的には、端末装置20から鍵の要求とともに、対象となる広域エリアおよび個別エリアと端末装置20のユーザIDとがコンテンツ配信装置10に送信される。鍵配布手段14は、課金データベース103から該当するユーザID、広域エリア、個別エリアのデータを検索し、該当するデータが記憶され、かつ、課金状況が「○」の場合は鍵を端末装置20に送信する。一方、課金データベース103に該当するデータが記憶されていない、または課金状況が「×」の場合は何も行わない。
【0037】
端末装置20としては、例えば、携帯電話、スマートフォン、モバイルコンピュータなどを使用することができ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の記憶手段と、CPU(Central Processing Unit)等の制御手段と、を備えている。RAMおよびROMには、各種制御を行うプログラム、各種アプリケーション、各種データ等が格納されており、CPUはこれらの記憶手段に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムに従って各種処理を行う。また、端末装置20は、図示しないが、ディスプレイ等の出力手段と、キーボード、タッチパネル等の入力手段と、を備えている。
【0038】
端末装置20の記憶手段には、コンテンツデータベース201が記憶されている。
コンテンツデータベース201は、上述したコンテンツデータベース101と同様の構成であり、コンテンツ配信装置10から配信されたコンテンツを格納する。
また、端末装置20は、制御手段の機能構成として、ネットワークを介して各種データを送受信する送受信手段21と、端末装置20の現在位置を取得する現在位置取得手段22と、広域コンテンツの表示を制御する表示制御手段23と、コンテンツの購入処理を行う購入処理手段24と、を備えている。
送受信手段21は、インターネット2を介して接続された各種装置と各種データの送受信を行う。以降説明する各手段のデータのやり取りは、この送受信手段21を介して行われるものである。
【0039】
現在位置取得手段22は、GPS信号を受信して端末装置20の緯度や経度の座標(現在位置)を算出する。
表示制御手段23は、端末装置20の現在位置のエリアを特定するエリア特定部231と、特定された個別エリアに対する鍵を要求する鍵要求部232と、特定されたエリアおよび鍵の有無に応じてコンテンツの表示を制御する表示部233と、を有している。
エリア特定部231は、コンテンツデータベース201に記憶されている個別コンテンツのうち、現在位置が個別エリアの位置情報の範囲内に含まれる個別エリアを特定する。例えば、現在位置の緯度および経度が表1に示す「嵐山」の範囲内にある場合は、現在位置が「嵐山」エリアであると特定する。
鍵要求部232は、特定された個別エリアに対する鍵をコンテンツ配信装置10に対して要求し、コンテンツ配信装置10から送信される鍵を取得する。なお、コンテンツ配信装置10において該当する鍵が存在しない場合は、鍵を取得できない。
【0040】
表示部233は、エリア特定部231で特定された個別エリアとこの個別エリアに対する鍵とに基づいて、コンテンツの表示を制御する。
具体的には、エリア特定部231で個別エリアを特定できない場合は、全てのコンテンツを出力手段に画面表示させる。また、個別エリアを特定でき、かつ、その個別エリアに対する鍵を取得できた場合は、全てのコンテンツを出力手段に画面表示させる。また、個別エリアを特定でき、かつ、その個別エリアに対する鍵を取得できなかった場合は、当該個別エリアのコンテンツを非表示した広域コンテンツを出力手段に画面表示させる。ここで、非表示とは、当該個別エリアのコンテンツを閲覧できないように、選択不可とするとともに、当該個別エリアを示す文字コンテンツを目立たないように表示させる。例えば、図3のように、「嵐山エリア」の文字を他の文字より薄く表示する。また、非表示とした個別エリアの近傍には、非表示にした個別エリアのコンテンツに対応付けた購読ボタン27を画面上に配置する。
【0041】
購入処理手段24は、出力手段に画面表示された広域コンテンツ上に配置された購読ボタン27がユーザ操作により押下されると、この購読ボタン27に対応付けられた個別エリアのコンテンツの購入処理を行う。具体的には、端末装置20のユーザIDと、対象となる個別エリアと、をコンテンツ配信装置10に送信する。そして、コンテンツ配信装置10の課金手段13により課金情報が送信されてくると、この課金情報に基づいて支払処理を行う。支払処理は、オンラインでのクレジット決済やユーザによる銀行振込等の一般的に用いられる手法により行われる。
【0042】
[コンテンツ配信システム1の動作]
次に、コンテンツ配信システム1の動作を説明する。
コンテンツ配信システム1では、コンテンツを配信して表示させる動作と、コンテンツを購入する動作と、が別々に動作する。
まず、コンテンツを配信して表示させる動作を図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0043】
端末装置20は、ユーザ操作に応じて、例えば「京都情報誌」に関するコンテンツをコンテンツ配信装置10に対して要求する(ステップS1)。このとき、端末装置20に付与されているユーザIDを送信する。
コンテンツ配信装置10は、端末装置20からの要求およびユーザIDを受信すると(ステップS2)、受信したユーザIDがユーザデータベース102に記憶されていることを確認する(ユーザの承認)。なお、ユーザIDが記憶されていない場合はその旨を端末装置20に対して通知する。ユーザIDを確認できると、広域コンテンツ配信手段12は、「京都情報誌」に関するコンテンツをコンテンツデータベース101から取得し、取得したコンテンツを広域コンテンツとして端末装置20に配信する(ステップS3)。ここで配信した広域コンテンツ「京都情報誌」には、個別エリアとして「清水」「嵐山」「銀閣寺」「金閣寺」「京都駅」が含まれている(表1および図2参照)。なお、個別エリアには、緯度および経度の位置情報や、そのエリアに関する詳細情報が含まれている。
【0044】
端末装置20は、コンテンツ配信装置10から配信された広域コンテンツを受信する(ステップS4)と、受信した広域コンテンツをコンテンツデータベース201に記憶させる。そして、現在位置取得手段22は、GPS信号を受信して当該端末装置20の緯度や経度の座標(現在位置)を算出する(ステップS5)。
次に、エリア特定部231は、当該端末装置20の現在位置が、いずれかの個別エリアの緯度および経度の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS6)。いずれの個別エリアの範囲にも入っていない場合は、Noとなり全ての個別エリアを表示させる(ステップS7)。一方、当該端末装置20の現在位置がいずれかの個別エリアの範囲内に含まれている場合は、Yesとなりその個別エリアを特定する(ステップS8)。例えば、端末装置20の現在位置が「嵐山エリア」の位置情報の範囲内に含まれる場合は、「嵐山エリア」を特定する。
【0045】
そして、コンテンツ配信装置10に対して、当該個別エリアに対する鍵を要求する(ステップS9)。このとき、端末装置20のユーザIDと特定された個別エリアおよび広域エリアの情報が同時に送信される。
コンテンツ配信装置10は、端末装置20から鍵の要求を受信する(ステップS10)と、鍵配布手段14が、課金データベース103に記憶されているデータのうち、該当するユーザID,広域エリア、個別エリアに関連付けられたデータを取得する。そして、データが存在しない、または課金状況が「×」である場合は、鍵を配布しない。一方、データが存在し、かつ、課金状況が「○」である場合は、端末装置20に対して鍵を配布する(ステップS11)。
【0046】
端末装置20は、コンテンツ配信装置10から配布された鍵を受信し(ステップS12)、鍵を受信できたか否かを判定する(ステップS13)。鍵を受信できなかった場合は、Noとなり、当該個別エリアの個別コンテンツ、図3においては「嵐山エリア」を非表示にするとともに購読ボタン27を配置した広域コンテンツをディスプレイ26に画面表示させる(ステップS14)。一方、鍵を受信できた場合は、Yesとなり、当該個別エリアの個別コンテンツを表示させた状態で広域コンテンツをディスプレイ26に画面表示させる(ステップS15、図2参照)。
【0047】
次に、コンテンツを購入する動作について説明する。
この場合は、図3に示す画面が端末装置20のディスプレイ26に表示された状態から動作が始まる。
端末装置20において、ユーザ操作により購読ボタン27が押下されると、購入処理手段24は、購読ボタン27に対応付けられた個別エリアの個別コンテンツの購入要求をコンテンツ配信装置10に送信する。このとき、端末装置20のユーザID、広域エリア、個別エリアも同時に送信される。
コンテンツ配信装置10は、端末装置20からの購入要求を受信すると、課金手段13は、受信したユーザID,広域エリア、個別エリア、および課金状況「×」を関連付けて課金データベース103に記憶させるとともに、当該個別エリアのコンテンツに対する課金処理を行う。具体的には、端末装置20に対してコンテンツの代金や支払い方法等の課員情報を送信する。
【0048】
端末装置20では、課金情報を受信すると、オンラインでのクレジット決済やユーザによる銀行振込等により支払いが行われる。
コンテンツ配信装置10では、課金手段13がこれらの方法で支払われたことを確認すると、課金データベース103に記憶された該当するデータの課金状況を「○」に更新する。この動作が、鍵が発行されたことを意味する。
【0049】
[第1実施形態の作用効果]
以上の第1実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
上記実施形態では、コンテンツ配信装置10から配信された広域コンテンツを端末装置20で表示させる際、端末装置20の現在位置に応じて、端末装置20の現在位置が個別コンテンツに対応付けられた個別エリアの範囲内であれば非表示とし、現在位置がいずれの個別エリアにも該当しない場合は全てのコンテンツを表示させている。そして、ユーザが非表示のコンテンツを購入することで、非表示とされたコンテンツが表示されるようになる。すなわち、広域コンテンツに含まれる個別コンテンツのエリア内に端末装置20がいない場合は全てのコンテンツを閲覧できるのに対し、端末装置20がいずれかの個別コンテンツのエリア内に移動するとそのエリアのコンテンツを閲覧できなくなってしまう。ユーザにとっては、現地において現地の情報を得ることは重要であるため、現地でない場所では閲覧できた情報が現地に移動すると閲覧できなくなるという制限により、ユーザの購買意欲を刺激して、コンテンツの販売促進を図ることができる。
【0050】
上記実施形態では、端末装置20に配信された広域コンテンツのデータを、端末装置20のコンテンツデータベース201に記憶させている。したがって、コンテンツ配信装置10と接続できない状況(例えば、新幹線で移動中の場合)であったとしても、当該コンテンツを閲覧することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0051】
<第2実施形態>
第1実施形態では、端末装置20が表示制御手段23を備えているのに対し、第2実施形態では、コンテンツ配信装置10が表示制御手段を備えている点で異なる。なお、第1実施形態と同様の構成および動作については説明を省略する。
コンテンツ配信装置10は、図5に示すように、送受信手段11と、広域コンテンツ配信手段12と、課金手段13と、表示制御手段15と、を備えている。
広域コンテンツ配信手段12は、後述の表示制御手段15で表示制御された広域コンテンツを端末装置20に対して送信する。
【0052】
表示制御手段15は、端末装置20の現在位置のエリアを特定するエリア特定部151と、特定された個別エリアの課金状況を取得する課金状況取得部152と、課金状況に応じて当該エリアのコンテンツの表示を制御する表示部153と、を有している。
エリア特定部151は、コンテンツデータベース101に記憶されている個別コンテンツのうち、現在位置が個別エリアの位置情報の範囲内に含まれる個別エリアを特定する。
課金状況取得部152は、当該端末装置20から受信したユーザIDと、特定された個別エリアと、に関連付けられた課金状況を、課金データベース103から取得する。
【0053】
表示部153は、エリア特定部151で特定された個別エリアの課金状況に基づいて、コンテンツの表示を制御する。課金状況が「○」の場合は当該個別エリアのコンテンツを表示させた広域コンテンツを生成し、課金状況が「×」の場合は当該個別エリアのコンテンツを非表示にした広域コンテンツを生成する。なお、エリア特定部151で個別エリアを特定できない場合は、全てのコンテンツを表示させた広域コンテンツを生成する。
【0054】
端末装置20は、送受信手段21と、現在位置取得手段22と、購入処理手段24と、コンテンツ表示手段25と、を備えている。
現在位置取得手段22は、GPS信号を受信して端末装置20の緯度や経度の座標(現在位置)を算出し、この現在位置をコンテンツ配信装置10に送信する。
コンテンツ表示手段25は、コンテンツ配信装置10から受信した広域コンテンツを出力手段に画面表示させる。
【0055】
次に、第2実施形態におけるコンテンツ配信システムの動作を図6のフローチャートに基づいて説明する。
端末装置20は、ユーザ操作に応じてコンテンツを要求する際、まず、現在位置取得手段22が、GPS信号を受信して当該端末装置20の緯度や経度の座標(現在位置)を算出する(ステップS21)。
そして、算出された現在位置とともに、例えば「京都情報誌」に関するコンテンツをコンテンツ配信装置10に対して要求する(ステップS22)。このとき、端末装置20に付与されているユーザIDを送信する。
【0056】
コンテンツ配信装置10は、端末装置20からの要求を受信すると(ステップS23)、送信されたユーザIDがユーザデータベース102に記憶されていることを確認する(ユーザの承認)。そして、広域コンテンツ配信手段12は、コンテンツデータベース「京都情報誌」に関するコンテンツをコンテンツデータベース101からそれぞれ取得する。
次に、エリア特定部151は、受信した端末装置20の現在位置が、いずれかの個別エリアの緯度および経度の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS24)。いずれの個別エリアの範囲にも入っていない場合は、Noとなり全ての個別エリアを表示させた広域コンテンツを生成する(ステップS25)。一方、端末装置20の現在位置がいずれかの個別エリアの範囲内に含まれている場合は、Yesとなりその個別エリアを特定する(ステップS26)。
【0057】
そして、課金状況取得部152は、課金データベース103から端末装置20のユーザIDと特定された個別エリアに対応付けられた課金状況を取得する(ステップS27)。
表示部153は、課金状況が「○」であるか否かを判定し(ステップS28)、課金状況が「○」でない場合は、Noとなり、当該個別エリアのコンテンツを非表示にするとともに購読ボタン27を配置した広域コンテンツを生成する(ステップS29)。なお、非表示にする場合は、非表示とされたコンテンツは端末装置20に配信しない。一方、課金状況が「○」である場合は、Yesとなり、当該個別エリアの個別コンテンツを表示させた広域コンテンツを生成する(ステップS30)。
【0058】
広域コンテンツ配信手段12は、生成された広域コンテンツを端末装置20に配信する(ステップS31)。
端末装置20は、広域コンテンツを受信する(ステップS32)と、コンテンツ表示手段25が受信した広域コンテンツを出力手段に画面表示させる(ステップS33)。
【0059】
以上のような第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果と以下の作用効果を奏することができる。
コンテンツ配信装置10において広域コンテンツの表示制御の処理を行うため、端末装置20にデータをダウンロードする必要がなく、端末装置20に対する負荷を低減させることができる。また、端末装置20との間の通信量を大幅に低減させることができる。
【0060】
<変形例>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
例えば、上記実施形態では、コンテンツ配信装置は、複数の個別エリアのコンテンツからなる広域コンテンツを配信する構成であったが、一つの個別エリアのコンテンツをそれぞれ配信する構成であってもよい。
【0061】
また、上記実施形態では、個別エリアのコンテンツを購入単位として説明したが、個別エリアをさらに細分化した領域を購入単位としてもよい。例えば、上述した広域コンテンツには複数の個別エリアが含まれているが、個別エリアの一つである「嵐山エリア」内をさらに細かい領域に分割する。この領域は地域で区切ってもよいし、地域の名称や建造物ごとに区切ってもよい。このような形態であれば、ユーザが購入したい領域だけを購入することができるので利便性が向上するとともに、ユーザの購入に対する抵抗も小さくなり販売促進を図ることができる。
【0062】
さらに、上記実施形態では、コンテンツとして観光地に関する情報誌を例示して説明したが、これに限られない。例えば、鉄道沿線の施設や店に関する情報でもよいし、地図データであってもよいし、デパート等の建築物であってもよい。
地図データをコンテンツとして配信する場合は、配信された地図データのうち例えば半径50m内の領域を指定して購入できるようにする。例えば、端末装置の現在位置が六本木である場合、図7(A)に示すように、六本木周辺の領域Aが非表示とされた地図データを配信する。そして、ユーザは端末装置20に画面表示された地図上で閲覧したい領域Aを指定する。このとき、中心位置Zを指定して半径1km以内の領域を指定してもよい。この操作により、コンテンツ配信装置10は、図7(B)に示すように、領域Aを表示させた地図データを端末装置20に配信する。これによれば、現在位置の地図データのみが非表示とされているため、ユーザの購買意欲を刺激し、販売促進を図ることができる。また、ユーザが必要な領域だけを購入可能であるので利便性が向上する。
【0063】
また、上記実施形態において、広域コンテンツに含まれる個別エリアの位置情報と端末装置20の位置情報とに基づいて、当該個別エリアに端末装置20が所定距離の位置まで近づいたことを検知し、当該個別エリアのコンテンツを閲覧できなくなることを知らせるようにしてもよい。これによれば、ユーザの利便性を向上させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明は、ユーザに対してエリア情報を配信するコンテンツ配信システム、およびコンテンツ配信方法として利用することができる。
【符号の説明】
【0065】
1…コンテンツ配信システム
10…コンテンツ配信装置
12…広域コンテンツ配信手段
13…課金手段
14…鍵配布手段
20…端末装置
22…現在位置取得手段
23…表示制御手段
24…購入処理手段
101…コンテンツデータベース
103…課金データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ配信装置からネットワークを介して接続された端末装置に対してエリアが対応付けられたコンテンツを配信するコンテンツ配信システムであって、
前記端末装置は、
当該端末装置の現在位置を取得する現在位置取得手段と、
前記現在位置が前記エリア内にあるか否かを判定し、前記現在位置が前記エリア内にない場合は、前記コンテンツの内容を表示させ、前記現在位置が前記エリア内にある場合は、前記コンテンツの内容を非表示にさせる表示制御手段と、
ユーザ操作に基づいて前記非表示にさせたコンテンツの購入を要求する購入処理手段と、を備え、
前記コンテンツ配信装置は、
前記端末装置に前記コンテンツを配信するコンテンツ配信手段と、
前記端末装置からの前記コンテンツの購入要求を受け付けると、前記端末装置に対して当該コンテンツの課金処理を行う課金手段と、
課金処理を行った当該コンテンツに対して前記端末装置で閲覧するための鍵を発行し、前記端末装置からの要求に応じて前記鍵を当該端末装置に配布する鍵配布手段と、を備え、
前記表示制御手段は、
前記鍵配布手段から鍵を受信したコンテンツについては、当該コンテンツの内容を表示させる
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
【請求項2】
コンテンツ配信装置からネットワークを介して接続された端末装置に対してエリアが対応付けられたコンテンツを配信するコンテンツ配信システムであって、
前記端末装置は、
当該端末装置の現在位置を取得して前記コンテンツ配信装置に送信する現在位置取得手段と、
ユーザ操作に基づいて前記コンテンツの購入を要求する購入処理手段と、を備え、
前記コンテンツ配信装置は、
前記端末装置から受信した前記現在位置が前記エリア内にあるか否かを判定し、前記現在位置が前記エリア内にない場合は、前記コンテンツの内容を前記端末装置に配信して表示させ、前記現在位置が前記エリア内にある場合は、前記コンテンツの内容を前記端末装置に配信せずに非表示にさせる表示制御手段と、
前記端末装置からの前記コンテンツの購入要求を受け付けると、前記端末装置に対して当該コンテンツの課金処理を行う課金手段と、を備え、
前記表示制御手段は、
前記課金処理に応じて課金が支払われたコンテンツについては、当該コンテンツの内容を表示させる
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
【請求項3】
請求項1に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
前記コンテンツは、個別のエリアが対応付けられた複数の個別コンテンツを含む広域コンテンツであり、
前記表示制御手段は、前記現在位置が前記個別エリア内にあるか否かを判定し、前記現在位置が前記個別エリア内にない場合または前記端末装置の前記個別コンテンツの鍵を取得できた場合は、前記個別コンテンツの内容を表示させ、前記現在位置が前記個別エリア内にあり、かつ前記端末装置の前記個別コンテンツの鍵を取得できなかった場合は、前記個別コンテンツの内容を非表示にさせる
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
【請求項4】
請求項2に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
前記コンテンツは、個別のエリアが対応付けられた複数の個別コンテンツを含む広域コンテンツであり、
前記表示制御手段は、前記現在位置が前記個別エリア内にあるか否かを判定し、前記現在位置が前記個別エリア内にない場合または前記個別コンテンツに対する課金が支払われている場合は、前記個別コンテンツの内容を表示させ、前記現在位置が前記個別エリア内にあり、かつ前記個別コンテンツに対する課金が支払われていない場合は、前記個別コンテンツの内容を非表示にさせる
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、
前記コンテンツは、複数の領域に分割され、
前記購入処理手段は、前記領域を指定して購入を要求し、
前記課金手段は、前記端末装置から指定された前記領域の購入要求を受け付けると、前記端末装置に対して当該領域の課金処理を行う
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載のコンテンツ配信システムにおいて、
前記コンテンツは地図データであり、
前記地図データのうち指定した範囲の地図データを購入可能である
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
【請求項7】
コンテンツ配信装置からネットワークを介して接続された端末装置に対してエリアが対応付けられたコンテンツを配信するコンテンツ配信方法であって、
前記コンテンツ配信装置が前記端末装置に前記コンテンツを配信するステップと、
前記端末装置が、当該端末装置の現在位置を取得するステップと、
前記端末装置が、前記現在位置が前記エリア内にあるか否かを判定するステップと、
前記端末装置が、前記現在位置が前記エリア内にある場合は、前記コンテンツ配信装置に対して当該エリアのコンテンツの鍵を要求するステップと、
前記端末装置が、前記現在位置が前記エリア内にない場合、または当該エリアのコンテンツの鍵を受信した場合は、前記コンテンツの内容を表示させ、当該エリアのコンテンツの鍵を受信しなかった場合は、前記コンテンツの内容を非表示にさせるステップと、
前記コンテンツ配信装置が、前記端末装置からの前記コンテンツの購入要求を受け付けると、当該端末装置に対して当該コンテンツの課金処理を行い、鍵を発行するステップと、を実行する
ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
【請求項8】
コンテンツ配信装置からネットワークを介して接続された端末装置に対してエリアが対応付けられたコンテンツを配信するコンテンツ配信方法であって、
前記端末装置が当該端末装置の現在位置を取得し、前記コンテンツ配信装置に対して前記現在位置とコンテンツの要求を送信するステップと、
前記コンテンツ配信装置が、前記現在位置が前記エリア内にあるか否かを判定するステップと、
前記コンテンツ配信装置が、前記現在位置が前記エリア内にある場合は、当該エリアのコンテンツの課金状況を取得するステップと、
前記コンテンツ配信装置が、前記現在位置が前記エリア内にない場合、または当該エリアのコンテンツに対する課金が支払われている場合は、前記コンテンツの内容を前記端末装置に配信して表示させ、当該エリアのコンテンツに対する課金が支払われていない場合は、前記コンテンツの内容を前記端末装置に配信せずに非表示にさせるステップと、
前記コンテンツ配信装置が、前記端末装置からの前記コンテンツの購入要求を受け付けると、当該端末装置に対して当該コンテンツの課金処理を行うステップと、を実行する
ことを特徴とするコンテンツ配信方法。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−215924(P2012−215924A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−78871(P2011−78871)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】