説明

コンテンツ配信装置およびプログラム

【課題】再生中の対象コンテンツに合わせたコンテンツへのリンクを実現する。
【解決手段】実施形態のコンテンツ配信装置は、第1配信手段と、設定手段と、受付手段と、第2配信手段と、を備える。前記第1配信手段は、予め設定された再生順序で連続して再生する対象コンテンツを配信する。前記設定手段は、前記対象コンテンツ毎に当該対象コンテンツにリンクするリンク先コンテンツを設定する。前記受付手段は、前記対象コンテンツが再生されている間に、前記リンク先コンテンツの再生要求を受け付ける。前記第2配信手段は、前記再生要求を受け付けた際に再生中の前記対象コンテンツに設定された前記リンク先コンテンツを配信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、コンテンツ配信装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルサイネージを問わず、Webコンテンツが配信され当該Webコンテンツを再生するプレイヤーには、あるWebコンテンツから他のコンテンツへとリンクさせる仕組みが既に存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、複数のWebコンテンツを連続して再生するプレイヤーを有するデジタルサイネージにおいては、連続して再生される複数のWebコンテンツそれぞれに合わせた他のコンテンツへのリンクを実現することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
実施形態のコンテンツ配信装置は、第1配信手段と、設定手段と、受付手段と、第2配信手段と、を備える。前記第1配信手段は、予め設定された再生順序で連続して再生する対象コンテンツを配信する。前記設定手段は、前記対象コンテンツ毎に当該対象コンテンツにリンクするリンク先コンテンツを設定する。前記受付手段は、前記対象コンテンツが再生されている間に、前記リンク先コンテンツの再生要求を受け付ける。前記第2配信手段は、前記再生要求を受け付けた際に再生中の前記対象コンテンツに設定された前記リンク先コンテンツを配信する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】図1は、本実施形態にかかる情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、ディジタルサイネージ端末装置の外観正面図である。
【図3】図3は、ディジタルサイネージ端末装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、情報配信サーバの概略構成を示すブロック図である。
【図5】図5は、コンテンツ情報テーブルのデータ構成を示す図である。
【図6】図6は、リンク先コンテンツ情報テーブルのデータ構成を示す図である。
【図7】図7は、本実施形態にかかる情報配信サーバの機能構成を示すブロック図である。
【図8】図8は、情報配信サーバのディスプレイユニットに表示される表示画面の一例を示す図である。
【図9】図9は、情報配信サーバのディスプレイユニットに表示される表示画面の一例を示す図である。
【図10】図10は、プレビュー画面の一例を示す図である。
【図11】図11は、プレビュー画面の一例を示す図である。
【図12】図12は、情報配信サーバにおけるコンテンツの配信処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】図13は、情報配信サーバから配信されたコンテンツを再生するディジタルサイネージ端末装置のディスプレイユニットに表示された画面の遷移を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1は、本実施形態にかかる情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。以下の説明では、本実施形態にかかる情報処理システムがショッピングモールに設けられた場合について説明する。
【0007】
本実施形態にかかる情報処理システム10は、商品の広告情報やイベントの情報などの情報のコンテンツを配信する情報配信サーバ11と、情報配信サーバ11から構内LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク12を介して配信されたコンテンツを再生して表示するとともに、ショッピングモールの顧客が携帯する携帯情報端末装置13に対して、広告情報やイベント情報等の情報に関連する情報を配信する複数のディジタルサイネージ(Digital Signage)端末装置14と、携帯情報端末装置13に対して当該携帯情報端末装置13の位置を特定するための位置特定情報を無線通信により通知する複数の位置情報端末装置15と、を備えている。
【0008】
図2は、ディジタルサイネージ端末装置の外観正面図である。ディジタルサイネージ端末装置14は、液晶ディスプレイあるいはプラズマディスプレイとして構成されたディスプレイユニット21と、各種チケット,クーポン等を印刷して発行するプリンタユニット22と、通信距離数センチ〜10センチ程度の近距離無線通信により携帯情報端末装置13との間で通信を行う近距離無線通信部23と、ディスプレイユニット21,プリンタユニット22,および近距離無線通信部23を支持する筐体部24と、を備えている。
【0009】
筐体部24の上部には、ユーザを撮影して画像認識を行い、ユーザの年齢層を特定し、配信する情報の種類を制御する等の用途に用いられるカメラユニット25と、BGMや広告音声等の各種音響出力を行うスピーカユニット26が内蔵されている。なお、画像認識等の処理は、ディジタルサイネージ端末装置14で行うことなく、情報配信サーバ11等の上流側サーバで行っても良い。
【0010】
プリンタユニット22としては、例えば、ロール紙を記録媒体とする感熱記録方式のプリンタ装置が用いられ、必要に応じてロール紙を自動的にカットするカット機構を備えている。
【0011】
図3は、ディジタルサイネージ端末装置の概略構成を示すブロック図である。ディジタルサイネージ端末装置14は、上述したディスプレイユニット21、プリンタユニット22、カメラユニット25、およびスピーカユニット26の他、当該ディジタルサイネージ端末装置14全体を制御するコントローラ31と、オペレータあるいはユーザが各種操作を行うための操作部32と、通信ネットワーク12を介して情報配信サーバ11との間で通信を行うためのネットワーク通信インタフェース(IF)33と、近距離無線通信部23を構成し、携帯情報端末装置13に対して広告情報やイベント情報等の情報に関連する情報を配信するための情報配信用通信インタフェース(IF)34と、各種データを記憶する外部記憶装置35と、を備えている。
【0012】
ここで、コントローラ31は、当該コントローラ31全体を制御するMPU(Micro Processing Unit)36と、MPU36が動作するための制御プログラム等を格納したROM(Read Only Memory)37と、各種データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)38と、を備えている。そして、コントローラ31は、MPU36がROM37に格納された制御プログラムを実行することにより、通信ネットワーク12を介して情報配信サーバ11から配信されたコンテンツを再生して、再生したコンテンツをディスプレイユニット21に表示する。また、操作部32は、各種スイッチ、ボタン等で構成したり、タッチパネルとしてディスプレイユニット21と一体に構成したりしても良い。
【0013】
また、携帯情報端末装置13に対して広告情報やイベント情報等の情報に関連する情報を配信するに際しては、情報配信用通信インタフェース(IF)34を介した通信の他、ディスプレイユニット21の表示画面上に例えば2次元バーコードを表示し、携帯情報端末装置13のカメラユニット25により撮影させてデコードさせることにより配信するように構成しても良い。
【0014】
図4は、情報配信サーバの概略構成を示すブロック図である。情報配信サーバ11は、当該情報配信サーバ11全体を制御するコントローラ41と、オペレータが各種操作を行うためのキーボードやマウス等を有する操作部42と、通信ネットワーク12を介してディジタルサイネージ端末装置14との間で通信を行うためのネットワーク通信インタフェース(IF)43と、各種データを記憶する外部記憶装置44と、液晶ディスプレイとして構成されたディスプレイユニット45と、を備えている。
【0015】
ここで、コントローラ41は、当該コントローラ41全体を制御するMPU46、MPU46が動作するための制御プログラム等を格納したROM47と、各種データを一時的に記憶するRAM48と、を備えている。
【0016】
外部記憶装置44は、広告情報やイベント情報等の情報のコンテンツと、コンテンツ情報テーブルT1(図5参照)と、リンク先コンテンツ情報テーブルT2(図6参照)と、を記憶している。なお、本実施形態では、情報配信サーバ11が有する外部記憶装置44にコンテンツが記憶されているが、これに限定するものではなく、例えば、情報配信サーバ11と通信ネットワーク12を介して接続された記憶装置にコンテンツが記憶されていても良い。
【0017】
図5は、コンテンツ情報テーブルのデータ構成を示す図である。図5に示すように、コンテンツ情報テーブルT1は、外部記憶装置44に記憶されたコンテンツを識別する識別情報としてコンテンツIDと、当該コンテンツIDにより識別されるコンテンツのコンテンツ名と、当該コンテンツIDにより識別されるコンテンツを再生した画像のサムネイル画像と、を対応付けて記憶している。
【0018】
図6は、リンク先コンテンツ情報テーブルのデータ構成を示す図である。図6に示すように、リンク先コンテンツ情報テーブルT2は、対象コンテンツIDと、対象コンテンツ名と、配信番号と、繰返回数と、リンク先コンテンツIDと、リンク先コンテンツ名と、第2リンク先コンテンツIDと、第2リンク先コンテンツ名と、メニュー表示位置と、メニュー名と、タイトル名と、を対応付けて記憶している。
【0019】
対象コンテンツIDは、外部記憶装置44に記憶されたコンテンツのうち、ディジタルサイネージ端末装置14で連続して再生するコンテンツ(以下、対象コンテンツとする)のコンテンツIDである。対象コンテンツ名は、対象コンテンツIDにより識別される対象コンテンツのコンテンツ名である。配信番号は、対象コンテンツをディジタルサイネージ端末装置14に配信する順序を表すものである。本実施形態では、ディジタルサイネージ端末装置14は、情報配信サーバ11から配信されてきた順に対象コンテンツを再生する。よって、本実施形態において、配信番号は、ディジタルサイネージ端末装置14において複数の対象コンテンツを連続して再生する場合における対象コンテンツの再生順序を表すものとなる。繰返回数は、ディジタルサイネージ端末装置14において対象コンテンツの再生を繰り返す回数である。
【0020】
リンク先コンテンツIDは、外部記憶装置44に記憶されたコンテンツのうち、対象コンテンツにリンクするコンテンツ(以下、リンク先コンテンツとする)を識別するコンテンツIDである。リンク先コンテンツ名は、リンク先コンテンツIDにより識別されるリンク先コンテンツのコンテンツ名である。第2リンク先コンテンツIDは、外部記憶装置44に記憶されたコンテンツのうち、リンク先コンテンツにリンクするコンテンツ(以下、第2リンク先コンテンツとする)を識別するコンテンツIDである。第2リンク先コンテンツ名は、第2リンク先コンテンツIDにより識別される第2リンク先コンテンツのコンテンツ名である。
【0021】
メニュー表示位置は、再生中の対象コンテンツにおいて、当該再生中の対象コンテンツにリンクするリンク先コンテンツの再生要求を行うためのメニューボタン(操作画像)を表示する位置である。メニュー名は、メニューボタンに表示する当該メニューボタンの名称である。タイトルは、メニューボタンにより再生要求を行ったリンク先コンテンツの名称である。
【0022】
次に、本実施形態にかかる情報配信サーバ11が有する特徴的な機能について説明する。図7は、本実施形態にかかる情報配信サーバの機能構成を示すブロック図である。MPU46は、ROM47に記憶された制御プログラムに従って動作することで、図7に示すように、表示制御部701、設定部702、受付部703、および配信部704として機能する。
【0023】
表示制御部701は、表示画面45A,45B(図8および図9参照)およびプレビュー画面45C,45D(図10および図11参照)をディスプレイユニット45に表示する。また、表示制御部701は、ディジタルサイネージ端末装置14において対象コンテンツが再生されている際に、当該対象コンテンツを再生した画像に重畳してメニューボタンを表示する。なお、本実施形態では、表示制御部701(付加部)は、ディジタルサイネージ端末装置14に配信される対象コンテンツに、当該メニューボタンを表示するための情報(例えば、メニュー表示位置、対象コンテンツに設定されたリンク先コンテンツの数分のメニューボタンを表示するための画像テキストの内容等)を付加して配信する。これにより、ディジタルサイネージ端末装置14のコントローラ31は、ディジタルサイネージ端末装置14において再生された対象コンテンツに対してメニューボタンを重畳して表示するものとする。
【0024】
図8および図9は、情報配信サーバのディスプレイユニットに表示される表示画面の一例を示す図である。操作部42が操作されて、ディジタルサイネージ端末装置14で再生する対象コンテンツの決定が要求されると、表示制御部701は、ディスプレイユニット45に表示画面45A(図7参照)を表示する。
【0025】
表示画面45Aは、大別すると、一覧表示領域81と、編集領域82と、を有している。一覧表示領域81は、外部記憶装置44に記憶されたコンテンツの一覧を表示する領域である。本実施形態では、一覧表示領域81には、コンテンツ情報テーブルT1に記憶されたサムネイル画像81Aが表示される。なお、本実施形態では、一覧表示領域81には、コンテンツ情報テーブルT1に記憶されたサムネイル画像81Aを表示しているが、外部記憶装置44に記憶されたコンテンツに関わる情報の一覧を表示するものであれば、これに限定するものではない。例えば、一覧表示領域81には、コンテンツ情報テーブルT1に記憶されたコンテンツ名等を表示しても良い。
【0026】
編集領域82は、ディジタルサイネージ端末装置14において再生する対象コンテンツおよび当該対象コンテンツの再生順序を設定するための領域である。本実施形態では、編集領域82は、対象コンテンツの再生順序を表す数字が表示された複数の領域82Aを有する。情報配信サーバ11のオペレータは、操作部42を操作して、一覧表示領域81に表示されたサムネイル画像81Aをドラックし、編集領域82が有する領域82Aのうち所望の再生順序を表す数字が表示された領域82Aにサムネイル画像81Aをドロップすることにより、対象コンテンツおよび当該対象コンテンツの再生順序を設定する。
【0027】
また、表示画面45Aは、再生条件設定領域83と、メニュー表示位置設定領域84と、ファンクションボタン領域85と、を有している。再生条件設定領域83は、設定した対象コンテンツを再生する際の再生条件を設定するための領域である。本実施形態では、再生条件設定領域83は、設定した対象コンテンツのコンテンツ名を設定するためのコンテンツ名設定欄83A、設定した対象コンテンツをディジタルサイネージ端末装置14に配信する順序を表す配信番号を設定するための配信番号設定欄83B、設定した対象コンテンツを繰り返し再生する繰返回数を設定するための繰返回数設定欄83Cなどを有している。
【0028】
なお、本実施形態では、ディジタルサイネージ端末装置14は、情報配信サーバ11から配信されてきた順に対象コンテンツを再生するため、配信番号設定欄83Bにおいて設定された配信番号は、ディジタルサイネージ端末装置14において対象コンテンツを再生する際の当該対象コンテンツを再生する再生順序となる。
【0029】
メニュー表示位置設定領域84は、設定した対象コンテンツにリンクするリンク先コンテンツの再生要求を行うための操作画像であるメニューボタンのメニュー表示位置を設定するための領域である。本実施形態では、メニュー表示位置設定領域84は、設定した対象コンテンツにおけるメニューボタンの上下方向の位置(「上」または「下」)を設定するためのボタン84A、設定した対象コンテンツにおけるメニューボタンの左右方向の位置(「左」または「右」)を設定するためのボタン84B、複数のメニューボタンを表示する場合に当該複数のメニューボタンを並べる配置方向(「縦」または「横」)を設定するためのボタン84Cなどを有している。
【0030】
ファンクションボタン領域85は、対象コンテンツの設定終了を要求するための終了ボタン85A、設定した対象コンテンツにリンクするリンク先コンテンツの設定を要求するためのリンクボタン85B、設定した対象コンテンツのプレビュー画像の表示を要求するためのプレビューボタン85C、表示画面45Aにおける各種設定を確定するための確定ボタン85Dなどを有している。
【0031】
オペレータが操作部42を操作して、設定した対象コンテンツのうちリンク先コンテンツを設定する対象コンテンツのサムネイル画像81Aにカーソル86を移動させ、かつ表示画面45Aのリンクボタン85Bを押下すると、表示制御部701は、ディスプレイユニット45に表示画面45Bを(図9参照)を表示する。
【0032】
表示画面45Bは、大別すると、一覧表示領域91と、編集領域92と、を有している。一覧表示領域91は、外部記憶装置44に記憶されたコンテンツのうちリンク先コンテンツとして設定可能なコンテンツの一覧を表示する領域である。本実施形態では、一覧表示領域91には、コンテンツ情報テーブルT1に記憶されたコンテンツ名91Aが表示される。なお、本実施形態では、一覧表示領域91には、コンテンツ情報テーブルT1に記憶されたコンテンツ名91Aを表示しているが、外部記憶装置44に記憶されたコンテンツに関わる情報の一覧を表示するものであれば、これに限定するものではない。例えば、一覧表示領域91には、コンテンツ情報テーブルT1に記憶されたサムネイル画像等を表示しても良い。
【0033】
編集領域92は、対象コンテンツにリンクさせるリンク先コンテンツおよび当該リンク先コンテンツにリンクさせる第2リンク先コンテンツを設定するための領域である。本実施形態では、編集領域92は、固有の識別番号が表示された複数の領域92Aを有する。情報配信サーバ11のオペレータは、操作部42を操作して、一覧表示領域91に表示されたコンテンツ名91Aをドラックし、編集領域92が有する領域92Aのうち左端の列92Bにコンテンツ名91Aをドロップすることにより、対象コンテンツにリンクするリンク先コンテンツを設定する。なお、情報配信サーバ11のオペレータは、領域92Aのうち左端の列92Bにコンテンツ名91Aを複数ドロップすることにより、1つの対象コンテンツに対して複数のリンク先コンテンツを設定することもできる。図9においては、コンテンツ名91A:「キャンペーン」および「売上実績」が領域92Aのうち左端の列92Bにドロップされているため、コンテンツ名91A:「キャンペーン」および「売上実績」が表すコンテンツがリンク先コンテンツに設定される。
【0034】
また、情報配信サーバ11のオペレータは、操作部42を操作して、一覧表示領域91に表示されたコンテンツ名91Aをドラックし、編集領域82が有する領域92Aのうち左端の列92Bにコンテンツ名91Aがドロップされた行92Cに、当該ドラックしたコンテンツ名91Aをドロップすることにより、リンク先コンテンツにリンクする第2リンク先コンテンツを設定する。図9においては、コンテンツ名91A:「商品情報」および「フロア情報」が、左端の列92Bにおいてコンテンツ名91A:「キャンペーン」がドロップされた行92Cにドロップされているため、コンテンツ名91A:「商品情報」および「フロア情報」が表すコンテンツが第2リンク先コンテンツに設定される。
【0035】
また、表示画面45Bは、メニュー名/タイトル設定領域93と、ファンクションボタン領域94と、を有している。メニュー名/タイトル設定領域93は、設定したリンク先コンテンツの再生要求を行うためのメニューボタンの名称であるメニュー名を設定するためのメニュー名設定欄93A、およびメニューボタンにより再生要求を行ったリンク先コンテンツの名称であるタイトルを設定するためのタイトル設定欄93Bを有している。
【0036】
ファンクションボタン領域94は、リンク先コンテンツ(または第2リンク先コンテンツ)の設定終了を要求するための終了ボタン94A、設定したリンク先コンテンツ(または第2リンク先コンテンツ)の編集を要求するための編集ボタン94B、設定したリンク先コンテンツのプレビュー画像の表示を要求するためのプレビューボタン94C、表示画面45Bにおける各種設定を確定するための確定ボタン94Dを有している。
【0037】
図10および図11は、プレビュー画面の一例を示す図である。表示画面45Aが表示されている間に、オペレータが操作部42を操作して、設定した対象コンテンツのサムネイル画像81Aにカーソル86を移動させ、かつ表示画面45Aのプレビューボタン85Cを押下すると、表示制御部701は、ディスプレイユニット45にプレビュー画面45C(図10参照)を表示する。
【0038】
具体的には、表示制御部701は、プレビューボタン85Cが押下されると、コンテンツ情報テーブルT1において、カーソル86が移動していたサムネイル画像81Aと対応付けられたコンテンツIDを特定する。そして、表示制御部701は、外部記憶装置44から、特定したコンテンツIDにより識別されるコンテンツを読み出す。次いで、表示制御部701は、読み出したコンテンツ(対象コンテンツ)を再生したコンテンツ領域1001を含むプレビュー画面45Cを表示する。
【0039】
さらに、表示制御部701は、メニュー表示位置設定領域84において設定されたメニュー表示位置およびメニュー名/タイトル設定領域93において設定されたメニュー名を取得する。そして、表示制御部701は、取得したメニュー名が表示されたメニューボタン1002を、取得したメニュー表示位置に従ってコンテンツ領域1001に重畳して表示する。
【0040】
なお、編集領域92において設定されたリンク先コンテンツが複数ある場合、表示制御部701は、メニュー名/タイトル設定領域93において複数のリンク先コンテンツそれぞれについて設定された複数のメニュー名を取得する。そして、表示制御部701は、取得した複数のメニュー名のいずれかが表示されたメニューボタン1002をコンテンツ領域1001に重畳して表示する。つまり、表示制御部701は、対象コンテンツに対して設定されたリンク先コンテンツの数分のメニューボタン1002を表示する。
【0041】
例えば、取得したメニュー表示位置が上下:「下」,左右:「左」,配置方向:「横」であり、読み出したメニュー名が「夏のおすすめ」,「販売情報」である場合には、表示制御部701は、「夏のおすすめ」が表示されたメニューボタン1002、「販売情報」が表示されたメニューボタン1002を、コンテンツ領域1001の左下に横に並べて表示する。
【0042】
また、オペレータが操作部42を操作して、設定したリンク先コンテンツのコンテンツ名91Aにカーソル(図示しない)を移動させ、かつ表示画面45Bのプレビューボタン94Cを押下すると、表示制御部701は、ディスプレイユニット45にプレビュー画面45D(図11参照)を表示する。
【0043】
具体的には、表示制御部701は、プレビューボタン94Cが押下されると、コンテンツ情報テーブルT1にいて、カーソル(図示しない)が移動したコンテンツ名91Aと対応付けられたコンテンツIDを特定する。そして、表示制御部701は、外部記憶装置44から、特定したコンテンツIDにより識別されるコンテンツを読み出す。次いで、表示制御部701は、読み出したコンテンツ(リンク先コンテンツ)を再生したコンテンツ領域1101を含むプレビュー画面45Dを表示する。
【0044】
さらに、表示制御部701は、編集領域92において、カーソル(図示しない)が移動したコンテンツ名91Aの行に他のコンテンツ名91Aが存在する場合には、つまり、第2リンク先コンテンツが設定されている場合、当該第2リンク先コンテンツの再生要求を行うためのスクロールボタン(操作画像)1102を、コンテンツ領域1101に重畳して表示する。
【0045】
図7に戻り、設定部702は、表示制御部701により表示された表示画面45Aの確定ボタン85Dが押下されると、表示画面45Aにおいて設定された各種設定(対象コンテンツ、対象コンテンツの再生順序、対象コンテンツのコンテンツ名、対象コンテンツの配信番号、対象コンテンツの繰返回数、再生条件、メニュー表示位置など)を取得する。
【0046】
さらに、設定部702は、表示制御部701により表示された表示画面45Bの確定ボタン94Dが押下されると、表示画面45Bにおいて設定された各種設定(リンク先コンテンツ、第2リンク先コンテンツ、メニュー名、タイトルなど)を取得する。
【0047】
そして、設定部702は、取得した各種設定に含まれる対象コンテンツのコンテンツIDである対象コンテンツIDに対応付けて、取得した各種設定(再生順序、コンテンツ名、配信番号、繰返回数、再生条件、メニュー表示位置、リンク先コンテンツのコンテンツIDであるリンク先コンテンツID、第2リンク先コンテンツのコンテンツIDである第2リンク先コンテンツID、メニュー名、タイトルなど)をリンク先コンテンツ情報テーブルT2に記憶させる。これにより、設定部702は、表示画面45A,45Bにおける各種設定が設定された状態となる。
【0048】
受付部703は、ディジタルサイネージ端末装置14において対象コンテンツが再生されている際に、表示制御部701により当該ディジタルサイネージ端末装置14のディスプレイユニット21に表示されたメニューボタン1002が押下されて行われたリンク先コンテンツの再生要求を受け付けるものである。
【0049】
また、受付部703は、ディジタルサイネージ端末装置14においてリンク先コンテンツが再生されている際に、表示制御部701により当該ディジタルサイネージ端末装置14のディスプレイユニット21に表示されたスクロールボタン1102(図11参照)が押下されて行われた第2リンク先コンテンツの再生要求を受け付ける。
【0050】
配信部704(第1配信部)は、ディジタルサイネージ端末装置14から対象コンテンツの配信が要求されると、外部記憶装置44から、リンク先コンテンツ情報テーブルT2に記憶された対象コンテンツIDにより識別される対象コンテンツを読み出す。そして、配信部704は、リンク先コンテンツ情報テーブルT2において、読み出した対象コンテンツの対象コンテンツIDと対応付けて記憶された配信番号に従って、当該読み出した対象コンテンツをディジタルサイネージ端末装置14に配信する。なお、読み出した対象コンテンツの対象コンテンツIDと対応付けられた繰返回数が「2」以上である場合には、配信部704は、当該読み出した対象コンテンツの配信を、繰返回数分行った後に、次の配信番号の対象コンテンツの配信を行うものとする。
【0051】
また、配信部704(第2配信部)は、受付部703によりリンク先コンテンツの再生要求が受け付けられると、再生要求を受け付けた際に再生中の対象コンテンツに設定されたリンク先コンテンツを配信する。本実施形態では、配信部704は、受付部703によりリンク先コンテンツの再生要求が受け付けられると、リンク先コンテンツ情報テーブルT2から、ディジタルサイネージ端末装置14に配信中の対象コンテンツIDと対応付けられたリンク先コンテンツIDを読み出す。そして、配信部704は、外部記憶装置44から、読み出したリンク先コンテンツIDにより識別されるコンテンツを読み出す。次いで、配信部704は、読み出したコンテンツを、再生中の対象コンテンツに設定されたリンク先コンテンツとしてディジタルサイネージ端末装置14に配信する。
【0052】
さらに、配信部704(第2配信部)は、受付部703により第2リンク先コンテンツの再生要求が受け付けられると、再生要求を受け付けた際に再生中のリンク先コンテンツに設定された第2リンク先コンテンツを配信する。本実施形態では、配信部704は、受付部704により第2リンク先コンテンツの再生要求が受け付けられると、リンク先コンテンツ情報テーブルT2から、ディジタルサイネージ端末装置14に配信中のリンク先コンテンツIDと対応付けられた第2リンク先コンテンツIDを読み出す。そして、配信部704は、外部記憶装置44から、読み出した第2リンク先コンテンツIDにより識別されるコンテンツを読み出す。次いで、配信部704は、読み出したコンテンツを、再生中のリンク先コンテンツに設定された第2リンク先コンテンツとしてディジタルサイネージ端末装置14に配信する。
【0053】
次に、図12および図13を用いて、情報配信サーバ11におけるコンテンツの配信処理について詳細に説明する。図12は、情報配信サーバにおけるコンテンツの配信処理の流れを示すフローチャートである。図13は、情報配信サーバから配信されたコンテンツを再生するディジタルサイネージ端末装置のディスプレイユニットに表示された画面の遷移を説明するための図である。
【0054】
配信部704は、ディジタルサイネージ端末装置14の電源がONされて、当該ディジタルサイネージ端末装置14から対象コンテンツの配信が要求されるのを待つ(ステップS1201:No)。ディジタルサイネージ端末装置14から対象コンテンツの配信が要求されると(ステップS1201:Yes)、配信部704は、外部記憶装置44から、リンク先コンテンツ情報テーブルT2に記憶された対象コンテンツIDにより識別される対象コンテンツを読み出す。そして、配信部704は、リンク先コンテンツ情報テーブルT2において、読み出した対象コンテンツの対象コンテンツIDと対応付けて記憶された配信番号に従って、当該読み出した対象コンテンツのディジタルサイネージ端末装置14への配信を開始する(ステップS1202)。
【0055】
ディジタルサイネージ端末装置14のコントローラ31は、配信部704から配信された対象コンテンツを、ネットワーク通信IF33を介して受信する。そして、コントローラ31は、受信した対象コンテンツを、当該対象コンテンツを受信した順に再生して、再生した対象コンテンツの画像をディスプレイユニット21に表示する。例えば、対象コンテンツID:「A0001」の対象コンテンツおよび対象コンテンツID:「A0002」の対象コンテンツの順に受信した場合、コントローラ31は、図13に示すように、対象コンテンツID:「A0001」の対象コンテンツを再生した画像1301を含む表示画面21Aをディスプレイユニット21に表示する。そして、対象コンテンツID:「A0001」の対象コンテンツの再生が終了すると、コントローラ31は、対象コンテンツID:「A0002」の対象コンテンツを再生した画像1302を含む表示画面21Aをディスプレイユニット21に表示する。
【0056】
ディジタルサイネージ端末装置14において対象コンテンツの再生が行われている間、受付部703は、リンク先コンテンツの再生要求を待つ(ステップS1203)。本実施形態では、表示制御部701は、ディジタルサイネージ端末装置14のコントローラ31によって対象コンテンツを再生した画像がディスプレイユニット21に表示されている間、操作部32(タッチパネル)をタッチ操作したか否かを判断する。次に、操作部32をタッチ操作したと判断した場合、表示制御部701は、リンク先コンテンツ情報テーブルT2において、配信部704から配信している対象コンテンツの対象コンテンツIDと対応付けられたメニュー表示位置およびメニュー名を取得する。次いで、表示制御部701は、取得したメニュー名が表示されたメニューボタンを対象コンテンツに重畳して表示するための情報を対象コンテンツに付加して配信することにより、対象コンテンツを再生した画像にメニューボタンを重畳してディスプレイユニット21に表示する。
【0057】
例えば、対象コンテンツID:「A0001」の対象コンテンツを再生した画像1301を含む表示画面21Aがディスプレイユニット21に表示され、かつディジタルサイネージ端末装置14のユーザが操作部32(タッチパネル)をタッチ操作した場合、表示制御部701は、リンク先コンテンツ情報テーブルT2において、対象コンテンツID:「A0001」と対応付けて記憶されたメニュー表示位置(上下:「下」、左右:「左」、配置方向:「横」)およびメニュー名(「夏のおすすめ」,「販売情報」)を取得する。次いで、表示制御部701は、メニュー名:「夏のおすすめ」が表示されたメニューボタン1303および取得したメニュー名:「販売情報」が表示されたメニューボタン1303を、画像1301の左下に横に並べて表示した表示画面21Bを表示するための情報をディジタルサイネージ端末装置14に配信することにより、表示画面21Bをディスプレイユニット21に表示する。
【0058】
また、対象コンテンツID:「A0002」の対象コンテンツを再生した画像1302を含む表示画面21Aがディスプレイユニットに表示され、かつディジタルサイネージ端末装置14のユーザが操作部32(タッチパネル)をタッチ操作した場合、表示制御部701は、リンク先コンテンツ情報テーブルT2において、対象コンテンツID:「A0002」と対応付けて記憶されたメニュー表示位置(上下:「下」、左右:「左」、配置方向:「縦」)およびメニュー名(「夏のおすすめ」,「キャンペーン」,「フロア情報」,「販売量」)を取得する。次いで、表示制御部701は、メニュー名:「夏のおすすめ」が表示されたメニューボタン1304、メニュー名:「キャンペーン」が表示されたメニューボタン1304、メニュー名:「フロア情報」が表示されたメニューボタン1304、およびメニュー名:「販売量」が表示されたメニューボタン1304を、画像1302の左下に縦に並べて表示した表示画面21Bを表示するための情報をディジタルサイネージ端末装置14に配信することにより、表示画面21Bをディスプレイユニット21に表示する。
【0059】
そして、ディスプレイユニット21に表示されたメニューボタンが押下されると、受付部703は、リンク先コンテンツの再生要求を受け付ける(ステップS1203:Yes)。リンク先コンテンツの再生要求が受け付けられると、配信部704は、リンク先コンテンツ情報テーブルT2において、押下されたメニューボタンに表示されたメニュー名と対応付けて記憶されたリンク先コンテンツIDおよびタイトル取得する。そして、配信部704は、外部記憶装置44から、取得したリンク先コンテンツIDにより識別されるコンテンツを読み出す。次いで、配信部704は、読み出したコンテンツをリンク先コンテンツとして、取得したタイトルを付加してディジタルサイネージ端末装置14に配信する(ステップS1204)。
【0060】
ディジタルサイネージ端末装置14のコントローラ31は、配信部704から配信されたリンク先コンテンツを、ネットワーク通信IF33を介して受信する。そして、コントローラ31は、受信したリンク先コンテンツを再生して、再生したリンク先コンテンツの画像に、当該受信したリンク先コンテンツに付加されたタイトルを重畳してディスプレイユニット21に表示する。例えば、リンク先コンテンツID:「B0001」のリンク先コンテンツを受信した場合、コントローラ31は、図13に示すように、リンク先コンテンツID:「B0001」のリンク先コンテンツを再生した画像1305を含む表示画面21Cをディスプレイユニット21に表示する。一方、リンク先コンテンツID:「B0002」のリンク先コンテンツを受信した場合、コントローラ31は、図13に示すように、リンク先コンテンツID:「B0002」のリンク先コンテンツを再生した画像1307および取得したタイトル:「売場情報」を含む表示画面21Cをディスプレイユニット21に表示する。
【0061】
ディジタルサイネージ端末装置14においてリンク先コンテンツの再生が行われている間、受付部703は、第2リンク先コンテンツの再生要求を待つ(ステップS1205)。本実施形態では、表示制御部701は、リンク先コンテンツ情報テーブルT2において、ディジタルサイネージ端末装置14において再生されているリンク先コンテンツのリンク先コンテンツIDに対応付けられた第2リンク先コンテンツIDがあるか否かを判断する。そして、リンク先コンテンツIDに対応付けられた第2リンク先コンテンツIDがある場合、表示制御部701は、リンク先コンテンツを再生した画像に第2リンク先コンテンツの再生要求を行うためのスクロールボタンを重畳して表示するための情報をリンク先コンテンツに付加してディジタルサイネージ端末装置14に配信することにより、スクロールボタンをディスプレイユニット21に表示する。
【0062】
例えば、リンク先コンテンツ情報テーブルT2において、リンク先コンテンツID:「B0001」と対応付けて記憶された第2リンク先コンテンツID:「B0002」,「B0003」が存在する場合、表示制御部701は、第2リンク先コンテンツの再生要求を行うためのスクロールボタン1306を表示した表示画面21Cを表示するための情報をリンク先コンテンツに付加してディジタルサイネージ端末装置14に配信することにより、表示画面21Cをディスプレイユニット21に表示する。
【0063】
ディスプレイユニット21に表示されたスクロールボタンが押下されると、受付部703は、第2リンク先コンテンツの再生要求を受け付ける(ステップS1205:Yes)。第2リンク先コンテンツの再生要求が受け付けられると、配信部704は、リンク先コンテンツ情報テーブルT2において、配信しているリンク先コンテンツのリンク先コンテンツIDと対応付けられた第2リンク先コンテンツIDを取得する。そして、配信部704は、外部記憶装置44から、取得した第2リンク先コンテンツIDにより識別されるコンテンツを読み出す。次いで、配信部704は、読み出したコンテンツを、第2リンク先コンテンツとしてディジタルサイネージ端末装置14に配信する(ステップS1206)。
【0064】
リンク先コンテンツの再生要求が受け付けられなかった場合(ステップS1203:No)、第2リンク先コンテンツの再生要求が受け付けられなかった場合(ステップS1205:No)、または第2リンク先コンテンツをディジタルサイネージ端末装置14に配信した後、配信部704は、全ての対象コンテンツを配信したか否かを判断する(ステップS1207)。全ての対象コンテンツが配信されていない場合(ステップS1207:No)、配信部704は、ステップS1202に戻り残りの対象コンテンツの配信を行う。一方、全ての対象コンテンツの配信が行われた場合(ステップS1207:Yes)、情報配信サーバ11は、対象コンテンツの配信を終了する。
【0065】
このように本実施形態にかかる情報処理システム10によれば、予め設定された再生順序で連続して再生する対象コンテンツを配信する配信部704と、対象コンテンツ毎に当該対象コンテンツにリンクするリンク先コンテンツを設定する設定部702と、対象コンテンツが再生されている間に、リンク先コンテンツの再生要求を受け付ける受付部703と、再生要求を受け付けた際に再生中の対象コンテンツに設定されたリンク先コンテンツを配信する配信部704と、を備えることにより、対象コンテンツ毎にリンク先コンテンツを設定することができるので、再生中の対象コンテンツに合わせたコンテンツへのリンクを実現することができる。
【0066】
本実施形態の情報配信サーバ11で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0067】
また、本実施形態の情報配信サーバ11で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の情報配信サーバ11で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0068】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0069】
11 情報配信サーバ
46 MPU
47 ROM
48 RAM
701 表示制御部
702 設定部
703 受付部
704 配信部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0070】
【特許文献1】特開2010−165354号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め設定された再生順序で連続して再生する対象コンテンツを配信する第1配信手段と、
前記対象コンテンツ毎に当該対象コンテンツにリンクするリンク先コンテンツを設定する設定手段と、
前記対象コンテンツが再生されている間に、前記リンク先コンテンツの再生要求を受け付ける受付手段と、
前記再生要求を受け付けた際に再生中の前記対象コンテンツに設定された前記リンク先コンテンツを配信する第2配信手段と、
を備えたコンテンツ配信装置。
【請求項2】
前記対象コンテンツに、前記再生要求を行うための操作画像を表示するための情報を付加して配信する付加手段を備え、
前記受付手段は、前記操作画像により行われた前記再生要求を受け付ける請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
【請求項3】
前記設定手段は、前記対象コンテンツ毎に当該対象コンテンツに対する前記操作画像の表示位置を設定し、
前記付加手段は、前記対象コンテンツに、当該対象コンテンツに設定された前記表示位置を含む前記情報を付加して配信する請求項2に記載のコンテンツ配信装置。
【請求項4】
前記設定手段は、前記対象コンテンツに複数の前記リンク先コンテンツを設定するとともに、
前記付加手段は、前記対象コンテンツに、前記設定手段により設定された前記リンク先コンテンツの数分の前記操作画像を表示するための前記情報を付加して配信する請求項2または3に記載のコンテンツ配信装置。
【請求項5】
前記設定手段は、前記リンク先コンテンツにリンクする第2リンク先コンテンツを設定し、
前記受付手段は、前記リンク先コンテンツが再生されている際に、前記第2リンク先コンテンツの再生要求を受け付け、
前記第2配信手段は、前記第2リンク先コンテンツの再生要求を受け付けた際に再生中の前記リンク先コンテンツに設定された前記第2リンク先コンテンツを配信する請求項1から4のいずれか一に記載のコンテンツ配信装置。
【請求項6】
コンピュータを、
予め設定された再生順序で連続して再生する対象コンテンツ対象コンテンツ毎に当該対象コンテンツにリンクするリンク先コンテンツを設定する設定手段と、
前記対象コンテンツが再生されている間に、再生中の前記対象コンテンツに設定された前記リンク先コンテンツの再生要求を受け付ける受付手段と、
として機能させるためのプログラム。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−105333(P2013−105333A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−248924(P2011−248924)
【出願日】平成23年11月14日(2011.11.14)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】