説明

コンテンツ関連情報表示システム

【課題】
本発明は、ゲームなどのコンテンツを再生している際に、コンテンツの再生を中断することなく、また、時間と手間をかけることなく、再生中のコンテンツに対応した関連情報を取得することができる、コンテンツ関連情報表示システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
プレイヤはゲーム装置1を操作しながらゲームを進行させる。ゲームの進行により予め定められた所定の条件を満たすと、ゲーム装置1から、ゲームの進行状況に関する情報が携帯型ゲーム装置2に送信される。該所定の情報を受信した携帯型ゲーム装置2では、受信した情報に応じてコンテンツ関連情報を特定し、特定されたコンテンツ関連情報が表示画面に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム装置等のコンテンツ再生装置、及び、コンテンツ再生装置と通信回線により接続可能であって、コンテンツ再生装置にて再生されているコンテンツに関連するコンテンツ関連情報を表示するコンテンツ関連情報表示装置とを備えるコンテンツ関連情報表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ビデオゲームの攻略方法が記載された攻略本が書店等で販売されている。この攻略本には、プレイヤがビデオゲームをプレイする際に高得点の取得を可能としたり、又は、効率良くゲームの最終目的をクリアーできる等の役立つ情報、より詳しくは、プレイヤが移動する仮想空間内の詳細なマップや、遭遇する敵キャラクタのステータスや能力に関する情報、アイテムの効力や入手方法に関する情報等が掲載されている。プレイヤがゲームをプレイする際に不明な点があれば、これらの攻略本を参考にしながらゲームを進めることが一般的に行われている。
【0003】
ところで、プレイヤが攻略本を参考にする際、攻略本の目次や索引を確認しながら目的の情報がどこに存在するかを探す必要があるが、目的の情報を探すためにはゲーム装置のコントローラーから手を離して、ゲームを中断する必要があった。そのため、ゲームを進めるのに効率が悪く、時間と手間がかかり、ゲームの面白みを半減させてしまうという問題があった。
【0004】
また、最近では、熟達したプレイヤがゲームの攻略方法を自らまとめ、それをインターネットで公開することも行われている。一般のプレイヤがこれらのサイトへアクセスして必要な情報を探すためには、サイト内の検索機能を利用したり、或いは、何度もサイト内のリンクをクリックする等により、目的とする情報を探す必要がある。そのため、書籍による攻略本と同様に、ゲームを中断する必要があり、ゲームの面白みを半減させてしまうという問題があった。
【0005】
このような中、攻略方法を記載した攻略本を購入して調べる手間を省くことを目的として、ゲームの攻略方法に関するソフトウェアを開発して、ゲーム機器への操作に応じて、その攻略方法を表示又は再現することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−153667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に記載された発明は、プレイヤのプレイしているゲーム装置の表示画面上で攻略方法に関する情報を確認するため、ゲームを中断して攻略方法を確認したうえでゲームを再開する必要があり、ゲームを進めるのに時間がかかるという問題を解決するものではない。
【0008】
本発明は、ゲームなどのコンテンツを再生している際に、コンテンツの再生を中断することなく、また、時間と手間をかけることなく、再生中のコンテンツに対応した関連情報(例えば、攻略方法などのゲームを進めるうえで役立つ情報)を取得することができる、コンテンツ関連情報表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、表示装置を有するコンテンツ再生装置、及び、コンテンツ再生装置と通信回線により接続可能であって、コンテンツ再生装置にて再生されているコンテンツに関連するコンテンツ関連情報を表示するコンテンツ関連情報表示装置とを備えるコンテンツ関連情報表示システムであって、コンテンツ再生装置が、再生の対象となるコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、コンテンツ記憶手段により記憶されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、コンテンツ再生手段により再生されたコンテンツの再生状況に関する再生状況情報をコンテンツ関連情報表示装置に送信する再生状況情報送信手段とを備え、コンテンツ関連情報表示装置が、前記コンテンツに関連するコンテンツ関連情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段と、コンテンツ再生装置から再生状況情報を受信する再生状況情報受信手段と、再生状況情報受信手段により受信した再生状況情報に応じて、表示するコンテンツ関連情報を特定するコンテンツ関連情報特定手段と、コンテンツ関連情報特定手段により特定されたコンテンツ関連情報を表示画面に表示するコンテンツ関連情報表示手段とを備えるコンテンツ関連情報表示システムに関する。
【0010】
本発明では、コンテンツ再生装置がビデオゲーム装置であり、コンテンツはビデオゲームプログラムであることが好ましい。
【0011】
例えば、据え置き型のビデオゲーム装置(以下、ゲーム装置)がコンテンツ再生装置として機能して、コンテンツとしてビデオゲームが進行し、表示画面を有する携帯端末(例えば、市販の携帯型のゲーム装置など)がコンテンツ関連情報表示装置として機能するような場合、ゲーム装置で進行中のゲームの状況に応じた攻略方法等に関する情報が携帯端末に表示されるため、プレイヤは、探す時間と手間をかけることなく必要な情報を取得できるため、ゲームを中断することもなくスムーズにゲームを進行することが可能となる。
【0012】
また、DVDプレイヤーやCDプレイヤー等がコンテンツ再生装置として機能して、映画や音声等のコンテンツを再生し、携帯端末がコンテンツ関連情報表示装置として機能するような場合、携帯端末に、映画に登場する俳優や女優のプロフィールに関する情報等を表示したり、語学講座のテキスト等が表示することが可能である。ユーザは再生している映画や音声等に関連する情報を、映画等の再生中にも関わらず、手軽に取得することが可能となる。
【0013】
本発明では、ビデオゲーム装置は、ユーザの操作指示が可能な入力装置を備え、ビデオゲームは、プレイヤの入力装置への操作指示によりプレイヤキャラクタを操作することでゲームを進行するものであり、コンテンツ関連情報特定手段は、さらに、プレイヤキャラクタのステータスに応じて、表示するコンテンツ関連情報を特定するものであることが好ましい。
【0014】
プレイヤキャラクタのステータスに応じてコンテンツ関連情報が特定されるため、プレイヤキャラクタの状況に合致した適切な情報を提供することができ、より利便性に優れたものとなる。
【0015】
本発明では、コンテンツ関連情報表示装置は、ユーザの操作指示が可能な入力装置と、コンテンツ関連情報表示手段により表示されたコンテンツ関連情報に関する履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、履歴情報記憶手段により記憶された履歴情報を、ユーザの入力装置への操作指示によって選択可能なように表示画面に表示する履歴情報表示手段と、履歴情報表示手段により表示された履歴情報の選択を受け付ける選択受付手段とを備え、コンテンツ関連情報表示手段は、選択受付手段により受け付けられた履歴情報に対応するコンテンツ関連情報を表示することが、好ましい。
【0016】
一度、コンテンツ関連情報表示装置に表示されたコンテンツ関連情報が履歴として残るため、ユーザは必要なときに、過去に表示されたコンテンツ関連情報を選択して、情報の詳細を確認することが可能である。
【0017】
本発明は、表示装置を有するコンテンツ再生装置、及び、コンテンツ再生装置と通信回線により接続可能であって、コンテンツ再生装置にて再生されているコンテンツに関連するコンテンツ関連情報を表示するコンテンツ関連情報表示装置において実行されるコンテンツ関連情報表示方法であって、コンテンツ再生装置において、コンテンツを再生させ、再生されたコンテンツの再生状況に関する再生状況情報をコンテンツ関連情報表示装置に送信させ、コンテンツ関連情報表示装置において、コンテンツ再生装置から再生状況情報を受信させ、受信した再生状況情報に応じて、表示するコンテンツ関連情報を特定させ、特定されたコンテンツ関連情報を表示画面に表示させることを特徴とするコンテンツ関連情報表示方法に関する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態にかかるコンテンツ関連情報表示システムの概略図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる据え置き型ゲーム装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる携帯型ゲーム装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかるコンテンツ関連情報表示処理のフローチャートを表す図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかるコンテンツ関連情報テーブルの例を表す図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる携帯型ゲーム装置の表示画面の一例を表す図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる表示項目決定ウィンドウを表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態では、本発明をRPG(ロールプレイングゲーム)に適用する場合について説明するが、本発明のコンテンツとして利用可能なゲームのジャンルはこれに限定されるものではない。例えば、アクションゲーム、シミュレーションゲーム、格闘ゲーム、パズルゲームその他のジャンルのゲームに適用することが可能である。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態にかかるコンテンツ関連情報表示システムの概略図である。図示するように、このコンテンツ関連情報表示システムは、据え置き型のゲーム装置1と、携帯型ゲーム装置2から構成される。ゲーム装置1がコンテンツ再生装置として機能するものであり、携帯型ゲーム装置2がコンテンツ関連情報表示装置として機能するものである。ゲーム装置1は、通信ネットワークを介して携帯型ゲーム装置2と接続されていてもよく、無線通信により必要に応じて接続が可能であってもよい。なお、本実施の形態では、コンテンツ関連情報表示装置として携帯型ゲーム装置2を例としてあげるが、表示装置を有していれば、これに限定されるものではなく、携帯電話、据え置き型のゲーム装置やデスクトップ型のパーソナルコンピュータ等であってもよい。持ち運びが容易である等の観点から、携帯型の端末であることが好ましい。
【0021】
プレイヤはゲーム装置1を操作しながらゲームを進行させる。ゲームの進行により予め定められた所定の条件を満たすと、ゲーム装置1から、ゲームの進行状況に関する情報(以下、ゲーム情報ともいう)が携帯型ゲーム装置2に送信される。該所定の情報を受信した携帯型ゲーム装置2では、受信した情報に応じてコンテンツ関連情報を特定し、特定されたコンテンツ関連情報が表示画面に表示される。
【0022】
例えば、プレイヤキャラクタと敵キャラクタが遭遇した場合は、ゲーム情報として敵キャラクタIDを携帯型ゲーム装置2に送信し、携帯型ゲーム装置2では、受信した敵キャラクタIDに対応する敵キャラクタのステータスや仮想戦闘の終了後に獲得可能なアイテム等の情報が表示される。
【0023】
図2は、本発明の実施の形態にかかる据え置き型ゲーム装置の構成を示すブロック図である。ゲーム装置1は、制御部11a、RAM(Random Access Memory)12a、ハードディスク・ドライブ(HDD)13a、サウンド処理部14a、グラフィック処理部15a、DVD/CD−ROMドライブ16a、通信インターフェイス17a、及びインターフェイス部18aからなり、それぞれ内部バスにより接続されている。
【0024】
制御部11aは、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)から構成される。制御部11aは、HDD13aや記録媒体25aに格納されたプログラムを実行し、ゲーム装置1の制御を行なう。また、制御部11aは時間を計時する内部タイマを備えている。RAM12aは、制御部11aのワークエリアである。HDD13aは、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。
【0025】
DVD/CD−ROMドライブ16aは、DVD−ROMやCD−ROMなどのゲームプログラムが格納された記録媒体25aを装着することが可能である。記録媒体25aには、ゲームを行なうためのプログラム及びデータが記憶されている。DVD/CD−ROMドライブ16aにより、ゲームの進行に必要なプログラム及びデータが記録媒体25aから読み出され、RAM12aにロードされる。
【0026】
制御部11aは、ゲームの進行に必要なプログラム及びデータをRAM12aから読み出して処理を行なう。制御部11aは、RAM12aにロードされたプログラム及びデータを処理することで、サウンド出力の指示をサウンド処理部14aに出力し、描画命令をグラフィック処理部15aに出力する。
【0027】
サウンド処理部14aは、スピーカーであるサウンド出力装置22aに接続されている。制御部11aがサウンド出力の指示をサウンド処理部14aに出力すると、サウンド処理部14aはサウンド出力装置22aにサウンド信号を出力する。
【0028】
グラフィック処理部15aは表示装置23aに接続されている。表示装置23aは表示画面24aを有している。制御部11aが描画命令をグラフィック処理部15aに出力すると、グラフィック処理部15aは、フレームメモリ(フレームバッファ)19aに画像を展開し、表示画面24a上に画像を表示するためのビデオ信号を出力する。グラフィック処理部15aは、フレーム単位で1枚の画像の描画を実行する。画像の1フレーム時間は、例えば30分の1秒である。
【0029】
インターフェイス部18aには、入力部(コントローラ)21aとメモリーカードスロット20aとが接続されている。プレイヤによる入力部21aからの入力情報はRAM12aに格納され、制御部11aは入力情報をもとに各種の演算処理を実行する。また、インターフェイス部18aは、制御部11aからの指示にしたがって、RAM12aに記憶されているゲームの進行状況に関するデータをメモリーカード27aに記憶させる処理や、メモリーカード27aに記憶されているデータを読み出してRAM12aに転送する処理を行う。
【0030】
通信インターフェイス17aは無線又は有線により通信ネットワーク3に接続されていてもよい。また、通信インターフェイス17aは、アンテナ26aを有する通信ユニットを介して、携帯型ゲーム装置2と無線により通信を行ない、ゲーム情報等の送信を行う。
【0031】
図3は、本発明の実施の形態にかかる携帯型ゲーム装置の構成を示すブロック図である。携帯型ゲーム装置2は、基本的には、図2に示したゲーム装置1と同様の構成・機能を有している。携帯型ゲーム装置2は、制御部11b、RAM12b、ハードディスク・ドライブ(HDD)13b、サウンド処理部14b、グラフィック処理部15b、DVD/CD−ROMドライブ16b、通信インターフェイス17b、及びインターフェイス部18bからなり、それぞれ内部バスにより接続されている。制御部11bは、CPUやROMから構成される。制御部11bは、HDD13bや記録媒体25bに格納されたプログラムを実行する。RAM12bは、制御部11bのワークエリアである。HDD13bは、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。
【0032】
DVD/CD−ROMドライブ16bは、DVD−ROMやCD−ROMなどの記録媒体25bを装着することが可能である。記録媒体25bには、ゲーム装置1に装着された記録媒体25aのゲームプログラムの内容と関連するコンテンツ関連情報を表示するためのプログラム及びデータが格納されている。DVD/CD−ROMドライブ16bにより、これらのプログラム及びデータが記録媒体25bから読み出され、RAM12bにロードされる。
【0033】
制御部11bは、コンテンツ関連情報の表示に必要なプログラム及びデータをRAM12bから読み出して処理を行なう。制御部11bは、RAM12bにロードされたプログラム及びデータを処理することで、サウンド出力の指示をサウンド処理部14bに出力し、描画命令をグラフィック処理部15bに出力する。グラフィック処理部15bは表示装置23bに接続されている。表示装置23bは表示画面24bを有している。制御部11bが描画命令をグラフィック処理部15bに出力すると、グラフィック処理部15bは、フレームメモリ19bに画像を展開し、表示画面24b上に画像を表示するためのビデオ信号を出力する。
【0034】
インターフェイス部18bには、入力部21bとメモリーカードスロット20bとが接続されている。プレイヤによる入力部21bからの入力情報はRAM12bに格納され、制御部11bは入力情報をもとに各種の演算処理を実行する。
【0035】
通信インターフェイス17bは無線又は有線により通信ネットワーク3に接続されていてもよい。また、通信インターフェイス17bは、アンテナ26bを有する通信ユニットを介して、ゲーム装置1と無線により通信を行ない、ゲーム情報等の受信を行う。
【0036】
図4は、本発明の実施の形態にかかるコンテンツ関連情報表示処理のフローチャートを表す図である。まず、ゲーム装置1にて進行しているゲームにおいて所定の条件を満たすことが、コンテンツ関連情報表示処理を開始するためのトリガーとなる。まず、ゲーム装置1にて所定の条件を満たすと(ステップS1)、該所定の条件に応じてゲーム情報が携帯型ゲーム装置2へ送信される(ステップS2)。
【0037】
ここで、ステップS1の所定の条件としては、適宜設定することが可能であり、例えば、プレイヤキャラクタが敵キャラクタと遭遇して仮想戦闘が開始される場合、又は、プレイヤキャラクタがアイテムを獲得した場合などを所定の条件とすることができる。これらの場合、ステップS2において、携帯型ゲーム装置2へ、遭遇した全ての敵キャラクタについての敵キャラクタIDが送信され、又は、獲得したアイテムについてのアイテムIDが送信される。
【0038】
また、上で述べたように、ゲームの進行と共に自動的にコンテンツ関連情報表示処理が開始する場合だけでなく、プレイヤの入力部21aへの操作入力を、コンテンツ関連情報表示処理を開始するためのトリガーとしても良い。例えば、セレクトボタンを押下するなど、ゲームのプレイ中にはボタンを押下する頻度が比較的低い、特定の操作ボタンを押下することが、ステップS1における所定の条件となる。この場合、セレクトボタンが押下される時のゲームの進行状況に応じた情報が、携帯型ゲーム装置2に送信される。例えば、敵キャラクタとの仮想戦闘が行われている最中にセレクトボタンが押下された場合は、敵キャラクタIDが送信され、プレイヤキャラクタが仮想空間を移動している場合は、仮想空間内の位置座標が送信される。
【0039】
携帯型ゲーム装置2は、コンテンツ関連情報を表示するためのプログラムが起動され、無線等による通信が可能な状態にあることが必要である。携帯型ゲーム装置2がゲーム装置1からゲーム情報を受信すると(ステップS3)、受信した該ゲーム装置1に固有の識別情報(例えば、MACアドレス)と、携帯型ゲーム装置2に予め登録された識別情報との照合が行われる(ステップS4)。仮に携帯型ゲーム装置2に登録された識別情報と異なる場合は、これ以降の処理は行われない。
【0040】
ゲーム装置1から受信した識別情報と、携帯型ゲーム装置2に登録された識別情報が一致する場合は、受信した情報に応じて、携帯型ゲーム装置2の表示画面24bに表示するためのコンテンツ関連情報が特定される(ステップS5)。そして、コンテンツ関連情報が特定されると、携帯型ゲーム装置2の表示画面24b上に、コンテンツ関連情報が表示される(ステップS6)。ステップS1〜S6までの一連の処理は、コンテンツ関連情報表示処理を開始するための所定の条件を満たす度に、ゲームが終了するまで繰り返し実行される。
【0041】
ステップS5のコンテンツ関連情報の特定は、例えば、携帯型ゲーム装置2の記憶領域に予め設定されたコンテンツ関連情報テーブルを参照することで行われる。図5は、本発明の実施の形態にかかるコンテンツ関連情報テーブルの例を表す図である。
【0042】
図5(a)は敵キャラクタに関するコンテンツ関連情報テーブル30であり、敵キャラクタID31を受信した場合に利用される。コンテンツ関連情報テーブル30には、敵キャラクタID31と関連付けて、敵キャラクタの名称32、最大HP33(敵キャラクタの体力の最大値)、最大MP34(敵キャラクタが使用できる魔法力の最大値)、攻撃力35、防御力36、特殊能力37(炎や吹雪を吐き出して味方のキャラクタ全員にダメージを与えたり、攻撃されたキャラクタを麻痺状態にするなどの特殊攻撃など)、又は、敵キャラクタのキャラクタデザインID38などの情報が記憶されている。
【0043】
敵キャラクタが後述するようなボスキャラクタである場合は、ボスキャラクタの弱点や特徴、その他、どのような方針で戦闘を進めれば、より容易に勝利することができるか等の説明が、コンテンツ関連情報テーブル30aにさらに記憶されていても良い。ステップS5では、受信した敵キャラクタID31に対応する情報、すなわち、敵キャラクタの名称32〜キャラクタデザインID38などがコンテンツ関連情報として特定され、それぞれに対応する情報が、携帯型ゲーム装置2の表示画面24b上に表示されることになる。
【0044】
また、敵キャラクタのうち、フィールドの移動中にランダムに遭遇する敵キャラクタではなく、所定のイベントが発生した場合や、プレイヤキャラクタが仮想空間内の所定の位置に到達した場合などに遭遇するボスキャラクタの場合は、ボスキャラクタのステータスや特殊能力、獲得できるアイテム等の情報だけでなく、このボスキャラクタとの戦闘をどのように攻略するかといった仮想戦闘を進めるにあたってヒントとなる情報を携帯型ゲーム装置2に表示することも可能である。
【0045】
例えば、複数のプレイヤキャラクタがパーティを組んで、ボスキャラクタと遭遇したような場合、ボスキャラクタIDとともに、パーティに所属するプレイヤキャラクタに関する情報を、ゲーム装置1から携帯型ゲーム装置2へ送信する。ここで、プレイヤキャラクタに関する情報とは、プレイヤキャラクタ毎に予め定められた職業や、その職業における強さであるレベルに関する情報が送信される。例えば、パーティに4人のプレイヤキャラクタがいる場合、「戦士・Lv15」、「ナイト・Lv14」、「白魔道士・Lv15」、「黒魔道士・Lv15」といった情報が送信される。
【0046】
携帯型ゲーム装置2に表示されるボスキャラクタの攻略方法は、職業の組み合わせに応じて、予めどのような攻略方法を表示するかが、コンテンツ関連情報テーブルに設定されている。例えば、職業の種類が5つ存在し、パーティに属するプレイヤキャラクタが4人の場合は、625通り(=5×5×5×5)の攻略方法の説明が、コンテンツ関連情報テーブルに予め設けられていてもよい。
【0047】
また、プレイヤキャラクタの職業について、戦士・ナイトなどを「攻撃系職業」、白魔道士を「回復魔法系職業」、黒魔道士を「攻撃魔法系職業」といったように分類し、「攻撃系職業」、「回復魔法系職業」、「攻撃魔法系職業」の職業の分類の組み合わせ毎に、攻略方法の説明をコンテンツ関連情報テーブルに用意しておくことも可能である。この場合、パーティに属するプレイヤキャラクタの職業分類の組み合わせに応じて、携帯型ゲーム装置2に表示される、ボスキャラクタの効力方法が特定される。例えば、攻撃系2人・回復魔法系2人のパーティと、攻撃系2人・回復魔法系1人・攻撃魔法系1人のパーティでは、携帯型ゲーム端末2に表示される攻略方法も変わってくる。
【0048】
また、ボスキャラクタの攻略方法として、「必要に応じて、回復魔法のケアルを味方に使用しよう」といったような表示が携帯型ゲーム装置2にてなされる場合、回復魔法を使用できる白魔道士のレベルに応じて、「ケアル」との表示を「ケアルラ」(ケアルよりもより強力な回復魔法)という表示に、自動的に変更するように設定することも可能である。
【0049】
このようにプレイヤキャラクタのステータスに応じて、特定されるコンテンツ関連情報が変わり、携帯型ゲーム装置2に表示される内容も変わるようにすることで、プレイヤキャラクタの状況に合致した適切な情報を提供することができ、より利便性に優れたものとなる。
【0050】
また、プレイヤキャラクタが遭遇した敵キャラクタを仮想戦闘により退治すると、この敵キャラクタが保有しているアイテムや仮想通貨を獲得できるような場合は、このアイテムに関する情報や獲得できる仮想通貨の額が、携帯型ゲーム装置2に表示される。アイテムに関する情報としては、例えば、アイテムの名称やその効力だけでなく、獲得できる確率等を表示することも可能である。
【0051】
図5(b)はアイテムに関するコンテンツ関連情報テーブル40であり、携帯型ゲーム装置2にてアイテムID41を受信した場合に利用される。コンテンツ関連情報テーブル40には、アイテムID41と関連付けて、アイテムの名称42、アイテムの種類43、アイテムの効果44、又は、アイテムデザインID45などの情報が記憶されている。ステップS5では、受信したアイテムID41に対応する情報、すなわち、アイテムの名称42〜アイテムデザインID45などがコンテンツ関連情報として特定され、それぞれに対応する情報が、携帯型ゲーム装置2の表示画面24b上に表示されることになる。
【0052】
また、プレイヤの入力部21aへの操作に応じて、ゲームの進行を一時中断して、退治した敵キャラクタの種類や数、クリアーしたミッションやクエスト、仮想戦闘における勝率などのプレイの履歴等を表示するメニュー画面を開いたような場合、携帯型ゲーム装置2にさらに詳細な情報を表示することができる。このようにすることで、ゲーム装置1の表示画面24aだけでは、情報量が多すぎて表示できなかった、プレイの詳細な履歴など(例えば、プレイヤキャラクタがこれまでに遭遇した敵キャラクタや獲得したアイテムの表示デザインとその詳しい説明等の図鑑)を表示画面24bにて確認することが可能になる。
【0053】
この場合、プレイヤが入力部21aを操作してメニュー画面を開くと、プレイの履歴に関する情報(遭遇した敵の種類や数、獲得したアイテムの種類や数等の情報)がゲーム装置1から携帯型ゲーム装置2に送信され、携帯型ゲーム装置2では、受信した履歴情報に応じて、表示画面24bに表示する画像が特定される。例えば、ゲーム装置1にてプレイヤキャラクタが遭遇した敵キャラクタについては、携帯型ゲーム装置2においてもそのキャラクタデザインが表示されるが、まだプレイヤキャラクタが遭遇していない敵キャラクタについては、そのキャラクタデザインは表示されない。
【0054】
その他、ゲーム装置1にて、プレイヤキャラクタに課題として与えられる、クエストなどの特定のイベントが発生したような場合、携帯型ゲーム装置2において、そのイベントにまつわる秘話や関連エピソードを表示するようにしても良い。図5(c)はクエストに関するコンテンツ関連情報テーブル50であり、携帯型ゲーム装置2にてクエストID51を受信した場合に利用される。コンテンツ関連情報テーブル50には、クエストID51と関連付けて、クエストの名称52、クリアー条件53、又は、クエストの関連ストーリーの説明文ID54などの情報が記憶されている。ステップS5では、受信したクエストID51に対応する情報、すなわち、クエストの名称52〜関連ストーリーの説明文ID54などがコンテンツ関連情報として特定され、それぞれに対応する情報が、携帯型ゲーム装置2の表示画面24b上に表示される。
【0055】
図6は、本発明の実施の形態にかかる携帯型ゲーム装置の表示画面の一例を表す図である。表示画面24bには、メイン情報表示領域61、サブ情報表示領域62及び広告領域63が設けられている。メイン情報表示領域61には、ゲーム装置1から送信されたゲーム情報に応じて、遭遇した敵キャラクタ、獲得したアイテム、又は発生したイベント等などの詳細な情報が表示される。例えば、敵キャラクタIDを受信して、対応する敵キャラクタの詳細な情報を表示するような場合は、図5(a)のコンテンツ関連情報テーブル30の敵キャラクタの名称32〜キャラクタデザインID38に対応する情報が、図6に示すようにメイン情報表示領域61に表示される。
【0056】
携帯型ゲーム装置2のメイン情報表示領域61にコンテンツ関連情報が表示された後、新たにゲーム情報を携帯型ゲーム装置2が受信すると、メイン情報表示領域61に表示される内容が、新たに受信した情報に対応するコンテンツ関連情報に切り替えられる。過去にメイン情報表示領域61に表示されていた情報は、履歴情報としてRAM12bに記憶される。サブ情報表示領域62には、過去にメイン情報領域61に表示されたコンテンツ関連情報の項目だけが、例えば、「敵キャラクタAの情報」、「アイテムBの情報」といったように表示される。プレイヤは携帯型ゲーム装置2の入力部21bを操作して、サブ情報表示領域62に表示された項目を選択することが可能である。これらの項目が選択されると、選択された項目に対応するコンテンツ関連情報がメイン情報表示領域61に再度、表示される。
【0057】
また、プレイヤは携帯型ゲーム装置2の入力部21bを操作して、メイン情報表示領域61に表示されたコンテンツ関連情報を、他の情報に切り替えることなく、表示画面24bに固定化しておくことも可能である。RAM12bにはメイン情報管理テーブルが記憶されており、プレイヤの入力部21bへの操作により固定化フラグを設定することが可能である。固定化フラグが設定されると、メイン情報表示領域61に表示されたコンテンツ関連情報が表示画面24bに固定化される。さらに、入力部21bへの操作で固定化フラグの設定が解除されるまで、携帯型ゲーム装置2にて新たなゲーム進行の状況に関する情報を受信したとしても、メイン情報表示領域61に表示されたコンテンツ関連情報が切り替えられることはない。
【0058】
図6に示すように、広告表示領域63には、各種広告63a〜63cが表示される。広告の内容は、メイン情報表示領域61に表示されたコンテンツ関連情報の内容に連動したものとすることができる。たとえば、コンテンツ表示領域61に表示された敵キャラクタのキャラクタグッズの広告が広告表示領域63に表示される。
【0059】
また、携帯型ゲーム装置2でどのような情報を表示するかについて、プレイヤは予め選択することが可能である。図7は、本発明の実施の形態にかかる表示項目決定ウィンドウを表す図である。図7のように、表示項目決定ウィンドウ70には、携帯型ゲーム装置2で表示が可能な項目71の一覧と、各項目について表示を希望するか否かのチェックを行うチェックボックス72が設けられている。プレイヤは入力部21bを操作して、カーソル73を上下に移動させながら、操作ボタンを押下して、チェックボックス72へのチェックの設定と解除を行う。チェックがされている場合は、その項目に関する情報が表示され、チェックがされていない場合は、その項目に関する情報は表示されない。
【0060】
このようにすることで、敵キャラクタの情報だけが欲しい、アイテムの情報だけが欲しい、或いは、通常の敵キャラクタの情報は欲しいが、ボスキャラクタについての情報は欲しくないといった多様なニーズにも対応することが可能である。この場合、図4のステップS2において、携帯型ゲーム装置2へゲーム情報の送信を行わないか、或いは、ステップS5にてコンテンツ関連情報を特定したうえで、ステップS6での表示を行わない等により、表示する情報が制限される。なお、表示項目決定ウィンドウ70による設定は、ゲーム装置1又は携帯型ゲーム装置2のいずれにおいても設定することが可能である。
【0061】
上の実施の形態では、本発明をビデオゲームに適用する場合について述べたが、例えば、映画、音楽、音声、アニメ、電子書籍、電子コミック等のコンテンツをコンテンツ再生装置(例えば、CDプレイヤー、DVDプレイヤー、ラジオ、テレビやパーソナルコンピュータ等)でユーザが試聴している際に、そのコンテンツに関連する情報を、携帯電話等の表示画面を備えたコンテンツ関連情報表示装置で表示することも可能である。ここで、コンテンツ再生装置としては、映画、音楽、音声、アニメ、電子書籍、電子コミック等のコンテンツを再生できるものであればよく、上で述べた具体例に特に限定されるものではない。
【0062】
例えば、DVDプレイヤーにおいて映画が再生されているような場合、コンテンツ関連情報として、映画に登場する俳優や女優の名前、年齢、これまでに出演した映画や経歴等のプロフィール情報や、俳優や女優が身につけている洋服、装飾品、かばん等のアイテム情報を、携帯電話等にて表示することが可能である。DVDには、映画等のコンテンツだけでなく、再生時間と関連付けてコンテンツIDが記憶されており、DVDプレイヤーでの再生時間が所定の時間となると、通信により、DVDプレイヤーからユーザの所有している携帯端末にコンテンツIDが送信される。結果、コンテンツIDに対応した表示プロフィール情報やアイテム情報が、携帯端末の表示画面に表示される。
【0063】
また、映画をDVDプレイヤーで再生する場合だけでなく、映画館で再生する場合においても、本発明を適用することが可能である。この場合、映画館で映画を上映している際に、所定の上映時間となると、あらかじめ登録されたe−メールアドレスに、所定のURLが添付されたe−メールが送信される。e−メールの送信は、映写機に付属された通信機器により行われる。ユーザは携帯端末で受信した所定のURLにアクセスすることで、ブラウザを介して、プロフィール情報やアイテム情報を閲覧することが可能である。なお、携帯端末に表示された洋服、装飾品、かばん等は端末上で決済を行うことで購入することも可能である。
【0064】
また、例えば、CDプレイヤーにおいて、英語やフランス語などの語学講座についての音声が再生されているような場合、コンテンツ関連情報として、語学講座のテキストと同じ内容や、語学講座内で登場する単語や語句の意味などをより詳細に説明したものを、携帯電話等の携帯端末に表示することも可能である。
【0065】
このように、CDやDVDを再生するような場合は、トラック毎に予め定められた再生時間に応じて、携帯端末で表示される内容を変えることができる。CDやDVDには、トラック番号及び再生時間と、関連付けてコンテンツIDが予め記憶されており、所定の再生時間が経過することをトリガーとして、該再生時間に対応するコンテンツIDと、これらCDやDVDの再生装置に割り当てられた固有の番号が携帯端末に送信される。携帯端末には、予め特定の再生装置に関する固有の番号が登録されており、受信した番号と登録された番号が同一であるか否かの照合が携帯端末にて行われる。結果、これらの番号が同一であれば、コンテンツIDに対応した情報が携帯端末の表示画面上に表示される。なお、携帯端末には、予めCDやDVD毎に関連情報を表示するためのアプリケーションソフトをダウンロードしておく必要がある。携帯端末では、コンテンツIDと表示画面に表示する情報が関連付けて記憶されており、受信したコンテンツIDをもとに表示情報が特定される。
【0066】
例えば、トラック番号1の再生が開始されると、所定のコンテンツIDが携帯端末に送信され、紙媒体で市販されている語学講座のテキスト3頁と同じ内容のものが、携帯端末の表示画面に表示される。そして、トラック番号1の再生開始から5分経過した後に再生される音声の内容が、語学講座のテキスト4頁に対応しているような場合、再生装置から先程送信されたものとは異なるコンテンツIDが再度、携帯端末に送信される。結果、携帯端末の表示画面の内容は、語学講座のテキスト4頁と同じ内容のものが表示される。
【0067】
なお、再生装置からコンテンツIDを送信することで、携帯端末に表示するコンテンツ関連情報を特定することも可能であるが、再生装置から、CDやDVDのタイトルを特定する情報とトラック番号・再生時間を携帯端末に送信し、携帯端末にて、受信した情報をもとに表示するコンテンツに関する情報を特定しても良い。この場合、携帯端末がアプリケーションソフトをダウンロードすることで、トラック番号・再生時間と、表示されるコンテンツ関連情報が紐づけられて、予め携帯端末に記憶されている。
【0068】
これらを応用すると、例えば、学校や学習塾などで、テレビモニターやスクリーンなどで教育用の動画を子供たちに見せながら、子供たちの手元に置いてある携帯端末にテキストの内容や、再生中の動画の内容に関連する項目やテストの模範解答を表示させたりといったことも可能となる。これは、講演会やプレゼンテーションの場でも活用することができ、大きなスクリーンでプレゼンテーションに関する動画をみながら、さらに詳細な関連資料やデータを、聴講者の手元にある携帯端末に表示させることも可能である。
【0069】
また、テレビジョン又はケーブルテレビジョンの放送中において、放送の内容に関連した情報を、視聴者が所有している携帯端末に表示することも可能である。携帯端末に表示する関連情報を特定する情報は、テレビ番組を放映するために各テレビ局から送信される電波に含まれており、コンテンツ再生装置であるテレビから携帯端末に送信される。より具体的には、例えば、放送されている番組の内容と関連するサイトのURL等が携帯端末に送信される。視聴者はこのURLへアクセスすることで、携帯端末に費用な情報を表示させることが可能である。
【0070】
例えば、番組内で店舗や旅館・ホテルが紹介されている場合は、その場所を示す地図や連絡先が携帯端末に表示され、或いは、人が紹介されている場合は、その人のプロフィールが表示される。或いは、テレビ番組の合間に放送されるCMと関連して、CMで紹介されている商品についてのさらに詳細な情報(購入可能な場所や商品の機能についての説明など)が携帯端末に表示される。
【0071】
その他、ユーザがパーソナルコンピュータで、インターネットを利用して電子コミックをダウンロードし、閲覧しているような場合において、ユーザの所有している携帯端末に電子コミックの再生状況にあわせて、電子コミックの内容に関連する情報や広告が表示されるようにしても良い。この場合は、電子コミックのタイトルと再生中のコマをもとに、携帯電話に表示される内容が特定される。
【0072】
さらには、ユーザがパーソナルコンピュータで、インターネットを利用して動画投稿サイトで動画を閲覧しているような場合において、ユーザの所有している携帯電話等に動画の再生状況にあわせて、動画の内容に関連する情報や広告が表示されるようにしても良い。この場合、動画投稿サイトがアップロードされているサーバを経由して、表示される広告が特定できる情報を携帯端末へ送信することも可能であり、或いは、動画を閲覧しているパーソナルコンピュータから直接的に送信することも可能である。
【符号の説明】
【0073】
1 ゲーム装置
11 制御部
12 RAM
13 HDD
14 サウンド処理部
15 グラフィック処理部
16 DVD/CD−ROMドライブ
17 通信インターフェイス
18 インターフェイス部
19 フレームメモリ
20 メモリーカードスロット
21 入力部
22 サウンド出力装置
23 表示装置
24 表示画面
2 携帯型ゲーム装置
3 通信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置を有するコンテンツ再生装置、及び、コンテンツ再生装置と通信回線により接続可能であって、コンテンツ再生装置にて再生されているコンテンツに関連するコンテンツ関連情報を表示するコンテンツ関連情報表示装置とを備えるコンテンツ関連情報表示システムであって、
コンテンツ再生装置が、
再生の対象となるコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
コンテンツ記憶手段により記憶されたコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、
コンテンツ再生手段により再生されたコンテンツの再生状況に関する再生状況情報をコンテンツ関連情報表示装置に送信する再生状況情報送信手段とを備え、
コンテンツ関連情報表示装置が、
前記コンテンツに関連するコンテンツ関連情報を記憶するコンテンツ関連情報記憶手段と、
コンテンツ再生装置から再生状況情報を受信する再生状況情報受信手段と、
再生状況情報受信手段により受信した再生状況情報に応じて、表示するコンテンツ関連情報を特定するコンテンツ関連情報特定手段と、
コンテンツ関連情報特定手段により特定されたコンテンツ関連情報を表示画面に表示するコンテンツ関連情報表示手段と
を備えるコンテンツ関連情報表示システム。
【請求項2】
コンテンツ関連情報表示装置が、
ユーザの操作指示が可能な入力装置と、
コンテンツ関連情報表示手段により表示されたコンテンツ関連情報に関する履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、
履歴情報記憶手段により記憶された履歴情報を、ユーザの入力装置への操作指示によって選択可能なように表示画面に表示する履歴情報表示手段と、
履歴情報表示手段により表示された履歴情報の選択を受け付ける選択受付手段とを備え、
コンテンツ関連情報表示手段が、
選択受付手段により受け付けられた履歴情報に対応するコンテンツ関連情報を表示することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ関連情報表示システム。
【請求項3】
コンテンツ再生装置がビデオゲーム装置であり、コンテンツがビデオゲームプログラムである請求項1又は2のいずれかに記載のコンテンツ関連情報表示システム。
【請求項4】
ビデオゲーム装置が、ユーザの操作指示が可能な入力装置を備え、
ビデオゲームが、プレイヤの入力装置への操作指示によりプレイヤキャラクタを操作することでゲームを進行するものであり、
コンテンツ関連情報特定手段が、さらに、プレイヤキャラクタのステータスに応じて、表示するコンテンツ関連情報を特定することを特徴とする請求項3記載のコンテンツ関連情報表示システム。
【請求項5】
表示装置を有するコンテンツ再生装置、及び、コンテンツ再生装置と通信回線により接続可能であって、コンテンツ再生装置にて再生されているコンテンツに関連するコンテンツ関連情報を表示するコンテンツ関連情報表示装置において実行されるコンテンツ関連情報表示方法であって、
コンテンツ再生装置において、
コンテンツを再生させ、
再生されたコンテンツの再生状況に関する再生状況情報をコンテンツ関連情報表示装置に送信させ、
コンテンツ関連情報表示装置において、
コンテンツ再生装置から再生状況情報を受信させ、
受信した再生状況情報に応じて、表示するコンテンツ関連情報を特定させ、
特定されたコンテンツ関連情報を表示画面に表示させる
ことを特徴とするコンテンツ関連情報表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−13509(P2013−13509A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−147655(P2011−147655)
【出願日】平成23年7月1日(2011.7.1)
【出願人】(308033283)株式会社スクウェア・エニックス (173)
【Fターム(参考)】