説明

コントロールの一括(ブラケッティング)および結果保持

【課題】比較的連続ベースでその試験装置の作動の改善されたモニタリングを提供する。
【解決手段】サンプル試験システムであって:(a)サンプルの特性および特徴を分析するための試験手段;(b)該試験手段と協働するコンベヤー手段;(c)該コンベヤー手段および該試験手段と協働するコンピューター手段;(d)該コンピューター手段に:(i)該試験手段の正確性を確認すること;(ii)試験結果を集め、記憶手段中に保存すること;(iii)該試験手段の正確性を再度確認すること、を行わせるようにする、プログラム手段、を備える、サンプル試験システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の背景)
本出願は、2003年4月15日出願の米国仮特許出願第60/463,101号の利益を主張する。
【0002】
本発明は、生物学的サンプルの自動化試験、例えば、ヒト被験体に対する医療試験のためのイムノアッセイ分析器の使用、より具体的には、コントロールサンプルの試験と、患者サンプルの試験とを調和させて、患者サンプル試験結果の正確性を確実にすることに関する。
【0003】
生物学的材料の試験は、医療の実務において、ならびに生物学的材料についての情報が必要とされる他の学問分野においても広く使用されている。特に興味深いのは、ヒト患者に由来する生物学的材料のサンプルにおける疾患の存在についての自動化された試験である。このような試験は、自動化装置(例えば、イムノアッセイ分析器)の使用によって頻繁に達成されている。ここで患者から得られた体液のサンプルは、試験機械から吸引され、それは次いで、試験を行い、それらの試験の結果を提供する。
【0004】
その結果の試験および報告は、適切な処置を患者が受けることを保証し、その患者の状態の誤った診断を回避するように、正確に行われなければならない。その試験手順における正確性を保証するために、試験プロセスにおいて使用される装置は、生存パラメーター(例えば、試験サンプルにおいて吸引された流体の量、吸引されたサンプルの温度、および試験装置によって決定される他のパラメーター)が正確に測定されることを確実にするように、較正されなければならない。
【0005】
その試験手順における必要な正確性を確実にするために、既知の材料のコントロールサンプルは、しばしば、コントロールといわれ、試験装置(例えば、イムノアッセイ分析器)において試験される。そのコントロールサンプルは、代表的には、その試験装置が適切に作動し、正確な結果を提供することを確実にするように、既知の組成の生物学的材料を含む。例えば、コントロール試験は、コントロール材料の酸度の量、またはそのコントロール材料の顕微鏡試験におけるスペクトル線の存在の決定を含みうる。
【0006】
一般に、較正およびコントロールの実行は、患者の試験が行われる前(例えば、その日のはじめに)行われる。次いで、その日の間に行われる患者の試験の結果は、確実であることが推定されうる。しかし、試験装置は、試験の日の間にその正確性を徐々に失い得る。このことは、その日の後に行われた試験の結果が価値がないまたは不正確であり得るので、問題を示す。従って、比較的連続ベースでその試験装置の作動の改善されたモニタリングを提供して、その試験装置が、患者試験の比較的短いシリーズまたは実行の後ですら、正確に作動することを確実にする手順が必要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
サンプル試験システムであって:
(a)サンプルの特性および特徴を分析するための試験手段であって、該試験手段は、サンプルの所定の部分を抽出および分析するための手段を備えるワークステーションを備え、該サンプルは、
(i)既知の特性および特徴を有する第1のコントロールサンプル;
(ii)未知の特性および特徴を有する生物の生物学的材料のサンプル;
(iii)既知の特性および特徴を有する第2のコントロールサンプル;
を含む、試験手段;
(b)該試験手段と協働するコンベヤー手段であって、該コンベヤー手段は、該サンプルを、サンプルを分析するための該ワークステーションへ順番に並べて、以下の順番で、各サンプルについての試験結果を得るための手段を備え、該順番は、第1のコントロールサンプル、生物の生物学的材料のサンプル、第2のコントロールサンプルである、コンベヤー手段;
(c)該コンベヤー手段および該試験手段と協働するコンピューター手段であって、該コンピューター手段は、記憶手段を備える、コンピューター手段;
(d)該コンピューター手段に:
(i)該第1のコントロールサンプルの試験結果と、該第1のコントロールサンプルの既知の特性および特徴とを比較して、該試験手段の正確性を確認すること;
(ii)該第1のコントロールサンプルの正確性を確認した後に、該生物の生物学的材料のサンプルについての試験結果を集め、該記憶手段中に保存すること;
(iii)該生物の生物学的材料のサンプルについての試験結果を集め、該記憶手段中に保存した後に、該第2のコントロールサンプルの試験結果と、その既知の特性および特徴とを比較して、該試験手段の正確性を再度確認すること、
を行わせるようにする、プログラム手段、
を備える、サンプル試験システム。
(項目2)
上記プログラム手段が、上記第1および第2のコントロールサンプルについての試験結果の正確性を確認した後に、上記コンピューター手段と協働して、上記生物の生物学的材料のサンプルの試験結果の視覚的提示を提供し得る情報提示手段を備える、項目1に記載のシステム。
(項目3)
分析のための所定の量の各サンプルを抽出するための抽出手段をさらに備える、項目1に記載のシステム。
(項目4)
抽出されたサンプルの所定の量を測定するための、上記抽出手段と協働しうる測定手段、および該試験装置の該測定手段を較正する調整手段をさらに備える、項目3に記載のシステム。
(項目5)
上記プログラム手段は、上記生物の生物学的材料のサンプルに対する試験結果を、上記コントロールサンプルに対する、該生物の生物学的材料のサンプルの試験を一括する全ての試験が完了するまで、使わないでおく、項目2に記載のシステム。
(項目6)
一括された試験におけるコントロールサンプルのうちのいずれか1つに対する試験の失敗の際に、上記プログラム手段は、上記生物の生物学的材料のサンプルの試験結果を捨てる、項目5に記載のシステム。
(項目7)
生物の生物学的サンプルを試験するための方法であって、該方法は、
(a)既知の特性および特徴を有する第1のコントロールサンプルを試験手段で試験して、該第1のコントロールサンプルの該既知の特性および特徴を分析し、第1の試験結果を得る工程;
(b)第1の試験結果と、該第1のコントロールサンプルの該既知の特性および特徴とを比較して、該試験手段の正確性を確認する工程;
(c)該第1のコントロールサンプルに対する該試験手段の正確性を確認した後、生物の生物学的材料のサンプルを該試験手段で試験して、該生物の生物学的材料の特性および特徴を分析し、第2の試験結果を得、そして該第2の試験結果の開示を控えると同時に、該第2の試験結果を保存する工程;
(d)該第2の試験結果を保存した後に、既知の特性および特徴を有する第2のコントロールサンプルを、該試験手段で試験して、該第2のコントロールサンプルの特性および特徴を分析し、第3の試験結果を得る工程;
(e)該第3の試験結果を、第2のコントロールサンプルの既知の特性および特徴と比較して、該試験手段の正確性を再び確認する工程;
(f)該第2のコントロールサンプルに対する該試験手段の正確性を確認した後に、該生物の生物学的材料のサンプルの該第2の試験結果を開示する工程、
を包含する、方法。
(項目8)
上記生物の生物学的材料のサンプルおよび上記第1および第2のコントロールサンプルを、上記試験手段に対して、該第1および第2のコントロールサンプルについて得られた試験結果が、該生物の生物学的材料のサンプルについての試験結果をインターリーブする様式で、順番に並べられる、項目7に記載の方法。
(項目9)
上記試験手段を較正する工程をさらに包含する、項目7に記載の方法。
(項目10)
上記試験手段による分析のために、吸引によって各サンプルの所定の量を抽出する工程をさらに包含する、項目7に記載の方法。
(項目11)
各コントロールサンプルについての上記試験結果は、数値を表す指数によって特徴づけられる、項目7に記載の方法。
(項目12)
許容可能な指数の範囲は、予め確立された上限の数値および下限の数値によって示されるウィンドウ内に入る、項目11に記載の方法。
(項目13)
許容不能な指数は、上記許容可能な指数の範囲の外にある数値によって示される、項目7に記載の方法。
(項目14)
許容不能な指数が、上記生物の生物学的材料のサンプルの試験結果の直後に試験されるコントロールサンプルについて生じる場合、該生物のサンプルについての試験結果は、捨てられる、項目13に記載の方法。
(項目15)
上記生物の生物学的材料のサンプルの試験結果が捨てられた後に、第1および第2のコントロールサンプルの新たな試験を開始して、該生物の生物学的材料のサンプルの新たな試験が一括される、項目14に記載の方法。
(項目16)
コントロールサンプルの第1のセットの後に、生物の生物学的材料のサンプルの実行が行われ、該生物の生物学的材料の試験サンプルの後にコントロールサンプルの第2のセットが行われて、該生物の生物学的材料のサンプルの試験結果を一括し、該生物の生物学的材料のサンプルについての試験結果の各シーケンスは、該コントロールサンプルの試験によって一括されて、該生物の生物学的材料のサンプルについての試験結果の正確性を保証する、項目7に記載の方法。
(項目17)
上記生物の生物学的材料のサンプルに対する試験結果は、上記コントロールサンプルに対する、該生物の生物学的材料のサンプルの試験を一括する全ての試験が完了するまで、開示が控えられる、項目12に記載の方法。
(項目18)
一括された試験におけるコントロールサンプルのいずれか1つに対する試験の失敗の際に、上記生物の生物学的材料のサンプルの試験結果が捨てられる、項目17に記載の方法。
(発明の要旨)
本発明に従って、自動化イムノアッセイ分析器、またはアッセイシステムは、コントロールサンプルの頻繁な試験を提供して、患者サンプルの一連の試験の前および後で、その試験装置の作動が正確であることを確認し、それにより、一連の患者試験の結果が正確であることを確実にする。この様式でそのイムノアッセイ分析器を作動させると、その結果が正確であると確認するまでに臨床試験結果の報告が遅くなる。この作動は、ランダムアクセスイムノアッセイ分析器によって自動的に行われうる。
【0008】
本発明の実施において、そのコントロール試験は、較正試験より頻繁に行われるべきである。なぜなら、そのイムノアッセイ分析器は、そのコントロール試験の性能の正確性を維持する能力よりも長い時間にわたってその較正能力を保持する傾向があるからである。
【0009】
従って、その較正試験は、比較的長い一連の患者試験の前および後に行われるのに対して、そのコントロール試験は、比較的短い一連の患者試験の前および後に行われる。例えば、1時間に1回、一連のコントロール試験またはコントロール試験のセットを実行することが望まれ得る。ここでコントロール試験のセットの間の時間間隔は、イムノアッセイ分析器の操作における経験に基づきうる。
【0010】
コントロール試験の結果は、数値を表す指数(index)として言及されうる。そのコントロール試験指数は、特定の試験に依存して、コントロール試験指数がウィンドウ内に入ることが必要とされるように、許容可能な指数のウィンドウまたは範囲に言及して記載されうる。患者試験の結果はまた、指数として言及されうる。
【0011】
本発明の好ましい実施形態において、3つの異なるコントロール試験が行われ、ここでその指数は、そのウィンドウ内に入るべきであり、単一のコントロール試験は、そのウィンドウの下限の境界未満になる指数を提供し得、さらなる単一のコントロール試験は、そのウィンドウの上限の境界を越える指数を提供しうる。
【0012】
本発明の手順は、コントロール試験に関して実証され得る。ここで患者試験の連続実行のシーケンスは、一括される(bracketed)か、またはコントロール試験のセットのシーケンスとインターリーブされる。従って、コントロール試験のセットは、患者試験の実行の前に行うかまたはその後に行う。例えば、第1のセットのコントロール試験および第2のセットのコントロール試験は、患者試験の第1の実行を一括(bracket)する。
【0013】
第2のセットのコントロール試験の後に、その患者試験は、第3のセットのコントロール試験が実行されるまで再開される。よって、その第2のセットおよび第3のセットのコントロール試験は、患者試験の第2の実行を一括する。患者試験の特定の実行を一括するその2つのセットのコントロール試験は、その患者試験の実行を確認するために、イムノアッセイ分析器の適切な作動を示し、その患者試験の結果の報告を可能になければならない。
【0014】
その分析器が、長期間(例えば、10時間)にわたって患者試験の実行の後に続くコントロール試験のセットを行わなかった事象において、その実行の患者試験の結果は、捨てられる。なぜなら、コントロールの遅れた試験は、数時間前に患者試験が行われた分析器の、現在の状態を表していないかもしれないからである。
【0015】
約15〜約45分まで変動しうるインキュベーション時間の間隔が、コントロール試験のセットの吸引後に、コントロール試験の結果を確立するために必要とされることが認識される。時間を節約するために、コントロール試験の結果が確立されるまで待っているよりも、むしろ患者試験を再開することが所望されうる。よって、患者サンプル吸引は、その開始前にコントロール試験結果を待つのではなく、そのコントロールが既に吸引されている必要がある。
【0016】
そのコントロール試験が、欠陥のある分析器を示す場合、その欠陥のあるコントロール結果の前に行った患者試験の実行における患者試験の結果、ならびにその欠陥のあるコントロール結果の後に行った患者試験の実行における患者試験の結果は、捨てられる。
【0017】
患者試験の実行のシーケンスを、コントロール試験のシーケンスとインターリーブするかまたは一括することによって、そのイムノアッセイ分析器、または他の材料試験デバイスは、その結果を報告する前に、その患者試験結果の正確性を確実にするタスクを自動的に行いうる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1は、イムノアッセイ分析器の実行の間に試験のシーケンスを、その結果を報告する前に、患者試験の結果の正確性を確認するために、患者試験の実行のシーケンスとインターリーブすることについての本発明の手順を示す単純化したフローチャートである。
【図2】図2は、患者試験の実行を、コントロール試験のセットと一括して、図1の手順を実行することを示すタイミングの模式図である。
【図3】図3は、本発明の手順に従って作動するイムノアッセイ分析器の模式図である。
【図4】図4は、本発明のさらなる選択肢および特徴を示す、図1に類似した単純化したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
種々の図に出現する等しく表示された要素は、同じ要素に言及するが、全ての図面についての記載において言及されていなくてもよい。
【0020】
(発明の詳細な説明)
図1を参照すると、本発明の手順は、アッセイシステム(例えば、サンプル試験装置)の作動に適用可能であり、より具体的には、本発明の好ましい実施形態において使用されるその自動化イムノアッセイ分析器に適用可能である。この手順は、アッセイシステムの較正を伴うブロック10で始まる。代表的には、その較正試験は、液体の体積もしくは量またはその液体の酸度(pH値)が、例えば、そのアッセイシステム装置によって正確に測定されるか否かを決定する。その自動化イムノアッセイ分析器の場合に、その較正試験は、サンプルからの液体の既知量を吸引し、その後、液体の量の測定された値を、その既知量と比較することを包含しうる。
【0021】
その較正工程の結果は、ブロック12を続ける前に待ち得るか、または望ましいのであれば、ブロック12へとすぐに進行し得、システム試験のコントロールセットを実行し得る。その較正試験の結果がそのコントロールセットを実施する前に待たれる場合、そのコントロールセットは、その較正試験の首尾よい完了の後に実施される。較正試験は、測定パラメーターを確立するために使用されるが、コントロール試験は、その分析器がその確立されたパラメーターで適切に作動していることを確認するために使用される。
【0022】
その較正試験が、そのアッセイシステムで問題を示す場合、適切な調整が行われて、そのコントロールセットを実施する前に適切な較正が得られる。しかし、そのアッセイシステムが最近試験されたのであれば、そのアッセイシステムは適切に作動していると推定され、いくつかの患者試験は、その較正の結果およびコントロールセットの結果が確認されるまで結果を使わないで行われ得る。その後、その結果は、例えば、そのアッセイシステムのディスプレイまたはプリンタを使用することによって、その患者またはヘルスケア提供者に提供され得る。較正試験が失敗したかまたはコントロールセットの試験が失敗した場合、その患者試験は、再実行される必要があり、前の患者試験の結果は、捨てられる。
【0023】
例えば、ブロック12において、試験のコントロールセットは、4種の別個の試薬とともに4種の別個の試験(おそらく分光光度試験)に適用されるべき既知の材料の4種のサンプルからなりうる。そのコントロールセットの使用にあたって、正しい結果が予め分かっている。従って、そのアッセイシステムがその試験から正確な結果を生じる場合、その正確な結果の出力は、そのアッセイシステムの適切かつ正確な作動の指標である。
【0024】
コントロールセットの各試験は、数値結果を提供するように系統立てられ、その数値は、ある値の範囲内に入らなければならない。例えば、数値結果は、許容可能な結果のウィンドウ内に入らなければならず、そのウィンドウは、許容可能な値の下限から上限に及ぶ。あるいは、許容可能な値は、上限未満の範囲または下限を超える範囲に入らなければならない。
【0025】
従って、自動化アッセイシステムの場合、そのシステムは、コントロール試験の結果を、数値のその許容可能な範囲と比較するコンピューターを有し、首尾よい試験または失敗した試験の指標を出力する。同様に、ブロック10における較正試験実行の場合、そのコンピューターは、既知の有効基準に対して測定値(例えば、液体の体積または液体の酸度)を試験して、首尾よい試験または失敗した試験の指標を出力する。
【0026】
較正試験およびコントロール試験がともに患者試験を始める前に実施される場合、図1の手順は、ブロック14に進む。このブロックにおいて、そのコントロールセットの試験において測定されたレベルが特定の範囲内にあるか否かが決定される。そのコントロールレベルが特定の範囲内にない事象においては、ブロック16が作動され、そのコントロールセットは、ブロック12に戻らなければならない。そのコントロールレベルが特定の範囲内にある事象においては、ブロック18が作動され、その手順は、ブロック20に進む。このブロックにおいてコントロールブラケットが開放される。
【0027】
用語「コントロールブラケット」とは、患者サンプル試験のセットの前および後にコントロールセットが行われることを示すために使用される。そのコントロールブラケットの「開放」は、患者サンプル試験のセットを示す。そのコントロールブラケットの「閉鎖」は、患者サンプル試験のセットの終了である。
【0028】
ブロック22において、患者サンプルに対する試験セットが実行される。本発明の一局面に従って、その患者サンプルの試験結果をディスプレイ、プリントアウト、または他の連絡手段によって報告することは、コントロールブラケットが首尾よく閉鎖されるまで、差し控えられる。
【0029】
そのコントロールブラケットの「首尾よい閉鎖」は、コントロール試験の結論づけのセット(concluding set)(その前には、患者試験のセットが行われる)は、アッセイシステムが正確に作動していることを示すことを意味する。
【0030】
従って、ブロック24において、患者試験のセットの後に続くコントロールセットが作動される。ブロック26において、ブロック24におけるコントロールセットのコントロールレベル全てが、特定の範囲内にあるか否かが決定される。そのコントロールレベルがブロック28において特定の範囲内に存在する場合、そのコントロールブラケットは、ブロック30において首尾よく閉鎖され、例えば、アッセイシステムのディスプレイまたはプリントアウトで提示することによって、その患者結果が公開される。
【0031】
そのコントロールレベルがブロック32において特定の範囲内にない事象において、ブロック34において、そのアッセイシステムから患者結果が一掃され、その手順は、そのコントロールセットの実施のためにブロック12に戻る。
【0032】
ブロック10においてそのアッセイシステムの初期較正のときに、差し控えられた前の患者結果が存在する場合、これらの患者結果は、ブロック12においてそのコントロールセットの実施を始める前に、ブロック34におけるアッセイシステムから一掃されるべきであることに、注目されたい。このことは、そのデータが正確であることを確認できなかった患者データの不注意による公開が確実にないようにする。
【0033】
図2は、その手順における工程の連続を示すタイミングダイヤグラムによって、本発明のさらなる記載を提供する。そのダイヤグラムの一番上に示されるように、ブロック36において、その手順は、較正試験のセット(個々の試験が枠(slot)38によって示される)を実行することで始まる。
【0034】
その較正試験の完了に際して、その手順は、そのコントロールセットの試験のシーケンスの実行のためにブロック40に進む。そのコントロールセットの個々の試験は、枠42によって示される。
【0035】
そのコントロールセットの完了に際して、その手順は、患者サンプルに対する試験のシーケンスの実施のためにブロック44に進む。ブロック44において、枠42は、個々の試験を示す。いくつかの枠42は、本発明の実際の実施において、数百もの患者サンプルがブロック44において試験されうることを示すことが、例示によって示される。
【0036】
ブロック44の患者試験のシーケンスの完了に際して、その手順は、ブロック46において続き、ここでそのコントロールセットの個々の試験は、枠42によって示される。この次に、ブロック48における患者サンプルの試験のさらなるシーケンスは、次に、ブロック50におけるさらなるコントロールセットの試験の実施が続く。
【0037】
ブロック40のコントロールセットの試験の配列(これは、ブロック44における患者サンプルの試験のシーケンスの前に行われる)、およびブロック46のコントロールセットの試験のシーケンス(これは、ブロック44の患者サンプルの試験の後に行われる)は、ブロック44の患者サンプルの試験を一括するといわれ、このように一括することは、52において示される。
【0038】
対応して、ブロック46におけるコントロールセットおよびブロック50におけるその次のコントロールセットは、ブロック48の患者サンプルの試験を一括し、この一括することは、54において示される。
【0039】
図2のタイミングダイヤグラムは、ブロック56における患者サンプルのさらなる試験、ブロック58におけるその後の較正試験、その後のブロック60におけるさらなるコントロールセットを示す。そのブロック50および60におけるそのコントロールセットは、62において示されるように、ブロック56における患者サンプルを一括する。そのブラケット52の首尾よい終了に際して、そのブラケット52のブロック44において、患者サンプルの試験の結果が公表される。同様に、そのブラケット54の首尾よい終了に際して、ブロック48の患者サンプルの結果が公表され、そのブラケット62の首尾よい終了に際して、ブロック56の患者サンプルの試験の結果が公表される。
【0040】
較正試験(例えば、そのブラケット62のブロック58における較正試験)が、再較正が必要であることを示す事象において、矢印59に示されるように、ブロック56の患者サンプルの試験結果が捨てられ、公表されない。同じ正確な較正パラメーターを使用しているコントロールセット間のサンプルのみが公開される。再較正の取り扱いの状況は、図4を参照してさらに記載される。
【0041】
図2は、その試験のコントロールセットの反復の割合より頻度が少ない間隔での試験の較正セットの反復を示す。従って、その較正セットの、およびそのコントロールセットの、およびその患者サンプルセットの試験のシーケンスのインターリーブが存在する。
【0042】
図3は、本発明の手順を行うためのシステム64の模式図である。システム64は、概して、本発明のイムノアッセイ分析器を含むイムノアッセイ装置を示す。このような装置の特定の構成要素は、その装置のユーザーの要望に応じて変動しうることが理解される。
【0043】
そのシステム64は、その試験装置66のワークステーション72において試験されるべきサンプル70を運ぶための試験装置66およびコンベヤー装置68を備える。そのシステム64は、自動的に作動するが、本発明の手順が、手動で作動される装置に適用されうることが理解される。
【0044】
システム64における例によると、4つのワークステーション72が示される。より多数のまたはより少数のワークステーションが使用されうることが理解されうる。その4つのワークステーションは、72A、72B、72Cおよび72Dとして識別される。それらのワークステーション72A、72Bおよび72Dの各々は、バイアル74、および試験されるべきサンプルの所定の部分を、バイアル74に抽出するためのアスピレーター76、ならびにそのバイアル74の内容物を感知するためのセンサ78を備える。そのワークステーション72Cは、例えば、吸引されたサンプルのスペクトル特徴を決定するために、分光光度計80を備えたアスピレーター76を備える。その試験装置66はまた、コンピューター82、メモリ106、試験の結果を出力するためのディスプレイ84、およびこの試験を行うためにバイアル74に入れられるべき試薬を保存するための貯蔵所86を備える。
【0045】
そのコンベヤー装置68は、セレクタ92によって第3のコンベヤーベルト94に連結される2つの投入コンベヤーベルト88および90を備える。そのセレクタ92は、機械的スイッチであり得、その投入ベルト88および90のうちのいずれか一方の位置が、その第3のベルト94と整列した状態にあるようにオフセットされ、それにより、その選択された投入ベルト88および90のうちの一方によって運ばれるものがその第3のベルト94の上を通過することを可能にする。そのコンベヤーベルト88、90および94は、複数のドライブロール(drive roll)によって支持され、そのうちの2つは、96および98に示され、矢印100の方向にベルトに動きを付与するためにある。
【0046】
ドライブユニット102(コンピューター82からのシグナルによって作動される)は、そのロール98に接続されて、そのロール98に回転を付与し、サンプルホルダ104をその第3のコンベヤーベルト94に沿って運ぶことが示される。投入ベルト88および90を選択的に駆動するために、さらなる接続(示さず)は、ドライブユニット102とコンベヤー装置68の他のドライブロールとの間に設けられることが理解される。
【0047】
そのサンプルホルダ104(第1の投入コンベヤーベルト88に位置する)は、そのコンベヤー装置68により試験されるべき患者サンプルを運ぶと同時に、さらなるサンプルホルダ104(第2の投入コンベヤーベルト90に位置する)が、そのシステム64により試験されるべきコントロールサンプルを運ぶ。その第2の投入コンベヤーベルト90の上のコントロールサンプルのうちのいくつかは、そのシステム64の較正試験を行うために使用されうる。
【0048】
コンピューター82によって作動されるセレクター92は、第1のコンベヤーベルト88または第2のコンベヤーベルト90のいずれかのサンプルホルダ104の、第3のコンベヤーベルト94への選択的な連結を提供する。
【0049】
システム64の動作において、そのコンピュータ82は、図2のブロック36を参照して上記に記載されるように、較正試験を行うために、および、図2のブロック40を参照して上記に記載されるように、コントロールセットの試験を行うために、第3のベルト94と結合される第2のベルト90のサンプル70を選択することを、セレクター92に指示する。
【0050】
患者サンプルの試験を行うために、コンピュータ82は、図2のブロック44を参照して上記に記載されるように、患者サンプル試験を行うために、第3のベルト94と結合される第1のベルト88のサンプル70を選択することを、セレクター92に指示する。
【0051】
較正試験またはコントロールセットの試験、または患者サンプル試験など、試験の任意の一つを行うことに関して、ホルダ104は、サンプル70の既知量を含む。ワークステーション72のうちの任意の一つにおけるセンサー78は、個々のバイアル74内で、液体または他の物質を測定することによる較正試験の間、試験され得る。センサー78はまた、個々のバイアル74内で、生成物の量または化学反応の他の特徴を測定するために、コントロール試験または患者サンプル試験において使用され得る。セレクター92の作動によって、コンベヤードライブユニット102の始動と共同して、コンピュータは、図2のタイミングの模式図において示されたフォーマットにしたがったシステム64によって行われた手順を順序付けることができる。
【0052】
アスピレーター76がバイアル74へサンプル70の所定の量を吸引するとすぐ、コンピュータ82は、コンベヤードライブユニット102に、アスピレーター76の下での個々の位置にサンプルホルダ104を持ち込むことを指示する。代替的には、単一のサンプル70は、継続的なワークステーション72A、72B、72Cおよび72Dによって処理され得、それぞれのワークステーションは、特定のサンプルでの分離された試験を実行する。アスピレーター76の動作は、コンピュータ82によって制御される。コンピュータはまた、貯蔵所86に、バイアル74の個々のうちの一つへ所定の試薬量を注射することを指示する。
【0053】
バイアル74のうちの任意の一つにおいて、試薬とサンプルとの間の化学反応は、例えば、色における変化、温度における変化、または、センサー78によって感知され得る沈殿物の量を生成し得る。
【0054】
ワークステーション72Cの場合において、アスピレーター76によって吸引されるサンプルの物質は、分光光度計80へ供給され、分光光度計80によって出力された分光学的データは、コンピュータ82へ送達される。センサー78によって感知される値は、試験の結果を評価するためのコンピュータ82へ送達される。
【0055】
本発明における別の局面にしたがって、患者サンプルの試験の結果は、図2において記載されるように、ディスプレイ84への送達に先行して、ブラケットが閉じられるまで、コンピュータ82のメモリ106内に保持される。
【0056】
その結果は、ディスプレイ84に示され、または、ディスプレイ84のプリンターによって印刷または遠隔ステーションへ電気的に送達されるなどのように、別の方法にて通信され、その後、ブラケットが首尾よく閉じられる。
【0057】
既に記載されたように、ブラケットが首尾よく閉じられることは、患者サンプル試験のシーケンスの前および後の両方において行われるコントロールセットの試験が、許容できる結果を生むとはっきり分かった場合にのみ、起こる。
【0058】
これは図2において証明され、ブロック46のコントロールセットの首尾よい終了の後に、ブロック44の患者サンプルの試験結果の公表があり得る。また、ブロック50のコントロールセットの首尾よい終了の後に、ブロック48の患者サンプルの試験結果の公表があり得る。コンピュータ82の動作のためのプログラムはまた、メモリ106に貯蔵され得、本発明にしたがって、コンピュータ82の指示のもと、システム64の動作を提供する。
【0059】
図4は、図1において開示された手順動作の追加的および代替的な手順動作を表している。手順はイムノアッセイ分析器の較正試験の実行を有して、ブロック120において開始する。イムノアッセイ分析器のためのコントロールセットの実行を有するブロック122が、これの後に続く。その上、ブロック124において、患者サンプル試験のシーケンスの実行があり、患者試験の結果は、図3のコンピュータメモリ106における結果を保持することによって、保証される。ブロック120、122、および124の結果によって示されるアッセイ装置の動作の実施例において、患者試験は、較正試験およびコントロール試験の実行の直後に実行される。
【0060】
本実施例において、患者試験は、較正試験およびコントロール試験の結果を得る前に実行されている。それゆえ、患者試験の結果は、較正試験、患者試験に先行するコントロール試験、および、患者試験の後に続くさらなるコントロール試験のセットの結果が得られ、正確だということが分かる後々まで、公開されず、および公開を差し控えられ、または、隔離される。
【0061】
このように、ブロック126において、任意の較正試験が実行されているかどうかは決定される。較正試験が実行されている場合において、ブロック128において、その手順は、較正試験の結果が得られ、評価されるまで、待機する。
【0062】
較正試験がブロック130において妥当であることが分かる場合において、手順は、コントロール試験のセットを実行するかどうかを決定するためのブロック132に進む。コントロール試験のセットが実行されない場合、ブロック134において、コントロールセットが実行され、それは、ブロック124の患者試験の後に続くコントロールセットである。その手順は、次いで、ブロック136において評価されるコントロール試験の結果を待つ。コントロールセットの結果がブロック138において適切な領域にある場合、手順は、主に図3のコンピュータメモリ106において貯蔵されている、隔離された任意の患者試験の結果があるかどうかを観察するためのブロック140に進む。
【0063】
検討中の状態において、患者試験は、ブロック124において実行され、その結果は隔離される。したがって、その手順は、ブロック140からブロック142へ進み、患者試験の結果は、隔離から公開される。
【0064】
隔離からの公開は、ディスプレイ84上での提示のためのメモリ106からの結果を読むことによって、図3において完了される。
【0065】
ブロック142での患者試験の結果を公表した後、その手順は、次いで、ブロック124でのさらなる患者試験を実行するために、ブロック144、146、148を介して、戻り得る。ブロック144において、アッセイ装置が再較正することが必要であるかどうか決定される。検討中の状態において、その装置は、ブロック120において再較正されている。それゆえ、この時に再較正する必要はなく、その手順は、ブロック146へ進み、患者試験の結果を一括するコントロール試験のうちの任意の結果が古すぎるかどうかが決定される。これは、時間比較によって決定される。再較正するための基準として役立つ通常の特定の時間パラメータはおよそ14日であり、コントロール試験を再実行するためには、およそ24時間である。
【0066】
検討中の状況において、コントロール試験の全ては、最近実行され、その手順は、実行される追加の患者試験があるかどうかを決定するためにブロック148に進む。さらなる患者試験が実行される場合、次いでその手順は、さらなる患者試験を実行するためにブロック124へ進む。
【0067】
このプロセスにおける任意の点で、コントロールセットの結果が所定の時間経過(24時間のように)に達した場合に注意すべきであり、コントロールの結果が評価された後に隔離された患者の結果だけでなく、進行中の全ての患者試験は、いまだ隔離されている場合、たちまちに捨てられる。これは、最近のコントロール試験の結果のみが、患者サンプルの試験の正確性を確実にするために利用されることを保証する。24時間という時間は、通常、デフォルトとしてセットされる。しかしながら、ユーザは、所望されるように、時間間隔をセットできる。
【0068】
ここで、前述の手順の変化が検討される。以前、ブロック126において、アッセイ較正試験が実行されていた。しかしながら、較正試験が現在実行されていない場合において、その手順は、ブロック126からブロック130へ進み、以前の完了された較正が、生成された妥当な結果を実行するかどうかを決定する。
【0069】
ブロック130において、較正が妥当であると以前に想定された。しかしながら、較正試験の結果がそれらの適切な範囲にない場合において、その手順は、ブロック150と介してブロック120に戻る。ブロック150において、隔離されていた患者試験の結果は捨てられ、これは、メモリ106からの患者試験の結果の投棄または削除によって、図3において完了される。較正試験は、次いで、ブロック120において再実行される。
【0070】
さらなる可能な状況に関連して、一部の患者試験が実行された直後にブロック120において手順が開始し得、さらなる患者サンプルが試験のために示された後に、コントロール試験によって適切に一括された。この状況において、較正試験を再実行する必要はないが、ブロック128において較正試験の結果を単にチェックする必要がある。手順のこのステップは、ブロック120とブロック128とを接続する線によって示される。
【0071】
前述のブロック132の議論において、コントロールセットの試験は実行していなかったと想定され、したがって、試験はブロック134において実行された。この接続において、コントロール試験の追加のセットは、患者試験の結果の正確性を保証するために、時折実行され得る。ブロック132において、コントロールセットの試験が現在実行されている場合、その手順は、コントロールセットの結果の評価を待つために、ブロック132からブロック136へ直接に進む。
【0072】
前述のブロック138の議論において、コントロール試験の結果が適切な範囲にあったと想定され、その場合、手順はブロック138からブロック140へ進む。しかしながら、適切な範囲にないコントロール試験の結果がある状況において、手順は、ブロック152へ進み、患者試験の結果(隔離されて保持されている)が捨てられ、その手順は、較正試験の結果が妥当であるかどうかを決定するために、ブロック130へ戻る。
【0073】
前述のブロック140の議論において、隔離から公開される患者の結果があったと想定された。しかしながら、隔離された患者結果がない状況において、手順は、ブロック154へ進み、現在進行中の患者試験があるかどうかを問い合わせる。患者試験が現在進行中である場合、次いで手順は、ブロック154からブロック130へ、較正試験の結果が妥当であるかどうかを決定するために戻る。ブロック154において、現在進行中の患者試験がないと決定された場合、次いで、その手順は、ブロック146へ進み、上記に記載されるように、最も最近の妥当なコントロールの結果が古すぎるかどうかを決定される。「古すぎる」ことの特定の時間パラメータは、ユーザによって決定される。上記のエージング試験結果の例において注意されたように、コントロールセットの結果が、24時間といったような、所定の時間経過に達した場合、コントロール結果の後に隔離された患者の結果だけでなく、進行中の全ての患者試験は評価され、隔離されている場合、捨てられた。
【0074】
前述の記載において、ブロック144で、アッセイ装置を再較正する必要がないと想定され、その場合、手順は、ブロック146へ進んだ。しかしながら、ブロック144において、アッセイ装置を再較正する必要があったと想定された場合、次いで、その手順は、ブロック156を介して、ブロック120へ戻って進む。ブロック156において、進行中または隔離され得ている任意の患者試験の結果が捨てられ、その後、アッセイ装置の較正試験は、ブロック120にて再実行される。
【0075】
前述の記載において、ブロック146で、コントロール試験の最も最近の妥当な結果が適時であることが想定された。それゆえ、手順は、実行されるさらなる患者試験があるかどうかを決定するためにブロック148へ進むことができる。しかしながら、最も最近のコントロールセットの結果が古すぎる場合において、次いでその手順は、コントロールセットにおける試験の再実行のために、ブロック146からブロック122へ戻る。ブロック148において、実行されるさらなる患者試験がない場合、次いでその手順は、さらなる患者サンプルが試験のために到着するまで、ブロック146を介して、ウェイティングループにおいて、開始状態に戻る。
【0076】
上記で記載された本発明における実施形態は、解説されるためだけのものであり、修正が当業者によってなされ得ることは理解される。したがって、本発明は、ここにおいて開示される実施形態に限定されると考えられるものではなく、添付された請求項によってのみ限定されるものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本明細書中に記載されるシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−32530(P2010−32530A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−218178(P2009−218178)
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【分割の表示】特願2006−509962(P2006−509962)の分割
【原出願日】平成16年4月13日(2004.4.13)
【出願人】(505383419)
【Fターム(参考)】