コンバインの運転部
【課題】信号チェッカーとマイクロコンピュータとを別ユニットで構成しているため、部品点数が増加すると共にそれぞれに対して防水性及び防塵性を確保しなければならず、必然的にコストが上昇するという課題があった。
【解決手段】マイコンケース(52)の表示面(58)が、ステップカバー(37)のステップ面とは反対側の面に位置するように、制御ユニット(42)をステップカバー(37)の下面に支持し、ステップカバー(37)が閉鎖状態の時には、制御ユニット(42)がステップフレーム(36)内に収納されると共に、ステップカバー(37)が開放状態の時には、制御ユニット(42)がステップフレーム(36)外に突出することで、メンテナンス用表示部(55)が運転シート(22)に着座するオペレータから容易に視認できることを特徴とする。
【解決手段】マイコンケース(52)の表示面(58)が、ステップカバー(37)のステップ面とは反対側の面に位置するように、制御ユニット(42)をステップカバー(37)の下面に支持し、ステップカバー(37)が閉鎖状態の時には、制御ユニット(42)がステップフレーム(36)内に収納されると共に、ステップカバー(37)が開放状態の時には、制御ユニット(42)がステップフレーム(36)外に突出することで、メンテナンス用表示部(55)が運転シート(22)に着座するオペレータから容易に視認できることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの運転部に設けた制御ユニットのメンテナンスに係る。
【背景技術】
【0002】
シートの前方下方に運転席フレームを備え、該運転席フレーム内にマイクロコンピュータ及び信号チェッカーを配置し、前記運転席フレームのステップ面を、ヒンジ軸を支点に開閉可能に構成することで、メンテナンスの際にステップ面を開くことで信号チェッカーを容易に視認できる特許文献1に示すコンバインが公知になっている。
このものは、信号チェッカーをマイクロコンピュータとは別ユニットで構成し、マイクロコンピュータはケースで覆った状態で基板が垂直方向を向くように配置することで、信号チェッカーの視認性を確保しながらマイクロコンピュータ及び信号チェッカーの防塵・防水性能を確保している。(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3534459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1記載のものは、信号チェッカーとマイクロコンピュータとを別ユニットで構成しているため、部品点数が増加すると共にそれぞれに対して防水性及び防塵性を確保しなければならず、必然的にコストが上昇するという課題があった。
また、信号チェッカーの仕様を変更しなければならない場合には、更にコストが掛かるという課題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る発明は、オペレータが着座する運転シート22と、前記運転シート22の前方下方に配置した運転ステップ23とにより運転部6を構成し、該運転部6に各種制御用の制御ユニット42を備えたコンバインの運転部であって、前記運転ステップ23を、上方を開放するステップフレーム36と、該ステップフレーム36上方の開放部35を閉鎖してステップ面を構成するステップカバー37により構成し、該ステップカバー37の左端側を前後方向の回動軸37Eにより回動可能に支持すると共に、前記ステップカバー37の右端側を上方回動可能に構成することにより、前記ステップフレーム36上方の開放部35を閉鎖状態と開放状態とに切り換え可能に構成し、前記制御ユニット42を、基板面にメンテナンス用表示部55を設けたマイコン基板51と、該マイコン基板51を覆うマイコンケース52により構成すると共に、該マイコンケース52の一側面を構成する表示面58から前記メンテナンス用表示部55が透視できるように構成し、前記マイコンケース52の前記表示面58が、前記ステップカバー37のステップ面とは反対側の面に位置するように、前記制御ユニット42を前記ステップカバー37の下面に支持し、前記ステップカバー37が閉鎖状態の時には、前記制御ユニット42が前記ステップフレーム36内に収納されると共に、前記ステップカバー37が開放状態の時には、前記制御ユニット42が前記ステップフレーム36外に突出することで、前記メンテナンス用表示部55が前記運転シート22に着座するオペレータから容易に視認できることを設けたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記マイコン基板51上に設けたメンテナンス用操作部56を、前記マイコンケース52の前記表示面58に設けた開口部62に対向して設け、該開口部62の内部を視認可能に閉鎖する蓋64を開閉可能に設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に係る発明によると、ステップカバー閉鎖状態時は、制御ユニット上面側をステップカバーで保護しながら、マイコンケース内のマイコン基板の基板面を下方に向けて配置できるので、容易に防塵性及び防水性を確保できると共に、ステップカバー開放状態時は、制御ユニットに内装したメンテナンス用表示部を視認できるので、制御ユニットを含む制御システムのチェックを、オペレータは運転シートに着座しながら容易に行うことができる。
また、メンテナンス用表示部を別ユニットとして備える必要がないので、部品点数を削減でき、コストを最小限に抑えることができると共に、メンテナンス用表示部の仕様変更も容易に行うことができる。
請求項2に係る発明によると、前記マイコン基板上に設けたメンテナンス用操作部を容易に視認できるので、確実に操作をすることができると共に、制御ユニットと併せて容易に防塵性及び防水性を確保できる。
また、メンテナンス用操作部を別ユニットとして備える必要がないので、部品点数を削減でき、コストを最小限に抑えることができると共に、メンテナンス用表示部の仕様変更も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】コンバインの右側面図。
【図2】コンバインの左側面図。
【図3】コンバインの平面図。
【図4】運転部の右側面図。
【図5】運転部の平面図。
【図6】運転ステップの斜視図。
【図7】ステップカバーを開放した運転部の右側面図。
【図8】ステップカバーを開放した運転部の平面図。
【図9】ステップカバーを開放した運転ステップの斜視図。
【図10】制御ユニットの正面図。
【図11】蓋を開放した制御ユニットの正面図。
【図12】バッテリ載置部の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、図面に基づいて本発明の実施形態に係るコンバインについて説明をする。なお、説明中の方向は作業者が機体に着座した状態を基準として考えるものとする。
【0009】
[コンバインの概要]
図1はコンバインの右側面図、図2はコンバインの左側面図、図3はコンバインの平面図である。
機体(コンバイン)1は、左右一対のクローラ走行装置2に支持された機体フレーム3を有していると共に、機体1の前方には前処理部4が昇降自在に設けられている。前処理部4の右後方には作業者が運転操作を行う運転部6が設けられている。前処理部4の左後方には前処理部4で刈り取り搬送した茎稈から穀粒を脱穀して選別する脱穀部7が設けられている。脱穀部7の右側方には選別した穀粒を貯留するグレンタンク8が設けられている。グレンタンク8の右後方から脱穀部7の左前方にはグレンタンク8内に貯留した穀粒を排出する排出オーガ9が旋回及び起伏自在に設けられている。脱穀部7の後方には脱穀済みの排稈を後処理する後処理部11が設けられている。
【0010】
[運転部の構成]
図4は運転部の右側面図、図5は運転部の平面図、図6は運転ステップの斜視図であり、図7はステップカバーを開放した運転部の右側面図、図8はステップカバーを開放した運転部の平面図、図9はステップカバーを開放した運転ステップの斜視図である。
運転部6は、機体3上に載置した運転フレーム21と、運転フレーム21の前部上方に載置した運転シート22と、機体3上で運転フレーム21の前方に載置した運転ステップ23と、運転フレーム21及び運転ステップ23の左方に構成して運転部6の左方を覆うサイドパネル24と、運転ステップ23及びサイドパネル24の前方に構成して運転部6の前方を覆うフロントパネル26とにより構成している。
【0011】
[サイドパネルの構成]
サイドパネル24の上面には、サイドパネル24の前部に備え走行速度を無段階に変速操作する主変速レバー27と、主変速レバー27の左方に備え走行速度を複数段階に変速操作する副変速レバー28と、主変速レバー27の後方に備え各種制御装置の設定を操作する制御操作手段29とを備え、サイドパネル24の右側面には、サイドパネル24の下部に設けた左右方向の支点軸31を回動支点に、上方位置から付勢力に抗して下方位置に回動する駐車ブレーキペダル32を備えている。
【0012】
[フロントパネルの構成]
フロントパネル26上面には、フロントパネル26の右部に備えコンバイン1を左右に操向操作するマルチステアリングレバー33と、フロントパネル26の中央に備え、各種情報を表示するメータユニット34を備えている。
【0013】
[運転ステップの構成]
運転ステップ23は、上方に開放部35を持つステップフレーム36と、ステップフレーム36上方に設けた開放部35を閉鎖してステップ面を構成するステップカバー37により構成している。
ステップカバー37は、表面に滑り止め加工を施した可撓性部材により構成するステップマット37Aと、開放部35の断熱及び遮音すると共に可撓性部材により構成するマット37Bと、ステップを構成するプレート37Cの3層で構成していて、ボルト37Dによりステップマット37Aとマット37Bとプレート37Cとを共締めしている。
ステップカバー37は右端を上方に跳ね上げ可能に構成していて、ステップマット37Aはフロントパネル26より後方位置で駐車ブレーキペダル32の右側位置までスリットが設けてあり、ステップマット37Aのスリットより後方位置で駐車ブレーキペダル32より右側位置をステップマット回動部37aとして構成している。
マット37Bはステップマット37Aのスリット位置より後方位置で駐車ブレーキペダル32の右側位置までスリットが設けてあり、マット37Bのスリットより後方位置で駐車ブレーキペダル32より右側位置をマット回動部37bとして構成している。
プレート37Cはマット37Bのスリットより後方位置からマット37Bの後端より前方位置で駐車ブレーキペダル32の右側位置までを別部材であるプレート回動部37cで構成し、プレート37Cに蝶番(回動軸)37Eを介して上方回動可能に支持している。
【0014】
ステップフレーム36の右側面には、上下中央位置に上段乗降ステップ38を設けてあり、オペレータは、乗降ステップ38の下方で機体フレーム3の右側面に設けた下段乗降ステップ39と、上段乗降ステップ38を介して乗降することになる。
ステップフレーム36内には、機体1に搭載した各種油圧機器を駆動する油圧バルブユニット41と、機体1に搭載した各種制御用の制御ユニット42を搭載していて、油圧バルブユニット41はステップフレーム36に支持し、制御ユニット42はステップカバー37の裏面であるプレート37cにブラケット42aを介して支持している。
ステップカバー37の前部上方には、オペレータが運転シート22に着座した際に足を載せるフットレスト43を備えていて、フットレスト43を支持する支柱43aに、ピン43bを介して上方回動可能に支持している。
【0015】
[制御ユニットの構成]
図10は制御ユニットの正面図、図11は蓋を開放した制御ユニットの正面図である。
制御ユニット42は、マイコン基板51と、マイコン基板51からコンバインに搭載された各種センサ及び他の制御ユニット等に接続するハーネス51aと、マイコン基板51を覆うマイコンケース52により構成している。
マイコン基板51上には、複数のLEDの点灯により油圧バルブへの出力が正常に行われているかを表示するLEDチェッカー53と、4個の7セグメントLEDディスプレイによりマイコンの各種制御情報を表示する7seg表示部54とで構成するメンテナンス用表示部55と、3つのスイッチにより各種メンテナンス項目の切り換えや設定を行うメンテナンス用操作部56と、パソコン等の情報端末に接続して情報を通信するコネクタ(メンテナンス用接続部)57を設けている。
【0016】
マイコンケース52の一側面を構成する表示面58には、LEDチェッカー53が視認できる位置に開口部59が設けてあり、LEDチェッカー53の上方部分のみ透明な枠60を有すると共に、LEDチェッカー53の内容を表示するマーク61により開口部59を透視可能に閉鎖している。
また、表示面58には、7seg表示部54が視認できる位置、メンテナンス用操作部56を操作する位置、及び、コネクタ57に情報端末を接続できる位置に開口部62が設けてあり、マイコンケース52の表示面58の裏面に固定したレール63を介してスライド可能且つ透明な蓋64により、7seg表示部54、メンテナンス用操作部56及びコネクタ57を透視可能な状態で開口部62を閉鎖している。
【0017】
蓋64の一側には、先端をU字状に切り欠いたフック66が固定してあり、マイコンケース52の表示面58とノブ付ボルト67により、図10の状態でフック66を挟み込むことで通常は蓋64をスライド不能に固定している。
ノブ付ボルト67を緩めて蓋64をスライド開放すると、LEDチェッカー53と重複することになるが、蓋64は透明な素材で構成されているので、蓋64を開放している状態でメンテナンス用操作部56のスイッチを操作しながらLEDチェッカー53及び7seg表示部54の表示を確認することができる。
【0018】
[ステップカバー開放操作]
油圧バルブユニット41や制御ユニット42のメンテナンスを行う際には、以下の手順によりステップカバー37を開放して行われる。
まず、フットレスト43を上方に跳ね上げ回動します。次に、ステップカバー37の右端部を持って上方に持ち上げると、3層構成のステップカバー37のプレート回動部37cが蝶番37Eを介して上方に跳ね上げ回動すると共に、ステップマット回動部37aとマット回動部37bも追従して折れ曲がることにより、ステップカバー37が起立姿勢になって、油圧バルブユニット41と制御ユニット42がメンテナンス可能になる。
なお、起立姿勢に操作したステップカバー37は、ステップマット回動部37aとマット回動部37bの後端が、運転フレーム21の前側板21aより後方に突出していることにより、可撓性部材で構成したステップマット回動部37aとマット回動部37bの後端が折れ曲がることで、ステップカバー37が前側板21aに係止されて起立姿勢を維持する。
【0019】
[バッテリ載置部の構成]
図12はバッテリ載置部の斜視図である。
機体フレーム3の前部には、前処理部4を横支持筒4Aを介して昇降自在に支持する左右のリフトフレーム71を備え、リフトフレーム71の下方空間にバッテリ72を載置している。バッテリ72の左側方はバッテリカバー73によりノブ付ボルト74を介して取外し可能に覆われており、バッテリカバー73の裏面(右側面)には大電流ヒューズ76を支持している。
これにより、ノブ付ボルト74を外してバッテリカバー73をめくるだけで大電流ヒューズ76にアクセスできて、容易に交換作業等のメンテナンスが可能になる。
【0020】
以上より、オペレータが着座する運転シート22と、運転シート22の前方下方に配置した運転ステップ23とにより運転部6を構成し、運転部6に各種制御用の制御ユニット42を備えたコンバインの運転部であって、運転ステップ23を、上方を開放するステップフレーム36と、ステップフレーム36上方の開放部35を閉鎖してステップ面を構成するステップカバー37により構成し、ステップカバー37の左端側を前後方向の回動軸37Eにより回動可能に支持すると共に、ステップカバー37の右端側を上方回動可能に構成することにより、ステップフレーム36上方の開放部35を閉鎖状態と開放状態とに切り換え可能に構成し、制御ユニット42を、基板面にメンテナンス用表示部55を設けたマイコン基板51と、マイコン基板51を覆うマイコンケース52により構成すると共に、マイコンケース52の一側面を構成する表示面58からメンテナンス用表示部55が透視できるように構成し、マイコンケース52の表示面58が、ステップカバー37のステップ面とは反対側の面に位置するように、制御ユニット42をステップカバー37の下面に支持し、ステップカバー37が閉鎖状態の時には、制御ユニット42がステップフレーム36内に収納されると共に、ステップカバー37が開放状態の時には、制御ユニット42がステップフレーム36外に突出することで、メンテナンス用表示部55が運転シート22に着座するオペレータから容易に視認できるように構成した。
これにより、ステップカバー37閉鎖状態時は、制御ユニット42上面側をステップカバー37で保護しながら、マイコンケース52内のマイコン基板51の基板面を下方に向けて配置できるので、容易に防塵性及び防水性を確保できると共に、ステップカバー37開放状態時は、制御ユニット42に内装したメンテナンス用表示部55を視認できるので、制御ユニット42を含む制御システムのチェックを、オペレータは運転シート22に着座しながら容易に行うことができる。
また、メンテナンス用表示部55を別ユニットとして備える必要がないので、部品点数を削減でき、コストを最小限に抑えることができると共に、メンテナンス用表示部55の仕様変更も容易に行うことができる。
【0021】
マイコン基板51上に設けたメンテナンス用操作部56を、マイコンケース52の表示面58に設けた開口部62に対向して設け、開口部62の内部を視認可能に閉鎖する蓋64を開閉可能に設けた。
これにより、マイコン基板51上に設けたメンテナンス用操作部56を容易に視認できるので、確実に操作をすることができると共に、制御ユニット42と併せて容易に防塵性及び防水性を確保できる。
また、メンテナンス用操作部56を別ユニットとして備える必要がないので、部品点数を削減でき、コストを最小限に抑えることができると共に、メンテナンス用表示部56の仕様変更も容易に行うことができる。
【符号の説明】
【0022】
3 機体
6 運転部
22 運転シート
23 運転ステップ
35 開放部
36 ステップフレーム
37 ステップカバー
37E 回動軸
42 制御ユニット
51 マイコン基板
52 マイコンケース
55 メンテナンス用表示部
56 メンテナンス用操作部
58 表示面
62 開口部
64 蓋
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの運転部に設けた制御ユニットのメンテナンスに係る。
【背景技術】
【0002】
シートの前方下方に運転席フレームを備え、該運転席フレーム内にマイクロコンピュータ及び信号チェッカーを配置し、前記運転席フレームのステップ面を、ヒンジ軸を支点に開閉可能に構成することで、メンテナンスの際にステップ面を開くことで信号チェッカーを容易に視認できる特許文献1に示すコンバインが公知になっている。
このものは、信号チェッカーをマイクロコンピュータとは別ユニットで構成し、マイクロコンピュータはケースで覆った状態で基板が垂直方向を向くように配置することで、信号チェッカーの視認性を確保しながらマイクロコンピュータ及び信号チェッカーの防塵・防水性能を確保している。(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3534459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1記載のものは、信号チェッカーとマイクロコンピュータとを別ユニットで構成しているため、部品点数が増加すると共にそれぞれに対して防水性及び防塵性を確保しなければならず、必然的にコストが上昇するという課題があった。
また、信号チェッカーの仕様を変更しなければならない場合には、更にコストが掛かるという課題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る発明は、オペレータが着座する運転シート22と、前記運転シート22の前方下方に配置した運転ステップ23とにより運転部6を構成し、該運転部6に各種制御用の制御ユニット42を備えたコンバインの運転部であって、前記運転ステップ23を、上方を開放するステップフレーム36と、該ステップフレーム36上方の開放部35を閉鎖してステップ面を構成するステップカバー37により構成し、該ステップカバー37の左端側を前後方向の回動軸37Eにより回動可能に支持すると共に、前記ステップカバー37の右端側を上方回動可能に構成することにより、前記ステップフレーム36上方の開放部35を閉鎖状態と開放状態とに切り換え可能に構成し、前記制御ユニット42を、基板面にメンテナンス用表示部55を設けたマイコン基板51と、該マイコン基板51を覆うマイコンケース52により構成すると共に、該マイコンケース52の一側面を構成する表示面58から前記メンテナンス用表示部55が透視できるように構成し、前記マイコンケース52の前記表示面58が、前記ステップカバー37のステップ面とは反対側の面に位置するように、前記制御ユニット42を前記ステップカバー37の下面に支持し、前記ステップカバー37が閉鎖状態の時には、前記制御ユニット42が前記ステップフレーム36内に収納されると共に、前記ステップカバー37が開放状態の時には、前記制御ユニット42が前記ステップフレーム36外に突出することで、前記メンテナンス用表示部55が前記運転シート22に着座するオペレータから容易に視認できることを設けたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記マイコン基板51上に設けたメンテナンス用操作部56を、前記マイコンケース52の前記表示面58に設けた開口部62に対向して設け、該開口部62の内部を視認可能に閉鎖する蓋64を開閉可能に設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に係る発明によると、ステップカバー閉鎖状態時は、制御ユニット上面側をステップカバーで保護しながら、マイコンケース内のマイコン基板の基板面を下方に向けて配置できるので、容易に防塵性及び防水性を確保できると共に、ステップカバー開放状態時は、制御ユニットに内装したメンテナンス用表示部を視認できるので、制御ユニットを含む制御システムのチェックを、オペレータは運転シートに着座しながら容易に行うことができる。
また、メンテナンス用表示部を別ユニットとして備える必要がないので、部品点数を削減でき、コストを最小限に抑えることができると共に、メンテナンス用表示部の仕様変更も容易に行うことができる。
請求項2に係る発明によると、前記マイコン基板上に設けたメンテナンス用操作部を容易に視認できるので、確実に操作をすることができると共に、制御ユニットと併せて容易に防塵性及び防水性を確保できる。
また、メンテナンス用操作部を別ユニットとして備える必要がないので、部品点数を削減でき、コストを最小限に抑えることができると共に、メンテナンス用表示部の仕様変更も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】コンバインの右側面図。
【図2】コンバインの左側面図。
【図3】コンバインの平面図。
【図4】運転部の右側面図。
【図5】運転部の平面図。
【図6】運転ステップの斜視図。
【図7】ステップカバーを開放した運転部の右側面図。
【図8】ステップカバーを開放した運転部の平面図。
【図9】ステップカバーを開放した運転ステップの斜視図。
【図10】制御ユニットの正面図。
【図11】蓋を開放した制御ユニットの正面図。
【図12】バッテリ載置部の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、図面に基づいて本発明の実施形態に係るコンバインについて説明をする。なお、説明中の方向は作業者が機体に着座した状態を基準として考えるものとする。
【0009】
[コンバインの概要]
図1はコンバインの右側面図、図2はコンバインの左側面図、図3はコンバインの平面図である。
機体(コンバイン)1は、左右一対のクローラ走行装置2に支持された機体フレーム3を有していると共に、機体1の前方には前処理部4が昇降自在に設けられている。前処理部4の右後方には作業者が運転操作を行う運転部6が設けられている。前処理部4の左後方には前処理部4で刈り取り搬送した茎稈から穀粒を脱穀して選別する脱穀部7が設けられている。脱穀部7の右側方には選別した穀粒を貯留するグレンタンク8が設けられている。グレンタンク8の右後方から脱穀部7の左前方にはグレンタンク8内に貯留した穀粒を排出する排出オーガ9が旋回及び起伏自在に設けられている。脱穀部7の後方には脱穀済みの排稈を後処理する後処理部11が設けられている。
【0010】
[運転部の構成]
図4は運転部の右側面図、図5は運転部の平面図、図6は運転ステップの斜視図であり、図7はステップカバーを開放した運転部の右側面図、図8はステップカバーを開放した運転部の平面図、図9はステップカバーを開放した運転ステップの斜視図である。
運転部6は、機体3上に載置した運転フレーム21と、運転フレーム21の前部上方に載置した運転シート22と、機体3上で運転フレーム21の前方に載置した運転ステップ23と、運転フレーム21及び運転ステップ23の左方に構成して運転部6の左方を覆うサイドパネル24と、運転ステップ23及びサイドパネル24の前方に構成して運転部6の前方を覆うフロントパネル26とにより構成している。
【0011】
[サイドパネルの構成]
サイドパネル24の上面には、サイドパネル24の前部に備え走行速度を無段階に変速操作する主変速レバー27と、主変速レバー27の左方に備え走行速度を複数段階に変速操作する副変速レバー28と、主変速レバー27の後方に備え各種制御装置の設定を操作する制御操作手段29とを備え、サイドパネル24の右側面には、サイドパネル24の下部に設けた左右方向の支点軸31を回動支点に、上方位置から付勢力に抗して下方位置に回動する駐車ブレーキペダル32を備えている。
【0012】
[フロントパネルの構成]
フロントパネル26上面には、フロントパネル26の右部に備えコンバイン1を左右に操向操作するマルチステアリングレバー33と、フロントパネル26の中央に備え、各種情報を表示するメータユニット34を備えている。
【0013】
[運転ステップの構成]
運転ステップ23は、上方に開放部35を持つステップフレーム36と、ステップフレーム36上方に設けた開放部35を閉鎖してステップ面を構成するステップカバー37により構成している。
ステップカバー37は、表面に滑り止め加工を施した可撓性部材により構成するステップマット37Aと、開放部35の断熱及び遮音すると共に可撓性部材により構成するマット37Bと、ステップを構成するプレート37Cの3層で構成していて、ボルト37Dによりステップマット37Aとマット37Bとプレート37Cとを共締めしている。
ステップカバー37は右端を上方に跳ね上げ可能に構成していて、ステップマット37Aはフロントパネル26より後方位置で駐車ブレーキペダル32の右側位置までスリットが設けてあり、ステップマット37Aのスリットより後方位置で駐車ブレーキペダル32より右側位置をステップマット回動部37aとして構成している。
マット37Bはステップマット37Aのスリット位置より後方位置で駐車ブレーキペダル32の右側位置までスリットが設けてあり、マット37Bのスリットより後方位置で駐車ブレーキペダル32より右側位置をマット回動部37bとして構成している。
プレート37Cはマット37Bのスリットより後方位置からマット37Bの後端より前方位置で駐車ブレーキペダル32の右側位置までを別部材であるプレート回動部37cで構成し、プレート37Cに蝶番(回動軸)37Eを介して上方回動可能に支持している。
【0014】
ステップフレーム36の右側面には、上下中央位置に上段乗降ステップ38を設けてあり、オペレータは、乗降ステップ38の下方で機体フレーム3の右側面に設けた下段乗降ステップ39と、上段乗降ステップ38を介して乗降することになる。
ステップフレーム36内には、機体1に搭載した各種油圧機器を駆動する油圧バルブユニット41と、機体1に搭載した各種制御用の制御ユニット42を搭載していて、油圧バルブユニット41はステップフレーム36に支持し、制御ユニット42はステップカバー37の裏面であるプレート37cにブラケット42aを介して支持している。
ステップカバー37の前部上方には、オペレータが運転シート22に着座した際に足を載せるフットレスト43を備えていて、フットレスト43を支持する支柱43aに、ピン43bを介して上方回動可能に支持している。
【0015】
[制御ユニットの構成]
図10は制御ユニットの正面図、図11は蓋を開放した制御ユニットの正面図である。
制御ユニット42は、マイコン基板51と、マイコン基板51からコンバインに搭載された各種センサ及び他の制御ユニット等に接続するハーネス51aと、マイコン基板51を覆うマイコンケース52により構成している。
マイコン基板51上には、複数のLEDの点灯により油圧バルブへの出力が正常に行われているかを表示するLEDチェッカー53と、4個の7セグメントLEDディスプレイによりマイコンの各種制御情報を表示する7seg表示部54とで構成するメンテナンス用表示部55と、3つのスイッチにより各種メンテナンス項目の切り換えや設定を行うメンテナンス用操作部56と、パソコン等の情報端末に接続して情報を通信するコネクタ(メンテナンス用接続部)57を設けている。
【0016】
マイコンケース52の一側面を構成する表示面58には、LEDチェッカー53が視認できる位置に開口部59が設けてあり、LEDチェッカー53の上方部分のみ透明な枠60を有すると共に、LEDチェッカー53の内容を表示するマーク61により開口部59を透視可能に閉鎖している。
また、表示面58には、7seg表示部54が視認できる位置、メンテナンス用操作部56を操作する位置、及び、コネクタ57に情報端末を接続できる位置に開口部62が設けてあり、マイコンケース52の表示面58の裏面に固定したレール63を介してスライド可能且つ透明な蓋64により、7seg表示部54、メンテナンス用操作部56及びコネクタ57を透視可能な状態で開口部62を閉鎖している。
【0017】
蓋64の一側には、先端をU字状に切り欠いたフック66が固定してあり、マイコンケース52の表示面58とノブ付ボルト67により、図10の状態でフック66を挟み込むことで通常は蓋64をスライド不能に固定している。
ノブ付ボルト67を緩めて蓋64をスライド開放すると、LEDチェッカー53と重複することになるが、蓋64は透明な素材で構成されているので、蓋64を開放している状態でメンテナンス用操作部56のスイッチを操作しながらLEDチェッカー53及び7seg表示部54の表示を確認することができる。
【0018】
[ステップカバー開放操作]
油圧バルブユニット41や制御ユニット42のメンテナンスを行う際には、以下の手順によりステップカバー37を開放して行われる。
まず、フットレスト43を上方に跳ね上げ回動します。次に、ステップカバー37の右端部を持って上方に持ち上げると、3層構成のステップカバー37のプレート回動部37cが蝶番37Eを介して上方に跳ね上げ回動すると共に、ステップマット回動部37aとマット回動部37bも追従して折れ曲がることにより、ステップカバー37が起立姿勢になって、油圧バルブユニット41と制御ユニット42がメンテナンス可能になる。
なお、起立姿勢に操作したステップカバー37は、ステップマット回動部37aとマット回動部37bの後端が、運転フレーム21の前側板21aより後方に突出していることにより、可撓性部材で構成したステップマット回動部37aとマット回動部37bの後端が折れ曲がることで、ステップカバー37が前側板21aに係止されて起立姿勢を維持する。
【0019】
[バッテリ載置部の構成]
図12はバッテリ載置部の斜視図である。
機体フレーム3の前部には、前処理部4を横支持筒4Aを介して昇降自在に支持する左右のリフトフレーム71を備え、リフトフレーム71の下方空間にバッテリ72を載置している。バッテリ72の左側方はバッテリカバー73によりノブ付ボルト74を介して取外し可能に覆われており、バッテリカバー73の裏面(右側面)には大電流ヒューズ76を支持している。
これにより、ノブ付ボルト74を外してバッテリカバー73をめくるだけで大電流ヒューズ76にアクセスできて、容易に交換作業等のメンテナンスが可能になる。
【0020】
以上より、オペレータが着座する運転シート22と、運転シート22の前方下方に配置した運転ステップ23とにより運転部6を構成し、運転部6に各種制御用の制御ユニット42を備えたコンバインの運転部であって、運転ステップ23を、上方を開放するステップフレーム36と、ステップフレーム36上方の開放部35を閉鎖してステップ面を構成するステップカバー37により構成し、ステップカバー37の左端側を前後方向の回動軸37Eにより回動可能に支持すると共に、ステップカバー37の右端側を上方回動可能に構成することにより、ステップフレーム36上方の開放部35を閉鎖状態と開放状態とに切り換え可能に構成し、制御ユニット42を、基板面にメンテナンス用表示部55を設けたマイコン基板51と、マイコン基板51を覆うマイコンケース52により構成すると共に、マイコンケース52の一側面を構成する表示面58からメンテナンス用表示部55が透視できるように構成し、マイコンケース52の表示面58が、ステップカバー37のステップ面とは反対側の面に位置するように、制御ユニット42をステップカバー37の下面に支持し、ステップカバー37が閉鎖状態の時には、制御ユニット42がステップフレーム36内に収納されると共に、ステップカバー37が開放状態の時には、制御ユニット42がステップフレーム36外に突出することで、メンテナンス用表示部55が運転シート22に着座するオペレータから容易に視認できるように構成した。
これにより、ステップカバー37閉鎖状態時は、制御ユニット42上面側をステップカバー37で保護しながら、マイコンケース52内のマイコン基板51の基板面を下方に向けて配置できるので、容易に防塵性及び防水性を確保できると共に、ステップカバー37開放状態時は、制御ユニット42に内装したメンテナンス用表示部55を視認できるので、制御ユニット42を含む制御システムのチェックを、オペレータは運転シート22に着座しながら容易に行うことができる。
また、メンテナンス用表示部55を別ユニットとして備える必要がないので、部品点数を削減でき、コストを最小限に抑えることができると共に、メンテナンス用表示部55の仕様変更も容易に行うことができる。
【0021】
マイコン基板51上に設けたメンテナンス用操作部56を、マイコンケース52の表示面58に設けた開口部62に対向して設け、開口部62の内部を視認可能に閉鎖する蓋64を開閉可能に設けた。
これにより、マイコン基板51上に設けたメンテナンス用操作部56を容易に視認できるので、確実に操作をすることができると共に、制御ユニット42と併せて容易に防塵性及び防水性を確保できる。
また、メンテナンス用操作部56を別ユニットとして備える必要がないので、部品点数を削減でき、コストを最小限に抑えることができると共に、メンテナンス用表示部56の仕様変更も容易に行うことができる。
【符号の説明】
【0022】
3 機体
6 運転部
22 運転シート
23 運転ステップ
35 開放部
36 ステップフレーム
37 ステップカバー
37E 回動軸
42 制御ユニット
51 マイコン基板
52 マイコンケース
55 メンテナンス用表示部
56 メンテナンス用操作部
58 表示面
62 開口部
64 蓋
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オペレータが着座する運転シート(22)と、前記運転シート(22)の前方下方に配置した運転ステップ(23)とにより運転部(6)を構成し、該運転部(6)に各種制御用の制御ユニット(42)を備えたコンバインの運転部であって、
前記運転ステップ(23)を、上方を開放するステップフレーム(36)と、該ステップフレーム(36)上方の開放部(35)を閉鎖してステップ面を構成するステップカバー(37)により構成し、
該ステップカバー(37)の左端側を前後方向の回動軸(37E)により回動可能に支持すると共に、前記ステップカバー(37)の右端側を上方回動可能に構成することにより、前記ステップフレーム(36)上方の開放部(35)を閉鎖状態と開放状態とに切り換え可能に構成し、
前記制御ユニット(42)を、基板面にメンテナンス用表示部(55)を設けたマイコン基板(51)と、該マイコン基板(51)を覆うマイコンケース(52)により構成すると共に、該マイコンケース(52)の一側面を構成する表示面(58)から前記メンテナンス用表示部(55)が透視できるように構成し、
前記マイコンケース(52)の前記表示面(58)が、前記ステップカバー(37)のステップ面とは反対側の面に位置するように、前記制御ユニット(42)を前記ステップカバー(37)の下面に支持し、
前記ステップカバー(37)が閉鎖状態の時には、前記制御ユニット(42)が前記ステップフレーム(36)内に収納されると共に、
前記ステップカバー(37)が開放状態の時には、前記制御ユニット(42)が前記ステップフレーム(36)外に突出することで、前記メンテナンス用表示部(55)が前記運転シート(22)に着座するオペレータから容易に視認できることを特徴とするコンバインの運転部。
【請求項2】
前記マイコン基板(51)上に設けたメンテナンス用操作部(56)を、前記マイコンケース(52)の前記表示面(58)に設けた開口部(62)に対向して設け、該開口部(62)の内部を視認可能に閉鎖する蓋(64)を開閉可能に設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの運転部。
【請求項1】
オペレータが着座する運転シート(22)と、前記運転シート(22)の前方下方に配置した運転ステップ(23)とにより運転部(6)を構成し、該運転部(6)に各種制御用の制御ユニット(42)を備えたコンバインの運転部であって、
前記運転ステップ(23)を、上方を開放するステップフレーム(36)と、該ステップフレーム(36)上方の開放部(35)を閉鎖してステップ面を構成するステップカバー(37)により構成し、
該ステップカバー(37)の左端側を前後方向の回動軸(37E)により回動可能に支持すると共に、前記ステップカバー(37)の右端側を上方回動可能に構成することにより、前記ステップフレーム(36)上方の開放部(35)を閉鎖状態と開放状態とに切り換え可能に構成し、
前記制御ユニット(42)を、基板面にメンテナンス用表示部(55)を設けたマイコン基板(51)と、該マイコン基板(51)を覆うマイコンケース(52)により構成すると共に、該マイコンケース(52)の一側面を構成する表示面(58)から前記メンテナンス用表示部(55)が透視できるように構成し、
前記マイコンケース(52)の前記表示面(58)が、前記ステップカバー(37)のステップ面とは反対側の面に位置するように、前記制御ユニット(42)を前記ステップカバー(37)の下面に支持し、
前記ステップカバー(37)が閉鎖状態の時には、前記制御ユニット(42)が前記ステップフレーム(36)内に収納されると共に、
前記ステップカバー(37)が開放状態の時には、前記制御ユニット(42)が前記ステップフレーム(36)外に突出することで、前記メンテナンス用表示部(55)が前記運転シート(22)に着座するオペレータから容易に視認できることを特徴とするコンバインの運転部。
【請求項2】
前記マイコン基板(51)上に設けたメンテナンス用操作部(56)を、前記マイコンケース(52)の前記表示面(58)に設けた開口部(62)に対向して設け、該開口部(62)の内部を視認可能に閉鎖する蓋(64)を開閉可能に設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの運転部。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2013−51936(P2013−51936A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−193738(P2011−193738)
【出願日】平成23年9月6日(2011.9.6)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年9月6日(2011.9.6)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】
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