コンバイン

【課題】搬送装置により搬送される穀稈の穂先側の搬送が遅れ気味になり、扱ぎ深さが浅くなって扱ぎ残しによる取込ロスが発生するという課題がある。
【解決手段】脱穀装置3は扱胴15を軸装した脱穀室16を有し、前記扱胴15の扱胴軸17を軸装する前記脱穀装置3の脱穀前板25には、刈取装置5から穀稈供給搬送装置12へ引き継がれた搬送穀稈を脱穀室16内に供給する穀稈供給口27を設け、該穀稈供給口27の前側下部には該穀稈供給口27に穀稈を誘導案内する入口漏斗28を設け、前記入口漏斗28より上側で、かつ、前記扱胴15の前端より前側となる位置に、回転軸心を左右方向とする回転送り装置30を設け、該回転送り装置30は、軸心方向に分割形成した株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により構成したことを特徴とするコンバイン。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインに係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来、脱穀装置の脱穀前板には、穀稈供給搬送装置が搬送する穀稈を脱穀室内に供給する穀稈供給口を設け、該穀稈供給口の前側に左右一対の穀稈受板を設け、この左右一対の穀稈受板の間に回転体を設けた構成は公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公昭48−372(15)号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記公知例では、単に、穀稈供給口の前側に回転体を設けた構成のため、穀稈供給搬送装置により搬送される穀稈の穂先側の搬送が遅れ気味になり、扱ぎ深さが浅くなって扱ぎ残しによる取込ロスが発生するという課題がある。
本願は、回転体の構成を工夫し、取込ロスの発生を抑制したものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、走行装置(2)の上方に脱穀装置(3)を設け、走行装置(2)の前方に刈取装置(5)を設け、前記脱穀装置(3)は、扱胴((15))を軸装した脱穀室((16))を有し、前記扱胴(15)の扱胴軸(17)を軸装する前記脱穀装置(3)の脱穀前板(25)には、前記刈取装置(5)から穀稈供給搬送装置(12)へ引き継がれた搬送穀稈を脱穀室(16)内に供給する穀稈供給口(27)を設け、該穀稈供給口(27)の前側下部には該穀稈供給口(27)に穀稈を誘導案内する入口漏斗(28)を設け、前記入口漏斗(28)より上側で、かつ、前記扱胴(15)の前端より前側となる位置に、回転軸心を左右方向とする回転送り装置(30)を設け、該回転送り装置(30)は、軸心方向に分割形成した株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)により構成したことを特徴とするコンバインとしたものであり、穀稈供給搬送装置(12)により搬送される穀稈の穂先側の搬送が遅れ気味になるのを、株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)により穀稈供給口(27)から脱穀室(16)に送り込むことになり、ロスの発生を抑制する。
請求項2の発明は、前記株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)は、上下方向の位置を調節可能な構成としたことを特徴とするコンバイン。
としたものであり、穀稈供給搬送装置(12)による搬送穀稈の量の増減によって、株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)を上下させて、搬送穀稈の層厚の変化に対応させる。
請求項3の発明は、前記穂先側回転ブラシ(36)の回転速度を、前記株元側回転ブラシ(35)の回転速度よりも高い速度に設定したことを特徴とするコンバインとしたものであり、株元側回転ブラシ(35)よりも速く回転する穂先側回転ブラシ(36)が穀稈の穂先側を脱穀室(16)に送り込む。
請求項4の発明は、前記株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)の穀稈送り込み速度を、前記穀稈供給搬送装置(12)の搬送速度よりも高い速度に設定したことを特徴とするコンバインとしたものであり、穀稈供給搬送装置(12)による搬送速度よりも速く株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)が穀稈を脱穀室(16)に送り込み、脱穀する。
請求項5の発明は、前記回転送り装置(30)を、前記株元側回転ブラシ(35)および穂先側回転ブラシ(36)の上方に対向させて、上側株元側回転ブラシ(85)と上側穂先側回転ブラシ(86)を備える構成としたことを特徴とするコンバインとしたものであり、上側株元側回転ブラシ(85)および上側穂先側回転ブラシ(86)と株元側回転ブラシ(35)および穂先側回転ブラシ(36)とにより穀稈を上下から挟んだで状態で脱穀室(16)に送り込む。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明では、株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)により穀稈の穂先側を遅れずに脱穀室(16)に適正な扱ぎ深さで供給でき、扱ぎ残しによるロスの発生を抑制することができる。
請求項2の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加え、搬送穀稈の搬送量の増減が生じても、株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)を上下させて搬送穀稈の層厚の変化に対応できるので、ロスの発生を抑制することができる。
請求項3の発明では、上記請求項1記載または請求項2記載の発明の効果に加え、株元側回転ブラシ(35)よりも速く回転する穂先側回転ブラシ(36)が穀稈の穂先側を脱穀室(16)に送り込むので、穀稈の穂先側を遅れずに脱穀室(16)へ適正な扱ぎ深さで供給でき、扱ぎ残しによるロスの発生を抑制することができる。
請求項4の発明では、上記請求項3記載の発明の効果に加え、穀稈供給搬送装置(12)による搬送速度よりも速く株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)が穀稈を脱穀室(16)に送り込むので、一層、穂先側の遅れを抑制し、ロスの発生を抑制することができる。
請求項5の発明では、上記請求項1〜請求項4記載の発明の効果に加え、上側株元側回転ブラシ(85)および上側穂先側回転ブラシ(86)と株元側回転ブラシ(35)および穂先側回転ブラシ(36)とにより穀稈を上下から挟んだ状態で脱穀室(16)に送り込むので、一層、穂先側の遅れを抑制し、ロスの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】脱穀装置の概略縦断側面図。
【図3】同側面図。
【図4】同正面図。
【図5】同平面図。
【図6】入り口漏斗付近の一部拡大平面図。
【図7】同拡大正面図。
【図8】同拡大側面図。
【図9】回転送り装置の他の実施例の正面図。
【図10】同高さ調節機構の側面図。
【図11】同平面図。
【図12】同側面図。
【図13】回転ブラシの側面図。
【図14】同一部展開状態の平面図。
【図15】ブラシのブラシ部の他の実施例の概略図。
【図16】ブラシのブラシ部の他の実施例の概略図。
【図17】図15の実施例の概略平面図。
【図18】図16の実施例の概略平面図。
【図19】回転送り装置の他の実施例の平面図およびブラシ概略図。
【図20】回転送り装置の他の実施例のブラシの展開状態の平面図。
【図21】回転送り装置の他の実施例のブラシの展開状態の平面図。
【図22】回転送り装置の他の実施例の側面図。
【図23】同正面図。
【図24】同入り口漏斗付近の一部拡大正面図。
【図25】同入り口漏斗付近の一部拡大側面図。
【図26】回転送り装置の他の実施例の側面図。
【図27】回転送り装置の他の実施例の側面図。
【図28】同平面図。
【図29】同側面図。
【図30】回転送り装置の他の実施例の側面図。
【図31】回転送り装置の他の実施例の回転ブラシの展開状態の平面図。
【図32】図27の実施例の回転伝動機構概略図。
【図33】回転送り装置の他の参考例の正面図。
【図34】回転送り装置の他の参考例の正面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施例を図面により説明すると、1は機体フレームであり、機体フレーム1の下方には走行装置2を設け、機体フレーム1の上方には脱穀装置3を設ける。4は刈取装置、5はグレンタンク、6は操縦部である。
前記刈取装置4には、最先端位置に分草装置8を左右に並設し、各分草装置8の後側に分草装置8が分草した穀稈を引起す引起装置9を設け、引起装置9の後側には刈刃10を設け、刈刃10の上方の後側には刈刃10によって刈り取った穀稈を搬送する穀稈搬送装置11を設ける。
前記脱穀装置3は、上部に穀稈供給搬送装置12により搬送した穀稈を脱穀する扱胴15を軸装した脱穀室16を設ける。前記扱胴15は前後方向の扱胴軸17により軸装する。
18は唐箕、19は揺動選別棚20により構成した揺動選別装置、21は吸引ファン、22は一番コンベア、23は2番コンベア、24は排塵処理胴、24Aは排塵処理胴24と同心状に設けた二番処理胴である。
【0009】
前記扱胴15を扱胴軸17により軸装する脱穀前板25には、穀稈供給搬送装置12が搬送する穀稈を脱穀室16内に供給する穀稈供給口27を設け、穀稈供給口27の前側には穀稈供給口27に穀稈を誘導案内する入口漏斗28を設ける。
前記入口漏斗28より上側で、かつ、扱胴15の前端より前側となる位置に、左右方向の回転送り装置30を設ける。回転送り装置30は、入口漏斗28より上側で、かつ、扱胴15の前端より前側となる位置に、左右方向の回転軸31を設ける。回転軸31は、穀稈供給搬送装置12側の株元側回転軸32と穂先側回転軸33とに分割形成し、株元側回転軸32と穂先側回転軸33を同一軸心状に配置軸装する。
株元側回転軸32と穂先側回転軸33にはブラシ34を夫々360度の全周に設け、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36を構成し、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により回転送り装置30を構成する。
【0010】
そのため、穀稈供給搬送装置12により搬送される穀稈の穂先側の搬送が遅れ気味になるのを、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により穀稈供給口27から脱穀室16に送り込むことになり、ロスの発生を抑制する。
即ち、搬送される穀稈の穂先側の搬送が遅れ気味になると、扱ぎ深さが浅くなって扱ぎ残しによる取込ロスが発生するが、本願では、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により穀稈の穂先側を遅れずに脱穀室16に適正な扱ぎ深さで供給でき、扱ぎ残しによるロスの発生を抑制する。
また、入口漏斗28上の穀稈も株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により脱穀室16に送り込めるので、ロスの発生を抑制する。
即ち、脱穀前板25の穀稈供給口27に弾性体等による穀粒の吹き出し防止体を設けても、穀粒の吹き出しを防止するのは困難であるが、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により穀稈供給口27からの穀粒の吹き出し自体の発生を抑制し、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により入口漏斗28上に穀稈が残るのを防止して脱穀室16に送り込めて、入口漏斗28上の手作業による穀稈投入が不要となり、安全性を向上させられる。
【0011】
また、穀稈に付着している露なども、株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36により落とせるので、脱穀負荷を軽減し、選別効率を向上させられる。
株元側回転軸32と穂先側回転軸33とに回転伝達する構成は任意であるが、一例を示すと、株元側回転軸32には扱胴軸17に伝達する回転を伝達し、穂先側回転軸33には扱胴15の側方に設けた排塵処理胴24に伝達する回転を伝達する。
穂先側回転軸33は、右側をギヤケース(ベアリング)40に軸装し、穂先側回転軸33の左側は脱穀前板25に設けたギヤボックス41に軸装する。前記ギヤケース40には排塵処理胴24の回転軸43を軸装する。ギヤケース40には株元側回転軸32と同軸状に中間入力軸44を設け、中間入力軸44と回転軸43の夫々に設けた傘歯車45を噛み合わせる。中間入力軸44には中間入力プーリ46を設け、エンジンからの回転が伝達される中間プーリ47との間にベルト48を掛け回す。
前記穂先側回転軸33の右側には入力プーリ50を設け、前記中間プーリ47に伝達される回転により回転する中間プーリ51との間にベルト52を掛け回す。
したがって、穂先側回転軸33には、排塵処理胴24に回転伝達する中間プーリ47からの回転が伝達されて回転する。
【0012】
前記株元側回転軸32の右側はギヤボックス41に軸装し、株元側回転軸32の左側は取付板55に軸装する。前記ギヤボックス41には中間プーリ56を軸57により設け、軸57と株元側回転軸32の夫々に設けた傘歯車58を噛み合わせる。中間プーリ56には扱胴軸17に設けたプーリ59との間にベルト60を掛け回す。扱胴軸17の後端にはプーリ61を設け、プーリ61には前記排塵処理胴24とは別の伝動経路で伝達されるエンジンからの回転が伝達される。
したがって、扱胴軸17の後端に伝達された回転により株元側回転軸32は回転する。
前記回転送り装置30となる株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36は、上下位置調節可能に設ける。
そのため、前記穀稈供給搬送装置12による搬送穀稈の量の増減によって、搬送穀稈の層厚の変化に対応して、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36を作用させられる。
株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36の上下位置調節機構の構成は、任意であるが、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36を設けた回転軸31を機体側に対して上下動自在に取り付ければよい。
【0013】
具体的には、前記入口漏斗28の一部の縦板部62に移動用長孔63を設け、移動用長孔63に回転軸(穂先側回転軸33)31の右側を上下動自在に挿通し、縦板部62に軸受65により回転のみ自在に取付ける。64は軸受65を上下させるための取付用長孔である。
また、前記取付板55には、縦板部62と同様に移動用長孔63および取付用長孔64を形成し、回転軸(株元側回転軸32)31の左側を取付板55の移動用長孔63に上下動自在に挿通し、取付板55に軸受65により回転のみ自在に取付ける。
また、ギヤボックス41は、図示は省略するが、脱穀前板25に対して上下方向に移動自在に取付ける。
また、穂先側回転軸33に回転を伝達するベルト52と、株元側回転軸32に回転を伝達するベルト60には、テンションプーリー52Bとテンションプーリー60Aを夫々当接させ、回転軸31の上下により軸間距離が変化してもベルト52とベルト60を常時最適状態に緊張させる。
【0014】
66は、唐箕18、揺動選別棚20や一番コンベア22等の脱穀装置3への駆動を出力する中間出力プーリである。
前記穂先側回転ブラシ36の回転は、株元側回転ブラシ35よりも速く回転させる構成とする。
そのため、搬送穀稈の穂先側の搬送遅れを抑制し、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
回転送り装置30の穀稈送り込み速度は、穀稈供給搬送装置12の搬送速度より速く構成する。
したがって、穀稈供給搬送装置12、株元側回転ブラシ35、穂先側回転ブラシ36の順に速く回転させる。
そのため、搬送穀稈の穂先側の搬送遅れを抑制し、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
【0015】
株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36のブラシ34は、ブラシ部70の長さや硬さの相違するものを数種類用意し、適宜、選択交換使用する構成とする(図15,図16)。
そのため、穀稈の状態に応じて、回転送り装置30による脱穀室16への穀稈の送り込みを最適状態とすることができ、送り込み作用を最適にする。
具体的には、図15、図16は、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36のブラシ部70を示し、ブラシ部70は長毛のブラシ部材71と短毛のブラシ部材72を株元側回転軸32と穂先側回転軸33の夫々に適宜植毛し、例えば、図15では、長毛のブラシ部材71を中心に配置し、この周囲に短毛のブラシ部材72を配置しており、反対に、図16では、短毛のブラシ部材72を中心に配置し、この周囲に長毛のブラシ部材71を配置している。
【0016】
そのため、簡単な構成で回転送り装置30の作用を、収穫品種の違いなどの作業条件に合わせて、最適状態に変更しうる。
なお、ブラシ部材71およびブラシ部材72は化学繊維等の部材により構成する。
図19の実施例は、穂先側回転ブラシ36のブラシ34のブラシ部70の長さを、株元側回転ブラシ35のブラシ部70よりも長く形成した構成としている。
そのため、搬送穀稈の穂先側の搬送遅れを抑制し、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
前記株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36のブラシ34のブラシ部70は、穀稈の穂先側を先行して送り込むように、配置構成する。
即ち、図20のように、展開状態において、右上がりに傾斜させて所謂螺旋状に各ブラシ部70を配置する。
そのため、回転送り装置30は、回転する株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により脱穀室16へ穀稈を強制的に送り込むと共に、更に、穂先側回転ブラシ36により穀稈の穂先側を先行して送り込むことができ、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
【0017】
前記株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36のブラシ34のブラシ部70の配置において、少なくとも、穂先側回転ブラシ36のブラシ部70を図20のように、展開状態において、右上がりに傾斜する仮想ラインL上に配置させて、所謂螺旋状に配置し、図21のように株元側回転ブラシ35のブラシ部70は株元側回転軸32の軸心と平行に配置する。
そのため、回転送り装置30は、穂先側回転ブラシ36は株元側回転ブラシ35より先行させて穀稈の穂先側を送り込め、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
しかして、図22〜図25は回転送り装置30の他の実施例であり、前記株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36の上方に、左右方向の上側回転軸81を設ける。上側回転軸81は、穀稈供給搬送装置12側の株元側回転軸82と穂先側回転軸83とに分割形成し、株元側回転軸82と穂先側回転軸83を同一軸心状に軸装する。
【0018】
株元側回転軸82と穂先側回転軸83にはブラシ34を夫々360度の全周に設け、上側株元側回転ブラシ85と上側穂先側回転ブラシ86を構成し、株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36と上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86とにより回転送り装置30を構成する。
そのため、穀稈供給搬送装置12により搬送される穀稈の穂先側の搬送が遅れ気味になるのを、上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86と株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36とにより上下から挟んだで状態で脱穀室16に送り込むことになり、送り込み性能を向上させ、ロスの発生を抑制する。
株元側回転軸82と穂先側回転軸83とに回転伝達する構成は任意であるが、一例を示すと、株元側回転軸82には扱胴軸17に伝達する回転を伝達し、穂先側回転軸83には扱胴15の側方に設けた排塵処理胴24に伝達する回転を伝達する。
【0019】
穂先側回転軸83は、右側を上側ギヤケース40Aに軸装し、穂先側回転軸83の左側は脱穀前板25に設けた上側ギヤボックス41Aに軸装する。前記上側ギヤケース40Aには排塵処理胴24の回転軸43を軸装する。上側ギヤケース40Aには穂先側回転軸83同軸状に中間入力軸44Aを設け、中間入力軸44Aと回転軸43の夫々に設けた傘歯車45Aを噛み合わせる。中間入力軸44Aには中間入力プーリ46Aを設け、エンジンからの回転が伝達される中間プーリ47Aとの間にベルト48Aを掛け回す。
前記穂先側回転軸83の右側には入力プーリ50Aを設け、前記中間プーリ47Aに伝達される回転により回転する中間プーリ51Aとの間にベルト52Aを掛け回す。
したがって、穂先側回転軸83には、排塵処理胴24に回転伝達する中間プーリ47Aからの回転が伝達されて回転する。
【0020】
前記株元側回転軸82の右側は上側ギヤボックス41Aに軸装し、株元側回転軸82の左側は上側取付板55Aに軸装する。
図示は省略するが、前記上側ギヤボックス41Aには中間プーリ56Aを軸57Aにより設け、軸57Aと株元側回転軸82の夫々に設けた傘歯車58Aを噛み合わせる。中間プーリ56Aには扱胴軸17に設けたプーリ59との間にベルト60を掛け回す。扱胴軸17の後端にはプーリ61を設け、プーリ61には前記排塵処理胴24とは別の伝動経路で伝達されるエンジンからの回転が伝達される。
したがって、扱胴軸17の後端に伝達された回転により株元側回転軸82は回転する。
なお、前記穂先側回転軸83には伝達歯車90を設け、穂先側回転軸33に設けた受動歯車91を噛み合わせている。同様に、株元側回転軸82には伝達歯車92を設け、株元側回転軸32に設けた受動歯車93を噛み合わせている。
【0021】
前記上側株元側回転ブラシ85は図25において、株元側回転ブラシ35と反対に反時計回転方向に回転させる。
そのため、上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86と株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36とにより上下から挟んだで状態で脱穀室16に円滑に送り込むことになり、送り込み性能を向上させ、ロスの発生を抑制する。
前記上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86と株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36とのうち、少なくとも、上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86は、上下位置調節可能に設ける(図26)。
そのため、前記穀稈供給搬送装置12による搬送穀稈の量の増減によって、搬送穀稈の層厚の変化に対応して、上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86と株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36とにより最適な状態で上下から挟んで脱穀室16に穀稈を送り込める。
【0022】
この上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86の上下位置調節機構の構成は、任意であるが、前記した株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36の上下位置調節機構と同様に、上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86を設けた上側回転軸81を機体側に対して上下動自在に取り付ければよい。
具体的には、前記入口漏斗28の一部の縦板部62の移動用長孔63に上側回転軸(上側穂先側回転軸83)84の右側を上下動自在に挿通し、縦板部62に軸受65により回転のみ自在に取付ける。
また、前記取付板55には、縦板部62と同様に移動用長孔63および取付用長孔64を形成し、上側回転軸(上側株元側回転軸82)81の左側を取付板55の移動用長孔63に上下動自在に挿通し、取付板55に軸受65により回転のみ自在に取付ける。
【0023】
また、上側ギヤボックス41Aは、図示は省略するが、脱穀前板25に対して上下方向に移動自在に取付ける。
また、上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86への回転伝達構成も、任意であるが、一例を示すと、前記上側株元側回転軸82の右側は上側ギヤボックス41Aに軸装し、上側株元側回転軸82の左側は上側取付板55Aに軸装し、前記上側ギヤボックス41Aには中間プーリ56Aを軸57Aにより設け、上側ギヤボックス41A内の軸57Aと上側株元側回転軸82の夫々に設けた傘歯車(図示省略)を夫々噛み合わせる。中間プーリ56Aには扱胴軸17に設けたプーリ59との間にベルト60を掛け回す。扱胴軸17の後端にはプーリ61を設け、プーリ61には前記排塵処理胴24とは別の伝動経路で伝達されるエンジンからの回転が伝達される(図27,図32)。
【0024】
したがって、扱胴軸17の後端に伝達された回転により上側株元側回転軸82は回転する。
上側穂先側回転軸83の右側には入力プーリ50Aを設け、前記中間プーリ47Aに伝達される回転により回転する中間プーリ51Aとの間にベルト52Aを掛け回す(図27,図32)。
したがって、上側穂先側回転軸83には、排塵処理胴24に回転伝達する中間プーリ47Aからの回転が伝達されて回転する。
そして、前記上側穂先側回転軸83には伝達歯車90Aを設け、穂先側回転軸33に設けた受動歯車91Aを噛み合わせている(図27,図32)。
また、中間プーリ47Aと同軸状に中間プーリ67を設け、中間軸68に設けた中間受動プーリ68Aとの間にベルト69を掛け回す。中間軸68には、伝達歯車92Aを設け、株元側回転軸32に設けた受動歯車93Aを噛み合わせている(図27,図32)。
【0025】
また、上側上側穂先側回転軸83に回転を伝達するベルト52Aと、株元側回転軸32に回転を伝達するベルト60には、テンションプーリー52Bとテンションプーリー60Aを夫々当接させ、回転軸31の上下により軸間距離が変化してもベルト52Aとベルト60Aを常時最適状態に緊張させる(図27,図29)。
上側株元側回転ブラシ85と上側穂先側回転ブラシ86のブラシ34Aは、ブラシ部70の長さや硬さの相違するものを数種類用意し、適宜、選択交換使用する構成とする。
そのため、穀稈の状態に応じて、回転送り装置30による脱穀室16への穀稈の送り込みを最適状態とすることができ、送り込み作用を最適にする。
具体的には、図15、図16の株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36のブラシ部70と同様な構成にするとよい。
【0026】
また、図30のように、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36よりも、上側株元側回転ブラシ85と上側穂先側回転ブラシ86の外径を大径形成すると、穀稈送り込み性能が向上して、好適である。
前記上側株元側回転ブラシ85と上側穂先側回転ブラシ86のブラシ部70は、穀稈の穂先側を先行して送り込むように、配置構成する。
即ち、図31のように、展開状態において、右下がりに傾斜させて所謂螺旋状に各ブラシ部70を配置する。
したがって、図31のように、穂先側回転ブラシ36のブラシ部70と螺旋の向きを反対にしている。
そのため、回転送り装置30は、回転する上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86と株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36とにより上下から挟んだで状態脱穀室16へ穀稈を強制的に送り込むと共に、更に、穂先側回転ブラシ36と上側穂先側回転ブラシ86により穀稈の穂先側を上下に挟みつつ先行して送り込むことができ、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
【0027】
図33は、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36とを一軸状の回転軸31に設けた参考例であり、前記ギヤボックス41に軸装し、前記排塵処理胴24への伝動経路で伝達されるエンジンからの回転が伝達される。
そのため、回転軸31にプーリを設けなくて済み、穀稈の引っ掛かりを抑制して搬送できる。
図34は、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36とを一軸状の回転軸31に設けた参考例であり、前記扱胴15への伝動経路で伝達されるエンジンからの回転が伝達される。
そのため、穂先側回転ブラシ36より離れたプーリから回転伝達させられ、穀稈の引っ掛かりを抑制して搬送できる。
【0028】
(実施例の作用)
走行装置2により走行して刈取装置4により圃場の穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を穀稈供給搬送装置12により脱穀前板25の穀稈供給口27から脱穀装置3の脱穀室16に供給して脱穀する。
脱穀装置3の脱穀前板25の前側には、入口漏斗28より上側で、かつ、扱胴15の前端より前側となる位置に、穀稈供給搬送装置12側の株元側回転軸32と穂先側回転軸33とに分割形成した左右方向の回転軸31を設け、株元側回転軸32と穂先側回転軸33にはブラシ34を夫々360度の全周に設けて株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36を構成し、この株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により構成した回転送り装置30を脱穀装置3の脱穀前板25の前側に設けているので、穀稈供給搬送装置12により搬送される穀稈の穂先側の搬送が遅れ気味になるのを、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により穀稈供給口27から脱穀室16に送り込むことにより、円滑に穀稈の穂先を送り込み、ロスの発生を抑制する。
【0029】
また、脱穀前板25の穀稈供給口27に弾性体等による穀粒の吹き出し防止体を設けても、穀粒の吹き出しを防止するのは困難であるが、本願では、この株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により構成した回転送り装置30を設けているので、入口漏斗28上に入口漏斗28上に落下している穀稈も株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により脱穀室16に送り込め、これにより、送り込まれた穀稈が穀稈供給口27からの吹き出しを塞ぎ、穀稈供給口27から穀粒が吹き出すこと自体を防止でき、ロスの発生を抑制する。
また、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により入口漏斗28上の穀稈が残るのを防止して脱穀室16に送り込むので、手作業による入口漏斗28上の穀稈の送り込みを回避でき、安全性を向上させられる。
また、穀稈に付着している露なども、株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36により落とせるので、脱穀負荷を軽減させられる。
【0030】
回転送り装置30の株元側回転軸32と穂先側回転軸33とに回転伝達する構成は、株元側回転軸32には扱胴軸17に伝達する回転を伝達し、穂先側回転軸33には扱胴15の側方に設けた排塵処理胴24に伝達する回転を伝達するので、株元側回転軸32と穂先側回転軸33を夫々一定回転で駆動でき、安定して穀稈を脱穀室16に送り込み、脱穀効率を向上させられる。
前記株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36は、上下位置調節可能に設けているので、穀稈供給搬送装置12による搬送穀稈の量の増減による搬送穀稈の層厚の変化に対応して、株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36を作用させられ、脱穀室16への穀稈の送り込みを確実にする。
穂先側回転ブラシ36の回転は、株元側回転ブラシ35よりも速く回転させる構成としているので、搬送穀稈の穂先側の搬送遅れを抑制し、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
【0031】
また、回転送り装置30の穀稈送り込み速度は、穀稈供給搬送装置12の搬送速度より速く構成し、穀稈供給搬送装置12、株元側回転ブラシ35、穂先側回転ブラシ36の順に速く回転させているので、搬送穀稈の穂先側の搬送遅れを抑制し、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36は、ブラシ部70の長さや硬さの相違するものを数種類用意し、適宜、選択交換使用する構成しているので、穀稈の状態に応じて、回転送り装置30による脱穀室16への穀稈の送り込みを最適状態とすることができ、送り込み作用を最適にする。
図19の実施例では、穂先側回転ブラシ36のブラシ部70の長さを、株元側回転ブラシ35のブラシ部70よりも長く形成した構成としているので、搬送穀稈の穂先側の搬送遅れを抑制し、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
【0032】
前記株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36の各ブラシ部70は、穀稈の穂先側を先行して送り込むように、配置構成しているので、搬送穀稈の穂先側の搬送遅れを抑制し、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
即ち、図20のように、展開状態において、右上がりに傾斜させて所謂螺旋状に各ブラシ部70を配置しているので、回転送り装置30は、回転する株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36により脱穀室16へ穀稈を強制的に送り込むと共に、更に、穂先側回転ブラシ36により穀稈の穂先側を先行して送り込むことができ、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
【0033】
株元側回転ブラシ35と穂先側回転ブラシ36の夫々の各ブラシ部70の配置において、少なくとも、穂先側回転ブラシ36の各ブラシ部70は図20のように、右上がりに傾斜させて所謂螺旋状に配置し、株元側回転ブラシ35のブラシ部70は株元側回転軸32の軸心と平行に配置しているので、回転送り装置30は、穂先側回転ブラシ36は株元側回転ブラシ35より先行させて穀稈の穂先側を送り込め、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
しかして、図22以下の回転送り装置30の他の実施例では、株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36の上方に、上側株元側回転ブラシ85と上側穂先側回転ブラシ86を設けて回転送り装置30を構成しているので、上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86と株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36とにより上下から挟んだで状態で脱穀室16に送り込むことになり、送り込み性能を向上させ、ロスの発生を抑制する。
【0034】
上側株元側回転ブラシ85は図25において、株元側回転ブラシ35と反対に反時計回転方向に回転させているので、上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86と株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36とにより上下から挟んだで状態で脱穀室16に円滑に送り込むことになり、送り込み性能を向上させ、ロスの発生を抑制する。
上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86と株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36とのうち、少なくとも、上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86は、上下位置調節可能に設けているので、穀稈供給搬送装置12による搬送穀稈の量の増減によって、搬送穀稈の層厚の変化に対応して、上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86と株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36とにより最適な状態で上下から挟んで脱穀室16に穀稈を送り込むことができる。
【0035】
上側株元側回転ブラシ85と上側穂先側回転ブラシ86は、ブラシ部70の長さや硬さの相違するものを数種類用意し、適宜、選択交換使用する構成としているので、穀稈の状態に応じて、回転送り装置30による脱穀室16への穀稈の送り込みを最適状態とすることができ、送り込み作用を最適にする。
上側株元側回転ブラシ85と上側穂先側回転ブラシ86の夫々のブラシ部70は、長毛のブラシ部材71と短毛のブラシ部材72を株元側回転軸32と穂先側回転軸33の夫々に適宜植毛して構成しているので、簡単な構成で回転送り装置30の作用を最適状態に変更しうる。
【0036】
上側株元側回転ブラシ85と上側穂先側回転ブラシ86の各ブラシ部70は、穀稈の穂先側を先行して送り込むように、配置構成し、図31のように、展開状態において、右下がりに傾斜させて所謂螺旋状に配置しているので、回転送り装置30は、回転する上側株元側回転ブラシ85および上側穂先側回転ブラシ86と株元側回転ブラシ35および穂先側回転ブラシ36とにより上下から挟んだで状態脱穀室16へ穀稈を強制的に送り込むと共に、更に、穂先側回転ブラシ36と上側穂先側回転ブラシ86により穀稈の穂先側を上下に挟みつつ先行して送り込むことができ、搬送穀稈の穂先側の搬送を先行させられ、ロスの発生を抑制すると共に、脱穀性能の低下を抑制する。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの実施例は夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
【符号の説明】
【0037】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、8…分草装置、9…引起装置、10…刈刃、11…穀稈搬送装置、15…扱胴、16…脱穀室、17…扱胴軸、18…唐箕、19…揺動選別装置、20…揺動選別棚、21…吸引ファン、24…排塵処理胴、25…脱穀前板、27…穀稈供給口、28…入口漏斗、30…回転送り装置、31…回転軸、32…株元側回転軸、33…穂先側回転軸、34…ブラシ、35…株元側回転ブラシ、36…穂先側回転ブラシ、40…ギヤケース、41…ギヤボックス、43…回転軸、44…中間入力軸、45…傘歯車、46…中間入力プーリ、47…中間プーリ、48…ベルト、50…入力プーリ、51…中間プーリ、52…ベルト、55…取付板、56…中間プーリ、57…軸、58…傘歯車、59…プーリ、60…ベルト、61…プーリ、70…ブラシ部、71…ブラシ部材、72…ブラシ部材、81…上側回転軸、82…上側株元側回転軸、83…上側穂先側回転軸、85…上側株元側回転ブラシ、86…上側穂先側回転ブラシ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行装置(2)の上方に脱穀装置(3)を設け、走行装置(2)の前方に刈取装置(5)を設け、前記脱穀装置(3)は、扱胴(15)を軸装した脱穀室(16)を有し、前記扱胴(15)の扱胴軸(17)を軸装する前記脱穀装置(3)の脱穀前板(25)には、前記刈取装置(5)から穀稈供給搬送装置(12)へ引き継がれた搬送穀稈を脱穀室(16)内に供給する穀稈供給口(27)を設け、該穀稈供給口(27)の前側下部には該穀稈供給口(27)に穀稈を誘導案内する入口漏斗(28)を設け、前記入口漏斗(28)より上側で、かつ、前記扱胴(15)の前端より前側となる位置に、回転軸心を左右方向とする回転送り装置(30)を設け、該回転送り装置(30)は、軸心方向に分割形成した株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)により構成したことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
請求項1において、前記株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)は、上下方向の位置を調節可能な構成としたことを特徴とするコンバイン。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、前記穂先側回転ブラシ(36)の回転速度を、前記株元側回転ブラシ(35)の回転速度よりも高い速度に設定したことを特徴とするコンバイン。
【請求項4】
請求項3において、前記株元側回転ブラシ(35)と穂先側回転ブラシ(36)の穀稈送り込み速度を、前記穀稈供給搬送装置(12)の搬送速度よりも高い速度に設定したことを特徴とするコンバイン。
【請求項5】
請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、前記回転送り装置(30)を、前記株元側回転ブラシ(35)および穂先側回転ブラシ(36)の上方に対向させて、上側株元側回転ブラシ(85)と上側穂先側回転ブラシ(86)を備える構成としたことを特徴とするコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【公開番号】特開2012−65553(P2012−65553A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−210748(P2010−210748)
【出願日】平成22年9月21日(2010.9.21)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】