説明

コンピュータ可読メモリ、装置、および、その方法

【課題】データバッファ量に基づいて、低電力動作期間をノード間で交渉して決定する。
【解決手段】リンクパートナーと待ち時間を交渉し、少なくとも送信バッファの残量に基づいて第1の存続期間のシステムパラメータを決定し、リンクパートナーへ前記第1の存続期間の前記システムパラメータを送信し、前記リンクパートナーから第2の存続期間を受信し、交渉により得られた、前記第2の存続期間、前記リンクパートナーへ送信される前記送信バッファ中のバッファされたパケット、および、前記リンクパートナーへのパケットの遅延送信に少なくとも部分的に基づいて、前記リンクパートナーへ起動信号を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、少なくとも1つの要求を少なくとも部分的に生成すること、および/または少なくとも部分的に受信することに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のネットワーク構成では、コンピュータは通信媒体を介して互いに連結されている。電力消費を低減させるべく、活動していない期間、または活動が低減した期間には、コンピュータは、電源を停止する、または様々なリソース(ネットワークインタフェース、モニタ等)の電源を停止する低動作モード(例えば「スリープ」モード)に入ることができる。通常、電源停止またはこのような低動作電力モードに入るか否かの決定は、ネットワークの個々のコンピュータにより行われ、個々のコンピュータ間の調整または連結が関与しない、または考慮されない。これにより、ネットワークの電力管理の効果が低減され、ネットワークのコンピュータ間で送信されるデータが失われる確率が上がる(例えば、意図した受信者の電源が切れていたり、受信者がデータを受信しなかったりする動作モードにあるといった結果)。
【0003】
実施形態の特徴および利点は、以下の詳細な記載を図面を参照して読むことにより明らかになり、図面では同様の参照番号が同様の部材を示す。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】システムの実施形態を示す。
【図2】図1のシステムの実施形態で行われうる送信を示す。
【図3】一実施形態において行われうる動作を示す。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下の詳細な記載は、図示される実施形態を参照しながら記載されているが、数多くの変形例、変更例、修正例が可能であることは当業者には明らかである。従って請求されている主題は広義に解釈されるべきである。
【0006】
図1は、システムの実施形態100を示す。システム100は、1以上の通信リンク50を介して1以上の他のネットワークノード60に通信可能に連結されうる1以上のネットワークノード10を含んでよい。本実施形態では、「ネットワークノード」または「ノード」は、互いに入れ替え可能な用語として利用されており、エンドステーション、中間ステーション、ネットワークインタフェース、および/またはその一部等の、ネットワーク内に連結された、および/または、ネットワークに連結された実体のことを意味してよい。本実施形態では、「ネットワーク」は、互いに通信可能に連結された2以上のノードであってよい、または該2以上のノードを含んでよい。さらに本実施形態では、あるノードが他のノードに1以上のパケットを送信可能であるとき、および/または受信可能であるときに、そのノードが他のノードと「連通可能に連結されている」ことを意味してよい。本明細書で利用される「パケット」は、1以上のシンボルおよび/または値を含んでよい。
【0007】
本実施形態では、1以上のノード10および/または1以上のノード60が、1以上のホストコンピュータシステムをそれぞれ含んでよい。例えば図1に示す本実施形態では、1以上のノード10は、回路基板102とマザーボード32とを含んでよい。マザーボード32は、1以上のホストプロセッサ12を含んでよい。ホストプロセッサ12各々は、チップセット14に連結されてよい(例えば、所有バスのそれぞれ図示されていないセグメントを介して)。1以上のホストプロセッサ12各々は、例えば、本願の譲受人が市販しているインテル(登録商標)コア(登録商標)2VPro(登録商標)マイクロプロセッサを含んでよい。ここで利用される「プロセッサ」は、1以上の算術および/または論理演算を少なくとも部分的に行う機能を有する回路のことである。もちろん、この代わりに、ホストプロセッサ12の各々は、例えば本実施形態から逸脱することなく、本願の譲受人以外のソースが製造している、および/または、市販しているマイクロプロセッサ各々を含んでよい。
【0008】
チップセット14は、1以上のホストプロセッサ12、システムメモリ21、および、図示されていないユーザインタフェースシステムを互いに連結させ、図示されていないバスシステムに連結させる、図示されていないメモリコントローラハブを含んでよい。チップセット14は、本願の譲受人から入手可能な1以上の集積回路チップセットから選択される1以上の集積回路チップを含んでよい(例えば、メモリコントローラハブおよびI/Oコントローラハブチップセット)が、本実施形態を逸脱せずに1以上の他の集積回路チップをさらに、またはこれらの代わりに利用することもできる。図示されていないユーザインタフェースシステムは、人間のユーザにシステム100に対してコマンドを入力させ、その動作を監視させることができるキーボード、ポインティングデバイス、および表示システム等を含んでよい。図示されていないバスシステムは、米国オレゴン州ポートランドのPCI特殊利益団体から入手可能なPCI(Peripheral Component Interconnect)Express(登録商標)基本仕様、改訂版1.0(2002年7月22日発行)に記載されているバスプロトコルに準拠していてよい1以上のバスを含んでよい。この代わりに、バスは、本実施形態を逸脱せずに他の種類のバスシステムを含んでもよい。
【0009】
1以上のノード10の回路基板102は、1以上のノード60にリンク50を介して回路基板102'に通信可能に連結されてよい。回路基板102は、動作可能な回路118を含んでよい。動作可能な回路118は、ネットワークインタフェースコントローラ(NIC)120とメモリ122とを含んでよい。
【0010】
プロセッサ12、システムメモリ21、およびチップセット14は、システムマザーボード32等の単一の回路基板に含まれてよい。マザーボード32はさらに、図示されていないバスシステムおよび図示されていないバスカードスロットを含んでよい。カード102は、マザーボード32に含まれてよいバスカードスロットに電気的および機械的に連結する機能を有してよい図示されていないバスコネクタを含んでよい。カード102のバスコネクタがこのようにマザーボード32に含まれるバスカードスロットに連結されると、動作可能な回路118は、マザーボード32に通信可能に連結される。
【0011】
または、本実施形態を逸脱することなく、カード102の動作可能な回路118の一部または全てがカード102に含まれていなくてもよく、その代わりに、他の構造、システム、および/または、デバイス内に含まれていてもよい。これら他の構造、システム、および/または、デバイスは、例えばマザーボード32に含まれてもよい(例えばホストプロセッサ12および/またはチップセット14の一部として)。
【0012】
1以上の機械可読プログラム命令が、コンピュータ読み書き可能メモリ122および/または21に格納されていてもよい。1以上のノード10の動作に際しては、NIC120および/または1以上のホストプロセッサ12がこれら命令にアクセスして実行をしてよい。NIC120および/または1以上のホストプロセッサ12が実行すると、これら1以上の命令は、NIC120、動作可能な回路118、ホストプロセッサ12、および/または、カード102に、ここでNIC120、動作可能な回路118、ホストプロセッサ12、および/または、カード102が実行するとして記載される動作を実行させることができる。NIC120および/または1以上のホストプロセッサ12が実行すると、これら1以上の命令を、少なくとも部分的に1以上のプログラムプロセス24および/または28を、NIC120、動作可能な回路118、および/または、1以上のホストプロセッサ12が実行する。コンピュータ読み書き可能メモリ21および122はそれぞれ、以下の種類のメモリを含んでよい。つまり、半導体ファームウェアメモリ、プログラマブルメモリ、不揮発性メモリ、ROM、電気的消去可能ROM、RAM、フラッシュメモリ、磁気ディスクメモリ、光ディスクメモリ、および/または、他の、あるいは後に開発されるコンピュータ読み取り可能および/または書き込み可能メモリである。メモリ21および/または122は、1以上のバッファ22および/または26を含んでよい。
【0013】
1以上のノード60は、構成が全体的にまたは部分的にマザーボード32および回路基板102にそれぞれ合致しているマザーボード32'および回路基板102'を含んでよい。マザーボード32'も、構成が全体的にまたは部分的にチップセット12、チップセット14、およびメモリ21にそれぞれ合致しているチップセット12'、チップセット14'、およびメモリ21'を含んでよい。加えて、回路基板102'も、構成が全体的にまたは部分的に回路118の構成に合致している動作可能な回路118'を含んでよい。基板118'は、構成が全体的にまたは部分的にNIC120およびメモリ122にそれぞれ合致しているNIC120'およびメモリ122'を含んでよい。回路基板102'および回路118'は、回路基板102および回路118に1以上のリンク50を介して通信可能に連結されていてよい。
【0014】
1以上の機械可読プログラム命令が、回路118'のコンピュータ可読メモリ(不図示)に格納されてよい。1以上のノード60の動作においては、これらの命令をコンピュータ読み書き可能メモリ122'および/または21'がアクセスおよび実行してよい。1以上のノード60の動作においては、これら命令は、NIC120'および/または1以上のホストプロセッサ12'がアクセスおよび実行してよい。NIC120'および/または1以上のホストプロセッサ12'により実行されると、これら1以上の命令は、NIC120'、動作可能な回路118'、1以上のホストプロセッサ12'、および/またはカード102'に、NIC120'、動作可能な回路118'、1以上のホストプロセッサ12'、 および/またはカード102'が実行するとしてここに記載される動作を実行させることができる。またはNIC120'および/または1以上のホストプロセッサ12'により実行されると、これら1以上の命令は、1以上のプログラムプロセス24'およびまたは/28'を、少なくとも部分的にNIC120'、動作可能な回路118'、および/または1以上のホストプロセッサ12'により実行することができる。コンピュータ読み書き可能メモリ21'および122'は、各々が、1以上の以下の種類のメモリを含んでよい。つまり、半導体ファームウェアメモリ、プログラマブルメモリ、不揮発性メモリ、ROM、電気的消去可能ROM、RAM、フラッシュメモリ、磁気ディスクメモリ、光ディスクメモリ、および/または、他の、あるいは後に開発されるコンピュータ読み取り可能および/または書き込み可能メモリである。メモリ21'および/または122'は、1以上のバッファ22'および/または26'を含んでよい。
【0015】
1以上の通信リンク50は1以上の通信プロトコルに準拠していてよく、1以上のノード10の回路118は、1以上のノード60の回路118'と、これら1以上の通信プロトコルに従って、リンク50を介してデータおよび/またはコマンドを交換してよい。例えば本実施形態では、1以上のリンク50が準拠していてよく、各々の動作可能な回路118は、例えばイーサネット(登録商標)プロトコルおよび/またはTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに従って、回路118'とデータおよび/またはコマンドを交換してよい。
【0016】
システム100で利用されるイーサネット(登録商標)プロトコルは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)規格802.3,2000年版(2000年10月20日発行)に記載されているプロトコルに準拠、合致していてよい。この代わりに、またはこれに加えて、システム100で利用されるTCP/IPプロトコルは、1981年9月発行のIETF(Internet Engineering Task Force)のコメント要求(RFC)791および793に記載されているプロトコルに準拠、合致していてよい。もちろん多くの異なる通信プロトコルを、本実施形態を逸脱することなく、このようなデータおよび/またはコマンドに利用することもできる。
【0017】
図1から3を参照すると、一実施形態における生じうる送信250(図2参照)、および、システム100で実行されうる動作300(図3参照)を説明する。例えば、システム100のリセットの後で、1以上のプロセス24および/または28が、1以上のプロセッサ12、回路118、および/または、NIC120に対して信号を伝える。本実施形態では、これにより、1以上のプロセッサ12、回路118、および/またはNIC120に、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60をその現在の比較的高い電力消費状態から少なくとも1つの比較的低い電量消費状態に入らせることを定義したり、それに関したり、可能としたり、および/または、促進したりする1以上のパラメータに関する少なくとも部分的な交渉および/または交換を、少なくとも1つのノード10および少なくとも1つのノード60(1以上のリンク50を介して)の間で開始させる。例えば、この交渉は、図3に示す動作302が示す1以上のプロセッサ12、回路118、および/またはNIC120による少なくとも1つの要求200の少なくとも部分的な生成、および、該少なくとも1つの要求200の少なくとも1つのノード60への1以上のリンク50を介した少なくとも部分的な送信を含んでよい。この少なくとも1つの要求200は、少なくとも1つのノード60に対して、少なくとも1つのノード10および/または少なくとも1つのノード60が利用する情報202を少なくとも部分的に生成させることを要求することができる。情報202は、少なくとも1つのノード60が少なくとも1つのノード60の少なくとも1つの電力消費状態を変更する要求を発する前に、(1)少なくとも1つのノード60の少なくとも1つの比較的低い電力消費状態および(2)少なくとも1つのパケット204(少なくとも1つのノード60に送信を意図している)の少なくとも1つのノード10による受信後に経過する少なくとも1つの期間、を選択することを許可することができる。
【0018】
少なくとも1つの要求200が少なくとも部分的に1以上のリンク50を介して少なくとも1つのノード60に送信された後で、1以上のプロセッサ12'、回路118'、および/または、NIC120'は、少なくとも部分的に、少なくとも1つの要求200を受信することができる(図3に記載の動作304を参照)。これにより、少なくとも部分的に、1以上のプロセス24'および/または28'が、1以上のプロセッサ12'、回路118'、および/またはNIC120'に信号を伝える。これにより、少なくとも部分的に、1以上のプロセッサ12'、回路118'、および/またはNIC120'が、少なくとも部分的に情報202を生成する。
【0019】
例えば本実施形態では、少なくとも部分的に情報202の生成の一部として、1以上のプロセッサ12'、回路118'、および/またはNIC120'は、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード10のパケットバッファ容量、および/または、少なくとも1つのノード60が比較的低い電力消費状態にある間利用可能な少なくとも1つのノード60のパケットバッファ容量、および/または、少なくとも1つのノード10および少なくとも1つのノード60の間の通信に必要なサービス品質(QOS)を決定することができる。
【0020】
少なくとも1つのノード10のこのバッファ容量は、少なくとも部分的に、少なくとも1つの要求200に含まれうる1以上のフィールド(不図示)を介して、および/または、少なくとも1つのノード10から少なくとも1つのノード60に送られる1以上の他の通信(不図示)を介して、少なくとも1つのノード60に通信されてよい。少なくとも1つのノード10のこのバッファ容量は、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60が比較的低い電量消費状態にある間に少なくとも1つのノード10が受信しうる少なくとも1つのノード60への送信を意図する1以上のパケット204を少なくとも1つのノード10がバッファすることのできる最大時間Tu等として少なくとも1つのノード60に通信することができる。1以上のプロセッサ12、回路118、および/またはNIC120は、少なくとも部分的に、Tu=Bu/Suという関係に少なくとも部分的に基づいて、最大時間Tuを少なくとも部分的に決定することができるが、ここでBuは、少なくとも1つのノード60への送信が意図される少なくとも1つのノード10が受信する1以上のパケット204のバッファ専用の1以上のバッファ22および/または26の格納容量等のサイズであり、Suは1以上のパケット204のバッファ専用の1以上のバッファ22および/または26に対する期待または実際の入力パケット送信レートである。複数の入力されるチャネルまたはリンクが1以上のバッファ22および/または26にフィードされる場合、Suは、これら入力されるチャネルまたはリンクの期待または実際の入力パケット送信レートの和に等しく設定されてよい。
【0021】
少なくとも1つのノード60の1以上のプロセッサ12'、回路118'、および/または、NIC120'は、少なくとも1つのノード60が比較的低い電力消費状態にある間に、もしあれば少なくとも部分的に自身のパケットバッファ容量をそれぞれ決定することができる。少なくとも1つのノード60のこのバッファ容量は、少なくとも1つのノード60が比較的低い電力消費状態にある間に受信する可能性のある1以上のパケットをバッファすることのできる最大時間Tdで少なくとも部分的に決定することができる。
【0022】
少なくとも1つのノード60が比較的低い電力消費状態にあるときに受信する1以上のパケットをバッファすることができない場合(例えば、1以上のバッファ22'および/または26'が、そのタスク専用ではない、または専用にできない、および/または、少なくとも1つのノード60が比較的低い電力消費状態にある間のこのようなバッファを行うことができない場合)に、1以上のプロセッサ12'、回路118'、および/または、NIC120'は、TDをゼロに等しく設定することができる。この場合、1以上のプロセッサ12'、回路118'、および/または、NIC120'は、少なくとも1つのノード60が1以上の入力パケットを受信することができる比較的高い電力消費状態に戻るべきときの前に、少なくとも1つのノード60が比較的低い電力状態に入った後で、少なくとも1つのノード10にバッファされている1以上のパケット204の少なくとも部分的な損失を生じることなく経過することが許される最大待ち時間LmaxをTu(つまり、Lmax=Tu)として少なくとも部分的に決定することができる。従って、1以上のプロセッサ12'、回路118'、および/または、NIC120'は、少なくとも部分的に、Lmax(Ld<=Lmax)以下の再開待ち時間(比較的低い電力消費状態に入ってから比較的高い電力消費状態に戻るまでの期間)Ldに一致する最大可能節電量を示す比較的低い電力消費状態を少なくとも部分的に選択することができる。この比較的低い電力消費状態では、少なくとも1つのノード60の1以上のコンポーネントを電力停止にする、または、比較的低い電力量を消費することのできる1以上の動作モードにする。
【0023】
少なくとも1つのノード10および少なくとも1つのノード60の間で適切な通信性能を保証するべく、少なくとも1つのノード10および少なくとも1つのノード60の間の通信について要求されるQOSを、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード10から少なくとも1つのノード60に対する1以上のリンク50を介したパケット送信を許可することのできる最大遅延Dmaxとして定義する(例えば、少なくとも部分的に、不図示の人間のオペレータおよび/またはプロトコルおよび/またはアプリケーションプログラム関連の考慮のなかから選択される)。情報202は、DmaxおよびLdを少なくとも部分的に含む、および/または、示すことができ、これらのパラメータ(DmaxおよびLd等)は、1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'により1以上のリンク50を介して、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120に少なくとも部分的に通信することができる。
【0024】
この情報202の受信に少なくとも部分的に基づいて、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120は、少なくとも1つのノード60の少なくとも1つの電力消費状態の少なくとも1つの変更を要求する前に、少なくとも1つのパケット204の少なくとも1つのノード10による少なくとも部分的な受信の後に(比較的低い電力消費状態から、少なくとも1つのノード60が少なくとも1つのパケット204を受信および処理することができる比較的高い電力消費状態(例えば、現在の比較的高い電力消費状態)へ移る間)、少なくとも1つの期間Twの経過を少なくとも部分的に選択することができる。この期間Twは、(1)Dmax−max(Ld、Ll)が期限切れになる(2)1以上のバッファ22および/または26の残量(つまり、利用可能であり1以上のパケット204で満たされない1以上のバッファ22および/または26の量)が、Su*max(Ld、Ll)以下になる、の条件のうちの最初に生じた方に等しく、ここで、Llは1以上のリンク50の通信リンク再開待ち時間である。1以上のリンク50が利用するプロトコル(1または複数)の特定の性質に従って、リンク再開待ち時間Llは、少なくとも1つのノード60により少なくとも1つのノード10に通信される(この逆も含まれる)、または、リンク再開待ち時間Llが所定である、あるいは既に1以上のリンクパートナーに対して公知であり(例えば少なくとも1つのノード10および/または少なくとも1つのノード60が知っている)、適宜これらの間で通信されていてよい。本実施形態では、条件(1)は、要求されるQOSが満たされることを許可し、条件(2)は、1以上のバッファ22および/または26にバッファされているパケットデータの損失を防ぐよう設定される。この代わりにまたはこれに加えて、LdまたはLlのうち大きいほうがLmaxに等しい場合(max(Ld、Ll)=Lmax)、Twは、1以上のパケット204の少なくとも1つのノード10による受信の直後に期限切れとなる。
【0025】
1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120が、少なくとも部分的に、条件(1)により設定されるTwの値を計算した後で、プロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120は、(1以上のリンク50を介して)少なくとも1つのノード60に対して、少なくとも部分的に1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'が選択する比較的低い電力消費状態に入るよう信号で伝える。これにより、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60の1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'が、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60の現在の比較的高い電力消費状態から比較的低い電力消費状態へ遷移および/または入ることを少なくとも部分的に開始および/または実行する。この後で、少なくとも1つのノード60は、比較的低い電力消費状態に入り、留まり、1以上のパケット204は少なくとも1つのノード10により受信されて、少なくとも1つのノード10の1以上のバッファ22および/または26にバッファされてよい。
【0026】
Twが経つと、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120は、少なくとも部分的に、1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'に対して1以上のリンク50を介して、少なくとも1つの起動要求208を発行および送信する。これにより、少なくとも部分的に、1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'が、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60が後に少なくとも1つのノード10から少なくとも1つのノード60へ送信しうる1以上のパケット204を受信および処理することのできる比較的高い電力消費状態へ遷移および/または入ることを少なくとも部分的に開始および/または実行する。この後で、少なくとも1つのノード60は、比較的高い電力消費状態に入り、留まってよい。少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60に少なくとも1つの起動要求208を送った後で、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120は、LdまたはLlのうち大きいほうの時間が経つまで待ってから、1以上のパケット210(1以上のパケット204に対応する)を1以上のバッファ22および/または26から少なくとも1つのノード10に送信することができる。
【0027】
逆に、少なくとも1つのノード60が、自身が比較的低い電力消費状態にある間に受け取った1以上のパケットをバッファすることができる場合には、少なくとも1つのノード60の1以上のプロセッサ12'、回路118'、および/または、NIC120'は、少なくとも部分的に、時間Tdを、BdをSuで割った値、またはTuからLlを引いた差異をSdで乗算して、Suで割った値(つまりTd=min{Bd,(Tu−Ll)*Sd}/Su)となるように設定し、ここでBdは、少なくとも1つのノード60が比較的低い電力消費状態にある間に受信する1以上のパケットのバッファ専用の1以上のバッファ22'および/または26'の格納容量等のサイズであり、Llは、1以上のリンク50の通信リンク待ち時間であり、Sdは、少なくとも1つのノード60が比較的低い電力消費状態にある間の1以上のバッファ22'および/または26'に対する期待または実際の入力パケット送信レートである。この場合、1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'は、少なくとも部分的に、最大待ち時間Lmaxを、TuとTdとを足した値とすることができる(つまり、Lmax=Tu+Td)。このように、プロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'は、少なくとも部分的に、Lmax(Ld<=Lmax)以下の再開待ち時間(比較的低い電力消費状態に入ってから比較的高い電力消費状態に戻るまでの期間)Ldに一致する最大可能節電量を示す比較的低い電力消費状態を少なくとも部分的に選択することができる。この比較的低い電力消費状態では、少なくとも1つのノード60の1以上のコンポーネントを電力停止にする、または、比較的低い電力量を消費することのできる1以上の動作モードにする。
【0028】
この場合、情報202は、少なくとも部分的に、DmaxおよびLdを含むおよび/または示すことができ、これらパラメータ(DmaxおよびLd)は、少なくとも部分的に、1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'により1以上のリンク50を介して1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120に通信されてよい。
【0029】
この情報202の受信に少なくとも部分的に基づいて、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120は、少なくとも1つの期間Twを少なくとも部分的に選択することができる。LlがLd以上である場合(Ll>=Ld)、Twは、少なくとも1つのノードが比較的低い電力消費状態にある間に少なくとも1つのノード60が1以上のパケットをバッファすることができない場合に関して上述した条件(1)または(2)に少なくとも部分的に従って設定されてよい。1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120が、少なくとも部分的に、条件(1)が設定するTwの値を計算した後に、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120は、(1以上のリンク50を介して)少なくとも1つのノード60に対して、少なくとも部分的に1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'が選択する比較的低い電力消費状態に入るよう信号で伝える。これにより、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60の1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'が、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60の現在の比較的高い電力消費状態から比較的低い電力消費状態へ遷移および/または入ることを少なくとも部分的に開始および/または実行する。この後で、少なくとも1つのノード60は、比較的低い電力消費状態に入り、留まり、1以上のパケット204は少なくとも1つのノード10により受信されて、少なくとも1つのノード10の1以上のバッファ22および/または26にバッファされてよい。
【0030】
Twが経つと、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120は、少なくとも部分的に、1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'に対して1以上のリンク50を介して、少なくとも1つの起動要求208を発行および送信する。これにより、少なくとも部分的に、1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'が、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60が、後に少なくとも1つのノード10から少なくとも1つのノード60へ送信されうる1以上のパケット204を受信および処理することができる比較的高い電力消費状態へ遷移および/または入ることを少なくとも部分的に開始および/または実行する。この後で、少なくとも1つのノード60は、比較的低い電力消費状態に入り、留まることができる。少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60に少なくとも1つの起動要求208を送ると、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120は、LdまたはLlのうち大きいほうの時間が経つまで待ってから(この間には少なくとも1つのノード10が受信した1以上のパケット204はバッファが続けられている)、1以上のパケット204を1以上のバッファ22および/または26から少なくとも1つのノード10に送信することができる。
【0031】
逆に、少なくとも1つのノード60が、自身が比較的低い電力消費状態にある間に受け取った1以上のパケットをバッファすることができる場合であってLlがLdより小さい場合、Twは、(3)Dmax−max(Ld、Ll)が期限切れになる(4)1以上のバッファ22、26の残量(つまり、利用可能であり1以上のパケット204で満たされない1以上のバッファ22および/または26の量)が、Su*max(Ld−Ll)以下になる、の条件のうちの最初に生じた方に等しく設定されてよい。本実施形態では、条件(3)は、要求されるQOSが満たされることを許可し、条件(4)は、1以上のバッファ22および/または26にバッファされているパケットデータの損失を防ぐよう設定される。1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120が、少なくとも部分的に、条件(1)により設定されるTwの値を計算した後で、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120は、(1以上のリンク50を介して)少なくとも1つのノード60に対して、少なくとも部分的に1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'が選択する比較的低い電力消費状態に入るよう信号で伝える。これにより、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60の1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'が、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60の現在の比較的高い電力消費状態から比較的低い電力消費状態へ遷移および/または入ることを開始および/または実行する。この後で、少なくとも1つのノード60は、比較的低い電力消費状態に入り、留まり、1以上のパケット204は少なくとも1つのノード10により受信されて、少なくとも1つのノード10の1以上のバッファ22および/または26にバッファされてよい。
【0032】
Twが経つと、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120は、少なくとも部分的に、1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'に対して1以上のリンク50を介して、少なくとも1つの起動要求208を発行および送信する。これにより、少なくとも部分的に、1以上のプロセッサ12' 、回路118'、および/または、NIC120'が、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60が後に少なくとも1つのノード10から少なくとも1つのノード60へ送信しうる1以上のパケット204を受信することのできる比較的高い電力消費状態へ遷移および/または入ることを少なくとも部分的に開始および/または実行する。この後で、少なくとも1つのノード60は、比較的高い電力消費状態に入り、留まることができる。少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60に少なくとも1つの起動要求208を送った後でLl>=Ldの場合、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120はLlが経つのを待ってから(1以上のパケット210として)1以上のバッファ22および/または26にバッファされている1以上のパケット204全てを、少なくとも1つのノード10に送信してよい。逆に、少なくとも部分的に、少なくとも1つのノード60に少なくとも1つの起動要求208を送った後でLl<Ldの場合には、1以上のプロセッサ12 、回路118、および/または、NIC120は、(1以上のパケット210として、Llが経ってからLdが経たない前に)1以上のパケット204のうちTd*Suに相当する量を送信することができ、この間、1以上のパケット204の残りの、および/または、後に受信する部分はバッファが続けられており、1以上のパケット204のこれらの部分は全て、Ldの経過の後に少なくとも1つのノード60に送信されてよい。これにより少なくとも1つのノード10でバッファされているパケットデータの損失が防がれるので好適である。
【0033】
このように一実施形態では、少なくとも1つのネットワークノードが少なくとも部分的に情報を生成せよとの少なくとも1つの要求を少なくとも部分的に生成、および/または少なくとも部分的に受信する回路を含みうる装置が提供される。情報は、少なくとも部分的に、(1)少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの電力消費状態および(2)少なくとも1つの期間の少なくとも部分的な選択を許可するものであってよい。この少なくとも1つの期間は、少なくとも1つの電力消費状態の少なくとも1つの変更を要求する前に、少なくとも1つのパケットを少なくとも1つの他のネットワークノードが受信した後で、経過するものであってよい。この少なくとも1つのパケットは、少なくとも1つのネットワークノードに対して送信されるものであってよい。
【0034】
本実施形態では、電力消費状態の変更に関するパラメータを実行するかの決定を、少なくとも部分的にネットワークのノード対間で共同して、および/または、調整して行うことができるので好適である。これにより、本実施形態ではネットワークにおける電力管理効果が相乗的に上がり、先行技術に比してネットワークのノード間で送信されるデータが失われる確率が下がるので好適である。さらに本実施形態で好適なことには、決定に携わっているノード対それぞれにおける両ノードが、このノードへ送信が意図される1以上のパケットのバッファ機能を有する場合、これらノードのいずれかが比較的低い電力消費状態となり、本実施形態では、これら対のそれぞれのバッファ容量を単一の仮想バッファとして相乗的に利用することで、本実施形態の電力管理効果が先行技術に比して向上したものとなる。
【0035】
ここで利用される用語および表現は、記載目的に利用されるものであり限定を目的としておらず、これら用語および表現の利用は、図示および記載される特徴(またはその一部)の均等物を排除する意図は持たず、請求項の範囲内において様々な変形例が可能であることを理解されたい。実際、本実施形態を逸脱せずに、システム100は、システム100に含まれるとして図面に示し本文に記載したエレメントより多いまたは少ない数のエレメントを含んでよい。従って請求項はこれら全ての均等物を含むことを意図している。
【0036】
ここで利用した用語および表現は、記載目的に利用されるものであり限定を目的としておらず、これら用語および表現の利用は、図示および記載される特徴(またはその一部)の均等物を排除する意図は持たず、請求項の範囲内において様々な変形例が可能である。従って請求項はこれら全ての均等物を含むことを意図している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)少なくとも1つのネットワークノードに対する、
(c)前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの電力消費状態、及び
(d)前記少なくとも1つの電力消費状態の少なくとも1つの変更を要求する前に、前記少なくとも1つのネットワークノードに送信するべき少なくとも1つのパケットが少なくとも1つの他のネットワークノードにより受信された後で経過する少なくとも1つの期間
の選択を少なくとも部分的に可能とする情報を生成せよとの少なくとも1つの要求を少なくとも部分的に生成する段階と、
(b)前記少なくとも1つの要求を少なくとも部分的に受信する段階と
のうち少なくとも1つを実行する回路を備える装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つの電力消費状態は、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的高い電力消費状態と比したときの、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的低い電力消費状態を含み、
前記回路はさらに、前記少なくとも1つのネットワークノードを、前記少なくとも1つの比較的高い電力消費状態から前記少なくとも1つの比較的低い電力消費状態に少なくとも一度入らせることを少なくとも部分的に開始させる請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つの電力消費状態は、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的高い電力消費状態と比したときの、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的低い電力消費状態を含み、
前記少なくとも1つの変更は、前記少なくとも1つの比較的低い電力消費状態から前記少なくとも1つの比較的高い電力状態へ入らせることを含む請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記情報はさらに、少なくとも部分的に、前記少なくとも1つのネットワークノードと前記少なくとも1つの他のネットワークノードとの間の通信に必要なサービス品質を示し、
前記少なくとも1つの期間は、前記少なくとも1つのネットワークノードおよび前記少なくとも1つの他のネットワークノードのうちの少なくとも1つのバッファ容量に少なくとも部分的に基づいて前記少なくとも1つの他のネットワークノードが少なくとも部分的に計算する請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つの他のネットワークノードの前記バッファ容量は、前記少なくとも1つのネットワークノードに通信され、
前記少なくとも1つの他のネットワークノードは、前記少なくとも1つの電力消費状態に前記少なくとも1つの変更が生じるまでは少なくとも、前記少なくとも1つのパケットを格納する請求項4に記載の装置。
【請求項6】
回路基板が、少なくとも部分的に前記回路を含む請求項1に記載の装置。
【請求項7】
(a)回路により、少なくとも1つのネットワークノードに対する、
(c)前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの電力消費状態、及び
(d)前記少なくとも1つの電力消費状態の少なくとも1つの変更を要求する前に、前記少なくとも1つのネットワークノードに送信するべき少なくとも1つのパケットが少なくとも1つの他のネットワークノードにより受信された後で経過する少なくとも1つの期間
の選択を少なくとも部分的に可能とする情報を少なくとも部分的に生成せよとの少なくとも1つの要求を少なくとも部分的に生成する段階と、
(b)前記回路により、前記少なくとも1つの要求を少なくとも部分的に受信する段階と
のうち少なくとも1つを備える方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの電力消費状態は、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的高い電力消費状態と比したときの、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的低い電力消費状態を含み、
前記回路はさらに、前記少なくとも1つのネットワークノードを、前記少なくとも1つの比較的高い電力消費状態から前記少なくとも1つの比較的低い電力消費状態に少なくとも一度入らせることを少なくとも部分的に開始させる請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの電力消費状態は、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的高い電力消費状態と比したときの、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的低い電力消費状態を含み、
前記少なくとも1つの変更は、前記少なくとも1つの比較的低い電力消費状態から前記少なくとも1つの比較的高い電力状態へ入らせることを含む請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記情報はさらに、少なくとも部分的に、前記少なくとも1つのネットワークノードと前記少なくとも1つの他のネットワークノードとの間の通信に必要なサービス品質を示し、
前記少なくとも1つの期間は、前記少なくとも1つのネットワークノードおよび前記少なくとも1つの他のネットワークノードのうちの少なくとも1つのバッファ容量に少なくとも部分的に基づいて前記少なくとも1つの他のネットワークノードが少なくとも部分的に計算する請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの他のネットワークノードの前記バッファ容量は、前記少なくとも1つのネットワークノードに通信され、
前記少なくとも1つの他のネットワークノードは、前記少なくとも1つの電力消費状態に前記少なくとも1つの変更が生じるまでは少なくとも、前記少なくとも1つのパケットを格納する請求項10に記載の方法。
【請求項12】
回路基板が、少なくとも部分的に前記回路を含む請求項7に記載の方法。
【請求項13】
1以上の命令を格納するコンピュータ可読メモリであって、前記1以上の命令は、機械により実行されると、
(a)回路により、少なくとも1つのネットワークノードに対する、
(c)前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの電力消費状態、及び
(d)前記少なくとも1つの電力消費状態の少なくとも1つの変更を要求する前に、前記少なくとも1つのネットワークノードに送信するべき少なくとも1つのパケットが少なくとも1つの他のネットワークノードにより受信された後で経過する少なくとも1つの期間
の選択を少なくとも部分的に可能とする情報を生成せよとの少なくとも1つの要求を少なくとも部分的に生成する段階と、
(b)前記回路により、前記少なくとも1つの要求を少なくとも部分的に受信する段階と
のうち少なくとも1つを含む動作を実行させるコンピュータ可読メモリ。
【請求項14】
前記少なくとも1つの電力消費状態は、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的高い電力消費状態と比したときの、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的低い電力消費状態を含み、
前記回路はさらに、前記少なくとも1つのネットワークノードを、前記少なくとも1つの比較的高い電力消費状態から前記少なくとも1つの比較的低い電力消費状態に少なくとも一度入らせることを少なくとも部分的に開始させる請求項13に記載のコンピュータ可読メモリ。
【請求項15】
前記少なくとも1つの電力消費状態は、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的高い電力消費状態と比したときの、前記少なくとも1つのネットワークノードの少なくとも1つの比較的低い電力消費状態を含み、
前記少なくとも1つの変更は、前記少なくとも1つの比較的低い電力消費状態から前記少なくとも1つの比較的高い電力状態へ入らせることを含む請求項13に記載のコンピュータ可読メモリ。
【請求項16】
前記情報はさらに、少なくとも部分的に、前記少なくとも1つのネットワークノードと前記少なくとも1つの他のネットワークノードとの間の通信に必要なサービス品質を示し、
前記少なくとも1つの期間は、前記少なくとも1つのネットワークノードおよび前記少なくとも1つの他のネットワークノードのうちの少なくとも1つのバッファ容量に少なくとも部分的に基づいて前記少なくとも1つの他のネットワークノードが少なくとも部分的に計算する請求項13に記載のコンピュータ可読メモリ。
【請求項17】
前記少なくとも1つの他のネットワークノードの前記バッファ容量は、前記少なくとも1つのネットワークノードに通信され、
前記少なくとも1つの他のネットワークノードは、前記少なくとも1つの電力消費状態に前記少なくとも1つの変更が生じるまでは少なくとも、前記少なくとも1つのパケットを格納する請求項16に記載のコンピュータ可読メモリ。
【請求項18】
回路基板が、少なくとも部分的に前記回路を含む請求項13に記載のコンピュータ可読メモリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−93889(P2013−93889A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−286613(P2012−286613)
【出願日】平成24年12月28日(2012.12.28)
【分割の表示】特願2011−526969(P2011−526969)の分割
【原出願日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【出願人】(591003943)インテル・コーポレーション (1,101)
【Fターム(参考)】