説明

コンピュータ操作者の本人認証装置

【課題】ログイン認証方式において、操作環境を維持継続しつつ、操作者が入れ替わる業務において、本人を特定することを可能とする。
【解決手段】操作環境を付与するための認証パスワード等の認証手段と、本人性を特定するための認証パスワード等の認証手段を独立させ、従来の本人性の特定の結果として操作環境を付与する方式を廃し、操作環境を付与するための認証を行った後に、本人性認証を行う方式とする。この方式により、操作者が入れ替わった場合においても、ログアウトすることなく本人性認証行うことが可能となるため、同一操作環境を継続維持することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータシステムが持つログイン認証によって付与される操作環境および権限を共有する必要性に対して、操作環境および権限を維持したまま操作者の本人を認証する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータシステムが持つログイン認証機能は、本人性の特定のための認証機能と本人認証の結果として、操作環境および権限が付与される方式である。この方式は操作環境および権限を特定の個人に付与することを前提としているため、異なる個人が使用する際には、ログイン認証パスワードを共有するか、一旦ログアウトした後に再度ログイン認証を受ける必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のログイン認証方式では、操作環境を維持継続しつつ操作者が入れ替わる業務においては、本人を特定することが不可能である。従来のログイン認証方式は、ログイン認証パスワード等の認証手段により本人を認証し、認証結果と一意に対応する操作環境が付与されるため、操作環境を共有することが考慮されていない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
操作環境を付与するための認証パスワード等の認証機能と、本人性を特定するための認証パスワード等の認証機能を独立させ、従来の本人性の特定のための認証機能と本人認証の結果として、操作環境および権限が付与する方式を廃し、操作環境および権限を付与するための認証を行った後に、操作者個人の本人認証を行う方式とする。
【発明の効果】
【0005】
この方式を採用することにより、操作者が入れ替わった場合においても、ログアウトすることなく本人性認証行うことが可能となるため、同一操作環境を継続維持することが可能となる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータのログイン認証機能を、操作環境および権限の認証と本人認証の機能に独立させて、操作環境および権限の認証が完了した後に本人認証を行うことにより、操作者が入れ替わった場合に次の操作者本人の再認証だけを行うことで、操作環境および権限を維持したまま作業を継続することを可能とする装置。

【公開番号】特開2008−33866(P2008−33866A)
【公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−227152(P2006−227152)
【出願日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(504169647)エンカレッジ・テクノロジ株式会社 (13)
【Fターム(参考)】