説明

コンピュータ装置、ICタグ、該コンピュータ装置におけるブートドライブ設定方法、およびブートドライブ設定プログラム

【課題】コンピュータ装置において、キーボード等の入力機器を使用することなく、セキュリティを高く保ちながら、かつ簡易な方法によりブートドライブを設定(変更)できるようにする。
【解決手段】マザーボード11上のタグリーダ13により、ICタグ101に記憶されたブートドライブ設定情報105を読み取る。また、ブートドライブ設定部15は、タグリーダ13により読み取ったブートドライブ設定情報105を、データ格納メモリ31にブートドライブ設定情報32として保存する。そして、マザーボード11の起動時において、システムBIOS21は、データ格納メモリ31に保存されたブートドライブ設定情報32を読み取り、起動するブートドライブを設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ATM(Automated Teller Machine)やKIOSK(キオスク)端末等のコンピュータ装置において、キーボード等の入力機器を使用することなく、セキュリティを高く保ちながら、かつ簡易な方法によりブートドライブ(またはブートドライブのブート優先順位)を設定できる、コンピュータ装置、ICタグ、該コンピュータ装置におけるブートドライブ設定方法、およびブートドライブ設定プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ装置においては、ハードディスク、CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク等の記憶デバイスのドライブ装置が周辺機器として複数接続されている場合が多い。そして、OS及びプログラムを起動するブートドライブの優先順位の設定情報は、初期化処理を行うファームウェア(BIOS(Basic Input/Output System)の一部)に組み込まれている。このため、ブートドライブの設定を変更する際には、ファームウェアの設定変更ツール(起動時のメニュー等)により行わなければならなかった。
【0003】
図4は、PC(Personal Computer)等のコンピュータ装置における、周辺機器のブート優先順位の設定方法について説明するための図である。図に示すように、PC等のマザーボード11Aには、HDD(ハードディスクドライブ)41,42,43、CD−ROMドライブ51、FDD(フレキシブルディスクドライブ)52等のドライブ装置が周辺機器として複数接続されている。
【0004】
このため、ブートドライブの優先順位の設定変更を行うには、PC等の起動時にシステムBIOS21のセットアップメニューに入り、キーボード等の入力機器61により設定作業を行っていた。例えば、起動時にファンクションキーを押下することで、一時的にあるドライブからブートすることが行われていた。
【0005】
このように、PC等における周辺機器(ブートドライブ)のブート順位は、一般的にキーボート等の入力機器を使用して設定が変更される。しかし、銀行やコンビニエンスストアのATM、コピー機、チケット発券端末など、主に一般ユーザが使用するシステムの場合には、セキュリティの面から入力機器(ブートドライブの設定情報を変更するために使用できる入力機器)が設備されていないことが多いため、キーボード等を一時的に準備(本体に接続)して操作を行うことが必要となる。
【0006】
また、ハードウエア的にも入力機器を接続するUSBやPS2等のオプションポートを用意しておくことが必要となるが、一般ユーザが使用するシステムの場合には、いたずら防止やセキュリティの観点からオプションポートの設置は好ましくない。
【0007】
なお、関連するRFID読出し/書込み機能を有するポータブルプリンタがある(特許文献1を参照)。この特許文献1のポータブルプリンタは、RFIDチップからデータを読み出し、また該チップへデータを書き込むことを目的としたものであり、本願発明のように、入力機器を使用することなく、セキュリティを高く保ちつつ、かつ簡易な方法によりブートドライブの設定を行おうとするものではない。
【0008】
また、関連する保守支援システムがある(特許文献2を参照)。この特許文献2の保守支援システムでは、ICタグを保守に活用することを目的したものであり、本願発明のように、入力機器を使用することなく、セキュリティを高く保ちつつ、かつ簡易な方法によりブートドライブの設定を行おうとするものではない。
【0009】
また、関連するデータの入力処理システムがある(特許文献3を参照)。この特許文献3の入力処理システムでは、内蔵キーボードを使用可能とした状態であるために受付け可能なコードデータの種類が特定されているコンピュータに対して、特定のコードデータ以外のデータの入力をも可能とし、キーボードエミュレータ装置からの種々のデータを入力して処理することを可能にすることを目的としたものであり、本願発明のように、入力機器を使用することなく、セキュリティを高く保ちつつ、かつ簡易な方法によりブートドライブの設定を行おうとするものではない。
【0010】
また、関連するタバコ販売機がある(特許文献4を参照)。この特許文献4のタバコ販売機では、RFID読み取り機が、従業員が提示するRFIDカードに含まれる独自のシリアル番号にアクセスし、従業員が正当に承認されている場合のみ、製品を排出することを目的としたものであり、本願発明のように、入力機器を使用することなく、セキュリティを高く保ちつつ、かつ簡易な方法によりブートドライブの設定を行おうとするものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2004−90633号公報
【特許文献2】特開2007−172392号公報
【特許文献3】特開H06−175764号公報
【特許文献4】特表2007−508611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上述したように、BIOSのブート優先順位を変更する場合には、次のような問題がある。
第1に、ブートドライブ(またはブート優先順位)の設定時にキーボードを準備する必要がある。
第2に、人手による入力作業(キーボード操作)となることから、セキュリティが低くなる。すなわち、キーボード接続によるいたずら操作や、メモリ媒体を用いたデータの吸い上げなどが行われる可能性がある。
【0013】
また、別の方法として、キーボード操作を行うのではなくネットワーク経由でキーボード操作をエミュレーションして設定変更を行うことも可能であるが、ホストのコンピュータ装置との接続なども含めシステムの規模が大きくなってしまうという問題がある。
【0014】
本発明の主たる課題は、コンピュータ装置において、キーボード等の入力機器を使用することなく、セキュリティを高く保ちながら、かつ簡易な方法によりブートドライブ(またはブートドライブのブート優先順位)を設定できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明のコンピュータ装置は、ICタグに記憶されたブートドライブの設定情報を読み取るためのタグリーダを備え、前記タグリーダにより読み取ったブートドライブの設定情報を、初期化処理を行うファームウェアであるBIOS(Basic Input/Output System)に対して設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明のコンピュータ装置においては、ICタグに記憶されたブートドライブの設定情報をタグリーダにより読み込み、このブートドライブ設定情報をBIOSに対して設定するようにしたので、これにより、キーボード等の入力機器を使用(接続)することなく、セキュリティを高く保ちながら、かつ簡易な方法によりブートドライブ(またはブートドライブのブート優先順位)を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施の形態に係わるコンピュータ装置の構成を示す図である。
【図2】ブートドライブの設定動作について説明するための図である。
【図3】ブートデバイス設定情報の例を示す図である。
【図4】PC等のブート優先順位の設定方法について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、本発明の実施の形態に係わるコンピュータ装置(PC等)の構成を示す図であり、本発明に直接関係する部分について示したものである。
図1に示す例では、マザーボード11に、HDD41,42,43、CD−ROM51、およびFDD52等の複数の記憶デバイスが周辺機器として接続されている。また、マザーボード11は、タグリーダ13によりICタグ101と無線による通信を行うように構成されている。
【0019】
このマザーボード11には、マザーボード11内の各処理部を統括して制御するCPU(中央処理装置)12と、ICタグ101と通信を行うタグリーダ13と、ICタグ101の正当性を認証するタグ認証部14とを備えている。また、マザーボード11は、ICタグ101から読み取ったブートドライブ設定情報を、データ格納メモリ31にブートドライブ設定情報32として保存するブートドライブ設定部15を備えている。
【0020】
タグリーダ13は、ICタグ101と無線により通信を行い、ICタグ101に保存された情報を読み取る装置である。このタグリーダ13には、タグ認証部14とブートドライブ設定部15とが接続されている。
【0021】
タグ認証部14は、タグリーダ13を通して読み取ったICタグ101の認証データ(識別情報)106により、ICタグ101の正当性を判定する処理部である。このタグ認証部14によりICタグ101が正当なものであると判定された場合、タグリーダ13は、ICタグ101からブートドライブ設定情報105を読み取る。そして、タグリーダ13により読み取られたブートドライブ設定情報105は、ブートドライブ設定部15により、データ格納メモリ31内にブートドライブ設定情報32として保存される。
【0022】
また、マザーボード11に接続される周辺機器のうち、HDD(ハードディスク)41は、通常のブート時において起動されるOS及び通常プログラムが格納されるHDDである。HDD42は、PC等を保守する際に起動されるOS及び保守プログラムが格納されるHDDである。HDD(検査)43は、PC等の検査を行う際に起動されるOS及び検査プログラムが格納されるHDDである。CD−ROMドライブ51およびFDD52は、マザーボード11に接続される周辺機器(記憶デバイス)である。そして、マザーボード11の起動時のブートドライブは、HDD41,42,43のいずれかに設定される。なお、所望の場合には、CD−ROM51にOS及びプログラムを保存しておき、ブートドライブとして設定することができる。
【0023】
また、システムBIOS21は、データ格納メモリ31に保存されたブートドライブ設定情報32を読み取るブートドライブ設定情報読取処理部22を有しており、このブートドライブ設定情報32の読み取り結果に応じて、ブートドライブを選択する。すなわち、マザーボード11の起動時において、HDD41,42,43、またはCD−ROMドライブ51のうちのどのドライブからOS及びプログラムをブートするかは、システムBIOS21から、データ格納メモリ31に保存されたブートドライブ設定情報32を読み取ることにより選択される。
【0024】
また、ICタグ101は、マザーボード11中のタグリーダ13と無線により通信を行うRFID(Radio Frequency Identification)である。このICタグ101は、保守(または検査)を行う作業者がハンドリング(例えば、ICタグ101をタグリーダ13に接近させる操作)を行うようにして使用される。
【0025】
このICタグ101にはICチップ102が搭載され、このICチップ102には、CPU等を含む制御部103と、メモリ104とが含まれる。制御部103は、ICタグ101の全体の動作を統括して制御し、また、マザーボード11のタグリーダ13との間で行われる通信を制御する。この制御部103には、メモリ104と無線アンテナ111とが接続されている。
【0026】
このICタグ101とマザーボード11のタグリーダ13との間で通信が開始されると、ICタグ101内の制御部103は、最初に、メモリ104に保存された認証データ(ICタグの識別情報)106を、無線アンテナ111を介してタグリーダ13に送信する。そして認証の完了後、制御部103は、メモリ104に保存されたブートドライブ設定情報105をタグリーダ13に送信する。なお、ICタグ101においては、無線アンテナ111から受信する電磁波を整流して電源として使用することができる。
【0027】
次に図1に示すコンピュータ装置におけるブートドライブの設定動作について、図2を参照しつつ説明する。
【0028】
最初に、作業者がICタグ101を、マザーボード11上のタグリーダ13に接近させると(例えば、ICタグ101をタグリーダ13に翳すと)、タグリーダ13によりICタグの識別情報(認証データ106)が読み込まれる。そして、マザーボード11内のタグ認証部14により、ICタグ101の正当性が認証される(ステップS01)。そして、ICタグ101の認証の完了後に、ICタグ101に保存されたブートドライブ設定情報105が、タグリーダ13により読み込まれる(ステップS02)。
【0029】
続いて、ブートドライブ設定部15は、ICタグ101から読み取ったリード情報(ブートドライブ設定情報)をデータ格納メモリ31に、ブートドライブ設定情報32として保存する(ステップS03)。
【0030】
そして、マザーボード11の起動時において、システムBIOS21のブートドライブ設定情報読取処理部22により、データ格納メモリ31に保存されたブートドライブ設定情報32をチェック(読み取り)し、その内容によりブートドライブを設定(変更)する(ステップS04)。
【0031】
例えば、図3のブートドライブの設定情報の例に示すように、「設定データ=1」の場合は「HDD(通常)のOS/プログラム起動」、「設定データ=2」の場合は「HDD(保守)のOS/プログラム起動」、「設定データ=3」の場合は「HDD(検査)のOS/プログラム」、「設定データ=4」の場合は「CD−ROM起動」などのように起動ドライブを変更する。
【0032】
以上説明したように、本発明のコンピュータ装置においては、ICタグを使用して、ブートドライブの設定を行う。これにより、以下に示す効果を奏する。
【0033】
第1に、キーボード等の入力機器による入力操作が不要となる。作業者はICタグを持っていれば良く、また、ATM端末や,KIOSK端末等の、キーボードが設備されていない製品においても作業時にオプションの入力機器を準備する必要がなくなる。
【0034】
また、第2に、ハードウエア的にオプション入力機器のポートも不要となることが挙げられる。一般的に、オプションのポートとしてはUSBやPS2等が考えられるが、これらのポートは一般的な機器が接続できるため、いたずら操作、秘密情報の抜き出し等のリスクがある。
【0035】
このように、本発明は、コンピュータ装置において通常とは異なるOS及びプログラムをブートする場合、例えば、製品の検査をするシーン(検査プログラムを起動)や、製品の保守作業(保守プログラムを起動)などにおいて有効に活用することができる。
【0036】
なお、上述したマザーボード11は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した処理に関する一連の処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。
【0037】
すなわち、タグリーダ13、タグ認証部14、およびブートドライブ設定部15等における、各処理は、CPU等の中央演算処理装置がROMやRAM等の主記憶装置に上記プログラムを読み出して、情報の加工、演算処理を実行することにより、実現されるものである。
【0038】
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
【0039】
また、図1に示す本発明の実施の形態において、本発明のコンピュータ装置は、マザーボード11が相当し、また、本発明のBIOSはシステムBIOS21が相当する。また、本発明のブートドライブ設定部はブートドライブ設定部15が相当する。また、本発明のブートドライブは、通常処理用のOSおよびプログラムが格納されたHDD41と、保守作業用のOSおよびプログラムが格納されたHDD42と、検査作業用のOSおよびプログラムが格納されたHDD43のいずれかが相当し、所望の場合には、CD−ROMドライブ51も相当する。また、本発明のICタグはICタグ101が相当する。
【0040】
そして、図1に示すマザーボード11においては、タグリーダ13が、ICタグ101に記憶されたブートドライブの設定情報を読み取る。そして、タグリーダ13により読み取ったブートドライブの設定情報を、初期化処理を行うファームウェアであるシステムBIOS21に対して設定する。
これにより、キーボード等の入力機器を使用することなく、セキュリティを高く保ちながら、かつ簡易な方法によりブートドライブ(またはブートドライブのブート優先順位)を設定することができる。
【0041】
また、上記マザーボード11においては、ブートドライブ設定部15が、ICタグ101から読み取ったブートドライブ設定情報をデータ格納メモリ31に保存する。そして、システムBIOS21は、データ格納メモリ31に保存されたブートドライブ設定情報32を読み取り、該ブートドライブ設定情報32を基にブートドライブを選択する。
これにより、ICタグ101に記憶されたブートドライブ設定情報をデータ格納メモリ31に保存し、このデータ格納メモリ31に保存したブートドライブ設定情報32により、システムBIOS21に対してブートドライブの設定を行うことができる。
【0042】
また、上記マザーボード11において、設定できるブートドライブには、通常処理用のOSおよびプログラムが格納されたHDD41と、保守作業用のOSおよびプログラムが格納されたHDD42と、検査作業用のOSおよびプログラムが格納されたHDD43と、があり、さらに、所望の場合には、CD−ROMドライブ51がある。
これにより、作業内容に合わせて、複数の記憶デバイスの中から所望のブートドライブを設定することができる。
【0043】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明のコンピュータ装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0044】
11,11A・・・マザーボード、12・・・CPU、13・・・タグリーダ、14・・・タグ認証部、15・・・ブートドライブ設定部、21・・・システムBIOS、22・・・ブートドライブ設定情報読取処理部、31・・・データ格納メモリ、32・・・ブートドライブ設定情報、101・・・ICタグ、102・・・ICチップ、103・・・制御部、104・・・メモリ、105・・・ブートドライブ設定情報、106・・・認証データ、111・・・無線アンテナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICタグに記憶されたブートドライブの設定情報を読み取るためのタグリーダを備え、前記タグリーダにより読み取ったブートドライブの設定情報を、初期化処理を行うファームウェアであるBIOS(Basic Input/Output System)に対して設定する
ことを特徴とするコンピュータ装置。
【請求項2】
前記ICタグから読み取ったブートドライブ設定情報をデータ格納メモリに保存するブートドライブ設定部を備え、
前記BIOSは前記データ格納メモリに保存されたブートドライブ設定情報を読み取り、該ブートドライブ設定情報を基にブートドライブを設定する
ことを特徴する請求項1に記載のコンピュータ装置。
【請求項3】
前記ブートドライブには、
通常処理用のOSおよびプログラムが格納されたHDDと、
保守作業用のOSおよびプログラムが格納されたHDDと、
検査作業用のOSおよびプログラムが格納されたHDDと、
を含み、
さらに、所望の場合には、CD−ROMドライブを含む
ことを特徴する請求項1に記載のコンピュータ装置。
【請求項4】
ICタグに記憶されたブートドライブの設定情報を読み取るためのタグリーダを備え、前記タグリーダにより読み取ったブートドライブの設定情報を、初期化処理を行うファームウェアであるBIOSに対して設定するコンピュータ装置において使用される前記ICタグであって、
前記ブートドライブの設定情報が記録される
ことを特徴するICタグ。
【請求項5】
ICタグのタグリーダを備えるコンピュータ装置内のCPUにより、
ICタグに記憶されたブートドライブの設定情報を前記タグリーダにより読み取る手順と、
前記タグリーダにより読み取ったブートドライブの設定情報を、初期化処理を行うファームウェアであるBIOSに対して設定する手順と、
が行われることを特徴とするブートドライブ設定方法。
【請求項6】
ICタグのタグリーダを備えるコンピュータ装置内のコンピュータに、
ICタグに記憶されたブートドライブの設定情報を前記タグリーダにより読み取る手順と、
前記タグリーダにより読み取ったブートドライブの設定情報を、初期化処理を行うファームウェアであるBIOSに対して設定する手順と、
を実行させるためのブートドライブ設定プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−81515(P2011−81515A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−231866(P2009−231866)
【出願日】平成21年10月5日(2009.10.5)
【出願人】(000168285)エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 (572)
【Fターム(参考)】