説明

コンピュータ装置の診断修復方法

【課題】コンピュータ装置が起動できない場合でも診断および修復ができるようにする。
【解決手段】USBフラッシュメモリ10をコンピュータ装置20に接続すると、USBフラッシュメモリ10に記録されている起動実行アプリケーションが起動し、コンピュータ装置20が起動され、起動後、USBフラッシュメモリ10に記録されているネットワーク設定アプリケーションが起動され、ネットワーク設定が行われ、ユーザサポートセンター30にネットワーク100を介して接続される。ユーザサポートセンター30から提供されるテスト・プログラムを実行し、コンピュータ装置20の診断を実行し、診断結果をユーザサポートセンター30に送信し、ユーザサポートセンター30が診断結果からコンピュータ20の障害内容を特定し、障害被疑部品の特定や修復プログラムの提供を行い、コンピュータ装置20を修復する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンピュータ装置の診断修復方法に関し、特に、コンピュータ装置の診断および修復を行うコンピュータ装置の診断修復方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、コンピュータ装置の診断を行うときに、保守員は、コンピュータ装置に適応する障害有無を診断するためのテスト・プログラムをフロッピー(登録商標)・ディスク媒体(以下、FD媒体と記載する)などで用意し、テスト・プログラムによりコンピュータ装置の診断を行い、ハードウェアに障害があると診断された場合には、ハードウェアの障害内容を特定し、コンピュータ装置の障害被疑部品を交換する作業を実施する。一方、オペレーション・システムやアプリケーション・ソフトウェアなどのソフトウェア(以下、単にソフトウェアと記載する)に障害があると診断された場合には、ソフトウェアの障害内容を特定し、修復ファイルのコピーを行ったり、再インストール作業を実施し、障害箇所を修復する作業を行っていた。
また、特許文献1記載の発明では、テストプログラムをユーザの携帯通信端末に送信し、故障コンピュータにテストプログラムを実行させ、その結果をユーザの携帯通信端末を通じて取得し、テストプログラム診断結果データベースを検索して、該当する故障部品を抽出し、故障部品情報と修理用部品情報とを携帯通信端末に提示し、修理用部品の配送要求を確認し、確認されれば修理用部品をユーザへ配送する様配送センタに指示することにより、ユーザ側に2台目のパソコンが無くとも携帯通信端末を用いて修理支援ができるという技術が開示されている。
【特許文献1】特許第3866583号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、コンピュータ装置の診断を行い、障害内容を特定するためには、コンピュータ装置に適応するテスト・プログラムをFD媒体等に記憶させたものを用意する必要がある。また、テスト・プログラムを実行して得られた診断結果を解析する必要があるが、そのためには、保守員が技術的知識と経験を有することが必要とされる。また、診断結果を解析する部門への問い合わせが必要となったり、コンピュータ装置毎に用意されているマニュアルを準備する必要があった。さらに、ソフトウェア障害により再インストール作業を実施する場合、コンピュータ装置内に保存されているユーザデータが消去されること、また、インストール後に、ネットワークとドライバ等の設定を行い、コンピュータ装置が正常に起動することを確認するまでには、多大な時間が必要になるなどの課題があった。
また、特許文献1記載の発明では、コンピュータ装置にテストプログラムを実行させて故障診断を行っているため、コンピュータ装置のOS(Operating System)の障害等により、コンピュータ装置単体では起動しないような場合、テストプログラムを実行させることができない。このため、故障診断を行うことができない場合があるという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できるコンピュータ装置の診断修復方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1に記載のコンピュータ装置の診断修復システムは、記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムであって、前記記録媒体は、少なくとも起動実行アプリケーションとネットワーク設定アプリケーションを記憶する記憶手段と、前記起動実行アプリケーションおよび前記ネットワーク設定アプリケーションの起動を設定する起動設定手段とを備え、前記コンピュータ装置は、前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識手段と、前記起動設定手段によって起動設定された前記起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動手段と、前記起動設定手段によって起動設定された前記ネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求手段と、前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信手段と、前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理手段と、前記診断処理手段の診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信手段と、前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示手段と、前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示手段と、前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行手段と、前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示手段とを備え、前記診断修復装置は、前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信手段と、前記コンピュータ装置から送信されてきた前記内部情報を受信する内部情報受信手段と、前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する前記診断プログラムを送信する診断プログラム送信手段と、前記コンピュータ装置から送信されてきた前記診断結果を解析する解析手段と、前記解析手段による解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、前記障害被疑部品情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、前記修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載のコンピュータ装置は、記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおけるコンピュータ装置であって、前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識手段と、前記記録媒体に記憶されている起動設定された起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動手段と、前記記録媒体に記憶されている起動設定されたネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求手段と、前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信手段と、前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理手段と、前記診断処理手段の診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信手段と、前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示手段と、前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示手段と、前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行手段と、前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示手段とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の診断修復装置は、記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおける診断修復装置であって、前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信手段と、前記コンピュータ装置から送信されてきた内部情報を受信する内部情報受信手段と、前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する診断プログラムを送信する診断プログラム送信手段と、前記コンピュータ装置から送信されてきた診断結果を解析する解析手段と、前記解析手段による解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、障害被疑部品情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信手段とを備えることを特徴とする。
請求項4に記載のコンピュータ装置の診断修復方法は、記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおけるコンピュータ装置の診断修復方法であって、前記記録媒体は、少なくとも起動実行アプリケーションとネットワーク設定アプリケーションを記憶する記憶ステップと、前記起動実行アプリケーションおよび前記ネットワーク設定アプリケーションの起動を設定する起動設定ステップとを備え、前記コンピュータ装置は、前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識ステップと、前記起動設定ステップにおいて起動設定された前記起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動ステップと、前記起動設定ステップにおいて起動設定された前記ネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求ステップと、前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信ステップと、前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理ステップと、前記診断処理ステップにおける診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信ステップと、前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示ステップと、前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示ステップと、前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行ステップと、前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示ステップとを備え、前記診断修復装置は、前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信ステップと、前記コンピュータ装置から送信されてきた前記内部情報を受信する内部情報受信ステップと、前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する診断プログラムを送信する診断プログラム送信ステップと、前記コンピュータ装置から送信されてきた前記診断結果を解析する解析ステップと、前記解析ステップにおける解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、前記障害被疑部品に関する情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、前記修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信ステップとを備えることを特徴とする。
請求項5に記載のコンピュータ装置の制御方法は、記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおけるコンピュータ装置の制御方法であって、前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識ステップと、前記記録媒体に記憶されている起動設定された起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動ステップと、前記記録媒体に記憶されている起動設定されたネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求ステップと、前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信ステップと、前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理ステップと、前記診断処理ステップにおける診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信ステップと、前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示ステップと、前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示ステップと、前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行ステップと、前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示ステップとを備えることを特徴とする。
請求項6に記載の診断修復装置の制御方法は、記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおける診断修復装置の制御方法であって、前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信ステップと、前記コンピュータ装置から送信されてきた内部情報を受信する内部情報受信ステップと、前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する診断プログラムを送信する診断プログラム送信ステップと、前記コンピュータ装置から送信されてきた診断結果を解析する解析ステップと、前記解析ステップにおける解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、障害被疑部品情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信ステップとを備えることを特徴とする。
請求項7に記載のコンピュータ装置の診断修復プログラムは、記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおけるコンピュータ装置の診断修復プログラムであって、前記記録媒体に、少なくとも起動実行アプリケーションとネットワーク設定アプリケーションを記憶する記憶ステップと、前記起動実行アプリケーションおよび前記ネットワーク設定アプリケーションの起動を設定する起動設定ステップとを実行させ、前記コンピュータ装置に、前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識ステップと、前記起動設定ステップにおいて起動設定された前記起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動ステップと、前記起動設定ステップにおいて起動設定された前記ネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求ステップと、前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信ステップと、前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理ステップと、前記診断処理ステップにおける診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信ステップと、前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示ステップと、前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示ステップと、前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行ステップと、前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示ステップとを実行させ、前記診断修復装置に、前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信ステップと、前記コンピュータ装置から送信されてきた前記内部情報を受信する内部情報受信ステップと、前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する診断プログラムを送信する診断プログラム送信ステップと、前記コンピュータ装置から送信されてきた前記診断結果を解析する解析ステップと、前記解析ステップにおける解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、前記障害被疑部品に関する情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、前記修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信ステップとを実行させることを特徴とする。
請求項8に記載のコンピュータ装置の制御プログラムは、記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおけるコンピュータ装置の制御プログラムであって、前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識ステップと、前記記録媒体に記憶されている起動設定された起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動ステップと、前記記録媒体に記憶されている起動設定されたネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求ステップと、前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信ステップと、前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理ステップと、前記診断処理ステップにおける診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信ステップと、前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示ステップと、前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示ステップと、前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行ステップと、前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示ステップとを前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする。
請求項9に記載の診断修復装置の制御プログラムは、記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおける診断修復装置の制御プログラムであって、前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信ステップと、前記コンピュータ装置から送信されてきた内部情報を受信する内部情報受信ステップと、前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する診断プログラムを送信する診断プログラム送信ステップと、前記コンピュータ装置から送信されてきた診断結果を解析する解析ステップと、前記解析ステップにおける解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、障害被疑部品に関する情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、前記修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信ステップとを診断修復装置に実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明のコンピュータ装置の診断修復方法によれば、記録媒体を利用してコンピュータ装置の電源投入後の起動設定を行うことができるので、コンピュータ装置に電源を投入すると記録媒体に記録されている起動実行アプリケーションによりコンピュータ装置が起動されるので、コンピュータ装置の障害によりコンピュータ装置自体が起動しない場合でも、記録媒体を用いてコンピュータ装置を起動し、障害の診断や修復を行うことが可能となる。コンピュータ装置の電源投入後にネットワーク設定が行われるので、人手を介することなく、コンピュータ装置が診断修復装置へ自動的に接続されるようにすることができる。また、診断修復装置がコンピュータ装置の障害内容を特定し、障害被疑部品の特定やソフトウェアの修復を行うので、保守員の知識や経験が少ない場合でも、一定品質以上のサービスを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態の概要について説明する。本実施の形態は、コンピュータ装置20(図1)などの保守業務を実施している会社における保守員の保守支援に関するものであり、ユーザに設置され使用されているコンピュータ装置20の診断時に、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ10などのリムーバブルメディアを使用し、電源投入後のコンピュータ装置20の起動を、USBフラッシュメモリ10から行うものである。
【0007】
また、USBフラッシュメモリ10にて行うネットワーク設定は、コンピュータ装置20のネットワーク設定(ネットワークIDなど)を参照し、外部への接続設定を行う。また、USBフラッシュメモリ10は、ユーザサポートセンター30に接続するときに必要なユーザIDとパスワードを保持し、コンピュータ装置20がイントラネットやインターネットなどネットワーク100を介してユーザサポートセンター30に接続するためのネットワーク接続の設定を行う。
【0008】
また、ネットワーク接続の設定後は、サーバ(ユーザサポートセンター30)/外部ファイル装置(コンピュータ装置20)の形式を取る設定を行う。また、サーバ/外部ファイル装置としての設定後は、コンピュータ装置20に保持しているオペレーティングシステムなどもファイルとして認識し診断する。
【0009】
また、USBフラッシュメモリ10とユーザサポートセンター30は、情報を暗号化するための共通鍵を保持している。また、コンピュータ装置20とユーザサポートセンター30のネットワーク接続が確立した後は、共通鍵暗号方式により情報の送受信を行うときに、情報の暗号化を行う。
【0010】
また、ユーザサポートセンター30は、ネットワーク100を介してコンピュータ装置20の診断を行う。また、ユーザサポートセンター30は、コンピュータ装置20の診断内容をコンピュータ装置20にネットワーク100経由で送信し提示する。また、ユーザサポートセンター30は、コンピュータ装置20にハードウェア障害があると診断したときは、障害被疑部品に関する部品口座や部品名を提示する。一方、コンピュータ装置20にソフトウェア障害があると診断したときは、コンピュータ装置20に修復プログラムを送信する。
【0011】
次に、保守員による保守手順について説明する。まず、保守員は、コンピュータ装置20の診断を行うときに、USBフラッシュメモリ10をコンピュータ装置20の図示しないUSBインタフェース(I/F)にセットし、コンピュータ装置に電源を投入する。
【0012】
コンピュータ装置20は、USBフラッシュメモリ10内に記録されているブート・プログラムから起動される。コンピュータ装置20が起動した後、USBフラッシュメモリ10内に記録されているネットワーク設定プログラムが起動し、接続を行うための設定が行われ、ネットワーク100を介してユーザサポートセンター30に接続される。このとき、ユーザサポートセンター30はコンピュータ装置20を外部ファイル装置として認識する。
【0013】
ユーザサポートセンター30は、コンピュータ装置20にネットワーク100を介してテスト・プログラムを送信し、コンピュータ装置20は、テスト・プログラムを実行して診断結果をユーザサポートセンター30に送信する。ユーザサポートセンター30は、コンピュータ装置20から送信されてきた診断結果を解析し、まず、障害の有無を判定する。
【0014】
ユーザサポートセンター30は、コンピュータ装置20に障害があると判定した場合には、障害内容の特定を行う。コンピュータ装置20のハードウェアに関する障害があるときには、障害被疑部品と特定し、障害被疑部品に関する情報をネットワーク100を介してコンピュータ装置20に送信する。ソフトウェアに関する障害があるときには、ユーザサポートセンター30は修復プログラムをネットワーク100を介してコンピュータ装置20に送信する。
【0015】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態は、図1に示すように、USBフラッシュメモリ10と、コンピュータ装置20と、ユーザサポートセンター30とから構成されており、コンピュータ装置20とユーザサポートセンター30とは、インターネットやイントラネットなどのネットワーク100を介して接続されている。
【0016】
図2は、USBフラッシュメモリ10の構成例を示している。USBフラッシュメモリ10は、保守員が保有し、コンピュータ装置20と接続することにより、コンピュータ装置20を電源投入後に起動させる機能と、コンピュータ装置20をユーザサポートセンター30にネットワーク100を介して接続するためのネットワーク設定を行う機能と、情報の送受信するときに情報を暗号化するために使用する暗号鍵(ユーザサポートセンター30と共通の暗号鍵)を備えたものであり、図2に示すように、USBI/F101と、起動実行アプリケーション記録部102と、ネットワーク設定アプリケーション記録部103とから構成されている。暗号鍵は後述するようにネットワーク設定アプリケーション記録部103に記録されている。
【0017】
USBI/F101は、コンピュータ装置20と接続するためのインタフェース制御を行うものである。起動実行アプリケーション記録部102には、コンピュータ装置20と接続されると、コンピュータ装置20に電源が投入されたとき、自動的にコンピュータ装置20を起動するとともに、起動後の設定処理を実行する起動実行アプリケーションが記録されている。
【0018】
ネットワーク設定アプリケーション記録部103には、起動実行アプリケーション記録部102に記録されている起動実行アプリケーションによって起動されたコンピュータ装置20に、ユーザサポートセンター30にネットワーク100を介して接続するためのユーザIDおよびパスワードなどを自動的に設定する処理を実行するネットワーク設定アプリケーションと、ネットワーク100を介してユーザサポートセンター30に接続したときに、ユーザサポートセンター30との間で情報の送受信を行うときに使用する暗号鍵(ユーザサポートセンター30と共通の暗号鍵)が記録されている。
【0019】
図3は、コンピュータ装置20の構成例を示すブロック図である。コンピュータ装置20は、ユーザに納入され、業務処理するために稼働しており、USBI/F201と、情報送受信部202と、データ記録部203等を有している、その他の構成は、通常のコンピュータと同様であるので、その他の構成の図示および説明は省略する。
【0020】
USBI/F201は、USBフラッシュメモリ10を接続するためのインタフェースである。情報送受信部202は、ネットワーク100に接続されており、USBフラッシュメモリ10によるネットワーク設定が行われた後、ユーザサポートセンター30からテスト・プログラムの受信、障害内容の提示情報の受信、および修復プログラムの受信等を行うとともに、コンピュータ装置20に関する暗号化した情報と、テスト・プログラムの診断結果をネットワーク100を介してユーザサポートセンター30に送信するようになっている。
【0021】
データ記録部203には、コンピュータ装置20に関するコンピュータ装置情報と、ネットワーク接続に関するネットワーク接続情報(ユーザID、IPアドレスなど)と、ソフトウェアに関するソフトウェア情報等が記録されており、内蔵の固定ディスク(HDDなど)で構成されている。
【0022】
図4は、ユーザサポートセンター30の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、ユーザサポートセンター30は、情報送受信部301と、制御部302と、テスト・プログラム・管理部303と、診断解析部304と、障害情報データベース305と、障害被疑部品情報データベース306と、修復プログラム・データベース307とから構成されている。
【0023】
ユーザサポートセンター30は、保守員が保有しているUSBフラッシュメモリ10から起動され、ネットワーク設定が行われたコンピュータ装置20とネットワーク100を介して接続し、コンピュータ装置20から受信した暗号化された情報を暗号鍵(USBフラッシュメモリ10と共通の暗号鍵)にて復号化する機能と、コンピュータ装置20にテスト・プログラムを送信する機能と、テスト・プログラム実行後にコンピュータ装置20から送信されてきた実行結果(診断結果)に基づいて障害の有無を診断し、障害があると診断したときには障害内容を特定する機能と、特定した障害内容をコンピュータ装置20にネットワーク100を介して送信する機能と、ハードウェアに関する障害と診断したときは障害被疑部品に関する情報をコンピュータ装置20にネットワーク100を介して送信する機能と、ソフトウェアに関する障害と診断したときは障害を修復するためのソフトウェアをコンピュータ装置20にネットワーク100を介して送信する機能を備えている。
【0024】
情報送受信部301は、ネットワーク100に接続され、コンピュータ装置20にテスト・プログラムを送信したり、コンピュータ装置20から受信した暗号化した情報を共通鍵にて復号化する機能と、コンピュータ装置20にてテスト・プログラムを実行することによって得られた結果(診断結果)をネットワーク100を介して受信し、受信した診断結果の解析により障害があると判断したときに障害内容をコンピュータ装置20へネットワーク100を介して送信する機能、即ち、ハードウェア障害のときには障害被疑部品に関する情報を送信し、ソフトウェア障害のときには修復プログラムを送信する機能を有する。
【0025】
制御部302は、ユーザサポートセンター30を制御する部分である。テスト・プログラム・管理部303は、コンピュータ装置20のデータ記録部203に記録されているコンピュータ装置20に関する情報に基づいて、コンピュータ装置20に適応するテスト・プログラムを特定する。テスト・プログラムは、ハードウェアとソフトウェアに関する障害有無の診断を行うためのものであり、内蔵の固定ディスク(HDDなど)に記憶されている。
【0026】
診断解析部304は、ネットワーク100を介してコンピュータ装置20からテスト・プログラム実行後の診断結果を受信したときに、障害があるかどうかの診断および障害がある場合には障害内容の特定を行う。
【0027】
障害情報データベース305は、診断結果を示す情報と、障害内容を示す情報とが関連付けられてデータベース化されたものであり、内蔵の固定ディスク(HDDなど)に構築されている。この障害情報データベース305は、コンピュータ装置20にて行われたテスト・プログラムの診断結果に基づいてコンピュータ装置20に障害があるか否かの診断と、障害内容の特定を行うための情報を管理するためのものである。
【0028】
障害被疑部品情報データベース306は、障害内容を示す情報と、障害被疑部品に関する情報とが関連付けされてデータベース化されたものであり、内蔵の固定ディスク(HDDなど)に構築されている。この障害被疑部品情報データベース306は、コンピュータ装置20にて行われたテスト・プログラムの診断結果に基づいて、診断解析部304がハードウェアに関する障害と診断し、障害内容を特定したときに、障害内容と、交換すべき被疑部品に関する情報を管理するためのものである。
【0029】
修復プログラム・データベース307は、障害内容を示す情報と、修復プログラムに関する情報とが関連付けられてデータベース化されたものであり、内蔵の固定ディスク(HDDなど)に構築されている。この修復プログラム・データベース307は、コンピュータ装置20にて実行されたテスト・プログラムの実行結果(診断結果)に基づいて、診断解析部304により障害がソフトウェアに関する障害であると診断されたときに、特定された障害内容と、障害を修復する修復プログラムに関する情報を管理するためのものである。
【0030】
図5は、本実施の形態の処理手順を示すフローチャートである。以下、図5のフローチャートを参照して、本実施の形態のUSBフラッシュメモリ10、コンピュータ装置20、およびユーザサポートセンター30の処理手順について説明する。まず、保守員は、USBフラッシュメモリ10をコンピュータ装置20のUSBI/F201に接続する(ステップA1)。次に、コンピュータ装置20に電源を投入する(ステップA2)。
【0031】
コンピュータ装置20は、USBフラッシュメモリ10から出力される識別信号によりUSBフラッシュメモリ10がUSBI/F201に接続されていることを認識する(ステップA3)。
【0032】
次に、USBフラッシュメモリ10は、起動実行アプリケーション記録部102に記録されている起動実行プログラム(bootファイルなど)を実行する(ステップA4)。即ち、USBフラッシュメモリ10に記録されている起動実行プログラムがコンピュータ装置20によって読み取られ、図示しないRAM(Random Access Memory)に展開され、図示しないCPU(Central Processing Unit)によって起動実行プログラムが実行される。これにより、コンピュータ装置20が起動される(ステップA5)。
【0033】
このように、コンピュータ装置20は、USBフラッシュメモリ10から装置起動される。このとき、コンピュータ装置20は、内蔵の固定ディスク(HDDなど)から起動していないため、コンピュータ装置20内のソフトウェアをファイルとして認識する。
【0034】
次に、USBフラッシュメモリ10は、ネットワーク設定アプリケーション記録部103に記録されているネットワーク設定プログラムを起動する(ステップA6)。USBフラッシュメモリ10のネットワーク設定プログラムは、コンピュータ装置20のデータ記録部203に保持されているネットワーク接続に関する情報(ユーザID,IPアドレスなど)を参照し、ネットワーク100を介して外部へ接続するよう設定する(ステップA7)。
【0035】
次に、コンピュータ装置20は、ユーザサポートセンター30にネットワーク100を介してユーザIDとパスワードを情報送受信部202を介して送信し、接続要求を行う(ステップA8)。即ち、ネットワーク設定完了後に、USBフラッシュメモリ10に保持されているユーザIDとパスワードをユーザサポートセンター30に送信し、接続を要求する。このとき、コンピュータ装置20とユーザサポートセンター30間で送受信される情報は、USBフラッシュメモリ10とユーザサポートセンター30に共通に保持している暗号鍵で暗号化(共通鍵暗号方法)される。
【0036】
ユーザサポートセンター30は、ネットワーク100を介してコンピュータ装置20と接続したことを示す接続確認情報をコンピュータ装置20に送信する(ステップA9)。
【0037】
コンピュータ装置20は、データ記録部203に記録されているコンピュータ装置情報を共通鍵を使用し暗号化し、ネットワーク100を介してユーザサポートセンター30に送信する(ステップA10)。
【0038】
ユーザサポートセンター30では、情報送受信部301によって受信されたコンピュータ装置20からの暗号化されたコンピュータ装置情報を、制御部302が共通鍵を使用して復号化し、テスト・プログラム・管理部303がコンピュータ装置20に適応するテスト・プログラムを特定し、情報送受信部301がこのテスト・プログラムをネットワーク100を介してコンピュータ装置20に送信する(ステップA11)。
【0039】
コンピュータ装置20では、情報送受信部202によって受信されたユーザサポートセンター30からのテスト・プログラムを図示しないCPUが実行し、診断を開始する(ステップA12)。
【0040】
テスト・プログラムの実行後、コンピュータ装置20の情報送受信部202は、CPUの制御下、テスト・プログラムの実行によって得られた診断結果をネットワーク100を介してユーザサポートセンター30に送信する(ステップA13)。
【0041】
ユーザサポートセンター30では、情報送受信部301によって受信されたコンピュータ装置20からの診断結果が、診断解析部304によって解析される(ステップA14)。解析方法としては、障害情報データベース305に記録されている障害情報と、診断結果とを比較するなどの方法がある。
【0042】
ユーザサポートセンター30において診断解析部304により診断結果が解析され、障害が無いと診断された場合はステップA16へ進み、障害があると診断された場合はステップA17へ進む(ステップA15)。
【0043】
障害が無いと診断された場合は、ユーザサポートセンター30の制御部302は、ネットワーク100を介してコンピュータ装置20に障害が無いことを示す診断結果を送信する。この診断結果を受信したコンピュータ装置20は、障害が無いという診断結果を図示しない表示装置に表示する(ステップA16)。
【0044】
一方、障害があると診断された場合には、障害情報データベース305に記録されている情報(診断結果と障害内容とが関連付けられたもの)と診断結果とが比較され、ハードウェア関連の障害であるか否かの切り分けが行われ、ハードウェア関連の障害であると診断された場合は、ステップA18へ進み、ハードウェア関連の障害ではないと診断された場合にはステップA21へ進む(ステップA17)。
【0045】
ハードウェア関連の障害であると診断された場合、診断解析部304により、障害情報データベース305に記録されている障害内容に関連付けられた診断結果と、テスト・プログラムの実行によって得られた診断結果との比較が行われ、テスト・プログラムの実行によって得られた診断結果と一致する診断結果に対応付けられている障害内容が特定される(ステップA18)。
【0046】
次に、診断解析部304により、障害被疑部品情報データベース306に記録されている障害内容と、診断によって特定された障害内容との比較が行われ、一致した障害内容に対応付けられている障害被疑部品に関する情報が取得され、この障害被疑部品に関する情報が、障害内容を示す情報とともに情報送受信部301を介してネットワーク100経由でコンピュータ装置20に送信される(ステップA19)。
【0047】
コンピュータ装置20は、ユーザサポートセンター30から送信されてきた障害被疑部品に関する情報を表示する(ステップA20)。
【0048】
一方、ステップA17において、ソフトウェア関連の障害であると診断された場合、診断解析部304により、障害情報データベース305に記録されている障害情報に関連付けられた診断結果と、テスト・プログラムの実行によって得られた診断結果との比較が行われ、テスト・プログラムの実行によって得られた診断結果と一致する診断結果に対応付けられている障害内容が特定される(ステップA21)。
【0049】
次に、診断解析部304により、修復プログラム・データベース307に記録されている修復プログラムに関連付けられている障害内容と、診断により特定された障害内容との比較が行われ、一致した障害内容に対応付けられている修復プログラムが特定される。修復プログラム・データベース307には、上述したように障害内容を示す情報と、修復プログラムに関する情報とが関連付けられて記録されているので、診断により特定された障害内容と一致する障害内容に関連付けれられている修復プログラムが特定される。この修復プログラムは、障害内容を示す情報とともに、情報送受信部301により、ネットワーク100を介してコンピュータ装置20に送信される(ステップA22)。
【0050】
コンピュータ装置20は、ユーザサポートセンター30から送信されてきた障害内容を表示する。また、修復プログラムが送信されてきた場合には、この修復プログラムを実行する(ステップA23)。修復プログラムの実行後、コンピュータ装置20は実行結果を表示する(ステップA24)。
【0051】
図6は、USBフラッシュメモリ10からコンピュータ装置20が起動する動作を示すフローチャートである。まず、コンピュータ装置20のUSBI/F202にUSBフラッシュメモリ10を接続する(ステップA31)。次に、コンピュータ装置20に電源を投入する(ステップA32)。次に、USBフラッシュメモリ10からコンピュータ装置20に識別情報が送信される(ステップA33)。
【0052】
次に、コンピュータ装置20により、USBフラッシュメモリ10の接続が認識される(ステップA34)。次に、自動再生ファイル(AUTORUN-START.inf等)が起動する(ステップS35)。自動再生ファイルは、自動的に起動実行アプリケーションが起動するようにするためのファイルである。次に、起動実行アプリケーション(実行形式:exeファイルなど)が起動する(ステップA36)。次に、コンピュータ装置20が起動する(ステップA37)。
【0053】
図7は、USBフラッシュメモリ10がコンピュータ装置20のネットワーク設定を行う動作を示すフローチャートである。まず、自動再生ファイルが起動する(ステップS41)。次に、ネットワーク設定アプリケーションが起動される(ステップA42)。次に、起動されたネットワーク設定アプリケーションにより、コンピュータ装置20に記録されているネットワーク設定が参照される(ステップA43)。次に、USBフラッシュメモリ10に記録されているユーザID、パスワードが読み込まれる(ステップA44)。次に、ネットワーク設定が開始される(ステップA45)。次に、ユーザサポートセンター30への接続が行われる。
【0054】
図8は、障害情報データベース305の構成例を示す図である。同図に示すように、障害情報データベース305は、コンピュータ装置情報(「AAAA-AA」等)と、診断結果情報(「Extend RAM Failed at address line」等)と、障害内容情報(ストール(MEM)等)と、ハードウェア障害であるかソフトウェア障害であるかを示す情報(HW,SW)と、備考欄等の各項目からなる複数のレコードによって構成されている。
【0055】
図9は、障害被疑部品情報データベース306の構成例を示す図である。同図に示すように、障害被疑部品情報データベース306は、障害内容(ストール(MB)等)と、障害被疑部品を特定する部品番号および部品名(「A00000000」、MB00(AAAA-AA用)等)と、備考欄等の各項目からなる複数のレコードによって構成されている。
【0056】
図10は、修復プログラム・データベース307の構成例を示す図である。同図に示すように、修復プログラム・データベース307は、障害内容(「OS起動しない」等)と、修復プログラムを特定するプログラム名およびプログラムファイル名(「OS関連修正モジュール」、「OSabcdef.exe」等)と、備考欄等の各項目からなる複数のレコードによって構成されている。
【0057】
図11は、ユーザサポートセンター30からコンピュータ装置20に送信され、コンピュータ装置20の図示しない表示装置に表示される診断結果表示画面(ハードウェア障害と診断したときの画面)例である。同図に示すように、診断結果表示画面には、メッセージ「診断した結果、ハードウェアに関して障害があることが判明しました。」と、対象装置を示すメッセージ「対象装置:AAAA-AA」と、障害箇所を特定するメッセージ「障害箇所:メモリ(256MB)」と、障害内容を特定するメッセージ「障害内容:不安定稼働」と、障害被疑部品を特定するメッセージ「障害被疑部品 部品番号:B11111112、交換部品:メモリ(256MB)」と、保守員への指示メッセージ「USBフラッシュメモリを取り外し、再起動を行ってください。」と、「確認ボタン」が表示される。
【0058】
図12は、ユーザサポートセンター30からコンピュータ装置20に送信され、コンピュータ装置20の図示しない表示装置に表示される診断結果表示画面(ソフトウェア障害と診断したときの画面)例である。同図に示すように、診断結果表示画面には、メッセージ「診断した結果、ソフトウェアに関して障害があることが判明しました。」と、対象装置を示すメッセージ「対象装置:AAAA-AA」と、障害内容を特定するメッセージ「○○ドライバ関連による障害」と、修復プログラムを特定するメッセージ「修復プログラム:DRabcde.exe」と、修復プログラムの実行結果を示すメッセージ「上記、修復プログラムを実行し、修復しました。」と、保守員への指示メッセージ「USBフラッシュメモリを取り外し、再起動を行ってください。」と、「確認ボタン」が表示される。
【0059】
以上説明したように、本実施の形態では、USBフラッシュメモリ10を利用してコンピュータ装置20の電源投入後の起動設定を行うことができるので、コンピュータ装置20に電源を投入するとUSBフラッシュメモリ10の起動実行アプリケーションによりコンピュータ装置20が起動される。従って、コンピュータ装置20にソフトウェア(オペレーション・システムも含む)の障害によりコンピュータ装置20自体が起動しない場合でも、USBフラッシュメモリ10を用いてコンピュータ装置20を起動し、障害の診断や修復を行うことが可能となる。
【0060】
また、保守員がコンピュータ装置のUSBI/F201にUSBフラッシュメモリ10をセットするだけで、コンピュータ装置20の電源投入後の起動設定と、コンピュータ装置20のネットワーク設定を参照するなどしてネットワーク接続の設定が行われるようにすることができる。これにより、保守員などの人手を介することなく、コンピュータ装置20がユーザサポートセンター30へ自動的に接続されるようにすることができる。ユーザサポートセンター30にコンピュータ装置20が接続されることにより、ユーザサポートセンター30から提供されたテスト・プログラムを実行して障害の診断を行い、障害内容を表示したり、修復プログラムの提供を受けてソフトウェアの修復を行うことができる。
【0061】
また、ユーザサポートセンター30がコンピュータ装置20の障害内容の特定と復旧作業に関する内容を提示し、障害被疑部品の特定とソフトウェアの修復を自動的に行うことができるので、保守員の知識や経験が少ない場合でも、一定品質以上のサービスを提供することができる。
【0062】
また、ユーザサポートセンター30が、コンピュータ装置20からコンピュータ装置情報を取得し、コンピュータ装置20に適応するテスト・プログラムを送信し、コンピュータ装置20がこのテスト・プログラムを実行することにより、保守員の知識と経験に依存することなくコンピュータ装置20の診断と障害の特定を行うことが可能となる。
【0063】
なお、上記実施の形態の構成および動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明は、USBフラッシュメモリ10を用いるようにしたが、その他の記録媒体を用いる場合にも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の一実施の形態の構成例を示す図である。
【図2】USBフラッシュメモリの構成例を示すブロック図である。
【図3】コンピュータ装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】ユーザサポートセンターの構成例を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態の各装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】コンピュータ装置が起動する手順を示すフローチャートである。
【図7】ネットワーク設定が行われる手順を示すフローチャートである。
【図8】障害情報データベースの構成例を示す図である。
【図9】障害被疑部品情報データベースの構成例を示す図である。
【図10】修復プログラム・データベースの構成例を示す図である。
【図11】コンピュータ装置に表示されるハードウェア障害時の診断結果表示画面例である。
【図12】コンピュータ装置に表示されるソフトウェア障害時の診断結果表示画面例である。
【符号の説明】
【0066】
10 USBフラッシュメモリ
20 コンピュータ装置
30 ユーザサポートセンター
100 ネットワーク
101,201 USBI/F
102 起動実行アプリケーション記録部
103 ネットワーク設定アプリケーション記録部
202,301 情報送受信部
203 データ記録部
302 制御部
303 テスト・プログラム・管理部
304 診断解析部
305 障害情報データベース
306 障害被疑部品情報データベース
307 修復プログラム・データベース


【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムであって、
前記記録媒体は、
少なくとも起動実行アプリケーションとネットワーク設定アプリケーションを記憶する記憶手段と、
前記起動実行アプリケーションおよび前記ネットワーク設定アプリケーションの起動を設定する起動設定手段と
を備え、
前記コンピュータ装置は、
前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識手段と、
前記起動設定手段によって起動設定された前記起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動手段と、
前記起動設定手段によって起動設定された前記ネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求手段と、
前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信手段と、
前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理手段と、
前記診断処理手段の診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信手段と、
前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示手段と、
前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示手段と、
前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行手段と、
前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示手段と
を備え、
前記診断修復装置は、
前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信手段と、
前記コンピュータ装置から送信されてきた前記内部情報を受信する内部情報受信手段と、
前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する前記診断プログラムを送信する診断プログラム送信手段と、
前記コンピュータ装置から送信されてきた前記診断結果を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、前記障害被疑部品に関する情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、前記修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信手段と
を備えることを特徴とするコンピュータ装置の診断修復システム。
【請求項2】
記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおけるコンピュータ装置であって、
前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識手段と、
前記記録媒体に記憶されている起動設定された起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動手段と、
前記記録媒体に記憶されている起動設定されたネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求手段と、
前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信手段と、
前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理手段と、
前記診断処理手段の診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信手段と、
前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示手段と、
前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示手段と、
前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行手段と、
前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示手段と
を備えることを特徴とするコンピュータ装置。
【請求項3】
記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおける診断修復装置であって、
前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信手段と、
前記コンピュータ装置から送信されてきた内部情報を受信する内部情報受信手段と、
前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する診断プログラムを送信する診断プログラム送信手段と、
前記コンピュータ装置から送信されてきた診断結果を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、障害被疑部品情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信手段と
を備えることを特徴とする診断修復装置。
【請求項4】
記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおけるコンピュータ装置の診断修復方法であって、
前記記録媒体は、
少なくとも起動実行アプリケーションとネットワーク設定アプリケーションを記憶する記憶ステップと、
前記起動実行アプリケーションおよび前記ネットワーク設定アプリケーションの起動を設定する起動設定ステップと
を備え、
前記コンピュータ装置は、
前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識ステップと、
前記起動設定ステップにおいて起動設定された前記起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動ステップと、
前記起動設定ステップにおいて起動設定された前記ネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求ステップと、
前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信ステップと、
前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理ステップと、
前記診断処理ステップにおける診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信ステップと、
前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示ステップと、
前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示ステップと、
前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行ステップと、
前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示ステップと
を備え、
前記診断修復装置は、
前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信ステップと、
前記コンピュータ装置から送信されてきた前記内部情報を受信する内部情報受信ステップと、
前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する診断プログラムを送信する診断プログラム送信ステップと、
前記コンピュータ装置から送信されてきた前記診断結果を解析する解析ステップと、
前記解析ステップにおける解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、前記障害被疑部品に関する情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、前記修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信ステップと
を備えることを特徴とするコンピュータ装置の診断修復方法。
【請求項5】
記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおけるコンピュータ装置の制御方法であって、
前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識ステップと、
前記記録媒体に記憶されている起動設定された起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動ステップと、
前記記録媒体に記憶されている起動設定されたネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求ステップと、
前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信ステップと、
前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理ステップと、
前記診断処理ステップにおける診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信ステップと、
前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示ステップと、
前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示ステップと、
前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行ステップと、
前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示ステップと
を備えることを特徴とするコンピュータ装置の制御方法。
【請求項6】
記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおける診断修復装置の制御方法であって、
前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信ステップと、
前記コンピュータ装置から送信されてきた内部情報を受信する内部情報受信ステップと、
前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する診断プログラムを送信する診断プログラム送信ステップと、
前記コンピュータ装置から送信されてきた診断結果を解析する解析ステップと、
前記解析ステップにおける解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、障害被疑部品情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信ステップと
を備えることを特徴とする診断修復装置の制御方法。
【請求項7】
記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおけるコンピュータ装置の診断修復プログラムであって、
前記記録媒体に、
少なくとも起動実行アプリケーションとネットワーク設定アプリケーションを記憶する記憶ステップと、
前記起動実行アプリケーションおよび前記ネットワーク設定アプリケーションの起動を設定する起動設定ステップと
を実行させ、
前記コンピュータ装置に、
前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識ステップと、
前記起動設定ステップにおいて起動設定された前記起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動ステップと、
前記起動設定ステップにおいて起動設定された前記ネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求ステップと、
前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信ステップと、
前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理ステップと、
前記診断処理ステップにおける診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信ステップと、
前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示ステップと、
前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示ステップと、
前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行ステップと、
前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示ステップと
を実行させ、
前記診断修復装置に、
前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信ステップと、
前記コンピュータ装置から送信されてきた前記内部情報を受信する内部情報受信ステップと、
前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する診断プログラムを送信する診断プログラム送信ステップと、
前記コンピュータ装置から送信されてきた前記診断結果を解析する解析ステップと、
前記解析ステップにおける解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、前記障害被疑部品に関する情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、前記修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信ステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータ装置の診断修復プログラム。
【請求項8】
記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおけるコンピュータ装置の制御プログラムであって、
前記記録媒体が接続されたことを認識する接続認識ステップと、
前記記録媒体に記憶されている起動設定された起動実行アプリケーションを実行し、前記コンピュータ装置を起動する起動ステップと、
前記記録媒体に記憶されている起動設定されたネットワーク設定アプリケーションを実行し、前記ネットワーク設定アプリケーションによって設定されたネットワーク設定に基づいて前記診断修復装置に接続要求する接続要求ステップと、
前記診断修復装置に内部情報を送信する内部情報送信ステップと、
前記診断修復装置から提供された診断プログラムに従って診断を行う診断処理ステップと、
前記診断処理ステップにおける診断結果を前記診断修復装置に送信する診断結果送信ステップと、
前記診断修復装置から提供された解析結果を表示する解析結果表示ステップと、
前記診断修復装置から提供された障害被疑部品に関する情報を表示する障害被疑部品情報表示ステップと、
前記診断修復装置から提供された修復プログラムを実行する修復プログラム実行ステップと、
前記修復プログラムの実行結果を表示する修復プログラム実行結果表示ステップと
を前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とするコンピュータ装置の制御プログラム。
【請求項9】
記録媒体と、コンピュータ装置と、診断修復装置とからなるコンピュータ装置の診断修復システムにおける診断修復装置の制御プログラムであって、

前記コンピュータ装置からの接続要求に対して接続確認情報を送信する接続確認情報送信ステップと、
前記コンピュータ装置から送信されてきた内部情報を受信する内部情報受信ステップと、
前記コンピュータ装置に前記内部情報に対応する診断プログラムを送信する診断プログラム送信ステップと、
前記コンピュータ装置から送信されてきた診断結果を解析する解析ステップと、
前記解析ステップにおける解析の結果、ハードウェアの障害内容が特定されたとき、障害被疑部品に関する情報を前記コンピュータ装置に送信し、ソフトウェアの障害内容が特定されたとき、前記修復プログラムを前記コンピュータ装置に送信する解析結果送信ステップと
を前記診断修復装置に実行させることを特徴とする診断修復装置の制御プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−234420(P2008−234420A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−74579(P2007−74579)
【出願日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】