説明

コンプレッサ・ハウジング用プリント回路基板

【課題】光結合素子を用いずに電力節電のためのモード切換を行うスイッチングモード電源回路を提供する。
【解決手段】接地電極が第1電圧源14上に配置された第1電子部品22を有する第1部分20と、接地電極が第2電圧源16上に配置された第2電子部品26を有する第2部分24と、第1部分20と第2部分24の間に挿入され、ポテンシャル障壁を形成する第3部分28と、第1部分20と第2部分24を接続するスイッチモード電源回路32とを備え、第2部分はスイッチモード電源回路32を介して第1電圧源14により電力供給がなされる少なくとも1つの電子部品30を備えているプリント回路基板12において、電子部品30における電力消費量の低下を検出する検出手段34と、電子部品30における電力消費量の所定の低下が検出されたときに、スイッチモード電源回路を切り換える切り換え手段とを更に備えることを特徴とするプリント回路基板12。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンプレッサ・ハウジングに用いられるプリント回路基板に関する。
より具体的に、本発明は、自動車の空気調節装置において用いられる電動式コンプレッサの技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
このようなコンプレッサは、コンプレッサのハウジングに配置されるプリント回路基板内に組み込まれたマイクロプロセッサを用いて制御される。
このプリント回路基板は、通常、次の3つの部分を備えている。
‐接地電極が第1電圧源上に配置された第1電子部品を有する第1部分、
‐接地電極が第2電圧源上に配置された第2電子部品を有する第2部分、及び
−第1及び第2部分の間に挿入され、ポテンシャル障壁を形成する第3部分。
【0003】
この基板においては、マイクロプロセッサが、第2部分に組み込まれ、第1部分及び第2部分を接続するスイッチモード電源回路を介して、第1電圧源により電力供給がなされるようになっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電力を節約するために、コンプレッサが停止したときには、スイッチモード電源回路を切り換える必要がある。
スイッチモード電源回路を切り換える指令は、マイクロプロセッサにより、絶縁部品を用いてポテンシャル障壁を通して信号を送信することによって与えられる。通常、使用される絶縁部品は、光結合素子である。
【0005】
しかしながら、光結合素子の使用には、いくつかの問題がある。
まず、自動車への利用における光結合素子の使用は、自動車セクターのために適していないこの部品の信頼性の問題から、容易ではない。更に、部品の追加は、体積及び重量の追加を伴ってしまう。
更に、光結合素子は、高価であり、耐用年数も限られている。
【0006】
本発明は、このような状況を改善することを目的としている。
したがって、本発明の目的は、絶縁部品の使用を避けることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
まず、本発明は、
‐接地電極が第1電圧源上に配置された第1電子部品を有する第1部分と、
‐接地電極が第2電圧源上に配置された第2電子部品を有する第2部分と、
‐第1及び第2部分の間に挿入され、ポテンシャル障壁を形成する第3部分と、‐第1部分と第2部分を接続するスイッチモード電源回路とを備え、
‐前記第2部分は、スイッチモード電源回路を介して、前記第1電圧源により電力供給がなされる少なくとも1つの電子部品を備えているプリント回路基板において、
電子部品における電力消費量の低下を検出する検出手段と、前記電子部品の電力消費量の所定の低下が検出されたときにスイッチモード電源回路を切り換える切り換え手段とを更に備えていることを特徴としている。
【0008】
例えば、第1電圧源は、第2電圧源の電圧よりも小さな低電圧を供給する。特定の実施例では、第1電圧源は低電圧であり、第2電圧源は高電圧である。本出願においては、低電圧は、60Vより小さな電圧を意味し、高電圧は、60Vより大きな電圧を意味する。
【0009】
したがって、本発明によれば、電子部品における電力消費量の低下を検出することにより、スイッチモード電源回路を切り換える指令を、第2部分から第1部分に向けて、絶縁部品を通すことなく、送ることができる。
【0010】
スイッチモード電源回路は、1次コイル、及び少なくとも1つの2次コイルを有する変圧器を備えており、1次コイルは、第1部分に接続され、2次コイルは、第2部分に接続されていると有利である。
【0011】
変圧器は、その入力(変圧器の1次コイル)と、その単一又は複数の出力(変圧器の2次コイル)の間にガルバニック絶縁要素を備えている。
【0012】
望ましくは、検出手段は、前記電子部品における電力消費量の所定の低下の関数である所定の電流閾値を下回る、変圧器の1次コイルを流れる電流の低下を検出する。
【0013】
電流閾値は、低電圧での電力供給がなされる電子部品の停止時における電力消費量の関数である。
【0014】
望ましくは、検出手段は、比較器を備えている。比較器は、1次コイルを流れる電流を、電流閾値と比較する。この比較は、特に、1次コイルを流れる電流のイメージ電圧を用いて行われる。
【0015】
電子部品は、第2部品中の少なくとも1つの部品を介して、装置の電源を制御するマイクロプロセッサであると有利である。
望ましい実施形態によれば、装置は、コンプレッサのモータである。
【0016】
所定の低下は、電子部品のアイドリングに対応していると有利である。
基板は、基板がスイッチオンのときに、切り換え手段の作動を禁止する手段を備えているのが望ましい。
【0017】
又、本発明は、
‐接地電極が第1電圧源上に配置された第1電子部品を有する第1部分と、
‐接地電極が第2電圧源上に配置された第2電子部品を有する第2部分と、
‐第1及び第2部分の間に挿入され、ポテンシャル障壁を形成する第3部分と、‐第1部分と第2部分を接続するスイッチモード電源回路とを備え、
‐前記第2部分は、スイッチモード電源回路を介して前記第1電圧源により電力供給がなされる少なくとも1つの電子部品を備えている
プリント回路基板を制御する方法において、
‐部品の電力消費量の低下を検出するステップと、
‐前記部品の電力消費量の所定の低下が検出されたときに、電源を切り換えるステップと
を備えている方法にも関する。
【0018】
所定の低下は、部品のアイドリングに対応し、切り換えるステップの前に、
‐部品が、電源を切り換える指令を受け取るステップと、
‐部品をアイドリングするステップと
を更に備えていると有利である。
【0019】
又、本発明は、本発明によるプリント回路基板を備えるコンプレッサのハウジングにも関する。
【0020】
本発明の他の特徴、詳細及び利点は、図面を参照して行う以下の詳細な説明を読むことにより、更に明らかになると思う。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】自動車用コンプレッサの構造を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態による図1のコンプレッサのプリント回路基板の詳細な構造を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態による基板のスイッチモード電源回路の一例の構造を示す図である。
【図4】スイッチモード電源回路の作動を示すグラフである。
【図5】本発明の一実施形態による基板の検出手段の一例の構造を示す図である。
【図6】本発明による制御方法の工程を示すフローチャートである。
【図7】本発明による方法の適用の一例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、本発明が適用可能な自動車用空気調節装置のコンプレッサ2を示す。
このコンプレッサ2は、第1ハウジング4と第2ハウジング6を備えている。
【0023】
第1ハウジング4は、電気駆動装置を有する圧縮機構8を備えている。
又、第1ハウジング4は、圧縮機構8を駆動するための電気モータ10を備えている。
【0024】
第2ハウジング6は、通常、アルミニウムから形成され、圧縮機構8を制御するためのPCBと称されるプリント回路基板12を備えている。このPCBは、電気モータ10に対する電力供給及び制御を行うインバータを構成している。
【0025】
PCB12は、それぞれ低電圧電源14及び高電圧電源16により、低電圧及び高電圧での電力供給がなされ得るものである。
【0026】
低電圧とは、60Vより低い電圧、典型的には12Vと等しい電圧を意味し、高電圧とは、60Vより高い電圧、典型的には、305Vと等しい電圧を意味する。低電圧は、車両の保護された回路網で利用可能な電圧に相当する一方、高電圧は、車両の動きを駆動する役割を負う電気モータに対しても電力供給する電源から得られるものである。
【0027】
図2は、本発明の望ましい実施形態による基板12の詳細な構造を示す。
基板12は、3つの独立した部分を備えている。
【0028】
基板12の第1部分20は、低電圧電源14により低電圧での電力供給がなされ得る第1電子部品22を支持している。
【0029】
基板12の第2部分24は、高電圧電源16により高電圧での電力供給がなされ得る第2電子部品26を支持している。
【0030】
第3部分28は、第1部分20と第2部分24の間に挿入されており、2つの部分20、25間のポテンシャル障壁を形成している。この第3部分28は、電気回路を備えておらず、望ましくは、4.5mmの最小幅を有している。
【0031】
又、第2部分24は、スイッチモード電源回路32を介して、電源25により低電圧での電力供給がなされるマイクロプロセッサ30を備えている。
【0032】
一変形例においては、マイクロプロセッサ30は、電源14により低電圧での電力供給がなされる少なくとも1つの電子部品と置き換えられる。
【0033】
マイクロプロセッサ30は、例えばコンプレッサ2のモータ10に接続された配電盤等、高電圧での電力供給がなされる第2の部品26を介して、コンプレッサ2のモータ10の電源を制御可能なものである。
【0034】
スイッチモード電源回路32は、基板12の3つの部分20、28、24を跨ぐように配置され、入力が低電圧電源14に、出力がマイクロプロセッサ30に接続されている。
【0035】
又、第1部分20は、マイクロプロセッサ30の電力消費量の低下が検出されたときにスイッチモード電源回路32を切り換えるために、マイクロプロセッサ30の電力消費量の低下を検出する手段34を備えている。
【0036】
図3は、本発明の望ましい実施形態によるスイッチモード電源回路32の構造を示す。
【0037】
この望ましい実施形態においては、スイッチモード電源回路32は、フライバック・コンバータである。フライバックコンバータは、互いに接続された第1のインダク42と第2のインダクタ44を有する変圧器40を備えている。
【0038】
値L1を有し、N1に等しい巻き数を有する第1のインダクタ42は、変圧器40の1次コイルを構成し、基板12の第1部分20に接続されている。
【0039】
値L2を有し、N2に等しい巻き数を有する第2のインダクタ44は、変圧器40の2次コイルを構成し、基板12の第2部分24に接続されている。
【0040】
ガルバニック絶縁要素46が、1次コイル42と2次コイル44を分離している。
【0041】
1次コイル42は、例えばMOSFETトランジスタを備えるスイッチ48を介して、低電圧電源14により電力供給がなされる。
【0042】
2次コイル44は、ダイオード50に接続されており、ダイオード50は、キャパシタ52に対して接続されている。キャパシタ52は、マイクロプロセッサ30を含む負荷52と並列に接続されている。
【0043】
スイッチモード電源回路32の作動を、図4の曲線60、62、64、66を参照して詳細に説明する。図4の曲線60、62、64、66は、それぞれ、時間の関数としての、1次電流I42、2次電流I44、1次電圧V42、及び負荷電圧V54の変化を示している。
【0044】
スイッチモード電源回路32は、スイッチング期間Tにわたって、α=tON/Tに等しい負荷サイクルにしたがって、作動する。ここで、tONは、スイッチ48が作動する期間を表している。
【0045】
負荷電圧V54は、一定であり、V0=(N2/N1)(α/(1−α))EDCに等しい。ここで、EDCは、低電圧電源14により供給される電圧、αは、電源回路の負荷サイクル、N1は、1次コイル42の巻き数、N2は、2次コイル44の巻き数である。
【0046】
オン状態において、0からtONに至る時間tの間、スイッチ48は閉じている。変圧器40の1次コイル42は、電源14に直接接続されており、1次コイルの電圧V42は、電源14により生成された電圧EDCと等しくなっている。その結果、変圧器40内の磁束が増大する。よって、1次コイル42の電流I42は、関係I42=(EDC/L1)tにしたがって増大する。ここで、tは時間、EDCは、低電圧電源15により供給される電圧、L1は、1次コイル42のインダクタンス値である。
【0047】
オン状態の最後に、I42は、その最大値IP=(EDC/L1)tONに達する。ここで、tONは、スイッチ48が作動している時間、EDCは、低電圧電源により供給される電圧、L1は、1次コイル42のインダクタンス値である。
【0048】
更に、IPは、2次コイルに接続された部品の電力Pの関数であり、関係
【数1】

に従うものである。ここで、Fdは、コンバータのスイッチング周波数である。したがって、電力Pから時間tONを決定することも可能である。
【0049】
図示しない一実施形態においては、変圧器は、2つの2次コイルを備えている。電力Pは、本実施形態では、第2部分のアースに接続された2次コイルと結合された第1部分のアースに接続された2次コイルにより得られ、マイクロプロセッサに電力供給する。
【0050】
図3に戻ると、オン状態において、2次コイル44の端子電圧は低であり、よって、2次コイルの電流I44が零となるように、ダイオード50がブロックされる。負荷54により要求されるエネルギーを供給するのは、キャパシタ52である。
【0051】
オン状態の最後、時間tONにおいて、スイッチ48が開き、1次コイル電流I42が、流れ続けることが妨げられる。変圧器40に蓄積されたエネルギーの保存は、変圧器40の2次コイル電流I44の発生を引き起こし、その初期値は、IP×N1/N2に等しい。電流I44は、関係I44=IP×N1/N2−(V0/L2)(t−tON)に等しい。I44は、t=t2において零になる。
【0052】
ONとt2の間、1次コイルの電圧V42は、関係V42=−(N1/N2)V0により与えられ、t2とTの間では零となる。
【0053】
したがって、期間中、スイッチモード電源回路は、3つの異なるモードで作動する:0からtONに至る時間の間の第1モードM1と、tONからt2に至る時間の間の第2モードM2と、t2からTに至る時間の間の第3モードM3とである。
【0054】
図5は、マイクロプロセッサ30における電力消費量の低下を検出する検出手段34の構造を詳細に示す。この電力消費量の低下は、1次コイル42の最大電流IPの低下を伴う2次コイル44における電力の低下に起因するものである。
【0055】
検出手段34は、望ましくはヒステリシスを有する比較器70を備えている。
比較器70は、誤差増幅器71を備えている。誤差増幅器71は、反転入力72において、1次コイルの最大電流IPを示す信号を受け取り、非反転入力72において、予め決められた電流閾値ISを示す信号を受け取る。この閾値は、直列に接続された抵抗R1及びR2を有する回路76を用いて定められる。閾値ISは、マイクロプロセッサ30の電力消費量の所定の低下に一致するように選択される。例えば、電力消費量の所定の低下は、マイクロプロセッサ30のアイドリングに対応している。
【0056】
又、検出手段34は、始動段階の間、比較器70の作動を禁止する手段78を備えている。禁止手段78は、望ましくは、始動段階全体を通じて比較器70の出力80を常にロー状態とするために、誤差増幅器71の非反転入力74のポテンシャルを引き上げるRC回路を備えている。よって、始動段階の間、電源14が切り換えられる恐れはない。
【0057】
図6のフローチャート及び図7のグラフには、電源を制御する方法の作動を詳細に示す。
【0058】
ステップ90において、コンプレッサ2が作動する。
ステップ92において、マイクロプロセッサ30は、例えば車両のCANバスから、コンプレッサ2の電源を停止させる指令を受け取る。その後、マイクロプロセッサ30は、コンプレッサ2の停止を指示し、ステップ94の間、アイドリングモードに入る。
【0059】
これは、マイクロプロセッサ30における電力消費量の低下を引き起こし、変圧器の2次コイルの電力の低下、ひいては1次コイル42のピーク間電流IPの低下に帰結する。
【0060】
ステップ96において、検出手段34は、電流IPを閾値ISと比較する。電流IPの値がISよりも低くなると、ステップ98において、低電圧電源14が切り換えられる。
【0061】
当然に、他の実施形態が考えられる。
本発明による基板を、スイッチモード電源がフライバック・コンバータである例をあげて、説明してきた。しかしながら、本発明による基板は、他の種類のスイッチモード電源を含むこともできるものである。
【符号の説明】
【0062】
2 コンプレッサ
4 第1ハウジング
6 第2ハウジング
8 圧縮機構
10 電気モータ
12 プリント回路基板
14 第1電源(低電圧電源)
16 第2電源(高電圧電源)
20 第1部分
22 第1電子部品
24 第2部分
26 第2電子部品
28 第3部分
30 マイクロプロセッサ
32 スイッチモード電源回路
34 検出手段
70 比較器
71 誤差増幅器
78 禁止手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接地電極が第1電圧源(14)上に配置された第1電子部品(22)を有する第1部分(20)と、
接地電極が第2電圧源(16)上に配置された第2電子部品(26)を有する第2部分(24)と、
前記第1部分(20)と前記第2部分(24)の間に挿入され、ポテンシャル障壁を形成する第3部分(28)と、
前記第1部分(20)と前記第2部分(24)を接続するスイッチモード電源回路(32)とを備え、
前記第2部分は、前記スイッチモード電源回路(32)を介して、前記第1電圧源(14)により電力供給がなされる少なくとも1つの電子部品(30)を備えているプリント回路基板(12)において、
前記電子部品(30)における電力消費量の低下を検出する検出手段(34)と、
前記電子部品(30)における電力消費量の所定の低下が検出されたときに、前記スイッチモード電源回路を切り換える切り換え手段と
を備えることを特徴とするプリント回路基板(12)。
【請求項2】
前記スイッチモード電源回路(32)は、1次コイル(42)及び少なくとも1つの2次コイル(44)を有する変圧器(40)を備え、前記1次コイル(42)は、前記第1部分(20)に接続され、前記2次コイル(42)は、前記第2部分(24)に接続されている請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項3】
前記検出手段(34)は、前記変圧器(40)の前記1次コイル(42)を流れる電流(IP)が、前記電子部品(30)における電力消費量の所定の低下の関数である所定の電流閾値(IS)を下回ったことを検出可能である請求項2に記載のプリント回路基板。
【請求項4】
前記検出手段(34)は、比較器(70)を備えている請求項3に記載のプリント回路基板。
【請求項5】
前記電子部品は、前記第2電子部品の内の少なくとも1つの電子部品を介して、装置の電源を制御するマイクロプロセッサ(30)である請求項1〜4のいずれか1項に記載のプリント回路基板。
【請求項6】
前記装置は、コンプレッサ(2)のモータ(10)である請求項5に記載のプリント回路基板。
【請求項7】
前記所定の低下は、前記電子部品(30)のアイドリングに対応する請求項1〜6のいずれか1項に記載のプリント回路基板。
【請求項8】
前記プリント回路基板(12)がスイッチオンであるとき、前記切り換え手段の作動を禁止する手段(78)を備えた請求項1〜7のいずれか1項に記載のプリント回路基板。
【請求項9】
接地電極が第1電圧源(14)上に配置された第1電子部品(22)を有する第1部分(20)と、
接地電極が第2電圧源(16)上に配置された第2電子部品(26)を有する第2部分(24)と、
前記第1部分(20)と前記第2部分(24)の間に挿入され、ポテンシャル障壁を形成する第3部分(28)と、
前記第1部分(20)と前記第2部分(24)を接続するスイッチモード電源回路(32)とを備え、
前記第2部分は、前記スイッチモード電源回路(32)を介して前記第1電圧源(14)により電力供給がなされる少なくとも1つの電子部品(30)を備えているプリント回路基板(12)を制御する方法において、
前記電子部品(30)における電力消費量の低下を検出するステップ(96)と、
前記電子部品(30)における電力消費量の所定の低下が検出されたときに、前記電源(14)を切り換えるステップ(98)
とを有する方法。
【請求項10】
前記所定の低下は、前記電子部品(30)のアイドリングに対応し、前記方法は、更に、前記切り換えるステップの前に、
前記電子部品(30)が、電源を切り換える指令を受け入れるステップ(92)と、
前記電子部品(30)をアイドリングするステップ(94)
とを有する請求項9に記載の方法。
【請求項11】
請求項1〜8のいずれか1項に記載のプリント回路基板(12)を備えるコンプレッサのハウジング。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2013−17378(P2013−17378A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−140434(P2012−140434)
【出願日】平成24年6月22日(2012.6.22)
【出願人】(500309126)株式会社ヴァレオジャパン (282)
【Fターム(参考)】