説明

コンベヤーベルト清掃装置

各々が個別のベルト走行経路を走行し、ベルトの対向する上面(34、38)の間に略垂直な物品移送経路(45)を共に画定する第1および第2のエンドレスベルト(22、24)を有する型のコンベヤーベルト装置(20)用の清掃アセンブリ。清掃アセンブリは、液体および残屑をベルトから移動させるためのベルト払拭ブレードアセンブリ(60)と、過剰液体をベルトから払拭するための、ブレードアセンブリの下流の吸収材(120)と、物品移送経路に沿ってベルトの対向する上面の間に配置されるベルト縁封止部(190)と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンベヤーベルトを清掃するための装置、詳細にはデュアルコンベヤーベルト装置用の清掃アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
エンドレスベルトを用いるコンベヤー装置は、時間がたつと、ベルト表面の清掃を必要とする。これは、物品の一部がさまざまな形に変形させられる物品の処理の間に物品を搬送するためにベルトが使用される場合に、特に当てはまる。かかる変形は、例えば、搬送される物品に圧力または熱を加えることによって達成される。
【0003】
かかる搬送装置の一型式は2つのエンドレスベルトを用いる。各ベルトが個別のベルト走行経路を走行し、2つのベルト走行経路が共にベルトの対向する面の間に物品移送経路を画定する。搬送される物品は、物品移送経路に入ると、それが物品処理経路に沿って移動するにつれて、2つのベルトの対向する面によって同時に係合させられる。かかる処理の1つの具体的な例が加熱調理であり、そしてそこで搬送される物品は、コンベヤーベルト装置によって同時に搬送される間に調理される食品である。物品調理用途では、物品がベルトによって画定される物品移送経路に沿って2つのベルトによって搬送されるとき、熱が物品に加えられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
物品が加熱されると、物品中の流体が液状(すなわち、水または油)または気体状(すなわち、湯気または蒸気)で物品から離れる。さらに、物品の一部が処理中に物品から分離して、いったん物品が物品移送経路から離れると、残屑がベルト上に残される。エンドレスベルトが複数の物品を移送するために長期にわたって動作するにつれて、ベルト上の液体および残屑の積み重ねが重大になって、物品を処理する際にベルトの性能に影響を及ぼし得る。さらに、流体および/または残屑がベルトの運転装置および他の関連処理装置に入り込んで、かかる装置の性能を低下させ得る。従って、処理中にベルト上で生じた、どんな残屑または過剰液体も有効で迅速な方法で除去されることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態では、本発明は、第1および第2のエンドレスベルトを有する型のコンベヤーベルト装置を清掃するためのアセンブリであり、そこでは各ベルトが個別のベルト走行経路を走行し、ベルトはベルトの対向する上面の間に略垂直な物品移送経路を共に画定する。清掃アセンブリは、ベルトの走行経路の最下方範囲に隣接し、各ベルトの上面に係合して、液体および残屑をベルトから払拭するブレードを含む。ブレードは長い中央部分および外側縁を有し、各縁は、液体および残屑をベルトの外側縁から離れる方向に向けるために、ブレードを通過するベルトの動きに対して上流に突出する進路変更傾斜部を有する。フィルタが、ブレードからフィルタに向けられた液体から特定の残屑を分離するために、各ベルトの下に配置される。収集器がフィルタを通過する液体を受け取るためにフィルタの下に配置される。
【0006】
別の実施形態では、清掃アセンブリは、物品移送経路に沿ったベルトの対向する上面の間に配置され、かつそれらに係合する一対の封止部を含む。各封止部が対向するベルト面の外側縁に隣接して弾性的に延在して、液体および残屑が各ベルトの外側縁および底面に移動するのを阻止する。
【0007】
別の実施形態では、本発明は、ベルトに隣接して配置した液体吸収材を備える、エンドレスコンベヤーベルトから液体を除去するための清掃アセンブリである。吸収材は、接触面の様々な部分が液体をベルトから払拭するためにベルトに順次に係合できるように、ベルトに対して移動できる接触面をその上に有する。
【0008】
本発明は図面を参照してさらに説明されるであろうし、そこでは同じ構造がいくつかの図にわたって同じ数字によって参照される。
【0009】
図面は本発明のいくつかの実施形態を示すが、他の実施形態も説明で留意されるように考慮される。全ての場合に、この開示は限定ではなく説明によって本発明を提示する。本発明の原理の精神および範囲に含まれる、多数の他の変更態様および実施形態が当業者によって案出され得ることを理解すべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は本発明の清掃アセンブリの部品を含む物品搬送装置20を示す。搬送装置20は第1および第2エンドレスベルト22および24を有する。各ベルトが、ベルト22用のローラー26およびベルト24用のローラー28のような、複数のローラーによって支持される。ローラーは各ベルト用の個別のベルト走行経路を画定し、各ベルト用のローラー26および28のうちの少なくとも1つが駆動されて、そのベルトをその関連するベルト走行経路に沿って動かす。矢印30がベルト22の運動方向を示すのに対して、矢印32がベルト24の運動方向を示す。通常、かならずではないが、ベルトは同じ速度で動くように駆動される。
【0011】
各ベルトは、ベルトによって搬送される物品に係合するための上面と、その関連するローラーに係合するための反対側の底面と、を有する。従って、第1ベルト22は上面34および底面36を有し、第2ベルト24は上面38および底面40を有する。
【0012】
第1および第2エンドレスベルト22および24は共に、ベルト22および24のそれぞれの対向する上面34と38との間に物品移送経路45を画定する。物品移送経路45は、通常、ベルトの提言された上面の間の隙間(図1Aの隙間「d」参照)で構成され、上面が対向している間は長手方向に延在し、そしてベルトの外側縁に隣接して横に延在する。物品46aのような、搬送される物品が物品移送経路45の第1端部で導入され、ベルトの対向する上面の間で搬送され(図1に想像線で図示する物品46b、46c、および46dによって示すように)、そして物品移送経路45をそれの第2端部に隣接して出る(処理された物品46eによって示すように)。物品移送経路45は、図1に示すように線状であるか、または行われる特殊な処理によって必要とされるとき1つ以上の湾曲を含む。さらに、ベルトの対向する上面の間の物品移送経路にわたる間隔「d」は変化する。例えば、物品移送経路はその第2端部に隣接した間隔よりもその第1端部に隣接した間隔が広い。図示した実施形態では、物品移送経路45は略垂直な移送経路であり、その第1端部はその第2端部よりも高い。
【0013】
いくつかの用途(例えば、調理)では、加熱された搬送表面を物品46に提供することが望まれる。その場合は、ヒーター48および50のような加熱素子が、第1および第2ベルト22および24を物品移送経路45に沿って加熱するために設けられる。
【0014】
エンドレスベルト22および24は、そのベルト走行経路を走行するために充分な可撓性を有し、かつ他の所望の特性、例えば、移送される物品およびその関連する支持ローラーに対する特別な摩擦特性、ならびに加熱が物品に施される場合は所要の熱的特性を有する、材料から形成される。実施形態の1つでは、ベルトは、フランス、パリのインフィー・エス・エー・コーポレーション(Imphy S.A. Corp.(Paris,France))によって販売されているインバー(Invar)(商標)として知られているニッケル鉄合金から構成される。ベルトの面はまた、摩擦、熱、または他の特性のどれかを調整するために所望の材料で覆われる。ベルトの上面用の被膜剤の例が、ペンシルバニア州ウエストチェスターのウィットフォード・コーポレーション(Whitford Corporation(West Chester,Pennsylvania))によって販売されているエクスキャリバー(Excalibur)(商標)被膜剤、およびデラウェア州ウイルミングトンのイー・アイ・デュ・ポン・ド・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I.du Pont de Nemours and Company(Wilmington,Delaware))によって販売されているテフロン(登録商標)(Teflon)被膜剤である。図1は、物品が物品移送経路45を走行するときにそれを加熱することを示しているが、例えば、物品への圧力の印加および/または他の部品(例えば、被膜剤、調味料など)の導入を含む、物品の他の操作または処理もまた可能である。
【0015】
使用中、残屑および液体がベルト22および24の上面34および38に付着する。かかる残屑は通常、処理中の物品の破損あるいはそれからの液体またはガスの抽出のいずれかの形で、処理される物品から生じる。ベルト22および24上の残屑および過剰液体の存在が、例えば、移送される物品に対するベルトの摩擦および/または熱的特性に悪影響を及ぼすことによって、搬送装置20の性能を劣化させ得る。さらに、かかる残屑および液体はまた、ベルトとその関連する支持ローラーの係合、および他の関連する処理装置を妨害する。図1に示すような搬送装置が、通常、高度に自動化され、かつ高い生産処理能力の処理装置で用いられる。従って、ベルトを清掃するための大きい休止時間は許されない。かかる休止時間は処理される物品の生産を妨げるばかりでなく、むしろ大きな労働力を要する。装置部品の追加対処もまた、清掃および/または清掃のためのベルトの取外し時のベルト、その関連するローラー、および他の装置部品に対する損傷の可能性を増大させる。
【0016】
本発明は、搬送作業中にベルトを効果的に清掃し、それによってベルト清掃のための望ましくない時間の装置運転停止を回避するベルト清掃装置を提供する。本発明による装置は、ベルト払拭ブレード、吸収ベルト払拭パッド、およびベルト縁閉じ込め封止部を含む。これらの部品は、残屑および液体を各ベルトの上面で捕捉し、それをベルトから除去し、および/またはそれをベルトの縁および底面(そしてそこで、それは支持ローラーと他の装置(例えば、ヒーター)の係合に入ることもあり得る)から離れるように向ける。
【0017】
ベルト払拭ブレードアセンブリ
ベルト払拭ブレードアセンブリ60が第2ベルト24と協働して図1に示される。ベルト払拭ブレードアセンブリ60は、第2ベルト24の上面38に係合し、かつそれを横切って延在するブレード62を含む。ブレード62に対向して、ベルト24はローラー28の1つによってブレード62に対して支持される。ブレード62は、ブレード62をベルト24に近づけたり、離したり選択的に動かすための手段を含む、適当な構造(図示せず)によって所定の位置に保持される。ブレード62はベルト24の走行経路の最下方範囲に隣接して配置され、一実施形態では、その最下方範囲から少し上流に配置され、これによってブレード62によって係合されたくずおよび残屑が、その自然的な落下点の前でベルト24から除去される。
【0018】
一実施形態におけるブレード62の形状が図2〜6により完全に示される。図2は、ブレード62に係合するベルト24の上面38から見た、ブレードを平面図で示す。図2において、ベルト24の外側縁64および66が想像線で示される。ブレード62は長い中央部分68および外側端縁70および72を有する。各端縁は、ブレード62を通過するベルトの動きに対して、上流に突出する進路変更傾斜部74および76をそれぞれ有する。各進路変更傾斜部74および76は、ブレード62の中央部分68から鈍角に外側に延在する。ブレードの上縁が、それが係合するベルト面に適合するように構成される。例えば、進路変更傾斜部74および76の各々はブレードの上縁78に隣接して弧状面を有し、および/またはブレード62の長い部分68の上縁78の一部が丸みを含む(例えば、ブレード62の上縁78に沿った丸み部分80参照)。従って、ブレード62はベルト24の横幅全体を横切って延在し、ベルト24の上面38に置かれた、どんな残屑および過剰液体もブレード62によってベルト24からそらされる。進路変更傾斜部74および76は、残屑および液体をベルト24の外側縁64および66から離れる方向に向けるのに役立つ。
【0019】
一実施形態では、ブレードは、デラウェア州ウイルミングトンのイー・アイ・デュ・ポン・ド・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I.du Pont de Nemours and Company(Wilmington,Delaware))によって販売されているヴィトン(Viton)(商標)材料のような、フルオロエラストマーゴムから形成される。ベルトがその走行経路を走行して固定されたブレードを通過するとき、ブレードがベルトに掻き傷を付けないように、ブレードはそれが係合するベルト面よりも軟質である。ベルトに接触するブレードの表面は滑らかであり、ブレードは大体堅く弾力的であり、そしてブレードはいななる特殊な種類の液体も吸収したり、それに対して親和性を示したりしない。さらに、ブレードはベルトの可能な温度よりも高い溶融温度を有することが重要である。一実施形態では、ブレードは350EFよりも高い、好ましくは400EFよりも高い、そしてさらに好ましくは450EFよりも高い溶融温度を有する。
【0020】
一実施形態では、ベルト払拭ブレードアセンブリがベルト22および24の各々に設けられる。上述のベルト払拭ブレードアセンブリ60は第2ベルト24に関して開示されるが、別のベルト払拭ブレードアセンブリ90が、図1に見られるように、第1ベルト22に設けられる。ベルト払拭ブレードアセンブリ90はブレード92を有し、このブレードは全ての点でブレード62と同じである。方向づけが、図1に見られるように、互いの鏡像であるとはいえ、ベルト払拭ブレードアセンブリは、それらの関連するベルトに対して全く同じに向けられる。
【0021】
各ベルト払拭ブレードアセンブリにおいて、フィルタまたはスクリーンがブレードに下に配置される。ブレードによってベルトから除去された残屑および液体がフィルタに導かれる。液体はフィルタを通って流れるが、残屑は廃棄するためにフィルタに集められる。ベルト払拭ブレードアセンブリ60はブレード62の下に配置されたフィルタ94を有するが、ベルト払拭ブレードアセンブリ90はブレード92の下に配置されたフィルタ96を有する(図1および5参照)。フィルタ94および96は、例えば、液体が貫流するのを可能にする空隙を有する、スクリム材料または不織布材料の層、ならびに残屑および他の粒子状物質の貫流を止める繊維のマットまたはシートから形成される。例えば、ガラス繊維織物またはポリエステルスクリムまたはポリエステル不織布がフィルタとして事足りる。フィルタ94および96は、それらの関連するブレード62および92の下に適当な構造(図1および5に示さず)によって支持される。
【0022】
ブレードが使用中に汚れたり、損傷したりしたとき、それはその関連するフィルタを単独で清掃または交換するために取り外される。あるいは、ブレードおよびフィルタは、それらの関連するベルトに対する(清掃または交換のための)結合解除のために、カートリッジの形で(図5に想像線カートリッジ98によって図式的に示されるように)連結される。図6は、矢印104によって示すように、フィルタ94が筐体100内に横に滑動自在に納められ、筐体100に対するフィルタ94の滑動自在の取外しを容易にするためにそれに連結した、末端の平たい板102を有する実施形態を示す。従ってフィルタ94はその上のブレード62を取り外さずに交換可能である。
【0023】
液体収集器が各ベルト払拭ブレードアセンブリのフィルタの下に配置されて、ブレードによってベルトの上面から除去され、かつそのフィルタを通過した液体を収集する。液体収集器は、桶のような形の容器、またはある遠隔場所の液体収集容器(図示せず)に通じる水抜き穴および導管を有する、ダイバータトレイであり得る。図1は、ベルト払拭ブレードアセンブリ60および90の桶のような形の容器106および108として、液体収集器をそれぞれ示す。図6に、ベルト払拭ブレードアセンブリ60用の桶のような形の容器106が示され、傾斜底110がベルト24の1つの外側縁から他の側縁へ下方に傾き、水抜き導管112が傾斜底110の最低端にある。液体収集器106および108は、適当な構造(図示せず)によって関連するベルト、ブレード、およびフィルタに対して支持される。液体収集器が水抜き穴を備えていない場合は、それは、その中の任意の液体の清掃および廃棄のためにアクセス可能であり、取り外し可能でなければならない。
【0024】
吸収パッドアセンブリ
各ベルトは、液体および残屑を除去するために、それに接触して払拭するブレードを有するという事実にもかかわらず、すべての液体がその関連するブレードによってベルトから除去されるとは限らない。従って、吸収材が、液体をベルトからさらに除去するために、ブレードの下流で各ベルトの上面に係合させられ得る。吸収材はベルトの上面と接触させられて、ベルトによって運ばれる液体を吸い取り、さらに払拭する。
【0025】
図7は吸収パッド120の例示的な設計を示す。中心軸124に沿って延在するコア122が、丸い突出物126がそれから外側へ放射状に広がるようにそれに取り付けられた、吸収材128から成る複数の丸い突出物126を有する。丸い突出物126の外縁129が、略円筒形のアセンブリとして吸収パッド120を協働して画定する。使用中、図9Aに見られるように、円筒形のパッドアセンブリの弧状部分がベルトの1つの上面と接触させられて、吸収パッドの接触面を画定する。略円筒形の形状をした吸収パッド120として開示されたけれども、吸収材128は他の形を成し得る。例えば、吸収材は、固定的なパッド(例えば、図10参照)であり得るか、または清掃されるベルトの上面と接触させられる弧状部分を有するベルト(エンドレス、または端から端へ走行)として配置されることもあり得る。
【0026】
吸収材は可撓性であり、不織布材料、織布材料、ニット材料、またはそれらの組合せから形成される。適当な材料が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリエステル、およびナイロンを含む。一実施形態では、吸収材はいくつかの望ましい吸収特性、例えば親油性、親水性、またはそれらの組合せを含む。吸収材はまた、それが接触して係合するベルト面よりも軟質でなければならず、そのためベルト面は清掃工程中に掻き傷が付いたり、磨り減ったりしない。さらに、吸収材自体がベルトを破片で汚損しないように(そして同様に、ベルトによって搬送される物品を汚損しないように、物品が食品である場合に重大な問題)、吸収材は低剥離性の繊維でなければならない。一実施形態では、スクリムが吸収材とその関連するベルトの上面との間に配置される。さらに、吸収材はベルトの可能な温度よりも高い溶融温度を有することが重要である。一実施形態では、吸収材は350EFよりも高い、好ましくは400EFよりも高い、そしてさらに好ましくは450EFよりも高い溶融温度を有する。
【0027】
吸収パッド120は清掃のために第1ベルト22と接触して図1に示される。類似の吸収パッド130が第2ベルト24と接触して図1に示される。吸収パッド120および130は、それらの関連するベルト22および24に対して鏡像動作するよう向けられるけれども、概ね同一である。
【0028】
一実施形態では、吸収パッド120はその軸124を中心として回転させられて、それのいろいろな部分を(その接触面として)その関連するベルトに係合させる(例えば、図1の矢印132参照)。このようにして、吸収パッド120の外部円筒形表面の清掃部分が所定の位置に割出されて、ベルトを清掃するためにベルトに係合する。円筒形状の吸収パッド128は、その外面をそのベルトと同じ速度で動かすために回転させられないが、(手動によるか、或いはモーターまたは他の機械化手段によって)周期的に割出される。いったん円筒形状の吸収パッド128が、その軸124を中心として回転全体を完全に割出されたか、または液体で完全に飽和されたと別の方法で判断されると、それは未使用の吸収パッドと取り換えられる。
【0029】
図8、9、および9Aは、パッド筐体136に納められた吸収パッド120を示し、それによってパッドカートリッジ137を画定する。筐体136は、吸収パッド120の一部を露出させるために、側壁138に横方向に配置された窓140とともに、円筒形側壁138および対向するエンドキャップ139によって画定される容器を有する。図9Aにはっきり見られるように、窓140は、吸収パッド120の吸収材128の1つ以上の丸い突出物126を露出させるように整合される。一実施形態では、露出した丸い突出物126a、126b、および126cが、ベルト22が吸収材120を通過するとき、ベルト22の上面34に係合する。円筒形状の吸収材128をその軸124を中心として(矢印132の方向に)割出すると、次の丸い突出物126dがベルト22と接触する一方で、丸い突出物126a(そのとき液体で完全に飽和している)をベルト22との係合から外すであろう。ベルトの上面と接触しているそれらの丸い突出物は変形して、ベルト面と接触する吸収材の表面積を増大させ、ベルト面を吸収材で「払拭する」。
【0030】
吸収パッド120(または、カートリッジの形の場合は、カートリッジ138)は、適当な構造(図示せず)によってその関連するベルトに対して支持される。吸収パッド120は取り外し可能かつ取換え可能であり、そのためいったん液体で完全に飽和すると、未使用のパッドが汚れたものと取り換えられ得る。パッドはベルトの近くから、筐体が設けられる場合は、その筐体から取り外し可能であり、またはそれはカートリッジの形で取り換えられる(すなわち、パッドおよび筐体が一緒に取り外され、取り換えられる)。
【0031】
図9に示すように、モーター150が、吸収パッド120を筐体136に対して回転させるために、適当な手段によって吸収パッド120のコア122に回転可能に結合される。適当なベアリング152がかかる回転を容易にするために設けられる。従ってモーターは周期的に起動されて、吸収パッド120を回転させ、続いて未使用の吸収材をベルトに呈し得る。別の実施形態では、コアは(154のような)穴のあいた中空管153のように形成される。中空管153は一端で封止されるが、その他端でそれはポンプ156および液体収集器158を有する液体排出装置155に結合される。従って、液体のベルトからの吸収が、吸収材を通して真空に引いて、液体をその外縁からコア(中空管)へ、次いで収集されるコアの外へ吸い込むことによって助長される。あるいは、液体のコアからの除去が、機械的手段によって、例えば、スクリューオーガー、ピストンドライブ、または他の流体搬送機構を単独で、または真空引きと組み合わせて達成される。さらに、コアの軸は水平に対して傾けられて、その最低端に向かう排液およびそれからの除去を助長し得る。
【0032】
一実施形態では、吸収パッドが液体で完全に飽和し、従って清掃または取換えのために取外しを必要とする時を感知するための手段が設けられる。かかる感知手段は単に、動作時間を通じての液体飽和の推定される程度を示す、使用に基づくタイマー、ベルトの吸収材に対する線形露出に基づくセンサー、または吸収パッドが液体で飽和するときその重量の変化を検出する、重量をベースにしているセンサーである。別の実施形態では、センサーは例えばコアに取り付けた光学センサー160である。光学センサー160はコアから半径方向外側に向けられるように整合されて、吸収材が液体で飽和するときその不透明度の変化を検出する(吸収材がより飽和すると、その不透明度が小さくなる)。センサーはまた不飽和を検出するためにも使用され、従って吸収材のベルトに対する割出の前進を容易にするために信号を(例えば、モーター150へ)供給する。
【0033】
図10は代替吸収材パッド設計164を示す。代替パッド設計164は、吸収材168の単一側方パッド面166を通過ベルトに接触させるように整合される。吸収パッド164はベルトに対して割出されず、いったん吸収材164が液体で完全に飽和すると、吸収パッド164は清掃および再利用のために簡単に置き換えられるか、または取り外される。パッド面166がベルトに押し当てられて、最大の可能な表面積を呈するように変形し、それによってベルトから液体を吸収しながらその面を「払拭する」ように、パッド面166は、適当な構造(図示せず)によって、係合されるその関連するベルトの面に対して定置される。
【0034】
図1に想像線の吸収パッド162によって示すように、吸収材はベルト22および24の底面36および40に押し当てられて払拭するように配置され、それによって(処理中にベルトの上面から底面へ移動したかもしれない)底面上のどんな残留液体も吸収によって除去する。
【0035】
ベルト面に露出した吸収材の量を増大させるために、吸収材はベルト走行方向に対して傾けられる(例えば、図10A参照)。従って、吸収材(図1および7〜9Aに示す形128であれ、図10に示す形168であれ、その他機能的に同等の形であれ)は図10Aで178のように配置される。ベルト走行の方向は矢印179によって表示される。見られるように、吸収材178はベルト24に対して傾けられる(例えば、水平に対して傾けられる)。従って、吸収材はベルトの横幅よりも長く、それによって吸収材が通過するベルト面に対してより大きい表面積を呈し得る。
【0036】
ベルト縁封止部
上で留意したように、液体および/または残屑がベルトの上面からその縁へ、またはその底面へ移動することは望ましくない。従って、本発明による清掃アセンブリは、物品移送経路に沿って対向するベルトの間に配置するための縁封止部を含む。縁封止部は、液体および残屑がベルトの外側縁に達するのを阻止するために、物理的障壁として役立つ。図1Aに見られるように、第1ベルト22は外側縁180および182を有するのに対して、第2ベルト24は、図2に示すように、外側縁64および66を有する。物品移送経路45に沿って、ベルト22および24の対向する上面34および38は間隔「d」を置いて配置される。第1弾性縁封止部190が、外側縁180および64に隣接して隙間「d」を横切って配置されるのに対して、第2弾性縁封止部192が、対向する外側縁182および66に隣接して配置される。
【0037】
一実施形態では、各縁封止部はY字形であり、対向するベルトの上面に対して外側に弾性的に押し当てられた、長手方向に延在する脚またはフィンを有する。縁封止部190は脚190aおよび190bを有するのに対して、縁封止部192は脚192aおよび192bを有する。各脚またはフィンの末端は、その関連するベルトの上面に滑らかに係合するために丸い。中央背状フィン195(または一連のタブ)が、縁封止部190の操作、取付け、および処理を容易にするために縁封止部190に設けられる。縁封止部192は同じように中央背状フィン197を有する。従って縁封止部は、液体がベルトの外側縁へ移動するのを阻止し、さらに各ベルトの底面へ移動するのを阻止する。さらに、物品の処理中にベルト間の物品移送経路に沿って生じる気体(例えば、蒸気)が、縁封止部によって阻止され、適切な排出経路へそらされ得る。
【0038】
代替実施形態では、縁封止部は、対向するベルト係合縁202および204を有する、細長い圧縮性固形部材200である。固形部材200は弾性であり、図13に見られるように、(それの捻りおよび/または圧縮によって)対向するベルト22と24との間に挿入され、その縁202および204がベルトの上面34および38に押し付けられる。縁封止部の別の代替実施形態では、縁封止部は中空の長い管状部材206である。管状部材206は弾性であり、対向するベルト22と24との間に挿入される。それは変形して、ベルト間の隙間「d」に嵌まり、それが各ベルトの上面34および38に押し付けられるとき、封止部を形成する。固形部材200および管状部材206は、それらの端部で物品搬送装置に対して取り付けられるであろうことが考えられる。
【0039】
一実施形態では、縁封止部は、例えば、ベルトよりも軟質のポリエステルまたはナイロン材料から形成され、そのためベルトの掻き傷が使用中に生じない。縁封止部の全ての実施形態で、封止部を形成する材料は、物品移送経路に沿った寸法「d」の変化に適応するほど弾性である。縁封止部は可撓性、弾性であり、液体を吸収しない。さらに、縁封止部はベルトの可能な温度よりも高い溶融温度を有することが重要である。一実施形態では、ベルト封止部は350EFよりも高い、好ましくは400EFよりも高い、そしてさらに好ましくは450EFよりも高い溶融温度を有する。損耗した場合に、または対向するベルトの間の物品移送経路へのアクセスのために、縁封止部は容易に取換え可能である。
【0040】
本発明は好ましい実施形態を参照して説明されたけれども、当業技術者は、変更が、本発明の精神および範囲を逸脱することなしに、形式上細部にわたって行われることがわかるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明による清掃アセンブリをその上に有するコンベヤーベルト装置の略図である。
【図1A】ベルトによって画定され、かつそれらの間の物品移送経路に沿ってベルトの対向する面の間に一対のベルト封止部を示す、図1の線1A−1Aに沿って切った断面図である。
【図2】物品搬送ベルト面から見た、本発明のベルト清掃ブレードアセンブリの平面図である。
【図3】ベルトの下流側から見た、図2のブレードを示す図である。
【図4】図2のブレードの斜視図である。
【図5】図2の線5−5に沿って切った断面図である。
【図6】図2のブレード、その関連フィルタ、および液体収集器の斜視図である。
【図7】ワイパーブレードから下流にベルト面に接触するために配置される、例示的な吸収材パッドの斜視図である。
【図8】パッド露出窓を有するパッド保持筐体内に配置された吸収材パッドの斜視図である。
【図9】連結された代替のモーターおよび/または液体収集装置を図式的に示す、図7の筐体を通る断面図である。
【図9A】係合および動作のために整列された、吸収材パッドカートリッジおよびその関連ベルトを通る拡大縦断面図である。
【図10】本発明のベルト清掃吸収材パッドの代替実施形態の斜視図である。
【図10A】吸収材パッドに係合したベルトに対して傾いた角度で整列した吸収材パッドの略図である。
【図11】ベルト封止部の1つを示す、破線の輪郭11によって示される図1Aの一部の拡大図である。
【図12】ベルト封止部のための代替設計の一部の斜視図である。
【図13】ベルトの対向する面の間に配置された図12のベルト封止部を示す部分断面図である。
【図14】ベルト封止部のために設計された代案の一部の斜視図である。
【図15】ベルトの対向する面の間に配置された図14のベルト封止部を示す部分断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各々が個別のベルト走行経路を走行する第1および第2のエンドレスベルトを有し、それらベルトが協働してそれぞれの対向する上面の間に略垂直な物品移送経路を画定する形式のコンベヤーベルト装置を、清掃するためのアセンブリにおいて、
前記ベルトの走行経路の最下方範囲に隣接し、各ベルトの上面に係合して、液体および残屑を該ベルトから払拭するブレードであって、長い中央部分および両側方の端縁を有し、各端縁は、該ブレードを通過する前記ベルトの動きに対して上流側に突出する進路変更傾斜部を有して、液体および残屑を前記ベルトの側方端縁から離れる方向に向けるようになっている、ブレードと、
各ブレードの下に配置されるフィルタであって、該ブレードから該フィルタに向けられた液体から粒子状残屑を分離するフィルタと、
前記フィルタの下に配置される収集器であって、前記フィルタを通過する前記液体を収容する収集器と、
を具備するアセンブリ。
【請求項2】
各ブレードの各進路変更傾斜部が該ブレードの前記中央部分から鈍角に外側に延在する、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項3】
各ブレードが、それが係合する前記ベルトよりも軟質の材料から形成される、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項4】
前記ブレードが、350EFよりも高い溶融温度を有する材料から形成される、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項5】
前記フィルタが、該フィルタの清掃または取換えのために前記ブレードから分離可能である、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項6】
前記ブレードおよび前記フィルタがブレードカートリッジを備え、該ブレードカートリッジがその清掃または取換えのために前記収集器から分離可能である、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項7】
前記ブレードの下流で、各ベルトの上面に係合して液体を該ベルトから除去する吸収材をさらに具備する、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項8】
前記吸収材が接触面を有し、該接触面が前記ベルトに対し割出されてその複数部分を該ベルトに別々に係合させるようになっている、請求項7に記載のアセンブリ。
【請求項9】
前記吸収材の前記接触面の、それぞれのベルトの上面に係合する部分が、弧状に配置される、請求項8に記載のアセンブリ。
【請求項10】
前記接触面が、中央の横向きコアから外側へ広がる前記吸収材の複数の横に延在する丸い突出物の外縁によって画定される、請求項9に記載のアセンブリ。
【請求項11】
前記コアが、前記吸収材内の液体を該コアの方へ吸引する手段を有する、請求項10に記載のアセンブリ。
【請求項12】
液体を前記コアから抜き出す手段をさらに備える、請求項11に記載のアセンブリ。
【請求項13】
前記吸収材の前記ベルト接触面を前記ベルトの前記上面に対して順次に移動させて該ベルト接触面の異なる部分に該ベルトの該上面に係合する部分を画定させる手段をさらに備える、請求項9に記載のアセンブリ。
【請求項14】
スクリムが前記吸収材と前記ベルトの上面との間に配置される、請求項7に記載のアセンブリ。
【請求項15】
前記吸収材が、不織布材料、織布材料およびニット材料、またはそれらの組合せから成る群から選択される、請求項7に記載のアセンブリ。
【請求項16】
前記吸収材が350EFよりも高い溶融温度を有する、請求項7に記載のアセンブリ。
【請求項17】
前記吸収材用の筐体をさらに具備し、該筐体が、前記ベルトに隣接して配置されて、その中の吸収材を該ベルトの前記上面に係合させるようになっている、請求項7に記載のアセンブリ。
【請求項18】
前記吸収材が、該吸収材の清掃または取換えのために前記筐体から分離可能である、請求項17に記載のアセンブリ。
【請求項19】
前記吸収材および前記筐体が吸収材カートリッジを備え、該吸収材カートリッジがその清掃または取換えのために、その関連するベルトから分離可能である、請求項17に記載のアセンブリ。
【請求項20】
各ベルトがその上面の反対側に底面を有する、請求項7に記載のアセンブリにおいて、液体を前記ベルトから除去するために、各ブレードの下流に、各ベルトの該底面に係合する吸収材をさらに具備する、請求項7に記載のアセンブリ。
【請求項21】
前記物品移送経路に沿って前記ベルトの対向する上面の間に配置された一対の弾性封止部をさらに具備し、各封止部は、対向するベルト面の側方縁に隣接して延在して、液体および残屑が各ベルトの外側縁および背面へ移動するのを阻止するようになっている、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項22】
前記吸収材の液体飽和の程度を示す信号を発生するためのセンサーをさらに具備する、請求項7に記載のアセンブリ。
【請求項23】
前記センサーが前記吸収材の重量の経時的な変化を検出する、請求項22に記載のアセンブリ。
【請求項24】
前記センサーが前記吸収材の不透明度の経時的な変化を検出する、請求項22に記載のアセンブリ。
【請求項25】
前記吸収材が、親油性、親水性またはそれらの組合せのうちの、1つ以上の特性を有する、請求項7に記載のアセンブリ。
【請求項26】
各々が個別のベルト走行経路を走行する第1および第2のエンドレスベルトを有し、それらベルトが協働してそれぞれの対向する上面の間に略垂直な物品移送経路を画定する形式のコンベヤーベルト装置を、清掃するためのアセンブリであって、
前記物品移送経路に沿って前記ベルトの対向する上面の間に配置され、これらの上面に係合する一対の封止部を具備し、各封止部は、対向するベルト面の両側方縁に隣接して弾性的に延在して、液体および残屑が各ベルトの両側方縁および底面へ移動するのを阻止するようになっている、アセンブリ。
【請求項27】
各封止部の側方輪郭がY字形である、請求項26に記載のアセンブリ。
【請求項28】
前記ベルトの対向する上面の間の間隔が、前記物品移送経路に沿って変化する、請求項26に記載のアセンブリ。
【請求項29】
各封止部が、350EFよりも高い溶融温度を有する材料から形成される、請求項26に記載のアセンブリ。
【請求項30】
各封止部が前記ベルトよりも軟質の材料から形成される、請求項26に記載のアセンブリ。
【請求項31】
液体をエンドレスコンベヤーベルトから除去するための清掃アセンブリであって、
前記ベルトに隣接して配置される液体吸収材を具備し、該液体吸収材が、該ベルトに対して移動可能な接触面をその上に有し、該接触面の異なる複数部分が、該ベルトに順次に係合して、液体を該ベルトから払拭することができるようになっている、清掃アセンブリ。
【請求項32】
前記吸収材の前記接触面の、前記ベルトに係合する部分が、弧状に配置される、請求項31に記載の清掃アセンブリ。
【請求項33】
前記接触面が、中央の横向きコアから外側へ広がる前記吸収材の複数の横に延在する丸い突出物の外縁によって画定される、請求項32に記載の清掃アセンブリ。
【請求項34】
前記コアが、前記吸収材内の液体を該コアの方へ吸引する手段を有する、請求項33に記載の清掃アセンブリ。
【請求項35】
液体を前記コアから抜き出す手段をさらに備える、請求項34に記載の清掃アセンブリ。
【請求項36】
前記吸収材の前記接触面を前記ベルトに対して順次に移動させる手段をさらに具備する、請求項32に記載の清掃アセンブリ。
【請求項37】
スクリムが前記吸収材と前記ベルトとの間に配置される、請求項31に記載の清掃アセンブリ。
【請求項38】
前記吸収材が、不織布材料、織布材料およびニット材料、またはそれらの組合せから成る群から選択される、請求項31に記載の清掃アセンブリ。
【請求項39】
前記吸収材が350EFよりも高い溶融温度を有する、請求項31に記載の清掃アセンブリ。
【請求項40】
前記吸収材用の筐体をさらに具備する、請求項31に記載の清掃アセンブリ。
【請求項41】
前記吸収材が、該吸収材の清掃または取換えのために前記筐体から分離可能である、請求項40に記載の清掃アセンブリ。
【請求項42】
前記吸収材および前記筐体が吸収材カートリッジを備え、該吸収材カートリッジがその清掃または取換えのために、前記ベルトから分離可能である、請求項40に記載の清掃アセンブリ。
【請求項43】
前記吸収材の液体飽和の程度を示す信号を発生するためのセンサーをさらに具備する、請求項31に記載の清掃アセンブリ。
【請求項44】
前記センサーが前記吸収材の重量の経時的な変化を検出する、請求項43に記載の清掃アセンブリ。
【請求項45】
前記センサーが前記吸収材の不透明度の経時的な変化を検出する、請求項43に記載の清掃アセンブリ。
【請求項46】
前記吸収材が、親油性、親水性またはそれらの組合せのうちの、1つ以上の特性を有する、請求項31に記載の清掃アセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2006−508877(P2006−508877A)
【公表日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−559077(P2004−559077)
【出願日】平成15年10月22日(2003.10.22)
【国際出願番号】PCT/US2003/033437
【国際公開番号】WO2004/052761
【国際公開日】平成16年6月24日(2004.6.24)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Fターム(参考)】