説明

コーティング用組成物及びその製造方法、並びに樹脂成形体及びその製造方法

【課題】防結露効果、調湿効果、防汚効果、冷却効果(放湿冷却効果、放湿吸熱性)及び/又は耐久性を備えた樹脂成形体を得ることが可能な、塗工性及び/又は塗工面外観に優れたコーティング用組成物を提供する。
【解決手段】無機多孔体とバインダ樹脂と溶媒とを少なくとも有するコーティング用組成物において、(1)無機多孔体が少なくとも1種のケイ素化合物を含んでおり、(2)該バインダ樹脂において、(a)固形分水酸基価が5mgKOH/g以上、80mgKOH/g以下であり、(b)ガラス転移温度(Tg)が−5℃以上、40℃以下であり、且つ、(3)該溶媒が、少なくとも1種の有機溶媒を含んでなる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
無機多孔体とバインダ樹脂とを少なくとも有する樹脂成形体であって、
該樹脂成形体の単位面積及び単位厚み当たりの空隙量が0.33ml/m2・μm以上
、0.99ml/m2・μm以下である
ことを特徴とする、樹脂成形体。
【請求項2】
(1)該無機多孔体が少なくとも1種のケイ素化合物を含んでおり、
(2)該バインダ樹脂において、
(a)固形分水酸基価が5mgKOH/g以上、80mgKOH/g以下であり、
(b)ガラス転移温度(Tg)が−5℃以上、40℃以下である
ことを特徴とする、請求項1記載の樹脂成形体。
【請求項3】
有機フィラーを更に含有する
ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の樹脂成形体。
【請求項4】
該樹脂成形体の該無機多孔体のシラノール含有率が2個/nm2以上、10個/nm2以下である
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の樹脂成形体。
【請求項5】
該バインダ樹脂の固形分に対する該無機多孔体の重量比が、0.6以上、10.0以下である
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の樹脂成形体。
【請求項6】
該樹脂成形体において、該バインダ樹脂の固形分に対する全固形分の重量比が、1.6以上、11.0以下である
ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の樹脂成形体。
【請求項7】
基材を更に備えてなるとともに、
該基材の少なくとも一部に、該無機多孔体が該バインダ樹脂によって固着されている
ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の樹脂成形体。
【請求項8】
該基材が、少なくともシートからなる
ことを特徴とする、請求項7記載の樹脂成形体。
【請求項9】
該基材が、少なくともフィルムからなる
ことを特徴とする、請求項7記載の樹脂成形体。
【請求項10】
該基材が、少なくとも繊維からなる
ことを特徴とする、請求項7記載の樹脂成形体。
【請求項11】
請求項1〜10の何れか一項に記載の樹脂成形体を製造する方法であって、
少なくとも該バインダ樹脂、該無機多孔体、及び溶媒を混合する工程と、前記溶剤を除去する工程とを少なくとも有する
ことを特徴とする、樹脂成形体の製造方法。

【公開番号】特開2012−87304(P2012−87304A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−237983(P2011−237983)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【分割の表示】特願2006−175536(P2006−175536)の分割
【原出願日】平成18年6月26日(2006.6.26)
【出願人】(000230652)日本化成株式会社 (85)
【Fターム(参考)】