説明

コード、バーコード、及びRFIDを使用して商品を識別し認証する方法

【課題】商品を識別し認証する方法が提供される。
【解決手段】商品に関連する情報或いは画像に基づくコード或いはチェックサムが導出され、バーコードと関連づけられ、ラベル上に包含される。このラベルは、受取側でスキャンされ、商品が認証される。画像抽出を行って色相成分を生成し、グリッドを使ってパターンを生成することによって、画像に基づいてスキャン可能なコードが提供される。このパターンは、スキャナーによってコードを直接取得することにより、或いはルックアップテーブルを参照することによって、読み取り可能である。ラベルや、RFIDタグなどのタグには、コード、バーコード、デジタルバーコード、或いはスキャン可能なコードを包含させ得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(著作権と法的な注意事項)
本特許明細書で開示された内容は、著作権保護対象のマテリアルを含む。著作権者は、本特許文献或いは本特許の開示が、特許商標庁のファイル或いは記録の中にある限り、他人がそれをファクシミリによって複製することに対して異を唱えることはないが、そうでない場合は、いかなる著作権も留保される。
【0002】
(関連出願のクロスリファレンス)
本出願は、特許出願10/497、636の一部継続出願であり、35USC第120条に基づく利益を請求するものである。ここで、特許出願10/497、636は、2002年12月2日に出願された国際出願PCT/US02/38558の国内段階の出願であって、35USC第365条(a)に基づく利益を請求するものである。また、PCT/US02/38558は、2001年11月30日に出願された仮特許出願60/334、570に関する35USC第119条(e)に基づく利益を請求するものである。上述の出願の内容は、参照により本願開示の一部を成す。また、本出願は、2003年12月8日に出願された仮特許出願60/528、046に関する35USC第119条(e)に基づく利益を請求するものであり、仮特許出願60/528、046は、参照により、本願開示の一部を成す。
【背景技術】
【0003】
無線データ通信(Radio Frequency Data Communication:“RFDC”)は、ローカルエリアネットワークアプリケーション及び広域ネットワークアプリケーション上で、無線による、対話式かつリアルタイムで、インベントリの更新、出荷、或いは製造アプリケーションを提供する技術である。よく言われることであるが、RFDCを利用する利点は5つあり、それは、常にデータベースの正確性が向上すること、ペーパーワークが減少すること、リアルタイム操作、生産性の一層の向上、より短い注文に対する応答時間、である。RFDCは、商品を追跡する際、例えば、製造、倉庫保管、配送、及びロジスティクス管理を行う際に、典型的に使用される、自動識別とデータ獲得のための通信技術である。RFDCは、しばしば、バーコードスキャン或いは無線識別(Radio Frequency Identification:“RFID”)と共に使用されて、受信、格納(storage)、検索、物理的インベントリ、オーダー・ピッキング、ピックスロット補充、出荷、返品(returns)のトラッキング、ラベリング、及び他のアプリケーションを導く(direct)。また、RFDCは、工場フロアでは、仕掛品(work−in−process)のトラッキング、及びラベリング等のアプリケーションに使用され、病院では、調合薬や医薬品のトラッキングのために使用される。小売側では、無線端末は、価格照合(verification)、店頭での(point of sale)オーダーエントリー、店舗直送のためにますます使用されている。
【0004】
無線実装(implementation)のための最も一般的なアプローチは、無線トランスミッタ/レシーバ、キーボード、LCDディスプレイ、及び、通常は、バーコードスキャナーを含む無線端末(ハンドヘルド或いは車載用のいずれか)を使用することである。この端末は、マスター無線トランシーバと通信し、このマスター無線トランシーバは、個々の端末からメッセージを受信して、無線ネットーワークコントローラへルーティング(route)し、ホストシステムからの命令(instructions)及び例外(exeptions)等のメッセージを、端末へルーティングする基地局もしくは無線ゲートウェイとして知られている。
【0005】
バーコード技術は、現在、使用されている多様なコード(symbologies)と共に30年以上となる。この多様なコードは、異なるアプリケーションで使用される、異なるコードの、多様な特徴を最適化するための、異なる標準(standard)及び利用のためのガイドラインを含む。バーコードの例は、以下を含む:長短のバーを有する郵便(postal)バーコード、典型的には段ボール箱(corrugated cartons)への印刷用に使用されるInterleaved Two of Five(ITF)バーコード、2次元バーコードの形式の省スペースシンボル(Reduced Space Symbol:“RSS”)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
商品を識別し、認証する方法が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ある実施形態によれば、商品に関連づけられた情報に基づいて、コードを受信することを含む、商品を認証する方法が提供される。例えば、この情報は、商品上のラベルに貼付される(affixed)。この情報は、商品に関連してよく、例えば、製造、トラッキング、出荷、商品の受領や販売に一般的に使用される情報等であってよく、例えば、製品情報、製品の写真、或いはその他の情報であってよい。このコードは、例えば、チェックサムアルゴリズム、既知の点の合計(sum of known points)、或いはその他の認証方法を含む方法を使用して、受信され、取得され、或いは生成される。コードは、バーコードと関連づけられ、例えば、コードは、バーコードに追加される。バーコード上の情報とそれに関連づけられたコードを含むラベルは、商品と関連付けられ、例えば、商品に貼付される。関連づけられたラベルを有する商品を受領する受け取り側(recipient)では、ラベルを読み、或いはスキャンし、商品とその商品に関連するラベル上の情報が正確であることを、コードと比較することによって、検証する。受け取り側では、関連づけられた情報をスキャンして、コードを導出し、及び、このコードとラベル上に含まれるコードとを比較して、これらのコードが一致するか否かを判断する。
【0008】
本発明の他の実施形態は、画像に基づいてスキャン可能なコードを生成する方法を提供する。本方法は、画像の色相成分に基づいて画像抽出(distilling)を行うことを含む。画像の複数の画素が、全黒(all black)、全白(all white)、或いは全灰(all gray)に減少(reduced)されるように、画像を高コントラストに設定することによって、画像は、抽出され、又は変換或いは圧縮される。その結果得られる白黒画像(black and white)、或いは白黒灰色画像(black,white and gray image)に、グリッドがスーパーインポーズされて、パターンを構成する複数の正方形(squares)が提供される。考え得る(possible)パターンのそれぞれは、文字(character)に関連づけられる。ガードバー(guard bars)は、パターン上の始点及び終点に配置され、このガードバーは、スキャナーに、パターンのどのセクションを読み取るか、を示す。受取側では、画像をスキャンして、パターン内に提供されるデータを取得し得る。
【0009】
本発明のさらに他の実施形態は、画像に基づいてスキャン可能なコードを生成する方法を提供する。この方法は、本願で説明されるとおり、画像の色相成分に基づいて画像抽出(distilling)を行い、抽出された画像にグリッドをオーバーレイしてパターンを生成し、ガードバーを挿入して、パターン上の始点及び終点を示す、ことを含む。各パターンは、対応するコードを生成するために使用され得るルックアップテーブル(look−up table)で取得される、対応する文字を有する。スキャナーは、コードを読み取り、ルックアップテーブルを参照することで、対応する文字を取得し得る。
【0010】
本発明の他の実施形態は、バーコード情報をデジタルフォーマットに符号化して、このデジタルバーコードをRFIDタグに記憶することを含む、商品を識別する方法を提供する。このバーコード情報は、RFIDスキャナー或いはその他のスキャナーを使用して、取得され得、商品を識別する。本発明の他の実施形態は、商品の認証を提供し、商品に関連する情報に基づいてチェックサム等のコードを取得し、RFIDタグにコードを記憶することを含む。RFIDスキャナー或いは他のリーダー(reader)は、商品を識別し、及び/又は、コード或いはチェックサムがこの情報と一致することを検証することにより、同時に、商品の認証をなし得る。
【0011】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムの認証を容易化する方法が提供される。この方法は、画像に基づいてコードを取得し、この画像、及びコードを備えるマシン読み取り可能な記号を、認証されるべき一つ以上のアイテムに関連づける。
【0012】
本発明の別の実施形態によれば、このマシン読み取り可能な記号は、省スペースシンボル(RSS)バーコード等のバーコードである。
【0013】
本発明の他の実施形態によれば、この画像は、写真、及び/又は、テキスト情報(textual information)である。
【0014】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムを認証する方法が提供される。この方法は、1つ以上のアイテムに関連づけられた画像に基づいて第1のコードを取得することを備える。1つ以上のアイテムに関連づけられたマシン読み取り可能な記号に基づいて、第2のコードが取得される。第1及び第2のコードに基づいて、1つ以上のアイテムの真正が判断され、ここで、1つ以上のアイテムの真正を判断するステップは、第1のコードが第2のコードに一致するか否かを判断することを備える。
【0015】
本発明の他の実施形態によれば、1つ以上のアイテムの認証を容易化するための記号(symbol)が、提供される。この記号は、1つ以上のアイテムに関連づけられた画像を備える。マシン読み取り可能な記号は、1つ以上のアイテムに関連づけられ、これにより、このマシン読み取り可能な記号は、画像に基づくコードを含む。
【0016】
本発明の他の実施形態によれば、この画像は、画像に関連づけられた第1のコードを読み取るための第1及び第2のガードバーを備える。
【0017】
本発明の他の実施形態によれば、画像は、写真、肖像画、テキスト情報を備える。
【0018】
本発明の他の実施形態によれば、このマシン読み取り可能な記号は、省スペースシンボル(RSS)バーコードを備える。
【0019】
本発明の他の実施形態によれば、このマシン読み取り可能な記号は、出荷情報、インベントリ情報、インボイス(invoice)情報、製品タイプ情報、購入オーダー情報、及び/又は、署名(signature)情報に関連づけられたデータを備える。
【0020】
本発明の他の実施形態によれば、この記号は、1つ以上のアイテムへの適用(application)のために、マシン読み取り可能な記号と、その上に形成された画像とを含むラベルを、さらに備える。
【0021】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムの認証を容易化する方法が提供され、この方法は、マシン読み取り可能な記号を、認証されるべき一つ以上のアイテムに関連づけることを備える。また、メモリ及びトランシーバは、この1つ以上のアイテムに関連づけられ、これにより、メモリは、トランシーバに接続される。このメモリは、マシン読み取り可能な記号の画像を記憶する。
【0022】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムを認証する方法が提供される。この方法は、1つ以上のアイテムに関連づけられた第1のマシン読み取り可能な記号に基づいて、第1のコードを取得することを備える。第2のマシン読み取り可能な記号の画像は、処理され、メモリに記憶されて、第2のコードが得られる。このメモリは、トランシーバに接続され、その双方は、1つ以上のアイテムに関連づけられる。1つ以上のアイテムの真正は、第1及び第2のコードに基づいて判断される。
【0023】
本発明の他の実施形態によれば、1つ以上のアイテムの真正を判断することは、第1のコードが第2のコードに一致(match)するか否かを判断することを備える。
【0024】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムの認証を容易化する方法が提供される。この方法は、マシン読み取り可能な記号及び画像を、認証されるべき1つ以上のアイテムに関連づけることを備える。メモリ及びトランシーバは、また、1つ以上のアイテムに関連づけられ、ここで、このメモリは、トランシーバに接続される。このメモリは、マシン読み取り可能な記号及び画像を記憶する。
【0025】
本発明の他の実施形態によれば、このマシン読み取り可能な記号は、マシン読み取り可能なデータを備える。
【0026】
本発明の他の実施形態によれば、このマシン読み取り可能な記号は、マシン読み取り可能な記号の画像を備える。
【0027】
本発明の他の実施形態によれば、このトランシーバは、認証のため、記憶されたマシン読み取り可能な記号及び画像を、レシーバに送信する。
【0028】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムを認証する方法が提供される。この方法は、メモリに記憶されたマシン読み取り可能な記号を処理して、第1のコードを得ることを備え、これにより、このメモリは、トランシーバに接続される。このメモリ及びトランシーバは、1つ以上のアイテムに関連づけられる。メモリに記憶された画像は、第2のコードを得るために、処理される。第1及び第2のコードに基づいて、1つ以上のアイテムの真正(authenticity)が判断され、これにより、第1のコードが第2のコードに一致するか否かによって、1つ以上のアイテムの真正が判断される。
【0029】
本発明の他の実施形態によれば、第1のコードを得ることは、マシン読み取り可能な記号を読み取ることを備える。
【0030】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムの認証(authntication)を容易化する方法が提供される。この本方法は、複数の領域を備える画像に基づいてコードを取得することを備え、これにより、このコードは、複数の領域のうちの少なくとも1つの領域に関連する。この画像と、コードを備えるマシン読み取り可能な記号とは、認証されるべき1つ以上のアイテムに関連づけられる。
【0031】
本発明の他の実施形態によれば、このコードはチェックサム(checksum)を備える。
【0032】
本発明の他の実施形態によれば、このコードは、複数の領域に関連づけられた1つ以上の画素を符号化することを備える。
【0033】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムを認証する方法が提供される。この方法は、1つ以上のアイテムに関連づけられた画像に基づいて第1のコードを取得することを備え、ここで、この画像は、複数の領域を備え、この第1のコードは、複数の領域のうちの少なくとも1つの領域に関連する。第2のコードは、1つ以上のアイテムに関連づけられたマシン読み取り可能な記号に基づいて取得される。第1及び第2のコードに基づいて、1つ以上のアイテムの真正が判断される。
【0034】
本発明の他の実施形態によれば、1つ以上のアイテムの真正を判断することは、第1のコードが第2のコードに一致するか否かを判断することを備える。
【0035】
本発明の他の実施形態によれば、画像からデータを取得する方法が提供される。この方法は、第1の画像の1つ以上の画素の色特性(color characteristics)を処理して、第2の画像を得ることを備える。この第2の画像は、マシン読み取り可能な記号として解釈され、これにより、第2の画像からコードが取得される。
【0036】
本発明の他の実施形態によれば、第2の画像をマシン読み取り可能な記号として解釈することは、この第2の画像をバーコードとして解釈することを備える。
【0037】
本発明の他の実施形態によれば、第2の画像をバーコードとして解釈することは、この第2の画像を、複数のパターンとそれに対応する値とを備えるバーコードフォーマットに基づくバーコードとして解釈することを備え、ここで、このバーコードフォーマットの複数のパターンは、これに対応する値を有する。
【0038】
本発明の他の実施形態によれば、第2の画像をバーコードとして解釈することは、この第2の画像を、2次元バーコードの少なくとも一部として解釈することを備える。
【0039】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムの認証を容易化する方法が提供される。この方法は、画像の1つ以上の画素の色特性を処理することによって、画像に基づくマシン読み取り可能な記号を取得することを備える。この画像及びマシン読み取り可能な記号は、認証されるべき一つ以上のアイテムに関連づけられる。
【0040】
本発明の他の実施形態によれば、画像に基づいてマシン読み取り可能な記号を取得することは、画像に基づいてバーコードを取得することを備える。
【0041】
本発明の他の実施形態によれば、画像に基づいてバーコードを取得することは、画像から2次元バーコードの少なくとも一部を取得することを備える。
【0042】
本発明の他の実施形態によれば、この方法は、さらに、2次元バーコードに関連する第2のバーコード符号化データを生成することを備える。画像及びマシン読み取り可能な記号を、認証されるべき1つ以上のアイテムに関連づけることは、2次元バーコード及び第2のバーコードを、1つ以上のアイテムと関連づけて、これにより、2次元バーコード及び第2のバーコードが、複合(composite)バーコードを構成することを備える。
【0043】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムを認証する方法が提供される。この方法は、1つ以上のアイテムと関連づけられた画像の1つ以上の画素の色特性を処理することによって、この画像に基づく第1のマシン読み取り可能な記号を取得することを備える。この第1のマシン読み取り可能な記号と、1つ以上のアイテムと関連づけられた第2のマシン読み取り可能な記号とに基づいて、1つ以上のアイテムの真正が判断される。1つ以上のアイテムの真正を判断することは、第1のマシン読み取り可能な記号から第1のコードを取得し、第2のマシン読み取り可能な記号から第2のコードを取得し、第1及び第2のコードに基づいて、1つ以上のアイテムの真正を判断することを備える。
【0044】
本発明の他の実施形態によれば、画像に基づく第1のマシン読み取り可能な記号を得ることは、画像に基づいて第1のバーコードを取得することを備える。第2のマシン読み取り可能な記号は、第2のバーコードを備える。
【0045】
本発明の他の実施形態によれば、画像に基づいて第1のバーコードを取得することは、画像から2次元バーコードを取得することを備え、ここで、この2次元バーコード及び第2のバーコードは、複合バーコードを構成する。1つ以上のアイテムの真正を判断することは、第2のバーコードが2次元バーコードに対応するか否かを判断することを備える。
【0046】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムの認証を容易化する方法が提供される。この方法は、画像の1つ以上の画素の色特性を処理することによって、画像に基づくマシン読み取り可能な記号を取得することを備える。コードは、マシン読み取り可能な記号に基づいて取得され、ここで、トランシーバデバイスに接続されたメモリデバイスに、コードが記憶される。この画像、メモリデバイス、及びトランシーバデバイスは、認証されるべき1つ以上のアイテムに関連づけられる。
【0047】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムを認証する方法が提供される。この方法は、画像の1つ以上の画素の色特性を処理することによって、1つ以上のアイテムに関連づけられた画像に基づくマシン読み取り可能な記号を取得することを備える。第1のコードは、マシン読み取り可能な記号に基づいて取得される。第2のコードは、1つ以上のアイテムに関連づけられたメモリデバイスから取得され、ここで、メモリデバイスは、1つ以上のアイテムに関連づけられたトランシーバデバイスに接続される。第1及び第2のコードに基づいて、1つ以上のアイテムの真正が判断される。
【0048】
本発明の他の実施形態によれば、1つ以上のアイテムの真正を判断することは、第1のコードが第2のコードに一致するか否かを判断することを備える。
【0049】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムの認証を容易化する方法が提供される。この方法は、第1の画像の1つ以上の画素の色特性を処理することによって、第1の画像に基づくマシン読み取り可能な記号を取得することを備える。マシン読み取り可能な記号の画像は、トランシーバデバイスに接続されたメモリデバイスに記憶される。このマシン読み取り可能な記号の画像と、メモリデバイスと、トランシーバデバイスとは、認証されるべき1つ以上のアイテムに関連づけられる。
【0050】
本発明の他の実施形態によれば、アイテムを認証する方法が提供される。この方法は、画像の1つ以上の画素の色特性を処理することによって、1つ以上のアイテムに関連づけられた画像に基づく第1のマシン読み取り可能な記号を取得することを備える。1つ以上のアイテムに関連づけられたメモリデバイスから、第2のマシン読み取り可能な記号が取得され、ここで、このメモリデバイスは、1つ以上のアイテムに関連づけられたトランシーバデバイスに接続される。第1及び第2のマシン読み取り可能な記号に基づいて、1つ以上のアイテムの真正が判断される。
【0051】
本発明の他の実施形態によれば、1つ以上のアイテムの真正を判断する方法は、以下を備える:第1のマシン読み取り可能な記号から第1のコードを取得し;第2のマシン読み取り可能な記号から第2のコードを取得し;及び、第1及び第2のコードに基づいて、1つ以上のアイテムの真正を判断する。
【0052】
本発明の他の実施形態によれば、画像に基づいてスキャン可能なコードを生成する方法が提供される。この方法は、画像に関連づけられた1つ以上の画素の色特性を処理することを備える。1つ以上の画素に対する第1のコードが取得され、ここで、この第1のコードは、マシン読み取り可能な記号に関連づけられた第2のコードに対応する。
【0053】
本発明の他の実施形態によれば、この第2のコードは、マシン読み取り可能な記号に関連づけられたルックアップテーブル(look-up table)に、第1のコードを適用(applying)することによって生成される。
【0054】
本発明の他の実施形態によれば、この方法はさらに、画像をスキャンするための始点を示す第1のインディケータ記号を追加し、画像をスキャンするための終点を示す第2のインディケータ記号を追加することを備える。
【0055】
本発明の他の実施形態によれば、この方法は、さらに、生成されたスキャン可能なコードを、1つ以上のアイテムに適用することを備える。
【0056】
本発明の他の実施形態によれば、1つ以上の画素の色特性を処理することは、50%を超える黒灰色を備える色相値が黒を表す色相値に変換され、50%未満の白灰色を備える色相値が白を表す色相値に変換されるように、1つ以上の画素の色相値を変化させる。
【0057】
本発明の他の実施形態によれば、黒を表す色相値に変換された1つ以上の画素は、第1のコード値として符号化され、白を表す色相値に変換された1つ以上の画素は、第2のコード値として符号化される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0058】
本発明は、例示的であって限定的でない添付の図面に示され、これらの図面では、同様の参照符号は、同様な部分もしくは対応する部分を参照することを意図する。
【0059】
ここで図面を参照して、本発明の好適な実施形態が説明される。発送される商品は、一般的に、添付の事務書類とその他の情報と共に、生産地から目的地へ送られる。典型的には、限定された量の情報が、商品に付けられたバーコードラベルに組み込まれ(incorporated)、その他の情報は、添付の荷造伝票(packing slip)に含まれる。商品に関する情報のいくつかのタイプは:製品タイプ、生産地及び目的地の住所、或いは、その他の情報、例えば、送り状の識別番号、購入オーダー、発送番号或いはロット番号、日付、出荷品の貯蔵、使用法/トラッキング情報である。
【0060】
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る、商品を認証する方法が示される。ステップ50では、1つのコードが受信される。このコードは、図2及び図3に示されるアイテム番号120或いはこれに関連する画像125等の、本願に記載される、商品に関し得る関連情報から導出される(derived from)。図2及び図3は、本発明の一実施形態に係るラベル100を示す。他の関連情報は、発送、トラッキング、インベントリ、オーダー、送り状、関税、写真、指紋、製品タイプ、レギュレーション、パスポート、法律文書、ビルディング内通行許可証、バーコード、に関する情報、或いは、テキスト、画像、その他のデジタルフォーマットである情報を含んでよい。
【0061】
ラベル100に示されるアイテム番号120、或いはこれに関連する画像125は、英数字(alphanumeric)の組み合わせ、画像、或いは、人間により可読な識別子、及び/又は、スキャナー或いはリーダーにより可読な識別子であってよい。好適な実施形態において、コードは、ラベルに印刷されているか、或いは、商品に付随する(accompany)商品に関する全情報に基づくものであるか、又は、商品に関する情報の一部に基づくものである。例えば、コードが、署名或いは指紋から導出される場合は、指紋或いは画像の一部か、又は、全体が、使用され得る。コードが、ポートレイト(portrait)等の画像から導出される場合は、画像全体を使用してコードを導出するか、或いは、例えば目などの細パタンが豊富な部位(detail rich portion)を使用してコードを導出し得る。コードは、チェックサム、既知の全ポイントの合計(sum of all known points)、ラベル上に位置する他のコード表現情報(code representing information)であってよい。チェックサム或いはコードは、例えば、チェックサムアルゴリズム、ハッシュアルゴリズム、乗算器、或いは、情報を表現するコードを取得するその他の方法等の、本発明の技術分野において公知の方法によって取得し得る。
【0062】
ステップ60では、そのコードは、バーコード関連付けられる。図2及び図3の商品ラベル100に示されるように、コードを例えばバーコードのフォーマットに変換することによって、このコードは、バーコードに関連付けられる。図2及び図3に示されるバーコードのタイプには、Micro PDF417フォーマット及びRSS線形バーコード140で示される2次元複合コード(composite code)130が含まれる。さらに、このコードは、人間により可読である形式(form)150でバーコードに関連付けられ得、このバーコードは、人間により可読である形式でバーコードで示されるデータが提供される。ステップ70では、コード及びこれに関連するバーコードを含むラベルが生成され、例えば、ラベルを商品に貼付することによって、ラベルは、商品と関連づけられる。好適な実施形態において、このラベルは、図2及び図3のラベル100で示されるデータを含み、この中には、商品に関する情報、及び商品に関する情報に関連付けられるコードが、バーコードフォーマットで包含されている。
【0063】
商品ラベル100の受取側(recipient)は、ラベルに関連づけられた情報をスキャンするか、或いは読み取ってコードを導出し、コードを含むバーコードをスキャンし、それらのコードを比較することにより、商品を認証する。コードの一致は、ラベルが不変であることを示す。コードの不一致は、ラベルが改変されていることを示し得る。好適な実施形態において、コードの不一致の場合に、スキャナー或いはリーダーは、信号、例えば、可聴のブザー音を供給し得る。
【0064】
図4を参照して、本発明の一実施形態に係るバーコードを生成する方法が示され、ステップ200では、例えば、画像を抽出するようにプログラムされたスキャナー、或いは、画像を(例えば、スキャナーから)受信して抽出するようにプログラムされたコンピュータによって、画像の色相成分に基づいて、画像が抽出される。抽出された画像は、以下で説明されるさらなる処理を実行するコンピュータ或いはスキャナーのメモリに保持されてよい。
【0065】
例えば、画像は、高コントラストの設定環境を用いて、変換され、白黒画像が取得され、或いは、画像に含まれる色比率(color ratios)や色相比率(hue ratios)に基づいて白黒灰色の画像が取得される。より具体的には、50%を超える黒灰色の色値もしくは色相値を有する領域は、黒色になり、50%未満の白灰色の色値もしくは色相値を有する領域は、白色となる。他の実施形態では、33.3%を超える黒灰色の色値もしくは色相値を有する領域は、黒色になり、33.3%未満の白灰色の色値もしくは色相値を有する領域は、白色となり、33.3%未満の黒灰色の色値もしくは色相値、及び、33.3%を上回る白灰色の色値もしくは色相値を有する領域は、灰色となる。図5、図6A、図6Bには、変換された画像の一例が示され。図5は、図3の関連画像125のグレイスケールを含まずに、図5の画像が白黒画素のみを含むように、図3の関連画像125の変換された画像である。図5の部分250は、図6Aと図6Bにおいて、拡大図として示される。
【0066】
好適な実施形態において、図6Bで示される部分250は、所定のキー画素(key predefined pixel)を含む。所定のキー画素とは、スキャンされるべき画像を表現する要素として選択された画像の要素である。例えば、肖像画の目などの画像の細パタンが豊富な領域(detail-rich areas)は、スキャナーでスキャン可能なように、前もって選択される(pre-selected)。画像全体をスキャン可能な画像に変換することが好適であるが、その結果得られるデータは、従来のスキャナーを圧倒する(overwhelm)ものになってしまう。スキャン可能な画像に関するデータ量を制限するために、所定のキー画素が提供される。図6Bに示されるように、所定の3つのキー画素がある。その所定の3つのキー画素よりも多くてもよいことを理解されたい。この所定の3つのキー素を識別することに関わる情報は、受取側に送信され得、或いは、ラベルやその他の文書で示されてもよい。
【0067】
ステップ210では、図5の変換画像上に、グリッドが配置される(laid over)。好適な実施形態において、図7に示されるように、グリッドのサイズは、少なくとも32x32である。多様な画像を識別するために十分なパターンのバリエーションを提供するためには、グリッドは、6x6から1000x1000までの範囲のサイズであってよい。図7の例では、画像を表現するために0と1の文字列(string)、或いは、他の英数字として、32x32グリッドの画像を描くことが可能である。各正方グリッドは、関連画像に基づく値を表す(例えば、黒は1に等しく、白は0に等しい)。選択された個数(select number of points)のグリッド上の点が、スキャンされ得、これらの値を使って、バーコードに埋め込まれる微分(derivative)を構成することができる。例えば、第1行には、所定数の黒の正方形のパターンがあり、それに続いて、複数の白の正方形、さらにそれに続いて、複数の黒の正方形のパターンがある。これは、例えば、“11111000000000000111」として表現可能である。各パターンのバリエーションは、1つの文字を参照する。
【0068】
ステップ220では、バーコードリーダー或いはスキャナーが、開始点及び終点を認識できるように、ガードバー(guard bars)、或いは始点や終点のインディケータを挿入して、英数字をオフセット(offset)することができる。図8、図9及び図10Aのバーコードの側部のそれぞれに、ガードバー300が示されている。その結果得られた変換画像と、オーバレイグリッド(overlaid grid)と、ガードバーとを、スキャナー或いはリーダーにより可読なラベルに印刷してもよい。また、上記のとおり、上記の処理がスキャナーやコンピュータのメモリで実行され得、これにより、パターン画像をバーコードとして解釈するソフトウェアによって、スキャナーやコンピュータのメモリに格納された変換画像が、例えば、バーコードとして解釈され得る。
【0069】
図8、図9、図10Aは、画像及びガードバーの一例が示す。図8を参照して、ガードバーは、デジタル画像に埋め込まれており、図10Aでは、RSSのガードバーが、スタックフレーム画像に含まれる。変換画像及びガードバーは、例えば、ラベルを商品に貼付することによって、商品と関連付けられるラベルに含まれていてもよい。
【0070】
RSSスタックフレーム(stacked framing)肖像画のガードバーを示す図10Aを参照して、画像が白黒成分に変換され、グリッドがオーバーレイされる(overlaid)ことによって、バーコードの2次元複合部分(composite portion)のバーコードパターンとして読むことが可能になる。上述したように、バーコードとしての画像を変換し解釈することは、そうするようにプログラムされたスキャナー或いはコンピュータによって実行可能であって、一方、画像は、スキャナーやコンピュータのメモリにそれぞれ格納されている。結果として得られるバーコードパターンは、従来のバーコードであったり、基礎をなす(underlying)画像370とRSSバーコード380に基づく色バリエーション(color variations)を含む線形バーコードを含む図10Bのバーコードであってよい。線形バーコード370は、明と暗のバー間にコントラストがあるため、従来のバーコードスキャナーで読み取り可能である。さらに、複数のバーコードライン内にある色勾配を読み取るように特にプログラムされたスキャナーは、そこに含まれるさらなる情報を読み取ることができる。画像は、マシン読取り可能フォーマットで提供されるので、スキャナーは、認証処理を自動化することができる。
【0071】
商品を受領する受取側では、ラベル、より具体的には、ガードバー間にあるラベル上のパターンをスキャンし、各パターンに対応する文字を取得することができる。
【0072】
本発明では、白黒パターン或いは白黒灰色のパターンについて説明されるが、同じ方法を、多くのパターンを生み出す(yield)色画像に適用することも可能であり、従って、より多くの特性(characteristics)が、各パターンに割り当てられ得る。
【0073】
本発明の他の実施形態において、図4のフロー図に係る画像に基づいて生成されたスキャン可能な画像を、図1の認証方法と共に利用して、コードが抽出される画像に関連する情報、例えば、チェックサムやその他のデータ検証(data verification)アイテムを提供することができる。チェックサムは、全体画像に含まれるデータに基づいて得られるか、もしくは、本願で説明した所定のキー画素から得られる。
【0074】
図9を参照して、スキャナーは、ガードバー300間にある画像を読み取る。本願で開示されるように、ガードバー300は、スキャナー或いはリーダーに対して、始点と終点を提供する。画像310の中に、RSSバーコード320がある。RSSは、狭いバーと広いバーと広いスペースを含む複雑なバーコードである。RSSのパターンには多くの組み合わせがあって、その数は、一般的にRSSコードで表現されるように求められる文字の数よりも多い。コードで文字を表現するための容量スペクトラム(spectrum of capacity)のもう一方の端には、文字0−9、A−Z、幾つかの記号を表現するコード39がある。
【0075】
図9と図10Aは様々な処理段階を示していることに注意されたい。図10Aは、ガードバーによりフレームされ(framed)、ラベル上に印刷可能な線形バーコードをスタックした(stacked)画像を示している。図9は、図10Aの画像を処理するコンピュータやスキャナーのメモリ内に格納されたバーコード320を示している。例えば、図10Aの画像がスキャンされ、スキャンされた画像がコンピュータやスキャナーのメモリに格納され、上述したように処理され、バーコード320に変換される。
【0076】
本発明の他の実施形態は、ルックアップテーブル(look-up table)に基づいて、上述したように画像に関連づけられたパターンに基づいてバーコードを生成することを備える。画像を白黒成分や白黒灰色成分に変換し、画像にグリッドをオーバーレイさせることによって、生成可能な各パターンのバリエーションは、文字に関連付けられ得る。好適な一実施形態において、例えば、特定の数の正方形を参照して文字に対応する単独パターンを得ることによって、取りうるパターンの数は減少する。スキャナーは、変換画像を読み取り、或いは、スキャナーやコンピュータのメモリに格納された変換画像が、分析され、画像に含まれるパターンに基づいて、検索(look ups)が実行され、テーブル内の関連するコードが求められる。本発明は、画像をルックアップテーブル内のコードに変換することにより得られる相関(correlating)パターンに基づいた英文字セットの中で、妥当な(reasonable)数の文字、或いは、文字の縮減されたセットを提供するバーコードを備える。好適な文字数は、A-Z、0−5を表現できる2即ち32個が好ましい。画像を短い英文字の文字列に縮減することによって、2つのデジタル画像の2回のスキャン結果を簡単に比較することができる。
【0077】
例えば、2即ち32個の文字は、バーコードの生成の際に使われるが、画像は、バーコードに関連づけられたバーコード文字の数(即ち、32)ではなく、同数の取りうるコードのバリエーションを持つ複数の符号化領域を備えるべきである。従って、ルックアップテーブルに基づいて、画像の符号化領域に関連づけられたコードのそれぞれに対して、対応するバーコード文字(例えば、0−5、A−Z)がある。例えば、省略(truncated)RSS−14バーコードを、14の符号化領域だけをもつグリッド(例えば、7x2)に分割された画像に関連づけてもよい。符号化領域は、対応するバーコード文字を順次(in turn)生成するルックアップテーブルに適用される。さらに、符号化領域のそれぞれは、バーコードの文字を表す。例えば32個の文字をバーコード生成に使った場合は、各符号化領域は、ルックアップテーブルの32個のエントリを表現するために5ビットコード語(word)(例えば、“11110”)をもつ。例えば、黒色の各画素は、コードビット“1”に割り当てられる。同様に、白色の各画素は、コードビット“0”に割り当てられる。従って、5画素の各グループは、本例においてバーコードの文字を表すことができる。
【0078】
図6Bを参照して、所定の数の正方形の重畳(superimposed)グリッドと共に画像を使用して、画像は、バーコードに変換することができる。各正方形グリッドは、関連する画像に基づく値を表す(例えば、黒は1に等しく、白は0に等しい)。いくつかの実施形態において、バーコードへの変換に、画像のすべての要素(every element)が使用される。画像全体をマシン読取り可能な英数字の文字列に変換することが好適であるが、しかしながら、その結果得られるデータは、従来のスキャナーを圧倒する(overwhelm)ものになる。画像に関連づけられたデータの量を制限するために、別の実施形態では、グリッド上の選択された数(select number)の点、或いは、所定の3つのキー画素350等の所定の画素が、スキャンされ、その値を使って、ルックアップテーブルに基づき、コードが構成される。尚、所定の3つのキー画素よりも多くの画素があってもよいことを理解されたい。所定のキー画素は、送り手側(sender)と受取側間(recipient)での通信を介して、或いは、その他の手段によって得られる。
【0079】
図11を参照して、図5、図6A及び図6Bの画像は、6x6のグリッドに分割され、各3画素スプライト(sprite)には、0から7までの値が与えられる。バーコードスキャナーは、各行が一つのスプライトの高さに等しい2次元バーコードを読み取るようにプログラムされる。図11は、6段(tiers)のバーコード化情報を示す。ラベル上の画像には、スキャナーが段(tiers)、始点、及び終点を定義できるように、図8に示されるガードバー等の付加的ガードバー画像を、グリッドの両側有し得る。
【0080】
関連づけられたラベルを有する商品を受取る受取側では、コードを読み取る或いはスキャンし、ルックアップテーブルを参照して、コード内で参照される文字を得ることができる。
【0081】
商業アイテムをトラッキングし、確保し、認証することに適用され、同時に用いられる場合、RFIDとバーコードという2つの技術は、シナジー効果を奏する。RFID技術には、RFIDタグとリーダーを使用することが含まれている。一般的には、RFIDタグは、データ記憶部、例えば、チップを含んでいる。RFIDタグの中には、タグに格納されたデータを送信するトランシーバを備えるものもある。RFIDタグのデータ記憶部は、RFIDタグが置かれたアイテムに関する情報を記憶する。典型的には、RFIDタグ、及び、リーダー或いはスキャナーとの間のデータ通信は、無線通信である。
【0082】
本発明の実施形態に係る方法のフローチャートを示す図12では、ステップ400で、バーコード情報がデジタルフォーマットに符号化される。バーコード情報は、従来のバーコードフォーマットの情報、或いは、本願で説明されるように画像に基づいて生成されるバーコード情報であってもよい。バーコード情報は、例えば、商品上のラベルから取得されてもよいし、商品のインベントリなどのデータベースから取得されてもよい。バーコード情報は、例えば、バーコードを0と1の並び(series)か、或いは、他のデジタルフォーマットに縮減することによって、デジタルフォーマットに符号化される。ステップ410では、デジタルバーコード情報はRFIDタグに記憶される。デジタルバーコード情報は、RFIDスキャナーによって読み取られ得る。RFIDスキャナーは、デジタルバーコード情報を再生してバーコードを生成する、或いは、データをバーコードベース(barcode based)のネットワーク或いはシステムに送信する。商品或いは商品に関する情報は、識別可能であって、タグから取得され得る。
【0083】
好適な実施形態において、ステップ420では、本願で説明されるように、製品に関連付けられる情報から抽出されるコードが、受信され、或いは、例えば、チェックサムやその他の検査子(verifier)として取得される。このコードは、実質的に図1で説明されたコードと同じである。ステップ430では、このコードは、RFIDタグに記憶される。その結果得られるタグは、RFIDデータ、デジタルバーコードデータ、及びチェックサムなどの認証コードを備える。タグを読み出す際に、デジタルバーコード及び認証コード(authenticating code)が比較され、タグが真正であり、かつ、いずれの情報も改変されていないことが検証される。
【0084】
好適な実施形態との関連で本発明を説明し図示したが、本発明の要旨と範囲から逸脱することなく、当業者にとって明白な多くの変形或いは変更を構成することが可能であり、本発明は、上述した方法や構成の細部に限定されず、そのような変形或いは変更は本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明の一実施形態の方法に係るフローチャートである。
【図2】本発明の一実施形態に係るラベルを示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るラベルを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態の方法に係るフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係る変換画像を示す図である。
【図6A】本発明の一実施形態に係る図5の画像の一部の拡大図である。
【図6B】本発明の一実施形態に係る図5の画像の一部の拡大図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る変換画像及び重畳グリッドを示す図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るラベルを示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るラベルを示す図である。
【図10A】本発明の一実施形態に係るラベルを示す図である。
【図10B】本発明の一実施形態に係るラベルを示す図である。
【図11】本発明の一実施形態に係るピクセルスプライトを含むグリッドを示す図である。
【図12】本発明の一実施形態に係る方法のフローチャートである。
【符号の説明】
【0086】
100 製品ラベル
125 関連画像
130 2次元複合コード
140 RSS線形バーコード
150 人間が読むことのできる形態

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アイテムの認証を容易化する方法であって、
画像に基づいてコードを取得し;及び
前記画像と、前記コードを備えるマシン読み取り可能な記号とを、認証されるべき一つ以上のアイテムに関連づける、
ことを備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記マシン読み取り可能な記号は、バーコードである
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記画像は、写真である
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記画像は、テキスト情報を備える
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記マシン読み取り可能な記号は、省スペースシンボル(RSS)バーコードを備える
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項6】
アイテムを認証する方法であって、
1つ以上のアイテムに関連づけられた画像に基づいて、第1のコードを取得し;
前記1つ以上のアイテムに関連づけられたマシン読み取り可能な記号に基づいて、第2のコードを取得し;及び
前記第1及び前記第2のコードに基づいて、前記1つ以上のアイテムの真正を判断する、
ことを備えることを特徴とする方法。
【請求項7】
前記1つ以上のアイテムの真正を判断することは、
前記第1のコードが前記第2のコードに一致するか否かを判断する確認することを備える
ことを特徴とする請求項6記載の方法。
【請求項8】
1つ以上のアイテムの認証を容易化する記号であって、前記記号は、
1つ以上のアイテムに関連づけられた画像と;及び
前記1つ以上のアイテムに関連づけられたマシン読み取り可能な記号とを備え、
前記マシン読み取り可能な記号は、前記画像に基づくコードを備える
ことを特徴とする記号。
【請求項9】
前記画像は、前記画像に関連づけられた前記第1のコードを読み取るための第1及び第2のガードバーを備える
ことを特徴とする請求項8記載の記号。
【請求項10】
前記画像は、写真を備える
ことを特徴とする請求項8記載の記号。
【請求項11】
前記画像は、ポートレートを備える
ことを特徴とする請求項8記載の記号。
【請求項12】
前記画像は、テキスト情報を備える
ことを特徴とする請求項8記載の記号。
【請求項13】
前記マシン読み取り可能な記号は、省スペースシンボル(RSS)バーコードを備える
ことを特徴とする請求項8記載の記号。
【請求項14】
前記マシン読み取り可能な記号は、出荷情報、インベントリ情報、インボイス情報、製品タイプ情報、購入オーダー情報、及び署名情報からなるグループのうちの少なくとも1つに関連づけられたデータを備える
ことを特徴とする請求項8記載の記号。
【請求項15】
上記方法は、さらに、
1つ以上のアイテムへの適用のために、前記マシン読み取り可能な記号と、その上に形成された画像とを含むラベルを備える
ことを特徴とする請求項6記載の記号。
【請求項16】
アイテムの認証を容易化する方法であって、
マシン読み取り可能な記号を、認証されるべき一つ以上のアイテムに関連づけ;及び
メモリ及びトランシーバを、前記1つ以上のアイテムに関連づけることを備え、
前記メモリは、前記トランシーバに接続され、
前記メモリは、前記マシン読み取り可能な記号の画像を記憶する、
ことを特徴とする方法。
【請求項17】
アイテムを認証する方法であって、
1つ以上のアイテムに関連づけられた第1のマシン読み取り可能な記号に基づいて、第1のコードを取得し;
メモリに記憶された第2のマシン読み取り可能な記号の画像を処理して、第2のコードを取得し、前記メモリは、トランシーバに接続され、その双方は前記1つ以上のアイテムに関連づけられ;及び
前記第1及び前記第2のコードに基づいて、前記1つ以上のアイテムの真正を判断する、
ことを備えることを特徴とする方法。
【請求項18】
前記1つ以上のアイテムの真正を決定することは、前記第1のコードが前記第2のコードに一致するか否かを判断することを備える
ことを特徴とする請求項17記載の方法。
【請求項19】
アイテムの認証を容易化する方法であって、
マシン読み取り可能な記号及び画像を、認証されるべき一つ以上のアイテムに関連づけ;及び
メモリ及びトランシーバを、前記1つ以上のアイテムに関連づけることを備え、
前記メモリは、前記トランシーバに接続され、
前記メモリは、前記マシン読み取り可能な記号及び前記画像を記憶する
ことを特徴とする方法。
【請求項20】
前記マシン読み取り可能な記号は、マシン読み取り可能なデータを備えることを特徴とする請求項19の方法。
【請求項21】
前記マシン読み取り可能な記号は、マシン読み取り可能な記号の画像を備えることを特徴とする請求項19の方法。
【請求項22】
前記トランシーバは、認証のために、記憶されたマシン読み取り可能な記号及び画像を、レシーバに送信する
ことを特徴とする請求項19記載の方法。
【請求項23】
アイテムを認証する方法であって、
メモリに記憶されたマシン読み取り可能な記号を処理して、第1のコードを取得し、前記メモリは、トランシーバに接続され、その双方が前記1つ以上のアイテムに関連づけられ;
前記メモリに記憶された画像を処理して、第2のコードを取得し;及び
前記第1及び前記第2のコードに基づいて、前記1つ以上のアイテムの真正を判断する、
ことを備えることを特徴とする方法。
【請求項24】
前記1つ以上のアイテムの真正を判断することは、
前記第1のコードが前記第2のコードに一致するか否かを判断することを備える
ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記第1のコードを取得することは、
マシン読み取り可能な記号を読み取ることを備える
ことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項26】
アイテムの認証を容易化する方法であって、
複数の領域を備える画像に基づいてコードを取得するステップであって、前記コードは、前記複数の領域のうちの少なくとも1つの領域に関連し;及び
前記画像と、前記コードを備えるマシン読み取り可能な記号とを、認証されるべき一つ以上のアイテムに関連づける、
ことを備えることを特徴とする方法。
【請求項27】
前記コードは、チェックサムを備える
ことを特徴とする請求項26記載の方法。
【請求項28】
前記コードは、前記複数の領域に関連づけられた1つ以上の画素を符号化することを備える
ことを特徴とする請求項26記載の方法。
【請求項29】
アイテムを認証する方法であって、
1つ以上のアイテムに関連づけられた画像に基づいて第1のコードを取得し、前記画像は、複数の領域を備え、前記第1のコードは、前記複数の領域のうちの少なくとも1つの領域に関連し;
1つ以上のアイテムに関連づけられたマシン読み取り可能な記号に基づいて、第2のコードを取得し;及び
前記第1及び前記第2のコードに基づいて、前記1つ以上のアイテムの真正を判断する、
ことを備えることを特徴とする方法。
【請求項30】
前記1つ以上のアイテムの真正を判断することは、
前記第1のコードが前記第2のコードに一致するか否かを判断することを備える
ことを特徴とする請求項29記載の方法。
【請求項31】
画像からデータを取得する方法であって、
第1の画像の1つ以上の画素の色特性を処理して、第2の画像を取得し;及び
前記第2の画像を、マシン読み取り可能な記号として解釈することによって、前記第2の画像からコードを取得する、
ことを備えることを特徴とする方法。
【請求項32】
前記第2の画像を、マシン読み取り可能な記号として解釈することは、
前記第2の画像を、バーコードとして解釈することを備える
ことを特徴とする請求項31記載の方法。
【請求項33】
前記第2の画像をバーコードとして解釈することは、
前記第2の画像を、複数のパターンとそれに対応する値とを備えるバーコードフォーマットに基づいて、バーコードとして解釈することを備え、
前記バーコードフォーマットの前記複数のパターンのそれぞれは、それに対応する値を有する
ことを特徴とする請求項32記載の方法。
【請求項34】
前記第2の画像をバーコードとして解釈することは、
前記第2の画像を、2次元バーコードの少なくとも一部として解釈することを備える
ことを特徴とする請求項32記載の方法。
【請求項35】
アイテムの認証を容易化する方法であって、
画像の1つ以上の画素の色特性を処理することによって、前記画像に基づくマシン読み取り可能な記号を取得し;及び
前記画像及び前記マシン読み取り可能な記号を、認証されるべき一つ以上のアイテムに関連づけること、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項36】
前記画像に基づくマシン読み取り可能な記号を取得することは、
画像に基づいてバーコードを取得することを備える
ことを特徴とする請求項35記載の方法。
【請求項37】
前記画像に基づいてバーコードを取得することは、
画像から、2次元バーコードの少なくとも一部を取得することを備える
ことを特徴とする請求項36記載の方法。
【請求項38】
上記方法は、さらに、前記2次元バーコードに関連する第2のバーコード符号化データを生成することを備え、
前記画像及び前記マシン読み取り可能な記号を、認証されるべき一つ以上のアイテムに関連づけることは、
前記2次元バーコード及び第2のバーコードを、前記一つ以上のアイテムと関連づけて、これにより、前記2次元バーコード及び前記第2のバーコードが、複合バーコードを構成することを備える
ことを特徴とする請求項37記載の方法。
【請求項39】
アイテムを認証する方法であって、
1つ以上のアイテムに関連付けられた画像の一つ以上の画素の色特性を処理することによって、前記1つ以上のアイテムに関連付けられた画像に基づく第1のマシン読み取り可能な記号を取得し;及び
前記第1のマシン読み取り可能な記号と、前記一つ以上のアイテムに関連づけられた第2のマシン読み取り可能な記号とに基づいて、前記1つ以上のアイテムの真正を判断する、
ことを備えることを特徴とする方法。
【請求項40】
前記1つ以上のアイテムの真正を判断することは、
前記第1のマシン読み取り可能な記号から第1のコードを取得し;
前記第2のマシン読み取り可能な記号から第2のコードを取得し;及び
前記第1及び第2のコードに基づいて、前記1つ以上のアイテムの真正を判断する、
ことを備えることを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項41】
前記画像に基づいて第1のマシン読み取り可能な記号を取得することは、
前記画像に基づいて第1のバーコードを取得することを備え、
前記第2のマシン読み取り可能な記号は、第2のバーコードを備える
ことを特徴とする請求項39記載の方法。
【請求項42】
前記画像に基づいて第1のバーコードを取得することは、
前記画像から2次元バーコードを取得することを備え、
前記2次元バーコード及び第2のバーコードは、複合バーコードを構成し、
前記1つ以上のアイテムの真正を判断することは、前記第2のバーコードが、前記2次元バーコードに対応するか否かを判断することを備える
ことを特徴とする請求項41記載の方法。
【請求項43】
アイテムの認証を容易化する方法であって、
画像の1つ以上の画素の色特性を処理することによって、画像に基づいてマシン読み取り可能な記号を取得し;
前記マシン読み取り可能な記号に基づいてコードを取得し;
トランシーバデバイスに接続されたメモリデバイスに、前記コードを記憶し;及び
前記画像と、前記メモリデバイスと、及び前記トランシーバデバイスとを、認証されるべき一つ以上のアイテムに関連づけること、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項43】
アイテムを認証する方法であって、
画像の1つ以上の画素の色特性を処理することによって、1つ以上のアイテムに関連づけられた画像に基づいてマシン読み取り可能な記号を取得し;
前記マシン読み取り可能な記号に基づいて第1のコードを取得し;
前記1つ以上のアイテムに関連づけられたメモリデバイスから第2のコードを取得し、前記メモリデバイスは、前記1つ以上のアイテムに関連づけられたトランシーバデバイスに接続され;及び
前記第1及び第2のコードに基づいて、前記1つ以上のアイテムの真正を判断する、
ことを備えることを特徴とする方法。
【請求項44】
前記1つ以上のアイテムの真正を判断することは、
前記第1のコードが前記第2のコードに一致するか否かを判断することを備える
ことを特徴とする請求項43記載の方法。
【請求項45】
アイテムの認証を容易化する方法であって、
第1の画像の1つ以上の画素の色特性を処理することによって、前記第1の画像に基づいてマシン読み取り可能な記号を取得し;
トランシーバデバイスに接続されたメモリデバイスに、前記マシン読み取り可能な記号の画像を記憶し;及び
前記マシン読み取り可能な記号の画像と、前記メモリデバイスと、及び前記トランシーバデバイスとを、認証されるべき一つ以上のアイテムに関連づける、
ことを備えることを特徴とする方法。
【請求項46】
アイテムを認証する方法であって、
画像の1つ以上の画素の色特性を処理することによって、1つ以上のアイテムに関連づけられた前記画像に基づく第1のマシン読み取り可能な記号を取得し;
1つ以上のアイテムに関連づけられたメモリデバイスから、第2のマシン読み取り可能な記号を取得し、前記メモリデバイスは、前記1つ以上のアイテムに関連づけられたトランシーバデバイスに接続され;
前記第1及び第2のマシン読み取り可能な記号に基づいて、前記1つ以上のアイテムの真正を判断することを備える
ことを特徴とする方法。
【請求項47】
前記1つ以上のアイテムの真正を判断することは、
前記第1のマシン読み取り可能な記号から第1のコードを取得し;
前記第2のマシン読み取り可能な記号から第2のコードを取得し;及び
前記第1及び第2のコードに基づいて、前記1つ以上のアイテムの真正を判断する、
ことを備える特徴とする請求項46記載の方法。
【請求項48】
画像に基づいてスキャン可能なコードを生成する方法であって、
前記画像に関連づけられた1つ以上の画素の色特性を処理し;及び
前記1つ以上の画素に対する第1のコードを取得するステップとを備え、
前記第1のコードは、マシン読み取り可能な記号に関連づけられた第2のコードに対応する
ことを特徴とする方法。
【請求項49】
前記第2のコードは、前記マシン読み取り可能な記号に関連づけられたルックアップテーブルに、前記第1のコードを適用することによって、生成される
ことを特徴とする請求項48記載の方法。
【請求項50】
上記方法は、さらに、
画像をスキャンするための始点を示す第1のインディケータ記号を付加し;及び
前記画像をスキャンするための終点を示す第2のインディケータ記号を付加する、
ことを備えることを特徴とする請求項48記載の方法。
【請求項51】
上記方法は、さらに、
生成されたスキャン可能なコードを、前記1つ以上のアイテムに適用することを備える
ことを特徴とする請求項48記載の方法。
【請求項52】
前記1つ以上の画素の色特性を処理することは、
50%を超える黒灰色を備える色相値が、黒を表す色相値に変換され、及び、50%未満の白灰色を備える色相値が白を表す色相値に変換されるように、前記1つ以上の画素の色相値を変更することを備える
ことを特徴とする請求項48記載の方法。
【請求項53】
黒を表す色相値に変換された1つ以上の画素は、第1のコード値として符号化され、白を表す色相値に変換された1つ以上の画素は、第2のコード値として符号化される
ことを特徴とする請求項52記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2007−519095(P2007−519095A)
【公表日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−543946(P2006−543946)
【出願日】平成16年12月8日(2004.12.8)
【国際出願番号】PCT/US2004/041084
【国際公開番号】WO2005/029390
【国際公開日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(506194058)インターナショナル バーコード コーポレイション (6)
【Fターム(参考)】