説明

コードレス電話機およびその子機

【課題】 コードレス電話機の子機において、省電力化を実現する。
【解決手段】 正面にLCDパネル303を設け、後面にLED307を設ける。親機200の所定の位置に置かれたとき、親機200の充電出力接点209、209に接触する充電入力接点309、309と、充電入力接点309、309に得られる直流電圧VDCを充電式電池317に充電する充電回路316とを設ける。親機200の所定の位置に置かれたとき、正面が表向きであるか後面が表向きであるかを検出する検出手段318とを設ける。検出手段318の検出出力にしたがって、LCDパネル303およびLED307の素子のうち、表向きである面に設けられた素子を動作させて親機200から送られてきた情報を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コードレス電話機およびその子機に関する。
【背景技術】
【0002】
オフィスなどの小規模な事業所に適した電話システムとして、例えば図2に示すようなものがある。すなわち、図2において、符号100は複数の電話機のそれぞれを示し、これら電話機100は、主装置400に接続されているとともに、この主装置400には、複数の回線401〜40Nが接続されている。なお、回線401〜40Nは、一般のアナログ電話回線、デジタル電話回線あるいはIP(Internet Protocol)電話回線などが混在していてもよい。
【0003】
さらに、電話機100はコードレス電話機に構成されている。これは、電話機100の本体を親機に構成するとともに、送受話器を子機に構成し、両者の間を電波により接続するものである。図3および図4は、コードレス化された電話機100の一例を示し、図3はその平面図、図4はその側面図である。また、符号200は親機、符号300は子機を示す。なお、1台の親機200に対して複数の子機300が対応していてもよい。
【0004】
そして、親機200の上面には、受け台部201が設けられ、図3および図4に示すように、待機時には、受け台部201に子機300が置かれ、発信や着信などのときには、子機300は受け台部201から取り上げられて使用される。また、親機200の上面には、発信先や着信先の名称・電話番号などを表示するLCD(Liquid Crystal Display)パネル203、ダイヤルボタン204および各種の操作キー205が設けられ、側面には子機300との通信用の送受信アンテナ206が設けられている。
【0005】
また、図3および図4においては、子機300は受け台部201に置かれている状態であるが、この子機300は例えば図5に示すように構成されている。すなわち、図5Aは子機300の正面図、図5Bはその後面図を示すもので、この例においては、子機300は全体として偏平で縦長の直方体状に構成され、子機300を親機200の受け台部201に置くとき、図3に示すように裏向き(後面を上向き)に置くこともでき、表向き(正面を上向き)に置くこともできようにされている。
【0006】
そして、図5Aに示すように、子機300の正面(表面)には、受話器301、送話器302、発信先や着信先の名称・電話番号などを表示するディスプレイとしてLCDパネル303、ダイヤルボタン304および各種の操作キー305が設けられ、上部には親機200との通信用の送受信アンテナ306が設けられている。
【0007】
また、図5Bに示すように、子機300の後面(裏面)には、着信や充電中などを表示するディスプレイとしてLED(Light Emitting Diode)307が設けられるとともに、各種の呼び出し音を出力するスピーカ308が設けられている。
【0008】
さらに、子機300は電源として充電式電池(図示せず)を内蔵しているとともに、この充電式電池は親機200により充電されるものである。このため、子機300の底面には、図2〜図5に示すように、充電用の1対の充電入力接点309、309が設けられるとともに、親機200には、子機300を親機200の受け台部201に置いたとき、入力接点309、309が接触する位置に、充電用の1対の充電出力接点209、209が設けられている。
【0009】
この場合、子機300を受け台部201に置くとき、子機300を図3に示すように裏向きに置いても、表向きに置いても、子機300の入力接点309、309が親機200の出力接点209、209に接触するように、接点209、209、309、309が配置されている。
【0010】
そして、回線401〜40N、親機200および子機300の状態は、すべて主装置400が把握して管理し、主装置400の処理および制御により、電話機100のそれぞれが回線401〜40Nに選択的に接続され、着信および発信、あるいは電話機100のそれぞれの間での内線通話や転送などが実現される。
【0011】
したがって、子機300を一般の電話機の送受話器と同様に使用できるとともに、このとき、一般の電話機のように電話機本体と送受話器とを接続するカールコードがじゃまになることがなく、使い勝手が向上する。また、子機300を親機200から離して通話をすることもできるとともに、1台の親機200に対して複数の子機300を対応させることもできるので、事務所などでは、より便利に使用することができる。
【0012】
さらに、例えば図6に示すようなシーケンスで、LCDパネル303やLED307の表示が行われ、充電中や着信などが表示される。
【0013】
なお、先行技術文献として例えば以下のものがある。
【特許文献1】特開平6−62097号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
ところで、図2に示すような電話システムにおいては、主装置400に商用交流電圧を供給し、主装置400から通話用のケーブル410を通じて親機200にその動作電圧を供給するとともに、親機200から子機300に充電用の電圧を供給している。つまり、そのようにすると、親機200に電源用のAC(Alternating Current)アダプタを接続する必要がなくなるので、電話機100の設置場所の制限が少なくなり、また、電話機100と主装置400との間のケーブル410の引き回しなども容易になる。
【0015】
ところが、この場合、主装置400には複数の電話機100が接続されるので、これら電話機100の子機300の消費電力が大きいと、主装置400の電源の負担が大きくなってしまう。また、主装置400と親機200との間のケーブル410における電力ロスも考慮する必要もある。さらに、子機300の消費電力が大きいと、子機300の通話可能時間が短くなってしまう。
【0016】
この発明は、以上のような問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
この発明においては、
親機と、
この親機と電波を通じて接続される子機と
を有し、
上記親機は、充電用の直流電圧を出力する1対の充電出力接点を有し、
上記子機は、
その正面に設けられた第1のディスプレイと、
その後面に設けられた第2のディスプレイと、
自身の各部にその動作電圧を供給する充電式電池と、
上記親機の所定の位置に置かれたとき、上記1対の充電出力接点に接触する1対の充電入力接点と、
この1対の充電入力接点に得られる直流電圧を上記充電式電池に充電する充電回路と、
上記親機の上記所定の位置に置かれたとき、上記正面が表向きであるか上記後面が表向きであるかを検出する検出手段と
を有し、
上記検出手段の検出出力にしたがって、上記第1および第2のディスプレイのうち、表向きである面に設けられたディスプレイを動作させて上記親機から送られてきた情報を表示する
ようにしたコードレス電話機
とするものである。
【発明の効果】
【0018】
この発明によれば、子機の正面(表面)および後面(裏面)にそれぞれディスプレイを有しているが、それらのディスプレイを子機300の置き方に対応して表示を制御しているので、子機の消費電流を低減することができ、いわゆる省エネを実現できる。
【0019】
また、主装置に親機および子機が多数接続されている場合でも、主装置の電源の負担を低減することができるとともに、主装置と親機との間のケーブルにおける電力ロスを低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
〔1〕 電話システム全体と、親機および子機の構成例
図1は、この発明の一形態を示し、電話機100の親機200および子機300が図2〜図5において説明したようにコードレス形式に構成されているとともに、親機200が主装置400に接続されている。そして、電話機100および主装置400の関係も上述のとおりであり、例えば、子機300は、親機200および主装置400を通じて回線401〜40Nのいずれかに接続される。
【0021】
そして、親機200は、無線通信回路211と、マイクロコンピュータにより構成されたシステム制御回路212と、電源回路213とを有する。この場合、無線通信回路211は、親機200を通じて子機300と主装置400とを接続し、発信や着信を可能とするためのものである。このため、無線通信回路211は、図示はしないが、音声回路と、送受信回路とを有し、主装置400に接続されるとともに、アンテナ206が接続され、制御回路212により制御される。また、制御回路212には、LCDパネル203、ダイヤルボタン204、各種の操作キー205および各種の呼び出し音を出力するスピーカ208が接続される。
【0022】
さらに、電源回路213は、主装置400からケーブル410を通じて直流電圧が供給されて親機200の各部に必要な直流電圧が形成され、この直流電圧が親機200の各部にその動作電圧として供給される。また、電源回路213からは、充電用の直流電圧VDCが取り出され、この電圧VDCが接点209、209に出力される。
【0023】
一方、子機300は、無線通信回路311と、マイクロコンピュータにより構成されたシステム制御回路312とを有する。この場合、無線通信回路311は、親機200を通じて主装置400に接続され、子機300の発信や着信を可能とするためのものである。このため、無線通信回路311は、図示はしないが、音声回路と、送受信回路とを有し、受話器301および送話器302が接続されるとともに、アンテナ306が接続され、制御回路312により制御される。
【0024】
また、制御回路312には、発信先や着信先の名称・電話番号などを表示するLCDパネル303、ダイヤルボタン304および各種の操作キー305、着信や充電中などを表示するLED307、各種の呼び出し音を出力するスピーカ308が接続されるとともに、親機200との通信用のアンテナ306が接続されている。
【0025】
なお、図示はしないが、LCDパネル203、303は、バックライトを有するとともに、制御回路212、312によりそれぞれドライブされるものである。
【0026】
したがって、発信時および着信時には、送話器302からの音声信号が無線通信回路311により送信信号とされ、この送信信号がアンテナ306を通じて親機200へと送信される。そして、親機200においては、子機300からの送信信号がアンテナ206により受信され、その受信信号が無線通信回路211に供給されて音声信号が取り出され、この音声信号が主装置400を通じ、さらに、電話回線401〜40Nのいずれかを通じて相手の電話機へと送出される。
【0027】
また、相手の電話機からの音声信号が、主装置400から無線通信回路211に供給されて送信信号とされ、この送信信号がアンテナ206を通じて子機300へと送信される。そして、子機300においては、親機200からの送信信号がアンテナ306により受信され、その受信信号が無線通信回路311に供給されて音声信号が取り出され、この音声信号が受話器301に供給される。したがって、子機300を使用して相手との通話ができることになる。
【0028】
さらに、子機300を親機200の受け台部201に置いたときには、親機200の接点209、209が子機300の接点309、309に接触するので、接点309、309には、親機200からの充電用の直流電圧VDCが得られる。ただし、この場合、子機300を図3に示すように裏向きに置いたときと、表向きに置いたときとでは、接点309、309に得られる直流電圧VDCの極性が反転する。
【0029】
そこで、接点309、309に得られる直流電圧VDCが、例えばダイオードブリッジにより構成された両波整流回路315に供給され、この両波整流回路315からは子機300の置き方にかかわらず同じ極性に整えられた直流電圧VDCが取り出される。そして、この直流電圧VDCが充電回路316に供給されて充電電圧VCGが形成され、この充電電圧VCGが、子機300の電源用の充電式電池317に供給され、その充電が行われる。なお、充電式電池317の出力電圧は子機300の各部にその動作電圧として供給される。
【0030】
さらに、充電回路316において、これに直流電圧VDCが供給されているか否かを検出することにより、子機300が親機200の受け台部201に置かれているか否かが検出され、その検出信号SDCが制御回路312に供給される。
【0031】
また、接点309、309に供給された直流電圧VDCが極性検出回路318に供給され、接点309、309における直流電圧VDCの極性を検出することにより、子機300が親機200の受け台部201に置かれたとき、図3に示すように裏向きに置かれたのか、表向きに置かれたのかが検出され、例えば裏向きに置かれたときに“1”となり、表向きに置かれたときに“0”となる検出信号SUDが取り出され、この検出信号SUDが制御回路312に供給される。
【0032】
〔2〕 動作
上述のような構成において、親機200に子機300を置くと、接点309、309に接点209、209が接触し、充電回路316に直流電圧VDCが供給されるので、充電式電池317は電圧VCGにより充電される。また、このとき、その充電電流の大きさが充電回路316により検出され、制御回路312に通知されている。そして、満充電になって例えば充電電流が小さくなると、制御回路316により充電回路316が制御され、充電電圧VCGはオフとされ、充電は終了とされる。
【0033】
また、親機200に子機300が置かれている場合には、充電回路316に直流電圧VDCが供給されるので、制御回路312は、検出信号SDCにより子機300が親機200に置かれているか否かを知ることができる。
【0034】
そして、親機200には、主装置400から回線401〜40Nの使用状況などの情報が通知されているとともに、そのうち、ユーザにとって必要な情報がLCD203に表示されている。例えば回線401が使用中であれば、これが主装置400から親機200に通知されてLCDパネル203に表示され、回線401を使用できないことがユーザに知らされている。さらに、LCD203には、親機200の状態、例えば待機中であれば、発信可能であることなどが制御回路212により表示されている。
【0035】
さらに、これらの情報が、親機200の制御回路21から、通信回路211および通信回路311を通じて制御回路312に通知されている。この結果、親機200に子機300が置かれている場合、子機300におけるLCDパネル303およびLED307の表示が、制御回路312により以下のように制御される。
【0036】
〔2−1〕 子機300が裏向きに置かれているとき
子機300が親機200の受け台部201に置かれているが、図3に示すように裏向きに置かれている場合には、これが検出回路318により検出され、その検出信号SUD(SUD=“1”)により裏向きに置かれていることが制御回路312に通知されている。
【0037】
すると、この場合には、充電中であれば、LED307が連続点灯して、子機300が充電中であるとともに、待機状態であることがユーザに知らされる。ただし、この場合には、LCDパネル303のドライブが停止されるとともに、そのバックライトは消灯され、LCDパネル303の表示はオフとされている。
【0038】
そして、着信があると、これが親機200を通じて子機300に通知されるが、この着信の通知を受けると、制御回路312によりLED307が点滅表示とされるとともに、スピーカ308からリンガ音が出力され、着信のあったことがユーザに知らされる。
【0039】
そして、親機200から子機300を取り上げてオフフックのキー操作をすると、親機200と子機300とが接続されるとともに、親機300が主装置400を通じて着信のあった回線に接続される。したがって、以後、着信の相手との通話が可能とされる。
【0040】
〔2−2〕 子機300が表向きに置かれているとき
子機300が親機200の受け台部201に置かれているが、表向きに置かれている場合には、これが検出回路318により検出され、その検出信号SUD(SUD=“0”)により表向きに置かれていることが制御回路312に通知されている。
【0041】
すると、この場合には、LCDパネル303が制御回路312によりドライブされるとともに、そのバックライトが点灯され、親機200から送られてきている情報、すなわち、親機200のLCDパネル203に表示されている情報がLCDパネル303に表示されている。また、充電中であれば、これもLCDパネル303表示されている。ただし、この場合には、LED307は消灯されている。
【0042】
そして、着信があると、これが親機200を通じて子機300に通知されるが、この着信の通知を受けると、制御回路312によりLCDパネル303のバックライトが点灯されるされるとともに、スピーカ308からリンガ音が出力され、着信のあったことがユーザに知らされる。
【0043】
そして、親機200から子機300を取り上げてオフフックのキー操作をすると、親機200と子機300とが接続されるとともに、親機300が主装置400を通じて着信のあった回線に接続される。したがって、以後、着信の相手との通話が可能とされる。
【0044】
〔3〕 まとめ
上述の子機300によれば、表示用に、LCDパネル303およびLED307を有しているが、図3に示すように子機300を裏向きに親機200に置いた場合には、LED307だけが点灯し、表向きに置いた場合にはLCDパネル303だけが表示を行うので、消費電流を低減することができ、いわゆる省エネを実現できる。
【0045】
また、主装置400に親機200および子機300が多数接続されている場合でも、主装置400の電源の負担を低減することができるとともに、主装置400と親機200との間のケーブル410における電力ロスを低減することができる。さらに、子機300の消費電力が小さくなるので、子機300の通話可能時間や待機可能時間が長くなる。
【0046】
〔4〕 その他
上述においては、子機300を親機200に置いた場合であるが、1台の親機200に複数の子機300が対応しているときのように、子機300を充電台に置いた場合にも、同様に子機300の向きを検出してLCDパネル303およびLED307の表示形態を切り換え制御することができる。
【0047】
また、上述においては、接点309、309に供給される直流電圧VDCの極性により、子機300が親機200に置かれた場合の向きを検出したが、例えば、子機300にノンロックタイプのスイッチを設けるとともに、そのアクチュエータを子機300の後面の外部に突出させておき、そのアクチュエータが押されているか否かから子機300の向きを検出することもできる。あるいは、子機300の内部に、子機300の向きにより偏位する重りと、この重りの偏位によりオンオフされるスイッチ素子とを設け、そのスイッチ出力から子機300の向きを検出することもできる。
【0048】
さらに、例えば、子機300のうち、親機200に内蔵されているスピーカや磁石に対向する位置にホール素子のような磁界検出素子を設け、これにより子機300を親機200に裏向きに置いたときと、表向きに置いたときとの磁界の差から子機300の向きを検出することもできる。また、上述においては、充電式電池317の充電を子機300の充電回路316により検出したが、親機200に充電検出回路を設けて検出することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明を適用できる電話システムの一例を示す図である。
【図3】この発明を適用できる電話機の一例を示す平面図である。
【図4】この発明を適用できる電話機の一例を示す側面図である。
【図5】この発明を適用できる子機の一例を示す平面図および後面図である。
【図6】子機の表示シーケンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0050】
100…電話機、200…親機、201…受け台部、203…LCDパネル、206…送受信アンテナ、209…充電出力接点、211…無線通信回路、212…システム制御回路、213…電源回路、300…子機、301…受話器、302…送話器、303…LCDパネル、306…送受信アンテナ、309…充電入力接点、311…無線通信回路、312…システム制御回路、315…両波整流回路、316…充電回路、317…充電式電池、318…極性検出回路、400…主装置、401〜40N…回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
親機と、
この親機と電波を通じて接続される子機と
を有し、
上記親機は、充電用の直流電圧を出力する1対の充電出力接点を有し、
上記子機は、
その正面に設けられた第1のディスプレイと、
その後面に設けられた第2のディスプレイと、
自身の各部にその動作電圧を供給する充電式電池と、
上記親機の所定の位置に置かれたとき、上記1対の充電出力接点に接触する1対の充電入力接点と、
この1対の充電入力接点に得られる直流電圧を上記充電式電池に充電する充電回路と、
上記親機の上記所定の位置に置かれたとき、上記正面が表向きであるか上記後面が表向きであるかを検出する検出手段と
を有し、
上記検出手段の検出出力にしたがって、上記第1および第2のディスプレイのうち、表向きである面に設けられたディスプレイを動作させて上記親機から送られてきた情報を表示する
ようにしたコードレス電話機。
【請求項2】
正面に設けられた第1のディスプレイと、
後面に設けられた第2のディスプレイと、
自身の各部にその動作電圧を供給する充電式電池と、
親機の所定の位置に置かれたとき、上記親機の1対の充電出力接点に接触する1対の充電入力接点と、
この1対の充電入力接点に得られる直流電圧を上記充電式電池に充電する充電回路と、
上記親機の上記所定の位置に置かれたとき、上記正面が表向きであるか上記後面が表向きであるかを検出する検出手段と
を有し、
上記検出手段の検出出力にしたがって、上記第1および第2のディスプレイのうち、上向きである面に設けられたディスプレイを動作させて上記親機から送られてきた情報を表示する
ようにしたコードレス電話機の子機。
【請求項3】
請求項2に記載の子機において、
上記1対の充電入力接点に得られる直流電圧の極性を整えてから上記充電回路に供給する両波整流回路を
有するコードレス電話機の子機。
【請求項4】
請求項3に記載の子機において、
上記第1のディスプレイはLCDパネルであり、
上記第2のディスプレイはLEDである
ようにしたコードレス電話機の子機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−88853(P2009−88853A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−254409(P2007−254409)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(304020498)サクサ株式会社 (678)
【Fターム(参考)】