説明

コールに関連するビデオへのウェブベースのアクセス

【解決手段】
音声ベアラが第1のユーザのマルチメディア端末と第2のユーザの音声端末との間に確立されて第1、第2のユーザ間に音声通信を許容する通信環境において、本発明は第2のユーザがウェブセッションを通して第1のユーザのビデオコンテンツへアクセスすることを可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はビデオの共有に関し、特にウェブセッションを通して音声及びビデオコールのビデオ成分へのアクセスを可能にすることに関する。
【背景技術】
【0002】
多くの最近のモバイルフォンはビデオコンテンツを捉えて、ビデオコンテンツを、ビデオコンテンツの共有をサポートするサービスへ加入する他のコンパチブルフォンと共有する能力を有する。ビデオコンテンツの共有への要望が増加するで、ユーザは、コンパチブルフォンを有しかつビデオ共有サービスへ加入する他のユーザとしかビデオを共有することができないことに多大の制約を受けている。従って、コンパチブルフォンを有してもコンパチブルなビデオサーバーに加入していないユーザはビデオを共有できない。ビデオコンテンツを共有化できるフォンを有するユーザはコンパチブルフォンを有さない他のユーザと彼らのビデオコンテンツを共有化できない。ビデオコンテンツの共有化への明白な要望がありながらそれを実行する能力が制限される現状において、ユーザがコンパチブルフォンを有さない又はコンパチブルなビデオ共有サービスに加入していないユーザとの間でユーザのテレフォンからのビデオコンテンツを共有化することを可能にする、有効かつ効率的な技術に対するニーズが存在する。
【発明の概要】
【0003】
音声ベアラが第1のユーザのマルチメディア端末と第2のユーザの音声端末間に確立されて第1、第2ユーザ間の音声通信を可能にする通信環境の中で、本発明は第2のユーザがウェブセッションを通して第1のユーザのビデオコンテンツにアクセスすることを可能にする。第1の実施形態では、第1のユーザが第2のユーザの音声端末に向けて音声及びビデオ(Voice And Video:VAV)コールを開始することに応じて音声ベアラが確立される。第2のユーザはサービスノードとウェブセッションを開始でき、サービスノードはウェブセッションを介して情報取得しその情報を使って第1のユーザのビデオコンテンツを第2のユーザのウェブブラウザに関連するメディアプレーヤーへ配信するようマルチメディア端末へ指示する。第2の実施形態では、マルチメディア端末と音声端末間に確立された音声のみのコールに応じて音声ベアラが確立される。音声コールの間、第2のユーザがサービスノードによりウェブセッションを開始できる。サービスノードはウェブセッションを介して情報を取得し、その情報を使って第1のユーザのビデオコンテンツを第2のユーザのウェブブラウザに関連するメディアプレーヤーへ配信するようマルチメディア端末へ指示する。
【0004】
第1の実施形態の1つの構成では、第1モバイルユーザはマルチメディア端末から第2のユーザへ音声及びビデオ(VAV)コールを創出し、その中で、VAVコールの音声成分は第2のユーザの音声端末を介して確立され、VAVコールのビデオ成分は第2のユーザのウェブブラウザを介して確立されてもよい。ウェブブラウザは、第2のユーザの音声端末又は他の端末に設けられてもよい。VAVコールが創出される時、VAVコールはサービスノードへ送られ、サービスノードは第1のユーザのマルチメディア端末と第2のユーザの音声端末との間のVAVコールの音声成分に対する音声ベアラの確立を容易にする。VAVコールのビデオ成分にアクセスするため、第2のユーザはウェブブラウザを介してサービスノードによるウェブセッションを開始し、VAVコールのビデオ成分へのアクセスのための要望を示す。ウェブセッションに応答して、サービスノードはアクセスが要求されるVAVコールを識別し、VAVコールのビデオ成分に対するビデオコンテンツがビデオベアラを介してウェブブラウザへ配信されるのに十分な情報を通信する。サービスノードはマルチメディア端末へ通信情報を提供し、マルチメディア端末はその通信情報を使ってビデオコンテンツをビデオベアラを介して第2のユーザのウェブブラウザへストリームする。生の又は予め記録されたビデオコンテンツは、ウェブブラウザと一体化されたもしくはウェブブラウザに関連するメディアプレーヤーによって第2のユーザへ提供され受信される。第2のユーザのビデオコンテンツは、ウェブブラウザからマルチメディア端末へ返信されVAVコールの音声成分に関連する双方向ビデオセッションを提供する。
【0005】
VAVコールはサービスノードにより提供される通信機能へ送られてもよい。通信機能は、マルチメディア端末、マルチメディア端末に代わり動作する要素等によりマルチメディアシグナリングをサポートし、及び、音声端末、音声端末に代わり動作する要素、メディアゲートウェイ制御部、コールサーバー等により音声シグナリングをサポートすることができる。VAVコールはマルチメディアシグナリングを介してサービスノードへ送られてもよく、マルチメディアシグナリングを通して一般的にはVAVコール、又は特にVAVコールの音声成分を処理するためのさらなるシグナリングがサポートされてもよい。上記構成に限定されず、マルチメディアシグナリングは、サービスノードがマルチメディア端末又はマルチメディア端末のエージェントと相互作用することを可能にして、音声成分の音声ベアラを確立し制御するとともに、マルチメディア端末又はマルチメディア端末のエージェントにビデオベアラを介してビデオをウェブブラウザへ配信するように指示する。サービスノードは、マルチメディア端末またはマルチメディア端末のエージェントが第1のユーザによって提供されるビデオコンテンツを第2のユーザのウェブブラウザへストリームするか又は配信することができるのに十分な通信情報を提供してもよい。通信情報は、これらに限定されないが、ウェブブラウザ又はウェブブラウザで動作するメディアプレーヤーに関連するアドレス、ポート、及びコーデック情報を備えてもよい。例えば、マルチメディア端末又はそのエージェントは特定のコーデックに従ってビデオコンテンツをストリームしてもよく、提供されたアドレス及びポート情報を使ってウェブブラウザへストリームする。
【0006】
サービスノードの通信機能は音声シグナリングもサポートしてもよく、音声シグナリングはサービスノードによって使われて音声端末又はそのエージェントと相互作用して、VAVコールの音声成分の音声ベアラを確立し制御する。従って、通信機能はVAVコールの音声成分の音声ベアラを確立し制御する上で、マルチメディア及び音声シグナリングの両方を採用してもよい。特に、音声ベアラはパケットネットワーク、回線交換ネットワーク、又はこれらの組合せを介して提供されてもよく、マルチメディア及び音声シグナリングは当業者によって理解されるように、所望の音声ベアラの構成要件に従って利用される。
【0007】
サービスノードは、また、ウェブブラウザによりウェブセッションをサポートするためのウェブサーバ機能及びウェブサーバ機能と通信機能間の相互作用を容易にするための相互作用機能を提供してもよい。ウェブサーバ機能は、サービスノードがウェブブラウザに対してウェブサーバとして現れて、Internet Engineering Task Force’s(IETF)Request For Comments(RFC)2616に記載のHyper−Text Transfer Protocol(HTTP)のような適当なウェブセッションプロトコルを使って、コンテンツに対するウェブブラウザの要求に応答したり、ウェブページやウェブページ更新に要求されたコンテンツを提供したりするような通常のウェブサーバの機能性をサポートすることを可能にする。サービスノードの相互作用機能は通信制御及びウェブサーバ機能を提供し、以下に説明する通信とウェブサーバ機能間の相互作用を提供する。
【0008】
サービスノードの通信機能は第2のユーザに関連するVAVが可能な端末又はそのアドレスとして現れ、VAVコールの音声及びビデオ成分を処理することができる。マルチメディア端末によって創出されたVAVコールは有効に通信機能へ送られ、通信機能はコールの音声成分の音声ベアラを確立し、マルチメディア端末がVAVコールに関連するビデオコンテンツを提供する前に、分離するウェブセッションを介してVAVコールのビデオ成分へ第2のユーザがアクセス要求を行うことを待機するように動作する。第2のユーザがウェブブラウザを介してウェブセッションを開始しVAVコールのビデオ成分へアクセス要求を行うと、サービスノードはマルチメディア端末に対してウェブブラウザに関連するメディアプレーヤーへビデオコンテンツの供給を開始するように指示する。マルチメディア端末の視点からすると、VAVコールは、関連する音声とビデオ成分を有しVAVコールの一部としてVAVコールの音声とビデオ成分の両方をサポートすることができる単一のユーザ端末へ提供される通常のVAVコールである。マルチメディア端末はウェブセッションを意識する必要が無く、又はビデオコンテンツの目的地がVAVコールの音声成分を処理する同じ通信エージェントの代わりにウェブブラウザに関連するメディアプレーヤーであることを意識する必要が無い。
【0009】
第2の実施形態の1つの構成では、ビデオ成分が既存の音声コールへ加えられる。音声コールは、音声のみのコールとして始められ少なくとも一部がマルチメディア端末と音声端末間の回線交換接続を介して確立された。音声コールの音声ベアラが確立された後、第2のユーザのビデオ成分を既存の音声コールへ加えたいという要望を判定する第2のユーザのウェブブラウザによってサービスがウェブセッションを確立してもよい。ウェブセッションは、第1のユーザとの会話に応答して第2のユーザによって始められてもよい。ウェブセッションを介して、サービスノードはマルチメディア端末に関連するセッション情報及びウェブブラウザに関連するメディアプレーヤーへ第1ビデオコンテンツを配信するために十分な通信情報の少なくとも一部を取得してもよい。セッション情報に基づいて、サービスノードは既存の音声コールをサポートするマルチメディア端末を識別してもよく、マルチメディア端末が通信情報を使ってビデオ成分を介してウェブブラウザのメディアプレーヤーへビデオコンテンツを配信できるように、マルチメディア端末に対しビデオ成分を加えて既存の音声コールを拡張させるように指示を提供する。
【0010】
以下の詳細な説明を添付の図面を参照して読むならば、当業者は本発明の範囲を理解し、その追加の特徴を理解するであろう。
【0011】
本明細書に組み込まれてその一部を形成する添付図面は本発明のいくつかの特徴を図示し、記載内容とともに本発明の原理を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本開示の一の実施形態にかかる通信環境のブロック図である。
【図2A】本開示の一の実施形態にかかる代表的な通信フローである。
【図2B】本開示の一の実施形態にかかる代表的な通信フローである。
【図2C】本開示の一の実施形態にかかる代表的な通信フローである。
【図2D】本開示の一の実施形態にかかる代表的な通信フローである。
【図3】本開示の第2の実施形態にかかる通信環境のブロック図である。
【図4】本開示の第3の実施形態にかかる通信環境のブロック図である。
【図5】本開示の第4の実施形態にかかる通信環境のブロック図である。
【図6】本開示の第5の実施形態にかかる通信環境のブロック図である。
【図7A】本開示の他の実施形態にかかる代表的な通信フローである。
【図7B】本開示の他の実施形態にかかる代表的な通信フローである。
【図8】本開示の一の実施形態にかかるサービスノードのブロック図である。
【図9】本開示の一の実施形態にかかるブラウザ端末(又は音声端末)のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
以下に述べる実施形態は、当業者が本発明を実施するのに必要な情報を提供し、本発明を実施するうえでベストモードを説明する。添付の図面を参照して以下の説明を読むことにより当業者は本発明のコンセプトを理解し、ここに特に記載していないこれらのコンセプトの応用を認識するであろう。これらのコンセプト及び応用は、この開示の範囲に入り、添付の特許請求範囲に含まれることが理解されるべきである。
【0022】
選択的な実施形態の詳細説明に入る前に、代表的な通信環境10の概要が添付図1において提供される。一般的に、サービスノード12は、マルチメディア端末14,音声端末16,及び音声端末16又は離れたブラウザ端末18に設けられるウェブブラウザ18Bの間の通信を容易にするために設けられる。特に、種々の端末は、有線又は無線のテレフォン、パソコン、携帯情報端末のようなものを備え、実質的にあらゆる形態を採ってもよい。この説明や以下の請求範囲においてこれらの端末に提供するラベルは読み易さを改良するため及び端末を個別に識別するためにのみ用いる。従って、端末(14,16,18)のいずれも、音声を備えたマルチメディアのアプリケーション及び通信の制限された又は全部の範囲をサポートしてもよい。別の方法として、音声端末16はパケット又は回線交換接続を通して主要な音声通信アプリケーションをサポートしてもよい。
【0023】
一般的に、本発明の一の実施形態では、マルチメディア端末14に関連する第1のモバイルユーザが音声及びビデオ(VAV)コールをマルチメディア端末14から一般的には第2のユーザ、特に音声端末16に関連する通信アドレスを使って第2のユーザに向けて創出することができる。通信アドレスは、ディレクトリ番号又はSession Initiation Protocol(SIP)Uniform Resource Locator(URL)のようなパケット通信アドレスであってもよい。通信アドレス又はVAVコールが向けられる端末がVAVコールのビデオ成分をサポートすることができない時、VAVコールは処理のためにサービスノード12へ送られる。VAVコールがマルチメディア端末14によって創出される時、VAVコールは最初はセッションプロキシ(Session Proxy:SP)22へ送られてもよい。セッションプロキシ(SP)22は、VAVコールが向けられるアドレス又は端末がVAVコールのビデオ成分をサポートできるかどうかを判定する。セッションプロキシ22は、VAVコールが向けられるアドレス又は端末がVAVコールの音声及びビデオ成分の両方をサポートできると判定すれば、セッションプロキシ22は従来の手法でそのコールを指定の通信アドレス又は端末へ送る。もしセッションプロキシ22がVAVコールが向けられるアドレス又は端末がVAVコールのビデオ成分をサポートできないと判定すれば、セッションプロキシ22はそのコールを処理のためサービスノード12へ送る。図1の実施形態では、マルチメディア端末14は、インターネット20に直接又は間接的に結合されセッションプロキシ22へアクセスする、パケットベースのアクセスサブシステム(Packet−based access Subsystem:PS)24を介してサービスされる。セッションプロキシ22及びサービスノード12はインターネットを介して通信してもよい。
【0024】
この例では、VAVコールはVAVコールのビデオ成分をサポートできない音声端末16へ向けられる。VAVコールがサービスノード12へ送られる時、サービスノード12は、音声端末16によりVAVコールの音声成分を確立するように動作する。さらに下記に説明するように、第2のユーザに対するVAVコールのビデオ成分がウェブブラウザ18Bを介してその後確立されてもよく、図示のようにウェブブラウザ18Bは音声端末16又は第2のユーザのブラウザ端末18に設けられてもよい。VAVコールがセッションプロキシ22によりサービスノード12へ送られる時、サービスノード12は、第1のユーザのマルチメディア端末14と第2のユーザの音声端末16間のVAVコールの音声成分に対する音声ベアラの確立を容易にする。図示のように、VAVコールは、セッションプロキシ22を介し、マルチメディアシグナリングを介してサービスノード12へ送られ、マルチメディアシグナリングはサービスノード12へのシグナリングメカニズムを提供してマルチメディア端末14に対してVAVコールの音声及びビデオ成分の両方を確立し制御するとともにマルチメディア端末14と情報を交換する。
【0025】
音声端末16は公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)26によってサービスされ、サービスノード12は別の音声シグナリングを採用し、VAVコールの音声成分を確立し制御してもよい。マルチメディアシグナリング及び音声シグナリングを通してサービスノード12はマルチメディア端末14と音声端末16との間のVAVコールの音声成分をサポートする音声ベアラの確立を容易にすることができる。図示のように、サービスノード12は音声シグナリングを介してメディアゲートウェイ30を制御するように動作するメディアゲートウェイコントローラ(Media Gateway Controller:MGC)28と通信することができる。サービスノード12は、マルチメディア端末14又はマルチメディア端末14のエージェント及びMGC28へ指示を出し、マルチメディア端末14と音声端末16との間にメディアゲートウェイ30を介して音声ベアラを確立する。この例では、音声ベアラはMGC28の制御のもとでメディアゲートウェイ30を通して確立され、音声ベアラはマルチメディア端末14及びメディアゲートウェイ30間にPS24及びインターネット20を通してパケット部を有し、メディアゲートウェイ30及び音声端末16間にPSTN26を介して回線交換部を有する。
【0026】
第1、第2のユーザは音声ベアラを介して相互に会話をしてもよいが、VAVコールのビデオ成分はまだ確立されていない。VAVコールの開始前、又は一旦音声ベアラが確立されると、第1のユーザは第2のユーザへVAVコールの音声成分に関連してビデオ成分があることを知らせてもよい。VAVコールのビデオ成分へアクセスするために、第2のユーザはウェブブラウザ18Bを開き、ユーザがVAVコールのビデオ成分へアクセスすることを許容するサービスに関連するウェブサイトへナビゲートすることによってウェブセッションを開始する。第2のユーザは、ユーザによって提供され、ユーザによって開始された特定の1つの又は複数のVAVコールに関連する特定のURLを使ってそのウェブサイトへナビゲートしてもよい。代表的な特定のURLは、http://video.carrier.com/?DN0である。ここで、DN(Directory Number)0はマルチメディア端末14に関連するディレクトリ番号である。他の方法として、第2のユーザはユーザがVAVコールのビデオ成分へアクセスすることを許容するサービスに関連する一般的なURLを使ってそのウェブサイトへナビゲートしてもよい。その中で、第2のユーザは、アクセスを要望する特定のVAVコールを識別するために十分な情報を提供してもよい。代表的な一般的URLはhttp://video.carrier.comであり、これはディレクトリ番号DN0、又はサービスノード12が第1のユーザによって開始されたVAVコールにウェブセッションを関連付けることを許容するのに十分な他の識別情報を提供することによってユーザがVAVコールを識別することを許容する、一般のページに関連する。VAVコールのビデオ成分にアクセスする要望は、ウェブセッションの開始に基づいて、又はそれを行うための特定のリクエスト、情報又は指示を提供する第2のユーザによって判定されてもよい。
【0027】
ウェブセッションに応答してサービスノード12はアクセスがリクエストされたVAVコールを識別してVAVコールのビデオ成分に対するビデオコンテンツが音声ベアラを介してウェブブラウザ18Bへストリームされることが可能であるために十分な通信情報を取得する。通信情報の全て又は一部分は予めサービスノード12に記憶されていてもよく、第2のユーザ、ウェブブラウザ18B、ウェブブラウザ18Bに関するメディアプレーヤー、ブラウザ端末18、第三者、あるいはこれらの組合せから取得されてもよい。通信情報のタイプやコンテンツは実施形態によって異なってもよいが、通信情報はマルチメディア端末14やマルチメディア端末14のエージェントが第1のユーザによって提供されたビデオコンテンツをウェブブラウザ18Bへストリームしたり、あるいは配信したりするのに十分なものでなければならない。通信情報はアドレス、ポート、ウェブブラウザ18Bやウェブブラウザ18Bとともに動作するメディアプレーヤーに関するコーデック情報を備えてもよい。例えば、マルチメディア端末14やマルチメディア端末14のエージェントは特定のコーデックに従ってビデオコンテンツをエンコードしてもよく、提供されたアドレスやポート情報を使ってビデオコンテンツをウェブブラウザ18Bへストリームしてもよい。
【0028】
サービスノード12は通信情報をマルチメディア端末14やマルチメディア端末14のエージェントへ提供し、マルチメディア端末14やマルチメディア端末14のエージェントは通信情報を使ってビデオコンテンツをビデオベアラを介して第2のユーザのウェブブラウザ18Bへストリームする。通信情報は、VAVコールのビデオ成分をスタートさせる指示又はそれに関連してサービスノード12によってマルチメディア端末14へ提供されてもよく、ビデオコンテンツのウェブブラウザ18Bへの配信が開始される。次いで、生のあるいは予め記録されたビデオコンテンツが、ウェブブラウザ18Bと一体のあるいはそれに関連するメディアプレーヤーによって第2のユーザによって受取られる。このように、ビデオコンテンツはウェブセッションにより又はウェブセッションに関連して第2のユーザへ効果的に提供されてもよいる。第2のユーザのビデオコンテンツはウェブブラウザ18Bからマルチメディア端末14やマルチメディア端末14のエージェントへ逆配信されてもよく、VAVコールの音声成分に関連する双方向ビデオセッションを提供する。第1のユーザへ逆配信されるビデオコンテンツは、生のあるいは記録されたビデオコンテンツであってもよく、ビデオコンテンツはブラウザ端末18のビデオカメラ32により捉えられたものである。
【0029】
一般的に、サービスノード12は、通信機能、ウェブサーバ機能、及び相互作用機能を提供してもよい。VAVコールが創出されると、VAVコールはサービスノード12により提供される通信機能へ送られる。通信機能は、マルチメディア端末14、マルチメディア端末14に代わり動作する要素等によりマルチメディアシグナリングをサポートすることができ、音声端末16、音声端末16に代わり動作する要素、メディアゲートウェイコントローラ28、コールサーバ(図示しない)等により音声シグナリングをサポートすることができる。一の実施形態では、VAVコールはマルチメディアシグナリングを介してサービスノード12へ送られ、マルチメディアシグナリングは一般的にはVAVコール、特にVAVコールの音声成分を処理するのに必要なシグナリングをさらにサポートしてもよい。これに限定されないが、マルチメディアシグナリングは、音声成分に対する音声ベアラを確立し制御すること、及びマルチメディア端末14やそのエージェントがビデオを音声ベアラを介してウェブブラウザ18Bへ配信するよう指示することに関連して、サービスノード12がマルチメディア端末14やそのエージェントと相互作用することを可能にする。
【0030】
通信機能は、音声シグナリングをサポートしてもよい。音声シグナリングは、サービスノード12により使われてMGC30又はコールサーバのような音声端末16又はそのエージェントとVAVコールの音声成分に対する音声ベアラを確立し制御することに関し相互作用する。このように、サービスノード12の通信機能は、VAVコールの音声成分に対する音声ベアラを確立し制御することに関しマルチメディア及び音声シグナリングの両方を採用してもよい。特に、音声ベアラはPS24,PSTN26,又はこれら組合せを介して提供されてもよく、当業者によって理解されるように、マルチメディア及び音声シグナリングは、望ましい音声ベアラの構成要件に従って使われる。
【0031】
サービスノード12のウェブサーバ機能は、ウェブブラウザ18Bのウェブセッションをサポートし、サービスノード12の相互作用機能は、ウェブサーバ機能と通信機能との間の相互作用を容易にする。ウェブサーバ機能により、サービスノード12がウェブブラウザ18Bに対しウェブサーバとして現れ、Internet Engineering Task Force’s(IETF)Request For Comments(RFC)2616に記載のHyper−Text Transfer Protocol(HTTP)のような適当なウェブセッションプロトコルを使って、コンテンツに対するウェブブラウザ要求に応答したり、要求されたコンテンツをウェブページやウェブページの更新に提供する、通常のウェブサーバの機能性をサポートする。サービスノード12の相互作用機能は通信やウェブサーバ機能や通信やウェブサーバ機能間の相互作用の制御を提供する。
【0032】
一の実施形態では、サービスノード12の通信機能は、第2のユーザに関連するかそのアドレスに関連して、VAVコールの音声及びビデオ成分を処理することができるVAV可能な端末として現れるかあるいはVAV可能な端末を表す。マルチメディア端末14により創出されたVAVコールは効果的に通信機能へ送られ、コールの音声成分の音声ベアラを確立するように動作し、マルチメディア端末14がVAVコールに関するビデオコンテンツを提供する前に、分離したウェブセッションを介してVAVコールのビデオ成分へのアクセスを第2のユーザが要求するのを待機する。第2のユーザがウェブブラウザ18Bを介してウェブセッションを開始しVAVコールのビデオ成分へアクセス要求を行うと、サービスノード12はマルチメディア端末14に対してウェブブラウザ18Bに関連するメディアプレーヤーへビデオコンテンツの提供を開始するように指示する。マルチメディア端末14の視点からすると、VAVコールは関連する音声とビデオ成分を有しVAVコールの音声とビデオ成分の両方をサポートすることができる単一のユーザ端末へ提供される通常のVAVコールである。マルチメディア端末14はウェブセッションを意識する必要が無く、又はビデオコンテンツの目的地がVAVコールの音声成分を処理する同じ通信クライエントの代わりにウェブブラウザ18Bに関連するメディアプレーヤーであることを意識する必要が無い。
【0033】
図2A乃至2Dを参照すると、第2のユーザがウェブブラウザ18Bを使ってVAVコールのビデオ成分をアクセスすることを許容する代表的なシナリオを説明する通信フローが提供される。当業者はこれが本発明の一の実施形態に係る代表的シナリオに過ぎないことを理解し、通信フローに表わされる特徴と要素は本発明を実施するうえで全てが必要ではないことを理解するであろう。特に、通信フローは本発明のコアコンセプトを補う多くの選択的な特徴を図示するように意図されている。このシナリオのために第2のユーザ又は音声端末16はディレクトリ番号DN1に関連し、第1のユーザ又はマルチメディア端末14はディレクトリ番号DN0に関連する。
【0034】
いずれかの時点で、第1のユーザはディレクトリ番号DN1を使ってマルチメディア端末14からVAVコールを開始することを決定する。従って、第1のユーザはマルチメディア端末14へVAVコールを行うことを指示し、これによりマルチメディア端末14はディレクトリ番号DN1に対してVAVコールを開始する(ステップ100)。このシナリオでは、通信環境10が使われ、マルチメディア端末14はPS24によってサポートされるので、このコールは対応するPSインターフェイスを介して開始されると想定する。さらに、セッション開始プロトコル(SIP)がセッションシグナリング及び制御に使われる。しかしながら、当業者は他のセッションシグナリングプロトコルも採用されることを理解するであろう。
【0035】
VAVコールを開始するために、マルチメディア端末14は、ディレクトリ番号DN1対象のSIPインバイトをセッションプロキシ22へ送信する(ステップ102)。このインバイトは、マルチメディア端末14に対するディレクトリ番号DN0を備えるとともに、このインバイトが音声及びビデオ成分を備えるVAVコールのインバイトであることを示す。セッションプロキシ22は適当なデータベースを記録するか又はそれをアクセスしてもよく、ディレクトリ番号DN1がビデオ能力を備えるユーザ端末、特にVAVコールのビデオ成分をサポートできるユーザ端末に関して登録されているかどうかを判定する。この例では、音声端末16はVAVコールのビデオ成分を典型的な手法ではサポートすることができず、セッションプロキシ22はディレクトリ番号DN1がビデオ能力を有する装置に登録されていないと判定する(ステップ104)。
【0036】
セッションプロキシ22は、ディレクトリ番号DN1がビデオ能力を有するようには登録されていないと判定すると、VAVコールは通常の手法で処理される代わりにサービスノード12へ有効に送り返される。このように、VAVコールをサービスノード12へ有効に別ルートで送るために、セッションプロキシ22はインバイトをサービスノード12へ送る(ステップ106)。特に、VAVコール特にVAVコールを開始することに関するインバイトのルーティングは、マルチメディアシグナリングを介して提供される。インバイトを受取ると、サービスノード12はディレクトリ番号DN1をインバイトから取り出し、このディレクトリ番号DN1を使ってVAVコールの音声成分を確立する(ステップ108)。要するに、サービスノード12は適当なユーザ端末、この場合は音声端末16を判定し、これにより音声ベアラが確立されてVAVコールの音声成分をサポートする。音声端末16はPSTN26によりサポートされるので、サービスノード12はインバイトを修正して音声セッション開始にのみ使用されることを示し、その後インバイトを、音声端末16をサービスできるメディアゲートウェイコントローラ28へ送信する(ステップ110)。インバイトの受信に応答して、メディアゲートウェイコントローラ28は必要なコールセットアップシグナリングを適当なテレフォニスイッチ又はPSTN26の他のメディアゲートウェイにより容易にし、VAVコールに相当する音声コールをPSTN26を通して音声端末16に提供することを容易にする(ステップ112)。
【0037】
第2のユーザが音声コールに応えると(ステップ114)、メディアゲートウェイコントローラ28がコールセットアップシグナリングを通して通知される。メディアゲートウェイコントローラ28は200OKメッセージをサービスノード12及びセッションプロキシ22を通してマルチメディア端末14へ返信して音声コールが応えられたことを示し、必須の通信情報を提供してマルチメディア端末14がメディアゲートウェイ30と通信できるようにする(ステップ116)。このように、マルチメディア端末14はVAVコールの音声成分のみが確立されたことを認識する。サービスノード12及びセッションプロキシ22を介してマルチメディア端末14とメディアゲートウェイコントローラ28との間のシグナリングの交換を通して、マルチメディア端末14は音声コンテンツをメディアゲートウェイ30へ配信する十分な通信情報を有し、メディアゲートウェイ30は音声ベアラのパケット部を介してマルチメディア端末14へ音声コンテンツを配信できるための十分な通信情報を有する。コールセットアップシグナリングはPSTN26を通して、メディアゲートウェイ30と音声端末16間の音声ベアラの部分の回線交換、あるいはPSTNを容易にする。音声ベアラのパケット及びPSTN部は、メディアゲートウェイ30で相互作用し、第1のユーザ、第2のユーザが相互に話すことができるのに十分な全体の音声ベアラを提供する(ステップ118)。特に、当業者は別のシグナリングが従来の手法で求められまたは提供されて音声ベアラの個々の部分を確立することを理解し、個々の要素間で交換されねばならない情報が異なるコールシグナリングメッセージに提供されてもよいことを理解するだろう。
【0038】
この例では、第1のユーザ、第2のユーザ間の会話中に、第1のユーザが第2のユーザへ音声セッションに関連して利用できるビデオ成分が存在することを通知すると想定する(ステップ120)。音声端末16を介して第1のユーザと話をする間、第2のユーザはブラウザ端末18を操作してウェブブラウザ18Bを開いてもよい(ステップ122)。ウェブブラウザ18BはURLを識別して、ビデオアクセスページをアクセスするのに使い、ビデオアクセスページはユーザがVAVコールのビデオ成分にアクセスすることを支援する(ステップ124)。URLはウェブブラウザ18Bにより記憶されてもよいし、第2のユーザによって提供されてもよい。この例では、URLは第1のユーザにより第2のユーザへ提供され、第2のユーザがURLをウェブブラウザ18Bへ入力し、ウェブブラウザ18Bはその後URLを使ってビデオアクセスページ要求をサービスノード12へ送る(ステップ126)。ビデオアクセスページ要求はサービスノード12のウェブサーバ機能によりウェブセッションを効果的に開始すると想定する。ビデオアクセスページ要求に応答してサービスノード12は適当なビデオアクセスページを生成し(ステップ128)、ビデオアクセスページをブラウザ端末18のウェブブラウザ18Bへ送信する(ステップ130)。ウェブブラウザ18Bはビデオアクセスページを第2のユーザへ与え(ステップ132)、この例では、第2のユーザからセッション情報を受取る(ステップ134)。セッション情報は第1、第2のユーザの識別(第1のユーザID及び第2のユーザID)及びVAVコールに関連するディレクトリ番号(DN0及びDN1)を備えてもよいが備える必要はない。ウェブセッションの期間、専用の又は他のメッセージングを通してセッション情報がサービスノード12へ提供されてもよい(ステップ136)。サービスノード12は、第2のユーザやウェブセッションを開始するために使われるURLや他の適当な情報により提供されたセッション情報に基づいて第2のユーザが興味を持つVAVコールを識別してもよい(ステップ138)。
【0039】
サービスノード12は、VAVコールのビデオ成分へのアクセスを許可する前に第2のユーザの認証を要求してもよい。一の実施形態では、サービスノード12はパスワードやアクセスコード、認証ページや更新のような認証情報を生成してもよい(ステップ140)。認証ページや更新はウェブページやビデオアクセスページの更新であってもよく、第2のユーザがVAVコールのビデオ成分へのアクセスを行える前に第2のユーザの認証がとれるように、第2のユーザへ認証情報の入力要求を提供する。認証ページや更新はブラウザ端末18のウェブブラウザ18Bへ提供されてもよく(ステップ142)、ウェブブラウザ18Bは認証ページや更新を第2のユーザへ与える(ステップ144)。特に、認証ページや更新は、認証情報を備えない。その代わり、サービスノード12は認証情報を第1のユーザへ任意の利用可能な方法で配信する(ステップ146)。例えば、サービスノード12は、ショートメッセージングサービス(Short Messaging Service:SMS)メッセージ、インスタントメッセージ、マルチメディアメッセージサービス(Multimedia Messaging Service:MMS)メッセージ、eメール、等を通して認証情報をマルチメディア端末14へ送ってもよい。マルチメディア端末14はサービスノード12から認証情報を受取り、認証情報を第1のユーザへ与える。
【0040】
第1のユーザは、VAVコールの音声成分を介してあるいはSMS、MMS、インスタントメッセージング又はeメールのような適当なメッセージング技術を使って認証情報を第2のユーザへ提供してもよい(ステップ148)。認証情報は、通常のダイナミックな手法でマルチメディア端末14又は第1のユーザへ生成されて配信される必要は無い。認証情報は、VAVコールの前に生成されて第2のユーザと共有することができる。認証情報がどのように第2のユーザによって受取られるかに関わらず、認証情報を認証ページや更新に設けられる適当なフィールドへ入力することなどにより、第2のユーザは認証情報をウェブブラウザ18Bへ提供する。第2のユーザから認証情報を受取ると(ステップ150)、ブラウザ端末18のウェブブラウザ18Bは認証情報をウェブセッションメッセージを介してサービスノード12へ与える(ステップ152)。サービスノード12は認証情報を取り出し、認証情報に基づいて第2のユーザを認証する(ステップ154)。もし第2のユーザが認証されなければ、VAVコールのビデオ成分へのアクセスは否定される。もし第2のユーザが認証されれば、サービスノード12はコネクトページや更新を生成し(ステップ156)、コネクトページや更新をブラウザ端末18へ送る(ステップ158)。コネクトページや更新は、第2のユーザにVAVコールのビデオ成分へ接続するプロセスが進行中であることを知らせ、ウェブブラウザ18Bに関連するメディアプレーヤーへVAVコールのビデオ成分に参加する準備を行うように指示を提供する(ステップ160)。
【0041】
上記の任意のあるウェブページや更新又は別のウェブページや更新を通して、ウェブブラウザ18Bはサービスノード12によって提供されたウェブページがビデオが利用可能であることを示していることを検知する(ステップ162)。この例では、コネクトページ又は更新はウェブページに関連しビデオが利用できることを提供してもよい。ブラウザ端末18のウェブブラウザ18Bはウェブブラウザ18Bに関連するメディアプレーヤーのアドレス、ポート、及びコーディック等の通信情報を取得し、(ステップ164)、メディアプレーヤーの通信情報をウェブセッションを介してサービスノード12へ送る(ステップ166)。
【0042】
サービスノード12は、VAVコールの音声成分へのアクセスが適当であり、メディアプレーヤーの通信情報が受取られたことを判定すると、サービスノード12は、VAVコールのビデオ成分に対するセッションデータプロトコル(Session Data Protocol:SDP)に提供されたメディアプレーヤーの通信情報とともにSIPリインバイトを生成する(ステップ168)。リインバイトのSDPは、ウェブブラウザ18BのメディアプレーヤーへVAVコールのビデオ成分に対するビデオコンテンツを配信するために使う、アドレス、ポート、及びコーディック等の十分な通信情報を提供する。VAVコールのビデオ成分に対するリインバイトは、セッションプロキシ22を介してマルチメディア端末14へ送られ(ステップ170)、マルチメディア端末14はリインバイトを処理し(ステップ172)、マルチメディア端末14がVAVコールのビデオ成分に対するビデオコンテンツの提供を開始する。リインバイトに応答して、マルチメディア端末14は200OK又はマルチメディア端末14に対する通信情報を備えた他のメッセージを提供してもよい(ステップ174)。この通信情報はアドレス、ポート、マルチメディア端末14のコーディックを識別してもよく、ブラウザ端末18によって使われて、双方向ビデオが望まれる場合には、ビデオコンテンツをVAVコールの音声成分に関連するマルチメディア端末14へ返信する。
【0043】
ウェブブラウザ18Bのメディアプレーヤーに対する通信情報が具わり、マルチメディア端末14はVAVコールのビデオ成分に対するビデオコンテンツをビデオベアラを介してウェブブラウザ18Bのメディアプレーヤーへ配信を開始してもよい(ステップ176)。ブラウザ端末18のウェブブラウザ18Bは、ビデオコンテンツを処理し第2のユーザへ与えてもよい(ステップ178)。双方向ビデオが望まれる場合には、サービスノード12はウェブセッション等を介して第2のユーザからの指示に応答して第2のユーザから第1のユーザへビデオ配信を開始するように判定してもよい(ステップ180)。サービスノード12は、ビデオの配信をウェブブラウザ18Bへ開始する指示を送ってもよい(ステップ182)。この指示は、マルチメディア端末14の通信情報を備えてもよく、これにより、ブラウザ端末18は録画であれ生であれ選択ビデオコンテンツをサービスノード12により提供される通信情報を使ってビデオベアラを介してマルチメディア端末14へ送ることができる(ステップ184)。ブラウザ端末18により提供されるビデオコンテンツは、カメラ32により取得され、VAVコールと同時に記録される生のビデオ又は予め録画されたビデオを表してもよい。第1のユーザ、第2のユーザ間で提供されるビデオに加え、写真等のような他のメディアはビデオコンテンツの代わりに、またはそれに関連して交換されてもよい。
【0044】
上記実施態様において説明したように、VAVコールの音声成分は音声端末16によりサポートされ、一方ビデオ成分は音声端末16とは分離したブラウザ端末18のウェブブラウザ18Bによりサポートされる図3に示されるように、音声端末34はあるタイプのメディアをサポートする能力を備えてもよいが、マルチメディア端末14や音声及びビデオ成分を有するビデオコールを容易にするサービスプロバイダとは完全にコンパチブルとはならない。例えば、音声端末34はPSTN2を通してセルラー通信をサポートすることができ、3、4世代のモバイル通信システムにおいて提供されるような適当なパケットベースのアクセスメカニズムを通してインターネット20へのアクセスをサポートできる。このような構成により、図3に示されるように、音声端末34はPSTN26を介して音声セッションをサポートでき、インターネット20を介してウェブセッションをサポートできる。ビデオベアラは、ウェブブラウザ18Bに関連するメディアプレーヤーへ提供されてもよく、ウェブブラウザ18Bは、音声端末34に存在して上述のようにウェブセッションを介してアクセスされる。図1、3において、PSTN26を通して、音声ベアラは音声端末16,34へ提供されるが、図4に示すように、音声ベアラはインターネット20のようなパケットネットワークを通して、音声端末16,34へ提供されてもよい。従って、インターネット20は音声及びビデオベアラ及びVAVコールのビデオ成分へのアクセスが提供されるウェブセッションの全て又は少なくともその一部をサポートしてもよい。
【0045】
図5に示されるように、マルチメディアシグナリング及び音声及びビデオベアラの少なくとも一部はマルチメディア端末14のPSTN26により提供される回線変換接続を介して多重化されてもよい。例えば、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project))標準化機構は、PSTN26により提供される従来のアナログ電話回線又は無線接続を介する多重音声、ビデオ、データ送信について規格を定めている。代表的な規格は3G−324M規格であり、回線交換接続を介して送信のための音声、ビデオ、データを多重化し、その中でH.236コーデックがビデオエンコーディングにAMRコーディックが音声ビデオエンコーディングに用いられる。多重接続はマルチメディア端末14からモバイルスイッチングセンタ(Visited Mobile Switching Center:VMSC)36を通りビデオゲートウェイ(Video Gateway:VGW)38へ効果的に延伸している。ビデオゲートウェイ38は、多重接続をマルチメディア端末14や通信環境10の中の様々な要素と相互に作用させる。例えば、マルチメディアシグナリングはセッションプロキシ22を通してサービスノード12へ提供される。音声及びビデオベアラは分離され、しかるべくルート化され、この例では、PSTN26とインターネット20を介して、それぞれ音声端末16及びブラウザ端末18へ通じている。
【0046】
本発明の他の実施形態では、VAVコールを開始するマルチメディア端末14の代わりに、基本的な音声コールが第1のユーザ、第2のユーザのいずれかによって最初に開始され、PSTN26を介して確立されてもよい。次いで、少なくともマルチメディア端末14の視点からビデオセッションが確立され、VAVコールを提供するために音声コールに関連付けられる。図6の例に示されるように、マルチメディア端末14はPS24及び回線交換サブシステムCS(Circuit−switched Subsystem)36によりサービスされてもよく、音声コールはCS36を介して確立され、ビデオ成分に対するビデオセッションはPS24を介して確立される。ビデオ成分へのアクセスは上記と同様の手法によりウェブセッションを通しして第2のユーザにより開始される。一例として、マルチメディア端末14は3GPP standardTR23.279,Combining Circuit Switched(CS)及びIP Multimedia Subsystem(IMS)のサービスを使ってもよく、これらの全部は参照することにより本出願に組み込まれ、音声及びビデオコールを確立する。音声コールが確立された後、ウェブブラウザ18Bを介しウェブセッションを通して第2のユーザによってビデオ成分のプロセスが開始される。ウェブセッションを開始するために、第2のユーザは適当なURLを使ってサービスノード12を接続してもよい。
【0047】
ウェブセッションを通して、第2のユーザは十分なセッション情報を提供してもよく、ビデオ成分が関連付けられる音声コールを識別する。サービスノード12はウェブセッションを介して十分な通信情報を取得してもよいし、あるいはマルチメディア端末14がビデオコンテンツをウェブブラウザ18Bに関連するメディアプレーヤーへ配信することを許容してもよい。サービスノード12はその後マルチメディア端末14及び恐らくはウェブブラウザ18Bに関連するメディアプレーヤーと相互作用して、ビデオメディアがマルチメディア端末14からウェブブラウザ18Bのメディアプレーヤーへ提供されるように音声コールに平行してビデオセッションを立ち上げる。マルチメディア端末14は、マルチメディア端末14の視点からVAVコールを提供するために音声コールとビデオセッションを関連させてもよい。マルチメディア端末14は、VAVコールを提供するために音声コールとビデオセッションを関連させてもよいが、音声コール、特に音声コールのシグナリング及びベアラはCS36及びPSTN26の中では影響を受けない。
【0048】
図7A及び7Bには、かかる構成の代表的な通信フローが示される。いずれかのポイントで、第1のユーザはディレクトリ番号DN1を使って音声コール、又はセッションをマルチメディア端末14から開始する。図示のように、第1のユーザは、音声端末16に関連するDN1へ音声コールを開始するように、マルチメディア端末14に対して指示する。マルチメディア端末14はCS36を介しディレクトリ番号DN1に対して音声コールを開始する(ステップ200)。これに応じて、マルチメディア端末14及び音声端末16間の音声コールのために利用可能なコール立ち上げメカニズムを使って音声ベアラが確立される(ステップ202)。マルチメディア端末14はCS36及びPS24によってサポートされ、コールはセッションプロキシ22やサービスノード12により関与されることなくCS36を介して開始され、確立されると想定する。
【0049】
この例では、音声ベアラを介して第1のユーザ、第2のユーザ間にサポートされる会話の間、第1のユーザは音声コールに関連して利用可能なビデオ成分が存在することを第2のユーザへ知らせると想定する(ステップ204)。音声端末16を介する第1のユーザとの会話の間、第2のユーザはブラウザ端末18と相互作用し、ウェブブラウザ18Bを開いてもよい(ステップ206)。ウェブブラウザ18BはURLを識別してビデオアクセスページをアクセスするために使い、これによりユーザはビデオ成分へアクセスできる(ステップ208)。URLはウェブブラウザ18Bにより記憶されてもよいし、又は第2のユーザによって提供されてもよい。この例では、URLはウェブブラウザ18Bに記憶され、第2のユーザは記憶されたURLリストからURLを選択できる。一旦選択されると、ウェブブラウザ18BはこのURLを使ってビデオアクセスページ要求をサービスノード12へ送る(ステップ210)。
【0050】
ビデオアクセスページ要求は、サービスノード12のウェブサーバ機能によりウェブセッションを効果的に開始すると想定する。ビデオアクセスページ要求に応答して、サービスノード12は適当なビデオアクセスページを生成し(ステップ212)、かかるビデオアクセスページをブラウザ端末18のウェブブラウザ18Bへ送る(ステップ214)。ウェブブラウザ18Bは、ビデオアクセスページを第2のユーザへ与え(ステップ216)、この例では、第2のユーザからセッション情報を受取る(ステップ218)。セッション情報は第1、第2のユーザの識別(第1のユーザID及び第2のユーザID)及び音声コール(DN0及びDN1)に関するディレクトリ番号を備えてもよいが備えなくともよい。ブラウザ端末18のウェブブラウザ18Bは、アドレス、ポート及びコーディックのようなウェブブラウザ18Bに関するメディアプレーヤーに対する通信情報を取得してもよく(ステップ220)、このメディアプレーヤーに対するセッション情報と通信情報とを1以上のメッセージを通してウェブセッションを介してサービスノード12へ送信する(ステップ222)。上記のように、この例では図示しないが、サービスノード12は、要求されたビデオ成分へのアクセスを開始する前に第2のユーザの認証を要求してもよい。
【0051】
要求される音声成分へのアクセスが適当であり、メディアプレーヤーの通信情報が受取られたとサービスノード12が判定すると、サービスノード12は要求されたビデオ成分に対するビデオセッションの確立ためにSDPに設けられたメディアプレーヤーに対する通信情報のSIPインバイトを生成する(ステップ224)。インバイトはディレクトリ番号DN0へ向けられてもよく、音声コールがDN1、第1のユーザ,第2のユーザ,あるいはセッション情報に基づいてこれらの組合せにも関連することを示す。インバイトのSDPは、アドレス、ポート、コーデック等十分な通信情報を提供し、VAVコールのビデオ成分に対するビデオコンテンツをウェブブラウザ18Bのメディアプレーヤーへ配信するために使用する。VAVコールのビデオ成分に対するインバイトはセッションプロキシ22を介してマルチメディア端末14へ送られ(ステップ226)、マルチメディア端末14はインバイトを処理し(ステップ228)、マルチメディア端末14が音声コールに関連する要求されたビデオ成分に対するビデオコンテンツを提供するように起動する。インバイトは、マルチメディア端末14がビデオコンテンツを配信するために使われる音声セッションを音声コールと関連付けて、音声コールを音声及びビデオ成分の両方を備えるVAVコールへ効果的に移行させるように構成されてもよい。
【0052】
インバイトに応答して、マルチメディア端末14は、200OKや他のメッセージにマルチメディア端末14に対する通信情報を提供してもよい(ステップ230)。この通信情報は、マルチメディア端末14のアドレス、ポート、コーデックを識別してもよく、双方向ビデオが望まれる場合はブラウザ端末18によってビデオコンテンツをVAVコールの音声成分に関連するマルチメディア端末14へ返送するために使用される。200OKメッセージに応答して、サービスノード12は、マルチメディア端末14からストリームされるビデオコンテンツを再生する準備をさせるためにメディアプレーヤーへ指示を提供してもよい(ステップ232)。
【0053】
ウェブブラウザ18Bのメディアプレーヤーに対する通信情報が具わって、マルチメディア端末14は、ウェブブラウザ18Bのメディアプレーヤーへビデオベアラを介してVAVコールのビデオ成分に対するビデオコンテンツの配信を開始してもよい(ステップ234)。ブラウザ端末18のウェブブラウザ18Bは、ビデオコンテンツを処理し第2のユーザへ与えてもよい(ステップ236)。もし双方向ビデオが望まれる場合、ウェブセッション等を介して第2のユーザからの指示に応じて、サービスノード12は第2のユーザから第1のユーザへビデオの配信を開始することを判定してもよい(ステップ238)。サービスノード12は、ビデオの配信を開始するようウェブブラウザ18Bへ指示を送ってもよい(ステップ240)。この指示は、マルチメディア端末14に対する通信情報を備えてもよく、従って、ブラウザ端末18は録画された又は生の選択ビデオコンテンツをサービスノード12により提供された通信情報を使ってマルチメディア端末14へ送ることができる(ステップ242)。
【0054】
図8を参照し、サービスノード12のブロック図を一の実施形態に従って説明する。サービスノード12は、上記のように動作する必須のソフトウェア42及びデータ44に対する十分なメモリ40を備えた制御システム38を備えてもよい。ソフトウェア38は、上記の通信機能、ウェブサーバ機能、及び相互作用機能を提供してもよい。通信環境10に示された様々な要素及び本発明の実施中に使われる任意の他の要素との通信を容易にするために、制御システム38は1以上の通信インターフェイス46に関連してもよい。
【0055】
図9を参照すると、ブラウザ端末18(あるいは音声端末16)のブロック図が示されている。ブラウザ端末18は、電話、パソコン等を表してもよく、上記のように動作する必須のソフトウェア52及びデータ54に対する十分なメモリ50を有する制御システム48を備えてもよい。制御システム48は、上記のように通信を容易にするために1以上の通信インターフェイス56に関連し、ユーザインターフェイス58に関連する。ユーザインターフェイス58は、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイクロフォン等の入力デバイスや、スピーカ、ディスプレイ等を備える1以上の出力メカニズムを備えてもよい。
【0056】
当業者は本発明の実施態様に対する改良や変更を認識するであろう。このような改良や変更の全てはここに開示するコンセプト及び以下に示す特許請求範囲に含まれると考えられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のユーザのマルチメディア端末から創出され、音声成分とビデオ成分とを有する音声及びビデオコールを受信し、
前記マルチメディア端末と前記音声及びビデオコールが向けられる第2のユーザの音声端末との間に音声ベアラを確立し、
前記音声及びビデオコールの前記ビデオ成分にアクセスする前記第2のユーザの要望を判定する前記第2のユーザのウェブブラウザとウェブセッションを確立し、
アクセスが望まれる前記音声及びビデオコールを識別し、
前記音声及びビデオコールの前記ビデオ成分に対する第1ビデオコンテンツを前記ウェブブラウザに関連するメディアプレーヤーへ配信するのに十分な第1通信情報を取得し、
前記第1通信情報を使用する前記ウェブブラウザの前記メディアプレーヤーへ前記第1ビデオコンテンツを前記マルチメディア端末又は前記マルチメディア端末のエージェントが配信できるように前記第1通信情報を前記マルチメディア端末へ配信する
音声及びビデオコールのビデオ成分へのアクセスを提供する方法。
【請求項2】
前記第1通信情報は、アドレス情報、ポート情報及びコーデック情報を構成要件とする1以上のグループを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ウェブセッションは、前記第2のユーザによって前記ウェブブラウザから開始され、前記ウェブセッションを確立することは前記ウェブブラウザからブラウザ要求を受信することと、前記ウェブセッションを開始するために前記ブラウザ要求にウェブページにより応答することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
アクセスが望まれる前記音声及びビデオコールは、前記ブラウザ要求内で提供されるURLの識別情報に基づいて識別される請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記識別情報は、ディレクトリ番号と前記音声及びビデオコールに関連するテレフォニアドレスを構成要件とするグループの1つを含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記識別情報は、音声端末に関連する請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1通信情報の少なくとも一部は、前記ウェブセッションを介して前記ウェブブラウザ又は前記ウェブブラウザに関連するメディアプレーヤーから取得される請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ウェブブラウザは、前記音声端末に設けられる請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ウェブブラウザは、前記音声端末とは分離したユーザ端末に設けられる請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記音声端末は、前記音声及びビデオコールの前記ビデオ成分をサポートすることができない請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記音声端末は、前記音声及びビデオコールをサポートすることができない請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記音声端末は、公衆交換電話網によりサービスされる請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ウェブブラウザは、インターネットへのアクセスを有し、前記第1ビデオコンテンツは前記インターネットを介して配信される請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記ウェブセッションを介して前記第2のユーザから認証情報を取得し、前記第2のユーザが前記音声及びビデオコールの前記ビデオ成分へアクセスする権限を与えられるかどうかを前記認証情報に基づいて判定することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記認証情報を生成し前記認証情報の前記第1のユーザへの配信を行うことをさらに含む請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第2のユーザの第2ビデオコンテンツを前記マルチメディア端末へ配信するのに十分な第2の通信情報を取得し、
前記第2のユーザの前記第2ビデオコンテンツが前記第2の通信情報を使用する前記マルチメディア端末へ提供されるように前記第2の通信情報を前記ウェブセッションを介して前記ウェブブラウザへ配信する
ことをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記マルチメディア端末又は前記マルチメディア端末の前記エージェントへ要求を送信し、前記第1の通信情報を使用する前記ウェブブラウザに関連する前記メディアプレーヤーへ前記第1ビデオコンテンツの配信を開始することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項18】
少なくとも1の通信インターフェイスと、
第1のユーザのマルチメディア端末から創出され、音声成分とビデオ成分とを有する音声及びビデオコールを受信し、
前記マルチメディア端末と前記音声及びビデオコールが向けられる第2のユーザの音声端末との間に音声ベアラを確立し、
前記音声及びビデオコールの前記ビデオ成分にアクセスする前記第2のユーザの要望を判定する前記第2のユーザのウェブブラウザとウェブセッションを確立し、
アクセスが望まれる前記音声及びビデオコールを識別し、
前記音声及びビデオコールの前記ビデオ成分に対する第1ビデオコンテンツを前記ウェブブラウザに関連するメディアプレーヤーへ配信するのに十分な第1通信情報を取得し、
前記第1通信情報を使用する前記ウェブブラウザの前記メディアプレーヤーへ前記第1ビデオコンテンツを前記マルチメディア端末又は前記マルチメディア端末のエージェントが配信できるように前記第1通信情報を前記マルチメディア端末へ配信する
ように適用された前記少なくとも1の通信インターフェイスに関連する制御システムと、
を含む音声及びビデオコールのビデオ成分へのアクセスを提供する通信サービスノード。
【請求項19】
前記ウェブセッションは、前記第2のユーザによって前記ウェブブラウザから開始され、前記ウェブセッションを確立することは、前記ウェブブラウザからブラウザ要求を受信することと、前記ウェブセッションを開始するために前記ブラウザ要求にウェブページにより応答することを含む請求項18に記載の通信サービスノード。
【請求項20】
アクセスが望まれる前記音声及びビデオコールは、前記ブラウザ要求内で提供されるURLの識別情報に基づいて識別される請求項19に記載の通信サービスノード。
【請求項21】
前記音声及びビデオコールは、ディレクトリ番号と音声及びビデオコールに関連するテレフォニアドレスを構成要件とするグループの1つを含む識別情報であり、前記識別情報は音声端末に関連する請求項20に記載の通信サービスノード。
【請求項22】
前記第1通信情報の少なくとも一部は、前記ウェブセッションを介して前記ウェブブラウザ又は前記ウェブブラウザに関連するメディアプレーヤーから取得される請求項18に記載の通信サービスノード。
【請求項23】
前記ウェブブラウザは、前記音声端末に設けられる請求項18に記載の通信サービスノード。
【請求項24】
前記ウェブブラウザは、前記音声端末とは分離したユーザ端末に設けられる請求項18に記載の通信サービスノード。
【請求項25】
前記音声端末は、公衆交換電話網によりサービスされる請求項18に記載の通信サービスノード。
【請求項26】
前記ウェブセッションを介して前記第2のユーザから認証情報を取得し、前記第2のユーザが前記音声及びビデオコールの前記ビデオ成分へアクセスする権限を与えられるかどうかを前記認証情報に基づいて判定することをさらに含む請求項18に記載の通信サービスノード。
【請求項27】
前記認証情報を生成し前記認証情報の前記第1のユーザへの配信を行うことをさらに含む請求項26に記載の通信サービスノード。
【請求項28】
第1のユーザのマルチメディア端末と第2のユーザの音声端末間に回線交換接続を介して少なくとも一部が確立された既存の音声コールへビデオ成分を加える方法であって、
前記方法は、
ビデオ成分を前記既存の音声コールへ加える前記第2のユーザの要望が判定される前記第2のユーザのウェブブラウザとウェブセッションを確立し、
前記ウェブセッションを介して前記マルチメディア端末に関連するセッション情報を取得し、
前記ビデオ成分に対する第1ビデオコンテンツを前記ウェブセッションを介して前記ウェブブラウザに関連するメディアプレーヤーへ配信するのに十分な第1通信情報の少なくとも一部を取得し、
前記セッション情報に基づいて前記既存の音声コールをサポートする前記マルチメディア端末を識別し、
前記マルチメディア端末が前記通信情報を使用する前記ウェブブラウザのメディアプレーヤーへ前記ビデオ成分を介してビデオコンテンツを配信できるように、前記既存の音声コールを前記ビデオ成分により拡張する指示を前記マルチメディア端末へ向けて配信する
ことを含む方法。
【請求項29】
前記ウェブセッションは、前記第2のユーザにより前記ウェブブラウザから開始され、前記ウェブセッションを確立することは前記ウェブブラウザからブラウザ要求を受取り、ウェブページによりブラウザ要求へ応答することを含む請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記既存の音声コールは、前記マルチメディア端末をサポートする回線交換サブシステムを介して確立され、前記ビデオコンテンツは前記マルチメディア端末をサポートするパケットサブシステムを介して配信される請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記ウェブブラウザは、前記音声端末に設けられる請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記ウェブブラウザは、前記音声端末とは分離したユーザ端末に設けられる請求項28に記載の方法。
【請求項33】
前記音声端末はビデオセッションをサポートできない請求項28に記載の方法。
【請求項34】
前記音声端末は、前記音声及びビデオコールをサポートすることができない請求項28に記載の方法。
【請求項35】
前記音声端末は、公衆交換電話網によりサービスされる請求項28に記載の方法。
【請求項36】
前記ウェブブラウザは、インターネットへのアクセスを有し、前記第1ビデオコンテンツは前記インターネットを介して配信される請求項28に記載の方法。
【請求項37】
前記音声コールを前記ビデオ成分により拡張することは、統合された音声及びビデオコールを提供する前記マルチメディア端末をもたらす請求項28に記載の方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2012−514365(P2012−514365A)
【公表日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542906(P2011−542906)
【出願日】平成21年12月2日(2009.12.2)
【国際出願番号】PCT/IB2009/007629
【国際公開番号】WO2010/073074
【国際公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【出願人】(501449218)ノーテル ネットワークス リミテッド (30)
【Fターム(参考)】