説明

ゴマ粕またはカキ抽出物を含有する男性不妊予防用または治療用の医薬組成物

【課題】簡便に摂取でき、男性不妊症を有効に予防または治療し得る医薬組成物または健康食品を提供する。
【解決手段】ゴマ粕抽出物および/またはカキ抽出物を配合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は男性不妊予防用または治療用の医薬組成物および健康食品に関する。さらに詳細には、本発明は、簡便に摂取することができる、ゴマ粕抽出物および/またはカキ抽出物を含有してなる男性不妊予防用または治療用の医薬組成物または健康食品に関する。
【背景技術】
【0002】
高等動物に対する亜鉛の必須性は1934年にラットを使った実験で証明され、ヒトで亜鉛欠乏症が発見されたのは1960年代に入ってからで、中東地方でみられた著しい発育の遅延や性腺の機能不全が亜鉛の欠乏によって起こることがPrasadらによって報告されている(Prasad,A.S.et al.:Zinc metabolism in patients with the symdrome of iron deficiencyanemia,hepatosplenomegaly and hypogonadism,J.Lab.Clin.Med.,61,537-549(1963))。特に亜鉛欠乏症の臨床症状が最も目立つのは皮膚炎と発育障害であり、その他に骨端線閉鎖遅延、味覚異常、性発育遅延、脱毛、易感染症および先天性奇形などが知られている。特に亜鉛欠乏の原因としては、動物性タンパク質の乏しい食事や、食事の加工過程で亜鉛が失われる場合、または亜鉛吸収を阻害する食事性因子(植物食品、食物繊維)などで起こることが知られている。
【0003】
一方、不妊原因のうち男性不妊の占める割合は40〜50%と多く、とりわけ精子減少症、精子無力症などの治療を行うにあたり問題となっている。
そこで、精子数、精子活力を増強し、簡便に摂取し得る男性不妊の予防または治療薬の開発が期待されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】Prasad,A.S.et al.:Zinc metabolism in patients with the symdrome of iron deficiencyanemia,hepatosplenomegaly and hypogonadism,J.Lab.Clin.Med.,61,537-549(1963)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、簡便に摂取でき、男性不妊を有効に予防または治療し得る医薬組成物ないしは同様の効果を有する健康食品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明物らは上記課題に鑑みて鋭意検討した結果、天然物に由来するゴマ粕抽出物またはカキ抽出物を有効成分として含有する医薬組成物が、意外にも男性不妊の予防または治療効果を示すことを見いだし、本願発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、ゴマ粕抽出物および/またはカキ抽出物を有効成分として含有する男性不妊予防または治療用の医薬組成物を提供するものである。
また、本発明は、ゴマ粕抽出物および/またはカキ抽出物を有効成分として含有する健康食品を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡便に摂取でき、有効な男性不妊症の予防および治療効果を奏し得る医薬組成物および健康食品が提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の医薬組成物および健康食品を説明する。
本発明において有効成分として使用するゴマ粕抽出物はゴマ種子に由来する。ゴマ種子の栽培品種はほとんど、Sesamium Indicum Lであり、食品としては種皮の色により白ゴマ、茶ゴマ、金ゴマ、黒ゴマなどに分類され、本発明においてはいずれのゴマも使用できるが、好ましくは白ゴマを使用する。このゴマ種子中の油分含量は平均約52%であるが、水分や抽出処理中の損失もあり約43%が抽出残渣、すなわちゴマ粕である。一般にはこのゴマ粕は用途が極めて少なく、ほとんどが飼料原料に向けられているが、本発明ではこのゴマ粕を利用して有効成分であるゴマ粕抽出物を得る。
【0010】
例えば、上記のゴマ種子を200℃前後にて1時間焙煎した後、圧搾法で搾油して得られるゴマ粕残渣を利用できる。このゴマ粕残渣1重量部に対して水5重量部以上を添加し、75℃以上に加熱して30分間以上攪拌し、その後20〜70℃まで冷却してゴマ粕抽出液を得る。
【0011】
ついで、任意の酸、例えばクエン酸、リンゴ酸、リン酸を添加してゴマ粕抽出液のpHを2.0〜5.5に調整する。その後、合成または天然の酸性領域耐性ぺプチダーゼ(例えば、プロテアーゼM;アマノ社製)を添加して0.5〜6.0時間反応させ、再度、75℃以上に30分間以上加熱した後にフィルタープレスにかけ、6,000rpmにて60分間遠心分離してその上清から粗製ゴマ粕抽出液を得る。その粗製ゴマ粕抽出液を減圧濃縮釜中、60℃以下にて濃縮し、その濃縮物を例えば熱交換機など(100℃)によって殺菌し、スプレードライによって乾燥してゴマエキスパウダーを得る。
【0012】
このようにして得たゴマエキスパウダーの有効成分は、蛋白質(アミノ酸)、ミネラルなどであり、特にアミノ酸は、グルタミン酸、アルギニン、イソロイシン、ロイシン、フェニルアラニンが多く、ミネラルは、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛を多く含有し、分析値は粗蛋白質40〜55%、脂肪0.1〜0.3%、炭水化物30〜45%、灰分5〜15%の範囲である。
一般に、ゴマ粕10kgから1〜5kgのゴマエキスパウダーが得られる。
【0013】
本発明において有効成分として使用するゴマ粕抽出物とは、これらの抽出・濃縮工程におけるいずれの段階の抽出・濃縮物をも意味し、例えば、上記のゴマ粕抽出液、粗製ゴマ粕抽出液、ゴマエキスパウダーとして、本発明の医薬組成物または健康食品に処方化し得る。
【0014】
一方、本発明の有効成分として使用するカキ抽出物は、真ガキ(Crassostrea gigas)から得られる。かかる抽出物は、真ガキを酵素分解して得られる。
【0015】
真ガキを酵素分解するに際しては、例えば、アスペルギルス・ニゲール(Aspergillus niger)由来、アスペルギルス・オリザエ(Aspergillus oryzae)由来、Aspergillus sp由来、Bacillus sp由来、またはリゾプス・ニベウス(Rhizopus niveus)由来の酸性プロテアーゼ;バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)由来、Bacillus sp由来、アスペルギルス・オリザエ(Aspergillus oryzae)由来、アスペルギルス・メレウス(Aspergillus melleus)由来、パイナップル・カネリー(Pineapple cannery)由来、またはカリカ・パパイア(Carica papaya)由来の中性プロテアーゼ;バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)由来、またはBacillus sp由来のアルカリ性プロテアーゼなどの酵素を単独で、または2種以上を組み合わせて用い、水中にて、通常40〜80℃で5〜10時間処理する。該処理は、例えば、酵素反応缶中で行う。かかる処理によって、酵素分解物や水溶性成分が水中に溶解する。
【0016】
ついで、例えば、真空回転濾過装置などで濾過し、高速遠心分離することによって水溶性エキスを得、これをフィルタープレスおよび真空濃縮装置を使用して濃縮することによって濃縮エキスを得、これをさらに凍結乾燥法や噴霧乾燥法によって乾燥することにより粉末(カキエキスパウダー)を得る。
【0017】
かく調製されるカキエキスパウダーには、総アミノ酸や遊離アミノ酸、例えば、タウリン、プロリンが多量に含まれる。
【0018】
本発明において有効成分として使用するカキ抽出物とは、これらの濃縮工程におけるいずれの段階の濃縮物をも意味し、例えば、上記の水溶性エキス、濃縮エキス、またはカキエキスパウダーとして医薬組成物または健康食品に処方化し得る。
【0019】
上記のカキ抽出物およびゴマ粕抽出物は、自体公知の方法により、液体物は乾燥後に、乾燥物はそのまま顆粒化または錠剤化して、顆粒分包品または錠剤分包品とすることができる。顆粒化または錠剤化に際しては、例えば、乳糖、デキストリン、デンプン、セルロースなどの賦形剤を使用することができる。別法として、かかる抽出物は適当な瓶(ガラス、缶、防湿ファイバー紙類)に充填することもできる。
【0020】
本発明の医薬組成物または健康食品には、上記各種のカキ抽出物またはゴマ粕抽出物を、各々単独で、または2種以上を混合して本発明の医薬組成物または健康食品に処方化することができ、あるいは各種のカキ抽出物およびゴマ粕抽出物を組合せることもできる。
好ましいカキ抽出物としてはカキエキスパウダーであり、また、好ましいゴマ粕抽出物としてはゴマエキスパウダーであって、これらは各々単独で、または組合せて本発明の医薬組成物または健康食品に処方化することができる。
【0021】
本発明の医薬組成物または健康食品に配合されるカキ抽出物またはゴマ粕抽出物の量は、各々、カキエキスパウダーまたはゴマエキスパウダーとして、1回服用当たり約1mg〜500mgの範囲であり、あるいはこの範囲で2成分を混合して配合することもできる。
【0022】
また、本発明の医薬組成物または健康食品は、カキエキスパウダーまたはゴマエキスパウダーの1成分を含む組成物、または2成分を混合して含む組成物として服用する場合、一錠当たりの合計量が1〜100mgの場合には12〜26錠数/日、100〜300mgの場合には6〜12錠数/日、300〜1,000mgの場合には1〜6錠数/日を食後に服用するのが好ましい。
【0023】
なお、本発明の医薬組成物および健康食品の有効成分であるカキ抽出物およびゴマ粕抽出物は食品由来の成分であって毒性や副作用は考えられず、しかも以下の実施例で示すごとき優れた男性不妊治療効果を有する。
【実施例】
【0024】
以下に、調製例および実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0025】
調製例1
ゴマエキスパウダー
ゴマ(Sesamium Indicum L)粕の24mesh粉砕品100kgと水2,000kgとを反応釜に入れ、92℃にて3時間加熱し、50℃に冷却した後、クエン酸でpH4.5前後にした後Aspergillus oryzae由来の酸性領域耐性ぺプチダーゼ(プロテアーゼM;アマノ株式会社製)を添加して3時間反応させる。その後、80℃に2時間加熱する。こうして得られた抽出液をフィルタープレス、遠心分離(6,000rpmにて60分間)にかけて油分を除去する。油分を除去した抽出液を50℃にて5時間減圧濃縮釜にて濃縮し、糖度計にて糖度をBrix 10〜20%とした後、凍結乾燥して淡褐色〜濃褐色のゴマエキスパウダー20kgを得た。
このようにして得たゴマエキスパウダーには、水分3.3%、粗タンパク質43.2%、脂肪0.2%、炭水化物40.4%、灰分12.9%が含まれていた。
【0026】
調製例2
ゴマエキスパウダー
ゴマ(Sesamium Indicum L)粕の24mesh粉砕品50kgと水1,500kgとを反応釜に入れ、85℃にて2時間加熱し、50℃に冷却した後、リンゴ酸でpH4.5前後にした後Aspergillus oryzae由来の酸性領域耐性ぺプチダーゼ(プロテアーゼM;アマノ株式会社製)を添加して2時間反応させる。その後、80℃に2時間加熱する。こうして得られた抽出液をフィルタープレス、遠心分離(6,000rpmにて60分間)にかけて油分を除去する。油分を除去した抽出液を45℃にて6時間減圧濃縮釜にて濃縮し、糖度計にて糖度をBrix 10〜15%とした後、凍結乾燥して淡褐色〜濃褐色のゴマエキスパウダー10kgを得た。
このようにして得たゴマエキスパウダーには、水分3.0%、粗タンパク質40.0%、脂肪0.2%、炭水化物42.5%、灰分14.3%が含まれていた。
【0027】
調製例3
カキエキスパウダー
広島産の養殖真ガキ(Crassostrea gigas)2,000kgを、Bacillus sp由来およびAspergillus oryzae由来の中性プロテアーゼ(オリエンターゼ90N.ONS;阪急バイオインダストリー株式会社製)とBacillus sp由来およびAspergillus sp由来の酸性プロテアーゼ群(オリエンターゼ20A;阪急バイオインダストリー株式会社製)との混合物を用い、酵素反応缶中、水中にて、60℃で7.5時間処理した。次いで、真空回転濾過装置で濾過し、6,000rpmにて1時間高速遠心分離して水溶性エキスを得た。この水溶性エキスをフィルタープレスおよび真空濃縮装置によって濃縮して濃縮エキスを得た。最後にこの濃縮エキスを凍結乾燥して粉末(カキエキスパウダー)120kgを得た。
【0028】
実験例
男性不妊予防または治療効果
実験動物としては4週齢Wistar系雄性ラット(体重70〜80g、紀和実験動物研究所)を各実験群当たり6匹用いた。
予備飼育として上記ラットにラット用固形飼料(CE−2;日本クレア株式会社製)自由摂取を21日間、その後ミネラル低飼料(日本クレア株式会社製、特注品)約20g/日を7日間摂取させた後、下記の表1に掲載するA〜D群の供試成分添加飼料各約7g/日を29日間摂取させて本飼育を行った。飼育期間中、水は自由に摂取させた。飼育室内は、室温22±1℃、湿度55±5%に保ち、12時間の明暗サイクル下にて飼育を行った。
【0029】
【表1】

【0030】
本飼育開始29日目に、全実験群の動物の体重を測定した後に、左右の睾丸および精巣上体を摘出し、睾丸の左右の重量を測定し、右側の精巣上体を精子数測定に、左側の精巣上体を精子活力測定に供した。体重および睾丸重量の測定結果を表2に示す。
【0031】
【表2】

【0032】
表2から明らかなように、供試飼料を摂取させて約1ヶ月後に、B群:ゴマエキスパウダー添加飼料摂取群、C群:カキエキスパウダー添加飼料摂取群、D群:ゴマエキスパウダー+カキエキスパウダー添加飼料摂取群では、対照A群:ミネラル低飼料摂取群と比較して、顕著な体重および睾丸重量の増加が認められた。
【0033】
つぎに、同ラットを開腹してシリンジにて心臓より血液を採取し、血清亜鉛、血清アルカリ性ホスファターゼ(ALP)、血清テストステロン(男性ホルモン)の分析に供した。血清成分の分析は、自体公知の方法で、血清亜鉛については5−Br−PAPS法、血清ALPについてはBESSEY−LOWRY法、血清テストステロンについてはRIA固定法を用いて行った。これら血清成分の分析結果をまとめて表3に示す。
【0034】
【表3】

【0035】
表3から明らかなように、本発明のゴマエキスパウダーおよび/またはカキエキスパウダー添加飼料摂取群B、CおよびD群では、対照群A群と比較して、血清亜鉛濃度、血清ALP濃度、血清テストステロン濃度が顕著に上昇することが認められた。
【0036】
さらに、精子数測定はThoma法を用い、精子活力(SMI)の測定はUnited Medical Systems社(Santa Ana、CA、USA)製のSperm Quality Analyzerを用いて行った。
精子数測定および精子活力測定の結果を、各々、表4および5に示す。
【0037】
【表4】

【0038】
【表5】

【0039】
表4から明らかなように、本発明のゴマエキスパウダーおよび/またはカキエキスパウダー添加飼料摂取群B、CおよびD群では急激な精子数の増加が確認された。特に、ゴマエキスパウダー添加飼料摂取群では最も高い精子数が記録された。また、表5から明らかなように、精子数と同様に、対照群A群においては精子活力の低下が認められたのに対し、B、CおよびD群では精子活力の顕著な上昇が認められた。
【0040】
以上の結果より、本発明のゴマエキスパウダーまたはカキエキスパウダーは、その単独または混合物として、体重および睾丸重量を増加させるほか、各種血清成分濃度を上昇し、さらには、顕著に精子数を増加するとともに精子活力を上昇させる効果を有することが示された。
【0041】
したがって、本発明のゴマエキスパウダーおよびカキエキスパウダーは、日々の仕事などのストレス、偏食がちな食事に加えて亜鉛要求量の高い男性において、造精機能障害、精子異常などの原因によって起こる男性不妊症の有効な予防および治療効果を奏することが判明した。
【0042】
処方例1 カキエキスパウダー単独(固形剤)
調製例3の手法で得られたカキエキスパウダー200mgを賦形剤結晶セルロース20mgや乳糖エステル10mg、またはヒドロキシプロピルセルロース15.0mg、ヒドロキシプロピルメチルセルロース12.5mg、ステアリン酸マグネシウム2.5mgを使用し、固形剤の形態にし、本発明の医薬組成物、健康食品を得た。
【0043】
処方例2 ゴマエキスパウダー単独(固形剤)
調製例1の手法で得られたゴマエキスパウダー200mgを賦形剤結晶セルロース20mgや乳糖エステル10mg、またはヒドロキシプロピルセルロース15.0mg、ヒドロキシプロピルメチルセルロース12.5mg、ステアリン酸マグネシウム2.5mgを使用し、固形剤の形態にし、本発明の医薬組成物、健康食品を得た。
【0044】
処方例3 カキエキスパウダーおよびゴマエキスパウダー混合(固形剤)
調製例1の手法で得られたゴマエキスパウダー100mgと調製例3の手法で得られたカキエキスパウダー100mgを賦形剤結晶セルロース20mgや乳糖エステル10mg、またはヒドロキシプロピルセルロース15.0mg、ヒドロキシプロピルメチルセルロース12.5mg、ステアリン酸マグネシウム2.5mgを使用し、固形剤の形態にし、本発明の医薬組成物、健康食品を得た。
【0045】
処方例4 カキおよびゴマ濃縮エキス(液剤)
カキおよびゴマ濃縮エキスをパウダー換算で200〜1,000mgに相当する量を果糖、ブドウ糖、液糖などによって希釈し、50〜100ml瓶に充填し、ドリンク剤として本発明の健康食品を得た。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴマ粕抽出物を有効成分として含有する精子数増加剤。
【請求項2】
カキ抽出物を有効成分として含有する精子数増加剤。
【請求項3】
ゴマ粕抽出物およびカキ抽出物を有効成分として含有する精子数増加剤。

【公開番号】特開2009−191080(P2009−191080A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−136283(P2009−136283)
【出願日】平成21年6月5日(2009.6.5)
【分割の表示】特願平10−124576の分割
【原出願日】平成10年5月7日(1998.5.7)
【出願人】(591074231)常盤薬品工業株式会社 (20)
【Fターム(参考)】