ゴム材料のシミュレーション方法


【課題】フィラー充填ゴムの変形を精度良くシミュレーションする。
【解決手段】ゴムと、フィラーと、ゴム及びフィラー以外の第3の成分とを含むゴム材料の変形をシミュレーションするシミュレーション方法であって、前記ゴム材料を数値解析が可能な要素でモデル化したゴム材料モデル2を設定するステップと、前記ゴム材料モデル2に条件を設定して変形計算を行うステップと、前記変形計算から必要な物理量を取得するステップとを含むとともに、前記ゴム材料モデルは、ゴムマトリックスをモデル化したマトリックスモデル3と、前記フィラーをモデル化したフィラーモデル4とを少なくとも含み、かつ前記マトリックスモデル3には、その物性として、伸びと応力との関係を表す関数が設定されるとともに、前記関数は、前記第3の成分の配合量に応じたパラメータを含むことを特徴とする。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴムと、フィラーと、第3の成分とが配合されたゴム材料の変形を精度良く解析するのに役立つゴム材料のシミュレーション方法に関する。
【背景技術】
【0002】
タイヤ、スポーツ用品、その他各種の工業製品に使用されているゴム材料には、その機械的特性を向上させるために、カーボンやシリカ等のフィラーが充填される。特に、タイヤに関しては、近年、シリカが多用されつつある。その理由は、シリカ配合はカーボン配合に比べて転がり抵抗が小さいので、タイヤの燃費性能の向上に寄与するためである。また、シリカは脱石油資源であるため、環境にも優しいフィラーと言える。従って、シリカを含むフィラーが充填されたゴム材料の変形を精度良くコンピュータシミュレーションで解析することは今後のタイヤ等の開発にきわめて有益となる。
【0003】
従来、コンピュータを用いたゴム材料のシミュレーション方法としては、下記の非特許文献1及び特許文献1などが知られている。特に特許文献1のものでは、ゴム材料モデルとして、数値解析が可能な要素でモデル化したマトリックスモデルとフィラーモデルとが設定され、フィラーの影響を考慮した有限要素法による変形計算が行われる。
【0004】
【非特許文献1】Ellen M. Arruda and Marry C. Boyce著「 A THREE-DIMENSIONAL CONSTITUTIVE MODEL FOR THE LARGE STRECH BEHAVIOR OF RUBBER ELASTIC MATERIALSS」 Journal of the Mechanics and Physics of Solids Volume 41, Issue 2, Pages 389-412 (February 1993)
【特許文献1】特許3668238号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ゴム材料のシミュレーションを行う際には、フィラーモデル及びマトリックスモデルにそれぞれの物性が予め定義される。例えば、フィラーモデルは、硬質の弾性体として取り扱われるので、弾性率が設定される。また、マトリックスモデルには、前記物性として、フィラーが配合されていない純ゴムの引張試験の結果に基づいた物性(応力と伸びとの関係を示す関数)が定められていた。
【0006】
しかしながら、このような方法でフィラー配合ゴムのシミュレーションを行うと、引張変形を与えたときの応力−伸びの結果が、実際の引張試験で得られた応力−伸びの結果と差異が生じる場合がある。この差異は、種々の実験の結果、フィラー充填ゴムに配合されるゴム及びフィラー以外の第3の成分の影響が大きいことを発明者らは知見した。
【0007】
例えば、シリカが配合されたゴム材料では、シリカとゴムとを化学的に結合するためにシランカップリング剤(界面結合剤)が配合される。これまでは、シランカップリング剤は、シリカとゴムとの界面にのみ作用すると考えられていたが、昨今では、シランカップリング剤の一部は、加硫時にゴム同士を結合させる架橋剤を生成することが分かってきた。従って、マトリックスゴムの物性は、シランカップリング剤の配合量に応じて変化することになる。よって、精度の良いシリカ配合のゴム材料のシミュレーションを行うためには、このようなシランカップリング剤の影響をマトリックスゴムの物性に入力することが重要である。
【0008】
また、発明者らは、シリカ配合ゴム及びシリカを含まない純ゴムについてそれぞれシランカップリング剤を変量配合して引張試験を行ない、それらの100%モジュラスを測定した。ゴムの配合は次の通りであり、その結果は図14に示される。
【0009】
配合(単位:質量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
SBR1502 100
真珠シリカ(※1) 53.2(又は0)
シランカップリング剤(※2) 変量
ステアリン酸 2.0
酸化亜鉛 3.0
老化防止剤13 1.0
硫黄 1.5
加硫促進剤TBBS(※3) 1.0
加硫促進剤DPG(※4) 1.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
加硫時間:30分@150℃
※1)日本触媒社製の「シーホスター」、粒径約100nm
※2)デグッサ社製のSi266(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド)
*3)大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N-tert-ブチル-2-ベンゾチアゾリルスルファンアミド)
*4)大内新興化学工業(株)製のノクセラーD(ジフェニルグアンジン)
【0010】
図14の結果から明らかなように、シリカを含まない純ゴムは、シランカップリング剤が配合されてもそのモジュラスは実質的に変化しない。しかし、シリカ配合ゴムは、シリカの配合量が一定であるにも拘わらずシランカップリング剤の配合量の増加とともにモジュラスが増大していることが分かる。つまり、シランカップリング剤は、シリカと結びついて初めて上述の架橋剤を生成する蓋然性が高いと推察される。従って、シリカ配合ゴムのシミュレーションを行うに際して、そのマトリックスモデル部分の物性を、シリカが配合されていない純ゴムから単純に定めるという従来の手法は適切ではない。
【0011】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ゴム材料モデルを、ゴムマトリックスをモデル化したマトリックスモデルと、フィラーをモデル化したフィラーモデルとを含んで設定するとともに、前記マトリックスモデルは、応力とひずみとの関係を表す関数によってその物性が設定されるとともに、前記関数は、ゴム及びフィラー以外の第3の成分の配合量に応じて変わるパラメータを含むことを基本として、精度良くフィラーが配合されたゴム材料の変形を計算しうるシミュレーション方法を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明のうち請求項1記載の発明は、ゴムと、フィラーと、ゴム及びフィラー以外の第3の成分とを含むゴム材料の変形をシミュレーションするシミュレーション方法であって、前記ゴム材料を数値解析が可能な要素でモデル化したゴム材料モデルを設定するステップと、前記ゴム材料モデルに条件を設定して変形計算を行うステップと、前記変形計算から必要な物理量を取得するステップとを含むとともに、前記ゴム材料モデルは、ゴムマトリックスをモデル化したマトリックスモデルと、前記フィラーをモデル化したフィラーモデルとを少なくとも含み、かつ前記マトリックスモデルには、その物性として、伸びと応力との関係を表す関数が設定されるとともに、前記関数は、前記第3の成分の配合量に応じたパラメータを含むことを特徴とする。
【0013】
また請求項2記載の発明は、前記フィラーがシリカであり、かつ、前記第3の成分がシランカップリング剤である請求項1記載のゴム材料のシミュレーション方法である。
【0014】
また請求項3記載の発明は、前記関数は、前記パラメータの増加によって前記マトリックスゴムモデルに高い応力を発生させる請求項1又は2記載のゴム材料のシミュレーション方法である。
【0015】
また請求項4記載の発明は、前記関数は、下記式(1)で定義される請求項1乃至3のいずれかに記載のゴム材料のシミュレーション方法である。
【数1】

【発明の効果】
【0016】
本発明のゴム材料のシミュレーション方法では、ゴムと、フィラーと、ゴム及びフィラー以外の第3の成分とを含むゴム材料の変形をシミュレーションするシミュレーション方法が提供される。そこでは、解析の対象となるゴム材料モデルは、ゴムマトリックスをモデル化したマトリックスモデルと、フィラーをモデル化したフィラーモデルとを含んでモデル化される。そして、マトリックスモデルには、応力とひずみとの関係を表す関数によってその物性が設定されるとともに、前記関数には、第3の成分の配合量に応じて変わるパラメータが入力される。このようなシミュレーション方法では、第3の成分の配合量に基づいてマトリックスモデルの物性が変化するため、精度良くフィラー配合のゴム材料の変形をシミュレーションすることができる。特に請求項2に記載された発明のように、フィラーがシリカであり、かつ、第3の成分がシランカップリング剤である場合には、より有効にマトリックスモデルに発生する応力の計算精度を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明する。
図1には、本発明のシミュレーション方法を実施するためのコンピュータ装置1が示されている。このコンピュータ装置1は、本体1a、キーボード1b、マウス1c及びディスプレイ装置1dを含んで構成されている。本体1aの内部には、CPU、ROM、作業用メモリー及び磁気ディスク等のなどの大容量記憶装置が設けられる。また、本体1aには、CD−ROMやフレキシブルディスクのドライブ装置1a1、1a2が設けられる。そして、前記大容量記憶装置には後述する本発明のシミュレーション方法を実行するための処理手順(プログラム)が記憶されている。
【0018】
本実施形態のシミュレーション方法では、ゴムと、フィラーと、ゴム及びフィラー以外の第3の成分とを含むゴム材料の変形がシミュレーションされる。図2には、そのシミュレーション方法の処理手順の一例が示される。本実施形態では、フィラーとしてシリカが、また第3の成分としてシランカップリング剤がそれぞれ配合されたゴム材料のモデルが設定される(ステップS1)。前記シランカップリング剤としては、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ポリスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ポリスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)ポリスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)ポリスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)ポリスルフィドなどが挙げられ、これらのシランカップリング剤は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いても良い。なかでも、シランカップリング剤の添加効果およびコストの両立から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドなどが好適に用いられる。
【0019】
図3には、微視構造としてのゴム材料モデル2の一例が視覚化して示されている。該ゴム材料モデル2は、解析しようとするゴム材料(実在するか否かを問わない)の微小領域が、有限個の小さな要素2a、2b、2c…に置き換えられたものである。各要素2a、2b、2c…は、数値解析が可能に定義される。数値解析が可能とは、例えば有限要素法、有限体積法、差分法又は境界要素法といった数値解析法により、各要素ないし系全体についての変形計算が可能なことを意味する。具体的には、各要素2a、2b、2c…について、座標系における節点座標値、要素形状、材料特性などが定義される。各要素2a、2b、2c…には、例えば2次元平面としての三角形ないし四辺形の要素、3次元要素としては、例えば4ないし6面体の要素が好ましく用いられる。これにより、ゴム材料モデル2は、前記コンピュータ装置1にて取り扱い可能な数値データを構成する。
【0020】
この実施形態のゴム材料モデル2は、後述する変形シミュレーションにおいて平面ひずみ状態で解析が行われる。したがってz方向にはひずみを持たない。この実施形態において、ゴム材料モデル2の一辺の長さは、例えば縦横それぞれ300nm×300nmである。
【0021】
また、本実施形態のゴム材料モデル2は、ゴムマトリックス部分がモデル化されたマトリックスモデル3と、このマトリックスモデル3の中に分散して配されかつ本実施形態ではフィラーとしてのシリカがモデル化されたフィラーモデル4と、前記マトリックスモデル3と前記フィラーモデル4との間に介在しかつ両者の間の界面を形成する界面モデル5とからなるものが例示される。
【0022】
前記マトリックスモデル3は、ゴム材料モデル2の主要部を構成し、かつ、例えば三角形ないし四辺形の複数個の要素を用いて表現されている。変形計算を行うために、マトリックスモデル3を構成する各要素には、その物性として応力と伸びとの関係を表す関数が定義される。本実施形態のゴム材料のシミュレーション方法では、ゴム弾性応答を表現するために、前記マトリックスモデル3及び界面モデル5のゴム部分は、いずれも分子鎖網目理論に基づいて計算が行われる。
【0023】
分子鎖網目理論とは、図4(A)、(B)に示されるように、連続体としてのゴム材料aは、微視構造として、無秩序に配向された分子鎖cが接合点bで連結された網目構造を持つとの考えを前提とするものである。接合点bは、例えば分子間の化学的結合であってそれには架橋点などが含まれる。
【0024】
分子鎖網目理論では、接合点bが原子の揺らぎ周期に対して長時間的には平均位置が変化しないものとし、接合点bの回りの摂動が無視される。さらに、二つの接合点b、bを両端に持つ分子鎖cの端−端ベクトル(end-to-end vector )は、それが埋め込まれているゴム材料の連続体と共変形するとの仮定が置かれる。
【0025】
また、1本の分子鎖cは、図4(C)に示されるように、複数のセグメントdから構成されるものとする。各セグメントdは、化学的には同図(D)に示すように、炭素原子が共有結合によって連結した複数個のモノマーfが連結したものに相当する。個々の炭素原子は、原子同士の結合軸の周りで互いに自由に回転しうるため、セグメントdは全体として曲がりくねるなど様々な形態をとることができる。モノマーfの数が十分多ければ、スケーリング則によってセグメントdの巨視的な性質は変わらないので、一つのセグメントdは、分子鎖網目理論においては繰り返しの最小構成単位として取り扱われる。さらに、図4(C)に示される二つの接合点b、bによって定義される分子鎖の形態は非ガウス統計分布に従うものとされる。従って、二つの接合点b、bを結ぶ方向に伸び(ストレッチ)λを加えた場合に生じる応力は、下式(1)で表すことができる。
【数1】

【0026】
そして、網目構造の全体的な応答特性は、個々の分子鎖の寄与を考慮して得ることができる。しかし、それら全てを正確に考慮して計算するのは数学的に困難である。このため、分子鎖網目理論では、平均化手法が導入される。本実施形態では、8鎖モデルを採用した分子鎖網目理論に準拠している。即ち、この手法では、図5(A)に示されるように、超弾性体であるゴム材料は、巨視的には、微小な8鎖モデルg…が集合した立方体状の網目構造体hであると仮定される。また、一つの8鎖モデルgは、図5(B)に拡大して示されるように、立方体の中心に定められた一つの接合点b1から、各頂点に設けられた8つの各接合点b2にそれぞれ分子鎖cがのびているものと仮定して計算が行われる。
【0027】
また、本実施形態では、分子鎖網目理論に、材料のひずみに応じた接合点bの消滅が考慮される。現実のゴム材料において、荷重の負荷における変形過程では、分子鎖の互いに絡み合った部分(即ち、前記接合点b)が大きなひずみによって消滅することが知られている。つまり、接合点bの数が減少する。例えば、図6(A)に示されるように、一つの接合点bで接合されている分子鎖c1ないしc4に矢印方向の引張応力が作用すると、各分子鎖c1ないしc4の伸びにより接合点bは大きなひずみを受けて消滅する。この結果、図6(B)に示されるように、これまで2本であった分子鎖c1及びc2は、1本の長い分子鎖c5になる。分子鎖c3及びc4についても同様である。このような現象は、ゴム材料の負荷変形が進むにつれて逐次発生する。また、接合点bの数の減少は、1本の分子鎖cに含まれるセグメントの数を増加させることになる。
【0028】
次に、上記の現象を図5(A)に示した網目構造体hに具体的に適用する。該網目構造体hは、幅方向、高さ方向及び奥行き方向にそれぞれ8鎖モデルgがk個結合されているもとする。網目構造体hに含まれる接合点bの総数を「からみ数」として符号mで表すと、それは式(2)で表される。同様に、網目構造体hに含まれる分子鎖cの数(即ち、マトリックスモデル3の単位体積中に含まれる分子鎖の数)nは、式(3)で表される。
m=(k+1)3 +k3 …式(2)
n=8k3 …式(3)
【0029】
ここで、kは十分に大きい数とすると、上式(2)からkの3次項以外を省略して次式(4)が得られる。さらに式(3)及び(4)の関係から、からみ数mは、nを用いて式(5)で表される。
m=2k3 …式(4)
m=n/4 …式(5)
【0030】
さらに、網目構造体hは、変形の前後で材料の出入りが無いので、そのセグメントの総数NA は常に一定と仮定できる。従って、式(6)、及び(7)が成り立つ。
A =n・N …式(6)
N=NA /n=NA/4m …式(7)
【0031】
ここで、上述の接合点bの消滅は、マトリックスモデル3におけるからみ数mを減少させ、ひいては1本の分子鎖cに含まれるセグメントの数を増加させることに相当する。従って、8鎖モデルを用いた分子鎖網目理論に、上述の負荷変形(伸び)に伴った接合点の減少を導入するために、前記式(1)における1本の分子鎖当たりの平均セグメント数Nを、ひずみに関するパラメータλに応じて増大させる。このひずみに関するパラメータλとしては、例えば、ひずみ、伸び、ひずみ速度又はひずみの1次の不変量 などが挙げられる。また、上記負荷変形時とは、微小時間の間でモデルのひずみが増大する変形であり、逆に除荷変形時とは、ひずみが減少する変形とする。
【0032】
さらに、本実施形態では、マトリックスモデル3に適用される分子鎖網目理論についてのみ、シランカップリング剤の配合量に応じた接合点の増加が考慮される。図7には、シリカの体積含有率を20%に固定し、シランカップリング剤の体積含有率μ(=vc/vo[%];vc:シランカップリング剤の体積、vo:ゴムの全体積)のみを変化させた複数種類のシリカ配合ゴムについて、ひずみが50%になるまで引張試験を行ったときの公称応力−公称ひずみの関係が示される。図7から明らかなように、シランカップリング剤の体積含有率μの増加に伴い、シリカ配合ゴムが硬化している(弾性率が大きくなっている)ことが分かる。その原因は、上で述べた通り、ゴムとシリカ粒子との界面以外に存在するシランカップリング剤が、加硫時に縮合反応を起こし、ゴムの分子鎖同士を化学的に結合させる架橋剤として生成、機能したためと推察される。このようなシランカップリング剤によるゴム分子鎖の結合は、マトリックスゴムに新たな接合点を生成し、1本の分子鎖に含まれるセグメントの数を減らすことに相当する。従って、分子鎖網目理論にこのシランカップリング剤の作用を導入するべく、本実施形態では、シランカップリング剤の配合量の増加に基づいて、前記式(1)における1本の分子鎖当たりの平均セグメント数Nを減少させる。
【0033】
以上より、本実施形態のマトリックスモデル3では、1本の分子鎖当たりの平均セグメント数Nは、下式(8)のように、1本の分子鎖当たりの初期セグメント数N0に、材料のひずみに応じたパラメータf(λc)の項が加算されるとともに、シランカップリング剤の配合量に応じたパラメータg(μ)が減算される関数として定義される。
N(λc,μ)=N0+f(λc)−g(μ) …(8)
ここで、符号は次の通りである。
0:1本の分子鎖当たりの初期セグメント数
μ:vc/vo
c:シランカップリング剤の体積
o:ゴムの全体積
【0034】
従って、上記式(8)で得られる平均セグメント数Nを用いた前記式(1)は、マトリックスモデル3のひずみ及びシランカップリング剤の配合量に依存して応力を変化させることができる。とりわけ、パラメータ{g(μ)}の項を含むことにより、シランカップリング剤のマトリックスゴムへの影響を考慮してシリカ配合ゴム材料の変形計算を行うことができるので、その計算精度が向上する。なお、各関数f、gの係数は、適宜定めることができる(詳細は実施例で述べる)。
【0035】
次に、前記フィラーモデル4は、フィラーとしてのシリカをモデル化したものが示される。この実施形態では、三角形又は四辺形の複数個の要素でモデル化される。前記シリカは、直径約60〜300nm程度のゴムに比べて非常に硬い単粒子からなる。フィラーモデル4には、このような解析対象となるシリカの物性とほぼ等しい物性が設定される。また、フィラーモデル4は、粘弾性体ではなく弾性体として取り扱われる。
【0036】
本実施形態では、フィラーモデル4の体積含有率μが20%となるよう、5つのフィラーモデル4がゴム材料モデル2の中に含まれている。各フィラーモデル4の粒子径は全て等しく設定されている。ただし、ゴム材料モデル2に含まれるフィラーモデル4の個数などは解析対象となるゴムのシリカ配合量などに応じて適宜定めれば良い。また、フィラーとしては、シリカ以外にもカーボンブラックなどが用いられても良い。
【0037】
前記界面モデル5は、シリカとマトリックスゴムとを化学的に結合させるシランカップリング剤を含む薄い厚さの界面部分に相当し、それがモデル化されたものである。該界面モデル5は、小さい厚さtでフィラーモデル4を連続して取り囲んでおり、この実施形態では、2層の要素で構成されている。また、界面モデル5の内周面はフィラーモデル4に、またその外周面はマトリックスモデル3にそれぞれ接触している。これらの各接触面には、例えば互いに剥離しない条件などを設定できる。なお、界面モデル5の厚さtは、特に限定されるものではないが、種々の実験結果などに鑑み、フィラーモデル4の直径の10〜30%程度、より好ましくは15〜25%程度に設定されるのが望ましい。
【0038】
また、この界面モデル5にも前記式(1)に準じた応力と伸びとの関係が定義される。しかし、界面モデル5で用いられる式(1)の平均セグメント数Nは、下式(9)のように、固定値に設定される。また、前記界面部分では、シランカップリング剤の影響によってマトリックスゴムよりも硬くなっていると考えられる。このため、本実施形態では、式(9)の平均セグメント数Nの初期値N0を、マトリックスモデル3に適用される式(8)の平均セグメント数Nの初期値N0よりも小さくして伸びにくくしている。これにより、本実施形態の界面モデル5には、マトリックスモデル4よりも硬い粘弾性特性が定義される(ただし、界面モデル5は、フィラーモデル4よりは軟らかく設定される)。
N(λc)=N0 …(9)
【0039】
なお、後述するゴム材料モデル2の変形シミュレーションでは、マトリックスモデル3及び界面モデル5の各要素について、負荷変形時においてはパラメータλc が常時計算され、それらは式(8)及び(9)に代入される。これにより、当該要素のセグメント数Nが常に更新されてシミュレーションに取り込まれる。
【0040】
次に、ゴム材料モデル2を変形させるための変形条件が設定される。本実施形態では、図3のy方向に任意の平均ひずみ速度を加えてゴム材料モデル2に引張変形を与える条件が定義される。また、所定のひずみ量に達した後は、逆に前記と同じひずみ速度でひずみを零まで漸減させる。ただし、変形条件は種々定めうるのは言うまでもない。
【0041】
次に本実施形態のシミュレーション方法では、設定されたゴム材料モデル2を用いて変形シミュレーションが行われる(ステップS3)。変形シミュレーションの具体的な処理手順は、図8に示される。変形シミュレーションでは、先ずゴム材料モデル2の各種のデータがコンピュータ装置1に入力される(ステップS31)。入力されるデータには、各要素に定義された節点の位置や材料特性といった情報が含まれる。
【0042】
コンピュータ装置1では、入力されたデータに基づいて各要素の剛性マトリックスを作成し(ステップS32)、しかる後、全体構造の剛性マトリックスを組み立てる(ステップS33)。全体構造の剛性マトリックスには、既知節点の変位、節点力が導入され(ステップS34)、剛性方程式の解析が行われる。そして、未知節点変位が決定され(ステップS35)、各要素のひずみ、応力、主応力といった物理量を計算し、出力する(ステップS36ないし37)。ステップS38では、計算を終了させるか否かの判定がなされ、否定的である場合には、ステップS32以降を繰り返す。このようなシミュレーション(変形計算)は、例えば有限要素法を用いたエンジニアリング系の解析アプリケーションソフトウエア(例えば米国リバモア・ソフトウェア・テクノロジー社で開発・改良されたLS−DYNA等)を用いて行うことができる。
【0043】
本シミュレーションは、均質化法(漸近展開均質化法)に基づいて行われる。均質化法は、図9に示されるように、図3に示した微視構造(ユニットセル)を周期的に持っているゴム材料全体Mを表現するxI と、前記微視構造を表現するyI との独立した2変数が用いられる。微視的スケールと巨視的スケールという異なる尺度の場におけるそれぞれ独立した変数を漸近展開することにより、図3に示した微視構造のモデル構造を反映させたゴム材料全体の平均的な力学応答を求めることができる。即ち、解析対象領域が任意の微視構造の繰り返しによって構成され、その繰り返し度合いが非常に密なために直接有限要素法で領域を離散化出来ない場合、解析対象を均質な等価モデルで代用して全体を解析し、その解析結果を任意の点での微視構造に戻すことによって微視構造自身の変形を近似的に求めることができる。
【0044】
前記変形計算が行われると、その結果から必要な物理量を取得することができる(ステップS4)。物理量としては、シリカ配合ゴムの変形挙動を調べるために、応力−ひずみ曲線が特に有効である。また、前記ゴム材料モデル2の各要素の時系列的な変形状態を視覚化して表示することもできる。この際、各要素には、応力に応じた着色を施すことが望ましい。
【0045】
本発明では、ゴム及びフィラー以外の第3の成分(シランカップリング剤)のゴム物性への寄与を切り分けている。このため、第3の成分の量を数水準変えたフィラー充填ゴムのマトリックス部分を予め決定しておけば、さらに第3の成分の配合量を振った場合のフィラー充填ゴムのある程度の特性が実験データなしで予測できる。従って、ゴム材料の開発効率が向上する。なお、上記実施形態では、フィラーとしてシリカを、また第3の成分としてシランカップリング剤の例を示したが、本発明は、これらの組み合わせに変えて、フィラーにカーボンを、また第3の成分として酸化ジアルキルスズ+チウラム化合物、ジチオカルバミン酸塩系化合物、チアゾール系化合物又はスルフェンアミド化合物を用いた場合にも適用できる。また、第3の成分の配合量に関するパラメータについて、上記実施形態では体積含有率を例に挙げたが、配合量に応じて変わるものであれば、例えば質量、質量比、表面積比など種々のものを採用しうるのは言うまでもない。
【実施例】
【0046】
1)解析モデル
図3に示す微視構造を周期的に持っているシリカ配合のゴム材料の全体巨視的モデルが設定された。巨視的モデルのサイズは2mm×2mmの矩形状とした。
【0047】
2)8鎖モデルの具体的構成式
この実施例では、ゴムの粘弾性挙動をさらに正確に記述するために、図10に示されるように、粘弾性8鎖モデルとダンパーで構成されるモデルとを用いた。実際のゴムの分子鎖は、周囲の分子鎖との摩擦に起因した粘性を持っている。このような摩擦を表現するために、8鎖モデルAの各分子鎖に、粘性抵抗をもつバネ・ダンパーの標準モデルが導入された。従って、単分子鎖の二つの接合点を結ぶ方向に伸びλc を加えた場合に生じる応力σcは、前記式(1)より次式で表すことができる。
【0048】
【数2】

【0049】
また,図10に示す単分子鎖の各要素のストレッチをλα、λβ、λγとすると、λαである。その他の添え字α、β、γについても,図10に示す要素と対応させている.ただし,λ=λβ・λγである。
【0050】
また、変形前の体積を基準とした単位体積当たりの仕事に相当するひずみエネルギー密度関数Wを用いると、応力σは、次式のように表される。
【0051】
【数3】

【0052】
上記2つの式より、恒等的に次式が成り立つ。
【0053】
【数4】

【0054】
また、8鎖モデルの場合、主ストレッチをλ1、λ2、λ3とすると、分子鎖のストレッチλは、√{(λ12+λ22+λ32)/3}と表すことができるので、下式が成り立つ。
【0055】
【数5】

【0056】
上記3つの式より、上記8鎖モデルAの主ストレッチ方向の応力σiと、ストレッチλiとは次の関係で与えられる。
【数6】

【0057】
また、上記8鎖モデルBの主ストレッチ方向の応力σiと、ストレッチλi’とは次の関係で与えられる。
【数7】

【0058】
また、この実施例では、非圧縮性ゴム材料を扱うものとする。従って、非圧縮性を満たすために静水圧pを用いる。このとき、上の2つの式を用いると、非圧縮性ゴム材料の構成式は、次のようになる。
σ=σi+σi−p
【0059】
また、上記構成式の速度形式は、次のように表すことができ、この実施例ではこの式が用いられる。
【数8】

【0060】
2)マトリックスモデルの1本の分子鎖の平均セグメント数N
下式が採用された。
N(λc、μ)=N0+f(λc)−g(μ)
=N0+a0+a1λc+a2λc2−√(b0+b1μ)
ここで、f(λc)及びg(μ)の具体的な関数の決め方の一例について述べる。まず、マトリックスモデルの材料変形に伴うからみ点の変化は、λc(伸び)のみに依存する。従って、最初に、シリカ未充填の純ゴムでのシミュレーションを行ない、その結果が実際の純ゴムの試験結果と整合するようにf(λc)の係数が決定される。先ず、1回目の負荷変形サイクルでは、負荷時のからみ点数が変化(減少)し、除荷時は、除荷開始時の値から変化しないものとする。そして、シミュレーションの結果と、実際の試験結果とが整合するよう、前記関数f(λc)の係数が決定される。なお、一旦、除荷された後の再負荷時においては、からみ点数の変化は不可逆的なものとする。即ち、再負荷時において、前回の負荷変形サイクルで到達した最大伸び以下の変形領域では、平均セグメント数Nは変化しないものとする。つまり、1回目の変形サイクルの除荷と、2回目の変形サイクルの再負荷でのNの値は同一になる。そして、さらに変形が進み、1回目の変形サイクルで経験した最大伸びを超えた場合、Nの値が再び変化(減少)するものとして定められる。次に、このシミュレーションによる結果と、シランカップリング剤の配合量を変えたシリカ配合ゴムの引張試験結果とを突き合わせ、それらの差ΔNとμとの関係(図11)を調べる。そして、この結果から、g(μ)の係数が決定される。具体的には、次のパラメータが設定された。
NαA=NαA_0+a0+a1λc+a2λc2-√(b0+b1μ)
(ただし、この形でNが変化するのは、図10のNαA、NαB、NβAのうちNαAだけである)
NαA_0=8.3
a0=1.20
a1=−2.19
a2=0.99
b0=−7.17
b1=9.52
NαB=9.8、NβA=10.0
NA=n・N=4.75×1026
CRαB=0.08、CRβA=0.185
CRαAは、CR=n・kB・TよりNαAの値から決まる値
【0061】
3)界面モデルの1本の分子鎖の平均セグメント数N
N(λc)=N0=2.0(固定値)
0=1.20
1=−2.19
他は、上記の値と同じである。
NαA=2.0
NαB=9.8
NβA=10.0
CRαA=0.97、CRαB=0.08、CRβA=0.185
【0062】
4)フィラーモデルなどのパラメータ
フィラーモデルの縦弾性率:100MPa
フィラーモデルのポアソン比:0.3
材料温度:T=296K
B =1.38066×10-29
βR =0.185MPa
αR =0.08MPa
A =n・N=4.75×1026
A0 =8.38
αB =9.8
フィラーモデルの体積含有率μ:20%
フィラーモデルの縦弾性係数E:100MPa
フィラーモデルのポアソン比ν:0.3
【0063】
5)変形条件
上記巨視的モデルに一様な一軸引張変形を発生させるため、図9のx方向に一定の変形速度100mm/minを加え、所定の最大ひずみ(2.5又は4.0)まで漸増させた。また、最大ひずみひずみに達した後は、逆に前記と同じ変形速度でひずみを零まで漸減させた。なお上記巨視的モデルは、厚さ方向(図3のZ軸方向)に変化しないように8鎖モデルを用いた分子鎖網目理論に基づいて計算を行った。
【0064】
6)計算結果
先ず、図12には、本実施例のシリカ配合ゴムのゴム材料モデルに用いられたマトリックスモデル単体の応力−ひずみ曲線を示す。また、併せて純ゴムの引張試験による実験値及びシミュレーション結果を示す。シミュレーションにおける純ゴムとは、式(8)における1本の分子鎖に含まれるセグメント数Nの関数からシランカップリング剤の配合量に関するg(μ)の項を省略したものである。図12より、シリカ配合ゴムにおけるマトリックスモデルは、純ゴムに比べて高モジュラス化していることが再現されている。
【0065】
次に、図13(a)には、この実施例に従うゴム材料モデルの応力−ひずみ曲線について、シミュレーションと実験値とが併記されている。図13(a)から明らかなように、シミュレーションの結果が、実験値と非常に良い相関を示していることが分かる。また、図13(b)には、図13で用いられた式(8)から第3の成分のパラメータg(μ)の項を取り除いた物性が設定されたマトリックスモデルを用いたシリカ配合ゴムのシミュレーション結果を示す(比較例)。この例では、図13(a)に比べると、精度が悪いことが確認できる。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本実施形態で用いたコンピュータ装置の一例を示す斜視図である。
【図2】本実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】ゴム材料モデル(微視構造)の一実施形態を示す線図である。
【図4】(A)は粘弾性材料、(B)はその分子鎖1構造を説明する線図、(C)は1本の分子鎖の拡大図、(D)はセグメントの拡大図である。
【図5】(A)は粘弾性材料の網目構造体を示す斜視図、(B)は8鎖モデルの一例を示す斜視図である。
【図6】(A)、(B)は分子鎖の接合点の破断を説明する線図である。
【図7】シリカ配合ゴムのシランカップリング剤の体積含有率μを変えたときの応力−ひずみ曲線である。
【図8】変形シミュレーションの手順を示すフローチャートである。
【図9】均質化法を説明する微視構造と全体構造との関係を示す。
【図10】実施例の8鎖モデルの構成図である。
【図11】シランカップリング剤の体積含有率μと、ΔNとの関係を示すグラフである。
【図12】マトリックスモデルの応力−ひずみ曲線を示す。
【図13】(a)は実施例方法、(b)は比較例方法によるシリカ配合ゴムの応力−ひずみ曲線を示す。
【図14】シランカップリング剤の体積含有率の影響を説明するグラフである。
【符号の説明】
【0067】
1 コンピュータ装置
2 ゴム材料モデル
3 マトリックスモデル
4 フィラーモデル
5 界面モデル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴムと、フィラーと、ゴム及びフィラー以外の第3の成分とを含むゴム材料の変形をシミュレーションするシミュレーション方法であって、
前記ゴム材料を数値解析が可能な要素でモデル化したゴム材料モデルを設定するステップと、
前記ゴム材料モデルに条件を設定して変形計算を行うステップと、
前記変形計算から必要な物理量を取得するステップとを含むとともに、
前記ゴム材料モデルは、ゴムマトリックスをモデル化したマトリックスモデルと、前記フィラーをモデル化したフィラーモデルとを少なくとも含み、かつ
前記マトリックスモデルには、その物性として、伸びと応力との関係を表す関数が設定されるとともに、
前記関数は、前記第3の成分の配合量に応じたパラメータを含むことを特徴とするゴム材料のシミュレーション方法。
【請求項2】
前記フィラーがシリカであり、かつ、前記第3の成分がシランカップリング剤である請求項1記載のゴム材料のシミュレーション方法。
【請求項3】
前記関数は、前記パラメータの増加によって前記マトリックスゴムモデルに高い応力を発生させる請求項1又は2記載のゴム材料のシミュレーション方法。
【請求項4】
前記関数は、下記式(1)で定義される請求項1乃至3のいずれかに記載のゴム材料のシミュレーション方法。
【数1】


【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】


【公開番号】特開2009−216612(P2009−216612A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
物理学 | 測定;試験 | 材料の化学的または物理的性質の決定による材料の調査または分析 | 機械的応力の負荷による固体材料の強さの調査
物理学 | 計算;計数 | 電気的デジタルデータ処理 | 特定の機能に特に適合したデジタル計算またはデータ処理の装置または方法 | 計算機利用設計
【出願番号】特願2008−62033(P2008−62033)
【出願日】平成20年3月12日(2008.3.12)
【出願人】(000183233)住友ゴム工業株式会社
【Fターム(参考)】
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 調査方法;試験の仕方 | 引張試験
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 調査対象項目 | 弾性率 | 伸び弾性率(縦弾性係数)
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 試験片、材料 | 有機材料 | ゴム、プラスチック
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 試験装置;構成、部分構成(治具を含む) | シュミレーション装置を有するもの
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 測定対象 | 応力
CAD | 用途 | 運輸機関(車両、船舶、航空機)
CAD | 検証、解析 | シミュレーション