説明

サイトカイン受容体修飾因子及びその使用

本発明は、非競合的VEGF受容体、IL−1受容体、IL−4受容体、又はIL−1受容体に結合するペプチドのようなサイトカイン受容体結合化合物、及びペプチド模倣アンタゴニスト、並びにそのような化合物の治療的使用に関するものである。本発明の化合物は、増殖性疾患(例えば結腸癌、乳癌、前立腺癌、及び肺癌)、異常な血管新生及び脈管形成、加齢性黄斑変性症、並びに乾癬のような増殖性及び/又は炎症性皮膚疾患などのサイトカイン関連疾患の治療に使用することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
インスリン様成長因子1受容体の生物活性をアンタゴナイズする、式S10を特徴とするアミノ酸配列を含む化合物であって、式中:
は、残基なし、セリン、スレオニン、バリン、及びηから成る群より選択され、ηは中性親水性アミノ酸であり;
は、残基なし、ロイシン、アラニン、バリン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びφから成る群より選択され、φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸、炭素数1〜10の脂肪族アミン、又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンであり;
は、残基なし、フェニルアラニン、トリプトファン、アラニン、及びΣから成る群より選択され、Σは疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸であり;
は、残基なし、バリン、ロイシン、アラニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びφから成る群より選択され、φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンであり;
は、残基なし、プロリン、アラニン、アミノイソ酪酸(Aib)、N−メチル−L−アラニン(MeAla)、トランス−4−ヒドロキシプロリン、ジエチルチアゾリジンカルボン酸(Dtc)、及びΩから成る群より選択され、Ωは構造制約生成アミノ酸であり;
は、残基なし、アルギニン、ヒスチジン、リジン、アラニン、オルニチン、シトルリン、2−ピリジルアラニン、3−ピリジルアラニン、4−ピリジルアラニン、及びアルギニン代替物から成る群より選択され;
は、残基なし、プロリン、アラニン、アミノイソ酪酸(Aib)、N−メチル−L−アラニン(MeAla)、トランス−4−ヒドロキシプロリン、ジエチルチアゾリジンカルボン酸(Dtc)、及びΩであり、Ωは構造制約生成アミノ酸であり;
は、残基なし、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン酸、アスパラギン、セリン、ヒスチジン、ホモセリン、β−ロイシン、β−フェニルアラニン、α−アミノアジピン酸、及びΨから成る群より選択され、Ψは、疎水性側鎖、芳香族アミン、脂肪族アミン、又は1級アリールアルキルアミンを含む、3−アミノ−5−フェニルペンタン酸−α−アミノ酸であり;
は、残基なし、アルギニン、ヒスチジン、リジン、アラニン、オルニチン、シトルリン、2−ピリジルアラニン、3−ピリジルアラニン、4−ピリジルアラニン、及びアルギニン代替物から成る群より選択され;そして
10は、残基なし、リジン、アルギニン、ヒスチジン、アラニン、オルニチン、シトルリン、2−ピリジルアラニン、3−ピリジルアラニン、4−ピリジルアラニン、及びアルギニン代替物から成る群より選択される、
前記化合物。
【請求項2】
中性アミノ酸が、ヒドロキシバリン、β,β−ジアルキルセリン、ホモセリン、アロスレオニン、又はヒドロキシプロリンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
疎水性側鎖を含むα−アミノ酸が、ノルロイシン、イソロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、又はアリルグリシンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
炭素数1〜10の該脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸が、ノルロイシン、イソロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、アリルグリシン、ナフチルアラニン、ピリジルアラニン、ヒスチジン、チロシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、又はΛであり、Λは、中性脂肪族アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミン;チロシン;4−ヒドロキシフェニルグリシン;フェニルグリシン;ホモセリン;3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン;又は4−クロロフェニルアラニンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
構造制約生成アミノ酸が、アゼチジン−2−カルボン酸、ピペコリン酸、イソニペコチン酸、4−(アミノメチル)安息香酸、2−アミノ安息香酸、又はニペコチン酸である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
アルギニン代替物が、4−アミジノフェニルアセチル、4−アミジノフェニルプロピオニル、4−アミジノフェニルグリシル、4−アミジノフェニルメチルグリシル、4−グアニジノフェニルアセチル、4−グアニジノフェニルプロオニル、4−グアニジノフェニルグリシル、又は4−グアニジノフェニルメチルグリシルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
1級アリールアルキルアミンが、ベンジルアミン、フェニルエチルアミン、2,2−ジフェニルエチルアミン、又は4−フェニル−ベンジルアミンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
アミノ酸配列のアミノ末端に結合したG、アミノ酸配列のカルボキシ末端に結合したG、又はアミノ酸配列のアミノ末端に結合したG及びアミノ酸配列のカルボキシ末端に結合したGを更に含み、Gは、残基なし、水素、炭素数1〜8の直鎖又は分枝鎖アルキル基、及びアシル基から成る群より選択され、Gはペプチドのカルボキシ末端に結合しており、且つ残基なし、水素、NH、炭素数1〜10の脂肪族アミン、及び芳香族アミン又はアリールアルキルアミンから成る群より選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
アシル基が、アセチル、プロピオニル、ブタニル、イソプロピオニル、又はイソブタニルである、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項12に記載の化合物。
【請求項15】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項12に記載の化合物。
【請求項16】
インスリン様成長因子1受容体の生物活性をアンタゴナイズする、式E10を特徴とするアミノ酸配列を含む化合物であって、式中:
は、残基なし、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン酸、アスパラギン、セリン、ヒスチジン、ホモセリン、β−ロイシン、β−フェニルアラニン、α−アミノアジピン酸、及びΨから成る群より選択され、Ψは、疎水性側鎖、芳香族アミン、脂肪族アミン、又は1級アリールアルキルアミンを含む、3−アミノ−5−フェニルペンタン酸−α−アミノ酸であり;
は、残基なし、セリン、スレオニン、バリン、及びηから成る群より選択され、ηは中性親水性アミノ酸であり;
は、残基なし、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、セリン、ヒスチジン、ホモセリン、β−ロイシン、β−フェニルアラニン、α−アミノアジピン酸、及びΨから成る群より選択され、Ψは、疎水性側鎖、芳香族アミン、脂肪族アミン、又は1級アリールアルキルアミンを含む、3−アミノ−5−フェニルペンタン酸−α−アミノ酸であり;
は、残基なし、バリン、ロイシン、アラニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは疎水性側鎖を含むα−アミノ酸であり;
は、残基なし、バリン、ロイシン、アラニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは疎水性側鎖を含むα−アミノ酸であり;
は、残基なし、ヒスチジン、リジン、アルギニン、アラニン、オルニチン、シトルリン、2−ピリジルアラニン、3−ピリジルアラニン、4−ピリジルアラニン、及びアルギニン代替物から成る群より選択され;
は、残基なし、フェニルアラニン、トリプトファン、アラニン、及びΣから成る群より選択され、Σは疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸であり;
は、残基なし、トリプトファン、フェニルアラニン、アラニン、及びΣから成る群より選択され、Σは疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸を規定し;
は、残基なし、セリン、スレオニン、バリン、及びηから成る群より選択され、ηは中性親水性アミノ酸であり;そして
10は、残基なし、トリプトファン、フェニルアラニン、アラニン、及びΣから成る群より選択され、Σは疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸を規定する、
前記化合物。
【請求項17】
第1アリールアミンが、ベンジルアミン、フェニルエチルアミン、2,2−ジフェニルエチルアミン、又は4−フェニル−ベンジルアミンである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
中性親水性アミノ酸が、ヒドロキシバリン、β,β−ジアルキルセリン、ホモセリン、アロスレオニン、又はヒドロキシプロリンである、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
疎水性側鎖を含むα−アミノ酸が、ノルロイシン、イソロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、又はアリルグリシンである、請求項16に記載の化合物。
【請求項20】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項16に記載の化合物。
【請求項21】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項16に記載の化合物。
【請求項22】
アルギニン代替物が、4−アミジノフェニルアセチル、4−アミジノフェニルプロピオニル、4−アミジノフェニルグリシル、4−アミジノフェニルメチルグリシル、4−グアニジノフェニルアセチル、4−グアニジノフェニルプロピオニル、4−グアニジノフェニルグリシル、又は4−グアニジノフェニルメチルグリシルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項23】
疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸が、ノルロイシン、イソロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、アリルグリシン、ナフチルアラニン、ピリジルアラニン、ヒスチジン、チロシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、又はΛであり、Λは、中性脂肪族アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンである、請求項16に記載の化合物。
【請求項24】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、及びフェニルエチルアミン;チロシン、4−ヒドロキシフェニルグリシン、フェニルグリシン、ホモセリン、3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン、又は4−クロロフェニルアラニンである、請求項23に記載の化合物。
【請求項26】
アミノ酸配列のアミノ末端に結合したG、アミノ酸配列のカルボキシ末端に結合したG、又はアミノ酸配列のアミノ末端に結合したG及びアミノ酸配列のカルボキシ末端に結合したGを更に含み、Gは、残基なし、水素、炭素数1〜8の直鎖又は分枝鎖アルキル基、及びアシル基から成る群より選択され、Gは、残基なし、水素、NH、炭素数1〜10の脂肪族アミン、及び芳香族アミン又はアリールアルキルアミンから成る群より選択される、請求項16に記載の化合物。
【請求項27】
アシル基が、アセチル、プロピオニル、ブタニル、イソプロピオニル、又はイソブタニルである、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項26に記載の化合物。
【請求項29】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項26に記載の化合物。
【請求項30】
インスリン様成長因子1受容体の生物活性をアンタゴナイズする、式a−a−N−a−a−aを特徴とするアミノ酸配列を含む化合物であって、式中:
は、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、セリン、ヒスチジン、ホモセリン、β−ロイシン、β−フェニルアラニン、α−アミノアジピン酸、及びΨから成る群より選択され、Ψは、疎水性側鎖、芳香族アミン、脂肪族アミン、又は1級アリールアルキルアミンを含む、3−アミノ−5−フェニルペンタン酸−α−アミノ酸であり;
は、アラニン、バリン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは疎水性側鎖を含むα−アミノ酸であり;
は、セリン、スレオニン、バリン、及びηから成る群より選択され、ηは中性親水性アミノ酸であり;
は、バリン、ロイシン、アラニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンであり;
は、残基なし、アルギニン、ヒスチジン、リジン、アラニン、オルニチン、シトルリン、2−ピリジルアラニン、3−ピリジルアラニン、4−ピリジルアラニン、及びアルギニン代替物から成る群より選択され;
は、残基なし、トリプトファン、フェニルアラニン、アラニン、及びΣから成る群より選択され、Σは疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸であり;
は、残基なし、プロリン、アラニン、アミノイソ酪酸(Aib)、N−メチル−L−アラニン(MeAla)、トランス−4−ヒドロキシプロリン、ジエチルチアゾリジンカルボン酸(Dtc)、及びΩから成る群より選択され、Ωは構造制約生成アミノ酸であり;
は、セリン、スレオニン、バリン、及びηから成る群より選択され、ηは中性親水性アミノ酸であり;そして
は、ロイシン、アラニン、バリン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンである、
前記化合物。
【請求項31】
1級アリールアルキルアミンが、ベンジルアミン、フェニルエチルアミン、2,2−ジフェニルエチルアミン、又は4−フェニル−ベンジルアミンである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
中性親水性アミノ酸が、ヒドロキシバリン、β,β−ジアルキルセリン、ホモセリン、アロスレオニン、又はヒドロキシプロリンである、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
疎水性側鎖を含むα−アミノ酸が、ノルロイシン、イソロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、又はアリルグリシンである、請求項30に記載の化合物。
【請求項34】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項30に記載の化合物。
【請求項35】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項30に記載の化合物。
【請求項36】
アルギニン代替物が、4−アミジノフェニルアセチル、4−アミジノフェニルプロピオニル、4−アミジノフェニルグリシル、4−アミジノフェニルメチルグリシル、4−グアニジノフェニルアセチル、4−グアニジノフェニルプロピオニル、4−グアニジノフェニルグリシル、又は4−グアニジノフェニルメチルグリシルである、請求項30に記載の化合物。
【請求項37】
疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖が、ノルロイシン、イソロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、アリルグリシン、ナフチルアラニン、ピリジルアラニン、ヒスチジン、又はチロシンである、請求項30に記載の化合物。
【請求項38】
構造制約生成アミノ酸が、アゼチジン−2−カルボン酸、ピペコリン酸、イソニペコチン酸、4−(アミノエチル)安息香酸、2−アミノ安息香酸、又はニペコチン酸である、請求項30に記載の化合物。
【請求項39】
インスリン様成長因子1受容体の生物活性をアンタゴナイズする、式G−a−a−X−a−a−a、a−a−X−a−a−a−G、又はG−a−a−X−a−a−a−Gを特徴とするアミノ酸配列を含む化合物であって、式中、XはNであり、N、A、S、V、a、a、a、a、及びaは、請求項30に記載の通りに定義され、Gはペプチドのアミノ末端に結合しており、且つ残基なし、水素、炭素数1〜8の直鎖又は分枝鎖アルキル基、及びアシル基から成る群より選択され、Gはペプチドのカルボキシ末端に結合しており、且つ残基なし、水素、NH、炭素数1〜10の脂肪族アミン、及び芳香族アミン又はアリールアルキルアミンから成る群より選択される、前記化合物。
【請求項40】
アシル基が、アセチル、プロピオニル、ブタニル、イソプロピオニ、又はイソブタニルである、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項39に記載の化合物。
【請求項42】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項39に記載の化合物。
【請求項43】
インスリン様成長因子1受容体の生物活性をアンタゴナイズする、式Iを特徴とするアミノ酸配列を含む化合物であって、式中:
は、残基なし、イソロイシン、バリン、ロイシン、アラニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンであり:
は、残基なし、アルギニン、ヒスチジン、リジン、アラニン、オルニチン、シトルリン、2−ピリジルアラニン、3−ピリジルアラニン、4−ピリジルアラニン、又はアルギニン代替物から成る群より選択され:
は、残基なし、リジン、アルギニン、ヒスチジン、アラニン、オルニチン、シトルリン、2−ピリジルアラニン、3−ピリジルアラニン、4−ピリジルアラニン、又はアルギニン代替物から成る群より選択され;
は、残基なし、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン、アラニン、及びΣから成る群より選択され、Σは疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸であり;
は、残基なし、アラニン、イソロイシン、バリン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンであり;
は、残基なし、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、セリン、ヒスチジン、ホモセリン、β−ロイシン、β−フェニルアラニン、α−アミノアジピン酸、及びΨから成る群より選択され、Ψは、疎水性側鎖、芳香族アミン、脂肪族アミン、又は1級アリールアルキルアミンを含む、3−アミノ−5−フェニルペンタン酸−α−アミノ酸であり;
は、残基なし、アラニン、イソロイシン、バリン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンであり;
は、残基なし、トリプトファン、フェニルアラニン、アラニン、及びΣから成る群より選択され、Σは疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸であり;そして
は、イソロイシン、バリン、ロイシン、アラニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンである、
前記化合物。
【請求項44】
疎水性側鎖を含むα−アミノ酸が、ノルロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、又はアリルグリシンである、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項43に記載の化合物。
【請求項46】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項43に記載の化合物。
【請求項47】
アルギニン代替物が、4−アミジノフェニルアセチル、4−アミジノフェニルプロピオニル、4−アミジノフェニルグリシル、4−アミジノフェニルメチルグリシル、4−グアニジノフェニルアセチル、4−グアニジノフェニルプロピオニル、4−グアニジノフェニルグリシル、又は4−グアニジノフェニルメチルグリシルである、請求項43に記載の化合物。
【請求項48】
疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸が、ノルロイシン、イソロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、アリルグリシン、ナフチルアラニン、ピリジルアラニン、ヒスチジン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、又はΛであり、Λは、中性脂肪族アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミン、チロシン、4−ヒドロキシフェニルグリシン、フェニルグリシン、ホモセリン、3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン、又は4−クロロフェニルアラニンを規定する、請求項43に記載の化合物。
【請求項49】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項48に記載の化合物。
【請求項51】
1級アリールアルキルアミンが、ベンジルアミン、フェニルエチルアミン、2,2−ジフェニルエチルアミン、又は4−フェニル−ベンジルアミンである、請求項48に記載の化合物。
【請求項52】
アミノ酸配列のアミノ末端に結合したG、アミノ酸配列のカルボキシ末端に結合したG、又はアミノ酸配列のアミノ末端に結合したG及びアミノ酸配列のカルボキシ末端に結合したGを更に含み、Gは、残基なし、水素、炭素数1〜8の直鎖又は分枝鎖アルキル基、及びアシル基から成る群より選択され、Gは、残基なし、水素、NH、炭素数1〜10の脂肪族アミン、及び芳香族アミン又はアリールアルキルアミンから成る群より選択される、請求項43に記載の化合物。
【請求項53】
アシル基が、アセチル、プロピオニル、ブタニル、イソプロピオニル、又はイソブタニルである、請求項52に記載の化合物。
【請求項54】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項52に記載の化合物。
【請求項55】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項52に記載の化合物。
【請求項56】
インスリン様成長因子1受容体の生物活性をアンタゴナイズする、式Eを特徴とするアミノ酸配列を含む化合物であって、式中:
は、残基なし、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン酸、アスパラギン、セリン、ヒスチジン、ホモセリン、β−ロイシン、β−フェニルアラニン、α−アミノアジピン酸、及びΨから成る群より選択され、Ψは、疎水性側鎖、芳香族アミン、脂肪族アミン、又は1級アリールアルキルアミンを含む、3−アミノ−5−フェニルペンタン酸−α−アミノ酸であり;
は、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、セリン、ヒスチジン、ホモセリン、β−ロイシン、β−フェニルアラニン、α−アミノアジピン酸、及びΨから成る群より選択され、Ψは、疎水性側鎖、芳香族アミン、脂肪族アミン、又は1級アリールアルキルアミンを含む、3−アミノ−5−フェニルペンタン酸−α−アミノ酸であり;
は、残基なし、フェニルアラニン、トリプトファン、アラニン、及びΣから成る群より選択され、Σは疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸であり;
は、残基なし、バリン、ロイシン、アラニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンであり;
は、残基なし、ヒスチジン、リジン、アルギニン、アラニン、オルニチン、シトルリン、2−ピリジルアラニン、3−ピリジルアラニン、4−ピリジルアラニン、及びアルギニン代替物から成る群より選択され;
、L、Lは、残基なし、ロイシン、バリン、アラニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より個別に選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンであり;そして
は、残基なし、アラニン、バリン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンである、
前記化合物。
【請求項57】
1級アリールアルキルアミンが、ベンジルアミン、フェニルエチルアミン、2,2−ジフェニルエチルアミン、又は4−フェニル−ベンジルアミンである、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖が、ノルロイシン、イソロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、アリルグリシン、ナフチルアラニン、ピリジルアラニン、ヒスチジン、チロシン、アラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、又はΛであり、Λは、中性脂肪族アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミン;チロシン、4−ヒドロキシフェニルグリシン、フェニルグリシン、ホモセリン、3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン、又は4−クロロフェニルアラニンである、請求項56に記載の化合物。
【請求項59】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項58に記載の化合物。
【請求項61】
疎水性側鎖を含むα−アミノ酸が、ノルロイシン、イソロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、又はアリルグリシンである、請求項56に記載の化合物。
【請求項62】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項56に記載の化合物。
【請求項63】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項56に記載の化合物。
【請求項64】
アルギニン代替物が、4−アミジノフェニルアセチル、4−アミジノフェニルプロピオニル、4−アミジノフェニルグリシル、4−アミジノフェニルメチルグリシル、4−グアニジノフェニルアセチル、4−グアニジノフェニルプロピオニル、4−グアニジノフェニルグリシル、又は4−グアニジノフェニルメチルグリシルである、請求項56に記載の化合物。
【請求項65】
アミノ酸配列のアミノ末端に結合したG、アミノ酸配列のカルボキシ末端に結合したG、又はアミノ酸配列のアミノ末端に結合したG及びアミノ酸配列のカルボキシ末端に結合したGを更に含み、Gは、残基なし、水素、炭素数1〜8の直鎖又は分枝鎖アルキル基、及びアシル基から成る群より選択され、Gは、残基なし、水素、NH、炭素数1〜10の脂肪族アミン、及び芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンから成る群より選択される、請求項56に記載の化合物。
【請求項66】
アシル基が、アセチル、プロピオニル、ブタニル、イソプロピオニル、又はイソブタニルである、請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項65に記載の化合物。
【請求項68】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項65に記載の化合物。
【請求項69】
インスリン様成長因子1受容体の生物活性をアンタゴナイズする、式a−a−a−T−aを特徴とするアミノ酸配列を含む化合物であって、式中:
は、残基なし、トリプトファン、フェニルアラニン、アラニン、及びΣから成る群より選択され、Σは疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸であり;
は、残基なし、バリン、アラニン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンであり;
は、残基なし、ロイシン、バリン、アラニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンであり;
は、セリン、スレオニン、バリン、及びηから成る群より選択され、ηは中性親水性アミノ酸であり;
は、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、セリン、ヒスチジン、ホモセリン、β−ロイシン、β−フェニルアラニン、α−アミノアジピン酸、及びΨから成る群より選択され、Ψは、疎水性側鎖、芳香族アミン、脂肪族アミン、及び1級アリールアルキルアミンを含む、3−アミノ−5−フェニルペンタン酸−α−アミノ酸であり;
は、残基なし、ロイシン、バリン、アラニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、及びΦから成る群より選択され、Φは、疎水性側鎖を含むα−アミノ酸;炭素数1〜10の脂肪族アミン;又は芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンであり;
は、残基なし、リジン、アルギニン、ヒスチジン、アラニン、オルニチン、シトルリン、2−ピリジルアラニン、3−ピリジルアラニン、4−ピリジルアラニン、及びアルギニン代替物から成る群より選択され;
は、残基なし、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン酸、アスパラギン、セリン、ヒスチジン、ホモセリン、β−ロイシン、β−フェニルアラニン、α−アミノアジピン酸、及びΨから成る群より選択され、Ψは、疎水性側鎖、芳香族アミン、脂肪族アミン、又は1級アリールアルキルアミンを含む、3−アミノ−5−フェニルペンタン酸−α−アミノ酸であり;そして
は、残基なし、アルギニン、ヒスチジン、リジン、アラニン、オルニチン、シトルリン、2−ピリジルアラニン、3−ピリジルアラニン、4−ピリジルアラニン、及びアルギニン代替物から成る群より選択される、
前記化合物。
【請求項70】
疎水性側鎖Σ又は芳香族側鎖を含むα−アミノ酸が、ノルロイシン、イソロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、アリルグリシン、ナフチルアラニン、ピリジルアラニン、ヒスチジン、又はチロシンである、請求項69に記載の化合物。
【請求項71】
疎水性側鎖を含むα−アミノ酸が、ノルロイシン、イソロイシン、tert−ロイシン、シクロヘキシルアラニン、又はアリルグリシンである、請求項69に記載の化合物。
【請求項72】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項69に記載の化合物。
【請求項73】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項69に記載の化合物。
【請求項74】
中性親水性アミノ酸が、ヒドロキシバリン、β,β−ジアルキルセリン、ホモセリン、アロスレオニン、又はヒドロキシプロリンである、請求項69に記載の化合物。
【請求項75】
1級アリールアルキルアミンが、ベンジルアミン、フェニルエチルアミン、2,2−ジフェニルエチルアミン、又は4−フェニル−ベンジルアミンである、請求項69に記載のポリペプチド。
【請求項76】
アルギニン代替物が、4−アミジノフェニルアセチル、4−アミジノフェニルプロピオニル、4−アミジノフェニルグリシル、4−アミジノフェニルメチルグリシル、4−グアニジノフェニルアセチル、4−グアニジノフェニルプロピオニル、4−グアニジノフェニルグリシル、又は4−グアニジノフェニルメチルグリシルである、請求項69に記載のポリペプチド。
【請求項77】
インスリン様成長因子1受容体の生物活性をアンタゴナイズする、式G−a−a−a−X−a、a−a−a−X−a−G、又はG−a−a−a−X−a−Gを特徴とするアミノ酸配列を含む化合物であって、XはTであり、T、V、L、S、N、L、a、a、a、及びaは、請求項69に記載の通りに定義され、Gはペプチドのアミノ末端に結合しており、且つ残基なし、水素、炭素数1〜8の直鎖又は分枝鎖アルキル基、及びアシル基から成る群より選択され、Gはペプチドのカルボキシ末端に結合しており、且つ残基なし、水素、NH、炭素数1〜10の脂肪族アミン、及び芳香族アミン若しくはアリールアルキルアミンから成る群より選択される、前記化合物。
【請求項78】
アシル基が、アセチル、プロピオニル、ブタニル、イソプロピオニル、又はイソブタニルである、請求項77に記載の化合物。
【請求項79】
炭素数1〜10の脂肪族アミンが、メチルアミン、イソブチルアミン、イソバレリルアミン、又はシクロヘキシルアミンである、請求項77に記載の化合物。
【請求項80】
芳香族アミン又はアリールアルキルアミンが、アニリン、ナフチルアミン、ベンジルアミン、シンナミルアミン、又はフェニルエチルアミンである、請求項77に記載の化合物。
【請求項81】
配列番号1〜22のいずれか1つのアミノ酸配列をコードする単離核酸配列を含むベクター。
【請求項82】
請求項81に記載のベクターを含む細胞。
【請求項83】
原核細胞である、請求項82に記載の細胞。
【請求項84】
真核細胞である、請求項82に記載の細胞。
【請求項85】
請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物を発現する細胞。
【請求項86】
原核細胞である、請求項85に記載の細胞。
【請求項87】
真核細胞である、請求項85に記載の細胞。
【請求項88】
請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項89】
増殖性疾患を治療する方法であって、治療を必要とする患者に、請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物を有効用量投与することを含む、前記方法。
【請求項90】
化学療法剤を更に投与することを含む、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
増殖性疾患が、乳癌、肺癌、結腸癌、前立腺癌、又は増殖性皮膚疾患である、請求項89に記載の方法。
【請求項92】
増殖性疾患が異常な脈管形成を含む、請求項89に記載の方法。
【請求項93】
異常な脈管形成を治療する方法であって、治療を必要とする患者に、請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物を有効用量投与することを含む、前記方法。
【請求項94】
患者が、糖尿病性網膜症、未熟児網膜症、又は黄斑変性に罹患している、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
インスリン様成長因子1受容体の生物活性をアンタゴナイズする、請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物の能力を阻害又は増強する候補化合物を同定する方法であって:
請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物存在下で、候補化合物とインスリン様成長因子1受容体を接触させ;そして、
候補化合物と接触させない対照と比較して、インスリン様成長因子1受容体の生物活性の増加又は減少をアッセイする、
ことを含み、対照と比較して生物活性が減少していることは、候補化合物が、インスリン様成長因子1受容体の生物活性をアンタゴナイズする請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物の能力を増強することを示しており、対照と比較して生物活性が増加していることは、候補化合物が、インスリン様成長因子1受容体の生物活性をアンタゴナイズする請求項1〜80のいずれか1項に記載の化合物の能力を阻害することを示す、前記方法。
【請求項96】
請求項1〜80のいずれか1項に記載の該化合物を、検出可能シグナルを直接的又は間接的に提供する部分で標識する、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
部分が放射性標識である、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
放射性標識が、125I、14C、又はHである、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
部分がアルカリホスファターゼ又は西洋ワサビペルオキシダーゼである、請求項96に記載の方法。
【請求項100】
サイトカイン受容体の非競合的ペプチドアンタゴニストを同定する方法であって、受容体の可動領域に由来する約7〜約20アミノ酸を含有する候補ペプチドを選択し、そして、候補ペプチドの非存在下又は存在下で受容体の生物活性を測定することによって、候補ペプチドが受容体のオリゴマー化及び/又は活性を阻害する能力を測定する工程を含み、候補ペプチド非存在下で測定した生物活性と比較して候補ペプチド存在下で生物活性が減少することによって、候補ペプチドがサイトカイン受容体の非競合的アンタゴニストペプチドとして同定される、前記方法。
【請求項101】
候補ペプチドが、それが由来する受容体の領域に存在しないアミノ酸を少なくとも1つ含有し、少なくとも1つのアミノ酸は、候補ペプチドのアンタゴニスト活性に有意な影響を及ぼさない、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
非競合的ペプチドがプロテイナーゼ耐性である、請求項100に記載の方法。
【請求項103】
受容体がヒト血管内皮成長因子受容体(VEGFR)であり、ペプチドは:
a)残基320〜350;
b)残基350〜400;
c)残基400〜440;
d)残基481〜565;
e)残基640〜685;及び
f)残基745〜770、
から成る群より選択される残基に位置付けられるヒトVEGFRの可動領域に由来する、請求項100に記載の方法。
【請求項104】
受容体がヒトインターロイキン1受容体(IL−1Rα)であり、ペプチドは:
a)残基181〜200;
b)残基209〜240;及び
c)残基320〜341、
から成る群より選択される残基に位置付けられるヒトIL−1Rの可動領域に由来する、請求項100に記載の方法。
【請求項105】
受容体がヒトインターロイキン1受容体(IL−1R)アクセサリータンパク質であり、ペプチドは:
a)残基115〜160;
b)残基170〜266;
c)残基200〜215;
d)残基275〜295;
e)残基300〜315;及び
f)残基330〜370、
から成る群より選択される残基に位置付けられるIL−1Rアクセサリータンパク質の可動領域に由来する、請求項100に記載の方法。
【請求項106】
受容体がヒトインスリン様成長因子1受容体(IGF−1R)であり、ペプチドは:
a)残基320〜335;
b)残基487〜527;
c)残基595〜620;
d)残基660〜690;
e)残基725〜740;
f)残基780〜799;
g)残基820〜840;及び
h)残基917〜947、
から成る群より選択される残基に位置付けられるヒトIGF−1Rの可動領域に由来する、請求項100に記載の方法。
【請求項107】
受容体がヒトインターロイキン4受容体(IL−4R)であり、ペプチドは:
a)残基112〜125;
b)残基125〜216;及び
c)残基210〜240、
から成る群より選択される残基に位置付けられるヒトIL−4Rの可動領域に由来する、請求項100に記載の方法。
【請求項108】
受容体がヒト上皮成長因子受容体(EGFR)であり、ペプチドは:
a)残基335〜345;
b)残基495〜515;及び
c)残基640〜650、
から成る群より選択される残基に位置付けられるヒトEGFRの可動領域に由来する、請求項100に記載の方法。
【請求項109】
受容体がヒト成長ホルモン受容体(GHR)であり、ペプチドは:
a)残基160〜240;及び
b)残基250〜270、
から成る群より選択される残基に位置付けられるヒトGHRの可動領域に由来する、請求項100に記載の方法。
【請求項110】
サイトカイン受容体の活性を阻害するペプチド模倣薬を同定する方法であって、サイトカイン受容体の可動領域に由来する約7〜約20アミノ酸を含有するサイトカイン受容体アンタゴニストペプチドの非ペプチド化合物を選択し、そしてペプチド模倣薬の受容体活性阻害能を測定する工程を含む、前記方法。
【請求項111】
サイトカイン受容体の可動領域に由来する約7〜約20アミノ酸を含有するペプチドである、非競合的細胞外サイトカイン受容体アンタゴニスト。
【請求項112】
サイトカイン受容体がヒトVEGFRであり、ペプチドは:
a)残基320〜350;
b)残基350〜400;
c)残基400〜440;
d)残基481〜565;
e)残基640〜685;及び
f)残基745〜770、
から成る群より選択されるVEGFR領域に由来する、請求項111に記載のアンタゴニスト。
【請求項113】
サイトカイン受容体がヒトIL−1Rアクセサリータンパク質であり、ペプチドは:
a)残基115〜160;
b)残基170〜266;
c)残基200〜215;
d)残基275〜295;
e)残基300〜315;及び
f)残基330〜370、
から成る群より選択されるIL−1Rアクセサリータンパク質領域に由来する、請求項111に記載のアンタゴニスト。
【請求項114】
サイトカイン受容体がヒトIL−1Rであり、ペプチドは:
a)残基181〜200;
b)残基209〜240;及び
c)残基320〜341、
から成る群より選択されるヒトIL−1R領域に由来する、請求項111に記載のアンタゴニスト。
【請求項115】
サイトカイン受容体がヒトIGF−1Rであり、ペプチドは:
a)残基320〜335;
b)残基487〜527;
c)残基595〜620;
d)残基660〜690;
e)残基725〜740;
f)残基780〜799;
g)残基820〜840;及び
h)残基917〜947、
から成る群より選択されるヒトIGF−1R領域に由来する、請求項111に記載のアンタゴニスト。
【請求項116】
サイトカイン受容体がヒトIL−4Rであり、ペプチドは:
a)残基112〜125;
b)残基125〜216;及び
c)残基210〜240、
から成る群より選択されるIL−4R領域に由来する、請求項111に記載のアンタゴニスト。
【請求項117】
請求項112に記載のアンタゴニストでVEGFRを標的化することを含む、ヒトVEGFR活性を阻害する方法。
【請求項118】
請求項113に記載のペプチドでIL−1Rアクセサリータンパク質を標的化することを含む、ヒトIL−1RacP活性を阻害する方法。
【請求項119】
請求項114に記載のペプチドでIL−1Rを標的化することを含む、ヒトIL−1R活性を阻害する方法。
【請求項120】
請求項115に記載のペプチドでIGF−1Rを標的化することを含む、ヒトIGF−1R活性を阻害する方法。
【請求項121】
請求項116に記載のペプチドでIL−4Rを標的化することを含む、ヒトIL−4R活性を阻害する方法。
【請求項122】
アンタゴニストが、VEGFRの配列番号56、配列番号57、及び配列番号58から成る群より選択される配列を有するペプチドである、請求項112に記載の方法。
【請求項123】
アンタゴニストが、IL−1Rの配列番号95、配列番号97、及び配列番号98から成る群より選択される配列を有するペプチドである、請求項113に記載の方法。
【請求項124】
アンタゴニストが、IGF−1Rの配列番号66、配列番号69、及び配列番号71から成る群より選択される配列を有するペプチドである、請求項115に記載の方法。
【請求項125】
アンタゴニストが、IL−4Rの配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、及び配列番号84から成る群より選択される配列を有するペプチドである、請求項116に記載の方法。
【請求項126】
アンタゴニストが、VEGFRの配列番号56、配列番号57、及び配列番号58から成る群より選択される配列を有するペプチドのペプチド模倣薬である、請求項112に記載の方法。
【請求項127】
アンタゴニストが、IL−1Rの配列番号95、配列番号97、及び配列番号98から成る群より選択される配列を有するペプチドのペプチド模倣薬である、請求項113に記載の方法。
【請求項128】
アンタゴニストが、IGF−1Rの配列番号66、配列番号69、及び配列番号71から成る群より選択される配列を有するペプチドのペプチド模倣薬である、請求項115に記載の方法。
【請求項129】
アンタゴニストが、IL−4Rの配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、及び配列番号84から成る群より選択される配列を有するペプチドのペプチド模倣薬である、請求項116に記載の方法。
【請求項130】
サイトカイン受容体活性を伴うシグナルト伝達経路の異常によって特徴付けられる動物の疾患又は病状を治療する方法であって、サイトカイン受容体活性の阻害に有効な条件下で、治療上有効量のサイトカイン受容体小断片ペプチド又はその誘導体を動物に投与する工程を含み、サイトカイン受容体小断片ペプチド又はその誘導体は請求項111に記載のアンタゴニストである、前記方法。
【請求項131】
サイトカイン受容体活性を伴うシグナル伝達経路の異常によって特徴付けられる動物の疾患又は病状を治療するための医薬組成物であって、有効量のサイトカイン受容体アンタゴニスト小断片ペプチド又はその誘導体を、医薬的に許容可能な担体と共に含み、サイトカイン受容体小断片ペプチド又はその誘導体は請求項111に記載のアンタゴニストである、前記医薬組成物。
【請求項132】
サイトカイン受容体の非競合的ペプチドアゴニストを同定する方法であって、受容体の可動領域に由来する約7〜約20アミノ酸を含有する候補ペプチドを選択し、そして候補ペプチドの非存在下又は存在下で受容体の生物活性を測定することによって、候補ペプチドが受容体のオリゴマー化及び/又は活性を増加させる能力を測定する工程を含み、候補ペプチド非存在下で測定した生物活性と比較して候補ペプチド存在下で生物活性が増加することによって、候補ペプチドがサイトカイン受容体の非競合的アゴニストペプチドとして同定される、前記方法。
【請求項133】
候補ペプチドが、それが由来する受容体の領域内に存在しないアミノ酸を少なくとも1つ含有し、少なくとも1つのアミノ酸が候補ペプチドのアゴニスト活性に有意な影響を及ぼさない、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
該非競合的ペプチドがプロテイナーゼ耐性である、請求項132に記載の方法。
【請求項135】
サイトカイン受容体の活性を活性化するペプチド模倣薬を同定する方法であって、サイトカイン受容体の可動領域に由来する約7〜約20アミノ酸を含有するサイトカイン受容体アゴニストペプチドの非ペプチド化合物を選択し、そしてペプチド模倣薬がサイトカイン受容体の活性を増加させる能力を測定する工程を含む、前記方法。
【請求項136】
サイトカイン受容体の可動領域に由来する約7〜約20アミノ酸を含有するペプチドである、非競合的細胞外サイトカイン受容体アゴニスト。

【図1】
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【図2】
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【図3−1】
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【図3−2】
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【図4】
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【図5】
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【図6−1】
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【図6−2】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11−1】
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【図11−2】
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【図12−1】
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【図12−2】
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【図13−1】
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【図13−2】
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【図13−3】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21−1】
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【図21−2】
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【図21−3】
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【図22−1】
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【図22−2】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27A】
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【図27B】
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【図28A】
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【図28B】
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【図29A】
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【図29B】
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【図30−1】
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【図30−2】
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【図30−3】
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【図31−1】
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【図31−2】
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【図31−3】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【公表番号】特表2008−542685(P2008−542685A)
【公表日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−509540(P2008−509540)
【出願日】平成18年5月5日(2006.5.5)
【国際出願番号】PCT/IB2006/002298
【国際公開番号】WO2007/004060
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(507364942)ヴァロリザーシヨン・アッシュエスジ,ソシエテ・アン・コマンディット (1)
【Fターム(参考)】