サイトカイン受容体zcytor17マルチマー
新規サイトカインアンタゴニストとして、及びインビトロ及びインビボでの造血、リンパ及び骨髄性細胞の増殖及び/又は成長を刺激するリガンドを検出するための方法内に使用され得る、zcytor17−含有マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体のための新規ポリペプチド組合せ、前記ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、及び関連する組成物及び方法が開示される。本発明はまた、前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の調製方法、前記受容体の使用及び前記受容体に対する抗体を包含する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号111又は配列番号109と少なくとも90%の配列同一性を有する少なくとも1つのポリペプチドを含んで成り、そして配列番号2を含んで成るリガンドを結合する、単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項2】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がさらに、クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項3】
前記クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインが、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基979、又は配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基979を含んで成る請求項2記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項4】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、配列番号2の活性を拮抗する請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項5】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、造血細胞の増殖を阻害し、免疫細胞の増殖を阻害し、炎症細胞の増殖を阻害し、免疫応答を阻害し、炎症応答を阻害し、又は上皮起源の腫瘍細胞の増殖を阻害する請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項6】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、可溶性である請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項7】
親和性標識又は細胞毒性分子をさらに含んで成る請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項8】
前記親和性標識が、ポリヒスチジン、プロテインA、グルタチオンSトランスフェラーゼ、Glu−Glu、物質P、FlagTM ポリペプチド、ストレプタビジン結合ペプチド、又は免疫グロプリンFcポリペプチドである請求項7記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項9】
前記細胞毒性分子が、トキシン又は放射性核種である請求項7記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項10】
配列番号111と少なくとも90%の同一性を有するポリペプチドが、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基732、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基543、又は配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基732を含んで成る請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項11】
配列番号109と少なくとも90%の同一性を有するポリペプチドが、配列番号109のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基649、又は配列番号109のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基649を含んで成る請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項12】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227を含んで成る少なくとも1つのポリペプチドを含んで成る、単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項13】
前記ポリペプチドが、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基732、又は配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基732を含んで成る請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項14】
クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインをさらに含んで成る請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項15】
前記クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインが、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基979、又は配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基979を含んで成る請求項14記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項16】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、配列番号2を含んで成るリガンドの活性を拮抗する請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項17】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、造血細胞の増殖を阻害し、免疫細胞の増殖を阻害し、炎症細胞の増殖を阻害し、免疫応答を阻害し、炎症応答を阻害し、又は上皮起源の腫瘍細胞の増殖を阻害する請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項18】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、可溶性である請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項19】
親和性標識又は細胞毒性分子をさらに含んで成る請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項20】
前記親和性標識が、ポリヒスチジン、プロテインA、グルタチオンSトランスフェラーゼ、Glu−Glu、物質P、FlagTM ポリペプチド、ストレプタビジン結合ペプチド、又は免疫グロプリンFcポリペプチドである請求項19記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項21】
前記細胞毒性分子が、トキシン又は放射性核種である請求項19記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項22】
配列番号111又は配列番号109と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含んで成る、配列番号2を含んで成るリガンドを結合する、マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を形成するサイトカイン受容体ポリペプチドをコードする単離されたポリヌクレオチド。
【請求項23】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がさらに、クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項24】
前記クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインが、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基979、又は配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基979を含んで成る請求項23記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項25】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、配列番号2の活性を拮抗する請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項26】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、造血細胞の増殖を阻害し、免疫細胞の増殖を阻害し、炎症細胞の増殖を阻害し、免疫応答を阻害し、炎症応答を阻害し、又は上皮起源の腫瘍細胞の増殖を阻害する請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項27】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、可溶性である請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項28】
親和性標識又は細胞毒性分子をさらに含んで成る請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項29】
前記親和性標識が、ポリヒスチジン、プロテインA、グルタチオンSトランスフェラーゼ、Glu−Glu、物質P、FlagTM ポリペプチド、ストレプタビジン結合ペプチド、又は免疫グロプリンFcポリペプチドである請求項28記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項30】
前記細胞毒性分子が、トキシン又は放射性核種である請求項28記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項31】
配列番号111と少なくとも90%の同一性を有するサイトカイン受容体ポリペプチドが、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基732、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基543、又は配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基732を含んで成る請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項32】
配列番号109と少なくとも90%の同一性を有するサイトカイン受容体ポリペプチドが、配列番号109のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基649、又は配列番号109のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基649を含んで成る請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項33】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227を含んで成る、マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を形成するサイトカイン受容体ポリペプチドをコードする単離されたポリヌクレオチド。
【請求項34】
前記サイトカイン受容体ポリペプチドが、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基732、又は配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基732を含んで成る請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項35】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がさらに、クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項36】
前記クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインが、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基979、又は配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基979を含んで成る請求項35記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項37】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、配列番号2を含んで成るリガンドの活性を拮抗する請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項38】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、造血細胞の増殖を阻害し、免疫細胞の増殖を阻害し、炎症細胞の増殖を阻害し、免疫応答を阻害し、炎症応答を阻害し、又は上皮起源の腫瘍細胞の増殖を阻害する請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項39】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、可溶性である請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項40】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、親和性標識又は細胞毒性分子をさらに含んで成る請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項41】
前記親和性標識が、ポリヒスチジン、プロテインA、グルタチオンSトランスフェラーゼ、Glu−Glu、物質P、FlagTM ポリペプチド、ストレプタビジン結合ペプチド、又は免疫グロプリンFcポリペプチドである請求項40記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項42】
前記細胞毒性分子が、トキシン又は放射性核種である請求項40記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項43】
次の作用可能に連結された要素:
転写プロモーター;
配列番号111と少なくとも90%の配列同一性を有するサイトカイン受容体ポリペプチドをコードするDNAセグメント;及び
転写ターミネーターを含んで成り、
ここで前記サイトカイン受容体ポリペプチドがマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を形成し、そして前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が配列番号2を含んで成るリガンドを接合することを特徴とする発現ベクター。
【請求項44】
次の作用可能に連結された要素:
a)第1転写プロモーター;配列番号111と少なくとも90%の配列同一性を有するサイトカイン受容体ポリペプチドをコードする第1DNAセグメント;及び第1転写ターミネーター;及び
b)第2転写プロモーター;クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインをコードする第2DNAセグメント;及び第2転写ターミネーターを含んで成り、
ここで前記サイトカイン受容体ポリペプチド及びクラスIサイトカイン受容体がマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を形成し;そして
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が配列番号2を含んで成るリガンドに結合することを特徴とする発現ベクター。
【請求項45】
請求項43記載の発現ベクターを含んで成る、DNAセグメントによりコードされるサイトカイン受容体ポリペプチドを発現する培養された細胞。
【請求項46】
請求項44記載の発現ベクターを含んで成る、DNAセグメントによりコードされるサイトカイン受容体ポリペプチド及びクラスIサイトカイン受容体を発現する培養された細胞。
【請求項47】
a)転写ターミネーター:
b)配列番号111と少なくとも90%の配列同一性を有するサイトカイン受容体ポリペプチドをコードするDNAセグメント;及び
c)転写ターミネーターを含んで成る第1発現ベクター;及び
a)転写プロモーター;
b)クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインをコードするDNAセグメント;及び
c)転写ターミネーターを含んで成る第2発現ベクターを含んで成り、
ここで、前記サイトカイン受容体ポリペプチド及びクラスIサイトカイン受容体がマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を形成し;そして
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が配列番号2を含んで成るリガンドに結合することを特徴とする培養された細胞。
【請求項48】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成るマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体に対する抗体の生成方法であって、
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体により動物を接種し、ここで前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がそのマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を特異的に結合する抗体を生成するために、動物において免疫応答を誘発し;そして
前記動物から抗体を単離することを含んで成る方法。
【請求項49】
請求項1記載のマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体に対して特異的に結合する抗体。
【請求項50】
請求項12記載のマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体に対して特異的に結合する抗体。
【請求項51】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体;及び
医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物。
【請求項52】
マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の生成方法であって、
請求項45記載の細胞を培養し;そして
前記細胞により生成されるマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を単離することを含んで成る方法。
【請求項53】
マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の生成方法であって、
請求項46記載の細胞を培養し;そして
前記細胞により生成されるマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を単離することを含んで成る方法。
【請求項54】
マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の生成方法であって、
請求項47記載の細胞を培養し;そして
前記細胞により生成されるマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を単離することを含んで成る方法。
【請求項55】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体;及び
医薬的に許容できるビークルを含んで成り、
ここで前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が免疫細胞の増殖を阻害することを含んで成る免疫細胞阻害組成物。
【請求項56】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体;及び
医薬的に許容できるビークルを含んで成り、
ここで前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が免疫応答を阻害することを含んで成る免疫応答阻害組成物。
【請求項57】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体;及び
医薬的に許容できるビークルを含んで成り、
ここで前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が炎症細胞の増殖を阻害することを含んで成る炎症細胞阻害組成物。
【請求項58】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体;及び
医薬的に許容できるビークルを含んで成り、
ここで前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が炎症応答を阻害することを含んで成る炎症応答阻害組成物。
【請求項59】
抗原又は病原体に対して暴露される哺乳類における免疫応答を阻害するための方法であって、
a)哺乳類における抗原又は病原体のレベルを、直接的又は間接的に決定し;
b)可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体、及び医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物を投与し;
c)哺乳類における抗原又は病原体のレベルを、直接的又は間接的に決定し;そして
d)段階(b)における抗原又は病原体のレベルに対して、段階(a)おける抗原又は病原体のレベルを比較し、ここで前記レベルの変化が免疫応答の阻害を示すことを特徴とする方法。
【請求項60】
(e)マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体及び医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物を再投与し;
(f)哺乳類における抗原又は病原体のレベルを、直接的又は間接的に決定し;そして
(g)段階(f)における抗原又は病原体のレベルに対して、段階(a)おける抗原又は病原体のレベルを比較し、ここで前記レベルの変化が免疫応答の阻害を示すことを特徴とする方法。
【請求項61】
哺乳類における造血細胞及び造血前駆体細胞を低めるための方法であって、
可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の不在下で培養される骨髄又は末梢血液細胞に比較して、骨髄又は末梢血液細胞におけるリンパ細胞の数の低下を引き起こすために、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を含んで成る組成物と共に骨髄又は末梢血液細胞を培養することを含んで成る方法。
【請求項62】
前記造血細胞及び造血前駆体細胞がリンパ細胞である請求項61記載の方法。
【請求項63】
前記リンパ細胞が、単球細胞、マクロマージ又はT細胞である請求項62記載の方法。
【請求項64】
生物学的サンプルにおけるマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の存在を検出するための方法であって、
(a)前記生物学的サンプルと、請求項50記載の抗体又は抗体フラグメントとを接触せしめ、ここで前記接触は、生物学的サンプルへの抗体又はフラグメントの結合を可能にする条件下で行われ;そして
(b)いずれかの結合された抗体又は結合された抗体フラグメントを検出する段階を含んで成る方法。
【請求項65】
癌細胞の殺害方法であって、
患者からの癌細胞を含む組織又は生物学的サンプルを、エクスビボで獲得するか、又は癌細胞をインビボで同定し;
請求項52記載の方法によりマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を生成し;
医薬的に許容できるビークルにおいて、前記 マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を配合し;そして
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン配合物を前記患者に投与するか、又は前記配合物に癌細胞を暴露することを含んで成り、ここで前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が細胞を殺害することを特徴とする方法。
【請求項66】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がさらに、トキシンに接合される請求項65記載の癌細胞の殺害方法。
【請求項67】
前記抗体が、(a)ポリクローナル抗体、(b)ネズミモノクローナル抗体、(c)(b)ヒト適合された抗体、(d)抗体フラグメント、及び(e)ヒトモノクローナル抗体の群からである請求項50記載の抗体。
【請求項68】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227、及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成るマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体に対して特異的に結合する抗体又は抗体フラグメント。
【請求項69】
前記抗体がさらに、放射性核種、酵素、基質、補因子、蛍光マーカー、化学ルミネセンスマーカー、ペプチド標識、磁気粒子、薬物又はトキシンを含んで成る請求項50記載の抗体。
【請求項70】
造血細胞及び造血前駆体細胞のzcytor17lig−誘発された増殖又は分化を阻害するための方法であって、可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の不在下で培養される骨髄又は抹消血液細胞に比較して、骨髄又は末梢血液細胞における造血細胞の増殖又は分化を低めるのに十分な量の、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を含んで成る組成物と共に、骨髄又は末梢血液細胞を培養することを含んで成る方法。
【請求項71】
前記造血細胞及び造血前駆体細胞がリンパ細胞である請求項70記載の方法。
【請求項72】
前記リンパ細胞が、単球細胞、マクロマージ又はT細胞である請求項71記載の方法。
【請求項73】
zcytor17lig−誘発された炎症を低めるための方法であって、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る組成物の炎症を低めるのに十分な量を、炎症を有する哺乳類に投与することを含んで成る方法。
【請求項74】
炎症を有する哺乳類における炎症応答を抑制するための方法であって、
(1)炎症分子レベルを決定し;
(2)配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメイン、並びに医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物を投与し、
(3)炎症分子の投与後のレベルを決定し;
(4)段階(3)における炎症分子のレベルに、段階(1)における炎症分子のレベルを比較することを含んで成り、ここで炎症分子の上昇又は低下の欠失が炎症応答の抑制を示すことを特徴とする方法。
【請求項75】
前記抗体がさらに、放射性核種、酵素、基質、補因子、蛍光マーカー、化学ルミネセンスマーカー、ペプチド標識、磁気粒子、薬物又はトキシンを含んで成る請求項68記載の抗体。
【請求項76】
造血細胞及び造血前駆体細胞のzcytor17lis−誘発された増殖又は分化の阻害方法であって、可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の不在下で培養される骨髄又は抹消血液細胞に比較して、骨髄又は末梢血液細胞における造血細胞の増殖又は分化を低めるのに十分な、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメイン、並びに医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物と共に、骨髄又は末梢血液細胞を培養することを含んで成る方法。
【請求項77】
前記造血細胞及び造血前駆体細胞がリンパ細胞である請求項76記載の方法。
【請求項78】
前記リンパ細胞が、単球細胞、マクロマージ又はT細胞である請求項77記載の方法。
【請求項79】
zcytor17lig−誘発された炎症を低めるための方法であって、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメイン並びに医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物の炎症を低めるのに十分な量を、炎症を有する哺乳類に投与することを含んで成る方法。
【請求項80】
炎症を有する哺乳類における炎症応答を抑制するための方法であって、
(1)炎症分子レベルを決定し;
(2)配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227を含んで成るマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体、及び医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物を投与し、
(3)炎症分子の投与後のレベルを決定し;
(4)段階(3)における炎症分子のレベルに、段階(1)における炎症分子のレベルを比較することを含んで成り、ここで炎症分子の上昇又は低下の欠失が炎症応答の抑制を示すことを特徴とする方法。
【請求項81】
zcytor17ligが役割を演じる炎症疾患を有する哺乳類の処理方法であって、
炎症が低められるよう前記哺乳類にzcytor17ligのアンタゴニストを投与し、ここで前記アンタゴニストは、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメイン、並びに医薬的に許容できるビークルを含んで成る可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体であることを特徴とする方法。
【請求項82】
前記疾患が、慢性炎症疾患である請求項81記載の方法。
【請求項83】
前記疾患が、
(a)炎症性腸疾患:
(b)潰瘍性大腸炎;
(c)クローン病;
(d)関節炎;及び
(e)乾癬から成る群からの慢性炎症性疾患である請求項82記載の方法。
【請求項84】
前記疾患が急性炎症性疾患である請求項81記載の方法。
【請求項85】
前記疾患が、
(a)内毒素血症;
(b)敗血症;
(c)毒性ショック症候群;及び
(d)感染性疾患から成る群からの急性炎症性疾患である請求項84記載の方法。
【請求項86】
前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がさらに、放射性核種、酵素、基質、補因子、蛍光マーカー、化学ルミネセンスマーカー、ペプチド標識、磁気粒子、薬物又はトキシンを含んで成る請求項81記載の方法。
【請求項87】
患者における炎症を検出するための方法であって、
患者から組織又は生物学的サンプルを獲得し;
前記組織又は生物学的サンプルと、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体とを、前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が組織又は生物学的サンプルにおけるその相補的ポリペプチドに結合する条件下でインキュベートし;
前記組織又は生物学的サンプルにおいて結合する可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を可視化し;そして
前記患者からの組織又は生物学的サンプルにおける結合される可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイクリン受容体のレベルを、正常な対照の組織又は生物学的サンプルにおけるそのレベルと比較することを含んで成り、
ここで、正常な対照組織又は生物学的サンプルに比較して、患者の組織又は生物学的サンプルに結合される可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体のレベルの上昇が患者における炎症を示すことを特徴とする方法。
【請求項88】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227、及び配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基429を含んで成る可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項1】
配列番号111又は配列番号109と少なくとも90%の配列同一性を有する少なくとも1つのポリペプチドを含んで成り、そして配列番号2を含んで成るリガンドを結合する、単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項2】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がさらに、クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項3】
前記クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインが、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基979、又は配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基979を含んで成る請求項2記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項4】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、配列番号2の活性を拮抗する請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項5】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、造血細胞の増殖を阻害し、免疫細胞の増殖を阻害し、炎症細胞の増殖を阻害し、免疫応答を阻害し、炎症応答を阻害し、又は上皮起源の腫瘍細胞の増殖を阻害する請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項6】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、可溶性である請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項7】
親和性標識又は細胞毒性分子をさらに含んで成る請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項8】
前記親和性標識が、ポリヒスチジン、プロテインA、グルタチオンSトランスフェラーゼ、Glu−Glu、物質P、FlagTM ポリペプチド、ストレプタビジン結合ペプチド、又は免疫グロプリンFcポリペプチドである請求項7記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項9】
前記細胞毒性分子が、トキシン又は放射性核種である請求項7記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項10】
配列番号111と少なくとも90%の同一性を有するポリペプチドが、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基732、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基543、又は配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基732を含んで成る請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項11】
配列番号109と少なくとも90%の同一性を有するポリペプチドが、配列番号109のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基649、又は配列番号109のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基649を含んで成る請求項1記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項12】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227を含んで成る少なくとも1つのポリペプチドを含んで成る、単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項13】
前記ポリペプチドが、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基732、又は配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基732を含んで成る請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項14】
クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインをさらに含んで成る請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項15】
前記クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインが、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基979、又は配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基979を含んで成る請求項14記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項16】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、配列番号2を含んで成るリガンドの活性を拮抗する請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項17】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、造血細胞の増殖を阻害し、免疫細胞の増殖を阻害し、炎症細胞の増殖を阻害し、免疫応答を阻害し、炎症応答を阻害し、又は上皮起源の腫瘍細胞の増殖を阻害する請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項18】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、可溶性である請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項19】
親和性標識又は細胞毒性分子をさらに含んで成る請求項12記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項20】
前記親和性標識が、ポリヒスチジン、プロテインA、グルタチオンSトランスフェラーゼ、Glu−Glu、物質P、FlagTM ポリペプチド、ストレプタビジン結合ペプチド、又は免疫グロプリンFcポリペプチドである請求項19記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項21】
前記細胞毒性分子が、トキシン又は放射性核種である請求項19記載の単離されたマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【請求項22】
配列番号111又は配列番号109と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含んで成る、配列番号2を含んで成るリガンドを結合する、マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を形成するサイトカイン受容体ポリペプチドをコードする単離されたポリヌクレオチド。
【請求項23】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がさらに、クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項24】
前記クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインが、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基979、又は配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基979を含んで成る請求項23記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項25】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、配列番号2の活性を拮抗する請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項26】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、造血細胞の増殖を阻害し、免疫細胞の増殖を阻害し、炎症細胞の増殖を阻害し、免疫応答を阻害し、炎症応答を阻害し、又は上皮起源の腫瘍細胞の増殖を阻害する請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項27】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、可溶性である請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項28】
親和性標識又は細胞毒性分子をさらに含んで成る請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項29】
前記親和性標識が、ポリヒスチジン、プロテインA、グルタチオンSトランスフェラーゼ、Glu−Glu、物質P、FlagTM ポリペプチド、ストレプタビジン結合ペプチド、又は免疫グロプリンFcポリペプチドである請求項28記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項30】
前記細胞毒性分子が、トキシン又は放射性核種である請求項28記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項31】
配列番号111と少なくとも90%の同一性を有するサイトカイン受容体ポリペプチドが、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基732、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基543、又は配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基732を含んで成る請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項32】
配列番号109と少なくとも90%の同一性を有するサイトカイン受容体ポリペプチドが、配列番号109のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基649、又は配列番号109のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基649を含んで成る請求項22記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項33】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227を含んで成る、マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を形成するサイトカイン受容体ポリペプチドをコードする単離されたポリヌクレオチド。
【請求項34】
前記サイトカイン受容体ポリペプチドが、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基227、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基519、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基543、配列番号111のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基732、又は配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基732を含んで成る請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項35】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がさらに、クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項36】
前記クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインが、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基429、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基739、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基761、配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基979、又は配列番号7のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基979を含んで成る請求項35記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項37】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、配列番号2を含んで成るリガンドの活性を拮抗する請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項38】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、造血細胞の増殖を阻害し、免疫細胞の増殖を阻害し、炎症細胞の増殖を阻害し、免疫応答を阻害し、炎症応答を阻害し、又は上皮起源の腫瘍細胞の増殖を阻害する請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項39】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、可溶性である請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項40】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が、親和性標識又は細胞毒性分子をさらに含んで成る請求項33記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項41】
前記親和性標識が、ポリヒスチジン、プロテインA、グルタチオンSトランスフェラーゼ、Glu−Glu、物質P、FlagTM ポリペプチド、ストレプタビジン結合ペプチド、又は免疫グロプリンFcポリペプチドである請求項40記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項42】
前記細胞毒性分子が、トキシン又は放射性核種である請求項40記載の単離されたポリヌクレオチド。
【請求項43】
次の作用可能に連結された要素:
転写プロモーター;
配列番号111と少なくとも90%の配列同一性を有するサイトカイン受容体ポリペプチドをコードするDNAセグメント;及び
転写ターミネーターを含んで成り、
ここで前記サイトカイン受容体ポリペプチドがマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を形成し、そして前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が配列番号2を含んで成るリガンドを接合することを特徴とする発現ベクター。
【請求項44】
次の作用可能に連結された要素:
a)第1転写プロモーター;配列番号111と少なくとも90%の配列同一性を有するサイトカイン受容体ポリペプチドをコードする第1DNAセグメント;及び第1転写ターミネーター;及び
b)第2転写プロモーター;クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインをコードする第2DNAセグメント;及び第2転写ターミネーターを含んで成り、
ここで前記サイトカイン受容体ポリペプチド及びクラスIサイトカイン受容体がマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を形成し;そして
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が配列番号2を含んで成るリガンドに結合することを特徴とする発現ベクター。
【請求項45】
請求項43記載の発現ベクターを含んで成る、DNAセグメントによりコードされるサイトカイン受容体ポリペプチドを発現する培養された細胞。
【請求項46】
請求項44記載の発現ベクターを含んで成る、DNAセグメントによりコードされるサイトカイン受容体ポリペプチド及びクラスIサイトカイン受容体を発現する培養された細胞。
【請求項47】
a)転写ターミネーター:
b)配列番号111と少なくとも90%の配列同一性を有するサイトカイン受容体ポリペプチドをコードするDNAセグメント;及び
c)転写ターミネーターを含んで成る第1発現ベクター;及び
a)転写プロモーター;
b)クラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインをコードするDNAセグメント;及び
c)転写ターミネーターを含んで成る第2発現ベクターを含んで成り、
ここで、前記サイトカイン受容体ポリペプチド及びクラスIサイトカイン受容体がマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を形成し;そして
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が配列番号2を含んで成るリガンドに結合することを特徴とする培養された細胞。
【請求項48】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成るマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体に対する抗体の生成方法であって、
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体により動物を接種し、ここで前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がそのマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を特異的に結合する抗体を生成するために、動物において免疫応答を誘発し;そして
前記動物から抗体を単離することを含んで成る方法。
【請求項49】
請求項1記載のマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体に対して特異的に結合する抗体。
【請求項50】
請求項12記載のマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体に対して特異的に結合する抗体。
【請求項51】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体;及び
医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物。
【請求項52】
マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の生成方法であって、
請求項45記載の細胞を培養し;そして
前記細胞により生成されるマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を単離することを含んで成る方法。
【請求項53】
マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の生成方法であって、
請求項46記載の細胞を培養し;そして
前記細胞により生成されるマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を単離することを含んで成る方法。
【請求項54】
マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の生成方法であって、
請求項47記載の細胞を培養し;そして
前記細胞により生成されるマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を単離することを含んで成る方法。
【請求項55】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体;及び
医薬的に許容できるビークルを含んで成り、
ここで前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が免疫細胞の増殖を阻害することを含んで成る免疫細胞阻害組成物。
【請求項56】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体;及び
医薬的に許容できるビークルを含んで成り、
ここで前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が免疫応答を阻害することを含んで成る免疫応答阻害組成物。
【請求項57】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体;及び
医薬的に許容できるビークルを含んで成り、
ここで前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が炎症細胞の増殖を阻害することを含んで成る炎症細胞阻害組成物。
【請求項58】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体;及び
医薬的に許容できるビークルを含んで成り、
ここで前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が炎症応答を阻害することを含んで成る炎症応答阻害組成物。
【請求項59】
抗原又は病原体に対して暴露される哺乳類における免疫応答を阻害するための方法であって、
a)哺乳類における抗原又は病原体のレベルを、直接的又は間接的に決定し;
b)可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体、及び医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物を投与し;
c)哺乳類における抗原又は病原体のレベルを、直接的又は間接的に決定し;そして
d)段階(b)における抗原又は病原体のレベルに対して、段階(a)おける抗原又は病原体のレベルを比較し、ここで前記レベルの変化が免疫応答の阻害を示すことを特徴とする方法。
【請求項60】
(e)マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体及び医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物を再投与し;
(f)哺乳類における抗原又は病原体のレベルを、直接的又は間接的に決定し;そして
(g)段階(f)における抗原又は病原体のレベルに対して、段階(a)おける抗原又は病原体のレベルを比較し、ここで前記レベルの変化が免疫応答の阻害を示すことを特徴とする方法。
【請求項61】
哺乳類における造血細胞及び造血前駆体細胞を低めるための方法であって、
可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の不在下で培養される骨髄又は末梢血液細胞に比較して、骨髄又は末梢血液細胞におけるリンパ細胞の数の低下を引き起こすために、有効量の可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を含んで成る組成物と共に骨髄又は末梢血液細胞を培養することを含んで成る方法。
【請求項62】
前記造血細胞及び造血前駆体細胞がリンパ細胞である請求項61記載の方法。
【請求項63】
前記リンパ細胞が、単球細胞、マクロマージ又はT細胞である請求項62記載の方法。
【請求項64】
生物学的サンプルにおけるマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の存在を検出するための方法であって、
(a)前記生物学的サンプルと、請求項50記載の抗体又は抗体フラグメントとを接触せしめ、ここで前記接触は、生物学的サンプルへの抗体又はフラグメントの結合を可能にする条件下で行われ;そして
(b)いずれかの結合された抗体又は結合された抗体フラグメントを検出する段階を含んで成る方法。
【請求項65】
癌細胞の殺害方法であって、
患者からの癌細胞を含む組織又は生物学的サンプルを、エクスビボで獲得するか、又は癌細胞をインビボで同定し;
請求項52記載の方法によりマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を生成し;
医薬的に許容できるビークルにおいて、前記 マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を配合し;そして
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン配合物を前記患者に投与するか、又は前記配合物に癌細胞を暴露することを含んで成り、ここで前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が細胞を殺害することを特徴とする方法。
【請求項66】
前記マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がさらに、トキシンに接合される請求項65記載の癌細胞の殺害方法。
【請求項67】
前記抗体が、(a)ポリクローナル抗体、(b)ネズミモノクローナル抗体、(c)(b)ヒト適合された抗体、(d)抗体フラグメント、及び(e)ヒトモノクローナル抗体の群からである請求項50記載の抗体。
【請求項68】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227、及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成るマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体に対して特異的に結合する抗体又は抗体フラグメント。
【請求項69】
前記抗体がさらに、放射性核種、酵素、基質、補因子、蛍光マーカー、化学ルミネセンスマーカー、ペプチド標識、磁気粒子、薬物又はトキシンを含んで成る請求項50記載の抗体。
【請求項70】
造血細胞及び造血前駆体細胞のzcytor17lig−誘発された増殖又は分化を阻害するための方法であって、可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の不在下で培養される骨髄又は抹消血液細胞に比較して、骨髄又は末梢血液細胞における造血細胞の増殖又は分化を低めるのに十分な量の、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を含んで成る組成物と共に、骨髄又は末梢血液細胞を培養することを含んで成る方法。
【請求項71】
前記造血細胞及び造血前駆体細胞がリンパ細胞である請求項70記載の方法。
【請求項72】
前記リンパ細胞が、単球細胞、マクロマージ又はT細胞である請求項71記載の方法。
【請求項73】
zcytor17lig−誘発された炎症を低めるための方法であって、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る組成物の炎症を低めるのに十分な量を、炎症を有する哺乳類に投与することを含んで成る方法。
【請求項74】
炎症を有する哺乳類における炎症応答を抑制するための方法であって、
(1)炎症分子レベルを決定し;
(2)配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメイン、並びに医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物を投与し、
(3)炎症分子の投与後のレベルを決定し;
(4)段階(3)における炎症分子のレベルに、段階(1)における炎症分子のレベルを比較することを含んで成り、ここで炎症分子の上昇又は低下の欠失が炎症応答の抑制を示すことを特徴とする方法。
【請求項75】
前記抗体がさらに、放射性核種、酵素、基質、補因子、蛍光マーカー、化学ルミネセンスマーカー、ペプチド標識、磁気粒子、薬物又はトキシンを含んで成る請求項68記載の抗体。
【請求項76】
造血細胞及び造血前駆体細胞のzcytor17lis−誘発された増殖又は分化の阻害方法であって、可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体の不在下で培養される骨髄又は抹消血液細胞に比較して、骨髄又は末梢血液細胞における造血細胞の増殖又は分化を低めるのに十分な、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメイン、並びに医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物と共に、骨髄又は末梢血液細胞を培養することを含んで成る方法。
【請求項77】
前記造血細胞及び造血前駆体細胞がリンパ細胞である請求項76記載の方法。
【請求項78】
前記リンパ細胞が、単球細胞、マクロマージ又はT細胞である請求項77記載の方法。
【請求項79】
zcytor17lig−誘発された炎症を低めるための方法であって、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメイン並びに医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物の炎症を低めるのに十分な量を、炎症を有する哺乳類に投与することを含んで成る方法。
【請求項80】
炎症を有する哺乳類における炎症応答を抑制するための方法であって、
(1)炎症分子レベルを決定し;
(2)配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227を含んで成るマルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体、及び医薬的に許容できるビークルを含んで成る組成物を投与し、
(3)炎症分子の投与後のレベルを決定し;
(4)段階(3)における炎症分子のレベルに、段階(1)における炎症分子のレベルを比較することを含んで成り、ここで炎症分子の上昇又は低下の欠失が炎症応答の抑制を示すことを特徴とする方法。
【請求項81】
zcytor17ligが役割を演じる炎症疾患を有する哺乳類の処理方法であって、
炎症が低められるよう前記哺乳類にzcytor17ligのアンタゴニストを投与し、ここで前記アンタゴニストは、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメイン、並びに医薬的に許容できるビークルを含んで成る可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体であることを特徴とする方法。
【請求項82】
前記疾患が、慢性炎症疾患である請求項81記載の方法。
【請求項83】
前記疾患が、
(a)炎症性腸疾患:
(b)潰瘍性大腸炎;
(c)クローン病;
(d)関節炎;及び
(e)乾癬から成る群からの慢性炎症性疾患である請求項82記載の方法。
【請求項84】
前記疾患が急性炎症性疾患である請求項81記載の方法。
【請求項85】
前記疾患が、
(a)内毒素血症;
(b)敗血症;
(c)毒性ショック症候群;及び
(d)感染性疾患から成る群からの急性炎症性疾患である請求項84記載の方法。
【請求項86】
前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体がさらに、放射性核種、酵素、基質、補因子、蛍光マーカー、化学ルミネセンスマーカー、ペプチド標識、磁気粒子、薬物又はトキシンを含んで成る請求項81記載の方法。
【請求項87】
患者における炎症を検出するための方法であって、
患者から組織又は生物学的サンプルを獲得し;
前記組織又は生物学的サンプルと、配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227及びクラスIサイトカイン受容体のサイトカイン−結合ドメインを含んで成る可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体とを、前記可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体が組織又は生物学的サンプルにおけるその相補的ポリペプチドに結合する条件下でインキュベートし;
前記組織又は生物学的サンプルにおいて結合する可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体を可視化し;そして
前記患者からの組織又は生物学的サンプルにおける結合される可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイクリン受容体のレベルを、正常な対照の組織又は生物学的サンプルにおけるそのレベルと比較することを含んで成り、
ここで、正常な対照組織又は生物学的サンプルに比較して、患者の組織又は生物学的サンプルに結合される可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体のレベルの上昇が患者における炎症を示すことを特徴とする方法。
【請求項88】
配列番号111のアミノ酸残基20〜アミノ酸残基227、及び配列番号7のアミノ酸残基28〜アミノ酸残基429を含んで成る可溶性マルチマー又はヘテロダイマーサイトカイン受容体。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3E】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図2】
【図3A】
【図3E】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【公表番号】特表2006−500919(P2006−500919A)
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−517500(P2004−517500)
【出願日】平成15年1月21日(2003.1.21)
【国際出願番号】PCT/US2003/001983
【国際公開番号】WO2004/003140
【国際公開日】平成16年1月8日(2004.1.8)
【出願人】(500049831)ザイモジェネティクス,インコーポレイティド (37)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年1月21日(2003.1.21)
【国際出願番号】PCT/US2003/001983
【国際公開番号】WO2004/003140
【国際公開日】平成16年1月8日(2004.1.8)
【出願人】(500049831)ザイモジェネティクス,インコーポレイティド (37)
【Fターム(参考)】
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