説明

サウナ装置

【課題】健康増進を図る。
【解決手段】放射性元素鉱物1を含有させた床材2の裏面3側に温度調節機能を備えた加
熱器4を配設することによって、微弱で微量の放射線を床材2の上に鎮座又は横たわる人
に照射し、細胞の働きを活発化して、新陳代謝を促進し、免疫力や自然治癒力を高める。
又、放射線の電離作用で空中にマイナスイオンを発生させ、これを浴びさせたり、呼吸に
より体内に取り込ませて、自律神経を調整し、緊張感を解きほぐして、ストレスを緩和す
る。更に、放射性元素鉱物1を加熱することにより、遠赤外線を放出させ、かかる遠赤外
線で体を芯からを暖め、発汗を促進させたり、血行不良の改善を図り、新陳代謝を更に活
発化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホルミシス効果より健康増進するサウナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、サウナは密閉可能な部屋の中に蒸気の発生装置を配設して成り、部屋中に蒸気を
充満させて、体を暖め、発汗を促すと共に、血行不良を改善し、新陳代謝を活発にして、
健康増進を図る様にしたものである。
【0003】
研究開発段階や出願段階で先行技術調査を行っておらず、記載すべき先行技術文献を知
りません。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記サウナは高温・高湿度により人の心肺にかかる負担が大きく、特に高齢
者や高血圧者の場合は、使用に際し十分な注意を必要とし、そのためサウナにより健康増
進を図るべき不健康弱者が気軽に利用できないという矛盾があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記従来技術に基づく、蒸気利用のサウナでは肝心な不健康弱者の健康増進
を図ることが出来ない課題に鑑み、放射性元素鉱物を含有させた床材の裏面側に温度調節
機能を備えた加熱器を配設することによって、微弱で微量の放射線を床材の上に鎮座又は
横たわる人に照射し、細胞の働きを活発化して、新陳代謝を促進し、免疫力や自然治癒力
を高める。
又、放射線の電離作用で空中にマイナスイオンを発生させ、これを浴びさせたり、呼吸
により体内に取り込ませて、自律神経を調整し、緊張感を解きほぐして、ストレスを緩和
する。
更に、放射性元素鉱物を加熱することにより、遠赤外線を放出させ、かかる遠赤外線で
体を芯から暖め、発汗を促進させたり、血行不良の改善を図り、新陳代謝を更に活発化す
る。
【発明の効果】
【0006】
要するに本発明は、放射性元素鉱物を含有させた床材の裏面側に加熱器を配設して成し
たので、放射線による刺激で、体の各細胞の働きを活発化して、免疫力及び自然治癒力を
高めることが出来る。
又、微量放射線は空気中の酸素等をイオン化して、滝壺周辺や、森林中に多く存在する
といわれているマイナスイオンを発生するため、マイナスイオンで自律神経に働きかけ、
森林浴をしているかの様に、心地よい気分にさせることが出来る。
更に、遠赤外線で体を芯から暖め、毛細血管を拡張し、鬱血していた血行を改善して、
新陳代謝を促進させることが出来る。
従って、放射線及び遠赤外線の相乗効果で、健康増進を図ることが出来、而も身体に何
等過度の負担をかけないから、老人や病弱な者、或いは高血圧症の者であっても安心して
使用することが出来る等その実用的効果甚だ大である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るサウナ装置の概略図、図2は図1のAーA断面図、図3は図2のB
ーB部拡大図である。
図1〜3に示す様に、本発明のサウナ装置は、放射性元素鉱物1を含有させて床材2を
形成し、該床材2の裏面3側に加熱器4を配設している。
放射性元素鉱物1は、微弱で微量の放射線を放出するものであれば良く、例えば、シリ
カ及びアルミナを主成分とし、アルカリ金属、アルカリ土類金属の他、ストロンチウム(
Sr)、セリウム(Ce)、プラセオジウム(Pr)、ラジウム(Ra)、トリウム(T
h)等の放射性元素を含む天然鉱物で良く、具体的にはモナズ石(Monazite)が
挙げられ、モナズ石はトリウム(Th)を含有し、壊変してトロン(Tn)となり、該ト
ロンも常時微量の放射線を放出する。
そして、微弱で微量の放射線は人体に悪影響を及ぼすことなく、むしろ健康増進させる
といわれている。
これが、所謂ホルミシス効果で、放射線によって、ほんの僅かに傷つけられると、細胞
は自己修復し、もし修復不可なら自滅して、重大事態が発生するのを回避しようとする機
能(アポトーシス)を人体が有し、この機能が活性化するからとされている。
床材2としては、例えば、セメントに放射性元素鉱物1を混合して形成したり、耐熱性
の高い合成樹脂に放射性元素鉱物1を混合して形成すれば良く、或いは、適宜窯業原料に
放射性元素鉱物1を配合し、成形した後、焼成して、セラミックスタイル形態の床材2aと
しても良い。
加熱器4は、温度調節機能を備えていれば良く、熱源としては、電熱線、温水循環等が
挙げられ、その方式は何ら限定されない。
【0008】
この発明によれば、放射性元素鉱物1からの放射線が人体に対し直接作用する他、放射
線によって、マイナスイオンが発生し、更に放射性元素鉱物1が加熱器4に暖められて、
遠赤外線をも放出する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係るサウナ装置の概略図である。
【図2】図1のAーA断面図である。
【図3】図2のBーB部拡大図である。
【符号の説明】
【0010】
1 放射性元素鉱物
2 床材
3 裏面
4 加熱器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射性元素鉱物を含有させた床材の裏面側に温度調節機能を備えた加熱器を配設して成
したことを特徴とするサウナ装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2006−75320(P2006−75320A)
【公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−261998(P2004−261998)
【出願日】平成16年9月9日(2004.9.9)
【出願人】(504160448)有限会社波動理学研究所 (1)
【Fターム(参考)】