説明

サッカーシューズ

【課題】
サッカーシューズの爪先部での強いパス、シュートを打つ、その衝撃から爪先足指を守り、シュートの精度を向上させる構成材を設ける。
【解決手段】
サッカーシューズ爪先部に厚みと面積と角度を備える当て板(2)を設けて、その当て板(2)は、仕切補強材(12a)と上はアッパー(4a)から足首へ、下はアウトソール(3)から左右側面(4b、4c)を介して足首へ一体の構成材で金型成形する。軟質の繊維材の踝から踵上部の部位に靴紐を通して、
甲と一本の靴紐で締めて、上下と左右と前後の緩みを無くして、キックの衝撃を足首から上方へ逃がし、当て板(2)は各人の好みの面積と角度でカットできる硬質のゴム、エラストマー、又は合成樹脂を使用する。その当て板平面(2)でのシュートは、今までのアッパーとサイドを中心に蹴るスタイルと比べてコントロールが容易となりシュート確率が向上することに成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
サッカーシューズ、スポーツシューズに関するものである。
【背景技術】
【0002】
サッカーゲームは、足と体でボールをゴールポスト内に防御する相手をかわしてシュートすることにあり、その成功率は低いものでねらいどうりにはならないのが現実であり、周知の事実である。爪先部のパス、シュートは、現況のサッカーシューズでは先端部分が尖っていて点とボールの点を当てるため精度の悪いものであって、強い衝撃からの足指の保護とはならず当てる程度の弱いものであり、強いシュートは、甲の中央と左右側面と爪先親指との斜め甲部からの正面足指をかわしてのシュートであり、ミドル、ロングシュートは、甲の角度の維持からの個々のキック力からと、状況にあわせた体勢から狙いどうりの甲部分に当て、強さと、曲がりをとり、相手をかわしてのシュートの確率は個人差は別にしてもクロスバーから外れ一割がゴールとなれば良い方である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】英国特許出願公開第2060351号明細書 Sports boot
【特許文献2】特開昭53-71960号広報
【特許文献3】実公55-32484 練習用蹴球靴
【特許文献4】特開平2-68001 健康靴
【特許文献5】実公平3-120807 踵部を改良した靴
【特許文献6】実公平7-42322 靴
【特許文献7】米国特許1988-1998 FOOTBALL KICKING SHOE
【特許文献8】特開2001-128705 指間に仕切部材を設けた靴
【特許文献9】特開2003-9907 ランニングシューズ
【特許文献10】特開2003-180405 靴
【特許文献11】実用新案 第3016250号 踵バンド付サンダル
【特許文献12】特許第3798070号 足首部緊締部材を備えた靴
【特許文献13】特開平10-234424 脱着機能付足首部緊締体を備えた靴
【特許文献14】特願2008-236260 サッカーシューズ 2009-3月に取下げた。上記する文献において、文献1と3は単なる当て板を設けたもので、文献7は完全な爪先の保護構造となっていなくて、文献2は単なる開口部を設けたもので、文献4と8は仕切り板は健康靴と指先甲部の保護の安全靴とスポーツシューズであって、靴先を障害物に当てる目的ではなくて、緩みから爪先に当たり保護とならないものであり、文献6は甲をベルトバンドで締めるもので文献5と9と10と11と12と13は踵をベルトバンド等で回して締める構成のもので、文献14は本出願と同人であって取下げたものであり、本願は当て板を支える構成と軟質の繊維材等の踵部位に靴紐、ベルトを挿通して回して一本の靴紐で前後、上下、左右を締め緩みを無くすものから爪先保護となって、使用目的によってシューズは強度、保護構造が変わるものであり、基本は足を守る安全なものでなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで本願発明は、ボールとサッカーシューズの当たり面を甲を中心とした斜めの角度からと甲に乗せるシュートの精確さが非常に悪いものと判断した。人間の足で蹴る姿勢は、常に足の甲は、上向きとなり、ゴールの距離からキック力と角度の維持から当てるボールとシューズの位置を各人の正確な判断からのシュートとなり、そのコントロールは、プロ(FW、MF)のサッカー選手にしても現況のサッカーシューズでは難しいものである。ボールとサッカーシューズの当たり面を点と点でなくて、爪先部を尖った点から出来るだけ広い面積の爪先部とする当て板を設けて、各人の足癖を修正するカットとすることで、正面からのキックが精確なコントロールとなり、強いシュートからの足指を守る当て板と構成する部材からキックからの衝撃を爪先足指の保護材として、甲と足底から足首に逃がす構成としなければならない。
【0005】
強烈なミドル、ロングシュートから完全に爪先足指の保護となれば選手は安心して常にどのような体勢からもシュートを打てることになり、ゴールの確率は当然として上がり、ナイフ等で加工のできる当て板材面と同種の靴底材アウトソール、又はミッドソールと甲部材アッパーと左右アッパーサイドを硬質ゴム、又は中硬質プラスチック材で一体の金型成形加工として、硬いゴム、プラスチックサンダルの形となり、軟質のゴム、合成樹脂、又は繊維被覆材の舌片と側面材と後部踵部材は、当て板に縫製、接合として、後部の踵の素材は当て板とアウトソール、ミッドソール、アッパー、アッパーサイドとも縫製、又は接合してサッカーシューズの
形となる。シューズを履き左右アッパーを靴紐で締めて当て板内面と足指の隙間、または前後、上下の緩みからの爪先足指への衝撃は絶対にあってはならないもので、当て板から第一指(親指)と二指(人差し指)を挟む仕切補強材の目的は、付根部分で先に緩みからの衝撃を受けるものとして、左右甲材の幅と厚みと踝部から靴底への幅と厚みと硬さから足の上下、左右に分散できるものとして、靴紐を左右の踝靴紐挿入穴から踵間のアキレス腱上部繊維材等の全周に通し回して甲部左右靴紐穴で締めるものとして、上下と左右と前後の緩みを無くすものとして、靴紐穴数も多くして密着から、足と一体化させて、支点であるキックからの当て板平面に正面から当たるボールの作用と反作用の力は、足首から上方へ逃がして、反発はボールのスピードとなり、コントロールは各人の足癖を修正しての下向きの角度にカットからクロスバーから外れなくして、当たり面積から精確なものとなり、アッパーとアッパーサイドのキックは今まで通りのものであって、正面の当て板平面のキックからキックスタイルを変えることを目的としたものである。
【0006】
本願発明のサッカーシューズは、当て板と甲と靴底を同質の構成材を溶融、重合金型成形するアウトソールも薄くして、ミッドソール、インソール材も極力薄くて軽い素材を使用して、甲と左右側面材と当て板は、足底との取り付け部分は厚く成形して、中間部は薄く成形することで極力強く、又軽くするものとして、金型は左右の中心から、二つ割れとして、後方から足型を差し込む3分割で形成するもので、成形重合は、溶融して射出成形とする。長時間走る緩みを吸収する弾性力を備えて、運動性を保つ構成材を使用して、後部の踵から甲の左右側面材を縫製、又は接合、接着する軟質材、又は繊維被覆材を使用して、軽い保護クッョン材を爪先と当て板内面と仕切補強材の付根部、アキレス腱踵部に部分使用して、全体重量は、現況のサッカーシューズと変わらないものとしなければならない。
【0007】
反発力のある硬質材の当て板材と中硬質の甲部材、靴底材で溶融、重合して、又は硬質、中硬質の硬さの調整からの部分軟質重合の組み合わせも足にフィットさせるための方法であって、ゴムとプラスチックの選択も各人の好みであり、ゴムとプラスチックの性質を持つエラストマーの採用から簡単な金型成形ですみ、当て板を中心にして、一体重合ではなくて、当て板にゴムを使用して、靴底と甲にプラスチックの使用から凹凸の組み合わせの接合も可能なものであり、同質材では、接着材の使用も可能となり、同質の合成繊維被覆材と合成樹脂材
の組み合わせは簡単な固着となる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、サッカーシューズ先端爪先部に精確で強いパスとシュートを打つ目的の厚みと面積と角度で金型成形するゴム、エラストマー、又は合成樹脂からなる硬くて反発力のある当て板(2)を設けて、各個人の好みでナイフ、電動器具等でカットができて、その当て板材(2)と第一指(親指)と第ニ指の間を仕切り、親指付根部で衝撃を受ける補強材(12a)を設けて、その当て板材(2)と仕切補強材(12a)は、踝までの左右靴紐穴(8)の左右甲材(4a)をほぼ中心にして、左右足指側面保護構成材(12)と靴底材(3)と左右の甲(4a)から足裏への左右側面補強材(4b、4c)を同質の構成材で溶融、一体重合の金型成形するものであって、どのような体勢のキックからの衝撃も靴紐(7)を締めることで足全体で受けて、万一の緩みは先に親指付根部分で受けて、足指爪先と当て板(2)内面との隙間を設けて触れなくしての衝撃を上下材に分散する構成として、当て板材平面(2)を支点にして上下の靴底材(3)と足首までの甲材(4a)と左右側面補強材(4b、4c)の四方で足を挟み包む構成は、シューズ全体を厚みのある中硬質材、硬質材の使用では重くなり、各関節の可動と運動性の必要な部分と強度的に硬質材を必要としない部分の面積を開口するものであって、第一指と第五指(小指)の関節部(9a)、土踏まず部(9b)、踝から踵までの部分(9c)を軟質の軽い繊維材等で縫製、又は接合して、踝部の左右靴紐挿入口(8c)からシューズ踵アキレス腱上縁部と全周に挿通穴を設けて、靴紐を通す挿通ガイド部位(8d)を設けて、左右甲部材(4a)の下部靴紐穴(8b)から交差して靴紐(7)を左右の踝部の挿入口(8c)に通して踵部を回して最上部の甲部材の靴紐穴(8a)に交差して締める構成にすることで、仕切補強材(12a)と左右の甲(4a)と靴底材(3)は前後と上下と左右の緩みを無くして、足に密着させて、各部はキックの作用の衝撃から当て板(2)を支える幅と厚みとして、当て板(2)と爪先は常に隙間を確保出来るのものとなり、正面からのキックの衝撃、反作用を受ける踝までの長さの左右甲材(4a)と左右側面補強材(4b、4c)、靴底材(3)は、走ることでの緩みをシューズ全体で吸収する弾性材を使用して、軽い軟質被覆材(9a、9b、9c)を縫製、接合して厚みのある硬い硬質、中硬質材との重さのバランスをとり、実用性のある軽くて丈夫なサッカーシューズとなり、各人の好む硬さと厚みと面積と下向き角度での形状でカットした当て板(2)から下向きに蹴る精確なコントロールが可能となり、爪先、足指の保護から強い正面からのパス、シュートとなり、特にミドル、ロングシュートからクロスバーから上方に外れるのを抑えることを目的として、今まで爪先部を尖った爪先保護構造にして、十分に使用していない部分の点を面に変えての活用から、シュートのスタイルが増して、必然として得点数が増すことになり、サッカーゲームが一新されるものとなる当て板材と各部材を具備しての構成材からなる爪先、足指の保護構造のサッカーシューズを構成したものである。
即ち本願発明は、現況のアッパー、アッパーサイドのキックからのパス、シュートを主にするシューズから、個々の好む形状とした爪先部の当て板面の正面キックに変えるもので、指の保護構造としたことで、強烈なシュートが正面爪先部で蹴れることになり、試用しながら各人は好みに削り、又雨、芝生の状態等で当て板の形状の変わるシューズを使用して、コントロールが容易となるサッカーシューズを構成するものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載する足指の保護構造のサッカーシューズにおいて、前記、左右の甲材(4a)と左右側面補強材(4b、4c)を設けず、当て板材(2)と親指付根で支える仕切補強材(12a)と足指側面保護材(12)と足底材(3)を金型成形して、又当て板(2)と仕切補強材(12a)と足指側面保護材(12)と左右の甲材(4a)と足底材(3)を金型成形のより軽くした二つのシューズであって、当て板面(2)は、各人の好みの形状にカットできて、靴底(3)と甲(4a)と仕切補強材(12a)において、中硬質、硬質のゴム材で一体重合として、エラストマー、合成樹脂材も同じ方法から、シューズ本体の被覆材(9a、9b、9c)に軽い繊維材、又は当て板(2)と同質の軟らかい軟質、中硬質材を縫製、接合してのサッカーシューズであって、前記、甲靴紐(7)を左右の踝から踵上部に通して締めることで当て板(2)と仕切補強材(12a)は足に舌片(5)と靴底(3)と被覆材(9a、9b、9c)で密着して締まり、当て板(2)正面からのキックは、衝撃を側面被覆材(9a、9b、9c)の選択と当て板面(2)の各人の好む厚みと幅と角度から斜め下方に削り、衝撃を正面で受けずに下方に分散して軽減のできる構造にして、ボールコントロールを重視する軽くて爪先、足指の保護機能を有するサッカーシューズを構成したものである。
即ち本願発明のシューズは、請求項1に記載する左右側面補強材(4b、4c)を使用していない簡単な構成のものであり、後部踵と左右側面の被覆材(9a、9b、9c)を当て板と足裏とを縫製、又は接合、接着して構造材とするため、被覆材は足と完全な密着として、当て板の支えは被覆材の選択で決まり、当て板の角度から衝撃を分散して、軽い軟質被覆材から足指の保護となりえる構成のサッカーシューズを構成するものである。
【0010】
請求項3の発明は、 請求項1に記載する爪先、足指の保護構造のサッカーシューズにおいて、前記、靴紐(7)を左右の踝部に設ける靴紐挿入口(8c)から後部のアキレス腱上部の踵と左右側面全周に靴紐を通して、ガイド穴(8d)を設けて、左右から通し回して、挿入口(8c)から前部の左右甲の靴紐穴(8a)に交差して甲部の靴紐を長く全周して一本の靴紐(7)で締めるものとして甲と踵と足首の緩みを無くして、又は、左右の踝挿通口(8c)から踵間を通して、甲部の靴紐穴(8a)を靴紐(7)、ベルトバンド金具、マジックテープ(登録商標)(7a)等で甲部と足首部を別々に締めて足首と踵の上下左右の緩みを無くすサッカーシューズ、スポーツシューズであって、他のシューズ等にも応用できるものを構成したものである。
即ち本願発明は、当て板(2)と仕切補強材(12a)と靴底(3)と甲(4a)と左右足指側面保護材(12)と左右側面補強材(4b、4c)は、靴紐穴(8a)で今までのものと同様に上下左右に締めるものとして、前後の緩みをなくすため甲の靴紐穴(8a)と踝と踵を靴紐挿入口(8c)とを別々に締めることで履き易くなるシューズ構成のものとした。
【発明の効果】
【0011】
世界のビックスポーツであるサッカーは、器具を使用するスポーツではなくて、唯一の道具は、ボールとサッカーシューズと各人の個性であり、特点数とゲームのレベルアップは、シューズの改良と各人の能力とチームの能力アップしかなくて、シューズは、スポーツメーカで色々と考えられて現在に至っていて、爪先部に足指の保護構造となる仕切補強材と各人の好みの形の当て板を設けて、現況のサッカーシューズと違う爪先正面からの強烈で精確なパス、シュートが蹴れることになるとシュートスタイルが増して、特点数も増えて、サッカーゲームが一新するものとなる。
靴紐、ベルト等を左右の踝部の挿通口からアキレス腱上部踵部位と側面の挿通穴に通し回して前部甲
靴紐穴で締めてシューズの緩みを無くす方法は他のスポーツシューズに応用出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】[a図] 本願発明のサッカーシューズを構成する構造材の当て板部(2)からアウトソール(3)アッパー 、(4a)アッパーサイド(4b、4c)を金型で一体成形して、構成する主な部材であるミッドソー ル(10)、インソール(11)、舌片(5)、靴紐(7)等を装着した完成直前の透視正面図。(実施例1) [b図] 上記を上部から見た爪先部分の当て板(2)と仕切補強材(12a)を透視する平面図。(実施例1) [c図] 上記の爪先部分の側面透視図。(実施例1)
【図2】[d図] 上記のサッカーシューズの金型成形の簡単な正面断面図。(実施例1) [e図] 請求項2の当て板2とアウトソール3と甲4aを一体金型成形する正面断面図。(実施例2) [f図] 請求項2の当て板2とアウトソール3を一体金型成形する正面断面図。(実施例3)
【図3】[g図] 本願発明の各人の好む面積と角度の当て板(2)で正面からミドル、ロングパス、シュートのボール(13)に当てる位置の正面図。(実施例1) [h図] 上記の斜視図。(実施例1) [i図] スポーツシューズの甲靴紐穴(8b)からの靴紐(7)、ベルト(7a)を左右の踝挿入口(8c)からアキレス腱上部のガイド挿通口(8d)を通し回して左右の挿入口(8c)から甲上部靴紐穴(8a)に交差して締める簡単な正面と平面構成図。(実施例4) [j図] 射出成形の3分割の金型の簡単な分解図。(実施例1、2、3)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下の本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
[a、b、c、d、g、h図]は、サッカーシューズ本体(1)の当て板(2)と指の仕切補強材(12a)と左右側面保護材(12)とアウトソール(3)と足首までの甲(4a)と上下を踝をかわしての踵への側面補強材(4b)と中間部の土踏まず前の左右側面補強材(4c)を一体重合の金型成形した請求項1の分解詳細図である。
【0015】
[e、f図]は、共通の左右側面補強材(4c、4b)を設けない請求項2の正面図であり、[i図]は、一般的なスポーツシューズに靴紐(7)を踵部位に挿入口(8c)から挿通ガイド穴(8d)を経て回して締める靴紐の分解図であり、サッカーシューズも同じである。[j図]は、3分割の射出成形用の金型の分解図である。
【実施例1】
【0016】
[a、b、c、g、h図]は、シューズ本体(1)をほぼ完成して、履いた透視図であり、当て板(2)と指の左右側面保護材(12)と仕切補強材(12a)とアウトソール(3)と甲(4a)と左右側面補強材(4b、4c)を同質の硬質、又は中硬質ポリウレタンエラストマーで金型成形して、同種のポリウレタンスポンジ、繊維材等で側面被覆材(9a、9b、9c)で縫製接合して、ミッドソール(10)インソール(11)を固着して、舌片(5)と踵部のクッション材に同種のスポンジ、繊維材を使用して、又、上記の材質に硬くて弾力のあるポリウレタンゴム、又は加工性の良いポリウレタン樹脂で金型成形することも、当て板(2)の各人の好む反発力と各部位の弾性と正面のキックから反作用の衝撃は、どの材質の使用も左右の甲(4a)と側面補強材(4b、4c)の強度と甲靴紐穴(8b)から踝下部挿通口(8c)とほぼ水平のアキレス腱上部踵の挿通部位間を全周する挿通口(8d)を設けて、靴紐を左右から通し回して挿入口(8c)から交差して甲上部靴紐穴(8a)で締めるものとして、当て板(2)と甲(4a)と踵は一体で足に密着となり、キックの衝撃を左右、上下、前後で包む構成(3、4a、4b、4c)と万一の緩みは先に仕切補強材(12a)の付根で受けて、爪先と当て板内面との接触を僅かなものとする隙間から、構成部材は足に密着して足首から上方へ逃がせるものとなるサッカーシューズ。
【実施例2】
【0017】
[e図]は、当て板(2)と指の左右側面保護(12)と仕切補強材(12a)とアウトソール3と甲材(4a)を硬質、又は中硬質材で一体金型成形した正面からの断面図であり、構成材にゴム、エラストマー、合成樹脂の使用は任意なものであり、と左右側面材の被覆材(9a、9b、9c)に同材の軟質の薄いポリウレタンエラストマー、樹脂、又発泡材、繊維材との複合材を使用して、甲靴紐穴(8b)とヒールアキレス腱上部から全周する左右挿入口(8c)から交差して甲靴紐穴(8a)で締めることは前記と同様であって、左右に側面補強材(4a、4c)の無い構造から左右、前後の硬めの被覆材(9a、9b、9c)は足に密着して、当て板(2)と仕切補強材(12a)を甲材(4a)の長さと幅で支える構成となり、当て板(2)と爪先との接触を一定に保ち衝撃を軽減できる構成として、当て板(2)と指の左右側面保護(12)とアウトソール(3)の厚みの部分強度からの弾性と反発力と当て板(2)を下方に向ける角度に削り、正面からのキックからボールを下方に向けることで衝撃を爪先足指裏から足裏へ分散して、逃がすことになり、又左右に斜めに削り、各人の足癖の補助となり、簡単な構成のシューズでも、当て板(2)の弾性と角度から足指の保護機能を有して、現況のシューズより、各人の好みの当て板から精確で強いシュートが可能となる軽いサッカーシューズ。
【実施例3】
【0018】
[f図]は、当て板(2)と指の左右側面保護(12)と仕切補強材(12a)とアウトソール(3)を中硬質材、又は硬質材で一体金型成形した正面からの断面図であり、前記と同様に構成材にゴム、エラストマー、合成樹脂の使用は任意のものであり、甲材には左右側面材(9a、9b、9c)より硬めの被覆材を使用して、軟質又は中硬質の薄いポリウレタンエラストマーを部分使用したシューズ、又同部材に合成繊維、天然繊維の縫製、接合する従来のシューズであり、前記、[実施例2]との違いは、甲(4a)を無くして靴底(3)当て板(2)とを一体重合したものであり、被覆材(9a、9b、9c)と爪先の保護構成の当て板(2)の仕切補強材(12a)と左右足指保護材(12)の構成とヒールアキレス腱上部に靴紐を通して甲靴紐穴(8a)で締める方法は同じものであり、当て板(2)のカットの方法は前記と同様のものとして、より軽く足と密着、機能性を良くしたサッカーシューズ。
【実施例4】
【0019】
[i図]は、一般的なスポーツシューズに一本の甲の靴紐を被覆材のヒールアキレス腱上部と左右に挿通穴部位をを設けて、その左右踝部の挿入口(8c)から通し回して甲上部靴紐穴(8a)で交差して締めるもので、二本の靴紐で足首と甲部を別々に締めることでも良くて、又は、ベルトバンドバックル、マジックテープ(登録商標)等(7a)でも良くて、締める挿通部位はシューズの形態で変わり、上下、左右、前後の緩みを無くすものであって、安全靴、作業靴等にも応用できるものである。
【0020】
[実施例1]の当て板(2)の厚みと面積と角度、左右甲(4a)の厚みと幅、左右側面(4b)の厚みと幅と足首の甲(4a)から踝をかわして斜めから踵のアウトソールの位置と左右側面(4c)の甲(4a)中間部から土踏まず前部アウトソールの位置が正面キックからの衝撃を上下の靴底と甲から左右側面(4b、4c)で受けて、足首から上方へ分散、逃がす補強材であって、足指は、当て板(2)内面との接触を一定に保てる構造となり、又その位置
関係が足の関節の運動機能の重要部分であり、走る緩みから足全体に分散して吸収復元する弾性を持つ当て板(2)、アウトソール(3)、甲(4a)、左右側面(4b、4c)であって、前記、踝下部(8c)から踵部分に挿通ガイド口(8d)を設けて、甲靴紐を通して一体で締めることで甲と踵はほぼ水平に引き合って前後は締まり、一本の靴紐から左右上下の緩みも必然としてしまるものとなる。
靴本体の軟質被覆材(9a、9b、9c)の繊維、吸収材等を左右側面(4a、4c)の内側もしくは外側に縫製するか、部分縫製、左右当て板と踵を回して全面縫製して固着とするかは注文品、既製品等で任意のものとするサッカーシューズ。
【0021】
[j図]は、金型に金属材を使用して、各サイズの平均的な足型を金属材に移して、左右で中心から分割して当て板(2)と甲(4a)と指の保護構成(12、12a)とアウトソール(3)と左右側面(4b、4c)の厚みと幅で削り形成して、左右の分割した金型(14a)と足型の金型(14b)を後部から合わせて、その形成したすき間の上下に注排出穴(15)を設けて、溶融したゴム、樹脂の熱加工の金型と射出成形での熱可塑性樹脂、エラストマーの金型に使用できるものである。
【0022】
当て板2の厚み、硬さ、面積、角度のナイフ、電動器具によるカットは、各人は長期間アッパー、アッパーサイドからのパス、シュートに慣れていて、爪先部に当て板を設けた、簡単で楽な正面からのキックは、試用すれば数時間で慣れるものと思われ、当たり面は点に近い面であり、その上部のアッパーで蹴る当たり面は、左右にずれても線に近い面であり、その精度は個人差となって、その差が選手の能力と得点となって、相手方の防御は別にして、ゴールへの狙いからずれているものが半分以上はあり、その技術で絶対と言えるものはなくて、それが現在のサッカーゲームである。
[g図]は、本願発明の目的とする当て板面(2)とボールの当たる上下、左右の角度を各自で決めて、当て板平面(2)の角度を地面の方向にカットすることでゴールポスト、クロスバーから外れることを抑える機能とわずかな瞬間の当たる時間は、当て板面でボールを捕らえることになり、そのスピードとコントロールはクロスバーから外れない下向きの精確なものとなって、得点確率が30パーセント程度向上することを目的とする。
【0023】
当て板面(2)を設けたサッカーシューズに慣れて、面積と角度が共に必要な人、今まで通りのアッパー部のシュートを優先して、爪先部でのシュートを併用するため、当て板面(2)の面積を少なくして指の保護材として必要とする人、
横幅より縦幅の面積を必要とする人、その反対の人、上下の角度より左右横の角度を取り、足癖を修正したい人、角度より面積を優先する人等、金型成形で当て板は、各人の好みに合わすため大きめに製作して、大人足の平均サイズを25cmから27cmに仮定して当て板(2)の横幅を50mmから70mm、上下高さを30mmから50mm、厚みは15mmから25mmで程で製作して、角度は好みの方法で靴底と左右からのカットとして、円形、ゆるい卵形、凹形を好む人、それぞれの個性で好みの厚みと面積と角度をナイフ、電動カッター等で作るものとする。
【0024】
各人の足型で形成する注文金型成形シューズ品、各サイズを備える既製品は、各種材質の構成材の硬軟材をそろえて対応するものであり、靴下(ソックス)は二つ割れ、又は五本指のものを使用する。
【0025】
本願発明は、シューズの素材においてのこだわりは無くて、現況のシューズのもので良くて各素材の厚みと硬さ等は、素肌にフィットして、その製作加工技術は周知されたもので良くて、踝から踵部への挿通穴も簡単な縫製のものであって、強いパスとシュートの精確さを希求する方法として爪先部の当て板(2)と指の側面保護(12)と仕切補強(12a)とアウトソール(3)とアッパー(4a)とアッパーサイド(4b)と(4c)を同質材で一体成形から足指の保護構造となして、軽い被覆材(9a、9b、9c)で被覆して、緩みを無くす今までにないサッカーシューズを提供するものである。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本願発明は、以上の実施形態に限定されものではなく、新合成ゴム、新合成樹脂、新エラストマー、ポリマーアロイの開発でより良い素材の開発から足指への衝撃を吸収と反発と分散できる素材は取り入れ、緩みのないスポーツシューズ、ボールを蹴るラクビー、アメリカンフットボールのシューズ、爪先面で体を支えるバレーシューズ等に採用できて、仕切補強材からの安全靴、緩みをなくした作業靴にも使用出来るものである。
【符号の説明】
【0027】

1, シューズ本体
2, 当て板
3, アウトソール(靴底材)

4a, 左右アッパー(甲部材)。 4b, アッパーサイド(左右側面)踝から踵の足裏までの補強材。
4c, アッパーサイド(左右側面)甲4a中間部から土踏まず前部までの補強材。

5, 舌片

6, スパイク

7, 靴紐。 7a、ベルトバンド(バックル、マジックテープ(登録商標)等)。
8、 靴紐穴。
8a, 左右甲4aの最上部の靴紐の穴。 8b、左右甲部4aの下部の靴紐の穴。
8c、左右踝から踵上部縁全周に靴紐を通す挿入口。 8d、靴紐、ベルトの挿通ガイド穴。

9a, 足指関節部の被覆材部。 9b、土踏まず部分の被覆材部。 9c、踝から踵の被覆材部。

10, ミッドソール

11, インソール

12, 一指(親指)と五指(小指)の左右足指側面保護構成材、 12a、一指と二指(人差し指)の

付根部で衝撃を受ける仕切補強材。

13, サッカーボール

14a, 2分割金型。 14b,足型の金型。

15, 注排出穴
16, 連結ボルト穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サッカーシューズ先端爪先部に精確で強いパスとシュートを打つ目的の厚みと面積と角度で金型成形するゴム、エラストマー、又は合成樹脂からなる硬くて反発力のある当て板(2)を設けて、各個人の好みでナイフ、電動器具等でカットができて、その当て板材(2)と第一指(親指)と第ニ指の間を仕切り、親指付根部分で衝撃を受ける補強材(12a)を設けて、その当て板材(2)と仕切補強材(12a)は、踝までの左右靴紐穴(8)の左右甲材(4a)をほぼ中心にして、左右足指側面保護構成材(12)と靴底材(3)と左右の甲(4a)から足裏への左右側面補強材(4b、4c)を同質の構成材で溶融、一体重合の金型成形するものであって、どのような体勢のキックからの衝撃も靴紐(7)を締めることで足全体で受けて、万一の緩みを親指付根部分で受けて、足指爪先と当て板(2)内面との隙間を設けての触れなくして衝撃を上下材に分散する構成として、当て板材平面(2)を支点にして上下の靴底材(3)と足首までの甲材(4a)と左右側面補強材(4b、4c)の四方で足を挟み包む構成は、シューズ全体を厚みのある中硬質材、硬質材の使用では重くなり、各関節の可動と運動性の必要な部分と強度的に硬質材を必要としない部分の面積を開口するものであって、第一指と第五指(小指)の関節部(9a)、土踏まず部(9b)、踝から踵までの部分(9c)を軟質の軽い繊維材等で縫製、又は接合して、踝部の左右靴紐挿入口(8c)からシューズ踵アキレス腱上縁部と全周に挿通穴を設けて、靴紐を通す挿通ガイド部位(8d)を設けて、左右甲部材(4a)の下部靴紐穴(8b)から交差して靴紐(7)を左右の踝部の挿入口(8c)に通して踵部を回して最上部の甲部材の靴紐穴(8a)に交差して締める構成にすることで、仕切補強材(12a)と左右の甲(4a)と靴底材(3)は前後と上下と左右の緩みが無くなり足に密着出来て、それぞれの各部はキックの作用の衝撃から当て板(2)を支える幅と厚みとして、当て板(2)と爪先は常に隙間を確保出来るのものとなり、正面からのキックの衝撃、反作用を受ける踝までの長さの左右甲材(4a)と左右側面補強材(4b、4c)、靴底材(3)は、走ることでの緩みをシューズ全体で吸収する弾性材を使用して、軽い軟質被覆材(9a、9b、9c)を縫製、接合して厚みのある硬い硬質、中硬質材との重さのバランスをとり、実用性のある軽くて丈夫なサッカーシューズとなり、各人の好む硬さと厚みと面積と下向き斜め後方角度での形状でカットした当て板平面(2)から下向きに蹴る精確なコントロールが可能となり、爪先、足指の保護から強い正面からのパス、シュートとなり、特にミドル、ロングシュートからクロスバーから上方に外れるのを抑えることを目的として、今まで爪先部を尖った爪先保護構造にして、十分に使用していない部分の点を面に変えての活用から、シュートのスタイルが増して、必然として得点数が増すことになり、サッカーゲームが一新されるものとなる当て板材と各部材を具備しての構成材からなる爪先、足指の保護構造のサッカーシューズ。
【請求項2】
請求項1に記載する爪先、足指の保護構造のサッカーシューズにおいて、前記、左右の甲材(4a)と左右側面補強材(4b、4c)を設けず、当て板材(2)と親指付ねで支える仕切補強材(12a)と足指側面保護材(12)と靴底材(3)を金型成形して、又当て板(2)と仕切補強材(12a)と足指側面保護材(12)と左右の甲材(4a)と足底材(3)を金型成形のより軽くした二つのシューズであって、当て板面(2)は、各人の好みの形状にカットできて、靴底(3)と甲(4a)と仕切補強材(12a)において、中硬質、硬質のゴム材で一体重合として、エラストマー、合成樹脂材も同じ方法から、シューズ本体の被覆材(9a、9b、9c)に軽い繊維材、又は当て板(2)と同質の軟らかい軟質、中硬質材を縫製、接合してのサッカーシューズであって、前記、甲靴紐(7)を左右の踝から踵上部に通して締めることで当て板(2)と仕切補強材(12a)は足に舌片(5)と足底(3)と被覆材(9a、9b、9c)で密着して締まり、当て板(2)正面からのキックは、衝撃を側面被覆材(9a、9b、9c)の選択と当て板面(2)の各人の好む厚みと幅と角度から斜め下方に削り、衝撃を正面で受けずに下方に分散して軽減のできる構造にして、ボールコントロールを重視する軽くて爪先、足指の保護機能を有するサッカーシューズ。
【請求項3】
請求項1に記載する爪先、足指の保護構造のサッカーシューズにおいて、前記、靴紐(7)を左右の踝部に設ける靴紐挿入口(8c)から後部のアキレス腱上部の踵と左右側面全周の挿通穴に靴紐を通して、ガイド穴(8d)を設けて、左右から通し回して、挿入口(8c)から前部の左右甲の靴紐穴(8a)に交差して甲部の靴紐を長く全周して一本の靴紐(7)で締めるものとして甲と踵と足首の緩みを無くして、又は、左右の踝挿通口(8c)から踵間を通して、甲部の靴紐穴(8a)を靴紐(7)、ベルトバンド金具、マジックテープ(登録商標)(7a)等で甲部と足首部を別々に締めて足首と踵の上下、左右の緩みを無くすサッカーシューズ、スポーツシューズであって、他のシューズ等にも応用できるものである。








【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−259559(P2010−259559A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−111735(P2009−111735)
【出願日】平成21年5月1日(2009.5.1)
【特許番号】特許第4414478号(P4414478)
【特許公報発行日】平成22年2月10日(2010.2.10)
【出願人】(503111894)
【Fターム(参考)】