サッシ
【課題】網戸の外観を良好にするとともに、網戸の取付け取り外しの作業性を良くする。
【解決手段】窓枠と障子と網戸とを備え、前記網戸は網戸固定装置を有し、前記網戸固定装置1は、網戸6の框7A、7C端部であって框7A、7C内部に配設されるケース部材10と、該ケース部材10の内部にスライド可能に収容され、先端部が網戸6の縦框7Cの側面から突出可能とされる施錠部材11と、ケース部材10の室内側に軸支されることによって回動自在とされ、前記軸支部12aよりケース部材10の内部側に突出し施錠部材11に係合する作動部12b及びケース部材10の外部側に突出する把手部12cからなる操作レバー12とから構成され、把手部12cを一方向側に回動操作することにより、該操作レバー12の回動動作に連動して施錠部材11が突出方向にスライド動作し、施錠部材11が網戸6の縦框7C側面から突出して窓枠5に係合し施錠状態となる。
【解決手段】窓枠と障子と網戸とを備え、前記網戸は網戸固定装置を有し、前記網戸固定装置1は、網戸6の框7A、7C端部であって框7A、7C内部に配設されるケース部材10と、該ケース部材10の内部にスライド可能に収容され、先端部が網戸6の縦框7Cの側面から突出可能とされる施錠部材11と、ケース部材10の室内側に軸支されることによって回動自在とされ、前記軸支部12aよりケース部材10の内部側に突出し施錠部材11に係合する作動部12b及びケース部材10の外部側に突出する把手部12cからなる操作レバー12とから構成され、把手部12cを一方向側に回動操作することにより、該操作レバー12の回動動作に連動して施錠部材11が突出方向にスライド動作し、施錠部材11が網戸6の縦框7C側面から突出して窓枠5に係合し施錠状態となる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓枠と障子と網戸とを備え、前記網戸は網戸固定装置を有するサッシに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、建物開口部には、該建物開口部に固定される窓枠に対して、障子が開閉可能に取付けられるとともに、網戸が取付けられている。ここで、前記網戸を窓枠に固定するための網戸固定構造として種々のものが提案されている。
【0003】
例えば、下記特許文献1では、窓枠の左右の縦框に面内方向に突出した突出片を有し、網戸の左右の縦框に網戸を窓枠に固定する網戸固定ピースが設けられ、該網戸固定ピースは、前記突出片に係止すべく面内外方向に回動可能に軸支され、一端に操作部を有する係止部材と、該係止部材を面外方向へ付勢する付勢部材とを備えた網戸固定ピースが開示されている。
【0004】
また、下記特許文献2では、網戸の上下移動を規制することを目的として、網戸の上部2隅に配置されるコーナーピースに外れ止め部材を回動可能に設け、前記外れ止め部材は、網戸の取付け取り外し作業時には前方(室外側)に倒されており、網戸を取り付けたなら、前記外れ止め部材を起こして室外側側片部と小窓枠の上部区画面との間に介在させるようにしたものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−266569号公報
【特許文献2】特開2007−162378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1記載の網戸固定ピースでは、窓枠の左右の縦框に設けられた突出片に、係止部材が係止することによって網戸が窓枠に固定される構造であるため、前記突出片及び係止部材が窓枠から突出し、外観が損なわれるという問題があった。
【0007】
また、上記特許文献2記載の外れ止め部材では、前記外れ止め部材が網戸の室外側に倒されるものであるため、網戸の取付け取り外し作業を室外側から行わなければならず、作業性が悪かった。
【0008】
そこで本発明の主たる課題は、網戸の外観を良好にするとともに、網戸の取付け及び取り外しの作業性を良くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、窓枠と障子と網戸とを備え、前記網戸は網戸固定装置を有し、
前記網戸固定装置は、前記網戸の框端部であって框内部に配設されるケース部材と、該ケース部材の内部にスライド可能に収容され、先端部が前記網戸の框周面から突出可能とされる施錠部材と、前記ケース部材の室内側に軸支されることによって回動自在とされ、前記軸支部より前記ケース部材の内部側に突出し前記施錠部材に係合する作動部及びケース部材の外部側に突出する把手部からなる操作レバーとから構成され、
前記操作レバーの把手部を一方向側に回動操作することにより、該操作レバーの回動動作に連動して前記施錠部材が突出方向にスライド動作し、前記施錠部材が網戸の框周面から突出して窓枠に係合する施錠状態と、前記操作レバーの把手部を他方向側に回動操作することにより、該操作レバーの回動動作に連動して前記施錠部材が没入方向にスライド動作し、前記施錠部材と窓枠との係合が解除される解錠状態とに切替え可能とされ、
前記施錠部材には、室内外方向に弾性変位可能とされるスライド方向の突出片が設けられるとともに、この突出片の先端に前記ケース部材の内面と摺動する凸状部が設けられ、前記ケース部材には前記施錠状態及び解錠状態において前記凸状部が係合し前記施錠部材の位置決めを行う凹状部又は通孔が設けられていることを特徴とするサッシが提供される。
【0010】
上記請求項1記載の発明では、網戸の框端部であって框内部にケース部材を配設し、該ケース部材の内部に施錠部材がスライド可能に収容され、この施錠部材の先端部が網戸の框周面から突出可能とされ、施錠部材が網戸の框周面から突出して窓枠に係合することによって施錠状態とされているため、網戸固定装置が外面から目視されることがなく、網戸の外観を良好にすることができる。
【0011】
さらに、網戸固定装置の施錠状態及び解錠状態を切替え操作する操作レバーがケース部材の室内側に軸支されるとともに、ケース部材の外部側に操作レバーの把手部が突出して設けられるため、網戸の取付け取り外し作業が室内側から行うことができ、作業性が良くなる。
【0012】
前記施錠部材には、室内外方向に弾性変位可能とされるスライド方向の突出片が設けられるとともに、この突出片の先端に前記ケース部材の内面と摺動する凸状部が設けられ、前記ケース部材には前記施錠状態及び解錠状態において前記凸状部が係合し前記施錠部材の位置決めを行う凹状部又は通孔が設けられている。
【0013】
請求項2に係る本発明として、前記網戸の室内側に障子が位置し、前記網戸固定装置は、前記操作レバーの把手部を框の室内側面に対して沿わせる方向に回動操作することにより前記施錠状態とされ、前記操作レバーの把手部を框の室内側面に対して起立させる方向に回動操作することにより前記解錠状態とされている請求項1記載のサッシが提供される。
【0014】
上記請求項2記載の発明は、施錠状態及び解錠状態における操作レバーの把手部の操作方向を規定したものであり、框の室内側面に対して沿わせる方向に回動操作することにより施錠状態とし、框の室内側面に対して起立させる方向に回動操作することにより解錠状態としたものである。これにより、網戸の施錠状態において、框から操作レバーの把手部が起立せず、納まりよく網戸を固定することができる。
【0015】
請求項3に係る本発明として、前記網戸固定装置の施錠部材は、網戸の左右の縦框の側面上部からそれぞれ側方に向けて突出可能に設けられている請求項1、2いずれかに記載のサッシが提供される。
【0016】
上記請求項3記載の発明は、網戸の框に網戸固定装置を設ける好ましい位置を規定したものである。
【0017】
請求項4に係る本発明として、前記網戸固定装置の操作レバーは、前記作動部の部材軸と把手部の部材軸とが、前記軸支部で鈍角方向に交差している請求項1〜3いずれかに記載のサッシが提供される。
【0018】
上記請求項4記載の発明では、操作レバーとして、作動部の部材軸と把手部の部材軸とが、前記軸支部で鈍角方向に交差するように構成することによって、操作レバーの把手部の回動操作による前記操作レバーの回動動作に連動して前記施錠部材がスムーズにスライド動作できるようになっている。
【発明の効果】
【0019】
以上詳説のとおり本発明によれば、網戸の外観を良好にできるとともに、網戸の取付け及び取り外しの作業性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る網戸固定装置1を取り付けた窓の縦断面図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】網戸6の要部拡大斜視図である。
【図4】その室内側からの正面図である。
【図5】(A)は施錠状態、(B)は解錠状態を示す、網戸固定装置1の斜視図である。
【図6】網戸固定装置1の(A)は室内側からの外観図、(B)は網戸の框周面側からの外観図、(C)は(A)の下面図である。
【図7】(A)は上框7Aの斜視図、(B)は縦框7Cの斜視図である。
【図8】(A)は施錠状態、(B)は解錠状態を示す横断面図である。
【図9】ケース部材10の斜視図である。
【図10】ケース部材10を示す、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は(A)のC−C線矢視図である。
【図11】施錠部材11の斜視図である。
【図12】施錠部材11を示す、(A)は正面図、(B)は(A)のB−B線矢視図、(C)は右側面図、(D)は背面図である。
【図13】操作レバー12の斜視図である。
【図14】操作レバー12を示す、(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
【0022】
図1は本発明に係る網戸固定装置1を取り付けた窓の縦断面図であり、図2はその横断面図、図3は網戸6の要部拡大斜視図、図4はその室内側からの正面図である。
【0023】
図1及び図2に示される内倒し窓2は、上框3A、下框3B、縦框3C、3Dによって構成されたフレーム枠3内にパネルPが嵌め込まれた障子4と、上枠5A、下枠5B、縦枠5C,5Dからなり、前記障子4を収容する窓枠5とによって構成されている。前記障子4は、前記下框3Bの下面に、前記窓枠5の下枠5Bから立設され頂部が半円弧状に形成された支持部5aに回動可能に摺動する摺接面3aが設けられるとともに、縦框3C、3D及び縦枠5C、5Dの下端側において両者を連結するように設けられた内倒し用開閉アーム9,9によって支持され、前記摺接面3a部を回動中心として室内側に倒れて開閉できるようになっている。また、前記上框3Aの中央部に施・解錠装置が設けられ、前記上枠5A側に突出するラッチ3bによって、閉止時に自動的に施錠されるようになっている。
【0024】
前記障子4の室外側には網戸6が備えられている。この網戸6は、上框7A、下框7B、縦框7C,7Dによって構成された框7内に網材8が張設されたものであり、前記窓枠5に対して後述する網戸固定装置1によって固定されている。
【0025】
以下、前記網戸固定装置1の構造について具体的に詳述する。
【0026】
網戸固定装置1は、図4〜図6に示されるように、網戸6の上框7A及び縦框7Cとが交差する端部であって、これら上框7A及び縦框7Cの内部に配設されるケース部材10と、該ケース部材10の内部にスライド可能に収容され、先端部が網戸6の縦框7Cの側面上部に設けられた開口7a(図7(B)参照)から突出可能とされる施錠部材11と、前記ケース部材10の室内側において、軸支持部12aによって軸支されることによって回動自在とされ、この軸支部12aより前記ケース部材10の内部側に突出し、前記施錠部材11に係合する作動部12b及びケース部材10の外部側に突出するとともに、前記網戸6の上框7Aの室内側面に設けられた開口7b(図7(A)参照)部位から突出する把手部12cからなる操作レバー12とから構成されている。
【0027】
かかる網戸固定装置1は、図2に示されるように、右の縦框7Dの上部にも設けられ、左右一対で構成されている。以下、左の縦框7C上部に設けられる網戸固定装置1について具体的に説明する。
【0028】
前記網戸固定装置1は、網戸6に取り付けた状態で、図8(A)に示されるように、前記操作レバー12の把手部12cを一方向側に回動操作することにより、該操作レバー12の回動操作に連動して前記施錠部材11が突出方向にスライド動作し、前記施錠部材11が網戸6の縦框7C側面から突出して窓枠の縦枠5Cに係合する施錠状態と、図8(B)に示されるように、操作レバー12の把手部12cを他方向側に回動操作することにより、該操作レバー12の回動動作に連動して前記施錠部材11が没入方向にスライド動作し、前記施錠部材11と窓枠の縦枠5Cとの係合が解除される解錠状態とに切替え可能となっている。
【0029】
前記ケース部材10は、図9及び図10に示されるように、中心部に前記施錠部材11がスライドする中空部を有する断面略四角形の筒状本体10aを有し、その一方の開口端の上縁には、網戸6の上框7Aの上端面とほぼ同じ断面形状の固定片10bが延在して形成されている。前記固定片10bは、網戸固定装置1を網戸6の上框7A及び縦框7C内部に配設する際、図3及び図4に示されるように、上框7Aの上端面の端部に連続して設け、上框7Aと縦框7Cとをビス7cで連結することによって、ケース部材10が上框7A及び縦框7Cの内部に固定されるようになっている。
【0030】
また、前記ケース部材10の本体10aの室内側には、前記操作レバー12を軸支する支軸13を挿通するための通孔10d、10dを備えた略コの字形に突出して形成されたフランジ10cが設けられるとともに、このフランジ10cで囲まれた部分にはケース部材10の中空部に貫通する開口10eが設けられている。
【0031】
前記施錠部材11は、図11及び図12に示されるように、断面略矩形の棒状部材とされ、前記ケース部材10の中空部内にスライド可能に収容される。この施錠部材11には、前記操作レバー12の作動部12bが係合するための係合部11aが形成されている。図示例では、前記係合部11aは、操作レバー12に形成される中間突部12f、12f(後述)が係合可能なように、正面視で略十字状の開口とされている。
【0032】
前記施錠部材11には、内外方向(図12(B)に示される断面図では紙面上下方向)に弾性変位可能とされるスライド方向(図12(B)に示される断面図では紙面左右方向)の突出片11bが設けられるとともに、この突出片11bの先端に、施錠部材11の外面から突出し、前記ケース部材の内面と摺動する凸状部11cが設けられている。他方、前記ケース部材10には、図10に示されるように、施錠状態及び解錠状態において前記凸状部11cが係合し、施錠部材11の位置決めを行う通孔10f、10gがそれぞれ設けられている。前記通孔10f、10gに替えて、前記凸状部11cが係合可能な凹状部としてもよい。
【0033】
前記操作レバー12は、図13及び図14に示されるように、中間部に、略円柱状に形成されるとともに、支軸13が挿通可能な貫通孔12dが形成された軸支部12aが設けられている。また、この軸支部12aよりケース部材10の内部側に突出し、端部が前記施錠部材11の係合部11aと係合する作動部12bが設けられるとともに、前記軸支部12aよりケース部材10の外部側に突出し、網戸6の上框7Aの室内側に突出する操作部12cが設けられている。
【0034】
前記操作レバー12は、作動部12bの部材軸と把手部12cの部材軸とが、前記軸支部12aで鈍角方向に交差して構成されている。これにより、把手部12cを回動させると、軸支部12aを回動中心として、作動部12bがケース部材10の内部において回動するようになる。
【0035】
前記作動部12bの先端には円柱状の先端部12eが設けられるとともに、前記軸支部12aと先端部12eとの間が板状に形成されるとともに、前記板状部の各面中央部に、軸支部12aと先端部12eとを結合するように中間突部12f、12fが形成されている。この中間突部12f、12fは、前述の通り、十字状の開口からなる施錠部材11の係合部11aとの係合状態を確実に維持するために設けられるものである。
【0036】
上記網戸固定装置1の組立ては、ケース部材10の内部に施錠部材11をスライド可能に収容した状態で、操作レバー12の作動部12bを前記ケース部材10の開口10eから施錠部材11の係合部11aに係合させ、前記操作レバー12の軸支部12aをケース部材10のフランジ10cに嵌装して通孔10d、10d及び貫通孔12dを貫通する支軸13を挿入することにより行われる。
【0037】
かかる網戸固定装置1の網戸6への取付けは、図7に示されるように、上框7A及び縦框7Cの各開口7b、7aから、それぞれ網戸固定装置1の操作レバー12及び施錠部材11の先端部を臨ませるように嵌装した状態で、各框7A、7Cを組み合わせ、ビス7cによって連結することによって固定される(図4参照)。
【0038】
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、内倒し窓2に備えられる網戸6について詳述したが、外倒し窓、引き違い窓など他の形態の窓に備えられる網戸についても同様にして適用できる。
(2)上記形態例では、左右一対の網戸固定装置1、1が、網戸6の左右の縦框7C、7Dからそれぞれ側方に向けて突出可能に設けられるようにしたが、網戸固定装置1の配置場所、施錠部材11の突出方向及び網戸固定装置1の取付数量などは任意に設定することができる。
【符号の説明】
【0039】
1…網戸固定装置、2…内倒し窓、3…フレーム枠、4…障子、5…窓枠、6…網戸、7…框、8…網材、10…ケース部材、11…施錠部材、12…操作レバー、13…支軸、P…パネル
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓枠と障子と網戸とを備え、前記網戸は網戸固定装置を有するサッシに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、建物開口部には、該建物開口部に固定される窓枠に対して、障子が開閉可能に取付けられるとともに、網戸が取付けられている。ここで、前記網戸を窓枠に固定するための網戸固定構造として種々のものが提案されている。
【0003】
例えば、下記特許文献1では、窓枠の左右の縦框に面内方向に突出した突出片を有し、網戸の左右の縦框に網戸を窓枠に固定する網戸固定ピースが設けられ、該網戸固定ピースは、前記突出片に係止すべく面内外方向に回動可能に軸支され、一端に操作部を有する係止部材と、該係止部材を面外方向へ付勢する付勢部材とを備えた網戸固定ピースが開示されている。
【0004】
また、下記特許文献2では、網戸の上下移動を規制することを目的として、網戸の上部2隅に配置されるコーナーピースに外れ止め部材を回動可能に設け、前記外れ止め部材は、網戸の取付け取り外し作業時には前方(室外側)に倒されており、網戸を取り付けたなら、前記外れ止め部材を起こして室外側側片部と小窓枠の上部区画面との間に介在させるようにしたものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−266569号公報
【特許文献2】特開2007−162378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1記載の網戸固定ピースでは、窓枠の左右の縦框に設けられた突出片に、係止部材が係止することによって網戸が窓枠に固定される構造であるため、前記突出片及び係止部材が窓枠から突出し、外観が損なわれるという問題があった。
【0007】
また、上記特許文献2記載の外れ止め部材では、前記外れ止め部材が網戸の室外側に倒されるものであるため、網戸の取付け取り外し作業を室外側から行わなければならず、作業性が悪かった。
【0008】
そこで本発明の主たる課題は、網戸の外観を良好にするとともに、網戸の取付け及び取り外しの作業性を良くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、窓枠と障子と網戸とを備え、前記網戸は網戸固定装置を有し、
前記網戸固定装置は、前記網戸の框端部であって框内部に配設されるケース部材と、該ケース部材の内部にスライド可能に収容され、先端部が前記網戸の框周面から突出可能とされる施錠部材と、前記ケース部材の室内側に軸支されることによって回動自在とされ、前記軸支部より前記ケース部材の内部側に突出し前記施錠部材に係合する作動部及びケース部材の外部側に突出する把手部からなる操作レバーとから構成され、
前記操作レバーの把手部を一方向側に回動操作することにより、該操作レバーの回動動作に連動して前記施錠部材が突出方向にスライド動作し、前記施錠部材が網戸の框周面から突出して窓枠に係合する施錠状態と、前記操作レバーの把手部を他方向側に回動操作することにより、該操作レバーの回動動作に連動して前記施錠部材が没入方向にスライド動作し、前記施錠部材と窓枠との係合が解除される解錠状態とに切替え可能とされ、
前記施錠部材には、室内外方向に弾性変位可能とされるスライド方向の突出片が設けられるとともに、この突出片の先端に前記ケース部材の内面と摺動する凸状部が設けられ、前記ケース部材には前記施錠状態及び解錠状態において前記凸状部が係合し前記施錠部材の位置決めを行う凹状部又は通孔が設けられていることを特徴とするサッシが提供される。
【0010】
上記請求項1記載の発明では、網戸の框端部であって框内部にケース部材を配設し、該ケース部材の内部に施錠部材がスライド可能に収容され、この施錠部材の先端部が網戸の框周面から突出可能とされ、施錠部材が網戸の框周面から突出して窓枠に係合することによって施錠状態とされているため、網戸固定装置が外面から目視されることがなく、網戸の外観を良好にすることができる。
【0011】
さらに、網戸固定装置の施錠状態及び解錠状態を切替え操作する操作レバーがケース部材の室内側に軸支されるとともに、ケース部材の外部側に操作レバーの把手部が突出して設けられるため、網戸の取付け取り外し作業が室内側から行うことができ、作業性が良くなる。
【0012】
前記施錠部材には、室内外方向に弾性変位可能とされるスライド方向の突出片が設けられるとともに、この突出片の先端に前記ケース部材の内面と摺動する凸状部が設けられ、前記ケース部材には前記施錠状態及び解錠状態において前記凸状部が係合し前記施錠部材の位置決めを行う凹状部又は通孔が設けられている。
【0013】
請求項2に係る本発明として、前記網戸の室内側に障子が位置し、前記網戸固定装置は、前記操作レバーの把手部を框の室内側面に対して沿わせる方向に回動操作することにより前記施錠状態とされ、前記操作レバーの把手部を框の室内側面に対して起立させる方向に回動操作することにより前記解錠状態とされている請求項1記載のサッシが提供される。
【0014】
上記請求項2記載の発明は、施錠状態及び解錠状態における操作レバーの把手部の操作方向を規定したものであり、框の室内側面に対して沿わせる方向に回動操作することにより施錠状態とし、框の室内側面に対して起立させる方向に回動操作することにより解錠状態としたものである。これにより、網戸の施錠状態において、框から操作レバーの把手部が起立せず、納まりよく網戸を固定することができる。
【0015】
請求項3に係る本発明として、前記網戸固定装置の施錠部材は、網戸の左右の縦框の側面上部からそれぞれ側方に向けて突出可能に設けられている請求項1、2いずれかに記載のサッシが提供される。
【0016】
上記請求項3記載の発明は、網戸の框に網戸固定装置を設ける好ましい位置を規定したものである。
【0017】
請求項4に係る本発明として、前記網戸固定装置の操作レバーは、前記作動部の部材軸と把手部の部材軸とが、前記軸支部で鈍角方向に交差している請求項1〜3いずれかに記載のサッシが提供される。
【0018】
上記請求項4記載の発明では、操作レバーとして、作動部の部材軸と把手部の部材軸とが、前記軸支部で鈍角方向に交差するように構成することによって、操作レバーの把手部の回動操作による前記操作レバーの回動動作に連動して前記施錠部材がスムーズにスライド動作できるようになっている。
【発明の効果】
【0019】
以上詳説のとおり本発明によれば、網戸の外観を良好にできるとともに、網戸の取付け及び取り外しの作業性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る網戸固定装置1を取り付けた窓の縦断面図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】網戸6の要部拡大斜視図である。
【図4】その室内側からの正面図である。
【図5】(A)は施錠状態、(B)は解錠状態を示す、網戸固定装置1の斜視図である。
【図6】網戸固定装置1の(A)は室内側からの外観図、(B)は網戸の框周面側からの外観図、(C)は(A)の下面図である。
【図7】(A)は上框7Aの斜視図、(B)は縦框7Cの斜視図である。
【図8】(A)は施錠状態、(B)は解錠状態を示す横断面図である。
【図9】ケース部材10の斜視図である。
【図10】ケース部材10を示す、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は(A)のC−C線矢視図である。
【図11】施錠部材11の斜視図である。
【図12】施錠部材11を示す、(A)は正面図、(B)は(A)のB−B線矢視図、(C)は右側面図、(D)は背面図である。
【図13】操作レバー12の斜視図である。
【図14】操作レバー12を示す、(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
【0022】
図1は本発明に係る網戸固定装置1を取り付けた窓の縦断面図であり、図2はその横断面図、図3は網戸6の要部拡大斜視図、図4はその室内側からの正面図である。
【0023】
図1及び図2に示される内倒し窓2は、上框3A、下框3B、縦框3C、3Dによって構成されたフレーム枠3内にパネルPが嵌め込まれた障子4と、上枠5A、下枠5B、縦枠5C,5Dからなり、前記障子4を収容する窓枠5とによって構成されている。前記障子4は、前記下框3Bの下面に、前記窓枠5の下枠5Bから立設され頂部が半円弧状に形成された支持部5aに回動可能に摺動する摺接面3aが設けられるとともに、縦框3C、3D及び縦枠5C、5Dの下端側において両者を連結するように設けられた内倒し用開閉アーム9,9によって支持され、前記摺接面3a部を回動中心として室内側に倒れて開閉できるようになっている。また、前記上框3Aの中央部に施・解錠装置が設けられ、前記上枠5A側に突出するラッチ3bによって、閉止時に自動的に施錠されるようになっている。
【0024】
前記障子4の室外側には網戸6が備えられている。この網戸6は、上框7A、下框7B、縦框7C,7Dによって構成された框7内に網材8が張設されたものであり、前記窓枠5に対して後述する網戸固定装置1によって固定されている。
【0025】
以下、前記網戸固定装置1の構造について具体的に詳述する。
【0026】
網戸固定装置1は、図4〜図6に示されるように、網戸6の上框7A及び縦框7Cとが交差する端部であって、これら上框7A及び縦框7Cの内部に配設されるケース部材10と、該ケース部材10の内部にスライド可能に収容され、先端部が網戸6の縦框7Cの側面上部に設けられた開口7a(図7(B)参照)から突出可能とされる施錠部材11と、前記ケース部材10の室内側において、軸支持部12aによって軸支されることによって回動自在とされ、この軸支部12aより前記ケース部材10の内部側に突出し、前記施錠部材11に係合する作動部12b及びケース部材10の外部側に突出するとともに、前記網戸6の上框7Aの室内側面に設けられた開口7b(図7(A)参照)部位から突出する把手部12cからなる操作レバー12とから構成されている。
【0027】
かかる網戸固定装置1は、図2に示されるように、右の縦框7Dの上部にも設けられ、左右一対で構成されている。以下、左の縦框7C上部に設けられる網戸固定装置1について具体的に説明する。
【0028】
前記網戸固定装置1は、網戸6に取り付けた状態で、図8(A)に示されるように、前記操作レバー12の把手部12cを一方向側に回動操作することにより、該操作レバー12の回動操作に連動して前記施錠部材11が突出方向にスライド動作し、前記施錠部材11が網戸6の縦框7C側面から突出して窓枠の縦枠5Cに係合する施錠状態と、図8(B)に示されるように、操作レバー12の把手部12cを他方向側に回動操作することにより、該操作レバー12の回動動作に連動して前記施錠部材11が没入方向にスライド動作し、前記施錠部材11と窓枠の縦枠5Cとの係合が解除される解錠状態とに切替え可能となっている。
【0029】
前記ケース部材10は、図9及び図10に示されるように、中心部に前記施錠部材11がスライドする中空部を有する断面略四角形の筒状本体10aを有し、その一方の開口端の上縁には、網戸6の上框7Aの上端面とほぼ同じ断面形状の固定片10bが延在して形成されている。前記固定片10bは、網戸固定装置1を網戸6の上框7A及び縦框7C内部に配設する際、図3及び図4に示されるように、上框7Aの上端面の端部に連続して設け、上框7Aと縦框7Cとをビス7cで連結することによって、ケース部材10が上框7A及び縦框7Cの内部に固定されるようになっている。
【0030】
また、前記ケース部材10の本体10aの室内側には、前記操作レバー12を軸支する支軸13を挿通するための通孔10d、10dを備えた略コの字形に突出して形成されたフランジ10cが設けられるとともに、このフランジ10cで囲まれた部分にはケース部材10の中空部に貫通する開口10eが設けられている。
【0031】
前記施錠部材11は、図11及び図12に示されるように、断面略矩形の棒状部材とされ、前記ケース部材10の中空部内にスライド可能に収容される。この施錠部材11には、前記操作レバー12の作動部12bが係合するための係合部11aが形成されている。図示例では、前記係合部11aは、操作レバー12に形成される中間突部12f、12f(後述)が係合可能なように、正面視で略十字状の開口とされている。
【0032】
前記施錠部材11には、内外方向(図12(B)に示される断面図では紙面上下方向)に弾性変位可能とされるスライド方向(図12(B)に示される断面図では紙面左右方向)の突出片11bが設けられるとともに、この突出片11bの先端に、施錠部材11の外面から突出し、前記ケース部材の内面と摺動する凸状部11cが設けられている。他方、前記ケース部材10には、図10に示されるように、施錠状態及び解錠状態において前記凸状部11cが係合し、施錠部材11の位置決めを行う通孔10f、10gがそれぞれ設けられている。前記通孔10f、10gに替えて、前記凸状部11cが係合可能な凹状部としてもよい。
【0033】
前記操作レバー12は、図13及び図14に示されるように、中間部に、略円柱状に形成されるとともに、支軸13が挿通可能な貫通孔12dが形成された軸支部12aが設けられている。また、この軸支部12aよりケース部材10の内部側に突出し、端部が前記施錠部材11の係合部11aと係合する作動部12bが設けられるとともに、前記軸支部12aよりケース部材10の外部側に突出し、網戸6の上框7Aの室内側に突出する操作部12cが設けられている。
【0034】
前記操作レバー12は、作動部12bの部材軸と把手部12cの部材軸とが、前記軸支部12aで鈍角方向に交差して構成されている。これにより、把手部12cを回動させると、軸支部12aを回動中心として、作動部12bがケース部材10の内部において回動するようになる。
【0035】
前記作動部12bの先端には円柱状の先端部12eが設けられるとともに、前記軸支部12aと先端部12eとの間が板状に形成されるとともに、前記板状部の各面中央部に、軸支部12aと先端部12eとを結合するように中間突部12f、12fが形成されている。この中間突部12f、12fは、前述の通り、十字状の開口からなる施錠部材11の係合部11aとの係合状態を確実に維持するために設けられるものである。
【0036】
上記網戸固定装置1の組立ては、ケース部材10の内部に施錠部材11をスライド可能に収容した状態で、操作レバー12の作動部12bを前記ケース部材10の開口10eから施錠部材11の係合部11aに係合させ、前記操作レバー12の軸支部12aをケース部材10のフランジ10cに嵌装して通孔10d、10d及び貫通孔12dを貫通する支軸13を挿入することにより行われる。
【0037】
かかる網戸固定装置1の網戸6への取付けは、図7に示されるように、上框7A及び縦框7Cの各開口7b、7aから、それぞれ網戸固定装置1の操作レバー12及び施錠部材11の先端部を臨ませるように嵌装した状態で、各框7A、7Cを組み合わせ、ビス7cによって連結することによって固定される(図4参照)。
【0038】
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、内倒し窓2に備えられる網戸6について詳述したが、外倒し窓、引き違い窓など他の形態の窓に備えられる網戸についても同様にして適用できる。
(2)上記形態例では、左右一対の網戸固定装置1、1が、網戸6の左右の縦框7C、7Dからそれぞれ側方に向けて突出可能に設けられるようにしたが、網戸固定装置1の配置場所、施錠部材11の突出方向及び網戸固定装置1の取付数量などは任意に設定することができる。
【符号の説明】
【0039】
1…網戸固定装置、2…内倒し窓、3…フレーム枠、4…障子、5…窓枠、6…網戸、7…框、8…網材、10…ケース部材、11…施錠部材、12…操作レバー、13…支軸、P…パネル
【特許請求の範囲】
【請求項1】
窓枠と障子と網戸とを備え、前記網戸は網戸固定装置を有し、
前記網戸固定装置は、前記網戸の框端部であって框内部に配設されるケース部材と、該ケース部材の内部にスライド可能に収容され、先端部が前記網戸の框周面から突出可能とされる施錠部材と、前記ケース部材の室内側に軸支されることによって回動自在とされ、前記軸支部より前記ケース部材の内部側に突出し前記施錠部材に係合する作動部及びケース部材の外部側に突出する把手部からなる操作レバーとから構成され、
前記操作レバーの把手部を一方向側に回動操作することにより、該操作レバーの回動動作に連動して前記施錠部材が突出方向にスライド動作し、前記施錠部材が網戸の框周面から突出して窓枠に係合する施錠状態と、前記操作レバーの把手部を他方向側に回動操作することにより、該操作レバーの回動動作に連動して前記施錠部材が没入方向にスライド動作し、前記施錠部材と窓枠との係合が解除される解錠状態とに切替え可能とされ、
前記施錠部材には、室内外方向に弾性変位可能とされるスライド方向の突出片が設けられるとともに、この突出片の先端に前記ケース部材の内面と摺動する凸状部が設けられ、前記ケース部材には前記施錠状態及び解錠状態において前記凸状部が係合し前記施錠部材の位置決めを行う凹状部又は通孔が設けられていることを特徴とするサッシ。
【請求項2】
前記網戸の室内側に障子が位置し、前記網戸固定装置は、前記操作レバーの把手部を框の室内側面に対して沿わせる方向に回動操作することにより前記施錠状態とされ、前記操作レバーの把手部を框の室内側面に対して起立させる方向に回動操作することにより前記解錠状態とされている請求項1記載のサッシ。
【請求項3】
前記網戸固定装置の施錠部材は、網戸の左右の縦框の側面上部からそれぞれ側方に向けて突出可能に設けられている請求項1、2いずれかに記載のサッシ。
【請求項4】
前記網戸固定装置の操作レバーは、前記作動部の部材軸と把手部の部材軸とが、前記軸支部で鈍角方向に交差している請求項1〜3いずれかに記載のサッシ。
【請求項1】
窓枠と障子と網戸とを備え、前記網戸は網戸固定装置を有し、
前記網戸固定装置は、前記網戸の框端部であって框内部に配設されるケース部材と、該ケース部材の内部にスライド可能に収容され、先端部が前記網戸の框周面から突出可能とされる施錠部材と、前記ケース部材の室内側に軸支されることによって回動自在とされ、前記軸支部より前記ケース部材の内部側に突出し前記施錠部材に係合する作動部及びケース部材の外部側に突出する把手部からなる操作レバーとから構成され、
前記操作レバーの把手部を一方向側に回動操作することにより、該操作レバーの回動動作に連動して前記施錠部材が突出方向にスライド動作し、前記施錠部材が網戸の框周面から突出して窓枠に係合する施錠状態と、前記操作レバーの把手部を他方向側に回動操作することにより、該操作レバーの回動動作に連動して前記施錠部材が没入方向にスライド動作し、前記施錠部材と窓枠との係合が解除される解錠状態とに切替え可能とされ、
前記施錠部材には、室内外方向に弾性変位可能とされるスライド方向の突出片が設けられるとともに、この突出片の先端に前記ケース部材の内面と摺動する凸状部が設けられ、前記ケース部材には前記施錠状態及び解錠状態において前記凸状部が係合し前記施錠部材の位置決めを行う凹状部又は通孔が設けられていることを特徴とするサッシ。
【請求項2】
前記網戸の室内側に障子が位置し、前記網戸固定装置は、前記操作レバーの把手部を框の室内側面に対して沿わせる方向に回動操作することにより前記施錠状態とされ、前記操作レバーの把手部を框の室内側面に対して起立させる方向に回動操作することにより前記解錠状態とされている請求項1記載のサッシ。
【請求項3】
前記網戸固定装置の施錠部材は、網戸の左右の縦框の側面上部からそれぞれ側方に向けて突出可能に設けられている請求項1、2いずれかに記載のサッシ。
【請求項4】
前記網戸固定装置の操作レバーは、前記作動部の部材軸と把手部の部材軸とが、前記軸支部で鈍角方向に交差している請求項1〜3いずれかに記載のサッシ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2013−100714(P2013−100714A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−8440(P2013−8440)
【出願日】平成25年1月21日(2013.1.21)
【分割の表示】特願2009−3144(P2009−3144)の分割
【原出願日】平成21年1月9日(2009.1.9)
【出願人】(000155207)株式会社明工 (44)
【出願人】(000175560)三協立山株式会社 (529)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成25年1月21日(2013.1.21)
【分割の表示】特願2009−3144(P2009−3144)の分割
【原出願日】平成21年1月9日(2009.1.9)
【出願人】(000155207)株式会社明工 (44)
【出願人】(000175560)三協立山株式会社 (529)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]