説明

サポートシステム

【課題】携帯端末を介して容易にユーザ端末の設定を行う技術を提供する。
【解決手段】ユーザ毎の設定情報を格納するユーザ情報格納部と、ユーザ端末に前記設定情報を設定するための設定プログラムを格納するプログラム格納部とを備えるサーバが、前記ユーザの携帯端末から当該携帯端末の識別情報と共にサポートの要求を受信し、前記サポートの要求を受信した場合に、前記ユーザの設定情報を前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成し、前記携帯端末の識別情報を登録情報と比較して認証するか否かを判定し、前記携帯端末を認証した場合に、前記アプリケーションを前記携帯端末に送信し、前記携帯端末が、前記サーバへ識別情報と共に前記サポートの要求を送信し、前記サポートの要求に対する前記アプリケーションを受信し、前記アプリケーションを前記ユーザ端末に提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本件は、携帯端末を介してユーザ端末のサポートを行う技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ユビキタス社会と言われるように、様々な場面でコンピュータの恩恵を受けている。
【0003】
例えば、情報の検索やメールの送受信、ネットショッピング、ホテル・飛行機の予約、ブログの公開など、多くの人が日々コンピュータを利用している。なお、これらはユーザのコンピュータ(以下ユーザ端末とも称す)がネットワークを介してサービス提供側のサーバと接続することで実施される。
【0004】
このためコンピュータを初めて使う場合や買い換えた場合には、まず、コンピュータ(ユーザ端末)がネットワークに接続できるように設定することが必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−149301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ユーザ端末をネットワークに接続するためには、ネットワークカードの導入や通信用ソフトウェアのインストール、プロバイダの認証情報の入力、セキュリティソフトウェアの設定などを行ってネットワーク環境を整えなければならない。
【0007】
特にプロバイダの認証情報の入力は、ユーザ固有の情報であるため、必ずユーザが入力することになる。
【0008】
このようにネットワーク環境を整える作業は、コンピュータを使い始める初心者には難しく、非常に煩わしいという問題があった。
【0009】
一方、ユーザ端末に障害が発生した際、ネットワークを介して当該ユーザ端末にアクセスし、不慣れなユーザに代わって遠隔操作で障害を解消するサポート手法も提案されているが、上述のようにユーザ端末をネットワークと接続する前の段階では、この手法を適用することもできない。
【0010】
そこで、本発明は、携帯端末を介して容易にユーザ端末の設定を行う技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
開示の技術の一側面は、次の情報処理装置の構成によって例示される。すなわち、本サポートシステムは、
通信回線を介して接続するサーバと携帯端末を有し、前記携帯端末を介してユーザ端末を設定するサポートシステムであって、
前記サーバが、
ユーザ毎の設定情報を格納するユーザ情報格納部と、
ユーザ端末に前記設定情報を設定するための設定プログラムを格納するプログラム格納部と、
前記ユーザの携帯端末から当該携帯端末の識別情報と共にサポートの要求を受信する要求受付部と、
前記サポートの要求を受信した場合に、前記ユーザの設定情報を前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成するアプリ生成部と、
前記携帯端末の識別情報を登録情報と比較して認証するか否かを判定する認証部と、
前記携帯端末を認証した場合に、前記アプリケーションを前記携帯端末に送信するアプリ送信部とを備え、
前記携帯端末が、
前記サーバへ識別情報と共に前記サポートの要求を送信するサポート要求部と、
前記サポートの要求に対する前記アプリケーションを受信するアプリ受信部と、
有線又は無線の通信回線を介して前記ユーザ端末と接続する接続制御部と、
前記接続制御部を介して前記アプリケーションを前記ユーザ端末に提供する提供部と、を備える。
【0012】
また、本発明の一形態である入力処理方法は、
通信回線を介して接続するサーバと携帯端末を有し、前記携帯端末を介してユーザ端末を設定するサポートシステムが実行する方法であって、
ユーザ毎の設定情報を格納するユーザ情報格納部と、ユーザ端末に前記設定情報を設定するための設定プログラムを格納するプログラム格納部とを備える前記サーバが、
前記ユーザの携帯端末から当該携帯端末の識別情報と共にサポートの要求を受信するステップと、
前記サポートの要求を受信した場合に、前記ユーザの設定情報を前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成するステップと、
前記携帯端末の識別情報を登録情報と比較して認証するか否かを判定するステップと、
前記携帯端末を認証した場合に、前記アプリケーションを前記携帯端末に送信するステップとを実行し、
前記携帯端末が、
前記サーバへ識別情報と共に前記サポートの要求を送信するステップと、
前記サポートの要求に対する前記アプリケーションを受信するステップと、
有線又は無線の通信回線を介して前記ユーザ端末と接続するステップと、
接続制御部前記アプリケーションを前記ユーザ端末に提供するステップと、
を実行する。
【0013】
また、本発明は、上記サポート方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良い。更に、前記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていても良い。
【0014】
ここで、コンピュータが読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0015】
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、携帯端末を介して容易にユーザ端末の設定を行う技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、本実施形態1に係るサポートシステムの一例を示す図
【図2】情報管理サーバ1のハードウェア構成を例示する図
【図3】情報管理サーバ1の機能ブロックを例示する図
【図4】携帯端末2のハードウェア構成を例示する図
【図5】携帯端末2の機能ブロックを例示する図
【図6】ユーザ端末3のハードウェア構成を例示する図
【図7】ユーザ端末3の機能ブロックを例示する図
【図8】サポート方法の説明図
【図9】サポート方法の説明図
【図10】サポート方法の説明図
【図11】サポート方法の説明図
【図12】携帯端末2における画面表示例を示す図
【図13】携帯端末2における画面表示例を示す図
【図14】携帯端末2における画面表示例を示す図
【図15】携帯端末2における画面表示例を示す図
【図16】ユーザ端末3における画面表示例を示す図
【図17】携帯端末2における画面表示例を示す図
【図18】携帯端末2における画面表示例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。以下の実施の形態の構成は例示であり、本発明は実施の形態の構成に限定されない。
【0019】
図1は、本実施形態1に係る情報処理システムの一例を示す。図1に例示するように、本実施形態1のサポートシステム10は、サポートセンタに配置された情報管理サーバ1や、通信回線を介して情報管理サーバ1と接続するユーザの携帯端末2を有する。
【0020】
ユーザは、携帯端末2からサーバ1にアクセスし、ユーザ端末3の設定を行うためのアプリケーションを取得する。この設定を行うためのアプリケーションは、設定の要求毎に生成され、ユーザ端末3或いは携帯端末2の識別情報と対応付けた固有のアプリケーション(コンピュータプログラム)であって、その時、一度だけ使用するものであるため、本実施形態では、以下ワンタイムアプリケーションと称する。そして、携帯端末2をユーザ端末3とローカルに接続し、ワンタイムアプリケーションをユーザ端末3に送り、ユーザ端末3上でワンタイムアプリケーションを動作させることで、ユーザ端末3の設定を行わせる。これによりネットワークに接続する前段階のユーザ端末3であっても容易に設定を行うことができる。
【0021】
<ハードウェアの構成>
図2は、情報管理サーバ1のハードウェア構成を例示する図、図3は情報管理サーバ1の機能ブロック図である。
【0022】
情報管理サーバ1は、CPU11、メモリ12、通信制御部13、ドライブ装置14、HDD(ハードディスク駆動装置)15、表示制御部16を有する。さらに、情報管理サーバ1には、表示装置17、入力装置18等を接続可能である。
【0023】
CPU11は、メモリ12に実行可能に展開されたプログラムを実行し、情報管理サーバ1の機能を提供する。メモリ12は、主記憶装置ということもできる。メモリ12は、例えば、CPU11が実行するプログラム、通信制御部13を介して受信したデータ、HDD15或いはドライブ装置14から読み出したデータ、その他のデータ等を記憶する。
【0024】
通信制御部13は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信可能なインタフェースである。ドライブ装置14は、着脱可能な記憶媒体の入出力装置であり、例えば、フラッシュメモリカードの入出力装置、USBメモリを接続するUSBのアダプタ等である。また、着脱可能な記憶媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)等のディスク媒体であってもよい。ドライブ装置14は、着脱可能な記憶媒体からプログラムやデータを読み出し、HDD15に格納する。
【0025】
HDD15は、外部記憶装置ということもできる。外部記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。HDD15は、ドライブ装置14との間で、デー
タを授受する。例えば、HDD15は、ドライブ装置14からインストールされるサポートプログラム等を記憶する。また、HDD15は、サポートプログラムを読み出し、メモリ12に引き渡す。更に、HDD15は、ユーザ毎の設定情報を格納するユーザ情報格納部や、ユーザ端末3に前記設定情報を設定するための設定プログラムを格納するプログラム格納部としても機能する。
【0026】
表示制御部16は、表示装置17の制御回路を有し、CPU11が処理した結果のデータ等を表示装置17に表示する。入力装置18はキーボードやマウス等、ユーザの操作によって情報を入力する手段である。表示装置17及び入力装置18は、他のサーバと共用のコンソールであっても良い。
【0027】
図3に、情報管理サーバ1の機能ブロック図を例示する。情報管理サーバ1は、要求受付部101、アプリ生成部102、認証部103、アプリ送信部104の各機能部を有し、本サポートシステム10においてワンタイムアプリケーションを提供する。以上の各機能部は、情報管理サーバ1が主記憶装置上に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行することで提供される。
【0028】
要求受付部101は、ユーザの携帯端末2から当該携帯端末102の識別情報と共にサポートの要求を受信する。
【0029】
アプリ生成部102は、サポートの要求を受信した場合に、ユーザ情報格納部151からユーザの設定情報を読み出し、プログラム格納部152から設定プログラムを読み出し、当該設定プログラムにユーザの設定情報を付加してワンタイムアプリケーションを生成する。
【0030】
認証部103は、携帯端末2の識別情報を登録情報と比較して認証するか否かを判定する。
【0031】
アプリ送信部104は、携帯端末2を認証した場合に、ワンタイムアプリケーションを前記携帯端末2に送信する。
【0032】
図4は、携帯端末2のハードウェア構成を例示する図、図5は携帯端末2の機能ブロック図である。
【0033】
携帯端末2は、CPU21、メモリ22、通信制御部23、記憶装置(SSD)25、表示制御部26、スピーカ20、マイク28、接続制御部29を有する携帯型のコンピュータである。本実施形態の携帯端末2は、電話機能と情報処理機能を有した所謂スマートフォンである。なお、これに限らず、携帯電話やノートパソコンであっても良い。
【0034】
CPU21は、メモリ22に実行可能に展開されたプログラムを実行し、携帯端末2の
機能を提供する。メモリ22は、主記憶装置ということもできる。メモリ22は、例えば、CPU21が実行するプログラム、通信制御部23を介して受信したデータ、SSD25から読み出したデータ、その他のデータ等を記憶する。
【0035】
通信制御部23は、基地局との間の無線通信回線を介し、他の装置と通信可能なインタフェースである。通信制御部23は、他の電話機と接続し、マイク28から入力されたユーザの音声を他の電話機に送信する共に、他の電話機から受信した音声をスピーカ20から出力させる。また、通信制御部23は、他のコンピュータと接続してデータ通信を行う。
【0036】
SSD25は、外部記憶装置ということもできる。外部記憶装置としては、HDD等であってもよい。SSD25は、プログラムやデータを読み出し、メモリ22に引き渡す。
【0037】
表示制御部26は、表示装置27の制御回路を有し、CPU21が処理した結果のデータ等を表示装置27に表示する。
【0038】
接続制御部29は、有線又は無線の通信回線を介してユーザ端末3等の他の装置とローカルに接続する、即ち中継機器を介さずに直接接続し、通信を行うためのインタフェースである。接続制御部29は、例えば、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394といった有線による通信の他、ブルートゥース(登録商標)やワイヤレスUSB(登録商標)等の所謂NFC(Near Field Communication)といった無線通信を行うものであっても良い。入力装置30は操作ボタンやメニューキー、タッチパッド等、ユーザの操作によって情報を入力する手段である。
【0039】
図5に、携帯端末2の機能ブロック図を例示する。携帯端末2は、サポート要求部201や、アプリ受信部202、提供部203、認証部204の各機能部を有し、本サポートシステム10においてワンタイムアプリケーションをユーザ端末3へ中継する。以上の各機能部は、携帯端末2が主記憶装置上に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行することで提供される。
【0040】
サポート要求部201は、情報管理サーバ1へ識別情報と共にサポートの要求を送信する。
【0041】
アプリ受信部202は、サポートの要求に対するワンタイムアプリケーションを情報管理サーバ1から受信する。
【0042】
提供部203は、接続制御部29を介してワンタイムアプリケーションをユーザ端末3に提供する。
【0043】
認証部204は、前記サポートの要求に対して情報管理サーバ1から受信したワンタイムアプリケーションの通知(後述の電子メール)に付加された識別情報と、自己の識別情報とを比較して整合性を確認する。また、認証部204は、ワンタイムアプリケーションに付加されたユーザ端末の識別情報と、接続制御部29を介して接続したユーザ端末3の識別情報とを比較し、接続したユーザ端末3を認証するか否かを判定する。
【0044】
図6は、ユーザ端末3のハードウェア構成を例示する図、図7はユーザ端末3の機能ブロック図である。
【0045】
ユーザ端末3は、CPU31、メモリ32、通信制御部33、ドライブ装置34、HDD(ハードディスク駆動装置)35、表示制御部36を有する。さらに、ユーザ端末3に
は、表示装置37、入力装置38、接続制御部39等を接続可能である。
【0046】
CPU31は、メモリ32に実行可能に展開されたプログラムを実行し、ユーザ端末3の機能を提供する。メモリ32は、主記憶装置ということもできる。メモリ32は、例えば、CPU31が実行するプログラム、通信制御部33を介して受信したデータ、HDD35或いはドライブ装置34から読み出したデータ、その他のデータ等を記憶する。
【0047】
通信制御部33は、ネットワークを介して他のコンピュータと通信可能なインタフェースである。通信制御部33は、通信部の一例である。ドライブ装置34は、着脱可能な記憶媒体の入出力装置であり、例えば、フラッシュメモリカードの入出力装置、USBメモリを接続するUSBのアダプタ等である。また、着脱可能な記憶媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)等のディスク媒体であってもよい。ドライブ装置34は、着脱可能な記憶媒体から管理プログラムを読み出し、HDD35に格納する。
【0048】
HDD35は、外部記憶装置ということもできる。外部記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)等であってもよい。HDD35は、ドライブ装置34との間で、デー
タを授受する。例えば、HDD35は、ドライブ装置34からインストールされる管理プログラム等を記憶する。また、HDD35は、管理プログラムを読み出し、メモリ32に引き渡す。
【0049】
表示制御部36は、表示装置37の制御回路を有し、CPU31が処理した結果のデータ等を表示装置37に表示する。表示装置37は、例えば、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネル等である。
【0050】
入力装置38は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等を含む。ポインティングデバイスとしては、マウス、タッチパネル等を例示できる。
【0051】
接続制御部39は、有線又は無線の通信回線を介して携帯端末2等の他の装置とローカルに接続する、即ち中継機器を介さずに直接接続し、通信を行うためのインタフェースである。接続制御部29は、例えば、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394といった有線による通信の他、ブルートゥース(登録商標)やワイヤレスUSB(登録商標)等の所謂NFC(Near Field Communication)といった無線通信を行うものであっても良い。
【0052】
図7に、ユーザ端末3の機能ブロック図を例示する。ユーザ端末3は、アプリ受信部300や、認証部301、アプリ実行部302の各機能部を有する。以上の各機能部は、ユーザ端末3が主記憶装置上に実行可能に展開したコンピュータプログラムを実行することで提供される。特に、認証部301とアプリ実行部302は、ユーザ端末3が携帯端末2から取得し主記憶装置上に実行可能に展開したワンタイムアプリケーション(コンピュータプログラム)を実行することで提供される。
【0053】
認証部301は、ワンタイムアプリケーションに付加された携帯端末2の識別情報と、接続制御部39を介して接続した携帯端末2の識別情報とを比較し、接続した携帯端末2を認証するか否かを判定する。
【0054】
アプリ実行部302は、認証した携帯端末2から受信したワンタイムアプリケーションを実行して設定処理を行う。
【0055】
〈サポート方法〉
次に図8〜図13を用いて本サポートシステム10が実行するサポート方法について説明する。
【0056】
先ず、ユーザの操作によりサポートアプリケーションのダウンロード要求をユーザ端末3から情報管理サーバ1に送信すると(ステップS1)、情報管理サーバ1はサポートアプリケーションを当該ユーザ端末3へ送信する(ステップS2)。
【0057】
ユーザがこのサポートアプリケーションの実行を指示すると(ステップS3)、ユーザ端末3は、サポートアプリケーションを実行して(ステップS4)、図12に示す利用機能選択画面を表示装置に表示させる。本実施形態では、このうち「3.○○サービス登録」を選択し、このサービスを受けるためにユーザ端末に設定する処理(以下設定処理とも称する)について説明する。ここで○○サービス登録とは、例えばインターネット接続サービスの登録である。なお、これに限らず、SNS(Social Network Service)の登録や、インターネット電話サービスの登録、ネットワークゲームの登録などユーザ端末3の設定が伴うものであれば良い。
【0058】
ユーザによって設定処理が選択され(ステップS5)、この選択をユーザ端末3が検出すると(ステップS6)、ユーザ端末3は、情報管理サーバ1に設定処理が選択された旨の情報を送信し(ステップS7)、これに対し情報管理サーバ1は設定処理に必要な入力項目を示す情報を携帯端末2に通知する(ステップS8)。本例では認証が必要なため表示装置に入力画面を表示させてユーザにIDとパスワードの入力を促す(ステップS9)。
【0059】
この入力を受けると(ステップS10)、携帯端末2は、入力されたIDとパスワードを情報管理サーバ1に送信して有効性を確認する(ステップS11)。一方、IDとパスワードを受信した情報管理サーバは、登録情報と比較して一致すれば有効なIDとパスワードであるとしてユーザのアクセスを認証する(ステップS12)。
【0060】
認証された場合、図13に示すように入力画面を表示させてユーザに入力を促す(ステップS13)。図13では、HDD35の空き容量や、CPUの種類、OSの種類を入力する例を示したが、これに限らず、ステップS5で選択したサービスに応じた入力項目を適宜入力する構成として良い。
【0061】
ユーザが必要なことを入力し、実行ボタン91を選択すると(ステップS14)、携帯端末2は、入力情報を情報管理サーバ1に送信する(ステップS15)。ここで携帯端末2は、UID等のように端末固有の識別情報(以下端末番号とも称す)を入力情報と共に情報管理サーバ1に通知する。
【0062】
情報管理サーバ1は、要求受付部101が前記入力情報と端末番号を受信すると(ステップS16)、アプリ生成部102が、入力情報やステップS8で受信した情報に基づいて、ユーザ情報格納部151からユーザの設定情報を読み出すと共に、プログラム格納部152から設定プログラムを読み出し、当該設定プログラムにユーザの設定情報を付加してワンタイムアプリケーションを生成する(ステップS17)。本例において、ユーザの設定情報とはインターネット接続サービスを受けるためのIDやパスワード、通信条件、セキュリティの設定情報などである。
【0063】
ワンタイムアプリケーションを生成すると、情報管理サーバ1のアプリ送信部104は、ワンタイムアプリケーション(設定ツール)ができた旨の通知を電子メールで携帯端末2へ送信する(ステップS18)。なお、情報管理サーバ1は、このメール中、例えば本文やタイトル、ヘッダに端末番号を含める。
【0064】
携帯端末2は、ワンタイムアプリケーションの通知メールを受信すると(ステップS19)、受信したメールを表示装置に表示させて(ステップS20)、ユーザに提示する(ステップS21)。図14は、このワンタイムアプリケーションの通知メールの表示例を示す。
【0065】
このワンタイムアプリケーションの通知メールを用いてユーザはワンタイムアプリケーションのダウンロードを要求する(ステップS22)。図14の例では、設定ツールを取得するためのリンク92を選択する。携帯端末2は、このユーザの操作を検出すると(ステップS23)、携帯端末2はステップS18でメールに付加された端末番号を自己の端末番号と比較して、整合性の確認を行う(ステップS24)。この端末番号が一致し、整合性がとれた場合、携帯端末2のサポート要求部201は、情報管理サーバ1にワンタイムアプリケーションのダウンロードを要求する(ステップS25)。
【0066】
情報管理サーバ1は、ワンタイムアプリケーションのダウンロード要求を受けると、アプリ送信部104が当該要求と対応するワンタイムアプリケーションを携帯端末2へ送信する(ステップS26)。
【0067】
ワンタイムアプリケーションを受信した携帯端末2は、ユーザ端末3と接続するようにメッセージを表示装置に表示させ(ステップS27)、図15に示すようにユーザにユーザ端末3との接続を促す(ステップS28)。
【0068】
ユーザが携帯端末2とユーザ端末3とをケーブルで接続すると(ステップS29)、ユーザ端末3は、携帯端末2が接続されたことを検出し、図16に示すように検出に応じた画面表示を行う(ステップS30)。なお、ケーブルに限らず、NFC等の無線通信でも良く、この場合ユーザ端末3の接続制御部39がNFCにより接続されたことを検出する。ここでユーザ端末3は、接続されたことを検知すると、携帯端末2の接続制御部29に設けられたROM(不図示)から識別情報を読み出し、携帯端末2が接続されたことを検出して対応するソフトウェアをHDD35から読み出して実行しても良いし、前記ROMの識別情報から汎用のリムーバブルディスクが接続されたものとして検出し、ワンタイムアプリケーションが格納されたフォルダ(記憶領域)の表示を行っても良い。
【0069】
ユーザがユーザ端末3を操作してワンタイムアプリケーションの実行を指示する。例えば、図16においてワンタイムアプリケーションのファイル名93を選択して実行を指示する(ステップS31)。
【0070】
ユーザ端末3から実行の指示を受信すると(ステップS32)、携帯端末2の提供部203は、ワンタイムアプリケーションを接続制御部29に接続されたケーブルを介してユーザ端末3へインストールする(ステップS33)。
【0071】
ワンタイムアプリケーションがインストールが開始され(ステップS34)、インストールが完了した場合、ユーザ端末3は、インストールの完了を携帯端末2へ通知する(ステップS35)。なお、本例ではワンタイムアプリケーションをユーザ端末3にインストールする例を示したが、これに限らず、携帯端末2が有するワンタイムアプリケーションをユーザ端末3が読み出して実行するものでも良い。例えばプラグアンドプレイの機能によって携帯端末2が接続されたことを検出した場合に、携帯端末2の所定記憶領域に記憶されているワンタイムアプリケーションをユーザ端末3が実行するものでも良い。
【0072】
インストールが完了した場合(ステップS36)、携帯端末2は、ワンタイムアプリケーションを実行させ(ステップS39)、ユーザ端末3のアプリ実行部302が設定情報
に基づいて設定を行う(ステップS40)。例えば、インターネット接続サービスを実行するソフトウェアがユーザのIDやパスワードを記憶する所定の記憶領域に、設定情報に含まれるIDやパスワード等の情報を記憶させる。これに限らず、セキュリティソフトウェアの設定値を変更することや、ネットワークカードのドライバをバージョンアップすること、OSのセキュリティパッチを適用すること等を行っても良い。
【0073】
そして、ワンタイムアプリケーションに含まれる設定の手順が全て完了した場合には、ワンタイムアプリケーションを終了する(ステップS41,S42)。
【0074】
ワンタイムアプリケーションが終了した場合、携帯端末2のサポートアプリケーションが図17に示すように完了のメッセージを表示装置に表示させ(ステップS43)、サポートアプリケーションを終了する(ステップS46)。ここで、サポートアプリケーションは、完了したワンタイムアプリケーションを携帯端末2の記憶領域から削除し、他の端末に間違って適用してしまうことを防止するようにしても良い。
【0075】
なお、ステップS24で、メールに含まれる端末番号と携帯端末2の端末番号とが、整合しない場合には、図18に示すように完了メッセージを表示させて(ステップS44)、ワンタイムアプリケーションを終了させる(ステップS45)。
【0076】
このように本実施形態によれば、携帯端末2を介してユーザ端末3の設定を行うことができ、ネットワークに接続する前のユーザ端末3に対しても容易に設定処理を行うことができる。
【0077】
また、本実施形態によれば、受信するワンタイムアプリケーションと携帯端末との整合性を確認しているので、間違ったワンタイムアプリケーションをユーザ端末に適用してしまうことが防止される。
【0078】
〈変形例1〉
上述の実施形態では、携帯端末2がメールに付加された端末番号の整合性を確認していたが、これに限らず情報管理サーバ1の認証部103が、携帯端末2から識別情報(端末番号)を取得し、登録情報と比較して認証を行っても良い。そして携帯端末2が認証された場合にのみアプリ送信部104がワンタイムアプリケーションを携帯端末に送信する。これにより情報管理サーバ1に登録された携帯端末2以外は、ワンタイムアプリケーションを取得することができないので、セキュリティが向上する。
【0079】
また、情報管理サーバ1が、ステップS16で受信した情報や予め登録された情報から、ユーザ端末3の識別情報を取得し、ステップS17で設定プログラムにユーザ端末3の識別情報を付加してワンタイムパスワードを生成する。そして、携帯端末2の認証部204が、ワンタイムアプリケーションに付加されたユーザ端末の識別情報と、接続制御部29を介して接続したユーザ端末3の識別情報とを比較し、接続したユーザ端末3を認証するか否かを判定する。提供部203は、ユーザ端末3が認証された場合にのみワンタイムアプリケーションを提供し、認証されない場合には処理を終了する。これにより、接続したユーザ端末と異なる端末用のワンタイムアプリケーションを間違って適用してしまうことが防止される。
【0080】
更に、ユーザ端末3がワンタイムアプリケーションを実行した際、ワンタイムアプリケーションに付加された携帯端末2の識別情報と、接続制御部39を介して接続した携帯端末2の識別情報とを比較し、接続した携帯端末2を認証するか否かを判定し、携帯端末2が認証された場合にワンタイムアプリケーションによる設定処理を実行しても良い。これにより情報管理サーバ1へワンタイムアプリケーションを要求した携帯端末2と異なる端
末によってワンタイムアプリケーションが適用されることを防止でき、セキュリティが向上する。
【0081】
〈変形例2〉
情報管理サーバ1は、ステップS18でワンタイムアプリケーションを生成する際、設定情報を携帯端末2の識別情報及びユーザ端末3の識別情報の少なくとも一つを用いて暗号化して前記設定プログラムに付加しても良い。そして、ユーザ端末3のアプリ実行部302が前記暗号化に用いた識別情報を携帯端末2やユーザ端末3から取得し、取得した識別情報を用いて前記設定情報を復号化して設定処理に用いても良い。
【0082】
これにより、接続した携帯端末2やユーザ端末3が正しくなければ、設定情報が正しく復号化されないので、セキュリティが向上する。
【0083】
〈その他〉
本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0084】
例えば、以下に付記した構成であっても上述の実施形態と同様の効果が得られる。また、これらの構成要素は可能な限り組み合わせることができる。
【0085】
(付記1)
通信回線を介して接続するサーバと携帯端末を有し、前記携帯端末を介してユーザ端末を設定するサポートシステムであって、
前記サーバが、
ユーザ毎の設定情報を格納するユーザ情報格納部と、
ユーザ端末に前記設定情報を設定するための設定プログラムを格納するプログラム格納部と、
前記ユーザの携帯端末から当該携帯端末の識別情報と共にサポートの要求を受信する要求受付部と、
前記サポートの要求を受信した場合に、前記ユーザの設定情報を前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成するアプリ生成部と、
前記アプリケーションを前記携帯端末に送信するアプリ送信部とを備え、
前記携帯端末が、
前記サーバへ識別情報と共に前記サポートの要求を送信するサポート要求部と、
前記識別情報と共に送信した前記サポートの要求に対する前記アプリケーションを受信するアプリ受信部と、
前記ユーザ端末と接続する接続制御部と、
前記接続制御部を介して前記アプリケーションを前記ユーザ端末に提供する提供部と、を備えるサポートシステム。
【0086】
(付記2)
前記携帯端末のサポート要求部が、前記ユーザ端末の識別情報を前記サーバに送信し、
前記サーバのアプリ生成部が、前記ユーザの設定情報と前記ユーザ端末の識別情報とを前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成し、
前記携帯端末が、前記アプリケーションに付加された前記ユーザ端末の識別情報と、前記接続制御部を介して接続した前記ユーザ端末の識別情報とを比較し、前記接続したユーザ端末を認証するか否かを判定する認証部を更に備え、
認証された前記ユーザ端末に対して前記提供部が前記アプリケーションを提供する付記1に記載のサポートシステム。
【0087】
(付記3)
前記サーバのアプリ生成部が、前記携帯端末の識別情報を前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成し、
前記ユーザ端末が、
前記アプリケーションに付加された前記携帯端末の識別情報と、前記接続制御部を介して接続した前記携帯端末の識別情報とを比較し、前記接続した携帯端末を認証するか否かを判定する認証部と、
前記携帯端末が認証された場合に前記アプリケーションを実行する実行部とを備えた付記1又は2に記載のサポートシステム。
【0088】
(付記4)
前記サーバのアプリ生成部が、前記携帯端末の識別情報及び前記ユーザ端末の識別情報の少なくとも一つを用いて前記設定情報を暗号化して前記設定プログラムに付加し、
前記設定プログラムが、前記暗号化に用いた識別情報を前記携帯端末及び前記ユーザ端末の少なくとも一つから取得し、取得した識別情報を用いて前記設定情報を復号化するステップを有する付記1から3の何れか一項に記載のサポートシステム。
【0089】
(付記5)
通信回線を介して接続するサーバと携帯端末を有し、前記携帯端末を介してユーザ端末を設定するサポートシステムが実行する方法であって、
ユーザ毎の設定情報を格納するユーザ情報格納部と、
ユーザ端末に前記設定情報を設定するための設定プログラムを格納するプログラム格納部とを備える
前記サーバが、
前記ユーザの携帯端末から当該携帯端末の識別情報と共にサポートの要求を受信するステップと、
前記サポートの要求を受信した場合に、前記ユーザの設定情報を前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成するステップと、
前記携帯端末の識別情報を登録情報と比較して認証するか否かを判定するステップと、
前記携帯端末を認証した場合に、前記アプリケーションを前記携帯端末に送信するステップとを実行し、
前記携帯端末が、
前記サーバへ識別情報と共に前記サポートの要求を送信するステップと、
前記サポートの要求に対する前記アプリケーションを受信するステップと、
前記ユーザ端末との接続制御部を介して前記アプリケーションを前記ユーザ端末に提供するステップと、
を実行するサポート方法。
【0090】
(付記6)
前記携帯端末が、前記ユーザ端末の識別情報を前記サーバに送信し、
前記サーバが、前記ユーザの設定情報と前記ユーザ端末の識別情報とを前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成し、
前記携帯端末が、前記アプリケーションに付加された前記ユーザ端末の識別情報と、前記接続制御部を介して接続した前記ユーザ端末の識別情報とを比較し、前記接続したユーザ端末を認証するか否かを判定し、
認証された前記ユーザ端末に対して前記提供部が前記アプリケーションを提供する付記5に記載のサポート方法。
【0091】
(付記7)
前記サーバが、前記携帯端末の識別情報を前記設定プログラムに付加してアプリケーシ
ョンを生成し、
前記ユーザ端末が、前記アプリケーションに付加された前記携帯端末の識別情報と、前記接続制御部を介して接続した前記携帯端末の識別情報とを比較し、前記接続した携帯端末を認証するか否かを判定し、前記携帯端末が認証された場合に前記アプリケーションを実行する
付記5又は6に記載のサポート方法。
【0092】
(付記8)
前記サーバが、前記携帯端末の識別情報及び前記ユーザ端末の識別情報の少なくとも一つを用いて前記設定情報を暗号化して前記設定プログラムに付加し、
前記設定プログラムが、前記暗号化に用いた識別情報を前記携帯端末及び前記ユーザ端末の少なくとも一つから取得し、取得した識別情報を用いて前記設定情報を復号化するステップを有する付記5から7の何れか一項に記載のサポート方法。
【符号の説明】
【0093】
1 情報管理サーバ
2 携帯端末
3 ユーザ端末
10 サポートシステム
12 メモリ
13 通信制御部
14 ドライブ装置
16 表示制御部
17 表示装置
18 入力装置
22 メモリ
23 通信制御部
26 表示制御部
20 スピーカ
27 表示装置
28 マイク
29 接続制御部
32 メモリ
33 通信制御部
34 ドライブ装置
36 表示制御部
37 表示装置
38 入力装置
91 実行ボタン
92 リンク
93 ファイル名

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信回線を介して接続するサーバと携帯端末を有し、前記携帯端末を介してユーザ端末を設定するサポートシステムであって、
前記サーバが、
ユーザ毎の設定情報を格納するユーザ情報格納部と、
ユーザ端末に前記設定情報を設定するための設定プログラムを格納するプログラム格納部と、
前記ユーザの携帯端末から当該携帯端末の識別情報と共にサポートの要求を受信する要求受付部と、
前記サポートの要求を受信した場合に、前記ユーザの設定情報を前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成するアプリ生成部と、
前記アプリケーションを前記携帯端末に送信するアプリ送信部とを備え、
前記携帯端末が、
前記サーバへ識別情報と共に前記サポートの要求を送信するサポート要求部と、
前記識別情報と共に送信した前記サポートの要求に対する前記アプリケーションを受信するアプリ受信部と、
有線又は無線の通信回線を介して前記ユーザ端末と接続する接続制御部と、
前記接続制御部を介して前記アプリケーションを前記ユーザ端末に提供する提供部と、を備えるサポートシステム。
【請求項2】
前記携帯端末のサポート要求部が、前記ユーザ端末の識別情報を前記サーバに送信し、
前記サーバのアプリ生成部が、前記ユーザの設定情報と前記ユーザ端末の識別情報とを前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成し、
前記携帯端末が、前記アプリケーションに付加された前記ユーザ端末の識別情報と、前記接続制御部を介して接続した前記ユーザ端末の識別情報とを比較し、前記接続したユーザ端末を認証するか否かを判定する認証部を更に備え、
認証された前記ユーザ端末に対して前記提供部が前記アプリケーションを提供する請求項1に記載のサポートシステム。
【請求項3】
前記サーバのアプリ生成部が、前記携帯端末の識別情報を前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成し、
前記ユーザ端末が、
前記アプリケーションに付加された前記携帯端末の識別情報と、前記接続制御部を介して接続した前記携帯端末の識別情報とを比較し、前記接続した携帯端末を認証するか否かを判定する認証部と、
当該ユーザ端末が認証された場合に前記アプリケーションを実行する実行部とを備えた請求項1又は2に記載のサポートシステム。
【請求項4】
前記サーバのアプリ生成部が、前記携帯端末の識別情報及び前記ユーザ端末の識別情報の少なくとも一つを用いて前記設定情報を暗号化して前記設定プログラムに付加し、
前記設定プログラムが、前記暗号化に用いた識別情報を前記携帯端末及び前記ユーザ端末の少なくとも一つから取得し、取得した識別情報を用いて前記設定情報を復号化するステップを有する請求項1から3の何れかに記載のサポートシステム。
【請求項5】
通信回線を介して接続するサーバと携帯端末を有し、前記携帯端末を介してユーザ端末を設定するサポートシステムが実行する方法であって、
ユーザ毎の設定情報を格納するユーザ情報格納部と、
ユーザ端末に前記設定情報を設定するための設定プログラムを格納するプログラム格納部とを備える
前記サーバが、
前記ユーザの携帯端末から当該携帯端末の識別情報と共にサポートの要求を受信するステップと、
前記サポートの要求を受信した場合に、前記ユーザの設定情報を前記設定プログラムに付加してアプリケーションを生成するステップと、
前記携帯端末の識別情報を登録情報と比較して認証するか否かを判定するステップと、
前記携帯端末を認証した場合に、前記アプリケーションを前記携帯端末に送信するステップとを実行し、
前記携帯端末が、
前記サーバへ識別情報と共に前記サポートの要求を送信するステップと、
前記サポートの要求に対する前記アプリケーションを受信するステップと、
有線又は無線の通信回線を介して前記ユーザ端末と接続するステップと、
前記通信回線を介して前記アプリケーションを前記ユーザ端末に提供するステップと、を実行するサポート方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2013−81002(P2013−81002A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−218661(P2011−218661)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(591117192)ニフティ株式会社 (144)
【Fターム(参考)】