説明

サンプリング装置

サンプリング装置およびサンプルを入手する方法が提供される。装置は、本体、本体に連結されたヘッド、および基板をヘッド上に保持するための機構を有する。装置は、ある領域がすばやくかつ十分にサンプリングされることを可能にしながら、サンプルの二次汚染および分析器内におけるサンプルの不正確な配置を最小限に抑える。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
痕跡検出は、たとえば交通センタにおける個人および手荷物のスクリーニング、施設保安、軍事用途、法医学的用途、および洗浄バリデーションなどのさまざまな重要な用途を有する。
【0002】
現在の検出装置は、ナノグラムからピコグラムの範囲の標的化合物を検出することができるが、効果的な検出には、適切なサンプルを入手することを必要とする。さまざまなサンプリング方法が知られており、それらは主に蒸気および粒子のサンプリングを含む。たとえば、米国特許第4,909,090号は、手動の蒸気サンプラの使用を教示しており、この蒸気サンプラは、その表面を加熱してプローブ内のコレクタ表面上に捕捉された蒸気を除去するのを助ける。しかし、一部の標的化合物の蒸気圧は低いので、この方法の有意性がいくらか限定される恐れがある。
【0003】
粒子収集方法もまた知られている。粒子収集技術は、微量の物理的粒子の収集手段による、すなわちダストパンブラシ装置の使用、多孔性または半多孔性の基板、フィルタ、膜などへの真空吸引、およびモップ、スワイプ、手袋などの使用による表面検査を含む。米国特許第3,970,428号、同第4,220,414号、同第4,192,176号および同第5,425,263号は、法医学、および鉱物探査活動において微量金属および有機金属が探査機の指標として有用であり得る地表化学探査に有用な粒子収集方法を対象としている。米国特許第5,476,794号は、手袋を用いたサンプル粒子の収集、および手袋からの真空吸引を伴う中間ステップの使用について記載している。
【0004】
微量粒子を収集する別の方法には、フィルタディスクを電気掃除機の吸引管に挿入して吸引によって分析用の粒子を取り除くことが含まれる。十分な量の粉塵/物質が収集された後、フィルタディスクまたは基板が取り外され、分析デバイスにかけられる。フィルタディスクは、熱脱着装置に挿入され、熱脱着装置は、収集された物質を揮発させるためにすばやく加熱される。加熱プロセスは、微量粒子を、従来の化学蒸気分析、たとえばIMS、質量分析器、またはガスクロマトグラフィ、あるいは他のそのような計器のために蒸気に変換する。この方法は、電気掃除機の汚染という欠点に煩わされ、サンプルを入手するために面倒な電気掃除機の操作を必要とする。
【0005】
手袋、ミット、スワイプなどの手を覆う形の収集媒体が、粒子収集のためのさまざまな形態で使用されてきているが、こうした技術は、しばしば、手袋上などに収集されたサンプルを分析デバイスに移す中間ステップを必要とする。1つの方法として、米国特許第5,476,794号に記載されるように、収集媒体を吸引装置にさらして手袋またはミットを吸引することが含まれる。この方法は、時間がかかり、真空吸引による移動が効率的でないことにより、収集媒体からの不完全な移動によるサンプルの損失が生じる。さらに、真空吸引装置は、騒がしく、面倒であり、吸引モータを駆動させるために電力を必要とする。小型の真空サンプリング装置であっても、バッテリの寿命は相対的に限定されている。さらに、吸引装置は、標的化合物を含むサンプルの移動中、汚染される恐れがあり、それによって次回の使用の前に徹底した掃除が必要になる。最終的には、いずれも分析デバイスを妨害する恐れがある収集媒体の繊維および綿ほこりを放出させる吸引、たとえば、手を覆う物質からのマトリックス効果がイオン化プロセスにおいて強く競合しすぎる可能性があるところでイオン移動度分光分析(IMS)が使用される場合など、分析プロセスにおいて競合する可能性があるすでに存在している妨害化学物質または綿毛/綿ほこりにより、さらに大きな問題がもたらされることがしばしばある。
【0006】
米国特許第5,476,794号は、粒子収集について記載しており、この収集では、粒子はサンプル収集手袋から収集プローブへと移され、そのプローブ全体はサンプルを蒸発させるために分析器に挿入される。この技術は、サンプリング手袋からの屑および綿ほこりによって容易に詰まる恐れがある複合サンプリングプローブを使用する。
【0007】
手持ち式で指を覆う従来のサンプリング基板もまた、表面からの粒子収集に関して知られており、ここではこの用具が分析デバイスに直接挿入される。こうした用具は、中間移動ステップおよび吸引装置の使用を回避するという利点を有する。しかし、手動によるサンプルの収集は、サンプルの汚染、または分析対象物に対するサンプリング基板の圧力が不十分なことによるサンプルの不完全な収集という結果をもたらす恐れがある。
【0008】
さらに、従来のサンプリング基板は、基板材料のサンプルを含む部分が分析デバイスによって実際に分析されるように、基板材料(または「標本」)のサンプリング領域が分析器(または「分析デバイス」)内で適正に位置合わせされることを保証するのに作業者に頼ることがしばしばある。たとえばIMSでは、収集されたサンプルは、それがIMSによって脱着され、分析されるようにサンプル脱着器上に適正に位置合わせされることが必要である。基板のサンプル領域が分析器内で適正に位置合わせされない場合、収集されたサンプルを完全に脱着させることはできない。したがって、サンプルの試験結果は、基板のサンプル領域が分析器内でどのようにして位置合わせされるかによって影響される可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、サンプル基板に作業者の手が触れることなくサンプルを収集し分析デバイスに移すことができ、かつサンプルの収集および分析デバイス内での収集されたサンプルの配置における作業者の過失を避ける、サンプル収集装置が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
したがって、1つの実施形態は、分析器内における分析のために基板上にサンプルを収集するためのサンプリング装置であって、本体と、基板を保持するように構成されたサンプリングヘッドとを備え、分析器内へのサンプルの最適なまたはほぼ最適な導入のために基板が分析器内で適正に位置合わせされるようにサンプル受け入れ装置内に挿入されるように構成されるサンプリング装置を提供する。
【0011】
別の実施形態は、サンプルを収集する方法であって、本体と、基板を保持するように構成されたサンプリングヘッドとを含む手持ち式サンプリング装置内に基板を装着するステップであって、サンプリング装置が、基板からのサンプルの最適なまたはほぼ最適な導入のために基板が分析器内で適正に位置合わせされるように分析器内に挿入されるように構成されるステップと、サンプリング装置を基板が対象の表面と接触するように操作するステップと、サンプルの脱着および分析のためにサンプリングヘッドを分析器内に挿入するステップとを含む方法を提供する。
【0012】
上述の一般的な説明および以下の詳細な説明はいずれも例示および説明のためにすぎず、特許請求の範囲に記載される本発明を限定するものではない。
【0013】
本発明の上記および他の特徴、態様、および利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、および図面に示し、以下に概略説明する付随の例示的な実施形態から明白になるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
作業者の過失を回避するサンプリング装置は、分析デバイスによる分析のためのサンプル収集に有用である。装置は、サンプルの汚染、不十分なまたは無効なサンプル収集、および分析デバイス内における収集されたサンプルの不正確な配置をもたらし得る作業者の過失を解決する。
【0015】
図1〜6は、分析用のサンプルを収集するためのサンプリング装置10の1つの実施形態を示す。本サンプリング装置は、作業者がサンプリング基板を直接取り扱うことなく、分析用のサンプルを収集することができ、サンプルを収集する際の作業者の過失を解消する。図7〜8は、サンプル受け入れ装置220内に配置されたサンプリング装置10の1つの実施形態を示し、このサンプル受け入れ装置220は、サンプル収集基板を、サンプルが効果的な分析のために適正に位置合わせされるように分析デバイス内に配置する際の問題を解消する。図8〜11は、サンプリング装置10を受けるように構成されたサンプル受け入れ装置220の1つの実施形態を示す。
【0016】
サンプリング装置10は、作業者が、サンプル収集基板100のサンプリング領域110で任意の対象物または対象者を軽くこすり、それと接触し、またはそれを「拭き」、ゆえに対象物からサンプルを収集するようにサンプリング装置10を操作することができるように構成することができる。たとえば、サンプリング装置は、たとえば、手荷物、かばん、小包、服、および個人からサンプルを収集するために使用されてよい。1つの実施形態では、装置は、手持ち式装置でよい。
【0017】
図1は、1つの実施形態によるサンプリング装置10を示す。サンプリング装置10は、本体20およびサンプリングヘッド30を備えるように構成することができる。本体20およびサンプリングヘッド30は、一体型でも取り外し可能でもよい。サンプリング装置10の本体20は、サンプリング装置10が作業者によって容易に操作できるように作業者の手の中で握ることができる。装置は、本体20に取り付けられたストラップ70を任意選択で含むことができ、それにより、サンプリング装置10が使用されないときにサンプリング装置10を作業者の腕で支持でき、またはストラップによって吊り下げることができる。
【0018】
サンプリング装置10は、任意の適切な基板保持構成を使用して装置内に保持することができる交換可能なサンプリング基板100を使用することができる。基板100は、たとえば、スナップ装置、ベゼル、フックとループ、スナップ嵌め、またはフレームを使用したサンドイッチタイプの構成を使用して固定することができる。たとえば、サンプリング装置10は、図1に示すようにサンプリングヘッド30を含むことができる。たとえば、図6は、基板100を、基板100のサンプル領域110がサンプルを収集するために配置されるように支持するべく構成される、サンプリングヘッド30を示す。
【0019】
1つの実施形態によれば、サンプリングヘッド30は、サンプリングヘッド30の内部に基板100を保持するためのサンプリングフレーム120を含むことができる。サンプリングヘッドは、任意の適切な寸法を有することができる。たとえば、サンプリングヘッド30は、サンプリングヘッド30の端部から基板100の中心点までの長さXおよび直径Dを有することができる。たとえば、サンプリングヘッド30は、約4インチ(10.2cm)の長さおよび約2インチ(5.1cm)の直径を有することができる。サンプリングフレーム120は、上部部材122および下部部材124を含むことができ、それにより、基板100を上部部材122と下部部材124の間に保持することができる(図6参照)。この構成を用いると、基板を、容易に取り付け、かつサンプリングヘッド30から取り外すことができる。たとえば、上部部材122は、それが下部部材124に対して移動することができるようにピン126によって下部部材124にヒンジ連結することができ、それにより、基板100がサンプリングフレーム120から取り外され、新しい基板100が下部部材124と上部部材122の間に配置されることが可能になる。上部部材122は、スナップ装置、差込締結具、または基板100を定位置に保持することができる任意の他の取付具などを用いて下部部材124に固定することができる。サンプリングフレーム120は、適正なサンプル収集および熱脱着のために基板100のサンプル領域110がサンプリングヘッド30内の中心に置かれるように、構成することができる。
【0020】
サンプリングヘッド30は、任意の適切な材料を用いて構築することができる。1つの実施形態では、材料は、たとえば、90秒未満、60秒未満、30秒未満、20秒未満、10秒未満、1秒未満、0.5秒未満、または0.25秒未満の短時間の間、300℃を超える温度における変形および劣化を抑えることができる。別の実施形態では、サンプリングヘッドは、鋼、ステンレス鋼、ニッケル超合金、コバルト超合金、クロムめっきされたおよび/または亜鉛めっきされたおよび/またはアルミめっきされた鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金、セラミック、金属マトリックス複合材料、および炭素繊維複合材料から構成されてよい。別の実施形態では、サンプリングヘッドは、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)から構成される。さらなる実施形態では、サンプリングヘッドは、黒PEEKから構成される。
【0021】
サンプルの収集後、サンプルを分析することができる。サンプリングヘッド30は、収集されたサンプルのさまざまな脱着方法に対して使用されてよい。たとえば、サンプルは、熱脱着、赤外線脱着、または当技術分野で知られている他の方法による脱着を用いて蒸発させることができる。
【0022】
サンプリング装置10は、サンプリングヘッドを受け入れるように構成された本体を含むこともできる。本体は、サンプルヘッドを受け入れることができる任意の適切な形状でよい。図5(a)は、1つの実施形態によるサンプリング装置10の本体20の側面図である。図5(b)は、1つの実施形態によるサンプリング装置の本体20の展開図であり、この実施形態では、本体20は上部本体部22、下部本体部24、およびたとえばバッテリなどの電源用部材26を含む。たとえば、図5(b)に示すように、本体20は、互いに結合されてサンプリング装置10のグリップ部分を形成することができる上部本体部22および下部本体部24を含むことができる。本体は、たとえば高温プラスチック材、鋼、ステンレス鋼、およびアルミニウムなどの任意の適切な材料から構成されてよい。
【0023】
1つの実施形態によれば、サンプリングヘッド30は、サンプリング装置10の本体20から取り外すことができる。図5(c)は、サンプリングヘッド30が本体20と接触する対合形状を示す、1つの実施形態によるサンプリング装置10の本体20の端面図である。サンプリングヘッド30は、サンプリングヘッド30をサンプリング装置10の本体20に固定することができる連結機構80によって本体20に取り付けることができ、それにより、連結機構80をサンプリング装置10の本体20に容易に取り付け、サンプリング装置10の本体20から取り外すことができるようになる。連結機構80は、サンプリングヘッド30をサンプリング装置10の本体20に固定することができる任意の適切な締結装置82を含むことができる。適切な締結装置は、たとえば、スナップ装置、留め連結、差込締結具、溝ねじ、磁石、ソレノイド、または当技術で知られている他の締結装置を含む。1つの実施形態では、締結装置82は、磁石でよい。連結機構80は、サンプリングヘッド30内に締結装置82、およびサンプリング装置10の本体20内に対応する締結装置を含むことができる。
【0024】
装置10は、基板保持構成と係合し、その係合を外すための機構を含むことができる。たとえば、本体20は、サンプリングヘッド30と接触して基板100を保持するスイングヘッド30に関連するスイングアーム40を作動させるためのトリガ60をさらに含むことができる。
【0025】
1つの実施形態では、スイングアーム40は、基板100と接触および/またはそれを形作る表面を支持するために設けることができる。1つの実施形態では、サンプリング装置10は、スイングヘッド46を備えるスイングアーム40を含むことができる。スイングヘッド46は、基板100の表面に所定の形状および支持を提供できるように、基板100の表面に対して押し付けるために使用することができる表面42を含むことができる。スイングヘッド46の表面42は、スイングヘッド46に取りつけられたディスク44を含むことができる(図3(a)参照)。スイングヘッド46は、スイングアーム40が押し下げられたときに基板100の表面に対してディスク44が押し付けられるように、スイングアーム40に取り付けることができる。ディスク44は、スイングヘッド46と一体型でも、交換可能型でもよい。1つの実施形態では、ディスク44は、ディスク44をスイングヘッド46から外すことにより、交換可能である。たとえばディスク44は、たとえば接着剤またはベルクロ(Velcro)などの任意の適切な手段を用いてスイングヘッド46に取り付けることができる。別の実施形態では、ディスクは、容易な交換を可能にするために1つまたは複数の表面上にベルクロを用いてスイングヘッドに取り付けることができる。ディスク44は、たとえば金属、ポリマー、セラミック、または複合材料などの任意の適切な剛性のまたは弾性の材料でよい。適切なポリマー材料は、熱可塑性または熱硬化性のポリマーおよびニートまたは充填ポリマーを含む。1つの実施形態では、ディスク44は、シリコーン、ラテックスゴムまたは軟性のプラスチック材から構成されてよい。
【0026】
スイングアーム40は、スイングアーム40の動きを制御し、基板100に力を付与するためにスイングアーム40およびスイングヘッド46を正しい方向に移動させる装置を含むことができる。たとえば、図4に示すように、サンプリング装置10は、スイングヘッド46が基板100の表面に対して押し付けるようにアーム40を押さえるプランジャ50を含む。プランジャ50は、スイングヘッド46が基板100の表面に対して押し付けるようにスイングアーム40を押さえるための力をもたらす1つのばねまたは複数のばね52を含むことができ、あるいはそのばねまたはその複数のばね52は、スイングヘッド46がサンプリングヘッド30に係合されるロック位置から解放されたとき、スイングアーム40をスイングヘッド46から離れるように移動させるように構成することができる。
【0027】
スイングアーム40は、スイングアーム40がサンプリングヘッド30の操作を妨害しないように、サンプリングヘッド30が分析器内に挿入されたときにサンプルヘッドから離れる方向にスイングするように、あるいはサンプリングヘッド30内の基板100を交換するように構成することができる。たとえば、プランジャ50は、スイングアーム40をサンプリングヘッド30から離れた位置へと上方に移動させるように作動することができる。スイングアーム40を上方におよびサンプリングヘッド30から離れるように移動させるこの動作は、作業者によって作動される装置によって実施することができる。この装置は、トリガ、レバー、ボタン、または当技術分野で知られている他の作動装置でよく、サンプリング装置の本体20上に装着することができる。図4に示す例では、作動装置は、作業者によって引かれるトリガ60であり、それにより、スイングアーム40は、ばね52の力に対抗して上方に、かつサンプリングヘッド30から離れるように移動し、あるいはスイングアーム40はロック位置から解放され、その結果、ばね52の力がスイングアーム40を上方に、かつサンプリングヘッド30から離れるように移動させるようになる。
【0028】
サンプルの分析中、サンプリングヘッド30を取り外すことが望ましい場合がある。たとえば、サンプリングヘッドは、サンプルの分析中に本体20から取り外すことができ、それにより、本体20を他のサンプリングヘッドと共に使用して分析用の追加のサンプルを収集できるようになる。このようにして、複数の分析器をサンプリング装置10およびサンプリングヘッド30と共に使用することができる。
【0029】
1つの実施形態によれば、図1に示すように、サンプリングヘッド30は、サンプリング装置10の本体20から取り外すことができる。こうした構成を用いると、サンプリング装置10を使用してサンプルヘッド30内に配設された基板100で対象物を軽く擦るまたは拭くことによってサンプルを収集することができる。サンプルが収集された後、基板100をサンプリングヘッド30から取り外さずに、サンプリングヘッド30を分析器内に挿入することができ、その間本体20は別のサンプリングヘッド30との使用のために残される。
【0030】
図3(a)は、サンプリングヘッド30が取り外された状態の、1つの実施形態によるサンプリング装置10の側面図を示す。図2(b)は、1つの実施形態による、サンプリングヘッド30が定位置にある状態のサンプリング装置10の端面図を示す。図3(b)は、1つの実施形態による、サンプリングヘッド30が取り外された状態のサンプリング装置10の端面図を示す。
【0031】
サンプリング装置10は、サンプリング装置10を受け入れることができるサンプル受け入れ装置と係合するように構成することができる。たとえば、サンプル受け入れ装置は、収集されたサンプルの分析のために最適化された向きでサンプリングヘッド30を受け入れるように構成することができる。
【0032】
図11は、1つの実施形態によるサンプル受け入れ装置200の展開図である。サンプル受け入れ装置200は、分析器、またはその一部に連結することができる。サンプル受け入れ装置200は、基板100のサンプル領域110が脱着および分析のために配置されるサンプル領域位置210を含む。基板100のサンプル領域110は、サンプリング装置10のサンプリングヘッド30をサンプル受け入れ装置200に挿入することによってサンプル領域位置210内に配置することができる。サンプル受け入れ装置200は、サンプル受け入れ装置200内でサンプリングヘッド30を誘導および位置合わせするために、スロット、レール、ピン、スライド、溝、または当技術分野で知られている他の任意の適切な位置合わせ構造などの1つのガイド構造または複数のガイド構造220を含むことができる。サンプリングヘッド30を誘導および位置合わせするためのそのようなガイド構造220は、サンプリングヘッド30がサンプル受け入れ装置200に挿入されるときにサンプリングヘッド30が適正に位置合わせされ誘導されるように、サンプリングヘッド30の寸法に対応することができる。こうした構成を用いると、基板100のサンプル領域110は、収集されたサンプルをほぼまたは完全に脱着することができるように分析器内で適正に位置合わせすることができ、それにより、サンプルの正確な分析が可能になる。さらに、作業者は、サンプル収集中および分析中にサンプル装置10を用いて基板100を取り扱うことができ、それによってサンプルの二次汚染および/または損失を最小限に抑えることができる。図9は、サンプル受け入れ装置200の斜視図を示す。
【0033】
図7は、基板100のサンプリング領域110が上方に向いている状態のサンプリング装置10を示し、このときスイングアーム40は、スイングヘッド46がサンプル受け入れ装置200内のサンプリングヘッド30の挿入を妨害しないように、スイングヘッド46を基板100から離れるように移動させるように作動される。図7に示すように、サンプリング装置10がこのように配置された後、サンプリングヘッド30をサンプル受け入れ装置200のスロット220内に挿入することができ、サンプリングヘッド30およびサンプル領域110がサンプル領域位置210内で適正に配置され、収集されたサンプルの分析を実施することができるように、サンプリングヘッド30およびサンプリング装置10を矢印Bによって示された方向に移動させることができる。サンプル受け入れ装置200は、サンプル領域110が下方に向いている状態のサンプリング装置10など、さまざまな向きでサンプリング装置10を受け入れるように他の方法で構成することができる。
【0034】
基板100のサンプル領域110が分析器内に位置合わせされた後、基板100上に含まれたサンプルを分析することができる。1つの実施形態では、基板100を加熱することができる。こうした構成を用いれば、サンプリング装置10がサンプル受け入れ装置200内に挿入されると、サンプル領域位置210内での基板100のサンプル領域110の適正な位置合わせがもたらされ、それによってサンプルの正確な分析が可能になる。サンプルが基板から取り除かれた後、作業者は、サンプリングヘッド30をサンプリング装置10の本体20に再び取り付け、サンプリングヘッド30を分析器から取り外すことができる。さらに、サンプリングヘッド30および第1のサンプルを含む基板100が取り外され、分析のために分析器内に配置される間、作業者は第2のまたは他の追加のサンプリングヘッド30をサンプリング装置10の本体20に取り付けることができ、その結果、第1のサンプルが分析されている間、追加のサンプルをサンプリング装置10で収集することができる。1つの実施形態では、サンプリングヘッド30をサンプル受け入れ装置200内に挿入することによって、分析器がサンプルの分析を開始することができ、したがって分析を始めるための作業者による追加の動作を必要としない。あるいは、作業者は、サンプリングヘッド30を挿入し、次いでサンプルの導入を開始することができる。サンプルの導入は、たとえば脱着などの任意の適切な方法によるものでよい。1つの実施形態では、脱着器は、サンプル受け入れ装置と一体である。
【0035】
上記の例は、取り外し可能なサンプリングヘッドを有するサンプリング装置と共に使用されているサンプル受け入れ装置200を説明している。しかし、サンプル受け入れ装置200はまた、サンプリング装置の本体と一体型のサンプリングヘッドを有するサンプリング装置と共に使用されてもよい。
【0036】
サンプル受け入れ装置200は、サンプリングヘッド30がサンプル受け入れ装置200内に受け入れられた後、サンプリングヘッド30をサンプル受け入れ装置200内で定位置に固定するためのロック機構240を含むことができる。ロック機構240は、ロック機構ハウジング230によってサンプル受け入れ装置200内に配置させることができる。ロック機構240は、サンプル分析中、または少なくともサンプルの分析器内への導入中、サンプリングヘッド30をサンプル受け入れ装置200内に保持するようにサンプリングヘッド30と係合するロック装置を含むことができ、それにより、サンプル領域位置210内における基板100のサンプル領域110の位置が維持される。ロック機構240は、ピン、スナップ装置、差込締結具、ソレノイド、または他の締結装置でよい。図11に示す例では、ロック機構240は、作動時、ピン250を矢印Aで示す方向に移動させるソレノイドである。こうした構成を用いると、ソレノイドは、ピン250がサンプリングヘッド30と係合するようにピン250を上方に延ばすように作動することができる。たとえば、ピン250は、サンプリングヘッド30内の開口128(図6(a)参照)と係合してサンプリングヘッド30をサンプル受け入れ装置200内で定位置に固定することができる。分析後または少なくともサンプルの導入が完了した後、ソレノイドは、ピン250をひっこめるように作動し、サンプリングヘッド30をサンプル受け入れ装置200から取り外すことを可能にする。図10は、ロック機構240用の制御ライン260およびブラケット270の展開図と共にサンプル受け入れ装置200の斜視図を示す。ブラケット270は、制御ライン260をサンプル受け入れ装置200に固定するために使用することができる。
【0037】
図8(a)は、サンプル受け入れ装置200内に配置されたサンプリングヘッド30の斜視図を示し、図8(b)は、サンプル受け入れ装置200内に配置されたサンプリング装置10の端面図を示す。1つの実施形態では、作業者は、サンプリング装置10を使用してサンプリングヘッド30をサンプル受け入れ装置200内に配置させた後、サンプリング装置10の本体20からサンプリングヘッド30を取り外すことができ、それによって作業者が追加のサンプリングヘッド30をサンプリング装置10に取り付けることが可能になり、その結果、第1のサンプルが分析されている間、追加のサンプルを収集することができるようになる。作業者は、サンプリングヘッド30をサンプリング装置10の本体20に固定する連結機構80を作動させることにより、サンプリング装置10の本体20からサンプリングヘッド30を取り外すことができる。サンプルの分析が完了した後、作業者は、サンプリングヘッド30をサンプリング装置10の本体20に再び取り付け、サンプリングヘッド30を分析器から取り外すことができる。
【0038】
基板100は、それが汚れる、あるいは損傷されるまで再利用することができ、その時点で、基板100を新しい基板100に交換することができる。
【0039】
1つの実施形態によれば、サンプリング装置10は、サンプリングヘッド30および/または基板100の脱着サイクルの回数を指示する増分カウンタを含むことができる。増分カウンタは、サンプリングヘッド30上またはサンプリング装置10の本体20上に、作業者に対して脱着サイクルの回数を視覚的に表示する表示器を含むことができる。増分カウンタは、サンプリングヘッド30またはサンプリングフレーム120内に配置された一意識別子を含むことができる。一意識別子は、サンプリングヘッド30および/または基板100の脱着サイクルの回数をカウントする、分析器および/またはサンプリング装置10の本体20内のカウンタまたは制御システムによって検出されるように構成することができる。次いで、カウンタまたは制御システムは、有線式または無線式の送信などにより、脱着サイクルの回数をサンプリング装置10の表示器に出力することができる。たとえば、無線周波数信号を使用して一意識別子、カウンタまたは制御装置、および表示器の間で情報を送信することができる。カウンタの情報はまた、たとえば分析デバイス、CPU、または脱着サイクルの回数を表示することができる他の装置など、サンプリング装置ではない装置上で表示することもできる。
【0040】
増分カウンタは、脱着サイクルの回数がサンプリングヘッド30および/または基板100に対する限界を示す所定の数に到達した後、作業者に警告を表示するように構成することができる。この警告が表示されると、作業者は、サンプリングヘッド30および/または基板100を交換し、増分カウンタをリセットすることができる。たとえば、作業者は、装置上のカウンタをリセットすることにより、あるいは分析器上のカウンタをリセットすることにより、増分カウンタをリセットすることができる。1つの実施形態では、分析器は、装置をリセットするのに使用されるタッチスクリーンを含む。
【0041】
1つの実施形態によれば、サンプリング装置10は、適切な量の圧力がサンプルを入手するために物品を軽く擦るのに使用されているときを指示する圧力センサを含むことができる。圧力センサは、作業者がサンプル収集のためにサンプリング装置10を用いて物品を軽く擦るまたは拭く時に不十分な圧力または過剰な圧力を使用している場合に作業者に警告を発する警告装置90を含むことができる。警告装置90は、たとえば、表示灯、LCDスクリーン、文字盤、または可聴信号などの任意の適切な出力装置でよい。1つの実施形態では、圧力センサは、サンプル収集中、より大きな圧力を使用するよう作業者に警告するために使用することができる。たとえば、1つの実施形態では、圧力センサは、手荷物の表面上に見出されることがあるサンプル材料の適切な表面接触および十分な収集を確保するために手荷物の表面を軽く擦るまたは拭く際に、より大きな圧力を使用するよう作業者に警告するために使用することができる。別の実施形態では、2ポンド未満の力が印加されたとき、1ポンド未満の力が印加されたとき、あるいは0.5ポンド未満の力が装置に印加されたとき、作業者に警告するために使用することができる。
【0042】
1つの実施形態によれば、サンプリング装置10は、電源を含む。たとえば、電源は、固定された充電可能な電源でよく、取り外し可能で充電可能なバッテリまたは使い捨てバッテリを設けて圧力センサおよび表示器に電力を供給することができる。
【0043】
基板100は、固体粒子、エーロゾル、小滴、および微量化学物質を収集するために使用することができる。基板100は、任意の適切な材料から製造されてよい。1つの実施形態では、基板100は、Nomex(登録商標)、Kevlar(登録商標)、Teflon(登録商標)、ガラス繊維、シャークスキン、綿、またはこうした材料の組み合わせである。基板はコーティングされても、コーティングされなくてもよい。
【0044】
サンプリング装置10は、たとえば、IMS、GC−IMS、IMS−IMS、またはデュアルIMS分析器などの任意の適切な分析器または分析装置と共に使用することができる。1つの実施形態では、サンプル受け入れ装置200が、デュアルIMS分析器と併せて使用される。サンプルは、たとえば熱、赤外線、またはレーザ方法による脱着などの任意の適切な方法を用いて分析器内に導入することができる。
【0045】
本発明の開示により、当業者は、本発明の範囲および趣旨内において他の実施形態および改変形態も存在できることを理解するであろう。したがって、本開示の範囲および趣旨内の本発明の開示からの当業者が達成可能なすべての改変形態は、別の実施形態として含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】例示的なサンプリング装置の部分展開された側面斜視図である。
【図2a】図1の装置の側面図である。
【図2b】図1の装置の正面図である。
【図3a】スイングアームおよびスイングヘッドを示すためにサンプリングヘッドが取り外された状態の、図1の装置の側面図である。
【図3b】スイングアームおよびスイングヘッドを示すためにサンプリングヘッドが取り外された状態の、図1の装置の正面図である。
【図4】図3の装置の展開斜視図である。
【図5a】図1の装置の外部ケーシングの側面図である。
【図5b】図1の装置の外部ケーシングの展開斜視図である。
【図5c】図1の装置の外部ケーシングの正面図である。
【図6a】1つの実施形態による、例示的なサンプリングヘッドの展開図である。
【図6b】1つの実施形態による、例示的なサンプリングヘッドの斜視図である。
【図6c】1つの実施形態による、サンプリングヘッドの底部の斜視図である。
【図6d】1つの実施形態による、サンプリングヘッドの底面図である。
【図7】例示的なサンプル受け入れ装置内に挿入された図1のサンプリング装置の斜視図である。
【図8a】例示的なサンプル受け入れ装置に挿入された例示的なサンプリングヘッドの斜視図である。
【図8b】例示的なサンプル受け入れ装置に挿入された例示的なサンプリングヘッドの端面図である。
【図9】例示的なサンプル受け入れ装置の斜視図である。
【図10】制御ラインを展開図で示す、例示的なサンプル受け入れ装置の斜視図である。
【図11】例示的なサンプル受け入れ装置の展開図である。
【符号の説明】
【0047】
10 サンプリング装置
20 本体
22 上部本体部
24 下部本体部
26 電源用部材
30 サンプリングヘッド
40 スイングアーム
42 表面
44 ディスク
46 スイングヘッド
50 プランジャ
52 ばね
60 トリガ
70 ストラップ
80 連結機構
90 警告装置
100 基板
110 サンプル領域、サンプリング領域
120 サンプリングフレーム
122 上部部材
124 下部部材
126 ピン
128 開口
200 サンプル受け入れ装置
210 サンプル領域位置
220 ガイド構造、サンプル受け入れ装置
240 ロック機構
250 ピン
260 制御ライン
270 ブラケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分析器内における分析のために基板上にサンプルを収集するためのサンプリング装置であって、
本体と、
前記基板を保持するように構成されたサンプリングヘッドとを備え、前記分析器内への前記サンプルの最適なまたはほぼ最適な導入のために前記基板が前記分析器内で適正に位置合わせされるようにサンプル受け入れ装置内に挿入されるように構成されるサンプリング装置。
【請求項2】
前記サンプリングヘッドが、前記本体から取り外し可能である、請求項1に記載のサンプリング装置。
【請求項3】
前記サンプリングヘッドが、前記サンプルの分析中、前記分析器内に留まるように構成される、請求項2に記載のサンプリング装置。
【請求項4】
前記分析器内の前記サンプリングヘッドが、第1のサンプリングヘッドであり、前記サンプリング装置が、前記第1のサンプリングヘッドが前記分析器内に留まる間、前記本体に第2のサンプリングヘッドを取り付けるように構成される、請求項3に記載のサンプリング装置。
【請求項5】
前記サンプリングヘッドを前記本体に取り付ける連結機構をさらに備え、前記連結機構が前記サンプリングヘッドを前記本体に取り付けることができる、請求項2に記載のサンプリング装置。
【請求項6】
前記サンプリングヘッドが、上部部材および下部部材を含み、前記上部部材および前記下部部材が、前記基板を前記上部部材と前記下部部材の間に保持するように構成される、請求項1に記載のサンプリング装置。
【請求項7】
さらに、前記サンプリングヘッドの脱着サイクルの回数をカウントするカウンタを備える、請求項1に記載のサンプリング装置。
【請求項8】
前記カウンタが、前記サンプリングヘッドの脱着サイクルの回数を表示する表示器を含み、前記表示器が、前記サンプリング装置上に配置され、あるいは前記表示器が、前記サンプリング装置ではない装置上に配置される、請求項7に記載のサンプリング装置。
【請求項9】
さらに、サンプルの収集中、サンプルがそこから得られる対象物上で前記サンプリング装置によって及ぼされる圧力量を検出する圧力センサと、サンプル収集中、作業者が不十分な圧力を使用しているときに前記作業者に警告する警告装置とを備える、請求項1に記載のサンプリング装置。
【請求項10】
さらに、スイングヘッドを含むスイングアームおよび前記基板の表面に対して押し付ける表面を含む、請求項1に記載のサンプリング装置。
【請求項11】
前記サンプリングヘッドが、熱脱着または赤外線放射による脱着用に構成される、請求項1に記載のサンプリング装置。
【請求項12】
基板を保持するように構成されたサンプリングヘッドを備える、サンプルを収集するためのサンプルヘッドであって、分析器内への前記サンプルの最適なまたはほぼ最適な導入のために前記基板が前記分析器内で適正に位置合わせされるように、サンプル受け入れ装置内に挿入されるように構成される、サンプリングヘッド。
【請求項13】
サンプリング装置の本体に取り付けることができる、請求項12に記載のサンプリングヘッド。
【請求項14】
前記サンプリングヘッドが、上部部材および下部部材を含み、前記上部部材および前記下部部材が、前記基板を前記上部部材と前記下部部材の間に保持するように構成される、請求項12に記載のサンプリングヘッド。
【請求項15】
さらに、前記サンプリングヘッドの脱着サイクルの回数をカウントするカウンタを備える、請求項12に記載のサンプリングヘッド。
【請求項16】
さらに、サンプルの収集中、サンプルがそこから得られる対象物上で前記サンプリング装置によって及ぼされる圧力量を検出する圧力センサと、サンプル収集中、作業者が不十分な圧力を使用しているときに前記作業者に警告する警告装置とを備える、請求項12に記載のサンプリングヘッド。
【請求項17】
サンプルを収集する方法であって、
本体と、基板を保持するように構成されたサンプリングヘッドとを含む手持ち式サンプリング装置内に前記基板を装着するステップであって、前記サンプリング装置が、前記基板からの前記サンプルの最適なまたはほぼ最適な導入のために前記基板が分析器内で適正に位置合わせされるように前記分析器内に挿入されるように構成されるステップと、前記サンプリング装置を前記基板が対象の表面と接触するように操作するステップと、
前記サンプリングヘッドを前記分析器内に挿入するステップとを含む方法。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図6d】
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【図7】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2009−519461(P2009−519461A)
【公表日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−545143(P2008−545143)
【出願日】平成18年12月15日(2006.12.15)
【国際出願番号】PCT/IB2006/004065
【国際公開番号】WO2007/069088
【国際公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VELCRO
【出願人】(508178065)スミスズ ディテクション‐トロント リミテッド (2)
【Fターム(参考)】