サーバ、携帯端末装置、システム、及び方法並びにプログラム
【課題】アドレス情報を効率的に管理すること。
【解決手段】サーバは、携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、通信履歴情報に基づいて、アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、グループに含まれるアドレスに基づいて、アドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新するアドレス帳更新部と、更新されたアドレス帳を出力する出力部とを有する。通信履歴情報取得部は、携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、グループ分類部は、アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【解決手段】サーバは、携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、通信履歴情報に基づいて、アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、グループに含まれるアドレスに基づいて、アドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新するアドレス帳更新部と、更新されたアドレス帳を出力する出力部とを有する。通信履歴情報取得部は、携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、グループ分類部は、アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アドレス情報を管理するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
電気通信キャリアや端末メーカーにより、相次いでオープンなプラットフォームを採用した携帯端末装置が、市場に投入されている。該携帯端末装置には、スマートフォンが含まれる。オープンなプラットフォームが採用されることにより、電気通信キャリアや端末メーカーは、API(Application Program Interface)を利用した新しい機能、サービスを提供可能な携帯端末装置を製品化できる。また、オープンなプラットフォームが採用されることにより、好みに応じてアプリケーションを追加できる。
【0003】
オープンなプラットフォームが採用されることにより、アプリケーションの開発者はアプリケーションを自由に開発でき、ユーザは豊富にそろったアプリケーションの中から所望のアプリケーションを選択できる。
【0004】
APIを利用した新しい機能の一例として、アドレス情報に関する開発が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009-157450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これまでは、連絡を取りたい場合には、主に、電話や電子メールにより行われていた。
【0007】
近年、ウェブ(Web)サービスを利用した連絡手段も普及している。該ウェブサービスを利用した連絡手段には、ツイッター(Twitter)が含まれる。
【0008】
連絡手段が増加することにより、ユーザは様々な相手と交信することが容易となった。様々な相手と交信することが容易となったことにより、登録すべき連絡相手の数、登録すべき連絡手段におけるアドレス情報の数も増加している。
【0009】
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アドレス情報を効率的に管理することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴情報を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0011】
本サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0012】
本携帯端末装置は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0013】
本携帯端末装置は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0014】
本システムは、
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と
を有する。
【0015】
本システムは、
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と
を有する。
【0016】
本方法は、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0017】
本方法は、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0018】
本方法は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレス毎の通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0019】
本方法は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0020】
本プログラムは、
上述した方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0021】
開示の実施例によれば、アドレス情報を効率的に管理することができる
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本実施例に従ったシステムの一例を示す図である。
【図2】本実施例に従った携帯端末装置の一例を示す機能ブロック図である。
【図3】本実施例に従ったアドレスの分類の一例を示す説明図である。
【図4】本実施例に従ったアドレスの分類の一例を示す説明図である。
【図5】本実施例に従ったアドレスの分類の一例を示す説明図である。
【図6】本実施例に従ったアドレスの分類の一例を示す説明図である。
【図7】本実施例に従ったアドレスの分類の一例を示す説明図である。
【図8】本実施例に従ったアドレス帳管理サーバの一例を示す機能ブロック図である。
【図9】本実施例に従ったシステムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
【図10】本実施例に従った通信履歴情報の一例を示す図である。
【図11】本変形例に従った携帯端末装置の一例を示す機能ブロック図である。
【図12】本変形例に従ったシステムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
【0024】
<実施例>
<システム>
本実施例に従ったアドレス帳管理サーバ100が適用されるシステムについて説明する。
【0025】
図1は、本アドレス帳管理サーバ100が適用されるシステムの一例を示す。
【0026】
本システムには、携帯端末装置200n(nは、n>1の整数)が含まれる。該携帯端末装置200nは、通信網50を介して、アドレス帳管理サーバ100にアクセスできる。例えば、該携帯端末装置200nは、アクセスポイント(図示無し)に接続し、該アクセスポイントが接続された通信網50に接続されたアドレス帳管理サーバ100にアクセスしてもよい。該通信網50は、インターネットであってもよい。また、例えば、該携帯端末装置200nは基地局(図示無し)に接続し、該基地局が接続された通信網50に接続されたアドレス帳管理サーバ100にアクセスしてもよい。該通信網50は、移動体通信ネットワークであってもよい。
【0027】
<携帯端末装置>
本携帯端末装置200nは、電話機能、電子メール機能に加え、電話機能、電子メール機能以外の他の連絡手段を有する。該他の連絡手段には、1対1の通信可能な連絡手段が含まれるのが好ましい。例えば、本携帯端末装置200nは、Webサービスを利用した通信、ソーシャルネットワークサービス(SNS: Social Network Service)を利用した通信、ブログサービスを利用した通信などが可能である。例えば、ツイッタ(Twitter) (登録商標)、各種ブログサービスなどを利用できる。
【0028】
本実施例では、他の連絡手段の一例として、ツイッタが適用される場合について説明する。ツイッタに限らず、上記の他の連絡手段、また、上記以外の連絡手段を適用できる。
【0029】
本携帯端末装置200nは、他の携帯端末装置とプロフィール情報を交換した際に、アドレス帳を更新する。該プロフィール情報には、他の携帯端末装置のユーザ名(連絡相手)、電話番号、電子メールアドレス、他の連絡手段に対応するアドレスが含まれる。
【0030】
本携帯端末装置200nは、他の携帯端末装置との間の通信情報を収集する。例えば、通信情報として、通信相手毎に、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数等の情報が収集される。また、居住地の情報が含まれてもよい。該居住地の情報は、経度、緯度により表されてもよい。発着信回数、及び通話時間は、連絡手段毎に収集されてもよいし、連絡手段に拘わらず収集されてもよい。
【0031】
本携帯端末装置200nは、所定の周期で、アドレス帳管理サーバ100に、アドレス帳と、通信履歴情報とを送信する。通信履歴情報には、通信情報が含まれる。
【0032】
本携帯端末装置200nは、アドレス帳管理サーバ100からのアドレス帳を受信し、該アドレス帳を新たなアドレス帳として更新する。
【0033】
本携帯端末装置200nは、ユーザによる所定の操作により、アドレス帳を表示する。
【0034】
図2は、本携帯端末装置200nの機能を示す機能ブロック図である。
【0035】
本携帯端末装置200nは、送受信部202を有する。該送受信部202は、他の携帯端末装置に、プロフィール情報を無線送信する。該送受信部202は、アドレス帳管理サーバ100に、アドレス帳と、通信履歴情報とを無線送信する。また、送受信部202は、アドレス帳管理サーバ100により送信されたアドレス帳を受信する。
【0036】
本携帯端末装置200nは、制御部204を有する。該制御部204は、送受信部202と接続される。該制御部204は、他の携帯端末装置からのプロフィール情報をアドレス帳に追加する。該制御部204は、アドレス帳管理サーバ100に、アドレス帳を送信するための制御を行う。該アドレス帳は、本携帯端末装置200nに新たなユーザのプロフィール情報が追加された場合に、送信されるのが好ましい。また、該アドレス帳は、定期的に又は不定期的に送信されてもよい。また、該制御部204は、アドレス帳管理サーバ100により送信されたアドレス帳を記憶部206に格納する。
【0037】
また、該制御部204は、他の携帯端末装置との間で行われた通信情報を収集する。例えば、通信情報として、通信相手毎に、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数等の情報が収集される。また、居住地の情報が含まれてもよい。該居住地の情報は、経度、緯度により表されてもよい。発着信回数、及び通話時間は、連絡手段毎に収集されてもよいし、連絡手段に拘わらず収集されてもよい。制御部204は、記憶部206の通信履歴情報に、通信情報を格納する。該制御部204は、所定の周期で、通信履歴情報を送信するための制御を行う。
【0038】
本携帯端末装置200nは、記憶部206を有する。該記憶部206には、アドレス帳2062と、通信履歴情報2064とが含まれる。
【0039】
本携帯端末装置200nは、アドレス帳情報生成部208を有する。該アドレス帳情報生成部208は、制御部204による命令に従って、アドレス帳2062からアドレス帳を取得し、該アドレス帳をアドレス帳管理サーバ100に通知するための信号を生成し、送受信部202から送信する。
【0040】
本携帯端末装置200nは、通信履歴情報生成部210を有する。該通信履歴情報生成部210は、制御部204による命令に従って、通信履歴情報2064から通信履歴情報を取得し、該通信履歴情報をアドレス帳管理サーバ100に通知するための信号を生成し、送受信部202から送信する。
【0041】
本携帯端末装置200nは、表示部212を有する。該表示部212は、ユーザによりアドレス帳を表示するための所定の操作が行われた場合に、アドレス帳を表示する。
【0042】
<アドレス帳管理サーバ>
本アドレス帳管理サーバ100は、携帯端末装置200nにより送信されたアドレス帳と、通信履歴情報とに基づいて、アドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類する。例えば、クラスタリングを行うことにより、複数のグループに、アドレスが分類されてもよい。
【0043】
一般的には、クラスタリングではデータの集合を部分集合(クラスタ)に分類し、それぞれの部分集合に含まれるデータがある共通の特徴を持つようにされる。該特徴は多くの場合、類似性や、ある定められた距離尺度に基づく近さで示される。
【0044】
<グルーピング(その1)>
本アドレス帳管理サーバ100は、既に分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断する。例えば、ユーザにより、既にあるアドレス帳に含まれるアドレスが予め分類されていてもよい。
【0045】
図3は、グルーピングの一例を示す。
【0046】
図3に示される例では、登録されたアドレスが3つのグループに、既に分類されている。以下、登録されたアドレスを「登録アドレス」という。各グループには、グループ名が付されることにより、ラベリングされている。具体的には、ビジネスに関する連絡相手のアドレスを含むグループ(図3では、「ビジネス」と記載)、家族に関する連絡相手のアドレスを含むグループ(図3では、「家族」と記載)、及び友人に関する連絡相手のアドレスを含むグループ(図3では、「友人」と記載)に、分類されている。該分類は、通信情報に基づいて行われる。図3に示される例では、3つの変数、例えば、発着信回数(図3では、「C」と記載)、通話時間(図3では、「S」と記載)、電子メールの送受信回数(図3では、「M」と記載)に従って行われる。図3に示される例は一例であり、他の通信情報に従って分類されてもよい。また、3変数に限らず、1−2変数に従って行われてもよいし、4変数以上に従って行われてもよい。以下、連絡相手とアドレスとは同様の意味に解釈されてもよい。例えば、連絡相手の連絡手段が1種類の場合には、連絡相手とアドレスとは同じ意味に解釈されてもよい。また、連絡相手の連絡手段が複数種類の場合には、連絡相手とアドレスとは同じ意味とは限らない。同じ連絡相手でも、アドレスによっては、異なるグループに分類されることがあるためである。
【0047】
図3に示される例では、各グループの代表値として、各グループに含まれる連絡相手のアドレスに対応する通信情報の平均値が利用される。平均値とは異なる演算が行われることにより、各グループの代表値が求められてもよい。発着信回数(C)、通話時間(S)、電子メールの送受信回数(M)により表される空間において、各グループに含まれる連絡相手のアドレスにおける発着信回数(C)の平均値、通話時間(S)の平均値、電子メールの送受信回数(M)の平均値により表される位置が、代表値とされる。
【0048】
具体的には、「ビジネス」に含まれる連絡相手のアドレスにおける、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。該発着信回数の平均値、該通話時間の平均値、該電子メールの送受信回数の平均値により表される3次元空間における位置が、「ビジネス」における代表値とされる。
【0049】
同様に、「家族」に含まれる連絡相手のアドレスにおける、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。該発着信回数の平均値、該通話時間の平均値、該電子メールの送受信回数の平均値により表される3次元空間における位置が、「家族」における代表値とされる。
【0050】
同様に、「友人」に含まれる連絡相手のアドレスにおける、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。該発着信回数の平均値、該通話時間の平均値、該電子メールの送受信回数の平均値により表される3次元空間における位置が、「友人」における代表値とされる。
【0051】
新たに、アドレス帳が登録された場合、該アドレス帳に含まれるアドレスについて、通信情報が所定の期間収集される。新たに登録されたアドレスを「新規登録アドレス」という。該新規登録アドレスは1つであってもよいし、複数であってもよい。本アドレス帳管理サーバ100は、該収集された通信情報に基づいて、新規登録アドレスにおける通信情報の平均値を算出する。図3に示される例では、新規登録アドレスについて、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。
【0052】
本アドレス帳管理サーバ100は、新規登録アドレスについて、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値により表される位置を該新規登録アドレスの位置とする。以下、新規登録アドレスの位置を「新規登録アドレス位置」という。
【0053】
本アドレス帳管理サーバ100は、各グループの代表値と、新規登録アドレス位置との間の距離を求める。例えば、式(1)により表されるユークリッド平方距離により算出されてもよい。
【0054】
【数1】
式(1)において、「d」はユークリッド平方距離であり、「p」は変数の数であり、「n」は変数「X」の数である。
【0055】
本アドレス帳管理サーバ100は、各グループの代表値と、新規登録アドレス位置との間の距離に基づいて、新規登録アドレス位置に最も近い位置の代表値に対応するグループを、該新規アドレスの属するべきグループに設定する。
【0056】
本アドレス帳管理サーバ100は、新規登録アドレスの属するべきグループをユーザに提示する。具体的には、アドレス帳管理サーバ100は、携帯端末装置200nに、新規登録アドレスを含むアドレス帳を送信してもよい。
【0057】
<グルーピング(その2)>
本アドレス帳管理サーバ100は、グループに分類されていないアドレスを複数のグループに分類する。
【0058】
図4は、グルーピングの一例を示す。
【0059】
図4に示される例では、登録アドレスは、グループに分類されておらず、各登録アドレスにはラベルが付されていない。本アドレス帳管理サーバ100は、登録アドレスを複数のグループに分類し、各グループの属する登録アドレスにラベリングを付す。
【0060】
図4に示される例では、3つの変数、例えば、発着信回数(図4では、「C」と記載)、通話時間(図4では、「S」と記載)、電子メールの送受信回数(図4では、「M」と記載)に従って行われる。図4に示される例は一例であり、他の通信情報に従って分類されてもよい。また、3変数に限らず、1−2変数に従って行われてもよいし、4変数以上に従って行われてもよい。
【0061】
図4に示される例では、登録アドレスの位置が示される。以下、登録アドレスの位置を、「登録アドレス位置」という。登録アドレス位置は、発着信回数(C)、通話時間(S)、電子メールの送受信回数(M)により表される空間において、各登録アドレスに対応する連絡相手の発着信回数(C)の平均値、通話時間(S)の平均値、電子メールの送受信回数(M)の平均値により表される。図4には、一例として、「A」、「B」、「C」、「D」、及び「E」により、登録アドレス位置が示される。
【0062】
本アドレス管理サーバ100は、階層的にクラスター分析を行う。
【0063】
具体的には、本アドレス帳管理サーバ100は、登録アドレス位置間の距離を算出する。例えは、<グルーピング(その1)>と同様に、式(1)により表されるユークリッド平方距離により算出されてもよい。
【0064】
図5には、登録アドレス位置間の距離の算出例が示される。図5に示される例では、カラムとローの交差部分のボックスに示された数値が、距離を示す。図5によれば、登録アドレス位置Aと登録アドレス位置Bとの間の距離は、「1.41」により表される。同様に、登録アドレス位置Aと登録アドレス位置Cとの間の距離は、「4.12」により表される。
【0065】
本アドレス帳管理サーバ100は、登録アドレス位置間の距離が最短となる登録アドレスの組を検出する。該登録アドレスの組は複数であってもよい。同じ距離で、且つ最短となる登録アドレスの組は1組とは限らないためである。
【0066】
図5に示される例では、登録アドレスAと、登録アドレスBとの間の距離が最短となる。本アドレス帳管理サーバは、登録アドレス位置間の距離が最短となる登録アドレス同士をグループ化する。共通の特徴を有すると想定されるためである。
【0067】
本アドレス帳管理サーバ100は、該グループの代表値を算出する。例えば、該グループに含まれるアドレスにおける、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。該発着信回数の平均値、該通話時間の平均値、該電子メールの送受信回数の平均値により表される3次元空間における位置が、該グループにおける代表値とされる。
【0068】
図6は、図4を参照して説明した登録アドレスのうち、登録アドレスAと登録アドレスBとをググループ化した後の状態を示す。図6では、登録アドレスAと登録アドレスBとがグループ化される。該グループの代表値は、「A´」により表される。
【0069】
本アドレス帳管理サーバ100は、登録アドレスA及び登録アドレスBの位置の代わりに、該登録アドレスA及び登録アドレスBを含むグループの代表値A´を用いる。該アドレス帳管理サーバ100は、該代表値A´、登録アドレス位置C、D、及びE同士の距離を算出する。例えは、<グルーピング(その1)>と同様に、式(1)により表されるユークリッド平方距離により算出されてもよい。
【0070】
図7には、代表値A´、登録アドレス位置C、D、及びE同士の距離の算出例が示される。図7に示される例では、カラムとローの交差部分のボックスに示された数値により距離が示される。図7によれば、登録アドレスA及び登録アドレスBを含むグループの代表値A´と、登録アドレスCとの間の距離は、「3.81」により表される。同様に、登録アドレスA及び登録アドレスBを含むグループの代表値A´と、登録アドレスDとの間の距離は、「3.54」により表される。
【0071】
本アドレス帳管理サーバ100は、距離が最短となるグループ又は登録アドレスの組を検出する。該組は複数であってもよい。同じ距離で、且つ最短となる位置の組は1組とは限らないためである。
【0072】
図7に示される例では、登録アドレスDと、登録アドレスEとの間の距離が最短となる。本アドレス帳管理サーバは、距離が最短となるグループ又は登録アドレス同士をグループ化する。共通の特徴を有すると想定されるためである。
【0073】
本アドレス帳管理サーバ100は、該グループの代表値を算出する。例えば、該グループに含まれるアドレスの、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。該発着信回数の平均値、該通話時間の平均値、該電子メールの送受信回数の平均値により表される3次元空間における位置が、該グループにおける代表値とされる。
【0074】
以上の処理が、所定数のグループが形成されるまで行われる。該グループ数は、予め設定されてもよいし、算出される距離に応じて設定されてもよい。距離が長いに拘わらず、所定数のグループを形成するために、類似しない登録アドレス位置がグループ化される虞があるためである。グループ数は、2以上であるのが好ましい。
【0075】
本アドレス帳管理サーバ100は、ユーザに、各グループに分類されたアドレスを提示する。具体的には、アドレス帳管理サーバ100は、携帯端末装置200nに、各グループに分類されたアドレスを含むアドレス帳を送信してもよい。各グループに分類されたアドレスを提示することにより、ユーザにラベル付けを促すことができる。ユーザは提示されたグループに含まれるアドレスに対応する連絡先を参照し、各グループにラベルを付すことができる。該ラベル付けは、アドレス帳管理サーバ100で自動的に付されてもよい。
【0076】
図8は、本アドレス帳管理サーバ100の機能の一例を示す機能ブロック図である。
【0077】
本アドレス帳管理サーバ100は、送受信部102を有する。該送受信部102は、通信網50と接続される。該送受信部102は、携帯端末装置200nにより送信されたアドレス帳を受信する。該送受信部102は、携帯端末装置200nにより送信された通信履歴情報を受信する。該送受信部102は、携帯端末装置200nに、更新したアドレス帳を送信する。
【0078】
本アドレス帳管理サーバ100は、アドレス帳取得部104を有する。該アドレス帳取得部104は、送受信部102と接続される。該アドレス帳取得部104は、送受信部102により入力されるべき信号から、アドレス帳を取得する。取得されたアドレス帳は、アドレス帳格納部106に入力される。
【0079】
本アドレス帳管理サーバ100は、アドレス帳格納部106を有する。該アドレス帳格納部106は、アドレス帳取得部104と接続される。アドレス帳格納部106には、ユーザの利用する携帯端末装置200n毎に、アドレス帳が格納される。該アドレス帳には、複数のアドレスが含まれる。該複数のアドレスが2以上のグループに分類されていてもよい。携帯端末装置200nによりアドレス帳が送信される度に、該アドレス帳が更新されてもよい。また、アドレス帳の更新の際に、グループに含まれるアドレスが更新されてもよい。また、アドレス帳は、定期的又は不定期的に更新されてもよい。
【0080】
本アドレス帳管理サーバ100は、通信履歴情報取得部108を有する。該通信履歴情報取得部108は、送受信部102と接続される。該通信履歴情報取得部108は、送受信部102により入力されるべき信号から、通信履歴情報を取得する。取得された通信履歴情報は、通信履歴情報格納部110に入力される。該通信履歴情報には、通信情報が含まれる。通信情報として、通信相手毎の、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数等の情報が取得されてもよい。発着信回数、及び通話時間は、連絡手段毎に取得されていてもよいし、連絡手段に拘わらず取得されていてもよい。通信履歴情報取得部108は、ユーザ毎に、取得した通信履歴情報を通信履歴情報格納部110に格納する。
【0081】
本アドレス帳管理サーバ100は、通信履歴情報格納部110を有する。該通信履歴情報格納部110は、通信履歴情報取得部108と接続される。通信履歴情報格納部110には、携帯端末装置200n毎に、通信履歴情報が格納される。携帯端末装置200nにより通信履歴情報が送信される度に、該通信履歴情報が更新されてもよいし、累積されてもよい。累積される場合新たな部分だけ追加されるようにしてもよい。
【0082】
本アドレス帳管理サーバ100は、グループ分類部112を有する。該グループ分類部112は、通信履歴情報格納部110、及びアドレス帳格納部106と接続される。該グループ分類部112は、通信履歴情報格納部110に格納された通信履歴情報に基づいて、アドレス帳格納部106に含まれるユーザ毎のアドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類する。該通信履歴情報は、ある所定の期間における通信履歴であってもよい。
【0083】
具体的には、上述した<グルーピング(その1)>に示されるように、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよいし、上述した<グルーピング(その2)>に示されるように、グループに分類されていないアドレスを複数のグループに分類するようにしてもよい。
【0084】
また、<グルーピング(その2)>に示されるように、グループに分類されていないアドレスが複数のグループに分類された後に、該複数のグループに従って、上述した<グルーピング(その1)>に従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよい。
【0085】
グループ分類部112は、通信履歴情報格納部110に格納された各ユーザに対応する通信履歴情報に含まれる通信情報に基づいて、アドレス帳格納部106に格納された各ユーザのアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類する。該グループ分類部112は、アドレス帳更新部114に、ユーザ毎に、該ユーザに対応するアドレス帳に含まれるアドレスの分類結果を入力する。該アドレスの分類結果は、各ユーザに対応するアドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを表すものであってもよいし、これまでとは異なるグループに属するようになったアドレスのみを表すものであってもよい。
【0086】
本アドレス帳管理サーバ100は、アドレス帳更新部114を有する。該アドレス帳更新部114は、送受信部102と、グループ分類部112と、アドレス帳格納部106と接続される。該アドレス帳更新部114は、グループ分類部112により入力されたユーザ毎に、該ユーザに対応するアドレス帳に含まれるアドレスの分類結果に基づいて、アドレス帳格納部106に格納された各ユーザのアドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新する。アドレス帳更新部114は、送受信部102から、更新したアドレス帳を送信する。
【0087】
<本システムの動作>
図9は、本システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【0088】
図9に示すシーケンスチャートでは、ユーザAの有する携帯端末装置2001に格納されたアドレス帳と、ユーザZの有する携帯端末装置2002に格納されたアドレス帳とが更新される。ユーザAの有する携帯端末装置2001により送信されたプロフィール情報に基づいて、ユーザZのアドレス帳が更新され、ユーザZの有する携帯端末装置2002により送信されたプロフィール情報に基づいて、ユーザAのアドレス帳が更新される。
【0089】
図9では、説明の便宜のため、ユーザAの有する携帯端末装置2001により送信されたプロフィール情報に含まれるアドレスの属するグループが決定される場合について説明する。ユーザZの有する携帯端末装置2002により送信されたプロフィール情報に含まれるアドレスについても同様の処理が行われる。
【0090】
ユーザAの携帯端末装置2001と、ユーザZの携帯端末装置2002との間でプロフィール情報が交換される(ステップS902)。
【0091】
ユーザAの携帯端末装置2001から、ユーザZの携帯端末装置2002にプロフィール情報が送信される(ステップS904)。例えば、ユーザAの携帯端末装置2001の送受信部202は、ユーザZの携帯端末装置2002に、プロフィール情報を送信する。例えば、近距離無線通信技術を利用して送信されるのが好ましい。例えば、赤外線を利用した通信(IrDA: Infrared Data Association)、ショートメッセージサービス(SMS: Short Message Service)を利用した通信、ブルートゥース(BT: Bluetooth)(登録商標)、フェリカ(FeliCa)(登録商標)、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS: Social Networking Service)によるメール等を利用できる。
【0092】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳を更新する(ステップS906)。例えば、ユーザAの携帯端末装置2001からのアドレス帳は、ユーザZの携帯端末装置2002の制御部204から記憶部206のアドレス帳2062に格納される。
【0093】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳管理サーバ100に、アドレス帳を送信する(ステップS908)。アドレス帳情報生成部208は、記憶部206のアドレス帳2062に格納されたアドレス帳を取得する。アドレス帳情報生成部208は、アドレス帳情報を生成し、アドレス帳管理サーバ100に送信する。
【0094】
アドレス帳管理サーバ100は、ユーザZの携帯端末装置2002からのアドレス帳に基づいて、ユーザZのアドレス帳を更新する(ステップS910)。例えば、ユーザZからのアドレス帳は、アドレス帳管理サーバ100のアドレス帳取得部104により取得される。該アドレス帳取得部104は、アドレス帳格納部106に、ユーザZのアドレス帳を更新する。
【0095】
ユーザAの携帯端末装置2001とユーザZの携帯端末装置2002との間で、データ通信が行われる(ステップS912)。該データ通信の際に通信情報が収集される。該通信情報は、記憶部206の通信履歴情報に格納される。
【0096】
図10は、通信履歴情報の一例を示す。例えば、ユーザZの携帯端末装置2002は、ユーザAの携帯端末装置2001との間で行われた通信履歴を収集する。例えば、ユーザAの携帯端末装置2001からの発呼又は受信が連絡手段毎に、時系列データとして収集される。また、例えば、ユーザAの携帯端末装置2001への発呼又は受信が連絡手段毎に、時系列データとして収集される。図10には、ユーザAとの間の通信履歴が示されるが、他のユーザとの間の通信についても同様の履歴が収集される。
【0097】
ユーザZの携帯端末装置2002は、所定の周期で、通信履歴情報を生成する(ステップS914)。例えば、通信履歴情報生成部210は、記憶部206に格納された通信履歴情報2064を取得し、通信履歴情報を生成する。該所定の周期は、1日単位でもよいし、1週間単位でもよいし、1ヶ月単位でもよい。
【0098】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳管理サーバ100に、通信履歴情報を送信する(ステップS916)。例えば、通信履歴情報生成部210により生成された通信履歴情報は、送受信部202から送信される。
【0099】
アドレス帳管理サーバ100は、ユーザZの携帯端末装置2002からの通信履歴情報に基づいて、ユーザZに対応するアドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類する(ステップS918)。例えば、グループ分類部112は、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよいし、グループに分類されていないアドレスを複数のグループに分類するようにしてもよい。
【0100】
また、グループに分類されていないアドレスが複数のグループに分類された後に、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよい。
【0101】
アドレス帳管理サーバ100は、ユーザZに対応するアドレス帳を更新する(ステップS920)。例えば、アドレス帳更新部114は、ユーザZに対応するアドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類した後、該ユーザZに対応するアドレス帳を更新する。
【0102】
アドレス帳管理サーバ100は、ユーザZの携帯端末装置2002に、更新したアドレス帳を送信する(ステップS922)。例えば、アドレス帳更新部114は、更新したアドレス帳を送受信部102から送信する。
【0103】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳管理サーバ100からのアドレス帳に更新する(ステップS924)。例えば、アドレス帳管理サーバ100からのアドレス帳は、送受信部202から制御部204に入力される。制御部204は、記憶部206のアドレス帳2062を更新する。
【0104】
ユーザZによりアドレス帳を表示するための所定の操作が行われた場合に、更新されたアドレス帳が表示される(ステップS926)。該更新されたアドレス帳に含まれるアドレスは複数のグループに分類されている。
【0105】
ステップS906、S914、S924、S926の処理は、携帯端末装置2002の有する中央演算処理装置(図示無し)により実行される。中央演算処理装置を携帯端末装置2002として機能させるためのプログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網50を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図9の各ステップS906、S914、S924、S926を実行させる。また、例えば、プログラムは、少なくとも一部のステップを実行されるようにしてもよい。
【0106】
ステップS910、S918、S920の処理は、アドレス帳管理サーバ100の有する中央演算処理装置(図示無し)により実行される。中央演算処理装置をアドレス帳管理サーバ100として機能させるためのプログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網50を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図9の各ステップS910、S918、S920を実行させる。また、例えば、プログラムは、少なくとも一部のステップを実行されるようにしてもよい。
【0107】
<変形例>
上述した実施例において、携帯端末装置に、アドレス帳管理サーバ100により行われていた処理の一部を実行させてもよい。
【0108】
<システム>
本変形例に従った携帯端末装置200nが適用されるシステムについて説明する。
【0109】
本システムは、図1を参照して説明したシステムにおいて、アドレス帳管理サーバを省略したものである。
【0110】
<携帯端末装置>
本携帯端末装置200nは、電話機能、電子メール機能に加え、他の連絡手段を有する。該他の連絡手段には、1対1の通信可能な連絡手段が含まれるのが好ましい。例えば、本携帯端末装置200nは、Webサービスを利用した通信、ソーシャルネットワークサービスを利用した通信、ブログサービスを利用した通信などが可能である。例えば、ツイッタ、各種ブログサービスなどを利用できる。
【0111】
本実施例では、他の連絡手段一例として、ツイッタが適用される場合について説明する。ツイッタに限らず、上記の他の連絡手段、また、上記以外の連絡手段を適用できる。
【0112】
本携帯端末装置200nは、他の携帯端末装置とプロフィール情報を交換した際に、アドレス帳を更新する。該プロフィール情報には、他の携帯端末装置のユーザ名、電話番号、電子メールアドレス、他の連絡手段に対応するアドレスが含まれる。
【0113】
本携帯端末装置200nは、他の携帯端末装置との間の通信情報を収集する。例えば、通信情報として、通信相手毎に、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数等の情報が収集される。また、居住地の情報が含まれてもよい。該居住地の情報は、経度、緯度により表されてもよい。発着信回数、及び通話時間は、連絡手段毎に収集されてもよいし、連絡手段に拘わらず収集されてもよい。
【0114】
本携帯端末装置200nは、アドレス帳と、通信履歴情報とに基づいて、アドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類する。例えば、クラスタリングを行うことにより、複数のグループに、アドレスが分類されてもよい。
【0115】
一般的に、クラスタリングではデータの集合を部分集合(クラスタ)に分類し、それぞれの部分集合に含まれるデータがある共通の特徴を持つようにされる。該特徴は多くの場合、類似性や、ある定められた距離尺度に基づく近さで示される。
【0116】
本携帯端末装置200nは、ユーザによる所定の操作により、アドレス帳を表示する。
【0117】
図11は、本携帯端末装置200nを示す機能ブロック図である。図2を参照して説明した携帯端末装置の構成と共通する部分については、説明を省略する。
【0118】
本携帯端末装置200nは、グループ分類部214を有する。該グループ分類部214は、記憶部206と接続される。該グループ分類部214は、記憶部206に格納された通信履歴情報2064に基づいて、アドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類する。該通信履歴情報は、ある所定の期間における通信履歴であってもよい。
【0119】
具体的には、上述した<グルーピング(その1)>に示されるように、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよいし、上述した<グルーピング(その2)>に示されるように、グループに分類されていないアドレスを複数のグループに分類するようにしてもよい。
【0120】
また、<グルーピング(その2)>に示されるように、グループに分類されていないアドレスが複数のグループに分類された後に、該分類されたグループに従って、上述した<グルーピング(その1)>に従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよい。該グループ分類部214は、アドレス帳更新部114に、アドレス帳2062に含まれるアドレスの分類結果を入力する。該アドレスの分類結果は、各ユーザに対応するアドレス帳に含まれるアドレスの分類結果であってもよい。また、アドレスの分類結果は、これまでとは異なるグループに属するようになったアドレスのみを表すものであってもよい。
【0121】
本携帯端末装置200nは、アドレス帳更新部216を有する。該アドレス帳更新部216は、グループ分類部214と、記憶部206と接続される。該アドレス帳更新部216は、グループ分類部214により入力されたアドレスの分類結果に基づいて、アドレス帳2062に格納されたアドレスの属するグループを更新する。
<本システムの動作>
図12は、本システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【0122】
図12に示すシーケンスチャートでは、ユーザZの有する携帯端末装置2002に格納されたアドレス帳が更新される。また、連絡相手に相当するのがユーザAであり、該ユーザAにより送信されたプロフィール情報に基づいて、ユーザZのアドレス帳が更新される。図12では、説明の便宜のため、連絡相手に相当するのがユーザAである場合について示されるが、複数の連絡相手からのプロフィール情報に基づいて、ユーザZのアドレス帳が更新される場合に適用される。この場合、連絡相手毎に収集されるべき通信履歴情報に基づいて、アドレスがグループ化される。
【0123】
ユーザAの携帯端末装置2001と、ユーザZの携帯端末装置2002との間でプロフィール情報が交換される(ステップS1202)。
【0124】
ユーザAの携帯端末装置2001から、ユーザZの携帯端末装置2002にプロフィール情報が送信される(ステップS1204)。例えば、ユーザAの携帯端末装置2001の送受信部202は、ユーザZの携帯端末装置2002に、プロフィール情報を送信する。例えば、近距離無線通信技術を利用して送信されるのが好ましい。例えば、赤外線を利用した通信、ショートメッセージサービスを利用した通信、ブルートゥース、フェリカ、ソーシャルネットワーキングサービスによるメール等を利用できる。
【0125】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳を更新する(ステップS1206)。例えば、ユーザAからのアドレス帳は、ユーザZの携帯端末装置2002の制御部204から記憶部206のアドレス帳2062に格納される。
【0126】
ユーザAの携帯端末装置2001とユーザZの携帯端末装置2002との間で、通信が行われる(ステップS1208)。該通信の際に通信情報が収集される。該通信情報は、記憶部206の通信履歴情報2064に格納される。
【0127】
ユーザZの携帯端末装置2002は、通信履歴情報2064に基づいて、アドレス帳2062に含まれるアドレスを複数のグループに分類する(ステップS1210)。例えば、グループ分類部214は、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよいし、グループに分類されていないアドレスを複数のグループに分類するようにしてもよい。
【0128】
また、グループに分類されていないアドレスが複数のグループに分類された後に、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよい。
【0129】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳2062を更新する(ステップS1212)。例えば、アドレス帳更新部216は、アドレス帳2062に含まれるアドレスを複数のグループに分類した後、該アドレス帳2062を更新する。
【0130】
ユーザZがアドレス帳を表示するための所定の操作が行われた場合に、更新されたアドレス帳が表示される(ステップS1214)。該更新されたアドレス帳に含まれるアドレスは複数のグループに分類されている。
【0131】
ステップS1202、S1206、S1210−S1214の処理は、携帯端末装置2002の有する中央演算処理装置(図示無し)により実行される。中央演算処理装置を携帯端末装置2002として機能させるためのプログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網50を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図12の各ステップS1202、S1206、S1210−S1214を実行させる。また、例えば、プログラムは、少なくとも一部のステップを実行されるようにしてもよい。
【0132】
本実施例、変形例によれば、アドレス毎の通信情報に基づいて、アドレスを分類できるため、プロフィール交換により増加するアドレスを効率的に分類することができる。
【0133】
例えば、既に分類されたグループの中から、新規に登録されたアドレスが属するグループを判定できる。また、アドレスがグループに分類されていない場合でも、通信情報に基づいて、グループ化できる。
【0134】
本サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
前記グループ分類部により分類されたアドレスを含むドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0135】
本サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0136】
さらに、
前記グループ分類部により分類されたグループに含まれるアドレスに基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新するアドレス帳更新部
を有し、
前記出力部は、前記アドレス帳更新部により更新されたアドレス帳を出力する。
【0137】
さらに、
前記通信履歴情報には、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数、ユーザの居住地の情報が含まれる。
【0138】
本携帯端末装置は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0139】
本携帯端末装置は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0140】
さらに、
前記グループ分類部により分類されたグループに含まれるアドレスに基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新するアドレス帳更新部
を有し、
前記出力部は、前記アドレス帳更新部により更新されたアドレス帳を出力する。
【0141】
さらに、
前記通信履歴情報には、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数、ユーザの居住地の情報が含まれる。
【0142】
本システムは、
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と
を有する。
【0143】
本システムは、
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と
を有する。
【0144】
本サーバにおける方法は、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0145】
本サーバにおける方法は、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0146】
本携帯端末装置における方法は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレス毎の通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0147】
本携帯端末装置における方法は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0148】
本プログラムは、
携帯端末装置における方法をコンピュータに実行させる。
【0149】
説明の便宜上、発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明されるが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよい。
【0150】
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
【符号の説明】
【0151】
50 通信網
100 アドレス帳管理サーバ
102 送受信部
104 アドレス帳取得部
106 アドレス帳格納部
108 通信履歴情報取得部
110 通信履歴情報格納部
112 グループ分類部
114 アドレス帳更新部
200n(nは、n>1の整数) 携帯端末装置
202 送受信部
204 制御部
206 記憶部
2062 アドレス帳
2064 通信履歴情報
208 アドレス情報生成部
210 通信履歴情報生成部
212 表示部
214 グループ分類部
216 アドレス帳更新部
【技術分野】
【0001】
本発明は、アドレス情報を管理するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
電気通信キャリアや端末メーカーにより、相次いでオープンなプラットフォームを採用した携帯端末装置が、市場に投入されている。該携帯端末装置には、スマートフォンが含まれる。オープンなプラットフォームが採用されることにより、電気通信キャリアや端末メーカーは、API(Application Program Interface)を利用した新しい機能、サービスを提供可能な携帯端末装置を製品化できる。また、オープンなプラットフォームが採用されることにより、好みに応じてアプリケーションを追加できる。
【0003】
オープンなプラットフォームが採用されることにより、アプリケーションの開発者はアプリケーションを自由に開発でき、ユーザは豊富にそろったアプリケーションの中から所望のアプリケーションを選択できる。
【0004】
APIを利用した新しい機能の一例として、アドレス情報に関する開発が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009-157450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これまでは、連絡を取りたい場合には、主に、電話や電子メールにより行われていた。
【0007】
近年、ウェブ(Web)サービスを利用した連絡手段も普及している。該ウェブサービスを利用した連絡手段には、ツイッター(Twitter)が含まれる。
【0008】
連絡手段が増加することにより、ユーザは様々な相手と交信することが容易となった。様々な相手と交信することが容易となったことにより、登録すべき連絡相手の数、登録すべき連絡手段におけるアドレス情報の数も増加している。
【0009】
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アドレス情報を効率的に管理することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴情報を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0011】
本サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0012】
本携帯端末装置は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0013】
本携帯端末装置は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0014】
本システムは、
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と
を有する。
【0015】
本システムは、
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と
を有する。
【0016】
本方法は、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0017】
本方法は、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0018】
本方法は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレス毎の通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0019】
本方法は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0020】
本プログラムは、
上述した方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0021】
開示の実施例によれば、アドレス情報を効率的に管理することができる
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本実施例に従ったシステムの一例を示す図である。
【図2】本実施例に従った携帯端末装置の一例を示す機能ブロック図である。
【図3】本実施例に従ったアドレスの分類の一例を示す説明図である。
【図4】本実施例に従ったアドレスの分類の一例を示す説明図である。
【図5】本実施例に従ったアドレスの分類の一例を示す説明図である。
【図6】本実施例に従ったアドレスの分類の一例を示す説明図である。
【図7】本実施例に従ったアドレスの分類の一例を示す説明図である。
【図8】本実施例に従ったアドレス帳管理サーバの一例を示す機能ブロック図である。
【図9】本実施例に従ったシステムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
【図10】本実施例に従った通信履歴情報の一例を示す図である。
【図11】本変形例に従った携帯端末装置の一例を示す機能ブロック図である。
【図12】本変形例に従ったシステムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
【0024】
<実施例>
<システム>
本実施例に従ったアドレス帳管理サーバ100が適用されるシステムについて説明する。
【0025】
図1は、本アドレス帳管理サーバ100が適用されるシステムの一例を示す。
【0026】
本システムには、携帯端末装置200n(nは、n>1の整数)が含まれる。該携帯端末装置200nは、通信網50を介して、アドレス帳管理サーバ100にアクセスできる。例えば、該携帯端末装置200nは、アクセスポイント(図示無し)に接続し、該アクセスポイントが接続された通信網50に接続されたアドレス帳管理サーバ100にアクセスしてもよい。該通信網50は、インターネットであってもよい。また、例えば、該携帯端末装置200nは基地局(図示無し)に接続し、該基地局が接続された通信網50に接続されたアドレス帳管理サーバ100にアクセスしてもよい。該通信網50は、移動体通信ネットワークであってもよい。
【0027】
<携帯端末装置>
本携帯端末装置200nは、電話機能、電子メール機能に加え、電話機能、電子メール機能以外の他の連絡手段を有する。該他の連絡手段には、1対1の通信可能な連絡手段が含まれるのが好ましい。例えば、本携帯端末装置200nは、Webサービスを利用した通信、ソーシャルネットワークサービス(SNS: Social Network Service)を利用した通信、ブログサービスを利用した通信などが可能である。例えば、ツイッタ(Twitter) (登録商標)、各種ブログサービスなどを利用できる。
【0028】
本実施例では、他の連絡手段の一例として、ツイッタが適用される場合について説明する。ツイッタに限らず、上記の他の連絡手段、また、上記以外の連絡手段を適用できる。
【0029】
本携帯端末装置200nは、他の携帯端末装置とプロフィール情報を交換した際に、アドレス帳を更新する。該プロフィール情報には、他の携帯端末装置のユーザ名(連絡相手)、電話番号、電子メールアドレス、他の連絡手段に対応するアドレスが含まれる。
【0030】
本携帯端末装置200nは、他の携帯端末装置との間の通信情報を収集する。例えば、通信情報として、通信相手毎に、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数等の情報が収集される。また、居住地の情報が含まれてもよい。該居住地の情報は、経度、緯度により表されてもよい。発着信回数、及び通話時間は、連絡手段毎に収集されてもよいし、連絡手段に拘わらず収集されてもよい。
【0031】
本携帯端末装置200nは、所定の周期で、アドレス帳管理サーバ100に、アドレス帳と、通信履歴情報とを送信する。通信履歴情報には、通信情報が含まれる。
【0032】
本携帯端末装置200nは、アドレス帳管理サーバ100からのアドレス帳を受信し、該アドレス帳を新たなアドレス帳として更新する。
【0033】
本携帯端末装置200nは、ユーザによる所定の操作により、アドレス帳を表示する。
【0034】
図2は、本携帯端末装置200nの機能を示す機能ブロック図である。
【0035】
本携帯端末装置200nは、送受信部202を有する。該送受信部202は、他の携帯端末装置に、プロフィール情報を無線送信する。該送受信部202は、アドレス帳管理サーバ100に、アドレス帳と、通信履歴情報とを無線送信する。また、送受信部202は、アドレス帳管理サーバ100により送信されたアドレス帳を受信する。
【0036】
本携帯端末装置200nは、制御部204を有する。該制御部204は、送受信部202と接続される。該制御部204は、他の携帯端末装置からのプロフィール情報をアドレス帳に追加する。該制御部204は、アドレス帳管理サーバ100に、アドレス帳を送信するための制御を行う。該アドレス帳は、本携帯端末装置200nに新たなユーザのプロフィール情報が追加された場合に、送信されるのが好ましい。また、該アドレス帳は、定期的に又は不定期的に送信されてもよい。また、該制御部204は、アドレス帳管理サーバ100により送信されたアドレス帳を記憶部206に格納する。
【0037】
また、該制御部204は、他の携帯端末装置との間で行われた通信情報を収集する。例えば、通信情報として、通信相手毎に、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数等の情報が収集される。また、居住地の情報が含まれてもよい。該居住地の情報は、経度、緯度により表されてもよい。発着信回数、及び通話時間は、連絡手段毎に収集されてもよいし、連絡手段に拘わらず収集されてもよい。制御部204は、記憶部206の通信履歴情報に、通信情報を格納する。該制御部204は、所定の周期で、通信履歴情報を送信するための制御を行う。
【0038】
本携帯端末装置200nは、記憶部206を有する。該記憶部206には、アドレス帳2062と、通信履歴情報2064とが含まれる。
【0039】
本携帯端末装置200nは、アドレス帳情報生成部208を有する。該アドレス帳情報生成部208は、制御部204による命令に従って、アドレス帳2062からアドレス帳を取得し、該アドレス帳をアドレス帳管理サーバ100に通知するための信号を生成し、送受信部202から送信する。
【0040】
本携帯端末装置200nは、通信履歴情報生成部210を有する。該通信履歴情報生成部210は、制御部204による命令に従って、通信履歴情報2064から通信履歴情報を取得し、該通信履歴情報をアドレス帳管理サーバ100に通知するための信号を生成し、送受信部202から送信する。
【0041】
本携帯端末装置200nは、表示部212を有する。該表示部212は、ユーザによりアドレス帳を表示するための所定の操作が行われた場合に、アドレス帳を表示する。
【0042】
<アドレス帳管理サーバ>
本アドレス帳管理サーバ100は、携帯端末装置200nにより送信されたアドレス帳と、通信履歴情報とに基づいて、アドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類する。例えば、クラスタリングを行うことにより、複数のグループに、アドレスが分類されてもよい。
【0043】
一般的には、クラスタリングではデータの集合を部分集合(クラスタ)に分類し、それぞれの部分集合に含まれるデータがある共通の特徴を持つようにされる。該特徴は多くの場合、類似性や、ある定められた距離尺度に基づく近さで示される。
【0044】
<グルーピング(その1)>
本アドレス帳管理サーバ100は、既に分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断する。例えば、ユーザにより、既にあるアドレス帳に含まれるアドレスが予め分類されていてもよい。
【0045】
図3は、グルーピングの一例を示す。
【0046】
図3に示される例では、登録されたアドレスが3つのグループに、既に分類されている。以下、登録されたアドレスを「登録アドレス」という。各グループには、グループ名が付されることにより、ラベリングされている。具体的には、ビジネスに関する連絡相手のアドレスを含むグループ(図3では、「ビジネス」と記載)、家族に関する連絡相手のアドレスを含むグループ(図3では、「家族」と記載)、及び友人に関する連絡相手のアドレスを含むグループ(図3では、「友人」と記載)に、分類されている。該分類は、通信情報に基づいて行われる。図3に示される例では、3つの変数、例えば、発着信回数(図3では、「C」と記載)、通話時間(図3では、「S」と記載)、電子メールの送受信回数(図3では、「M」と記載)に従って行われる。図3に示される例は一例であり、他の通信情報に従って分類されてもよい。また、3変数に限らず、1−2変数に従って行われてもよいし、4変数以上に従って行われてもよい。以下、連絡相手とアドレスとは同様の意味に解釈されてもよい。例えば、連絡相手の連絡手段が1種類の場合には、連絡相手とアドレスとは同じ意味に解釈されてもよい。また、連絡相手の連絡手段が複数種類の場合には、連絡相手とアドレスとは同じ意味とは限らない。同じ連絡相手でも、アドレスによっては、異なるグループに分類されることがあるためである。
【0047】
図3に示される例では、各グループの代表値として、各グループに含まれる連絡相手のアドレスに対応する通信情報の平均値が利用される。平均値とは異なる演算が行われることにより、各グループの代表値が求められてもよい。発着信回数(C)、通話時間(S)、電子メールの送受信回数(M)により表される空間において、各グループに含まれる連絡相手のアドレスにおける発着信回数(C)の平均値、通話時間(S)の平均値、電子メールの送受信回数(M)の平均値により表される位置が、代表値とされる。
【0048】
具体的には、「ビジネス」に含まれる連絡相手のアドレスにおける、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。該発着信回数の平均値、該通話時間の平均値、該電子メールの送受信回数の平均値により表される3次元空間における位置が、「ビジネス」における代表値とされる。
【0049】
同様に、「家族」に含まれる連絡相手のアドレスにおける、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。該発着信回数の平均値、該通話時間の平均値、該電子メールの送受信回数の平均値により表される3次元空間における位置が、「家族」における代表値とされる。
【0050】
同様に、「友人」に含まれる連絡相手のアドレスにおける、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。該発着信回数の平均値、該通話時間の平均値、該電子メールの送受信回数の平均値により表される3次元空間における位置が、「友人」における代表値とされる。
【0051】
新たに、アドレス帳が登録された場合、該アドレス帳に含まれるアドレスについて、通信情報が所定の期間収集される。新たに登録されたアドレスを「新規登録アドレス」という。該新規登録アドレスは1つであってもよいし、複数であってもよい。本アドレス帳管理サーバ100は、該収集された通信情報に基づいて、新規登録アドレスにおける通信情報の平均値を算出する。図3に示される例では、新規登録アドレスについて、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。
【0052】
本アドレス帳管理サーバ100は、新規登録アドレスについて、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値により表される位置を該新規登録アドレスの位置とする。以下、新規登録アドレスの位置を「新規登録アドレス位置」という。
【0053】
本アドレス帳管理サーバ100は、各グループの代表値と、新規登録アドレス位置との間の距離を求める。例えば、式(1)により表されるユークリッド平方距離により算出されてもよい。
【0054】
【数1】
式(1)において、「d」はユークリッド平方距離であり、「p」は変数の数であり、「n」は変数「X」の数である。
【0055】
本アドレス帳管理サーバ100は、各グループの代表値と、新規登録アドレス位置との間の距離に基づいて、新規登録アドレス位置に最も近い位置の代表値に対応するグループを、該新規アドレスの属するべきグループに設定する。
【0056】
本アドレス帳管理サーバ100は、新規登録アドレスの属するべきグループをユーザに提示する。具体的には、アドレス帳管理サーバ100は、携帯端末装置200nに、新規登録アドレスを含むアドレス帳を送信してもよい。
【0057】
<グルーピング(その2)>
本アドレス帳管理サーバ100は、グループに分類されていないアドレスを複数のグループに分類する。
【0058】
図4は、グルーピングの一例を示す。
【0059】
図4に示される例では、登録アドレスは、グループに分類されておらず、各登録アドレスにはラベルが付されていない。本アドレス帳管理サーバ100は、登録アドレスを複数のグループに分類し、各グループの属する登録アドレスにラベリングを付す。
【0060】
図4に示される例では、3つの変数、例えば、発着信回数(図4では、「C」と記載)、通話時間(図4では、「S」と記載)、電子メールの送受信回数(図4では、「M」と記載)に従って行われる。図4に示される例は一例であり、他の通信情報に従って分類されてもよい。また、3変数に限らず、1−2変数に従って行われてもよいし、4変数以上に従って行われてもよい。
【0061】
図4に示される例では、登録アドレスの位置が示される。以下、登録アドレスの位置を、「登録アドレス位置」という。登録アドレス位置は、発着信回数(C)、通話時間(S)、電子メールの送受信回数(M)により表される空間において、各登録アドレスに対応する連絡相手の発着信回数(C)の平均値、通話時間(S)の平均値、電子メールの送受信回数(M)の平均値により表される。図4には、一例として、「A」、「B」、「C」、「D」、及び「E」により、登録アドレス位置が示される。
【0062】
本アドレス管理サーバ100は、階層的にクラスター分析を行う。
【0063】
具体的には、本アドレス帳管理サーバ100は、登録アドレス位置間の距離を算出する。例えは、<グルーピング(その1)>と同様に、式(1)により表されるユークリッド平方距離により算出されてもよい。
【0064】
図5には、登録アドレス位置間の距離の算出例が示される。図5に示される例では、カラムとローの交差部分のボックスに示された数値が、距離を示す。図5によれば、登録アドレス位置Aと登録アドレス位置Bとの間の距離は、「1.41」により表される。同様に、登録アドレス位置Aと登録アドレス位置Cとの間の距離は、「4.12」により表される。
【0065】
本アドレス帳管理サーバ100は、登録アドレス位置間の距離が最短となる登録アドレスの組を検出する。該登録アドレスの組は複数であってもよい。同じ距離で、且つ最短となる登録アドレスの組は1組とは限らないためである。
【0066】
図5に示される例では、登録アドレスAと、登録アドレスBとの間の距離が最短となる。本アドレス帳管理サーバは、登録アドレス位置間の距離が最短となる登録アドレス同士をグループ化する。共通の特徴を有すると想定されるためである。
【0067】
本アドレス帳管理サーバ100は、該グループの代表値を算出する。例えば、該グループに含まれるアドレスにおける、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。該発着信回数の平均値、該通話時間の平均値、該電子メールの送受信回数の平均値により表される3次元空間における位置が、該グループにおける代表値とされる。
【0068】
図6は、図4を参照して説明した登録アドレスのうち、登録アドレスAと登録アドレスBとをググループ化した後の状態を示す。図6では、登録アドレスAと登録アドレスBとがグループ化される。該グループの代表値は、「A´」により表される。
【0069】
本アドレス帳管理サーバ100は、登録アドレスA及び登録アドレスBの位置の代わりに、該登録アドレスA及び登録アドレスBを含むグループの代表値A´を用いる。該アドレス帳管理サーバ100は、該代表値A´、登録アドレス位置C、D、及びE同士の距離を算出する。例えは、<グルーピング(その1)>と同様に、式(1)により表されるユークリッド平方距離により算出されてもよい。
【0070】
図7には、代表値A´、登録アドレス位置C、D、及びE同士の距離の算出例が示される。図7に示される例では、カラムとローの交差部分のボックスに示された数値により距離が示される。図7によれば、登録アドレスA及び登録アドレスBを含むグループの代表値A´と、登録アドレスCとの間の距離は、「3.81」により表される。同様に、登録アドレスA及び登録アドレスBを含むグループの代表値A´と、登録アドレスDとの間の距離は、「3.54」により表される。
【0071】
本アドレス帳管理サーバ100は、距離が最短となるグループ又は登録アドレスの組を検出する。該組は複数であってもよい。同じ距離で、且つ最短となる位置の組は1組とは限らないためである。
【0072】
図7に示される例では、登録アドレスDと、登録アドレスEとの間の距離が最短となる。本アドレス帳管理サーバは、距離が最短となるグループ又は登録アドレス同士をグループ化する。共通の特徴を有すると想定されるためである。
【0073】
本アドレス帳管理サーバ100は、該グループの代表値を算出する。例えば、該グループに含まれるアドレスの、発着信回数の平均値、通話時間の平均値、電子メールの送受信回数の平均値が求められる。該発着信回数の平均値、該通話時間の平均値、該電子メールの送受信回数の平均値により表される3次元空間における位置が、該グループにおける代表値とされる。
【0074】
以上の処理が、所定数のグループが形成されるまで行われる。該グループ数は、予め設定されてもよいし、算出される距離に応じて設定されてもよい。距離が長いに拘わらず、所定数のグループを形成するために、類似しない登録アドレス位置がグループ化される虞があるためである。グループ数は、2以上であるのが好ましい。
【0075】
本アドレス帳管理サーバ100は、ユーザに、各グループに分類されたアドレスを提示する。具体的には、アドレス帳管理サーバ100は、携帯端末装置200nに、各グループに分類されたアドレスを含むアドレス帳を送信してもよい。各グループに分類されたアドレスを提示することにより、ユーザにラベル付けを促すことができる。ユーザは提示されたグループに含まれるアドレスに対応する連絡先を参照し、各グループにラベルを付すことができる。該ラベル付けは、アドレス帳管理サーバ100で自動的に付されてもよい。
【0076】
図8は、本アドレス帳管理サーバ100の機能の一例を示す機能ブロック図である。
【0077】
本アドレス帳管理サーバ100は、送受信部102を有する。該送受信部102は、通信網50と接続される。該送受信部102は、携帯端末装置200nにより送信されたアドレス帳を受信する。該送受信部102は、携帯端末装置200nにより送信された通信履歴情報を受信する。該送受信部102は、携帯端末装置200nに、更新したアドレス帳を送信する。
【0078】
本アドレス帳管理サーバ100は、アドレス帳取得部104を有する。該アドレス帳取得部104は、送受信部102と接続される。該アドレス帳取得部104は、送受信部102により入力されるべき信号から、アドレス帳を取得する。取得されたアドレス帳は、アドレス帳格納部106に入力される。
【0079】
本アドレス帳管理サーバ100は、アドレス帳格納部106を有する。該アドレス帳格納部106は、アドレス帳取得部104と接続される。アドレス帳格納部106には、ユーザの利用する携帯端末装置200n毎に、アドレス帳が格納される。該アドレス帳には、複数のアドレスが含まれる。該複数のアドレスが2以上のグループに分類されていてもよい。携帯端末装置200nによりアドレス帳が送信される度に、該アドレス帳が更新されてもよい。また、アドレス帳の更新の際に、グループに含まれるアドレスが更新されてもよい。また、アドレス帳は、定期的又は不定期的に更新されてもよい。
【0080】
本アドレス帳管理サーバ100は、通信履歴情報取得部108を有する。該通信履歴情報取得部108は、送受信部102と接続される。該通信履歴情報取得部108は、送受信部102により入力されるべき信号から、通信履歴情報を取得する。取得された通信履歴情報は、通信履歴情報格納部110に入力される。該通信履歴情報には、通信情報が含まれる。通信情報として、通信相手毎の、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数等の情報が取得されてもよい。発着信回数、及び通話時間は、連絡手段毎に取得されていてもよいし、連絡手段に拘わらず取得されていてもよい。通信履歴情報取得部108は、ユーザ毎に、取得した通信履歴情報を通信履歴情報格納部110に格納する。
【0081】
本アドレス帳管理サーバ100は、通信履歴情報格納部110を有する。該通信履歴情報格納部110は、通信履歴情報取得部108と接続される。通信履歴情報格納部110には、携帯端末装置200n毎に、通信履歴情報が格納される。携帯端末装置200nにより通信履歴情報が送信される度に、該通信履歴情報が更新されてもよいし、累積されてもよい。累積される場合新たな部分だけ追加されるようにしてもよい。
【0082】
本アドレス帳管理サーバ100は、グループ分類部112を有する。該グループ分類部112は、通信履歴情報格納部110、及びアドレス帳格納部106と接続される。該グループ分類部112は、通信履歴情報格納部110に格納された通信履歴情報に基づいて、アドレス帳格納部106に含まれるユーザ毎のアドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類する。該通信履歴情報は、ある所定の期間における通信履歴であってもよい。
【0083】
具体的には、上述した<グルーピング(その1)>に示されるように、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよいし、上述した<グルーピング(その2)>に示されるように、グループに分類されていないアドレスを複数のグループに分類するようにしてもよい。
【0084】
また、<グルーピング(その2)>に示されるように、グループに分類されていないアドレスが複数のグループに分類された後に、該複数のグループに従って、上述した<グルーピング(その1)>に従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよい。
【0085】
グループ分類部112は、通信履歴情報格納部110に格納された各ユーザに対応する通信履歴情報に含まれる通信情報に基づいて、アドレス帳格納部106に格納された各ユーザのアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類する。該グループ分類部112は、アドレス帳更新部114に、ユーザ毎に、該ユーザに対応するアドレス帳に含まれるアドレスの分類結果を入力する。該アドレスの分類結果は、各ユーザに対応するアドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを表すものであってもよいし、これまでとは異なるグループに属するようになったアドレスのみを表すものであってもよい。
【0086】
本アドレス帳管理サーバ100は、アドレス帳更新部114を有する。該アドレス帳更新部114は、送受信部102と、グループ分類部112と、アドレス帳格納部106と接続される。該アドレス帳更新部114は、グループ分類部112により入力されたユーザ毎に、該ユーザに対応するアドレス帳に含まれるアドレスの分類結果に基づいて、アドレス帳格納部106に格納された各ユーザのアドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新する。アドレス帳更新部114は、送受信部102から、更新したアドレス帳を送信する。
【0087】
<本システムの動作>
図9は、本システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【0088】
図9に示すシーケンスチャートでは、ユーザAの有する携帯端末装置2001に格納されたアドレス帳と、ユーザZの有する携帯端末装置2002に格納されたアドレス帳とが更新される。ユーザAの有する携帯端末装置2001により送信されたプロフィール情報に基づいて、ユーザZのアドレス帳が更新され、ユーザZの有する携帯端末装置2002により送信されたプロフィール情報に基づいて、ユーザAのアドレス帳が更新される。
【0089】
図9では、説明の便宜のため、ユーザAの有する携帯端末装置2001により送信されたプロフィール情報に含まれるアドレスの属するグループが決定される場合について説明する。ユーザZの有する携帯端末装置2002により送信されたプロフィール情報に含まれるアドレスについても同様の処理が行われる。
【0090】
ユーザAの携帯端末装置2001と、ユーザZの携帯端末装置2002との間でプロフィール情報が交換される(ステップS902)。
【0091】
ユーザAの携帯端末装置2001から、ユーザZの携帯端末装置2002にプロフィール情報が送信される(ステップS904)。例えば、ユーザAの携帯端末装置2001の送受信部202は、ユーザZの携帯端末装置2002に、プロフィール情報を送信する。例えば、近距離無線通信技術を利用して送信されるのが好ましい。例えば、赤外線を利用した通信(IrDA: Infrared Data Association)、ショートメッセージサービス(SMS: Short Message Service)を利用した通信、ブルートゥース(BT: Bluetooth)(登録商標)、フェリカ(FeliCa)(登録商標)、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS: Social Networking Service)によるメール等を利用できる。
【0092】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳を更新する(ステップS906)。例えば、ユーザAの携帯端末装置2001からのアドレス帳は、ユーザZの携帯端末装置2002の制御部204から記憶部206のアドレス帳2062に格納される。
【0093】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳管理サーバ100に、アドレス帳を送信する(ステップS908)。アドレス帳情報生成部208は、記憶部206のアドレス帳2062に格納されたアドレス帳を取得する。アドレス帳情報生成部208は、アドレス帳情報を生成し、アドレス帳管理サーバ100に送信する。
【0094】
アドレス帳管理サーバ100は、ユーザZの携帯端末装置2002からのアドレス帳に基づいて、ユーザZのアドレス帳を更新する(ステップS910)。例えば、ユーザZからのアドレス帳は、アドレス帳管理サーバ100のアドレス帳取得部104により取得される。該アドレス帳取得部104は、アドレス帳格納部106に、ユーザZのアドレス帳を更新する。
【0095】
ユーザAの携帯端末装置2001とユーザZの携帯端末装置2002との間で、データ通信が行われる(ステップS912)。該データ通信の際に通信情報が収集される。該通信情報は、記憶部206の通信履歴情報に格納される。
【0096】
図10は、通信履歴情報の一例を示す。例えば、ユーザZの携帯端末装置2002は、ユーザAの携帯端末装置2001との間で行われた通信履歴を収集する。例えば、ユーザAの携帯端末装置2001からの発呼又は受信が連絡手段毎に、時系列データとして収集される。また、例えば、ユーザAの携帯端末装置2001への発呼又は受信が連絡手段毎に、時系列データとして収集される。図10には、ユーザAとの間の通信履歴が示されるが、他のユーザとの間の通信についても同様の履歴が収集される。
【0097】
ユーザZの携帯端末装置2002は、所定の周期で、通信履歴情報を生成する(ステップS914)。例えば、通信履歴情報生成部210は、記憶部206に格納された通信履歴情報2064を取得し、通信履歴情報を生成する。該所定の周期は、1日単位でもよいし、1週間単位でもよいし、1ヶ月単位でもよい。
【0098】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳管理サーバ100に、通信履歴情報を送信する(ステップS916)。例えば、通信履歴情報生成部210により生成された通信履歴情報は、送受信部202から送信される。
【0099】
アドレス帳管理サーバ100は、ユーザZの携帯端末装置2002からの通信履歴情報に基づいて、ユーザZに対応するアドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類する(ステップS918)。例えば、グループ分類部112は、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよいし、グループに分類されていないアドレスを複数のグループに分類するようにしてもよい。
【0100】
また、グループに分類されていないアドレスが複数のグループに分類された後に、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよい。
【0101】
アドレス帳管理サーバ100は、ユーザZに対応するアドレス帳を更新する(ステップS920)。例えば、アドレス帳更新部114は、ユーザZに対応するアドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類した後、該ユーザZに対応するアドレス帳を更新する。
【0102】
アドレス帳管理サーバ100は、ユーザZの携帯端末装置2002に、更新したアドレス帳を送信する(ステップS922)。例えば、アドレス帳更新部114は、更新したアドレス帳を送受信部102から送信する。
【0103】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳管理サーバ100からのアドレス帳に更新する(ステップS924)。例えば、アドレス帳管理サーバ100からのアドレス帳は、送受信部202から制御部204に入力される。制御部204は、記憶部206のアドレス帳2062を更新する。
【0104】
ユーザZによりアドレス帳を表示するための所定の操作が行われた場合に、更新されたアドレス帳が表示される(ステップS926)。該更新されたアドレス帳に含まれるアドレスは複数のグループに分類されている。
【0105】
ステップS906、S914、S924、S926の処理は、携帯端末装置2002の有する中央演算処理装置(図示無し)により実行される。中央演算処理装置を携帯端末装置2002として機能させるためのプログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網50を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図9の各ステップS906、S914、S924、S926を実行させる。また、例えば、プログラムは、少なくとも一部のステップを実行されるようにしてもよい。
【0106】
ステップS910、S918、S920の処理は、アドレス帳管理サーバ100の有する中央演算処理装置(図示無し)により実行される。中央演算処理装置をアドレス帳管理サーバ100として機能させるためのプログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網50を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図9の各ステップS910、S918、S920を実行させる。また、例えば、プログラムは、少なくとも一部のステップを実行されるようにしてもよい。
【0107】
<変形例>
上述した実施例において、携帯端末装置に、アドレス帳管理サーバ100により行われていた処理の一部を実行させてもよい。
【0108】
<システム>
本変形例に従った携帯端末装置200nが適用されるシステムについて説明する。
【0109】
本システムは、図1を参照して説明したシステムにおいて、アドレス帳管理サーバを省略したものである。
【0110】
<携帯端末装置>
本携帯端末装置200nは、電話機能、電子メール機能に加え、他の連絡手段を有する。該他の連絡手段には、1対1の通信可能な連絡手段が含まれるのが好ましい。例えば、本携帯端末装置200nは、Webサービスを利用した通信、ソーシャルネットワークサービスを利用した通信、ブログサービスを利用した通信などが可能である。例えば、ツイッタ、各種ブログサービスなどを利用できる。
【0111】
本実施例では、他の連絡手段一例として、ツイッタが適用される場合について説明する。ツイッタに限らず、上記の他の連絡手段、また、上記以外の連絡手段を適用できる。
【0112】
本携帯端末装置200nは、他の携帯端末装置とプロフィール情報を交換した際に、アドレス帳を更新する。該プロフィール情報には、他の携帯端末装置のユーザ名、電話番号、電子メールアドレス、他の連絡手段に対応するアドレスが含まれる。
【0113】
本携帯端末装置200nは、他の携帯端末装置との間の通信情報を収集する。例えば、通信情報として、通信相手毎に、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数等の情報が収集される。また、居住地の情報が含まれてもよい。該居住地の情報は、経度、緯度により表されてもよい。発着信回数、及び通話時間は、連絡手段毎に収集されてもよいし、連絡手段に拘わらず収集されてもよい。
【0114】
本携帯端末装置200nは、アドレス帳と、通信履歴情報とに基づいて、アドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類する。例えば、クラスタリングを行うことにより、複数のグループに、アドレスが分類されてもよい。
【0115】
一般的に、クラスタリングではデータの集合を部分集合(クラスタ)に分類し、それぞれの部分集合に含まれるデータがある共通の特徴を持つようにされる。該特徴は多くの場合、類似性や、ある定められた距離尺度に基づく近さで示される。
【0116】
本携帯端末装置200nは、ユーザによる所定の操作により、アドレス帳を表示する。
【0117】
図11は、本携帯端末装置200nを示す機能ブロック図である。図2を参照して説明した携帯端末装置の構成と共通する部分については、説明を省略する。
【0118】
本携帯端末装置200nは、グループ分類部214を有する。該グループ分類部214は、記憶部206と接続される。該グループ分類部214は、記憶部206に格納された通信履歴情報2064に基づいて、アドレス帳に含まれるアドレスを複数のグループに分類する。該通信履歴情報は、ある所定の期間における通信履歴であってもよい。
【0119】
具体的には、上述した<グルーピング(その1)>に示されるように、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよいし、上述した<グルーピング(その2)>に示されるように、グループに分類されていないアドレスを複数のグループに分類するようにしてもよい。
【0120】
また、<グルーピング(その2)>に示されるように、グループに分類されていないアドレスが複数のグループに分類された後に、該分類されたグループに従って、上述した<グルーピング(その1)>に従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよい。該グループ分類部214は、アドレス帳更新部114に、アドレス帳2062に含まれるアドレスの分類結果を入力する。該アドレスの分類結果は、各ユーザに対応するアドレス帳に含まれるアドレスの分類結果であってもよい。また、アドレスの分類結果は、これまでとは異なるグループに属するようになったアドレスのみを表すものであってもよい。
【0121】
本携帯端末装置200nは、アドレス帳更新部216を有する。該アドレス帳更新部216は、グループ分類部214と、記憶部206と接続される。該アドレス帳更新部216は、グループ分類部214により入力されたアドレスの分類結果に基づいて、アドレス帳2062に格納されたアドレスの属するグループを更新する。
<本システムの動作>
図12は、本システムの動作を示すシーケンスチャートである。
【0122】
図12に示すシーケンスチャートでは、ユーザZの有する携帯端末装置2002に格納されたアドレス帳が更新される。また、連絡相手に相当するのがユーザAであり、該ユーザAにより送信されたプロフィール情報に基づいて、ユーザZのアドレス帳が更新される。図12では、説明の便宜のため、連絡相手に相当するのがユーザAである場合について示されるが、複数の連絡相手からのプロフィール情報に基づいて、ユーザZのアドレス帳が更新される場合に適用される。この場合、連絡相手毎に収集されるべき通信履歴情報に基づいて、アドレスがグループ化される。
【0123】
ユーザAの携帯端末装置2001と、ユーザZの携帯端末装置2002との間でプロフィール情報が交換される(ステップS1202)。
【0124】
ユーザAの携帯端末装置2001から、ユーザZの携帯端末装置2002にプロフィール情報が送信される(ステップS1204)。例えば、ユーザAの携帯端末装置2001の送受信部202は、ユーザZの携帯端末装置2002に、プロフィール情報を送信する。例えば、近距離無線通信技術を利用して送信されるのが好ましい。例えば、赤外線を利用した通信、ショートメッセージサービスを利用した通信、ブルートゥース、フェリカ、ソーシャルネットワーキングサービスによるメール等を利用できる。
【0125】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳を更新する(ステップS1206)。例えば、ユーザAからのアドレス帳は、ユーザZの携帯端末装置2002の制御部204から記憶部206のアドレス帳2062に格納される。
【0126】
ユーザAの携帯端末装置2001とユーザZの携帯端末装置2002との間で、通信が行われる(ステップS1208)。該通信の際に通信情報が収集される。該通信情報は、記憶部206の通信履歴情報2064に格納される。
【0127】
ユーザZの携帯端末装置2002は、通信履歴情報2064に基づいて、アドレス帳2062に含まれるアドレスを複数のグループに分類する(ステップS1210)。例えば、グループ分類部214は、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよいし、グループに分類されていないアドレスを複数のグループに分類するようにしてもよい。
【0128】
また、グループに分類されていないアドレスが複数のグループに分類された後に、既に、分類されたグループに従って、新たに登録されたアドレスが、どのグループに属するかを判断するようにしてもよい。
【0129】
ユーザZの携帯端末装置2002は、アドレス帳2062を更新する(ステップS1212)。例えば、アドレス帳更新部216は、アドレス帳2062に含まれるアドレスを複数のグループに分類した後、該アドレス帳2062を更新する。
【0130】
ユーザZがアドレス帳を表示するための所定の操作が行われた場合に、更新されたアドレス帳が表示される(ステップS1214)。該更新されたアドレス帳に含まれるアドレスは複数のグループに分類されている。
【0131】
ステップS1202、S1206、S1210−S1214の処理は、携帯端末装置2002の有する中央演算処理装置(図示無し)により実行される。中央演算処理装置を携帯端末装置2002として機能させるためのプログラムは、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録された状態で提供される。また、プログラムを、通信網50を介してダウンロードするようにしてもよい。この記録媒体をコンピュータの補助記憶装置に挿入すると、記録媒体に記録されたプログラムが読み取られる。中央演算処理装置は、読み込んだプログラムをRAMあるいはHDDに書き込み、処理を実行する。プログラムは、コンピュータに、図12の各ステップS1202、S1206、S1210−S1214を実行させる。また、例えば、プログラムは、少なくとも一部のステップを実行されるようにしてもよい。
【0132】
本実施例、変形例によれば、アドレス毎の通信情報に基づいて、アドレスを分類できるため、プロフィール交換により増加するアドレスを効率的に分類することができる。
【0133】
例えば、既に分類されたグループの中から、新規に登録されたアドレスが属するグループを判定できる。また、アドレスがグループに分類されていない場合でも、通信情報に基づいて、グループ化できる。
【0134】
本サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
前記グループ分類部により分類されたアドレスを含むドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0135】
本サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0136】
さらに、
前記グループ分類部により分類されたグループに含まれるアドレスに基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新するアドレス帳更新部
を有し、
前記出力部は、前記アドレス帳更新部により更新されたアドレス帳を出力する。
【0137】
さらに、
前記通信履歴情報には、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数、ユーザの居住地の情報が含まれる。
【0138】
本携帯端末装置は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0139】
本携帯端末装置は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0140】
さらに、
前記グループ分類部により分類されたグループに含まれるアドレスに基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新するアドレス帳更新部
を有し、
前記出力部は、前記アドレス帳更新部により更新されたアドレス帳を出力する。
【0141】
さらに、
前記通信履歴情報には、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数、ユーザの居住地の情報が含まれる。
【0142】
本システムは、
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と
を有する。
【0143】
本システムは、
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と
を有する。
【0144】
本サーバにおける方法は、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0145】
本サーバにおける方法は、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0146】
本携帯端末装置における方法は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレス毎の通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する。
【0147】
本携帯端末装置における方法は、
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する。
【0148】
本プログラムは、
携帯端末装置における方法をコンピュータに実行させる。
【0149】
説明の便宜上、発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明されるが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてよい。
【0150】
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
【符号の説明】
【0151】
50 通信網
100 アドレス帳管理サーバ
102 送受信部
104 アドレス帳取得部
106 アドレス帳格納部
108 通信履歴情報取得部
110 通信履歴情報格納部
112 グループ分類部
114 アドレス帳更新部
200n(nは、n>1の整数) 携帯端末装置
202 送受信部
204 制御部
206 記憶部
2062 アドレス帳
2064 通信履歴情報
208 アドレス情報生成部
210 通信履歴情報生成部
212 表示部
214 グループ分類部
216 アドレス帳更新部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する、サーバ。
【請求項2】
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する、サーバ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のサーバにおいて、
前記グループ分類部により分類されたグループに含まれるアドレスに基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新するアドレス帳更新部
を有し、
前記出力部は、前記アドレス帳更新部により更新されたアドレス帳を出力する、サーバ。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載のサーバにおいて、
前記通信履歴情報には、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数、ユーザの居住地の情報が含まれる、サーバ。
【請求項5】
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する、携帯端末装置。
【請求項6】
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する、携帯端末装置。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の携帯端末装置において、
前記グループ分類部により分類されたグループに含まれるアドレスに基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新するアドレス帳更新部
を有し、
前記出力部は、前記アドレス帳更新部により更新されたアドレス帳を出力する、携帯端末装置。
【請求項8】
請求項5ないし7のいずれか1項に記載の携帯端末装置において、
前記通信履歴情報には、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数、ユーザの居住地の情報が含まれる、携帯端末装置。
【請求項9】
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳に取得するアドレス帳取得部と
を有する、システム。
【請求項10】
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と
を有する、システム。
【請求項11】
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する、サーバにおける方法。
【請求項12】
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する、サーバにおける方法。
【請求項13】
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレス毎の通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する、方法。
【請求項14】
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する、方法。
【請求項15】
請求項13又は14に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項1】
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する、サーバ。
【請求項2】
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する、サーバ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のサーバにおいて、
前記グループ分類部により分類されたグループに含まれるアドレスに基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新するアドレス帳更新部
を有し、
前記出力部は、前記アドレス帳更新部により更新されたアドレス帳を出力する、サーバ。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載のサーバにおいて、
前記通信履歴情報には、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数、ユーザの居住地の情報が含まれる、サーバ。
【請求項5】
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する、携帯端末装置。
【請求項6】
アドレス帳を提示する携帯端末装置であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する、携帯端末装置。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の携帯端末装置において、
前記グループ分類部により分類されたグループに含まれるアドレスに基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスの属するグループを更新するアドレス帳更新部
を有し、
前記出力部は、前記アドレス帳更新部により更新されたアドレス帳を出力する、携帯端末装置。
【請求項8】
請求項5ないし7のいずれか1項に記載の携帯端末装置において、
前記通信履歴情報には、発着信回数、通話時間、電子メールの送受信回数、ツイッタのリプライ発着信回数、ツイッタダイレクトメール発着信回数、ユーザの居住地の情報が含まれる、携帯端末装置。
【請求項9】
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部により分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳に取得するアドレス帳取得部と
を有する、システム。
【請求項10】
携帯端末装置と、該携帯端末装置の有するアドレス帳を管理するサーバとを有するシステムであって、
前記サーバは、
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得部と、
前記通信履歴情報取得部により取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得部により取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類部と、
該グループ分類部より分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力部と
を有し、
前記通信履歴情報取得部は、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類部は、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定し、
前記携帯端末装置は、
前記サーバに通信履歴情報を通知する通信履歴情報通知部と、
前記サーバにアドレス帳を通知するアドレス帳通知部と、
前記サーバからのアドレス帳を取得するアドレス帳取得部と
を有する、システム。
【請求項11】
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する、サーバにおける方法。
【請求項12】
携帯端末装置からアドレス帳を取得するアドレス帳取得ステップと、
前記携帯端末装置から通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳取得ステップにより取得されたアドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、前記携帯端末装置から、該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する、サーバにおける方法。
【請求項13】
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、前記アドレス帳に含まれるアドレス毎の通信履歴に基づいて、該アドレス毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、前記アドレスに対応する位置間の距離に基づいて、前記アドレスをグループに分類する、方法。
【請求項14】
アドレス帳を提示する携帯端末装置における方法であって、
通信履歴情報を取得する通信履歴情報取得ステップと、
前記通信履歴情報取得ステップにより取得された通信履歴情報に基づいて、前記アドレス帳に含まれるアドレスをグループに分類するグループ分類ステップと、
該グループ分類ステップにより分類されたアドレスを含むアドレス帳を出力する出力ステップと
を有し、
前記通信履歴情報取得ステップは、当該携帯端末装置の有する通信手段に対応するアドレス毎の通信履歴を取得し、
前記グループ分類ステップは、予め設定されたグループに含まれるアドレスに対応する通信履歴に基づいて、該グループ毎に、前記通信履歴に含まれる変数により表される空間における位置を求め、該位置と新たに登録されるべきアドレスに対応する位置との間の距離に基づいて、前記新たに登録されるべきアドレスの属するべきグループを決定する、方法。
【請求項15】
請求項13又は14に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−124868(P2012−124868A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−276274(P2010−276274)
【出願日】平成22年12月10日(2010.12.10)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月10日(2010.12.10)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】
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