説明

サーバ、端末、情報配信システム及びプログラム

【課題】
ワンセグ放送で提供するコンテンツでは使用できる帯域幅が狭いことから一画面に表示できる情報が少ない。また、基地局の配置関係などにより予め定められた提供エリア内では共通のコンテンツが配信され、提供エリア内のさらに小エリアのエリア情報を閲覧するためには、初期画面から階層表示された画面を何度も選択するなど、見たい情報に到達するまで複数の操作手順を踏む必要がある。そこで、より効率的に見たい情報を表示するサーバ、端末、情報配信システム及びプログラムが求められている。
【解決手段】
防災情報を受信する受信部と、前記防災情報に前記防災情報を優先して表示させる小エリアのエリア情報を付加したデータ放送コンテンツを生成する演算処理部と、前記演算処理部により生成したデータ放送コンテンツを前記送信機へ送信する送信部と、を備えるサーバ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、サーバ、端末、情報配信システム及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
2006年より開始されたワンセグ放送は、地上デジタル放送における十三セグメントの帯域幅のうち一セグメントを使用した低帯域放送である。このワンセグ放送技術を利用し、大型店舗・公共施設など配信エリアを限定したサービス(エリア限定ワンセグ)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−260561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、ワンセグ放送で提供するコンテンツでは使用できる帯域幅が狭いことから一画面に表示できる情報が少ない。また、基地局の配置関係などにより予め定められた提供エリア内では共通のコンテンツが配信され、提供エリア内のさらに小エリアの情報を閲覧するためには、初期画面から階層表示された画面を何度も選択するなど、見たいまたは有用な情報に到達するまで複数の操作手順を踏む必要がある。
【0005】
上記の事情に鑑み、コンテンツ情報量をできるだけ多くかつ速やかに配信・表示することができるサーバ、端末、情報配信システム及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、サーバは、防災情報を受信する受信部と、前記防災情報に前記防災情報を優先して表示させる小エリアのエリア情報を付加したデータ放送コンテンツを生成する演算処理部と、前記演算処理部により生成したデータ放送コンテンツを前記送信機へ送信する送信部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の実施形態に係る情報配信システムの構成を示す図。
【図2】本発明の実施形態に係る情報公開サーバの構成を示す図。
【図3】本発明の実施形態に係る端末の構成を示す図。
【図4】本発明の第1の実施形態の防災情報提供部、地域情報提供部、情報公開サーバおよびコンテンツ配信装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】本発明の第1の実施形態の送信機および端末の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る端末のデータ放送表示設定画面。
【図7】本発明の第2の実施形態の送信機および端末の動作を説明するためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施態様について図面を参照しながら説明する。
【0009】
(第1の実施形態)
本実施形態のコンテンツ選択表示システムは、図1に示すように、防災情報提供部11と、地域情報提供部12と、情報公開サーバ13と、コンテンツ配信装置14と、送信機20(20A、20B、20C)、端末30とを含む構成である。防災情報提供部11と、地域情報提供部12と、情報公開サーバ13と、コンテンツ配信装置14とは、有線または無線で接続されている。コンテンツ配信装置14と送信機20(20A、20B、20C)はインターネットなどの通信ネットワーク100により接続されている。送信機20(20A、20B、20C)と端末30は、無線通信により接続される。
【0010】
防災情報提供部11は、気象注警報、土砂災害警報情報、地震情報、事故情報、犯罪などの事件情報等を防災情報として収集し、内部のデータベース(図示しない)に保存する。また、これらの防災情報の発生地域や発生源等の位置情報を防災情報と関連付けて保存する。その他の情報として避難誘導、発生時刻も保存してもよい。これらの保存された情報を情報公開サーバ13へ配信する。また、防災情報提供部11は、映像コンテンツを収集し、これら映像コンテンツをコンテンツ配信装置14へ配信する。
【0011】
地域情報提供部12は、観光情報、イベント情報、交通情報、行政情報、お知らせ情報、気象情報といった事象を、地域情報として収集し、内部のデータベース(図示しない)に保存する。これらの事象の位置情報と地域情報を関連付けて保存する。その他に時刻等の情報も保存してもよい。これらの保存された情報を情報公開サーバ13へ配信する。また、地域情報提供部が取得したライブ映像、映像素材などの映像コンテンツをコンテンツ配信装置14へ配信する。
【0012】
情報公開サーバ13は、図2に示すように受信部131、演算処理部132、送信部134とを含む構成である。
【0013】
受信部131は、防災情報提供部11または地域情報提供部12から防災情報、地域情報を受信する。
【0014】
演算処理部132は、収集した防災情報、地域情報を含んだデータ放送コンテンツを作成する。具体的なデータ放送の作成方法について図1を参照しながら説明する。本実施形態では図1に示すように提供エリアAは小エリアA1、A2、A3に分割したものとして説明する。提供エリアB、Cも同様に小エリアに分割されている。受信した防災情報や地域情報などのデータは、各データごとに、各データに含まれている位置情報に基づき小エリアA1、A2、A3、B1、…のうちいずれか一つ以上のエリアに関連付けてデータ放送コンテンツが作成される。各データに含まれている位置情報に基づき二以上のエリアが選択される場合もある。
【0015】
また、データが防災情報であれば、気象注警報、土砂災害警報情報、地震情報、事故情報、犯罪などの事件情報の各属性情報を付加してもよい。
【0016】
データが地域情報であれば、観光情報、イベント情報、交通情報、行政情報、お知らせ情報、気象情報の各属性情報を付加してもよい。
【0017】
これらの付加された属性情報は後述する端末30にインストールされたアプリケーションにより読み取られ利用される。
【0018】
なお、エリアを三つに分ける他、二以上の地域に分ける様々な分け方が適用できる。
【0019】
送信部134は、演算処理部132で作成したデータ放送コンテンツをコンテンツ配信装置14へ送信する。
【0020】
コンテンツ配信装置14は、防災情報提供部11及び地域情報提供部12から収集した映像コンテンツと、情報公開サーバ13から受信したデータ放送コンテンツをもとにワンセグ放送コンテンツを作成する。作成したワンセグ放送コンテンツを通信ネットワーク100を介して、送信機20(20A、20B、20C)へ配信する。
【0021】
送信機20(20A、20B、20C)は、ワンセグ放送コンテンツの配信をそれぞれのエリアに対して行う。本実施形態では、送信機20Aは、提供エリアAに、送信機20Bは、提供エリアBに送信機20Cは、提供エリアCに、提供する。
【0022】
端末30は、図3に示すように受信部301、演算処理部302、記憶部303、送信部304と入力部305と表示部306とを含む構成であり、携帯電話やスマートフォンなど各種持ち運び可能な携帯端末である。
【0023】
受信部301は、送信機20から配信されてきたワンセグ放送コンテンツを受信する。
【0024】
演算処理部302は、受信部301で受信したワンセグ放送コンテンツから小エリア情報を抽出する。また、端末30の位置(GPS)情報を取得する。
【0025】
次に、インストールされたアプリケーション(プログラム)によりワンセグ放送コンテンツに割り当てられた小エリア情報と端末の位置(GPS)情報とを比較する。比較した結果、端末30の位置がワンセグ放送コンテンツに付加された小エリアA1乃至A3に含まれている場合、該当する小エリア情報をもつワンセグ放送コンテンツを表示する。
【0026】
その他、表示方法として該当する小エリア情報をもつワンセグ放送コンテンツは、入力部のN(N≧0、Nは整数)段階の操作で表示可能であるが、小エリアA2、A3については、N+1段階以上の操作を行わなければ表示部に表示できないとすることにより実現してもよい。
【0027】
記憶部303は、各種アプリケーション(プログラム)、データを保存し、これらを演算処理部302の要求により提供する。
【0028】
送信部304は、自己の位置情報を取得するために基地局や人工衛星等へ必要な情報を送信する。
【0029】
入力部305は、例えばキーボード等の入力インターフェースである。
【0030】
表示部306は、ワンセグ放送コンテンツを表示する画面である。例えば液晶画面や有機EL画面である。
【0031】
通信ネットワーク100は、IPネットワークなどの通信回線である。本実施形態では有線のごとく記載しているが、有線、無線を問わず各種通信ネットワークを利用することができる。
【0032】
次に本実施形態の動作について図4、図5を参照しながら説明する。
【0033】
防災情報提供部11は、気象注警報、土砂災害警報情報、地震情報、事故情報、犯罪などの事件情報等を防災情報として収集する(ステップS111)。
【0034】
次に、これらの防災情報の発生地域や発生源等の位置情報とステップS111で取得したデータとを関連付けて内部のデータベース(図示しない)に保存する。その他の情報として避難誘導、発生時刻も保存してもよい(ステップS112)。
【0035】
次に、これらの保存された情報を情報公開サーバ13へ配信する(ステップS113)。
【0036】
また、防災情報提供部11は、CCTVなどから映像コンテンツ収集し、これら映像コンテンツをコンテンツ配信装置14へ配信する(ステップS114、115)。
【0037】
地域情報提供部12は、観光情報、イベント情報、交通情報、行政情報、お知らせ情報、気象情報といった事象を、地域情報として収集し、内部のデータベース(図示しない)に保存する(ステップS121)。
【0038】
上記事象の位置情報を上記ステップS121で収集した地域情報と関連付けて保存する。その他に時刻等の情報を保存してもよい(ステップS122)。
【0039】
これらの保存された情報を情報公開サーバ13へ配信する(ステップS123)。
【0040】
また、地域情報提供部が取得したライブ映像、映像素材などの映像コンテンツをコンテンツ配信装置14へ配信する(ステップS124、S125)。
【0041】
ステップS113およびステップS123により送られてきた情報を受信した情報公開サーバ13は、収集した情報を含んだデータ放送コンテンツを作成する。
【0042】
具体的には、各データごとに、各データに含まれている位置情報に基づき小エリアA1、A2、A3のうちいずれかのエリアに関連付けてデータ放送コンテンツが作成される(ステップS131、S132)。
【0043】
次に、ステップS132で作成したコンテンツをコンテンツ配信装置14へ配信する(ステップS133)。
【0044】
ステップS133で生成されたデータ放送コンテンツおよびステップS123から送られてきた映像コンテンツを受信したコンテンツ配信装置14は、防災情報提供部11及び地域情報提供部12から収集した映像コンテンツと、情報公開サーバ13から受信したデータ放送コンテンツをもとにワンセグ放送コンテンツを作成する(ステップS141、S142、S143)。
【0045】
作成したワンセグ放送コンテンツを通信ネットワーク100を介して、送信機20(20A、20B、20C)へ配信する(ステップS144)。
【0046】
ステップS144により送られてきたワンセグ放送コンテンツを受信した送信機20(20A、20B、20C)は、データの配信をそれぞれのエリアに対して行う。本実施形態では、送信機20Aは、提供エリアAに、送信機20Bは、提供エリアBに送信機20Cは、提供エリアCに、提供する(ステップS201)。
【0047】
端末30は、アプリケーション機能により端末のGPS位置情報を読み込む(ステップS301)。またステップS201により送信機から送られてきたワンセグ放送コンテンツを受信する(ステップS302)。
【0048】
ここで、ステップS301で読み込んだGPSの位置情報と、ステップS302で受信したコンテンツのもつエリア情報とを比較し、GPSの位置がワンセグ放送コンテンツが提供されるエリアに含まれるか否かの判定を行う(ステップS303、S304)。
【0049】
含まれない場合は、通常のコンテンツを表示する(ステップS305)。
【0050】
含まれる場合として例えば端末30が小エリアA1にいる場合は、小エリアA1に関連する特定のコンテンツを表示することができるが、小エリアA2、A3については、表示することができない。
【0051】
なお、このような場合に小エリアA1に関連するコンテンツは端末30の入力部のN(N≧0、Nは整数)段階の操作で表示可能とし、小エリアA2、A3については、N+1段階以上の操作を行わなければ表示部に表示できないとしてもよい(ステップS306)。
【0052】
このように、端末30は、表示部に端末30が存在するエリアに関連する情報を優先的に速やかに配信し表示させることができる。
【0053】
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。
【0054】
第2の実施形態は第1の実施形態と異なる点は、端末30内で行われる処理である。
【0055】
第2の実施形態の端末30は、データ放送コンテンツを表示する表示部、GPS機能、および入力部を備える携帯電話やスマートフォンなど各種持ち運び可能な携帯端末である。これらの端末に第1の実施形態同様にアプリケーションをインストールする。このアプリケーション機能により端末のGPS位置情報を読み込み、GPS位置情報に該当する小エリアA1乃至A3の位置情報が属性情報として付加された情報をデータ放送として表示することが可能となる。さらに、本実施形態では上記アプリケーションの機能として、端末に登録した設定情報に基づいて、データ放送コンテンツを端末に表示させる。設定情報は端末の記憶部303に登録可能とし、図6に示す様に、情報種別である各防災情報、各地域情報ごとに情報の表示/非表示を設定し、表示する場合は表示順を登録、保存させる。
【0056】
コンテンツを表示する際は記憶部303から設定情報を読み出し、受信したコンテンツのうちから表示するコンテンツを選別し表示順に従って、表示させることによりさらなる利便性向上が見込まれる。
【0057】
次に本実施形態の動作について図4、図7を用いて説明する。
【0058】
ステップS101〜ステップS304までは第1の実施形態と同様であるので省略する。
【0059】
ステップ304で端末30のGPSの位置情報と、ワンセグ放送コンテンツを提供するエリア情報とを比較し、GPSの位置がワンセグ放送コンテンツを提供するエリアに含まれるか否かの判定を行い、含まれない場合は、図6に示すアプリケーションであらかじめ設定された順序に並びかえ、通常のコンテンツを表示する(ステップS304−1、ステップS305)。
【0060】
含まれる場合として例えば端末30が小エリアA1にいる場合は、小エリアA1に関連する特定のコンテンツを表示し、小エリアA2、A3については、表示させない。さらに表示するコンテンツを図6に示すアプリケーションであらかじめ設定されたデータを選択し順序に並びかえる(ステップS304−2)。
【0061】
選択され、並びかえたコンテンツ表示する(ステップS306)
このようにすることで、第1の実施形態に比べさらに選択したコンテンツのみ表示することができ、好適なコンテンツを提供することができる。
【0062】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0063】
11 … 防災情報提供部
12 … 地域情報提供部
13 … 情報公開サーバ
14 … コンテンツ配信装置
20(20A、20B、20C) … 送信機
30 … 端末
100 … 通信ネットワーク
A、B、C … 提供エリア
A1、A2、A3 … 小エリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ放送コンテンツを作成し、前記作成したコンテンツを送信機を介して端末に配信するサーバであって、
防災情報を受信する受信部と、
前記防災情報に前記防災情報を優先して表示させる小エリアのエリア情報を付加したデータ放送コンテンツを生成する演算処理部と、
前記演算処理部により生成したデータ放送コンテンツを前記送信機へ送信する送信部と、
を備えるサーバ。
【請求項2】
ワンセグ放送コンテンツを表示する表示部と、
小エリアのエリア情報を付加された防災情報を含む前記ワンセグ放送コンテンツを受信する受信部と、
自己の位置情報を取得し、前記ワンセグ放送コンテンツに付加された前記エリア情報と前記位置情報とを比較し、前記エリアに前記端末が存在すると判定した場合には、優先して前記防災情報を前記表示部に表示させる演算処理部と、
を備える端末。
【請求項3】
ワンセグ放送コンテンツを表示する表示部と、
操作を演算処理部に伝達する入力部と、
小エリアのエリア情報を付加された防災情報を含む前記ワンセグ放送コンテンツを受信する受信部と、
自己の位置情報を取得し、前記ワンセグ放送コンテンツに付加された前記エリア情報と前記位置情報とを比較し、前記小エリアに前記端末が存在すると判定した場合には、前記小エリアのエリア情報を付加されたワンセグ放送コンテンツは、他の小エリアのエリア情報をもつワンセグ放送コンテンツよりも前記入力部の操作が少ない回数で表示部に表示させる演算処理部と、
を備える端末。
【請求項4】
前記入力部は、
各コンテンツごとに前記表示部への表示または非表示を設定し、表示する場合は表示順をさらに登録し、
前記演算処理部は、
自己の位置情報を取得し、前記ワンセグ放送コンテンツに付加された前記エリア情報と前記位置情報とを比較し、前記小エリアに前記端末が存在すると判定した場合には、前記入力部により登録されたコンテンツを前記表示順に前記表示部に表示させる請求項2または請求項3に記載する端末。
【請求項5】
特定のエリアに対してサーバで作成された防災情報を含むコンテンツを含むワンセグ放送コンテンツを送信機を介して端末へ配信する情報配信システムであって、
前記防災情報を受信する受信部と、
前記防災情報に前記防災情報を優先して表示させる小エリアのエリア情報を付加したコンテンツを生成する演算処理部と、
前記演算処理部により生成したコンテンツを前記送信機へ送信する送信部と、
を備えるサーバと、
前記ワンセグ放送コンテンツを表示する表示部と、
前記優先して情報を提供する小エリアのエリア情報を付加された防災情報を含む前記ワンセグ放送コンテンツを受信する受信部と、
自己の位置情報を取得し、前記ワンセグ放送コンテンツに付加された前記エリア情報と前記自己の位置情報とを比較し、前記小エリアに自己が存在すると判定した場合には、優先して前記防災情報を前記表示部に表示させる演算処理部と、
を備える端末と
を備える情報配信システム。
【請求項6】
特定のエリアに対してサーバで作成された防災情報を含むコンテンツを含むワンセグ放送コンテンツを送信機を介して端末へ配信する情報配信システムであって、
前記防災情報を受信する受信部と、
前記防災情報に前記防災情報を優先して表示させる小エリアのエリア情報を付加したコンテンツを生成する演算処理部と、
前記演算処理部により生成したコンテンツを前記送信機へ送信する送信部と、
を備えるサーバと、
前記ワンセグ放送コンテンツを表示する表示部と、
前記優先して情報を提供する小エリアのエリア情報を付加された防災情報を含む前記ワンセグ放送コンテンツを受信する受信部と、
操作を演算処理部に伝達する入力部と、
自己の位置情報を取得し、前記ワンセグ放送コンテンツに付加された前記エリア情報と前記位置情報とを比較し、前記小エリアに前記端末が存在すると判定した場合には、前記小エリアのエリア情報をもつワンセグ放送コンテンツは、前記小エリアに前記端末が存在すると判定した場合には、前記小エリアのエリア情報を付加されたワンセグ放送コンテンツは、他の小エリアのエリア情報をもつワンセグ放送コンテンツよりも前記入力部の操作が少ない回数で表示部に表示させる演算処理部と、
を備える端末と
を備える情報配信システム。
【請求項7】
特定のエリアに対してサーバで作成された防災情報を含むコンテンツを含むワンセグ放送コンテンツを送信機を介して端末へ配信する情報配信システムであって、
前記防災情報を受信する受信部と、
前記防災情報に前記防災情報を優先して表示させる小エリアのエリア情報を付加したコンテンツを生成する演算処理部と、
前記演算処理部により生成したコンテンツを前記送信機へ送信する送信部と、
を備えるサーバと、
ワンセグ放送コンテンツを表示する表示部と、
各コンテンツごとに前記表示部への表示または非表示を設定し、表示する場合は表示順をさらに登録する入力部と、
自己の位置情報を取得し、前記ワンセグ放送コンテンツに付加された前記エリア情報と前記位置情報とを比較し、前記エリアに前記端末が存在すると判定した場合には、前記入力部により登録されたコンテンツを前記表示順に前記表示部に表示させる演算処理部と、
を備える端末と、
を備える情報配信システム。
【請求項8】
ワンセグ放送コンテンツを演算処理部を備える端末の表示部に表示させるプログラムであって、
前記演算処理部に、
前記端末の位置情報を取得する機能と、
前記ワンセグ放送コンテンツに付加されたエリア情報と前記位置情報とを比較する機能と、
前記エリア情報と、前記位置情報とに基づき前記エリアに前記端末が存在すると判定した場合には、優先して前記防災情報を前記表示部に表示する機能と、
を実現させるプログラム。
【請求項9】
ワンセグ放送コンテンツを演算処理部を備える端末の表示部に表示させるプログラムであって、
前記演算処理部に
前記端末の位置情報を取得する機能と、
前記ワンセグ放送コンテンツに付加されたエリア情報と前記位置情報とを比較する機能と、
前記エリア情報と、前記位置情報とに基づき前記エリアに前記端末が存在すると判定した場合には、前記小エリアのエリア情報をもつワンセグ放送コンテンツは、他の小エリアのエリア情報を持つワンセグ放送コンテンツよりも入力操作が少ない回数で前記表示部に表示する機能と、
を実現させるプログラム。
【請求項10】
ワンセグ放送コンテンツを演算処理部を備える端末の表示部に表示させるプログラムであって、
前記演算処理部に、
前記端末の位置情報を取得する機能と、
前記ワンセグ放送コンテンツに付加されたエリア情報と前記位置情報とを比較する機能と、
前記エリア情報と、前記位置情報とに基づき前記エリアに前記端末が存在すると判定した場合には、前記入力部により登録されたコンテンツを前記表示順に前記表示部に表示する機能と、
を実現させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−182531(P2012−182531A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−42469(P2011−42469)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】