説明

サーバ及び電子チラシの閲覧実績カウント方法

【課題】ユーザによる電子チラシの閲覧の有無を合理的に判断し、広告主が納得する課金管理を実現する。
【解決手段】サーバ1は、電子チラシを構成する部分画像を端末装置に送信する送受信部20と、送受信部20によって部分画像を送信した端末装置における、電子チラシの閲覧の有無を推定する閲覧推定部30と、閲覧推定部30によって電子チラシが端末装置において閲覧されたと推定された場合、端末装置、又は、端末装置を使用するユーザにおける、電子チラシの閲覧実績をカウントする実績カウント部40とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はサーバ及び電子チラシの閲覧実績カウント方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、スーパーマーケット、家電製品の量販店等の広告の媒体として、新聞等と一緒に配達される折り込みチラシが利用されている。また、印刷物である折り込みチラシの他に、広告情報を電子化し、電子チラシとしてネットワークを介して配信するサービスも利用されている。例えば、広告とコンテンツとを含むウェブページを生成して端末装置に送信するシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−046987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、端末装置に送信された電子チラシがユーザによって実際に閲覧されたか否かが明らかでないため、広告主にとって電子チラシの費用対効果の把握が難しいという問題がある。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮し、上記の問題を解決すべくなされたものであって、その目的は、ユーザによる電子チラシの閲覧の有無の判断を容易にするサーバ及び閲覧実績のカウント方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題を解決するために、本発明の一態様であるサーバは、電子チラシを構成する部分画像を端末装置に送信する送信部と、前記送信部から送信する前記部分画像の送信先の前記端末装置における、電子チラシの閲覧の有無を推定する閲覧推定部と、前記閲覧推定部によって電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定された場合、前記端末装置、又は、前記端末装置を使用するユーザにおける、前記電子チラシの閲覧実績をカウントする実績カウント部とを備えることを特徴とする。
【0007】
上記サーバは、前記端末装置から当該端末装置において一の電子チラシを構成する全ての前記部分画像が表示された旨を示す表示通知を受信する受信部を更に備え、前記閲覧推定部は、前記受信部が、前記端末装置から前記表示通知を受信した場合、当該電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
【0008】
上記サーバは、前記端末装置から当該端末装置において一画面分に表示される全ての前記部分画像が表示された旨を示す表示通知を受信する受信部を更に備え、前記閲覧推定部は、前記受信部が、前記端末装置から前記表示通知を受信した場合、当該部分画像によって構成される電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
【0009】
上記サーバにおいて、前記受信部は、前記端末装置から当該端末装置において前記部分画像が操作された旨を示す操作通知を受信し、前記閲覧推定部は、前記受信部が、前記端末装置から前記操作通知を受信した場合、前記表示通知の受信前であっても、電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
【0010】
上記サーバにおいて、前記閲覧推定部は、前記送信部によって一の電子チラシを構成する全ての前記部分画像が前記端末装置に送信された場合、当該電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
【0011】
上記サーバにおいて、前記閲覧推定部は、前記送信部によって送信される前記部分画像のうち前記端末装置の一画面分に表示するために必要な全ての前記部分画像が前記端末装置に送信された場合、前記部分画像によって構成される電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
【0012】
上記サーバは、前記端末装置から当該端末装置において前記部分画像が操作された旨を示す操作通知を受信する受信部を更に備え、前記閲覧推定部は、前記受信部が、前記端末装置から前記操作通知を受信した場合、前記全ての部分画像の送信前であっても、電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
【0013】
上記問題を解決するために、本発明の一態様である電子チラシの閲覧実績カウント方法は、電子チラシを送信するサーバの送信手段が、電子チラシを構成する部分画像を端末装置に送信し、前記サーバの閲覧推定手段が、前記送信部から送信する前記部分画像の送信先の前記端末装置における、電子チラシの閲覧の有無を推定し、前記サーバの実績カウント手段が、前記閲覧推定手段によって電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定された場合、前記端末装置、又は、前記端末装置を使用するユーザにおける、前記電子チラシの閲覧実績をカウントすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る端末装置によれば、閲覧推定部によって、電子チラシの画像の閲覧の有無を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態であるサーバ1の機能ブロック図の一例である。
【図2】サーバ1の記憶部10に記憶される情報の一例である。
【図3】サーバ1の記憶部10に記憶される情報の一例である。
【図4】端末装置の表示画面に表示される部分画像について説明するための説明図である。
【図5】端末装置の表示画面に表示される部分画像について説明するための説明図である。
【図6】サーバ1の動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】サーバ1の動作の一例を示すフローチャートである。
【図8】サーバ1の記憶部10に記憶される情報の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態であるサーバ1の機能ブロック図の一例である。サーバ1は、図1に示すように、記憶部10、送受信部20、閲覧推定部20、及び、実績カウント部40を備える。
【0017】
記憶部10は、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部10は、電子チラシを構成する部分画像(タイルとも称する)を記憶する。また、記憶部10は、電子チラシの送信先の端末装置における電子チラシの閲覧実績に関する情報(閲覧実績情報とも称する)を記憶する。
【0018】
送受信部20は、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、種々の情報を送受信する。例えば、送受信部20は、記憶部10に記憶されている、電子チラシを構成する部分画像を端末装置に送信する。送受信部20は、プッシュ型として電子チラシを送信してもよいし、プル型として端末装置からの要求に応じて電子チラシを送信してもよい。
なお、部分画像の送信先である端末装置の一例は、パーソナルコンピュータ(タブレットPCを含む)、携帯電話(スマートフォンを含む)である。また、電子チラシ(若しくは部分画像)に有効期限を設定してもよい。この有効期限は、電子チラシを閲覧できる期限を示す情報であり、例えば、電子チラシをサーバ1から端末装置に送信することができる期限、又は、サーバ1から受信した電子チラシを端末装置が表示可能な期限である。
【0019】
閲覧推定部30は、部分画像の送信先の端末装置における、電子チラシの閲覧の有無を推定する。閲覧推定部30は、推定結果を実績カウント部40に通知する。なお、閲覧推定部30の詳細は、後述する。
【0020】
実績カウント部40は、閲覧推定部30によって電子チラシが端末装置において閲覧されたと推定された場合、端末装置、又は、端末装置を使用するユーザにおける、電子チラシの閲覧実績をカウントする。即ち、実績カウント部40は、電子チラシが閲覧されたと閲覧推定部30が推定した場合、記憶部10の閲覧実績情報をカウントアップする。
【0021】
図2、図3は、サーバ1の記憶部10に記憶される情報の一例である。サーバ1は、例えば、図2に示すように、電子チラシを識別する電子チラシ識別情報に対応付けて、部分画像、部分画像の送付先(送付先の端末装置を識別する端末識別情報)を記憶部10に記憶する。
例えば、1行目(図2の矢印Aの行)は、電子チラシ識別情報「D01」に対応付けて、当該電子チラシを構成する部分画像PD011〜部分画像PD0156、送付先(端末識別情報「T0001」、…)を記憶している。また、2行目(図2の矢印Bの行)は、電子チラシ識別情報「D02」に対応付けて、当該電子チラシを構成する部分画像PD021〜部分画像PD0236、送付先(端末識別情報「T0001」、…)を記憶している。
【0022】
また、サーバ1は、例えば、図3に示すように、電子チラシ識別情報に対応付けて、電子チラシの閲覧実績情報(閲覧数)、端末装置(又はユーザ)毎の閲覧有無情報を記憶部10に記憶する。
例えば、1行目(図3の矢印Aの行)は、電子チラシ識別情報「D01」に対応付けて、閲覧端末(者)数を示す閲覧実績情報「800」、各端末装置(各ユーザ)における閲覧有無情報(例えば、端末識別情報「T0001」の端末装置(又は、ユーザ識別情報「U0001」のユーザ)において閲覧無であることを示す情報「0」、端末識別情報「T0200」の端末装置(又は、ユーザ識別情報「U0350」のユーザ)において閲覧有であることを示す情報「1」)を記憶している。また、2行目(図3の矢印Bの行)は、電子チラシ識別情報「D02」に対応付けて、閲覧実績情報「1200」、各端末装置(各ユーザ)における閲覧有無情報(例えば、端末識別情報「T0001」の端末装置(又は、ユーザ識別情報「U0001」のユーザ)において閲覧有であることを示す情報「1」、端末識別情報「T0200」の端末装置(又は、ユーザ識別情報「U0350」のユーザ)において閲覧有であることを示す情報「1」)を記憶している。
なお、サーバ1は、端末装置とユーザとの対応関係を記憶している。例えば、ユーザ識別情報と端末識別情報とが対応付けて記憶部10に記憶されている。
【0023】
ここで、例えば、実績カウント部40は、電子チラシ識別情報「DXX」の電子チラシが、端末識別情報「TXXXX」の端末装置において閲覧されたと閲覧推定部30によって推定された場合、電子チラシ識別情報「DXX」の電子チラシに対応する、端末識別情報「TXXXX」の端末装置の閲覧有無情報を閲覧有(1)に更新するとともに閲覧実績情報を1増加させる。
【0024】
以下、閲覧推定部30による電子チラシの閲覧有無の推定方法を詳細に説明する。図4及び図5は、端末装置の表示画面に表示される部分画像について説明するための説明図である。
【0025】
(推定手法1)
閲覧推定部30は、送受信部20が、端末装置から当該端末装置において一の電子チラシを構成する全ての部分画像(又は、最後の部分画像)が表示された旨を示す通知(表示通知)を受信した場合、当該電子チラシが当該端末装置において閲覧されたと推定する。
例えば、端末装置は、図4に示すように、図2の電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシを構成する全ての部分画像PD011〜部分画像PD0156を表示したときに、表示通知をサーバ1に通知する。サーバ1の送受信部20は、端末装置からの表示通知を受信したときに、電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシが当該端末装置において閲覧されたと推定する。
【0026】
なお、端末装置は、部分画像PD011〜部分画像PD0156の全てを表示用の出力バッファに出力したときに(読み込んだとき)、部分画像PD011〜部分画像PD0156の全てを表示したと認識(見做)し、表示通知をサーバ1へ通知してもよい。また、端末装置は、自身のブラウザが部分画像PD011〜部分画像PD0156の全てをダウンロードしたときに、部分画像PD011〜部分画像PD0156の全てを表示したと認識(見做)し、表示通知をサーバ1へ通知してもよい。
【0027】
なお、閲覧推定部30は、送受信部20が、端末装置から当該端末装置において一画面分に表示される全ての部分画像が表示された旨を示す表示通知を受信した場合、当該部分画像によって構成される電子チラシが当該端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
例えば、端末装置は、図5に示すように、電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシを構成する部分画像PD011〜部分画像PD0156のうち、最初に送信された一画面分の部分画像(部分画像PD011〜部分画像PD014、部分画像PD019〜部分画像PD0112、…、部分画像PD0149〜部分画像PD0152)を全て表示したときに、表示通知をサーバ1に通知する。サーバ1の送受信部20は、端末装置からの表示通知を受信したときに、電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシが当該端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
【0028】
つまり、図5に示すように、端末装置の表示画面が小さい場合には、端末装置は電子チラシ全体(電子チラシ全体を構成する全ての部分画像)を一度に表示できないため、送受信部20は、最初に一画面分の部分画像(図5の場合、部分画像PD011〜部分画像PD0156のうちの部分画像PD011〜部分画像PD014、部分画像PD019〜部分画像PD0112、…、部分画像PD0149〜部分画像PD0152)を送信する場合がある。
このように、電子チラシを構成する全ての部分画像ではなく一部(一画面分)の部分画像を送信する際は、送受信部が、一画面分に表示される全ての部分画像が表示された旨を示す表示通知を端末装置から受信した場合に、閲覧推定部30は、当該端末装置において電子チラシが閲覧されたと推定する。
【0029】
なお、端末装置は、一画面分の部分画像をサーバ1に要求し、サーバ1は、一画面分の部分画像の要求があった場合に、一画面分の部分画像を端末装置に送信するようにしてもよい。
また、端末装置は、自身の表示画面のサイズ情報とともにチラシ画像をサーバ1に要求し、サーバ1は、サイズ情報に基づいて一画面分の部分画像を決定し、一画面分の部分画像を端末装置に送信するようにしてもよい。
また、サーバ1は、端末識別情報に対応付けて、各端末装置の表示画面のサイズ情報を記憶しておき、端末装置は、電子チラシ全体を構成する部分画像をサーバ1に要求し、サーバ1は、電子チラシ全体を構成する部分画像の要求があった場合に、サイズ情報に基づいて一画面分の部分画像を決定し、一画面分の部分画像を端末装置に送信するようにしてもよい。
【0030】
なお、送受信部20は、最初に送信する一画面分の部分画像以外の他の部分画像(図5の場合、部分画像PD015〜部分画像PD018、部分画像PD0113〜部分画像PD0116、…、部分画像PD0153〜部分画像PD0156)については、端末装置からの要求に応じて送信する。
【0031】
また、サーバ1は、図5の如く表示画面が小さい端末装置に対し、一画面分の部分画像を超える、電子チラシ全体を構成する部分画像を一斉に送信してもよい。
例えば、図5の場合、サーバ1は、最初に表示する一画面分の部分画像(部分画像PD011〜部分画像PD014、部分画像PD019〜部分画像PD0112、…、部分画像PD0149〜部分画像PD0152)と、他の部分画像(部分画像PD015〜部分画像PD018、部分画像PD0113〜部分画像PD0116、…、部分画像PD0153〜部分画像PD0156)とを一斉に端末装置に送信してもよい。
サーバ1は、最初に表示する一画面分の部分画像と、他の部分画像とを一斉に端末装置に送信する際、端末装置の要求に応じて、又は、上述のサイズ情報に基づいて、最初に表示する一画面分の部分画像と他の部分画像とを区別して端末装置に送信してもよい。
【0032】
また、端末装置は、最初に表示する一画面分の部分画像と他の部分画像とを一斉にサーバ1から受信した場合に、両者を区別せずに出力バッファに出力(図5の場合、部分画像PD011〜部分画像PD0156の全体を左上から右下の順に出力)してもよい。
また、端末装置は、最初に表示する一画面分の部分画像と他の部分画像とを一斉にサーバ1から受信した場合に、上述のサーバ1による区別に基づいて、又は、端末装置自身の判断に基づいて、最初に表示する一画面分の部分画像を優先して出力バッファに出力(図5の場合、部分画像PD011〜部分画像PD014、部分画像PD019〜部分画像PD0112、…、部分画像PD0149〜部分画像PD0152を左上から右下の順に出力した後、部分画像PD015〜部分画像PD018、部分画像PD0113〜部分画像PD0116、…、部分画像PD0153〜部分画像PD0156を左上から右下の順に出力)してもよい。
【0033】
端末装置は、最初に表示する一画面分の部分画像と他の部分画像とを一斉にサーバ1から受信した際に、両者を区別せずに出力バッファに出力する場合であっても最初に表示する一画面分の部分画像を優先して出力バッファに出力する場合であっても、最初に表示する一画面分の部分画像を全て表示したときに、表示通知をサーバ1に通知する。
【0034】
なお、端末装置は、通常、表示画面に最後に表示される特定の部分画像、例えば、表示画面の右下隅に表示されるべき部分画像(図4の場合、星印の部分画像PD0156、図5の場合、星印の部分画像PD0152)を表示したときに、表示通知をサーバ1に通知するようにしてもよい。
【0035】
また、閲覧推定部30は、送受信部20が、端末装置から当該端末装置において部分画像が操作された旨を示す通知(操作通知)を受信した場合、当該端末装置から表示通知を受信する前であっても、操作された部分画像によって構成される電子チラシが当該端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
例えば、図4に示す例において、部分画像PD011から順に部分画像を順次受信中の端末装置において、部分画像PD018が表示された時点で、既に表示されている部分画像PD011の拡大操作をユーザから受け付けた場合、端末装置は、サーバ1に操作通知を送信する。即ち、端末装置は、表示通知の送信する前に操作通知をサーバ1に送信する。サーバ1の送受信部20は、端末装置からの操作通知を受信した場合、未だ表示通知を受信していなくても、操作通知を受信した時点で、部分画像PD011〜PD0156から構成される電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシが当該端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
なお、端末装置における部分画像の操作とは、例えば、部分画像の表示サイズの拡大操作、部分画像の表示位置の移動操作などである。
【0036】
なお、送受信部20が端末装置から受信する表示通知、及び、操作通知は、広告の閲覧実績をカウントするために用いられる通知情報であって、ビーコンとも称する。なお、ビーコンは、閲覧に係る、電子チラシ識別情報及び端末識別情報(又は、ユーザ識別情報)を含む。
【0037】
以上のように、推定手法1では、端末装置から、自身が送信した部分画像の全て、又は、一画面分の部分画像の全てを表示した旨の表示通知を受信したときに、電子チラシが閲覧されたと推定する。
【0038】
(推定手法2)
閲覧推定部30は、送受信部20によって一の電子チラシを構成する全ての部分画像(又は、最後の部分画像)が端末装置に送信されたことを検出した場合、当該電子チラシが当該端末装置において閲覧されたと推定する。
具体的には、送受信部20は、例えば、図2の電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシを構成する部分画像PD011〜部分画像PD0156の全てを端末識別情報「T0001」の端末装置に送信した場合、電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシを構成する部分画像PD011〜部分画像PD0156の全てを端末識別情報「T0001」の端末装置に送信した旨を閲覧推定部30に通知する。当該通知を取得した閲覧推定部30は、電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシが端末識別情報「T0001」の端末装置において閲覧されたと推定する。
【0039】
つまり、送受信部20が、図4に示すように端末装置の表示画面に表示させるべき電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシを構成する全ての部分画像PD011〜部分画像PD0156を送信した時点で、閲覧推定部30は、当該端末装置において電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシが閲覧されたと推定する。
【0040】
なお、閲覧推定部30は、端末装置の一画面分に表示される全ての部分画像が当該端末装置に送信されたことを検出した場合、即ち、送受信部20によって送信される部分画像のうち端末装置の一画面分に表示するために必要な全ての部分画像が当該端末装置に送信された場合、当該部分画像によって構成される電子チラシが当該端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
【0041】
つまり、電子チラシを構成する全ての部分画像ではなく一部(一画面分)の部分画像を送信するような場合には、送受信部が、一画面分を全て送信した時点で、閲覧推定部30は、当該端末装置において電子チラシが閲覧されたと推定するようにしてもよい。
【0042】
また、閲覧推定部30は、送受信部20が端末装置から操作通知を受信した場合、送受信部20が全ての部分画像(一画面分の部分画像を送信する場合には、その全ての部分画像)の送信が完了する前、即ち送信中であっても、電子チラシが当該端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
【0043】
例えば、図4に示す例において、部分画像PD011から順に部分画像を順次受信中の端末装置において、部分画像PD018が表示された時点で、既に表示されている部分画像PD011の拡大操作をユーザから受け付けた場合、端末装置は、サーバ1に操作通知を送信する。サーバ1の送受信部20は、端末装置からの操作通知を受信したときに、未だ部分画像PD0156を送信していなくても(即ち、全ての部分画像を送信していなくても)、操作通知を受信した時点で、部分画像PD011〜PD0156から構成される電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシが当該端末装置において閲覧されたと推定するようにしてもよい。
【0044】
以上のように、推定手法2では、電子チラシを構成する部分画像の全て、又は、一画面分の部分画像の全てを端末装置に送信したときに、電子チラシが閲覧されたと推定する。
【0045】
以下、図6及び図7を用いてサーバ1の処理の流れを説明する。図6及び図7は、サーバ1の動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図6は電子チラシの閲覧有無の推定方法として推定手法1を用いる場合のサーバ1の動作、図7は電子チラシの閲覧有無の推定方法として推定手法2を用いる場合のサーバ1の動作を表している。なお、単純化のため、サーバ1は、1つの端末装置(端末装置T)に1つの電子チラシ(電子チラシD)を構成する部分画像を送信するものとする。
【0046】
図6において、送受信部20は、電子チラシDを構成する一の部分画像を端末装置Tに送信する(ステップS10)。送受信部20は、端末装置Tから操作通知を受信したか否かを判断する(ステップS20)。
【0047】
送受信部20は、端末装置Tから操作通知を受信しなかった場合(ステップS20:No)、部分画像の送信を中断するか否かを判断する(ステップS30)。例えば、送受信部20は、通信障害が発生した場合、又は、部分画像の受信を中断する旨の指示を端末装置Tから受信した場合に、部分画像の送信を中断すると判断する。
【0048】
送受信部20は、部分画像の送信を中断しなかった場合(ステップS30:No)、全ての部分画像を端末装置Tに送信したか否かを判断する(ステップS40)。なお、端末装置Tの表示画面が小さい場合であって、端末装置Tに一画面分の部分画像と他の部分画像を一斉に送信するのではなく最初に一画面分の部分画像を送信するような場合には、送受信部20は、最初に送信する一画面分の部分画像の全てを端末装置Tに送信したか否かを判断する。
【0049】
送受信部20が、全ての部分画像を送信していない場合(ステップS40:No)、ステップS10に戻る。即ち、送受信部20は、電子チラシDを構成する他の部分画像を端末装置Tに送信する(ステップS10)。
【0050】
ステップS40において送受信部20が全ての部分画像を端末装置Tに送信した場合(ステップS40:Yes)、サーバ1の非図示の計時部は、全ての部分画像の送信後から所定の時間が経過したか否かを判断する(ステップS42)。
【0051】
所定の時間が経過していないと計時部(非図示)が判断した場合(ステップS42:No)、送受信部20は、端末装置Tから表示通知を受信したか否かを判断する(ステップS44)。送受信部20が、端末装置Tから表示通知を受信していない場合(ステップS44:No)、ステップS42に戻る。
【0052】
ステップS20において送受信部20が端末装置Tから操作通知を受信した場合(ステップS20:Yes)、又は、ステップS44において送受信部20が端末装置Tから表示通知を受信した場合(ステップS44:Yes)、閲覧推定部30は、端末装置Tにおいて電子チラシDが閲覧されたと推定する(ステップS50)。ステップS50に続いて、実績カウント部40は、端末装置T(又は、端末装置Tを使用するユーザ)における、電子チラシDの閲覧実績をカウントする(ステップS60)。具体的には、実績カウント部40は、記憶部10において、端末装置T(又は、端末装置Tを使用するユーザ)の電子チラシDに対する閲覧有無情報を閲覧有(値1)に更新し、電子チラシDの閲覧実績情報を1増加させる。そして、本フローチャートは終了する。
【0053】
一方、ステップS30において送受信部20が部分画像の送信を中断した場合(ステップS30:Yes)、又は、所定の時間が経過していないと計時部(非図示)が判断した場合(ステップS42:Yes)、ステップS50、ステップS60を実行することなく、本フローチャートは終了する。即ち、送受信部20が部分画像の送信を中断した場合(ステップS30:Yes)、又は、送受信部20が端末装置Tに全ての部分画像を送信してから所定時間内に端末装置Tから表示通知を受信しなかった場合(ステップS42:Yes)、閲覧推定部30は、端末装置Tにおいて電子チラシDが閲覧されたと判断しない。なお、上記場合(ステップS30:Yes、ステップS42:Yes)、閲覧推定部30は、端末装置Tにおいて電子チラシDが閲覧されていないと積極的に(明示的に)推定してもよい。
【0054】
図6において、送受信部20は、電子チラシDを構成する一の部分画像を端末装置Tに送信する(ステップS110)。送受信部20は、端末装置Tから操作通知を受信したか否かを判断する(ステップS120)。
【0055】
送受信部20は、端末装置Tから操作通知を受信しなかった場合(ステップS120:No)、部分画像の送信を中断するか否かを判断する(ステップS130)。
【0056】
送受信部20は、部分画像の送信を中断しなかった場合(SステップS130:No)、全ての部分画像(一画面分の部分画像を送信する場合には、その全ての部分画像)を端末装置Tに送信したか否かを判断する(ステップS140)。
【0057】
送受信部20が、全ての部分画像を送信していない場合(ステップS140:No)、ステップS110に戻る。
【0058】
ステップS120において送受信部20が端末装置Tから操作通知を受信した場合(ステップS120:Yes)、又は、ステップS140において送受信部20が全ての部分画像を端末装置Tに送信した場合(ステップS140:Yes)、閲覧推定部30は、端末装置Tにおいて電子チラシDが閲覧されたと推定する(ステップS150)。ステップS150に続いて、実績カウント部40は、端末装置T(又は、端末装置Tを使用するユーザ)における、電子チラシDの閲覧実績をカウントする(ステップS160)。そして、本フローチャートは終了する。
【0059】
一方、ステップS130において送受信部20が部分画像の送信を中断した場合(ステップS130:Yes)、ステップS150、ステップS160を実行することなく、本フローチャートは終了する。即ち、送受信部20が部分画像の送信を中断した場合(ステップS130:Yes)、閲覧推定部30は、端末装置Tにおいて電子チラシDが閲覧されたと判断しない。なお、送受信部20が部分画像の送信を中断した場合(ステップS130:Yes)、閲覧推定部30は、送受信部20から送信中断を示す通知を取得し、端末装置Tにおいて電子チラシDが閲覧されていないと積極的に(明示的に)推定してもよい。
【0060】
以上、サーバ1によれば、ユーザによる電子チラシの閲覧の有無を合理的に判断し、広告主が納得する課金管理を実現することができる。
【0061】
なお、上記実施例は、サーバ1は、端末装置(又はユーザ)毎に、一の電子チラシを閲覧したか否かを把握する態様である。つまり、上記実施例におけるサーバ1は、同一の端末装置(又はユーザ)において同一の電子チラシが複数回閲覧された場合、2回目以降の閲覧について実績としてカウントしていない。従って、例えば、図3の例において、電子チラシ識別情報「D02」の電子チラシが、再度、端末識別情報「T0200」の端末装置(又は、ユーザ識別情報「U0350」のユーザ)において、閲覧された場合であっても、閲覧実績情報は「1201」に更新されずに「1200」のまま維持され、当該端末装置(又は、ユーザ)の閲覧有無情報は「2」に更新されずに「1」のまま維持される。
【0062】
上述の如く、上記実施例におけるサーバ1は、同一の端末装置(又はユーザ)における同一の電子チラシの2回目以降の閲覧を実績としてカウントしていないが、サーバ1は、前回、実績をカウントアップした時刻から所定時間(例えば、5分間)経過した場合、上述の2回目以降の閲覧を実績としてカウントするようにしてもよい。
【0063】
以下、図8を用いて、2回目以降の閲覧を実績としてカウントする態様を説明する。図8は、サーバ1の記憶部10に記憶される情報の一例である。
当該態様の場合、サーバ1は、例えば、図3に示す情報に代えて図8(a)(b)に示す情報を記憶部10に記憶する。
即ち、サーバ1は、図8(a)に示すように、電子チラシ識別情報に対応付けて、電子チラシの閲覧実績情報(閲覧数)、端末装置(又はユーザ)毎の閲覧回数情報を記憶部10に記憶し、図8(b)に示すように、電子チラシ識別情報及び端末識別情報(又は、ユーザ識別情報)の組に対応付けて、最終更新日時を記憶部10に記憶する。
【0064】
図8(a)の1行目(矢印Aの行)は、電子チラシ識別情報「D01」に対応付けて、延べ閲覧端末(者)数を示す閲覧実績情報「1300」、各端末装置(各ユーザ)における閲覧回数情報(例えば、端末識別情報「T0001」の端末装置(又は、ユーザ識別情報「U0001」のユーザ)において、閲覧回数が0回であることを示す情報「0」、端末識別情報「T0200」の端末装置(又は、ユーザ識別情報「U0350」のユーザ)において閲覧回数が3回であることを示す情報「3」)を記憶している。図8(a)の2行目(矢印Bの行)についても同様である。
【0065】
また、図8(b)の2行目(矢印Bの行)は、電子チラシ識別情報「D01」及び端末識別情報「T0200」(又は、ユーザ識別情報「U0350」)の組に対応付けて、当該組の閲覧回数を最後に更新した最終更新日時「2011年9月12日午後3時10分25秒」を記憶している。即ち、図8(a)の1行目によれば、端末識別情報「T0200」の端末装置(又は、ユーザ識別情報「U0350」のユーザ)において、電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシは3回閲覧されているが、図8(b)の2行目によれば、3回目の閲覧日時(閲覧回数情報「2」から「3」に更新した日時)が、最終更新日時「2011年9月12日午後3時10分25秒」である。
【0066】
また、図8(b)の矢印Cの行は、電子チラシ識別情報「D02」及び端末識別情報「T0001」(又は、ユーザ識別情報「U0001」)の組に対応付けて、当該組の閲覧回数を最後に更新した最終更新日時「2011年9月12日午前11時03分30秒」を記憶している。即ち、図8(a)の2行目によれば、端末識別情報「T0001」の端末装置(又は、ユーザ識別情報「U0001」のユーザ)において、電子チラシ識別情報「D02」の電子チラシは1回閲覧されているが、図8(b)の矢印Cの行によれば、1回目の閲覧日時(閲覧回数情報「0」から「1」に更新した日時)が、最終更新日時「2011年9月12日午前11時03分30秒」である。
同様に、図8(b)の矢印Dの行は、電子チラシ識別情報「D02」及び端末識別情報「T0200」(又は、ユーザ識別情報「U0350」)の組に対応付けて、当該組の閲覧回数を最後に更新した最終更新日時「2011年9月12日午後3時15分00秒」を記憶している。即ち、図8(a)の2行目によれば、端末識別情報「T0200」の端末装置(又は、ユーザ識別情報「U0350」のユーザ)において、電子チラシ識別情報「D02」の電子チラシは2回閲覧されているが、図8(b)の矢印Dの行によれば、2回目の閲覧日時(閲覧回数情報「1」から「2」に更新した日時)が、最終更新日時「2011年9月12日午後3時15分00秒」である。
【0067】
なお、図8(b)の1行目(矢印Aの行)は、最終更新日時を記憶していない。図8(a)の1行目によれば、端末識別情報「T0001」の端末装置(又は、ユーザ識別情報「U0001」のユーザ)において、電子チラシ識別情報「D01」の電子チラシは未だ閲覧されていない、即ち、閲覧回数が0回から更新されていないからである。
【0068】
(2回目以降の閲覧を実績としてカウントする態様の実績カウント部の処理)
実績カウント部40は、電子チラシが端末装置において閲覧されたと閲覧推定部30が推定手法1又は推定手法2を用いて推定した場合、当該端末装置当(又は、当該ユーザ)における当該電子チラシの閲覧が最初の閲覧であるか2回目以降の閲覧であるかを判断する。具体的には、実績カウント部40は、図8(a)に示す閲覧回数情報を参照し、閲覧回数が0回である場合、最初の閲覧であると判断し、閲覧回数が1回以上である場合、2回目以上の閲覧であると判断する。なお、実績カウント部40は、図8(b)に示す最終更新日時を参照し、何も日時が記憶されていない場合、最初の閲覧であると判断し、何らかの日時が記憶されている場合、2回目以上の閲覧であると判断してもよい。
【0069】
実績カウント部40は、最初の閲覧の場合、記憶部10の情報を更新する。具体的には、実績カウント部40は、図8(a)に示す閲覧回数情報及び閲覧実績情報を1増加させるとともに、現在日時を図8(b)に示す最終更新日時に書き込む。
【0070】
実績カウント部40は、2回目以降の閲覧の場合、図8(b)に示す最終更新日時を参照し、最終更新日時から所定時間経過前であるか所定時間経過後であるかを判断する。実績カウント部40は、所定時間経過前の場合、記憶部10の情報を更新しない。一方、実績カウント部40は、所定時間経過後の場合、記憶部10の情報を更新する。具体的には、実績カウント部40は、図8(a)に示す閲覧回数情報及び閲覧実績情報を1増加させるとともに、現在日時を図8(b)に示す最終更新日時に書き込む(上書きする)。
【0071】
また、サーバ1の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、上述の閲覧の有無の推定等を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0072】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを配信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0073】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0074】
1…サーバ 10…記憶部 20…送受信部 30…閲覧推定部 40…実績カウント部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子チラシを構成する部分画像を端末装置に送信する送信部と、
前記送信部から送信する前記部分画像の送信先の前記端末装置における、電子チラシの閲覧の有無を推定する閲覧推定部と、
前記閲覧推定部によって電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定された場合、前記端末装置、又は、前記端末装置を使用するユーザにおける、前記電子チラシの閲覧実績をカウントする実績カウント部と
を備えることを特徴とするサーバ。
【請求項2】
前記端末装置から当該端末装置において一の電子チラシを構成する全ての前記部分画像が表示された旨を示す表示通知を受信する受信部を更に備え、
前記閲覧推定部は、
前記受信部が、前記端末装置から前記表示通知を受信した場合、当該電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定する
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記端末装置から当該端末装置において一画面分に表示される全ての前記部分画像が表示された旨を示す表示通知を受信する受信部を更に備え、
前記閲覧推定部は、
前記受信部が、前記端末装置から前記表示通知を受信した場合、当該部分画像によって構成される電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定する
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項4】
前記受信部は、
前記端末装置から当該端末装置において前記部分画像が操作された旨を示す操作通知を受信し、
前記閲覧推定部は、
前記受信部が、前記端末装置から前記操作通知を受信した場合、前記表示通知の受信前であっても、電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定する
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のサーバ。
【請求項5】
前記閲覧推定部は、
前記送信部によって一の電子チラシを構成する全ての前記部分画像が前記端末装置に送信された場合、当該電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定する
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項6】
前記閲覧推定部は、
前記送信部によって送信される前記部分画像のうち前記端末装置の一画面分に表示するために必要な全ての前記部分画像が前記端末装置に送信された場合、前記部分画像によって構成される電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定する
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項7】
前記端末装置から当該端末装置において前記部分画像が操作された旨を示す操作通知を受信する受信部を更に備え、
前記閲覧推定部は、
前記受信部が、前記端末装置から前記操作通知を受信した場合、前記全ての部分画像の送信前であっても、電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定する
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のサーバ。
【請求項8】
電子チラシを送信するサーバにおける電子チラシの閲覧実績のカウント方法であって、
前記サーバの送信手段が、電子チラシを構成する部分画像を端末装置に送信し、
前記サーバの閲覧推定手段が、前記送信部から送信する前記部分画像の送信先の前記端末装置における、電子チラシの閲覧の有無を推定し、
前記サーバの実績カウント手段が、前記閲覧推定手段によって電子チラシが前記端末装置において閲覧されたと推定された場合、前記端末装置、又は、前記端末装置を使用するユーザにおける、前記電子チラシの閲覧実績をカウントする
ことを特徴とする電子チラシの閲覧実績カウント方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−47926(P2013−47926A)
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−193251(P2011−193251)
【出願日】平成23年9月5日(2011.9.5)
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【Fターム(参考)】