説明

サーバ管理システム、表示装置、故障サーバ特定方法、プログラム及び記録媒体

【課題】複数のサーバを所定の単位でまとめて管理するに際して、保守作業者が故障したサーバを容易かつ正確に特定できるようにする。
【解決手段】サーバ装置の管理を行う情報処理装置と、サーバ装置の収納位置の情報を保持するデータベースと、サーバ装置の識別情報及び位置情報を表示する表示装置と、を有して構成されるサーバ管理システムであって、情報処理装置は、ラック内のサーバ装置が故障したとき、サーバ装置の識別情報を取得し、データベースからサーバ装置の収納位置の情報を取得し、識別情報及び収納位置の情報を表示装置に送信し、表示装置は、ラック上を移動する機能を備えるとともに、情報処理装置から識別情報及び収納位置の情報を受信し、識別情報及び収納位置の情報を用いてサーバ装置を特定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ管理システム、表示装置、故障サーバ特定方法、プログラム及び記録媒体に関し、特に、例えばラックマウント型やブレード型のサーバを管理するうえで故障したサーバの位置を特定するのに好ましく適用される技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、サーバやネットワーク機器等の電子機器を多数使用するデータセンタでは、電子機器を複数のラックに搭載して業務を行っている。このような環境では、ラックを設置している場所と電子機器の管理用端末を設置している場所とが離れている場合が多い。ラック内のサーバが故障した場合、管理者は管理用端末上で故障サーバを特定することは可能だが、ラックを設置した場所にいる保守作業者は故障サーバを特定することは容易ではない。故障発生時には、管理者と保守作業者が連絡と取り合い、保守作業者が故障した電子機器を特定するのに手間がかかる。
【0003】
例えばサーバラックに収められたサーバの保守は、サーバが持つ位置特定のためのLEDランプを点灯させたり、故障を示すLEDランプを目印にしたり、保守員の確認のみで行われていた。このため、同じサーバが何台も入ったラックにおいて、保守対象サーバではなく、誤って正常に稼動しているサーバの電源を落としてしまったり、ディスクを抜いてしまったりする等の保守ミスをしてしまうという問題があった。
【0004】
これに対し、例えば特許文献1では、多数のサーバ等の電子機器を扱う環境において、故障した電子機器の特定を容易かつ迅速に行えるようにしたラック管理システムが開示されている。当該システムでは、電子機器が収容されるラックに構成記録装置を設け、この構成記録装置において、通信部が管理端末で特定された故障電子機器に関する情報を受信すると、表示制御部により故障電子機器に関する情報が表示部に表示される。
【特許文献1】国際公開第05/006190号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1で開示された発明は、故障した機器の情報が保守員側で表示されるという点で、確かに、管理者側のみで故障に関する情報が表示される場合よりも確認に手間はかからない。しかし、該発明による保守作業員の確認は、LEDランプを目印にした確認と同レベルのものといえ、上述したような保守ミスをなくすためには故障した機器の確認をさらに容易かつ確実にすることが望ましい。
【0006】
そこで、本発明は、複数のサーバを所定の単位でまとめて管理するに際して、保守作業者が故障したサーバを容易かつ正確に特定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するために、本発明のサーバ管理システムは、サーバ装置の管理を行う情報処理装置と、サーバ装置の収納位置の情報を保持するデータベースと、サーバ装置の識別情報及び位置情報を表示する表示装置と、を有して構成されるサーバ管理システムであって、情報処理装置は、ラック内のサーバ装置が故障したとき、サーバ装置の識別情報を取得し、データベースからサーバ装置の収納位置の情報を取得し、識別情報及び収納位置の情報を表示装置に送信し、表示装置は、ラック上を移動する機能を備えるとともに、情報処理装置から識別情報及び収納位置の情報を受信し、識別情報及び収納位置の情報を用いてサーバ装置を特定する。
【0008】
また、本発明の表示装置は、サーバ装置の管理を行う情報処理装置及びサーバ装置の収納位置の情報を保持するデータベースとともにサーバ管理システムを構成し、サーバ装置の識別情報及び位置情報を表示する表示装置であって、ラック上を移動する機能を備え、ラック内のサーバ装置が故障したとき、サーバ装置の識別情報及びデータベースから取得されたサーバ装置の収納位置の情報を情報処理装置から受信し、識別情報及び収納位置の情報を用いてサーバ装置を特定する。
【0009】
また、本発明の故障サーバ特定方法は、サーバ装置の管理を行う情報処理装置と、サーバ装置の収納位置の情報を保持するデータベースと、サーバ装置の識別情報及び位置情報を表示する表示装置と、を有して構成されるサーバ管理システムにおける故障サーバ特定方法であって、情報処理装置は、ラック内のサーバ装置が故障したとき、サーバ装置の識別情報を取得し、データベースからサーバ装置の収納位置の情報を取得し、識別情報及び収納位置の情報を表示装置に送信し、表示装置は、ラック上を移動する機能を備えるとともに、情報処理装置から識別情報及び収納位置の情報を受信し、識別情報及び収納位置の情報を用いてサーバ装置を特定する。
【0010】
また、本発明のプログラムは、サーバ装置の管理を行う情報処理装置と、サーバ装置の収納位置の情報を保持するデータベースと、サーバ装置の識別情報及び位置情報を表示する表示装置と、を有して構成されるサーバ管理システムに用いられるプログラムであって、情報処理装置のコンピュータに、ラック内のサーバ装置が故障したとき、サーバ装置の識別情報を取得させ、データベースからサーバ装置の収納位置の情報を取得させ、識別情報及び収納位置の情報を表示装置に送信させ、ラック上を移動する機能を備える表示装置のコンピュータに、情報処理装置から識別情報及び収納位置の情報を受信させ、識別情報及び収納位置の情報を用いてサーバ装置を特定させる。
【0011】
また、本発明の記録媒体は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、複数のサーバを所定の単位でまとめて管理するに際して、保守作業者が故障したサーバを容易かつ正確に特定することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の述べる実施形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0014】
図1は、本実施形態のサーバ管理システムのシステム構成を示した図である。本実施形態のサーバ管理システムは、サーバの管理を行う管理端末100、サーバの位置情報を保持するサーバ位置情報データベース200、ネットワーク300、サーバが収納されているサーバラック400、故障したサーバの位置を特定して画面表示を行う位置特定LCD部500を有して構成される。
【0015】
管理端末100は、ネットワーク300に接続され、サーバの管理を行っている管理端末である。管理端末100は、各サーバから動作状態についての情報を収集している。したがって、あるサーバが故障した場合、管理端末100はそのサーバから異常状態の情報を取得する。
【0016】
サーバ位置情報データベース200は、サーバラック400に収納される各サーバのホスト名や装置号機等の固有情報、さらにサーバの収納されている位置情報(縦方向・横方向の位置を示す情報)を保持する。また、サーバ位置情報データベース200は、サーバラック400内のサーバに障害が発生した際、サーバの固有情報を用いて自動的に位置情報を検索することができるデータベースである。
【0017】
図6は、図3に示したサーバ構成に基づいて作成したデータベースの例である。図6に示したデータベースは、サーバの固有情報であるホスト名、装置号機、高さ方向のサイズであるサーバサイズ[U]、何Uから収納されているかを表す収納位置情報(縦)、最大搭載サーバ台数及びサーバ位置によってサーバの横方向の位置情報を特定する収納位置情報(横)から構成されている。収納位置情報(縦)及び(横)は、サーバのレイアウトが決まれば一意的に決まる。また、ホスト名9999は位置特定LCD部500の初期位置を示す。
【0018】
サーバラック400は、図3に示すように、19インチラックに4Uのサーバ10と、単体4Uで合計8Uのブレードサーバ21〜28及び31〜38と、1Uのサーバ40とを内部に収容し、位置特定LCD部500が取り付けられている。なお、一般的なサーバ用の19インチラックは、米国のANSI/EIA(American National Standards Institute/Electronic Industries Alliance)により規定された電子機器の統一規格に基づいて設計されている。この規格では、サーバ等の機器のユニットシャーシ幅を19インチとするとともに、高さを1.75インチの倍数としており、この高さの足小単位である1.75インチを1Uとして表記している。
【0019】
位置特定LCD部500は、図1に示すように、情報受信部501と、LCD移動制御部502と、LCD表示制御部503から構成され、サーバラック400の最上部に取り付けられており、レールあるいはワイヤ等により上下移動を可能とする機能を備えている。本実施形態では上下に移動するように構成しているが、左右に移動するように構成してもよい。
【0020】
情報受信部501は、請求項に記載した情報受信部に相当する構成で、管理端末100から送られてくるサーバの固有情報及び位置情報を受信する。LCD移動制御部502は、請求項に記載した移動制御部に相当する構成で、情報受信部501が受信した位置情報に基づいて、位置特定LCD部500自体を対象サーバ(例えば故障したサーバ)の周辺領域へ移動させる。LCD表示制御部503は、請求項に記載した表示制御部に相当する構成で、情報受信部501が受信した位置情報及び固有情報をもとに、対象サーバの位置及びサーバ固有情報を表示部(不図示)に表示する制御を行う。
【0021】
次に、図1から図6を参照して本実施形態における故障サーバを特定する動作について詳細に説明する。
【0022】
まず、サーバラック400に収納されているサーバに障害が発生すると、管理端末100は障害が発生したサーバから動作状態に関する情報を受信し、そのサーバの固有情報を収集する(図2のステップS1)。また、お客様は障害受付センタに障害コールを入れ、障害コールを受け取った障害受付センタは保守作業員に出動指示及び部品送付指示を出す。
【0023】
次に、管理装置100で収集した固有情報を用いてサーバ位置情報データベース200で自動的にサーバ位置情報の検索を行い、管理装置100は障害の発生したサーバの位置情報を取得する(図2のステップS2、ステップS3)。
【0024】
管理端末100は、サーバ位置情報データベース200から取得した障害発生サーバの位置情報及び該サーバの固有情報を、ネットワーク300を介して、サーバラック400内の位置特定LCD部500へ送信する(図2のステップS4)。位置特定LCD部では、情報受信部501がこれらの情報を受け取る。
【0025】
位置情報及び固有情報を受け取った情報受信部501は、LCD移動制御部502にこれらの情報を送出し、LCD移動制御部502は、受け取った位置情報及び固有情報に基づいて、位置特定LCD部500を障害発生サーバの設置場所付近に移動させる(図2のステップS5)。
【0026】
また、情報受信部501は、LCD表示制御部503に位置情報及び固有情報を送出し、LCD表示制御部503は、受け取ったこれらの情報に基づいて、表示部(不図示)に、障害発生サーバの位置情報を矢印等で表示するとともに、該サーバの固有情報を表示する(図2のステップS6)。
【0027】
ここで図3のサーバ構成例を用いて、サーバに障害が発生した際の動作例について2つの例を示す(図4、図5)。図4は、障害発生サーバをサーバ10とした場合の動作例を示したものである。上述した図2のステップS1からステップS6を経て、サーバ10の上部(5Uの位置)まで移動し、表示例として、矢印、ホスト名(サーバ10)、装置号機(1234567890)を表示部(不図示)に表示している。ここで、図6に示したサーバの位置情報のデータベースにおいて、サーバ10のサーバサイズは4U、サーバ収納位置情報は1Uであり、これらを足し合わせてサーバ10の上部の位置(5U)まで移動する仕組みになっている。
【0028】
図5は、障害発生サーバをサーバ24とした場合の動作例を示す。上述した図2のステップS1からステップS6を経て、サーバ24の上部(9Uの位置)まで移動し、表示例として、矢印、ホスト名(サーバ24)、装置号機(1234567896)を表示部(不図示)に表示している。ここで、図6に示したサーバの位置情報のデータベースにおいて、サーバ24のサーバサイズは4U、サーバ収位置情報は5Uであり、これらを足し合わせてサーバ24の上部の位置(9U)まで移動する仕組みになっている。また、図6に示したデータベース中のデータのうち、収納位置情報(横)における最大搭載サーバ台数(8)及びサーバ位置(4)を用いて、サーバ24の横方向の位置を特定する。そして、このサーバ24の設置位置(横方向の位置)が視覚的にわかるように、矢印等の図形を用いて表示する。なお、図3におけるサーバ31〜38やサーバ40についても同様の動作を行うものとする。
【0029】
最後に、コールを受けた保守作業員は現地に到着後、表示部(不図示)に表示された内容やサーバ自身のLEDランプから障害発生サーバの確認を行い、保守作業を開始する。(図2のステップS7)。
【0030】
上述したように、本実施形態によれば、ラックマウント型やブレード型のサーバの故障が発生した場合、故障サーバのサーバ名・装置号機や設置場所を表示する表示画面を故障したサーバの場所まで移動させ、さらに画面表示により対象サーバを特定するため、保守作業員が保守対象のサーバを容易かつ正確に特定でき、保守ミスを防止できる。
【0031】
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
【0032】
すなわち、本実施形態におけるサーバ管理システムで実行されるプログラムは、先に述べた各手段(情報受信部、LCD移動制御部、LCD表示制御部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアを用いて具体的手段を実現する。すなわち、コンピュータ(CPU)が所定の記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各手段が主記憶装置上にロードされ、情報受信部、LCD移動制御部、LCD表示制御部が主記憶装置上に生成される。
【0033】
本実施形態におけるサーバ管理システムで実行されるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供あるいは配布するように構成してもよい。
【0034】
また、上記プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、不揮発性のメモリカード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されるように構成してもよい。また、上記プログラムは、ROM等にあらかじめ組み込んで提供するように構成してもよい。
【0035】
この場合、上記記録媒体から読み出された又は通信回線を通じてロードし実行されたプログラムコード自体が前述の実施形態の機能を実現することになる。そして、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施形態に係るサーバ管理システムのシステム構成を示した図である。
【図2】本発明の実施形態における障害発生サーバの特定動作の流れを示したフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態に係るサーバ管理システムのサーバ構成例を示した図である。
【図4】本発明の実施形態における障害発生サーバの特定動作例を説明するための図である。
【図5】本発明の実施形態における障害発生サーバの特定動作例を説明するための図である。
【図6】本発明の実施形態に係るサーバ管理システムのサーバ位置情報のデータベース例を示した図である。
【符号の説明】
【0037】
100 管理端末
200 サーバ位置情報データベース
300 ネットワーク
400 サーバラック
500 位置特定LCD部
501 情報受信部
502 LCD移動制御部
503 LCD表示制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバ装置の管理を行う情報処理装置と、前記サーバ装置の収納位置の情報を保持するデータベースと、サーバ装置の識別情報及び位置情報を表示する表示装置と、を有して構成されるサーバ管理システムであって、
前記情報処理装置は、ラック内のサーバ装置が故障したとき、前記サーバ装置の識別情報を取得し、前記データベースから前記サーバ装置の収納位置の情報を取得し、前記識別情報及び前記収納位置の情報を前記表示装置に送信し、
前記表示装置は、ラック上を移動する機能を備えるとともに、前記情報処理装置から前記識別情報及び前記収納位置の情報を受信し、前記識別情報及び前記収納位置の情報を用いて前記サーバ装置を特定することを特徴とするサーバ管理システム。
【請求項2】
前記表示装置は、
前記情報処理装置から前記識別情報及び前記収納位置の情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部により受信された前記収納位置の情報に基づいて、表示装置本体の移動制御を行う移動制御部と、
前記情報受信部により受信された前記識別情報及び前記収納位置の情報に基づいて、前記故障したサーバ装置の識別情報及び収納位置を画面表示するように表示制御を行う表示制御部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載のサーバ管理システム。
【請求項3】
前記表示装置は、サーバ装置を収納する前記ラック上に移動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のサーバ管理システム。
【請求項4】
前記表示装置は、前記故障したサーバ装置の近傍に移動し、前記サーバ装置自体を指し示し、前記サーバ装置の識別情報を画面表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のサーバ管理システム。
【請求項5】
前記データベースは、ラックに収納されたサーバ装置の識別情報と位置情報とを関連付けて保持するとともに、前記情報処理装置が取得した故障サーバ装置の識別情報を用いて、前記識別情報に対応する位置情報を検索することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のサーバ管理システム。
【請求項6】
サーバ装置の管理を行う情報処理装置及び前記サーバ装置の収納位置の情報を保持するデータベースとともにサーバ管理システムを構成し、サーバ装置の識別情報及び位置情報を表示する表示装置であって、
ラック上を移動する機能を備え、
ラック内のサーバ装置が故障したとき、前記サーバ装置の識別情報及び前記データベースから取得された前記サーバ装置の収納位置の情報を前記情報処理装置から受信し、前記識別情報及び前記収納位置の情報を用いて前記サーバ装置を特定することを特徴とする表示装置。
【請求項7】
前記情報処理装置から前記識別情報及び前記収納位置の情報を受信する情報受信部と、
前記情報受信部により受信された前記収納位置の情報に基づいて、表示装置本体の移動制御を行う移動制御部と、
前記情報受信部により受信された前記識別情報及び前記収納位置の情報に基づいて、前記故障したサーバ装置の識別情報及び収納位置を画面表示するように表示制御を行う表示制御部と、
を有することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
サーバ装置を収納する前記ラック上に移動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記故障したサーバ装置の近傍に移動し、前記サーバ装置自体を指し示し、前記サーバ装置の識別情報を画面表示することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項10】
サーバ装置の管理を行う情報処理装置と、前記サーバ装置の収納位置の情報を保持するデータベースと、サーバ装置の識別情報及び位置情報を表示する表示装置と、を有して構成されるサーバ管理システムにおける故障サーバ特定方法であって、
前記情報処理装置は、ラック内のサーバ装置が故障したとき、前記サーバ装置の識別情報を取得し、前記データベースから前記サーバ装置の収納位置の情報を取得し、前記識別情報及び前記収納位置の情報を前記表示装置に送信し、
前記表示装置は、ラック上を移動する機能を備えるとともに、前記情報処理装置から前記識別情報及び前記収納位置の情報を受信し、前記識別情報及び前記収納位置の情報を用いて前記サーバ装置を特定することを特徴とする故障サーバ特定方法。
【請求項11】
前記表示装置において、
前記情報処理装置から前記識別情報及び前記収納位置の情報を受信する情報受信ステップと、
前記情報受信ステップにより受信された前記収納位置の情報に基づいて、表示装置本体の移動制御を行う移動制御ステップと、
前記情報受信ステップにより受信された前記識別情報及び前記収納位置の情報に基づいて、前記故障したサーバ装置の識別情報及び収納位置を画面表示するように表示制御を行う表示制御ステップと、
を有することを特徴とする請求項10に記載の故障サーバ特定方法。
【請求項12】
サーバ装置の管理を行う情報処理装置と、前記サーバ装置の収納位置の情報を保持するデータベースと、サーバ装置の識別情報及び位置情報を表示する表示装置と、を有して構成されるサーバ管理システムに用いられるプログラムであって、
前記情報処理装置のコンピュータに、ラック内のサーバ装置が故障したとき、前記サーバ装置の識別情報を取得させ、前記データベースから前記サーバ装置の収納位置の情報を取得させ、前記識別情報及び前記収納位置の情報を前記表示装置に送信させ、
ラック上を移動する機能を備える前記表示装置のコンピュータに、前記情報処理装置から前記識別情報及び前記収納位置の情報を受信させ、前記識別情報及び前記収納位置の情報を用いて前記サーバ装置を特定させることを特徴とするプログラム。
【請求項13】
前記表示装置のコンピュータに、
前記情報処理装置から前記識別情報及び前記収納位置の情報を受信する情報受信ステップと、
前記情報受信ステップにより受信された前記収納位置の情報に基づいて、表示装置本体の移動制御を行う移動制御ステップと、
前記情報受信ステップにより受信された前記識別情報及び前記収納位置の情報に基づいて、前記故障したサーバ装置の識別情報及び収納位置を画面表示するように表示制御を行う表示制御ステップと、
を実行させることを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
【請求項14】
請求項12又は13に記載のプログラムを記録しコンピュータ読み取り可能なことを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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