説明

サーバ装置、カラオケ曲の予約方法、及び携帯機器用プログラム

【課題】ユーザの利便性を向上させることが可能なサーバ装置、カラオケ曲の予約方法、及び携帯機器用プログラムを提供する。
【解決手段】携帯機器からサーバ装置へ対応付け処理を要求することにより、携帯機器とカラオケ装置とを対応付ける。そして、携帯機器とカラオケ装置との対応付けの成功を示すメッセージがサーバ装置から受信されたことに応じて、携帯機器に記憶された予約リスト中のカラオケ曲をカラオケ装置に予約させる処理をサーバ装置へ要求するように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ曲の選曲に用いられるリモコンと、カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムの技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的にカラオケシステムにおいて、リモコンとカラオケ装置との間の通信による誤動作を防ぐために、一般的に、例えばカラオケボックスにおける同室内に設置されたリモコンとカラオケ装置とは、くくり付けが行われている。このくくり付けにより、ある部屋のリモコンから発信されたコマンド信号が、他室のカラオケ装置により受信されず、正確にリモコンとカラオケ装置との情報の送受信を実現することができる。なお、くくり付けは、対応付け、又はペアリングとも呼ばれる。このようなくくり付けに関する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された技術では、赤外線通信を利用して送信先のコマンダを認証し、認証できない場合に、リモコンとコマンダとの対応付けを解除するようになっている。これにより、リモコンを持ったユーザが客室を移動した場合であっても誤動作を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−288690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年のスマートフォン等の携帯機器の普及により、ユーザは携帯機器でカラオケ曲を予約したいという要望がある。携帯機器は、ユーザにより日々持ち歩くのが一般的である。そのため、ユーザは普段の生活の中で携帯機器により、歌唱したいカラオケ曲を登録する予約リストを作成できれば便利である。
【0005】
しかしながら、従来の携帯機器はカラオケ装置とくくり付けられていない。そのため、ユーザが予約リストを作成しても迅速にカラオケ曲を予約できず、ユーザの利便性が良くなかった。
【0006】
そこで、本発明は、以上の点等に鑑みてなされたものであり、ユーザの利便性を向上させることが可能なサーバ装置、カラオケ曲の予約方法、及び携帯機器用プログラムを提供すること等を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の携帯機器用プログラムの発明は、カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおいて、前記カラオケ曲を識別する識別情報を含む予約リストを記憶する記憶部を備えた前記携帯機器に含まれるコンピュータに、前記携帯機器と前記カラオケ装置とを対応付ける処理を前記サーバ装置へ要求する第1要求ステップと、前記携帯機器と前記カラオケ装置とが対応付けられたことを示す対応付け情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップにより前記対応付け情報が受信されたことに応じて、前記携帯機器と対応付けられた前記カラオケ装置に、前記予約リストが含む前記識別情報が示すカラオケ曲を予約させる処理を前記サーバ装置へ要求する第2要求ステップと、を実行させることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯機器用プログラムにおいて、前記カラオケシステムは、前記カラオケ装置に向けて選曲を要求する専用の選曲装置を更に備え、前記携帯機器のコンピュータに、前記第1要求ステップ、前記受信ステップ及び前記第2要求ステップを実行させることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の携帯機器用プログラムにおいて、前記第2要求ステップは、前記予約リストが含む前記識別情報が示すカラオケ曲の一括予約を前記サーバ装置へ要求することを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の携帯機器用プログラムにおいて、前記予約リストに前記カラオケ曲の前記識別情報が複数登録されている場合に、前記第2要求ステップは、前記予約リストに登録されている複数の前記識別情報の中の第1の前記カラオケ曲の前記識別情報を前記サーバ装置へ送信し、前記プログラムは前記コンピュータに、前記第1の前記カラオケ曲の前記識別情報が前記サーバ装置に送信されてから所定の待機時間が経過したかを判定する判定ステップを実行させ、前記第2要求ステップは、さらに、前記予約リストに登録されている複数の前記識別情報の中の前記第1の前記カラオケ曲の次に送信されるべき第2の前記カラオケ曲の前記識別情報を、前記待機時間の経過後に前記サーバ装置へ送信することを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の携帯機器用プログラムにおいて、前記プログラムは前記コンピュータに、前記カラオケ装置に対応付けられた前記携帯機器の数を前記サーバ装置から取得する取得ステップと、前記予約リストが含む前記識別情報が示すカラオケ曲の予約を待機させる待機時間を設定させる設定ステップであって、前記取得ステップにより取得された数が多いほど前記待機時間を長く設定する設定ステップと、を実行させ、前記第2要求ステップは、前記設定ステップにより設定された待機時間が前記判定ステップにより経過したと判定されたことに応じて、前記第2の前記カラオケ曲の前記識別情報を前記サーバ装置へ送信することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおける前記サーバ装置であって、前記カラオケ曲を識別する識別情報を含む予約リストを記憶する記憶部を備えた前記携帯機器と前記カラオケ装置とを対応付ける処理の要求を前記携帯機器から受信した場合に、前記携帯機器と前記カラオケ装置とを対応付ける処理を実行する対応付け手段と、前記携帯機器と前記カラオケ装置とが対応付けられたことを示す対応付け情報を前記携帯機器へ送信する送信手段と、前記予約リストが含む前記識別情報が示すカラオケ曲を前記携帯機器に対応付けられた前記カラオケ装置に予約させる処理の要求を、前記携帯機器から受信した場合に、前記カラオケ曲の予約指令を前記カラオケ装置へ送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の発明は、カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおいて前記サーバ装置により実行されるカラオケ曲の予約方法であって、前記カラオケ曲を識別する識別情報を含む予約リストを記憶する記憶部を備えた前記携帯機器と前記カラオケ装置とを対応付ける処理の要求を前記携帯機器から受信した場合に、前記携帯機器と前記カラオケ装置とを対応付ける処理を実行するステップと、前記携帯機器と前記カラオケ装置とが対応付けられたことを示す対応付け情報を前記携帯機器へ送信するステップと、前記予約リストが含む前記識別情報が示すカラオケ曲を前記携帯機器に対応付けられた前記カラオケ装置に予約させる処理の要求を、前記携帯機器から受信した場合に、前記カラオケ曲の予約指令を前記カラオケ装置へ送信するステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1、2、6、又は7に記載の発明によれば、携帯機器とカラオケ装置とを効率よく対応付けることができ、ユーザは所望するカラオケ曲を迅速に携帯機器から予約することができる。そのため、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、予約リスト中の複数のカラオケ曲を一括して予約することができる。
【0016】
請求項4に記載の発明によれば、複数のユーザが同じカラオケルームを利用する場合であっても、各携帯機器側で待機時間を設定することができる。その結果、複数のユーザ間で歌唱したい曲を順番に予約することができる。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、各携帯機器側で適切な待機時間を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本実施形態に係るカラオケシステムSの概要構成例を示す図である。
【図2】(A)は、リモコン1の概要構成例を示すブロック図である。(B)は、コマンダ2の概要構成例を示すブロック図である。(C)は、管理サーバ3の概要構成例を示すブロック図である。(D)は、携帯端末Tnの概要構成例を示すブロック図である。
【図3】管理サーバ3の制御部31における処理を示すフローチャートである。
【図4】(A)は、携帯端末T1の制御部41における対応付け及び予約処理を示すフローチャートである。(B)は、複数のカラオケ曲を一曲ずつ予約する予約処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、例えばカラオケ店舗において利用されるカラオケシステムに対して、本発明を適用した場合の実施形態である。
【0020】
[1.カラオケシステムの構成及び動作の概要]
始めに、図1を参照して、本実施形態に係るカラオケシステムの構成の概要について説明する。図1は、本実施形態のカラオケシステムSの概要構成例を示す図である。なお、図1に示す例では、説明の便宜上、カラオケ店舗のカラオケルーム(客室)を1室のみ示し、リモコン1及びカラオケ装置2をそれぞれ1台ずつ示している。なお、カラオケ装置を、以下、「コマンダ」という。
【0021】
図1に示すように、カラオケシステムSは、リモコン1、コマンダ2、及び管理サーバ3を含んで構成される。管理サーバ3には、カラオケ店舗の利用者であるユーザにより所有される携帯端末T1〜T4が携帯基地局B及びネットワークNWを介して接続可能になっている。なお、以下では、携帯端末T1〜4を代表して、携帯端末T1について説明する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、携帯通信網、及びゲートウェイ等により構成される。
【0022】
リモコン1は、コマンダ2に向けて選曲を要求する専用の選曲装置である。また、リモコン1は、ナビ端末又は検索端末ともいう。リモコン1には、リモコンIDが付与されている。リモコンIDは、リモコン1を識別するための識別情報である。リモコンIDは、リモコン1を一意に特定できる情報であれば、どのような情報であってもよい。例えばリモコン1に割り当てられたIPアドレスがリモコンIDとされてもよい。また、リモコン1は、無線LANのアクセスポイントAP及び有線LANを介してコマンダ2と通信を行うことができる。これにより、リモコン1は、ユーザにより選曲されたカラオケ曲の予約指令をコマンダ2へ送信することができる。つまり、選曲されたカラオケ曲の予約指令は、無線LAN及び有線LANを介して、リモコン1と対応付け状態にあるコマンダ2へ送信される。ここで、リモコン1は、同じカラオケルーム内に設置されたコマンダ2との間で対応付けが行われている。なお、対応付けは、くくり付け、又はペアリングとも呼ばれる。また、リモコン1は、赤外線通信によりコマンダ2へ各種指令を送信することができる。例えば、ユーザにより選曲されたカラオケ曲の予約指令が送信される。更に、リモコン1は、無線LAN、有線LAN、ルータR及びインターネットを介して管理サーバ3へアクセスし、通信することができる。
【0023】
コマンダ2は、予約されたカラオケ曲を演奏する演奏装置である。コマンダ2には、コマンダIDが付与されている。コマンダIDは、コマンダ2を識別するためのカラオケ装置識別情報の一例である。コマンダIDは、コマンダ2を一意に特定できる情報であれば、どのような情報であってもよい。例えば、コマンダ2に割り当てられたIPアドレスがコマンダIDとされてもよい。また、コマンダ2は、赤外線通信によりリモコン1からの各種指令を受信することができる。例えば、コマンダ2は、リモコン1から予約指令を受信すると、カラオケ曲の予約を受け付ける。この予約指令には、予約対象のカラオケ曲のカラオケ曲番号が含まれる。カラオケ曲番号は、カラオケ曲ごとに付与される。カラオケ曲番号は、カラオケ曲を識別するための識別情報の一例である。また、カラオケ曲番号は、曲IDともいう。そして、コマンダ2は、予約を受け付けたカラオケ曲のカラオケ曲番号を演奏予約リストに登録する。また、コマンダ2は、無線LAN及び有線LANを介して、コマンダ2と対応付け状態にあるリモコン1からカラオケ曲の予約指令を受け付けることもできる。また、コマンダ2は、有線LAN、ルータR及びインターネットを介して管理サーバ3へアクセスし、通信することができる。
【0024】
管理サーバ3は、本発明のサーバ装置の一例である。管理サーバ3は、インターネットに接続されており、Webサーバとしての機能を有する。携帯端末T1は、本発明における携帯機器の一例である。
【0025】
ここで、本実施形態におけるカラオケシステムSの動作概要を説明する。
【0026】
先ず、リモコン1は、ユーザAによるログイン指示に応じて、ログイン要求を管理サーバ3へ送信する。このログイン要求には、ユーザAにより入力されたカラオケ用ユーザID及びパスワードと、リモコン1と対応付け状態にあるコマンダ2のコマンダIDとを含む。カラオケ用ユーザIDは、ユーザを識別するための識別情報である。カラオケ用ユーザIDは、例えばカラオケシステムSを利用するために会員登録を行ったユーザに対して発行される識別情報である。
【0027】
次に、管理サーバ3は、リモコン1からログイン要求を受信すると、ログイン要求に含まれるユーザID及びコマンダIDを対応付けて、リモコンログインリストに登録する。リモコンログインリストは、リモコンからログインしたユーザのユーザIDを登録するリストである。
【0028】
次に、携帯端末T1は、ユーザAによるカラオケ曲の予約指示に応じて、ログイン要求を管理サーバ3へ送信する。つまり、携帯端末T1は、携帯端末T1とコマンダ2とを対応付ける対応付け処理を管理サーバ3へ要求する。このログイン要求には、ユーザAにより入力された携帯端末用ユーザID及びパスワードが含まれる。携帯端末用ユーザIDは、ユーザを識別するための識別情報である。携帯端末用ユーザIDは、携帯端末T1からアクセス可能な楽曲提供サイトで会員登録を行ったユーザに対して発行される識別情報である。
【0029】
次に、管理サーバ3は、携帯端末T1からログイン要求を受信すると、ログイン要求に含まれる携帯端末用ユーザIDに対応するカラオケ用ユーザIDが、コマンドIDに対応付けられてリモコンログインリストに登録されているかを判定する。そして、カラオケ用ユーザIDがコマンドIDに対応付けられている場合、管理サーバ3は、携帯端末T1とコマンダ2とを対応付ける対応付け処理を実行する。この対応付け処理では、携帯端末T1から受信されたログイン要求に含まれる携帯端末用ユーザIDとコマンドIDとが対応付けられて携帯端末ログインリストに登録される。携帯端末ログインリストは、携帯端末からログインしたユーザの携帯端末用ユーザIDを登録するリストである。言い換えれば、携帯端末ログインリストは、携帯端末とコマンダとを対応付けるためのリストである。この登録によりユーザAの携帯端末T1からのログインが完了し、携帯端末T1とコマンダ2とが対応付けられる。続いて、管理サーバ3は、携帯端末T1とコマンダ2とが対応付けられたことを示す対応付け情報を携帯端末T1へ送信する。
【0030】
次に、携帯端末T1は、管理サーバ3は、対応付け情報が受信されたことに応じて、携帯端末T1と対応付けられたコマンダ2に、カラオケ曲の予約リストが含むカラオケ曲番号が示すカラオケ曲を予約させる処理を管理サーバ3へ要求する。例えば、予約リストが含むカラオケ曲番号が示すカラオケ曲の一括予約が管理サーバ3へ要求される。或いは、予約リストが含む複数のカラオケ曲番号のそれぞれが示すカラオケ曲の一曲ずつの予約が管理サーバ3へ要求される。そして、管理サーバ3は、携帯端末T1からの予約させる処理の要求に応じて、カラオケ曲を予約させる予約指令をコマンダ2へ送信する。コマンダ2は、管理サーバ3からの予約指令に応じて、カラオケ曲のカラオケ曲番号を演奏予約リストに登録する。こうして演奏予約リストにカラオケ曲番号が記録されたカラオケ曲は、例えば予約順に演奏される。
【0031】
[2.各装置の構成]
次に、図2を参照して、カラオケシステムSに含まれる各装置の構成について説明する。図2は、本実施形態におけるカラオケシステムSに含まれる各装置の概要構成例を示す。
【0032】
図2(A)は、リモコン1の概要構成例を示すブロック図である。図2(A)に示すように、リモコン1は、制御部11、記憶部12、ビデオRAM13、映像制御部14、表示部15、操作部16、操作処理部17、赤外線送信部18、及び無線LAN(Local Area Network)通信部19等を備えて構成される。
【0033】
制御部11は、CPU、ROM、及びRAM等により構成される。記憶部12は、例えば、不揮発性半導体メモリ等により構成される。記憶部12には、OS(Operating System)及びリモコン処理プログラムが記憶されている。また、制御部11は、OS及びリモコン処理プログラムを実行することにより、リモコン1全体を統括制御する。また、記憶部12には、選曲対象となるカラオケ曲の情報を登録する楽曲リストが記憶されている。カラオケ曲の情報には、カラオケ曲番号、曲名、及び歌手名等が含まれる。この楽曲リストに含まれるカラオケ曲の曲名等は、制御部11により、ビデオRAM13及び映像制御部14を介して表示部15に選択可能に表示される。また、制御部11は、ユーザによる操作部16からの指示を、操作処理部17を介して受け付ける。ユーザによる指示としては、ユーザID等の入力、又はカラオケ曲の選曲、音量調整等の指示がある。また、赤外線送信部18は、コマンダ2との間で赤外線通信を行うためのものである。また、無線LAN通信部19は、例えばIEEE 802.11の諸規格に準拠する無線LANの通信を行うためのものである。
【0034】
記憶部12には、リモコン1のリモコンIDと、このリモコン1に対応付け状態にあるコマンダ2のコマンダIDとが対応付けられて記憶されている。なお、記憶部12には、管理サーバ3のIPアドレスも記憶されている。
【0035】
図2(B)は、コマンダ2の概要構成例を示すブロック図である。図2(B)に示すように、コマンダ2は、制御部21、記憶部22、ビデオRAM23、映像再生部24、映像制御部25、マイク制御部26、シンセサイザ27、ミキシングアンプ28、操作部29a、操作処理部29b、赤外線受信部29c、及びLAN通信部29d等を備えて構成される。制御部21は、CPU、ROM、及びRAM等により構成される。記憶部22は、例えば、ハードディスク等により構成される。記憶部22には、OS及びコマンダ処理プログラムが記憶されている。制御部21は、OS及びコマンダ処理プログラムを実行することにより、コマンダ2全体を統括制御する。また、記憶部22には、演奏予約されたカラオケ曲の演奏予約リストが記憶されている。この演奏予約リストには、例えば、カラオケ曲番号が予約順に登録される。なお、リストへの「登録」は「記録」ともいう。また、記憶部22には、カラオケ曲に対応する楽曲データ及び映像データ等が記憶される。シンセサイザ27は、楽曲データを用いてカラオケ曲の演奏を行い、演奏信号をミキシングアンプ28へ出力する。また、マイク制御部26は、マイクにより集音されたユーザの歌唱音声信号をミキシングアンプ28へ出力する。ミキシングアンプ28は、演奏信号と歌唱音声信号とをミキシングしてスピーカへ出力する。また、映像データ等はビデオRAM23及び映像再生部24により再生される。そして、映像制御部25は、再生された映像信号をディスプレイへ出力する。また、制御部21は、ユーザによる操作部29aからの指示を、操作処理部29bを介して受け付ける。赤外線受信部29cは、リモコン1との間で赤外線通信を行うためのものである。また、記憶部22には、コマンダ2のコマンダIDと、このコマンダ2と対応付け状態にあるリモコン1のリモコンIDとが対応付けられて記憶されている。なお、記憶部22には、管理サーバ3のIPアドレスも記憶されている。
【0036】
図2(C)は、管理サーバ3の概要構成例を示すブロック図である。図2(C)に示すように、管理サーバ3は、制御部31、記憶部32、及び通信部33等を備えて構成される。制御部31は、CPU、ROM、及びRAM等により構成される。記憶部32は、例えば、ハードディスク等により構成される。記憶部32には、OS及びサーバプログラム等が記憶されている。制御部31は、OS及びサーバプログラムを実行することにより、管理サーバ3全体を制御する。また、制御部31は、本発明における対応付け手段、通知手段、及び送信手段等として機能し、後述する処理を行う。なお、制御部31は、時計機能及びタイマ機能を有する。
【0037】
更に、記憶部32には、登録ユーザリスト、リモコンログインリスト、及び携帯端末ログインリストが記憶されている。登録ユーザリストは、例えばカラオケシステムSを利用するために会員登録されたユーザのユーザ情報を登録するリストである。このユーザ情報には、カラオケ用ユーザID、携帯端末用ユーザID、パスワード、氏名、及びメールアドレス等が含まれる。カラオケ用ユーザIDと携帯端末用ユーザIDとが同一の場合もある。この場合、カラオケ用ユーザIDと携帯端末用ユーザIDとは、特に区別されることなくユーザIDとして用いられる。リモコンログインリストには、上述したように、カラオケ用ユーザIDとコマンダIDとが対応付けられて登録される。一方、携帯端末ログインリストには、上述したように、携帯端末用ユーザIDとコマンダIDとが対応付けられて登録される。なお、ユーザがログアウトした場合、リモコンログインリストにおけるカラオケ用ユーザIDとコマンダIDの対応付けは解除される。また、ユーザがログアウトした場合、携帯端末ログインリストにおける携帯端末用ユーザIDとコマンダIDの対応付けは解除される。
【0038】
図2(D)は、携帯端末T1の概要構成例を示すブロック図である。図2(D)に示すように、携帯端末T1は、制御部41、記憶部42、表示部43、操作部44、スピーカ45、マイク46、及び携帯無線通信部47等を備えて構成される。なお、携帯端末T1の例としては、スマートフォン、携帯電話機、又はタブレット等が挙げられる。制御部41は、CPU、ROM、及びRAM等により構成される。記憶部42は、例えば、不揮発性半導体メモリ等により構成される。記憶部42には、OS及び端末処理プログラム等が記憶されている。制御部41は、OS及び端末処理プログラムを実行することにより、携帯端末T1全体を制御する。端末処理プログラムには、カラオケ用アプリケーションプログラムが含まれる。カラオケ用アプリケーションプログラムは、本発明の携帯機器用プログラムの一例である。カラオケ用アプリケーションプログラムは、コンピュータとしての制御部41に、第1要求ステップと、受信ステップと、第2要求ステップと、を少なくとも実行させることができる。ここで、第1要求ステップは、携帯端末T1とコマンダ2とを対応付ける処理を管理サーバ3へ要求するステップである。受信ステップは、携帯端末T1とコマンダ2とが対応付けられたことを示す対応付け情報を受信するステップである。第2要求ステップは、携帯端末T1とコマンダ2とが対応付けられたことを示す情報が管理サーバ3から受信されたことに応じて、携帯端末T1と対応付けられたコマンダ2に、予約リストが含むカラオケ曲番号が示すカラオケ曲を予約させる処理を管理サーバ3へ要求するステップである。なお、カラオケ用アプリケーションプログラムは、例えば、他のサーバからネットワークNWを介してダウンロードされるようにしても良いし、CD−ROM等の記録媒体に記録されてドライブを介して読み込まれるようにしても良い。また、制御部41は、ユーザによる操作部44からの指示を受け付ける。ユーザによる指示としては、ユーザID等の入力、又はカラオケ曲の選曲等の指示がある。また、記憶部42には、ユーザが所望するカラオケ曲の情報を登録する楽曲リストが記憶される。カラオケ曲の情報には、カラオケ曲番号、曲名、歌手名、及び登録日付等が含まれる。ユーザが所望するカラオケ曲の情報は、例えば携帯端末T1からアクセスした楽曲提供サイトから取得される。なお、登録日付には時刻が含まれてもよい。また、記憶部42には、コマンダ2に演奏予約させるカラオケ曲の情報を登録する予約リストが記憶される。なお、記憶部42には、管理サーバ3のIPアドレスも記憶されている。
【0039】
[3.カラオケシステムSにおけるカラオケ曲の予約動作]
次に、図3及び図4を参照して、カラオケシステムSにおけるカラオケ曲の予約動作について説明する。図3は、管理サーバ3の制御部31における処理を示すフローチャートである。また、図4(A)は、携帯端末T1の制御部41における対応付け及び予約処理を示すフローチャートである。なお、以下に説明する動作では、携帯端末T1を例にとるが他の携帯端末T2〜T4でも同様の処理となる。また、以下に説明する動作の前提として、同じカラオケルームに設置されているリモコン1とコマンダ2の対応付けは既に行われているものとする。
【0040】
図3に示す処理は、例えば、カラオケシステムSの運営者による開始指示に応じて開始される。図3に示すステップS1では、管理サーバ3の制御部31は、終了指示があったか否かを判定する。そして、終了指示があったと判定された場合には(ステップS1:YES)、図3に示す処理は終了する。一方、終了指示がないと判定された場合には(ステップS1:NO)、ステップS2に進む。
【0041】
ステップS2では、管理サーバ3の制御部31は、リモコン1からログイン要求を受信したか否かを判定する。
【0042】
ここで、リモコン1からログイン要求が送信される際の処理について説明する。例えば、カラオケルームにおいて、リモコン1を持つユーザAによる操作部16の操作により、カラオケ用ユーザID及びパスワードが入力される。そして、リモコン1の制御部11は、このリモコン1と対応付けられたコマンダ2のコマンダIDを記憶部12から取得する。次いで、リモコン1の制御部11は、管理サーバ3のIPアドレスを用いて、無線LANのアクセスポイントAP、ルータR及びインターネットを介して管理サーバ3へアクセスする。そして、リモコン1の制御部11は、ログイン要求を管理サーバ3へ送信する。このログイン要求には、ユーザAにより入力されたカラオケ用ユーザID及びパスワードと、記憶部12から取得したコマンダIDとが含まれる。なお、リモコン1の制御部11は、ログイン要求を、管理サーバ3へ送信する代わりに、コマンダ2へ送信するように構成してもよい。この場合、コマンダ2は、リモコン1から受信されたログイン要求を管理サーバ3へ送信することになる。
【0043】
そして、管理サーバ3の制御部31は、リモコン1からログイン要求を受信したと判定した場合には(ステップS2:YES)、ステップS3に進む。一方、管理サーバ3の制御部31は、リモコン1からログイン要求を受信していないと判定した場合には(ステップS2:NO)、ステップS6に進む。
【0044】
ステップS3では、管理サーバ3の制御部31は、リモコン1から受信したログイン要求に含まれるカラオケ用ユーザIDとコマンドIDとを対応付けてリモコンログインリストに登録する。この登録によりユーザAのリモコン1からのログインが完了する。なお、カラオケ用ユーザIDとコマンドIDとを対応付けてリモコンログインリストに登録する前に、ユーザ認証処理が行われるように構成してもよい。このユーザ認証処理では、受信されたログイン要求に含まれるカラオケ用ユーザID及びパスワードの組が登録ユーザリストに記録されているか否かが判定される。そして、カラオケ用ユーザID及びパスワードの組が登録ユーザリストに記録されている場合、認証成功と判定される。認証成功の場合、カラオケ用ユーザIDとコマンドIDとが対応付けられてリモコンログインリストに登録される。一方、カラオケ用ユーザID及びパスワードの組が登録ユーザリストに記録されていない場合、認証失敗と判定される。認証失敗の場合、カラオケ用ユーザIDとコマンドIDはリモコンログインリストに登録されない。
【0045】
ステップS6では、管理サーバ3の制御部31は、リモコン1からのログアウト要求を受信したか否かを判定する。このログアウト要求は、リモコン1を持つユーザAによる操作部16の操作によりログアウトが指示された場合に、リモコン1から管理サーバ3へ送信される。このログアウト要求には、ユーザAのカラオケ用ユーザID及びパスワードと、コマンダ2のコマンダIDとが含まれる。なお、リモコン1の制御部11は、ログアウト要求を、管理サーバ3へ送信する代わりに、コマンダ2へ送信するように構成してもよい。この場合、コマンダ2は、リモコン1から受信されたログアウト要求を管理サーバ3へ送信することになる。
【0046】
そして、管理サーバ3の制御部31は、リモコン1からログアウト要求を受信したと判定した場合には(ステップS6:YES)、ステップS7に進む。一方、管理サーバ3の制御部31は、リモコン1からログアウト要求を受信していないと判定した場合には(ステップS6:NO)、ステップS8に進む。
【0047】
ステップS7では、管理サーバ3の制御部31は、ログアウト要求に含まれるカラオケ用ユーザIDとコマンダIDとの対応付けを解除する。例えば、ログアウト要求に含まれるカラオケ用ユーザIDがリモコンログインリストから削除される。さらに、ログアウト要求に含まれるカラオケ用ユーザIDに対応する携帯端末用ユーザIDが、コマンドIDに対応付けられて携帯端末ログインリストに登録されている場合がある。この場合、この携帯端末用ユーザIDとコマンドIDとの対応付けが解除される。例えば、ログアウト要求に含まれるカラオケ用ユーザIDに対応する携帯端末用ユーザIDが、携帯端末ログインリストから削除される。これにより、携帯端末T1とコマンダ2との対応付けが解除されることになる。なお、カラオケ用ユーザIDに対応する携帯端末用ユーザIDは、登録ユーザリストから特定される。
【0048】
ステップS8では、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1からログイン要求を受信したか否かを判定する。
【0049】
ここで、携帯端末T1からログイン要求が送信される際の処理について、図4(A)を参照して説明する。図4(A)に示す対応付け及び予約処理は、例えば、携帯端末T1のユーザAによる操作部44の操作により開始される。図4(A)に示すステップS31では、携帯端末T1の制御部41は、対応付け及び予約処理の終了指示があったか否かを判定する。そして、終了指示があったと判定された場合には(ステップS31:YES)、図4(A)に示す処理は終了する。一方、終了指示がないと判定された場合には(ステップS31:NO)、ステップS32に進む。
【0050】
ステップS32では、携帯端末T1の制御部41は、ユーザAから操作部44を介して楽曲リストの予約指示があったか否かを判定する。そして、携帯端末T1の制御部41は、楽曲リストの予約指示があったと判定した場合には(ステップ32:YES)、ステップS33に進む。一方、携帯端末T1の制御部41は、楽曲リストの予約指示がないと判定した場合には(ステップ32:NO)、ステップS31に戻る。
【0051】
ステップS33では、携帯端末T1の制御部41は、コマンダ2との対応付けが完了しているか否かを判定する。後述するステップS35で、管理サーバ3から対応付けの成功を示すメッセージが通知されている場合、コマンダ2との対応付けが完了していると判定される。そして、携帯端末T1の制御部41は、コマンダ2との対応付けが完了していないと判定した場合には(ステップS33:NO)、ステップS34へ進む。一方、携帯端末T1の制御部41は、コマンダ2との対応付けが完了していると判定した場合には(ステップS33:YES)、ステップS37へ進む。
【0052】
ステップS34では、携帯端末T1の制御部41は、ログイン要求処理を行う。ログイン要求処理では、先ず、携帯端末T1のユーザAによる操作部44の操作により、携帯端末用ユーザID及びパスワードが入力される。そして、携帯端末T1の制御部41は、管理サーバ3のIPアドレスを用いて、携帯基地局B及びネットワークNWを介してアクセスする。そして、携帯端末T1の制御部41は、ログイン要求を管理サーバ3へ送信する。つまり、携帯端末T1の制御部41は、携帯端末T1とコマンダ2とを対応付ける対応付け処理を管理サーバ3へ要求する。このログイン要求には、ユーザAにより入力された携帯端末用ユーザID及びパスワードが含まれる。なお、携帯端末用ユーザIDが以前に携帯端末T1に入力され保存されていれば、この保存されている携帯端末用ユーザIDが用いられる。
【0053】
図3に示す処理に戻り、ステップS8において、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1からログイン要求を受信したと判定した場合には(ステップS8:YES)、ステップS9に進む。一方、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1からログイン要求を受信していないと判定した場合には(ステップS8:NO)、ステップS15に進む。
【0054】
ステップS9では、管理サーバ3の制御部31は、リモコンログインリストを参照して、携帯端末用ユーザIDに対応するカラオケ用ユーザIDがコマンドIDに対応付けられているか否かを判定する。ここで、携帯端末用ユーザIDに対応するカラオケ用ユーザIDは、登録ユーザリストから特定される。なお、カラオケ用ユーザIDと携帯端末用ユーザIDとが同一である場合がある。この場合、携帯端末用ユーザIDであるカラオケ用ユーザIDがコマンドIDに対応付けられているか否かを判定すればよい。そして、管理サーバ3の制御部31は、カラオケ用ユーザIDがコマンドIDに対応付けられていると判定した場合には(ステップS9:YES)、ステップS10に進む。一方、管理サーバ3の制御部31は、カラオケ用ユーザIDがコマンドIDに対応付けられていないと判定した場合には(ステップS9:NO)、ステップS14に進む。
【0055】
ステップS10では、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1とコマンダ2との対応付け処理を実行する。この対応付け処理では、制御部31は、携帯端末T1から受信したログイン要求に含まれる携帯端末用ユーザIDとコマンドIDとを対応付けて携帯端末ログインリストに登録する。この登録によりユーザAの携帯端末T1からのログインが完了し、携帯端末T1とコマンダ2とが対応付けられる。なお、ステップS3と同様、携帯端末用ユーザIDとコマンドIDとを対応付けて携帯端末ログインリストに登録する前に、ユーザ認証処理が行われるように構成してもよい。
【0056】
次いで、管理サーバ3の制御部31は、対応付けの成功を示すメッセージを携帯端末T1へ送信する(ステップS11)。対応付けの成功を示すメッセージは、携帯端末T1とコマンダ2とが対応付けられたことを示す対応付け情報の一例である。
【0057】
次いで、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末ログインリストに登録された携帯端末用ユーザIDに対応するユーザのログインが、コマンダ2に対する最初のログインであるか否かを判定する(ステップS12)。つまり、このログインが、同じカラオケルームを利用する同伴グループに属する複数のユーザの中で最初のログインであるか否かが判定される。そして、管理サーバ3の制御部31は、最初のログインであると判定した場合には(ステップS12:YES)、経過時間タイマT1を初期化し(ステップS13)、ステップS1に戻る。経過時間タイマT1の初期化により、タイマT1のカウント値が0からカウントが開始される。なお、経過時間タイマT1は、後述するステップS20で、最初のログインから、ログイン数を確定するための待機時間が経過したか否かを判定するために用いられる。一方、管理サーバ3の制御部31は、最初のログインでないと判定した場合には(ステップS12:NO)、ステップS1に戻る。一方、ステップS14では、管理サーバ3の制御部31は、対応付けの失敗を示すメッセージを携帯端末T1へ送信する。
【0058】
図4(A)に示す処理の説明に戻り、ステップS35において、携帯端末T1の制御部41は、コマンダ2との対応付け処理が成功したか否かを判定する。管理サーバ3から、対応付けの成功を示すメッセージが受信された場合、対応付け処理が成功したと判定される。一方、管理サーバ3から、対応付けの失敗を示すメッセージが受信された場合、対応付け処理が成功しなかったと判定される。そして、携帯端末T1の制御部41は、対応付け処理が成功しなかったと判定した場合には(ステップS35:NO)、対応付けの失敗を示すメッセージを表示部43に表示し(ステップS36)、ステップS31に戻る。一方、携帯端末T1の制御部41は、対応付け処理が成功したと判定した場合には(ステップS35:YES)、ステップS37に進む。
【0059】
ステップS37では、携帯端末T1の制御部41は、予約リストを作成して記憶部42に記憶する。ここで、予約リストは、例えば記憶部42に記憶された楽曲リストが複製されることにより作成される。或いは、予約リストは、楽曲リストからカラオケ曲の情報が抽出されることにより作成される。
【0060】
次いで、携帯端末T1の制御部41は、対応付けの成功を示すメッセージが受信されたことに応じて、予約処理を行う(ステップS38)。この予約処理において、携帯端末T1の制御部41は、上記ステップS37で作成された予約リストにカラオケ曲番号が登録されているカラオケ曲をコマンダ2に予約させる予約要求を管理サーバ3へ送信する。つまり、携帯端末T1の制御部41は、対応付けの成功を示すメッセージが受信されたことに応じて、携帯端末T1と対応付けられたコマンダ2に、予約リストが含むカラオケ曲番号が示すカラオケ曲を予約させる処理を管理サーバ3へ要求する。言い換えれば、携帯端末T1の制御部41は、予約リストにカラオケ曲番号が登録されているカラオケ曲をコマンダ2に予約させる処理を管理サーバ3へ要求する。例えば、予約リストが含むカラオケ曲番号が示すカラオケ曲の一括予約が管理サーバ3へ要求される。この場合、予約要求には、例えば、ユーザAの携帯端末用ユーザID、及び記憶部42に記憶された予約リストが含まれる。これにより、予約リスト中の複数のカラオケ曲を一括して予約することができる。
【0061】
また、ステップS38の別の例として、予約リスト中の複数のカラオケ曲を一曲ずつ予約する予約処理を行うこともできる。この場合、予約リストが含む複数のカラオケ曲番号のそれぞれが示すカラオケ曲の一曲ずつの予約が管理サーバ3へ要求される。
【0062】
図4(B)は、複数のカラオケ曲を一曲ずつ予約する予約処理の一例を示すフローチャートである。図4(B)において、先ず、携帯端末T1の制御部41は、予約リストに登録されている複数のカラオケ曲番号の中の1つのカラオケ曲番号を取得する(ステップS381)。ここで取得される1つのカラオケ曲番号は、第1のカラオケ曲の識別情報の一例である。例えば、登録日付が現在時刻に最も近いカラオケ曲が優先されて取得される。次いで、携帯端末T1の制御部41は、上記ステップS381で取得されたカラオケ曲番号等を含む予約要求を管理サーバ3へ送信する(ステップS382)。
【0063】
次いで、携帯端末T1の制御部41は、上記ステップS381で取得されたカラオケ曲番号に対応するカラオケ曲の情報を予約リストから削除する(ステップS383)。次いで、携帯端末T1の制御部41は、予約リストが空になったか否かを判定する(ステップS384)。つまり、予約リストに登録されているカラオケ曲の情報が無くなったか否かが判定される。そして、携帯端末T1の制御部41は、予約リストが空になったと判定した場合には(ステップS384:YES)、図4(A)に示す処理に戻る。一方、携帯端末T1の制御部41は、予約リストが空になっていないと判定した場合には(ステップS384:NO)、ステップS385に進む。
【0064】
ステップS385では、携帯端末T1の制御部41は、コマンダ2に対するログイン数の取得要求を管理サーバ3へ送信する。ここで、コマンダ2に対するログイン数とは、コマンダ2に対応付けられている携帯端末の数をいう。このログイン数の取得要求には、例えば、ユーザAの携帯端末用ユーザIDが含まれる。そして、携帯端末T1の制御部41は、経過時間タイマT2を初期化する(ステップS386)。経過時間タイマT2の初期化により、タイマT2のカウント値が0からカウントが開始される。なお、経過時間タイマT2は、後述するステップS388で、ログイン数を取得するための待機時間が経過したか否かを判定するために用いられる。そして、携帯端末T1の制御部41は、ログイン数の取得が成功したか否かを判定する(ステップS387)。管理サーバ3からログイン数を示すメッセージが通知された場合、ログイン数の取得が成功したと判定され(ステップS387:YES)、ステップS389へ進む。一方、管理サーバ3からログイン数を示すメッセージが通知されない場合(ステップS387:NO)、携帯端末T1の制御部41は、上記ステップS386で初期化された経過時間タイマT2のカウント値が、ログイン数取得待機時間を超えたか否かを判定する(ステップS388)。ここで、ログイン数取得待機時間は、ログイン数を取得するための待機時間である。また、ログイン数取得待機時間は、複数のユーザのログインが確定すると予想される時間に予め設定される。例えば、ログイン数取得待機時間は、180秒程度に設定される。そして、経過時間タイマT2のカウント値がログイン数取得待機時間を超えていないと判定された場合には(ステップS388:NO)、ステップS387に戻る。一方、経過時間タイマT2のカウント値がログイン数取得待機時間を超えたと判定された場合には(ステップS388:YES)、ステップS381に戻り、次のカラオケ曲の予約処理へ移行される。なお、経過時間タイマT2のカウント値がログイン数取得待機時間を超えたと判定された場合には(ステップS388:YES)、ステップS385に戻り、ログイン数の取得要求をリトライするように構成してもよい。
【0065】
ステップS389では、携帯端末T1の制御部41は、上記ステップS387で取得されたログイン数に基づいて予約待機時間を設定する。この予約待機時間は、予約リストが含むカラオケ曲番号が示すカラオケ曲の予約を待機させる待機時間である。携帯端末T1の制御部41は、例えば、1曲分演奏時間×ログイン数を、予約待機時間として設定する。つまり、ログイン数が多いほど予約待機時間を長く設定されることになる。なお、この予約待機時間は、ログイン数に応じて変化しないように構成してもよい。例えば、予約待機時間は、予め設定された固定時間でもよい。
【0066】
次いで、携帯端末T1の制御部41は、経過時間タイマT3を初期化する(ステップS390)。経過時間タイマT3の初期化により、タイマT3のカウント値が0からカウントが開始される。なお、経過時間タイマT3は、後述するステップS392で予約待機時間を経過したか否かを判定するために用いられる。
【0067】
次いで、携帯端末T1の制御部41は、対応付け及び予約処理の終了指示があったか否かを判定する(ステップS391)。そして、終了指示があったと判定された場合には(ステップS391:YES)、図4(A)に示す処理は終了する。一方、終了指示がないと判定された場合には(ステップS391:NO)、ステップS392に進む。
【0068】
ステップS392では、携帯端末T1の制御部41は、上記ステップS390で初期化された経過時間タイマT3のカウント値が、上記ステップS389で設定された予約待機時間を超えたか否かを判定する。つまり、上記ステップS382で予約要求が管理サーバ3に送信されてから予約待機時間が経過したか否かが判定される。そして、経過時間タイマT3のカウント値が予約待機時間を超えていないと判定された場合には(ステップS392:NO)、ステップS391に戻る。一方、経過時間タイマT3のカウント値が予約待機時間を超えたと判定された場合には(ステップS392:YES)、ステップS393に進む。
【0069】
ステップS393では、携帯端末T1の制御部41は、対応付け及び予約処理の終了指示があったか否かを判定する。そして、終了指示があったと判定された場合には(ステップS393:YES)、図4(A)に示す処理は終了する。一方、終了指示がないと判定された場合には(ステップS393:NO)、ステップS381に戻る。ステップS381に戻ると、携帯端末T1の制御部41は、予約リストに登録されている複数のカラオケ曲番号の中の次の1つのカラオケ曲番号を取得して上記と同様、ステップS382以降の処理を行う。ここで取得される次の1つのカラオケ曲番号は、予約リストに登録されている複数のカラオケ曲番号の中の第1のカラオケ曲の次に送信されるべき第2のカラオケ曲の識別情報の一例である。つまり、携帯端末T1の制御部41は、上記ステップS389で設定された予約待機時間が経過したと判定されたことに応じて、次のカラオケ曲のカラオケ曲番号を含む予約要求を管理サーバ3へ送信することになる。つまり、次のカラオケ曲のカラオケ曲番号を含む予約要求が、予約待機時間の経過後に管理サーバ3へ送信される。このような予約処理は、予約リストが空になるまで繰り返し行われる。
【0070】
以上のように、図4(B)に示す予約処理によれば、例えば、複数のユーザA〜Dが同じカラオケルームを利用する場合であっても、各携帯端末T1〜T4側で待機時間を設定することができる。その結果、複数のユーザ間で歌唱したい曲を順番に予約することができる。また、ログイン数が多いほど予約待機時間を長く設定する構成によれば、例えば各携帯端末T1〜T4側で適切な待機時間を設定することができる。
【0071】
なお、図4(B)に示す予約処理では、複数のカラオケ曲を一曲ずつ予約する予約処理の一例を示したが、複数曲ずつ纏めて予約要求を行うように構成してもよい。例えば、20曲あるカラオケ曲の中で、5曲ずつ纏めて予約要求を行うように構成してもよい。
【0072】
図3に示す処理の説明に戻り、ステップS15において、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1から予約要求を受信したか否かを判定する。そして、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1から予約要求を受信したと判定した場合には(ステップS15:YES)、ステップS16に進む。一方、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1から予約要求を受信していないと判定した場合には(ステップS15:NO)、ステップS19に進む。
【0073】
ステップS16では、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末ログインリストを参照して、受信した予約要求に含まれる携帯端末用ユーザIDがコマンドIDに対応付けられているか否かを判定する。そして、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末用ユーザIDがコマンドIDに対応付けられていると判定した場合には(ステップS16:YES)、ステップS17に進む。一方、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末用ユーザIDがコマンドIDに対応付けられていないと判定した場合には(ステップS16:NO)、ステップS1に戻る。
【0074】
ステップS17では、管理サーバ3の制御部31は、リモコンログインリストを参照して、受信した予約要求に含まれる携帯端末用ユーザIDに対応するカラオケ用ユーザIDがコマンドIDに対応付けられているか否かを判定する。なお、携帯端末用ユーザIDに対応するカラオケ用ユーザIDは、登録ユーザリストから特定される。そして、管理サーバ3の制御部31は、カラオケ用ユーザIDがコマンドIDに対応付けられていると判定した場合には(ステップS17:YES)、ステップS18に進む。一方、管理サーバ3の制御部31は、カラオケ用ユーザIDがコマンドIDに対応付けられていないと判定した場合には(ステップS17:NO)、ステップS1に戻る。
【0075】
ステップS18では、管理サーバ3の制御部31は、受信した予約要求に示されるカラオケ曲を、携帯端末T1に対応付けられたコマンダ2に予約させる処理を実行する。この予約させる処理では、管理サーバ3の制御部31は、先ず、受信した予約要求に含まれる携帯端末用ユーザIDに対応付けられているコマンドIDを用いて、ネットワークNW及びルータRを介してアクセスする。そして、管理サーバ3の制御部31は、受信した予約要求に含まれるカラオケ曲番号と共に予約指令を、アクセスしたコマンダ2へ送信する。これにより、コマンダ2は、管理サーバ3から受信したカラオケ曲番号を演奏予約リストに登録する。こうして演奏予約リストにカラオケ曲番号が記録されたカラオケ曲は、例えば予約順に演奏されることになる。
【0076】
ところで、上述したように、受信された予約要求に予約リストが含まれている場合がある。この場合、管理サーバ3の制御部31は、予約リストと共に予約指令をコマンダ2へ送信する。これにより、コマンダ2は、管理サーバ3から受信した予約リストに登録されているカラオケ曲番号を演奏予約リストに登録する。なお、例えば、複数のユーザA〜Dがログインしている場合、各ユーザA〜Dそれぞれの携帯端末T1〜T4から、予約リストを含む予約要求が管理サーバ3により受信される場合がある。この場合、管理サーバ3の制御部31は、例えば、各予約リストを纏めて一つの新たな予約リストを作成する。この新たな予約リストには、各予約リストに登録されているカラオケ曲番号が交互に登録される。例えば、ユーザAの予約リストに登録されたカラオケ曲番号が新たな予約リストに登録され、その次に、ユーザBの予約リストに登録されたカラオケ曲番号が登録される。そして、ユーザBの予約リストに登録されたカラオケ曲番号の次に、ユーザCの予約リストに登録されたカラオケ曲番号が新たな予約リストに登録される。このように作成された新たな予約リストがコマンダ2へ送信される。これにより、コマンダ2の制御部21は、は、新たな予約リストに登録されているカラオケ曲番号を、登録順に演奏予約リストに登録する。なお、各ユーザA〜Dそれぞれの携帯端末T1〜T4から受信された予約リストをコマンダ2へ送信するように構成してもよい。この場合、コマンダ2の制御部21が、各予約リストに登録されているカラオケ曲番号を交互に演奏予約リストに登録することになる。
【0077】
ステップS19では、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1からログイン数取得要求を受信したか否かを判定する。そして、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1からログイン数取得要求を受信したと判定した場合には(ステップS19:YES)、ステップS20に進む。一方、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末T1からログイン数取得要求を受信していないと判定した場合には(ステップS19:NO)、ステップS1に戻る。
【0078】
ステップS20では、管理サーバ3の制御部31は、上記ステップS13で初期化された経過時間タイマT1のカウント値が、ログイン数確定待機時間を超えたか否かを判定する。ここで、ログイン数確定待機時間は、最初のログインから、ログイン数を確定するための待機時間である。また、ログイン数確定待機時間は、例えば、上述したログイン数取得待機時間と同様、180秒程度に設定される。そして、経過時間タイマT1のカウント値がログイン数確定待機時間を超えていないと判定された場合には(ステップS20:NO)、ステップS1に戻る。一方、経過時間タイマT1のカウント値がログイン数確定待機時間を超えたと判定された場合には(ステップS20:YES)、ステップS21に進む。
【0079】
ステップS21では、管理サーバ3の制御部31は、携帯端末ログインリストを参照して、携帯端末T1に対応付けられたコマンダ2に対するログイン数を取得する。例えば、まず、携帯端末ログインリストにおいて、ログイン数取得要求に含まれる携帯端末用ユーザIDが対応付けられているコマンダIDが特定される。次に、特定されたコマンダIDに対応付けられている携帯端末用ユーザIDの数がカウントされることでログイン数が取得される。そして、管理サーバ3の制御部31は、上記ステップS385でログイン数取得要求を送信した携帯端末T1へ、上記取得したログイン数を示すメッセージを通知する(ステップS22)。
【0080】
以上説明したように、上記実施形態によれば、携帯端末T1からネットワークNWを介して管理サーバ3へ対応付け処理を要求することにより、携帯端末T1とコマンダ2とを効率良く対応付けることができる。そして、携帯端末T1とコマンダ2との対応付けの成功を示すメッセージが管理サーバ3から受信されたことに応じて、携帯端末T1と対応付けられたコマンダ2に、携帯端末T1に記憶された予約リストが含むカラオケ曲番号が示すカラオケ曲を予約させる処理を管理サーバ3へ要求するように構成した。その結果、ユーザは所望するカラオケ曲を迅速に携帯端末T1から予約することができる。そのため、ユーザの利便性を向上させることができる。
【符号の説明】
【0081】
1 リモコン
2 コマンダ
3 管理サーバ
T1〜T4 携帯端末
S カラオケシステム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおいて、
前記カラオケ曲を識別する識別情報を含む予約リストを記憶する記憶部を備えた前記携帯機器に含まれるコンピュータに、
前記携帯機器と前記カラオケ装置とを対応付ける処理を前記サーバ装置へ要求する第1要求ステップと、
前記携帯機器と前記カラオケ装置とが対応付けられたことを示す対応付け情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにより前記対応付け情報が受信されたことに応じて、前記携帯機器と対応付けられた前記カラオケ装置に、前記予約リストが含む前記識別情報が示すカラオケ曲を予約させる処理を前記サーバ装置へ要求する第2要求ステップと、
を実行させることを特徴とする携帯機器用プログラム。
【請求項2】
前記カラオケシステムは、前記カラオケ装置に向けて選曲を要求する専用の選曲装置を更に備え、
前記携帯機器のコンピュータに、前記第1要求ステップ、前記受信ステップ及び前記第2要求ステップを実行させることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器用プログラム。
【請求項3】
前記第2要求ステップは、前記予約リストが含む前記識別情報が示すカラオケ曲の一括予約を前記サーバ装置へ要求することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯機器用プログラム。
【請求項4】
前記予約リストに前記カラオケ曲の前記識別情報が複数登録されている場合に、前記第2要求ステップは、前記予約リストに登録されている複数の前記識別情報の中の第1の前記カラオケ曲の前記識別情報を前記サーバ装置へ送信し、
前記プログラムは前記コンピュータに、前記第1の前記カラオケ曲の前記識別情報が前記サーバ装置に送信されてから所定の待機時間が経過したかを判定する判定ステップを実行させ、
前記第2要求ステップは、さらに、前記予約リストに登録されている複数の前記識別情報の中の前記第1の前記カラオケ曲の次に送信されるべき第2の前記カラオケ曲の前記識別情報を、前記待機時間の経過後に前記サーバ装置へ送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯機器用プログラム。
【請求項5】
前記プログラムは前記コンピュータに、
前記カラオケ装置に対応付けられた前記携帯機器の数を前記サーバ装置から取得する取得ステップと、
前記予約リストが含む前記識別情報が示すカラオケ曲の予約を待機させる待機時間を設定させる設定ステップであって、前記取得ステップにより取得された数が多いほど前記待機時間を長く設定する設定ステップと、
を実行させ、
前記第2要求ステップは、前記設定ステップにより設定された待機時間が前記判定ステップにより経過したと判定されたことに応じて、前記第2の前記カラオケ曲の前記識別情報を前記サーバ装置へ送信することを特徴とする請求項4に記載の携帯機器用プログラム。
【請求項6】
カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおける前記サーバ装置であって、
前記カラオケ曲を識別する識別情報を含む予約リストを記憶する記憶部を備えた前記携帯機器と前記カラオケ装置とを対応付ける処理の要求を前記携帯機器から受信した場合に、前記携帯機器と前記カラオケ装置とを対応付ける処理を実行する対応付け手段と、
前記携帯機器と前記カラオケ装置とが対応付けられたことを示す対応付け情報を前記携帯機器へ送信する送信手段と、
前記予約リストが含む前記識別情報が示すカラオケ曲を前記携帯機器に対応付けられた前記カラオケ装置に予約させる処理の要求を、前記携帯機器から受信した場合に、前記カラオケ曲の予約指令を前記カラオケ装置へ送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。
【請求項7】
カラオケ曲を演奏するカラオケ装置と、携帯機器がネットワークを介して接続されるサーバ装置と、を備えるカラオケシステムにおいて前記サーバ装置により実行されるカラオケ曲の予約方法であって、
前記カラオケ曲を識別する識別情報を含む予約リストを記憶する記憶部を備えた前記携帯機器と前記カラオケ装置とを対応付ける処理の要求を前記携帯機器から受信した場合に、前記携帯機器と前記カラオケ装置とを対応付ける処理を実行するステップと、
前記携帯機器と前記カラオケ装置とが対応付けられたことを示す対応付け情報を前記携帯機器へ送信するステップと、
前記予約リストが含む前記識別情報が示すカラオケ曲を前記携帯機器に対応付けられた前記カラオケ装置に予約させる処理の要求を、前記携帯機器から受信した場合に、前記カラオケ曲の予約指令を前記カラオケ装置へ送信するステップと、
を含むことを特徴とするカラオケ曲の予約方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−37151(P2013−37151A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−172406(P2011−172406)
【出願日】平成23年8月5日(2011.8.5)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】