説明

サーバ装置、クライアント装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ処理方法及びプログラム

【課題】フォーマットや処理能力の相違に関わらずあらゆるコンテンツを再生させること。
【解決手段】サーバ装置1は、クライアント装置3からコンテンツリスト要求信号及び再生条件情報を受信すると、再生条件情報と自身のコンテンツリストとを比較して、クライアント装置においてデコード不可能なコンテンツがある場合には、当該コンテンツを自身でフォーマット変換が可能か判断し、不可能な場合にはサーバ装置2の変換可能情報を参照して当該コンテンツがサーバ装置2でフォーマット変換可能か判断する。そしてサーバ装置1は、クライアント装置3でデコード可能なコンテンツのみが記載されたコンテンツリストをクライアント装置3へ送信し、クライアント装置3からコンテンツ要求があった場合には、コンテンツに応じて自身でフォーマット変換し、又はサーバ装置2へフォーマット変換を依頼して、変換後のコンテンツをクライアント装置3で再生させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動画像データ、音声データ、静止画像データ等のコンテンツをクライアント装置に送信することが可能なサーバ装置、当該サーバ装置からコンテンツを受信して再生することが可能なクライアント装置、当該サーバ装置及びクライアント装置からなるコンテンツ再生システム、当該サーバ装置においてコンテンツを処理する方法及びそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば家庭用ビデオレコーダ(PVR:Personal Video Recorder)等のデジタルAV(Audio/Visual)機器同士やそれらとPC(Personal Computer)等を、Ethernet(登録商標)等のホームネットワークで相互に接続して、動画像データ、音声データ、静止画像データ等のコンテンツを相互利用するシステムが提案されている。特に、DLNA(Digital Living Network Alliance)によって上記のようなコンテンツの伝送の仕様(DLNAガイドライン)が策定されたことで、当該仕様に対応した種々の機器が開発されている。
【0003】
上記DLNAガイドラインにおいては、例えばコンテンツの送信元である複数のサーバ装置とコンテンツの送信先であるクライアント装置とをネットワークで接続した場合、クライアント装置がネットワーク上に存在する視聴可能なコンテンツの一覧情報(コンテンツリスト)の送信を要求すると、各サーバ装置は自らが出力可能なコンテンツの一覧情報をクライアント装置へ送信する。クライアント装置は、当該コンテンツリストを表示し、ユーザから所望するコンテンツの選択を入力し、各サーバ装置から当該コンテンツを受信して再生を行なう。
【0004】
ところで、このコンテンツリストには、各サーバ装置においてDLNAガイドラインに規定された動画像・音声・静止画像データのフォーマット(符号化方式)であれば、どのようなコンテンツであってもリストに記載され、クライアント装置へ送信される。しかし、クライアント装置によっては、各サーバ装置に記憶されたコンテンツのフォーマットが、クライアント装置においてデコード(復号化)することができない場合もあり、そういったコンテンツも上記コンテンツリストには表示されるため、そのコンテンツをユーザが選択した場合には、サーバ装置から受信しても再生できないことになる。また、クライアント装置においてサーバ装置に記憶されたコンテンツの符号化方式には対応していてもデコードできるビットレートやファイルサイズに限りがあるために、当該コンテンツを再生できない場合もある。
【0005】
このような問題に関連して、下記特許文献1には、クライアント装置(端末)がデコードできるフォーマットやビットレートを示す情報を予めサーバ装置へ通知し、その情報に従いサーバ装置がフォーマットやビットレートを変換してコンテンツをクライアント装置へ送信する技術が記載されている。
【0006】
また、下記特許文献2にも、クライアント装置(映像再生装置)が自身のデータ再生能力または記憶容量に関する属性情報をサーバ装置(映像送信装置)へ送信し、サーバ装置が当該属性情報に基づいてコンテンツを符号化してクライアント装置へ送信する技術が記載されている。
【特許文献1】特開平9−284567号公報(段落[0040]〜[0046]等)
【特許文献2】特開2001−358799号公報(段落[0006]等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に記載の技術においては、クライアント装置が対応するフォーマットや再生能力等の情報をサーバ装置が取得しても、フォーマットや再生能力には多くのバリエーションが存在するため、サーバ装置がそのフォーマットや処理能力に応じてコンテンツを変換することができない場合には、当該コンテンツをクライアント装置へ送信することができず、また送信してもクライアント装置で再生することができない。
【0008】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、フォーマットや処理能力の相違に関わらずあらゆるコンテンツを再生させることが可能なサーバ装置、クライアント装置、コンテンツ再生システム、コンテンツ処理方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するため、本発明の主たる観点に係るサーバ装置は、クライアント装置及び他のサーバ装置とネットワークを介して接続され、前記クライアント装置の要求に応じてコンテンツを送信可能なサーバ装置であって、複数の符号化方式で符号化された複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、前記クライアント装置において復号化可能な前記符号化方式に関する復号化可能方式情報を前記クライアント装置から受信する受信手段と、前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第1のコンテンツの第1の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第2の符号化方式へ変換する変換手段と、前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第2のコンテンツの第3の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第4の符号化方式へ変換するよう要求する第1の変換要求信号を当該第2のコンテンツとともに前記他のサーバ装置へ送信する送信手段とを具備する。
【0010】
これにより、記憶手段により記憶された複数のコンテンツ中に、クライアント装置では復号化ができない符号化方式のコンテンツがある場合でも、当該サーバ装置で符号化方式を変換できるコンテンツについては変換を行うことができるとともに、当該サーバ装置で符号化方式を変換できないコンテンツについても、他のサーバ装置へ当該変換を要求することで、クライアント装置で復号化できないコンテンツを極力廃して、符号化方式の相違に関わらずあらゆるコンテンツをクライアント装置で再生させることができる。
【0011】
なお、ここでコンテンツとは、動画像データ、静止画像データ、音声データ等のデータをいい、その取得元は特に限定されるものではなく、例えば放送されたもの、記録媒体から取得したもの、ユーザが自ら作成したもの等、あらゆるコンテンツを適用可能である。また符号化方式とは、例えば動画像ならMPEG−1(Moving Picture Experts Group phase 1)、MPEG−2、MPEG−4、MPEG−4 AVC(Advanced Video Coding)、静止画像ならJPEG(Joint Photographic Experts Group)、GIF(Graphic Interchange Format)等、音声ならMP3(MPEG-1 Audio Layer-3)、AAC(MPEG-2(4) Audio AAC)、ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)等のフォーマットである。またサーバ装置とは例えばPCやビデオレコーダ等の電子機器であり、クライアント装置とは例えばPCやビデオレコーダ、テレビジョン装置等の電子機器である。
【0012】
上記サーバ装置において、前記記憶手段は、当該サーバ装置において変換可能な符号化方式に関する第1の変換可能方式情報を記憶し、前記受信手段は、前記他のサーバ装置において変換可能な符号化方式に関する第2の変換可能方式情報を前記他のサーバ装置から受信し、前記変換手段は、前記記憶された第1の変換可能方式情報と前記受信された復号化可能方式情報とを比較して、当該サーバ装置において前記第1の符号化方式から前記第2の符号化方式への変換が可能か否かを判断するとともに、前記受信された第2の変換可能方式情報と前記受信された復号化可能方式情報とを比較して、前記他のサーバ装置において前記第3の符号化方式から前記第4の符号化方式への変換が可能か否かを判断する手段を有するようにしてもよい。
【0013】
これにより、クライアント装置から受信した復号化可能方式情報と、当該サーバ装置に記憶した第1の変換可能方式情報及び他のサーバ装置から受信した第2の変換可能方式情報を用いて、当該サーバ装置及び他のサーバ装置における符号化方式の変換の可否を容易に判断して自身で変換を行ない、また他のサーバ装置へ変換を要求することができる。
【0014】
上記サーバ装置において、前記受信手段は、前記記憶された各コンテンツの属性情報が記載されたコンテンツリストの送信を要求するコンテンツリスト要求信号を前記復号化可能方式情報とともに前記クライアント装置から受信し、前記送信手段は、前記コンテンツリスト要求信号に応じて、前記変換が可能であると判断された前記第1及び第2のコンテンツを含む、前記クライアント装置で復号化可能な前記各コンテンツの前記属性情報が記載された前記コンテンツリストを前記クライアント装置へ送信するようにしても構わない。
【0015】
ここで属性情報とは、各コンテンツのタイトル、記憶日時、総再生時間等の情報である。これにより、サーバ装置に記憶されたコンテンツが本来クライアント装置において復号化できないコンテンツであっても、当該コンテンツの符号化方式を変換可能であるか否かを判断した上で、復号化可能なコンテンツのリストとしてコンテンツリストをクライアント装置へ送信することができる。したがって、ユーザが当該コンテンツリスト中から復号化不可能なコンテンツを誤って選択してしまうようなことを防ぐことができ、利便性が向上する。
【0016】
上記サーバ装置において、前記第1のコンテンツは動画像コンテンツであり、前記送信されるコンテンツリストには、前記各コンテンツの属性情報とともに、前記各コンテンツの各サムネイル画像が含まれていてもよい。
【0017】
これにより、コンテンツリストには上記クライアント装置で復号化可能なコンテンツのサムネイル画像が含まれることとなるため、クライアント装置においてサムネイル画像が表示されない状態でコンテンツリストが送信されることがなくなり、クライアント装置ではコンテンツリストに含まれるコンテンツを全てサムネイル画像により確認することが可能となる。
【0018】
上記サーバ装置において、前記受信手段は、前記他のサーバ装置において前記第1の符号化方式で符号化されて記憶された第3のコンテンツの当該第1の符号化方式を前記第2の符号化方式へ変換するよう要求する第2の変換要求信号を前記他のサーバ装置から前記第3のコンテンツとともに受信し、前記変換手段は、前記受信された第2変換要求信号を基に、前記第3のコンテンツの前記第1の符号化方式を前記第2の符号化方式へ変換し、前記送信手段は、前記変換された第3のコンテンツを前記クライアント装置へ送信するようにしても構わない。
【0019】
これにより、他のサーバ装置において記憶されたコンテンツ中にクライアント装置で復号化できないコンテンツがある場合に、他のサーバ装置の要求に応じて当該コンテンツの符号化方式を変換してクライアント装置へ送信することで、当該コンテンツをクライアント装置で再生させることが可能となる。すなわち、他のサーバ装置との間で、それぞれが変換できない符号化方式を補完しあうことで、クライアント装置において符号化方式に関わらずあらゆるコンテンツを再生させることができる。
【0020】
上記サーバ装置において、前記記憶手段は、前記クライアント装置で復号化可能な第5の符号化方式で符号化され、第1のビットレートで復号化される第5のコンテンツを記憶し、前記受信手段は、前記クライアント装置で前記コンテンツを復号化可能な第2のビットレートに関するビットレート情報を受信し、前記変換手段は、前記ビットレート情報を基に、前記第5のコンテンツの前記第1のビットレートを前記第2のビットレートに変換するようにしてもよい。
【0021】
これにより、サーバ装置に記憶されたコンテンツがクライアント装置の符号化方式に対応していても、当該コンテンツのビットレートに未対応の場合に、当該ビットレートをクライアント装置で復号化可能なようにビットレート変換することができ、クライアント装置においてコンテンツのビットレートに関わらずあらゆるコンテンツを再生させることが可能となる。
【0022】
本発明の他の観点に係るクライアント装置は、ネットワークを介して接続された第1のサーバ装置及び第2のサーバ装置から当該第1及び第2のサーバ装置に記憶されたコンテンツを受信可能なクライアント装置であって、当該クライアント装置において復号化可能なコンテンツの第1の符号化方式及び第2の符号化方式に関する復号化可能方式情報を記憶する記憶手段と、前記復号化可能方式情報を前記第1及び第2のサーバ装置へ送信する送信手段と、前記第1のサーバ装置に記憶されたコンテンツのうち、前記復号化可能方式情報を基に前記第1のサーバ装置により第3の符号化方式から前記第1の符号化方式へ変換された第1のコンテンツを前記第1のサーバ装置から受信し、前記第1のサーバ装置から前記第2のサーバ装置へ送信され前記復号化可能方式情報を基に前記第2のサーバ装置により第4の符号化方式から前記第2の符号化方式へ変換された第2のコンテンツを前記第2のサーバ装置から受信する受信手段と、前記第1及び第2のコンテンツを復号化して再生するよう制御する制御手段とを具備する。
【0023】
これにより、復号化可能方式情報を第1及び第2のサーバ装置へ送信することで、第1のサーバ装置に当該クライアント装置で復号化できないコンテンツが複数存在した場合でも、第1のサーバ装置で符号化方式を変換できるものについては変換してもらい、第1のサーバ装置で変換できないものについては第2のサーバ装置で変換してもらうことで、当該クライアント装置で常に復号化できる状態でコンテンツを受信して再生することができ、復号化できないコンテンツを無駄に受信してしまうことを防ぐことができる。
【0024】
上記クライアント装置において、前記受信手段は、前記第1のサーバ装置に記憶されたコンテンツのうち前記第1及び第2のコンテンツを含む、当該クライアント装置で復号化可能な前記各コンテンツの前記属性情報が記載された第1のコンテンツリストを受信し、前記制御手段は、前記受信された第1のコンテンツリストから一のコンテンツを選択するユーザ操作を入力するために、当該第1のコンテンツリストを表示するよう制御するようにしてもよい。
【0025】
これにより、クライアント装置において復号化可能なコンテンツのみが記載されたコンテンツリストを受信するため、クライアント装置で復号化できない無駄なコンテンツがコンテンツリストから選択され受信されてしまうことを防ぐことができる。
【0026】
上記クライアント装置において、前記受信手段は、前記第2のサーバ装置に記憶されたコンテンツのうち、第5の符号化方式から前記第2の符号化方式へ変換可能な第5のコンテンツを含む、当該クライアント装置で復号化可能なコンテンツの前記属性情報が記載された第2のコンテンツリストを受信し、前記制御手段は、前記受信された第2のコンテンツリストと前記第1のコンテンツリストとを第3のコンテンツリストとして合成し、前記一のコンテンツを選択するユーザ操作を入力するために、前記第3のコンテンツリストを表示するよう制御するようにしても構わない。
【0027】
これにより、第1のサーバ装置に記憶されたコンテンツだけでなく第2のサーバ装置に記憶されたコンテンツが本来クライアント装置で復号化できないものであっても、当該コンテンツが第2のサーバ装置により符号化方式を変換可能であると判断された場合には、当該コンテンツを含む第2のコンテンツリストを第2のサーバ装置から受信し、第1及び第2のサーバ装置に記憶されたコンテンツをまとめて第3のコンテンツリストとして表示するよう制御できる。したがって、クライアント装置のユーザは、所望のコンテンツが第1のサーバ装置と第2のサーバ装置のどちらに記憶されているか、及びそのコンテンツがクライアント装置で復号化可能か否かを意識することなく、あらゆるコンテンツを第1または第2のサーバ装置から受信して再生させることができる。
【0028】
本発明のまた別の観点に係るコンテンツ再生システムは、ネットワークを介して互いに通信可能な第1のサーバ装置、第2のサーバ装置及びクライアント装置とからなるシステムであって、前記第1のサーバ装置は、複数の符号化方式で符号化された複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、前記クライアント装置において復号化可能な前記符号化方式に関する復号化可能方式情報を前記クライアント装置から受信する受信手段と、前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第1のコンテンツの第1の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第2の符号化方式へ変換する変換手段と、前記変換された第1のコンテンツを前記クライアント装置へ送信するとともに、前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第2のコンテンツの第3の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第4の符号化方式へ変換するよう要求する変換要求信号を当該第2のコンテンツとともに前記第2のサーバ装置へ送信する送信手段とを有し、前記第2のサーバ装置は、前記変換要求信号及び前記第2のコンテンツを前記第1のサーバ装置から受信する受信手段と、前記受信された第2のコンテンツの前記第3の符号化方式を前記第4の符号化方式へ変換する変換手段と、前記変換された第2のコンテンツを前記クライアント装置へ送信する送信手段とを有し、前記クライアント装置は、前記復号化可能方式情報を記憶する記憶手段と、前記復号化可能方式情報を前記第1のサーバ装置へ送信する送信手段と、前記第1のコンテンツを前記第1のサーバから受信し、前記第2のコンテンツを前記第2のサーバから受信する受信手段と、前記受信された第1及び第2のコンテンツを復号化して再生する再生手段とを有する。
【0029】
本発明の更に別の観点に係るコンテンツ処理方法は、クライアント装置及び他のサーバ装置とネットワークを介して接続され、前記クライアント装置の要求に応じてコンテンツを送信可能なサーバ装置が前記コンテンツを処理する方法であって、複数の符号化方式で符号化された複数のコンテンツを記憶するステップと、前記クライアント装置において復号化可能な前記符号化方式に関する復号化可能方式情報を前記クライアント装置から受信するステップと、前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第1のコンテンツの第1の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第2の符号化方式へ変換するステップと、前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第2のコンテンツの第3の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第4の符号化方式へ変換するよう要求する第1の変換要求信号を当該第2のコンテンツとともに前記他のサーバ装置へ送信するステップとを具備する。
【0030】
本発明のまた更に別の観点に係るプログラムは、クライアント装置及び他のサーバ装置とネットワークを介して接続され、前記クライアント装置の要求に応じてコンテンツを送信可能なサーバ装置に、複数の符号化方式で符号化された複数のコンテンツを記憶するステップと、前記クライアント装置において復号化可能な前記符号化方式に関する復号化可能方式情報を前記クライアント装置から受信するステップと、前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第1のコンテンツの第1の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第2の符号化方式へ変換するステップと、前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第2のコンテンツの第3の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第4の符号化方式へ変換するよう要求する第1の変換要求信号を当該第2のコンテンツとともに前記他のサーバ装置へ送信するステップとを実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0031】
以上のように、本発明によれば、フォーマットや処理能力の相違に関わらずあらゆるコンテンツを再生させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0033】
図1は、本実施形態におけるコンテンツ再生システムのネットワーク構成を示した図である。同図に示すように、本実施形態におけるコンテンツ再生システムは、サーバ装置1及びサーバ装置2と、クライアント装置3とから構成され、各装置は例えばEthernet(登録商標)4により接続されている。サーバ装置1及びサーバ装置2は、クライアント装置3の要求に応じて動画像データ、音声(音楽)データ、静止画像データ等のコンテンツをクライアント装置3へ送信し、クライアント装置3は当該コンテンツを再生させることが可能となっている。また、サーバ装置1とサーバ装置2との間でもコンテンツをやり取りすることが可能となっている。
【0034】
なお、サーバ装置1及び2としては、具体的にはPCや、HDD(Hard Disk Drive)/DVD(Digital Versatile Disk)レコーダ等のビデオレコーダ(PVR)等の電子機器が適用され、またクライアント装置3としては、デジタルテレビジョン装置やPC等の電子機器が適用可能である。本実施形態においては、サーバ装置1及び2にはPCが、クライアント装置3にはデジタルテレビジョン装置が適用されているものとする。
【0035】
図2は、上記サーバ装置1の構成を示したブロック図である。同図に示すように、サーバ装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、フラッシュメモリ14、操作入力部15、デジタルチューナ17、IEEE1394インターフェース(I/F)18、Ethernet(登録商標)/無線LANインターフェース19、USB(Universal Serial Bus)インターフェース20、フラッシュメモリインターフェース21、HDD22、光ディスクドライブ23、バッファコントローラ25、Mux/Demux(マルチプレクサ/デマルチプレクサ)26、CODEC(COmpresser DECompressor)27、OSD(On-Screen Display)28、D/A(Digital/Analog)コンバータ29・30、表示部31、スピーカ32及びセレクタ33を有している。
【0036】
CPU11は、必要に応じてRAM12等に適宜アクセスし、サーバ装置1の各ブロックを統括的に制御する。RAM12は、CPU11の作業用領域等として用いられ、OSやプログラム、処理データ等を一時的に保持するメモリである。ROM13は、CPU11に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。フラッシュメモリ14は、各種プログラムや各種データの他、CODEC27が可能なフォーマット変換に関する情報を示す変換可能情報(後述)を記憶する不揮発性のメモリである。
【0037】
操作入力部15は、例えばキーボード、マウス、ボタン、スイッチ等で構成され、ユーザの操作による各種設定値や指令を入力してCPU11へ出力する。
【0038】
デジタルチューナ17は、CPU11の制御に従って、図示しないアンテナを介してデジタル放送の特定のチャンネルを選局して放送データを受信し、当該放送データを復調して、セレクタ33を介してMux/Demux26に出力して再生させたり、バッファコントローラ25を介してHDD22や光ディスク24へ記録させたりする。当該放送データは、例えばMPEG−2 TSフォーマットで符号化されたMPEGストリーム等であるが、このフォーマットに限られるものではない。
【0039】
IEEE1394インターフェース18は、例えばデジタルビデオカメラ等の外部機器に接続可能である。デジタルビデオカメラ等によって撮影され記録された動画像データ等のコンテンツは、上記デジタルチューナ17によって受信されたコンテンツと同様に再生させたり、HDD22や光ディスク24に記憶させたりすることが可能である。
【0040】
Ethernet(登録商標)/無線LANインターフェース19は、クライアント装置3やサーバ装置2から送信された各種データを、上記Ethernet(登録商標)4または無線LANを介して入力し、また当該Ethernet(登録商標)4を介してインターネット等の外部ネットワークへ接続し、Webサーバ等と各種データやコンテンツのやり取りを行う。
【0041】
USBインターフェース20は、USBを介して例えばUSBメモリ等の外部記憶装置やデジタルカメラ等の機器からコンテンツやその他のデータを入力し、適宜再生させたり記憶させたりする。
【0042】
フラッシュメモリインターフェース21は、例えばフラッシュメモリを内蔵したメモリーカード(例えばメモリースティック)と接続して、当該フラッシュメモリに記録されたコンテンツやその他のデータを入力し、適宜再生させたり記憶させたりする。
【0043】
HDD22は、デジタルチューナ17やその他各種インターフェースから入力されたコンテンツや、OSやアプリケーション等の各種プログラム、その他のデータ等を内蔵のハードディスクに記憶し、また再生時等にそれらを当該ハードディスクから読み出し、バッファコントローラ25へ出力する。HDD22に記憶されるコンテンツとしては、上記デジタルチューナ17から受信された放送番組のコンテンツの他、IPTV(Internet Protocolテレビジョン)サービス等により上記インターネット等を介して受信したインターネット番組のコンテンツや、ユーザがデジタルカメラ等で撮影して編集等した独自コンテンツ、光ディスク等の各種記録媒体から記憶したコンテンツ等、あらゆるコンテンツが記憶される。またHDD22には、当該HDD22に記憶されたコンテンツの一覧を示すコンテンツリストも記憶される。
【0044】
光ディスクドライブ23は、光ディスク24を装着可能であり、当該光ディスク24に対する信号の記録及び再生が可能である。光ディスクドライブ23は光ディスク24に記憶されたデータを読み出し、バッファコントローラ25へ出力する。なお、光ディスク24としては、例えばDVD(DVD−Video、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等)やBD(Blu-ray Disc)、CD(Compact Disc)等が挙げられる。
【0045】
バッファコントローラ25は、HDD22や光ディスクドライブ23、デジタルチューナ等の各種インターフェースから連続的に入力されるデータの読み出しのタイミングやデータ量を制御し、HDD22や光ディスクドライブ23から断続的に読み出されるデータを、Mux/Demux26へ連続的に出力する。
【0046】
セレクタ33は、上記各インターフェースやHDD22及び光ディスク24のいずれかから入力されるデータをCPU11からの制御信号に基づき選択する。
【0047】
Mux/Demux26は、上記バッファコントローラ25から入力された、多重化されたMPEGストリームをMPEGオーディオストリームとMPEGビデオストリームとに分離して、CODEC27へ出力したり、CODEC27から入力されたMPEGオーディオストリーム及びMPEGビデオストリームを多重化し、セレクタ33を介してバッファコントローラ25へ出力したりする。
【0048】
CODEC27は、Mux/Demux26で分離されたMPEGオーディオストリーム及びMPEGビデオストリームにそれぞれデコード処理を施して、デジタルオーディオ信号及びデジタルビデオ信号に変換し、デジタルオーディオ信号をD/Aコンバータ30へ、またデジタルビデオ信号をOSD28へ出力する。またCODEC27は、バッファコントローラ25から入力されるデジタルオーディオ信号及びデジタルビデオ信号に対して、所定のフォーマットによりエンコード(符号化)処理を施し、Mux/Demux26へ出力する。
【0049】
すなわち、CODEC27は、あるフォーマットで符号化されたコンテンツを他のフォーマットへ変換することが可能となっている。上述したように、当該フォーマット変換に関する情報は、変換可能情報として上記フラッシュメモリ14に記憶されている。当該変換可能情報の詳細については後述する。
【0050】
なお、CODEC27は、バッファコントローラ25から入力されるデジタルオーディオ信号及びデジタルビデオ信号をそのままD/Aコンバータ30及びOSD28へ出力したりすることも可能である。
【0051】
D/Aコンバータ30は、上記CODEC27から入力されたデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して、スピーカ32に出力して再生させる。
【0052】
OSD28は、例えば液晶ディスプレイからなる表示部31に表示するためのグラフィックス等を生成して、上記デジタルビデオ信号との合成処理や切り替え処理を施し、処理後の映像データをD/Aコンバータ29に出力する。
【0053】
D/Aコンバータ29は、OSD28でグラフィック処理を施されたデジタルビデオ信号をアナログビデオ信号に変換し、表示部31に出力して表示させる。
【0054】
また、上記デジタル放送の放送データには、オーディオストリーム及びビデオストリームの他に、データ放送信号やEPG(Electronic Program Guide)データ等を伝送するためのPSI/SI(Program Specific Information / Service Information)信号等が含まれている。上記フラッシュメモリ14やHDD22には、当該PSI/SI信号等から抽出されたEPGデータも記憶される。
【0055】
なお、サーバ装置2の構成も上記サーバ装置1の構成と同様であるが、本実施形態においては、サーバ装置2のCODECは、サーバ装置1のCODEC27とは異なるフォーマット変換に対応しているものとする。
【0056】
図3は、上記クライアント装置3の構成を示したブロック図である。同図に示すように、クライアント装置3は上記サーバ装置1及び2と略同様の構成となっているが、サーバ装置1及び2と比較して、HDDや光ディスクを有していない点、またMux(マルチプレクサ)によりMPEGオーディオストリームとMPEGビデオストリームとを多重化する機能や、CODECによりコンテンツのフォーマットを変換する機能を有していない点が異なる。すなわち、クライアント装置3は、各種インターフェースから入力された多重化されたコンテンツをDemux(デマルチプレクサ)により分離し、そのままのフォーマットでデコーダ57によりデコードして再生することが可能となっている。
【0057】
また、クライアント装置3はリモートコントローラ(以下、リモコンと称する)46を有し、操作入力部45は当該リモコン46から送信される赤外線信号の受光部を有している。
【0058】
更に、クライアント装置3のフラッシュメモリ44内には、フォーマットやビットレート等の、クライアント装置3において再生されるコンテンツの再生条件を示す再生条件情報が記憶されている。
【0059】
図4は、上記クライアント装置3に記憶された再生条件情報のデータ構造の一例を示した図である。当該再生条件情報は、例えばXML(eXtensible Markup Language)で記述されるが、他の記述方式であっても構わない。
【0060】
同図において、<config #1>には、動画像コンテンツ(video)を再生する場合の再生条件として、ストリーム形式、映像フォーマット、画面サイズ(画角)、最大復号ビットレート、動画像に付随する音声のフォーマット、サンプリング周波数、サンプリングビット数といった情報が記述される。同図においては、ストリーム形式はMP4、映像フォーマットはMPEG4−AVC、画面サイズはD1(480インターレス(720x480))、最大復号ビットレートは10Mbps、音声フォーマットはAAC−LC(Low Complexity)、サンプリング周波数は44KHz、サンプリングビット数は16となっている。
【0061】
また<config #2>には、音声コンテンツ(audio)を再生する場合の再生条件として、ストリーム形式、音声フォーマット、サンプリング周波数、サンプリングビット数といった情報が記述される。同図においては、ストリーム形式はrtp(Real-time Transport Protocol)、音声フォーマットはMP3、サンプリング周波数は44.1KHz、サンプリングビット数は16となっている。
【0062】
また<config #3>には、静止画像コンテンツを再生する場合の再生条件として、静止画像フォーマット、最大ファイルサイズ、最大ピクセル数といった情報が記述される。同図においては、静止画像フォーマットはJPEG(Joint Photographic Experts Group)、最大ファイルサイズは16Mbyte、最大ピクセル数は1920,1080となっている。
【0063】
これらの再生条件情報63は、クライアント装置3が有する機能や処理能力によって適宜変更される。
【0064】
図5は、サーバ装置2に記憶された上記変換可能情報のデータ構造の一例を示した図である。当該変換可能情報35は、上述したように、サーバ装置2のCODECが各コンテンツをどのフォーマットからどのフォーマットへ変換することが可能かという情報を例えばXMLで記述したものである。当該記述も、XML以外の言語によっても構わない。
【0065】
同図に示すように、当該変換可能情報35には、入力ソース(変換前フォーマット)(<in>)と、出力ソース(変換後フォーマット)(<out>)とで変換可能な組合せが記述される。具体的には、入力ソース及び出力ソースそれぞれにおいて、ストリーム形式、映像フォーマット、最大ビットレート、画面サイズが規定されている。同図においては、ストリーム形式がTTS(Timestamp付きTransport Stream)、映像フォーマットがMPEG−2、最大ビットレートが30Mbps、画面サイズがHD(High Definition)の動画像コンテンツが入力された場合には、ストリーム形式がMP4、映像フォーマットがMPEG4−AVC、最大ビットレートが10Mbps、画面サイズがD1の動画像コンテンツに変換が可能であることを示している。
【0066】
同図においては動画像コンテンツに関する記述のみを示しているが、もちろん音声コンテンツや静止画像コンテンツに関しても同様に記述すればよい。また、入力ソースと出力ソースとは1対複数で対応させてもよい。例えば同図において、入力されたMPEG2の動画像フォーマットを、MPEG4−AVC以外にも例えばMPEG−2やMS−VC1(MicroSoft(登録商標) Video Codec 1)等の複数のフォーマットへ変換可能としてもよい。また、逆に、入力される複数のフォーマットを一のフォーマットへ変換するようにしても構わない。
【0067】
また、サーバ装置1も上記変換可能情報35と同様に記述された情報をフラッシュメモリ14に記憶しているが、本実施形態においては、サーバ装置1とサーバ装置2とでは変換可能なフォーマットが異なり、サーバ装置1の変換可能情報とサーバ装置2の上記変換可能情報35の記述は異なっているものとする。
【0068】
次に、以上のように構成されたコンテンツ再生システムの動作について説明する。図6は、当該コンテンツ再生システムにおいてコンテンツが再生されるまでの動作の流れを示したシーケンス図である。同図においては、サーバ装置1に記憶されたコンテンツのうちの1つのフォーマットがクライアント装置3のデコーダ57に対応しておらず、当該コンテンツのフォーマット変換をサーバ装置2へ依頼する場合について説明する。
【0069】
同図に示すように、まず、クライアント装置3において、ユーザがリモコン46を操作する等して、Ethernet(登録商標)4上に存在するコンテンツの一覧(コンテンツリスト)を要求する操作を入力すると、クライアント装置3のCPU41は、サーバ装置1とサーバ装置2が記憶するコンテンツリストを送信するよう要求するコンテンツリスト要求信号を送信する(ステップ71)。また、クライアント装置3は、当該コンテンツリスト要求信号とともに、上記フラッシュメモリ44に記憶してある上記再生条件情報63をサーバ装置1及び2へ送信する(ステップ72)。
【0070】
コンテンツリスト要求信号及び再生条件情報63を受信したサーバ装置1のCPU11は、自身のHDD22に記憶してあるコンテンツリストと、受信した再生条件情報63とを比較して、クライアント装置3においてデコードできないコンテンツがあるか否かを判断する。デコードできないコンテンツがある場合には、フラッシュメモリ14に記憶してある変換可能情報を参照して、サーバ装置1においてフォーマット変換が可能であるか否かを判断する。サーバ装置1において当該フォーマット変換ができないと判断された場合には、サーバ装置1のCPU11は、サーバ装置2に記憶された上記変換可能情報35を要求する変換可能情報要求信号をサーバ装置2へ送信する(ステップ73)。サーバ装置2は、当該要求に応じて変換可能情報35をサーバ装置1へ送信する(ステップ74)。
【0071】
続いて、サーバ装置1のCPU11は、サーバ装置2から受信した変換可能情報35に基づき、上述した変換コンテンツがサーバ装置2においてフォーマット変換可能であるか否かを判断し、可能である場合には、当該コンテンツを含めたコンテンツリストをクライアント装置3へ送信する(ステップ75)。このとき、コンテンツリストには、各コンテンツのフォーマットに関する情報や、各コンテンツのサムネイル画像も含まれており、上記変換可能であると判断されたコンテンツについては、変換後のフォーマットのコンテンツとしてコンテンツリストに記載して送信するものとする。例えば、上記図5の例において、サーバ装置1に記憶された動画像コンテンツのフォーマットがMPEG−2であり、クライアント装置3でデコード可能なフォーマットがMPEG4−AVCである場合には、サーバ装置2においてフォーマット変換可能であると判断し、フォーマットがMPEG4−AVCの動画像コンテンツとしてコンテンツリストに記載して送信する。またサーバ装置2も、上記コンテンツリスト要求信号に応じて、自身のコンテンツリストをクライアント装置3へ送信する(ステップ76)。
【0072】
サーバ装置1及び2からそれぞれコンテンツリストを受信したクライアント装置3のCPU41は、各コンテンツリストをOSD58等により合成処理して、全コンテンツリストとして表示部61に表示する(ステップ77)。
【0073】
図8は、当該全コンテンツリストの一例を示した図である。同図に示すように、コンテンツリストには、サーバ装置1及び2に記憶された各コンテンツの番号、タイトル、記憶日時、総再生時間等の属性情報と、各コンテンツのサムネイル画像111〜114が表示される。同図においては、各コンテンツは全て動画像コンテンツであり、各サムネイル画像は例えば各コンテンツの先頭フレームを縮小表示したものである。もちろん、音声コンテンツや静止画像コンテンツのリストも表示可能であり、例えば音声コンテンツであればアルバムCDやシングルCDのジャケットの画像がサムネイル画像として属性情報とともに表示され、静止画像コンテンツであればそのサムネイル画像が属性情報とともに表示される。
【0074】
クライアント装置3のユーザは、画面右のスクロールバー110や選択フレーム115をリモコン46等により移動させながら、所望のコンテンツを選択する。同図においては、例えばコンテンツ番号8のコンテンツはサーバ装置1に記憶されており、かつ、クライアント装置3のデコーダに対応していないフォーマットのコンテンツであるとする。仮に、当該未対応のフォーマットのコンテンツがそのままサーバ装置1のコンテンツリストに記載されてクライアント装置3へ送信された場合には、クライアント装置3では当該コンテンツのフォーマットが不明であると判断するため、当該コンテンツのサムネイル画像113は表示されないことになる。しかし、本実施形態においては、上記サーバ装置1がサーバ装置2から受信した変換可能情報35により、当該コンテンツがサーバ装置2においてフォーマット変換が可能であると判断され、クライアント装置3で対応可能なフォーマットに変換されたコンテンツとしてコンテンツリストに記載されているため、当該コンテンツのサムネイル画像113も表示することが可能となる。
【0075】
図6に戻り、クライアント装置3のCPU41は、全コンテンツリストから上記番号8のコンテンツの選択を入力すると、当該コンテンツの送信を要求するコンテンツ要求信号をサーバ装置1へ送信する(ステップ78)。当該コンテンツ要求信号を受信したサーバ装置1のCPU11は、当該コンテンツのフォーマット変換を要求するフォーマット変換要求信号を、当該コンテンツとともにサーバ装置2へ送信する(ステップ70、ステップ80)。
【0076】
フォーマット変換要求信号及びコンテンツを受信したサーバ装置2のCPUは、当該コンテンツをCODECによりフォーマット変換し、フォーマット変換後のコンテンツをクライアント装置3へストリーミングにより送信する(ステップ82)。当該コンテンツをストリーミングにより受信したクライアント装置3のCPU41は、当該コンテンツをデコーダ57によりデコードし、表示部61及びスピーカ62で再生させる(ステップ83)。
【0077】
図7は、サーバ装置1の動作の詳細な流れを示すフローチャートである。なお同図において上記図6で説明した事項と重複する部分については説明を省略または簡略化する。
【0078】
同図に示すように、サーバ装置1のCPU11は、コンテンツリスト要求信号及び再生条件情報63をクライアント装置3から受信すると(ステップ91)、当該再生条件情報63を基に、クライアント装置3でデコード不可能なコンテンツがあるか否かを判断し(ステップ92)、そのようなコンテンツがある場合には当該コンテンツがサーバ装置1でフォーマット変換可能か否かを判断し(ステップ93)、変換不可能な場合にはサーバ装置2へ変換可能情報35を取得する(ステップ94、ステップ95)。そしてサーバ装置1のCPU11は、受信した変換可能情報を基に上記コンテンツがサーバ装置2においてフォーマット変換可能であるかを判断し(ステップ96)、変換可能である場合にはサーバ装置1に記憶された全てのコンテンツを含むコンテンツリストをクライアント装置3へ送信する(ステップ97)。
【0079】
上記ステップ92において、クライアント装置でデコード不可能なコンテンツがないと判断した場合及び上記ステップ93において、クライアント装置でデコード不可能なコンテンツをサーバ装置1でフォーマット変換できると判断した場合にも、サーバ装置1のCPU11は、上記全てのコンテンツを含むコンテンツリストをクライアント装置3へ送信する。
【0080】
また、上記ステップ96において、サーバ装置1で変換不可能なコンテンツがサーバ装置2においても変換不可能であると判断された場合には、サーバ装置1のCPU11は、当該コンテンツを除いたコンテンツリストを作成し、クライアント装置3へ送信する(ステップ98)。
【0081】
コンテンツリストの送信後、サーバ装置1のCPU11は、クライアント装置3から一のコンテンツの送信要求信号を受信した場合には(ステップ99)、その要求されたコンテンツのフォーマット変換が必要か否か、また必要な場合はサーバ装置1でフォーマット変換が可能かを判断する(ステップ100、ステップ101)。フォーマット変換が不必要なコンテンツについてはHDD22からそのままコンテンツを読み出してクライアント装置3へストリーミング送信する(ステップ104)。フォーマット変換が必要なコンテンツであってサーバ装置1でフォーマット変換できるコンテンツについてはCODEC27等によりフォーマット変換を行ったうえでクライアント装置3へストリーミング送信する(ステップ103、ステップ104)。フォーマット変換が必要なコンテンツであってサーバ装置1でフォーマット変換不可能なコンテンツについては、フォーマット変換要求信号をコンテンツとともにサーバ装置2へ送信する(ステップ102)。
【0082】
なお、上記図6及び図7においては、クライアント装置3においてデコードできないコンテンツのうち、サーバ装置1がフォーマット変換できないコンテンツをサーバ装置2にフォーマット変換を依頼する例を示したが、サーバ装置2がフォーマット変換できないコンテンツがある場合には、サーバ装置1へフォーマット変換を依頼するようにしても構わない。この場合、サーバ装置1に記憶された変換可能情報をサーバ装置2が参照して、フォーマット変換が可能であると判断した場合に、フォーマット変換要求信号をコンテンツとともにサーバ装置1へ送信する。サーバ装置1は当該コンテンツをフォーマット変換し、クライアント装置3へ送信する。
【0083】
以上の動作により、クライアント装置3においてデコードできないコンテンツがサーバ装置1及び2に存在していても、サーバ装置1及び2でそれぞれの変換可能情報を参照しあって、サーバ装置1及びサーバ装置2のいずれかでフォーマット変換できるものについては変換することとしたため、フォーマットの相違に関わらずあらゆるコンテンツをクライアント装置3において再生させることが可能となる。
【0084】
また、上記フォーマット変換が可能な否かを判断した上で、クライアント装置でデコード可能なコンテンツのみが記載されたコンテンツリストをクライアント装置3へ送信しているため、クライアント装置3がデコードできないコンテンツを無駄に要求したり受信したりしてしまうことを防ぐことができる。
【0085】
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0086】
上述の実施形態においては、サーバ装置1及び2に記憶されたコンテンツのフォーマットがクライアント装置3のデコーダに対応していない場合の処理を示したが、フォーマット自体はクライアント装置3のデコーダに対応していても、ビットレートが対応していないことによりクライアント装置3でコンテンツを再生できないことも考えられる。そこで、サーバ装置1及び2は、上記フォーマット変換処理と同様に、クライアント装置3から受信した上記再生条件情報63を参照して、コンテンツのビットレート変換の可否を判断したうえでコンテンツリストを送信し、サーバ装置1及び2のいずれかでビットレート変換可能なものについては変換したうえでクライアント装置3へ送信するようにしてもよい。また同様に、上記再生条件情報を基に、コンテンツのストリーム形式、画面サイズサンプリング周波数、サンプリングビット数、ファイル容量等をクライアント装置3に合わせて変換するようにしても構わない。
【0087】
上述の実施形態においては、各サーバ装置とクライアント装置とがDLNAの仕様に基づき、Ethernet(登録商標)4により接続される形態を示したが、例えば図9のネットワーク構成図に示すように、Ethernet(登録商標)4等の家庭内ネットワークとインターネット5等の広域ネットワークとをFTTH(Fiber To The Home)により接続し、例えばEthernet(登録商標)4内のサーバ装置1が、インターネット5上のサーバ装置2へコンテンツのフォーマット変換を要求するような形態であっても構わない。FTTHを用いることで、上り通信(サーバ装置1及びクライアント装置からサーバ装置2へのデータ送信)と下り通信(サーバ装置2からサーバ装置1及びクライアント装置3へのデータ送信)の各回線帯域を十分に確保でき、スムーズなコンテンツ処理が可能となる。もちろん、FTTHの代わりにADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)等の他の通信方式を用いても構わない。
【0088】
また、上述の実施形態においては、2つのサーバ装置と1つのクライアント装置とがEthernet(登録商標)により接続された形態を示したが、Ethernet(登録商標)に接続されるサーバ装置及びクライアント装置の数はこれに限られるものではなく、3つ以上のサーバ装置と複数のクライアント装置が接続された形態であっても勿論構わない。
【0089】
また、上述の実施形態において、クライアント装置3においてデコード可能なフォーマットが一のコンテンツにつき複数存在し、サーバ装置1またはサーバ装置2がそれらの複数のフォーマットへの変換に対応している場合には、各サーバ装置がそれら複数のフォーマットのうち一のフォーマットをクライアント装置側で選択させるようにしてもよい。また、クライアント装置側で複数のフォーマットに優先順位をつけてその情報を上記再生条件情報とともに記憶しておき、各サーバ装置は当該優先順位に従ってフォーマット変換するようにしても構わない。これによりユーザの所望のフォーマットでコンテンツを再生させることができ、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンテンツ再生システムのネットワーク構成を示した図である。
【図2】サーバ装置1の構成を示すブロック図である。
【図3】クライアント装置3の構成を示すブロック図である。
【図4】クライアント装置3が記憶する再生条件情報のデータ構造の一例を示した図である。
【図5】サーバ装置2が記憶する変換可能情報のデータ構造の一例を示した図である。
【図6】本実施形態においてコンテンツが再生されるまでの動作の流れを示したシーケンス図である。
【図7】本実施形態におけるサーバ装置1の動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】全コンテンツリストの一例を示した図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係るコンテンツ再生システムのネットワーク構成を示した図である。
【符号の説明】
【0091】
1、2…サーバ装置
3…クライアント装置
4…Ethernet(登録商標)
5…インターネット
11、41…CPU
12、42…RAM
13、43…ROM
14、44…フラッシュメモリ
15、45…操作入力部
22…HDD
26…Mux/DeMux
27…CODEC
31、61…表示部
32、62…スピーカ
35…変換可能情報
57…デコーダ
63…再生条件情報
111〜114…サムネイル画像

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアント装置及び他のサーバ装置とネットワークを介して接続され、前記クライアント装置の要求に応じてコンテンツを送信可能なサーバ装置であって、
複数の符号化方式で符号化された複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、
前記クライアント装置において復号化可能な前記符号化方式に関する復号化可能方式情報を前記クライアント装置から受信する受信手段と、
前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第1のコンテンツの第1の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第2の符号化方式へ変換する変換手段と、
前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第2のコンテンツの第3の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第4の符号化方式へ変換するよう要求する第1の変換要求信号を当該第2のコンテンツとともに前記他のサーバ装置へ送信する送信手段と
を具備することを特徴とするサーバ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のサーバ装置であって、
前記記憶手段は、当該サーバ装置において変換可能な符号化方式に関する第1の変換可能方式情報を記憶し、
前記受信手段は、前記他のサーバ装置において変換可能な符号化方式に関する第2の変換可能方式情報を前記他のサーバ装置から受信し、
前記変換手段は、前記記憶された第1の変換可能方式情報と前記受信された復号化可能方式情報とを比較して、当該サーバ装置において前記第1の符号化方式から前記第2の符号化方式への変換が可能か否かを判断するとともに、前記受信された第2の変換可能方式情報と前記受信された復号化可能方式情報とを比較して、前記他のサーバ装置において前記第3の符号化方式から前記第4の符号化方式への変換が可能か否かを判断する手段を有する
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のサーバ装置であって、
前記受信手段は、前記記憶された各コンテンツの属性情報が記載されたコンテンツリストの送信を要求するコンテンツリスト要求信号を前記復号化可能方式情報とともに前記クライアント装置から受信し、
前記送信手段は、前記コンテンツリスト要求信号に応じて、前記変換が可能であると判断された前記第1及び第2のコンテンツを含む、前記クライアント装置で復号化可能な前記各コンテンツの前記属性情報が記載された前記コンテンツリストを前記クライアント装置へ送信する
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項4】
請求項3に記載のサーバ装置であって、
前記第1のコンテンツは動画像コンテンツであり、
前記送信されるコンテンツリストには、前記各コンテンツの属性情報とともに、前記各コンテンツの各サムネイル画像が含まれる
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項5】
請求項2に記載のサーバ装置であって、
前記受信手段は、前記他のサーバ装置において前記第1の符号化方式で符号化されて記憶された第3のコンテンツの当該第1の符号化方式を前記第2の符号化方式へ変換するよう要求する第2の変換要求信号を前記他のサーバ装置から前記第3のコンテンツとともに受信し、
前記変換手段は、前記受信された第2変換要求信号を基に、前記第3のコンテンツの前記第1の符号化方式を前記第2の符号化方式へ変換し、
前記送信手段は、前記変換された第3のコンテンツを前記クライアント装置へ送信する
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項6】
請求項1に記載のサーバ装置であって、
前記記憶手段は、前記クライアント装置で復号化可能な第5の符号化方式で符号化され、第1のビットレートで復号化される第5のコンテンツを記憶し、
前記受信手段は、前記クライアント装置で前記コンテンツを復号化可能な第2のビットレートに関するビットレート情報を受信し、
前記変換手段は、前記ビットレート情報を基に、前記第5のコンテンツの前記第1のビットレートを前記第2のビットレートに変換する
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項7】
ネットワークを介して接続された第1のサーバ装置及び第2のサーバ装置から当該第1及び第2のサーバ装置に記憶されたコンテンツを受信可能なクライアント装置であって、
当該クライアント装置において復号化可能なコンテンツの第1の符号化方式及び第2の符号化方式に関する復号化可能方式情報を記憶する記憶手段と、
前記復号化可能方式情報を前記第1及び第2のサーバ装置へ送信する送信手段と、
前記第1のサーバ装置に記憶されたコンテンツのうち、前記復号化可能方式情報を基に前記第1のサーバ装置により第3の符号化方式から前記第1の符号化方式へ変換された第1のコンテンツを前記第1のサーバ装置から受信し、前記第1のサーバ装置から前記第2のサーバ装置へ送信され前記復号化可能方式情報を基に前記第2のサーバ装置により第4の符号化方式から前記第2の符号化方式へ変換された第2のコンテンツを前記第2のサーバ装置から受信する受信手段と、
前記第1及び第2のコンテンツを復号化して再生するよう制御する制御手段と
を具備することを特徴とするクライアント装置。
【請求項8】
請求項7に記載のクライアント装置であって、
前記受信手段は、前記第1のサーバ装置に記憶されたコンテンツのうち前記第1及び第2のコンテンツを含む、当該クライアント装置で復号化可能な前記各コンテンツの前記属性情報が記載された第1のコンテンツリストを受信し、
前記制御手段は、前記受信された第1のコンテンツリストから一のコンテンツを選択するユーザ操作を入力するために、当該第1のコンテンツリストを表示するよう制御する
ことを特徴とするクライアント装置。
【請求項9】
請求項8に記載のクライアント装置であって、
前記受信手段は、前記第2のサーバ装置に記憶されたコンテンツのうち、第5の符号化方式から前記第2の符号化方式へ変換可能な第5のコンテンツを含む、当該クライアント装置で復号化可能なコンテンツの前記属性情報が記載された第2のコンテンツリストを受信し、
前記制御手段は、前記受信された第2のコンテンツリストと前記第1のコンテンツリストとを第3のコンテンツリストとして合成し、前記一のコンテンツを選択するユーザ操作を入力するために、前記第3のコンテンツリストを表示するよう制御する
ことを特徴とする電子機器。
【請求項10】
ネットワークを介して互いに通信可能な第1のサーバ装置、第2のサーバ装置及びクライアント装置とからなるシステムであって、
前記第1のサーバ装置は、
複数の符号化方式で符号化された複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、前記クライアント装置において復号化可能な前記符号化方式に関する復号化可能方式情報を前記クライアント装置から受信する受信手段と、前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第1のコンテンツの第1の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第2の符号化方式へ変換する変換手段と、前記変換された第1のコンテンツを前記クライアント装置へ送信するとともに、前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第2のコンテンツの第3の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第4の符号化方式へ変換するよう要求する変換要求信号を当該第2のコンテンツとともに前記第2のサーバ装置へ送信する送信手段とを有し、
前記第2のサーバ装置は、
前記変換要求信号及び前記第2のコンテンツを前記第1のサーバ装置から受信する受信手段と、前記受信された第2のコンテンツの前記第3の符号化方式を前記第4の符号化方式へ変換する変換手段と、前記変換された第2のコンテンツを前記クライアント装置へ送信する送信手段とを有し、
前記クライアント装置は、
前記復号化可能方式情報を記憶する記憶手段と、前記復号化可能方式情報を前記第1のサーバ装置へ送信する送信手段と、前記第1のコンテンツを前記第1のサーバから受信し、前記第2のコンテンツを前記第2のサーバから受信する受信手段と、前記受信された第1及び第2のコンテンツを復号化して再生する再生手段とを有する
ことを特徴とするコンテンツ再生システム。
【請求項11】
クライアント装置及び他のサーバ装置とネットワークを介して接続され、前記クライアント装置の要求に応じてコンテンツを送信可能なサーバ装置が前記コンテンツを処理する方法であって、
複数の符号化方式で符号化された複数のコンテンツを記憶するステップと、
前記クライアント装置において復号化可能な前記符号化方式に関する復号化可能方式情報を前記クライアント装置から受信するステップと、
前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第1のコンテンツの第1の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第2の符号化方式へ変換するステップと、
前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第2のコンテンツの第3の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第4の符号化方式へ変換するよう要求する第1の変換要求信号を当該第2のコンテンツとともに前記他のサーバ装置へ送信するステップと
を具備することを特徴とするコンテンツ処理方法。
【請求項12】
クライアント装置及び他のサーバ装置とネットワークを介して接続され、前記クライアント装置の要求に応じてコンテンツを送信可能なサーバ装置に、
複数の符号化方式で符号化された複数のコンテンツを記憶するステップと、
前記クライアント装置において復号化可能な前記符号化方式に関する復号化可能方式情報を前記クライアント装置から受信するステップと、
前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第1のコンテンツの第1の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第2の符号化方式へ変換するステップと、
前記受信された復号化可能方式情報を基に、前記記憶された各コンテンツのうち第2のコンテンツの第3の符号化方式を、前記クライアント装置において復号化可能な第4の符号化方式へ変換するよう要求する第1の変換要求信号を当該第2のコンテンツとともに前記他のサーバ装置へ送信するステップと
を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−5254(P2008−5254A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−173170(P2006−173170)
【出願日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】