説明

サーバ装置、車載装置、コンテンツ配信方法、及びコンテンツ配信受領方法

【課題】DRMシステムに対応していないコンテンツについて、著作権による保護が求められる場合においても、配信を行うことができるようにする。
【解決手段】車載装置に対し路側機を介してコンテンツを配信するサーバ装置において、車載装置がサーバ装置から配信を受けたコンテンツを所定のタイミングにおいて削除する機能を有するか否かに関する情報を車載装置から受信する受信手段(ステップS44)と、受信手段により受信した情報に基づき、車載装置が前記削除機能を有するか否かを判定する判定手段(ステップS46)とを設け、著作権による保護が求められており、かつデジタル著作権管理システムによる保護がなされていないコンテンツについては、判定手段による削除機能を有する旨の判定がなされた車載装置に対してのみ配信する(ステップS48、S50)ようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載装置に対してコンテンツを配信するサーバ装置、サーバ装置からコンテンツの配信を受ける車載装置、サーバ装置におけるコンテンツ配信方法、及び車載装置におけるコンテンツ配信受領方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、DSRC(狭域通信)を利用した情報提供システムとしては、たとえば、路側に設置された路上機との間でDSRC通信による情報の授受によりアプリケーションを実行するDSRC車載器が知られている(たとえば、特許文献1参照)。このDSRC車載器においては、路上機から受信した情報のメモリへの格納方法を示す設定を入力するヒューマンインターフェイスと、このヒューマンインターフェイスにより入力された設定に基づき、路上機から受信した情報のメモリへの格納方法を判定する優先度判定装置とを設け、優先度判定装置により判定された格納方法に基づき、路上機から受信した情報をメモリに格納するようにしている。格納方法を示す設定としては、メモリの大きさや、最古の情報を削除するかどうか、削除する情報の設定が例示されている。削除する情報としては、交通情報や音楽、広告など情報の内容によるものや、音声やテキストなど情報の種類に応じた設定が例示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2007−109032号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述従来のDSRC車載器においては、著作権についての対応がなされていないので、路上機から、著作権による保護が求められている情報を、DSRC車載器に対して提供することができない。
【0005】
また、動画や圧縮音声による情報については、DRM技術による暗号化を施すことにより、著作権の侵害を防止することができるが、静止画や、テキスト、TTS(表音文字)による情報については現状のDRMシステムによっては対応することができない。このため、著作権保護のためにDRM技術を採用するにしても、静止画や、テキスト、TTSのコンテンツについては、著作権による保護が求められる場合には、配信することができない。
【0006】
本発明の目的は、かかる従来技術の問題点に鑑み、情報提供サービスに際し、著作権による保護が求められるコンテンツの配信を支障なく行うことができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するため、第1の発明に係るサーバ装置は、車載装置に対し路側機を介してコンテンツを配信するサーバ装置であって、前記車載装置が前記サーバ装置から配信を受けたコンテンツを所定のタイミングにおいて削除する機能を有するか否かに関する情報を前記車載装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信した情報に基づき、前記車載装置が前記削除機能を有するか否かを判定する判定手段とを備え、著作権による保護が求められており、かつデジタル著作権管理システムに対応していないコンテンツについては、前記判定手段による削除機能を有する旨の判定がなされた車載装置に対してのみ配信することを特徴とする。
【0008】
第2の発明に係る車載装置は、サーバ装置から路側機を介してコンテンツの配信を受ける車載装置であって、前記サーバ装置から配信を受けたコンテンツを所定のタイミングにおいて削除する機能を有する旨の情報を前記路側機を介して前記サーバ装置に送信する送信手段と、前記削除機能を実行する削除手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
第3の発明に係る車載装置は、第2発明において、前記サーバ装置から配信を受けたコンテンツのうちの所望のものをお気に入りとして登録する登録手段を備え、前記削除手段は、前記所定のタイミングにおけるコンテンツの削除を行うとき、該コンテンツについて前記登録手段による登録がなされている場合には、該登録を抹消するものであることを特徴とする。
【0010】
第4の発明に係る装置は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記サーバ装置により配信されるコンテンツにはその有効期限に関する情報が付随しており、前記所定のタイミングは、該有効期限に関する情報に基づいて決まるタイミングであることを特徴とする。
【0011】
第5の発明に係る装置は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記コンテンツの配信は、前記サーバ装置によりコンテンツの配信を行う業者との間で所定の入会手続が行われたことに基づいて登録されている前記車載装置に対して行われるものであり、前記所定のタイミングは、前記業者との間で所定の退会手続が行われたことを前記車載装置が認識したことに基づいて決まるタイミングであることを特徴とする。
【0012】
第6の発明に係るコンテンツ配信方法は、車載装置に対して路側機を介してコンテンツを配信するサーバ装置におけるコンテンツ配信方法であって、前記車載装置が前記サーバ装置から配信を受けたコンテンツを所定のタイミングにおいて削除する機能を有するか否かに関する情報を前記車載装置から受信する受信工程と、前記受信工程により受信した情報に基づき、前記車載装置が前記削除機能を有するか否かを判定する判定工程とを備え、著作権による保護が求められており、かつデジタル著作権管理システムに対応していないコンテンツについては、前記判定工程による削除機能を有する旨の判定がなされた車載装置に対してのみ配信することを特徴とする。
【0013】
第7の発明に係るコンテンツ配信受領方法は、サーバ装置から路側機を介してコンテンツの配信を受ける車載装置におけるコンテンツ配信受領方法であって、前記サーバ装置から配信を受けたコンテンツを所定のタイミングにおいて削除する機能を有する旨の情報を前記路側機を介して前記サーバ装置に送信する送信工程と、前記削除機能を実行する削除工程とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、著作権による保護が求められるコンテンツの配信を支障なく行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は本発明の一実施形態に係る路車間DSRCシステム10の概略図である。路車間DSRCシステム10は、タウンカーライフナビによる情報提供サービスに利用され、そのサービスにおいては、タウンカーライフナビマルチコンテンツ形式のデータが用いられる。路側機11は、サーバ12と共に路側装置15を構成し、有線又は無線でサーバ12へ接続されている。サーバ12は、さらに、インターネット等のネットワークを介して別のサーバとデータを送受自在になっている。路側機11は、直径がほぼ数m〜30mのエリアに存在する自動車13に搭載されているITS車載器17とは5.8GHz帯の電波を使ってデータを送受する。ITS車載器17はDSRC部18及びナビ部19を有している。
【0016】
図2はタウンカーライフナビマルチコンテンツ形式のデータ伝送態様の説明図である。マルチコンテンツ形式のダウンリンクでは、データをその種類に応じて分類し、分類ごとにIDコード(大区分ID)「00」、「01」、「02」、〜を割り振っている。マルチコンテンツ形式のデータ伝送では、データが情報グループを単位に括られ、各情報グループは先頭にID=「00」の分類データをもつ。ID=「00」の分類データは、その情報グループに含まれているIDにはどのようなものがあるかを示す構成情報となっている。
【0017】
図3は情報グループの構成について各IDが必須か任意かを示す図である。ID=00、01、02は、各情報グループに必ず含めなければならない。ID=03、04、05は、ID=60のみの情報提供の場合には情報グループに含める必要はないが、その他の情報提供の場合には、情報グループに必ず含める必要がある。その他のIDは情報グループに含めるか否かは任意である。
【0018】
図4〜図7はダウンリンクで使用する各IDに割り当てる分類表である。ID=00は構成ID情報(各情報グループがどのようなIDを格納しているかを記述する領域)の分類となっている。ID=01は、事業者の分類となっており、サービス事業者コード(サービス事業者を特定できる事業者コード)、サービス事業者表示テキスト(ナビ表示用サービス事業社名(サービス名)テキスト情報)、及びサービス事業者表音文字列(ナビ発話用サービス事業社名(サービス名)表音文字列情報)を含む。
【0019】
ID=02はコンテンツの分類となっており、企業コード(コンテンツの情報提供元を特定できるコード)、企業表示テキスト(ナビ表示用情報提供企業名テキスト情報)、企業表音文字列(ナビ発話用情報提供企業名表音文字列情報)、情報コード(コンテンツを特定できる情報コード)、情報表示テキスト(ナビ表示用コンテンツ内容テキスト情報)、情報表音文字列(ナビ発話用コンテンツ内容表音文字列情報)、及び嗜好データカテゴリー(情報が該当する情報カテゴリーを示すカテゴリーコード)を含む。
【0020】
ID=03は、ID=02と同様に、コンテンツの分類となっており、即時再生/蓄積コード(受信後のコンテンツ再生動作を表すコード)、及び再生条件コード(情報提供エリアでのコンテンツ再生条件を示すコード)を含む。
【0021】
ID=04は、有効期限の分類となっており、開始年月日時分秒(コンテンツの有効期限)、及び終了年月日時分秒(コンテンツの有効期限)を含む。ID=05は、提供時間の分類となっており、営業時間(コンテンツ提供元の営業時間)、及び情報提供時間(コンテンツ提供時間)を含む。
【0022】
ID=10は、対象地点の分類となっており、対象地点座標(サービス提供可能な地点の緯度経度情報)、対象地点表示用テキスト(サービス名称(店舗名称等))、提携駐車場情報(対象地点以外の提携駐車場情報)、アイコン表示画像データ(サービス提供可能な場所を表すアイコンのデータ)、表示用文字データ(サービスの説明用テキスト情報)、表示画像データ(サービスを表す静止画情報)、表音文字列データ(サービスを表す表音文字列情報)、圧縮音声データ(圧縮音声データ情報)、音声再生順(表音文字列と圧縮音声の再生順序を表す)、ビデオデータ(ビデオデータ情報)、及びURL(サービスを表すURL情報)を含む。
【0023】
ID=20は、情報提供地点の分類となっており、計5個の情報提供地点について、情報提供中心座標(ポップアップ情報を再生する緯度経度情報)、情報提供エリア(ポップアップ情報を再生するエリアを定義する中心座標からの半径情報)、情報提供方向コード(ポップアップ情報を再生する情報提供方向情報)、情報提供道路種別(ポップアップ情報を再生する道路種別情報)、表示画像データ(ポップアップ再生する静止画のデータ)、表音文字列データ(ポップアップ再生する表音文字列情報、圧縮音声データポップアップ再生する圧縮音声のデータ)、及び音声再生順(ポップアップ再生する音声データの再生順番を表すコード)を含む。
【0024】
ID=30は、遷移情報の分類となっており、計8個の次再生情報コード(
画面遷移情報)を含む。ID=40は、詳細情報の分類となっており、計8個の各詳細情報について、表示用文字データ(ナビ表示用詳細情報テキスト情報)、及び発話用表音文字列(ナビ発話用詳細情報表音文字列情報)を含む。
【0025】
ID=50は、駐車場情報の分類となっており、最大15個の各駐車場について、駐車場ID(駐車場を特定できるID)、詳細情報(駐車場の動的詳細情報)、特記事項(駐車場の特記事項)、及び特記事項表音文字列(ナビ発話用特記事項表音文字列)を含む。
【0026】
ID=51は、ナビ部19に格納されている駐車場の静的情報を3次メッシュ単位で最大4メッシュ分更新することが可能になる。ID=51は、3次メッシュ数(更新する駐車場静的情報を含む3次メッシュ数を通知するもの)、1〜4の各メッシュについて、3次メッシュコード(更新する駐車場静的情報を含む3次メッシュコード)、3次メッシュバージョン情報(更新する駐車場静的情報が含まれる3次メッシュのバージョン情報)、3次メッシュ駐車場数(更新するメッシュに含まれる駐車場静的情報数)、3次メッシュ駐車場静的情報(更新する駐車場の静的情報)を含む。
【0027】
ID=52は削除駐車場ID情報である。メッシュ単位で駐車場情報をすべて(新設/削除)更新する場合はこの情報は用いない。ID=52は、3次メッシュ数(削除する駐車場ID情報を含む3次メッシュ数を通知するもの)、3次メッシュコード(削除する駐車場ID情報を含む3次メッシュコード)、3次メッシュバージョン情報(削除する駐車場ID情報が含まれる3次メッシュのバージョン情報;ID=51で同時に通知される静的情報のバージョンと同一のものとする)、3次メッシュ駐車場数(更新するメッシュに含まれる駐車場静的情報数)、及び3次メッシュ削除駐車場ID情報(削除する駐車場ID情報)を含む。
【0028】
ID=60は、運転支援の分類であり、運転支援画像データ(運転支援画像情報)、運転支援表音文字列(データ運転支援表音文字列情報)、運転支援圧縮音声(データ運転支援圧縮音声情報)、及び音声再生順(表音文字列と圧縮音声の再生順序を表す)が含まれる。
【0029】
ID=80は、嗜好データの分類であり、計127個の各嗜好データのテーブルについて、嗜好データバージョン(嗜好データのテーブルのバージョン情報)、嗜好データテーブル(
嗜好データのテーブルの表示用テキスト情報)、表音文字列(嗜好データのテーブルの発話用表音文字列情報)、及び詳細情報(嗜好データのテーブルの詳細情報)が含まれる。
【0030】
図8は路側装置15−ITS車載器17間のトランザクションで実施される各機器間の通信及び処理を示している。路側機11及びサーバ12は路側装置15を構成する。ITS車載器17はDSRC部18及びナビ部19を有している。時間順に説明する。なお、路側機11−DSRC部18間の通信はDSRCの電波で行われ、路側機11−サーバ12間及びDSRC部18−ナビ部19間の通信は通常、ケーブルで行われる。
【0031】
ITS車載器17において電源が投入されるのに伴い、S10では、ナビ部19からDSRC部18へクライアントインフォメーションデータが書き込まれる。ITS車載器17を搭載する自動車13が路側機11との通信可能な距離(例:約30m)の電波到達エリアに進入(エリアイン)するのに伴い、S11では、路側機11−DSRC部18間でDSRC接続処理が実施される。
【0032】
S11のDSRC接続処理が終了すると、S12、S13でDSRC接続通知が行われる。S12の接続通知は路側機11からサーバ12へのものであり、S13の接続通知はDSRC部18からナビ部19へのものである。S14では、クライアントインフォメーションがDSRC部18から路側機11を経てサーバ12へ通知される。
【0033】
サーバ12は、DSRC部18からのクライアントインフォメーション通知S14に基づきITS車載器17のユーザが会員か非会員かを判別したり、ITS車載器17でコンテンツを適正に再生するためのITS車載器17のハードウェア情報を知得する。S18では、サーバ12から路側機11及びDSRC部18を経てナビ部19へWelcome画面等のコンテンツを送信する。該コンテンツはマルチコンテンツフォーマットで編成されている。ナビ部19は、マルチコンテンツフォーマットからサービス事業者を判断する。
【0034】
サーバ12は、S18後、ナビ部19がアップリンク情報をDSRC部18に書き込むまで、DSRC部18に対して定期的にメモリアクセスポーリングを行う。S19は1回目のポーリングを示している。この図の例では、S20によりアップリンク情報が書き込まれる前にポーリングが行われたので、アップリンク情報は得られていない。S20では、ナビ部19は、該サービス事業者の会員であれば、アップリンク情報をDSRC部18に書き込むのに対し、会員でなければ、何もしない。
【0035】
S24では、サーバ12は、路側機11及びDSRC部18を経由してデフォルトのコンテンツをナビ部19へ送る。S29は、2回目のメモリアクセスポーリングを示している。この時点ではS20によりDSRC部にアップリンク情報が書き込まれているので、DSRC部18は、ユーザが会員であれば、アップリンク情報をサーバ12へ通知する。
【0036】
S33では、サーバ12は、アップリンク情報から取得した会員情報に基づき会員趣向に適した蓄積型コンテンツをマルチコンテンツフォーマット(図2)で編成してITS車載器17へ配信する。後述するように、路側装置15は、S33の期間中、蓄積型コンテンツの配信を1回以上、中断して、即時再生型コンテンツの配信を割込ませる。S34では、蓄積型コンテンツの配信終了を通知する。ITS車載器17を搭載する自動車13は、配信終了に伴い路側機11との通信エリアから退出する。
【0037】
図9はITS車載器17から路側装置15へ送られるアップリンク情報のデータ説明図である。アップリンク情報は、複数のタグで送られる。タグ1には、サービス事業者コード、目的地(緯度経度)、経由地(緯度経度)1〜5、累計走行距離、嗜好ジャンルデータバージョン、嗜好ジャンルデータ、会員情報1〜8、及び後述する自動削除機能フラグが含められる。タグ2には、サービス事業者コード、過去立寄り地(緯度経度)1〜41が含められる。タグ3には、サービス事業者コード、過去立寄り地(緯度経度)42〜82が含められる。
【0038】
タグ4には、サービス事業者コード、受信/再生履歴(受信情報コード及び再生識別フラグ)1〜123が含められる。タグ5には、サービス事業者コード、受信/再生履歴(受信情報コード及び再生識別フラグ)124〜246が含められる。
【0039】
図10はID=80の嗜好データの一例をテーブル表現した説明図である。嗜好データは、嗜好データ番号、嗜好データ表示用テキスト、嗜好データ表示用ネスト、嗜好データ対象識別子、嗜好データデフォルト値、表音文字列により構成される。嗜好データ番号は、0〜127の最大、計128個存在し、サービス業者が各データ番号の項目を自由に設定することができる。128の項目の内、最大96項目がS30(図4)でITS車載器17から路側装置15へアップリンク情報として通知される。
【0040】
アップリンク情報として通知される96項目中、12項目は、公共情報提供サービス目的に利用され、DSRC通信において情報提供を行う際にはデフォルトで配信する情報項目となっている。図10の嗜好データテーブルにおいて、表示用ネストは、各項目(図10のデータ番号に対応する。)の階層を意味し、大きい数値ほど、下の階層を意味している。対象識別子は、それが「0」となっている項目は、ナビ部19における嗜好データのチェック付け画面(後述の図11)においてチェック対象となっていないことを意味し、それが「1」となっている項目は、該チェック付け画面においてチェック対象となっていることを意味する。デフォルト値は、それが「0」となっている項目は、チェック付けの初期画面にチェック無しで表示することを意味し、それが「1」となっている項目は、チェック付けの初期画面にチェック有りで表示することを意味する。
【0041】
図11は路側装置15から嗜好データを受信したITS車載器17がナビ部19の表示器に表示するチェック付けの画面の一例である。ユーザはスクロールバー23をドラッグすることにより画面を上下方向へスクロールすることができる。図11において、ユーザがオンボタンをクリックすると、チェックを付けたことになり、オフボタンをクリックすると、チェックを外したことになる。各項目において、「オン」及び「オフ」の内、字体が斜体になっている方をユーザが選択したことを意味している。
【0042】
図11は、路側装置15から嗜好データを受信したITS車載器17がナビ部19の表示器に最初に表示するチェック付けの画面であり、受信した嗜好データのデフォルト値が「0「(例:図10のバーゲン情報及びクーポン情報)である項目はオフ(チェック無し)となっており、また、受信した嗜好データのデフォルト値が「1「(例:図10の駐車場情報)である項目はオン(チェック有り)となっている。
【0043】
図12は路側機11の構成を示すブロック図である。同図に示すように、路側機11は必要な処理を行い、路側機11の各部を制御する制御部111、制御部111が実行するプログラム等を記憶するROM112、制御部111が使用するRAM113、制御部111が補助記憶装置として使用する記憶装置114、制御部111がITS車載器17との間でDSRC通信を行うための無線通信部115、及び制御部111がサーバ12との間でITS通信網(高度道路交通システム通信網)20を介して通信を行うための通信制御部116を備える。
【0044】
図13はITS車載器17の構成を示すブロック図である。同図に示すように、ITS車載器17は、必要な処理を行い、ITS車載器17の各部を制御する制御部171、制御部171が実行するプログラム等を記憶するROM172、制御部171が処理に際して使用するRAM173、制御部171が外部記憶装置として使用する記憶装置174、制御部171が無線通信を行うための通信部175、制御部171に対して操作入力により指示を与えるための操作部176、制御部171がユーザに対して通知する情報を表示するための表示部177、ユーザが制御部171に対して音声入力により指示を与えるためのマイク178、制御部171がユーザに対し音声出力により情報を通知するためのスピーカ179、制御部171との間に介在し、音声認識や音声合成等の処理を行う音声処理部180、並びに制御部171と、センサ群181との間に介在し、センサ群181からの出力を制御部171に受け渡す入出力装置182を備える。
【0045】
記憶装置174は上述のアップリンク情報を各サービス事業者別に記憶し、制御部171はITS車載器17が、後述する自動削除機能を有している場合には、各サービス事業者毎のアップリンク情報における自動削除機能フラグをオンにする。自動削除機能はユーザが機能のオン・オフを設定できるものではなく、自動削除機能を有するITS車載器17は有効期限が到来したコンテンツを必ず削除する。
【0046】
通信部175は、GPS衛星から送出される電波を受信して測位演算を実行し、測位情報を出力するGPSモジュール175a、及び路側機111との間でDSRC通信を行うためのDSRCモジュールを備える。センサ群181は車速センサ、パーキングセンサ等により構成される。制御部171は記憶装置174に記憶されている地図データベースを参照し、GPSモジュール175aやセンサ群181からの情報に基づき、ナビゲーション機能も営む。
【0047】
図14は路側装置15におけるコンテンツ配信処理を示すフローチャートである。処理を開始すると、路側装置15は、まず、ステップS41において、いずれかのITS車載器17がエリアインするのを待機する。ITS車載器17がエリアインしたことを検出すると、ステップS42に進み、ITS FORUM RC−004で規定されているプッシュ方式の通信が確立した時点で、当該ITS車載器17からクライアントインフォメーションの提示を受ける(図8のS14)。次に、提示されたクライアントインフォメーション情報に基づき、ステップS43において、ITS車載器管理番号等の当該ITS車載器17に固有の識別情報を参照し、当該ITS車載器17の所有者が所定の会員であるか否かの判定を行う。会員ではないと判定した場合には、コンテンツの配信を行うことなく、図14の処理を終了する。
【0048】
ステップS43において当該ITS車載器17の所有者が会員であると判定した場合にはステップS44へ進み、当該ITS車載器17からアップリンク情報を取得する。すなわち当該ITS車載器17に対し、そのクライアントインフォメーション情報に基づき、当該ITS車載器17に適したマルチコンテンツフォーマットでウェルカム画面の配信等を行い、事業者コードを通知し(図2のS18)、そして当該ITS車載器17からアップリンク情報の収集を行う(図2のS30)。次に、ステップS45において、収集したアップリンクデータ中の自動削除機能フラグを読み取る。自動削除機能フラグは後述図15のステップS52又はS53において設定されたものである。次に、ステップS46において、読み取った自動削除機能フラグがオンであるか否かを判定する。
【0049】
自動削除機能フラグがオンであると判定した場合には、ステップS47へ進み、当該ITS車載器17は著作権に対応したITS車載器17であるとみなす。著作権に対応したITS車載器17とは、後述図16の処理のように、有効期限が終了したコンテンツを削除する機能を有するITS車載器17を意味する。次に、ステップS48において、すべてのコンテンツを当該ITS車載器17に対して配信し、図14の処理を終了する。すべてのコンテンツとは、アップリンク情報から取得した会員情報に基づき会員趣向に適していると判定される蓄積型コンテンツのすべてを意味する。これには、著作権による保護が求められおり、かつDRMシステムによる暗号化に対応していないコンテンツも含まれる。なお、著作権による保護が求められており、かつDRMシステムによる暗号化に対応しているコンテンツについては、暗号化を施して配信を行う。
【0050】
一方、ステップS46において自動削除フラグがオフであると判定した場合には、ステップS49へ進み、当該ITS車載器17は著作権に対応していない車載器であるとみなす。著作権に対応していないITS車載器17とは、有効期限が終了したコンテンツを削除する機能は有しておらず、有効期限が終了したコンテンツも引き続き記憶している可能性があるITS車載器を意味する。次に、ステップS50において、会員趣向に適した蓄積型コンテンツを当該ITS車載器17に対して配信する。その際、著作権による保護が求められ、かつDRMシステムによる暗号化に対応していないコンテンツは配信対象から除外する。著作権による保護が求められ、かつDRMシステムによる暗号化に対応しているコンテンツについては、暗号化を施して配信を行う。著作権による保護が求められているコンテンツが、ITS車載器17に配信された後、私的使用以外の目的で許諾を得ずに複製される等により、著作権が侵害されるのを防止するためである。この後、図14の処理を終了する。
【0051】
図15はITS車載器17における自動削除機能フラグ設定処理を示すフローチャートである。処理を開始すると、ITS車載器17は、まず、ステップS51において、自身は自動削除機能に対応しているか否かを判定する。自動削除機能とは、配信を受けたコンテンツのうち、そのコンテンツデータにおける大区分IDが「04」のデータに設定されている有効期限が終了したものを削除する機能を意味する。自動削除機能に対応していると判定した場合には、ステップS52において、アップリンク情報中に設けられた自動削除機能フラグをオンに設定する。対応していないと判定した場合には、ステップS53において該自動削除機能フラグをオフに設定する。以上のステップS51〜S53の処理は、たとえばITS車載器17の電源が最初に投入されたときに行われる。
【0052】
次に、ステップS54において、いずれかの路側機11に対するエリアインを待機する。エリアインを検出すると、ステップS55へ進み、その後のDSRC部18へのアップリンク情報の書込み等の後、路側装置15からのポーリングに応じ、アップリンク情報を路側装置15に送信する(図2のS30)。これにより、自動削除機能フラグが路側装置15に対して通知されることになる。その後、図15の処理を終了する。
【0053】
図16はITS車載器17におけるコンテンツ削除処理を示すフローチャートである。この処理は上述の自動削除機能に対応する処理である。つまりこの処理では、配信され、蓄積された各コンテンツが順次チェックされ、有効期限が終了している場合には削除される。すなわち処理を開始すると、ITS車載器17はまず、ステップS61において、蓄積したコンテンツのすべてについてチェックが完了したか否かを判定する。すべてのチェックが完了したと判定した場合には図16の処理を終了する。チェックが完了していないと判定した場合には、ステップS62において、次の又は初回の場合は最初のコンテンツについて、大区分IDが「04」の有効期限情報に基づき、有効期限が終了しているか否かを判定する。終了してはいないと判定した場合にはステップS61に戻り、次のコンテンツについてチェックを行う。
【0054】
有効期限が終了していると判定した場合には、ステップS63へ進み、当該コンテンツを削除する。これにより、当該コンテンツが著作権による保護が求められており、かつDRMシステムによる暗号化がなされていない場合でも、当該コンテンツに関する著作権侵害の可能性は排除されることになる。次にステップS64において、当該コンテンツがお気に入りに登録されているか否かを判定する。お気に入りとは、所望のコンテンツをお気に入りとして登録しておくことにより、登録したコンテンツのリストを後の任意のときに表示させ、任意のコンテンツをリスト中から直ちに選択し、再生させることができるようにする機能である。お気に入りに登録されていないと判定した場合にはステップS61に戻り、次のコンテンツについてチェックを行う。登録されていると判定した場合には、ステップS65において、当該登録を抹消し、ステップS61に戻る。コンテンツが削除された以上、そのコンテンツについてのお気に入りにおける登録は意味を失うからである。
【0055】
本実施形態によれば、ITS車載器17は自動削除機能を有している場合にはその旨を路側装置15に通知し、該機能を実行するとともに、路側装置15は、著作権による保護が求められているコンテンツであって、DRMシステムによる暗号化に対応していないものについては、エリアインしたITS車載器17が自動削除機能を有している旨を通知してきた場合にのみ、当該ITS車載器17に提供するようにしたため、有効期限が終了した後も当該コンテンツがITS車載器17において保持されることにより生じ得る著作権の侵害を未然に防止することができる。したがって、DRMによる暗号化を行うことができない静止画、テキスト、及びTTSのコンテンツについても実質的に著作権管理を行うことができることになり、これらのコンテンツについて著作権による保護が求められている場合であっても、躊躇なく配信を行うことができる。
【0056】
また、有効期限が終了したコンテンツを削除するようにしたため、ITS車載機17の記憶装置174における記憶領域を有効利用することができる。
【0057】
なお、本発明は上述実施形態に限定されることなく、適宜変形して実施することができる。たとえば、上述においては、自動削除機能フラグを、アップリンク情報中に設けるようにしているが、この代わりに、クライアントインフォメーションにおいて設けるようにしてもよい。
【0058】
また、上述においては、自動削除機能の有無を通知するための媒体として、1ビットの自動削除機能フラグを用いているが、この代わりに、数バイトのデータを用いるようにしてもよい。
【0059】
また、上述においては、配信されたコンテンツの削除を、有効期限が終了したときに行うようにしているが、この代わりに、退会処理時に行うようにしてもよい。つまり、路側装置15からのコンテンツの配信は、路側装置15によりコンテンツの配信を行うサービス事業者との間で所定の入会手続が行われたことに基づいて登録されているITS車載器17に対して行われる。そして、サービス事業者との間で所定の退会手続が行われた場合には、コンテンツの配信は行われなくなる。そこで、かかる退会手続のための処理が行われたことをITS車載器17が認識したときに、会員である間にサービス事業者を通じて配信を受けたコンテンツの削除を行うようにしてもよい。
【0060】
具体的には、ITS車載器17における退会処理に際し、ITS車載器17に保存されている退会に係るサービス事業者の事業者コードが削除されたことに応じて、そのサービス事業者コードを大区分IDが「01」のサービス事業者情報において有するすべてのコンテンツのデータをITS車載器17が削除することにより実施することができる。
【0061】
また、上述においては、自動削除機能をオン・オフすることはできないとしているが、条件付で自動削除機能をオン・オフすることができるようにしてもよい。すなわち、ITS車載器17において自動削除機能がユーザによりオンとされ、これに応じて自動削除機能フラグがオンに設定されたアップリンク情報が路側装置15に送信された場合には、これに応じて当該ITS車載器17に配信されるコンテンツには、自動削除機能フラグがオンに設定されたアップリンク情報に基づいて送信されるものである旨の情報(以下、「自動削除機能フラグオン情報」という。)を付随させるものとする。自動削除機能フラグオン情報は、路側装置15においてコンテンツの送信時にそのコンテンツに対して付加される場合と、ITS車載器17においてコンテンツの受信時にそのコンテンツに対して付加される場合とがあり得る。ITS車載器17は、自動削除機能フラグオン情報を有するコンテンツについては、その受信後にユーザが自動削除機能をオフとした場合でも、有効期限が到来した場合には必ず削除する。自動削除機能フラグオン情報を有しないコンテンツについては、有効期限が到来した場合でも削除することを要しない。このような条件の下で自動削除機能をオン・オフすることができるようにした場合、路側装置15は、自動削除機能フラグがオンに設定されたアップリンク情報を受信した場合には、著作権による保護が求められているコンテンツを支障なく配信することができる。
【0062】
また、このように自動削除機能をオン・オフすることができるようにする場合においてユーザにより自動削除機能がオフからオンに切り替えられた際には、以後配信されるコンテンツは有効期限が経過した際に削除される旨を表示するようにしてもよい。また、自動削除機能がオンからオフに切り替えられた際には、それまでの自動削除機能がオンである期間に配信されたコンテンツは有効期限が経過した際に削除される旨を表示するようにしてもよい。
【0063】
また、上述においては、ITS車載器17がアップリンク情報中の自動削除機能フラグを設定し、これに基づいて路側装置15が自動削除機能(著作権対応)の有無を判定するようにしているが、この代わりに、ITS車載器17が自身を特定する型番、メーカ名等をアップリンク情報中に含め、これに基づいて路側装置15が自動削除機能(著作権対応)の有無を判定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の一実施形態に係る路車間DSRCシステムの概略図である。
【図2】タウンカーライフナビマルチコンテンツ形式のデータ伝送態様の説明図である。
【図3】タウンカーライフナビマルチコンテンツデータにおける情報グループの構成について各IDが必須か任意かを示す図である。
【図4】タウンカーライフナビマルチコンテンツデータの各IDに割り当てられた内容を示す分類表である。
【図5】図4の表の続きを示す図である。
【図6】図5の表の続きを示す図である。
【図7】図6の表の続きを示す図である。
【図8】路側装置及びITS車載器間のトランザクションで実施される各機器間の通信及び処理を示す図である。
【図9】ITS車載器から路側装置へ送られるアップリンク情報のデータ説明図である。
【図10】タウンカーライフナビマルチコンテンツデータにおけるID=80の嗜好データの一例をテーブル表現した説明図である。
【図11】路側装置から嗜好データを受信したITS車載器がナビ部の表示器に表示するチェック付けの画面の一例を示す図である。
【図12】図1のシステムにおける路側機の構成を示すブロック図である。
【図13】図1のシステムにおけるITS車載器の構成を示すブロック図である。
【図14】図1のシステムの路側装置におけるコンテンツ配信処理を示すフローチャートである。
【図15】図1のシステムのITS車載器における自動削除機能フラグ設定処理を示すフローチャートである。
【図16】図1のシステムのITS車載器におけるコンテンツ削除処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0065】
10:路車間DSRCシステム、11:路側機、12:サーバ、13:自動車、15:路側装置、17:ITS車載器、18:DSRC部、19:ナビ部、20:ITS通信網、111:制御部、112:ROM、113:RAM、114:記憶装置、115:無線通信部、116:通信制御部、171:制御部、172:ROM、173:RAM、174:記憶装置、175:通信部、175a:GPSモジュール、175b:DSRCモジュール、176:操作部、177:マイク、177:表示部、178:マイク、179:スピーカ、180:音声処理部、181:センサ群、182:入出力装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載装置に対し路側機を介してコンテンツを配信するサーバ装置であって、
前記車載装置が前記サーバ装置から配信を受けたコンテンツを所定のタイミングにおいて削除する機能を有するか否かに関する情報を前記車載装置から受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した情報に基づき、前記車載装置が前記削除機能を有するか否かを判定する判定手段とを備え、
著作権による保護が求められており、かつデジタル著作権管理システムに対応していないコンテンツについては、前記判定手段による削除機能を有する旨の判定がなされた車載装置に対してのみ配信することを特徴とするサーバ装置。
【請求項2】
サーバ装置から路側機を介してコンテンツの配信を受ける車載装置であって、
前記サーバ装置から配信を受けたコンテンツを所定のタイミングにおいて削除する機能を有する旨の情報を前記路側機を介して前記サーバ装置に送信する送信手段と、
前記削除機能を実行する削除手段とを具備することを特徴とする車載装置。
【請求項3】
前記サーバ装置から配信を受けたコンテンツのうちの所望のものをお気に入りとして登録する登録手段を備え、
前記削除手段は、前記所定のタイミングにおけるコンテンツの削除を行うとき、該コンテンツについて前記登録手段による登録がなされている場合には、該登録を抹消するものであることを特徴とする請求項2に記載の車載装置。
【請求項4】
前記サーバ装置により配信されるコンテンツにはその有効期限に関する情報が付随しており、
前記所定のタイミングは、該有効期限に関する情報に基づいて決まるタイミングであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記コンテンツの配信は、前記サーバ装置によりコンテンツの配信を行う業者との間で所定の入会手続が行われたことに基づいて登録されている前記車載装置に対して行われるものであり、
前記所定のタイミングは、前記業者との間で所定の退会手続が行われたことを前記車載装置が認識したことに基づいて決まるタイミングであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
車載装置に対し路側機を介してコンテンツを配信するサーバ装置におけるコンテンツ配信方法であって、
前記車載装置が前記サーバ装置から配信を受けたコンテンツを所定のタイミングにおいて削除する機能を有するか否かに関する情報を前記車載装置から受信する受信工程と、
前記受信工程により受信した情報に基づき、前記車載装置が前記削除機能を有するか否かを判定する判定工程とを備え、
著作権による保護が求められており、かつデジタル著作権管理システムに対応していないコンテンツについては、前記判定工程による削除機能を有する旨の判定がなされた車載装置に対してのみ配信することを特徴とするコンテンツ配信方法。
【請求項7】
サーバ装置から路側機を介してコンテンツの配信を受ける車載装置におけるコンテンツ配信受領方法であって、
前記サーバ装置から配信を受けたコンテンツを所定のタイミングにおいて削除する機能を有する旨の情報を前記路側機を介して前記サーバ装置に送信する送信工程と、
前記削除機能を実行する削除工程とを具備することを特徴とするコンテンツ配信受領方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−39882(P2010−39882A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−203758(P2008−203758)
【出願日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】