説明

サービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCCAS)によって開始されるユーザ機器間転送、アクセス転送およびフォールバックのための方法および装置

サービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)によって開始される、IPマルチメディア(IM)サブシステム(IMS)セッションのユーザ機器間転送(IUT)、アクセス転送(AT)およびフォールバックのための方法および装置。SCC ASは、情報を受信し、この情報は、可用性情報、能力情報またはプリファレンス情報を含み、SCC ASは、この情報を処理して、1つまたは複数のIMS対応無線送受信ユニット(WTRU)のIUTまたはAT能力を決定し、ATまたはIUTを開始する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
IMS(IP Multimedia Subsystem)は、IPベースのマルチメディアサービスを配信するためのアーキテクチャのフレームワークである。無線送受信ユニット(WTRU)は、様々なアクセスネットワークを通じてIMSに接続することができ、これらのアクセスネットワークには、限定されないが、UTRAN(UMTS (Universal Mobile Telecommunication System) Terrestrial Radio Access Network)、LTE(Long Term Evolution)、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、または、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)技術等の技術に基づくネットワークが含まれる。IMSに従って使用可能な1つの機能は、複数のIMS対応WTRU間のIMSセッションの転送である。従って、この機能は、サービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS:service centralization and continuity application server)によって開始される、IMS対応WTRU間のセッションのユーザ機器間転送(IUT:inter user-equipment transfer)、アクセス転送およびフォールバックにとって有利となる。
【発明の概要】
【0003】
サービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)によって開始される、IMSセッションのユーザ機器間転送(IUT)、アクセス転送(AT)およびフォールバックのための方法および装置。SCC ASは、情報を受信し、この情報は、可用性情報、能力情報またはプリファレンス情報を含み、SCC ASは、この情報を処理して、1つまたは複数のIMS対応無線送受信ユニット(WTRU)のIUTおよび/またはAT能力を決定し、IUTおよび/またはATを開始する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
詳細な理解は、例として添付図面と共に与えられた以下の説明から得られるであろう。
【図1A】1つまたは複数の開示された実施形態が実装可能である、通信システムの一例のシステム図である。
【図1B】図1Aにおいて例示された通信システム内で使用可能な無線送受信ユニット(WTRU)の一例のシステム図である。
【図1C】図1Aにおいて例示された通信システム内で使用可能な無線アクセスネットワークの一例およびコアネットワークの一例のシステム図である。
【図2】IMSの一例の図である。
【図3】サードパーティ呼制御を使用する通信セッションの一実施形態を示す図である。
【図4】ファーストパーティ呼制御を使用する通信セッションの一実施形態を示す図である。
【図5】サードパーティ呼制御を使用する通信セッションの一実施形態を示す図である。
【図6】ファーストパーティ呼制御を使用する通信セッションの一実施形態を示す図である。
【図7】ポリシーおよびレポート機能を含む通信セッションの図である。
【図8A1】SCC ASにより開始された、ポリシー情報またはプロファイル情報に基づくIUTの一例を示す図である。
【図8A2】図8A1の続きの図である。
【図8B1】SCC ASにより開始された、ポリシー情報またはプロファイル情報に基づくアクセス転送の一例を示す図である。
【図8B2】図8B1の続きの図である。
【図9A1】SCC ASにより開始された、位置情報に基づくIUTの一例を示す図である。
【図9A2】図9A1の続きの図である。
【図9B1】SCC ASにより開始された、位置情報に基づくアクセス転送の一例を示す図である。
【図9B2】図9B1の続きの図である。
【図10A1】SCC ASにより開始された負荷分散IUTの一例を示す図である。
【図10A2】図10A1の続きの図である。
【図10B1】SCC ASにより開始された負荷分散アクセス転送の一例を示す図である。
【図10B2】図10B1の続きの図である。
【図11A1】SCC ASにより開始されたフォールバックIUTの一例を示す図である。
【図11A2】図11A1の続きの図である。
【図11B1】SCC ASにより開始されたフォールバックアクセス転送の一例を示す図である。
【図11B2】図11B1の続きの図である。
【図11C1】図11Aの代替的実施形態を示す図である。
【図11C2】図11C1の続きの図である。
【図11D1】図11Bの代替的実施形態を示す図である。
【図11D2】図11D1の続きの図である。
【図12A1】SCC ASにより開始された、無線カバレッジ基づくIUTの一例を示す図である。
【図12A2】図12A1の続きの図である。
【図12B1】SCC ASにより開始された、無線カバレッジに基づくアクセス転送の一例を示す図である。
【図12B2】図12B1の続きの図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
図1Aは、1つまたは複数の開示された実施形態が実装可能である、通信システム100の一例の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する、多重アクセスシステムとすることができる。通信システム100は、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、複数の無線ユーザがそのようなコンテンツにアクセスできるようにすることができる。例えば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を採用することができる。
【0006】
図1Aに示すように、通信システム100は、無線送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および、他のネットワーク112を含んでもよいが、開示された実施形態が任意の数のWTRU、基地局、ネットワークおよび/またはネットワーク要素を企図することは理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境内で動作かつ/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信かつ/または受信するように構成可能であり、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動式の加入者ユニット、ページャー、携帯電話、PDA、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、家庭用電化製品などを含みうる。
【0007】
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含んでもよい。基地局114a、114bの各々は、WTRU102a、102b、102c、102dのうち少なくとも1つと無線でインタフェースをとり、コアネットワーク106、インターネット110および/またはネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように構成された、任意のタイプのデバイスであってもよい。例えば、基地局114a、114bは、BTS(base transceiver station)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどとすることができる。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されるが、基地局114a、114bが任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含みうることは理解されよう。
【0008】
基地局114aは、RAN104の一部であってもよく、RAN104はまた、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなど、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含んでもよい。基地局114aおよび/または基地局114bは、特定の地理的地域内で無線信号を送信かつ/または受信するように構成されてもよく、この地理的地域は、セル(図示せず)と呼ばれることがある。セルは、さらにセルセクタに分割されてもよい。例えば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割されてもよい。こうして、一実施形態では、基地局114aは3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタ毎に1つずつ含んでもよい。もう1つの実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用してもよく、従って、セルのセクタ毎に複数のトランシーバを利用してもよい。
【0009】
基地局114a、114bは、エアインタフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうち1つまたは複数と通信してもよく、エアインタフェース116は、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光線など)であってもよい。エアインタフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立可能である。
【0010】
より具体的には、上述のように、通信システム100は多重アクセスシステムとすることができ、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA等の1つまたは複数のチャネルアクセス方式を用いることができる。例えば、RAN104内の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、UTRA(UMTS Terrestrial Radio Access)等の無線技術を実装することができ、この無線技術は、広帯域CDMA(WCDMA)を使用して、エアインタフェース116を確立することができる。WCDMAは、HSPA(High-Speed Packet Access)および/またはHSPA+(Evolved HSPA)等の通信プロトコルを含んでもよい。HSPAは、HSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)および/またはHSUPA(High-Speed Uplink Packet Access)を含んでもよい。
【0011】
もう1つの実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、E−UTRA(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実装することができ、この無線技術は、LTEおよび/またはLTE−A(LTE-Advanced)を使用して、エアインタフェース116を確立することができる。
【0012】
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、WiMAX)、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、IS−2000(Interim Standard 2000)、IS−95(Interim Standard 95)、IS−856(Interim Standard 856)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GERAN(GSM EDGE)などの無線技術を実装することができる。
【0013】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードBまたはアクセスポイントであってもよく、職場、住宅、車両、キャンパス等の局所的なエリア内の無線接続性を容易にする任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。もう1つの実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。さらにもう1つの実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラーベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有してもよい。このように、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスする必要がないことがある。
【0014】
RAN104は、コアネットワーク106と通信していてもよく、コアネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはVoIP(voice over internet protocol)サービスを、1つまたは複数のWTRU102a、102b、102c、102dに提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであってもよい。例えば、コアネットワーク106は、呼制御、課金サービス、モバイル位置情報サービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、かつ/または、ユーザ認証などの高レベルのセキュリティ機能を行うことができる。図1Aに示されないが、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用する他のRANと、直接的または間接的に通信していてもよいことは理解されよう。例えば、E−UTRA無線技術を利用中でありうるRAN104に接続されることに加えて、コアネットワーク106はまた、GSM無線技術を採用する別のRAN(図示せず)と通信していてもよい。
【0015】
コアネットワーク106はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110および/または他のネットワーク112にアクセスするための、ゲートウェイとしての機能を果たすこともできる。PSTN108は、POTS(plain old telephone service)を提供する回線交換電話網を含んでもよい。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコル群における、TCP、UDPおよびIPなどの共通の通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルなシステムを含みうる。ネットワーク112には、他のサービスプロバイダによって所有かつ/または運用される、有線または無線通信ネットワークが含まれうる。例えば、ネットワーク112には、1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークが含まれてもよく、これらのRANは、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用してもよい。
【0016】
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dの一部または全部は、マルチモード機能を含んでもよく、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含んでもよい。例えば、図1Aに示すWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用しうる基地局114aと、かつ、IEEE802無線技術を採用しうる基地局114bと、通信するように構成されてもよい。
【0017】
図1Bは、WTRU102の一例のシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送受信素子122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、GPSチップセット136、および他の周辺機器138を含んでもよい。WTRU102は、一実施形態と矛盾しないままで、前述の要素の任意のサブコンビネーションを含みうることは理解されよう。
【0018】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、また、DSPコアと関連付けられる1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態マシンなどであってもよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または、WTRU102が無線環境内で動作できるようにする任意の他の機能性を行うことができる。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合されてもよく、トランシーバ120は、送受信素子122に結合されてもよい。図1Bは、プロセッサ118およびトランシーバ120を別々のコンポーネントとして示すが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップ内で統合可能であることは理解されよう。
【0019】
送受信素子122は、エアインタフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a)へ信号を送信し、または、基地局から信号を受信するように構成されてもよい。例えば、一実施形態では、送受信素子122は、RF信号を送信かつ/または受信するように構成されたアンテナであってもよい。もう1つの実施形態では、送受信素子122は、例えば、IR、UVまたは可視光信号を送信かつ/または受信するように構成されたエミッタ/検出器であってもよい。さらにもう1つの実施形態では、送受信素子122は、RFおよび光信号を共に送信かつ受信するように構成されてもよい。送受信素子122は、無線信号の任意の組み合わせを送信かつ/または受信するように構成されてもよいことは理解されよう。
【0020】
加えて、送受信素子122は、図1Bで単一の素子として示されるが、WTRU102は、任意の数の送受信素子122を含んでもよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用してもよい。こうして、一実施形態では、WTRU102は、エアインタフェース116を介して無線信号を送信かつ受信するための、2つ以上の送受信素子122(例えば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
【0021】
トランシーバ120は、送受信素子122によって送信される信号を変調するように、かつ、送受信素子122によって受信される信号を復調するように構成されてもよい。上述のように、WTRU102は、マルチモード機能を有してもよい。こうして、トランシーバ120は、WTRU102が、例えば、UTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信できるようにするための複数のトランシーバを含んでもよい。
【0022】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)表示ユニット、もしくは、有機発光ダイオード(OLED)表示ユニット)に結合されてもよく、それらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118はまた、ユーザデータを、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128に出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132など、任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、そのメモリにデータを格納することができる。非リムーバブルメモリ130には、RAM、ROM、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶装置が含まれうる。リムーバブルメモリ132には、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどが含まれうる。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に位置していないメモリからの情報にアクセスし、そのメモリにデータを格納することができる。
【0023】
プロセッサ118は、電源134から電力を受信することができ、WTRU102内の他のコンポーネントへの電力を分配かつ/または制御するように構成されてもよい。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであってもよい。例えば、電源134には、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などが含まれうる。
【0024】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136にも結合されてもよく、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成されてもよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、エアインタフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a、114b)から位置情報を受信し、かつ/または、信号が2つ以上の近くの基地局から受信されるタイミングに基づいて、その位置を決定することができる。WTRU102は、一実施形態と矛盾しないままで、任意の適切な位置決定方法を通じて位置情報を獲得できることは理解されよう。
【0025】
プロセッサ118は、他の周辺機器138にさらに結合されてもよく、他の周辺機器138には、追加の特徴、機能性、および/または、有線もしくは無線接続性を提供する、1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールが含まれうる。例えば、周辺機器138には、加速度計、eコンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、USBポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲームプレイヤモジュール、インターネットブラウザなどが含まれうる。
【0026】
図1Cは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上述のように、RAN104は、E−UTRA無線技術を採用し、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104はまた、コアネットワーク106と通信していてもよい。
【0027】
RAN104は、eノードB140a、140b、140cを含んでもよいが、RAN104は、一実施形態と矛盾しないままで、任意の数のeノードBを含んでもよいことは理解されよう。eノードB140a、140b、140cは、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信する1つまたは複数のトランシーバをそれぞれ含んでもよい。一実施形態では、eノードB140a、140b、140cは、MIMO技術を実装してもよい。こうして、eノードB140aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aへ無線信号を送信し、WTRU102aから無線信号を受信することができる。
【0028】
eノードB140a、140b、140cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられてもよく、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成されてもよい。図1Cに示すように、eノードB140a、140b、140cは、X2インタフェースを介して互いに通信することができる。
【0029】
図1Cに示すコアネットワーク106は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)142、サービングゲートウェイ144、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ146を含んでもよい。前述の要素の各々は、コアネットワーク106の一部として示されるが、これらの要素のいずれか1つは、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有かつ/または操作されうることは理解されよう。
【0030】
MME142は、S1インタフェースを介して、RAN104内のeノードB142a、142b、142cの各々に接続されてもよく、制御ノードとしての機能を果たすことができる。例えば、MME142は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担うことができる。MME142はまた、RAN104と、GSMまたはWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)の間で切り替えるための制御プレーン機能を提供することもできる。
【0031】
サービングゲートウェイ144は、S1インタフェースを介して、RAN104内のeノードB140a、140b、140cの各々に接続されてもよい。サービングゲートウェイ144は一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cへ/からルーティングかつ転送することができる。サービングゲートウェイ144はまた、eノードB間のハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカーすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cのために使用可能である時ページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理かつ格納することなどの他の機能を行うこともできる。
【0032】
サービングゲートウェイ144はまた、PDNゲートウェイ146にも接続されてもよく、PDNゲートウェイ146は、WTRU102a、102b、102cに、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスの間の通信を容易にすることができる。
【0033】
コアネットワーク106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cに、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話通信デバイスの間の通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108の間のインタフェースとしての機能を果たすIPゲートウェイ(例えば、IMSサーバ)を含んでもよく、またはそれと通信することができる。加えて、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cに、ネットワーク112へのアクセスを提供することができ、ネットワーク112には、他のサービスプロバイダによって所有かつ/または運用される、他の有線または無線ネットワークが含まれうる。
【0034】
図2は、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアコアネットワーク(IM CN)の一例の図であり、無線送受信ユニット(WTRU)210と通信している、IMS200、IMネットワーク202、回線交換(CS)ネットワーク204、レガシーネットワーク206が含まれる。IMS200は、パケット交換ドメインを介して配信される、オーディオ、ビデオ、テキスト、チャット、またはそれらの組み合わせなどのIMサービスの提供のためのコアネットワーク(CN)要素を含む。図示のように、IMS200は、ホーム加入者サーバ(HSS)220、アプリケーションサーバ(AS)230、呼セッション制御機能(CSCF)240、ブレークアウトゲートウェイ機能(BGF)250、メディアゲートウェイ機能(MGF)260、およびサービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)270を含む。図2に示す論理的エンティティおよび信号経路に加えて、IMSは、1つまたは複数の物理的デバイス内に位置してもよい、論理的エンティティの任意の他の構成を含んでもよい。この論理的な例には図示しないが、WTRUは、分離した物理的ユニットであってもよく、ノードBまたはエンハンストノードB(eNB)などの基地局を介してIM CNに接続されてもよい。
【0035】
WTRU210は、有線および/または無線環境内で動作かつ/または通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであってもよい。
【0036】
HSS220は、加入関連情報を維持かつ提供して、IMセッションを処理するネットワークエンティティをサポートすることができる。例えば、HSSは、IMSユーザのための識別情報、セキュリティ情報、位置情報およびプロファイル情報を含んでもよい。
【0037】
AS230は、SIPアプリケーションサーバ、OSAアプリケーションサーバ、または、CAMEL IM−SSFであってもよく、付加価値のあるIMサービスを提供することができ、ホームネットワーク内またはサードパーティの位置内に存在してもよい。ASは、ホームネットワーク、コアネットワーク、またはスタンドアロンのASネットワークなどのネットワーク内に含まれうる。ASは、IMサービスを提供することができる。例えば、ASは、終端側ユーザエージェント(UA)、リダイレクトサーバ、発信側UA、SIPプロキシ、またはサードパーティ呼制御の機能を行うことができる。
【0038】
CSCF240は、P−CSCF(Proxy CSCF)、S−CSCF(Serving CSCF)、E−CSCF(Emergency CSCF)またはI−CSCF(Interrogating CSCF)を含みうる。例えば、P−CSCFは、IMS内のWTRUのための第1のコンタクトポイントを提供することができ、S−CSCFは、セッション状態を処理することができ、I−CSCFは、オペレータのネットワーク内で、そのネットワークオペレータの加入者宛ての、または、そのネットワークオペレータのサービスエリア内に現在位置するローミング加入者宛ての、IMS接続のためのコンタクトポイントを提供することができる。
【0039】
BGF250は、IBCF(Interconnection Border Control Function)、BGCF(Breakout Gateway Control Function)またはTrGW(Transition Gateway)を含みうる。BGFの一部として説明するが、IBCF、BGCFまたはTrGWは、別個の論理的エンティティをそれぞれ表してもよく、1つまたは複数の物理的エンティティ内に位置してもよい。
【0040】
IBCFは、SIP/SDPプロトコル層においてアプリケーション固有の機能を提供して、オペレータドメイン間の相互接続を行うことができる。例えば、IBCFは、SIPアプリケーション間の通信、ネットワークトポロジ隠蔽、トランスポートプレーン機能の制御、SIPシグナリング情報のスクリーニング、適切なシグナリング相互接続の選択、および請求データ記録の生成を可能にすることができる。
【0041】
BGCFは、SIPメッセージなどのIMSメッセージのルーティングを決定することができる。この決定は、シグナリングプロトコルにおいて受信された情報、管理情報、またはデータベースアクセスに基づくことが可能である。例えば、PSTN/CSドメイン終端では、BGCFは、PSTN/CSドメインブレークアウトが発生することになるネットワークを決定することができ、MGCFを選択することができる。
【0042】
TrGWは、メディア経路上に位置してもよく、IBCFによって制御可能であり、ネットワークアドレスおよびポート変換、並びにプロトコル変換を提供することができる。
【0043】
MGF260は、MGCF(Media Gateway Control Function)、MRFC(Multimedia Resource Function Controller)、MRFP(Multimedia Resource Function Processor)、IMS−MGW(IP Multimedia Subsystem-Media Gateway Function)またはMRB(Media Resource Broker)を含みうる。MGFの一部として説明するが、MGCF、MRFC、MRFP、IMS MGW、またはMRBは、別個の論理的エンティティをそれぞれ表してもよく、1つまたは複数の物理的エンティティ内に位置してもよい。
【0044】
MGCFは、IMS内のメディアチャネルのための呼状態接続制御を制御することができ、CSCF、BGCF、および回線交換ネットワークエンティティと通信することができ、レガシーネットワークからの着信呼のルーティングを決定することができ、ISUP/TCAPおよびIMサブシステム呼制御プロトコルの間のプロトコル変換を行うことができ、MGCF内で受信された帯域外情報を、CSCF/IMS−MGWへ転送することができる。
【0045】
MRFCおよびMRFPは、メディアストリームリソースを制御することができる。MRFCおよびMRFPは、着信メディアストリームを混合することができ、例えば、マルチメディアアナウンスメントのためのメディアストリームを調達することができ、オーディオトランスコーディングまたはメディア解析を行うことによるなど、メディアストリームを処理することができ、例えば、会議環境内で、共有リソースへのアクセス権を管理することによるなど、フロア制御を提供することができる。
【0046】
IMS−MGWは、交換回線ネットワークからのベアラチャネル、および、IPネットワーク内のRTPストリームなどの、パケットネットワークからのメディアストリームを終端することができる。IMS−MGWは、コーデック、エコーキャンセラまたはカンファレンスブリッジなど、メディア変換、ベアラ制御およびペイロード処理をサポートすることができる。IMS−MGWは、リソース制御のためにMGCFとインタラクトし、エコーキャンセラなど、リソースを管理することができ、コーデックを含んでもよい。IMS−MGWは、UMTS/GSMトランスポートメディアをサポートするためのリソースを含んでもよい。
【0047】
MRBは、複数の異種アプリケーションによる異種MRFリソースのプールの共有をサポートすることができる。MRBは、例えば、指定されたMRF属性に基づいて、消費側アプリケーションによって要求されるとき、呼への特定のMRFリソースを割り当てまたは解放することができる。例えば、MRFリソースをあるアプリケーションに割り当てるとき、MRBは、1つまたは複数の呼のために必要とされるメディアリソースの特定の特徴、そのアプリケーションのアイデンティティ、異なるアプリケーションに渡ってMRFリソースを割り振るためのルール、アプリケーション毎または加入者毎のSLAもしくはQoS基準、または、特定のMRFリソースの容量モデルを評価することができる。
【0048】
SCC AS270は、例えば、加入において、複数のWTRUの間の通信セッションの複製、転送、追加または削除などの通信セッションサービス継続性を提供することができる。SCC ASは、アクセス転送、セッション転送または複製、終端アクセスドメイン選択(T−ADS)、および複数のメディアフローの処理を行うことができる。SCC ASは、1つまたは複数のアクセスネットワークを介して、メディアフローを結合または分割することができる。例えば、メディアフローは、セッションのセットアップ中に追加のアクセスネットワークを介してメディアフローを追加するための、WTRUによる要求に応じて、または、1つもしくは複数のアクセスネットワークを介して、既存のセッションに対するメディアフローを追加もしくは削除するための、WTRUによる要求に応じて、セッション転送、セッション終了のために分割または結合されてもよい。
【0049】
通信セッションは、図1Bに示すWTRUなどのWTRUとリモートデバイスの間で、図1Aに示す通信システムなどの通信システムを使用して行うことができる。WTRUは、図1Cに示すRANなどのRAN、または、任意の他の有線もしくは無線アクセスネットワークを介して、通信システムにアクセスすることができる。通信セッションは、図2に示すようなIMSによって提供されたIPマルチメディア(IM)サービスなどのサービスを含んでもよい。
【0050】
WTRU、リモートデバイスまたはネットワークは、通信セッションを制御することができる。通信セッションの制御には、例えば、メディアフローを開始もしくは停止すること、メディアフローを追加もしくは除去すること、別のWTRU上のメディアフローを転送もしくは複製すること、ビットレートを調整すること、または、通信を終了することが含まれうる。例えば、WTRUは、リモートデバイスとの通信セッションを開始することができる。WTRUは、通信セッションを最初に制御することができる。WTRUは、リモートデバイスとの通信セッションの制御を渡しても、共有してもよい。
【0051】
図3は、IMSを使用する、WTRU310とリモートデバイス320の間の通信セッション300の一例の図を示す。通信セッション300は、図2に示すようなIM CNなどのネットワーク350を介した、WTRU310とリモートデバイス320の間の、メディアフロー330(メディア経路)および制御シグナリング340(制御経路)を含んでもよい。IM CN350は、SCC AS352、AS354、CSCF356、およびMGF358を含んでもよい。
【0052】
通信セッション300は、WTRU310に関連付けられたSCC AS352においてアンカーされてもよい。例えば、SCC AS352は、メディアフロー識別子および制御デバイス識別子など、通信セッションに関する情報を維持することができ、通信セッション300のための呼制御を提供することができる。簡単にするために、WTRU310とSCC AS352の間の通信セッションの部分は、アクセスレグ(access leg)と呼ばれることがあり、SCC AS352とリモートデバイス320の間の通信セッションの部分は、リモートレグ(remote leg)と呼ばれることがある。
【0053】
IMSを使用して通信セッション300を確立するために、WTRU310は、IM CN350を介して接続(アクセスレグ)を開始することができる。WTRU310は、MGF358を介してメディアフロー330を、また、CSCF356を介して制御シグナリング340を受信することができる。リモートデバイス320は、インターネット360を介してなど、リモートネットワーク(リモートレグ)を介して通信セッション300に参加することができる。
【0054】
図4は、IMSを使用する、WTRU410とリモートユニット420の間のピアツーピア通信セッション400の一例の図を示す。通信セッション400は、ネットワークを介して確立された、メディアフロー430および制御シグナリング440を含んでもよく、このネットワークには、図2に示すIM CNなどのIM CN450が含まれうる。IM CN450は、CSCF452およびMGF458を含んでもよい。WTRU410はまた、IM CNを使用せずに、リモートデバイスから直接、制御信号およびメディアフローを受信することもできる。
【0055】
IMSを使用して通信セッション400を確立するために、WTRU410は、IM CN450を介して接続(アクセスレグ)を開始することができる。アクセスレグでは、WTRU410は、MGF458を介してメディアフロー430を、また、CSCF452を介して制御シグナリング440を受信することができる。WTRU410、リモートユニット420、または両方は、通信を維持し、通信セッション400のための呼制御機能を行うことができる。リモートデバイス420は、インターネット460を介してなど、リモートネットワーク(リモートレグ)を介して、通信セッション400に参加することができる。
【0056】
ソースWTRUおよびターゲットWTRUは、協調セッションを介して関連付けられることができ、協調セッションは、SCC ASなどのサードパーティ内でアンカーされてもよい。
【0057】
ソースWTRUは、通信セッションを最初に制御してもよく、または、リモートデバイスと制御を共有してもよい。ソースWTRUは、制御をターゲットWTRUに渡してもよく、または、ターゲットWTRUと制御を共有してもよい。
【0058】
図5は、通信セッション500の一例の図を示す。ソースWTRU510およびターゲットWTRU515は、図2に示すようなIM CNなどのネットワーク550を介した、リモートデバイス520との通信セッション500に参加することができる。IM CN550は、SCC AS552、AS554、CSCF556、およびMGF558を含んでもよい。
【0059】
通信セッション500は、WTRU510に関連付けられたSCC AS552においてアンカーされてもよい。簡単にするために、WTRU510/515とSCC AS552の間の通信セッションの部分は、アクセスレグと呼ばれることがあり、SCC AS552とリモートデバイス520の間の通信セッションの部分は、リモートレグと呼ばれることがある。
【0060】
アクセスレグ上で、ソースWTRU510およびターゲットWTRU515は、MGF558を介して重複メディアフロー570A/570Bを、また、SCC AS552およびCSCF556を介して、重複制御シグナリング540A/540Bを受信することができる。リモートデバイス520は、インターネット560を介してなど、リモートネットワークを介して、通信セッション500に参加することができる。
【0061】
図6は、重複ピアツーピア通信セッション600の一例の図を示す。ソースWTRU610およびターゲットWTRU615は、図2に示すようなIM CNなどのネットワーク650を介した、リモートデバイス620との重複ピアツーピア通信セッション600に参加することができる。IM CN650は、CSCF656およびMGF658を含んでもよい。
【0062】
簡単にするために、WTRU610/615とCSCF656の間の通信セッションの部分は、アクセスレグと呼ばれることがあり、CSCF656とリモートデバイス620の間の通信セッションの部分は、リモートレグと呼ばれることがある。
【0063】
アクセスレグ上で、ソースWTRU610およびターゲットWTRU615は、MGF658を介して重複メディアフロー680A/680Bを、また、CSCF656を介して、重複制御シグナリング640A/640Bを受信することができる。リモートデバイス620は、インターネット660を介してなど、リモートネットワークを介して、通信セッション600に参加することができる。図6は、メディアフローを、MGF658によって複製されるものとして示すが、メディアフローは、リモートデバイス620によって、例えば、複数の送信機を使用して複製されてもよい。
【0064】
図7は、ポリシーおよびレポート機能を含む通信セッション700の図を示す。
【0065】
ソースWTRU710およびターゲットWTRU715は、図2に示すようなIM CNなどのネットワーク750を介した、リモートデバイス720との通信セッション700に参加することができる。IM CN750は、SCC AS752、AS754、CSCF756、およびMGF758を含んでもよい。
【0066】
通信セッション700は、WTRU710に関連付けられたSCC AS752においてアンカーされてもよい。簡単にするために、WTRU710/715とSCC AS752の間の通信セッションの部分は、アクセスレグと呼ばれることがあり、SCC AS752とリモートデバイス720の間の通信セッションの部分は、リモートレグと呼ばれることがある。
【0067】
アクセスレグ上で、ソースWTRU710およびターゲットWTRU715は、MGF758を介して重複メディアフロー770A/770Bを、また、SCC AS752およびCSCF756を介して、重複制御シグナリング740A/740Bを受信することができる。リモートデバイス720は、インターネット760を介してなど、リモートネットワークを介して、通信セッション700に参加することができる。
【0068】
また、アクセスレグ上で、ポリシー機能725は、メディア非依存ハンドオーバ(MIH)サーバを使用して実装可能であるか、または、アプリケーションネットワーク発見および選択機能(ANDSF)であってもよく、レポートデバイス727/729は、CSCF756を介して、ポリシーおよびレポート情報をSCC AS752に提供することができる。
【0069】
ネットワーク内に位置するデバイスについて、かつ、所与のネットワークについてのポリシー情報は、ノード内に位置してもよいポリシー機能725を介してアクセス可能であり、各デバイスおよびネットワークについてのプロファイル情報と共に格納可能である。ポリシー機能725は、CSCF756を介して、ポリシー情報へのアクセスを提供することができる。ポリシー情報は、限定されないが、あるWTRUが別のWTRUとの暗黙の協調セッションの一部であるかどうか、メディアフローがWTRU間で転送可能であるか、転送可能でないか、どのWTRUがメディアフローのために好ましいか、別のネットワークによって転送または受信可能である、または可能でないメディアのタイプ、および、別のWTRUによって転送または受信可能である、または可能でないメディアのタイプを含みうる。
【0070】
ネットワーク内に位置するデバイスについて、かつ、所与のネットワークについてのレポート情報には、1つまたは複数のレポート機能727/729を介してアクセス可能であり、1つまたは複数のレポート機能727/729は、1つまたは複数のノード内に位置してもよい。レポート機能はCSCF756を介してレポート情報をSCC AS752へ送信することができる。レポート情報は、限定されないが、ネットワーク過負荷イベント、ネットワーク位置変更イベント、WTRU位置変更イベント、ネットワークによって示されたWTRUによるアクセスの喪失、WTRUによる、または、ネットワークによる、WTRUによるアクセスの差し迫った喪失、および別のWTRUの登録を含みうる。
【0071】
図8A1および8A2は、SCC AS810により開始された、ポリシー情報および/またはプロファイル情報に基づく、別のWTRUへのIUT(例えば、音声/ビデオデータ)800の一例を示す。
【0072】
WTRU1 802がIMSセッション内でアクティブであるとき、WTRU2 804へのセッション情報の転送はサービス継続性を提供することができる。SCC AS810によって開始されたセッション転送手順はまた、SCC AS810 によって実行、制御かつアンカーされてもよい。セッション転送を実行するために、ポリシー情報がポリシー機能806によってSCC AS810に提供される。SCC AS810は、ポリシー情報を受信し、受信されたポリシー情報に基づいてWTRU1 802からWTRU2 804への転送を開始する。
【0073】
IMS対応WTRU1 802は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS810を介してリモートパーティ812と通信する。SIPメッセージはIMS制御プレーンメッセージであってもよい。IMS対応WTRU1 802、SCC AS810およびリモートパーティ812は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...M)814を確立することができる。SCC AS810は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0074】
セッションのIUTを開始する前に、SCC AS810は、CSCF808を介したWTRU2 804からのIMS登録情報816の受信を通じて、WTRU2 804がWTRU1 802からのセッション転送のための潜在的ターゲットであることを発見することができる。登録情報は、可用性情報、能力情報またはプリファレンス情報を含みうる。
【0075】
SCC AS810は、ポリシー獲得要求818をポリシー機能806へ送信することによってポリシー情報を要求することができる。ポリシー獲得要求818は、ポリシー情報がSCC AS810で既に格納されているならばオプションである。ポリシー情報はまた、周期的に受信可能であってもよく、限定されないが、時間ベースまたは位置ベースであってもよい。加えて、登録情報は、周期的に受信可能であってもよく、限定されないが、時間ベースまたは位置ベースであってもよい。登録情報はポリシー情報に関して解析可能である。ポリシー獲得要求818に応答して、ポリシー獲得応答820が、ポリシー機能806によってSCC AS810へ送信される。
【0076】
SCC AS810は、IMSセッション情報をWTRU2 804へ転送することを決定することができる。この決定は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。加えて、SCC AS810は、WTRU2 804がWTRU1 802との暗黙の協調セッションの一部であること、および、WTRU2 804が全部または一部のメディアフローのために好ましい候補であるかどうかを決定することができる。WTRU2 804への転送のために認可されるメディアフローを、事前設定されたパラメータまたはポリシー情報に基づいて決定することができる。
【0077】
SCC ASは、CSCF808を介してIMS登録応答822をWTRU2 804へ送信し、CSCF808を介してメディアフロー転送開始(#n+1..M)824をWTRU2 804へ送信する。WTRU2 804ポリシー情報に基づいてWTRU2 804へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、WTRU2 804へ転送することはできない。WTRU2 804は、メディアフロー更新要求(例えば、re−invite)826をCSCF808へ送信する。CSCF808は、メディアフロー更新要求826をリモートパーティ812へ送信する。リモートパーティ812は、メディアフローを更新し(827)、CSCF808を介してメディアフロー更新肯定応答(ACK)828をWTRU2 804へ送信する。WTRU2 804は、CSCF808を介して、メディアフロー転送開始応答(例えば、notify)830をSCC AS810へ送信する。SCC AS810は、CSCF808を介してIUTメディアフロー解放要求(#n+1..M)832をWTRU1 802へ送信する。WTRU1 802は、メディアフローを解放し(834)、メディアフロー解放およびSIP BYE要求836をCSCF808と交換する。WTRU1 802はIUTメディアフロー解放応答840をCSCF808へ送信する。CSCF808はSIP BYE838をリモートパーティ812と交換する。
【0078】
メディアフロー(#1..n)844を、WTRU2 804とリモートパーティ812の間で確立することができる。WTRU1 802は、メディアフロー(#n+1..M)842をリモートパーティ812と交換することができる。
【0079】
図8A1および8A2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMS IUT処理に従って、WTRU1 802、WTRU2 804、ポリシー機能806、CSCF808、SCC AS810およびリモートパーティ812の間で行うことができる。図8A1および8A2に示す実施形態が完了すると、WTRU1 802およびWTRU2 804は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、WTRU2 804へ転送されていてもよい。
【0080】
図8A1および8A2の代替的実施形態では、SCC AS810は、ポリシー情報および/またはプロファイル情報に基づいてセッション情報のIUTを開始する。この実施形態では、SCC AS810は追加のIUT信号を送信かつ受信する。WTRU2 804がメディアフロー更新要求(例えば、re−invite)826をCSCF808へ送信した後、かつ、CSCF808がメディアフロー更新要求826をリモートパーティ812へ送信する前に、CSCF808はメディアフロー更新要求846をSCC AS810へ送信し、SCC AS810は応答846を送信する。また、リモートパーティ812が827でメディアフローを更新し、CSCF808を介してメディアフロー更新ACK828をWTRU2 804へ送信した後、かつ、WTRU2 804がメディアフロー転送開始応答830を送信する前に、CSCF808はメディア更新ACK848をSCC AS810へ送信し、SCC AS810は応答848を送信する。
【0081】
図8B1および8B2は、SCC AS858により開始された、ポリシー情報および/またはプロファイル情報に基づく、別のネットワークへのアクセス転送(例えば、音声/ビデオデータ)850の一例を示す。
【0082】
WTRU1 851がIMSセッション内でアクティブであるとき、別のネットワーク(例えば、無線アクセスネットワーク(RAN))へのセッション情報の転送は、サービス継続性を提供することができる。SCC AS858によって開始されたセッション転送手順はまた、SCC AS858によって実行、制御かつアンカーされてもよい。セッション転送を実行するために、ポリシー情報がポリシー機能854によってSCC AS858に提供される。SCC AS858は、ポリシー情報を受信し、受信されたポリシー情報に基づいてあるRANから別のRANへの転送を開始する。
【0083】
RAN1 852を介したWTRU851は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS858を介してリモートパーティ860と通信する。SIPメッセージは、IMS制御プレーンメッセージであってもよい。RAN1 852を介したWTRU851、SCC AS858、およびリモートパーティ860は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...M)862を確立することができる。SCC AS858は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0084】
セッションのアクセス転送を開始する前に、SCC AS858は、CSCF856を介したRAN2 853からのIMS登録情報864の受信を通じて、RAN2 853がRAN1 852からのセッション転送のための潜在的ターゲットであることを発見することができる。SCC AS858は、ポリシー獲得要求866をポリシー機能854へ送信することによってポリシー情報を要求することができる。ポリシー獲得要求866は、ポリシー情報がSCC AS858で既に格納されているならばオプションである。ポリシー獲得要求866に応答して、ポリシー獲得応答868が、ポリシー機能854によってSCC AS858へ送信される。
【0085】
SCC AS858は、IMSセッション情報をRAN2 853へ転送することを決定することができる。この決定は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。加えて、SCC AS858は、RAN2 853が全部または一部のメディアフローのために好ましい候補であるかどうかを判定することができる。RAN2 853への転送のために認可されるメディアフローを、事前設定されたパラメータまたはポリシー情報に基づいて決定することができる。
【0086】
SCC AS858は、CSCF856を介してIMS登録応答870をRAN2 853へ送信し、CSCF856を介してメディアフロー転送開始(#n+1..M)872をRAN2 853へ送信する。RAN2 853ポリシー情報に基づいてRAN2 853へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、RAN2 853へ転送することはできない。RAN2 853は、メディアフロー更新要求(例えば、re−invite)874をCSCF856へ送信する。CSCF856は、メディアフロー更新要求874をリモートパーティ860へ送信する。リモートパーティ860は、メディアフローを更新し(876)、CSCF856を介してメディアフロー更新ACK878をRAN2 853へ送信する。RAN2 853は、CSCF856を介してメディアフロー転送開始応答(例えば、notify)880をSCC AS858へ送信する。SCC AS858は、CSCF856を介してアクセス転送メディアフロー解放要求(#n+1..M)882をRAN1 852へ送信する。RAN1 852は、メディアフローを解放し(884)、メディアフロー解放およびSIP BYE要求886をCSCF856と交換する。RAN1 852は、CSCF856を介してアクセス転送メディアフロー解放応答890をSCC AS858へ送信する。CSCF856は、SIP BYE888をリモートパーティ860と交換する。
【0087】
メディアフロー(#1..n)896を、RAN2 853とリモートパーティ860の間で確立することができる。RAN1 852は、メディアフロー(#n+1..M)894をリモートパーティ860と交換することができる。
【0088】
図8B1および8B2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMSアクセス転送処理に従って、WTRU851、RAN1 852、RAN2 853、ポリシー機能854、CSCF856、SCC AS858およびリモートパーティ860の間で行うことができる。図8B1および8B2に示す実施形態が完了すると、RAN1 852およびRAN2 853は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、RAN2 853へ転送されていてもよい。
【0089】
図8B1および8B2の代替的実施形態では、SCC AS858は、ポリシー情報および/またはプロファイル情報に基づいてセッション情報のアクセス転送を開始する。この実施形態では、SCC AS858は、追加のアクセス転送信号を送信かつ受信する。RAN2 853がメディアフロー更新要求(例えば、re−invite)874をCSCF856へ送信した後、かつ、CSCF856がメディアフロー更新要求874をリモートパーティ860へ送信する前に、CSCF856は、メディアフロー更新要求897をSCC AS858へ送信し、SCC AS858は応答897を送信する。また、リモートパーティ860がメディアフローを更新し(876)、CSCF856を介してメディアフロー更新ACK878をRAN2 853へ送信した後、かつ、RAN2 853がメディアフロー転送開始応答880を送信する前に、CSCF856は、メディア更新ACK898をSCC AS858へ送信し、SCC AS858は応答898を送信する。
【0090】
図9A1および9A2は、SCC AS910により開始された、レポート情報に基づく、別のWTRUへのIUT(例えば、音声/ビデオデータ)900の一例を示す。
【0091】
WTRU1 902がIMSセッション内でアクティブであるとき、WTRU2 904へのセッション情報の転送は、サービス継続性を提供することができる。SCC AS910によって開始されたセッション転送手順はまた、SCC AS910 によって実行、制御かつアンカーされてもよい。セッション転送を実行するために、レポート情報(例えば、WTRUの新しい位置)が、レポート機能906によってSCC AS910に提供される。SCC AS910は、レポート情報を受信し、受信されたレポート情報に基づいてWTRU1 902からWTRU2 904への転送を開始する。
【0092】
セッション開始またはセッションのIUTの前に、SCC AS910には、WTRUについての新しい位置などのイベントが通知されてもよい。このイベントは、メディア非依存ハンドオーバ(MIH)サーバ、アプリケーションネットワーク発見および選択機能(ANDSF)によって、または、他のレポートノードを介して、SCC AS910に提供されてもよい。SCC AS910は、イベントを登録するための要求914をレポート機能906へ送信することができる。明示的イベント登録はオプションである。登録は、設定手順に基づいて発生可能である。
【0093】
IMS対応WTRU1 902は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS910を介してリモートパーティ912と通信する。SIPメッセージはIMS制御プレーンメッセージであってもよい。IMS対応WTRU1 902、SCC AS910およびリモートパーティ912は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#n+1...M)916を確立することができる。加えて、IMS対応WTRU2 904、SCC AS910およびリモートパーティ912は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...n)918を確立することができる。SCC AS910は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0094】
SCC AS910は、イベントが発生したというインジケーション920をレポート機能906から受信することができる。例えば、WTRU1 902は、その位置を位置1から位置2へと変更していることがある。SCC AS910は、WTRU2 904が、WTRU1 902からのいくつかのメディアフローのセッション転送のための、位置1における潜在的ターゲットであると決定する(922)。SCC ASは、どのメディアフローがWTRU2 904への転送のために認可可能であるかを決定する(922)。この決定922は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、レポート情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。
【0095】
SCC AS910は、CSCF908を介してメディアフロー転送開始(#n+1..p)924をWTRU2 904へ送信する。WTRU2 904ポリシー情報に基づくことが可能である、WTRU2 904へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、WTRU2 904へ転送することはできない。WTRU2 904は、メディアフロー更新要求(例えば、re−invite)926をCSCF908へ送信する。CSCF908は、メディアフロー更新要求926をリモートパーティ912へ送信する。リモートパーティ912は、メディアフローを更新し(928)、CSCF908を介してメディアフロー更新ACK930をWTRU2 904へ送信する。WTRU2 904は、CSCF908を介してメディアフロー転送開始応答(例えば、notify)932をSCC AS910へ送信する。SCC AS910は、CSCF908を介してIUTメディアフロー解放要求(#n+1..M)934をWTRU1 902へ送信する。WTRU1 902は、メディアフローを解放し(936)、メディアフロー解放およびSIP BYE要求938をCSCF908と交換する。WTRU1 902は、CSCF908を介してIUTメディアフロー解放応答942をSCC AS910へ送信する。CSCF908は、SIP BYE940をリモートパーティ912と交換する。
【0096】
メディアフロー(#1..n)946を、WTRU2 904とリモートパーティ912の間で確立することができる。WTRU1 902は、メディアフロー(#n+1..M)944をリモートパーティ912と交換することができる。
【0097】
図9A1および9A2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMS IUT処理に従って、WTRU1 902、WTRU2 904、レポート機能906、CSCF908、SCC AS910およびリモートパーティ912の間で行うことができる。図9A1および9A2に示す実施形態が完了すると、WTRU1 902およびWTRU2 904は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、WTRU2 904へ転送されていてもよい。
【0098】
図9A1および9A2の代替的実施形態では、SCC AS910は、レポート情報に基づいて、セッション情報のIUTを開始する。この実施形態では、SCC AS910は、追加のIUT信号を送信かつ受信する。WTRU2 904がメディアフロー更新要求(例えば、re−invite)926をCSCF908へ送信した後、かつ、CSCF908がメディアフロー更新要求926をリモートパーティ912へ送信する前に、CSCF908はメディアフロー更新要求948をSCC AS910へ送信し、SCC AS910は応答948を送信する。また、リモートパーティ912が928でメディアフローを更新し、CSCF908を介してメディアフロー更新ACK930をWTRU2 904へ送信した後、かつ、WTRU2 904がメディアフロー転送開始応答932を送信する前に、CSCF908はメディア更新ACK949をSCC AS910へ送信し、SCC AS910は応答949を送信する。
【0099】
図9B1および9B2は、SCC AS958により開始された、レポート情報に基づく、別のネットワークへのアクセス転送(例えば、音声/ビデオデータ)950の一例を示す。
【0100】
RAN1 952を介したWTRU 951がIMSセッション内でアクティブであるとき、RAN2 953へのセッション情報の転送は、サービス継続性を提供することができる。SCC AS958によって開始されたセッション転送手順はまた、SCC AS958 によって実行、制御かつアンカーされてもよい。セッション転送を実行するために、レポート情報(例えば、RAN1の新しい位置)がSCC AS958に提供される。SCC AS958は、レポート機能954からレポート情報を受信し、受信されたレポート情報に基づいてRAN1 952からRAN2 953への転送を開始する。
【0101】
セッション開始またはセッションのアクセス転送の前に、SCC AS958には、RAN1 952についての新しい位置などのイベントが通知されてもよい。SCC AS958は、イベントを登録するための要求962を、レポート機能954へ送信することができる。明示的イベント登録はオプションである。登録は、設定手順に基づいて発生可能である。
【0102】
RAN1 952を介した、かつ、RAN2 953を介したWTRU951は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS958を介してリモートパーティ960と通信する。SIPメッセージはIMS制御プレーンメッセージであってもよい。RAN1 952を介したWTRU951、SCC AS958およびリモートパーティ960は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#n+1...M)964を確立することができる。加えて、RAN2 953を介したWTRU951、SCC AS958およびリモートパーティ960は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...n)966を確立することができる。SCC AS958は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0103】
SCC AS958は、イベントが発生したというインジケーション968をレポート機能954から受信することができる。例えば、RAN1 952は、その位置を位置1から位置2へと変更していることがある。SCC AS958は、RAN2 953が、RAN1 952からのいくつかのメディアフローのセッション転送のための、位置1における潜在的ターゲットであると決定する(970)。SCC AS958は、どのメディアフローがRAN2 953への転送のために認可可能であるかを決定する(970)。この決定970は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、レポート情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。
【0104】
SCC AS958は、CSCF956を介してメディアフロー転送開始(#n+1..p)972をRAN2 953へ送信する。RAN2 953ポリシー情報に基づくことが可能である、RAN2 953へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、RAN2 953へ転送することはできない。RAN2 953は、メディアフロー更新要求(例えば、re−invite)974をCSCF956へ送信する。CSCF956は、メディアフロー更新要求974をリモートパーティ960へ送信する。リモートパーティ960は、メディアフローを更新し(976)、CSCF956を介してメディアフロー更新ACK978をRAN2 953へ送信する。RAN2 953は、CSCF956を介してメディアフロー転送開始応答(例えば、notify)980をSCC AS958へ送信する。SCC AS958は、CSCF956を介してアクセス転送メディアフロー解放要求(#n+1..p)984をRAN1 952へ送信する。RAN1 952は、メディアフローを解放し(986)、メディアフロー解放およびSIP BYE要求988をCSCF956と交換する。RAN1 952は、CSCF956を介してアクセス転送メディアフロー解放応答992をSCC AS958へ送信する。CSCF956は、SIP BYE990をリモートパーティ960と交換する。
【0105】
メディアフロー(#1..p)996を、RAN2 953とリモートパーティ960の間で確立することができる。RAN1 952は、メディアフロー(#p+1..M)994をリモートパーティ960と交換することができる。
【0106】
図9B1および9B2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMSアクセス転送処理に従って、WTRU1 951、RAN1 952、RAN2 953、レポート機能954、CSCF956、SCC AS958およびリモートパーティ960の間で行うことができる。図9B1および9B2に示す実施形態が完了すると、RAN1 952およびRAN2 953は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、RAN2 953へ転送されていてもよい。
【0107】
図9B1および9B2の代替的実施形態では、SCC AS958は、レポート情報に基づいてセッション情報のアクセス転送を開始する。この実施形態では、SCC AS958は、追加のアクセス転送信号を送信かつ受信する。RAN2 953がメディアフロー更新要求(例えば、re−invite)974をCSCF956へ送信した後、かつ、CSCF956がメディアフロー更新要求974をリモートパーティ960へ送信する前に、CSCF956はメディアフロー更新要求997をSCC AS958へ送信し、SCC AS958は応答997を送信する。また、リモートパーティ960が、メディアフローを更新し(976)、CSCF956を介してメディアフロー更新ACK978をRAN2 953へ送信した後、かつ、RAN2 953がメディアフロー転送開始応答980を送信する前に、CSCF956はメディア更新ACK998をSCC AS958へ送信し、SCC AS958は応答998を送信する。
【0108】
図10A1および10A2は、SCC AS1010により開始された、レポート情報に基づく、WTRU間の負荷分散(load balancing)IUT(例えば、音声/ビデオデータ)1000の一例を示す。
【0109】
WTRU1 1002がIMSセッション内でアクティブであるとき、WTRU2 1004へのセッション情報の転送は、サービス継続性および負荷分散を提供することができる。SCC AS1010によって開始されたセッション転送手順はまた、SCC AS1010によって実行、制御かつアンカーされてもよい。セッション転送を実行するために、レポート情報(例えば、ネットワーク過負荷イベント)が、レポート機能1006によってSCC AS1010に提供される。SCC AS1010は、レポート情報を受信し、受信されたレポート情報に基づいてWTRU1 1002からWTRU2 1004への転送を開始する。
【0110】
セッション開始またはセッションのIUTの前に、SCC AS1010には、ネットワーク過負荷イベントなどのイベントが通知されてもよい。SCC AS1010は、イベントを登録するための要求1014をレポート機能1006へ送信することができる。明示的イベント登録はオプションである。登録は、設定手順に基づいて発生可能である。
【0111】
IMS対応WTRU1 1002は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS1010を介してリモートパーティ1012と通信する。SIPメッセージは、IMS制御プレーンメッセージであってもよい。IMS対応WTRU1 1002、SCC AS1010およびリモートパーティ1012は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#n+1...M)1016を確立することができる。加えて、IMS対応WTRU2 1004、SCC AS1010およびリモートパーティ1012は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...n)1018を確立することができる。SCC AS1010は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0112】
SCC AS1010は、イベントが発生したというインジケーション1020をレポート機能1006から受信することができる。例えば、SCC AS1010は、ネットワーク過負荷イベントに関する情報1020を受信することができる。SCC AS1010は、WTRU2 1004が潜在的ターゲットであり、セッション情報の転送のために使用可能であると決定し、この決定は、WTRU2 1004のアクセス技術がWTRU1 1002の輻輳したネットワークからセッション情報をオフロードすることができるかどうかに基づくことが可能である。SCC AS1010は、どのメディアフローがWTRU2への転送のために認可可能であるかを決定する(1022)。この決定1022は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、レポート情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。
【0113】
SCC AS1010は、CSCF1008を介して、メディアフロー転送開始(#n+1..p)要求1024をWTRU2 1004へ送信する。WTRU2 1004ポリシー情報に基づくことが可能である、WTRU2 1004へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、WTRU2 1004へ転送することはできない。WTRU2 1004は、メディアフロー更新要求(例えば、re−invite)1026をCSCF1008へ送信する。CSCF1008は、メディアフロー更新要求1026をリモートパーティ1012へ送信する。リモートパーティ1012は、メディアフローを更新し(1028)、CSCF1008を介してメディアフロー更新ACK1030をWTRU2 1004へ送信する。WTRU2 1004は、CSCF1008を介して、メディアフロー転送開始応答(例えば、notify)1032をSCC AS1010へ送信する。SCC AS1010は、CSCF1008を介してIUTメディアフロー解放要求(#n+1..M)1034をWTRU1 1002へ送信する。WTRU1 1002は、メディアフローを解放し(1036)、メディアフロー解放およびSIP BYE要求1038をCSCF1008と交換する。WTRU1 1002は、CSCF1008を介してIUTメディアフロー解放応答1042をSCC AS1010へ送信する。CSCF1008は、SIP BYE1040をリモートパーティ1012と交換する。
【0114】
メディアフロー(#1..M)1046を、WTRU2 1004とリモートパーティ1012の間で確立することができる。
【0115】
図10A1および10A2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMS IUT処理に従って、WTRU1 1002、WTRU2 1004、レポート機能1006、CSCF1008、SCC AS1010およびリモートパーティ1012の間で行うことができる。図10A1および10A2に示す実施形態が完了すると、WTRU1 1002およびWTRU2 1004は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、WTRU2 1004へ転送されていてもよい。
【0116】
図10B1および10B2は、SCC AS1058により開始された、レポート情報に基づく、ネットワーク間の負荷分散アクセス転送(例えば、音声/ビデオデータ)1050の一例を示す。
【0117】
WTRU 1051がIMSセッション内でアクティブであるとき、RAN1 1052からRAN2 1053へのセッション情報の転送は、サービス継続性および負荷分散を提供することができる。SCC AS1058によって開始されたセッション転送手順はまた、SCC AS1058によって実行、制御かつアンカーされてもよい。セッション転送を実行するために、レポート情報(例えば、ネットワーク過負荷イベント)が、SCC AS1058に提供される。SCC AS1058は、レポート情報を受信し、受信されたレポート情報に基づいてRAN1 1052からRAN2 1053への転送を開始する。
【0118】
セッション開始またはセッションのアクセス転送の前に、SCC AS1058には、RAN1 1052についてのネットワーク過負荷イベントなどのイベントが通知されてもよい。SCC AS1058は、イベントを登録するための要求1062をレポート機能1054へ送信することができる。明示的イベント登録はオプションである。登録は、設定手順に基づいて発生可能である。
【0119】
RAN1 1052を介した、かつ、RAN2 1053を介したWTRU1051は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS1058を介してリモートパーティ1060と通信する。SIPメッセージは、IMS制御プレーンメッセージであってもよい。RAN1 1052を介したWTRU1051、SCC AS1058およびリモートパーティ1060は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#n+1...M)1064を確立することができる。加えて、RAN2 1053を介したWTRU1051、SCC AS1058およびリモートパーティ1060は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...n)1066を確立することができる。SCC AS1058は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0120】
SCC AS1058は、イベント1068が発生したというインジケーションをレポート機能1054から受信することができる。例えば、SCC AS1058は、ネットワーク過負荷イベントに関する情報1068を受信することができる。SCC AS1058は、RAN2 1053が潜在的ターゲットであり、セッション情報の転送のために使用可能であると決定し、この決定は、RAN2 1053のアクセス技術がRA1 1052の輻輳したネットワークからセッション情報をオフロードすることができるかどうかに基づくことが可能である。SCC AS1058は、どのメディアフローがRAN2 1053への転送のために認可可能であるかを決定する(1070)。この決定1070は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、レポート情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。
【0121】
SCC AS1058は、CSCF1056を介してメディアフロー転送開始(#n+1..M)要求1072をRAN2 1053へ送信する。RAN2 1053ポリシー情報に基づくことが可能である、RAN2 1053へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、RAN2 1053へ転送することはできない。RAN2 1053は、メディアフロー更新要求(例えば、re−invite)1074をCSCF1056へ送信する。CSCF1056は、メディアフロー更新要求1074をリモートパーティ1060へ送信する。リモートパーティ1060は、メディアフローを更新し(1076)、CSCF1056を介してメディアフロー更新ACK1078をRAN2 1053へ送信する。RAN2 1053は、CSCF1056を介してメディアフロー転送開始応答(例えば、notify)1080をSCC AS1058へ送信する。SCC AS1058は、CSCF1056を介してアクセス転送メディアフロー解放要求(#n+1..M)1082をRAN1 1052へ送信する。RAN1 1052は、メディアフローを解放し(1084)、メディアフロー解放およびSIP BYE要求1086をCSCF1056と交換する。RAN1 1052は、CSCF1056を介して、アクセス転送メディアフロー解放応答1090をSCC AS1058へ送信する。CSCF1056は、SIP BYE1088をリモートパーティ1060と交換する。
【0122】
メディアフロー(#1..M)1094を、RAN2 1053とリモートパーティ1060の間で確立することができる。
【0123】
図10B1および10B2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMSアクセス転送処理に従って、WTRU1051、RAN1 1052、RAN2 1053、レポート機能1054、CSCF1056、SCC AS1058およびリモートパーティ1060の間で行うことができる。図10B1および10B2に示す実施形態が完了すると、RAN1 1052およびRAN2 1053は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、RAN2 1053へ転送されていてもよい。
【0124】
図11A1および11A2は、SCC AS1105により開始された、レポート情報に基づく、IUT(例えば、音声/ビデオデータ)のためのフォールバック1100の一例を示す。
【0125】
WTRU1 1101がIMSセッション内でアクティブであるとき、WTRU2 1102へのセッション情報の転送は、サービス継続性を提供することができる。セッション転送を実行するために、レポート情報(例えば、登録情報)がSCC AS1105に提供される。SCC AS1105は、レポート情報を受信し、WTRU1 1101からWTRU2 1102への転送を開始する。SCC AS1105は、WTRU1 1101によるアクセスの喪失などのイベントを示すレポート情報を受信することもできる。SCC AS1105は、レポート情報に基づいて、WTRU2 1102へのセッション情報のフォールバック(例えば、転送)を開始することができる。また、この転送がフォールバックIUT転送であるというインジケーションを送信することもできる。セッション開始またはセッションのIUTの前に、SCC AS1105には、アクセスネットワークの損失イベントなどのイベントが通知されてもよい。SCC AS1105は、イベントを登録するための要求1107をレポート機能1103へ送信することができる。明示的イベント登録はオプションである。登録は設定手順に基づいて発生可能である。
【0126】
IMS対応WTRU1 1101は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS1105を介してリモートパーティ1106と通信する。SIPメッセージは、IMS制御プレーンメッセージであってもよい。IMS対応WTRU1 1101、SCC AS1105およびリモートパーティ1106は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#n+1...M)1108を確立することができる。加えて、IMS対応WTRU2 1102、SCC AS1105およびリモートパーティ1106は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...n)1109を確立することができる。SCC AS1105は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0127】
SCC AS1105は、イベントが発生したというインジケーション1110をレポート機能1103から受信することができる。例えば、SCC AS1105は、アクセスネットワークの損失イベントに関する情報1110を受信することができる。SCC AS1105は、WTRU2 1102が潜在的ターゲットであり、セッション情報の転送のために使用可能であると決定する(1112)。SCC AS1105は、どのメディアフローがWTRU2 1102への転送のために認可可能であるかを決定する(1112で)。この決定は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、レポート情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。
【0128】
SCC AS1105は、CSCF1104を介して、メディアフロー転送開始(#n+1..M)要求1113をWTRU2 1102へ送信する。WTRU2 1102ポリシー情報に基づくことが可能である、WTRU2 1102へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、WTRU2 1102へ転送することはできない。WTRU2 1102は、CSCF1104を介して、メディアフロー更新要求(例えば、re−invite)1114をSCC AS1105へ送信する。SCC AS1105は、メディアフロー更新要求1114をCSCF1104へ返送し、CSCF1104は、メディアフロー更新要求1114をリモートパーティ1106へ送信する。リモートパーティ1106は、メディアフローを更新し(1115)、メディアフロー更新応答1116をCSCF1104へ送信する。CSCF1104は、応答1116をSCC AS1105へ送信し、SCC AS1105は、応答1116をWTRU2 1102へ送信する。WTRU2 1102は、CSCF1104を介して、IUTメディアフローACK1117をSCC AS1105へ送信する。
【0129】
メディアフロー(#1..M)1118を、WTRU2 1102とリモートパーティ1106の間で確立することができる。
【0130】
図11A1および11A2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMS IUT処理に従って、WTRU1 1101、WTRU2 1102、レポート機能1103、CSCF1104、SCC AS1105およびリモートパーティ1106の間で行うことができる。図11A1および11A2に示す実施形態が完了すると、WTRU1 1101およびWTRU2 1102は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、WTRU2 1102へ転送されていてもよい。
【0131】
図11B1および11B2は、SCC AS1131により開始された、レポート情報に基づく、アクセス転送(例えば、音声/ビデオデータ)のためのフォールバック1125の一例を示す。
【0132】
WTRU 1126がIMSセッション内でアクティブであるとき、RAN1 1127からRAN2 1128へのセッション情報の転送は、サービス継続性を提供することができる。セッション転送を実行するために、レポート情報(例えば、登録情報)がSCC AS1131に提供される。SCC AS1131は、レポート情報を受信し、RAN1 1127からRAN2 1128への転送を開始する。SCC AS1131は、RAN1 1127によるアクセスの喪失などのイベントを示すレポート情報を受信することもできる。SCC AS1131は、レポート情報に基づいて、RAN2 1128へのセッション情報のフォールバック(例えば、転送)を開始することができる。
【0133】
セッション開始またはセッションのアクセス転送の前に、SCC AS1131には、アクセスネットワークの損失イベントなどのイベントが通知されてもよい。SCC AS1131は、イベントを登録するための要求1133をレポート機能1129へ送信することができる。明示的イベント登録はオプションである。登録は、設定手順に基づいて発生可能である。
【0134】
RAN1 1127を介したWTRU1126は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS1131を介してリモートパーティ1132と通信する。SIPメッセージは、IMS制御プレーンメッセージであってもよい。RAN1 1127を介したWTRU1126、SCC AS1131およびリモートパーティ1132は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#n+1...M)1134を確立することができる。加えて、RAN2 1128を介したWTRU1126、SCC AS1131およびリモートパーティ1132は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...n)1135を確立することができる。SCC AS1131は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0135】
SCC AS1131は、イベントが発生したというインジケーションをレポート機能1129から受信することができる。例えば、SCC AS1131は、アクセスネットワークの損失イベントに関する情報1136を受信することができる。SCC AS1131は、RAN2 1128が潜在的ターゲットであり、セッション情報の転送のために使用可能であると決定する。SCC AS1131は、どのメディアフローがRAN2 1128への転送のために認可可能であるかを決定する(1137)。この決定1137は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、レポート情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。
【0136】
SCC AS1131は、CSCF1130を介して、メディアフロー転送開始(#n+1..M)要求1138をRAN2 1128へ送信する。RAN2 1128ポリシー情報に基づくことが可能である、RAN2 1128へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、RAN2 1128へ転送することはできない。RAN2 1128は、メディアフロー更新要求(例えば、re−invite)1139をCSCF1130を介してSCC AS1131へ送信する。SCC AS1131は、メディアフロー更新要求1139をCSCF1130へ返送し、CSCF1130は、メディアフロー更新要求1139をリモートパーティ1132へ送信する。リモートパーティ1132は、メディアフローを更新し(1140)、メディアフロー更新応答1141をCSCF1130へ送信する。CSCF1130は、応答1141をSCC AS1131へ送信し、SCC AS1131は、応答1141をRAN2 1128へ送信する。RAN2 1128は、CSCF1130を介して、アクセス転送メディアフローACK1142をSCC AS1131へ送信する。
【0137】
メディアフロー(#1..M)1143を、RAN2 1128とリモートパーティ1132の間で確立することができる。
【0138】
図11B1および11B2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMSアクセス転送処理に従って、WTRU1126、RAN1 1127、RAN2 1128、レポート機能1129、CSCF1130、SCC AS1131およびリモートパーティ1132の間で行うことができる。図11B1および11B2に示す実施形態が完了すると、RAN1 1127およびRAN2 1128は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、RAN2 1128へ転送されていてもよい。
【0139】
図11C1および11C2は、図11A1および11A2の代替的実施形態1150を示す。
【0140】
WTRU1 1151がIMSセッション内でアクティブであるとき、WTRU2 1152へのセッション情報の転送は、サービス継続性を提供することができる。セッション転送を実行するために、レポート情報(例えば、登録情報)が、レポート機能1153によってSCC AS1155に提供される。SCC AS1155は、レポート情報を受信し、WTRU1 1151からWTRU2 1152への転送を開始する。SCC AS1155は、WTRU1 1151によるアクセスの喪失などのイベントを示すレポート情報を受信することもできる。SCC AS1155は、レポート情報に基づいて、WTRU2 1152へのセッション情報のフォールバック(例えば、転送)を開始することができる。
【0141】
セッション開始またはセッションのIUTの前に、SCC AS1155には、アクセスネットワークの損失イベントなどのイベントが通知されてもよい。SCC AS1155は、イベントを登録するための要求1157をレポート機能1153へ送信することができる。明示的イベント登録はオプションである。登録は、設定手順に基づいて発生可能である。
【0142】
IMS対応WTRU1 1151は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS1155を介してリモートパーティ1156と通信する。SIPメッセージは、IMS制御プレーンメッセージであってもよい。IMS対応WTRU1 1151、SCC AS1155およびリモートパーティ1156は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#n+1...M)1158を確立することができる。加えて、IMS対応WTRU2 1152、SCC AS1155およびリモートパーティ1156は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...n)1159を確立することができる。SCC AS1155は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0143】
SCC AS1155は、イベントが発生したというインジケーション1160をレポート機能1153から受信することができる。例えば、SCC AS1155は、アクセスネットワークの損失イベントに関する情報1160を受信することができる。SCC AS1155は、WTRU2 1152が潜在的ターゲットであり、セッション情報の転送のために使用可能であると決定する(1161)。SCC AS1155は、どのメディアフローがWTRU2 1152への転送のために認可可能であるかを決定する(1161)。この決定1161は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、レポート情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。
【0144】
SCC AS1155は、CSCF1154を介して、メディアフロー転送開始(#n+1..M)要求1162をWTRU2 1152へ送信する。WTRU2 1152ポリシー情報に基づくことが可能である、WTRU2 1152へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、WTRU2 1152へ転送することはできない。WTRU2 1152は、CSCF1154を介してメディアフロー更新要求(例えば、re−invite)1164をリモートパーティ1156へ送信する。リモートパーティ1156は、メディアフローを更新し(1165)、メディアフロー更新応答1166をCSCF1154へ送信する。CSCF1154は、メディアフロー転送開始(#n+1..M)要求1167をWTRU2 1152へ送信する。WTRU2 1152は、CSCF1154を介してメディア更新応答1166をSCC AS1155へ送信する。
【0145】
メディアフロー(#1..M)1168を、WTRU2 1152とリモートパーティ1156の間で確立することができる。
【0146】
図11C1および11C2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMS IUT処理に従って、WTRU1 1151、WTRU2 1152、レポート機能1153、CSCF1154、SCC AS1155およびリモートパーティ1156の間で行うことができる。図11C1および11C2に示す実施形態が完了すると、WTRU1 1151およびWTRU2 1152は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、WTRU2 1152へ転送されていてもよい。
【0147】
図11D1および11D2は、図11B1および11B2の代替的実施形態1175を示す。WTRU 1176がIMSセッション内でアクティブであるとき、RAN1 1177からRAN2 1178へのセッション情報の転送は、サービス継続性を提供することができる。セッション転送を実行するために、レポート情報(例えば、登録情報)が、レポート機能1179によってSCC AS1181に提供される。SCC AS1181は、レポート情報を受信し、RAN1 1177からRAN2 1178への転送を開始する。SCC AS1181はまた、RAN1 1177によるアクセスの喪失などのイベントを示すレポート情報を受信することもできる。SCC AS1181は、レポート情報に基づいて、RAN2 1178へのセッション情報のフォールバック(例えば、転送)を開始することができる。
【0148】
セッション開始またはセッションのアクセス転送の前に、SCC AS1181には、アクセスネットワークの損失イベントなどのイベントが通知されてもよい。SCC AS1181は、イベントを登録するための要求1183をレポート機能1179へ送信することができる。明示的イベント登録はオプションである。登録は、設定手順に基づいて発生可能である。
【0149】
RAN1 1177を介したWTRU1176は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS1181を介してリモートパーティ1182と通信する。SIPメッセージは、IMS制御プレーンメッセージであってもよい。RAN1 1177を介したWTRU1176、SCC AS1181およびリモートパーティ1182は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#n+1...M)1184を確立することができる。加えて、RAN2 1178を介したWTRU1176、SCC AS1181およびリモートパーティ1182は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...n)1185を確立することができる。SCC AS1181は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0150】
SCC AS1181は、イベントが発生したというインジケーション1186をレポート機能1179から受信することができる。例えば、SCC AS1181は、アクセスネットワークの損失イベントに関する情報1186を受信することができる。SCC AS1181は、RAN2 1178が潜在的ターゲットであり、セッション情報の転送のために使用可能であると決定する。SCC AS1181は、どのメディアフローがRAN2 1178への転送のために認可可能であるかを決定する(1187)。この決定1187は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、レポート情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。
【0151】
SCC AS1181は、CSCF1180を介して、メディアフロー転送開始(#n+1..M)要求1188をRAN2 1178へ送信する。RAN2 1178ポリシー情報に基づくことが可能である、RAN2 1178へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、RAN2 1178へ転送することはできない。RAN2 1178は、CSCF1180を介して、メディアフロー更新要求(例えば、re−invite)1190をリモートパーティ1182へ送信する。リモートパーティ1182は、メディアフローを更新し(1191)、メディアフロー更新応答1192をCSCF1180へ送信する。CSCF1180は、メディアフロー転送開始(#n+1..M)1193をRAN2 1178へ送信する。RAN2 1178は、CSCF1180を介してメディア更新応答1192をSCC AS1181へ送信する。
【0152】
メディアフロー(#1..M)1194を、RAN2 1178とリモートパーティ1182の間で確立することができる。
【0153】
図11D1および11D2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMSアクセス転送処理に従って、WTRU1176、RAN1 1177、RAN2 1178、レポート機能1179、CSCF1180、SCC AS1181およびリモートパーティ1182の間で行うことができる。図11D1および11D2に示す実施形態が完了すると、RAN1 1177およびRAN2 1178は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、RAN2 1178へ転送されていてもよい。
【0154】
図12A1および12A2は、SCC AS1210により開始された、無線カバレッジイベントに関するレポート情報に基づく、セッション情報(例えば、音声/ビデオデータ)のIUT1200の一例を示す。
【0155】
WTRU1 1202がIMSセッション内でアクティブであるとき、WTRU2 1204へのセッション情報の転送は、サービス継続性を提供することができる。セッション転送を実行するために、無線カバレッジイベントに基づくことが可能であるレポート情報が、レポート機能1206によってSCC AS1210に提供される。SCC AS1210は、レポート情報を受信し、受信されたレポート情報に基づいてWTRU1 1202からWTRU2 1204への転送を開始する。
【0156】
セッション開始またはセッションのIUTの前に、SCC AS1210には、WTRU1 1202による現在のアクセスネットワークの差し迫った損失などのイベントが通知されてもよい。SCC AS1210は、イベントを登録するための要求1214をレポート機能1206へ送信することができる。明示的イベント登録はオプションである。登録は、設定手順に基づいて発生可能である。
【0157】
IMS対応WTRU1 1202は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS1210を介してリモートパーティ1212と通信する。SIPメッセージは、IMS制御プレーンメッセージであってもよい。IMS対応WTRU1 1202、SCC AS1210およびリモートパーティ1212は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#n+1...M)1216を確立することができる。加えて、IMS対応WTRU2 1204、SCC AS1210およびリモートパーティ1212は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...n)1218を確立することができる。SCC AS1210は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0158】
SCC AS1210は、イベントがまさに発生しようとしているというインジケーション1220をレポート機能1206から受信することができる。例えば、SCC AS1210は、WTRU1 1202による現在のアクセスネットワークの差し迫った損失に関する情報1220を受信することができる。SCC AS1210は、WTRU2 1204が潜在的ターゲットであり、セッション情報の転送のために使用可能であると決定する。SCC AS1210は、どのメディアフローがWTRU2 1204への転送のために認可可能であるかを決定する(1222)。この決定1222は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、レポート情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。
【0159】
SCC AS1210は、CSCF1208を介してメディアフロー転送開始(#n+1..M)要求1224をWTRU2 1204へ送信する。WTRU2 1204ポリシー情報に基づくことが可能である、WTRU2 1204へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、WTRU2 1204へ転送することはできない。WTRU2 1204は、メディアフロー更新要求(例えば、re−invite)1226をCSCF1208へ送信する。CSCF1208は、メディアフロー更新要求1226をリモートパーティ1212へ送信する。リモートパーティ1212は、メディアフローを更新し(1228)、CSCF1208を介して、メディアフロー更新ACK1230をWTRU2 1204へ送信する。WTRU2 1204は、CSCF1208を介してメディアフロー転送開始応答(例えば、notify)1232をSCC AS1210へ送信する。SCC AS1210は、CSCF1208を介してIUTメディアフロー解放要求(#n+1..M)1234をWTRU1 1202へ送信する。WTRU1 1202は、メディアフローを解放し(1236)、メディアフロー解放およびSIP BYE要求1238をCSCF1208と交換する。WTRU1 1202は、IUTメディアフロー解放応答1242をCSCF1208へ送信する。CSCF1208は、SIP BYE1240をリモートパーティ1212と交換する。
【0160】
メディアフロー(#1..M)1244を、WTRU2 1204とリモートパーティ1212の間で確立することができる。
【0161】
図12A1および12A2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMS IUT処理に従って、WTRU1 1202、WTRU2 1204、レポート機能1206、CSCF1208、SCC AS1210およびリモートパーティ1212の間で行うことができる。図12A1および12A2に示す実施形態が完了すると、WTRU1 1202およびWTRU2 1204は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、WTRU2 1204へ転送されていてもよい。
【0162】
図12A1および12A2の代替的実施形態では、SCC AS1210は、無線カバレッジイベントに基づいてセッション情報のIUTを開始する。この実施形態では、SCC AS1210は、追加のIUT信号を送信かつ受信する。WTRU2 1204がメディアフロー更新要求(例えば、re−invite)1226をCSCF1208へ送信した後、かつ、CSCF1208がメディアフロー更新要求1226をリモートパーティ1212へ送信する前に、CSCF1208は、メディアフロー更新要求1246をSCC AS1210へ送信し、SCC AS1210は、応答1246をCSCF1208へ送信する。また、リモートパーティ1212が、メディアフローを更新し(1228)、CSCF1208を介してメディアフロー更新ACK1230をWTRU2 1204へ送信した後、かつ、WTRU2 1204がメディアフロー転送開始応答1232を送信する前に、CSCF1208は、メディア更新ACK1248をSCC AS1210へ送信し、SCC AS1210は、応答1248をCSCF1208へ送信する。
【0163】
図12B1および12B2は、SCC AS1258により開始された、無線カバレッジイベントに関するレポート情報に基づく、セッション情報(例えば、音声/ビデオデータ)のアクセス転送1250の一例を示す。
【0164】
RAN1 1252がIMSセッション内でアクティブであるとき、RAN2 1253へのセッション情報の転送は、サービス継続性を提供することができる。セッション転送を実行するために、無線カバレッジイベントに基づくことが可能であるレポート情報がSCC AS1258に提供される。SCC AS1258は、レポート機能1254からレポート情報を受信し、RAN1 1252からRAN2 1253への転送を開始する。
【0165】
セッション開始またはセッションのアクセス転送の前に、SCC AS1258には、RAN1 1252による現在のアクセスネットワークの差し迫った損失などのイベントが通知されてもよい。SCC AS1258は、イベントを登録するための要求1262をレポート機能1254へ送信することができる。明示的イベント登録はオプションである。登録は、設定手順に基づいて発生可能である。
【0166】
RAN1 1252を介したWTRU1251は、SIPシグナリングを使用して、SCC AS1258を介してリモートパーティ1260と通信する。SIPメッセージは、IMS制御プレーンメッセージであってもよい。RAN1 1252を介したWTRU1251、SCC AS1258およびリモートパーティ1260は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#n+1...M)1264を確立することができる。加えて、RAN2 1253を介したWTRU1251、SCC AS1258およびリモートパーティ1260は、1つまたは複数のメディアフロー(例えば、#1...n)1266を確立することができる。SCC AS1258は、セッションのためのアンカーであり、全てのアクティブおよび非アクティブセッションについて、セッション状態情報を維持する。
【0167】
SCC AS1258は、イベントがまさに発生しようとしているというインジケーション1268をレポート機能から受信することができる。例えば、SCC AS1258は、RAN1 1252による現在のアクセスネットワークの差し迫った損失に関する情報1268を受信することができる。SCC AS1258は、RAN2 1253が潜在的ターゲットであり(1270)、セッション情報の転送のために使用可能であると決定する。SCC AS1258は、どのメディアフローがRAN2 1253への転送のために認可可能であるかを決定する(1270)。この決定1270は、1つまたは複数の事前設定されたパラメータ、プロファイル、ポリシー情報、レポート情報、またはユーザからの入力に基づくことが可能である。
【0168】
SCC AS1258は、CSCF1256を介してメディアフロー転送開始(#n+1..M)要求1272をRAN2 1253へ送信する。RAN2 1253ポリシー情報に基づくことが可能である、RAN2 1253へ転送不可能として決定された全てのメディアフローは、RAN2 1253へ転送することはできない。RAN2 1253は、メディアフロー更新要求(例えば、re−invite)1274をCSCF1256へ送信する。CSCF1256は、メディアフロー更新要求1274をリモートパーティ1260へ送信する。リモートパーティ1260は、メディアフローを更新し(1276)、CSCF1256を介してメディアフロー更新ACK1278をRAN2 1253へ送信する。RAN2 1253は、CSCF1256を介してメディアフロー転送開始応答(例えば、notify)1280をSCC AS1258へ送信する。SCC AS1258は、CSCF1256を介してアクセス転送メディアフロー解放要求(#n+1..M)1282をRAN1 1252へ送信する。RAN1 1252は、メディアフローを解放し(1284)、メディアフロー解放およびSIP BYE要求1286をCSCF1256と交換する。RAN1 1252は、アクセス転送メディアフロー解放応答1290をCSCF1256へ送信する。CSCF1256は、SIP BYE1288をリモートパーティ1260と交換する。
【0169】
メディアフロー(#1..M)1292を、RAN2 1253とリモートパーティ1260の間で確立することができる。
【0170】
図12B1および12B2の方法におけるいかなる時点でも、追加の動作を、IMS IUT処理に従って、WTRU1251、RAN1 1252、RAN2 1253、レポート機能1254、CSCF1256、SCC AS1258およびリモートパーティ1260の間で行うことができる。図12B1および12B2に示す実施形態が完了すると、RAN1 1252およびRAN2 1253は、協調セッションに参加することができ、または、このセッションは、RAN2 1253へ転送されていてもよい。
【0171】
図12B1および12B2の代替的実施形態では、SCC AS1258は、無線カバレッジイベントに基づいてセッション情報のアクセス転送を開始する。この実施形態では、SCC AS1258は、追加のアクセス転送信号を送信かつ受信する。RAN2 1253がメディアフロー更新要求(例えば、re−invite)1274をCSCF1256へ送信した後、かつ、CSCF1256がメディアフロー更新要求1274をリモートパーティ1260へ送信する前に、CSCF1256は、メディアフロー更新要求1293をSCC AS1258へ送信し、SCC AS1258は、メディアフロー更新要求1293に対する応答をCSCF1256へ送信する。また、リモートパーティ1260が、メディアフローを更新し(1276)、CSCF1256を介してメディアフロー更新ACK1278をRAN2 1253へ送信した後、かつ、RAN2 1256がメディアフロー転送開始応答1280を送信する前に、CSCF1256は、メディア更新ACK1294をSCC AS1258へ送信し、SCC AS1258は、応答1294をCSCF1256へ送信する。
【0172】
実施形態
1.IPマルチメディア(IM)サブシステム(IMS)メディアセッションのユーザ機器間転送(IUT)の開始のためのサービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)であって、
情報を受信するように構成された受信機であって、この情報は、可用性情報、能力情報またはプリファレンス情報を含む、受信機
を備えるSCC AS。
2.この情報を処理して、1つまたは複数のIMS対応無線送受信ユニット(WTRU)のIUT能力を決定し、IUTを開始するように構成されたプロセッサ
をさらに備える、実施形態1におけるSCC AS。
3.IUT要求をターゲットデバイスへ送信するように構成された送信機
をさらに備える、実施形態1〜2のいずれか1つにおけるSCC AS。
4.この情報は、ポリシー情報および/またはプロファイル情報であり、ポリシー情報は、ポリシー機能ノードから受信される、実施形態1〜3のいずれか1つにおけるSCC AS。
5.ポリシー情報および/またはプロファイル情報は、第1のWTRUが第2のWTRUとの暗黙の協調セッションの一部であるかどうか、メディアセッションが第1のWTRUと第2のWTRUの間で転送可能であるかどうか、および、メディアフロー転送のためには第1のWTRUが好ましいか、あるいは第2のWTRUが好ましいか、を含む、実施形態4におけるSCC AS。
6.この情報は、レポート情報であり、レポート情報は、レポート機能ノードから受信される、実施形態1〜5のいずれか1つにおけるSCC AS。
7.レポート情報は、ネットワーク過負荷イベント、ネットワーク位置変更イベント、ネットワークによるアクセスの喪失イベント、WTRU位置変更イベント、WTRUによるアクセスの喪失、WTRUによるアクセスの差し迫った喪失、別のWTRUの登録、負荷分散イベントを含む、実施形態6におけるSCC AS。
8.IPマルチメディア(IM)サブシステム(IMS)メディアセッションのアクセス転送(AT)の開始のためのサービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)であって、
情報を受信するように構成された受信機であって、この情報は、可用性情報、能力情報またはプリファレンス情報を含む、受信機
を備えるSCC AS。
9.この情報を処理して、1つまたは複数のIMS対応無線送受信ユニット(WTRU)のAT能力を決定し、ATを開始するように構成されたプロセッサ
をさらに備える、実施形態8におけるSCC AS。
10.AT要求をターゲットデバイスへ送信するように構成された送信機
をさらに備える、実施形態8〜9のいずれか1つにおけるSCC AS。
11.この情報は、ポリシー情報および/またはプロファイル情報であり、ポリシー情報は、ポリシー機能ノードから受信される、実施形態8〜10のいずれか1つにおけるSCC AS。
12.ポリシー情報および/またはプロファイル情報は、第1のWTRUが第2のWTRUとの暗黙の協調セッションの一部であるかどうか、メディアセッションが第1のWTRUと第2のWTRUの間で転送可能であるかどうか、および、メディアフロー転送のためには第1のWTRUが好ましいか、あるいは第2のWTRUが好ましいか、を含む、実施形態11におけるSCC AS。
13.この情報は、レポート情報であり、レポート情報は、レポート機能ノードから受信される、実施形態8〜12のいずれか1つにおけるSCC AS。
14.レポート情報は、ネットワーク過負荷イベント、ネットワーク位置変更イベント、ネットワークによるアクセスの喪失イベント、WTRU位置変更イベント、WTRUによるアクセスの喪失、WTRUによるアクセスの差し迫った喪失、別のWTRUの登録、負荷分散イベントを含む、実施形態13におけるSCC AS。
15.サービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)によって開始される、IPマルチメディア(IM)サブシステム(IMS)メディアセッションのユーザ機器間転送(IUT)のための方法であって、当該方法は、
情報を受信するステップであって、この情報は、可用性情報、能力情報またはプリファレンス情報を含むステップ
を備える方法。
16.この情報を処理して、1つまたは複数のIMS対応無線送受信ユニット(WTRU)のIUT能力を決定し、IUTを開始するステップ
をさらに備える、実施形態15における方法。
17.IUT要求をターゲットデバイスへ送信するステップ
をさらに備える、実施形態15〜16のいずれか1つにおける方法。
18.この情報は、ポリシー情報および/またはプロファイル情報であり、ポリシー情報は、ポリシー機能ノードから受信される、実施形態15〜17のいずれか1つにおける方法。
19.ポリシー情報および/またはプロファイル情報は、第1のWTRUが第2のWTRUとの暗黙の協調セッションの一部であるかどうか、メディアセッションが第1のWTRUと第2のWTRUの間で転送可能であるかどうか、および、メディアフロー転送のためには第1のWTRUが好ましいか、あるいは第2のWTRUが好ましいか、を含む、実施形態18における方法。
20.この情報は、レポート情報であり、レポート情報は、レポート機能ノードから受信される、実施形態15〜19のいずれか1つにおける方法。
21.このレポート情報は、ネットワーク過負荷イベント、ネットワーク位置変更イベント、ネットワークによるアクセスの喪失イベント、WTRU位置変更イベント、WTRUによるアクセスの喪失、WTRUによるアクセスの差し迫った喪失、別のWTRUの登録、負荷分散イベントを含む、実施形態20における方法。
22.サービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)によって開始される、IPマルチメディア(IM)サブシステム(IMS)メディアセッションのアクセス転送(AT)のための方法であって、当該方法は、
情報を受信するステップであって、この情報は、可用性情報、能力情報またはプリファレンス情報を含むステップ
を備える方法。
23.この情報を処理して、1つまたは複数のIMS対応無線送受信ユニット(WTRU)のAT能力を決定し、ATを開始するステップ
をさらに備える、実施形態22における方法。
24.AT要求をターゲットデバイスへ送信するステップ
をさらに備える、実施形態22〜23のいずれか1つにおける方法。
25.この情報は、ポリシー情報および/またはプロファイル情報であり、ポリシー情報は、ポリシー機能ノードから受信される、実施形態22〜25のいずれか1つにおける方法。
26.ポリシー情報および/またはプロファイル情報は、第1のWTRUが第2のWTRUとの暗黙の協調セッションの一部であるかどうか、メディアセッションが第1のWTRUと第2のWTRUの間で転送可能であるかどうか、および、メディアフロー転送のためには第1のWTRUが好ましいか、あるいは第2のWTRUが好ましいか、を含む、実施形態25における方法。
27.この情報は、レポート情報であり、レポート情報は、レポート機能ノードから受信される、実施形態22〜26のいずれか1つにおける方法。
28.レポート情報は、ネットワーク過負荷イベント、ネットワーク位置変更イベント、ネットワークによるアクセスの喪失イベント、WTRU位置変更イベント、WTRUによるアクセスの喪失、WTRUによるアクセスの差し迫った喪失、別のWTRUの登録、負荷分散イベントを含む、実施形態27における方法。
【0173】
特徴および要素が特定の組み合わせで上述されたが、各特徴または要素を単独で、または、他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用できることは、当業者には理解されよう。加えて、本明細書に記載の方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれた、コンピュータプログラム、ソフトウェアまたはファームウェアにおいて実装可能である。コンピュータ可読媒体の例には、電子信号(有線または無線接続を介して送信される)およびコンピュータ可読記憶媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、限定されないが、ROM、RAM、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、並びに、CD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体が含まれる。ソフトウェアに関連したプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するために、無線周波数トランシーバを実装するために使用可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
IPマルチメディア(IM)サブシステム(IMS)メディアセッションのユーザ機器間転送(IUT)の開始のためのサービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)であって、
情報を受信するように構成された受信機であって、前記情報は、可用性情報、能力情報またはプリファレンス情報を含む、受信機と、
前記情報を処理して、1つまたは複数のIMS対応無線送受信ユニット(WTRU)のIUT能力を決定し、IUTを開始するように構成されたプロセッサと、
IUT要求をターゲットデバイスへ送信するように構成された送信機と
を備えることを特徴とするSCC AS。
【請求項2】
前記情報は、ポリシー情報および/またはプロファイル情報であり、前記ポリシー情報は、ポリシー機能ノードから受信されることを特徴とする請求項1に記載のSCC AS。
【請求項3】
前記ポリシー情報および/または前記プロファイル情報は、第1のWTRUが第2のWTRUとの暗黙の協調セッションの一部であるかどうか、前記メディアセッションが前記第1のWTRUと前記第2のWTRUの間で転送可能であるかどうか、および、メディアフロー転送のためには前記第1のWTRUが好ましいか、前記第2のWTRUが好ましいか、を含むことを特徴とする請求項2に記載のSCC AS。
【請求項4】
前記情報は、レポート情報であり、前記レポート情報は、レポート機能ノードから受信されることを特徴とする請求項1に記載のSCC AS。
【請求項5】
前記レポート情報は、ネットワーク過負荷イベント、ネットワーク位置変更イベント、ネットワークによるアクセスの喪失イベント、WTRU位置変更イベント、WTRUによるアクセスの喪失、WTRUによるアクセスの差し迫った喪失、別のWTRUの登録、負荷分散イベントを含むことを特徴とする請求項4に記載のSCC AS。
【請求項6】
IPマルチメディア(IM)サブシステム(IMS)メディアセッションのアクセス転送(AT)の開始のためのサービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)であって、
情報を受信するように構成された受信機であって、前記情報は、可用性情報、能力情報またはプリファレンス情報を含む、受信機と、
前記情報を処理して、1つまたは複数のIMS対応無線送受信ユニット(WTRU)のAT能力を決定し、ATを開始するように構成されたプロセッサと、
AT要求をターゲットデバイスへ送信するように構成された送信機と
を備えることを特徴とするSCC AS。
【請求項7】
前記情報は、ポリシー情報および/またはプロファイル情報であり、前記ポリシー情報は、ポリシー機能ノードから受信されることを特徴とする請求項6に記載のSCC AS。
【請求項8】
前記ポリシー情報および/または前記プロファイル情報は、第1のWTRUが第2のWTRUとの暗黙の協調セッションの一部であるかどうか、前記メディアセッションが前記第1のWTRUと前記第2のWTRUの間で転送可能であるかどうか、および、メディアフロー転送のためには前記第1のWTRUが好ましいか、前記第2のWTRUが好ましいか、を含むことを特徴とする請求項7に記載のSCC AS。
【請求項9】
前記情報は、レポート情報であり、前記レポート情報は、レポート機能ノードから受信されることを特徴とする請求項6に記載のSCC AS。
【請求項10】
前記レポート情報は、ネットワーク過負荷イベント、ネットワーク位置変更イベント、ネットワークによるアクセスの喪失イベント、WTRU位置変更イベント、WTRUによるアクセスの喪失、WTRUによるアクセスの差し迫った喪失、別のWTRUの登録、負荷分散イベントを含むことを特徴とする請求項9に記載のSCC AS。
【請求項11】
サービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)によって開始される、IPマルチメディア(IM)サブシステム(IMS)メディアセッションのユーザ機器間転送(IUT)のための方法であって、
情報を受信するステップであって、前記情報は、可用性情報、能力情報またはプリファレンス情報を含むステップと、
前記情報を処理して、1つまたは複数のIMS対応無線送受信ユニット(WTRU)のIUT能力を決定し、IUTを開始するステップと、
IUT要求をターゲットデバイスへ送信するステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項12】
前記情報は、ポリシー情報および/またはプロファイル情報であり、前記ポリシー情報は、ポリシー機能ノードから受信されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ポリシー情報および/または前記プロファイル情報は、第1のWTRUが第2のWTRUとの暗黙の協調セッションの一部であるかどうか、前記メディアセッションが前記第1のWTRUと前記第2のWTRUの間で転送可能であるかどうか、および、メディアフロー転送のためには前記第1のWTRUが好ましいか、あるいは前記第2のWTRUが好ましいか、を含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記情報は、レポート情報であり、前記レポート情報は、レポート機能ノードから受信されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記レポート情報は、ネットワーク過負荷イベント、ネットワーク位置変更イベント、ネットワークによるアクセスの喪失イベント、WTRU位置変更イベント、WTRUによるアクセスの喪失、WTRUによるアクセスの差し迫った喪失、別のWTRUの登録、負荷分散イベントを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
サービス集中および継続アプリケーションサーバ(SCC AS)によって開始される、IPマルチメディア(IM)サブシステム(IMS)メディアセッションのアクセス転送(AT)のための方法であって、
情報を受信するステップであって、前記情報は、可用性情報、能力情報またはプリファレンス情報を含むステップと、
前記情報を処理して、1つまたは複数のIMS対応無線送受信ユニット(WTRU)のAT能力を決定し、ATを開始するステップと、
AT要求をターゲットデバイスへ送信するステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項17】
前記情報は、ポリシー情報および/またはプロファイル情報であり、前記ポリシー情報は、ポリシー機能ノードから受信されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ポリシー情報および/または前記プロファイル情報は、第1のWTRUが第2のWTRUとの暗黙の協調セッションの一部であるかどうか、前記メディアセッションが前記第1のWTRUと前記第2のWTRUの間で転送可能であるかどうか、および、メディアフロー転送のためには前記第1のWTRUが好ましいか、あるいは前記第2のWTRUが好ましいか、を含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記情報は、レポート情報であり、前記レポート情報は、レポート機能ノードから受信されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記レポート情報は、ネットワーク過負荷イベント、ネットワーク位置変更イベント、ネットワークによるアクセスの喪失イベント、WTRU位置変更イベント、WTRUによるアクセスの喪失、WTRUによるアクセスの差し迫った喪失、別のWTRUの登録、負荷分散イベントを含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A1】
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【図8A2】
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【図8B1】
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【図8B2】
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【図9A1】
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【図9A2】
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【図9B1】
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【図9B2】
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【図10A1】
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【図10A2】
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【図10B1】
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【図10B2】
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【図11A1】
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【図11A2】
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【図11B1】
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【図11B2】
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【図11C1】
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【図11C2】
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【図11D1】
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【図11D2】
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【図12A1】
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【図12A2】
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【図12B1】
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【図12B2】
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【公表番号】特表2013−516114(P2013−516114A)
【公表日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−546207(P2012−546207)
【出願日】平成22年12月22日(2010.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2010/061881
【国際公開番号】WO2011/079223
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.LTE
【出願人】(510030995)インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド (229)
【Fターム(参考)】