説明

シェイプアップ用ウエストスーツ

【課題】 バストの下部、ウエスト、腹部等に密着させて着用することにより着用位置の体温を上昇させ、体脂肪の燃焼を促進させると共に発汗を促すことによって、効果的な痩身を図ることのできるシェイプアップ用ウエストスーツを提供する。
【解決手段】 バストの下部からウエスト及び腹部に密着させて着用するシェイプアップ用ウエストスーツ1であって、該ウエストスーツ1は、伸縮性材料で形成し、バスト部2を前方に膨らませて形成すると共に、ウエスト部3を内側に括れさせて形成し、前面中央部にファスナー5を設けて開閉自在とした構成である。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、バストの下部、ウエスト、腹部等に密着させて着用することにより着用位置の体温を上昇させ、体脂肪の燃焼を促進させると共に発汗を促すことによって、効果的な痩身を図ることのできるシェイプアップ用ウエストスーツに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、着用することにより体脂肪の燃焼や発汗を促進させて痩身を図る目的のものとしては、例えば、実公平6−30177号公報に開示された痩身ガードルが従来例として知られている。
【0003】
この従来例の痩身ガードルは、ビニール等の非通気性素材からなるシート材を略長方形状に形成し、該シート材の裏面に吸水性素材の裏地を取り付け、シート材の両端にファスナー係止部を設けた構成である。
【0004】
この痩身ガードルを着用する場合には、着用者の胴部に巻き付けてから前面中央位置でファスナーを閉じて係止させればよい。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この従来例の痩身ガードルにおいては、略長方形に形成されていることから、胴部に巻き付けた際にウエストの括れや腹部の膨らみ等に沿って着用することができず、着用者の体に対してダブツキが生じ上手く密着できない。従って、着用位置の体温を効率的に上昇させることができず、体脂肪の燃焼や発汗を充分に促進できないという問題点を有していた。
【0006】
また、バストより下端の胴部に巻き付けるだけであるので、特に女性が着用した場合には、バストアップを図ることができず、着用時にバストの形を体裁良く整えることができないという欠点も有していた。
【0007】
従って、従来例における痩身ガードルにおいては、着用者の体にピッタリと密着させて着用位置の体温を効率的に上昇させること、及び着用時にバストアップを図ることに解決しなければならない課題を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記従来例の課題を解決する具体的手段として本考案は、バストの下部からウエスト及び腹部に密着させて着用するシェイプアップ用ウエストスーツであって、該ウエストスーツは、伸縮性材料で形成し、バスト部を前方に膨らませて形成すると共に、ウエスト部を内側に括れさせて形成し、前面中央部にファスナーを設けて開閉自在としたことを特徴とするシェイプアップ用ウエストスーツを提供するものである。
【0009】
また、前記ウエストスーツは、表地はナイロンで形成し、裏地はチタンをコーティングしたチタンラバーで形成した構成としたものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、図1において、符号1はシェイプアップ用ウエストスーツを示し、このウエストスーツ1は、着用者のバストの周囲を被覆するバスト部2と、ウエストの周囲を被覆するウエスト部3と、腰の周囲を被覆する腰部4とから構成されており、前面中央部にファスナー5を設けて開閉自在に形成されている。
【0011】
また、このウエストスーツ1は、全体的に伸縮性材料で形成されており、例えば裏地1aは、ゴム材にチタンをコーティングしたチタンラバーで形成し、表地1bはナイロンを用いて形成している。
【0012】
このように裏地1aにチタンラバーを用いたことにより体から発する遠赤外線を反射して、着用位置の体温を効率的に上昇させ体脂肪の燃焼や発汗を増幅するのである。
【0013】
バスト部2は、図2に示すように、バスト下端側の曲線に沿うように前方に膨らませて形成している。従って、着用した際に着用者のバストアップを図ることができ、バストの形を体裁良く整えることができるのである。
【0014】
ウエスト部3は、着用者のウエストの括れに沿うように左右両側を曲線状に括れさせて形成している。
【0015】
腰部4は、前面が下腹4a近傍位置まで延出し、着用者の下腹も押さえ込むように形成されている。
【0016】
以上のように、シェイプアップ用ウエストスーツ1は、伸縮性材料で形成し、バスト部2をバスト下端側の曲線に沿うように前方に膨らませて形成し、ウエスト部3を着用者のウエストの括れに沿うように左右両側を曲線状に括れさせて形成しているので、着用者のウエストの括れや腹部の膨らみ等に沿ってピッタリと密着状態に着用することができる。
【0017】
従って、このウエストスーツ1を着用すれば、着用位置の体温を効率的に上昇させ、体脂肪の燃焼や発汗を促進させて効果的な痩身を図ることができる。尚、着用の際に、ジョギングやエアロビクス等の軽い運動を行えば、より一層効果的である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るシェイプアップ用ウエストスーツは、バストの下部からウエスト及び腹部に密着させて着用するシェイプアップ用ウエストスーツであって、該ウエストスーツは、伸縮性材料で形成し、バスト部を前方に膨らませて形成すると共に、ウエスト部を内側に括れさせて形成し、前面中央部にファスナーを設けて開閉自在としたことによって、着用者のウエストの括れや腹部の膨らみに沿ってピッタリと密着状態に着用することができるので、着用位置の体温を効率的に上昇させることができ、体脂肪の燃焼や発汗を充分に促進できるという優れた効果を奏する。
【0019】
また、バスト部を前方に膨らませて形成しているので、着用者のバストアップを図ることができ、バストの形を体裁良く整えるという優れた効果を奏する。
【0020】
そして、ウエストスーツは、表地はナイロンで形成し、裏地はチタンをコーティングしたチタンラバーで形成したことによって、体から発する遠赤外線を反射して、着用位置の体温を一層効率的に上昇させることができるので、体脂肪の燃焼や発汗を更に増幅するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシェイプアップ用ウエストスーツの正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 シェイプアップ用ウエストスーツ
1a 裏地
1b 表地
2 バスト部
3 ウエスト部
4 腰部
4a 下腹
5 ファスナー

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 バストの下部からウエスト及び腹部に密着させて着用するシェイプアップ用ウエストスーツであって、該ウエストスーツは、伸縮性材料で形成し、バスト部を前方に膨らませて形成すると共に、ウエスト部を内側に括れさせて形成し、前面中央部にファスナーを設けて開閉自在としたことを特徴とするシェイプアップ用ウエストスーツ。
【請求項2】 ウエストスーツは、表地はナイロンで形成し、裏地はチタンをコーティングしたチタンラバーで形成したことを特徴とする請求項1に記載のシェイプアップ用ウエストスーツ。

【図1】
image rotate


【図2】
image rotate


【登録番号】第3043896号
【登録日】平成9年(1997)9月17日
【発行日】平成9年(1997)12月2日
【考案の名称】シェイプアップ用ウエストスーツ
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平9−4536
【出願日】平成9年(1997)5月30日
【出願人】(392010681)ベターライフ株式会社 (1)