説明

シェービングセット

【課題】 全体としてコンパクトな状態でシェービングブラシやスタンドを置いておくことができるシェービングセットの提供。及び、ヒゲ剃り時にシェービングブラシをきわめて簡単な動作で手間をかけることなく且つ迅速にスタンドに着脱することができるシェービングセットの提供。
【解決手段】 シェービングブラシと該シェービングブラシ用のスタンドを含むシェービングセットであって、前記シェービングブラシは一端にブリッスルを有し、シェービングブラシをスタンドの上から下方の一方向にのみ移動させることによってシェービングブラシがスタンドに支持され且つその装着状態からシェービングブラシを上方の一方向にのみ移動させることによってシェービングブラシがスタンドから取り外されるための手段を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に一般家庭で使用されるシェービングセットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のシェービングブラシ用スタンドはシェービングブラシを掛け下げるために支柱を必要とし、この支柱から水平方向に一対のアームが延びる構造である(例えば、非特許文献1参照。)。また、歯ブラシのスタンドについては歯ブラシを立て置いた状態で支持する構造のスタンドが存在する(例えば、特許文献1参照。)。シェービングブラシ用スタンドについての特許文献は存在しない。
【非特許文献1】カミソリ倶楽部、シェービングセット、[online]、[平成19年4月2日検索]、インターネット<URL:http://www.kamisoriclub.co.jp/shavingset/6548.htm>
【特許文献1】特開平9−28594号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、シェービングブラシやそのスタンドを含むシェービングセットであって、従来のシェービングセットよりも、全体としてコンパクトな状態でシェービングブラシやスタンドを置いておくことができるシェービングセットを提供することを課題とする。また、従来のシェービングセットよりも、ヒゲ剃り時にシェービングブラシをきわめて簡単な動作で手間をかけることなく且つ迅速にスタンドに着脱することができるシェービングセットを提供することを課題とする。
【0004】
従来のシェービングセットは、シェービングブラシをスタンドに支持するために、シェービングブラシのハンドルの途中部分をやや細く形成して縮径部とし、スタンドの支柱から水平方向に延びる一対のアームにその縮径部を掛けてシェービングブラシを支持する構造である。
【0005】
このように、従来のシェービングブラシ用スタンドはシェービングブラシを掛け下げるために支柱を必要とし、この支柱から水平方向に一対のアームが延びる構造である。シェービングブラシはその中心軸が支柱から少なくてもシェービングブラシの最大半径の距離を置いて支柱と平行に掛けられるから、広いスペースが必要である。さらに、支柱がスタンドの台座の中央に設けられているものもあるが、この場合シェービングブラシを掛けると重心が中央から外れるので安定性に欠けるから広めの台座が必要である。このように、従来のスタンドにシェービングブラシを掛けるためには広いスペースが必要となる。
【0006】
また、スタンドの一対のアームにシェービングブラシを掛けるときは、縦方向にして持ったシェービングブラシを水平方向に移動させながらそのハンドルの縮径部を両アームの間に入れる。そしてそれから、シェービングブラシを下方に移動させることによりシェービングブラシはアームに掛けられる。したがって、シェービングブラシをスタンドに支持するためにシェービングブラシを水平方向と鉛直方向の2つの方向に移動しなくてはならないから、2つの動作が必要であり手間がかかる。さらに、アームが使用者の体から離れる方向を向いているときはシェービングブラシのハンドルをアームの間に出し入れしづらいので、スタンドを置く際にアームの方向を確認しなくてはならず不便である。また、使用者が右利きの場合、アームが左方向を向いていると非常に使用しづらいから、アームは手前方向あるいは右方向を向いていなければならない。特に右方向を向いているときが最もよいが、そのためには右側にシェービングブラシを水平方向に移動させるためのスペースが必要となり壁の近くでは使用できないから使用場所が制限される。左利きの使用者は左側にスペースが必要である。
【0007】
また、従来の歯ブラシを立て置いた状態でスタンドの上に装着して支持するスタンドは、立てた歯ブラシの後端をスタンドの底部で支持し、立てた歯ブラシの転倒を防止するための孔部を有していてその孔部に歯ブラシのハンドルを挿通させていた。このような構造のスタンドを用いると、シェービングブラシのハンドルは歯ブラシのハンドルよりも短くブリッスルの部分が重いので、孔部にハンドルを挿通させても不安定になるのである。また、ハンドルが孔部に隠れてしまうので使用しづらいのである。このため特許文献1のような構造のスタンドをシェービングブラシに用いることができなかった。
【0008】
そこで本発明は、従来のシェービングセットよりも、全体としてコンパクトな状態でシェービングブラシやスタンドを置いておくことができるシェービングセットを提供しようとするものである。また、従来のシェービングセットよりも、ヒゲ剃り時にシェービングブラシをきわめて簡単な動作で手間をかけることなく且つ迅速にスタンドに着脱することができるシェービングセットを提供しようとするものである。さらには、使用時にスタンドの置き場所やスタンドの使用者に対する向きを選ばないシェービングセットを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の請求項1は、シェービングブラシと該シェービングブラシ用のスタンドを含むシェービングセットであって、前記シェービングブラシは一端にブリッスルを有し、シェービングブラシをスタンドの上から下方の一方向のみに移動させることによってシェービングブラシがスタンドに支持され且つその装着状態からシェービングブラシを上方の一方向のみに移動させることによってシェービングブラシがスタンドから取り外されるための手段を備えている構成である。
【0010】
請求項2は、ブリッスルが下向きの状態でシェービングブラシがスタンドに支持される要素が請求項1に付加された構成である。
【0011】
請求項3は、シェービングブラシがシェービングクリーム入りのエアゾール容器の噴出口からシェービングクリームの供給を受けることができるように、シェービングブラシを貫通するシェービングクリームの通路が設けられ、該通路が、シェービングブラシをスタンドの上に装着して支持するための手段として用いられる要素が請求項1又は請求項2に付加された構成である。
【0012】
請求項4は、スタンドが台座と該台座から上方に延びる支柱とを有し、シェービングブラシに設けられた通路は支柱が挿入できる内径を有している要素が請求項3に付加された構成である。
【0013】
請求項5は、シェービングセットが、シェービングブラシとスタンドの他にエアゾール容器の上に取り付け可能なシェービングブラシのカバーを有し、該カバーは両端が開口の筒状に形成され、一方の開口部はその縁が所定のエアゾール容器の周面の上端に取り付け可能に形成され、他方の開口部はスタンドを裏返した状態でスタンドの台座を支持できるように形成されている要素が請求項4に付加された構成である。
【発明の効果】
【0014】
請求項1は、シェービングブラシが一端にブリッスルを有し、シェービングブラシをスタンドの上から下方の一方向にのみ移動させることによってシェービングブラシがスタンドに支持され且つその装着状態からシェービングブラシを上方の一方向にのみ移動させることによってシェービングブラシがスタンドから取り外されるための手段を備えている。したがって、シェービングブラシはスタンドの上から下方の一方向にのみ移動させるだけで支持され、上方の一方向にのみ移動させるだけで取り外すことができるのであるから、それぞれにおいてシェービングブラシを水平方向に移動させる必要がなくきわめて簡単な動作で手間をかけることなく且つ迅速に着脱することができる。また、シェービングブラシを上下一方向にのみ移動させることによってシェービングブラシがスタンドに着脱自在であるということは、必然的に、シェービングブラシの水平方向の移動を必要とする従来のスタンドのようなアーム付き支柱を必要としない。これにより本発明は、シェービングブラシをスタンドに取り付けたときに重心が中心からあまり外れないのでスタンドの台座を従来よりも小さくすることができるのでスペースをとらない。また、スタンドがシェービングブラシを支持した状態をコンパクトにすることができる。また、アームが不要であるからアームが邪魔にならない。
【0015】
請求項2は、ブリッスルが下向きの状態でシェービングブラシがスタンドに支持される。したがって、スタンドに支持されているシェービングブラシはそのハンドルが上側を向くのでハンドルをつかみやすく、迅速にシェービングブラシをスタンドから持ち上げることができる。
【0016】
請求項3は、シェービングブラシがシェービングクリーム入りのエアゾール容器の噴出口からシェービングクリームの供給を受けることができるように、シェービングブラシを貫通するシェービングクリームの通路が設けられ、該通路が、シェービングブラシをスタンドの上に装着して支持するための手段として用いられる。シェービングブラシをスタンドの上に装着して支持するための手段として通路を用いるので、特別に支持する手段を設ける必要がなくコストを抑えることができる。
【0017】
請求項4は、スタンドが台座と該台座から上方に延びる支柱とを有し、シェービングブラシに設けられた通路は支柱が挿入できる内径を有している。したがって、シェービングブラシの通路にスタンドの支柱を挿入し又は抜き出すことによってシェービングブラシをスタンドに容易に着脱することができる。また、シェービングブラシの通路にスタンドの支柱を挿入することにより、シェービングブラシは安定的に支持される。
【0018】
請求項5は、シェービングセットが、シェービングブラシとスタンドの他にエアゾール容器の上に取り付け可能なシェービングブラシのカバーを有し、該カバーは両端が開口の筒状に形成され、一方の開口部はその縁が所定のエアゾール容器の周面の上端に取り付け可能に形成され、他方の開口部はスタンドを裏返した状態でスタンドの台座を支持できるように形成されている。したがって、シェービングセットをエアゾール容器も含めて保管するときに、エアゾール容器の上にカバーを取り付け、その中にシェービングブラシを取り付け、カバーの上から逆向きにスタンドを装着すれば全体をコンパクトにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に本発明の実施形態について説明する。図3はシェービングブラシ1の正面図であり、図4はA−A断面図である。シェービングブラシ1はハンドル2にブリッスル3を植毛した構造を有する。ハンドル2及びブリッスル3は合成樹脂で形成されているが他の材料でもよい。ハンドル2の途中は細く形成されていて指先で摘み易くなっている。ハンドル2の長さは約38mmであり、ハンドル2の基端4の直径は約30mmであり、ハンドル2の後端5の直径は約32mmである。ハンドル2から突出しているブリッスル3の長さは約25mmである。しかし、本発明はこれらの数値に限定されるものではない。ブリッスル3はハンドル2の基端4から軸線方向に直線状に延びている。したがって、ブリッスル3は基端4の外周よりも外側にはみ出していない。
【0020】
ハンドル2の基端4の中央部から後端5に向かってシェービングクリームの通路6が設けられている。したがって、ブリッスル3はハンドル2の基端4に全面的に植毛されておらず、中央に通路6の開口が存在する。通路6は後端5に近づくに従って徐々に細くなるように形成されている。通路6の最奥は凹曲面に形成されている。通路6の長さは約30mmであり、基端4部分の内径は約10mmである。しかし、本発明はこれらの数値に限定されるものではない。また、ハンドル2の後端5の中央部にエアゾール容器7のノズル8を受けるための凹状のノズル受け部9が設けられている。通路6とノズル受け部9とは連通している。
【0021】
使用時にエアゾール容器7のノズル8の噴出口から噴出したシェービングクリームはノズル受け部9から通路6に勢いよく流出するので、この勢いを弱めるためにシェービングクリームの流れに抵抗を与える抵抗部が設けられていることが好ましい。このために、通路6とノズル受け部9の境にブリッジ10が直径方向に架け渡されている。図5に示すようにブリッジ10によってシェービングクリームが抵抗を受けそこで流れが2つに分かれることが理解できる。しかし、本発明における抵抗部がこの構造に限定されないことは勿論である。また、このブリッジ10のような抵抗部を有しなくてもよい。ブリッジ10を直径方向に掛け渡したときは、シェービングクリームがこのブリッジ10に当たることにより通路6内で拡散し、シェービングクリームが通路6の出口からブリッスル3の先端に満遍なく流出する。前述したノズル受け部9の直径は約5mmであるがこの数値に限定されるものではない。ブリッジ10の長さは約3mmであり、幅は約1mmである。ブリッジ10の長さがノズル受け部9の直径よりも短い理由は、ノズル受け部9のブリッジ10に近い部分11の内径を小さくすることにより、エアゾール容器7のノズル8の先端がブリッジ10に当たることを防止するためである。また、ハンドル2に空洞部12を設けて軽量化を図っている。
【0022】
図6に示すように、スタンド13は円形の台座15の中央に垂直方向に延びる支柱14が設けられている。支柱14は台座15の中心でなくても本発明の趣旨に合う範囲であればよい。また、支柱14は垂直方向に延びていなくてもよく、安定性を保てる範囲で傾斜していてもよい。さらに台座15の外周16よりもやや中心寄りに周壁17が設けられている。スタンド13の台座15の外面から支柱14の頂部までの高さは約63mmであり、スタンド13の直径は約50mmであるがこれらの数値に限定されるものではない。スタンド13は合成樹脂で一体に形成されているが他の材料であってもよい。また、一体成形でなく支柱14などを別体に形成して結合する構造であってもよい。支柱14の頂点から3分の1ほどの上部18の断面は十字形に形成され、その下の下部19の断面は中が空洞の円形である。
【0023】
シェービングブラシ1の通路6は、シェービングブラシ1をスタンド13に装着するときにスタンド13の支柱14を挿入する部分でもある。本発明ではその支柱14を挿入する際に通路6の途中で支柱14の挿入を阻止するための手段が設けられる。この手段として、通路6の最奥は凹曲面に形成した。しかし、本発明はこの構造に限定されるものではない。なお、前述したようにシェービングブラシ1には空洞部12が設けられている。したがって、この空洞部12に支柱14を挿入してブリッスル3を上向き状態でシェービングブラシ1を支持することもできる。但し、空洞部12を設けなくてもよいことは当然である。
【0024】
図8に示すように、カバー20は円錐台形の筒状に形成されている。両端は開口部21,22で開口されている。開口部21の内面に4つの突起23,23,23,23が設けられている。これは、図2に示すように突起23,23,23,23をエアゾール容器7の口金24に係合してカバー20をエアゾール容器7の上面に取り付けるためのものである。また、開口部22の縁に2つの凹部25,25が設けられている。これは、図2に示すようにスタンド13を逆さにしてカバー20の上に装着したときに、通風性を良くするためのものである。カバー20は透明の合成樹脂で一体に成形されているが、合成樹脂以外の材料を用いてもよく透明以外に不透明でも半透明でもよい。カバー20の全長は約90mmであり、一方の開口部21の外径は約54mmであり、他方の開口部22の外径は約47mmである。しかし、本発明はこれらの数値に限定されるものではない。
【0025】
シェービングブラシ1と、スタンド13と、エアゾール容器7と、カバー20を保管するときは、まず図2に示すようにエアゾール容器7のノズル8にシェービングブラシ1のノズル受け部9を宛がう。次いで、エアゾール容器7の口金24にカバー20の突起23を係合してカバー20をエアゾール容器7に取り付ける。次いで、スタンド13を逆さにしてその支柱14をシェービングブラシ1の通路6に挿入する。そのとき、支柱14の先端が通路6の最奥に設けられたブリッジ10に当たる前にスタンド13の台座15がカバー20の開口部22の縁に当たってその位置でスタンド13は支持される。したがって、ブリッジ10が支柱14の先端に当ることがなく損傷する虞はない。また、外からの力でノズル8が押されることがなく不意にシェービングクリームが噴出することがない。この状態が保管状態である。この状態において全体の高さはエアゾール容器7よりもやや高いが、平面を占めるスペースはエアゾール容器7と同じであるからコンパクトな状態で保管することができる。なお、カバー20がないときは他の方法で保管する。例えば、図7に示すようにシェービングブラシ1を逆さにしてスタンド13に取り付ける。また、包装容器に入れてこれらのセットを販売する際に、図9に示す取扱い説明書26を収めてもよい。取扱い説明書26は孔27を有する円形の紙片を蛇腹状に連結してあり、これを畳んで図2に示す状態のときに孔27にノズル8を通してシェービングブラシ1の後端5とエアゾール容器7の上端28の間に挟む。取扱い説明書26を挟んだときはシェービングブラシ1を押してもノズル8からシェービングクリームが噴出しない。取扱い説明書26を取り外したときはシェービングブラシ1及びエアゾール容器7を使用することができる。
【0026】
図1に示す保管状態からシェービングブラシ1を使用するときは、まず、スタンド13を手に持ち台座15を下にして洗面台などの上に置く。スタンド13の台座15の表面に吸盤や両面テープを取り付けることによりスタンド13を安定させることができる。次に、カバー20をエアゾール容器7から取り外す。カバー20を取り外した後に指でシェービングブラシ1をつかんでそのまま強く押す。この動作によってノズル8の噴出口からシェービングクリームが噴き出し通路6を通ってブリッスル3の先端に満遍なく流出する。そして、ブリッスル3に流出したシェービングクリームを顔などに塗る。塗り終わったときにシェービングブラシ1を再度スタンド13に装着する。ヒゲ剃り時にはこの動作を2度3度あるいはそれ以上繰り返す。なお、洗面台などが広くスペースに余裕があるときは、本実施形態のようにシェービングブラシ1の後端5を平面とすればスタンド13を使用しなくても洗面台の後端5を下にして直接置くことができる。但し、本発明はその後端5を平面とすることに限定されるものではない。ヒゲ剃りが完了した後にシェービングブラシ1及び必要に応じてスタンド13を洗浄する。使用により空になったエアゾール容器7は新品と交換してシェービングセットは引き続き使用することができる。
【0027】
スタンド13にシェービングブラシ1を装着するときは、シェービングブラシ1の通路6のブリッスル3側開口をスタンド13の支柱14の先端に対向させ、そのままシェービングブラシ1を下ろすと通路6の中に支柱14が挿入されてシェービングブラシ1をスタンド13に装着することができる。したがって、非常に簡単な動作でシェービングブラシ1をスタンド13に装着することができる。また、スタンド13からシェービングブラシ1を取り出すときは、シェービングブラシ1を手で持ってそのまま上に持ち上げればよいので非常に簡単な動作でシェービングブラシ1をスタンド13から取り出すことができる。シェービングブラシ1をスタンド13に装着するときもスタンド13から取り出すときも、シェービングブラシ1を水平方向に移動させる必要がないので迅速に着脱できる。また、シェービングブラシ1がスタンド13に装着された状態で、スタンド13の支柱14とそれを挿入しているシェービングブラシ1の通路6が同軸上にあるから安定性が高く、したがって、スタンド13の台座15を広くする必要がなくスペースをとらないという効果を奏する。スタンド13の台座15には周壁17が設けられているので、ブリッスル3を下に向けてシェービングブラシ1を装着したときにブリッスル3から垂れるシェービングクリームや水を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】シェービングセットをエアゾール容器の上に取り付けた状態の正面図
【図2】図1の取り付け状態を示す一部断面図
【図3】シェービングブラシの正面図
【図4】図3におけるA−A断面図
【図5】シェービングブラシの拡大底面図
【図6】スタンドの拡大斜視図
【図7】スタンドにシェービングブラシを装着した状態を示す正面図
【図8】カバーの拡大斜視図
【図9】取扱い説明書の平面図及び正面図
【符号の説明】
【0029】
1 シェービングブラシ
2 ハンドル
3 ブリッスル
4 基端
5 後端
6 通路
7 エアゾール容器
8 ノズル
9 ノズル受け部
10 ブリッジ
11 ノズル受け部のブリッジに近い部分
12 空洞部
13 スタンド
14 支柱
15 台座
16 外周
17 周壁
18 支柱の上部
19 支柱の下部
20 カバー
21 開口部
22 開口部
23 突起
24 口金
25 凹部
26 取扱い説明書
27 孔
28 エアゾール容器の上端


【特許請求の範囲】
【請求項1】
シェービングブラシと該シェービングブラシ用のスタンドを含むシェービングセットであって、前記シェービングブラシは一端にブリッスルを有し、シェービングブラシをスタンドの上から下方の一方向にのみ移動させることによってシェービングブラシがスタンドに支持され且つその装着状態からシェービングブラシを上方の一方向にのみ移動させることによってシェービングブラシがスタンドから取り外されるための手段を備えていることを特徴とするシェービングセット。
【請求項2】
シェービングブラシはブリッスルが下向きの状態でスタンドに支持される請求項1記載のシェービングセット。
【請求項3】
シェービングブラシはシェービングクリーム入りのエアゾール容器の噴出口からシェービングクリームの供給を受けることができるように、シェービングブラシを貫通するシェービングクリームの通路が設けられ、該通路が、シェービングブラシをスタンドの上に装着して支持するための手段として用いられる請求項1又は請求項2記載のシェービングセット。
【請求項4】
スタンドは台座と該台座から上方に延びる支柱とを有し、前記シェービングブラシに設けられた通路は支柱が挿入できる内径を有している請求項3記載のシェービングセット。
【請求項5】
シェービングセットは、シェービングブラシとスタンドの他にエアゾール容器の上に取り付け可能なシェービングブラシのカバーを有し、該カバーは両端が開口の筒状に形成され、一方の開口部はその縁が所定のエアゾール容器の周面の上端に取り付け可能に形成され、他方の開口部はスタンドを裏返した状態でスタンドの台座を支持できるように形成されている請求項4に記載のシェービングセット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−253515(P2008−253515A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−98724(P2007−98724)
【出願日】平成19年4月4日(2007.4.4)
【出願人】(000001454)株式会社貝印刃物開発センター (123)
【Fターム(参考)】