説明

システインプロテアーゼインヒビターとしてのスルホンアミド含有化合物

本発明は、システインプロテアーゼ、特にカテプシンB, K, L, F及びSのインヒビターであり、そして従って、それらのプロテアーゼにより介在される疾病の処理において有用である式(I)(式中、R3は−アルキレン−SO2NR5R6である)の化合物に向けられる。本発明は、それらの化合物を含んで成る医薬組成物、及びそれらの調製方法に向けられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I):
【化1】

[式中、R1は、水素、アルキル又はハロアルキルであり;
R2は、水素、アルキル又はハロアルキルであり;
R1及びR2は、それらが結合される炭素原子と共に、1又は4個のフルオロにより任意に置換されたシクロアルキレン、テトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソヘキサヒドロチオピラン−4−イル、ピペリジニル環の窒素原子においてアルキル、ハロアルキル又はシクロアルキルにより任意に置換されたピペリジン−4−イル、又は-CH2-O-CH2-を形成し;
R3は、−アルキレン−SO2NR5R6であり、ここで
R5は、水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アシル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、−(アルキレン)−NR7R8[ここで、R7は水素、アルキル、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル又はヘテロシクロアルキルアルキルであり、そしてR8はハロアルキル、アシル、シクロアルキルカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルカルボニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、4−員のヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アミノカルボニル、アミノスルホニル、-C(O)OR9(ここでR9はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、4−員のヘテロシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルであり、但しR8がアリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル又はシクロアルキルアルキルである場合、R7は、水素、アルキル又は-COR(ここでRはアルキルである)ではない)、又は−SO2R10(ここでR10 はアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルである)である]、アシルアルキル、又はヘテロシクロアルキルアミノカルボニルであり;そして
R6は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルアルキルであり;又は
R5及びR6は、それらが結合される窒素原子と共に、ヘテロシクロアミノ又は架橋されたアザ二環式環を形成し;
ここでR5及びR6における芳香族又は脂環式環、及びR5及びR6により形成されるヘテロシクロアミノ及び架橋されたアザニ環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はシアノから独立して選択された1,2又は3個のRaにより任意に置換され;又は水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された1又は2個のRb、及びヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、4−員のヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アシル、シクロアルキルカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルカルボニル、アシルアルキル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアラルキルオキシカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルアルキルオキシカルボニル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、ヘテロアラルキルオキシ、アミノカルボニル、シクロアルキルアミノカルボニル、アミノスルホニル又は-SO2R11(ここでR11はアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルである)から選択された1つのRcにより任意に置換され;そしてさらに、Rcにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、シアノ、-CONH2、 アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル又はアルキルスルホニルアミノから独立して選択された、1,2又は3個のRdにより任意に置換され;
R4は、水素、アルキル、ハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクロアルキル(炭素環原子を通して結合される)であり、ここでR4における芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルコキシアルキルオキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、シアノ、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル又はアルキルスルホニルアミノから独立して選択された、1,2又は3個のRfにより任意に置換され;
R4aは、-CHF2、 -CF3、 -CF2CF3、 -CCl3、-CFCl2、 -CF2Cl、 -CCl2CF3、 -CF2CHF2、 -CF2CF2CF3、 又は-CF2CF2CHF2であり;そして
R4bは、水素又はハロアルキルである]
で表される化合物;又は医薬物に許容できるその塩。
【請求項2】
R1及びR2が、水素である請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1及びR2が、それらが結合される炭素原子と共に、シクロアルキレンを形成する請求項1記載の化合物。
【請求項4】
R1及びR2が、それらが結合される炭素原子と共に、シクロプロピレンを形成する請求項1記載の化合物。
【請求項5】
R1及びR2が、それらが結合される炭素原子と共に、テトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピラン−4−イル又は1,1−ジオキソヘキサヒドロチオピラン−4−イルを形成する請求項1記載の化合物。
【請求項6】
R4が水素であり、そしてR4bが水素である請求項2〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項7】
R4が水素であり、そしてR4bがハロアルキルである請求項2〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項8】
R4がアルキルであり、そしてR4bが水素である請求項2〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項9】
R4がアルキルであり、そしてR4bがハロアルキルである請求項2〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項10】
R4が、1,2又は3個のRfにより任意に置換されたアリールであり、そしてR4bが水素である請求項2〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項11】
R4が、1,2又は3個のRfにより任意に置換されたアリールであり、そしてR4bがハロアルキルである請求項2〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項12】
R4が、1,2又は3個のRfにより任意に置換されたヘテロアリールであり、そしてR4bが水素である請求項2〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項13】
R4が、1,2又は3個のRfにより任意に置換されたヘテロアリールであり、そしてR4bがハロアルキルである請求項2〜5のいずれか1項記載の化合物。
【請求項14】
R3が、−アルキレン−SO2NR5R6であり、ここで
R5は、水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アシル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、−(アルキレン)−NR7R8[ここで、R7は水素、アルキル、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル又はヘテロシクロアルキルアルキルであり、そしてR8はハロアルキル、アシル、シクロアルキルカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルカルボニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、4−員のヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、4−員のヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アミノカルボニル、アミノスルホニル、-C(O)OR9(ここでR9はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、4−員のヘテロシクロアルキル又はヘテロシクロアルキルであり、但しR8がアリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル又はシクロアルキルアルキルである場合、R7は、水素、アルキル又は-COR(ここでRはアルキルである)ではない)、又は−SO2R10(ここでR10 はアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルである)である]、アシルアルキル、又はヘテロシクロアルキルアミノカルボニルであり;そして
R6は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルアルキルであり;あるいは
R5及びR6は、それらが結合される窒素原子と共に、ヘテロシクロアミノ又は架橋されたアザ二環式環を形成し;
ここでR5及びR6における芳香族又は脂環式環、及びR5とR6により形成されるヘテロシクロアミノ及び架橋されたアザ二環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はシアノから独立して選択された1,2又は3個のRaにより任意に置換され;又は水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された1又は2個のRb、及びヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、4−員のヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、4−員のヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アシル、シクロアルキルカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルカルボニル、アシルアルキル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアラルキルオキシカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルアルキルオキシカルボニル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、ヘテロアラルキルオキシ、アミノカルボニル、シクロアルキルアミノカルボニル、アミノスルホニル又は-SO2R11(ここでR11はアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルである)から選択された1つのRcにより任意に置換され;そしてさらに、Rcにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、シアノ、-CONH2、 アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル又はアルキルスルホニルアミノから独立して選択された、1,2又は3個のRdにより任意に置換され;但し、
(i)R5が水素、アルキル、アシル又はハロアルキルである場合、R6は水素又はアルキルではなく;
(ii)R5が水素、アルキル又はアシルであり、そしてR6がアリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルアルキルである場合、それらの基における芳香族又は脂環式環は、Rcにより置換されるべきであり、但し、(a)Rcは、置換された芳香族又は脂環式環を含まない、アルコキシカルボニル又はアシル基ではなく、そして(b)Rcがアリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル又はシクロアルキルアルキルである場合、それらの基における芳香族又は脂環式環は少なくとも1つのRdにより置換され;そして
(iii)R5及びR6が、それらが結合される窒素原子と共に、ヘテロシクロアミノを形成する場合、そのヘテロシクロアミノ環は、Rcにより置換されるべきであり、但し、(a)Rcは、置換された芳香族又は脂環式環を含まない、アルコキシカルボニル又はアシル基であり、そして(b)Rcがアリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル又はシクロアルキルアルキルである場合、それらの基における芳香族又は脂環式環は少なくとも1つのRdにより置換される請求項2〜13のいずれか1項記載の化合物。
【請求項15】
R3が、−アルキレン−SO2NR5R6であり、ここで
R5が、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、−(アルキレン)−NR7R8[ここで、R7は水素、アルキル、アシル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル又はヘテロシクロアルキルアルキルであり、そしてR8はヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アミノカルボニル、アミノスルホニル、-C(O)OR9(ここでR9はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、又はヘテロシクロアルキルであり、但しR8がアリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアラルキル、シクロアルキル又はシクロアルキルアルキルである場合、R7は、水素、アルキル又は-COR(ここでRはアルキルである)ではない)である]、アシルアルキル、又はヘテロシクロアルキルアミノカルボニルであり;そして
R6が、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキルアルキルであり;
ここでR5及びR6における芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、又はハロから独立して選択された1,2又は3個のRaにより任意に置換され;又は水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された1又は2個のRb、及びヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アシル、アシルアルキル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアラルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルアルキルオキシカルボニル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、ヘテロアラルキルオキシ、アミノカルボニル、アミノスルホニル又は-SO2R11(ここでR11はアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルである)から選択された1つのRcにより任意に置換され;そしてさらに、Rcにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、又はハロから独立して選択された、1,2又は3個のRdにより任意に置換される、請求項2〜13のいずれか1項記載の化合物。
【請求項16】
R3が−アルキレン−SO2NR5R6であり、ここでR5及びR6は、それらが結合される窒素原子と共に、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はシアノから独立して選択された1,2又は3個のRaにより置換された;又は水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された1又は2個のRb、及びヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、4−員のヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、4−員のヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アシル、シクロアルキルカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルカルボニル、アシルアルキル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアラルキルオキシカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルアルキルオキシカルボニル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、ヘテロアラルキルオキシ、アミノカルボニル、シクロアルキルアミノカルボニル、アミノスルホニル又は-SO2R11(ここでR11はアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルである)から選択された1つのRcにより任意に置換されたヘテロシクロアミノを形成し;そしてさらに、Rcにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、シアノ、-CONH2、 アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル又はアルキルスルホニルアミノから独立して選択された、1,2又は3個のRdにより任意に置換され、但し、ヘテロシクロアミノ環は少なくとも1つのRcにより置換され、但し(a)Rcは、置換された芳香族又は脂環式環を含まないアシル基ではなく、そして(b)Rcがアリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、又はシクロアルキルアルキルである場合、それらの基における芳香族又は脂環式環は少なくとも1つのRdにより置換される、請求項2〜13のいずれか1項記載の化合物。
【請求項17】
R3が−アルキレン−SO2NR5R6であり、ここでR5及びR6は、それらが結合される窒素原子と共に、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、又はハロから独立して選択された1,2又は3個のRaにより任意に置換された;又は水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された1又は2個のRb、及びヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アシル、アシルアルキル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアラルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルアルキルオキシカルボニル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、ヘテロアラルキルオキシ、アミノカルボニル、アミノスルホニル又は-SO2R11(ここでR11はアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルである)から選択された1つのRcにより任意に置換された架橋されタアザ二環式環を形成し;そしてさらに、Rcにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、又はハロから独立して選択された、1,2又は3個のRdにより任意に置換され、但し、ヘテロシクロアミノ環は1つのRcにより置換されるべきであり、但し前記ヘテロシクロアミノ環は、少なくとも1つのRcにより置換され、但し(a)Rcは置換された芳香族又は脂環式環を含まないアシル基ではなく、そして(b)Rcがアリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、又はシクロアルキルアルキルである場合、それらの基における芳香族又は脂環式環は少なくとも1つのRdにより置換される、請求項2〜13のいずれか1項記載の化合物。
【請求項18】
R3が−アルキレン−SO2NR5R6であり、ここでR5及びR6は、それらが結合される窒素原子と共に、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はシアノから独立して選択された1,2又は3個のRaにより任意に置換された;又は水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された1又は2個のRb、及び
ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、4−員のヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、4−員のヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アシル、シクロアルキルカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルカルボニル、アシルアルキル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアラルキルオキシカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルアルキルオキシカルボニル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、ヘテロアラルキルオキシ、アミノカルボニル、シクロアルキルアミノカルボニル、アミノスルホニル又は-SO2R11(ここでR11はアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルである)から選択された1つのRcにより任意に置換されたピペラジニル又はピペリジン−1−イルを形成し;そしてさらに、Rcにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、シアノ、-CONH2、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル又はアルキルスルホニルアミノ から独立して選択された、1,2又は3個のRdにより任意に置換され、但し、ヘテロシクロアミノ環は少なくとも1つのRcにより置換され、但し(a)Rcは置換された芳香族又は脂環式環を含まないアシル基ではなく、そして(b)Rcがアリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、又はシクロアルキルアルキルである場合、それらの基における芳香族又は脂環式環は少なくとも1つのRdにより置換される請求項2〜13のいずれか1項記載の化合物。
【請求項19】
R3が−アルキレン−SO2NR5R6であり、ここでR5及びR6は、それらが結合される窒素原子と共に、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はシアノから独立して選択された1,2又は3個のRaにより、缶の4−位置で少なくとも置換された;又は水素、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、ハロ、カルボキシ又はアルコキシカルボニルから独立して選択された1又は2個のRb、及びヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、4−員のヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、4−員のヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アシル、シクロアルキルカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルカルボニル、アシルアルキル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアラルキルオキシカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルオキシカルボニル、4−員のヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル、ヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルオキシカルボニル、シクロアルキルアルキルオキシカルボニル、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、ヘテロアラルキルオキシ、アミノカルボニル、シクロアルキルアミノカルボニル、アミノスルホニル又は-SO2R11(ここでR11はアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルである)から選択された1つのRcにより任意に置換されたピペラジニル又はピペリジン−1−イルを形成し;そしてさらに、Rcにおける芳香族又は脂環式環は、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロアルコキシ、、ハロ、シアノ、-CONH2、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル又はアルキルスルホニルアミノ から独立して選択された、1,2又は3個のRdにより任意に置換され、但し、ヘテロシクロアミノ環は少なくとも1つのRcにより置換され、但し(a)Rcは置換された芳香族又は脂環式環を含まないアシル基ではなく、そして(b)Rcがアリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキル、又はシクロアルキルアルキルである場合、それらの基における芳香族又は脂環式環は少なくとも1つのRdにより置換される、請求項2〜13のいずれか1項記載の化合物。
【請求項20】
R4aが−CF3又は−CHF2である請求項2〜19のいずれか1項記載の化合物。
【請求項21】
請求項1〜20のいずれか1項記載の化合物、及び1又は複数の適切な賦形剤を含んで成る医薬組成物。
【請求項22】
カテプシンSにより介在される動物における疾病の処理方法であって、請求項1〜20のいずれか1項記載の化合物、及び1又は複数の適切な賦形剤を含んで成る医薬組成物を前記動物に投与することを含んで成る方法。
【請求項23】
前記疾病が、リウマチ様関節炎、多発性硬化症、重症筋無力症、乾癬、尋常性天疱瘡、グレーブズ病、重症筋無力症、全身性狼瘡、喘息、苦痛及びアテローム硬化症である請求項22記載の方法。
【請求項24】
請求項1〜20のいずれか1項記載の化合物を、患者に投与することを含んで成る、患者における免疫応答を引起す治療を受ける患者の処理方法。

【公表番号】特表2008−522976(P2008−522976A)
【公表日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−544617(P2007−544617)
【出願日】平成17年12月1日(2005.12.1)
【国際出願番号】PCT/US2005/044093
【国際公開番号】WO2006/060810
【国際公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【出願人】(300049958)バイエル・シエーリング・ファーマ アクチエンゲゼルシャフト (357)
【Fターム(参考)】