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システムキッチン
説明

システムキッチン

【課題】一緒に使用することが多い包丁とまな板とを同じ動作で簡単に、且つ、腰を屈めずに左右どちらからでも出し入れできるシステムキッチンを提供することを目的とする。
【解決手段】フロアキャビネットと、前記フロアキャビネットの上方に設けられたシンクと、前記シンクの前方において下端部を回動軸として開閉し開いた位置で停止する幕板部と、まな板をねかせた状態且つ複数本の包丁をそれぞれの切っ先を後方に向けた状態で収納可能なまな板・包丁収納部であって、前記幕板部が閉じた状態においては前記シンクの下方にあり、前記幕板部が開くと前方へ移動可能であって前記シンクの前方に前記まな板および前記包丁の柄を露出させるまな板・包丁収納部と、を備えたことを特徴とするシステムキッチンが提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の態様は、一般的に、システムキッチンに関する。
【背景技術】
【0002】
近年のシステムキッチンの中には、キッチンの乱雑さを避けるために、例えばシンクの下方に設けられたフロアキャビネットの中に包丁やまな板を収納するものがある。それらの中でも一般的によく知られているシステムキッチンは、例えばシンクの下の開き戸や引出し体の扉体(前板)の裏面(内側面)に設けられた収納体(包丁差し)に包丁とまな板を収納するものである(特許文献1)。しかしながら、特許文献1に記載されたキッチンでは、使用者は、腰を屈めて包丁やまな板を出し入れする必要がある。そのため、足腰に負担がかかり、包丁やまな板を出し入れすることがやや面倒である。
【0003】
また、シンクの下方の引き出し体の棚板にまな板を載置し、キャビネットを構成する幕板の内方側に設けられた包丁ホルダーに、包丁をその柄あるいは刃が横向きとなるように収納する流し台がある(特許文献2)。しかしながら、特許文献2に記載された流し台では、収納された包丁の柄が横方向(左方向または右方向)を向いている。そのため、収納された包丁からみて左右のいずれかの側から包丁を取り出すことは困難であり、使い勝手が悪いという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−253087号公報
【特許文献2】特開2009−66193号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、一緒に使用することが多い包丁とまな板とを同じ動作で簡単に、且つ、腰を屈めずに左右どちらからでも出し入れできるシステムキッチンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は、フロアキャビネットと、前記フロアキャビネットの上方に設けられたシンクと、前記シンクの前方において下端部を回動軸として開閉し開いた位置で停止する幕板部と、まな板をねかせた状態且つ複数本の包丁をそれぞれの切っ先を後方に向けた状態で収納可能なまな板・包丁収納部であって、前記幕板部が閉じた状態においては前記シンクの下方にあり、前記幕板部が開くと前方へ移動可能であって前記シンクの前方に前記まな板および前記包丁の柄を露出させるまな板・包丁収納部と、を備えたことを特徴とするシステムキッチンである。
【0007】
このシステムキッチンによれば、シンクの下方のより狭い空間を活用してまな板および複数の包丁を収納することができる。そのため、従来までは有効に使用できない無駄な空間と考えられていた空間の有効活用を図り、システムキッチンの収納容量を増加させることができる。また、使用者が幕板部を開けてまな板・包丁収納部をシンクの下方からシンクの前方へ移動させると、まな板および包丁の柄がシンクの前方に露出する。そのため、使用者は、腰を屈めずにまな板や包丁を出し入れすることができる。これにより、使い勝手を向上させることができる。また、包丁は、その切っ先を奥行方向(後方)へ向け、その柄の柄尻を手前方向(前方)へ向けて収納される。そのため、包丁は、柄の柄尻を左右方向へ向けて収納される場合と比較して、使用者が包丁を取り出しやすい方向に整理して収納される。これにより、使用者は、まな板・包丁収納部からみて左側方および右側方のどちらからでも包丁を取り出しやすい。また、右仕様のシステムキッチンおよび左仕様のシステムキッチンに合わせた左右違いのまな板・包丁収納部を品揃えする必要がない。
【0008】
また、使用者は、同じ動作すなわち幕板部の開閉動作で、まな板・包丁収納部を出し入れすることができる。そのため、使用者がまな板および包丁を出し入れする時間を短縮することができ、一緒に使用することが多いまな板および包丁を素早く出し入れすることができる。また、使用者は、まな板・包丁収納部を前方へ移動させてまな板および包丁の柄をシンクの前方に露出させることができるため、まな板や包丁を取り出しやすい。これにより、使用者がまな板および包丁を出し入れする時間を短縮することができ、調理作業をすいすいとより効率的に行うことができる。
【0009】
また、第2の発明は、第1の発明において、前記幕板部の開閉と、前記まな板・包丁収納部の前後移動と、を連動させる連動機構部さらに備えたことを特徴とするシステムキッチンである。
【0010】
このシステムキッチンによれば、幕板部が開く動作に連動して、まな板・包丁収納部が前方へ移動する。そのため、使用者は、調理作業をすいすいとより効率的に行うことができる。
【0011】
また、第3の発明は、第2の発明において、前記連動機構部は、前記まな板・包丁収納部を前方へ移動させ、前記移動に連動して前記まな板の前方部および前記包丁の柄を上方へ持ち上げることを特徴とするシステムキッチンである。
【0012】
このシステムキッチンによれば、幕板部が開くと、まな板・包丁収納部は、使用者がまな板および包丁を取り出しやすい位置に自動的に移動する。そのため、調理作業の効率を向上させることができる。
【0013】
また、第4の発明は、第2または第3の発明において、前記幕板部の開閉動作と連動しつつ前記幕板部が開く動作よりも遅れて、開いた位置で停止した前記幕板部の上方に前記まな板・包丁収納部を露出させる遅延移動機構部をさらに備えたことを特徴とするシステムキッチンである。
【0014】
このシステムキッチンによれば、まな板・包丁収納部は、幕板部の開閉動作と連動しつつ幕板部が開く動作よりも遅れて、開いた位置で停止した幕板部の上方に露出する。そのため、まな板・包丁収納部が前方へ移動する際に、まな板および包丁の柄が幕板部と接触して支えることを防止することができる。これにより、幕板部が開かなくなることを防止することができる。そのため、使用者は、幕板部を滑らかに開くことができる。
【0015】
また、第5の発明は、第2または第3の発明において、前記幕板部の開閉動作と連動しつつ前記幕板部が開く動作の途中から前方への移動を開始させて、開いた位置で停止した前記幕板部の上方に前記まな板・包丁収納部を露出させる遅延移動機構部をさらに備えたことを特徴とするシステムキッチンである。
【0016】
このシステムキッチンによれば、まな板・包丁収納部は、幕板部の開閉動作と連動しつつ幕板部が開く動作の途中から前方への移動を開始し、開いた位置で停止した幕板部の上方に露出する。そのため、使用者は、幕板部を開く初期段階では、より軽い力でより楽に幕板部を開くことができる。一方、使用者は、幕板部を閉じる際には、幕板部を閉じる途中でまな板・包丁収納部の格納作業を終了することができる。これによれば、使用者は、幕板部を閉じる初期段階ではより大きい力を必要とする一方で、まな板・包丁収納部を格納した後ではより軽い力でより楽に幕板部を閉じることができる。そのため、幕板部が不用意に開いたままの状態となることを防止することができる。
【0017】
また、第6の発明は、第2または第3の発明において、前記幕板部の開閉動作と連動しつつ前記幕板部が開く動作の開始と同時に前記幕板部の速度よりも遅い速度で前方への移動を開始させて、開いた位置で停止した前記幕板部の上方に前記まな板および前記包丁の柄を露出させる遅延移動機構部をさらに備えたことを特徴とするシステムキッチンである。
【0018】
このシステムキッチンによれば、まな板・包丁収納部は、幕板部の開閉動作と連動しつつ幕板部が開く動作の開始と同時に幕板部の速度よりも遅い速度で前方への移動を開始し、開いた位置で停止した幕板部の上方にまな板および包丁の柄を露出させる。そのため、使用者は、幕板部を開く初期段階においてまな板および包丁の柄の前方移動を確認することができ、また、より早い段階でまな板および包丁を取り出すこともできる。
【0019】
また、第7の発明は、第2または第3の発明において、前記幕板部が閉じた状態における前記まな板・包丁収納部に収納された前記まな板の前方部および前記包丁の柄尻と前記幕板部との間隔は、前記幕板部が開くときの前記まな板・包丁収納部の前記前方への移動の際の前記まな板および前記包丁と前記幕板部との接触を回避するための移動代を含むことを特徴とするシステムキッチンである。
【0020】
このシステムキッチンによれば、幕板部が閉じた状態におけるまな板・包丁収納部をより後方側に配置することで、まな板・包丁収納部が移動する際に、まな板および包丁の柄が幕板部と接触して支えることを防止することができる。これにより、幕板部が開かなくなることを防止することができる。
【0021】
また、第8の発明は、第1〜第7のいずれか1つの発明において、前記シンクと前記幕板部との間に設けられた小物収納部をさらに備え、前記まな板・包丁収納部は、前記幕板部と前記小物収納部との間から前記まな板および前記包丁の柄を露出させることを特徴とするシステムキッチンである。
【0022】
このシステムキッチンによれば、使用者は、例えば幕板部の背後などに調理小物を収納することができる。また、使用者がまな板や包丁を出し入れする際に、小物収納部が邪魔になることはない。
【発明の効果】
【0023】
本発明の態様によれば、一緒に使用することが多い包丁とまな板とを同じ動作で簡単に、且つ、腰を屈めずに左右どちらからでも出し入れできるシステムキッチンが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施の形態にかかるシステムキッチンを表す斜視模式図である。
【図2】本実施形態にかかるシステムキッチンを表す断面模式図である。
【図3】本実施形態の連動機構部の具体例を例示する断面模式図である。
【図4】本実施形態の連動機構部の具体例を例示する断面模式図である。
【図5】本実施形態の連動機構部の他の具体例を例示する断面模式図である。
【図6】本実施形態の連動機構部のさらに他の具体例を例示する断面模式図である。
【図7】本実施形態の連動機構部のさらに他の具体例を例示する断面模式図である。
【図8】本具体例の連動機構部を拡大して眺めた斜視模式図である。
【図9】本具体例の連動機構部を拡大して眺めた斜視模式図である。
【図10】本実施形態の連動機構部のさらに他の具体例を例示する断面模式図である。
【図11】本実施形態の手動機構部を説明するための斜視模式図である。
【図12】本実施形態の手動機構部を説明するための断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるシステムキッチンを表す斜視模式図である。
また、図2は、本実施形態にかかるシステムキッチンを表す断面模式図である。
なお、図1(a)は、幕板部が閉じた状態を表す斜視模式図である。図1(b)は、幕板部が開いた状態を表す斜視模式図である。また、図2(a)は、図1(a)に表した切断面A−Aにおける断面模式図である。図2(b)は、図1(b)に表した切断面B−Bにおける断面模式図である。
【0026】
本実施形態にかかるシステムキッチン100は、フロアキャビネット110と、シンク120と、幕板部130と、を備える。
シンク120は、フロアキャビネット110の上方に設けられている。
図1(b)および図2(b)に表したように、幕板部130は、下端部を回動軸として開閉する扉である。そして、幕板部130は、開いた位置で停止する。
【0027】
本願明細書において「前方」とは、システムキッチン100の正面に立った使用者からみて手前方向をいうものとする。また、「後方」とは、システムキッチン100の正面に立った使用者からみて奥行方向をいうものとする。また、「右側方」とは、システムキッチン100の正面に立った使用者からみて右側の方向をいうものとする。また、「左側方」とは、システムキッチン100の正面に立った使用者からみて左側の方向をいうものとする。
【0028】
図1(b)および図2(b)に表したように、幕板部130には、例えば、丁番133およびリンクアーム155が取り付けられている。丁番133としては、例えば「スライド丁番」などと呼ばれる丁番などが挙げられる。そのため、本願明細書において「回動軸」という範囲には、固定された回動軸だけではなく、移動可能な回動軸が含まれるものとする。丁番133の一端は、幕板部130に固定され、丁番133の他端は、フロアキャビネット110に固定されている。つまり、丁番133は、幕板部130とフロアキャビネット110とを連結させている。
【0029】
リンクアーム155は、一端において幕板部130に連結され、前後方向に移動することができる。リンクアーム155の詳細については、後に詳述する。
【0030】
図2(a)および図2(b)に表したように、シンク120の下方には、収納領域101が設けられている。収納領域101は、シンク120の直下で上下に狭い所定範囲を有する空間を形成している。幕板部130が閉じた状態において、収納領域101には、まな板・包丁収納部141が設けられている。言い換えれば、まな板・包丁収納部141は、収納状態において収納領域101にシンク120の底面とほぼ平行な姿勢となるように設けられている。まな板・包丁収納部141は、複数本の包丁10をそれぞれの切っ先をシステムキッチン100の後方へ向けた状態で収納することができる。言い換えれば、まな板・包丁収納部141は、複数本の包丁10をそれぞれの切っ先とは反対側の柄11の柄尻をシステムキッチン100の前方へ向けた状態で収納することができる。但し、包丁10の収納状態は、包丁10の長手方向が幕板部130に対して垂直である状態に限定されるわけではない。
【0031】
また、まな板・包丁収納部141は、まな板20を寝かせた状態で包丁10の側方に収納することができる。言い換えれば、まな板・包丁収納部141は、まな板20を横にした状態あるいはまな板20の主面(載置面)を略上方または略下方にした状態で収納することができる。図1(b)に表したように、まな板・包丁収納部141は、包丁10およびまな板20を並べて収納することができる。
【0032】
なお、まな板・包丁収納部141は、一体として形成されたものに限定されるわけではない。まな板・包丁収納部141は、例えば、まな板20を収納するまな板収納部と、包丁10を収納する包丁収納部と、が別体として形成された構造を有していてもよい。
【0033】
図1(a)および図2(a)に表したように、幕板部130は、閉じた状態における上端部に把手131を有する。使用者は、把手131を把持し前方へ操作することにより、幕板部130を回動させ開くことができる。そうすると、使用者は、収納領域101に設けられたまな板・包丁収納部141を前方へ移動させることができる。このとき、まな板・包丁収納部141は、幕板部130の開閉動作により前後方向へ移動してもよいし、幕板部130の開閉動作とは関係なく使用者の操作により前後方向へ移動してもよい。これらの具体例については、後に詳述する。
【0034】
図1(b)および図2(b)に表したように、本実施形態にかかるシステムキッチン100では、使用者は、幕板部130を開きまな板・包丁収納部141を前方へ移動させることにより、シンク120の前方にまな板20および包丁10の柄11を露出させることができる。言い換えれば、まな板・包丁収納部141は、収納領域101から前方へ移動することにより、シンク120の前方にまな板20および包丁10の柄11を露出させることができる。
【0035】
本実施形態によれば、シンク120の下方のより狭い空間を活用してまな板20および複数の包丁10を収納することができる。そのため、従来までは有効に使用できない無駄な空間と考えられていた空間の有効活用を図り、システムキッチン100の収納容量を増加させることができる。また、使用者が幕板部130を開けてまな板・包丁収納部141をシンク120の下方からシンク120の前方へ移動させると、まな板20および包丁10の柄11がシンク120の前方に露出する。そのため、使用者は、腰を屈めずにまな板20や包丁10を出し入れすることができる。これにより、使い勝手を向上させることができる。また、包丁10は、その切っ先を奥行方向(後方)へ向け、その柄11の柄尻を手前方向(前方)へ向けて収納される。そのため、包丁10は、柄11の柄尻を左右方向へ向けて収納される場合と比較して、使用者が包丁10を取り出しやすい方向に整理して収納される。これにより、使用者は、まな板・包丁収納部141からみて左側方および右側方のどちらからでも包丁10を取り出しやすい。また、右仕様のシステムキッチン100および左仕様のシステムキッチン100に合わせた左右違いのまな板・包丁収納部を品揃えする必要がない。
【0036】
また、使用者は、同じ動作すなわち幕板部130の開閉動作で、まな板・包丁収納部141を出し入れすることができる。そのため、使用者がまな板20および包丁10を出し入れする時間を短縮することができ、一緒に使用することが多いまな板20および包丁10を素早く出し入れすることができる。また、使用者は、まな板・包丁収納部141を前方へ移動させてまな板20および包丁10の柄11をシンク120の前方に露出させることができるため、まな板20や包丁10を取り出しやすい。これにより、使用者がまな板20および包丁10を出し入れする時間を短縮することができ、調理作業をすいすいとより効率的に行うことができる。
【0037】
図1(b)および図2(b)に表したように、幕板部130が下端部を回動軸として開閉し開いた位置で停止する扉であるため、使用者は、幕板部130を開きまな板・包丁収納部141を前方へ移動させることにより、シンク120の前方および開いた位置で停止した幕板部130の上方の位置にまな板20および包丁10の柄11を露出させることができる。言い換えれば、フロアキャビネット110から露出したまな板20および包丁10の柄11は、開いた位置で停止した幕板部130の前端部130aよりも前方に位置することはない。
【0038】
これによれば、開いた位置で停止した幕板部130の前端部130aよりも前方にまな板20および包丁10の柄11が位置することはないため、使用者は、システムキッチン100の正面を移動するときにまな板20および包丁10の柄11に触れることはない。そのため、使用者は、まな板・包丁収納部141を前方へ移動させたままでも安心して厨房作業を行うことができる。また、開いた位置で停止した幕板部130の前端部130aは、幕板部130が引出しの前板である場合において開いた位置で停止した幕板部130の前端部よりも後方に位置する。つまり、幕板部130が前方へ移動する量は、幕板部130が引出しの前板である場合の前方へ移動する量よりも少ない。そのため、より使いやすいシステムキッチン100を提供することができる。
【0039】
また、閉じた状態の幕板部130と、シンク120と、の間には、小物収納部143が設けられている。小物収納部143は、例えばキッチンばさみや栓抜きなどの調理小物を収納することができる。小物収納部143は、図示しない軸により例えばフロアキャビネット110などに回動自在に軸支され、閉じた状態の幕板部130に寄りかかっている。そのため、図1(b)および図2(b)に表したように、使用者が幕板部130を開くと、幕板部130に寄りかかっていた小物収納部143は、図示しない軸を中心に回動しシンク120の前方に露出する。そして、小物収納部143は、所定位置で停止する。
【0040】
この場合には、まな板20および包丁10の柄11は、幕板部130と小物収納部143との間から飛び出して露出する。これによれば、使用者は、幕板部130の背後(後方)に小物を収納することができる。また、使用者がまな板20や包丁10を出し入れする際に、小物収納部143が邪魔になることはない。
【0041】
次に、幕板部130の開閉と、まな板・包丁収納部141の前後移動と、を連動させる連動機構部の具体例について、図面を参照しつつ説明する。
図3および図4は、本実施形態の連動機構部の具体例を例示する断面模式図である。
なお、図3は、説明の便宜上、包丁を省略した断面模式図である。図3(a)は、幕板部が閉じた状態を表す断面模式図である。図3(b)は、幕板部が開いた状態を表す断面模式図である。図4は、包丁を省略せずに表した断面模式図である。図4(a)は、幕板部が閉じた状態を表す断面模式図である。図4(b)および図4(c)は、幕板部130が開いている途中の状態を例示する断面模式図である。図4(d)は、幕板部が開いた状態を表す断面模式図である。
【0042】
以下では、説明の便宜上、まな板・包丁収納部141に収納された包丁10を主として図示しつつ説明する。但し、まな板・包丁収納部141に収納されたまな板20の動きなどは、まな板・包丁収納部141に収納された包丁10の動きなどと同様である。また、前述したように、まな板20を収納するまな板収納部と、包丁10を収納する包丁収納部と、が別体として形成された場合でも、幕板部130の開閉と、包丁収納部の前後移動と、を連動させる連動機構部は、幕板部130の開閉と、まな板収納部の前後移動と、を連動させる連動機構部と同様である。
【0043】
図3(a)および図4(a)は、図1(a)に表した切断面A−Aにおける断面模式図に相当する。図3(b)および図4(d)は、図1(b)に表した切断面B−Bにおける断面模式図に相当する。
【0044】
本具体例の連動機構部150は、まな板・包丁収納部ガイド板151と、可動溝カム板153と、リンクアーム155と、アングル157と、を有する。
【0045】
まな板・包丁収納部ガイド板151は、第1のまな板・包丁収納部ガイド溝151aと、第2のまな板・包丁収納部ガイド溝151bと、まな板・包丁収納部ガイド板軸部151cと、を有する。まな板・包丁収納部ガイド板151は、フロアキャビネット110に固定されている。
【0046】
可動溝カム板153は、カム溝153aと、可動溝カム板軸部153bと、を有する。可動溝カム板153は、まな板・包丁収納部ガイド板軸部151cにおいてまな板・包丁収納部ガイド板151に対して回動自在に軸支されている。
【0047】
リンクアーム155は、アングル157が有するアングル軸部157aにおいてアングル157に対して回動自在に軸支されている。そして、リンクアーム155は、一端においてアングル157を介して幕板部130に連結されている。リンクアーム155は、他端において可動溝カム板153に連結されている。具体的には、リンクアーム155は、可動溝カム板軸部153bにおいて可動溝カム板153に対して回動自在に軸支されている。
【0048】
まな板・包丁収納部141は、第1のまな板・包丁収納部軸部141aと、第2のまな板・包丁収納部軸部141bと、を有する。第1のまな板・包丁収納部軸部141aは、第1のまな板・包丁収納部ガイド溝151aと係合し、第1のまな板・包丁収納部ガイド溝151aに沿って移動することができる。第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、第2のまな板・包丁収納部ガイド溝151bおよびカム溝153aと係合し、第2のまな板・包丁収納部ガイド溝151bおよびカム溝153aに沿って移動することができる。
【0049】
使用者が幕板部130を開くと、リンクアーム155が前方へ移動する。そうすると、図3(a)に表した矢印A1のように、リンクアーム155と連結された可動溝カム板153は、まな板・包丁収納部ガイド板軸部151cを中心として前方へ向かって回動する。そうすると、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、可動溝カム板153の回動開始と略同時あるいは可動溝カム板153の回動開始よりも遅れて、カム溝153aの側壁から前方への力を受ける。これにより、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、第2のまな板・包丁収納部ガイド溝151bおよびカム溝153aに沿って前方へ移動する。また、第1のまな板・包丁収納部軸部141aは、第1のまな板・包丁収納部ガイド溝151aに沿って前方へ移動する。
【0050】
これにより、図3(b)に表したように、まな板・包丁収納部141は、前方へ移動する。そして、図4(d)に表したように、まな板・包丁収納部141は、前方へ移動することにより、シンク120の前方にまな板20および包丁10の柄11を露出させることができる。つまり、使用者は、幕板部130を開くことによりまな板・包丁収納部141を前方へ移動させ、まな板・包丁収納部141の前方移動に連動してシンク120の前方にまな板20および包丁10の柄11を露出させることができる。
【0051】
これによれば、幕板部130が開く動作に連動して、まな板・包丁収納部141が前方へ移動する。そのため、使用者は、調理作業をすいすいとより効率的に行うことができる。また、使用者が幕板部130を開くと、まな板・包丁収納部141が前方へ移動し、まな板20および包丁10の柄11がシンク120の前方に自動的に露出する。そのため、使用者は、腰を屈めずにまな板20および包丁10を出し入れすることができる。これにより、使い勝手を向上させることができる。
【0052】
図3(a)および図3(b)に表したように、第1のまな板・包丁収納部軸部141aが係合した第1のまな板・包丁収納部ガイド溝151aは、前方へ向かうにつれて上昇するように形成されている。一方、第2のまな板・包丁収納部軸部141bが係合した第2のまな板・包丁収納部ガイド溝151bは、略水平に形成されている。これにより、まな板・包丁収納部141が前方へ移動するにつれて、まな板・包丁収納部141の前端部は上昇し、まな板・包丁収納部141の後端部は略水平に移動する。
【0053】
すなわち、本具体例の連動機構部150は、シンク120の下方においてまな板・包丁収納部141が略水平に配置された収納位置と、シンク120の前方においてまな板・包丁収納部141がその前端部を上方へ傾斜させた状態で配置された使用位置と、の間をまな板・包丁収納部141が移動するように動作する。あるいは、まな板・包丁収納部ガイド板151は、シンク120の下方においてまな板・包丁収納部141が略水平に配置された収納位置と、シンク120の前方においてまな板・包丁収納部141がその前端部を上方へ傾斜させた状態で配置された使用位置と、の間をまな板・包丁収納部141が移動できるようにまな板・包丁収納部141を支持する。
【0054】
そのため、まな板・包丁収納部141は、前方への動作と連動してまな板20の前方部および包丁10の柄11を上方へ持ち上げるように移動する。言い換えれば、本具体例の連動機構部150は、幕板部130の開閉動作と、まな板・包丁収納部141がまな板20の前方部および包丁10の柄11を上下させる動作と、が連動するように動作する。そして、まな板20の前方部および包丁10の柄11は、前方へ向かうにつれて上昇してシンク120の前方に露出する。
【0055】
これによれば、まな板・包丁収納部141は、使用者がまな板20および包丁10を取り出しやすい位置に自動的に移動する。また、幕板部130の開閉動作と、まな板・包丁収納部141の上下動作と、が連動するため、まな板20および包丁10の出し入れの手間が軽減される。そのため、調理作業の効率を向上させることができる。さらに、連動機構部150は、シンク120の下方のより狭い空間へまな板・包丁収納部141を収納する動作と、使用者がまな板20および包丁10を取り出しやすい位置へまな板・包丁収納部141を移動させる動作と、をより楽に行うことができる。
【0056】
本具体例では、例えば図3に表した範囲B1内のカム溝153aは、まな板・包丁収納部ガイド板軸部151cあるいはまな板・包丁収納部ガイド板軸部151cと係合する可動溝カム板孔部を中心した円形状を呈する。そのため、使用者が幕板部130を開くことで、リンクアーム155と連結された可動溝カム板153がまな板・包丁収納部ガイド板軸部151cを中心として回動しても、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、カム溝153aの側壁から力を受けない。そのため、図4(b)に表したように、第2のまな板・包丁収納部軸部141bが図3に表した範囲B1内のカム溝153aを相対的に移動するときには、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、前方へは移動しない。
【0057】
続いて、使用者が幕板部130をさらに開くと、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、図3に表した範囲B1外のカム溝153aを相対的に移動するときにカム溝153aの側壁から前方への力を受ける。そうすると、図4(c)に表したように、まな板・包丁収納部141は、前方へ移動する。
【0058】
このように、本具体例の連動機構部150は、幕板部130が開く動作よりも遅れて、シンク120の前方および開いた位置で停止した幕板部130の上方の位置にまな板・包丁収納部141を露出させることができる。具体的には、まな板・包丁収納部141は、幕板部130が開く動作の途中から前方への移動を開始する。つまり、本具体例の連動機構部150は、遅延移動機構部としての機能を有する。
【0059】
幕板部130が開く動作よりも遅れることなくまな板・包丁収納部141を露出させようとすると、まな板・包丁収納部141が前方へ移動する際に、まな板20および包丁10の柄11の少なくともいずれかが幕板部130と接触して支(つか)える場合がある。そうすると、幕板部130やまな板・包丁収納部141が動かなくなる場合がある。あるいは、まな板20および包丁10の少なくともいずれかが幕板部130を無理に押して露出する場合がある。
【0060】
これに対して、本具体例では、幕板部130が開く動作よりも遅れて、まな板・包丁収納部141を露出させることができる。そのため、まな板・包丁収納部141が前方へ移動する際に、まな板20および包丁10の柄11が幕板部130と接触して支えることを防止することができる。これにより、幕板部130が開かなくなることを防止することができる。そのため、使用者は、幕板部130を滑らかに開くことができる。
【0061】
また、前述したように、まな板・包丁収納部141は、幕板部130が開く動作の途中から前方への移動を開始する。そのため、使用者は、幕板部130を開く初期段階では、より軽い力でより楽に幕板部130を開くことができる。一方、使用者は、幕板部130を閉じる際には、幕板部130を閉じる途中でまな板・包丁収納部141の格納作業を終了することができる。これによれば、使用者は、幕板部130を閉じる初期段階ではより大きい力を必要とする一方で、まな板・包丁収納部141を格納した後ではより軽い力でより楽に幕板部130を閉じることができる。そのため、幕板部130が不用意に開いたままの状態となることを防止することができる。
【0062】
図5は、本実施形態の連動機構部の他の具体例を例示する断面模式図である。
なお、図5(a)は、幕板部が閉じた状態を表す断面模式図である。図5(b)および図5(c)は、幕板部130が開いている途中の状態を例示する断面模式図である。図5(d)は、幕板部が開いた状態を表す断面模式図である。
図5(a)は、図1(a)に表した切断面A−Aにおける断面模式図に相当する。図5(d)は、図1(b)に表した切断面B−Bにおける断面模式図に相当する。
【0063】
本具体例の連動機構部150aは、図3および4に関して前述した連動機構部150の変形例に相当する。
すなわち、本具体例の可動溝カム板153は、カム溝153dを有する。カム溝153dは、図3に表した範囲B1内のカム溝153aのようには、まな板・包丁収納部ガイド板軸部151cあるいはまな板・包丁収納部ガイド板軸部151cと係合する可動溝カム板孔部を中心した円形状を呈するわけではない。本具体例のカム溝153dは、一端部153eから他端部153fへ向かうに連れてまな板・包丁収納部ガイド板軸部151cあるいはまな板・包丁収納部ガイド板軸部151cと係合する可動溝カム板孔部へ近づく湾曲部B2を有する。
【0064】
そのため、使用者が幕板部130を開くことで、リンクアーム155と連結された可動溝カム板153がまな板・包丁収納部ガイド板軸部151cを中心として前方へ向かって回動すると、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、可動溝カム板153の回動開始と略同時に、カム溝153dの側壁から前方への力を受ける。このとき、図5(a)に表したように、カム溝153dの湾曲部B2は、一端部153eから他端部153fへ向かうに連れてまな板・包丁収納部ガイド板軸部151cあるいはまな板・包丁収納部ガイド板軸部151cと係合する可動溝カム板孔部へ徐々に近づく。そのため、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、カム溝153dの湾曲部B2を相対的に移動するときには、カム溝153dの側壁から前方への僅かな力を受ける。そうすると、図5(b)に表したように、まな板・包丁収納部141は、前方へ徐々に移動する。
【0065】
続いて、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、カム溝153dの湾曲部B2よりも他端部153fの側を相対的に移動するときには、カム溝153dの湾曲部B2を相対的に移動するときと比較して、カム溝153dの側壁から前方へのより大きな力を受ける。そうすると、図5(c)および図5(d)に表したように、まな板・包丁収納部141は、第2のまな板・包丁収納部軸部141bがカム溝153dの湾曲部B2を相対的に移動するときと比較して、より速い速度で前方へ移動する。
その他の構造および動作は、図3および4に関して前述した連動機構部150の構造および動作と同様である。
【0066】
本具体例の連動機構部150aは、幕板部130が開く動作よりも遅れて、シンク120の前方および開いた位置で停止した幕板部130の上方の位置にまな板20および包丁10の柄11を露出させることができる。具体的には、まな板・包丁収納部141は、幕板部130が開く動作の開始と略同時に前方への移動を開始し、前方への移動の初期段階では、幕板部130が前方へ移動する速度よりも遅い速度で前方へ移動する。つまり、本具体例の連動機構部150aは、遅延移動機構部としての機能を有する。
【0067】
本具体例によれば、まな板・包丁収納部141が前方へ移動する際に、まな板20および包丁10の柄11が幕板部130と接触して支えることを防止することができる。そのため、使用者は、幕板部130を滑らかに開くことができる。また、使用者は、幕板部130を開く初期段階においてまな板20および包丁10の柄11の前方移動を確認することができ、また、より早い段階でまな板20および包丁10を取り出すこともできる。そのため、調理作業の効率をより向上させることができる。
【0068】
図6および図7は、本実施形態の連動機構部のさらに他の具体例を例示する断面模式図である。
また、図8および図9は、本具体例の連動機構部を拡大して眺めた斜視模式図である。 なお、図6は、説明の便宜上、包丁を省略した断面模式図である。図6(a)は、幕板部が閉じた状態を表す断面模式図である。図6(b)は、幕板部130が開いている途中の状態を例示する断面模式図である。図6(c)は、幕板部が開いた状態を表す断面模式図である。図7は、包丁を省略せずに表した断面模式図である。図7(a)は、幕板部が閉じた状態を表す断面模式図である。図7(b)は、幕板部130が開いている途中の状態を例示する断面模式図である。図7(c)は、幕板部が開いた状態を表す断面模式図である。
図8(a)は、幕板部が開いた状態を表す斜視模式図である。図8(b)は、幕板部が開いた状態におけるまな板・包丁収納部ガイド板軸部161cの近傍を拡大して眺めた斜視模式図である。図9(a)は、幕板部が閉じる途中の状態を例示する斜視模式図である。図9(b)は、幕板部が閉じる途中の状態におけるまな板・包丁収納部ガイド板軸部161cの近傍を拡大して眺めた斜視模式図である。
【0069】
図6(a)および図7(a)は、図1(a)に表した切断面A−Aにおける断面模式図に相当する。図6(c)および図7(c)は、図1(b)に表した切断面B−Bにおける断面模式図に相当する。
【0070】
本具体例の連動機構部160は、まな板・包丁収納部ガイド板161と、可動溝カム板163と、リンクアーム165と、アングル167と、を有する。
【0071】
まな板・包丁収納部ガイド板161は、第1のまな板・包丁収納部ガイド溝161aと、第2のまな板・包丁収納部ガイド溝161bと、まな板・包丁収納部ガイド板軸部161cと、を有する。まな板・包丁収納部ガイド板161は、フロアキャビネット110に固定されている。
【0072】
可動溝カム板163は、カム溝163aと、可動溝カム板軸部163bと、可動溝カム板突起部163cと、を有する。可動溝カム板163は、まな板・包丁収納部ガイド板軸部161cにおいてまな板・包丁収納部ガイド板161に対して回動自在に軸支されている。可動溝カム板軸部163bは、リンクアーム165が有するリンクアーム溝部165aと係合し、リンクアーム溝部165aに沿って移動することができる。可動溝カム板突起部163cは、図8(b)および図9(b)に表したように、リンクアーム165が設けられた側の可動溝カム板163の側面からリンクアーム165あるいはまな板・包丁収納部ガイド板161へ向かって突出している。
【0073】
リンクアーム165は、アングル167が有するアングル軸部167aにおいてアングル167に対して回動自在に軸支されている。そして、リンクアーム165は、一端においてアングル167を介して幕板部130に連結されている。リンクアーム165は、他端において、リンクアーム165の延在方向に沿って設けられたリンクアーム溝部165aを有する。前述したように、可動溝カム板軸部163bは、リンクアーム溝部165aと係合し、リンクアーム溝部165aに沿って移動することができる。
まな板・包丁収納部141は、図3および図4に関して前述したまな板・包丁収納部と同様である。
【0074】
使用者が幕板部130を開くと、図6(a)に表した矢印A2のように、リンクアーム165が前方へ移動する。そうすると、図6(b)に表したように、可動溝カム板軸部163bは、リンクアーム溝部165aを相対的に後方へ移動する。このとき、可動溝カム板軸部163bは、リンクアーム溝部165aの側壁から力を受けない。そのため、図6(b)および図7(b)に表したように、可動溝カム板163は、まな板・包丁収納部ガイド板軸部161cを中心としては回動しない。そのため、可動溝カム板軸部163bがリンクアーム溝部165aを相対的に後方へ移動するときには、第2のまな板・包丁収納部軸部141bが、カム溝163aの側壁から力を受けることはなく、第2のまな板・包丁収納部ガイド溝161bおよびカム溝163aに沿って前方へ移動することはない。
【0075】
続いて、可動溝カム板軸部163bがリンクアーム溝部165aの後端部に当接し、使用者が幕板部130をさらに開くと、可動溝カム板軸部163bは、リンクアーム溝部165aの後端部の側壁から力を受ける。これにより、図6(b)に表した矢印A3のように、可動溝カム板163は、まな板・包丁収納部ガイド板軸部161cを中心として前方へ向かって回動する。そうすると、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、可動溝カム板163の回動開始と略同時に、カム溝163aの側壁から前方への力を受ける。これにより、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、第2のまな板・包丁収納部ガイド溝161bおよびカム溝163aに沿って前方へ移動する。また、第1のまな板・包丁収納部軸部141aは、第1のまな板・包丁収納部ガイド溝161aに沿って前方へ移動する。
【0076】
これにより、図6(c)に表したように、まな板・包丁収納部141は、前方へ移動する。そして、図7(c)に表したように、まな板・包丁収納部141は、前方へ移動することにより、シンク120の前方にまな板20および包丁10の柄11を露出させることができる。つまり、使用者は、幕板部130を開くことによりまな板・包丁収納部141を前方へ移動させ、まな板・包丁収納部141の前方移動に連動してシンク120の前方にまな板20および包丁10の柄11を露出させることができる。
【0077】
このとき、図3および図4に関して前述した具体例と同様に、まな板・包丁収納部141は、前方への動作と連動してまな板20の前方部および包丁10の柄11を上方へ持ち上げるように移動する。言い換えれば、本具体例の連動機構部160は、幕板部130の開閉動作と、まな板・包丁収納部141がまな板20の前方部および包丁10の柄11を上下させる動作と、が連動するように動作する。そして、まな板20および包丁10の柄11は、前方へ向かうにつれて上昇してシンク120の前方に露出する。
【0078】
このように、本具体例の連動機構部160は、幕板部130が開く動作よりも遅れて、シンク120の前方および開いた位置で停止した幕板部130の上方の位置にまな板・包丁収納部141を露出させることができる。具体的には、まな板・包丁収納部141は、幕板部130が開く動作の途中から前方への移動を開始する。つまり、本具体例の連動機構部160は、遅延移動機構部としての機能を有する。
【0079】
ここで、図6(b)に表したように、まな板・包丁収納部ガイド板軸部161cと、第2のまな板・包丁収納部軸部141bと、の間の距離を「L4」とする。また、まな板・包丁収納部ガイド板軸部161cと、可動溝カム板軸部163bと、の間の距離を「L3」とする。
一方、図3(a)に表したように、まな板・包丁収納部ガイド板軸部151cと、第2のまな板・包丁収納部軸部141bと、の間の距離を「L2」とする。また、まな板・包丁収納部ガイド板軸部151cと、可動溝カム板軸部153bと、の間の距離を「L1」とする。
【0080】
本具体例では、距離L3に対する距離L4の比率は、距離L1に対する距離L2の比率よりも大きい。そのため、本具体例では、図3および図4に関して前述した具体例と比較して、幕板部130およびリンクアーム165の前方へのより小さい移動距離で、まな板・包丁収納部141、まな板20、および包丁10の柄11をシンク120のより前方へ移動させ露出させることができる。また、図3および図4に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
【0081】
一方、使用者が幕板部130を閉じると、図8(a)および図8(b)に表したように、リンクアーム165の後端部が可動溝カム板突起部163cに当接する。
ここで、可動溝カム板突起部163cが設けられていない場合において、使用者が幕板部130を閉じると、リンクアーム165だけが後方へ移動し、可動溝カム板163は、まな板・包丁収納部ガイド板軸部161cを中心としては回動しない。そうすると、まな板・包丁収納部141およびまな板・包丁収納部141に収納されたまな板20および包丁10が後方へ移動しないにもかかわらず、幕板部130が閉じる。そうすると、幕板部130がまな板20および包丁10の柄11の少なくともいずれかと接触する。
【0082】
これに対して、本具体例の連動機構部160の可動溝カム板163は、側面からリンクアーム165へ向かって突出した可動溝カム板突起部163cを有する。そのため、使用者が開いた状態の幕板部130を閉じると、リンクアーム165の後端部が可動溝カム板突起部163cに当接する。これにより、可動溝カム板163がまな板・包丁収納部ガイド板軸部161cを中心として後方へ回動しない状態でリンクアーム165だけが後方へ移動することを防止することができる。言い換えれば、リンクアーム165の後端部が可動溝カム板突起部163cに当接した状態において、可動溝カム板軸部163bがリンクアーム溝部165aを相対的に前方へ移動することを防止することができる。これにより、使用者が幕板部130を閉じる際にも、幕板部130がまな板20および包丁10の柄11と接触することを防止することができる。
【0083】
そして、リンクアーム165の後端部が可動溝カム板突起部163cに当接し後方への力を与えることで、図9(a)および図9(b)に表したように、可動溝カム板163は、まな板・包丁収納部ガイド板軸部161cを中心として後方へ回動する。そうすると、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、可動溝カム板163の回動開始と略同時に、カム溝163aの側壁から後方への力を受ける。これにより、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、第2のまな板・包丁収納部ガイド溝161bおよびカム溝163aに沿って後方へ移動する。また、第1のまな板・包丁収納部軸部141aは、第1のまな板・包丁収納部ガイド溝161aに沿って後方へ移動する。これにより、まな板・包丁収納部141は、前方へ移動する。
【0084】
また、可動溝カム板163が所定角度だけ回動すると、リンクアーム165は、可動溝カム板突起部163cに当接せず、あるいは可動溝カム板突起部163cの表面を摺動することで後方へ移動することができる。このときには、まな板・包丁収納部141は、前方へ移動している。そのため、幕板部130がまな板20および包丁10の柄11と接触することを防止することができる。そして、幕板部130が開くときとは逆の作用により、シンク120の下方の収納領域101にまな板・包丁収納部141を収納することができる。
【0085】
図10は、本実施形態の連動機構部のさらに他の具体例を例示する断面模式図である。 なお、図10(a)は、幕板部が閉じた状態を表す断面模式図である。図10(b)はおよび図10(c)は、幕板部130が開いている途中の状態を例示する断面模式図である。図10(d)は、幕板部が開いた状態を表す断面模式図である。
図10(a)は、図1(a)に表した切断面A−Aにおける断面模式図に相当する。図10(d)は、図1(b)に表した切断面B−Bにおける断面模式図に相当する。
【0086】
本具体例の連動機構部170は、まな板・包丁収納部ガイド板171と、まな板・包丁収納部駆動アーム173と、リンクアーム175と、アングル177と、を有する。
【0087】
まな板・包丁収納部ガイド板171は、第1のまな板・包丁収納部ガイド溝171aと、第2のまな板・包丁収納部ガイド溝171bと、を有する。まな板・包丁収納部ガイド板171は、フロアキャビネット110に固定されている。
【0088】
まな板・包丁収納部駆動アーム173は、長穴173aと、まな板・包丁収納部駆動アーム軸部173bと、を有する。まな板・包丁収納部駆動アーム173は、フロアキャビネット110に設けられたキャビネット軸部111において。フロアキャビネット110に対して回動自在に軸支されている。
【0089】
リンクアーム175は、一端においてアングル157を介して幕板部130に連結されている。これは、図3および図4に関して前述したリンクアーム155の連結構造と同様である。リンクアーム175は、他端においてまな板・包丁収納部駆動アーム173に連結されている。具体的には、リンクアーム155は、まな板・包丁収納部駆動アーム軸部173bにおいてまな板・包丁収納部駆動アーム173に対して回動自在に軸支されている。
【0090】
本具体例では、収納領域101(図2参照)に収納されたまな板・包丁収納部141は、図3〜図7に関して前述した具体例において収納領域101に収納されたまな板・包丁収納部141よりも後方側のフロアキャビネット110に配置されている。つまり、収納状態のまな板・包丁収納部141に収納されたまな板20の前方部および包丁10の柄11の柄尻と、閉じた状態の幕板部130と、の間隔は、幕板部130が開くときのまな板・包丁収納部141の前方への移動の際のまな板20および包丁10と幕板部130との接触を回避するための移動代を含む。
その他のまな板・包丁収納部141の構造は、図3および図4に関して前述したまな板・包丁収納部の構造と同様である。
【0091】
本具体例によれば、まな板・包丁収納部141の前方への移動の際のまな板20および包丁10と幕板部130との接触を回避するための移動代が、収納状態のまな板・包丁収納部141に収納されたまな板20の前方部および包丁10の柄11の柄尻と、閉じた状態の幕板部130と、の間隔に含まれる。そのため、まな板・包丁収納部141が前方へ移動する際に、まな板20および包丁10の柄11が幕板部130と接触して支えることを防止することができる。これにより、幕板部130が開かなくなることを防止することができる。そのため、使用者は、幕板部130を滑らかに開くことができる。
【0092】
使用者が幕板部130を開くと、リンクアーム175が前方へ移動する。そうすると、図10(a)に表した矢印A4のように、リンクアーム175と連結されたまな板・包丁収納部駆動アーム173は、キャビネット軸部111を中心として前方へ向かって回動する。そうすると、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、まな板・包丁収納部駆動アーム173の回動開始と略同時に長穴173aの側壁から前方への力を受ける。これにより、第2のまな板・包丁収納部軸部141bは、第2のまな板・包丁収納部ガイド溝171bおよび長穴173aに沿って前方へ移動する。また、第1のまな板・包丁収納部軸部141aは、第1のまな板・包丁収納部ガイド溝171aに沿って前方へ移動する。
【0093】
これにより、図10(b)および図10(c)に表したように、まな板・包丁収納部141は、前方へ移動する。そして、図10(d)に表したように、まな板・包丁収納部141は、前方へ移動することにより、シンク120の前方にまな板20および包丁10の柄11を露出させることができる。つまり、使用者は、幕板部130を開くことによりまな板・包丁収納部141を前方へ移動させ、まな板・包丁収納部141の前方移動に連動してシンク120の前方にまな板20および包丁10の柄11を露出させることができる。
【0094】
このとき、図3および図4に関して前述した具体例と同様に、まな板・包丁収納部141は、前方への動作と連動してまな板20の前方部および包丁10の柄11を上方へ持ち上げるように移動する。言い換えれば、本具体例の連動機構部170は、幕板部130の開閉動作と、まな板・包丁収納部141がまな板20の前方部および包丁10の柄11を上下させる動作と、が連動するように動作する。そして、まな板20および包丁10の柄11は、前方へ向かうにつれて上昇してシンク120の前方に露出する。
また、図10(c)および図10(d)に表したように、まな板20および包丁10の柄11は、幕板部130と小物収納部143との間から飛び出して露出する。これによれば、使用者は、幕板部130の背後に小物を収納することができる。また、使用者がまな板20や包丁10を出し入れする際に、小物収納部143が邪魔になることはない。
【0095】
本具体例の連動機構部170は、幕板部130が開く動作よりも遅れて、シンク120の前方および開いた位置で停止した幕板部130の上方の位置にまな板・包丁収納部141を露出させることができる。具体的には、まな板・包丁収納部141は、幕板部130が開く動作の開始と略同時に前方への移動を開始する。そして、収納状態のまな板・包丁収納部141に収納されたまな板20の前方部および包丁10の柄11の柄尻と、閉じた状態の幕板部130と、の間隔が含む移動代により、まな板20および包丁10の柄11が幕板部130と接触して支えることを防止することができる。これにより、幕板部130が開かなくなることを防止することができる。つまり、本具体例の連動機構部170は、遅延移動機構部としての機能を有する。
【0096】
次に、幕板部130の開閉動作とは関係なく使用者の操作によりまな板・包丁収納部141を前後方向へ移動可能な手動機構部の具体例について、図面を参照しつつ説明する。 図11は、本実施形態の手動機構部を説明するための斜視模式図である。
また、図12は、本実施形態の手動機構部を説明するための断面模式図である。
なお、図11(a)は、幕板部が閉じた状態を表す斜視模式図である。図11(b)は、幕板部が開いた状態を表す斜視模式図である。図11(c)は、まな板・包丁収納部を前方へ移動させた状態を例示する斜視模式図である。図12(a)は、図11(a)に表した切断面C−Cにおける断面模式図である。図12(b)は、図11(b)に表した切断面D−Dにおける断面模式図である。図12(c)は、図11(c)に表した切断面E−Eにおける断面模式図である。
【0097】
本具体例では、幕板部130の下端部には、丁番133が取り付けられている。つまり、本具体例の幕板部130は、下端部を回動軸として開閉し開いた位置で停止する扉である。使用者は、閉じた状態の幕板部130の把手131を把持し前方へ操作することにより、幕板部130を回動させ開くことができる。そうすると、図11(b)に表したように、幕板部130は、下端部を回動軸として開閉し開いた位置で停止する。このとき、まな板・包丁収納部141は、幕板部130の開閉動作と連動して前後方向へ移動するわけではない。
【0098】
図12(a)〜図12(c)に表したように、本具体例の手動機構部180は、まな板・包丁収納部181と、レール185とを有する。本具体例のまな板・包丁収納部181は、図1および図2に関して前述したまな板・包丁収納部141と同様に、複数本の包丁10をそれぞれの切っ先をシステムキッチン100の後方へ向けた状態、およびそれぞれの柄11の柄尻をシステムキッチン100の前方へ向けた状態で収納することができる。また、本具体例のまな板・包丁収納部181は、まな板20を寝かせた状態で包丁10の側方に収納することができる。そして、本具体例のまな板・包丁収納部181は、包丁10およびまな板20を並べて収納することができる。また、まな板・包丁収納部181は、前方部において把持部181aを有する。レール185は、まな板・包丁収納部181を支持している。そして、まな板・包丁収納部181は、レール185に支持された状態で前後方向へ移動することができる。
【0099】
図11(a)および図12(a)に表したように、幕板部130が閉じた状態において、まな板・包丁収納部181は、収納領域101に収納されている。図11(b)および図12(b)に表したように、使用者は、幕板部130を開き把持部181aを把持することができる。ここで、把持部181aは、例えば枠体などとして形成されており、底部を有していない。そのため、使用者は、把持部181aをより容易に掴むことができる。
【0100】
そして、図11(c)および図12(c)に表したように、使用者は、把持部181aを把持し前方へ操作することにより、まな板・包丁収納部181を前方へ移動させることができる。これにより、使用者は、シンク120の前方にまな板20および包丁10の柄11を露出させることができる。
【0101】
前述したように、把持部181aは、例えば枠体などとして形成され底部を有していないため、まな板20の前方部および包丁10の柄11の下方には、まな板・包丁収納部181は、存在しない。つまり、まな板20の前方部および包丁10の柄11の下方には、空間が存在している。そのため、使用者は、まな板20の前方部および包丁10の柄11をより掴みやすく、腰を屈めずに左右どちらからでもまな板20および包丁10をより容易に出し入れすることができる。また、図1および図2に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
【0102】
また、使用者は、まな板20および包丁10を収納可能なまな板・包丁収納部181を同じ動作で出し入れすることができる。そのため、一緒に使用することが多い包丁10とまな板20とを出し入れする時間を短縮して、包丁10とまな板20とを素早く出し入れすることができる。そして、使用者は、調理作業をすいすいとより効率的に行うことができる。また、使用者は、包丁10の柄11とまな板20とがシンク120の前方に露出するようにまな板・包丁収納部181を移動させることで、腰を屈めずに左右どちらからでも包丁10およびまな板20を出し入れすることができる。
【0103】
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、システムキッチン100などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などやまな板・包丁収納部141、181の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、幕板部130の開閉と、まな板・包丁収納部141の前後移動と、を連動させる連動機構部などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【符号の説明】
【0104】
10 包丁、 11 柄、 20 まな板、 100 システムキッチン、 101 収納領域、 110 フロアキャビネット、 111 キャビネット軸部、 120 シンク、 130 幕板部、 130a 前端部、 131 把手、 133 丁番、 141 まな板・包丁収納部、 141a 第1のまな板・包丁収納部軸部、 141b 第2のまな板・包丁収納部軸部、 143 小物収納部、 150、150a 連動機構部、 151 まな板・包丁収納部ガイド板、 151a 第1のまな板・包丁収納部ガイド溝、 151b 第2のまな板・包丁収納部ガイド溝、 151c まな板・包丁収納部ガイド板軸部、 153 可動溝カム板、 153a カム溝、 153b 可動溝カム板軸部、 153d カム溝、 153e 一端部、 153f 他端部、 155 リンクアーム、 157 アングル、 157a アングル軸部、 160 連動機構部、 161 まな板・包丁収納部ガイド板、 161a 第1のまな板・包丁収納部ガイド溝、 161b 第2のまな板・包丁収納部ガイド溝、 161c まな板・包丁収納部ガイド板軸部、 163 可動溝カム板、 163a カム溝、 163b 可動溝カム板軸部、 163c 可動溝カム板突起部、 165 リンクアーム、 165a リンクアーム溝部、 167 アングル、 167a アングル軸部、 170 連動機構部、 171 まな板・包丁収納部ガイド板、 171a 第1のまな板・包丁収納部ガイド溝、 171b 第2のまな板・包丁収納部ガイド溝、 173 まな板・包丁収納部駆動アーム、 173a 長穴、 173b まな板・包丁収納部駆動アーム軸部、 175 リンクアーム、 177 アングル、 180 手動機構部、 181 まな板・包丁収納部、 181a 把持部、 185 レール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロアキャビネットと、
前記フロアキャビネットの上方に設けられたシンクと、
前記シンクの前方において下端部を回動軸として開閉し開いた位置で停止する幕板部と、
まな板をねかせた状態且つ複数本の包丁をそれぞれの切っ先を後方に向けた状態で収納可能なまな板・包丁収納部であって、前記幕板部が閉じた状態においては前記シンクの下方にあり、前記幕板部が開くと前方へ移動可能であって前記シンクの前方に前記まな板および前記包丁の柄を露出させるまな板・包丁収納部と、
を備えたことを特徴とするシステムキッチン。
【請求項2】
前記幕板部の開閉と、前記まな板・包丁収納部の前後移動と、を連動させる連動機構部さらに備えたことを特徴とする請求項1記載のシステムキッチン。
【請求項3】
前記連動機構部は、前記まな板・包丁収納部を前方へ移動させ、前記移動に連動して前記まな板の前方部および前記包丁の柄を上方へ持ち上げることを特徴とする請求項2記載のシステムキッチン。
【請求項4】
前記幕板部の開閉動作と連動しつつ前記幕板部が開く動作よりも遅れて、開いた位置で停止した前記幕板部の上方に前記まな板・包丁収納部を露出させる遅延移動機構部をさらに備えたことを特徴とする請求項2または3に記載のシステムキッチン。
【請求項5】
前記幕板部の開閉動作と連動しつつ前記幕板部が開く動作の途中から前方への移動を開始させて、開いた位置で停止した前記幕板部の上方に前記まな板・包丁収納部を露出させる遅延移動機構部をさらに備えたことを特徴とする請求項2または3に記載のシステムキッチン。
【請求項6】
前記幕板部の開閉動作と連動しつつ前記幕板部が開く動作の開始と同時に前記幕板部の速度よりも遅い速度で前方への移動を開始させて、開いた位置で停止した前記幕板部の上方に前記まな板および前記包丁の柄を露出させる遅延移動機構部をさらに備えたことを特徴とする請求項2または3に記載のシステムキッチン。
【請求項7】
前記幕板部が閉じた状態における前記まな板・包丁収納部に収納された前記まな板の前方部および前記包丁の柄尻と前記幕板部との間隔は、前記幕板部が開くときの前記まな板・包丁収納部の前記前方への移動の際の前記まな板および前記包丁と前記幕板部との接触を回避するための移動代を含むことを特徴とする請求項2または3に記載のシステムキッチン。
【請求項8】
前記シンクと前記幕板部との間に設けられた小物収納部をさらに備え、
前記まな板・包丁収納部は、前記幕板部と前記小物収納部との間から前記まな板および前記包丁の柄を露出させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のシステムキッチン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−102957(P2013−102957A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−248743(P2011−248743)
【出願日】平成23年11月14日(2011.11.14)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】