システムパラメタ作成方法、システムパラメタ作成装置、システムパラメタ作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びシステムパラメタ作成データを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
【課題】システムの定義情報やコマンド等のパラメタを作成するGUIは異なるシステムのパラメタを作成できない。しかも、システムがバージョンアップした場合、GUIを変更する必要があった。
【解決手段】システムパラメタの記述ルールおよび階層表示GUIに表示するメニューをリポジトリDBのメタデータテーブルと候補値テーブルに持ち、作成したパラメタ情報をリポジトリDBのインスタンステーブルに保存する。
【解決手段】システムパラメタの記述ルールおよび階層表示GUIに表示するメニューをリポジトリDBのメタデータテーブルと候補値テーブルに持ち、作成したパラメタ情報をリポジトリDBのインスタンステーブルに保存する。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータのGUIを用いて、プログラムが入力する(文字で作られたパラメタを読み込んで機能を果たすプログラムにおいて、そのプログラムがデータセットやファイルに格納されているパラメタを参照すること)システムパラメタを作成および管理するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、システム定義情報やコマンド等のシステムが使用するパラメタをGUIを利用して作成していた。このとき、システム毎に固有のパラメタ作成用GUIが使用されていた。例えば、特開平4−260149号はGUIを使用して定義情報を作成し、各コンピュータに定義情報を配布する方式である。ここでは、システム定義情報を作成するGUIは、システム固有のため、システム毎にGUIを作成する必要がある。また、同一システムでも、システム定義情報の記述形式が変更された場合には、GUIを修正する必要がある。
【0003】なお、特開平3−278128号公報にはコマンドプログラム起動のGUI化に関する記載があるが、その具体的実現手段については何ら開示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、異なるシステムのパラメタを作成する点について配慮されておらず、システムパラメタを作成するプログラムおよびGUIを個々のシステム毎に作成しなければならないという問題がある。しかも、システムのバージョンアップによりシステムパラメタが増加した場合、パラメタ作成プログラムやGUIを作り直す必要がある。また、システム毎にGUIが異なるため、ユーザはシステム毎にGUIの操作を憶えなければならないという問題もある。
【0005】本発明の第1の目的は、システムパラメタ作成のためのプログラム、GUI、データを1つのシステムだけに特化しないことにある。本発明の第2の目的は、作成するシステムパラメタが増加したり、記述形式が変更されてもパラメタ作成プログラムやGUIの修正が不要なことにある。本発明の第3の目的は、パラメタ作成対象のシステムが異なっても、統一されたユーザインタフェースを提供することにある。本発明の第4の目的は、システムがバージョンアップした場合、システムパラメタを再度作成するのではなく、以前作成したパラメタ情報をそのまま再利用できることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の方法により達成される。システムパラメタの記述ルールをパラメタ作成プログラムやGUIが持つのではなく、データベースに持つ。GUIはパラメタ名称や指定可能値をメニューとして表示する。
【0007】即ち、GUIの構造は共通なものとし、システムパラメタ作成プログラムも共通のものとする。そして、システムパラメタの記述ルールを分離し、幾つかのテーブルとしてデータベースに格納しておく。
【0008】ユーザはデータベースから読み出されGUI上に表示されるGUI上のメニューを選択していくことで、目的のシステムパラメタを作成する構成とする。GUI上に表示するメニューは固定ではなく、データベースに登録されたシステムパラメタの記述ルールに従って変化させる。これにより、GUIを変更すること無く、様々なシステムパラメタの構築が可能となる。作成したシステムパラメタの情報はシステムに関わらず一定の規則でデータベースに保存する。
【0009】例えば、Aシステムのパラメタ記述ルールがデータベースに登録されている場合、ユーザはGUI上にメニューとして表示されるAシステムのパラメタを選択していくことでAシステムのパラメタを作成する。Bシステムのパラメタを作成するには、データベースにBシステムのパラメタ記述ルールを追加することで、GUIを変更すること無くBシステムのパラメタを作成する。
【0010】
【発明の実施の形態】システムパラメタとはコンピュータシステムの構成をテキスト形式で表し、コンピュータシステムの構成情報の初期状態をプログラムに認識させるものである。構成情報とは言いかえればプログラムを動かす環境の定義であり、例えば、オンライン関係であれば、端末名、端末の種類、通信路、通信手順等である。
【0011】図1はこのようなシステムパラメタを作成する装置構成を示したものである(ここで作成されたシステムパラメタは図示しないコンピュータシステムで使用される)。図1で1はクライアントPCであり、その中にシステム構成管理プログラム2が格納されている。階層表示GUI3はGUI作成プログラムによって作成され表示されるGUIを模式的に示したものである。テキスト生成プログラム5は例示されたような定義情報、コマンドを生成するものである。リポジトリAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェイス)4はGUI作成プログラム、テキスト生成プログラムからの要求を後述するデータベースに送ったり、データベースからのデータを受け取るためのインタフェースである。
【0012】一方、サーバ11にはリポジトリデータベース12が格納されている。リポジトリDB12には後述するメタデータテーブル13、インスタンステーブル14、候補値テーブル15が格納されている。
【0013】リポジトリAPI4はリポジトリDB12に直接要求を出すのではなく、SQL(DB操作言語)に変換してODBC6に渡す。ODBC6はネットワーク上のDBマシンと接続するインタフェースである。従って、ODBC6を介すことにより各マシンに分散されている定義情報を1つのリポジトリDB12に集約できる。また、世界共通である標準SQLを使用することにより、リポジトリDB12をマネージメントするDBシステムを限定しない。ODBCというインタフェースを使用したことは一例であってこれに限定されるものではない。
【0014】なお、本実施例ではリポジトリDBはサーバ11上に置いたが、クライアントPC1に備えても良い。
【0015】本発明の概要を更に図1で説明する。階層表示GUI3を用いて対話的にユーザとのやり取りが行なわれる。リポジトリDB12内のメタデータテーブル13および候補値テーブル15には、システム定義情報やコマンドのパラメタ記述形式のルールを持つ。パラメタ記述形式のルールは、定義文やコマンドがどの様なパラメタで構成されているか、どの様な値を指定できるかといった情報である。
【0016】階層表示GUI3はメタデータテーブル13および候補値テーブル15が持つルールに従って、表示するメニューが変化する。ユーザは階層表示GUI3が表示するメニューから適当なものを選択していくことにより、定義情報やコマンドの構造を作成することができる。作成した定義情報やコマンドの構造はインスタンステーブル14に保存される。
【0017】テキスト生成プログラム5はインスタンステーブル14に保存された定義情報やコマンドの構造を基に、システムの定義情報やコマンド31を生成する。従って、階層表示GUI3を変更せずとも、メタデータテーブル13および候補値テーブル15内のパラメタ記述ルールを追加することで、様々なシステムの定義情報やコマンドを作成できる。
【0018】テーブルをデータベースにおくことに付いては次の効果がある。ひとつは信頼性が高いことである。即ち、ローカルなファイルにおくと壊れた場合修復が困難である。またひとつは検索が容易であることである。既に出来ているインデックス機能を利用できるため新たな検索機能を作る必要がない。
【0019】以降、定義情報31の構築を例として説明する。本実施例では定義文を階層表示GUI3で構築する。そこで、定義文の階層表現化について述べる。すべての定義文はステートメント名、ステートメント識別子、パラメタ名、パラメタ値から成る。ステートメント名は何の定義文かを現し、ステートメント識別子は同じ定義文が複数存在する場合にどの定義文かを識別する。パラメタ名は後続するパラメタ値が何に対する値かを現す。
【0020】図2に定義文の構成を示す。1つの定義文に対し、ステートメント名、ステートメント識別子は1つであるが、パラメタ名AとC、パラメタ値BとDおよびEの様にパラメタ名、パラメタ値は複数存在する。また、パラメタ名Cに対するパラメタ値DとEの様に、1つのパラメタ名に対し複数のパラメタ値も存在する。
【0021】これらを踏まえて、1つの定義文を階層で表現すると図3になる。最上位は定義文を現すステートメント名とステートメント識別子である。定義文を構成するパラメタ名とパラメタ値は下位に表示する。パラメタ名Aとパラメタ値Bの様に、通常、1つの階層は1つの名称と1つの値で構成する。パラメタ名Cとパラメタ値DとEの様に、1つのパラメタ名に複数のパラメタ値がある場合は、階層を深くしてパラメタ名だけの階層とパラメタ値だけの階層を作ることにより表現できる。なお、コマンドの場合は、ステートメント名をコマンド名に、ステートメント識別子をコマンド識別子にすることで対応できる。よって、すべての定義文やコマンドは階層表現することが可能である。
【0022】次に図4により階層表示GUI3と定義文の関係を示す。これは概略概念図である。例えば、階層表示GUI3のフォルダDB定義111の下位に”ACTIVITY DEFINE”ステートメントアイコン112を配置すると、定義情報31には”ACTIVITY DEFINE”文115を生成することになる。同様に”ENTRY DICTIONARY”ステートメントアイコン113を配置すると、”ENTRY DICTIONARY”文116が、”DEFINE RDAREA”ステートメントアイコン114を配置すると、”DEFINE RDAREA”文117が定義情報31に生成される。従って、階層表示GUI1上でユーザが定義文に対応したステートメントアイコンを自由に配置することで、定義情報31を構築していく。これらはテキスト生成プログラム5の動作の下に行なわれる。
【0023】図5に階層表示GUI3の詳細を示す。これは図3を詳しくGUI化したものに相当する。階層表示GUI3はルートアイコン121、フォルダアイコン122、ステートメントアイコン123、パラメタアイコン124から成る。ルートアイコン121は階層の頂点を示すだけのアイコンであり、追加・削除できない。フォルダアイコン122は多数存在するステートメントアイコン123を整理するためのアイコンであり、自由に追加・削除できる。
【0024】なお、ルートアイコン121とフォルダアイコン122は定義情報31には生成しない。ステートメントアイコン123は定義文のステートメント名とステートメント識別子を現すアイコンであり、メタデータテーブル13が持つ定義文のルールに従って追加・削除できる。パラメタアイコン124は定義文のパラメタ名とパラメタ値を現すアイコンであり、ステートメントアイコン123を追加すると自動的にステートメントアイコン123に属するパラメタアイコン124も追加される。
【0025】ここでは各アイコンは絵125、名称126、値127から成る。絵125はアイコンの種類をイメージした絵である。名称126はステートメント名やパラメタ名を現す。値127はステートメント識別子やパラメタ値を現す。アイコンをマウスで右クリックすると、アイコンに対する操作内容をメニュー128として表示する。メニュー128は追加、削除、編集などがあるが、アイコンによってメニュー内容が異なる。どのメニューを表示するかはメタデータテーブル13で示されたルールに従う。
【0026】メタデータテーブル13が持つ情報は図6が示す通り、タイプID611、親ID612、名称613、プリフィックス614、繰返し可能615、必須616、編集可能617を持つ。プリフィックスとはステートメント識別子の先頭に付く固定部分を表す。メタデータテーブル13の1行が1つのステートメントやパラメタの規則に対応する。タイプID611はメタデータテーブル13におけるステートメントやパラメタを現すIDであり、ステートメントやパラメタ毎に異なる。親ID612は階層上での上位のステートメントやパラメタのタイプID611を持ち、階層の上下関係を示す。追加するステートメントやパラメタは、親ID612に対応するタイプID611のステートメントやパラメタの下位にのみ追加できる。
【0027】例えば、タイプID611が2の名称613”ACTIVITY SYSTEM OPTION”は、親ID612が1なので、タイプID611が1の名称613”ACTIVITY DEFINE %1”にのみ追加できる。また、親ID612をタイプID611で検索することにより、下位に何が追加できるかを探すことができる。例えば、名称613”ACTIVITY SYSTEMOPTION”のタイプID611が2であるため、親ID612を2で検索することで、名称613”RECOVERY TASK %1”、”JOURNAL READ BUFFER %1”、”CPDUMP GET EXCLUSIVE %1”、”UAPRBACK EXCLUSIVE %1”を下位に追加できることが分かる。名称613はステートメントやパラメタの名称である。この名称613を階層表示GUI1や生成する定義情報31で使用する。名称613にある“%1”は該当するステートメントやパラメタが値を持つことを示す。また、名称613が“%1”のみの場合は値しかないことを現す。プリフィックス614はステートメントやパラメタの値が可変文字列の場合、文字列のプリフィックス部分を指定する。例えば、プリフィックス614が”ACTDEF”の場合、追加する値は”ACTDEF001”、”ACTDEF002”、”ACTDEF003”の様に自動的に変化する。
【0028】繰返し可能615はステートメントやパラメタを複数追加できることを示す。例えば、タイプID611が7の名称613”ACTIVITY SET %1”は繰返し可能615がTRUEのため、親ID612が示す名称”ACTIVITY DEFINE %1”の下位に複数個追加できる。また、タイプID611が2の名称613”ACTIVITY SYSTEM OPTION”は繰返し可能615がFALSEのため、親ID612が示す名称”ACTIVITY DEFINE %1”の下位に1つしか追加できない。
【0029】必須616は該当するステートメントやパラメタが最低1個は必要であることを示す。つまり、1個しか存在しないステートメントやパラメタの必須616がTRUEの場合は、該当ステートメントやパラメタを削除できない。例えば、タイプID611が7の名称613”ACTIVITY SET %1”は必須616がTRUEのため、親ID612が示す名称”ACTIVITY DEFINE %1”の下位に1個しか存在しない場合は削除できない。また、タイプID611が2の名称613”ACTIVITY SYSTEM OPTION”は必須616がFALSEのため、親ID612が示す名称”ACTIVITYDEFINE %1”の下位に1つしか存在しなくても削除できる。編集可能617は値が可変文字列または数字であり編集できることを示す。例えば、タイプID611が1の名称613”ACTIVITY DEFINE %1”の編集可能617がTRUEのため値の編集ができる。また、タイプID611が5の名称613”CPDUMP GET EXCLUSIVE %1”の編集可能617がFALSEのため値の編集ができない。名称613に”%1”があり(値有)、編集可能617がFALSE(編集不可)のステートメントやパラメタは、値が”YES”、”NO”といった固定値であるため、値の選択はできるが編集はできないことを示す。こういった選択するための固定値は候補値テーブル15が持つ。
【0030】図7に候補値テーブル17を示す。タイプID811はメタデータテーブル13のタイプID611と同じIDである。候補値812は、”YES”、”NO”等の固定値しか指定できないパラメタ値や、パラメタ値のデフォルトが必要な場合に指定する。同じタイプID811が複数存在する場合、階層表示GUI1のメニューには値の選択候補として複数の候補値812を表示する。
【0031】また、同じタイプID811が複数存在する場合のデフォルト値は先頭の候補値812となる。例えば、図6のタイプID611が8の名称613”ACTJF %1”に対応するアイコンを階層表示GUI1で右クリックした場合、メニューに表示する選択候補値は、図7のタイプID811が8である候補値812”USE”、”NOUSE”、”NOUSE JNLPUT MSG YES”、”NOUSE JNLPUT MSG NO”の4つである。また、タイプID811が8の候補値812の中で上位である”USE”をデフォルト値とする。
【0032】候補値テーブル8により、ユーザはパラメタ名に指定する(対応する)パラメタ値が何かを調べる必要が無い。また、デフォルト値を持てるので、一々パラメタ値を指定する必要が無い。候補値テーブルにすべての候補値が網羅されているとは限らない。このときは直接入力することになる。候補値テーブルは値の入力を補助する働きをする。
【0033】これらメタデータテーブル13と候補値テーブル15が持つ規則に従って、階層表示GUI3は定義情報の構築を制御する。従って、新たな定義情報を構築したい場合や定義情報の規則を変更したい場合は、階層表示GUI3を変更すること無く、メタデータテーブル13や候補値テーブル15を変更するだけで良い。
【0034】階層表示GUI3で構築した定義情報は図8R>8で示したインスタンステーブル14に保存する。インスタンステーブル14の1行が階層表示GUIでの1個のアイコンに対応する。インスタンステーブル14はアイコンをテキストに書き直した形のパスと値を持つ。即ち、インスタンステーブル14はタイプID711、パス712、値713から成る。
【0035】パスはGUIで指定されたアイコンがインスタンステーブルではどの行かを指定するために必要なものである。メタテーブルの1行に対してインスタンステーブルでは複数行作成出来る。アイコンの追加や削除によりインスタンステーブルの行も追加や削除が出来る。インスタンステーブルのパスを見て該当行をテキストに作成するかどうかが判断される。このように、GUIを使ったシステムパラメタの作成の操作性は良い。
【0036】タイプID711はメタデータテーブル13のタイプID611と同じIDである。パス712はステートメントやパラメタの階層位置を示す。各階層で指定された値713を”/”で区切る形式である。階層が深くなるにつれてパス712が大きくなる。値713はステートメントやパラメタに指定した値である。インスタンステーブル14を参照することにより、どのステートメントやパラメタが、階層のどの位置に指定され、どういった値を持つかが分かる。
【0037】階層表示GUI3とメタデータテーブル13とインスタンステーブル14の関係を図9で示す。階層表示GUI3がアイコンを配置する時、保存したインスタンステーブル14を参照する。アイコンを配置するための階層位置はパス712で求める。アイコンに表示する名称126はインスタンステーブル14のタイプID711に対応するメタデータテーブル13の名称613から求める。表示する値127はインスタンステーブルの値713から求める。
【0038】次にテキスト生成プログラム5とメタデータテーブル13とインスタンステーブル14の関係を図1010で示す。テキスト生成プログラム5は定義情報31を生成する時、インスタンステーブル14を参照する。定義文を配置するための位置はパス712で求める。定義文のステートメント名やパラメタ名はインスタンステーブル14のタイプID711に対応するメタデータテーブル13の名称613から求める。ステートメント識別子やパラメタ値はインスタンステーブルの値713から求める。また、逆に定義情報31を読込んで、インスタンステーブル14を作成する場合は、定義情報31をメタデータテーブル13の名称613で解析することで、インスタンステーブル14を作成する。
【0039】階層表示GUI1はユーザによって追加・削除された情報をインスタンステーブル14に保存する。次回階層表示GUI1起動時はインスタンステーブル14が保持する情報に従って、アイコンを配置し、階層を復元する。テキスト生成プログラム5はインスタンステーブル14が保持する情報に従って、定義情報31を生成する。従って、定義情報規則の追加や変更のために、メタデータテーブル13や候補値テーブル15を変更した場合、以前構築した定義情報(インスタンステーブル14)を変更せずにそのまま使用できる。
【0040】ここで、定義文を増やしたい、または全く別なコンピュータシステムについての定義文を作成したいとの要求があった場合、メタデータテーブル13とインスタンステーブル14のカラムを増やし、そこに新しいデータを作成することによって実現出来る。即ち、同一の記述ルールに従ってパラメタを追加するだけでシステムパラメタの定義文の作成が出来る。
【0041】次に定義文追加時の階層表示GUIとインスタンステーブルの流れを図11で示す。階層表示GUI3で定義文を追加したいフォルダアイコン141をマウスで右クリックする。階層表示GUI1はフォルダアイコンに対応するメニュー142を表示する。メニュー142には”ステートメント追加”、”フォルダ追加”、”削除”、”編集”を表示する。ユーザはメニューから”ステートメント追加”を選択する。階層表示GUI11はステートメント追加用ダイアログ143を表示する。フォルダのタイプID611は0なので、メタデータテーブル6から親ID612が0の名称613を探し出し、ステートメント追加用ダイアログ143にステートメントリストとして表示する。
【0042】ユーザがステートメント追加用ダイアログ143のステートメントリストから”ACTIVITY DEFINE”を選択すると、ステートメント追加用ダイアログ143を閉じる。階層表示GUI1には”ACTIVITY DEFINE”のステートメントアイコン144を追加する。また、メタデータテーブル6の親ID612により、名称613”ACTIVITY DEFINE”より下位の情報をパラメタアイコンとして追加する。このとき、追加したアイコンに対応する情報をインスタンステーブル14にも追加する。変更前インスタンステーブル721の状態から、変更後インスタンステーブル722の状態へ情報を追加する。以上が定義文を1つ追加した時の流れである。ユーザが階層表示GUI3上でこれを繰返すことにより、目的のシステム定義のパラメタ情報を持つインスタンステーブル14ができる。
【0043】ユーザがテキスト生成を要求した場合、テキスト生成プログラム5は変更後インスタンステーブルの”ACTIVITY DEFINE”情報723を元に、”ACTIVITY DEFINE”ステートメント311を、変更後インスタンステーブルの”ACTIVITY DEFINE”より下位の情報724を元に、”ACTIVITY DEFINE”のパラメタ312を生成する。これにより、目的のシステム定義のパラメタ情報31が完成する。
【0044】次に候補値テーブル15を使用した値の変更方法の流れを図12で示す。階層表示GUI3でユーザがパラメタアイコン”ACT JF”151をマウスで右クリックする。階層表示GUI3はメタデータテーブル13の名称613から”ACT JF”のタイプID611を求める。”ACT JF”のタイプID611が8のため、候補値テーブル15からタイプID811が8の候補値812を求める。”ACT JF”の候補値812”USE”、”NOUSE”、”NOUSE JNLPUT MSG YES”、”NOUSE JNLPUT MSG NO”をメニュー152に表示する。表示したメニュー152からユーザが”NOUSE”を選択すると、パラメタアイコン”ACT JF”153の値が”NOUSE”に変わる。
【0045】このとき、インスタンステーブル7の”ACT JF”の値を”USE”731から”NOUSE”732へ変更する。これにより、ユーザはパラメタに指定する値を入力すること無く、選択するだけで変更できる。
【0046】図13〜図19に定義情報作成処理の流れをPAD(Problem Analyzed Design)図で示す。始めに図13について説明する。本システムを起動し、定義情報作成開始901に入る。階層表示GUI3でユーザがアイコン125を右クリックすることが処理の契機となる(902)。
【0047】右クリックされたアイコン125に対応するメタデータテーブル13の情報を求める(904)。メタデータテーブル13の情報に従って表示するメニュー128を変更する。タイプID611が0であれば(905)、フォルダアイコン独自のメニュー「ステートメント追加」(906)、「フォルダ追加」(907)をメニュー128に追加する。繰返し可能615がTRUEであれば(908)、メニュー128に「コピーを追加」を追加する(909)。
【0048】編集可能617がTRUEであれば(910)、メニュー128に「編集」を追加する(911)。必須616がFALSEであれば(912)、メニュー128に「削除」を追加する(913)。作成したメニュー128を階層表示GUI1に表示する(914)。ユーザは表示されたメニュー128から実行したいメニューを選択する。ユーザに選択されたメニューに従って各処理をコールする(915)。
【0049】次にステートメント追加処理が選択された場合の処理を図14に従い説明する。「ステートメント追加」が選択された場合(916)、ステートメント追加処理921をコールし、ステートメントアイコンと該当ステートメントに属するパラメタアイコンを追加する。ステートメント追加処理921では、メタデータテーブル6の行数分ループし(922)、親ID612が0の行を探す(923)。親ID612が0の場合はステートメントしかないので、名称613をステートメントリストリストに追加する(924)。ステートメントリストをダイアログ143に表示しユーザに選択させる(925)。ユーザが選択したステートメントに対応するメタデータテーブル6の行を求める(926)。繰返し可能615がFALSEかつ右クリックしたフォルダアイコンに対応するインスタンステーブル14のパス712に同じタイプID711が存在する場合(927)、追加できないのでエラーを表示する(928)。
【0050】927の条件に合わない場合は追加できるので、メタデータテーブル13の名称613をアイコンの名称126とし(929)、メタデータテーブル13のプリフィックス614にユニークな数字を付加してアイコンの値127とし(930)、階層表示GUI1の右クリックしたアイコンの下位にステートメントアイコンを追加する(931)。追加したアイコンに対応するパス712と値713をインスタンステーブル14に追加する(932)。
【0051】次にパラメタ追加処理について図15により説明する。始めに、935をコールして(図14、933)、ステートメントアイコンの下位にパラメタアイコンを作成する。パラメタ追加処理935では、ループの初期設定として追加したステートメントのタイプID611をワークタイプIDにセットする(936)。パラメタの追加が発生する間ループする(937)。メタデータテーブル13の行数分ループし(938)、親ID612がワークのタイプIDと一致するかチェックする(939)。一致する場合、メタデータテーブル13のループ該当行はワークタイプIDの下位の情報であるため、追加処理を行う。
【0052】アイコンの名称126はメタデータテーブル13の名称613をセットする(940)。アイコンの値127はプリフィックス614があれば(941)、プリフィックス614にユニークな数字を付加して値とする(942)。プリフィックス614が無ければ、候補値テーブル15の行数分ループし(946)、メタデータテーブル13のタイプID611と候補値テーブル15のタイプID811が一致(947)した候補値812を値とする(948)。階層表示GUI1に求めた名称126と値127でパラメタアイコンを追加する(943)。インスタンステーブル14に追加したアイコンのパス712と値713を追加する(944),(945)。
【0053】現在のワークタイプIDでメタデータテーブル6の行数分ループしたら(938)、追加したパラメタに対応するタイプID611をワークタイプIDにセットし(949)、再度938〜945までの処理を実行する。これをパラメタ追加が無くなるまで実行する(937)ことにより、追加したステートメントの下位に位置するすべてのパラメタを追加することができる。パラメタ追加が無くなれば903へリターンする。
【0054】次に915でユーザが「フォルダ追加」を選択した場合を図16により説明する。フォルダ追加処理951をコールし、右クリックしたアイコンの下にフォルダアイコンを追加する。フォルダ追加処理951では、名称をメタデータテーブル6の名称613から求める(952)(Folder)。値はメタデータテーブル13のプリフィックス613にユニークな数字を付加する(953)(FOLDERn)。
【0055】階層表示GUI1の右クリックしたアイコンの下位に求めた名称(Folder)126と値(FOLDERn)127でフォルダアイコンを追加する(954)。追加したフォルダアイコンに対応するパス712と値713をインスタンステーブル14に追加し(955)、903へリターンする(956)。これでフォルダアイコンが階層表示GUI3とインスタンステーブル14に追加される。
【0056】次に915でユーザが「コピー追加」を選択した場合を図17で説明する。コピー追加処理957をコールし、右クリックしたアイコンと同じ定義情報を持つアイコンを新たに追加する。コピー追加処理957では、メタデータテーブル13から右クリックしたアイコンに対応する名称612を求める(958)。メタデータテーブル13のプリフィックス614にユニークな数字を付加して値を求める(959)。
【0057】階層表示GUI1の右クリックしたアイコンの同位に、求めた名称126と値127でアイコンを追加する(960)。追加したアイコンに対応するパス712と値713をインスタンステーブルに追加する(961)。右クリックしたアイコンの下位のアイコンが存在する個数分ループする(962)。
【0058】インスタンステーブル14のパス712を参照し、右クリックしたアイコンより下位のアイコンのタイプID711と値713を求める(963)。求めた名称126と値127で階層表示GUI1にアイコンを追加する(964)。追加したアイコンに対応するパス712と値713をインスタンステーブル14に追加する(965)。右クリックしたアイコンの下位アイコンの個数分、963から965を繰返したら903へリターンする(966)。
【0059】これにより、右クリックしたアイコンとその下位アイコンすべてを複写して新たな定義情報として追加できる。
【0060】次に915でユーザが「編集」を選択した場合について図18により説明する。編集処理967をコールし、値の直接編集を行う。編集処理967では、インスタンステーブル14から右クリックされたアイコンに対応する値713を求める(968)。
【0061】ユーザが直接値を変更できる編集用ダイアログに求めた値713をセットして表示する(969)。インスタンステーブル14の値713と階層表示GUI3の値127を編集用ダイアログでユーザに指定された値で変更して(970)、903へリターンする(971)。これにより、ユーザが任意の値で直接編集できる。
【0062】次に915でユーザが「削除」を選択した場合について図19により説明する。削除処理972をコールし、右クリックしたアイコンとその下位アイコンをすべて削除する。削除処理972では、右クリックしたアイコンに対応するパス712をインスタンステーブル7から求める(973)。右クリックしたアイコンの下位にアイコンが存在する間ループする(974)。右クリックしたアイコンの下位アイコンに対応する行をインスタンステーブル14から求める(975)。階層表示GUI3から該当アイコンを削除する(976)。インスタンステーブル14から該当行を削除する(977)。
【0063】975〜977を繰返し、右クリックしたアイコンとその下位アイコンが無くなれば903へリターンする(978)。これにより、右クリックしたアイコンと下位アイコンすべてを削除する。
【0064】915でユーザに選択された各メニューに対応する処理を実行後、903へ進む。903では階層表示GUI1の画面をユーザが閉じたかどうか判定する。階層表示GUI1を閉じなければ定義情報作成を続行するため902へ、階層表示GUI1を閉じた場合は、定義情報作成終了のため9031へ進む。
【0065】以上説明した発明の実施形態から、本実施形態では以下に記載する効果がある。システムパラメタの記述ルールおよびGUIに表示するメニューをデータベースに持つため、システムパラメタ作成のためのプログラムやGUIを1つのシステムだけに特化しない効果、システムがバージョンアップしてもプログラムやGUIを再作成せずにデータベース内のデータ変更だけで済む効果がある。
【0066】また、パラメタ構成を階層表示する1つのGUI上で作成するため、異なったシステムパラメタの作成でも、統一されたユーザインタフェースを提供できる効果がある。さらに、作成したシステムパラメタの情報をデータベースに保存することおよびデータベースに保存したパラメタを再度使用できることにより、作成したシステムパラメタ情報をバージョンアップ後のシステムに適用したり、パラメタ記述形式が類似な他のシステムへの再利用が容易となる効果がある。
【0067】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、GUIを変更することなくさまざまなシステムパラメタの構築が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】システム定義文の構成例である。
【図3】システム定義文を階層で表現した図である。
【図4】階層表示GUIとシステム定義文の関係を示した図である。
【図5】階層表示GUIの表示例である。
【図6】メタデータテーブル例である。
【図7】候補値テーブル例である。
【図8】インスタンステーブル例である。
【図9】メタデータテーブル、インスタンステーブル、階層表示GUIの関係を示した図である。
【図10】メタデータテーブル、インスタンステーブル、テキスト生成の関係を示した図である。
【図11】定義文追加時の流れを示した図である。
【図12】候補値テーブルによる値変更の流れを示した図である。
【図13】本発明の処理の流れをPAD(Problem AnalyzedDesign)で示した図である。
【図14】ステートメント追加処理の処理フロー図である。
【図15】パラメタ追加処理の処理フロー図である。
【図16】フォルダ追加処理の処理フロー図である。
【図17】コピー追加処理の処理フロー図である。
【図18】編集処理の処理フロー図である。
【図19】削除処理の処理フロー図である。
【符号の説明】
1:クライアントPC、2:システム構成管理プログラム、3:階層表示GUI、4:リポジトリAPI、5:テキスト生成プログラム、11:サーバ、12:リポジトリDB、13:メタデータテーブル、14:インスタンステーブル、15:候補値テーブル、31:定義情報およびコマンドのファイル、611〜617:メタデータテーブルの構成要素、711〜713:インスタンステーブルの構成要素、811,812:候補値テーブルの構成要素
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータのGUIを用いて、プログラムが入力する(文字で作られたパラメタを読み込んで機能を果たすプログラムにおいて、そのプログラムがデータセットやファイルに格納されているパラメタを参照すること)システムパラメタを作成および管理するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、システム定義情報やコマンド等のシステムが使用するパラメタをGUIを利用して作成していた。このとき、システム毎に固有のパラメタ作成用GUIが使用されていた。例えば、特開平4−260149号はGUIを使用して定義情報を作成し、各コンピュータに定義情報を配布する方式である。ここでは、システム定義情報を作成するGUIは、システム固有のため、システム毎にGUIを作成する必要がある。また、同一システムでも、システム定義情報の記述形式が変更された場合には、GUIを修正する必要がある。
【0003】なお、特開平3−278128号公報にはコマンドプログラム起動のGUI化に関する記載があるが、その具体的実現手段については何ら開示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、異なるシステムのパラメタを作成する点について配慮されておらず、システムパラメタを作成するプログラムおよびGUIを個々のシステム毎に作成しなければならないという問題がある。しかも、システムのバージョンアップによりシステムパラメタが増加した場合、パラメタ作成プログラムやGUIを作り直す必要がある。また、システム毎にGUIが異なるため、ユーザはシステム毎にGUIの操作を憶えなければならないという問題もある。
【0005】本発明の第1の目的は、システムパラメタ作成のためのプログラム、GUI、データを1つのシステムだけに特化しないことにある。本発明の第2の目的は、作成するシステムパラメタが増加したり、記述形式が変更されてもパラメタ作成プログラムやGUIの修正が不要なことにある。本発明の第3の目的は、パラメタ作成対象のシステムが異なっても、統一されたユーザインタフェースを提供することにある。本発明の第4の目的は、システムがバージョンアップした場合、システムパラメタを再度作成するのではなく、以前作成したパラメタ情報をそのまま再利用できることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の方法により達成される。システムパラメタの記述ルールをパラメタ作成プログラムやGUIが持つのではなく、データベースに持つ。GUIはパラメタ名称や指定可能値をメニューとして表示する。
【0007】即ち、GUIの構造は共通なものとし、システムパラメタ作成プログラムも共通のものとする。そして、システムパラメタの記述ルールを分離し、幾つかのテーブルとしてデータベースに格納しておく。
【0008】ユーザはデータベースから読み出されGUI上に表示されるGUI上のメニューを選択していくことで、目的のシステムパラメタを作成する構成とする。GUI上に表示するメニューは固定ではなく、データベースに登録されたシステムパラメタの記述ルールに従って変化させる。これにより、GUIを変更すること無く、様々なシステムパラメタの構築が可能となる。作成したシステムパラメタの情報はシステムに関わらず一定の規則でデータベースに保存する。
【0009】例えば、Aシステムのパラメタ記述ルールがデータベースに登録されている場合、ユーザはGUI上にメニューとして表示されるAシステムのパラメタを選択していくことでAシステムのパラメタを作成する。Bシステムのパラメタを作成するには、データベースにBシステムのパラメタ記述ルールを追加することで、GUIを変更すること無くBシステムのパラメタを作成する。
【0010】
【発明の実施の形態】システムパラメタとはコンピュータシステムの構成をテキスト形式で表し、コンピュータシステムの構成情報の初期状態をプログラムに認識させるものである。構成情報とは言いかえればプログラムを動かす環境の定義であり、例えば、オンライン関係であれば、端末名、端末の種類、通信路、通信手順等である。
【0011】図1はこのようなシステムパラメタを作成する装置構成を示したものである(ここで作成されたシステムパラメタは図示しないコンピュータシステムで使用される)。図1で1はクライアントPCであり、その中にシステム構成管理プログラム2が格納されている。階層表示GUI3はGUI作成プログラムによって作成され表示されるGUIを模式的に示したものである。テキスト生成プログラム5は例示されたような定義情報、コマンドを生成するものである。リポジトリAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェイス)4はGUI作成プログラム、テキスト生成プログラムからの要求を後述するデータベースに送ったり、データベースからのデータを受け取るためのインタフェースである。
【0012】一方、サーバ11にはリポジトリデータベース12が格納されている。リポジトリDB12には後述するメタデータテーブル13、インスタンステーブル14、候補値テーブル15が格納されている。
【0013】リポジトリAPI4はリポジトリDB12に直接要求を出すのではなく、SQL(DB操作言語)に変換してODBC6に渡す。ODBC6はネットワーク上のDBマシンと接続するインタフェースである。従って、ODBC6を介すことにより各マシンに分散されている定義情報を1つのリポジトリDB12に集約できる。また、世界共通である標準SQLを使用することにより、リポジトリDB12をマネージメントするDBシステムを限定しない。ODBCというインタフェースを使用したことは一例であってこれに限定されるものではない。
【0014】なお、本実施例ではリポジトリDBはサーバ11上に置いたが、クライアントPC1に備えても良い。
【0015】本発明の概要を更に図1で説明する。階層表示GUI3を用いて対話的にユーザとのやり取りが行なわれる。リポジトリDB12内のメタデータテーブル13および候補値テーブル15には、システム定義情報やコマンドのパラメタ記述形式のルールを持つ。パラメタ記述形式のルールは、定義文やコマンドがどの様なパラメタで構成されているか、どの様な値を指定できるかといった情報である。
【0016】階層表示GUI3はメタデータテーブル13および候補値テーブル15が持つルールに従って、表示するメニューが変化する。ユーザは階層表示GUI3が表示するメニューから適当なものを選択していくことにより、定義情報やコマンドの構造を作成することができる。作成した定義情報やコマンドの構造はインスタンステーブル14に保存される。
【0017】テキスト生成プログラム5はインスタンステーブル14に保存された定義情報やコマンドの構造を基に、システムの定義情報やコマンド31を生成する。従って、階層表示GUI3を変更せずとも、メタデータテーブル13および候補値テーブル15内のパラメタ記述ルールを追加することで、様々なシステムの定義情報やコマンドを作成できる。
【0018】テーブルをデータベースにおくことに付いては次の効果がある。ひとつは信頼性が高いことである。即ち、ローカルなファイルにおくと壊れた場合修復が困難である。またひとつは検索が容易であることである。既に出来ているインデックス機能を利用できるため新たな検索機能を作る必要がない。
【0019】以降、定義情報31の構築を例として説明する。本実施例では定義文を階層表示GUI3で構築する。そこで、定義文の階層表現化について述べる。すべての定義文はステートメント名、ステートメント識別子、パラメタ名、パラメタ値から成る。ステートメント名は何の定義文かを現し、ステートメント識別子は同じ定義文が複数存在する場合にどの定義文かを識別する。パラメタ名は後続するパラメタ値が何に対する値かを現す。
【0020】図2に定義文の構成を示す。1つの定義文に対し、ステートメント名、ステートメント識別子は1つであるが、パラメタ名AとC、パラメタ値BとDおよびEの様にパラメタ名、パラメタ値は複数存在する。また、パラメタ名Cに対するパラメタ値DとEの様に、1つのパラメタ名に対し複数のパラメタ値も存在する。
【0021】これらを踏まえて、1つの定義文を階層で表現すると図3になる。最上位は定義文を現すステートメント名とステートメント識別子である。定義文を構成するパラメタ名とパラメタ値は下位に表示する。パラメタ名Aとパラメタ値Bの様に、通常、1つの階層は1つの名称と1つの値で構成する。パラメタ名Cとパラメタ値DとEの様に、1つのパラメタ名に複数のパラメタ値がある場合は、階層を深くしてパラメタ名だけの階層とパラメタ値だけの階層を作ることにより表現できる。なお、コマンドの場合は、ステートメント名をコマンド名に、ステートメント識別子をコマンド識別子にすることで対応できる。よって、すべての定義文やコマンドは階層表現することが可能である。
【0022】次に図4により階層表示GUI3と定義文の関係を示す。これは概略概念図である。例えば、階層表示GUI3のフォルダDB定義111の下位に”ACTIVITY DEFINE”ステートメントアイコン112を配置すると、定義情報31には”ACTIVITY DEFINE”文115を生成することになる。同様に”ENTRY DICTIONARY”ステートメントアイコン113を配置すると、”ENTRY DICTIONARY”文116が、”DEFINE RDAREA”ステートメントアイコン114を配置すると、”DEFINE RDAREA”文117が定義情報31に生成される。従って、階層表示GUI1上でユーザが定義文に対応したステートメントアイコンを自由に配置することで、定義情報31を構築していく。これらはテキスト生成プログラム5の動作の下に行なわれる。
【0023】図5に階層表示GUI3の詳細を示す。これは図3を詳しくGUI化したものに相当する。階層表示GUI3はルートアイコン121、フォルダアイコン122、ステートメントアイコン123、パラメタアイコン124から成る。ルートアイコン121は階層の頂点を示すだけのアイコンであり、追加・削除できない。フォルダアイコン122は多数存在するステートメントアイコン123を整理するためのアイコンであり、自由に追加・削除できる。
【0024】なお、ルートアイコン121とフォルダアイコン122は定義情報31には生成しない。ステートメントアイコン123は定義文のステートメント名とステートメント識別子を現すアイコンであり、メタデータテーブル13が持つ定義文のルールに従って追加・削除できる。パラメタアイコン124は定義文のパラメタ名とパラメタ値を現すアイコンであり、ステートメントアイコン123を追加すると自動的にステートメントアイコン123に属するパラメタアイコン124も追加される。
【0025】ここでは各アイコンは絵125、名称126、値127から成る。絵125はアイコンの種類をイメージした絵である。名称126はステートメント名やパラメタ名を現す。値127はステートメント識別子やパラメタ値を現す。アイコンをマウスで右クリックすると、アイコンに対する操作内容をメニュー128として表示する。メニュー128は追加、削除、編集などがあるが、アイコンによってメニュー内容が異なる。どのメニューを表示するかはメタデータテーブル13で示されたルールに従う。
【0026】メタデータテーブル13が持つ情報は図6が示す通り、タイプID611、親ID612、名称613、プリフィックス614、繰返し可能615、必須616、編集可能617を持つ。プリフィックスとはステートメント識別子の先頭に付く固定部分を表す。メタデータテーブル13の1行が1つのステートメントやパラメタの規則に対応する。タイプID611はメタデータテーブル13におけるステートメントやパラメタを現すIDであり、ステートメントやパラメタ毎に異なる。親ID612は階層上での上位のステートメントやパラメタのタイプID611を持ち、階層の上下関係を示す。追加するステートメントやパラメタは、親ID612に対応するタイプID611のステートメントやパラメタの下位にのみ追加できる。
【0027】例えば、タイプID611が2の名称613”ACTIVITY SYSTEM OPTION”は、親ID612が1なので、タイプID611が1の名称613”ACTIVITY DEFINE %1”にのみ追加できる。また、親ID612をタイプID611で検索することにより、下位に何が追加できるかを探すことができる。例えば、名称613”ACTIVITY SYSTEMOPTION”のタイプID611が2であるため、親ID612を2で検索することで、名称613”RECOVERY TASK %1”、”JOURNAL READ BUFFER %1”、”CPDUMP GET EXCLUSIVE %1”、”UAPRBACK EXCLUSIVE %1”を下位に追加できることが分かる。名称613はステートメントやパラメタの名称である。この名称613を階層表示GUI1や生成する定義情報31で使用する。名称613にある“%1”は該当するステートメントやパラメタが値を持つことを示す。また、名称613が“%1”のみの場合は値しかないことを現す。プリフィックス614はステートメントやパラメタの値が可変文字列の場合、文字列のプリフィックス部分を指定する。例えば、プリフィックス614が”ACTDEF”の場合、追加する値は”ACTDEF001”、”ACTDEF002”、”ACTDEF003”の様に自動的に変化する。
【0028】繰返し可能615はステートメントやパラメタを複数追加できることを示す。例えば、タイプID611が7の名称613”ACTIVITY SET %1”は繰返し可能615がTRUEのため、親ID612が示す名称”ACTIVITY DEFINE %1”の下位に複数個追加できる。また、タイプID611が2の名称613”ACTIVITY SYSTEM OPTION”は繰返し可能615がFALSEのため、親ID612が示す名称”ACTIVITY DEFINE %1”の下位に1つしか追加できない。
【0029】必須616は該当するステートメントやパラメタが最低1個は必要であることを示す。つまり、1個しか存在しないステートメントやパラメタの必須616がTRUEの場合は、該当ステートメントやパラメタを削除できない。例えば、タイプID611が7の名称613”ACTIVITY SET %1”は必須616がTRUEのため、親ID612が示す名称”ACTIVITY DEFINE %1”の下位に1個しか存在しない場合は削除できない。また、タイプID611が2の名称613”ACTIVITY SYSTEM OPTION”は必須616がFALSEのため、親ID612が示す名称”ACTIVITYDEFINE %1”の下位に1つしか存在しなくても削除できる。編集可能617は値が可変文字列または数字であり編集できることを示す。例えば、タイプID611が1の名称613”ACTIVITY DEFINE %1”の編集可能617がTRUEのため値の編集ができる。また、タイプID611が5の名称613”CPDUMP GET EXCLUSIVE %1”の編集可能617がFALSEのため値の編集ができない。名称613に”%1”があり(値有)、編集可能617がFALSE(編集不可)のステートメントやパラメタは、値が”YES”、”NO”といった固定値であるため、値の選択はできるが編集はできないことを示す。こういった選択するための固定値は候補値テーブル15が持つ。
【0030】図7に候補値テーブル17を示す。タイプID811はメタデータテーブル13のタイプID611と同じIDである。候補値812は、”YES”、”NO”等の固定値しか指定できないパラメタ値や、パラメタ値のデフォルトが必要な場合に指定する。同じタイプID811が複数存在する場合、階層表示GUI1のメニューには値の選択候補として複数の候補値812を表示する。
【0031】また、同じタイプID811が複数存在する場合のデフォルト値は先頭の候補値812となる。例えば、図6のタイプID611が8の名称613”ACTJF %1”に対応するアイコンを階層表示GUI1で右クリックした場合、メニューに表示する選択候補値は、図7のタイプID811が8である候補値812”USE”、”NOUSE”、”NOUSE JNLPUT MSG YES”、”NOUSE JNLPUT MSG NO”の4つである。また、タイプID811が8の候補値812の中で上位である”USE”をデフォルト値とする。
【0032】候補値テーブル8により、ユーザはパラメタ名に指定する(対応する)パラメタ値が何かを調べる必要が無い。また、デフォルト値を持てるので、一々パラメタ値を指定する必要が無い。候補値テーブルにすべての候補値が網羅されているとは限らない。このときは直接入力することになる。候補値テーブルは値の入力を補助する働きをする。
【0033】これらメタデータテーブル13と候補値テーブル15が持つ規則に従って、階層表示GUI3は定義情報の構築を制御する。従って、新たな定義情報を構築したい場合や定義情報の規則を変更したい場合は、階層表示GUI3を変更すること無く、メタデータテーブル13や候補値テーブル15を変更するだけで良い。
【0034】階層表示GUI3で構築した定義情報は図8R>8で示したインスタンステーブル14に保存する。インスタンステーブル14の1行が階層表示GUIでの1個のアイコンに対応する。インスタンステーブル14はアイコンをテキストに書き直した形のパスと値を持つ。即ち、インスタンステーブル14はタイプID711、パス712、値713から成る。
【0035】パスはGUIで指定されたアイコンがインスタンステーブルではどの行かを指定するために必要なものである。メタテーブルの1行に対してインスタンステーブルでは複数行作成出来る。アイコンの追加や削除によりインスタンステーブルの行も追加や削除が出来る。インスタンステーブルのパスを見て該当行をテキストに作成するかどうかが判断される。このように、GUIを使ったシステムパラメタの作成の操作性は良い。
【0036】タイプID711はメタデータテーブル13のタイプID611と同じIDである。パス712はステートメントやパラメタの階層位置を示す。各階層で指定された値713を”/”で区切る形式である。階層が深くなるにつれてパス712が大きくなる。値713はステートメントやパラメタに指定した値である。インスタンステーブル14を参照することにより、どのステートメントやパラメタが、階層のどの位置に指定され、どういった値を持つかが分かる。
【0037】階層表示GUI3とメタデータテーブル13とインスタンステーブル14の関係を図9で示す。階層表示GUI3がアイコンを配置する時、保存したインスタンステーブル14を参照する。アイコンを配置するための階層位置はパス712で求める。アイコンに表示する名称126はインスタンステーブル14のタイプID711に対応するメタデータテーブル13の名称613から求める。表示する値127はインスタンステーブルの値713から求める。
【0038】次にテキスト生成プログラム5とメタデータテーブル13とインスタンステーブル14の関係を図1010で示す。テキスト生成プログラム5は定義情報31を生成する時、インスタンステーブル14を参照する。定義文を配置するための位置はパス712で求める。定義文のステートメント名やパラメタ名はインスタンステーブル14のタイプID711に対応するメタデータテーブル13の名称613から求める。ステートメント識別子やパラメタ値はインスタンステーブルの値713から求める。また、逆に定義情報31を読込んで、インスタンステーブル14を作成する場合は、定義情報31をメタデータテーブル13の名称613で解析することで、インスタンステーブル14を作成する。
【0039】階層表示GUI1はユーザによって追加・削除された情報をインスタンステーブル14に保存する。次回階層表示GUI1起動時はインスタンステーブル14が保持する情報に従って、アイコンを配置し、階層を復元する。テキスト生成プログラム5はインスタンステーブル14が保持する情報に従って、定義情報31を生成する。従って、定義情報規則の追加や変更のために、メタデータテーブル13や候補値テーブル15を変更した場合、以前構築した定義情報(インスタンステーブル14)を変更せずにそのまま使用できる。
【0040】ここで、定義文を増やしたい、または全く別なコンピュータシステムについての定義文を作成したいとの要求があった場合、メタデータテーブル13とインスタンステーブル14のカラムを増やし、そこに新しいデータを作成することによって実現出来る。即ち、同一の記述ルールに従ってパラメタを追加するだけでシステムパラメタの定義文の作成が出来る。
【0041】次に定義文追加時の階層表示GUIとインスタンステーブルの流れを図11で示す。階層表示GUI3で定義文を追加したいフォルダアイコン141をマウスで右クリックする。階層表示GUI1はフォルダアイコンに対応するメニュー142を表示する。メニュー142には”ステートメント追加”、”フォルダ追加”、”削除”、”編集”を表示する。ユーザはメニューから”ステートメント追加”を選択する。階層表示GUI11はステートメント追加用ダイアログ143を表示する。フォルダのタイプID611は0なので、メタデータテーブル6から親ID612が0の名称613を探し出し、ステートメント追加用ダイアログ143にステートメントリストとして表示する。
【0042】ユーザがステートメント追加用ダイアログ143のステートメントリストから”ACTIVITY DEFINE”を選択すると、ステートメント追加用ダイアログ143を閉じる。階層表示GUI1には”ACTIVITY DEFINE”のステートメントアイコン144を追加する。また、メタデータテーブル6の親ID612により、名称613”ACTIVITY DEFINE”より下位の情報をパラメタアイコンとして追加する。このとき、追加したアイコンに対応する情報をインスタンステーブル14にも追加する。変更前インスタンステーブル721の状態から、変更後インスタンステーブル722の状態へ情報を追加する。以上が定義文を1つ追加した時の流れである。ユーザが階層表示GUI3上でこれを繰返すことにより、目的のシステム定義のパラメタ情報を持つインスタンステーブル14ができる。
【0043】ユーザがテキスト生成を要求した場合、テキスト生成プログラム5は変更後インスタンステーブルの”ACTIVITY DEFINE”情報723を元に、”ACTIVITY DEFINE”ステートメント311を、変更後インスタンステーブルの”ACTIVITY DEFINE”より下位の情報724を元に、”ACTIVITY DEFINE”のパラメタ312を生成する。これにより、目的のシステム定義のパラメタ情報31が完成する。
【0044】次に候補値テーブル15を使用した値の変更方法の流れを図12で示す。階層表示GUI3でユーザがパラメタアイコン”ACT JF”151をマウスで右クリックする。階層表示GUI3はメタデータテーブル13の名称613から”ACT JF”のタイプID611を求める。”ACT JF”のタイプID611が8のため、候補値テーブル15からタイプID811が8の候補値812を求める。”ACT JF”の候補値812”USE”、”NOUSE”、”NOUSE JNLPUT MSG YES”、”NOUSE JNLPUT MSG NO”をメニュー152に表示する。表示したメニュー152からユーザが”NOUSE”を選択すると、パラメタアイコン”ACT JF”153の値が”NOUSE”に変わる。
【0045】このとき、インスタンステーブル7の”ACT JF”の値を”USE”731から”NOUSE”732へ変更する。これにより、ユーザはパラメタに指定する値を入力すること無く、選択するだけで変更できる。
【0046】図13〜図19に定義情報作成処理の流れをPAD(Problem Analyzed Design)図で示す。始めに図13について説明する。本システムを起動し、定義情報作成開始901に入る。階層表示GUI3でユーザがアイコン125を右クリックすることが処理の契機となる(902)。
【0047】右クリックされたアイコン125に対応するメタデータテーブル13の情報を求める(904)。メタデータテーブル13の情報に従って表示するメニュー128を変更する。タイプID611が0であれば(905)、フォルダアイコン独自のメニュー「ステートメント追加」(906)、「フォルダ追加」(907)をメニュー128に追加する。繰返し可能615がTRUEであれば(908)、メニュー128に「コピーを追加」を追加する(909)。
【0048】編集可能617がTRUEであれば(910)、メニュー128に「編集」を追加する(911)。必須616がFALSEであれば(912)、メニュー128に「削除」を追加する(913)。作成したメニュー128を階層表示GUI1に表示する(914)。ユーザは表示されたメニュー128から実行したいメニューを選択する。ユーザに選択されたメニューに従って各処理をコールする(915)。
【0049】次にステートメント追加処理が選択された場合の処理を図14に従い説明する。「ステートメント追加」が選択された場合(916)、ステートメント追加処理921をコールし、ステートメントアイコンと該当ステートメントに属するパラメタアイコンを追加する。ステートメント追加処理921では、メタデータテーブル6の行数分ループし(922)、親ID612が0の行を探す(923)。親ID612が0の場合はステートメントしかないので、名称613をステートメントリストリストに追加する(924)。ステートメントリストをダイアログ143に表示しユーザに選択させる(925)。ユーザが選択したステートメントに対応するメタデータテーブル6の行を求める(926)。繰返し可能615がFALSEかつ右クリックしたフォルダアイコンに対応するインスタンステーブル14のパス712に同じタイプID711が存在する場合(927)、追加できないのでエラーを表示する(928)。
【0050】927の条件に合わない場合は追加できるので、メタデータテーブル13の名称613をアイコンの名称126とし(929)、メタデータテーブル13のプリフィックス614にユニークな数字を付加してアイコンの値127とし(930)、階層表示GUI1の右クリックしたアイコンの下位にステートメントアイコンを追加する(931)。追加したアイコンに対応するパス712と値713をインスタンステーブル14に追加する(932)。
【0051】次にパラメタ追加処理について図15により説明する。始めに、935をコールして(図14、933)、ステートメントアイコンの下位にパラメタアイコンを作成する。パラメタ追加処理935では、ループの初期設定として追加したステートメントのタイプID611をワークタイプIDにセットする(936)。パラメタの追加が発生する間ループする(937)。メタデータテーブル13の行数分ループし(938)、親ID612がワークのタイプIDと一致するかチェックする(939)。一致する場合、メタデータテーブル13のループ該当行はワークタイプIDの下位の情報であるため、追加処理を行う。
【0052】アイコンの名称126はメタデータテーブル13の名称613をセットする(940)。アイコンの値127はプリフィックス614があれば(941)、プリフィックス614にユニークな数字を付加して値とする(942)。プリフィックス614が無ければ、候補値テーブル15の行数分ループし(946)、メタデータテーブル13のタイプID611と候補値テーブル15のタイプID811が一致(947)した候補値812を値とする(948)。階層表示GUI1に求めた名称126と値127でパラメタアイコンを追加する(943)。インスタンステーブル14に追加したアイコンのパス712と値713を追加する(944),(945)。
【0053】現在のワークタイプIDでメタデータテーブル6の行数分ループしたら(938)、追加したパラメタに対応するタイプID611をワークタイプIDにセットし(949)、再度938〜945までの処理を実行する。これをパラメタ追加が無くなるまで実行する(937)ことにより、追加したステートメントの下位に位置するすべてのパラメタを追加することができる。パラメタ追加が無くなれば903へリターンする。
【0054】次に915でユーザが「フォルダ追加」を選択した場合を図16により説明する。フォルダ追加処理951をコールし、右クリックしたアイコンの下にフォルダアイコンを追加する。フォルダ追加処理951では、名称をメタデータテーブル6の名称613から求める(952)(Folder)。値はメタデータテーブル13のプリフィックス613にユニークな数字を付加する(953)(FOLDERn)。
【0055】階層表示GUI1の右クリックしたアイコンの下位に求めた名称(Folder)126と値(FOLDERn)127でフォルダアイコンを追加する(954)。追加したフォルダアイコンに対応するパス712と値713をインスタンステーブル14に追加し(955)、903へリターンする(956)。これでフォルダアイコンが階層表示GUI3とインスタンステーブル14に追加される。
【0056】次に915でユーザが「コピー追加」を選択した場合を図17で説明する。コピー追加処理957をコールし、右クリックしたアイコンと同じ定義情報を持つアイコンを新たに追加する。コピー追加処理957では、メタデータテーブル13から右クリックしたアイコンに対応する名称612を求める(958)。メタデータテーブル13のプリフィックス614にユニークな数字を付加して値を求める(959)。
【0057】階層表示GUI1の右クリックしたアイコンの同位に、求めた名称126と値127でアイコンを追加する(960)。追加したアイコンに対応するパス712と値713をインスタンステーブルに追加する(961)。右クリックしたアイコンの下位のアイコンが存在する個数分ループする(962)。
【0058】インスタンステーブル14のパス712を参照し、右クリックしたアイコンより下位のアイコンのタイプID711と値713を求める(963)。求めた名称126と値127で階層表示GUI1にアイコンを追加する(964)。追加したアイコンに対応するパス712と値713をインスタンステーブル14に追加する(965)。右クリックしたアイコンの下位アイコンの個数分、963から965を繰返したら903へリターンする(966)。
【0059】これにより、右クリックしたアイコンとその下位アイコンすべてを複写して新たな定義情報として追加できる。
【0060】次に915でユーザが「編集」を選択した場合について図18により説明する。編集処理967をコールし、値の直接編集を行う。編集処理967では、インスタンステーブル14から右クリックされたアイコンに対応する値713を求める(968)。
【0061】ユーザが直接値を変更できる編集用ダイアログに求めた値713をセットして表示する(969)。インスタンステーブル14の値713と階層表示GUI3の値127を編集用ダイアログでユーザに指定された値で変更して(970)、903へリターンする(971)。これにより、ユーザが任意の値で直接編集できる。
【0062】次に915でユーザが「削除」を選択した場合について図19により説明する。削除処理972をコールし、右クリックしたアイコンとその下位アイコンをすべて削除する。削除処理972では、右クリックしたアイコンに対応するパス712をインスタンステーブル7から求める(973)。右クリックしたアイコンの下位にアイコンが存在する間ループする(974)。右クリックしたアイコンの下位アイコンに対応する行をインスタンステーブル14から求める(975)。階層表示GUI3から該当アイコンを削除する(976)。インスタンステーブル14から該当行を削除する(977)。
【0063】975〜977を繰返し、右クリックしたアイコンとその下位アイコンが無くなれば903へリターンする(978)。これにより、右クリックしたアイコンと下位アイコンすべてを削除する。
【0064】915でユーザに選択された各メニューに対応する処理を実行後、903へ進む。903では階層表示GUI1の画面をユーザが閉じたかどうか判定する。階層表示GUI1を閉じなければ定義情報作成を続行するため902へ、階層表示GUI1を閉じた場合は、定義情報作成終了のため9031へ進む。
【0065】以上説明した発明の実施形態から、本実施形態では以下に記載する効果がある。システムパラメタの記述ルールおよびGUIに表示するメニューをデータベースに持つため、システムパラメタ作成のためのプログラムやGUIを1つのシステムだけに特化しない効果、システムがバージョンアップしてもプログラムやGUIを再作成せずにデータベース内のデータ変更だけで済む効果がある。
【0066】また、パラメタ構成を階層表示する1つのGUI上で作成するため、異なったシステムパラメタの作成でも、統一されたユーザインタフェースを提供できる効果がある。さらに、作成したシステムパラメタの情報をデータベースに保存することおよびデータベースに保存したパラメタを再度使用できることにより、作成したシステムパラメタ情報をバージョンアップ後のシステムに適用したり、パラメタ記述形式が類似な他のシステムへの再利用が容易となる効果がある。
【0067】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、GUIを変更することなくさまざまなシステムパラメタの構築が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】システム定義文の構成例である。
【図3】システム定義文を階層で表現した図である。
【図4】階層表示GUIとシステム定義文の関係を示した図である。
【図5】階層表示GUIの表示例である。
【図6】メタデータテーブル例である。
【図7】候補値テーブル例である。
【図8】インスタンステーブル例である。
【図9】メタデータテーブル、インスタンステーブル、階層表示GUIの関係を示した図である。
【図10】メタデータテーブル、インスタンステーブル、テキスト生成の関係を示した図である。
【図11】定義文追加時の流れを示した図である。
【図12】候補値テーブルによる値変更の流れを示した図である。
【図13】本発明の処理の流れをPAD(Problem AnalyzedDesign)で示した図である。
【図14】ステートメント追加処理の処理フロー図である。
【図15】パラメタ追加処理の処理フロー図である。
【図16】フォルダ追加処理の処理フロー図である。
【図17】コピー追加処理の処理フロー図である。
【図18】編集処理の処理フロー図である。
【図19】削除処理の処理フロー図である。
【符号の説明】
1:クライアントPC、2:システム構成管理プログラム、3:階層表示GUI、4:リポジトリAPI、5:テキスト生成プログラム、11:サーバ、12:リポジトリDB、13:メタデータテーブル、14:インスタンステーブル、15:候補値テーブル、31:定義情報およびコマンドのファイル、611〜617:メタデータテーブルの構成要素、711〜713:インスタンステーブルの構成要素、811,812:候補値テーブルの構成要素
【特許請求の範囲】
【請求項1】コンピュータのシステムパラメタの生成をGUIを使用して行なうシステムパラメタ作成装置において、システムの違いに関係なく共通化されたGUIと、システムの違いに関係なく共通化されたシステムパラメタ作成手段と、データベースに格納されたシステムパラメタのテーブル形式の記述ルールとを有することを特徴とするシステムパラメタ作成装置。
【請求項2】請求項1において、GUIはステートメントやコマンドの定義文を階層化したものであり、システムパラメータの記述ルールは階層構造、階層構造毎の名称及び値の有無、及び前記名称毎の記述属性を備えていることを特徴とするシステムパラメタ作成装置。
【請求項3】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか及びどのような値を取るかを示すメタデータテーブルと、とり得るパラメタの値の候補を示す候補値テーブルと定義情報やコマンドの構造を保存するインスタンステーブルを備えたシステムパラメタ作成装置のシステムパラメタの作成方法であって、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化したGUIを形成し、前記GUI上で前記候補値テーブルから作成されたメニューから選択された値を前記インスタンステーブルに登録し、前記インスタンステーブルの各行を基に前記インスタンステーブルの値と前記メタデータテーブルの名称を合わせてシステムパラメタの定義文を作成することを特徴とするシステムパラメタの作成方法。
【請求項4】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか及びどのような値を取るかを示しタイプID毎に1カラムが構成されるメタデータテーブルと、とり得るパラメタの値の候補を示す候補値テーブルと、定義情報やコマンドの構造を保存しタイプID毎に1カラムが構成されるインスタンステーブルを備えたシステムパラメタ作成装置のシステムパラメタの作成方法であって、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化したGUIを形成し、前記GUI上で前記候補値テーブルから作成されたメニューから選択された値を前記インスタンステーブルに登録し、前記インスタンステーブルのタイプIDに対応する前記メタデータテーブルの名称と前記インスタンステーブルの値とを合わせてシステムパラメタの定義文を作成することを特徴とするシステムパラメタの作成方法。
【請求項5】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか及びどのような値を取るかを示すメタデータテーブルと、とり得るパラメタの値の候補を示す候補値テーブルと定義情報やコマンドの構造を保存するインスタンステーブルと、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化したGUIを形成する手段と、前記GUI上で前記候補値テーブルから作成されたメニューから選択された値を前記インスタンステーブルに登録する手段と、前記インスタンステーブルの各行を基に前記インスタンステーブルの値と前記メタデータテーブルの名称を合わせてシステムパラメタの定義文を作成する手段とを備えたことを特徴とするシステムパラメタの作成装置。
【請求項6】請求項5において、前記メタデータテーブルと、前記候補値テーブルと、前記インスタンステーブルはデータベースに格納されていることを特徴とするシステムパラメタの作成装置。
【請求項7】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか及びどのような値を取るかを示しタイプID毎に1カラムが構成されるメタデータテーブルと、とり得るパラメタの値の候補を示す候補値テーブルと定義情報やコマンドの構造を保存しタイプID毎に1カラムが構成されるインスタンステーブルと、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化したGUIを形成する手段と、前記GUI上で前記候補値テーブルから作成されたメニューから選択された値を前記インスタンステーブルに登録する手段と、前記インスタンステーブルのタイプIDに対応する前記メタデータテーブルの名称と前記インスタンステーブルの値とを合わせてシステムパラメタの定義文を作成する手段とを備えたことを特徴とするシステムパラメタの作成装置。
【請求項8】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか、どのような値を取るかを示すメタデータテーブルと、とり得るパラメタ値の候補を示す候補値テーブルと定義情報やコマンドの構造を保存するインスタンステーブルを備えたシステムパラメタ作成装置のGUI表示方法であって、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化して前記メタデータテーブルに基づき名称を表示し、前記補助テーブルにより値の選択メニューを表示し、前記メニューにより選択され前記インスタンステーブルに登録された選択値により値を表示することを特徴とするGUI表示方法。
【請求項9】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか及びどのような値を取るかを示すメタデータテーブルと、とり得るパラメタの値の候補を示す候補値テーブルと、定義情報やコマンドの構造を保存するインスタンステーブルを備えたシステムパラメタ作成装置におけるプログラムを記録した記録媒体であって、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化したGUIを形成し、前記GUI上で前記候補値テーブルから作成されたメニューから選択された値を前記インスタンステーブルに登録し、前記インスタンステーブルの各行を基に、前記インスタンステーブルの値と前記メタデータテーブルの名称を合わせてシステムパラメタの定義文を作成することを特徴とするシステムパラメタの作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項10】コンピュータシステムのシステムパラメタを生成するデータを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、システム定義文と値とを1カラムに一つのタイプIDが付与されて有するインスタンステーブルと、ステートメントとパラメタの名称、及び値が前記ステートメントとパラメタに付与されるかどうかの識別子とが1カラムに一つのタイプIDを付与されて構成されたメタデータテーブルとを有し、前記メタデータテーブルのステートメントとパラメタの名称と前記インスタンステーブルの値とが組み合わされるよう前記インスタンステーブルのタイプIDを基に前記メタデータテーブルのタイプIDの対応がとられていることを特徴とするシステムパラメタを作成するデータを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項1】コンピュータのシステムパラメタの生成をGUIを使用して行なうシステムパラメタ作成装置において、システムの違いに関係なく共通化されたGUIと、システムの違いに関係なく共通化されたシステムパラメタ作成手段と、データベースに格納されたシステムパラメタのテーブル形式の記述ルールとを有することを特徴とするシステムパラメタ作成装置。
【請求項2】請求項1において、GUIはステートメントやコマンドの定義文を階層化したものであり、システムパラメータの記述ルールは階層構造、階層構造毎の名称及び値の有無、及び前記名称毎の記述属性を備えていることを特徴とするシステムパラメタ作成装置。
【請求項3】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか及びどのような値を取るかを示すメタデータテーブルと、とり得るパラメタの値の候補を示す候補値テーブルと定義情報やコマンドの構造を保存するインスタンステーブルを備えたシステムパラメタ作成装置のシステムパラメタの作成方法であって、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化したGUIを形成し、前記GUI上で前記候補値テーブルから作成されたメニューから選択された値を前記インスタンステーブルに登録し、前記インスタンステーブルの各行を基に前記インスタンステーブルの値と前記メタデータテーブルの名称を合わせてシステムパラメタの定義文を作成することを特徴とするシステムパラメタの作成方法。
【請求項4】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか及びどのような値を取るかを示しタイプID毎に1カラムが構成されるメタデータテーブルと、とり得るパラメタの値の候補を示す候補値テーブルと、定義情報やコマンドの構造を保存しタイプID毎に1カラムが構成されるインスタンステーブルを備えたシステムパラメタ作成装置のシステムパラメタの作成方法であって、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化したGUIを形成し、前記GUI上で前記候補値テーブルから作成されたメニューから選択された値を前記インスタンステーブルに登録し、前記インスタンステーブルのタイプIDに対応する前記メタデータテーブルの名称と前記インスタンステーブルの値とを合わせてシステムパラメタの定義文を作成することを特徴とするシステムパラメタの作成方法。
【請求項5】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか及びどのような値を取るかを示すメタデータテーブルと、とり得るパラメタの値の候補を示す候補値テーブルと定義情報やコマンドの構造を保存するインスタンステーブルと、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化したGUIを形成する手段と、前記GUI上で前記候補値テーブルから作成されたメニューから選択された値を前記インスタンステーブルに登録する手段と、前記インスタンステーブルの各行を基に前記インスタンステーブルの値と前記メタデータテーブルの名称を合わせてシステムパラメタの定義文を作成する手段とを備えたことを特徴とするシステムパラメタの作成装置。
【請求項6】請求項5において、前記メタデータテーブルと、前記候補値テーブルと、前記インスタンステーブルはデータベースに格納されていることを特徴とするシステムパラメタの作成装置。
【請求項7】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか及びどのような値を取るかを示しタイプID毎に1カラムが構成されるメタデータテーブルと、とり得るパラメタの値の候補を示す候補値テーブルと定義情報やコマンドの構造を保存しタイプID毎に1カラムが構成されるインスタンステーブルと、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化したGUIを形成する手段と、前記GUI上で前記候補値テーブルから作成されたメニューから選択された値を前記インスタンステーブルに登録する手段と、前記インスタンステーブルのタイプIDに対応する前記メタデータテーブルの名称と前記インスタンステーブルの値とを合わせてシステムパラメタの定義文を作成する手段とを備えたことを特徴とするシステムパラメタの作成装置。
【請求項8】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか、どのような値を取るかを示すメタデータテーブルと、とり得るパラメタ値の候補を示す候補値テーブルと定義情報やコマンドの構造を保存するインスタンステーブルを備えたシステムパラメタ作成装置のGUI表示方法であって、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化して前記メタデータテーブルに基づき名称を表示し、前記補助テーブルにより値の選択メニューを表示し、前記メニューにより選択され前記インスタンステーブルに登録された選択値により値を表示することを特徴とするGUI表示方法。
【請求項9】ステートメントやコマンドがどのようなパラメタで構成されるか及びどのような値を取るかを示すメタデータテーブルと、とり得るパラメタの値の候補を示す候補値テーブルと、定義情報やコマンドの構造を保存するインスタンステーブルを備えたシステムパラメタ作成装置におけるプログラムを記録した記録媒体であって、ステートメントやコマンドの定義文の構造を階層化したGUIを形成し、前記GUI上で前記候補値テーブルから作成されたメニューから選択された値を前記インスタンステーブルに登録し、前記インスタンステーブルの各行を基に、前記インスタンステーブルの値と前記メタデータテーブルの名称を合わせてシステムパラメタの定義文を作成することを特徴とするシステムパラメタの作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項10】コンピュータシステムのシステムパラメタを生成するデータを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、システム定義文と値とを1カラムに一つのタイプIDが付与されて有するインスタンステーブルと、ステートメントとパラメタの名称、及び値が前記ステートメントとパラメタに付与されるかどうかの識別子とが1カラムに一つのタイプIDを付与されて構成されたメタデータテーブルとを有し、前記メタデータテーブルのステートメントとパラメタの名称と前記インスタンステーブルの値とが組み合わされるよう前記インスタンステーブルのタイプIDを基に前記メタデータテーブルのタイプIDの対応がとられていることを特徴とするシステムパラメタを作成するデータを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【図2】
【図3】
【図1】
【図4】
【図8】
【図18】
【図5】
【図6】
【図15】
【図7】
【図9】
【図16】
【図17】
【図10】
【図11】
【図19】
【図12】
【図13】
【図14】
【図3】
【図1】
【図4】
【図8】
【図18】
【図5】
【図6】
【図15】
【図7】
【図9】
【図16】
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【図10】
【図11】
【図19】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2001−134424(P2001−134424A)
【公開日】平成13年5月18日(2001.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−313360
【出願日】平成11年11月4日(1999.11.4)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成13年5月18日(2001.5.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成11年11月4日(1999.11.4)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
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