説明

シャワー装置の制御方法

【課題】着座姿勢で使用するシャワー装置と身体の洗浄に使用する水栓や鏡を一体にし、浴室内の省スペースと使い勝手の向上を図るシャワー装置を提供する。
【解決手段】ノズルユニット13にはマッサージノズル14とシャワーノズル15を左右に設置し、ノズルアーム16にはシャワーノズル15とミストノズル17を左右に設置し、マッサージノズル14とシャワーノズル15とミストノズル17とハンドシャワー24と洗い場吐水口20の吐水水路を切換制御手段28にて1個もしくは複数の吐水水路を選択し吐水を行なう構成とすることにより、同一場所でシャワー浴と一般の入浴の洗浄作業を行うことができるため、浴室内に余分なスペースを確保する必要がなく浴室の省スペースと使い勝手を向上することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は着座姿勢で使用するシャワー装置の制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のシャワー装置は、正面中央に鏡を設置した収納ユニットの両側部に、複数のノズルを備えたアームを垂直な回転軸を介して横方向に回転するように設置し、収納ユニットの下方に水栓を備えたカウンターを設置するとともに、水栓の下方には洗面器を載置する可倒式の洗面器台を設置した構成において、着座してシャワー浴を行うときは洗面器台を倒した状態で、収納ユニットの前に置いた椅子に着座して切換えバルブをシャワー浴側に回すことでシャワーを浴びるものである。また、洗顔等の洗面器を使用する入浴作業を行うときは、洗面台を起こしその上に洗面器を載置し水栓を開閉することで入浴作業を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7は、特許文献1に記載された従来のシャワー装置を示すものである。図に示すように、収納ユニット1の一側方には収納棚2設置してあり、他方には通常シャワー3が設置してある。収納ユニット1の左右には複数のノズル4を備えたアーム5が水平方向に回動自在に設置してある。また収納ユニット1の中央部には鏡6が設置してあり、その下方には水栓7を備えたカウンター8が設置してあり、カウンター8の下方には可倒式の洗面器台9を設置した構成となっている。
【特許文献1】特開2001−204644号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の構成では、着座してシャワー浴を行う場合には専用の椅子が必要であり、また洗顔等の一般の入浴作業を行うときは、別の椅子が必要なので余分な浴室スペースや椅子の収納スペースが必要である。また、シャワー浴から一般の入浴に吐水水路を変更するとき切換バルブを回したり水栓を開閉するという面倒な作業を行なわなければならないという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、着座姿勢で使用するシャワー装置と身体の洗浄に使用する水栓や鏡を一体にし、シャワー装置の水回路と一般水栓の水回路の上流部に電磁弁を設置し、浴室内の省スペースと使い勝手の向上を図るシャワー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明のシャワー装置は、使用者の後方より噴霧するノズルを有するノズルユニットと、使用者の身体を包み込むように噴霧する複数のノズルを配設したノズルアームと、ハンドシャワーと、洗い場吐水口と、着座手段と、ノズルとハンドシャワーと洗い場吐水口に供給する湯水を制御する温度制御手段とを備え、前記ノズルユニットには衝撃的な水流を噴出するマッサージノズルと使用者の腰部に向かって微細水流を噴出するシャワーノズルを左右に設置し、前記ノズルアームには使用者の身体を包み込むように微細水流を噴出するシャワーノズルと使用者の身体を包み込むようにミスト状の水流を噴出するミストノズルを左右に設置し、マッサージノズルとシャワーノズルとミストノズルとハンドシャワーと洗い場吐水口の吐水水路を切換える切換制御手段を有し、前記切換制御手段にて1個もしくは複数の吐水水路を選択し吐水を行なう構成としたものである。
【0007】
これによって、着座手段に着座し温度制御手段で湯温を調整し、切換え制御手段で吐水水路を自由に選択することにより、マッサージノズルから衝撃的な水流を噴出したり、シャワーノズルから使用者の身体を包み込むように微細水流を噴出したり、ミストノズルから使用者の身体を包み込むようにミスト状の水流を噴出したりするシャワー浴を容易に行なうことが可能となる。またシャワーを使用しないときは、着座手段に洗面器を載置して洗い場吐水口から湯水を吐水することにより、洗顔や身体の洗浄作業を行うことやハンドシャワーを使用できることとなり一般の入浴としても吐水水路を切換えることができることとなり、同一場所でシャワー浴と一般の入浴の洗浄作業を行うことができるため、浴室内に余分なスペースを確保する必要がなく浴室の省スペースと使い勝手を向上することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明のシャワー装置の制御方法は、同一場所でシャワー浴と一般の入浴の洗浄作業を行うことができるため、浴室内に余分なスペースを確保する必要がなく浴室の省スペースと使い勝手を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
第1の発明は、使用者の後方より噴霧するノズルを有するノズルユニットと、使用者の身体を包み込むように噴霧する複数のノズルを配設したノズルアームと、ハンドシャワーと、洗い場吐水口と、着座手段と、ノズルとハンドシャワーと洗い場吐水口に供給する湯水を制御する温度制御手段とを備え、前記ノズルユニットには衝撃的な水流を噴出するマッサージノズルと使用者の腰部に向かって微細水流を噴出するシャワーノズルを左右に設置し、前記ノズルアームには使用者の身体を包み込むように微細水流を噴出するシャワーノズルと使用者の身体を包み込むようにミスト状の水流を噴出するミストノズルを左右に設置し、マッサージノズルとシャワーノズルとミストノズルとハンドシャワーと洗い場吐水口の吐水水路を切換える切換制御手段を有し、前記切換制御手段にて1個もしくは複数の吐水水路を選択し吐水を行なう構成とすることにより、着座手段に着座し温度制御手段で湯温を調整し、切換え制御手段で吐水水路を自由に選択することにより、マッサージノズルから衝撃的な水流を噴出したり、シャワーノズルから使用者の身体を包み込むように微細水流を噴出したり、ミストノズルから使用者の身体を包み込むようにミスト状の水流を噴出したりするシャワー浴を容易に行なうことが可能となる。またシャワーを使用しないときは、着座手段に洗面器を載置して洗い場吐水口から湯水を吐水することにより、洗顔や身体の洗浄作業を行うことやハンドシャワーを使用できることとなり一般の入浴としても吐水水路を切換えることができることとなり、同一場所でシャワー浴と一般の入浴の洗浄作業を行うことができるため、浴室内に余分なスペースを確保する必要がなく浴室の省スペースと使い勝手を向上することができる。
【0010】
第2の発明は、特に、第1の発明における切換制御手段の上流側に排水部を設けることにより、温度制御手段で設定した温度になるまでは排水部で排水し、切換制御手段には適温のみを供給することとなり、使い始めの配管内に滞留した冷水を排水したり吐水水路を切換える際の比較的高い湯を排水することが可能となり、不快感を無くし安全性を高めることができる。
【0011】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の切換制御手段をマッサージノズルとシャワーノズルとミストノズルとハンドシャワーと洗い場吐水口の各水路入口に設けた電磁弁とすることにより、電磁弁の電源電圧をON/OFFすることで吐水水路を選択することとなり、1個もしくは複数の吐水水路を容易にしかもスピーディーに選択することが可能となる。
【0012】
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明のマッサージノズルは左右交互に吐水する構成とすることにより、左右のマッサージノズルから交互に吐水することとなり、温度制御手段から供給された湯の100%の量を1つのノズルから吐水することが可能となり、更に強い衝撃的な水流を噴出し快適にマッサージ入浴を行なうことができる。
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0014】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるシャワー装置を浴室に設置した状態の斜視図を示すものであり、図2はシャワー装置を着座姿勢でシャワー浴を行う状態の斜視図を示すものであり、図3はシャワー装置を通常の入浴作業を行う状態の斜視図を示すものであり、図4はシャワー浴と通常の入浴作業の切り換え途中の状態の斜視図を示すものであり、図5は配管構成を示すブロック図である。
【0015】
図1に示すように、本発明のシャワー装置は浴室10の洗い場11に対応する壁面12に設置してある。
【0016】
図2に示すように浴室10の壁面12固定した本発明のシャワー装置は、両側部には樹脂材料を略直方形状に成型したノズルユニット13が配置してあり、左右のノズルユニット13の前面上部には、使用者の主に肩に向かって衝撃的な水流を噴出するマッサージノズル14がそれぞれ設置してあり、前面下部には使用者の主に腰部に向かって微細水流を噴出するシャワーノズル15がそれぞれ設置してある。
【0017】
左右のノズルユニット13の外側部には、上端部を支点として略上下方向に回動自在で、かつ任意の角度で保持が可能なように略直方体形状のノズルアーム16がそれぞれ設置してある。左右のノズルアーム16は連結バー(図示せず)で連結することにより、一方のノズルアーム16を回動すれば他方も同様に回動する構成となっている。また図4に示すようにノズルアーム16をノズルユニット14の側方に収納した状態では、ノズルアーム16とノズルユニット14の前面はほぼ同一面となっており、上下端もほぼ同一の位置をなっている。
【0018】
ノズルアーム16の裏面には微細水流を使用者の身体を包み込むように噴出する複数のシャワーノズル15と、ミスト状の水流を使用者の身体全体を包み込むように噴出するミストノズル17がノズルアーム16のほぼ全長にわたり所定の間隔で交互に配設してある。
【0019】
マッサージノズル14とシャワーノズル15とミストノズル17は種類毎にノズルユニット13とノズルアーム16の内部に配設した配管(図示せず)により互いに連通する構成となっている。また、マッサージノズル14とシャワーノズル15とミストノズル17は個々に水流の噴出方向を変更できる調整機能を備えている。
【0020】
図4に示すように左右のノズルユニット13の間に位置する開放面18の上部には鏡19が設置してあり、鏡19の下端部には下方に向かって開放した洗い場吐水口20が設置してある。
【0021】
開放面18の前面には左右のノズルユニット13の上下端部に枢支し、左右に開閉自在な背もたれカバー21が設置してある。背もたれカバー21は図2に示すように、シャワー浴を行うときは開放面18を閉じることにより、鏡19のほぼ全面と洗い場吐水口20を隠蔽することができ、この状態ではノズルユニット13の前面と背もたれカバー21の前面がほぼ同一面となるように構成してある。
【0022】
また、図3に示すように通常の入浴作業の状態においては、背もたれカバー21を外方に開放することにより、ノズルユニット13とノズルアーム16の前面を隠蔽し、鏡19と洗い場吐水口20が露出する。背もたれカバー21の幅寸法はノズルユニット13とノズルアーム16の全幅に略等しい寸法となっており、ノズルユニット13とノズルアーム16の前面のほぼ全体を隠蔽できる構成となっている。
【0023】
開放面18の下方にはノズルユニット13の下端とほぼ等しい高さの着座手段22が設置してある。着座手段22の上面22aはほぼフラットな形状をなし、シャワー浴で使用する場合は使用者が着座し、通常の入浴作業の時は図3に示すように洗面器23等の入浴用品を載置するカウンター機能として使用できる。
【0024】
シャワー装置の側方の壁面13にはハンドシャワー24が着脱自在に掛止してあり、シャワーホース24aは着座手段22に設けた所定のシャワー接続口25に接続してある。
【0025】
また、ハンドシャワー24の側方の壁面13にはリモコン32が着脱自在に掛止してあり、リモコンコード32aは着座手段22の側面部から出ている。31は排水部である。
【0026】
図5に示すように給湯及び給水を温度制御手段27にて混合し、温度制御手段27を調整することで湯温を決定させる。温度制御手段27の下流には配管内部に流れる温度を検知する温度検知部29を介して排水部31と流量制御手段26に分岐する。排水部31の水の出し止めは排水用電磁弁30をON/OFFすることで行なう。流量制御手段26の下流には5種類のノズルまたシャワー毎に電磁弁28を設け各ノズルまたはシャワーに接続してある。流量制御手段26を調整すると5種類のノズルまたはシャワーの湯の流量を調整することができる。
【0027】
以上のように構成されたシャワー装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0028】
まず、図2に示すようにノズルアーム16を回動して使用者の体格にあわせた位置に保持し、使用者が着座手段22に着座する。このとき鏡19の前面は背もたれカバー21で隠蔽しているため、使用者の背中が直接鏡19に接触することがなく快適に着座することができる、着座した状態でリモコン32にて「座シャワー」を選択すると、図5に示すように、まず温度制御手段27から適温が供給されるまで排水用電磁弁30をONし、排水部31より冷水を排水する。適温であるかどうかを温度検知部29にて確認し、適温になったことが確定すれば、シャワーノズル用電磁弁28aをONし、流量制御手段26を開放し、排水用電磁弁30をOFFすることによりノズルユニット13とノズルアーム16のシャワーノズル15から微細な水流が噴出する。ノズルユニット13から噴出した微細水流は使用者の腰部を中心に背面に向かって噴出し、ノズルアーム16から噴出した微細水流は使用者の肩から脚まで身体全体を包み込むように噴出する。
【0029】
上記のように適温のみを噴出させ、使用者の全身を包み込むように微細水流を浴びることにより、使用者はバスタブ入浴と同様の温熱効果を得ることができ、しかも、バスタブ入浴時に加わる静水圧負荷を受けないため、使用者への肉体的な負荷が軽減される。
【0030】
同様にリモコン32にて「ミスト」を選択すると図5に示すように、まず温度制御手段27から適温が供給されるまで排水用電磁弁30をONし、排水部31より冷水を排水する。適温であるかどうかを温度検知部29にて確認し、適温になったことが確定すれば、ミスト用電磁弁28bをONし、流量制御手段26を開放し、排水用電磁弁30をOFFすることにより、ノズルアーム16のミストノズル17からより微細なミスト状の水流が使用者の全身を包み込むように噴出する。水流をより微細なミスト状にすることにより、体感温度は低くなるため上記の「座シャワー」の位置での使用の場合より温度制御手段27の設定温度を高くすることができ、より高温でのシャワー浴が可能となり、発汗作用を促進することができる。
【0031】
同様にリモコン32にて「マッサージ」を選択すると、図5に示すように、まず温度制御手段27から適温が供給されるまで排水用電磁弁30をONし、排水部31より冷水を排水する。適温であるかどうかを温度検知部29にて確認し、適温になったことが確定すれば、マッサージノズル用電磁弁28cをONし、流量制御手段26を開放し、排水用電磁弁30をOFFすることにより、ノズルユニット13のマッサージノズル14から強弱のある衝撃的な水流が使用者の主に肩に向かって噴出し、入浴者はマッサージ効果を得ることができる。
【0032】
着座姿勢のまま、洗髪や洗顔を行う場合は、リモコン32にて「ハンドシャワー」を選択することにより、ハンドシャワー用電磁弁28eがONし、ハンドシャワー24より湯水が噴出するので、ハンドシャワー24を壁面12より外して洗髪や洗顔に使用することができる。
【0033】
図3に示すように、ノズルアーム16を収納し背もたれカバー21を開放した状態では、着座手段22は洗面器23や入浴用品を載置するカウンターとして使用することができる。この状態では、リモコン32にて「ハンドシャワー」を選択することにより、ハンドシャワー用電磁弁28eがONし、ハンドシャワー24を使用することができる。また、リモコン32にて「洗い場吐水」を選択することにより、洗い場吐水用電磁弁28dがONし、洗い場吐水口20から湯水を吐水することができるので、洗面器23に湯水を貯めて行う洗顔やタオルの洗浄など通常の入浴作業を効率的に行うことができる。
【0034】
また、ミスト等で設定温度を高くした状態でハンドシャワー等に切換えた場合、いきなり高い温度がハンドシャワーから吐水しないように、排水部で適温になるまで湯の温度を下げ、適温確定後、切換え動作を行なう。
【0035】
以上のように、本実施の形態においてはノズルアームを上方に回動し所定位置に保持し、着座手段に着座しリモコンを操作することにより、各ノズルまたはシャワーの上流に設置した電磁弁をON/OFFすることでノズルユニットのノズルとノズルアームのノズルとハンドシャワーから噴出する湯水により、4種類のシャワー浴を行うことができる。また、ノズルアームを収納した状態では、ハンドシャワーを使用した洗浄作業と、着座手段に洗面器を載置し洗い場吐水口から湯水を吐水することにより洗顔や身体の洗浄等の通常の入浴作業を行うことができる。
【0036】
このように同一場所でシャワー浴と通常の入浴作業を行うことができるので、浴室内に余分なスペースを確保する必要がなく浴室の省スペースと使い勝手を向上することができる。
【0037】
また、電磁弁のON/OFFにてシャワーの切換えもスムーズに行なうことができ、使い勝手が向上できる。
【0038】
なお、本実施の形態においては背もたれカバーをノズルユニットの上下端部に枢支し回動による開閉機構としたが、この開閉機構に限るものではなく、左右に摺動する開閉機構にすることにより、開閉作業の途中で背もたれカバーが前方に突出することがなくなり、不用意に入浴者に当たって怪我をする危険が回避され安全性を向上することができる。
【0039】
(実施の形態2)
図5は本発明の第2の実施の形態におけるシャワー装置の配管ブロック図を示すものである。
【0040】
本実施の形態が第1の実施の形態と異なるところは、図に示すように左右のマッサージノズル14の1個ごとにマッサージ用電磁弁28cを設置してあり、マッサージを吐水するときは左右交互に電磁弁をON/OFFさせることでマッサージノズル14から吐水する構成である。
【0041】
なお、実施の形態1と同一符号のものは同一構造を有し説明は省略する。
【0042】
上記構成とすることにより、温度制御手段から供給された湯の100%の量を1つのノズルから吐水することが可能となり、更に強い衝撃的な水流を噴出し快適にマッサージ入浴を行なうことができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
以上のように、本発明にかかるシャワー装置は、同一場所でシャワー浴と一般の入浴の洗浄作業を行うことができるため、浴室内に余分なスペースを確保する必要がなく浴室の省スペースと使い勝手を向上するが可能となるので、介護装置などの用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施の形態1におけるシャワー装置の浴室設置状態の斜視図
【図2】本発明の実施の形態1におけるシャワー装置の着座使用状態の斜視図
【図3】本発明の実施の形態1におけるシャワー装置の通常使用状態の斜視図
【図4】本発明の実施の形態1におけるシャワー装置の切換状態を示す斜視図
【図5】本発明の実施の形態1におけるシャワー装置の配管構成ブロック図
【図6】本発明の実施の形態2におけるシャワー装置の配管構成ブロック図
【図7】従来のシャワー装置の正面図
【符号の説明】
【0045】
13 ノズルユニット
14 マッサージノズル(ノズル)
15 シャワーノズル(ノズル)
16 ノズルアーム
17 ミストノズル(ノズル)
20 洗い場吐水口
22 着座手段
24 ハンドシャワー
27 温度制御手段
28 電磁弁(切換制御手段)
31 排水部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の後方より噴霧するノズルを有するノズルユニットと、使用者の身体を包み込むように噴霧する複数のノズルを配設したノズルアームと、ハンドシャワーと、洗い場吐水口と、着座手段と、ノズルとハンドシャワーと洗い場吐水口に供給する湯水を制御する温度制御手段とを備え、前記ノズルユニットには衝撃的な水流を噴出するマッサージノズルと使用者の腰部に向かって微細水流を噴出するシャワーノズルを左右に設置し、前記ノズルアームには使用者の身体を包み込むように微細水流を噴出するシャワーノズルと使用者の身体を包み込むようにミスト状の水流を噴出するミストノズルを左右に設置し、マッサージノズルとシャワーノズルとミストノズルとハンドシャワーと洗い場吐水口の吐水水路を切換える切換制御手段を有し、前記切換制御手段にて1個もしくは複数の吐水水路を選択し吐水を行なうことを特徴とするシャワー装置の制御方法。
【請求項2】
前記切換制御手段の上流側に排水部を設け、温度制御手段で設定した温度になるまでは排水部で排水し、切換制御手段には適温のみを供給する請求項1に記載のシャワー装置の制御方法。
【請求項3】
前記切換制御手段を前記マッサージノズルとシャワーノズルとミストノズルとハンドシャワーと洗い場吐水口の各水路入口に設けた電磁弁とする請求項1または2に記載のシャワー装置の制御方法。
【請求項4】
前記マッサージノズルは左右交互に吐水する構成の請求項1〜3のいずれか1項に記載のシャワー装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−263149(P2006−263149A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−85480(P2005−85480)
【出願日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】